JP6007492B2 - リーフディスクフィルタ組立体およびポリマーフィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
以下に、フィルタ内の溶融ポリマーの流れについて、詳細に説明する。なお、リーフディスクフィルタの径方向で流速が異なるため、ここでは各隙間を通過するポリマーの総和として流量を定義する。また、リーフディスクフィルタ間の間隔Aは、相対するリーフディスクフィルタの濾材間の距離を言うが、実際には溶接構成であるため円周方向で間隔のばらつきが大きい。従って、本発明においては、各間隔の平均値をもって間隔Aとする。
図1〜3に記載のリーフディスクフィルタ組立体を使用した。保護板と底板の一部を改造することで、リーフディスクフィルタに相対するように配置された保護板、底板と金属円柱体のリーフディスクフィルタと相対する面に濾過部材を埋め込み、各リーフディスクフィルタの間隔は同じ条件として図22に記載のリーフディスクフィルタ組立体、ポリマーの製造装置を利用して製膜した。ポリマーはポリエチレンを使用した(粘度は、せん断速度10sec−1で約1〜2万poise)。押出機はスクリュー系φ90のものを使用した。吐出量はギアポンプで計量して100kg/hrとした。フィルタはべカルト製の濾過精度30μ(99%以上カット)、直径12インチ、厚み(B)12mmのリーフディスクフィルタを50枚使用した。ガスケットは0.5mm厚のものを6枚一組として各リーフディスクフィルタ間、保護板と最上流部のリーフディスクフィルタとの間、および底板と最下流部のリーフディスクフィルタとの間において使用した。口金の幅は2,000mmである。なお、延伸工程は採用せず未延伸フィルムとしてワインダで巻き取った。
[実施例2]
図4〜5に記載のリーフディスクフィルタ組立体を使用し、他の条件は実施例1と同じとした。
[比較例1]
図8〜10、図22に記載のリーフディスクフィルタ組立体、ポリマーの製造装置を利用して製膜を行なった。ポリマー、製膜装置は実施例1に記載の製膜条件と同じである。
[実施例2]
図6,図7に記載のリーフディスクフィルタ組立体を使用した。保護板と底板の一部を改造することで、リーフディスクフィルタに相対するように配置された保護板と底板の面に濾過部材を埋め込み、各リーフディスクフィルタの間隔は同じ条件として図22に記載のリーフディスクフィルタ組立体、ポリマーの製造装置を利用して製膜した。ポリマーはポリプロピレンを使用した(粘度は、せん断速度10sec−1で約5〜6万poise)。押出機はスクリュー系φ90のものを使用した。吐出量は500kg/hrとした。フィルタは日本精線製の濾過精度25μ(99%以上カット)、直径12インチ、厚み(B)11mmのリーフディスクフィルタを30枚と、直径12インチ、厚み40mmの金属円柱体を5枚使用した。また、金属円柱体はリーフディスクフィルタ5枚を一組としてその間に1枚ずつ挿入した。ガスケットは3.2mm厚のものを各リーフディスクフィルタ間、保護板と最上流部のリーフディスクフィルタとの間、および底板と最下流部のリーフディスクフィルタとの間において使用した。口金の幅は800mmである。なお、延伸工程は逐次2軸延伸としてワインダで巻き取った。
[比較例2]
図23、図24、図22に記載のリーフディスクフィルタ組立体、ポリマーの製造装置を利用して製膜を行なった。ポリマー、製膜装置は実施例2に記載の製膜条件と同じである。
1a 最上流部に位置する濾過部材
1b 最下流部に位置する濾過部材
1c 金属円柱体に位置するリーフディスクフィルタ
2 上蓋
3 ケーシング
4 支柱
5 保護板
6 止めネジ
7 ガスケット
8 支柱穴
9 支柱溝
10 底板
11 ケーシング内流路
12a 濾材
12b 濾材
13 リテーナ部材
14 接続部材
15a 保護板と最上下流部に位置するリーフディスクフィルタとで形成される隙間
15b 保護板と最下流部に位置するリーフディスクフィルタとで形成される隙間
15c ケーシングとリーフディスクフィルタとで形成される隙間
16a パンチング部材
16b パンチング部材
17 溶接部
18 滞留部
19 金属円柱体
20 支柱内流路
21 押出機
22 ギアポンプ
23 フィルタ
24 口金
25 冷却ドラム
26 延伸装置
27 厚み計
28 ワインダ
29 厚み制御装置
30 ポリマーフィルム
40 ポリマーフィルムの製造装置
50 リーフディスクフィルタ組立体
60 リーフディスクフィルタ組立体
70 リーフディスクフィルタ組立体
80 リーフディスクフィルタ組立体
90 リーフディスクフィルタ組立体
100 リーフディスクフィルタ組立体
A リーフディスクフィルタ間の間隔
B リーフディスクフィルタの厚み
Q1 リーフディスクフィルタ間を流れるポリマーの流量
Q2 リーフディスクフィルタ内を流れるポリマーの流量
Q11 保護板と最上流部に位置するリーフディスクフィルタとの間隙を流れるポリマーの流量
Q12 底板と最下流部に位置するリーフディスクフィルタとの間隙を流れるポリマーの流量
Q21 最上流部に位置するリーフディスクフィルタ内を流れるポリマーの流量
Q22 最下流部に位置するリーフディスクフィルタ内を流れるポリマーの流量
Claims (3)
- ポリマーの入口と出口を有するケーシングと、
該ケーシング内に設けられた管状体からなる支柱と、
該支柱の外側において前記支柱の長手方向に間隔をあけて積層されて前記ケーシング内に収納された複数枚の環状のリーフディスクフィルタと、
該リーフディスクフィルタのうち最上流部に位置するリーフディスクフィルタに相対するように前記最上流部に位置するリーフディスクフィルタの上流側に間隔をあけて配置された保護板と、
前記リーフディスクフィルタのうち最下流部に位置するリーフディスクフィルタに相対するように前記最下流部に位置するリーフディスクフィルタの下流側に間隔をあけて配置された底板とからなり、
前記入口から流入した溶融樹脂が、前記リーフディスクフィルタの外表面から該フィルタの濾材を通りその内方に濾過済みの溶融樹脂として流入し、濾過済みの溶融樹脂が、次いで、前記支柱の管状体の外表面から管状体内に流入し、前記出口から流出する樹脂流路を有するリーフディスクフィルタ組立体において、
前記保護板および前記底板の両方のリーフディスクフィルタと相対する面の全面、または径方向内周の一部の面が濾過機能を有する部材を備えることを特徴とするリーフディスクフィルタ組立体。 - ポリマーの入口と出口を有するケーシングと、
該ケーシング内に設けられた管状体からなる支柱と、
該支柱の外側において前記支柱の長手方向に間隔をあけて積層されて前記ケーシング内に収納された複数枚の環状のリーフディスクフィルタと、
該リーフディスクフィルタのうち最上流部に位置するリーフディスクフィルタに相対するように前記最上流部に位置するリーフディスクフィルタの上流側に間隔をあけて配置された保護板と、
前記リーフディスクフィルタのうち最下流部に位置するリーフディスクフィルタに相対するように前記最下流部に間隔をあけて位置するリーフディスクフィルタの下流側に配置された底板とからなり、
前記入口から流入した溶融樹脂が、前記リーフディスクフィルタの外表面から該フィルタの濾材を通りその内方に濾過済みの溶融樹脂として流入し、濾過済みの溶融樹脂が、次いで、前記支柱の管状体の外表面から管状体内に流入し、前記出口から流出する樹脂流路を有するリーフディスクフィルタ組立体において、
積層されたリーフディスクフィルタ間の任意の位置にリーフディスクフィルタと間隔をあけて挿入する金属円柱体の上流側および下流側の両方のリーフディスクフィルタと相対する全面または内周の一部が濾過機能を有する部材を備えることを特徴とするリーフディスクフィルタ組立体。 - 溶融ポリマーを供給する溶融ポリマー供給工程と、
該溶融ポリマー供給工程から供給された溶融ポリマーを請求項1または2に記載の前記リーフィディスクフィルタ組立体にて濾過する溶融ポリマー濾過工程と、
該溶融濾過工程から供給される溶融ポリマーを所望の成形体形状に口金から押し出す溶融ポリマー押出工程と、
該溶融ポリマー押出工程から供給される溶融ポリマー成形体を冷却固化させる冷却工程と、
該冷却工程から供給される冷却固化したポリマー成形体を引き取るポリマー成形体引き取り工程とからなるポリマーフィルムの製造方法。
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