JP6021600B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、詳しくは、ディザマトリクスを用いて量子化を行う画像処理システムで実行される、記録素子間の記録特性のばらつきに起因した濃度むらを抑制するための補正処理に関するものである。
この種の濃度むらを抑制する補正処理の一例として、特許文献1に記載されるようなヘッドシェーディング(HS)技術が知られている。このHS技術は、記録素子としての、ノズル個々のインク吐出特性(記録特性)に関する情報に応じて補正を行う処理である。例えば、画像データに対して、あるノズルの吐出量が標準より多いという情報である場合には、そのノズルに対応した上記画像データが示す階調値を小さくする補正を行う。逆に、あるノズルの吐出量が標準より少ない場合には、そのノズルに対応した画像データが示す階調値を大きくする補正を行う。これにより、最終的に記録されるインクドットの数を増、減させ、画像データに対して記録画像において実現される濃度をノズル間でほぼ均一にすることができる。
特開平10−13674号公報
ところで、上記HSによる補正の処理単位、すなわち、1つの同じ補正データで補正する記録素子が、複数である場合には、一般に、その補正データは複数の記録素子の記録特性を平均などしたものに基づくものである。このため、その平均的な補正データで上記処理単位ごとにHS処理がされた記録データに基づいて上記複数の記録素子によって記録された画像は、複数の記録素子それぞれの間に記録特性に差がある場合にはそれに応じた濃度の差を生じることになる。そして、この濃度の差は、画像において処理単位の幅の周期の濃度ムラとなって現れる。一方、HS処理後のデータを量子化するためのディザマトリクスもその閾値パターンに応じて記録画像に濃度分布の周期パターンをもたらすことがある。
通常、上述したHSの処理単位幅の周期の濃度ムラやディザマトリクスによる濃度分布の周期パターンは認識されないレベルに設計される。しかしながら、このHSの処理単位幅の周期と、ディザマトリクスの周期が同期すると、この同期する周期で上記HSの処理単位幅の周期の濃度ムラがディザマトリクスの周期パターンを強調する、干渉ムラが認識されることがある。そして、このような干渉ムラは記録画像の品位を低下させるものとなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、HSなど補正処理の処理単位幅の周期とディザマトリクスの周期が同期することによる干渉ムラを認識され難くすることが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、複数の記録素子を配列した記録素子列を用いて記録媒体に画像の記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、前記記録素子列の複数の記録素子を分割して得られる複数の記録素子群にそれぞれ対応した処理単位ごとに、当該記録素子群の複数の記録素子に対応した画像の画像データを当該記録素子群の複数の記録素子の記録特性に応じて補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された画像データを、ディザマトリクスを用いて量子化する手段であって、前記ディザマトリクスが、記録媒体における、複数の記録素子の配列方向における所定のサイズを有した領域に記録すべき画像を形成する画素のデータにそれぞれ関連付けられた複数の閾値を表し、複数の領域が連続して前記配列方向に配列され、前記ディザマトリクスが前記所定のサイズを有するそれぞれの領域に対して用いられる、量子化手段と、を具え、前記所定のサイズを有する前記領域の前記配列方向における画素数は、前記記録素子群の前記複数の記録素子に対応する、前記配列方向における画素数より多く、また、前記記録素子群の前記複数の記録素子に対応する、前記配列方向における画素数の整数倍でないことを特徴とする。
以上の構成によれば、ディザマトリクスを用いる場合に、複数の記録素子における配列方向の閾値配置のパターンの周期を示す画素数と、補正処理の処理単位の、記録素子群の複数の記録素子に対応した、上記配列方向の画素の数と、の一方が他方に対して整数倍でない関係とされる。これにより、ディザマトリクスのパターン周期と、補正処理の処理単位の周期が干渉し生じる干渉ムラの周期を長くすることができる。その結果、干渉ムラを認識し難くすることができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置であるプリンタを模式的に示す図である。 図1に示した記録ヘッド101〜104それぞれのノズル配列の詳細を示す図である。 図1に示したプリンタとホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)300を有して構成される記録システムを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態にかかる、インクジェットプリンタが実行する画像処理の構成を示すブロック図である。 本実施形態で用いる記録ヘッドにおけるインク温度分布とそれによる単調増加または単調減少の吐出量分布の関係を示す図である。 単調増加または単調減少の吐出量分布による処理単位幅の周期で生じる濃度ムラを説明する図である。 図6で説明する干渉ムラの、特に周期を説明する図である。 (a)および(b)は、図4に示したHS処理部406で用いるテーブルのパラメータを生成する処理と、実際の記録時に生成したパラメータを用いて画像処理を行う処理を、それぞれ説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるHS処理の処理単位幅とディザマトリクスサイズの好適な関係の例を説明する図である。 第2実施形態の比較例として、ディザマトリクスサイズがHS処理の処理単位幅の整数倍であるとき相互の関係を説明する図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態におけるディザマトリクスサイズをHS処理単位幅の整数倍としないことの作用を説明する図である。 人間の視覚特性を表わすのに用いられる視覚伝達関数VTFを示す図である。 空間周波数と1サイクルあたりの画素数との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるディザマトリクス配置と干渉ムラ周期の関係の一例を示す図である。 第2実施形態におけるHS処理幅とディザマトリクス閾値繰り返し周期の好適な関係の例を説明する図である。 第2実施形態の比較例として、HS処理幅とディザマトリクス閾値繰り返し周期の好適では無い関係の例を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置であるプリンタを模式的に示す図である。本実施形態のプリンタはフルラインタイプの記録装置であり、図1に示すように、記録ヘッド101〜104を備える。記録ヘッド101〜104の夫々には、図2にて後述されるように、記録媒体106の幅に対応した同じ種類のインクを吐出する複数の、記録素子としてのノズルを図のx方向に配列したノズル列(記録素子列)が設けられている。記録ヘッド101〜104は、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを吐出する記録ヘッドである。これら複数種類のインクを吐出する記録ヘッド101〜104は、記録媒体の搬送方向である図のy方向に沿って配列している。
図2は、記録ヘッド101〜104それぞれのノズル配列の詳細を示す図である。図2に示すように、記録ヘッド101〜104のそれぞれには、複数の吐出基板(1011〜1015、1021〜1025、1031〜1035、1041〜1045)が配列している。そして、個々の吐出基板にノズルおよび吐出のための熱エネルギーを発生するヒータ、インク流路などが設けられている。各記録ヘッド101〜104において、1つの吐出基板は、150dpiで図中x方向に配列する複数のノズルからなるノズル列を、相互に600dpi相当の距離だけずれて4列配列している。また、4つの吐出基板が、ノズル配列の一部が相互に重なるように、x方向に配列している。これにより、各記録ヘッドは、全体として600dpiの密度でx方向に配列する複数のノズルからなるノズル列を構成している。なお、後述される図9や図15は、図示の簡略化のため、上記4列のノズル列をつなぎ合わせたノズル配列を、600dpiの密度で配列する1列のノズル列として示している。
図1を再び参照すると、記録媒体106は、搬送ローラ105(および他の不図示のローラ)がモータ(不図示)の駆動力によって回転することにより、図中x方向と交差するy方向に搬送される。記録媒体106が搬送される間に、記録ヘッド101〜104それぞれの複数のノズルからは、記録媒体106の搬送速度に対応した周波数で、記録データに従った吐出動作が行われる。これにより、各色のドットが記録データに対応して所定の解像度で形成され、記録媒体106上に画像が記録される。
y方向における記録ヘッド101〜104よりも搬送方向下流側の位置には、スキャナ107が備えられている。このスキャナ107は、x方向に所定のピッチで読み取り素子を配列し、図8(a)にて後述されるHS処理の補正パラメータを生成する際に記録媒体に記録したパッチの濃度を読み取るなど、画像読み取りに用いられる。そして、読み取り結果としてRGBデータを出力する。
なお、本発明を適用可能な記録装置は、以上説明したフルラインタイプの装置に限られない。例えば、記録ヘッドやスキャナを記録媒体の搬送方向と交差する方向に走査して記録を行う、いわゆるシリアルタイプの記録装置にも本発明を適用することができる。また、本実施形態はインク色毎に記録ヘッドを備える例を用いているが、1つの記録ヘッドから複数色のインクを吐出する形態であってもよい。さらに、1つの吐出基板上に複数色のインクに対応したノズル列を配列した形態であってもよい。
図3は、図1に示したプリンタとホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)300を有して構成される記録システムを示すブロック図である。
ホストPC300は、主に以下の要素を有して構成される。CPU301は、記憶部であるHDD303やRAM302に保持されているプログラムに従った処理を実行する。RAM302は、揮発性の記憶部であり、プログラムやデータを一時的に保持する。HDD303は、不揮発性の記憶部であり、同じくプログラムやデータを保持する。データ転送I/F(インターフェース)304はプリンタ100との間におけるデータの送受信を制御する。このデータ送受信の接続方式としては、USB、IEEE1394、LAN等を用いることができる。キーボード・マウスI/F305は、キーボードやマウス等のHID(Human Interface Device)を制御するI/Fであり、ユーザは、このI/Fを介して入力を行うことができる。ディスプレイI/F306は、ディスプレイ(不図示)における表示を制御する。
一方、プリンタ100は、主に以下の要素を有して構成される。CPU311は、ROM313やRAM312に保持されているプログラムに従い、後述するHS処理に関する実施形態の処理を実行する。RAM312は、揮発性の記憶部であり、プログラムやデータを一時的に保持する。ROM313は不揮発性の記憶部であり、後述するHS処理で使用するテーブルデータやプログラムを保持することができる。
データ転送I/F314はPC300との間におけるデータの送受信を制御する。ヘッドコントローラ315は、図1に示したそれぞれの記録ヘッド101〜104に対して記録データを供給するとともに、記録ヘッドの吐出動作を制御する。具体的には、ヘッドコントローラ315は、RAM312の所定のアドレスから制御パラメータと記録データを読み込む。そして、CPU311が、制御パラメータと記録データをRAM312の所定のアドレスに書き込むことにより、ヘッドコントローラ315によって処理が起動され、記録ヘッドからのインク吐出が行われる。スキャナコントローラ317は、図1に示したスキャナ107の個々の読み取り素子を制御しつつ、これらから得られたRGBデータをCPU311に出力する。
画像処理アクセラレータ316は、CPU311よりも高速に画像処理を実行可能なハードウェアである。具体的には、画像処理アクセラレータ316は、RAM312の所定のアドレスから画像処理に必要なパラメータとデータを読み込む。そして、CPU311が上記パラメータとデータをRAM312の上記所定のアドレスに書き込むことにより、画像処理アクセラレータ316が起動され、上記データに対し所定の画像処理が行われる。本実施形態では、後述されるHS処理部で用いる補正テーブルのパラメータを作成する処理をCPU311によるソフトウェアで行う。一方、HS処理部の処理を含む、記録の際の画像処理については、画像処理アクセラレータ316によるハードウェア処理で行う。なお、画像処理アクセラレータ316は必須な要素ではく、プリンタの仕様などに応じて、CPU311による処理のみで上記のテーブルパラメータの作成処理および画像処理を実行してもよいことはもちろんである。
図4は、本発明の第1実施形態にかかる、インクジェットプリンタが実行する画像処理の構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態は、図3に示したプリンタ100の制御、処理のための各要素によって画像処理部を構成するものである。なお、本発明の適用はこの形態に限られないことはもちろんである。例えば、図3に示したPC300において画像処理部が構成されてもよく、あるいは画像処理部の一部がPC300において構成され、その他の部分がプリンタ100において構成されてもよい。本明細書では、これらの画像処理部を画像処理装置と称する。
図4に示すように、入力部401はホストPC300から受信した画像データを、画像処理部402へ出力する。画像処理部402は、入力色変換処理部403、インク色変換処理部405、HS処理部406、TRC処理部407、ディザ処理部408を有して構成される。
画像処理部402において、先ず、入力色変換処理部403は、入力部401から受信した入力画像データを、プリンタの色再現域に対応した画像データに変換する。入力する画像データは、本実施形態では、モニタの表現色であるsRGB等の色空間座標中の色座標(R,G,B)を示すデータである。入力色変換処理部403は、各8ビットのR,G,Bの入力画像データを、マトリクス演算処理や三次元LUTを用いた処理等、既知の手法によって、プリンタの色再現域の画像データ(R´,G´,B´)に変換する。本実施形態では、三次元ルックアップテーブル(3DLUT)を用い、これに補間演算を併用して変換処理を行う。なお、本実施形態において、画像処理部402において扱われる8ビットの画像データの解像度は600dpiであり、ディザ処理部408の量子化によって得られる2値データの解像度も600dpiである。
インク色変換処理部405は、入力色変換処理部403によって処理されたR、G、B各8ビットの画像データをプリンタで用いるインクの色信号データによる画像データに変換する。本実施形態のプリンタ100はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを用いることから、RGB信号の画像データは、K、C、M、Yの各8ビットの色信号からなる画像データに変換される。この色変換も、上述の入力色変換処理部と同様、三次元ルックアップテーブルに補間演算を併用して行う。なお、他の変換手法として、上述と同様、マトリクス演算処理等の手法を用いることもできる。
HS(Head Shading)処理部406は、インク色信号の画像データを入力して、インク色ごとにそれぞれ8ビットデータに対して、記録ヘッドを構成する各ノズルの吐出特性(記録特性)に応じた補正をする処理を行う。こHS処理部406における処理単位である画素数は、図8(a)などで後述されるように、ディザ処理部408で用いるディザマトリクスのサイズ(画素数)の、整数分の一の関係になっていない。
TRC(Tone Reproduction Curve)処理部407は、HS処理された各8ビットのインク色信号からなる画像データに対して、インク色毎に、出力部409で記録されるドットの数を調整するための補正を行う。一般に、記録媒体に記録されるドットの数と、その数のドットによって記録媒体で実現される光学濃度は線形関係にない。このため、TRC処理部407は、この関係を線形にすべく各8ビットの画像データを補正して記録媒体に記録されるドットの数を調整する。
ディザ処理部408は、TRC処理部407で処理された各8ビット256値のインク色の画像データに対して量子化処理を行い、記録「1」または非記録「0」を表す1ビットの2値データを生成する。なお、例えば、8ビットの画像データを、直接2値データ(ドットデータ)に変換する形態に限られず、一度数ビットの多値データに量子化してから、ドット配列パターンを用いて最終的に2値データに変換する形態であってもよい。
出力部409は、量子化によって得られた2値データ(ドットデータ)に基づいて、記録ヘッドを駆動し記録媒体に各色のインクを吐出して記録を行う。本実施形態において、出力部409は、図1に示した記録ヘッド101〜104を備えた記録機構によって構成される。
(第1実施形態)
以上説明した記録システムにおける、ディザマトリクスのサイズに応じた周期パターンと、HSの処理単位幅の濃度ムラの周期が同期することによる干渉ムラを認識し難くするための本発明の第1の実施形態を以下に説明する。
前述したように、ディザマトリクスのサイズの周期パターンと、HSの処理単位幅の濃度ムラの周期が同期すると、相互の干渉によって濃度ムラが発生する。これらは単独では問題がないように設計されるが、これらが干渉することにより顕著に認識される濃度ムラが発生することがある。先ず、この問題について説明する。
ディザマトリクスのサイズの周期パターンは次のようなものである。
組織的ディザ法には、大別して集団ドットディザ法と分散ドットディザ法とがある。また、ディザパターンは、1つのパターンが記録画像に対して2次元的に繰り返し用いられる。分散ドットディザ法では、記録画像の低階調領域などでマトリクスサイズの周期とする周期的パターンが認識されることがある。また、分散ドットディザの1つであるブルーノイズディザであっても、そのマトリクスを繰り返し用いることにより、低階調で周期パターンが発生することがある。集団ドットディザ法は階調によらずマトリクスサイズを周期とする周期パターンを生じる。例えば、600dpiの場合、16×16サイズで0.68mm、256×256サイズで10.8mmの周期となる。このように、組織的ディザ法で用いられるディザマトリクスは、記録画像においてマトリクスのサイズを周期とする周期パターンを生じさせることがある。
次に、HS単位幅の周期の濃度ムラは次のようなものである。
HS処理では、ノズル配列方向において記録素子としての複数のノズルを分割して得られるそれぞれのノズル群に対応した処理単位ごとに、変換テーブルを用いてその処理単位の画像データを変換する補正処理を行う。これにより、記録素子としてのノズルの吐出特性(ばらつき)により生じる濃度ムラを低減することができる。そして、処理単位の最小サイズは1ノズルに対応する単位である。ここで、処理速度やメモリ容量を考慮すると、処理単位は複数ノズルに対応することが望ましい。例えば、HS処理のパラメータを生成する際のスキャナの走査時間を高速化することを考慮すると、読み取り値のS/N比を良くするために、読み取り領域の面積を大きくすることが望ましい。この点から、処理単位は、複数ノズルに対応する単位とすることが好ましい。このような場合において、処理単位に対応する複数のノズル間で吐出特性がばらつくことはあり得ることである。これに対して、HS処理では、例えば、処理単位における複数ノズルの平均の吐出量を取得し、この平均吐出量に基づいた補正値で処理単位内の総てのノズルについて一律に補正する。
しかし、処理単位内の複数ノズルの吐出量分布が単調増加または単調減少である場合に、これらのノズル対応するそれぞれの画像データに対して、上記のような平均吐出量に基づく補正値でHS処理を行うと、補正後の記録データに基づく記録画像において処理単位に対応するノズル群の幅(以下、単に「処理単位幅」ともいう)の周期で濃度ムラが発生することがある。
図5(a)および(b)は、本実施形態で用いる記録ヘッドにおけるインク温度分布とそれによる単調増加または単調減少の吐出量分布の関係を示す図である。また、図6は、単調増加または単調減少の吐出量分布による処理単位幅の周期で生じる濃度ムラを説明する図である。
図5(a)は、1つのインク色(図に示す例はKインク)記録ヘッド101に配列する吐出基板1011〜1022それぞれにおけるインクの昇温による吐出量分布を示している。それぞれの吐出基板内の熱は内側になるほど逃げにくいため、インク温度分布は吐出基板の中心付近が最も高温となる。その結果、インク温度分布601は、吐出基板の中心付近を頂点とした山型となる。これに応じて、吐出量分布602も吐出基板ごとに同様の山型となる。このようにそれぞれの吐出基板内の吐出量分布は、図の左から右にかけて単調増加し、その後単調減少する分布となる。
図5(b)は、記録ヘッド内のインク昇温による吐出量分布を示している。すなわち、本実施形態のライン型記録ヘッドは、記録ヘッドの幅方向に設けられたインク流路を介してインクを循環させつつ各ノズルにインクを供給する。インク流路は、インクが記録ヘッド101の中央部に端を発し、左、右それぞれで記録ヘッド内を通り、記録ヘッドの端に至る。インクはこのインク流路を通ってそれぞれ左右に移動するにつれて、吐出基板等の熱を吸収して温度を上昇させる。その結果、インク温度分布603は、インク流路における上流から下流に向かった単調増加となる。そして、このインク温度分布に従って、吐出量分布604も同様の単調増加となる。このように記録ヘッド内インク昇温の影響によって、吐出量分布は単調増加または単調減少となる。
なお、記録ヘッド内の負圧分布や記録ヘッドの製造工程に依っても、吐出量分布が同様に単調増加ないし単調減少となることもある。最終的な吐出量分布は、以上の分布の合成結果となるが、それが同様の単調増加または単調減少となる。
図6は、記録ヘッドに配列する複数のノズルにおいて以上説明した単調増加または単調減少の吐出量分布がある場合に、HS処理後の記録データに基づく記録画像における濃度ムラを、吐出量分布の一部701に対応して示している。上述したように、HS処理では処理単位ごとの、例えば平均吐出量を取得し、この平均吐出量に基づく補正値で、その処理単位内の複数のノズルそれぞれの画像データを一律に補正する。そして、その補正された画像データに基づいて最終的に得られるノズルごとの吐出データは、そのノズルに対応する画素に補正後画像データの値に応じた数のドットを記録するものとなる。その結果、HS処理後の濃度値分布702は、処理単位幅ごとに、上記平均吐出量のノズルを中心に補正値が本来補正すべき値に比べて小さいノズルと大きいノズルにそれぞれ対応した濃度分布となる。すなわち、処理単位幅ごとに、吐出量分布701と同じ単調減少である、ジャギー状の濃度分布になる。すなわち、HS処理の処理単位幅の周期の濃度ムラとなる。
以上説明した、ディザの周期パターンやHSの処理単位幅の周期の濃度ムラは、認識されないレベルに設計される。しかし、この両者が干渉した場合には、HSの処理単位幅のジャギーのエッジ部分が、ディザマトリクスサイズの周期パターンを強調し、それによる濃度ムラが顕著に認識されるレベルとなることがある。換言すれば、通常、ディザマトリクスのサイズ(画素数)がHS処理の処理単位幅(画素数)の整数倍で設計されるため、上述した干渉が生じる。
図7は、この干渉ムラの、特に周期を説明する図である。同図に示すように、ディザマトリクスにおける閾値配置(閾値分布)に応じて、これによって量子化された記録データに基づく記録画像に濃度分布が生じる。そして、このディザマトリクスの適用範囲ごとの濃度分布によってディザマトリクスのノズル配列方向のサイズWの周期の周期パターンが生じる。上述したように、このサイズWが、HSのノズル配列方向の処理単位幅WHSの整数倍であるときは、ノズル配列方向において周期Wの干渉ムラが生じ、これが顕著に認識されるものとなる。
本発明の実施形態は、ディザマトリクスのサイズをHS処理単位幅の整数倍としないことによって、以上のような干渉ムラを認識し難くするものであり、以下、その第1の実施形態について説明する。
図8(a)および(b)は、図4に示したHS処理部406で用いるテーブルのパラメータを生成する処理と、実際の記録時に生成したパラメータを用いて画像処理を行う処理を、それぞれ説明するためのフローチャートである。
図8(a)は、本実施形態のHS処理部406で用いる一次元ルックアップテーブルである変換テーブルのパラメータを生成するために、CPU311が実行する各工程を示している。本実施形態では、このようなパラメータ生成処理は、プリンタの製造時やプリンタを所定期間使用したとき、あるいは所定量の記録を行ったときに、強制的あるいは選択的に実行される。また、例えば、記録を行うたびに、その動作前に実行するようにしてもよい。すなわち、この処理をいわゆるキャリブレーションとして行うことができ、これにより、変換テーブルの内容であるテーブルパラメータを更新することができる。このHS処理部のテーブルパラメータは、例えば、吐出量が標準より多くパッチの濃度が高く測定されるノズル群(処理単位)については、そのノズル群に対応する画像データの画素値を小さくする補正をして、そのノズル群で記録されるドットの数を少なくする。逆に、パッチの濃度が高く測定されるノズル群については、そのノズル群に対応する画像データの画素値を小さくする補正するものである。
図8(a)に示すHS処理部406のテーブルパラメータ生成処理が開始されると、先ず、ステップS502で、図1に示した各記録ヘッドの総てのノズルからインクを吐出して記録媒体に測定用画像(パッチ)を記録する。この場合、C、M、Y、Kそれぞれについて、それらの信号値0〜255のうち、特定の信号値の測定用画像(パッチ)を記録する。
パッチを記録する際には、図4に示すように、通常の記録時と異なり、インク色信号で構成される測定用画像データ510が用いられる。すなわち、測定用画像データ410は、入力色変換処理部403、インク色変換処理部405およびHS処理部406の処理を経ずに、TRC処理部407に直接入力される。このような経路は、図4においてバイパス経路として破線411で示されている。そして、TRC処理部407で補正された測定用画像データは、ディザ処理部408で量子化処理が施された後、出力部409に送られる。出力部409は記録媒体106に測定用画像を記録する。
ディザ処理部408の量子化処理で用いるディザマトリクスは、そのサイズが図9にて後述されるように、HS処理部の処理単位幅(画素数)対して整数倍の関係にない。これにより、干渉ムラの周期をディザマトリクスサイズより長くすることができ、干渉ムラを認識し難くすることができる。
なお、上記説明では測定用画像としてインク色信号で構成される画像データ(C,M,Y、K)を用いるものとしたが、RGBデータを用いて、入力色変換処理部403〜HS処理部406までの処理を実施する形式を取ってもよい。その場合には、入力色変換処理部403やHS処理部406での処理テーブルは、入力=出力となり、実質的には処理しない様な処理テーブルが設定されていることが好ましい。また逆に、TRC処理後の測定専用のデータを準備して、ディザ処理部408から処理を行う構成であってもよい。
次に、ステップS503では、ステップS502で記録媒体に記録された測定用画像をスキャナ107で測定し、その測定結果に基づいてエリア[X]ごとのノズル群記録濃度情報B[X]を得る。ここで、エリア[X]は、図1で示した記録ヘッド101〜104において、x方向における各色のノズルの位置を3つのノズルからなるノズル群(記録素子群)の単位で示す情報である。すなわち、本実施形態のHS処理部506は、複数のノズルのうち、3ノズルで構成されるノズル群の単位でHS処理を行う(本明細書では、「処理単位」という)。より詳しくは、600dpiの解像度の3画素分の画像データそれぞれに対して、この処理単位を示す200dpiの解像度のエリア[X]ごとに設定されるパラメータで同じ補正値の補正を行う。
ノズル群記録濃度情報B[X]取得の詳細方法としては、各インク色のエリア[X]に対応する3ノズルで記録されたパッチにおける領域の記録濃度をスキャナ107で読み取り、読み取ったRGB各8ビットの読み取り値に対して、
C=255−R
M=255−G
Y=255−B
K=255−G
という計算を行って取得する。スキャナによる読み取り値から記録濃度情報への変換方法については、このような、255からの差分を用いる他、一次元や三次元のルックアップテーブルを用いる方法等、公知の手法を用いてもよい。
なお、本実施形態において、スキャナの解像度すなわちスキャナに配列する読み取り素子の配列ピッチは特に限定されるものではない。記録ヘッドの記録解像度1800dpiより高解像であってもよい。また、スキャナ107は、図1で示したように、必ずしも記録ヘッドと同様のフルラインタイプでなく、図1のx方向に移動しながら所定の周期で側色を行うシリアルタイプのものであっても良い。また、プリンタとは別体に用意されているスキャナであってもよい。この場合、例えば、スキャナとプリンタを信号接続しスキャナから測定結果を自動的に入力するようにすることができる。さらに、ノズル群記録濃度情報B[X]は、必ずしもRGB情報から算出したCMYK濃度でなくてもよく、例えば、測色器で測定したL等、いずれの形式であってもよい。どのような形態でどのような解像度で測色を行うにせよ、平均化などの様々な処理を施すことによって、2ノズル分に相当するエリアXのノズル群記録濃度情報B[X]を適切に得られればよい。
次に、ステップS504では、標準記録濃度AとステップS503で取得したノズル群記録濃度情報B[X]から、エリア[X]の濃度補正量T[X]を算出する。ここで、標準記録濃度Aは、測定用画像データ(C,M,Y、K)の信号を、本実施形態のプリンタで記録および測定して得た記録濃度情報の目標値である。具体的には、標準吐出量のノズルを用いて記録した画像をスキャナ107で測定し、記録濃度情報に変換した結果とすることができる。
すなわち、濃度補正量T[X]は次のように表すことができる。
濃度補正量T[X]=A−B[X]
なお、実際には、紙面上の濃度の違いであるA−B[X]と、HS処理部406でのインク色濃度データの補正量が一致しない場合もあり、その場合には、所定の変換により紙面上濃度差A−B[X]から濃度補正量T[X]を算出することが望ましい。その変換については、統計的な近似・濃度推定や濃度探索等、公知の手法を適宜適用することができる。以下では、本実施形態の、濃度補正量T[X]=A−B[X]として説明する。
以上のようにして、濃度補正量T[X]が求められ、エリア[X]ごとに記憶部であるメモリに記憶される。上記一連の濃度補正量T[X]生成は、C、M、Y、Kそれぞれの階調値について必要な分だけ繰り返し行われ、C、M、Y、Kそれぞれの階調値の濃度補正量T[X]が作成されることとなる。
なお、総て0〜255の階調値に対して上記一連の濃度補正量T[X]生成を行わず、他の階調の補正値を参考に他の階調の補正値を推定することなどを行ってもよい。また、濃度補正量T[X]については、補正量をそのまま格納する形としてもよいし、補正後の値を格納する形としてもよい。補正量を格納する場合には、補正強度を変調・微調整し易い等の利点が有り、逆に補正後の値を格納する場合には、補正計算済の値を格納するので、処理が速い等の利点がある。この時格納するメモリは、本実施形態では、ホストPCのHDD303とするが、プリンタ本体に用意された不揮発性のメモリであってもよい。いずれにしても、作成したテーブルパラメータが、電源をオフしたタイミング等で失われたりしないように取り扱われるのが好ましい。
次に、図8(b)に示す、HS処理部406が記録時に実行する処理について説明する。本処理は、通常の記録動作の際に、図4に示す一連の画像処理部として画像処理アクセラレータ316が行う工程の一部であり、図4におけるHS処理部406が実行する処理が相当する。
最初に、画像処理アクセラレータ316は、ステップS505で、入力色変換処理部403〜インク色変換処理部405の処理が施されたインク色の画像データに対して、図8(a)にて説明した処理によって作成したテーブルパラメータ、すなわち濃度補正量T[X]を用いて、補正を行う。
ここでは、画像処理の対象である注目画素が、上述したエリア[X]のうちどのエリアに含まれているか、すなわちXの値を判断する。ここで、各エリア[X]は600dpiの3ノズル分の領域に対応している一方、画像処理における画素の解像度は1800dpiであるので、各エリア[X]には、x方向に3つの画素が対応することになる。
注目画素kが含まれるエリア[X]の値X=nを得ると、このエリア[n]に対応して作成された濃度補正量T[n]をテーブルから取得する。そして、注目画素kの画像データ(C、M、Y、K)が示す濃度値[k]に対して、濃度補正量T[n]で以下のように補正する。
補正後濃度値[k]=濃度値[k]+濃度補正量T[n]
次に、ステップS506で、画像処理アクセラレータ316は、ステップS505で濃度値が補正されたインク濃度データに対し、TRC処理部407、および図7にて後述されるディザマトリクスを用いる量子化処理部408による処理を施す。そして、得られた2値データに基づき、出力部409によって記録媒体106にドットを記録する。
本実施形態は、以上説明したディザマトリクスのノズル配列方向のサイズ(ディザを適用する画素数)を、HS処理部406の処理単位幅の整数倍とならないように、上記サイズおよび処理単位幅を定める。以下、これについて説明する。
先ず、ディザマトリクスサイズをHS処理の処理単位幅の整数倍としないことによる作用について説明する。ディザマトリクスサイズをW、HS処理の処理単位幅をWHSと定義すると、ディザマトリクスサイズが処理単位幅の整数倍となっていない、とは以下の関係を満たすことである。
≠nWHS (nは自然数)
このとき、干渉ムラの周期はWとWHSの最小公倍数となる。
一方、ディザマトリクスサイズが処理単位幅の整数倍となっている、とは以下の関係を満たすことである。
=nWHS
このとき、干渉ムラの周期はWとなる。
図9は、本実施形態におけるHS処理の処理単位幅とディザマトリクスサイズの好適な関係の例を説明する図である。
図9において、記録ヘッド102におけるノズル(10201、10202、・・・)は、600dpiの密度で配列されている。また、ディザマトリクス420は、600dpiの16画素×16画素サイズのディザマトリクスであり、これが繰り返し用いられている(W=16画素)。
一方、図中破線で示した矩形7001〜7016は、それぞれHS処理の処理単位を示し、
HS=3画素
である。従って、x方向(ノズル配列方向)において、最小公倍数の関係である、
3×W=16×WHS
という関係が成立している。この場合、干渉ムラの周期は、WとWHSの最小公倍数である48画素(3W)となる。
図11(a)は、以上説明したように、このディザマトリクスサイズWと処理単位幅WHSの関係によって、最小公倍数である48画素(3W)が干渉ムラの周期となることを示す図である。
これに対して、図10は、ディザマトリクスサイズがHS処理の処理単位幅の整数倍であるとき相互の関係を説明する図である。図10おいて、記録ヘッド102、ノズル(10201、10202・・・)およびディザマトリクス420のサイズ(16画素)は、図9と同じ内容であるためそれらの説明を省略する。
図10においては、破線で示した矩形7101〜7112はHS処理の処理単位を示し、本例では、
HS=4画素
である。従って、x方向(ノズル配列方向)において、
=4×WHS
という関係が成立している。この場合、干渉ムラの周期はW(16画素)となる。
図11(b)は、特に、この干渉ムラの周期はWを示す図である。図11(a)に示す本実施形態の干渉ムラ周期3Wに較べて、1/3の周期となる。
以上の説明したように、本実施形態のように、ディザマトリクスサイズをHS処理単位幅の整数倍としないことにより、干渉ムラの周期をディザマトリクスサイズより長くすることができる。これにより、図12にて後述するように、干渉ムラを認識し難くすることができる。
なお、図11(a)に示す例は、干渉ムラの周期が3倍になる例であるが、この倍率の取り得る範囲は、ディザマトリクスサイズとHS処理の処理単位幅の組み合わせに応じて、2以上の整数とすることができる。例えば、図11(c)に示す例のように、最小公倍数に関して、2WD=3WHS3であれば、干渉ムラの周期は2WDとなる。要は、図12にて後述するように、長くした干渉ムラの周期が認識し難いものであればよく、記録システムにおける記録解像度などの仕様に応じて、長くする倍数は2以上の整数とすることができる。
また、図11(a)および(c)に示す例では、ディザマトリクスサイズを固定とし、HSの処理単位幅を変化させる例であるが、逆に、HSの処理単位幅を固定とし、ディザマトリクスサイズを変化させて、同じように、ディザマトリクスサイズをHS処理単位幅の整数倍としないにしてもよい。
次に、干渉ムラの周期とその認識のし難さとの関係を説明する。図12は、空間周波数に対する視覚伝達関数VTFを示す図である。図12に示す視覚伝達関数VTFは、横軸に示す空間周波数が変わることによって縦軸に示す視覚感度が変化することを示している。この視覚伝達関数VTFでは、感度のピークが1.5cycle/mm付近にあること、また、それより空間周波数が小さくなるにつれ感度が下がることが分かる。つまり、空間周波数が1.5cycle/mmより小さい周期パターンは長周期化されると、感度が下がることが分かる。
例えば、600dpiの、サイズが16画素のディザマトリクスの周期パターンは、空間周波数が約1.5cycle/mmとなる。これは、図11(b)に示す比較例の干渉ムラの周期に相当する。これに対し、本実施形態によって、干渉ムラの周期が長くされた、3倍の48画素の場合は、干渉ムラの空間周波数は約1.5cycle/mmから約0.5cycle/mmとなる。これによって、視覚感度は、約1.0から約0.6となり視覚感度が下がる。このように、本実施形態によれば、干渉ムラの周期を長くすることによって、その干渉ムラを認識し難くすることができる。
なお、図13に示すように、同じ空間周波数でも解像度によって画素数が異なる。従って、長周期化されることにより感度が下がるディザマトリクス周期の範囲は、解像度によって変わり得る。また、視覚伝達関数のピークは観察距離によって変わる。従って、長周期化されることにより感度が下がるディザマトリクス周期の範囲は、観察距離によっても変わり得るものである。
以上説明したように、ディザマトリクスサイズをHSの処理単位幅の整数倍としないことによって、ディザマトリクスサイズでの周期パターンとHS単位幅での周期濃度ムラの干渉によって発生するムラを認識し難くすることができる。
(第2の実施形態)
ディザマトリクスは、1つのマトリクスが記録画像に対して2次元的に繰り返し用いられる。図14(a)および(b)は、ディザマトリクス配置と干渉ムラ周期の関係を説明する図である。
図14(a)に示すようにディザマトリクスを配置すると、第1実施形態で説明したように、ディザマトリクス自体による濃度パターンの周期はWとなる。これに対し、図14(b)は、x方向(ノズル配列方向)において隣接して適用されるディザマトリクスをy方向(ノズル配列方向に直交する方向)において、相互にマトリクスサイズの1/2ずつずらした状態の配置を示している。これにより、閾値配置のパターンはx方向において2倍の周期2Wとなり、それに応じてディザマトリクスによる濃度パターンの周期が2Wとなる。一般化すると、相互にマトリクスサイズの1/m(所定画素数)ずつずらした配置することにより、ディザマトリクスによる濃度パターンの周期をmWとすることができる。
ここで、x方向の閾値繰り返し周期をWTHとするとき、本実施形態では、x方向の閾値繰り返し周期がHSの処理単位幅の整数倍とならない関係とする。すなわち、次の式が成り立つようにする。
TH(mW)≠nWHS (nは自然数)
このとき、干渉ムラの周期は、WTHとWHSの最小公倍数となる。
一方、X方向の閾値繰り返し周期がHS処理単位幅の整数倍となっている場合は、以下の関係が満たされる。
TH(mW)=nWHS
このとき、干渉ムラの周期はWTHとなる。
図15は、本発明の第2実施形態における、HSの処理単位幅とディザマトリクスサイズの好適な関係の例を説明する図である。記録ヘッド102におけるノズル(10201、10202、・・・)は600dpiの密度で配列されている。また、ディザマトリクス420は、600dpiの16画素×16画素のサイズであり、これが、y方向において相互にマトリクスサイズの1/3ずつずらした配置となっている(W=16画素)。すなわち、
TH=48画素
である。
また、図中破線で示した矩形7301〜7309はHS処理の処理単位であり、図15においては、
HS=5画素
である。よって、x方向(ノズル列方向)において、最小公倍数の関係、
5×WTH=48×WHS
が成立つ。この場合、干渉ムラの周期は、WTHとWHSの最小公倍数である240画素(5WTH)となる。
この場合、600dpiで48画素の周期が長周期化されて5倍の240画素になり、図12に示すように、空間周波数が約0.5cycle/mmから約0.1cycle/mmとなる。このとき感度は図12より約0.6から約0.17となり、視覚感度が低下する。これにより、干渉ムラを認識し難くすることができる。
一方、図16は、第2実施形態における、HS処理幅とディザマトリクスサイズの好適では無い関係の例を説明する図である。記録ヘッド102、ノズル(10201、10202)およびディザマトリクス420の内容は、図15と同じなのでそれらの説明を省略する。
図中破線で示した矩形7001〜7016はHS処理の処理単位であり、図16に示す例においては、
HS=3画素
である。よって、x方向(ノズル列方向)において、
TH=16×WHS
という関係が成立している。すなわち、閾値繰り返し周期がHS処理単位幅の整数倍となっている場合であり、この場合、干渉ムラの周期はWTH(48画素)となり、干渉ムラの周期を長くすることができない。
なお、図13について前述したように、同じ空間周波数でも解像度によって画素数は変わる。従って、長周期化されることにより感度が下がるディザマトリクスの閾値繰り返し周期の範囲は、解像度によって変わり得る。また、視覚伝達関数のピークは観察距離によって変わる。従って、長周期化されることにより感度が下がるディザマトリクスの閾値繰り返し周期の範囲は、観察距離によっても変わり得る。
以上のように、本実施形態によれば、ディザマトリクスの閾値繰り返し周期をHSの処理単位幅の整数倍としないことによって、ディザマトリクスの閾値繰り返し周期パターンとHS単位幅での周期濃度ムラの干渉によって発生するムラを認識し難くすることができる。
なお、本第2実施形態の閾値配置に応じたディザマトリクスの濃度パターンの考え方を第1実施形態に適用すると、第1実施形態では閾値配置による濃度パターンの周期がディザマトリクスのサイズと同じである、ということができる。
(他の実施形態)
以上説明した実施形態は、ディザマトリクスのサイズ(もしくは閾値配置による濃度パターンの周期)がHSの処理単位幅の整数倍でない例を説明したが、本発明の適用はこの例に限られない。逆に、HSの処理単位幅がディザマトリクスのサイズ(もしくは閾値配置による濃度パターンの周期)の整数倍でない形態であってもよい。すなわち、ディザマトリクスのサイズ(もしくは閾値配置による濃度パターンの周期)とHSの処理単位幅の一方が他方に対して整数倍でない、関係であればよい。
また、上記実施形態は、ディザマトリクスが2値化に用いられる形態に関するものであるが、本発明の適用はこの形態に限られない。例えば、256値の画像データを4値のデータに量子化し、この4値のデータが示す各レベルに対応したドット配置パターンを用いて2値化を行う形態であってよい。また、上述した実施形態は、インクジェット方式の記録装置に関するものであるが、この形態に限られず、例えば熱転写などによってドットを形成する方式の記録装置であってもよい。
100 プリンタ
101〜104 記録ヘッド
107 スキャナ
311 CPU
312 RAM
313 ROM
318 画像処理アクセラレータ

Claims (11)

  1. 複数の記録素子を配列した記録素子列を用いて記録媒体に画像の記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、
    前記記録素子列の複数の記録素子を分割して得られる複数の記録素子群にそれぞれ対応した処理単位ごとに、当該記録素子群の複数の記録素子に対応した画像の画像データを当該記録素子群の複数の記録素子の記録特性に応じて補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像データを、ディザマトリクスを用いて量子化する手段であって、前記ディザマトリクスが、記録媒体における、複数の記録素子の配列方向における所定のサイズを有した領域に記録すべき画像を形成する画素のデータにそれぞれ関連付けられた複数の閾値を表し、複数の領域が連続して前記配列方向に配列され、前記ディザマトリクスが前記所定のサイズを有するそれぞれの領域に対して用いられる、量子化手段と、
    を具え、
    前記所定のサイズを有する前記領域の前記配列方向における画素数は、前記記録素子群の前記複数の記録素子に対応する、前記配列方向における画素数より多く、また、前記記録素子群の前記複数の記録素子に対応する、前記配列方向における画素数の整数倍でないことを特徴とする画像処理装置。
  2. 記録ヘッドが前記記録素子としてノズルを備え、前記記録ヘッド内を複数のノズル配列の方向にインクが循環するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記記録素子列が設けられた記録ヘッドをさらに具えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の記録素子は複数のノズルであって、前記複数のノズルは、前記配列方向において一方の端のノズルから他方の端のノズルにかけて吐出量が増加する記録特性を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記複数の記録素子によって記録された測定用画像の測定結果に基づいて画像データを補正することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正手段は、前記記録素子群の間の記録濃度の差を抑制するように画像データを補正することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記配列方向に交差する方向に搬送される記録媒体に前記記録が行われることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 複数の記録素子を配列した記録素子列を用いて記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、
    前記記録素子列の複数の記録素子を分割して得られる複数の記録素子群にそれぞれ対応した処理単位ごとに、当該記録素子群の複数の記録素子それぞれに対応した画素の画像データを当該記録素子群の複数の記録素子の記録特性に応じて補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像データを、ディザマトリクスを用いて量子化する量子化手段と、
    を具え、
    前記ディザマトリクスの閾値によって形成される、前記記録素子の配列方向の閾値配置のパターンの周期を示す画素数と、前記処理単位の、前記記録素子群の複数の記録素子に対応した、前記配列方向の画素の数と、の一方が他方に対して整数倍でなく、
    前記ディザマトリクスの閾値によって形成される、前記配列方向の閾値配置のパターンの周期を示す画素数は、1つのディザマトリクスの前記配列方向の画素数であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 複数の記録素子を配列した記録素子列を用いて記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、
    前記記録素子列の複数の記録素子を分割して得られる複数の記録素子群にそれぞれ対応した処理単位ごとに、当該記録素子群の複数の記録素子それぞれに対応した画素の画像データを当該記録素子群の複数の記録素子の記録特性に応じて補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像データを、ディザマトリクスを用いて量子化する量子化手段と、
    を具え、
    前記ディザマトリクスの閾値によって形成される、前記記録素子の配列方向の閾値配置のパターンの周期を示す画素数と、前記処理単位の、前記記録素子群の複数の記録素子に対応した、前記配列方向の画素の数と、の一方が他方に対して整数倍でなく、
    前記ディザマトリクスの閾値によって形成される、前記配列方向の閾値配置のパターンの周期を示す画素数は、複数のディザマトリクスを、前記配列方向と直交する方向において所定画素数だけずらした状態で、前記配列方向に配列するよう適用するときの、前記複数のディザマトリクスの前記配列方向の画素数であることを特徴とする画像処理装置。
  10. 複数の記録素子を配列した記録素子列を用いて記録媒体に画像の記録を行うための記録データを生成する画像処理装置であって、
    前記記録素子列の複数の記録素子を分割して得られる複数の記録素子群にそれぞれ対応した処理単位ごとに、当該記録素子群の複数の記録素子に対応した画像の画像データを当該記録素子群の複数の記録素子の記録特性に応じて補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像データを、ディザマトリクスを用いて量子化する手段であって、前記ディザマトリクスが、記録媒体における、複数の記録素子の配列方向における所定のサイズを有した領域に記録すべき画像を形成する画素のデータにそれぞれ関連付けられた複数の閾値を表す、量子化手段と、
    を具え、
    前記配列方向における前記所定のサイズは、前記配列方向における前記処理単位としての前記記録素子群における前記複数の記録素子に対応する長さより大きく、また、前記長さの整数倍でないことを特徴とする画像処理装置。
  11. 複数の記録素子を配列した記録素子列を用いて記録媒体に画像の記録を行うための記録データを生成するための画像処理方法であって、
    前記記録素子列の複数の記録素子を分割して得られる複数の記録素子群にそれぞれ対応した処理単位ごとに、当該記録素子群の複数の記録素子に対応した画像の画像データを当該記録素子群の複数の記録素子の記録特性に応じて補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された画像データを、ディザマトリクスを用いて量子化する工程であって、前記ディザマトリクスが、記録媒体における、複数の記録素子の配列方向における所定のサイズを有した領域に記録すべき画像を形成する画素のデータにそれぞれ関連付けられた複数の閾値を表し、複数の領域が連続して前記配列方向に配列され、前記ディザマトリクスが前記所定のサイズを有するそれぞれの領域に対して用いられる、量子化工程と、
    を有し、
    前記所定のサイズを有する前記領域の前記配列方向における画素数は、前記記録素子群の前記複数の記録素子に対応する、前記配列方向における画素数より多く、また、前記記録素子群の前記複数の記録素子に対応する、前記配列方向における画素数の整数倍でないことを特徴とする画像処理方法。
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