JP6018719B1 - シャッター開閉機の巻上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッター作業従事者以外の人でも安全にかつ迅速にシャッターを巻き上げることができ、また同時に複数のシャッターの点検作業に取りかかることができ、人的問題を軽減できるシャッター開閉機の巻上装置を提供する。【解決手段】シャッター開閉機100は、開閉機本体103から突出するハンドル軸104を有し、ハンドル軸104を巻上方向に回転させることでシャッターを巻き上げるように構成されている。シャッター開閉機100の巻上装置1は、少なくともモータと出力軸13とを有する巻上装置本体10と、巻上装置本体10を開閉機本体103に脱着可能に取り付けるための取付部材20と、取付部材20により巻上装置本体10が開閉機本体103に取り付けられたとき巻上装置本体10の出力軸13とハンドル軸104とを動力伝達可能に連結するシャフト連結部材40とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、火災時に閉鎖動作をして火災の延焼を防止するための防火シャッターに装備されるシャッター開閉機の巻上装置に関する。
一般に、防火シャッターは、例えば特許文献1に記載されているように、火災時に発生する熱や煙などを感知するセンサと、図16にも示すようにシャッター開閉機100の上面などに取り付けられた自動閉鎖装置101とを備える。そして、火災時にセンサなどからの火災信号が自動閉鎖装置101に入力されると自動閉鎖装置101内のソレノイドが作動してシャッター開閉機100のブレーキレバー102を解除側に操作することにより、シャッターを自重により下降させて室内空間などの閉鎖を行い、火災の延焼を防止し得るようになっている。
シャッター開閉機100としては、電動機を内蔵し、シャッターの巻上動作及び下降動作を電動機で行うようにした電動式シャッター開閉機と、巻上用の電動機を内蔵しない手動式シャッター開閉機とがある。後者つまり手動式シャッター開閉機の場合、図16に示すように、シャッター開閉機100は、通常、開閉機本体103から突出するハンドル軸104を有している。そして、このハンドル軸104にクランクハンドル105の一端部を装着し、このクランクハンドル105を用いてハンドル軸104を巻上方向に回転させることで出力軸106を回転させ、図示していない巻き取りドラムを回転させてシャッターを巻き上げるようになっている。
特開2003−106074号公報
ところが、従来のようにクランクハンドル105を用いてハンドル軸104を回転させる方法では、シャッターを閉鎖状態から上限位置にまで巻き上げるのに時間が長くかかる。このため、シャッター点検時には、電気ドリルにハンドル軸回転用のアタッチメントを取り付けて、シャッターの巻上を行うことがある。
しかし、このような巻上方法では、危険がある。すなわち、シャッター開閉機100が巻き取りドラムの両端のいずれにあるかによって巻上方向の回転方向が逆になるが、このことを認識せずに電気ドリルを用いると反動を受けて負傷するおそれがある。このため、現実にはシャッター作業従事者以外の人が操作することは困難である。
また、人が電気ドリルを用いてシャッターの巻上を行う間は常に電気ドリルを持ち続ける必要があるため、多くのシャッターを短時間で点検する場合、それ相応の人手が必要になるという問題もある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題は、シャッター作業従事者以外の人でも安全にかつ迅速にシャッターを巻き上げることができ、また同時に複数のシャッターの点検作業に取りかかることができ、人的問題を軽減できるシャッター開閉機の巻上装置を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本発明は、シャッター開閉機として、開閉機本体から突出するハンドル軸を有し、このハンドル軸を巻上方向に回転させることで出力軸を回転させ、巻き取りドラムを回転させてシャッターを巻き上げるように構成されていることを前提とする。そして、このシャッター開閉機の巻上装置として、少なくともモータと出力軸とを有する巻上装置本体と、この巻上装置本体を前記開閉機本体に脱着可能にかつ支持された状態に取り付けるための取付部材と、この取付部材により前記巻上装置本体が前記開閉機本体に支持された状態に取り付けられたとき前記巻上装置本体の出力軸と前記ハンドル軸とを動力伝達可能に連結するシャフト連結部材とを備える構成にする。
この構成により、本発明のシャッター開閉機の巻上装置では、シャッター点検時に巻上装置本体が開閉機本体に取付部材を介して脱着可能にかつ支持された状態に取り付けられ、巻上装置本体のモータの動力がシャフト連結部材を介してシャッター開閉機のハンドル軸に伝達され、シャッターの巻上動作が行われる。このため、仮にモータの回転方向をシャッターの巻上方向と反対側に間違って操作したときでも作業者が反動を受けて負傷することはない。このことから、シャッター作業従事者以外の人でも安全にかつ迅速にシャッターを巻き上げることができる。また、巻上装置本体を開閉機本体に支持された状態に取り付け、モータの回転操作をすれば手が離せるので、同時に複数のシャッターの点検作業に取りかかることができ、人的問題を軽減することができる。
ここで、本発明は、前記取付部材が、前記巻上装置本体に取り付けられた巻上装置側取付部材と、前記開閉機本体に脱着可能に取り付けられる開閉機側取付部材とを有し、前記巻上装置側取付部材と前記開閉機側取付部材とが、互いに嵌合した状態で結合される構成になっていることが好ましい。この場合、巻上装置本体を開閉機本体に取り付けるときには、開閉機本体に開閉機側取付部材を取り付け、この開閉機側取付部材と、予め巻上装置本体に取り付けられた巻上装置側取付部材とを、互いに嵌合した状態で結合することにより、巻上装置本体を開閉機本体に容易に取り付けることができる。また、巻上装置本体を開閉機本体から取り外すときには、先ず初めに、巻上装置側取付部材と開閉機側取付部材の結合を解除するとともに、前記両取付部材の嵌合状態を巻上装置側取付部材の引き抜きにより解除する。その後、開閉機本体から開閉機側取付部材を取り外す。以上の作業手順によって、巻上装置本体を開閉機本体から容易に取り外すことができ、別のシャッターの点検作業のための巻上装置の取付作業に移行することができる。
また、前記巻上装置側取付部材及び前記開閉機側取付部材のより具体的な形態は、以下の通りである。すなわち、前記巻上装置側取付部材は、前記巻上装置本体にねじ止めにより脱着可能に取り付けられる奥壁部と、この奥壁部の左右両側縁からそれぞれ前記開閉機本体側に突出する左右一対の側壁部と、この各側壁部の上縁部がそれぞれ互いに向き合う側に折り曲がってなる左右2つの折り曲げ部とを有している。前記開閉機側取付部材は、前記ハンドル軸及び前記シャフト連結部材が貫通可能な大きさの開口部を有する前壁部と、この前壁部の左右両側縁からそれぞれ前記開閉機本体側に突出する左右一対の側壁部と、この各側壁部の先端部がそれぞれ互いに向き合う側と反対側に折り曲がってなり、前記開閉機本体にねじ止めにより脱着可能に取り付けられる左右2つのフランジ部とを有している。そして、前記巻上装置側取付部材と前記開閉機側取付部材とは、前記巻上装置側取付部材の左右一対の前記側壁部及び左右2つの前記折り曲げ部の内側に対し、前記開閉機側取付部材の前記前壁部及び左右一対の前記側壁部が嵌合した状態で前記巻上装置側取付部材と前記開閉機側取付部材との間に設けられているねじ止め又はロック部材により結合される構成になっている。
本発明のシャッター開閉機の巻上装置によれば、シャッター作業従事者以外の人でも安全にかつ迅速にシャッターを巻き上げることができる。また、巻上装置本体を開閉機本体に取り付け、モータの回転操作をすれば手が離せるので、同時に複数のシャッターの点検作業に取りかかることができ、人的問題を軽減することができるという効果を奏する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るシャッター開閉機の巻上装置の一部切開側面図であって、巻上装置をシャッター開閉機に取り付けたときの状態を示す。 図2は前記巻上装置の一部切開平面図であって、巻上装置をシャッター開閉機に取り付けたときの状態を示す。 図3は前記巻上装置の一部切開側面図であって、巻上装置をシャッター開閉機に取り付ける前の状態を示す。 図4は前記巻上装置の一部切開平面図であって、巻上装置をシャッター開閉機に取り付ける前の状態を示す。 図5は前記巻上装置の縦断側面図である。 図6は前記巻上装置の斜視図である。 図7は前記シャッター開閉機のハンドル軸付近の斜視図である。 図8A〜図8Dは前記巻上装置の一構成部材である取付部材の巻上装置側取付部材を示し、図8Aは正面図、図8Bは背面図、図8Cは平面図、図8Dは図8AのX−X線における断面図である。 図9A〜図9Cは前記取付部材の開閉機側取付部材を示し、図9Aは正面図、図9Bは右側面図、図9Cは平面図である。 図10A〜図10Cは前記巻上装置の一構成部材であるシャフト連結部材を示し、図10Aは平面図、図10Bは図10AのY−Y線における断面図、図10Cは図10BのZ方向から見た矢視図である。 図11は本発明の第2の実施形態を示す図1相当図である。 図12は本発明の第2の実施形態を示す図3相当図である。 図13は図11に示す巻上装置の一構成部材である取付部材の巻上装置側取付部材と開閉機側取付部材とを結合するロック部材のロック状態を示す一部切開平面図である。 図14は前記ロック部材のロック開放状態を示す平面図である。 図15は図14のG−G線に沿って見た矢視図である。 図16は従来の手動式シャッター開閉機の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は本発明の第1の実施形態に係るシャッター開閉機100の巻上装置1を示す。シャッター開閉機100は、巻上装置1を備えること以外、背景技術の項で図16を用いて述べた従来の手動式シャッター開閉機の場合と同様な構成になっている。なお、以下の説明では、シャッター開閉機100及び巻上装置1をその軸方向と直交する方向に見てシャッター開閉機100側を前方Fといい、巻上装置1側を後方Bという。
すなわち、シャッター開閉機100は、開閉機本体103から突出するハンドル軸104を有し、このハンドル軸104を巻上方向に回転させることで出力軸106(図16参照)を回転させ、シャッターを巻き上げるように構成されている。また、シャッター開閉機100は、ブレーキ装置を内蔵するとともに、ブレーキレバー102を有している。そして、シャッター開閉機100の上面などに取り付けられた自動閉鎖装置101(図16参照)によりブレーキレバー102が解除側に操作されるとブレーキ装置の制動を解除して、シャッターを自重により降下させるようになっている。
巻上装置1は、動力部としての巻上装置本体10と、巻上装置本体10を開閉機本体103に脱着可能に取り付けるための取付部材20と、取付部材20により巻上装置本体10が開閉機本体103に取り付けられたとき巻上装置本体10の後述する出力軸13とハンドル軸104とを動力伝達可能に連結するシャフト連結部材40とを備えている。
巻上装置本体10は、図5に示すように、モータ11と、モータ11の出力トルクを増大するための減速機12と、出力軸13とを有している。減速機12は、モータ11の回転軸11aの一端部に形成された駆動ギヤ14と、駆動ギヤ14と噛み合う従動ギヤ15とを有しており、従動ギヤ15の歯数は、駆動ギヤ14の歯数の数倍から十数倍に設定されている。従動ギヤ15には出力軸13の一端部が貫通して固定されている。出力軸13の他端部は、ハウジング16外に突出しており、出力軸13の他端部の外周面には軸方向に直線状に延びる1つ又は複数の凹溝17が設けられている。なお、モータ11の動作は、図示していないが、制御ユニットにより制御されるようになっており、この制御ユニットには、操作部としての押しボタンスイッチ又は無線機の信号が入力される。
図1及び図2に示すように、取付部材20は、巻上装置本体10に取り付けられた巻上装置側取付部材21と、開閉機本体103に脱着可能に取り付けられる開閉機側取付部材22とを有し、巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とは、互いに嵌合した状態で結合される構成になっている。この構成を詳しく説明すると、以下の通りである。
すなわち、巻上装置側取付部材21は、図6及び図8にも示すように、巻上装置本体10にねじ止めにより脱着可能に取り付けられる奥壁部21aと、奥壁部21aの左右両側縁からそれぞれ開閉機本体103側つまり前方Fに略直角に突出する左右一対の側壁部21b,21bと、各側壁部21bの上縁部がそれぞれ互いに向き合う側(内側)に略直角に折り曲がってなる左右2つの折り曲げ部21c,21cとを有している。
奥壁部21aは、上下方向に長い矩形枠状に形成されており、この奥壁部21aの4つの隅角部にはそれぞれ貫通孔24が設けられている。そして、各貫通孔24にねじ23を通して巻上装置本体10側にねじ23をねじ込むことにより、奥壁部21aが巻上装置本体10に脱着可能に取り付けられている。
奥壁部21aを巻上装置本体10に取り付けるに当たっては、奥壁部21aの上部側に上部取付プレート25の一部分が、奥壁部21aの下部側に下部取付プレート26の一部分がそれぞれ巻上装置本体10の前端面10aと奥壁部21aとの間に挟まれた状態でねじ23により奥壁部21aと一緒に共止めされている。
上部取付プレート25は、巻上装置本体10の前端面10aの上部と奥壁部21aの上部との間に挟まれた状態でねじ23により奥壁部21aと一緒に共止めされた垂直ねじ止め部25aと、垂直ねじ止め部25aの上縁部から後方Bに略直角に折り曲げてなる水平ねじ止め部25bと、水平ねじ止め部25bの垂直ねじ止め部25aと反対側の端部から上方に略直角に折り曲げてなる把手部25cとを有している。水平ねじ止め部25bは、複数箇所(図では2箇所)でそれぞれねじ止めにより巻上装置本体10の上面に固定されている。把手部25cは、巻上装置本体10を持ち上げるとき握り易くするために、横方向に長い矩形状の開口部28と、開口部28の上縁部を後方Bに略直角に折り曲げてなるフランジ部29とを有している。
下部取付プレート26は、巻上装置本体10の前端面10aの下部と奥壁部21aの下部との間に挟まれた状態でねじ23により奥壁部21aと一緒に共止めされた垂直ねじ止め部26aと、垂直ねじ止め部26aの下縁部から後方Bに略直角に折り曲げてなる水平ねじ止め部26bとを有している。水平ねじ止め部26bは、複数箇所(例えば2箇所)でそれぞれねじ止めにより巻上装置本体10の下面に固定されている。
巻上装置側取付部材21の各側壁部21bは、上縁側に2つの直角な角部を有する略直角台形状に形成されている。各側壁部21bの上縁部は、その先端側部分が基端側部分よりも一段低い段差状に形成されており、この先端側部分に折り曲げ部21cが形成されている。また、各側壁部21bには、折り曲げ部21cの長手方向中間部の下方位置に対応して貫通孔31が設けられているとともに、折り曲げ部21cの基端側端部の下方位置に対応してねじ孔32が設けられている。各側壁部21bの外面には貫通孔31よりも小径のねじ孔を有するナット33が貫通孔31に対応して溶接などにより固着されている。ナット33には蝶ボルト34がねじ込まれるようになっており、ねじ孔32には通常のボルト35がねじ込まれるようになっている。
一方、開閉機側取付部材22は、図7及び図9にも示すように、横方向に長い矩形状の前壁部22aと、前壁部22aの左右両側縁からそれぞれ開閉機本体103側つまり前方Fに突出する左右一対の側壁部22b,22bと、各側壁部22bの先端部がそれぞれ互いに向き合う側と反対側に折り曲がってなる左右2つのフランジ部22c,22cとを有している。前壁部22aは、その中央部にハンドル軸104及びシャフト連結部材40が貫通可能な大きさの円形の開口部36を有している。
各側壁部22bの中央部には、巻上装置側取付部材21の各側壁部21bの貫通孔31及びナット33に対応して、ナット33のねじ孔と同一径のねじ孔37が設けられている。また、各フランジ部22cの中央部には貫通孔38が設けられ、この貫通孔38にねじ39を通して開閉機本体103側にねじ39をねじ込むことにより、各フランジ部22cが開閉機本体103に脱着可能に取り付けられている。
そして、巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とは、図1及び図2に示すように、巻上装置側取付部材21の左右一対の側壁部21b,21b及び左右2つの折り曲げ部21c,21cの内側に対し、開閉機側取付部材22の前壁部22a及び左右一対の側壁部22b,22bが嵌合した状態で巻上装置側取付部材21の各側壁部21bのナット33のねじ孔及び開閉機側取付部材22の各側壁部22bのねじ孔37にそれぞれ蝶ボルト34をねじ込むこと(つまりねじ止め)により結合される構成になっている。この構成では、巻上装置側取付部材21の左右2つの折り曲げ部21c,21cと開閉機側取付部材22の左右一対の側壁部22b,22bの上縁部との接触により巻上装置1の重量が支持される。また、前記の接触は、巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とを嵌合するとき又はその嵌合を解除するときガイド機能をも発揮する。なお、巻上装置側取付部材21の各側壁部21bのねじ孔32にねじ込まれたボルト35は、巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とを嵌合するときのストッパー機能を発揮するものである。
シャフト連結部材40は、図10にも示すように、中空管からなり、シャフト連結部材40の一端部には、巻上装置本体10の出力軸13の凹溝17に対応して、2つのねじ孔41,41が軸方向に沿って並んで設けられている一方、シャフト連結部材40の他端部には、他端面から軸方向に延びる2つのスリット42,42が軸心を挟んだ状態で設けられている。そして、シャフト連結部材40の一端部は、巻上装置本体10の出力軸13に嵌合した状態で1つのねじ孔41にねじ43をねじ込んでねじ43の先端部を凹溝17に挿入することにより出力軸13に回転一体に連結されている。また、取付部材20により巻上装置本体10が開閉機本体103に取り付けられたとき、図1及び図2に示すように、シャフト連結部材40の2つのスリット42,42に対し、ハンドル軸104に貫通して設けたピン44の両端部が嵌まり込むことにより、シャフト連結部材40とハンドル軸104とが回転一体に連結される。よって、取付部材20により巻上装置本体10が開閉機本体103に取り付けられたとき、巻上装置本体10の出力軸13とハンドル軸104とは、シャフト連結部材40により動力伝達可能に連結される。
次に、前記第1の実施形態の作用効果について説明するに、シャッター点検時には、巻上装置本体10が開閉機本体103に取付部材20を介して脱着可能に取り付けられ、巻上装置本体10のモータ11の動力がシャフト連結部材40を介してシャッター開閉機100のハンドル軸104に伝達され、シャッターの巻上動作が行われる。このため、仮にモータ11の回転方向を巻上方向と反対側に間違って操作したときでも作業者が反動を受けて負傷することはない。このことから、シャッター作業従事者以外の人でも安全にかつ迅速にシャッターを巻き上げることができる。
また、巻上装置本体10を開閉機本体103に取り付け、押しボタンスイッチ又は無線機でモータ11の回転操作をすれば手が離せるので、同時に複数のシャッターの点検作業に取りかかることができ、人的問題を軽減することができる。なお、モータ11の回転は、制御ユニットの内蔵タイマーなどにより自動的に停止するようになっている。
特に、本実施形態の場合、取付部材20は、巻上装置本体10に取り付けられた巻上装置側取付部材21と、開閉機本体103に脱着可能に取り付けられる開閉機側取付部材22とを有し、巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とは、互いに嵌合した状態で結合される構成になっている。この構成では、巻上装置本体10を開閉機本体103に取り付けるときには、開閉機本体103に開閉機側取付部材22を取り付け、この開閉機側取付部材22と、予め巻上装置本体10に取り付けられた巻上装置側取付部材21とを、互いに嵌合した状態で結合することにより、巻上装置本体10を開閉機本体103に容易に取り付けることができる。また、巻上装置本体10を開閉機本体103から取り外すときには、先ず初めに、巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22の結合を解除するとともに、両取付部材21,22の嵌合状態を巻上装置側取付部材21の引き抜きにより解除する。その後、開閉機本体103から開閉機側取付部材22を取り外す。以上の作業手順によって、巻上装置本体10を開閉機本体103から容易に取り外すことができ、別のシャッターの点検作業のための巻上装置1の取付作業に移行することができる。
図11及び図12は本発明の第2の実施形態に係るシャッター開閉機100の巻上装置2を示す。巻上装置2の基本的構成は、第1の実施形態における巻上装置1のそれと同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
巻上装置2において、第1の実施形態における巻上装置1と異なる点は、巻上装置側取付部材21の一部構成と、この巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とをロック部材50により結合する構成にしたことである。
すなわち、巻上装置側取付部材21の各側壁部21には、図13ないし図15にも示すように、巻上装置側取付部材21の内側に開閉機側取付部材22を嵌め込んだとき開閉機側取付部材22の前壁部22aに接触して位置決めをするストッパー61が設けられている。また、巻上装置側取付部材21の左右一対の側壁部21b,21b間には左右方向に延びる横部材62が架設されており、横部材62は、ストッパー61よりも所定寸法奥壁部21a側の位置でかつ折り曲げ部21cよりも若干低い高さ位置に設けられている。
一方、ロック部材50は、一方向に長い部材であり、その長手方向と直交する断面形状は、逆U字状に形成されている。ロック部材50の一対の壁部50a,50bのうち、一方の壁部50aの長手方向の長さは、他方の壁部50bの長手方向の長さと比べて所定寸法長く設定されており、長い方の壁部50aの長手方向の一端は、短い方の壁部50bの長手方向の一端よりも突出している。そして、長い方の壁部50aの長手方向の一端部は、支軸51を介して横部材62に回動可能に支持されている。また、巻上装置側取付部材21の内側に開閉機側取付部材22を嵌め込んだ状態でロック部材50を支軸51回りに横倒し位置にまで倒すと、図11及び図13に示すように、ロック部材50により横部材62と開閉機側取付部材22の前壁部22aとが挟持され、この両部材62,22ひいては巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とが結合されるようになっている。
なお、第2の実施形態の場合、ロック部材50により巻上装置側取付部材21と開閉機側取付部材22とを結合する構成にしたことから、第1の実施形態のようなねじ止めのためのナット33や蝶ボルト34などは設けられていない。また、図11、図12及び図15中、71は巻上装置側取付部材21の各側壁部21bの先端側下縁部に互いに向き合う側に突出して形成された突出部であって、この突出部71は、巻上装置側取付部材21の内側に開閉機側取付部材22を嵌め込む際に開閉機側取付部材22を下方から支える機能を有する。
そして、前記第2の実施形態においては、第1の実施形態の場合と同様な作用効果を奏することができる上、巻上装置側取付部材21の内側に開閉機側取付部材22を嵌め込んだ状態で両取付部材21,22の結合及びその解除をロック部材50の回動操作により容易に行うことができ、作業の容易化及び迅速化により寄与することができる。
なお、本発明は前記第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば前記各実施形態では、ブレーキレバー102が開閉機本体103の外部に配置される場合について述べたが、本発明は、ブレーキレバー102が開閉機本体102に内蔵される場合にも同様に適用することができる。
また、前記第1の実施形態では、巻上装置側取付部材21の側壁部21bと開閉機側取付部材22の側壁部22bとをねじ止めにより結合するに当たり、巻上装置側取付部材21の側壁部21bに貫通孔31を設けるとともに、側壁部21bの外面に、貫通孔31よりも小径のねじ孔を有するナット33を固定した。本発明は、これに限らず、巻上装置側取付部材21の側壁部21bにねじ孔を設け、ナット33を省略するようにしてもよい。また、ナット33又はねじ孔にねじ込むボルトとしては、前記第1の実施形態のような蝶ボルト34に限らず、通常のボルトを用いてもよいのは言うまでもない。
さらに、巻上装置本体10を開閉機本体103に脱着可能に取り付けるための取付部材20としては、前記実施形態のように、巻上装置本体10に取り付けられた巻上装置側取付部材21と、開閉機本体103に脱着可能に取り付けられる開閉機側取付部材22とを有する場合に限らず、両取付部材21,22が一体的に構成される場合でもよい。また、巻上装置本体10は、少なくともモータ11と出力軸13とを有していればよい。
1 巻上装置
10 巻上装置本体
11 モータ
13 出力軸
20 取付部材
21 巻上装置側取付部材
21a 奥壁部
21b 側壁部
21c 折り曲げ部
22 開閉機側取付部材
22a 前壁部
22b 側壁部
22c フランジ部
33 ナット
34 蝶ボルト
36 開口部
37 ねじ孔
40 シャフト連結部材
50 ロック部材
100 シャッター開閉機
103 開閉機本体
104 ハンドル軸
106 出力軸

Claims (3)

  1. 開閉機本体から突出するハンドル軸を有し、このハンドル軸を巻上方向に回転させることで出力軸を回転させ、巻き取りドラムを回転させてシャッターを巻き上げるように構成されたシャッター開閉機の巻上装置であって、
    少なくともモータと出力軸とを有する巻上装置本体と、
    この巻上装置本体を前記開閉機本体に脱着可能にかつ支持された状態に取り付けるための取付部材と、
    この取付部材により前記巻上装置本体が前記開閉機本体に支持された状態に取り付けられたとき前記巻上装置本体の出力軸と前記ハンドル軸とを動力伝達可能に連結するシャフト連結部材とを備えたことを特徴とするシャッター開閉機の巻上装置。
  2. 前記取付部材は、前記巻上装置本体に取り付けられた巻上装置側取付部材と、前記開閉機本体に脱着可能に取り付けられる開閉機側取付部材とを有し、前記巻上装置側取付部材と前記開閉機側取付部材とは、互いに嵌合した状態で結合される構成になっていることを特徴とする請求項1記載のシャッター開閉機の巻上装置。
  3. 前記巻上装置側取付部材は、前記巻上装置本体にねじ止めにより脱着可能に取り付けられる奥壁部と、この奥壁部の左右両側縁からそれぞれ前記開閉機本体側に突出する左右一対の側壁部と、この各側壁部の上縁部がそれぞれ互いに向き合う側に折り曲がってなる左右2つの折り曲げ部とを有しており、
    前記開閉機側取付部材は、前記ハンドル軸及び前記シャフト連結部材が貫通可能な大きさの開口部を有する前壁部と、この前壁部の左右両側縁からそれぞれ前記開閉機本体側に突出する左右一対の側壁部と、この各側壁部の先端部がそれぞれ互いに向き合う側と反対側に折り曲がってなり、前記開閉機本体にねじ止めにより脱着可能に取り付けられる左右2つのフランジ部とを有しており、
    前記巻上装置側取付部材と前記開閉機側取付部材とは、前記巻上装置側取付部材の左右一対の前記側壁部及び左右2つの前記折り曲げ部の内側に対し、前記開閉機側取付部材の前記前壁部及び左右一対の前記側壁部が嵌合した状態で前記巻上装置側取付部材と前記開閉機側取付部材との間に設けられいるねじ止め又はロック部材により結合される構成になっていることを特徴とする請求項2記載のシャッター開閉機の巻上装置。
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