JP2020014232A - アンテナ装置および通信端末装置 - Google Patents

アンテナ装置および通信端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020014232A
JP2020014232A JP2019169227A JP2019169227A JP2020014232A JP 2020014232 A JP2020014232 A JP 2020014232A JP 2019169227 A JP2019169227 A JP 2019169227A JP 2019169227 A JP2019169227 A JP 2019169227A JP 2020014232 A JP2020014232 A JP 2020014232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
circuit
impedance conversion
impedance
inductance element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019169227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020014232A5 (ja
JP6838631B2 (ja
Inventor
石塚 健一
Kenichi Ishitsuka
健一 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JP2020014232A publication Critical patent/JP2020014232A/ja
Publication of JP2020014232A5 publication Critical patent/JP2020014232A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6838631B2 publication Critical patent/JP6838631B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/38Impedance-matching networks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/09Filters comprising mutual inductance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B1/0458Arrangements for matching and coupling between power amplifier and antenna or between amplifying stages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/18Input circuits, e.g. for coupling to an antenna or a transmission line
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H1/00Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
    • H03H2001/0021Constructional details
    • H03H2001/0085Multilayer, e.g. LTCC, HTCC, green sheets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

【課題】インピーダンスの周波数依存性のあるアンテナに対して、広帯域で整合できるアンテナ装置を提供する。【解決手段】アンテナ装置101は、給電回路9と、アンテナ整合回路10と、アンテナ1とを備える。アンテナ整合回路10は、インピーダンス変換回路2と、インピーダンス変換比調整回路3で構成される。インピーダンス変換回路2は、互いに磁界結合する第1インダクタンス素子L1および第2インダクタンス素子L2を含み、オートトランス型回路を構成する。インピーダンス変換比調整回路3は、インピーダンス変換回路2と、アンテナポートP2との間にシリーズ接続された第3インダクタンス素子L3と、アンテナポートP2とグランドとの間にシャント接続されたキャパシタンス素子C3とを含み、インピーダンス変換回路2のインピーダンス変換比を周波数帯に応じて補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナと給電回路との間に接続されるアンテナ整合回路を含むアンテナ装置およびアンテナ装置を備える通信端末装置に関する。
近年、携帯電話をはじめとする通信端末装置に要求される周波数帯域の広帯域化に伴い、例えば特許文献1に示されるように、トランスによるインピーダンス変換回路がアンテナ整合回路に用いられる。一方、通信端末装置の小型化に伴って、アンテナは小型化されるが、アンテナの小型化に伴い、アンテナのインピーダンスの周波数依存性(周波数変化に対するインピーダンスの変化割合)は大きくなる傾向にある。
国際公開第2012/153691号
トランスによるインピーダンス変換回路は、その周波数依存性(周波数変化に対するインピーダンス変換比の変化割合)が小さいことが特徴の一つであるが、上述のように、インピーダンスの周波数依存性が大きいアンテナに適用すると、広帯域に亘ってインピーダンスマッチングさせることが難しい。
図11(A)は、インピーダンスの周波数依存性が大きなアンテナの反射係数の周波数特性図である。図11(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。マーカーm1〜m2はローバンドの周波数、マーカーm3〜m4はハイバンドの周波数帯をそれぞれ示している。図11(A)(B)に示す例では、ハイバンド(1.7GHz〜2.7GHz帯)の所定帯域では整合するが、ローバンド(700MHz〜960MHz帯)では整合しない。
図12(A)は、上記アンテナに、従来のトランスによるインピーダンス変換回路を接続した状態での、反射係数の周波数特性図である。図12(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。この例は、ローバンド(700MHz〜960MHz帯)で整合させるように、インピーダンス変換回路のインピーダンス変換比を定めている。そのため、ローバンドでは整合するが、図12(B)に破線の円で示すように、ハイバンドでの反射係数の軌跡は小円化する。すなわち、ハイバンドでのインピーダンス変換比が大きくなり過ぎて、ハイバンドの一部帯域では整合しない。
一方、トランスの2つの入出力ポート間にキャパシタによる高周波用経路を設ければ、インピーダンス変換回路の周波数特性を定めることができる。ところが、コイルのインダクタンスが非常に小さなトランスに高周波用経路を設けても、インピーダンス変換比の周波数特性の調整効果は低い。
図13は、トランスによるインピーダンス変換回路2に上記高周波用経路であるバイパス用キャパシタC1を接続した例を示す図である。図14(A)は、図13に示す回路の給電回路9からアンテナ1側を見た反射係数の周波数特性図である。図14(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。このように、インダクタンスの非常に小さなコイルで構成されたオートトランス型のトランスに高周波用経路を接続しても、その効果は小さい。
本発明の目的は、低インダクタンスのコイルを備えるトランスを用いながらも、広帯域に亘ってインピーダンス整合するアンテナ装置、およびそれを備える通信端末装置を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
第1周波数帯の高周波信号および前記第1周波数帯よりも高い周波数帯である第2周波数帯の高周波信号を送受するアンテナと、
給電回路に接続されるインピーダンス変換回路と、
前記インピーダンス変換回路と前記アンテナとの間に接続されるインピーダンス変換比調整回路とを備え、
前記インピーダンス変換回路は、互いに磁界結合する第1インダクタンス素子および第2インダクタンス素子を含み、前記第1インダクタンス素子の第1端が前記給電回路に接続され、前記第2インダクタンス素子の第1端が前記第1インダクタンス素子の第2端に接続され、前記第2インダクタンス素子の第2端がグランドに接続され、
前記インピーダンス変換比調整回路は、前記インピーダンス変換回路と前記アンテナとの間に設けられ、前記インピーダンス変換回路と前記アンテナとの間にシリーズ接続された第3インダクタンス素子と、前記アンテナとグランドとの間にシャント接続されたキャパシタンス素子とを含み、
前記第3インダクタンス素子の一端は、シャント接続の素子を介することなく前記インピーダンス変換回路にのみ接続され、前記第3インダクタンス素子の他端は、前記アンテナに接続されていて、
前記インピーダンス変換比調整回路は、前記インピーダンス変換回路のインピーダンス変換比を周波数帯に応じて前記第2周波数帯のインピーダンスの変位を前記第1周波数帯のインピーダンスの変位よりも大きくするように補正する、
ことを特徴としている。
上記の構成により、ハイバンドではアンテナの特性が保たれ、且つ、ローバンドでは、トランスによりインピーダンス変換が有効に作用して、ローバンドでの整合が図られる。
(2)上記(1)において、前記第1周波数帯は例えばセルラー通信システムにおけるローバンドであって、前記第2周波数帯は例えば前記セルラー通信システムにおけるハイバンドである。このことにより、セルラー通信システムにおけるハイバンドとローバンドの両方を使用する通信端末装置に適用できる。
(3)上記(1)または(2)において、前記アンテナは、例えば先端開放型の放射素子で構成される。この構成によれば、インピーダンス変換比調整回路の周波数特性は一般的な先端開放型のアンテナの周波数特性とは反対(周波数変化によるスミスチャート上のインピーダンス軌跡の移動方向が逆方向)の特性をもつため、ハイバンドをより広帯域で整合させることもできる。
(4)本発明の通信端末装置は、上記(1)から(3)のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記アンテナ装置に接続される通信回路と、前記アンテナ装置および前記通信回路を収納する筐体とを備えることを特徴としている。これにより、小型のアンテナを備えながらも広帯域に対応する通信端末装置が得られる。
本発明によれば、ハイバンドでのインピーダンス変換比が比較的小さく保たれ、ローバンドでのトランスによるインピーダンス変換が有効に作用するので、インピーダンスの周波数依存性のあるアンテナに対して広帯域で整合させることができる。
図1は第1の実施形態に係るアンテナ整合回路およびアンテナ装置の構成を示す回路図である。 図2(A)は、第1の実施形態のインピーダンス変換回路2のインピーダンスの周波数特性を示す図である。図2(B)は、第1の実施形態のアンテナ整合回路10のインピーダンスの周波数特性を示す図である。 図3(A)はアンテナ1単体での反射係数の周波数特性を示す図である。図3(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。 図4(A)はインピーダンス変換比調整回路3を備える場合の給電ポートP1から見た反射係数の周波数特性を示す図である。図4(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。 図5は第1の実施形態に係るインピーダンス変換回路2の等価回路図である。 図6は第2の実施形態に係るアンテナ整合回路素子10Pの分解斜視図である。 図7は第2の本実施形態に係るアンテナ整合回路素子10Pの回路図である。 図8は第2の実施形態のアンテナ整合回路素子10Pの基板への実装構造を示す平面図である。 図9は第3の実施形態のアンテナ装置103の構造を示す平面図である。 図10は第4の実施形態に係る通信端末装置200のブロック図である。 図11(A)は、インピーダンスの周波数依存性が大きなアンテナの反射係数の周波数特性図である。図11(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。 図12(A)は、アンテナに、従来のトランスによるインピーダンス変換回路を接続した状態での、反射係数の周波数特性図である。図12(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。 図13は、トランスによるインピーダンス変換回路2に高周波用経路であるキャパシタC1を接続した例を示す図である。 図14(A)は、図13に示す回路の給電回路9からアンテナ1側を見た反射係数の周波数特性図である。図14(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付す。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点について説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るアンテナ整合回路およびアンテナ装置の構成を示す回路図である。アンテナ装置101は、アンテナ1、給電回路9およびアンテナ整合回路10を備えている。アンテナ整合回路10はアンテナ1と給電回路9との間に接続されている。
アンテナ整合回路10は、インピーダンス変換回路2およびインピーダンス変換比調整回路3を備えている。
インピーダンス変換回路2は、互いに磁界結合する第1インダクタンス素子L1および第2インダクタンス素子L2を含む。第1インダクタンス素子L1の第1端は給電回路9に接続され、第2インダクタンス素子L2の第1端は第1インダクタンス素子L1の第2端に接続され、第2インダクタンス素子L2の第2端はグランドに接続されている。第1インダクタンス素子L1と第2インダクタンス素子L2とでオートトランス型の回路が構成されている。
インピーダンス変換比調整回路3は、インピーダンス変換回路2とアンテナポートP2との間にシリーズ接続された第3インダクタンス素子L3と、アンテナポートP2とグランドとの間にシャント接続されたキャパシタンス素子C3とを含み、インピーダンス変換回路2のインピーダンス変換比を周波数帯に応じて補正する。すなわち、アンテナ整合回路10のインピーダンス変換比を、インピーダンス変換回路2によるインピーダンス変換比から所定の変換比へ補正する。以降に示すように、インピーダンス変換比調整回路3は1GHz以上の周波数でのインピーダンス変換比を抑制する(インピーダンス変換されすぎないようにする)。
図2(A)は、本実施形態のインピーダンス変換回路2のインピーダンスの周波数特性を示す図である。また、図2(B)は、本実施形態のアンテナ整合回路10のインピーダンスの周波数特性を示す図である。ここでは、周波数を700MHz〜2.2GHzの範囲で変化させたときの、インピーダンス軌跡をスミスチャート上に表している。
図2(A)において、軌跡S11は、インピーダンス変換回路2の給電ポートP1側のインピーダンス軌跡、軌跡S22はインピーダンス変換回路2のアンテナ側のインピーダンス軌跡である。また、図2(B)において、軌跡S11は、アンテナ整合回路10の給電ポートP1側のインピーダンス軌跡、軌跡S22はアンテナポートP2側のインピーダンス軌跡である。いずれも、マーカーm1は800MHzでのインピーダンス、マーカーm2は1.8GHzでのインピーダンスを示している。
インピーダンス変換回路2の等価回路は図5のように表される。インピーダンス変換回路2の等価回路は、変圧比n:1の理想トランスIT、1次側に並列接続された寄生成分のインダクタンスLpおよび2次側に直列接続された寄生成分のインダクタンスLsで表される。ここで、第1インダクタンス素子L1のインダクタンスをL1、第2インダクタンス素子L2のインダクタンスをL2、結合係数をkで表すと、次の関係が成り立つ。
M=k√(L1*L2)
Lp=L1+L2+2M
Ls={(1-k2)*L1*L2}/(L1+L2+2M)
n=(L1+L2+2M)/(L2+M)
インダクタンスLpは使用周波数帯域の低域で並列接続のインダクタとして作用する。
このように、並列接続された寄生成分のインダクタンスLpがあることにより、図2(A)に表れているように、インピーダンス変換回路の給電ポート側、アンテナポート側いずれのインピーダンスも誘導性となる。そのため、アンテナポート側のインピーダンスはスミスチャートの第2象限(4分割した左上の領域)に移動する。
インピーダンス変換比調整回路3の第3インダクタンス素子L3はシリーズ接続されているので、インピーダンスはスミスチャート上の定抵抗円に沿って右回りに移動する。そして、キャパシタンス素子C3はシャント接続されているので、インピーダンスはスミスチャート上の定コンダクタンス円に沿って右回りに移動する。
上記シャント接続のキャパシタンス素子C3はローバンドに比べてハイバンドでより効き(インピーダンスの変位が大きく)、上記シリーズ接続の第3インダクタンス素子L3もローバンドに比べてハイバンドでより効く(インピーダンスの変位が大きい)。このことにより、図2(B)に示すように、ローバンドのインピーダンスの変位を少なくしつつ、ハイバンドのインピーダンスをスミスチャートの中心付近に移動させることができる。したがって、ハイバンドについてはインピーダンス変換回路2によるインピーダンス変換比は1:1に近づく。すなわち、インピーダンス変換比調整回路3はインピーダンス変換回路2のインピーダンス変換比を抑制することになる。
直列寄生成分のインダクタンスLsは、上記第3インダクタンス素子L3に直列に接続される成分であるので、結果的に第3インダクタンス素子L3と共にハイバンドのインピーダンス調整に寄与する。
図2(B)において、破線の円Aは、先端開放型アンテナのインピーダンス軌跡の例である。先端開放型アンテナは、共振周波数より低い側では容量性であり、高い側では誘導性であって、破線Aで示すようなインピーダンス軌跡を描く。上記インピーダンス変換比調整回路3の周波数特性は、このアンテナの周波数特性とは反対(周波数変化によるスミスチャート上のインピーダンス軌跡の移動方向が逆方向)の特性をもつ。そのため、アンテナ1が先端開放型のアンテナである場合には、ハイバンドの広い帯域でインピーダンス変換比が1:1付近に保たれ、ハイバンドの広い帯域で整合させることができる。
なお、先端開放型アンテナの例として、モノポールアンテナや逆F型アンテナが挙げられる。また、給電端から最も離れた点が構造的に開放されていなくても、端部が接地された半波長共振アンテナでも、等価的に1/4波長モノポールアンテナと同様の特性を有する。
本実施形態におけるローバンドは本発明に係る「第1周波数帯」の例であり、例えばセルラー通信システムにおけるローバンドである。また、本実施形態におけるハイバンドは本発明に係る「第2周波数帯」の例であり、例えば前記セルラー通信システムにおけるハイバンドである。このように、本発明はセルラー通信システムにおけるハイバンドとローバンドの両方を使用する通信端末装置に適用できる。
本実施形態のアンテナ整合回路10の特性について、図3、図4を参照して説明する。図3(A)はアンテナ1単体での反射係数の周波数特性を示す図である。図3(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。図4(A)はアンテナ整合回路10を備える場合の給電ポートP1から見た反射係数の周波数特性を示す図である。図4(B)はその反射係数の周波数特性をスミスチャート上に表した図である。
アンテナ整合回路10が無い状態では、図3(A)(B)に示すように、マーカーm3〜m4で示すハイバンドで整合するが、マーカーm1〜m2で示すローバンドでは整合しない。この状態で、アンテナ整合回路10を設けると、給電ポートP1から見たインピーダンスは、図3(A)(B)から図4(A)(B)への変化で示すように、ハイバンドとローバンドの両方について整合することになる。
このように、ローバンドでは、インピーダンス変換回路2によって所定のインピーダンス変換比でインピーダンス変換が行われることで、給電回路9はアンテナ1と整合する。そして、ハイバンドでは、インピーダンス変換比が1:1に近づけられることにより、給電回路9はアンテナ1と整合する。
なお、従来のようにトランスの2つの入出力ポート間にキャパシタによる高周波用経路を設けた場合に、LC並列共振回路が構成されるので、或る周波数でバンドストップ特性をもつことになる。しかも使用周波数帯でのQ値の劣化の原因となる。しかし、本実施形態によれば、高周波用経路を設けないので、不要なバンドストップ特性が生じることがなく、使用周波数帯でのQ値の劣化がない。
《第2の実施形態》
第2の実施形態は、第1の実施形態で示したアンテナ整合回路10を単一の部品として構成したアンテナ整合回路素子10Pについて示す。
図6は第2の実施形態に係るアンテナ整合回路素子10Pの分解斜視図である。
アンテナ整合回路素子10Pは、複数の絶縁性の基材層11〜24を備えている。基材層11〜24には各種導体パターンが形成されている。「各種導体パターン」には、基材層の表面に形成された導体パターンだけでなく、層間接続導体を含む。層間接続導体はビア導体だけでなく、積層体の端面に形成される端面電極も含む。アンテナ整合回路素子10Pは、上記導体パターンが生成された基材層の積層体である。
本アンテナ整合回路素子10Pをセラミック部品として構成する場合、上記基材層は非磁性のセラミック層であり、上記導電体パターンは銅ペースト等の導体材料の印刷パターンである。本アンテナ整合回路素子10Pを樹脂多層部品として構成する場合、上記基材層は樹脂材料のシートであり、上記導電体パターンはAl薄やCu箔等の金属箔をパターン化したものである。
基材層11の上面には端子電極P1,P2,GND1,GND2,NC1,NC2,NC3,NC4が形成されている。端子電極P1は給電ポートP1に相当し、端子電極P2はアンテナポートP2に相当する。端子電極GND1,GND2はいずれもグランド端子である。端子電極NC1,NC2,NC3,NC4はいずれもノンコネクト端子(空き端子)である。但し、端子電極NC2は後に示す導体パターンL1C,L1Dと導通している。
基材層12,13,14には、導体パターンL1A,L1B,L1Cがそれぞれ形成されている。また、基材層22,23,24には、導体パターンL1D,L1E,L1Fがそれぞれ形成されている。導体パターンL1Aと導体パターンL1Fとは端面電極を介して端子電極P1に導通する。導体パターンL1Cと導体パターンL1Dとは端面電極を介して導通する。これら導体パターンによって第1インダクタンス素子L1が構成される。
基材層14,15,16には、導体パターンL2A,L2B,L2C,L2D,L2Eがそれぞれ形成されている。また、基材層20,21,22には、導体パターンL2F,L2G,L2H,L2I,L2Jがそれぞれ形成されている。導体パターンL2Eと導体パターンL2Fとは端面電極を介してそれぞれグランド端子GND1に導通する。これら導体パターンによって第2インダクタンス素子L2が構成される。
基材層17,18,19には、導体パターンC3A,C3B,C3Cがそれぞれ形成されている。これら導体パターンによってキャパシタンス素子C3が構成される。
基材層23,24には、導体パターンL3A,L3Bがそれぞれ形成されている。導体パターンL3Bは端面電極を介して端子電極P2に導通する。これら導体パターンによって第3インダクタンス素子L3が構成される。
図7は本実施形態のアンテナ整合回路素子10Pの回路図である。図7では、図6に示した各導体パターンの位置関係を考慮して回路図化している。図6、図7に示すように、導体パターンL2A〜L2Jによる第2インダクタンス素子L2は、第1インダクタンス素子L1の一部を構成する導体パターンL1A,L1B,L1Cと、第1インダクタンス素子L1の一部を構成する導体パターンL1D,L1E,L1Fとで挟まれるように配置されている。この構造により、第1インダクタンス素子L1と第2インダクタンス素子L2とは、巻回数が少ないながらも適度に高い結合係数で結合する。
以上に示したアンテナ整合回路素子10Pは、直方体状の単一の表面実装部品として扱うことができる。
図8は本実施形態のアンテナ整合回路素子10Pの基板への実装構造を示す平面図である。基板20には、グランド導体GNDと信号ラインSLとでコプレーナライン構造の伝送線路が形成されている。この伝送線路にアンテナ1および給電回路9が接続される。アンテナ整合回路素子10Pは、その端子電極P1,P2が伝送線路の途中(信号ラインSLの途中)に直列接続され、且つ端子電極GND1,GND2がグランド導体GNDに接続されるように基板20に実装される。
本実施形態のアンテナ整合回路素子10Pの実装構造によれば、限られたスペースにアンテナ整合回路を設けることができる。
《第3の実施形態》
図9は第3の実施形態のアンテナ装置103の構造を示す平面図である。基板20には、グランド導体GNDと信号ラインSLとでコプレーナライン構造の伝送線路が形成されている。この伝送線路にアンテナ1および給電回路9が接続される。アンテナ装置103の回路構成は第1の実施形態で示したアンテナ装置101と同じである。
インピーダンス変換回路2は表面実装可能なチップ部品として構成されている。第3インダクタンス素子L3、キャパシタンス素子C3もそれぞれチップ部品である。アンテナ装置103は、基板20に、インピーダンス変換回路2、第3インダクタンス素子L3およびキャパシタンス素子C3が実装されることにより構成される。
インピーダンス変換回路2は、複数の基材層が積層された単一の直方体状の積層体内に設けられていて、第1インダクタンス素子L1、第2インダクタンス素子L2(図1参照)は、基材層に形成された導体パターンで構成されている。インピーダンス変換回路2の2つの信号入出力端子は上記積層体の対向する2辺にそれぞれ形成されている。また、グランド端子は上記積層体の残る2辺の少なくとも1辺に形成されている。このような各端子の配置によって、図9に示したとおり、給電回路9とアンテナ1との間の直線状の伝送線路の途中(信号ラインSLの途中)にインピーダンス変換回路2を容易に配置できる。また、第3インダクタンス素子L3およびキャパシタンス素子C3によるインピーダンス変換比調整回路も基板20上の僅かなスペースに構成できる。
なお、第1インダクタンス素子は信号ラインSLの一部であってもよい。例えば、信号ラインSLの線幅を部分的に細くして、その部分をインダクタとして作用させてもよい。このことにより、基板に搭載すべき部品点数が削減されて、低コスト化される。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では通信端末装置について示す。図10は第4の実施形態に係る通信端末装置200のブロック図である。本実施形態の通信端末装置200は、アンテナ1、アンテナ整合回路10、通信回路31、ベースバンド回路32、アプリケーションプロセッサ33および入出力回路34を備えている。通信回路31はローバンド(700MHz〜1.0GHz)とハイバンド(1.4GHz〜2.7GHz)についての送信回路および受信回路、さらにはアンテナ共用器を備えている。アンテナ1は、ローバンドとハイバンドに対応するアンテナであり、共振周波数より低い側で容量性となり、高い側で誘導性となるインピーダンスをもつアンテナ(例えばモノポールアンテナまたは逆F型アンテナ)である。
上記構成要素は1つの筐体内に収納されている。例えば、アンテナ整合回路10、通信回路31、ベースバンド回路32、アプリケーションプロセッサ33はプリント配線板に実装され、プリント配線板は筐体内に収納される。入出力回路34は表示・タッチパネルとして筐体に組み込まれる。アンテナ1はプリント配線板に実装されるか、筐体の内面または内部に配置される。
以上に示した構成により、広帯域に亘って整合するアンテナを備える通信端末装置が得られる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
C1…キャパシタ
C3…キャパシタンス素子
C3A,C3B,C3C…導体パターン
GND…グランド導体
GND1,GND2…端子電極
IT…理想トランス
L1…第1インダクタンス素子
L2…第2インダクタンス素子
L3…第3インダクタンス素子
L1A,L1B,L1C,L1D,L1E,L1F…導体パターン
L2A,L2B,L2C,L2D,L2E,L2F,L2G,L2H,L2I,L2J…導体パターン
L3A,L3B…導体パターン
Lp…並列接続された寄生成分のインダクタンス
Ls…直列接続された寄生成分のインダクタンス
P1,P2,GND1,GND2,NC1,NC2,NC3,NC4…端子電極
P1…給電ポート
P2…アンテナポート
SL…信号ライン
1…アンテナ
2…インピーダンス変換回路
3…インピーダンス変換比調整回路
9…給電回路
10…アンテナ整合回路
10P…アンテナ整合回路素子
11〜24…基材層
31…通信回路
32…ベースバンド回路
33…アプリケーションプロセッサ
34…入出力回路
101,103…アンテナ装置
200…通信端末装置

Claims (4)

  1. 第1周波数帯の高周波信号および前記第1周波数帯よりも高い周波数帯である第2周波数帯の高周波信号を送受するアンテナと、
    給電回路に接続されるインピーダンス変換回路と、
    前記インピーダンス変換回路と前記アンテナとの間に接続されるインピーダンス変換比調整回路とを備え、
    前記インピーダンス変換回路は、互いに磁界結合する第1インダクタンス素子および第2インダクタンス素子を含み、前記第1インダクタンス素子の第1端が前記給電回路に接続され、前記第2インダクタンス素子の第1端が前記第1インダクタンス素子の第2端に接続され、前記第2インダクタンス素子の第2端がグランドに接続され、
    前記インピーダンス変換比調整回路は、前記インピーダンス変換回路と前記アンテナとの間に設けられ、前記インピーダンス変換回路と前記アンテナとの間にシリーズ接続された第3インダクタンス素子と、前記アンテナとグランドとの間にシャント接続されたキャパシタンス素子とを含み、
    前記第3インダクタンス素子の一端は、シャント接続の素子を介することなく前記インピーダンス変換回路にのみ接続され、前記第3インダクタンス素子の他端は、前記アンテナに接続されていて、
    前記インピーダンス変換比調整回路は、前記インピーダンス変換回路のインピーダンス変換比を周波数帯に応じて前記第2周波数帯のインピーダンスの変位を前記第1周波数帯のインピーダンスの変位よりも大きくするように補正する、
    アンテナ装置。
  2. 前記第1周波数帯はセルラー通信システムにおけるローバンドであって、前記第2周波数帯は前記セルラー通信システムにおけるハイバンドである、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナは、先端開放型の放射素子で構成される、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記アンテナ装置に接続される通信回路と、前記アンテナ装置および前記通信回路を収納する筐体とを備えた、通信端末装置。
JP2019169227A 2015-01-16 2019-09-18 アンテナ装置および通信端末装置 Active JP6838631B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006665 2015-01-16
JP2015006665 2015-01-16

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016569314A Division JPWO2016114182A1 (ja) 2015-01-16 2016-01-06 アンテナ整合回路、アンテナ装置および通信端末装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020014232A true JP2020014232A (ja) 2020-01-23
JP2020014232A5 JP2020014232A5 (ja) 2020-08-13
JP6838631B2 JP6838631B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=56405729

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016569314A Pending JPWO2016114182A1 (ja) 2015-01-16 2016-01-06 アンテナ整合回路、アンテナ装置および通信端末装置
JP2019169227A Active JP6838631B2 (ja) 2015-01-16 2019-09-18 アンテナ装置および通信端末装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016569314A Pending JPWO2016114182A1 (ja) 2015-01-16 2016-01-06 アンテナ整合回路、アンテナ装置および通信端末装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10340877B2 (ja)
JP (2) JPWO2016114182A1 (ja)
CN (1) CN207075005U (ja)
WO (1) WO2016114182A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106207498A (zh) * 2016-07-27 2016-12-07 上海摩软通讯技术有限公司 天线的阻抗匹配电路及终端
CN208797170U (zh) 2016-11-29 2019-04-26 株式会社村田制作所 天线装置
JP6827190B2 (ja) * 2017-06-28 2021-02-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 アンテナ装置
WO2019082551A1 (ja) 2017-10-24 2019-05-02 株式会社村田製作所 整合回路および通信装置
CN212676477U (zh) * 2018-04-25 2021-03-09 株式会社村田制作所 天线装置以及通信终端装置
CN110808466A (zh) * 2019-11-15 2020-02-18 Oppo广东移动通信有限公司 天线模组和终端
CN110931940A (zh) * 2019-12-06 2020-03-27 惠州Tcl移动通信有限公司 一种天线结构和移动终端
WO2021157244A1 (ja) * 2020-02-06 2021-08-12 株式会社村田製作所 アンテナ装置及び電子機器
CN112202240B (zh) * 2020-09-11 2021-08-03 国网山东省电力公司枣庄供电公司 高压开关柜无源供电自动阻抗匹配装置、方法及供电电路
US11552666B1 (en) * 2021-06-29 2023-01-10 Silicon Laboratories Inc. Low loss impedance matching circuit network having an inductor with a low coupling coefficient

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313542A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Oki Electric Ind Co Ltd 分波器
WO2012153654A1 (ja) * 2011-05-09 2012-11-15 株式会社村田製作所 フロントエンド回路および通信端末装置
JP2013168892A (ja) * 2012-02-17 2013-08-29 Murata Mfg Co Ltd インピーダンス変換素子および通信端末装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171523A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Hitachi Kokusai Electric Inc アンテナ整合器の整合方法
JP5477512B2 (ja) * 2011-02-23 2014-04-23 株式会社村田製作所 インピーダンス変換回路および通信端末装置
JPWO2012153691A1 (ja) 2011-05-09 2014-07-31 株式会社村田製作所 インピーダンス変換回路および通信端末装置
US8606198B1 (en) * 2012-07-20 2013-12-10 Triquint Semiconductor, Inc. Directional coupler architecture for radio frequency power amplifier with complex load
GB2521559B (en) * 2012-09-28 2016-05-11 Murata Manufacturing Co A radio frequency impedance matching circuit and wireless communication apparatus
US9287629B2 (en) * 2013-03-15 2016-03-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Impedance conversion device, antenna device and communication terminal device
WO2016152603A1 (ja) * 2015-03-25 2016-09-29 株式会社村田製作所 移相器、インピーダンス整合回路、合分波器および通信端末装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313542A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Oki Electric Ind Co Ltd 分波器
WO2012153654A1 (ja) * 2011-05-09 2012-11-15 株式会社村田製作所 フロントエンド回路および通信端末装置
JP2013168892A (ja) * 2012-02-17 2013-08-29 Murata Mfg Co Ltd インピーダンス変換素子および通信端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170302246A1 (en) 2017-10-19
JPWO2016114182A1 (ja) 2017-09-28
US10340877B2 (en) 2019-07-02
CN207075005U (zh) 2018-03-06
WO2016114182A1 (ja) 2016-07-21
JP6838631B2 (ja) 2021-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6838631B2 (ja) アンテナ装置および通信端末装置
US9019168B2 (en) Frequency stabilization circuit, frequency stabilization device, antenna apparatus and communication terminal equipment, and impedance conversion element
US9030371B2 (en) Antenna device and communication terminal apparatus
JP6465109B2 (ja) マルチアンテナ及びそれを備える無線装置
JP6614363B2 (ja) アンテナ装置および電子機器
JP5477512B2 (ja) インピーダンス変換回路および通信端末装置
US10348265B2 (en) Transformer-type phase shifter, phase-shift circuit, and communication terminal apparatus
JP5957816B2 (ja) インピーダンス変換デバイス、アンテナ装置および通信端末装置
JP6388059B2 (ja) 移相器、インピーダンス整合回路および通信端末装置
US9692099B2 (en) Antenna-matching device, antenna device and mobile communication terminal
CN114447583B (zh) 天线及电子设备
US11646495B2 (en) Antenna coupling element, antenna device, and electronic device
US8797225B2 (en) Antenna device and communication terminal apparatus
US10056936B2 (en) Front end circuit and communication apparatus
JPWO2015182340A1 (ja) アンテナ装置および通信端末装置
JPWO2016006676A1 (ja) 高周波モジュール
JP7211576B1 (ja) コイル素子、アンテナ装置、および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6838631

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150