JP6020745B2 - タッチセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、操作面への押し込みを検出するタッチセンサに関する。
従来、ユーザが操作面に触れたことで操作入力を検出するタッチ式入力装置が各種考案されている。タッチ式入力装置としては、操作面へのタッチ位置と、操作面の押圧や押圧量とを検出する装置がある。
例えば、特許文献1に記載のタッチ式入力装置は、平板状の感圧センサ(押圧センサ)と平板状の静電センサとを重ねたタッチセンサを備えている。押圧センサは、ユーザが操作面を押し込むことで厚み方向にひずみ、押圧されたことや押圧量を検出する。静電センサは、操作面へのタッチ位置を検出する。
特開平5−61592号公報
押圧センサの出力を大きくするには、例えば特許文献1に示されているように圧電フィルムの両面全体に電極を形成する方法が考えられる。
しかしながら、この方法では、平板状の押圧センサの押圧位置によって押圧センサのひずみ量が異なる。具体的には、押圧センサの中央領域のひずみ量は大きく、中央領域より外周側に位置する押圧センサの周辺領域のひずみ量は小さい。すなわち、同じ押圧量であるにも関わらず押圧位置によって発生する電荷量がばらつく。
そのため、特許文献1のタッチ式入力装置は、押圧位置による出力補正をかける必要があり、処理が複雑になるという問題を有している。
したがって、本発明の目的は、押圧位置による出力のばらつきを抑制できるタッチセンサを提供することにある。
本発明のタッチセンサは、両主面に圧電検出用電極が設けられた圧電フィルムを有する押圧センサを備えるタッチセンサであって、
両主面に直交する方向から見て、両主面の内の少なくとも一方の主面に設けられた圧電検出用電極の中央領域には開口部が設けられている、ことを特徴とする。
この構成のタッチセンサは、圧電検出用電極の中央領域に開口部が設けられることにより、押圧位置により大きくばらつく中央領域の発生電荷を除去し、押圧位置によるばらつきが少ない圧電検出用電極の周辺領域からの電荷を取り出している。
したがって、この構成のタッチセンサは、押圧位置による出力のばらつきを抑制できる。すなわち、この構成のタッチセンサは、押圧センサの出力を安定させることができる。また、この構成のタッチセンサを備えるタッチ式入力装置は、押圧位置による出力補正をかける必要がなく、処理が単純になる。
また、本発明のタッチセンサでは、圧電検出用電極は、前記主面の短手方向に沿って形成された第1電極部と、前記主面の長手方向に沿って形成された第2電極部と、を有し、
第1電極部の幅は、第2電極部の幅より短いことが好ましい。
この構成のタッチセンサは、第1電極部の幅を第2電極部の幅より小さくすることで、押圧位置による出力のばらつきをより抑制できる。すなわち、この構成のタッチセンサは、出力をより安定させることができる。
また、本発明のタッチセンサでは、開口部の中心軸は、圧電フィルムの中心軸と一致していることが好ましい。
この構成では、ひずみ量の最も大きい圧電フィルムの中心付近の電極を除去する。そのため、この構成のタッチセンサは、押圧位置による出力のばらつきを一層抑制できる。
また、本発明のタッチセンサにおいて、中央領域内には、圧電検出用電極と絶縁された内部電極が形成されていることが好ましい。
この構成では、押圧センサの中央領域と、中央領域より外周側に位置する押圧センサの周辺領域とで、電極の積層数が同じになる。これにより、光学的なムラの発生を抑制できる。
また、本発明のタッチセンサは、両主面に位置検出用電極が形成された誘電体基板を有する静電センサを備え、
静電センサ、押圧センサの順で、操作面側から配置されていることが好ましい。
この構成では、静電センサが、操作面へのタッチ位置を検出する。そのため、この構成のタッチセンサは、操作面へのタッチ位置と、操作面の押圧や押圧量とを検出できる。
また、本発明では、圧電フィルムは、キラル高分子によって形成されていることが好ましい。
この構成では、検出信号の信号レベルを、確実且つ高感度に検出することができる。
また、本発明では、キラル高分子は、ポリ乳酸であることが好ましい。
この構成では、検出信号の信号レベルを、確実且つ高感度に検出することができる。
また、本発明では、ポリ乳酸は、L型ポリ乳酸であることが好ましい。
この構成では、検出信号の信号レベルを、確実且つ高感度に検出することができる。
この発明によれば、押圧位置による出力のばらつきを抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係るタッチセンサを備える表示装置1の外観斜視図である。 図1に示すS−S線の断面図である。 図2に示すタッチパネル10の分解斜視図である。 図2に示す絶縁性基板11P1の平面図である。 図2に示すベースフィルム11P2の平面図である。 図2に示す絶縁性基板11P4の平面図である。 図1に示す表示装置1のブロック図である。 図2に示すタッチセンサ11Pと、本発明の第1の実施形態の比較例に係るタッチセンサ511Pと、の平面透視図である。 図8に示すタッチセンサ511Pに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。 図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、各押圧位置A〜Fの押圧により発生する電荷の分布図である。 図2に示すタッチセンサ11Pと、図8に示すタッチセンサ511Pとにおいて、押圧位置A〜Fと、押圧位置Aでの出力に対する、押圧位置B〜Fでの出力の比との関係を示す図である。 図12(A)は、図8に示すタッチセンサ511Pの1/4長方形領域Rの各押圧位置での押圧による発生電荷を示した図である。図12(B)は、図2に示すタッチセンサ11Pの1/4長方形領域Rの各押圧位置での押圧による発生電荷を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るタッチセンサに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るタッチセンサ312を備える表示装置3の断面図である。 図14に示すタッチパネル310の分解斜視図である。 図14に示す絶縁性基板11P1の平面図である。 図14に示す絶縁性基板11P4の平面図である。 図14に示す表示装置3のブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るタッチセンサに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。 図19に示す第2電極部422の幅Lxに対する第1電極部421の幅Lyの比と均一性の比との関係を示す図である。 本発明の第4の実施形態の変形例に係るタッチセンサに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。
本発明の第1の実施形態に係るタッチセンサについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るタッチセンサを備える表示装置1の外観斜視図である。図2は、図1に示すS−S線の断面図である。図3は、図2に示すタッチパネル10の分解斜視図である。図4は、図2に示す絶縁性基板11P1の平面図である。図5は、図2に示すベースフィルム11P2の平面図である。図6は、図2に示す絶縁性基板11P4の平面図である。図7は、図1に示す表示装置1のブロック図である。
図1に示すように、表示装置1は、携帯可能な程度の大きさからなる筐体100を備える。表示装置1は、タッチ式入力装置であり、例えばタブレットやスマートフォンである。
筐体100は、長さ及び幅が厚さよりも大きな直方体形状であり、天面が開口する形状からなる。筐体100には、図1、図2に示すように、筐体100の開口面を塞ぐよう操作板110が載置され、固定されている。操作板110の一方の主面が操作面101となる。操作板110は、透光性を有する材料からなる。
表示装置1は、筐体100内に、図1、図2に示すように、操作面101側から、操作板110、押圧センサ11P、表示部30、制御回路モジュール52、及び図7に示すバッテリ80を、この順番に備えている。
操作板110及び押圧センサ11Pは、組み合わされて、タッチパネル10を構成する。操作板110、押圧センサ11P、および表示部30は平板状であり、それぞれの平板面が筐体100の操作面101に平行になるように、筐体100に配置されている。
なお、本実施形態では押圧センサ11Pが、本発明の「タッチセンサ」に相当する。
筐体100の底面と表示部30との間には、回路基板(図示せず)が配置されており、当該回路基板に制御回路モジュール52が実装されている。制御回路モジュール52は、図8に示す、制御部20、記憶部21、RAM22、無線LAN通信部60、及び3G通信部61を実現するモジュールである。
制御回路モジュール52は、押圧センサ11P、表示部30、及びバッテリ80に接続されている。ここで、制御部20は、押圧センサ11Pに接続されている。
押圧センサ11Pの表示部30とは反対側の面には、操作板110が設けられている。操作板110は、絶縁性および透光性を有する材質からなる。例えば、操作板110には、PETやPP、ガラスを用いるとよい。
押圧センサ11Pは、図2〜図6に示すように、圧電検出用電極11P0と、平板状の絶縁性基板11P1と、平膜状のベースフィルム11P2と、圧電検出用電極11P3と、平板状の絶縁性基板11P4と、を有する。
絶縁性基板11P1は、透光性を有する材料(例えばPET)からなる。絶縁性基板11P1は、圧電検出用電極11P0が形成された操作面101側の上面と、上面に対向する下面と、を有している。
ベースフィルム11P2は、操作面101側の上面と、上面に対向する下面と、を有している。ベースフィルム11P2の上面には、絶縁性基板11P1の下面が粘着剤によって貼付されている。
絶縁性基板11P4は、図3、図6に示すように、透光性を有する材料(例えばPET)からなる。絶縁性基板11P4は、圧電検出用電極11P3が形成された操作面101側の上面と、上面に対向する下面と、を有している。絶縁性基板11P4の上面には、ベースフィルム11P2の下面が粘着剤によって貼付されている。
なお、絶縁性基板11P1及びベースフィルム11P2が、本発明の「圧電フィルム」を構成する。絶縁性基板11P1の上面が、本発明の「第1主面」を構成する。ベースフィルム11P2の下面が、本発明の「第2主面」を構成する。
以上の構成により、押圧センサ11Pは、両主面に圧電検出用電極11P0、11P3が設けられた圧電フィルムを有している。そして、両主面に直交する方向から見て、両主面の内の少なくとも一方の主面に設けられた圧電検出用電極11P3の中央領域には開口部70が設けられている。開口部70は、絶縁性基板11P4を露出させている。開口部70の形状は四角形である。
ここで、圧電検出用電極11P3の縦の長さY1は、125mmである。圧電検出用電極11P3の横の長さX1は、75mmである。圧電検出用電極11P3の幅の長さLは、12.5mmである。
開口部70の中心軸C1は、ベースフィルム11P2の中心軸C2と一致している。
なお、本実施形態では、圧電検出用電極11P3の中央領域にのみ開口部70が設けられているが、これに限るものではない。実施の際は例えば、圧電検出用電極11P0及び圧電検出用電極11P3の両方の中央領域に開口部70が設けられていてもよい。
押圧センサ11Pは、ユーザが操作面101を押し込んでベースフィルム11P2の平膜面を押圧することで、ベースフィルム11P2が撓んで発生する電荷を、圧電検出用電極11P0,11P3で検出する。そして、押圧センサ11Pは、この検出に基づく信号を押圧検出信号として、不図示の配線を介して制御回路モジュール52へ出力する。
なお、ベースフィルム11P2は、圧電性を有するフィルムであればよいが、好ましくは、一軸延伸されたポリ乳酸(PLA)、さらにはL型ポリ乳酸(PLLA)によって形成されていることが好ましい。
PLLAは、キラル高分子であり、主鎖が螺旋構造を有する。PLLAは、一軸延伸され、分子が配向すると、圧電性を有する。そして、一軸延伸されたPLLAは、圧電フィルムの平膜面が押圧されることにより、電荷を発生する。この際、発生する電荷量は、押圧により平膜面が、当該平膜面に直交する方向へ変位する変位量によって一意的に決定される。一軸延伸されたPLLAの圧電定数は、高分子中で非常に高い部類に属する。
したがって、PLLAを用いることで、押圧による変位を確実且つ高感度に検出することができる。すなわち、押圧を確実に検出し、押圧量を高感度に検出することができる。
なお、延伸倍率は3〜8倍程度が好適である。延伸後に熱処理を施すことにより、ポリ乳酸の延びきり鎖結晶の結晶化が促進され圧電定数が向上する。なお、二軸延伸した場合はそれぞれの軸の延伸倍率を異ならせることによって一軸延伸と同様の効果を得ることが出来る。
例えばある方向をX軸としてX軸方向に8倍、X軸に直交するY軸方向に2倍の延伸を施した場合、圧電定数に関してはおよそX軸方向に4倍の一軸延伸を施した場合とほぼ同等の効果が得られる。単純に一軸延伸したフィルムは延伸軸方向に沿って裂け易いため、前述したような二軸延伸を行うことにより幾分強度を増すことができる。
また、PLLAは、延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じ、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDFやPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。
このため、PLLAには、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じない。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。したがって、周囲環境に影響されることなく、押圧による変位を高感度に検出することができる。
このような一軸延伸処理されたベースフィルム11P2は、図2、図3、図5に示すように、筐体100の側面に沿った直交二方向に対して、一軸延伸方向900が略45°の角度を成すように、筐体100に配置されることが好ましい。このような配置を行うことで、より高感度に変位を検出できる。したがって、押圧および押圧量をより高感度に検出することができる。
圧電検出用電極11P0,11P3は、図2〜図4、図6に示すように、ポリチオフェンやポリアニリンを主成分とする有機電極、ITO、ZnO、銀ナノワイヤ、カーボンナノチューブ、グラフェン等の無機電極のいずれかを用いるのが好適である。これらの材料を用いることで、透光性の高い導体パターンを形成できる。
図1、図2に示すように、筐体100の内部におけるタッチパネル10の他方の主面には、表示部30が配置されている。表示部30は、所謂フラットディスプレイからなり、ここでは、具体的に液晶表示素子からなる。
表示部30は、液晶パネル301、表面偏光板302、裏面偏光板303、バックライト304を備える。表面偏光板302と裏面偏光板303は、液晶パネル301を挟むように配置されている。バックライト304は、裏面偏光板303を挟んで、液晶パネル301と反対側に配置されている。
次に、図7に示すように、表示装置1は、タッチパネル10、制御部20、記憶部21、RAM22、表示部30、無線LAN通信部60、3G通信部61、及びバッテリ80を備える。
記憶部21は、例えばフラッシュメモリで構成されている。記憶部21は、表示装置1の各部の制御方法が記述された制御プログラムを保存する。
制御部20は、例えばCPUで構成されている。また、制御部20は、現在時刻や現在日を計時するタイマー回路を有している。制御部20は、記憶部21に保存されている制御プログラムに従って、表示装置1の各部の動作を制御する。制御部20は、当該制御プログラムで処理されるデータをRAM22に展開する。
タッチパネル10は、操作板110、及び押圧センサ11Pを有する。
押圧センサ11Pは、操作面101が押圧されると、押圧量(押圧力)に応じた信号レベルDSpの押圧検出信号を生成する。押圧センサ11Pは、押圧検出信号を制御部20へ出力する。
制御部20は、押圧検出信号に基づいて、操作入力内容を決定する。この際、制御部20は、記憶部21を操作入力内容の判断処理用の記憶領域として用いる。制御部20は、決定した操作入力内容に基づく画像データを生成し、表示部30へ出力する。
表示部30は、画像データに基づいて操作面101に画像を表示する。
無線LAN通信部60及び3G通信部61は、不図示のアンテナを有している。無線LAN通信部60は、インターネットに接続された無線LANルータを介してサーバ装置(不図示)と通信する。3G通信部61は、携帯電話網に接続された基地局を介してサーバ装置(不図示)と通信する。
バッテリ80は、表示装置1の各部に対してDC動作電源の供給を行う。
ここで、本発明の実施形態に係る押圧センサ11P(タッチセンサ11P)と、本発明の実施形態の比較例に係るタッチセンサ511Pと、を比較する。まず、タッチセンサ511Pの構成について説明する。
なお、本実施形態では押圧センサ11Pが、本発明の「タッチセンサ」に相当する。そのため、本実施形態では押圧センサ11Pを以下、タッチセンサ11Pと称する。
図8は、図2に示すタッチセンサ11Pと、本発明の第1の実施形態の比較例に係るタッチセンサ511Pと、の平面透視図である。図9は、図8に示すタッチセンサ511Pに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。
図8、図9に示すように、タッチセンサ511Pは、圧電検出用電極511P3の中央領域に開口部70が設けられていない点で、タッチセンサ11Pと相違する。その他の構成については同じであるため、説明を省略する。
以下、図10〜図12に示すように、操作面101上の各押圧位置が押し込まれた際に、タッチセンサ11Pにおいて発生する電荷と、タッチセンサ511Pにおいて発生する電荷と、をシミュレーションで比較した結果を示す。タッチセンサ511Pにおいて発生する電荷は、表示装置1においてタッチセンサ11Pをタッチセンサ511Pに置き換えて、シミュレーションを行った。
なお、以下では、図8に示すように、次の寸法条件で、シミュレーションを行った。操作板110の縦の長さは、143.5mmであり、操作板110の横の長さは、81.5mmである。また、押圧位置Aと押圧位置Bの間隔は、25mmである。同様に、押圧位置Bと押圧位置Cの間隔、押圧位置Dと押圧位置Eの間隔、及び押圧位置Eと押圧位置Fの間隔も、25mmである。また、押圧位置Aと押圧位置Dの間隔は、20mmである。同様に、押圧位置Bと押圧位置Eの間隔、及び押圧位置Cと押圧位置Fの間隔も、20mmである。また、タッチセンサ11P及びタッチセンサ511Pのそれぞれの縦の長さは、125mmであり、タッチセンサ11P及びタッチセンサ511Pのそれぞれの横の長さは、75mmである。
図10(A)は、図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、押圧位置Aの押圧により発生する電荷の分布図である。図10(B)は、図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、押圧位置Bの押圧により発生する電荷の分布図である。図10(C)は、図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、押圧位置Cの押圧により発生する電荷の分布図である。図10(D)は、図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、押圧位置Dの押圧により発生する電荷の分布図である。図10(E)は、図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、押圧位置Eの押圧により発生する電荷の分布図である。図10(F)は、図8に示すタッチセンサ511Pにおいて、押圧位置Fの押圧により発生する電荷の分布図である。
図10(A)に示すように、押圧位置が中央の場合、タッチセンサ511Pの上下端部では均等に応力がかかるため、発生電荷も均等になることが明らかとなった。
次に、図10(B)(C)に示すように、押圧位置がY方向に移動した場合、押圧位置に近いタッチセンサ511Pの上端部の応力が大きくなり、上端部での発生電荷も大きくなることが明らかとなった。一方、押圧位置から遠い下端部の応力は小さくなり、下端部での発生電荷も小さくなることが明らかとなった。よって、発生電荷は上下端部で補完する形となり、移動後の押圧位置B又はCでの上下端部の発生電荷の和は、移動前の押圧位置Aでの上下端部の発生電荷の和と比べて、あまり変化していないことが明らかとなった。
次に、図10(D)(E)(F)に示すように、押圧位置がX方向に移動した場合、押圧位置に近いタッチセンサ511Pの右端部の応力が大きくなり、右端部での発生電荷も大きくなることが明らかとなった。一方、押圧位置から遠い左端部の応力は小さくなり、左端部での発生電荷も小さくなることが明らかとなった。よって、発生電荷は左右端部で補完する形となり、移動後の押圧位置D、E又はFでの左右端部の発生電荷の和は、移動前の押圧位置A、B又はCでの左右端部の発生電荷の和と比べて、あまり変化していないことが明らかとなった。
一方、図10(A)〜(F)に示すように、タッチセンサ511Pの中央領域150は、押圧位置により応力が大きく変化するため、発生電荷も同様に大きく変化することが明らかとなった。
図11は、図2に示すタッチセンサ11Pと、図8に示すタッチセンサ511Pとにおいて、押圧位置A〜Fと、押圧位置Aでの出力に対する、押圧位置B〜Fでの出力の比との関係を示す図である。
タッチセンサ511Pの場合、最もばらつくF位置で出力が48%減となってしまうのに対し、タッチセンサ11Pの場合は、D位置で出力が22%減に抑えられていることが明らかとなった。均一性((MAX−MIN)/(MAX+MIN)×100)に関しては、タッチセンサ511Pが32%、タッチセンサ11Pが23%となることが明らかとなった。
図12(A)は、図8に示すタッチセンサ511Pの1/4長方形領域Rの各押圧位置での押圧による発生電荷を示した図である。図12(B)は、図2に示すタッチセンサ11Pの1/4長方形領域Rの各押圧位置での押圧による発生電荷を示した図である。1/4長方形領域Rとは、タッチセンサ11P又はタッチセンサ511Pの一方主面を、中心軸C2を中心にして等面積で4分割した領域のことである。
タッチセンサ511Pでは、押圧位置が中央部から端部に移動するに従い、発生電荷は減少しているが、タッチセンサ11Pではその傾向が抑えられていることが明らかとなった。
以上より、圧電検出用電極11P3の中央領域150に開口部70が設けられているタッチセンサ11Pの方が、圧電検出用電極11P3の中央領域150に開口部70が設けられていないタッチセンサ511Pより、押圧位置による出力のばらつきを抑制できていることが明らかとなった。
上記のような結果となった理由は、タッチセンサ11Pが、押圧位置により大きくばらつく中央領域150の発生電荷を除去し、押圧位置によるばらつきが少ない圧電検出用電極11P3の周辺領域からの電荷を取り出しているためであると考えられる。
したがって、この構成のタッチセンサ11Pは、押圧位置による出力のばらつきを抑制できる。すなわち、この構成のタッチセンサ11Pは、出力を安定させることができる。また、この構成のタッチセンサ11Pを備える表示装置1は、押圧位置による出力補正をかける必要がなく、処理が単純になる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るタッチセンサについて、図を参照して説明する。図13は、本発明の第2の実施形態に係るタッチセンサに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。
本実施形態のタッチセンサは、中央領域150内に圧電検出用電極11P3と絶縁された内部電極271が形成されている点で、第1の実施形態のタッチセンサ11Pと相違する。圧電検出用電極11P3と内部電極271とは、枠状の開口部270によって絶縁されている。その他の構成については同じであるため、説明を省略する。
本実施形態のタッチセンサでは、中央領域150と、中央領域150より外周側に位置する周辺領域とで、電極の積層数が同じになる。これにより、本実施形態のタッチセンサは、光学的なムラの発生を抑制できる。
なお、内部電極271の電位は浮動的にすると、内部電極271と圧電検出用電極11P0間の電界による影響により圧電検出用電極11P3で取り出せる電荷が変化してしまう。それを避けるため、内部電極271は圧電検出用電極11P3と同電位にする。
次に、本発明の第3の実施形態に係るタッチセンサについて、図を参照して説明する。
図14は、本発明の第3の実施形態に係るタッチセンサ312を備える表示装置3の断面図である。図15は、図14に示すタッチパネル310の分解斜視図である。図16は、図14に示す絶縁性基板11P1の平面図である。図17は、図14に示す絶縁性基板11P4の平面図である。図18は、図14に示す表示装置3のブロック図である。
本実施形態のタッチセンサ312は、静電センサ11Dを備える点と、圧電検出用電極11P0、11P3と異なる形状の圧電検出用電極311P0、311P3が形成されている点とで、第1の実施形態のタッチセンサ11Pと相違する。その他の構成については同じであるため、説明を省略する。
本実施形態の表示装置3では、タッチパネル310は、操作板110、押圧センサ311P及び静電センサ11Dを有する。押圧センサ311P及び静電センサ11Dは、タッチセンサ312を構成している。
制御回路モジュール52は、静電センサ11D、押圧センサ311P、表示部30、及びバッテリ80に接続されている。ここで、制御部20は、静電センサ11D及び押圧センサ311Pに接続されている。
静電センサ11Dは、図14〜図16に示すように、複数の静電容量検出用電極11D1と、平板状の絶縁性基板11D2と、複数の静電容量検出用電極11D3と、を有する。複数の静電容量検出用電極11D1は、所謂受信電極であり、複数の静電容量検出用電極11D3は、所謂送信電極である。
絶縁性基板11D2は、透光性を有する材料(例えばPET)からなる。図15に示すように、絶縁性基板11D2は、複数の静電容量検出用電極11D1が形成された操作面101側の上面と、上面に対向する下面と、を有している。
複数の静電容量検出用電極11D1は長尺状であり、長尺方向が第の方向に沿う形状からなる。複数の静電容量検出用電極11D1は、第の方向に直交する第の方向に沿って間隔を空けて配置されている。複数の静電容量検出用電極11D1は透光性を有する材料からなる。
絶縁性基板11P1は、複数の静電容量検出用電極11D3と複数の圧電検出用電極311P0とが形成された操作面101側の上面と、上面に対向する下面と、を有している。絶縁性基板11P1の上面には、絶縁性基板11D2の下面が粘着剤によって貼付されている。
複数の静電容量検出用電極11D3は長尺状であり、長尺方向が第の方向に沿う形状からなる。複数の圧電検出用電極311P0も長尺状であり、長尺方向が第の方向に沿う形状からなる。
複数の静電容量検出用電極11D3と複数の圧電検出用電極311P0とは、第の方向に沿って間隔を空けて交互に配置されている。複数の静電容量検出用電極11D3と複数の圧電検出用電極311P0とは透光性を有する材料からなる。
静電センサ11Dは、ユーザの指が近接したり、接触した際に生じる静電容量変化を、静電容量検出用電極11D1,11D3で検出する。そして、静電センサ11Dは、この検出に基づく信号を操作検出信号として、不図示の配線を介して制御回路モジュール52へ出力する。
次に、図17に示すように、絶縁性基板11P4は、複数の圧電検出用電極311P3が形成された操作面101側の上面と、上面に対向する下面と、を有している。絶縁性基板11P4の上面には、ベースフィルム11P2の下面が粘着剤によって貼付されている。
複数の圧電検出用電極311P3は長尺状であり、長尺方向が第の方向に沿う形状からなる。複数の圧電検出用電極311P3は、複数の圧電検出用電極311P0と対向する位置に、第の方向に沿って間隔を空けて配置されている。
複数の圧電検出用電極311P3は、複数の静電容量検出用電極11D3と対向せず、複数の圧電検出用電極311P0と対向する位置に、配置されている。
押圧センサ311Pは、ユーザが操作面101を押し込んでベースフィルム11P2の平膜面を押圧することで、ベースフィルム11P2が撓んで発生する電荷を、圧電検出用電極311P0,311P3で検出する。そして、押圧センサ311Pは、この検出に基づく信号を押圧検出信号として、不図示の配線を介して制御回路モジュール52へ出力する。
なお、絶縁性基板11P1及びベースフィルム11P2が、本発明の「圧電フィルム」を構成する。
以上の構成により、押圧センサ311Pは、両主面に圧電検出用電極311P0、311P3が設けられた圧電フィルムを有している。そして、両主面に直交する方向から見て、両主面の内の少なくとも一方の主面に設けられた圧電検出用電極311P3の中央領域150には開口部370が設けられている。開口部370は、絶縁性基板11P4を露出させている。開口部370の形状は四角形である。
開口部370の中心軸C1は、ベースフィルム11P2の中心軸C2と一致している。
次に、図18に示すように、静電センサ11Dは、静電容量センサであり、タッチパネル310の各電極の検出容量の値を示す操作検出信号を生成する。操作検出信号の信号レベルDSdは、ユーザの指が静電センサ11Dに近接もしくは接触した際に生じる静電容量の変化量に依存している。静電センサ11Dは、生成した操作検出信号を制御部20へ出力する。
制御部20は、静電センサ11Dから出力された操作検出信号の信号レベルDSdが所定閾値よりも大きいことを検出すると、その操作検出信号から操作位置を取得する。
制御部20は、押圧検出信号と操作検出信号とに基づいて、操作入力内容を決定する。
以上より、本実施形態においても、押圧センサ311Pは、押圧位置により大きくばらつく中央領域150の発生電荷を除去し、押圧位置によるばらつきが少ない圧電検出用電極311P3の周辺領域からの電荷を取り出している(図14〜図17参照)。
したがって、本実施形態のタッチセンサ312は、押圧位置による出力のばらつきを抑制できる。すなわち、本実施形態のタッチセンサ312は、出力を安定させることができる。また、本実施形態のタッチセンサ312を備える表示装置3は、押圧位置による出力補正をかける必要がなく、処理が単純になる。
さらに、複数の圧電検出用電極311P3は、複数の静電容量検出用電極11D3と対向せず、複数の圧電検出用電極311P0と対向する位置に、配置されている。そのため、押圧センサ311Pは、複数の静電容量検出用電極11D3との容量結合が抑えられる。したがって、押圧センサ311Pは、複数の静電容量検出用電極11D3からのノイズを削減することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るタッチセンサについて、図を参照して説明する。図19は、本発明の第4の実施形態に係るタッチセンサに備えられる絶縁性基板11P4の平面図である。
本実施形態のタッチセンサは、圧電検出用電極411P3が、絶縁性基板11P4の操作面101側の主面の短手方向に沿って形成された第1電極部421と、主面の長手方向に沿って形成された第2電極部422と、を有する点で、第1の実施形態のタッチセンサ11Pと相違する。第1電極部421の形状は、長方形であり、長方形の開口部470の一辺を形成する。第2電極部422の形状も、長方形であり、長方形の開口部470の一辺を形成する。その他の構成については同じであるため、説明を省略する。
次に、第1電極部421の幅Lyと第2電極部422の幅Lxとの関係について以下説明する。
図20は、図19に示す第2電極部422の幅Lxに対する第1電極部421の幅Lyの比と均一性の比との関係を示す図である。図20は、Ly/Lxを変化させた、圧電検出用電極411P3及び絶縁性基板11P4を備える4つのタッチセンサを用意し、操作面101上の各押圧位置(図8参照)が押し込まれた際に各タッチセンサにおいて発生する電荷から均一性をシミュレーションで算出した結果を示している。このシミュレーションは、表示装置1においてタッチセンサ11Pを各タッチセンサに置き換えて、行った。
なお、均一性は、前述したように、均一性=((MAX−MIN)/(MAX+MIN)×100)の式により算出される。また、図20に示す均一性の比(縦軸)は、Ly/Lx=1、すなわち、第1電極部421の幅Lyと第2電極部422の幅Lxとが等しいときの均一性を1としたときの値を示している。
図20より、LyがLxに比べて小さくなっていくと、均一性が小さくなっていくことが明らかとなった。すなわち、LyがLxに比べて小さくなっていくと、出力のばらつきが小さくなっていくことが明らかとなった。
ここで、ベースフィルム11P2の一軸延伸方向が略45°のとき、ベースフィルム11P2に発生する電荷は、X方向、Y方向の応力をそれぞれTx、Tyとすると、Tx−Tyに比例する。ベースフィルム11P2の上下端部では、Y方向に比べX方向の応力が支配的になる。そのため、ベースフィルム11P2の上下端部では、ベースフィルム11P2の左右端部に比べて多くの電荷が発生する。すなわち、押圧位置による出力の変化は左右端部よりも上下端部の方が大きい。
以上より、図20に示すような結果となった理由は、LyをLxより小さくすることで、押圧位置による出力の変化が大きい上下端部の影響が小さくなるためであると考えられる。
したがって、第4の実施形態に係るタッチセンサは、図19に示すようにLyをLxより小さくすることで、押圧位置による出力のばらつきを前記タッチセンサ11Pより抑制できる。すなわち、第4の実施形態に係るタッチセンサは、出力を前記タッチセンサ11Pより安定させることができる。
なお、前記実施形態において、開口部70、370、470の形状は四角形であるが、これに限るものではない。実施の際、開口部の形状は例えば菱形や六角形でもよい。この場合においても、例えば図21に示すようにLyはLxより小さい方が好ましい。
最後に、前記各実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、3…表示装置
10…タッチパネル
11D…静電センサ
11D1…静電容量検出用電極
11D2…絶縁性基板
11D3…静電容量検出用電極
11P…押圧センサ(タッチセンサ)
11P0…圧電検出用電極
11P1…絶縁性基板
11P2…ベースフィルム
11P3…圧電検出用電極
11P4…絶縁性基板
20…制御部
21…記憶部
22…RAM
30…表示部
52…制御回路モジュール
60…LAN通信部
61…通信部
70…開口部
80…バッテリ
100…筐体
101…操作面
110…操作板
150…中央領域
270…開口部
271…内部電極
301…液晶パネル
302…表面偏光板
303…裏面偏光板
304…バックライト
310…タッチパネル
311P…押圧センサ
311P0…圧電検出用電極
311P3…圧電検出用電極
312…タッチセンサ
370…開口部
411P3…圧電検出用電極
421…第1電極部
422…第2電極部
470…開口部
511P…タッチセンサ
511P3…圧電検出用電極
900…一軸延伸方向

Claims (9)

  1. 第1主面と前記第1主面に対向する第2主面とを有し、前記第1主面及び前記第2主面に圧電検出用電極が設けられた圧電フィルムと、
    前記第2主面に貼付された絶縁性基板と、を有する押圧センサを備えるタッチセンサであって、
    前記第1主面及び前記第2主面に直交する方向から見て、前記第1主面及び前記第2主面の内の少なくとも一方の主面に設けられた前記圧電検出用電極の中央領域には開口部が設けられ、
    前記絶縁性基板は、前記開口部を介して前記第2主面に対向し、
    前記圧電検出用電極は、前記主面の短手方向に沿って形成された第1電極部と、前記主面の長手方向に沿って形成された第2電極部と、を有し、
    前記第1電極部の幅は、前記第2電極部の幅より短い、タッチセンサ。
  2. 前記開口部の中心軸は、前記圧電フィルムの中心軸と一致している、請求項1に記載のタッチセンサ。
  3. 前記中央領域内には、前記圧電検出用電極と絶縁された内部電極が形成されている、請求項1又は請求項2に記載のタッチセンサ。
  4. 両主面に位置検出用電極が形成された誘電体基板を有する静電センサを備え、
    前記静電センサ、前記押圧センサの順で、操作面側から配置されている請求項1から請求項のいずれか1項にタッチセンサ。
  5. 前記圧電フィルムは、キラル高分子によって形成されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のタッチセンサ。
  6. 前記キラル高分子は、ポリ乳酸である、請求項に記載のタッチセンサ。
  7. 前記ポリ乳酸は、L型ポリ乳酸である、請求項に記載のタッチセンサ。
  8. 前記開口部は、前記絶縁性基板の一部を露出させる、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のタッチセンサ。
  9. 前記圧電検出用電極は、第1の方向に伸びる複数の電極で構成され、
    前記複数の電極のそれぞれは、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って間隔を空けて配置されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のタッチセンサ。
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