JP2011094465A - 手動ハンドル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の開閉機では、停電時に開口させるとき、ハンドルを差し込んでブレーキを外す解放レバーを手で引きつつハンドルを回転していた。ハンドルは、片手で回すことになり、大変労力を必要としていた。本発明は、取付け取外し可能な手動回転を取付け、取付けることで閉鎖部材の下降を停止させ、ハンドルの回転が上昇方向にのみ回転するので安全に作業ができる。
【解決手段】本発明は、前記手動昇降回転機6は、ハンドル軸21に回転自在に第1歯車22を備え、該第1歯車22には回転を係止する外周面にロックレバー27を係合させ、該カム車28には当接して回動するロックレバー27を備え、前記第1歯車22とカム車28とを連動ピン25で摺動可能に連結し、回転位相を変位させる巻ばね26を介在し、第1歯車22の回転を開閉機2の連結歯車17に伝達可能にする構成にする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、前記手動昇降回転機6は、ハンドル軸21に回転自在に第1歯車22を備え、該第1歯車22には回転を係止する外周面にロックレバー27を係合させ、該カム車28には当接して回動するロックレバー27を備え、前記第1歯車22とカム車28とを連動ピン25で摺動可能に連結し、回転位相を変位させる巻ばね26を介在し、第1歯車22の回転を開閉機2の連結歯車17に伝達可能にする構成にする。
【選択図】図2
Description
本発明は、停電時に開口部を開閉する手動式の昇降回転機であり、開閉機に取り外し可能にして、取付けることで閉鎖部材の下降回転を停止させ、ハンドルを回転させることで上昇させることができるハンドル装置の構造に関するものである。
従来の開閉機は、開口部を上下方向に開閉する閉鎖部材を天井部から吊下げ、天井部には閉鎖部材を巻き取るドラムを配置して、ドラムを回転させる開閉機から構成される。開閉機は、ドラムに伝達する減速機部と、減速機部の回転から回転量による牽引動作で停止位置に制動させるブレーキ手段と、減速機部に入力する駆動モータと、駆動モータの回転を制動する制動部と、からなる。ブレーキには、円筒状のブレーキドラムをモータ軸に嵌着させ、ブレーキドラムの内周に押圧させ閉鎖部材を停止する複数組の制動部と、ブレーキドラムの側面にガバナスプリングの張力で遊嵌して減速機の内周面に当接するガバナブレーキを設け、停電時でも正確に閉鎖して制動を動作することができる。
しかし、この開閉装置では、閉鎖状態で停電時のときに、開口したいときモータ軸をハンドルで回転させることで、巻き取りドラムが閉鎖部材を巻上げる伝達をする。モータ軸は、回転させるには制動を解除してからハンドルを回転させることで、閉鎖部材が上昇を始めるが、ハンドルの回転を止めると反対方向に反力が掛かり休むことができなく、連続回転させなければならず、大変疲れる作業であった。
本発明では、開閉機と手動昇降回転機に分割した構成として、複数台ある開閉機に対して、1台の手動昇降回転機を備え、必要とする設置箇所の開閉機に取付けて使用することができる。
手動昇降回転機は、開閉機の連結歯車に噛み合わせた第1歯車の回転をカム車の連動ピンで規制すると共に、第1歯車をカム車と巻ばねで連結して、第1歯車の外周面をロックレバーで規制し、ハンドルの回転でカム車を回転させると、ロックレバーがカム車の当接で前記規制を外し、連動ピンと巻ばねの力で第1歯車を回転させる。連結歯車の回転は、開閉機のモータ軸を回転させて、閉鎖部材を上昇させる。ハンドルは、回転中に手を離しても、ハンドル軸のワンウェイクラッチにロックされて逆転しないハンドル装置を提供するものである。
手動昇降回転機は、開閉機の連結歯車に噛み合わせた第1歯車の回転をカム車の連動ピンで規制すると共に、第1歯車をカム車と巻ばねで連結して、第1歯車の外周面をロックレバーで規制し、ハンドルの回転でカム車を回転させると、ロックレバーがカム車の当接で前記規制を外し、連動ピンと巻ばねの力で第1歯車を回転させる。連結歯車の回転は、開閉機のモータ軸を回転させて、閉鎖部材を上昇させる。ハンドルは、回転中に手を離しても、ハンドル軸のワンウェイクラッチにロックされて逆転しないハンドル装置を提供するものである。
請求項1の発明では、開口部を開閉する閉鎖部材を備え、該閉鎖部材を巻回する巻取りドラムを備え、該巻取りドラムを駆動回転させる開閉機を備え、該開閉機は減速機と電動モータと制動部を備え、該制動部には制動力を解除する解放レバーを備えて、モータ軸に固着した連結歯車を備えて形成する。
前記開閉機に接続する手動昇降回転機は、前記連結歯車に噛合わせ取り付けることで、前記解放レバーで制動を解除することができ、閉鎖部材の下降を停止させる係止部材をモータ軸に備え、手動で閉鎖部材を巻上げ可能にし、前記手動昇降回転機は、ハンドル軸に第1歯車を回転自在に備え、該第1歯車には外周面にロックレバーを係合させ、前記ハンドル軸には固着するカム車を備えハンドルを係合して回転駆動可能にし、該カム車には当接して回動するロックレバーを備え、該ロックレバーが前記第1歯車の外周面と係合離脱を繰り返して回転を規制して、前記第1歯車とカム車とを連動ピンで摺動可能に連結し回転位相を変位させる付勢部材を介在して、第1歯車の回転を連結歯車に伝達可能にし、前記開閉機と前記手動昇降回転機とを着脱可能にする構成とする。
前記開閉機に接続する手動昇降回転機は、前記連結歯車に噛合わせ取り付けることで、前記解放レバーで制動を解除することができ、閉鎖部材の下降を停止させる係止部材をモータ軸に備え、手動で閉鎖部材を巻上げ可能にし、前記手動昇降回転機は、ハンドル軸に第1歯車を回転自在に備え、該第1歯車には外周面にロックレバーを係合させ、前記ハンドル軸には固着するカム車を備えハンドルを係合して回転駆動可能にし、該カム車には当接して回動するロックレバーを備え、該ロックレバーが前記第1歯車の外周面と係合離脱を繰り返して回転を規制して、前記第1歯車とカム車とを連動ピンで摺動可能に連結し回転位相を変位させる付勢部材を介在して、第1歯車の回転を連結歯車に伝達可能にし、前記開閉機と前記手動昇降回転機とを着脱可能にする構成とする。
請求項2の発明では、請求項1の解放レバーは、制動部と連結して、制動の作動と解除をすることができ、前記手動昇降回転機を取付けることで、解放レバーの制動を解除できるレバー押ボルトを螺合している構成とする。
請求項3の発明では、請求項1のカム車は、外周面にボールを等間隔に配置して、当接するロックレバーを揺動して第1歯車の外周面に係合離脱の回転を規制し、第1歯車の側面に長孔の摺動面を備え、カム車から連動ピンを突出して円周方向に摺動可能に連結して隣接させ、第1歯車とカム車間に付勢部材の巻ばねをハンドル軸に遊嵌させ円周方向の上昇方向に付勢する構成とする。
請求項4の発明では、請求項1の第1歯車の回転は、閉鎖部材の上昇方向と下降方向をロックレバーが係合して規制し、下降方向をハンドル軸の軸受のワンウェイクラッチで係止する構成とする。
請求項4の発明では、請求項1の第1歯車の回転は、閉鎖部材の上昇方向と下降方向をロックレバーが係合して規制し、下降方向をハンドル軸の軸受のワンウェイクラッチで係止する構成とする。
請求項1の構成では、開閉機に手動昇降回転機を取付けることで、ハンドル軸がモータ軸を閉鎖部材の下降方向に回転不可にして、上昇方向に規制された回転をするので、過大な負荷が掛からず安定して回転させることができる作用がある。
請求項2の構成では、レバー押ボルトの螺進により、解放レバーを解除して、制動を外すことで、ハンドル軸の回転で閉鎖部材を上昇させることができる作用がある。
請求項2の構成では、レバー押ボルトの螺進により、解放レバーを解除して、制動を外すことで、ハンドル軸の回転で閉鎖部材を上昇させることができる作用がある。
請求項3の構成では、連動ピンと付勢力部材により、第1歯車の回転とカム車の回転に位相をつくる作用がある。
請求項4の構成では、閉鎖部材を停止させ、ハンドル軸が下降回転を止めることができる作用がある。
請求項4の構成では、閉鎖部材を停止させ、ハンドル軸が下降回転を止めることができる作用がある。
請求項1の発明では、開閉機と手動昇降回転機とが分割しているので、複数台の開閉機が設置されているところでは、1台の手動昇降回転機があれば必要なところに取付けて、上昇させることができるので、開閉機と手動機が一体のものより安価に提供することができる。また、ハンドルが逆転しないので安全にハンドルを上昇回転させることができる効果がある。
請求項2の発明では、手動昇降回転機を取付けることで、ハンドル軸の逆転を止めて、制動を解除することができ、ハンドルで容易に回転させることができる効果がある。
請求項2の発明では、手動昇降回転機を取付けることで、ハンドル軸の逆転を止めて、制動を解除することができ、ハンドルで容易に回転させることができる効果がある。
請求項3の発明では、カム車の回転と第1歯車の回転に位相を付けることで、第1歯車のロックレバーを解除することができ、ハンドルの回転をモータ軸に伝達することができる効果がある。
請求項4の発明では、手動昇降回転機を取付けると、閉鎖部材の下降を停止させるので、ハンドルの巻上げの途中に手を離しても逆転しないので、安全である効果がある。
請求項4の発明では、手動昇降回転機を取付けると、閉鎖部材の下降を停止させるので、ハンドルの巻上げの途中に手を離しても逆転しないので、安全である効果がある。
本発明の開閉機2は、電動モータ8の回転で開口部1を開閉するもので、停電時に開口するときに、開閉機2に手動昇降回転機6を取付け、ハンドル32を回転することで閉鎖部材3を上昇することができる。ハンドル32は、回転中に手を離しても、逆転することなく、安全である。この手動昇降回転機6は、開閉機2に取り付けると閉鎖部材3の下降を停止させ、ハンドル32の回転をモータ軸10に伝達して、閉鎖部材3を上昇させて開口部1を開くことができる。この開閉機1と手動昇降回転機6について図面で説明する。
図1は、開口部1を閉鎖部材3の上下動で開閉可能に設置したシャッター装置であり、閉鎖部材3を巻回する巻取ドラム4を天井部に設置して、地上面GLまで下降させて開口部を閉鎖したり、天井部まで上昇させて開口したりする。巻取ドラム4は、開閉機2の駆動回転を伝達部5に介して伝達して閉鎖部材3を巻回する。開閉機2は、伝達部5に回転を伝える減速機7を備え、この減速機7に入力するモータ軸10を高速回転から低速回転に変速する電動モータ8を備え、この電動モータ8のモータ軸10に制動力を与えて停止させる電磁ブレーキ9を備えている。電動モータ8は、モータ軸10を中心に一端を減速機7の入力として、電磁ブレーキ9に係合して他端に連結歯車17を固着して形成している。電磁ブレーキ9には、制動を解除する解放レバー11を備えている。
手動昇降回転機6は、開閉機2に接続可能にして、ハンドル軸21を中心にして第1歯車22を回転自在に軸着し、同軸にカム車28を固着して、ハンドル32を挿し込み可能にしている。開閉機2に手動昇降回転機5を取り付けるには、停電時で電動モータ8が回転しないときに、取り付けることでモータ軸10を停止させ、ハンドル32が閉鎖部材3の上昇方向の回転を可能にして、回転させることで開口することができる。
図2は、開閉機2と手動昇降回転機6を示し、開閉機2の減速機7に伝達部5の一部を嵌着して突出させて、減速機7に電動モータ8を接続して、電動モータ8に電磁ブレーキ9を備え、解放レバー11と連結歯車17を外部に露出している。手動昇降回転機6は、開閉機2に取り付け可能にする取付孔19を備え、開閉機2から突出した取付ボルト18に螺合して合体する。手動昇降回転機6の接続面には、第1歯車を露出し、連結歯車17に噛み合わせて取り付けることができ、開閉機2に手動昇降回転機6を取り付けると、解放レバー11が回動されて電磁ブレーキ9の制動を解除する。
このときのハンドル軸21は、ロックレバー27が第1歯車22に係止して、長孔24の間の上昇方向の回転しかすることができなく、制動状態である。この制動状態は、電磁ブレーキ9を解放して連結歯車17に噛合う第1歯車22をロックレバー27で係止して、第1歯車22に連結するカム車28の連動ピン25が長孔24に挿入して係合状態になっている。カム車28は、ハンドル軸21に固着されて、このハンドル軸21が係止部材のワンウェイクラッチ29で下降方向の回転が係止されるので、ハンドル軸21が下降方向に回転できなく、カム車28も回転をしない。
図3は、開閉機2の制動部を示し、モータ軸10を中心部に配置して、電動モータ8に連結する電磁ブレーキ9と、制動を解除する解放レバー11と、モータ軸に固着した連結歯車17について説明する。モータ軸10は、電動モータ8のロータを備えステーターの励磁によるうず電流で駆動回転させ、電磁ブレーキ9を通過して外部の接合面35に延出させている。この接合面35のモータ軸10には、連結歯車17を固着して、回転を減速機7に伝達可能にしている。
電磁ブレーキ9は、制動部であり、モータ軸10の長手方向のフレーム16に当接するように摺動させ、回転方向に固着するライニング15と、鉄製でライニング15を押圧するモータ軸15径より大きい径を備えたプレート14と、プレート14にライニング15を押圧する付勢力を与える押しばね13と、このプレート14をライニング15から引き離すように吸引する磁力を出す励磁部12とを備えている。解放レバー11は、プレート14をライニング15から離間させるもので、手動昇降回転機6の接合面35に回動可能に設置している。接合面35は、取付ボルト18の2本が外周周辺に備えてあり、対称位置にハンドル軸21を挿入する軸受34を備え、前記手動昇降回転機6と合体可能にしている。
図4は、手動昇降回転機6の内部構造を示し、円筒状のフレーム16の中心部にハンドル軸21を係止部のワンウェイクラッチ29で軸着して両端から突出させて配置し、一端側を接合面35の軸受34に挿入し、他端側をハンドル32が嵌着可能な断面の半月状のハンドル面31にして係合させる。ハンドル軸21は、第1歯車22を回転自在に軸着し、巻ばね26を上昇回転方向に介在してカム車28を固着して隣接させ、カム車28にロックレバー27を当接させている。カム車28は、外周面にボールを等間隔に配置して、ロックレバー27をボールの当接で第1歯車22の係止と離間の回動を繰り返す。第1歯車22は、歯形で係止させ、図面では一部の摺動面23と連動ピン25の断面を示している。
ロックレバー27は、第1歯車22の歯形に噛合う形状のロック装置であり、ばね33で当接方向へ付勢力を与えている。カム車28と第1歯車22とは、長孔24を摺動する連動ピン25で連結され、ハンドル32を回転すると、カム車28のボールがロックレバー27の係止を外す位置で、第1歯車22を閉鎖部材3の上昇方向に回転させ、前記ボール間の谷間にくるとロックレバー27が第1歯車22に係止してモータ軸10を停止させる。ハンドル32は、回転をすることで、カム車28を回転してロックレバー27を回動させ、第1歯車22を回転と停止を繰り返して、モータ軸10を小刻みに回転させる。
図5は、手動昇降回転機6の動作を説明するもので、第1歯車22のカム車28側の側面に長孔24と巻ばね26の係止孔を備え、第1歯車22をロックレバー27で係止して、ハンドル軸21に回転自在にしている。ハンドル軸21は、閉鎖部材3の下降方向の回転を停止する一方向軸受のワンウェイクラッチ29を軸受にして、上昇方向の回転しかできないようにして、カム車28をキー30により固着している。ロックレバー27は、一端をフレーム16に軸着して、カム車28のボールで円滑に当接し、一端の軸心を中心に回動することで、他端を持ち上げて第1歯車の係止を解除することで、連動ピン25と巻ばね26の回転力を受けてモータ軸10を回転可能にする。
(開閉機の電動による開閉動作)
開閉機1は、手動昇降回転機6が連結してない状態であり、操作スイッチにより電源を電動モータ8と電磁ブレーキ9に供給して、モータ軸10に駆動力を与え、励磁部12がプレート14を吸引してライニング15の圧接を無くし、減速機7がモータ軸10の高回転を低回転の高トルクに変え、伝達部5により巻取ドラム4を回転して閉鎖部材3を巻取り開口部1を開口する。停止するには、電源を止めることで、電動モータ8の駆動力を止め、励磁部12の吸引が止まりプレート14を押しばね13でライニング15に当接して、ライニング15がフレーム16とプレート14に圧接されて回転を停止する。ライニング15は、モータ軸10の円周方向に固着しているので、圧接で停止するとモータ軸10も停止する。閉鎖部材3は、モータ軸10の停止により巻取ドラム4が回転しないので、停止することになり、停電時においても同じ動作である。
開閉機1は、手動昇降回転機6が連結してない状態であり、操作スイッチにより電源を電動モータ8と電磁ブレーキ9に供給して、モータ軸10に駆動力を与え、励磁部12がプレート14を吸引してライニング15の圧接を無くし、減速機7がモータ軸10の高回転を低回転の高トルクに変え、伝達部5により巻取ドラム4を回転して閉鎖部材3を巻取り開口部1を開口する。停止するには、電源を止めることで、電動モータ8の駆動力を止め、励磁部12の吸引が止まりプレート14を押しばね13でライニング15に当接して、ライニング15がフレーム16とプレート14に圧接されて回転を停止する。ライニング15は、モータ軸10の円周方向に固着しているので、圧接で停止するとモータ軸10も停止する。閉鎖部材3は、モータ軸10の停止により巻取ドラム4が回転しないので、停止することになり、停電時においても同じ動作である。
(開閉機の手動による開口動作)
停電時に閉鎖部材3を上昇させるときは、別途に保管されていた手動昇降回転機6を開閉機2に取り付ける。取り付けるには、接合面35側の軸受34とハンドル軸21の突出部を軸着して、連結歯車17と第1歯車22を噛合わせ、取付ボルト18に鍵方形状の長穴(図面略)を備えた取付孔19に嵌め込んで最適な位置でナットにより固着する。解放レバー11は、回転昇降回転機6の枠体に螺合したレバー押ボルト20を螺進することで、解放レバー11が回動してプレート14をライニング15から離間させて制動を解除する。
停電時に閉鎖部材3を上昇させるときは、別途に保管されていた手動昇降回転機6を開閉機2に取り付ける。取り付けるには、接合面35側の軸受34とハンドル軸21の突出部を軸着して、連結歯車17と第1歯車22を噛合わせ、取付ボルト18に鍵方形状の長穴(図面略)を備えた取付孔19に嵌め込んで最適な位置でナットにより固着する。解放レバー11は、回転昇降回転機6の枠体に螺合したレバー押ボルト20を螺進することで、解放レバー11が回動してプレート14をライニング15から離間させて制動を解除する。
このときのモータ軸10は、連結歯車17が第1歯車22に噛合い、閉鎖部材3が吊下げられる下降方向の回転が、ワンウェイクラッチ29により停止されるので、回転しないが反対回転の上昇方向には回転する。ハンドル32は、ハンドル軸21の断面が半月状にしたハンドル面31に係合し、ハンドルを挿し込み手動で回転する。ハンドル軸21の回転は、固着したカム車28を回転する。カム車28は、ロックレバー27を回動して第1歯車22の係止を外し、連動ピン25が摺動面23を円周方向に移動し、第1歯車22をハンドル32の手動力で回転させ、巻ばね26の付勢力で倍増して長孔24の端面まで回転し、噛合う連結歯車17も回転して、閉鎖部材3を上昇させる。ロックレバー27は、カム車28のボールから谷間に落ち込むと第1歯車22を係止して、上昇も下降も停止させる。本実施形態では第1歯車22とロックレバー27の係止を歯形で行って説明したが、係止面だけ歯形に変え、ツメで実施してもよい。
このときの巻ばね26は、カム車28の回転に合わせて、第1歯車22に閉鎖部材3を上昇させる方向へ付勢力を与える。カム車28は、ボールの個数を少なくすれば、ロックする回数が減るため回転量が増え、速く開口をすることができるが手は疲れる。この手動昇降回転機6は、複数機の開閉機2を配置したところでは、1台あれば順次開口動作することで開口できるので、開閉機2と手動昇降回転機6を合わせたものより安価で軽量になる。閉鎖部材3を下降させるときは、手動昇降回転機6を取り外し、開閉機2だけにして解放レバー11を回動して制動を解除することで、下降させることができる。
1 開口部
2 開閉機
3 閉鎖部材
4 巻取ドラム
6 手動昇降回転機
7 減速機
8 電動モータ
9 電磁ブレーキ
10 モータ軸
11 解放レバー
17 連結歯車
20 レバー押ボルト
21 ハンドル軸
22 第1歯車
25 連動ピン
26 巻ばね
27 ロックレバー
28 カム車
29 ワンウェイクラッチ
2 開閉機
3 閉鎖部材
4 巻取ドラム
6 手動昇降回転機
7 減速機
8 電動モータ
9 電磁ブレーキ
10 モータ軸
11 解放レバー
17 連結歯車
20 レバー押ボルト
21 ハンドル軸
22 第1歯車
25 連動ピン
26 巻ばね
27 ロックレバー
28 カム車
29 ワンウェイクラッチ
Claims (4)
- 開口部を開閉する閉鎖部材を備え、該閉鎖部材を巻回する巻取りドラムを備え、該巻取りドラムを駆動回転させる開閉機を備え、該開閉機は減速機と電動モータと制動部を備え、該制動部には解放レバーを備えると共にモータ軸に固着する連結歯車を備えて形成し、
前記開閉機に接続する手動昇降回転機を前記連結歯車に噛合わせ取り付けることで、前記解放レバーで制動を解除して、閉鎖部材の下降を停止させる係止部材を備え、手動で閉鎖部材を巻上げ可能にし、
前記手動昇降回転機は、ハンドル軸には第1歯車を回転自在に備え、該第1歯車には外周面にロックレバーを係合させ、
前記ハンドル軸に固着するカム車を備え、ハンドルを係合して回転駆動可能にし、該カム車に当接して回動するロックレバーを備え、該ロックレバーが前記第1歯車の外周面と係合離脱を繰り返して回転を規制して、
前記第1歯車とカム車とを隣接して連動ピンと摺動面を連結して備え、回転位相を変位させる付勢部材を介在して、第1歯車の回転を連結歯車に伝達可能にし、
前記開閉機と前記手動昇降回転機とを着脱可能にすることを特徴とする手動ハンドル装置。 - 前記解放レバーは、制動部と連結して、制動の作動と解除をすることができ、前記手動昇降回転機を取付けることで、解放レバーの制動を解除するレバー押ボルトを螺合することを特徴とする請求項1記載の手動ハンドル装置。
- 前記カム車は、外周面にボールを等間隔に配置して、当接するロックレバーを揺動して第1歯車の外周面に係合離脱の回転を規制し、第1歯車の側面に長孔の摺動面を備えカム車から連動ピンを突出して円周方向に摺動可能に連結して隣接させ、第1歯車とカム車間に付勢部材をハンドル軸に遊嵌させ円周方向の上昇方向に付勢することを特徴とする請求項1記載の手動ハンドル装置。
- 前記ハンドルの回転は、ハンドル軸からカム車に伝達され、カム車から突出させた連動ピンが長孔の摺動面に当接して第1歯車を回転させ、ロックレバーで第1歯車の回転を規制し、閉鎖部材の下降方向の回転を停止させ上昇方向にモータ軸を駆動回転することを特徴とする請求項1記載の手動ハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009265612A JP2011094465A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 手動ハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009265612A JP2011094465A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 手動ハンドル装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011094465A true JP2011094465A (ja) | 2011-05-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009265612A Ceased JP2011094465A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 手動ハンドル装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011094465A (ja) |
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