JP2016100802A - アンテナ装置およびその製造方法 - Google Patents

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研悟 西本
晋平 秋元
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晋平 秋元
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Abstract

【課題】本発明は、周囲の金属体による特性劣化の小さい、低コストかつ小型のアンテナ装置およびその製造方法の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係るアンテナ装置は、誘電体基板21と、誘電体基板21の表面上または内層に形成されたグランド導体101と、誘電体基板21の表面上または内層に形成され、グランド導体101の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体1と、を備え、誘電体基板21は、グランド導体101とアンテナ導体1とで挟まれた領域の少なくとも一部に、誘電体基板21が貫通して削除された少なくとも1つの削除部31を備える。【選択図】図1

Description

本発明はアンテナ装置およびその製造方法に関し、特に無線通信装置に搭載される小形のアンテナ装置に関する。
小型の無線通信装置に搭載される小形アンテナでは、近傍に金属体がある場合に、特性が劣化するという問題がある。アンテナの周囲構造による影響を低減する方法として、誘電体基板上に形成されたグランド導体板に垂直に逆L型のアンテナ導体を設置し、グランド導体板の近傍にL型の導体板である非励振素子を設置する方法が知られている(特許文献1参照)。
一方、小型の無線通信装置に搭載される小型のアンテナでは、低コスト化のために、無線通信機能を有する基板の表面にプリントパターンにより逆L型アンテナ等を形成する方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2013−207708号公報 特開平6−334421号公報
従来のアンテナ装置は以上のように構成されているので、特許文献1の場合、板金等で作製されたアンテナ導体が無線通信機能を有する誘電体基板とは別に必要となり、装置コストが増加するという課題があった。
特許文献2の場合、アンテナの近傍に金属体がある場合に、アンテナの放射抵抗が小さくなるため、アンテナに大きな電流が流れ放射効率が劣化するという課題があった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、周囲の金属体による特性劣化の小さい、低コストかつ小型のアンテナ装置およびその製造方法の提供を目的とする。
本発明に係るアンテナ装置は、誘電体基板と、誘電体基板の表面上または内層に形成されたグランド導体と、誘電体基板の表面上または内層に形成され、グランド導体の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体と、を備え、誘電体基板は、グランド導体とアンテナ導体とで挟まれた領域の少なくとも一部に、誘電体基板が貫通して削除された少なくとも1つの削除部を備える。
本発明に係るアンテナ装置の製造方法は、誘電体基板を準備する工程と、誘電体基板の表面上または内層にグランド導体を形成する工程と、誘電体基板の表面上または内層に、グランド導体の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体を形成する工程と、誘電体基板のグランド導体とアンテナ導体とで挟まれた領域の少なくとも一部に、誘電体基板を貫通して、少なくとも1つの削除部を形成する工程と、を備える。
本発明に係るアンテナ装置によれば、誘電体基板に削除部を設けることによって、周囲に金属体がある場合の誘電体損を低減して、放射効率を改善することが可能である。また、製造工程において削除部は容易に設けることができるため、低コストで放射効率の改善が可能である。さらに、アンテナ導体を逆L型形状とすることにより、アンテナ導体を低姿勢化することが可能であり、小型のアンテナ装置を得ることが可能である。
また、本発明に係るアンテナ装置の製造方法によれば、低コストで、放射効率の改善した小型のアンテナ装置を製造することが可能である。
実施の形態1に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の背面に金属板を配置した場合の平面図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の背面に金属板を配置した場合の側面図である。 実施の形態1の変形例に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態2に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態3に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態3の変形例に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態4に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態5に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態6に係るアンテナ装置の平面図である。 実施の形態7に係るアンテナ装置の平面図である。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本実施の形態1におけるアンテナ装置の平面図である。図1に示すように、本実施の形態1におけるアンテナ装置は、誘電体基板21と、方形のグランド導体101と、アンテナ導体1とを備える。
アンテナ導体1およびグランド導体101は、誘電体基板21の表面上に銅箔で形成されている。アンテナ導体1は逆L型アンテナの要素を含む。アンテナ導体1の逆L型アンテナの要素は、線状の第1、第2の導体1a,1bから構成される。第2の導体1bは、方形のグランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。第1の導体1aは、その一端が第2の導体1bの一端と接続され、その他端はグランド導体101の周囲に接続される。第1の導体1aと第2の導体1bとは、略垂直に接続される。また、第2の導体1aとグランド導体101の接続点を給電点11とする。
つまり、アンテナ導体1において、逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部までが第1の導体1aであり、曲がり部から先端までが第2の導体1bである。
本実施の形態1において、アンテナ導体1は線状の導体を途中で折り曲げた逆L型アンテナの要素を含む構成である。そのため、通常のモノポールアンテナと比較して低姿勢化している。
誘電体基板21において、グランド導体101とアンテナ導体1の第2の導体1bとで挟まれた領域の少なくとも一部に、削除部31が設けられる。削除部31において、誘電体基板21は貫通して削除されている。
アンテナ装置が使用する周波数帯域の中心周波数における波長をλとする。アンテナ導体1において、第1の導体1aおよび第2の導体1bの長さは、いずれも0.25λ以下である。
<製造方法>
本実施の形態1におけるアンテナ装置の製造方法について説明する。まず、誘電体基板21を用意する。誘電体基板21は、例えばガラスエポキシ基板や高誘電率のセラミック基板である。次に、誘電体基板21の表面にグランド導体101とアンテナ導体1を形成する。グランド導体101とアンテナ導体1は銅箔のプリントパターンであり、例えばエッチングにより形成される。そして、誘電体基板21のグランド導体101とアンテナ導体1とに挟まれた領域に、機械加工により貫通穴を形成して削除部31を設ける。
なお、グランド導体101およびアンテナ導体1を、誘電体基板21の内層に形成してもよい。これは、多層基板を製造する技術により実現することが可能である。
<動作>
本実施の形態1のアンテナ装置の動作について説明する。給電点11に高周波電力を供給することにより、アンテナ導体1を励振すると、第1、第2の導体1a,1bおよびグランド導体101に電流が流れ、アンテナ導体1が共振し、電磁波が放射される。
次に、誘電体基板21に削除部31を設けたことの効果について説明する。図2、図3は、本実施の形態1におけるアンテナ装置の背面に金属板201を配置した場合の平面図と側面図である。図2および図3に示すように、誘電体基板21から一定間隔を空けて、誘電体基板21と平行に金属板201を設置する場合を考える。ここで、アンテナ導体1において第1の導体1aの長さを0.02λ、第2の導体1bの長さを0.21λとする。また、誘電体基板21と金属板201の間隔を0.05λとし、金属板201の広さを無限大と仮定する。
上記条件において、金属板201が無く、誘電体基板21に削除部31を設けない場合の放射効率を電磁界解析により計算すると、−1.7dBとなる。一方、金属板201が有り、誘電体基板21に削除部31を設けない場合の放射効率の計算結果は−6.6dBとなる。つまり、金属板201により放射効率が大きく劣化する。これは、小形のアンテナ導体1の周囲に金属体があると、アンテナの放射抵抗が小さくなり、アンテナ導体1とグランド導体101に大きな電流が流れ、導体損と誘電体損が大きくなることによると考えられる。
金属板201が有る場合に、誘電体基板21に削除部31を設けると、放射効率の計算結果は−3.1dBとなる。つまり、削除部31を設けることで、放射効率が改善することが確認できる。アンテナ導体1とグランド導体101に大きな電流が流れた場合、逆L型のアンテナ導体1では、第2の導体1bとグランド導体101の間の電界が強くなる。本実施の形態1では、第2の導体1bとグランド導体101との間において、誘電体基板21に削除部31を設けた。この結果として誘電体損が小さくなり、放射効率が改善したと考えられる。
誘電体基板21に設ける削除部31は、その大きさが広いほど放射効率が向上する。削除部31の大きさは、誘電体基板21の強度が確保できる程度の大きさである必要がある。図4は、実施の形態1におけるアンテナ装置の変形例の平面図である。図4において、3つの削除部31a,31b,31cが第2の導体1bに沿って複数設けられている。このように構成することで、大きな面積の削除部31を1つ設ける構成と比較して、第2の導体1bとグランド導体101との間に誘電体基板21の支柱が増え、誘電体基板21の強度を向上させることができる。
また、誘電体基板21に削除部31を設けたことによる改善効果は、第1の導体1aの長さが短いほど、すなわち、逆L型のアンテナ導体1が低姿勢であるほど、大きくなる。特に、第1の導体1aの長さが0.1λ以下の場合に、誘電体基板21に削除部31を設けたことによる改善効果が大きい。
<効果>
本実施の形態におけるアンテナ装置は、誘電体基板21と、誘電体基板21の表面上または内層に形成されたグランド導体101と、誘電体基板21の表面上または内層に形成され、グランド導体101の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体1と、を備え、誘電体基板21は、グランド導体101とアンテナ導体1とで挟まれた領域の少なくとも一部に、誘電体基板21が貫通して削除された少なくとも1つの削除部31を備える。
従って、グランド導体101とアンテナ導体1とで挟まれた領域において、誘電体基板31を除去した削除部31を設けることによって、周囲に金属体がある場合の誘電体損を低減して、放射効率を改善することが可能である。また、製造工程において削除部31は容易に設けることができるため、低コストで放射効率の改善が可能である。さらに、アンテナ導体1を逆L型形状とすることにより、アンテナ導体1を低姿勢化することが可能であり、小型のアンテナ装置を得ることが可能である。
また、本実施の形態1におけるアンテナ装置において、アンテナ導体1つに対して、少なくとも1つの削除部31は複数設けられる。
従って、誘電体基板21に、削除部31を第2の導体1bに沿って複数設けることにより、誘電体基板21の強度の低下を抑制することが可能である。
また、本実施の形態1におけるアンテナ装置のアンテナ導体1において、逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部まで長さ(即ち第1の導体1aの長さL)は、アンテナ装置が使用する周波数帯域の中心周波数における波長の1/10以下である。
従って、誘電体基板21に削除部31を設けたことによる改善効果は、第1の導体1aの長さLが短いほど大きくなる。特に、第1の導体1aの長さLが0.1λ以下の場合に、誘電体基板21に削除部31を設けたことによる改善効果が大きい。
また、本実施の形態1におけるアンテナ装置において、グランド導体101は方形であり、逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部までは、グランド導体101の一辺に垂直であり、逆L型アンテナの要素の曲がり部から先端までは、グランド導体の一辺に平行である。
従って、方形のグランド導体101の一辺に沿って設けられた、低姿勢で小型の逆L型アンテナを得ることが可能となる。
また、本実施の形態1におけるアンテナ装置の製造方法は、誘電体基板21を準備する工程と、誘電体基板21の表面上または内層にグランド導体101を形成する工程と、誘電体基板21の表面上または内層に、グランド導体101の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体1を形成する工程と、誘電体基板21のグランド導体101とアンテナ導体1とで挟まれた領域の少なくとも一部に、誘電体基板21を貫通して、少なくとも1つの削除部31を形成する工程と、を備える。
従って、上記製造工程により、低コストで放射効率の改善した小型のアンテナ装置を得ることが可能である。
<実施の形態2>
図5は、本実施の形態2におけるアンテナ装置の平面図である。本実施の形態2におけるアンテナ装置では、実施の形態1(図1)に対して、異なる位置に削除部31を設ける。削除部31を設ける位置以外は実施の形態1と同じため、説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態2では、アンテナ導体1の第2の導体1bの先端部分とグランド導体101に挟まれた領域において、誘電体基板21に削除部31を設ける。
一般に、逆L型アンテナにおいては、第2の導体1bの先端部分とグランド導体101との間の電界が特に強くなる。よって、誘電体基板21の、アンテナ導体1とグランド導体101で囲まれた領域を全体に渡って削除しなくとも、第2の導体1bの先端部分とグランド導体101で挟まれた領域のみを削除すれば、アンテナ導体1の近傍に金属体がある場合に、誘電体損を小さくでき、放射効率を改善させることができる。
また、本実施の形態2のアンテナ装置では、実施の形態1と比較して、誘電体基板21の削除部31の面積が小さくなるので、誘電体基板21の強度を向上させることができる。
ここで、アンテナ導体1において、第2の導体1bの長さをLとする。第2の導体1bの先端から、第2の導体の長さの半分(L/2)までの間と、グランド導体101とに挟まれた領域の少なくとも一部に削除部31を設ければ、放射効率を十分に改善することができる。
<効果>
本実施の形態2のアンテナ装置において、削除部31は、逆L型アンテナの要素の先端と、逆L型アンテナの要素の先端から曲がり部までの長さの半分との間と、グランド導体101とに挟まれる領域の少なくとも一部に設けられる。
従って、誘電体基板21の削除部31を、第2の導体1bの先端部分とグランド導体101とに挟まれた領域に設けることにより、誘電体基板21の強度低下を抑制しつつ、周囲の金属体による特性劣化を低減して放射効率を改善することが可能である。
<実施の形態3>
<構成>
図6は、本実施の形態3におけるアンテナ装置の平面図である。本実施の形態3では、実施の形態1のアンテナ装置(図1)における逆L型のアンテナ導体1を、逆F字形のアンテナ導体2とする。
図6に示すように、実施の形態1と同様、アンテナ装置は、誘電体基板21と、方形のグランド導体101と、アンテナ導体2とを備える。
アンテナ導体2およびグランド導体101は、誘電体基板21表面上に銅箔で形成されている。アンテナ導体2は逆L型アンテナの要素を含む逆F型アンテナである。アンテナ導体2は、線状の第1、第2、第3の導体2a,2b,2cから構成される。
第2の導体2bは、方形のグランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。第1の導体2aは、その一端が第2の導体2bの一端と接続され、その他端はグランド導体101に接続される。第1、第2の導体2a,2bは、略垂直に接続される。第3の導体2cは、その一端が第2の導体2bの途中に接続され、その他端はグランド導体101に接続される。第2、第3の導体2b,2cは、略垂直に設置される。アンテナ導体2において、第1、第2、第3の導体2a,2b,2cの長さはいずれも0.25λ以下である。また、第3の導体2cとグランド導体101の接続点を給電点12とする。
誘電体基板21において、グランド導体101とアンテナ導体2の第2の導体2bとで挟まれた領域の少なくとも一部に、削除部32が設けられる。実施の形態1と同様、削除部32において、誘電体基板21は貫通して削除されている。
<動作>
本実施の形態3におけるアンテナ装置の動作について説明する。給電点12に高周波電力を供給することにより、アンテナ導体2を励振すると、第1、第2、第3の導体2a,2b,2cおよびグランド導体101に電流が流れ、アンテナ導体2が共振し、電磁波が放射される。
アンテナ導体2は、逆F型アンテナであり、実施の形態1の逆L型アンテナと同様に低姿勢アンテナの一種である。逆L型アンテナの場合、インピーダンス整合を取るための整合回路が必要になる場合が多い。一方、逆F型アンテナの場合には第1、第3の導体2a,2cが給電点に並列のショートスタブ(インダクタンス)のように動作し、整合回路無しでインピーダンス整合を実現することができる。
また、アンテナ導体2の近傍に金属体がある場合には、実施の形態1で述べたように、アンテナ導体2とグランド導体101に大きな電流が流れ放射効率が劣化する。本実施の形態3では、誘電体基板21に削除部32を設けて、誘電体基板21のうち電界の強い部分を削除することで、誘電体損が小さくなり放射効率を改善させることができる。
誘電体基板21の削除部32の大きさは、広いほど放射効率が向上する。削除部32の大きさは誘電体基板21の強度が確保できる程度の大きさである必要がある。また、誘電体基板21の削除部32は複数でも良い。図7は、実施の形態3におけるアンテナ装置の変形例の平面図である。図7において、3つの削除部32a,32b,32cが第2の導体2bに沿って複数設けられている。このように構成することで、大きな面積の削除部32を1つ設ける構成と比較して、第2の導体2bとグランド導体101との間に誘電体基板21の支柱が増え、誘電体基板21の強度を向上させることができる。
また、誘電体基板21に削除部32を設けたことによる放射効率の改善効果は、第1、第3の導体2a,2cの長さが短いほど、すなわち、逆F型のアンテナ導体2が低姿勢であるほど、大きくなる。第1、第3の導体2a,2cの長さが0.1λ以下の場合に、誘電体基板21に削除部32を設けたことによる改善効果が大きい。
さらに、逆F型アンテナにおいても、逆L型アンテナと同様に、第2の導体2bの先端部分とグランド導体101の間の電界が特に強くなる。よって、第2の導体2bの先端部分とグランド導体101とで挟まれた領域の一部に削除部32を設ければ、アンテナ導体2の近傍に金属体がある場合に、誘電体損を小さくでき、放射効率を改善させることができる。
ここで、アンテナ導体2の第2の導体2bの長さをL2とする。第2の導体2bの先端から、第2の導体の長さの半分(L2/2)までの間と、グランド導体101とに挟まれた領域の少なくとも一部に削除部32を設ければ、放射効率を十分に改善することができる。
<効果>
本実施の形態3におけるアンテナ装置において、アンテナ導体2は、逆L型アンテナの要素を一部に含む逆F型のアンテナ導体である。
従って、アンテナ導体2を逆F型とすることにより、実施の形態1で述べた効果に加えて、整合回路無しでインピーダンスの整合をとることが可能となる。
<実施の形態4>
<構成>
図8は、本実施の形態4におけるアンテナ装置の平面図である。本実施の形態4では、実施の形態1のアンテナ装置(図1)における逆L型のアンテナ導体1を、ループ形のアンテナ導体3とする。
図8に示すように、実施の形態1と同様、アンテナ装置は、誘電体基板21と、方形のグランド導体101と、アンテナ導体3とを備える。また、本実施の形態4のアンテナ装置は、集中定数素子41をさらに備える。
アンテナ導体3およびグランド導体101は、誘電体基板21表面上に銅箔で形成されている。ループ状のアンテナ導体3は、線状の第1、第2、第3の導体3a,3b,3cから構成される。
第2の導体3bは、方形のグランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。第1の導体3aは、その一端が第2の導体3bの一端と接続され、その他端はグランド導体101に接続される。第1、第2の導体3a,3bは、略垂直に接続される。第3の導体3cは、その一端が第2の導体3bの他端に接続され、その他端はグランド導体101に集中定数素子41を介して接続される。第2、第3の導体3b,3cは、略垂直に設置される。アンテナ導体3において、第1、第2、第3の導体3a,3b,3cの長さはいずれも0.25λ以下である。また、第1の導体3aとグランド導体101との接続点を給電点13とする。
誘電体基板21において、グランド導体101とアンテナ導体3とで挟まれた領域(即ち、アンテナ導体3のループの内側)の少なくとも一部に、削除部33が設けられる。実施の形態1と同様、削除部33において、誘電体基板21は貫通して削除されている。
<動作>
本実施の形態4におけるアンテナ装置の動作について説明する。給電点13に高周波電力を供給することにより、アンテナ導体3を励振すると、第1、第2、第3の導体3a,3b,3cおよびグランド導体101に電流が流れ、アンテナ導体3が共振し、電磁波が放射される。
アンテナ導体3は、ループ構造をしており、集中定数素子41としてキャパシタを用いると、アンテナを逆L型アンテナ(実施の形態1)や逆F型アンテナ(実施の形態3)よりも小型化できる。
また、集中定数素子41としては、キャパシタだけでなく、ジャンパ(0Ω抵抗)やインダクタを用いることができる。また、集中定数素子41として、何も実装しなくても良い。
アンテナ導体3の近傍に金属体がある場合には、実施の形態1で述べたように、アンテナ導体3とグランド導体101に大きな電流が流れ放射効率が劣化する。本実施の形態4では、誘電体基板21に削除部33を設けることで、誘電体損が小さくなり放射効率を改善することができる。
誘電体基板21の削除部33の大きさは、広いほど放射効率が向上する。削除部33の大きさは、誘電体基板21の強度が確保できる程度の大きさである必要がある。また、誘電体基板21に設ける削除部33は複数であっても良い。
<効果>
本実施の形態4におけるアンテナ装置において、アンテナ導体3は、逆L型アンテナの要素を含むループ状のアンテナ導体になっており、削除部33は、ループの内側に設けられる。
従って、アンテナ導体3をループ状にすることによって、実施の形態1で述べた効果に加えて、さらに小型なアンテナ装置を得ることが可能である。
また、本実施の形態4におけるアンテナ装置は、集中定数素子41をさらに備え、アンテナ導体3は集中定数素子41を介してグランド導体101と接続される。
従って、集中定数素子41としてキャパシタを用いることにより、本実施の形態4のループ状のアンテナを逆L型アンテナや逆F型アンテナよりも小型化できる。
<実施の形態5>
<構成>
図9は、本実施の形態5におけるアンテナ装置の平面図である。本実施の形態5では、実施の形態1におけるアンテナ装置(図1)の逆L型のアンテナ導体1を、ダイポール型のアンテナ導体6とする。
図9において、本実施の形態5のアンテナ装置には、ダイポール型のアンテナ導体6と、誘電体基板21と、方形のグランド導体101とが設けられている。
ダイポール型のアンテナ導体6とグランド導体101は、誘電体基板21表面上に銅箔で形成されている。ダイポール型のアンテナ導体6は、2つの逆L型のアンテナ導体4,5からなる。
逆L型のアンテナ導体4は、線状の第1、第2の導体4a,4bから構成される。逆L型のアンテナ導体5は、線状の第1、第2の導体5a,5bから構成される。第1の導体4aの一端と、第1の導体5aの一端は、グランド導体101の同一の辺に接続される。第1の導体4aの他端は、第2の導体4bの一端に接続される。また、第1の導体5aの他端は、第2の導体5bの一端に接続される。第2の導体4b,5bは、互いに反対方向に延在する。また、第1の導体4aとグランド導体101との接続点を給電点14とする。
なお、アンテナ導体4において、第1、第2の導体4a,4bは、略垂直に接続される。第2の導体4bは、グランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。
なお、アンテナ導体5において、第1、第2の導体5a,5bは、略垂直に接続される。第2の導体5bは、グランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。
第2の導体4b,5bの長さは互いに等しく、0.3λ以下とする。また、第1の導体4a,5aの長さは互いに等しく、0.3λ以下とする。
誘電体基板21において、逆L型のアンテナ導体4とグランド導体101とで挟まれる領域の一部に削除部34が設けられる。また、誘電体基板21において、逆L型のアンテナ導体5とグランド導体101とで挟まれる領域の一部に削除部35が設けられる。
<動作>
本実施の形態5におけるアンテナ装置の動作について説明する。給電点14に高周波電力を供給すると、第1の導体4a,5aが給電線路(平行2線)として動作し第2の導体4b,5bに給電する。これにより、第2の導体4b,5bに電流が流れ、第2の導体4b,5bが共振してダイポールアンテナとして動作し、電磁波が放射される。アンテナ導体6はダイポールアンテナなので、逆L型のアンテナ(実施の形態1)や逆F型のアンテナ(実施の形態3)等のモノポール方式と比較して、グランド導体101に流れる電流が小さくなる。したがって、誘電体基板21を多層基板として、その内層にグランド導体101を設置し、誘電体基板21の表面、裏面のグランド導体101と重なった部分に部品を実装する場合に、これらの部品による損失を低減でき、放射効率を向上させることができる。
アンテナ導体6の近傍に金属体がある場合には、実施の形態1で述べたように、アンテナ導体6とグランド導体101に大きな電流が流れ放射効率が劣化する。本実施の形態5では、誘電体基板21に削除部34,35を設けることで、誘電体損が小さくなり放射効率を改善することができる。
誘電体基板21の削除部34,35の大きさは、広いほど放射効率が向上するが、誘電体基板21の強度が確保できる程度の大きさである必要がある。また、アンテナ導体4に対して、削除部34を複数設けてもよい。同様に、アンテナ導体5に対して、削除部35を複数設けてもよい。
<効果>
本実施の形態におけるアンテナ装置において、少なくとも1つのアンテナ導体4,5は2つであり、2つのアンテナ導体4,5はグランド導体101の同一の辺に隣接して接続され、2つのアンテナ導体4,5は、逆L型アンテナの要素の先端が互いに反対方向を向くように配置され、2つのアンテナ導体4,5において、逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部までの長さが互いに等しく、2つのアンテナ導体4,5において、逆L型アンテナの要素の曲がり部から先端までの長さが互いに等しい。
従って、2つの逆L型のアンテナ導体4,5を組み合わせてダイポール型のアンテナ導体6を構成することにより、例えば、誘電体基板21を多層基板として、その内層にグランド導体101を設置し、誘電体基板21の表面、裏面のグランド導体101と重なった部分に部品を実装する場合に、これらの部品による損失を低減でき、放射効率を向上させることができる。
<実施の形態6>
図10は、本実施の形態6におけるアンテナ装置の平面図である。本実施の形態6におけるアンテナ装置では、実施の形態1で述べた逆L型のアンテナ導体を2個設ける。
図10に示すように、本実施の形態6のアンテナ装置は、図3のアンテナ装置に対して、逆L型のアンテナ導体7、給電点15、誘電体基板21の削除部36a,36b,36cを追加したものである。
逆L型のアンテナ導体7は、アンテナ導体1が接続されたグランド導体101の辺と対向する辺に接続される。アンテナ導体7は、誘電体基板21上に銅箔で形成されている。アンテナ導体7は、線状の第1、第2の導体7a,7bから構成された逆L型アンテナである。第2の導体7bは、方形のグランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。第1の導体7aは、その一端が第2の導体7bの一端と接続され、その他端は給電点15を介してグランド導体101に接続される。第1、第2の導体7a,7bは、略垂直に接続される。
誘電体基板21において、アンテナ導体7とグランド導体101とで挟まれた領域に複数の削除部36a,36b,36cが設けられる。削除部36a,36b,36cにおいて誘電体基板21が貫通して削除されている。アンテナ導体7において、第1、第2の導体5a,5bの長さはいずれも0.25λ以下である。
また、図10においては、2つのアンテナ導体1,7を、方形のグランド導体101の対向する2辺にそれぞれ接続しているが、アンテナ導体7の位置はこの配置に限定されるものではない。アンテナ導体7はグランド導体101のどの辺に接続されていても良い。
このようにアンテナの数を増やすことで、アンテナ装置にダイバーシチやMIMO(Multiple Input Multiple Output)を適用し、無線通信システムの高速化および高品質化を実現することができる。
また、アンテナ導体1と同様に、アンテナ導体7の近傍に金属体がある場合には、アンテナ導体7とグランド導体101に大きな電流が流れ放射効率が劣化するが、誘電体基板21に削除部36a,36b,36cを設けて、誘電体基板21のうち電界の強い部分を削除することで、誘電体損が小さくなり放射効率を改善させることができる。なお、削除部36a,36b,36cの個数は本実施の形態6で限定するものではなく、1個でも良い。
<効果>
本実施の形態6におけるアンテナ装置において、少なくとも1つのアンテナ導体1,7は複数であり、それぞれのアンテナ導体1,7は、グランド導体101の異なる辺に接続される。
従って、グランド導体101の異なる辺に複数のアンテナ導体1,7を接続することにより、実施の形態1で述べた効果に加えて、通信の高速化および高品質化に寄与できるアンテナ装置が得られる。
<実施の形態7>
図11は、本実施の形態7におけるアンテナ装置の平面図である。本実施の形態7におけるアンテナ装置では、実施の形態3で述べた逆F型のアンテナ導体を2つ設ける。
図11に示すように、本実施の形態7のアンテナ装置は、図6のアンテナ装置に対して、逆F型のアンテナ導体8、給電点16、誘電体基板21の削除部37を追加したものである。
逆F型のアンテナ導体8は、アンテナ導体2が接続されたグランド導体101の辺と隣接する辺に接続される。アンテナ導体8は、誘電体基板21上に銅箔で形成されている。アンテナ導体8は、線状の第1、第2、第3の導体8a,8b,8cから構成された逆F型アンテナである。第2の導体8bは、方形のグランド導体101の一辺に略平行に、グランド導体101から一定間隔を空けて設置される。第1の導体8aは、その一端が第2の導体8bの一端と接続され、その他端はグランド導体101に接続される。第1、第2の導体8a,8bは、略垂直に接続される。第3の導体6cは、その一端が第2の導体6bの途中に接続され、その他端は給電点16を介してグランド導体101に接続される。第2、第3の導体6b,6cは、略垂直に接続される。
誘電体基板21において、アンテナ導体8とグランド導体101とで挟まれた領域に削除部37が設けられる。アンテナ導体8において、第1、第2、第3の導体8a,8b,8cの長さはいずれも0.25λ以下である。
また、図11においては、アンテナ導体2,8を、方形のグランド導体101の隣り合う2辺にそれぞれ接続しているが、アンテナ導体8の位置は本実施の形態7で限定するものではない。アンテナ導体8はグランド導体101のどの辺に接続されていても良い。
このようにアンテナの数を増やすことで、ダイバーシチやMIMO(Multiple Input Multiple Output)を適用し、無線通信システムの高速化および高品質化を実現することができる。
また、アンテナ導体2と同様に、アンテナ導体8の近傍に金属体がある場合には、アンテナ導体8とグランド導体101に大きな電流が流れ放射効率が劣化するが、誘電体基板削除部37を設けて、誘電体基板21のうち電界の強い部分を削除することで、誘電体損が小さくなり放射効率を改善させることができる。なお、誘電体基板削除部37は複数設けてもよい。
以上のように、本実施の形態7におけるアンテナ装置によれば、グランド導体101の異なる辺に複数のアンテナ導体2,8を接続することにより、実施の形態3で述べた効果に加えて、通信の高速化および高品質化に寄与できるアンテナ装置が得られる。
<変形例>
なお、実施の形態1から7においては、アンテナ導体1〜8およびグランド導体101を誘電体基板21の表面上に形成する場合を示したが、誘電体基板21を多層基板として、その内層に形成しても良い。また、誘電体基板21を多層基板として、アンテナ導体1〜8、グランド導体101を誘電体基板21の複数の層に形成し、各層間をビアで接続する構成としても良い。
さらに、実施の形態1〜7においては、グランド導体101の形状は方形としたが、おおむね方形になっていれば良く、その一部が切り欠かれていても良い。また、グランド導体101の形状は、4つの角が全て直角では無い四角形でも良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,2,3,4,5,6,7,8 アンテナ導体、1a,2a,3a,4a,5a,7a,8a 第1の導体、1b,2b,3b,4b,5b,7b,8b 第2の導体、3c,7c,8c 第3の導体、11,12,13,14,15,16 給電点、21 誘電体基板、31,31a,31b,31c,32,32a,32b,32c,33,34,35,36a,36b,36c,37 削除部、41 集中定数素子,101 グランド導体、201 金属板。

Claims (11)

  1. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の表面上または内層に形成されたグランド導体と、
    前記誘電体基板の表面上または内層に形成され、前記グランド導体の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体と、
    を備え、
    前記誘電体基板は、前記グランド導体と前記アンテナ導体とで挟まれた領域の少なくとも一部に、当該誘電体基板が貫通して削除された少なくとも1つの削除部を備える、
    アンテナ装置。
  2. 前記アンテナ導体は、前記逆L型アンテナの要素を一部に含む逆F型のアンテナ導体である、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナ導体は、前記逆L型アンテナの要素を含むループ状のアンテナ導体になっており、
    前記削除部は、ループの内側に設けられる、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 集中定数素子をさらに備え、
    前記アンテナ導体は前記集中定数素子を介して前記グランド導体と接続される、
    請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記少なくとも1つのアンテナ導体は2つであり、
    2つの前記アンテナ導体は前記グランド導体の同一の辺に隣接して接続され、
    2つの前記アンテナ導体は、前記逆L型アンテナの要素の先端が互いに反対方向を向くように配置され、
    2つの前記アンテナ導体において、前記逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部までの長さが互いに等しく、
    2つの前記アンテナ導体において、前記逆L型アンテナの要素の曲がり部から先端までの長さが互いに等しい、
    請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  6. 前記少なくとも1つのアンテナ導体は複数であり、
    それぞれの前記アンテナ導体は、前記グランド導体の異なる辺に接続される、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ導体1つに対して、前記少なくとも1つの削除部は複数設けられる、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記アンテナ導体において、前記逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部まで長さは、前記アンテナ装置が使用する周波数帯域の中心周波数における波長の1/10以下である、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記削除部は、前記逆L型アンテナの要素の先端と、前記逆L型アンテナの要素の先端から曲がり部までの長さの半分との間と、前記グランド導体とに挟まれる領域の少なくとも一部に設けられる、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  10. 前記グランド導体は方形であり、
    前記逆L型アンテナの要素の根本から曲がり部までは、前記グランド導体の一辺に垂直であり、
    前記逆L型アンテナの要素の曲がり部から先端までは、前記グランド導体の一辺に平行である、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  11. 誘電体基板を準備する工程と、
    前記誘電体基板の表面上または内層にグランド導体を形成する工程と、
    前記誘電体基板の表面上または内層に、前記グランド導体の外周に接続された逆L型アンテナの要素を含む少なくとも1つのアンテナ導体を形成する工程と、
    前記誘電体基板の前記グランド導体と前記アンテナ導体とで挟まれた領域の少なくとも一部に、当該誘電体基板を貫通して、少なくとも1つの削除部を形成する工程と、
    を備える、
    アンテナ装置の製造方法。
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