JP3181198B2 - シャッタ駆動装置 - Google Patents

シャッタ駆動装置

Info

Publication number
JP3181198B2
JP3181198B2 JP18031395A JP18031395A JP3181198B2 JP 3181198 B2 JP3181198 B2 JP 3181198B2 JP 18031395 A JP18031395 A JP 18031395A JP 18031395 A JP18031395 A JP 18031395A JP 3181198 B2 JP3181198 B2 JP 3181198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
shutter
rotating body
handle
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18031395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0932442A (ja
Inventor
通彦 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuj Hensokuki Co Ltd
Original Assignee
Fuj Hensokuki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuj Hensokuki Co Ltd filed Critical Fuj Hensokuki Co Ltd
Priority to JP18031395A priority Critical patent/JP3181198B2/ja
Publication of JPH0932442A publication Critical patent/JPH0932442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3181198B2 publication Critical patent/JP3181198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャッタ駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場等の出入口に設けられる
シャッタ装置は、前記出入口の上部において水平方向へ
延びるように設けられたドラムと、そのドラムに連結さ
れたシャッタと、前記ドラムを回転させるためのシャッ
タ駆動装置とから構成されている。前記シャッタ駆動装
置には電動モータが設けられ、電動モータの出力軸は前
記ドラムに連結されている。この出力軸には、作業者が
手動によって出力軸を回転させるためのハンドルが固着
されている。
【0003】シャッタ駆動装置には、出力軸を固定する
ためのブレーキ装置が設けられ、ブレーキ装置にはレバ
ーが設けられている。このレバーはコイルスプリングに
よって常に所定方向へ引っ張られ、レバーがコイルスプ
リングによって引っ張られた状態ではブレーキ装置が出
力軸を固定するようになっている。又、レバーにはブレ
ーキ操作機構が連結され、ブレーキ操作機構はレバーを
コイルスプリングの弾性力に抗して引っ張るようになっ
ている。ブレーキ操作機構がコイルスプリングの弾性力
に抗してレバーを引っ張ると、ブレーキ装置が出力軸の
固定を解除するようになっている。
【0004】そして、電動モータの駆動時にはブレーキ
操作機構がコイルスプリングの弾性力に抗してレバーを
引っ張って出力軸の固定を解除し、その状態で電動モー
タの駆動によって出力軸を回転させる。すると、その出
力軸の回転に伴ってドラムが回転する。その結果、シャ
ッタがドラムに対して巻き取り又は繰り出しされて昇降
し、そのシャッタによって工場の出入口が開閉される。
又、電動モータが駆動停止して出力軸及びドラムの回転
が停止すると、ブレーキ操作機構はコイルスプリングの
弾性力に抗してブレーキ装置のレバーを引っ張るのをや
める。すると、レバーがコイルスプリングによって引っ
張られ、出力軸がブレーキ装置によって固定される。従
って、電動モータが故障等によって停止した場合にはブ
レーキ装置が出力軸を固定するため、シャッタが自重に
よって下降するのを防止できるようになっている。
【0005】又、電動モータが故障した場合等には、シ
ャッタの巻き取りは作業者の手で行われる。即ち、作業
者はブレーキ装置のレバーをコイルスプリングの弾性力
に抗して移動させた状態に保持し、手でハンドルを出力
軸の軸線が中心となるように回転させる。すると、ハン
ドルの回転に伴って出力軸が回転し、シャッタが手動に
よって巻き取られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シャッ
タ駆動装置では、作業者がハンドルを回転させてシャッ
タを巻き取っている時に誤ってハンドルから手を放して
しまった場合、一旦巻き取ったシャッタが自重により下
降してしまう。従って、この場合にはシャッタを巻き取
り直さなければならないため、シャッタの巻取作業に手
間がかかるという問題があった。
【0007】又、シャッタ駆動装置の点検整備を行う時
には、出力軸に固着されたハンドルが邪魔になるという
問題があった。本発明は上記問題点を解決するためにな
されたものであって、第1の目的は、手動によるシャッ
タの巻取作業を容易にすることにある。
【0008】又、第2の目的は、操作部材が邪魔になら
ないようにすることにある。更に、第3の目的は、一方
向回転手段と出力軸とを容易に連結状態又は非連結状態
にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、シャッタに連結された出
力軸を回転させることにより、前記シャッタの巻き取り
又は繰り出しを行うシャッタ駆動装置において、前記出
力軸の一端部に設けられ、該出力軸と手動によって一体
回転可能な操作部材と、前記出力軸に対して連結された
時に同出力軸を一方向のみに回転可能にすべく前記出力
軸が貫通されるように形成された一方向クラッチ及び該
一方向クラッチと前記出力軸との間に嵌め込まれる筒状
の回転体からなる一方向回転手段と、前記一方向回転手
段を操作手段に対して連結状態又は非連結状態にするよ
うに前記回転体の軸線に向かって螺入されるボルトとを
備え、前記操作部材は前記出力軸の表面に平らに形成さ
れた平坦部に対応して嵌め込み可能となるような筒状の
取付部を有し、該取付部の表面には平らに形成された受
座を備えており、前記操作部材の取付部を前記出力軸に
嵌め込み、前記ボルトを締め付けて取付部の受座に当接
させることによって、前記回転体と出力軸とを、操作部
材を介して連結状態に至らしめることをその要旨とす
る。
【0010】請求項2記載の発明では、前記操作部材を
出力軸に対して着脱可能に設けられていることをその要
旨とする
【0011】即ち、請求項記載の発明では、一方向
回転手段と操作部材とを連結状態にし、この状態で作業
者が操作部材を持って出力軸を回転させることによって
シャッタが巻き取られる。この時、作業者が操作部材か
ら手を放しても出力軸は前記と逆方向へ回転することな
く手を操作部材から放した時の位置に保持される。
【0012】請求項2記載の発明では、通常時において
操作部材は出力軸から取り外され、手動でシャッタを巻
き取る時のみに操作部材が出力軸に取り付けられる。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、シャッタ装置11はシャッタ12が連結されたドラ
ム13を備え、このドラム13は水平方向へ延びて回転
可能に支持されている。ドラム13の左端部にはドラム
13と同軸上に延びる従動軸14が設けられ、従動軸1
4の左端部には歯車15が設けられている。上記のよう
に構成されたシャッタ装置11は、シャッタ駆動装置1
6によって駆動されるようになっている。このシャッタ
駆動装置16はドラム13を回転させるための電動モー
タ17と、電動モータ17の右側に設けられた減速機1
8と、電動モータ17の左側に設けられた手動操作機構
19とから構成されている。
【0015】減速機18には右側へ向かって突出する駆
動軸20が設けられ、この駆動軸20には電動モータ1
7が駆動連結されている。駆動軸20には一対の歯車2
1,22が設けられ、歯車21はチェーン23を介して
従動軸14に設けられた歯車15に連結されている。
又、減速機18の上側にはポテンショメータ24が設け
られ、ポテンショメータ24には駆動軸20と同方向へ
延びる検出軸25が設けられている。この検出軸25に
は歯車26が設けられ、歯車26はチェーン27を介し
て駆動軸20の歯車22に連結されている。
【0016】そして、電動モータ17が駆動されること
によって減速機18の駆動軸20が回転されると、その
回転がチェーン23を介して従動軸14及びドラム13
に伝達されてドラム13がその軸線を中心に回転する。
その結果、ドラム13に連結されたシャッタ12が、巻
き取り又は繰り出しされて昇降するようになっている。
又、駆動軸20の回転はチェーン27を介してポテンシ
ョメータ24の検出軸25に伝達されるため、検出軸2
5も駆動軸20の回転に伴って回転する。この検出軸2
5の回転量は駆動軸20の回転量に比例する。そして、
ポテンショメータ24は、検出軸25の回転量に基づい
てシャッタ12の高さ位置を検出するようになってい
る。
【0017】図2に示すように、手動操作機構19は四
角箱状に形成されたカバー30を備えている。カバー3
0の左右方向中央部にはカバー30の内側面から内側へ
向かって突出する鍔部32が設けられ、鍔部32には断
面略コ字状に形成された支持壁33が固着されている。
【0018】カバー30の左側壁30a及び支持壁33
には、それぞれ貫通孔34,35が設けられている。そ
して、貫通孔34,35には、電動モータ17の水平方
向へ延びる出力軸36が貫通している。出力軸36の左
端部上面は図3に示すように平らに形成され、平坦部3
6aとなっている。又、出力軸36は減速機18の駆動
軸20に連結され、電動モータ17の駆動によって出力
軸36の軸線を中心に回転するようになっている。従っ
て、電動モータ17の出力軸36は、駆動軸20,チェ
ーン23、従動軸14及びドラム13を介してシャッタ
12に連結されている。
【0019】図2に示すように、カバー30の内部に
は、円板状に形成されたディスク37と、筒状に形成さ
れたブレーキキャリパ38とが設けられ、前記出力軸3
6はディスク37の中心部と、ブレーキキャリパ38の
内側とをそれぞれ貫通している。ブレーキキャリパ38
のディスク37側は、ディスク37とブレーキキャリパ
38との対向する面が同一面積となるように大径に形成
されている。そして、ディスク37は出力軸36に対し
て固着され、出力軸36の回転に伴って回転するように
なっている。又、ブレーキキャリパ38はディスク37
に対して接近又は離間する方向へ出力軸36に沿って移
動可能、且つ出力軸36に対して回転可能となってい
る。
【0020】前記支持壁33の内側には図2の紙面と直
交する方向へ延びる支持ピン39が設けられ、支持ピン
39には鉛直方向へ延びるレバー40の長手方向中央部
が回動可能に支持されている。このレバー40の基端部
は前記ブレーキキャリパ38に連結され、レバー40の
先端部は支持壁33及びカバー30にそれぞれ形成され
たスリット41,42を貫通してカバー30の外部へ突
出している。
【0021】レバー40の先端部には、図示しないコイ
ルスプリングが連結されている。このレバー40はコイ
ルスプリングの弾性力によって常に図2の矢印B方向へ
引っ張られ、図2の二点鎖線で示す位置に保持されてい
る。この状態では ブレーキキャリパ38が図2の二点
鎖線で示す位置に位置してディスク37へ圧接され、出
力軸36がブレーキキャリパ38とディスク37との間
の摩擦力によって固定されるようになっている。
【0022】又、レバー40の先端部には、図示しない
ブレーキ操作機構が連結されている。ブレーキ操作機構
は、電動モータ17の駆動時にレバー40をコイルスプ
リングの弾性力に抗して図2の矢印A方向へ引っ張るよ
うになっている。この状態では、レバー40及びブレー
キキャリパ38が図2の実線で示す位置に位置し、ブレ
ーキキャリパ38とディスク37とが離間して出力軸3
6の固定が解除され、出力軸36が電動モータ17の駆
動によって回転可能となっている。
【0023】支持壁33における貫通孔35の内周面に
は、公知技術の一方向クラッチ43が設けられている。
一方向クラッチ43は筒状に形成され、力軸36は一
方向クラッチ43を貫通している。又、カバー30の貫
通孔34及び一方向クラッチ43と出力軸36との間に
は、筒状に形成された回転体44が嵌め込まれ、回転体
44の右側部は一方向クラッチ43によって支持されて
いる。前記一方向クラッチ43及び回転体44は、一方
向回転手段として設けられている。回転体44の左側部
はカバー30から外側方へ向かって突出し、回転体44
の左側部には上方から回転体44の軸線へ向かってボル
ト44aが螺入されている。
【0024】上記回転体44は、一方向クラッチ43に
よって図2の矢印C方向へのみに回転可能となるように
支持されている。又、出力軸36は、回転体44に対し
て矢印C方向又は矢印Cと逆方向へ回転可能となってい
る。そして、出力軸36が矢印C方向へ回転した場合に
は、前記シャッタ12がドラム13に巻き取られるよう
になっている。
【0025】出力軸36の左端部には操作部材としての
ハンドル45が着脱可能に設けられている。ハンドル4
5は筒状に形成された取付部46と、取付部46の軸線
と直交する方向へ延びる腕部47と、腕部47の先端に
設けられた把手48とから構成されている。前記取付部
46の内形は出力軸36の左端部の外形に対応するよう
に形成され、その取付部46は出力軸36の左端部に嵌
め込まれている。そして、取付部46を出力軸36の左
端部に嵌め込むことにより、ハンドル45と出力軸36
が一体回転可能に連結される。
【0026】取付部46の上面は、図3に示すように平
らに形成された受座46aとなっている。そして、回転
体44のボルト44aを締め付けると、ボルト44aの
下端が取付部46の受座46aに当接し、ハンドル45
と回転体44とが一体回転可能に連結される。従って、
取付部46を出力軸36の左端部に嵌め込んでボルト4
4aを締め付けることにより、回転体44とハンドル4
5と出力軸36とが一体回転可能に連結されるようにな
っている。又、ボルト44aを緩めて取付部46を出力
軸36の左端部から抜き出すことにより、ハンドル45
が回転体44及び出力軸36から取り外されるようにな
っている。
【0027】そして、前記ハンドル45とボルト44a
とによって連結状態切換手段が構成されている。次に、
上記のように構成されたシャッタ駆動装置16の作用を
説明する。
【0028】シャッタ12を巻き取り又は繰り出しする
場合、電動モータ17が駆動されると、ブレーキ操作機
構はレバー40をコイルスプリングの弾性力に抗して引
っ張る。すると、レバー40及びブレーキキャリパ38
が、図2の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ移
動されて出力軸36の固定が解除される。この状態で
は、出力軸36は回転体44に対して図2の矢印C方向
及び矢印Cと逆方向に回転可能となる。そして、電動モ
ータ17の駆動によって出力軸36が回転すると、その
回転が減速器18の駆動軸20、チェーン23及び従動
軸14を介してドラム13に伝達され、そのドラム13
が回転される。そして、ドラム13が回転すると、その
ドラム13に連結されたシャッタ12が巻き取り又は繰
り出しされる。
【0029】シャッタ12の巻き取り又は繰り出し中に
電動モータ17が故障等により停止すると、ブレーキ操
作機構はレバー40をコイルスプリングの弾性力に抗し
て引っ張るのをやめる。すると、レバー40及びブレー
キキャリパ38が、コイルスプリングの弾性力によって
図2の実線で示す位置から二線鎖線で示す位置へ移動さ
れ、ブレーキキャリパ38がディスク37に圧接され
る。そして、ブレーキキャリパ38とディスク37との
間の摩擦力により出力軸36が固定され、シャッタ12
は電動モータ17が停止した時の位置に保持される。
【0030】電動モータ17が故障等によって停止した
場合、シャッタ12の巻き取りは作業者の手によって行
われる。即ち、作業者はハンドル45の取付部46を出
力軸36の左端部に嵌め込み、回転体44のボルト44
aを締め付けてボルト44aの下端部を取付部46の受
座46aに当接させる。すると、出力軸36と回転体4
4とハンドル45とが一体回転可能に連結され、出力軸
36は一方向クラッチ43によって図2の矢印C方向へ
のみに回転可能となる。その後、作業者はレバー40を
コイルスプリングの弾性力に抗して引っ張り、出力軸3
6の固定を解除する。更に、作業者はハンドル45の把
手48を手で持ち、ハンドル45を出力軸36の軸線が
中心となるように図2の矢印C方向へ回転させる。する
と、出力軸36の回転が駆動軸20、チェーン23及び
従動軸14を介してドラム13に伝達され、ドラム13
に連結されたシャッタ12が巻き取られる。
【0031】シャッタ12の巻き取り中に作業者が誤っ
て把手48から手を放した場合、シャッタ12の自重に
より出力軸36、回転体44及びハンドル45を図2の
矢印Cと逆方向へ回転させようとする力が働く。しか
し、出力軸36、回転体44及びハンドル45は、前記
力が働いても一方向クラッチ43によって作業者が把手
48から手を放した時の位置に保持される。従って、作
業者が誤って把手48から手を放した場合において、出
力軸36に連結されたシャッタ12の自重による下降が
防止される。
【0032】電動モータ17等を点検整備するには、レ
バー40及びブレーキキャリパ38を図2の二点鎖線で
示す位置に位置させて出力軸36を固定する。この状態
で、回転体44のボルト44aを緩め、ハンドル45の
取付部46を回転体44及び出力軸36から抜き出し、
ハンドル45を回転体44及び出力軸36から取り外
す。そして、ハンドル45を取り外した状態で電動モー
タ17の点検整備を行う。
【0033】以上詳述したように本実施形態では、手動
によってシャッタ12を巻き取る場合には、出力軸36
が図2の矢印C方向へのみに回転可能となるようにし
た。そのため、作業者が誤ってハンドル45の把手48
から手を放した場合には、出力軸36が把手48から手
を放した時の位置に固定され、シャッタ12が自重によ
って下降するのを防止することができる。従って、自重
によって下降したシャッタ12を巻き取り直さなくても
よいため、手動によるシャッタ12の巻取作業を容易に
行うことができる。
【0034】又、本実施形態では、ハンドル45を出力
軸36及び回転体44に対して着脱可能に設けたため、
そのハンドル45を取り外した状態で電動モータ17等
の点検整備を行うことができる。従って、電動モータ1
7等の点検整備を行う時、ハンドル45が邪魔になるの
を防止することができる。
【0035】更に、本実施形態では、ハンドル45を出
力軸36及び回転体44から取り外すことにより、出力
軸36と回転体44との連結を解除して出力軸36が図
2の矢印C方向及び矢印Cと逆方向へ回転可能となるよ
うにした。又、ハンドル45を出力軸36及び回転体4
4に取り付けることにより、出力軸36と回転体44と
を連結して出力軸36が矢印C方向へのみに回転可能と
なるようにした。従って、ハンドル45を着脱するだけ
で、容易に回転体44と出力軸36とを連結状態又非連
結状態に切り換えることができ、出力軸36の回転方向
の切り換えを容易に行うことができる。
【0036】又、本実施形態では、図2の矢印C方向へ
のみに回転する回転体44と出力軸36とをハンドル4
5によって連結状態又は非連結状態にしたため、一方向
クラッチ43に対して回転体44及びハンドル45等の
抜き差しが行われない。従って、一方向クラッチ43が
回転体44及びハンドル45等の抜き差しによって磨耗
するのを防止し、出力軸36が確実に矢印C方向へのみ
に回転可能となるようにすることができる。
【0037】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態において、回転体44のボルト44a
を緩めることのみにより、回転体44と出力軸36とを
非連結状態にしてもよい。この場合、ハンドル45を出
力軸36から取り外さなくてもよい分、回転体44と出
力軸36とを容易に連結状態又は非連結状態にすること
ができる。
【0038】(2)上記(1)の場合において、ハンド
ル45と出力軸36とを一体形成してもよい。この場
合、ハンドル45の出力軸36に対する取付作業を省略
することができる。
【0039】(3)本実施形態において、回転体44を
省略するとともに、ハンドル45の取付部46の外径を
一方向クラッチ43の内側に嵌め込むことができるよう
に形成する。そして、取付部46を一方向クラッチ43
と出力軸36との間に嵌め込むことにより、出力軸36
を図2の矢印C方向へのみに回転可能となるようにして
もよい。この場合、シャッタ駆動装置16の構成を簡略
化することができる。
【0040】(4)本実施形態において、回転体44に
ボルト44aを設ける代わりに、回転体44の内形を、
ハンドル45における取付部46の外形に対応するよう
に形成してもよい。この場合、ハンドル45の取付部4
6を回転体44と出力軸36との間に嵌め込むだけで、
回転体44と出力軸36とを容易に連結状態にすること
ができる。
【0041】(5)本実施形態において、出力軸36の
左端部の断面形状を円形以外の形状に適宜変更してもよ
い。例えば、出力軸36の左端部の断面形状を三角、四
角又は六角等の多角形状や、楕円型、小判型又は瓢箪型
等の非円形状にしたり、出力軸36の左端部にスプライ
ンやセレーション等を形成してもよい。この場合、ハン
ドル45における取付部46の内形を出力軸36の左端
部の外形に対応した形状に形成すればよい。このように
構成しても、取付部46を出力軸36の左端部に嵌め込
むだけで、ハンドル45と出力軸36とを一体回転可能
に連結することができる。
【0042】
【0043】
【発明の効果】請求項記載の発明では、作業者が操
作部材から手を放しても出力軸は手を操作部材から放し
た時の位置に保持されるため、操作部材から手を放した
時にシャッタが繰り出されるのを防止することができ
る。従って、シャッタを巻き取り直す必要がなくなるた
め、手動によるシャッタの巻取作業を容易に行うことが
できる。
【0044】特に、請求項2記載の発明では、通常時に
おいて操作部材は出力軸から取り外されるため、その操
作部材が邪魔にならないようにすることができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のシャッタ駆動装置及びシャッタ装
置を示す側面図。
【図2】手動操作機構を示す断面図。
【図3】出力軸、ハンドル及び回転体を示す正面図。
【符号の説明】
12…シャッタ、16…シャッタ駆動装置、36…出力
軸、43…一方向回転手段としての一方向クラッチ、4
4…一方向回転手段としての回転体、44a…連結状態
切換手段としてのボルト、45…連結状態切換手段とし
てのハンドル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/56 E06B 9/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ(12)に連結された出力軸
    (36)を回転させることにより、前記シャッタ(1
    2)の巻き取り又は繰り出しを行うシャッタ駆動装置に
    おいて、 前記出力軸(36)の一端部に設けられ、該出力軸(3
    6)と手動によって一体回転可能な操作部材(45)
    と、 前記出力軸(36)に対して連結された時に同出力軸
    (36)を一方向のみに回転可能にすべく前記出力軸
    (36)が貫通されるように形成された一方向クラッチ
    (43)及び該一方向クラッチ(43)と前記出力軸
    (36)との間に嵌め込まれる筒状の回転体(44)か
    らなる一方向回転手段(43,44)と、 前記一方向回転手段(43,44)を操作手段(45)
    に対して連結状態又は非連結状態にするように前記回転
    体(44)の軸線に向かって螺入されるボルト(44
    a)とを備え 前記操作部材(45)は前記出力軸(36)の表面に平
    らに形成された平坦部(16a)に対応して嵌め込み可
    能となるような筒状の取付部(46)を有し、該取付部
    (46)の表面には平らに形成された受座(46a)を
    備えており、 前記操作部材(45)の取付部(46)を前記出力軸
    (36)に嵌め込み、前記ボルト(44a)を締め付け
    て取付部(46)の受座(46a)に当接させることに
    よって、前記回転体(44)と出力軸(36)とを、操
    作部材(45)を介して連結状態に至らしめることを特
    徴とする シャッタ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材(45)は出力軸(36)
    に対して着脱可能に設けられている請求項1記載のシャ
    ッタ駆動装置
JP18031395A 1995-07-17 1995-07-17 シャッタ駆動装置 Expired - Fee Related JP3181198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18031395A JP3181198B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 シャッタ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18031395A JP3181198B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 シャッタ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0932442A JPH0932442A (ja) 1997-02-04
JP3181198B2 true JP3181198B2 (ja) 2001-07-03

Family

ID=16081035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18031395A Expired - Fee Related JP3181198B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 シャッタ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3181198B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040032424A (ko) * 2002-10-09 2004-04-17 주식회사 주생각 전동 브라인드 장치
JP2010007408A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Hoermann Kg Dissen テンションスプリングカウンタウェイトを有するドアおよびその動作器
JP2011094465A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Fuji Hensokuki Co Ltd 手動ハンドル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0932442A (ja) 1997-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5799716A (en) Electric-powered shutter apparatus for a building opening
JP3355484B2 (ja) 巻上機
EP1568305A1 (en) Endoscope treatment system
JPH11334370A (ja) 自動車のスライドドア用駆動装置
JP2004073204A (ja) ロッパー
JP3181198B2 (ja) シャッタ駆動装置
JP5892869B2 (ja) 張線装置
US5713433A (en) Auxiliary escape of elevator
EP0717166B1 (en) Device for supporting and controlling a roller blind
KR980000041A (ko) 스피닝 릴
CA2089990C (en) Electromagnetic motor brake unit for rotary drain and sewer router
JP2006257711A (ja) 巻き取り装置
JPH11101077A (ja) シャッター
JP6018719B1 (ja) シャッター開閉機の巻上装置
JP2007000017A (ja) 魚釣用電動リール
JP2603441Y2 (ja) 片軸受リール
JPS606047Y2 (ja) ケ−ブルリ−ルのシヤフト支持装置
JPH0424937Y2 (ja)
JPS6354633B2 (ja)
JP2888323B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP3644322B2 (ja) シャッター巻上げ用コネクタ装置
CN208898416U (zh) 一种远程松闸装置
JP6614686B1 (ja) シャッター巻上げ装置
JP2018201420A (ja) 回転工具によってフィルム巻き取り機を回転するためのフィルム巻き取り機用のアダプタ
JP3895619B2 (ja) 魚釣用リール

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees