JP6016492B2 - 箱型成形品およびその製造方法 - Google Patents
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Description
この理由としては、応答速度の点などからタッチパネル面の板厚みは薄いものほど好ましいこと、強度の点からはある程度以上の厚さが必要であり、高弾性率の材料が選択されること、および、耐擦り傷性や指紋ふき取り性なども必須となることによる。
(2)熱成形(真空成形、圧空成形、真空圧空成形等)などを可能とした加飾シートを予備成形にて特定形状に加工し、これを射出成形金型にセットし、溶融樹脂を射出して、射出成形体を形成すると同時に予備成形加飾シートと一体化させる方法、
などが用いられている。また、
(3)成形体表面に被覆を施す方法(三次元表面加飾成形)も提案されている。
たとえば、特許文献1には、表面側から順に、透明アクリル系樹脂シート層、絵柄印刷インキ層、ABS樹脂シート層及びABS樹脂バッカー層が積層された化粧シートが開示されている。特許文献2には、ポリカーボネート樹脂層の表面にメタクリル樹脂およびアクリルゴム粒子からなる層が積層されてなる多層フィルムの一方の面に加飾を施し、その加飾面に熱可塑性樹脂シートを積層した加飾シート、または、その加飾面に熱可塑性樹脂を射出成形した加飾成形品が開示されている。
このような加飾シート或いはハードコートシートは、保護層側(熱可塑性樹脂シート側)にて射出成形体と一体化され、加飾或いはハードコート成形体とされる。該加飾成形体においては、透明樹脂シートが表面に配置され、該透明樹脂シートを通して意匠層を視認できるようになっている。尚、一般的に加飾シートに用いられるハードコートは、三次元に賦形できる要素が必要なために傷付きやすい問題がある。
具体的には、前記のタッチパネル型表示面の構成部品としてガラス板に代えて、透明樹脂板、例えば、ハードコート層を両面に持つ芳香族ポリカーボネートシートの使用を考える。この場合、耐擦り傷性などの点では、やや劣るものの実使用範囲では採用可能と思われる。しかしながら、表面硬度の高い、ハードコート層を両面に持つポリメチルメタクリレート/芳香族ポリカーボネート多層シートの場合、例えば85℃85%RH試験にて許容範囲内の反り発生に収めることが出来ないことから、従来のガラス板と同様の使用法は採用できないという問題があった。
しかしながら、従来、ハードコートされた透明樹脂シートのみからなる部材の周囲全体に射出成形樹脂を一体化させた成形品は存在しない。通常のインサート成形法で、同じ樹脂製のシートと射出成形樹脂とを用いて成形品を製造した場合、歪みのない成形品は得られていないからである。
そこで、同じ樹脂製のシートと射出成形樹脂とを用いる場合においては、シートの平面方向の熱膨張率がより小さい値となっている点に着目し、この値を調整すべく、射出成形樹脂に無機充填剤を配合した組成物を用いて射出成形品の製造を試みたが、やはり同様の歪みが発生し、良好なものは得られ無かった。
(1)透明樹脂シートからなる平面表示部と、射出成形樹脂からなる周囲枠部とを有し、周囲枠部が、平面表示部の周囲にて平面表示部と融着一体化されている箱型成形品である。
(2)平面表示部が、片面或いは両面に硬質樹脂層を有する多層シートである、上記(1)に記載の箱型成形品である。
(3)硬質樹脂層が、アクリル系樹脂と、(メタ)アクリル酸エステルモノマーと芳香族ビニルモノマーとを共重合して得られる共重合体の芳香環を水添してなる樹脂(以下、核水添MS樹脂と記す)とから選択されたものである、上記(2)に記載の箱型成形品である。
(4)平面表示部の厚みが0.3mm〜1.2mmである、上記(2)に記載の箱型成形品である。
(5)平面表示部が、スチールウール硬度2以上のハードコート層を少なくとも片面に有する、上記(1)に記載の箱型成形品である。
(6)平面表示部が、ハードコート層を両面に有し、周囲枠部との融着領域を含む裏面側の全周囲のハードコート層上に印刷層を有する、上記(5)に記載の箱型成形品である。
(7)周囲枠部が、射出成形樹脂100重量部に対して15〜50重量部の無機充填材を配合してなるものである、上記(1)に記載の箱型成形品である。
(8)射出成形樹脂の熱膨張率が 1.5×10−5〜6.5×10−5(/K)である、上記(1)に記載の箱型成形品である。
(9)平面表示部に対する、温度85℃、湿度85%RH(相対湿度)、120時間の熱処理、および23℃、相対湿度50%にて4時間の環境下に静置した後に発生する変形量(反り量)が、120mm×65mmの大きさの平面表示部の端部において、0.3mm以下である、上記(1)に記載の箱型成形品である。
(10)周囲枠部が、立ち上がり部を有する、上記(1)に記載の箱型成形品である。
(11)箱型成形品の平面表示部を構成する透明樹脂シートを金型の透明樹脂シート装着部に装着し、箱型成形品の周囲枠部を構成する射出成形樹脂を金型の周囲枠部キャビテー部に充填して、透明樹脂シートの周囲にて射出成形樹脂を透明樹脂シートに融着一体化させる、箱型成形品の製造方法である。
(12)金型において、透明樹脂シート装着部と周囲枠部キャビテー部とが、独立して温度制御可能である、上記(11)に記載の箱型成形品の製造方法である。
(13)金型の透明樹脂シート装着部の温度を、周囲枠部キャビテー部の温度より10℃〜50℃高く設定する、上記(12)に記載の箱型成形品の製造方法である。
(14)透明樹脂シートが、スチールウール硬度2以上のハードコート層を少なくとも片面に有する、上記(11)に記載の箱型成形品の製造方法である。
(15)透明樹脂シートが、ハードコート層を両面に有し、射出成形樹脂との融着領域を含む裏面側の全周囲のハードコート層上に印刷層を有する、上記(14)に記載の箱型成形品の製造方法である。
1.箱型成形品
本発明は、タッチパネル型表示面の構成部品に好適に用いられる箱型成形品等に関する。箱型成形品は、透明樹脂シートからなる平面表示部と、射出成形樹脂からなる周囲枠部とを有する。そして周囲枠部は、平面表示部の周囲にて平面表示部と融着一体化されている。このように、平面表示部の周辺の領域のみにおいて周囲枠部が一体化されているため、成形品は箱型を有する(後述する図4参照)。
2.透明樹脂シート
まず、平面表示部(主にタッチパネル型表示面など)を構成する透明樹脂シートとしては、(1)透明なプラスチック材料を用いたシート、(2)耐衝撃性や適度の耐熱性を持つ樹脂を基材層とし、その片面あるいは両面に硬質樹脂層を形成した多層シート、さらに(3)前記(1)又は(2)のシートの片面或いは両面にハードコート層を形成したものが挙げられる。
また、透明樹脂シート(平面表示部)において、タッチパネル型表示面の周囲に相当する部分には、通常、意匠性などを有する印刷層が形成される。
そして透明樹脂シートは、所望のインサートシートの形状に、通常、打ち抜きやNCカット、レーザーカットなどにて加工されて用いられる。
脂環式ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体として、具体的には、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、1,5−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、2,6−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、2,7−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、およびそのエステル形成性誘導体等が挙げられる。
多層シートの場合、片面或いは両面に形成する硬質樹脂層の厚みは、好ましくは0.03mm〜0.1mmから選択する。薄すぎると鉛筆硬度などが低くなり好ましくなく、厚すぎても硬度を高める効果がなくなり、基材シートの特性低下が大きくなり好ましくない。
そして、押し出し工程において、或いは、押し出しされた後に、適宜、シートに対してハードコート加工を施す。本発明の用途においては、耐磨耗性や耐指紋性(指紋ふき取り性)に優れたものが好ましい。また、通常、ハードコート層は曲げ加工などの必要が無いものであり、インサートシート形状に加工できれば使用できるものであるが、生産性の点から、打ち抜き出来るものが特に好ましい。
ハードコート層は、通常の方法で形成されても良く、ロールコート法などの塗布法、ディプ法、転写法などで形成する。また、硬化方法も紫外線硬化、熱硬化、電子線硬化等公知の方法を用いることができる。
シリコン系のハードコート層としては、適宜、紫外線吸収剤などを配合した熱硬化性のポリオルガノシロキサンの組成物等があげられる。ポリオルガノシロキサンは、一般式R1nSi(OR2)(4−n)で表される通常のオルガノシランを加水分解、縮合して得られる加水分解物及び/又は部分縮合物としてなるものである。
インサートシートは、ポリエステル系、ポリカーボネート系、アクリル系、ウレタン系の印刷インクを用いて印刷可能であり、特にハードコートとの密着性に問題がある場合は、プラズマやイオンエッチング、コロナ放電等の表面処理によって表面改質して密着力を高めることも可能である。また射出成形材料の熱によって溶融されないためにはポリエステル系インクを使用する事が好ましい。
平面表示部は、上述の透明樹脂シートにより形成される。平面表示部は、例えば、箱型成形品が携帯電話端末などに組み込まれた際に、タッチパネル型表示面として機能する。平面表示部は、上述の透明樹脂シートの他に、タッチパネルセンサー(ITO配線を施したOCA付きPETフィルム、透明樹脂シート裏面へITO配線処理したシート)等を含んでいても良い。
射出成形樹脂は、前記透明樹脂シートで構成される平面表示部の周囲にて、射出成形により透明樹脂シートに融着一体化される。そして射出成形樹脂は、周囲枠部を形成する。ここで用いる射出成形樹脂は、
(i)前記透明樹脂シートにより形成されたインサートシートと熱融着可能であること、
(ii)前記インサートシートの平面方向の熱膨張率(線膨張率)の値に対して、射出成形樹脂の線膨張率、特に射出成形樹脂の流れ方向(MD)の線膨張率の値が最適な範囲内にあること、
が、当然に必要である。(i)の条件を満たさなければ一体化成形品が得られず、(ii) の条件を満たさなければ、温度変化による寸法差による応力発生が大きく、成形品に歪みが発生することとなる。すなわち、インサートシートの線膨張率と、射出成形樹脂の線膨張率とのバランスを良好に保ち、インサートシートと射出成形樹脂とを一体化させたときに生じる成形品の反りを抑制することが必要である。
また、熱融着可能なもので予備処理すること、プライマー処理することで、異種樹脂を選択することも可能である。
例えば、前記インサートシートとして、両面ハードコート層を有する透明樹脂シートを用いる場合に、射出成形樹脂がこのハードコート層に熱融着出来ないものの場合、通常、周囲に設ける意匠を兼ねた印刷に用いるインク成分としてプライマーとなる成分を有するものを選択することにより、融着一体化させる。
無機充填剤の熱膨張率は樹脂の約1/10程度であり、無機充填剤を配合した射出成形樹脂の熱膨張率は、添加量が少ない場合には添加量の略容量%相当分、小さくなる。
透明樹脂シートによるインサートシートの平面方向の熱膨張率は、通常、特定の形状を持たない樹脂の値よりも小さいので、この値に相当するように、射出成形樹脂についても熱膨張率の値が小さいものを選択する。
例えば、芳香族ポリカーボネートを基材とする多層シートをインサートシートとし、無機充填剤を配合した芳香族ポリカーボネート射出成形用樹脂組成物を用いる場合、無機充填剤を容量で10%前後の範囲で混合したものが妥当な充填量となる。このように、無機充填剤の含有量は、透明樹脂シートおよび射出成形樹脂の熱膨張率等に応じて調整されるものの、射出成形樹脂100重量部に対して15〜50重量部、好ましくは、20〜40重量部である。
周囲枠部は、上述の射出成形用樹脂、および必要に応じて無機充填剤等により形成される。周囲枠部は、例えば、箱型成形品が携帯電話端末などに組み込まれた際に、タッチパネル型表示面(平面表示部)を支持する。このため、周囲枠部においては、平面表示部側に向かって伸び、平面表示部と接する立ち上がり部が形成されていることが好ましい。このような立ち上がり部を周囲枠部に形成することにより、平面表示部をより強固に保持することができる。
本発明は、また、箱型成形品の製造方法に関する。本発明の製造方法は、まず、透明樹脂シート装着部(例えば可動側金型及び入れ駒)と周囲枠部キャビテー部(例えば固定側金型及び入れ駒)とを独立して温度制御可能な金型を用いることを特長とする。そして本発明の箱型成形品の製造方法においては、最初に、透明樹脂シート装着部側の温度を周囲枠部キャビテー部側の温度よりも高くなるように調整する。そして、透明樹脂シート装着部に透明樹脂シートを装着し、周囲枠部キャビテー部に、加熱した射出成形樹脂を注入、充填する。
すなわち、インサートシートは、周囲枠部キャビテー部側の金型温度よりも高温まで加熱され、より膨張した状態にて、射出充填樹脂と融着一体化される。この結果、周囲枠部キャビテー部の金型温度での取り出し時に、周囲枠部からインサートシートに過剰の収縮応力が負荷されることはない。
ゆえに、歪み発生につながる収縮応力が発生しない、良好な成形品が製造できたものといえる。すなわち、上述の4.射出成形樹脂の欄で説明した歪みの発生は、インサートシート(透明樹脂シート)の平面方向の熱膨張率の値(線膨張率)と、射出成形樹脂の熱膨張率の値(線膨張率)との差をある程度の範囲に抑制し、かつ、射出成形時の両者の温度をそれぞれ個別に制御することにより、抑制される。
そして、設定すべき温度差は、上記したように、周囲枠部キャビテーの温度よりも高い温度にインサートシートを短時間で加熱できる温度差であり、成形収縮率の小さい材料ほど温度差を小さく取ることができる。この点から、射出樹脂は、非晶性のものが、より小さい温度差にて良好な成形品を製造できるので、制御範囲が広がり、より好ましいといえる。
また、インサートシートを予備加熱して熱膨張させた状態で装着することにより、より短時間の成形サイクルの製造が可能となる。
上記の温度差は、射出成形樹脂とシートの膨張率、予備加熱の有無等により異なるが、前記金型の透明樹脂シート装着部の温度を、周囲枠部キャビテー部を含むその他の部分の温度より10℃以上、例えば、15℃〜50℃高くなるように、好ましくは20℃〜40℃高くなるように、設定する。
金型10は、互いに独立した部材である、樹脂注入側ブロック12、シート側ブロック14、および中間ブロック16を有する。樹脂注入側ブロック12においては、樹脂を注入するための樹脂注入口12Mと、樹脂の通過する流路12Fとが形成されている。一方、シート側ブロック14においては、透明樹脂シート(インサートシート)20が装着されるシート装着部14S(透明樹脂シート装着部)が形成されている。
また、鉛筆硬度は、JIS K 5600−5−4 による。
スチールウール硬度4以上の評価は、#0000番のスチールウールを用いて、下記のように行った。
スチールウール硬度1 :1000gの荷重にて15往復にて、傷なし。
スチールウール硬度2 :1000gの荷重にて、傷3本以下。
スチールウール硬度3 :1000gの荷重にて、傷10本以下。
14C 金型キャビテー(周囲枠部キャビテー部)
14S シート装着部(透明樹脂シート装着部)
20 インサートシート(透明樹脂シート)
30 箱型成形品
32 平面表示部
34 周囲枠部
Claims (12)
- 透明樹脂シートからなる平面表示部と、射出成形樹脂からなる周囲枠部とを有し、前記周囲枠部が、前記平面表示部の周囲にて前記平面表示部と融着一体化されていて、
前記射出成形樹脂の熱膨張率が 1.5×10−5〜6.5×10−5(/K)であり、前記透明樹脂シートの平面方向の熱膨張率が6.3×10−5〜6.7×10−5(/K)であり、
前記周囲枠部が、前記平面表示部の裏面の融着領域および前記平面表示部の側面と接する立ち上がり部を有する箱型成形品。 - 前記平面表示部が、片面或いは両面に硬質樹脂層を有する多層シートである請求項1記載の箱型成形品。
- 前記硬質樹脂層が、アクリル系樹脂と、(メタ)アクリル酸エステルモノマーと芳香族ビニルモノマーとを共重合して得られる共重合体の芳香環を水添してなる樹脂とから選択されたものである請求項2記載の箱型成形品。
- 前記平面表示部の厚みが 0.3mm〜1.2mm である請求項1記載の箱型成形品。
- 前記平面表示部が、スチールウール硬度2以上のハードコート層を少なくとも片面に有する請求項1記載の箱型成形品。
- 前記平面表示部が、前記ハードコート層を両面に有し、前記周囲枠部との融着領域を含む裏面側の全周囲のハードコート層上に印刷層を有する請求項5記載の箱型成形品。
- 前記周囲枠部が、前記射出成形樹脂100重量部に対して15〜50重量部の無機充填材を配合してなるものである請求項1記載の箱型成形品。
- 前記平面表示部に対する、温度85℃、相対湿度85%120時間の熱処理、および23℃、相対湿度50%にて4時間の環境下に静置した後に発生する変形量が、120mm×65mmの大きさの前記平面表示部の端部において、0.3mm以下である請求項1記載の箱型成形品。
- 箱型成形品の平面表示部を構成する透明樹脂シートを金型の透明樹脂シート装着部に装着し、前記箱型成形品の周囲枠部を構成する射出成形樹脂を前記金型の周囲枠部キャビテー部に充填して、前記透明樹脂シートの周囲にて前記射出成形樹脂を前記透明樹脂シートに融着一体化させる工程を備え、
前記射出成形樹脂の熱膨張率が 1.5×10−5〜6.5×10−5(/K)であり、前記透明樹脂シートの平面方向の熱膨張率が6.3×10−5〜6.7×10−5(/K)であり、
前記金型の透明樹脂シート装着部の温度を前記周囲枠部キャビテー部の温度より高く設定するように、前記金型において、透明樹脂シート装着部と周囲枠部キャビテー部とが独立して温度制御可能である、箱型成形品の製造方法。 - 前記金型の透明樹脂シート装着部の温度を、前記周囲枠部キャビテー部の温度より10℃〜50℃高く設定する請求項9記載の箱型成形品の製造方法。
- 前記透明樹脂シートが、スチールウール硬度2以上のハードコート層を少なくとも片面に有する請求項9記載の箱型成形品の製造方法。
- 前記透明樹脂シートが、前記ハードコート層を両面に有し、前記射出成形樹脂との融着領域を含む裏面側の全周囲のハードコート層上に印刷層を有する請求項11記載の箱型成形品の製造方法。
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