JP4126664B2 - アンテナ装置及びこれを用いた通信機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話や無線LAN(Local Area Network)などに用いられ、特にデュアルバンド、トリプルバンド等のマルチバンドに対応できる帯域幅の広いアンテナ装置に関する。
携帯電話やパソコンなどの通信機器、電子機器に対する小型化の要請から、使用されるアンテナ装置も小型化する必要がある。そこで、誘電体や磁性体などの基体の表面或いは内部に、給電用電極、放射電極を設けたチップアンテナが使われるようになってきた。
一方、携帯電話のシステムには、例えば主に欧州で盛んなEGSM(Extended Global System for Mobile Communications)方式およびDCS(Digital Cellular System)方式、米国で盛んなPCS(Personal Communication Service)方式、日本で採用されているPDC(Personal Digital Cellular )方式などの時分割マルチプルアクセス(TDMA)を用いた様々なシステムがある。昨今の携帯電話の急激な普及に伴い、特に先進国の主要な大都市部においては各システムに割り当てられた周波数帯域ではシステム利用者を賄いきれず、接続が困難であったり、通話途中で接続が切断するなどの問題が生じている。そこで、利用者が複数のシステムを利用できるようにして、実質的に利用可能な周波数の増加を図り、さらにサービス区域の拡充や各システムの通信インフラを有効活用することが提唱されている。その為、1個のアンテナで2つ以上の周波数帯を共用するマルチバンド(multi-band)のニーズが増大している。例えば、携帯電話の多機能化のニーズに伴い、通話向けシステムであるセルラ(Cellular:国によって異なるが例えば送信周波数:824〜849 MHz、受信周波数:869〜894 MHz)と、位置検出の機能を果すGPS(Global Positioning System:中心周波数1575MHz帯)のデュアルバンド(dual-band)、また、あるいはEGSM(送信周波数:880〜915MHz、受信周波数:925〜960MHz)と、DCS(送信周波数:1710〜1785MHz、受信周波数:1805〜1880MHz)及びPCS(送信周波数:1850〜1910MHz、受信周波数:1930〜1990MHz)の各システムを取り扱うトリプルバンドに対応できるようなマルチバンド対応の小型アンテナ装置の実現が望まれている。
従来、図16に示すような、2つの放射電極を備えて2つの共振周波数に対応するチップアンテナを並設したデュアルバンドのアンテナ装置が提案された(例えば、特許文献1参照)。図16において、アンテナ装置90は、基板91と、基板91の一方主面92aに搭載された2つのチップアンテナ93a、93bで構成される。基板91の一方主面92aには給電線94と接地電極95が形成されている。接地電極95と2つのチップアンテナ93a、93bとは近接して配置される。給電線94の一端は2つに分けられ、それぞれ2つのチップアンテナ93a、93bの給電用電極96a、96bに接続され、他端は高周波信号源(図示せず)に接続されている。チップアンテナ93a、93bの基体上に形成された放射電極の他端は開放端となり、各々、第1放射電極97a、第2放射電極97bを構成してアンテナ装置となしている。
しかし、特許文献1のアンテナ装置では、長方体状のチップアンテナを2個用いている。小型化するために、チップアンテナ93bを基板91の他方主面92bに搭載することも提案されているが、その場合、実装基板の厚みも加わって薄型化のニーズには合わない。また、このとき接地電極95とチップアンテナ93aとの対向する面積の増加によりこれらの静電容量が大きくなることから帯域幅は減少方向となる。以上のことより、特許文献1では小型化・省スペース化と広帯域化の両立ができていなかった。
他方、特許文献2では、基体に形成された放射電極と、放射電極の一端が接続される給電用電極と、放射電極の他端が接続される端子電極とを備えたチップアンテナと、このチップアンテナを搭載し、その表面上に形成された線状の放射導体を備えた実装基板とからなるアンテナ装置が開示されている。このアンテナ装置によればチップアンテナの放射電極と実装基板の放射導体とを接続するため、導体の実効長を長くすることができ、その結果アンテナ装置の放射電界が強くなり高利得及び広帯域幅が実現できるとある。
さらに、特許文献3に開示されたアンテナ装置では、実装基板上に搭載したチップアンテナとこれに隣接する高周波回路との間のグランド部に切り欠き状のスリットを設けることが提案されている。このアンテナ装置の場合、切り欠きスリットによりチップアンテナから高周波回路側に流れる高周波電流の流れを抑制し、その結果放射特性を改善することができるとある。
特開平11-4117号公報 特開平11-330830号公報 特開2001-274719号公報
従来のアンテナ装置においては、小型化・省スペース化と広帯域化の両立ができないという問題があった。その点で特許文献2では広帯域化の提案がなされ、特許文献3では高利得化の提案がなされている。しかしながら、さらなる広帯域化やマルチバンド化に対応できるものが求められている。
しかし、従来アンテナ基体に複数の放射電極を形成してマルチバンド化しようとする場合、各放射電極間に生じる静電容量のため、アイソレーションを保つことが困難になると言う問題がある。具体的には、放射電極間の静電容量が増加するほど、互いの高周波電流が反対方向に流れる結果、電磁波の放射を互いに弱め合うことになり、結果、利得(感度)が低下するという問題があった。
また、最近では健康面から、携帯電話等から入放射される電磁波が人体(頭部)に与える影響の軽減が重要視されてきており、電磁波吸収率(SAR:Specific Absorption Rate)を低減するアンテナ装置が望まれている。
そこで、本発明は、複数の周波数帯域においてもアイソレーション確保によって利得の低下を防ぐと共に、各周波数帯において帯域幅が広く且つ平均利得も高いマルチバンド対応のアンテナ装置及びこれを用いた通信機器の提供を目的とする。
本発明は、基体と、該基体に形成された第1の放射電極と、該第1の放射電極の他端に接続又は非接続された給電用電極と、前記第1の放射電極の一端が接続又は非接続にされた端子電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有する実装基板と、該実装基板とは別体の副基板とを有し、当該副基板に前記チップアンテナを搭載し、前記副基板には、前記チップアンテナの端子電極に接続又は非接続にされた少なくとも1つの第2の放射電極を形成し、前記第2の放射電極は、前記第1の放射電極と上から透過的に見て重ならず、かつ前記実装基板のグランド部からより遠くなる位置に、前記端子電極から折り返して前記第1の放射電極と略並行に設けられており、さらに当該副基板を前記実装基板から離間して配置することにより、前記チップアンテナ及び第2の放射電極と前記実装基板のグランド部との間に空間部分を設けてなるアンテナ装置である。
このように実装基板のグランド部と離間し、その間に空間部分を介在させるようにして、第1の放射電極と、第2の放射電極を立体的に設けたことにより、実装基板のグランド部と前記第1、第2の放射電極間の容量結合量を小さくすることができ、Q値が小さくなると共にアイソレーションが保たれ共振電流の損失が小さくなる。その結果、帯域幅が広く利得の高いアンテナ装置を得ることができる。また、第1、第2の放射電極を実装基板から離して配置することができることにより、液晶ディスプレイや頭部からの距離が遠くなるように配置することが容易となりノイズ低減や人体頭部に与える電界の集中を緩和させることができる。
本発明において、副基板に形成する第2の放射電極は、他端が開放端となる導体パターンを印刷等で形成することが好ましい。この副基板を積層基板としたときは、内部に第2の放射電極を形成することができる。この第2の放射電極を副基板の内部又は裏面に設けたときは、副基板の表面に搭載したチップアンテナの端子電極と内部又は裏面に形成した第2の放射電極との接続をスルーホールを用いて行うことが小型化かつ特性を安定させる上で望ましい。
また、本発明のアンテナ装置では、第1の放射電極と第2の放射電極を設けることにより広帯域化を実現しデュアル、トリプル等のマルチバンドに対応可能となる。そして、前記副基板に搭載したチップアンテナと、副基板の内部又は裏面に形成した第2の放射電極とが、上から透過的に見て重ならず、かつ前記実装基板のグランド部からより遠くなる位置に、前記端子電極から折り返して前記第1の放射電極と略並行に配置すると、さらに帯域幅が広がる方向に作用する。一方、逆に重なるように配置した場合は、中心周波数が下がる方向に作用する。よって、このような周波数変動作用を利用して周波数調整を行うこともできる。このことは、副基板の表面に第2の放射電極を形成した場合、その第2の放射電極と第1の放射電極との距離を近づけたり、遠ざけたりすることでも同様の調整を行うことができる。
また、副基板に第2のチップアンテナを搭載して、マルチバンドへの対応を行い易くすることもできる。
また、前記副基板と実装基板との間の電気的接続は、導電性の板バネ介して行うことが望ましい。
また、本発明は、上記した何れかのアンテナ装置を携帯電話等に用いることによりマ
ルチバンド対応の通信機器を提供することができる。また、このとき、副基板と実装基板との間にバッテリーを配置し、この副基板と実装基板の距離を離すとともに、その間の空間の有効利用を行うこともできる。
本発明に係るアンテナ装置によれば、帯域幅が広く利得の高いアンテナ装置となる。また、本発明に係るアンテナ装置は、他の高周波部品からのノイズを低減し、人体頭部に放射される電磁波の吸収が軽減されSAR値を小さくできる。
よって、帯域幅が広く且つ平均利得も高いマルチバンド対応のアンテナ装置及びこれを用いた通信機器の提供できる。
本発明に係るアンテナ装置のアンテナ特性について説明する。まず、広帯域化を図るためには、放射電極と実装基板のグランド部との距離を離すことが重要である。本発明では、副基板を設け、これに第1の放射電極と、上から透過的に見て重ならず、かつ実装基板のグランド部からより遠くなる位置に、端子電極から折り返して第1の放射電極と略並行に延びる第2の放射電極を形成した。また放射電極の距離を離すだけではなく空間部分を設けることにより広帯域化と高利得化を実現した。即ち、放射電極と電極間の容量成分で構成されるLC共振回路のうち第1、第2の放射電極と実装基板のグランド電極との間で形成される静電容量に関して、両者間に誘電率及び透磁率が1の空間を設けることにより結合量を減少させてQ値を小さくした。第2の放射電極は、副基板の内部又は裏面に設けることにより、その副基板の厚みを介して放射電極として機能するので、その副基板の厚みを利用して、第1の放射電極との幾何学的平均距離が大きくなり、両者間の静電容量が減少する。その分両者間の結合が弱まりアイソレーションを確保でき、同時に帯域幅も広がる。例えば、チップアンテナの厚みは3mm程度であるが、チップアンテナを実装する副基板(比誘電率εr=5の銅張積層基板)を0.6mm厚さのアンテナ装置とし、第2の放射電極を、副基板の裏面に形成すれば、形成される静電容量における電極間の間隔が3mmから3.6mmになる。その結果、第2の放射電極と第1の放射電極との間の結合は弱まり実装面側に設けた場合よりもさらに広帯域化が達成される。
また、副基板にはグランド部を設けないことが好ましいが、副基板にグランド部を設ける場合には、チップアンテナ並びに第2の放射電極に近接しないように、グランド電極を設けることが良い。少なくとも0.5mm以上離して形成することが好ましい。
次に、本発明に係るアンテナ装置は、2つ以上の共振モードでお互いに離れた複数の帯域をカバーするマルチバンド化にも適している。例えば、チップアンテナに形成した第1の放射電極の形状、長さ等を調節して第1の周波数帯域において共振するようになし、第2の放射電極は、第1の放射電極と上から透過的に見て重ならず、かつ実装基板のグランド部からより遠くなる位置に、端子電極から折り返して第1の放射電極と略並行に配置した。これにより、第1、第2の放射電極と実装基板のグランド電極との間で形成される静電容量を変えて、さらに各々の周波数帯での電極長を調節して第2、第3の周波数帯域において共振するようになし、よってデュアルバンド以上のマルチバンド対応とすることができる。しかし、それでも第1の放射電極と第2の放射電極の配置によっては複数の周波数帯域間でのアイソレーションがとれず、このため第1の放射電極と第2の放射電極の静電結合が増大し、アンテナからの電磁波の放射が妨げられる結果、利得が低下することがある。そこで、この点については第2の放射電極を基板(ここでは副基板)の厚みを介してその内部又は裏面に設けることが有効であり、これによってアイソレーションを確保できる。
また、本発明のアンテナ装置は、実装基板とは別体の副基板に主要な構成を設けたものである。従って、実装基板と副基板とは別工程で製造できるし、その後任意の場所や工程でアセンブリすれば足りる。アンテナメーカとしては副基板にチップアンテナを搭載し、第2の放射電極と接続した組立品までを設計製造し、実装基板への装着は別途携帯電話機メーカの組立工程に乗せて行えば良い。よって、両者の製造効率が向上し部品管理等の合理化も図られる。また、実装基板と副基板とは立体的に組立てられるので、両者間の空間に他の電子部品を実装することも可能であり、空間部の有効利用が図られ実装密度が向上する。また、必要とするアンテナ特性に合わせて上記副基板の交換やメンテナンスが自由に出来るので都合がよい。
以下、本発明を実施例により説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明のアンテナ装置の実装基板と副基板及びチップアンテナの形態を示す斜視図、図2は図1の側面図、図3は副基板を上から見た上面図である。この実施例では、副基板25は厚み0.6mmのPCB基板でグランド部はなく、非グランド部に相当する実装面(上面)にチップアンテナ10を搭載している。チップアンテナ10は基体11の外周面に螺旋状の放射電極12を導体パターンで印刷形成しており、その一端は側面まで延び給電電極13に繋がっている。他端は図示できていないが、図4(a)に示すように端子電極14に非接続であるが、容量結合的に繋がっている。さらに端子電極14の一部は副基板25の裏面に設けた第2の放射電極40に対しスルーホール19を介して接続されている。この第2の放射電極40は、第1の放射電極12と上から透過的に見て重ならず、実装基板20のグランド部21(21a、21b)からより遠くなるように、チップアンテナ10の後ろ側の位置に、端子電極14から折り返して第1の放射電極12と略並行に設けられている。一方、給電用電極13側は、副基板側の給電電極61aを介して実装基板20から立設する支柱兼用の給電ピン65に接続されている。この給電ピン65は給電電極61bを介して給電源62へと繋がっている。以上のように第1の放射電極と第2の放射電極を設けることにより帯域幅が広がり広帯域化に対応可能となる。
本実施例では、副基板25は給電ピン65と他のピン66を支柱として固定した例を示しているが、台座や他の部品に嵌め込む等種々構造をとることが出来る。この副基板と実装基板との間の電気的接続を行う方法として、図8に示すような板バネ110を用いてもよい。この図8は、実装基板112の給電線113に板バネ110の一端110bを半田付けし、その板バネ110を折曲げ、先端部110aを副基板と接触して電気的接続を行うように構成したものである。この場合、副基板は別の固定手段により固定され、この板バネ110で電気的接続を行うものである。一例として、携帯電話の一方のケース側に実装基板が固定され、他方のケース側に副基板が固定され、このケース同士を固定する際に、この板バネを介して電気的接続を行うことができる。言うまでもなく、板バネにより、実装基板と副基板の間隔は多少のばらつきがあっても、板バネのバネ作用により吸収できる。
本発明の実施例の最終的な構造として、第1の放射電極と第2の放射電極は、実装基板に対して空間に浮いた状態となっており、実装基板20のグランド部21aとの間に空隙からなる空間部35を形成する。このような空間部を有することにより、グランド部との結合量が減少するのでQ値は小さくなり、結果、より広帯域化が図られる。
さらに、第2の放射電極40を、副基板25の裏面に設けているので、チップアンテナ10と第2の放射電極40との間の静電容量を、副基板25の厚み分だけ減少でき、アイソレーションが確保できると共に帯域幅やアンテナ利得をより向上できる。更に第2の放射電極40とチップアンテナ10の配置関係は、上から見て本実施例のように重ならず、かつ実装基板20のグランド部からより遠くなる位置に、端子電極14から折り返して第1の放射電極12と略並行に配置すると、容量結合分の上昇がなく広帯域と高利得を向上できる。逆に、上から見て第2の放射電極40をチップアンテナ10と重なるように配置すると、容量結合が増える分、周波数帯域は下がることになる。よって、このような重なり具合を増減することによって得ようとする中心周波数を調節することも可能である。また、第2の放射電極は複数本設けることも可能であるが、例えば副基板を多層構造にして、その層間に適宜設けて実施することなども出来る。
チップアンテナ10の他の例を図4に示す。シングルバンド或いは一つの共振で比較的近い複数の帯域をカバーするデュアルバンド対応の場合には、広帯域型のチップアンテナが好ましい。図4(a)はヘリカルタイプのモノポールアンテナを示しており、基体11と、基体11に形成され一端が開放(開放端15)となった放射電極12と、放射電極12の他端が接続された給電用電極13とを有している。また、放射電極12の開放端に対向して端子電極14がある。端子電極14は基本的に基体側面に設けられるが、チップアンテナ10に形成された第1の放射電極12を第2の放射電極40と接続するのに使用される。第1の放射電極12の開放端15と端子電極14とは半田付けなどで接続しても良いし、また容量結合的に非接続としても良い。同様に端子電極14と第2の放射電極40との間もスルーホールで接続しても良いし非接続でも可能である。非接続とすることにより容量を増やし放射電極長さを短く出来る。また、給電用電極と放射電極とを非接続であるが容量結合的に繋がっている構成としてもよい。
ヘリカルタイプのモノポールアンテナの代わりに例えば図4(b)のようなL字状、あるいはコ字状、クランク状や図4(c)のようなミアンダ状が用いられる。さらに(b)と(c)を組み合わせた形状も可能である。また台形状、階段状、曲線状等の構造を用いることもできる。ヘリカルやミアンダ構造にした場合、放射電極の長さを大きくすることができ、共振周波数の低い周波数まで対応できる。さらに副基板側に延長して第2の放射電極と組み合わせることによりさらに低い周波数まで対応できる。線状の電極の幅、長さを調整することにより共振周波数を容易に調整できる。本発明では、第2の放射電極は、線状の導体パターンを印刷形成することが望ましいが、これに限るものではなく、線の幅や長さには規制はなく、四角形、台形、三角形または曲面を有する種々の形状になることを妨げないものである。これらの形態は個々のアンテナ装置の状況や求める特性によって変化する。さらに導体パターンは、板金やフレキシブル基板などで放射電極となすことも出来る。板金を用いる場合には銅張り基板のエッチング工程が省略でき、フレキシブル基板を用いる場合には実装設計の自由度が向上する。
尚、本発明においては、第1の放射電極、給電用電極、端子電極とそれぞれ機能的な名称で表しているが、実際には電極はパターン印刷により一体形成することが多いので、これらの電極は機能的にも区別されるものではない。
この実装基板と副基板、チップアンテナの別の配置構造を図9に示す。この図9は、携帯電話の断面構造の模式図である。実装基板121に給電ピン123を介して副基板122が接続され、その副基板122にチップアンテナ120が搭載されている。ここで、124はバッテリー、125はヒンジ(回転機構)、126は液晶表示素子、127はスピーカーである。また、この副基板のチップアンテナ実装面の平面図を図10(a)に、その裏面の平面図を図10(b)に示す。この副基板122のチップアンテナ120が実装される面には、給電ピン123が接続される給電端子128が形成され、その給電端子128からチップアンテナ120を接続する導体129が形成され、チップアンテナ120の端子電極は、副基板122のスルーホール130を介して、裏面の第2の放射電極131に接続される。この実施例の構造によると、第2の放射電極、特にその先端が実装基板のグランド部や液晶表示素子と十分に離れて配置することができるので、良好なアンテナ特性を得ることができる。
また、このチップアンテナ120の斜視図を図11に示す。このチップアンテナ120は、基体132に第1の放射電極133が形成されており、その一端に給電用電極134が形成され、基体の他方端部に端子電極135が形成されている。この給電用電極134、端子電極135は、相対する電極136,137をそれぞれ用いることもできる。
この実装基板と副基板、チップアンテナの更に別の配置構造を図12に示す。この図12(a)は携帯電話の断面構造の模式図であり、(b)は平面模式図である。この実施例では、実装基板143は比較的小さく構成されており、そこから離れて副基板146が配置されている。この実装基板143と副基板146とは、給電ケーブル144で接続されている。そして、この実装基板143と副基板146との間にバッテリー145が配置されている。ここで、142はヒンジ(回転機構)、141は液晶表示素子、140はスピーカーである。この副基板146のチップアンテナ実装面の平面図を図13(a)に、その裏面の平面図を図13(b)に示す。この副基板146のチップアンテナ147が実装される面には、給電ケーブル144が接続される給電端子149が形成され、その給電端子149からチップアンテナ147を接続する導体148が形成されている。この例では、給電端子149とチップアンテナ147の間に整合回路151を設けている。また、チップアンテナ147の端子電極は、副基板146のスルーホール152を介して、裏面の第2の放射電極153に接続される。また、この副基板146には第2のチップアンテナ154が搭載されており、その第2のチップアンテナ154用に、給電端子150、整合回路151、導体148が形成されている。これらの整合回路は、適宜設ければよく、削除することも可能である。このように、第2のチップアンテナを設けることにより、種々の通信方式に対応したアンテナ装置を構成することができる。
この実施例の構造によると、第1の放射電極を有するチップアンテナ、第2の放射電極、又は第2のチップアンテナを、実装基板のグランド部や液晶表示素子と十分に離れて配置することができるので、良好なアンテナ特性を得ることができる。
本発明に係る別の実施例の副基板にチップアンテナを実装した平面図を図14に示す。このチップアンテナ161は比誘電率ε=8のセラミックスを基体(外形寸法30×3×3mm)としており、この基体側面にAg電極162、163を配置し、基体表面の一端で互いの電極162,163を電極164で接続することによって折り返し電極(放射電極)を形成した。さらに、副基板167裏面に第1の放射電極162、163と上から透過的に見て重ならず、かつ実装基板のグランド部からより遠くなる位置に、端子電極から折り返して前記第1の放射電極162、163と略並行に形成した第2の放射電極165をスルーホール166介して接続した。基板側の給電端子からは、チップアンテナ側面に設けた電極168を接続することにより給電を行う。なお、給電側でのインピーダンス整合(一般に特性インピーダンス50Ω)を図るため、基板上の給電端子の他に接地端子とチップアンテナの電極の一端169を接続する構造も有効である。アンテナの放射電極は折り返し構造となっており、各電極はインダクタンス成分があるほか、各々の電極の先端部と基板の接地導体間、あるいは互いの電極間にはそれぞれ静電容量(C1、C2、C3)がある。この図14では、説明の便宜上副基板に接地電極が形成されているように記載しているが、これらの接地電極は通常実装基板側に設けられるものである。もちろん、副基板に設けても良いが、望ましくは実装基板に設けるものである。
本来、これらのアンテナ回路は周波数に依存した分布定数となるが、特定の周波数では図15に示すような、集中定数回路として等価回路で置き換えられる。この場合、アンテナの等価回路は3つの共振回路を含む系となる。すなわち、チップアンテナとして小形にも関わらず、3つの周波数に対応したトリプルバンド(GSM/DCS/PCS)用アンテナとして機能することが出来た。ここで、図14に示したように副基板とチップアンテナ側を含む全電極のインダクタンスと、副基板に設けた放射電極165の先端の静電容量C2との共振周波数がGSM帯に相当する。DCS帯では、チップアンテナ側のみの電極のインダクタンスと、静電容量C1の共振周波数に相当し、PCS帯ではチップアンテナ給電側の電極162のインダクタンスと、静電容量C3との共振周波数に相当する。これらの各々の電極長を調整することによって、マルチバンド用アンテナでの最適化が図ることが出来た。この実施例では、上記したトリプルバンド用アンテナとして、十分なアンテナ特性を得ることができた。
本発明において、チップアンテナの基体に用いる材質としては、誘電体、磁性体、またはそれらの混合物などが使える。
チップアンテナの基体に用いる材質として誘電体を用いる場合には、波長短縮効果によりチップアンテナを小型化できる。比誘電率εr=8のアルミナ系誘電体を用いることができるが、それに限定されるものではない。主成分がAl、Si、Sr、Tiの酸化物で構成され、Al、Si、Sr、TiをそれぞれAl2O3、SiO2、SrO、TiO2に換算し、合計100質量%としたとき、Al2O3換算で10〜60質量%、SiO2換算で25〜60質量%、SrO換算で7.5〜50質量%、TiO2換算で、20質量%以下のAl、Si、Sr、Tiを含有し、前記合計100質量%に対し副成分として、Bi2O3換算で0.1〜10質量%のBiを含有し、さらにNa2O換算で0.1〜5質量%のNa、K2O換算で0.1〜5質量%のK、CoO換算で0.1〜5質量%のCoのうち少なくとも1種以上を含有しているものなどが使える。
また、チップアンテナの材質として磁性体を用いる場合には、インダクタンスを大きくできるため、更に小型化できるとともに、さらにアンテナのQ値は低下し広帯域化できる。
チップアンテナの材質として誘電体と磁性体の混合物を用いる場合には、波長短縮効果によるアンテナの小型化と、アンテナのQ値を低下できることによる広帯域化が可能である。尚、この実施例の基体11の寸法は、幅4mm、長さ10mm、厚さ3mmである。
次に、図1に示すアンテナ装置を通信機器端末(携帯電話)に用いたときのアンテナ特性を測定した結果を説明する。先ず、ネットワークアナライザから信号を入力して、800〜960MHzの周波数範囲について、周波数-VSWR(電圧定在波比)特性を測定した。VSWRの測定方法については、アンテナ測定用の基板の一端に設けた給電端子と、ネットワークアナライザの入力端子とを、同軸ケーブル(特性インピーダンス50Ω)を介して接続し、前記給電端子においてネットワークアナライザ側からみた、アンテナの散乱パラメータ(Scattering Parameter)を測定することにより、この値に基づいてVSWRを算出した。尚、比較のため同じアンテナ装置を実装基板に実装した場合を比較例とし図5(a)に、副基板を用いて実装した本発明の実施例を図5(b)に示す。また、携帯端末は折畳式を用いており、端末を開いた場合(実線)と閉じた場合(点線)についてそれぞれ測定した。尚、VSWRは、アンテナと送信機(あるいは受信機)との間での反射の大きさを表す指数である。最も反射が小さい場合が1で、このとき送信機からの供給電力は全く反射せずアンテナに効率よく送り出される。逆に、最も反射が大きい場合は無限大となり、供給電力は完全に反射され無効電力となる。
図5(b)に示すように、本実施例は端末を開いた場合と閉じた場合の差が少なく、しかも広帯域化できている。即ち、端末を開いている場合、全使用周波数範囲においてVSWR=3以下であり、また広い周波数範囲にわたってVSWRが1に近い良好な特性を示している。例えば反射電力が10%程度に相当するVSWR=2で比較例よりも帯域幅が15〜20%程度広がっている。一方、端末を閉じた場合でも安定しており、VSWR=2以下の帯域が広がっており、ほぼ全帯域でVSWR=3以下の良好な特性を示している。図5(a)に示す比較例では、このような良好な特性は得られていない。
図6は、上記と同じ実施例と比較例におけるアンテナ効率を示し、周波数に対する平均利得曲線を示している。同じく比較例を図6(a)に、本発明を図6(b)に示している。
平均利得の測定に際しては、電波無響暗室内で被試験アンテナ(送信側)の給電端子に信号発生器を接続し、前記アンテナから放射された電力を受信用基準アンテナで受信することにより測定した。被試験アンテナからくる受信電力をPaとし、既知の利得Grを有する送信用基準アンテナにより測定した受信電力をPrとすると、被試験アンテナの利得Gaは、Ga=Gr×Pa/Prで表される。
図6(b)より本実施例のものは端末を閉じたときの利得、特に送信側周波数での利得が向上していることが分かる。比較例では送信帯域で利得が低下するのに比べおよそ2〜3dB利得が向上している。また、端末を開いている場合の利得も平均して十分な利得が得られており問題はない。
以上のように本発明の副基板を用いたアンテナ装置によれば、携帯端末を開いた場合でも、また閉じた場合でも特性の差が少ないものが得られる。これは、実装基板(主基板)との間に空間部を設けたことによる効果、また実装基板から離して配置したことにより携帯端末を閉じている場合と開いた場合とで、筐体や液晶ディスプレイ等との相対距離があまり変わらないことによる効果であると考えられる。
次に、図7は、アンテナ装置80を携帯電話MHに実装した一例を示している。携帯電話のキーボード側にある実装基板20の裏側に実装した構造の模式図である。このアンテナ装置は、基本的には小型にできるので、液晶ディスプレイLD側(例えば折り畳の上側)の実装基板に配置することも可能であるし、スピーカーの周辺部、あるいはマイクの周辺部に実装することも可能である。しかし、どちらにしても実装基板の裏側に空間を介して配置する方が人体頭部からの距離も遠くなるし、また、携帯電話を閉じている場合と開いた場合との両方の場合で、液晶ディスプレイ、スピーカ、マイク等の干渉部品から遠ざかって配置することが出来るのでアンテナ特性に与える影響が少なく望ましい。
また、携帯電話から放射される電磁波(高周波の電界強度)から人体頭部Hが近接した状態では一部の電磁波が人体に吸収される。この人体で吸収された電磁波の影響により、頭部方向の空間に放射される電磁波が弱められることから、この方向で利得の低下が起こるといった問題がある。さらに人体の電磁波吸収により、最近では健康への悪影響が懸念されており、比吸収率(SAR)の法的規制が行われている。人体の電磁波吸収効果による利得低下を抑止すると共にSAR値の低減を図るためには、チップアンテナで発生する電界を人体頭部から出来る限り離すことが最も効果的な手段である。このため本発明では本体実装基板に対し、人体頭部と反対面にアンテナ装置を配置し、さらに空間部を介して副基板に実装することにより、より遠くに配置することができるので好ましい。
本発明に係るアンテナ装置によると、帯域幅が広く且つ利得の高いアンテナ装置を得ることができ、シングルバンドのみならず、マルチバンド化することができる。例えば、GSM(0.9GHz)+GPS+PCS(1.8GHz)+DCS(1.9GHz)、セルラ(0.8GHz)+PCS(1.9GHz)+GPS(1.5GHz)+...の携帯電話や、広帯域CDMA(Code Division Multiple Access) (2GHz帯)、802.11a(5GHz帯)+802.11b(2.4GHz)の無線LANなどの通信機器に使用することができる。
本発明に係るアンテナ装置によると、携帯電話に限らず、携帯端末、パソコン、自動車等の内部に搭載するGPS機器や無線LAN他、あらゆる無線通信機器への利用が可能である。
本発明に係るアンテナ装置の実施例を示す斜視図である。 図1のアンテナ装置の側面図である。 図1のアンテナ装置の副基板部分を上から見た上面図である。 本発明のアンテナ装置に用いることができるチップアンテナの他の実施例である。 本発明に係るアンテナ装置の実施例及び比較例における周波数‐VSWR特性線図である。 本発明に係るアンテナ装置の実施例及び比較例における周波数‐平均利得特性線図である。 本発明に係るアンテナ装置を携帯電話に用いた一例を示す模式図である。 本発明に係る実装基板と副基板を電気的接続を行う板バネの斜視図である。 本発明に係る実装基板と副基板、チップアンテナの別の配置構造を示す模式図である。 本発明に係る実施例の副基板のチップアンテナ実装面の平面図(a)と、その裏面図である。 本発明に係る実施例のチップアンテナの斜視図である。 本発明に係る実装基板と副基板、チップアンテナの更に別の配置構造を示す模式図である。 本発明に係る実施例の副基板のチップアンテナ実装面の平面図(a)と、その裏面図である。 本発明に係る実施例の副基板のチップアンテナ実装面の平面図である。 図14の等価回路図である。 従来のアンテナ装置の一例を示す斜視図である。
符号の説明
10、120、147、154、161:チップアンテナ
11、132:基体
12、133:放射電極
13:給電用電極
14:端子電極
19、130、152、166:スルーホール
20、121、143:実装基板
21:実装基板のグランド部
25、122、146、167:副基板
35:空間部
40、131、153、165:第2の放射電極
41:開放端
61:基板の給電電極
62:高周波信号源
65、123:給電ピン
80:アンテナ装置
144:給電ケーブル
151:整合回路

Claims (6)

  1. 基体と、該基体に形成された第1の放射電極と、該第1の放射電極の他端に接続又は非接続された給電用電極と、前記第1の放射電極の一端が接続又は非接続にされた端子電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有する実装基板と、該実装基板とは別体の副基板とを有し、当該副基板に前記チップアンテナを搭載し、前記副基板には、前記チップアンテナの端子電極に接続又は非接続にされた少なくとも1つの第2の放射電極を形成し、当該第2の放射電極は、前記第1の放射電極と上から透過的に見て重ならず、かつ前記実装基板のグランド部からより遠くなる位置に、前記端子電極から折り返して前記第1の放射電極と略並行に設けられており、さらに当該副基板を前記実装基板から離間して配置することにより、前記チップアンテナ及び第2の放射電極と前記実装基板のグランド部との間に空間部分を設けてなることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第2の放射電極を前記副基板の内部または裏面に形成し、前記副基板に搭載したチップアンテナの端子電極と前記副基板に形成した第2の放射電極との接続を、前記副基板に形成したスルーホールを用いて行うことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の放射電極と第2の放射電極は、前記副基板および実装基板のグランド電極と上から透過的に見て重ならないことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記副基板に第2のチップアンテナが搭載されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記副基板と実装基板との間の電気的接続は、導電性の板バネ介して行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナ装置を搭載し、前記副基板と前記実装基板との間に、バッテリーを配置したことを特徴とする通信機器。
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