JP6018530B2 - 保温機器 - Google Patents
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Description
炊飯処理は、周知の炊飯器と同様に、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程およびむらし工程を有し、これらの工程がマイコン30により順番に実行される。予熱工程は、鍋用温度センサ15による検出値Tdが約40℃を維持するように、誘導加熱コイル13および蓋ヒータ18が動作され、飯米に水を吸収させる。昇温工程は、誘導加熱コイル13がフルパワーで動作され、内鍋10内を沸騰直前の温度まで昇温させる。この昇温工程中に蓋用温度センサ21による検出値Tuが第1設定温度Ts1(例えば40℃)から第2設定温度Ts2(例えば60℃)まで昇温した際の温度上昇勾配により、内鍋10内の炊飯容量を判別する。沸騰維持工程は、誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18が昇温工程より低い通電率(例えば50%)でオンオフ制御され、内鍋10内を沸騰温度に維持して米飯を炊き上げる。むらし工程は、誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18が沸騰維持工程より低い通電率(例えば5%)で動作され、炊き上げた内鍋10内の米飯を蒸らす。
保温処理は、炊飯処理の終了後に引き続いて実行される。または、何ら処理を実行していない待機状態で保温スイッチが操作されると実行される。この保温処理では、マイコン30は、鍋用温度センサ15の検出値Tdに基づいて誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18を制御し、米飯を食事可能な保温温度帯(本実施形態では60℃〜80℃)に保温する。マイコン30は、保温温度帯の下限値である温調温度Tk(例えば60℃)、上限側である加熱目標温度Tt(例えば上限値80℃)、および、温調温度Tkより高く加熱目標温度Tt以下の基準温度Tc(例えば70℃)をしきい値として、加熱制御を行う保温制御手段の役割をなす。
マイコン30は、次に昇温を実行する際の加熱目標温度Ttを補正する補正手段の役割を兼ねる。蓋体16を開放すると、空気中の菌が内鍋10内に侵入することがある。また、蓋体16を開放して調理器具(しゃもじ)によって内鍋10内の米飯を取り出すと、調理器具に付着した菌が内鍋10内の米飯に付着する。そのため、蓋開閉センサ25により蓋体16の開放状態を検出すると、加熱目標温度Ttを高くするように補正し、菌の増殖を抑制する。なお、補正対象は、次に実行される昇温工程だけであり、その後に実行される昇温工程は補正しない。
マイコン30は、室温センサ29によって検出した室内温度Tiに基づいて、次に昇温を実行する際の加熱目標温度Ttを更に補正する第2の補正手段の役割を兼ねる。温度センサ15,21は、室温Tiが低い場合には外気で冷やされるため、誘導加熱コイル13およびヒータ14,18で加熱することによる実際の加熱温度に対して、検出値Td,Tuが低く出力される。よって、設定した基準室温Tci(例えば20℃)と室内温度Tiとの温度差と、第3判定温度Tj3(例えば10℃)とに基づいて、第2補正温度Tr2(例えば3℃)を設定する。具体的には、室内温度Tiが基準温度Tciより第3判定温度Tj3ずつ低くなるに従って、加熱目標温度Ttを第2補正温度Tr2ずつ低くする。逆に、室内温度Tiが基準温度Tciより第3判定温度Tj3ずつ高くなるに従って、加熱目標温度Ttを第2補正温度Tr2ずつ高くする。これにより、米飯の過剰加熱を防止するとともに、加熱不足による菌の繁殖を防止する。
マイコン30は、加熱目標温度Ttまで昇温した後に、加熱を停止した自然降温より緩やかな下降勾配で降温させる降温制御手段の役割を兼ねる。具体的には、昇温終了後に、加熱目標温度Ttから基準温度Tcの間の温度帯を制御する第1降温制御と、基準温度Tcから温調温度Tkの間の温度帯を制御する第2降温制御とを行う。第1降温制御の通電率は、第2降温制御の通電率より高く、第2降温制御より緩やかな温度下降勾配となるように設定している。例えば、第1降温制御では30秒間中に1秒間、第2降温制御では60秒間中の1秒間、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14をオンするようにデューティ制御する。これにより、基準温度Tc以上の温度帯の時間を長くしている。
図6に示すように、加熱処理では、マイコン30は、ステップS1で昇温開始時間thを読み込み、ステップS2で昇温開始時間thを計測するための計測タイマ32をリセットしてスタートさせる。
図7Aに示すように、蓋体16の開閉に伴う加熱目標温度Ttの第1補正処理では、マイコン30は、ステップS20で蓋開閉センサ25を介して蓋体16が開放されたことを検出するまで待機する。蓋体16の開放を検出すると、ステップS21で内鍋温度T0を読み込み、ステップS22で内鍋温度T0が第2判定温度Tj2(基準温度Tc)未満であるか否かを判断する。そして、T0<Tj2でない場合にはステップS23に進み、T0<Tj2である場合にはステップS26に進む。
11…炊飯器本体
12…収容部
13…誘導加熱コイル
14…胴ヒータ
15…鍋用温度センサ
16…蓋体
17…放熱板
18…蓋ヒータ
19…内蓋
20…排気通路
21…蓋用温度センサ
22…操作パネル部
23…スイッチ
24…液晶表示板
25…蓋開閉センサ
26…ホルダー
27…制御基板
28…ファン
29…室温センサ
30…マイコン
31…ROM
32…計測タイマ
Ts1…第1設定温度
Ts2…第2設定温度
Td…下部検出値
Tu…上部検出値
Tk…温調温度
Tt…加熱目標温度
Tc…基準温度
Tj1…第1判定温度
Tj2…第2判定温度
Tj3…第3判定温度
Ti…室内温度
Tci…基準室温
Tr1…第1補正温度
Tr1A…第1補正値
Tr1B…第2補正値
Tr2…第2補正温度
tk…温調時間
th…昇温開始時間
tl…低温加熱時間
tc…蓋開放時間
tt…累積時間
tj…判定時間
tm…計測時間
Claims (9)
- 機器本体内の食品を温度検出手段の検出値に基づいて加熱手段によって加熱し、前記食品に応じた保温温度帯に保温する保温機器であって、
前記温度検出手段の検出値が前記保温温度帯の下限の温調温度を維持するように前記加熱手段を制御する第1加熱制御手段と、
昇温開始時間の経過毎に実行され、前記温度検出手段の検出値が前記保温温度帯の上限側の加熱目標温度まで昇温するように前記加熱手段を制御する第2加熱制御手段と、
降温により前記温度検出手段の検出値が前記温調温度より高く前記加熱目標温度以下の基準温度を下回った時から前記昇温開始時間までの低温加熱時間に基づいて、前記加熱目標温度を設定する加熱温度設定手段と、
前記第1加熱制御手段により前記温調温度に温調させ、前記昇温開始時間になると、前記第2加熱制御手段により前記加熱温度設定手段が設定した前記加熱目標温度まで昇温させる保温制御手段と、
を備えることを特徴とする保温機器。 - 前記加熱温度設定手段は、前記低温加熱時間が短くなるに従って前記加熱目標温度を低くしたことを特徴とする請求項1に記載の保温機器。
- 前記機器本体内を開放可能に閉塞する蓋体と、
前記蓋体の開放状態を検出する蓋状態検出手段と、
前記蓋状態検出手段により前記蓋体の開放を検出すると、前記加熱温度設定手段により設定した前記加熱目標温度を補正する補正手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保温機器。 - 前記補正手段は、前記蓋体の開放時間を計測し、開放の累積時間が判定時間を超えると、前記加熱目標温度を高くすることを特徴とする請求項3に記載の保温機器。
- 前記補正手段は、前記第2加熱制御手段により昇温を実行すると、前記累積時間をリセットすることを特徴とする請求項4に記載の保温機器。
- 前記補正手段は、前記温度検出手段により前記蓋体の開放中の低下温度を検出し、その低下温度が第1判定温度より大きい場合、前記加熱目標温度を高くすることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の保温機器。
- 前記補正手段は、前記温度検出手段により前記蓋体の開放中の温度を検出し、その検出値が前記基準温度以上の第2判定温度より高い場合、前記低下温度が前記第1判定温度より大きくても、前記加熱目標温度を高くしないことを特徴とする請求項6に記載の保温機器。
- 前記機器本体外の室内温度を検出する室温検出手段と、前記室温検出手段によって検出した室内温度に基づいて前記加熱目標温度を補正する第2補正手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の保温機器。
- 前記第2加熱制御手段による昇温後に、前記加熱手段を停止した場合より緩やかな下降勾配で降温させる降温制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の保温機器。
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