JP5251965B2 - アンテナ装置及びその周波数調整方法 - Google Patents
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Description
図1に示す構造を有するアンテナ装置を用意した。アンテナ素子10のチップサイズは15×4×2mmとし、基体11の材料には誘電率37の材料を用いた。放射導体13の第1及び第2の直線パターン13a,13bの幅は1mm、第3及び第4の直線パターン13c、13dの幅は1.2mm、第5及び第6の直線パターン13e,13fの幅は1.5mm、第7の直線パターン13gの幅は1.2mmとした。このとき、放射導体13の先端と給電導体12との間のギャップの幅W1は11.6mmと11.4mmの2種類とした。その後、アンテナの放射効率の周波数特性を求めた。その結果を図7に示す。同図において"base"はW1=11.6mmのグラフ、"先端変更"はW1=11.4mmのグラフをそれぞれ示している。また"SPEC"はアンテナが満たすべきスペックを示しており、放射効率のグラフはこの矩形ラインと交差しないことが望ましい。
放射導体13の先端と給電導体12との間のギャップの幅を11.6mmに固定し、第1の折り返し部を構成する第7の直線パターン13gと第1の端子電極14との間のギャップの幅W2を1.8mmと1.4mmの2種類とした点以外は実施例1と同一構造を有するアンテナ装置を用意した。そして、上記実施例1と同一の条件下でこれらのアンテナ装置の放射効率の周波数特性を求めた。その結果を図8に示す。同図において"base"はW2=1.8mmのグラフ、"間隔変更"はW2=1.4mmのグラフをそれぞれ示している。また"SPEC"はアンテナが満たすべきスペックを示している。
放射導体13の先端と給電導体12との間のギャップの幅を11.6mmに固定し、第1の折り返し部を構成する第7の直線パターン13gの幅W3を1.2mmと1.8mmの2種類とした点以外は実施例1と同一構造を有するアンテナ装置を用意した。そして、上記実施例1と同一の条件下でこれらのアンテナ装置の放射効率の周波数特性を求めた。その結果を図9に示す。同図において"base"はW3=1.2mmのグラフ、"間隔変更"はW3=1.8mmのグラフをそれぞれ示している。また"SPEC"はアンテナが満たすべきスペックを示している。
放射導体13の先端と給電導体12との間のギャップの幅を11.6mmに固定し、チップインダクタ27からなるインダクタL4の値を4.5nHと5.5nHの2種類とした点以外は実施例1と同一構造を有するアンテナ装置を用意した。そして、上記実施例1と同一の条件下でこれらのアンテナ装置の放射効率の周波数特性を求めた。その結果を図10に示す。同図において"base"はL4=4.5nHのグラフ、"インダクタンス値変更"はL4=5.5nHのグラフをそれぞれ示している。また"SPEC"はアンテナが満たすべきスペックを示している。
実施例1で示した放射導体13の先端と給電導体12との間のギャップの幅W1、実施例2で示した第1の折り返し部を構成する第7の直線パターン13gと第1の端子電極14との間のギャップの幅W2、実施例3で示した第7の直線パターン13gの幅W1、チップインダクタ27からなるインダクタL4をそれぞれ独立のパラメータとし、各パラメータを動かして基本波を10MHz変化させた場合における2倍波、3倍波、4倍波の変化量を求めた。その結果を図11に示す。
11 基体
11a 基体の上面
11b 基体の底面
11c,11d 基体の側面
11e,11f 基体の側面
12 給電導体
13 放射導体
13a 第1の直線パターン
13b 第2の直線パターン
13c 第3の直線パターン
13d 第4の直線パターン
13e 第5の直線パターン
13f 第6の直線パターン
13g 第7の直線パターン
14 第1の端子電極
15a 第2の端子電極
15b 第3の端子電極
20 プリント基板
20a プリント基板の表面
20b プリント基板の裏面
20e プリント基板のエッジ
21 絶縁基板
23 アンテナ実装領域
24 第1のランド
25 第2のランド
26 第3のランド
27 チップインダクタ
28 給電ライン
29 グランドクリアランス領域
30 放射抑制パターン
100 アンテナ装置
C1-C3 キャパシタ
L1-L4 インダクタ
P 給電点
WA1 基本波
WA2 2倍波
WA3 3倍波
Claims (11)
- アンテナ装置の周波数調整方法であって、
前記アンテナ装置は、
略直方体状の誘電体からなる基体と、
前記基体の長手方向と直交する第1の側面に形成された給電導体と、
前記基体の上面、前記第1の側面と対向する第2の側面、及び底面にかけて連続的に形成された1本の帯状導体パターンからなる放射導体と、
前記基体の底面であって、前記給電導体と接続されるように前記第1の側面寄りに形成された第1の端子電極とを備え、
前記放射導体は、折り返し構造の帯状導体パターンであり、前記基体の底面において所定幅のギャップを介して前記第1の端子電極と近接して対向配置された第1の折り返し部を有し、
前記第1の折り返し部と前記第1の端子電極との間の前記ギャップの幅を変更することにより、基本波に対する2倍波の共振周波数を調整することを特徴とするアンテナ装置の周波数調整方法。 - 前記放射導体の全長がλ/4(λは基本波の波長)と実質的に等しく、
前記折り返し部の形成位置は、前記基本波に対する2倍波の電流分布波形と3倍波の電流分布波形との交点の位置を含むことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。 - 前記放射導体は、
前記基体の上面に形成され前記基体の長手方向に延びる第1及び第2の直線パターンと、
前記基体の底面に形成され前記基体の長手方向に延びる第3及び第4の直線パターンと、
前記第1の直線パターンの一端と前記第3の直線パターンの一端とを接続する第5の直線パターンと、
前記第2の直線パターンの一端と前記第4の直線パターンの一端とを接続する第6の直線パターンと、
前記第3の直線パターンの他端と前記第4の直線パターンの他端とを接続する第7の直線パターンとを備え、
前記第7の直線パターンによって前記第1の折り返し部が構成されており、
前記第5の直線パターンによって第2の折り返し部が構成されており、
前記第6の直線パターンによって第3の折り返し部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。 - 前記給電導体と給電ラインとの間に直列挿入されたチップインダクタをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。
- 前記第1の折り返し部の導体幅を変更することにより、基本波に対する3倍波の共振周波数を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。
- アンテナ装置の周波数調整方法であって、
前記アンテナ装置は、
アンテナ素子と、前記アンテナ素子が実装されるプリント基板とを備え、
前記アンテナ素子は、略直方体状の誘電体からなる基体と、前記基体の長手方向と直交する第1の側面に形成された給電導体と、前記基体の上面、前記第1の側面と対向する第2の側面、及び底面にかけて連続的に形成された1本の帯状導体パターンからなる放射導体と、前記基体の底面であって前記給電導体と接続されるように前記第1の側面寄りに形成された第1の端子電極とを備え、前記放射導体は、折り返し構造の帯状導体パターンであり、前記基体の底面において所定幅のギャップを介して前記第1の端子電極と近接して対向配置された第1の折り返し部を有し、
前記プリント基板の表面には、前記アンテナ素子が実装されるアンテナ実装領域が設けられており、前記プリント基板の裏面であって前記アンテナ素子の直下には、フローティングパターンが設けられており、
前記第1の折り返し部と前記第1の端子電極との間の前記ギャップの幅を変更することにより、基本波に対する2倍波の共振周波数を調整することを特徴とするアンテナ装置の周波数調整方法。 - アンテナ装置の周波数調整方法であって、
前記アンテナ装置は、
略直方体状の誘電体からなる基体と、
前記基体の長手方向と直交する第1の側面に形成された給電導体と、
前記基体の上面、前記第1の側面と対向する第2の側面、及び底面にかけて連続的に形成された1本の帯状導体パターンからなる放射導体と、
前記基体の底面であって、前記給電導体と接続されるように前記第1の側面寄りに形成された第1の端子電極とを備え、
前記放射導体は、折り返し構造の帯状導体パターンであり、前記基体の底面において所定幅のギャップを介して前記第1の端子電極と近接して対向配置された第1の折り返し部を有し、
前記第1の折り返し部の導体幅を変更することにより、基本波に対する3倍波の共振周波数を調整することを特徴とするアンテナ装置の周波数調整方法。 - 前記放射導体の全長がλ/4(λは基本波の波長)と実質的に等しく、
前記折り返し部の形成位置は、前記基本波に対する2倍波の電流分布波形と3倍波の電流分布波形との交点の位置を含むことを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。 - 前記放射導体は、
前記基体の上面に形成され前記基体の長手方向に延びる第1及び第2の直線パターンと、
前記基体の底面に形成され前記基体の長手方向に延びる第3及び第4の直線パターンと、
前記第1の直線パターンの一端と前記第3の直線パターンの一端とを接続する第5の直線パターンと、
前記第2の直線パターンの一端と前記第4の直線パターンの一端とを接続する第6の直線パターンと、
前記第3の直線パターンの他端と前記第4の直線パターンの他端とを接続する第7の直線パターンとを備え、
前記第7の直線パターンによって前記第1の折り返し部が構成されており、
前記第5の直線パターンによって第2の折り返し部が構成されており、
前記第6の直線パターンによって第3の折り返し部が構成されていることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。 - 前記給電導体と給電ラインとの間に直列挿入されたチップインダクタをさらに備えることを特徴とする請求項7又は8に記載のアンテナ装置の周波数調整方法。
- アンテナ装置の周波数調整方法であって、
前記アンテナ装置は、
アンテナ素子と、前記アンテナ素子が実装されるプリント基板とを備え、
前記アンテナ素子は、略直方体状の誘電体からなる基体と、前記基体の長手方向と直交する第1の側面に形成された給電導体と、前記基体の上面、前記第1の側面と対向する第2の側面、及び底面にかけて連続的に形成された1本の帯状導体パターンからなる放射導体と、前記基体の底面であって前記給電導体と接続されるように前記第1の側面寄りに形成された第1の端子電極とを備え、前記放射導体は、折り返し構造の帯状導体パターンであり、前記基体の底面において所定幅のギャップを介して前記第1の端子電極と近接して対向配置された第1の折り返し部を有し、
前記プリント基板の表面には、前記アンテナ素子が実装されるアンテナ実装領域が設けられており、前記プリント基板の裏面であって前記アンテナ素子の直下には、フローティングパターンが設けられており、
前記第1の折り返し部の導体幅を変更することにより、基本波に対する3倍波の共振周波数を調整することを特徴とするアンテナ装置の周波数調整方法。
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