JP6007121B2 - デッキ材の取付部材およびデッキ - Google Patents

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Description

本発明は、デッキ材の取付部材およびデッキに係り、複数のデッキ材を大引きに並べて取り付けるための取付部材の改良に関する。
従来、大引き間に複数のデッキ材を架け渡す構造のデッキにおいて、デッキ材を大引きに対して取付部材を介して取り付けることが知られている(例えば、特許文献1、図3、図4参照)。このような取付部材は、大引き上に設置される平板状の基部と、基部から鉛直方向に立設された束壁部と、束壁部の上縁部に設けられて水平面を形成する天部を備えた断面「エ」字形状とされている。
並設されるデッキ材の対向する側面には、長手方向に沿って連続した凹部が設けられている。取付部材の天部を形成する一方の端縁が一方のデッキ材の凹部に係合し、他方の端縁が他方のデッキ材の凹部に係合することで、デッキ材同士が天部を介して連結されるとともに、デッキ材が大引きに押し付けられるようになっている。
また、取付部材の束壁部には、水平方向に突出した間隔規制突起が弾性変形可能に設けられている。この間隔規制突起にデッキ材の側面が当接することで、デッキ材間の間隔が所定間隔に規制される。そして、間隔規制突起が弾性変形することにより、デッキ材が幅方向に熱伸縮した場合の変位を吸収できようになっている。
特開2010−236312号公報
しかしながら、特許文献1に記載の取付部材では、間隔規制突起が切り起こしによって形成されており、間隔規制突起の先端のエッジ部分がデッキ材の側面に当接している。このため、エッジ部分がデッキ材に食い込んでしまうことがあり、デッキ材の長手方向の熱伸縮を阻害するおそれがある。
また、デッキのメンテナンス時において、交換等が必要なデッキ材を引き抜こうとした場合には、デッキ材への間隔規制部材の食い込みが大きな抵抗となるため、デッキ材を容易に引き抜くことができないという問題がある。デッキ材を既設の取付部材に向けて押し入れる場合でも同様に、容易に押し入れることができない。
さらに、切り起こしによって形成された間隔規制突起は、片持ち形状となることで容易に弾性変形するため、デッキ材の幅方向の熱伸縮に追従して弾性変形するだけでなく、デッキ材を間隔規制突起に押し当てながら設置していく過程で変形する可能性があり、隣り合うデッキ材間の目地寸法を均一にできないという問題がある。
本発明の目的は、デッキ材の熱伸縮を確実に許容できるとともに、メンテナンスを容易にでき、かつデッキ材間の目地寸法を均一にできるデッキ材の取付部材およびデッキを提供することにある。
本発明のデッキ材の取付部材は、大引き上に架け渡される複数のデッキ材を前記大引きに取り付けるための取付部材であって、基部と、前記基部から立設された板状の立面部とを備え、前記立面部には、該立面部の面状部分に直交する第1方向およびこれとは反対方向の第2方向に延出した第1係合片および第2係合片と、前記第1方向および前記第2方向の少なくともいずれかの方向に突出した弾性変形可能な間隔規制部と、前記間隔規制部よりも下方に位置する切欠開口と、前記間隔規制部よりも下方に位置する開口部とが設けられ、前記間隔規制部は、前記立面部の前記面状部分において互いに離間した位置から延出され、かつ延出するに従って互いに近づく方向に傾斜した一対の傾斜面と、前記一対の傾斜面間を連結するとともに、前記デッキ材と当接する当接面とを有し、前記立面部の長さ方向に沿った前記切欠開口および前記開口部の長さ寸法は、前記間隔規制部の長さ寸法よりも長い寸法とされ、前記切口開口は、前記間隔規制部の基端部分よりも下部側に臨んで位置し、前記開口部は、前記間隔規制部の基端部分よりも上部側に臨んで位置することを特徴とする。
本発明によれば、間隔規制部の当接面の両側は、立面部の面状部分に向けて拡開することになる傾斜面によって該面状部分と連続するから、従来のようなエッジ部分が存在しない。このため、間隔規制部がデッキ材に食い込むことがなく、デッキ材の長手方向の熱伸縮を阻害しない。また、間隔規制部が弾性変形自在に突出していることで、デッキ材の幅方向の熱伸縮を確実に吸収できる。従って、デッキ材の幅方向および長手方向の熱伸縮を確実に許容できる。さらに、間隔規制部によるデッキ材への食い込みが生じないため、デッキ材の引き出しや押し入れを容易にでき、メンテナンスを迅速にできる。しかも、当接面が傾斜面を介して立面部の面状部分と連結されているから、片持ち形状だった従来に比して間隔規制部の剛性を大きくでき、デッキ材の熱伸縮に対応して間隔規制部が弾性変形する一方で、デッキ材の設置過程での間隔規制部の変形を抑制でき、デッキ材設置後の目地寸法を均一にできる。
本発明のデッキ材の取付部材では、前記当接面は、前記面状部分と平行な平坦面で形成され、前記傾斜面は、外側に膨らんだ曲面で形成されていることが望ましい。
本発明によれば、間隔規制部の当接面が平坦面で形成されるから、デッキ材の側部に対して面接触し易くなる。このことから、デッキ材からの外力を当接面の大きな接触面で受けることができ、当接面自身の変形を抑制しつつ、間隔規制部全体を良好に弾性変形させることができる。また、傾斜面が曲面で形成されるので、メンテナンス時において、デッキ材を既設の取付部材に向けて押し入れる際に、デッキ材が間隔規制部に引っ掛かったりせず、押し入れ作業をよりスムーズに行える。
本発明のデッキ材の取付部材では、前記間隔規制部は、前記傾斜面の基端部のみが前記面状部分に連続していることが望ましい。
本発明によれば、当接面の周囲全体が面状部分と連続している訳ではないので、剛性が過度に大きくならず、デッキ材の熱伸縮にあわせて間隔規制部を確実に弾性変形させることができる。
本発明のデッキは、間隔を空けて配置された大引きと、前記立面部の面状部分が前記大引きの幅方向に沿う向きで前記大引きに取り付けられた取付部材と、長手方向の側面に形成された凹部が前記取付部材の各係合片に係合して取り付けられたデッキ材とを備え、前記取付部材が以上に説明したいずれかの取付部材であることを特徴とする。
このようなデッキとしても、本発明特有の取付部材を備えることで、前述した本発明の目的を達成できる。
本発明の第1実施形態に係る取付部材を用いたデッキを示す大略斜視図。 前記デッキを示す縦断面図であり、図3での矢印II-II断面図。 前記デッキを示す縦断面図であり、図2での矢印III-III断面図。 前記取付部材を示す平面図(A)、正面図(B)、および側面図(C)。 本発明の第2実施形態に係る取付部材を示す平面図(A)、正面図(B)、および側面図(C)。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図3において、デッキ10は平面四角形状とされ、室外において、一端部10Aが建物の壁面1(図3参照)に近接している。より具体的にデッキ10は、地上の所定位置にある束基礎F上に立設される複数の束柱11と、束柱11の上部間に架け渡される複数の大引き12と、大引き12の上部間に目地10B(図4(中間リンク15)参照)の間隔を空けて架け渡される複数のデッキ材13と、デッキ材13の壁面1側を除いた三方を囲う複数の幕板14と、大引き12の長手方向と直交する方向において、束柱11間にわたって取り付けられた根がらみ15とを備えている。
なお、以下の説明において、大引き12およびデッキ材13における幅方向とは、各部材12,13の長手方向と直交する見付け幅方向のことである。
このようなデッキ10は、平面視にて、各大引き12をその長手方向が壁面1と平行となるように配置したうえで、大引き12の長手方向と直交する方向にデッキ材13を架け渡した縦並びタイプとして構成されている。縦並びタイプでは、壁面1に対して直交する方向がデッキ材13の長手方向と一致する。
ただし、デッキ10としては、大引き12をその長手方向が壁面1に対して直交する方向と一致するように配置したうえで、大引き12の長手方向と直交する方向にデッキ材13を架け渡した横並びタイプとして構成してもよい。横並びタイプでは、平面視にて、壁面1とデッキ材13の長手方向とが平行となる。
束柱11は、アルミ製の押出形材であり、束基礎Fの上面にL字状の固定金具11Aを介してねじ止めされている。
大引き12も、アルミ製の押出形材であり、ねじ止めによって束柱11の上部に固定されている(図2、図3参照)。大引き12の断面形状は略凸形状である。大引き12の上部において、図4(B)に拡大して示すように、大引き12の幅方向の両側には、平坦な設置面12Aが設けられている。設置面12Aには、後述する取付部材20が設置さられるとともに、大引き12に対しては、この取付部材20を介してデッキ材13が取り付けられる。具体的に大引き12には、設置面12Aの上方を一部覆うように、上面部分からその幅方向の両側に向けて水平に張り出した係合部12Bが設けられている。これらの設置面12Aおよび係合部12Bは、大引き12の長手方向に連続している。この係合部12Bにより、設置面12Aとの間には溝が形成され、この溝に取付部材20の基部21が嵌め込まれることで、取付部材20が係合部12Bに係合される。
デッキ材13は、木粉を含有した合成樹脂製の押出形材である。このようなデッキ材13は、大引き12上に設置される取付部材20を介して当該大引き12に取り付けられている。デッキ材13の長手方向に沿った側部には、図4(C)に拡大して示すように、押出成形によって得られる凹部13Aが形成されている。隣り合うデッキ材13同士では、互いの凹部13Aが対向している。取付部材20は、対向し合う凹部13A内に嵌め込まれた状態で、大引き12の設置面12Aにねじ止めされている。
そして、隣り合うデッキ材13のうち、図4(C)中の左側に2点鎖線で示す一方のデッキ材13では、対向する前記凹部13Aの上方に1条の側面13Bが設けられ、凹部13Aの下方に2条の側面13C,13C、が設けられている。
これに対して、右側に示す他方のデッキ材13では、凹部13Aの上方に2条の側面13C,13Cが設けられ、下方に側面13Bが設けられている。
つまり、デッキ材13の断面形状は、その断面中心を回転中心とした点対称である。このため、隣り合うデッキ材13の対向部分では、互いの側面13Bと2条の側面13C,13Cとが上下反転した位置にある。
そして、一方のデッキ材13の上方側の側面13Bと、他方のデッキ材13の上方側の側面13C,13Cとが対向することで、これらの間には微小な幅の目地10Bが形成されている。
また、本実施形態では、側面13Bの水平方向への突出量は、側面13C,13Cの水平方向への突出量よりも小さい。従って、各デッキ材13の上側と下側とでは、それら側面13Bと側面13C,13Cとの対向部分の位置が幅方向にずれている。このことから、デッキ10の上方からは、目地10Bを通して地面側が見えないようになっている。さらに、目地10Bを通してデッキ10の上面から地面へ物が落下するのを防止できる。
また、デッキ材13には、長手方向の略中央において、上方からピン16(図4(C)参照)が打ち込まれており、このピン16によってデッキ材13の位置ずれが抑制されている。デッキ10への日光の直射量の変動により、デッキ材13には熱伸縮が生じる。デッキ材13の長手方向の熱伸縮は、ピン16を中心として、長手方向の両側で生じる。そして、熱伸縮は、デッキ材13の幅方向(並設方向に同じ)についても同様に生じる。デッキ材13の長手方向および幅方向の熱伸縮は、後述する取付部材20にて確実に許容される。
幕板14は、デッキ材13同様、木粉を含有した合成樹脂製の押出形材であり、大引き12の端部、およびデッキ材13の端部または側部に、適宜な支持金具を介して取り付けられている。
根がらみ15は、アルミ製の押出形材であり、デッキ材13の長手方向と平行に配置され、束柱11同士を連結している。このような根がらみ15は、デッキ材13の長手方向の熱伸縮(主に反り変形)に追従し、束柱11が傾いてしまうのを防止する。
以下には、図4に基づき、取付部材20について詳説する。
図4(A)ないし図4(C)において、取付部材20は、ステンレス製板金の打抜加工、曲げ加工、ブリッジ加工等により製作されている。取付部材20は、大引き12の各設置面12Aに設置されるよう、間隔を空けて一対設けられた基部21と、基部21に一体で、かつ大引き12の幅方向に沿って立設された板状の立面部22と、立面部22の上部側から大引き12の長手方向に向けて水平に延設された複数の係合片23とを備える。
基部21は、立面部22における大引き12の幅方向の一方側に対応した位置から当該幅方向と直交する第1方向に延設された第1基部211と、立面部22における大引き12の幅方向の他方側に対応した位置から第1方向とは反対方向である第2方向に延設された第2基部212とを備える。なお、第1、第2方向は共に、大引き12の長手方向に沿った方向である。
第1、第2基部211,212の下面は、大引き12の設置面12Aに設置され、上面は係合部12Bに係合される。これらの第1,第2基部211,212は、延設方向が異なることで脚部として機能し、取付部材20全体を自立可能にしている。第1、第2基部211,212は、互いに対向する縁21Aが第1方向および第2方向に対して傾斜して形成されている。このため、第1、第2基部211,212は、基端側から延設される方向に向かって広がるように形成され、第1、第2基部211,212の先端側が立面部22に連続する基端側に比べて幅広とされている。そして、取付部材20が正規の向きで大引き12に取り付けられた際には、第1、第2基部211,212の広がった部分が、大引き12の設置面12Aと係合部12Bとで形成された溝に嵌り込み、係合部12Bに係合される。
また、各縁21Aは、互いに平行に設けられている。縁21A間の間隔W1は、大引き12の係合部12B間の幅寸法W2よりも僅かに大きい。
さらに、第2基部212には、表裏を貫通する丸孔21Bが設けられている。丸孔21Bに挿通されるねじにより、取付部材20が必要に応じて大引き12に固定される。
第1、第2基部211,212の基端側は、大引き12の幅寸法と略同じ幅寸法を有した立面部22と一体とされている。つまり、第1、第2基部211,212は、立面部22に対して大引き12の長手方向の一方(第1方向)と他方(第2方向)との異なる方向に向けて、それぞれ曲げ加工されることで設けられている。
立面部22は、隣り合うデッキ材13の間に位置している。従って、立面部22の面状部分は、各デッキ材13の側面に対向している。すなわち、立面部22において、面状部分とは、前記第1方向に直交する面および第2方向に直交する面のことである。
立面部22の下部側において、第1、第2基部211,212間には、係合部12Bを含んだ大引き12の上面が収まる大きさの切欠開口22Aが設けられている。立面部22の中央には、所定長さの開口部22Bが設けられている。切欠開口22Aは、下方に向けて開放しており、立面部22全体が逆凹形状となるように設けられている。開口部22Bは、大引き12の幅方向と平行なスリット状に設けられている。立面部22の切欠開口22Aと開口部22Bとの間は、ブリッジ加工により形成された帯状の間隔規制部30になっている。この間隔規制部30については後述する。
係合片23としては、立面部22の上部側両端において、第1方向に曲げ加工されて延設された一対の第1係合片231と、それら第1係合片231間において、第2方向に曲げ加工されて延設された第2係合片232とが設けられている。このように、立面部22での面状部分の異なる位置において、第1、第2係合片231,232の曲げ方向、および前述の一対の第1、第2基部211,212の曲げ方向を異ならせることで、隣り合うデッキ材13に挿入可能な取付部材20を1枚の板金材料から製作可能である。
そして、第1係合片231は隣り合う一方のデッキ材13の凹部13Aに挿入され、第2係合片231は他方のデッキ材13の凹部13Aに挿入される。この際、第1、第2係合片231,232は波状に形成されており、下方に突出した部位が押圧部23Aになっている。第1、第2係合片231,231が凹部13Aへ挿入されることで、それぞれの押圧部23Aが凹部13Aの底面部分に接触して底面を下方に押圧し、デッキ材13を大引き12に押し付ける。また、第1係合片231には、表裏を貫通する丸孔23Bが設けられている。丸孔23Bには、必要に応じてピン16が挿通され、デッキ材13と取付部材20とを互いに固定する。
取付部材20の間隔規制部30について説明する。
間隔規制部30は、図4(A)に示すように、平面視において、立面部22の面状部分からから一方のデッキ材13側である第2方向に弓状に突出している。間隔規制部30は、両側の基端部分でのみ立面部22の面状部分と連続している。図4(B)において、間隔規制部30の基端部分の下部側は切欠開口22Aに臨み、上部側は開口部22Bに臨んで設けられている。図4(C)において、間隔規制部30には、その突出側に配置されるデッキ材13の側面13Bが当接される。他方のデッキ材13の側面13C,13Cは、立面部22に対して間隔規制部30とは反対側の面状部分に当接している。このことから、立面部22が間隔規制部30の位置で両側からデッキ材13に当接され、間隔規制部30がそれらのデッキ材13の間隔を規制し、デッキ材13間には所定幅の目地10Bが形成される。
ここで、上記の説明において、他方のデッキ材13として説明した図4(C)中の左側のデッキ材13が先に大引き12に取り付けられる。次いで、取付部材20が大引き12に設置され、この後、一方のデッキ材13として説明した図4(C)中の右側のデッキ材13が大引き12に取り付けられる。つまり、取付部材20では、間隔規制部30が後に取り付けられる方のデッキ材13に向けて突出している。固定された状態にある取付部材20に対して後付け側のデッキ材13をあてがう方が、取付部材20の間隔規制部30を容易かつ正確に弾性変形させることができ、先に取り付けられてあるデッキ材13との間の目地10Bを均等な幅で確実に確保できる。
このような間隔規制部30は、第2方向である突出方向、すなわちデッキ材13の幅方向に弾性変形可能である。デッキ材13の幅方向への熱伸縮時に生じる変位は、間隔規制部30の弾性変形により吸収される。間隔規制部30の長さ寸法および幅寸法は、その厚さ寸法によっても異なるが、デッキ材13の熱伸縮に応じて確実に弾性変形する程度の強度を有するように設定される。また、間隔規制部30の下部側に設けられた切欠開口22Aの長さ寸法、および上部側に設けられた開口部22Bの長さ寸法は、間隔規制部30よりも長い。このため、間隔規制部30では、その両側の基端部分が開口に臨むこととなり、間隔規制部30が弾性変形する際には、間隔規制部30の基端部分が立面部22の面状部分など、他の部位に接触せず、弾性変形が阻害されない。
より具体的に、間隔規制部30の長手方向の中央部分には、デッキ材13と当接する鉛直な当接面31がデッキ材13の長手方向と平行となるように設けられている。当接面31は、平坦面として形成されている。当接面31でのデッキ材13の長手方向に沿った両側には、当接面31と立面部22の面状部分とを滑らかに連続させる傾斜面32が設けられている。これらの傾斜面32は、外側に膨らんだ曲面として形成され、立面部22の面状部分に向けて拡開するように傾斜している。
すなわち、間隔規制部30の一対の傾斜面32は、面状部分の互いに離間した位置から延出されて、延出するに従って互いに近づくように傾斜しており、これらの傾斜面32の先端間を連結するように当接面31が設けられている。このような間隔規制部30にはエッジ部分が存在せず、幕板14やピン16が取り付けられていない状態では、デッキ材13が当接面31に当接されたままでも、デッキ材13をその長手方向にスライドさせることが可能である。また、当接面31を介して取付部材20がデッキ材13と接触していることで、デッキ材13の長手方向の熱伸縮をも良好に許容可能である。
以下には、デッキ10でのデッキ材13の設置手順およびメンテナンスについて概略説明する。
初めに、大引き12の端部側にデッキ材13を1枚配置し、このデッキ材13に第1係合片231を挿入するようにして取付部材20を大引き12上に設置する。取付部材20の設置にあたっては先ず、取付部材20を設置したい箇所にて、第1、第2基部211,212の傾斜した縁21Aが大引き12の長手方向と平行になるように設置面12Aに落とし込み、所定角度だけ回動させて第1、第2基部211,212の広がった部分を係合部12Bに係合させる。この時、取付部材20の立面部22を、図5(C)に示すように、最初に配置された図中の左側のデッキ材13の側面13Cに確実に当接させる。
そして、設置した取付部材20では、デッキ材13の下方から露出することとなる第2基部212に丸孔21Bが設けてあることから、この丸孔21Bにねじを通して取付部材20を大引き12にねじ止めする。次いで、ねじ止めされた取付部材20の第2係合片232に対して、凹部13Aを挿入するようにして2枚目のデッキ材13を配置する。この際には、デッキ材13を取付部材20の立面部22に設けられた間隔規制部30に確実に当接させておく。この後に新たな取付部材20を設置するが、これ以降の手順は上述した手順を繰り返せばよい。
これに対して、施工済みのデッキ10において、メンテナンスのためにいずれかのデッキ材13を取り外す場合には、壁面1から離間した側の幕板14を外し、ピン16を抜いた後に所望のデッキ材13をスライドさせて引き出す。戻す場合には、引き出した時とは逆に、デッキ材13をスライドさせながら押し入れればよい。
本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)すなわち、取付部材20では、間隔規制部30に設けられた当接面31の両側が、それぞれ拡開した傾斜面32を介して立面部22の面状部分と滑らかに連続しているから、間隔規制部30がデッキ材13に食い込むことがなく、デッキ材13の長手方向の熱伸縮を阻害しない。また、間隔規制部30が弾性変形自在に突出しているため、デッキ材13の幅方向の熱伸縮を確実に吸収できる。従って、デッキ材13の幅方向および長手方向の熱伸縮を確実に許容できる。そして、間隔規制部30がデッキ材13に食い込まないことにより、デッキ材13を交換する場合でも、デッキ材13の引き出しや押し入れを容易にでき、デッキ10のメンテナンスを容易にできる。
(2)取付部材20の間隔規制部30では、当接面31の両側が傾斜面32を介して立面部22の面状部分と連続しているので、メンテナンス時において、デッキ材13を既設の取付部材20に向けて押し入れる場合でも、デッキ材13が間隔規制部30に引っ掛かったりせず、押し入れ作業をスムーズに行える。
(3)間隔規制部30の基端部分の下部側が切欠開口22Aに臨み、上部側が開口部22Bに臨んでいるから、間隔規制部30が弾性変形する際に、基端部分が他の部位と擦れたりせず、間隔規制部30を弾性変形し易くできる。このため、本実施形態のように、ステンレス等の硬度の大きい金属にて取付部材20を製作した場合でも、デッキ材13の熱伸縮にあわせて間隔規制部30を確実に弾性変形させることができる。
(4)一方で、間隔規制部30は、その両端側が立面部22と連続して繋がっているため、片持ち状に切り起こされていた従来に比して剛性を向上させることができる。従って、取付部材20としては、デッキ材13の熱伸縮を許容するための弾性を有するだけでなく、デッキ材13に加わる外力に確実に抗する剛性を有したものにできる。このため、デッキ材13の設置にあたってデッキ材13を当接面31に当接させても、間隔規制部30が容易に変形せず、デッキ10設置後の目地10Bの目地寸法を均一にできる。
(5)間隔規制部30の当接面31は平坦面であるから、当接面31とデッキ材13の側部とを面接触し易くでき、当接面31ではデッキ材13の側部から受ける外力を大きな面で受けることができて、集中した応力が生じ難くできる。このため、間隔規制部30が弾性変形する前に当接面31が変形等して損傷するおそれがなく、耐久性を向上させることができる。
(6)第1、第2基部211,212および第1、第2係合片231,232は、立面部22での設けられる位置や、延設方向が異なっているので、板金材料の曲げ加工等にて第1、第2基部211,212および第1、第2係合片231,232を形成でき、板金加工により取付部材20を製作できる。
(7)第1、第2係合片231,232には押圧部23Aが設けられているので、この押圧部23Aにてデッキ材13を大引きに対して良好に押し付けることができる。
(8)互いに間隔を空けて設けられた第1、第2基部211,212は、互いの内側の縁21Aが傾斜し、互いに平行に設けられているので、取付部材20の所望する設置位置にて、第1、第2基部211,212の縁21Aにて大引き12を挟むように取付部材20を位置させた後、この取付部材20を回動させれば、第1、第2基部211,212を大引き12の係合部12Bに係合させることができ、取付部材20を大引き12の端部からスライドさせて所望の設置箇所まで移動させる必要がなく、設置を容易にできる。
[第2実施形態]
図5(A)ないし図5(C)には、本発明の第2実施形態に係る取付部材20が示されている。本実施形態の説明においては、前述した第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同じ符号を付して、ここでのそれらの説明を省略または簡略化し、第1実施形態とは異なる構成について説明する。
本実施形態の取付部材20では、一対の第1、第2基部211,212のそれぞれが、平面視にて矩形状とされ、立面部22の面状部分に対して第1,第2方向の両側(大引き12の長手方向の両側)に延設されている。一方の第1基部211には、大引き12への固定用のねじが挿通される丸孔21Bが設けられ、他方の第2基部212には、固定用のねじに係止される半長孔状の切欠部21Cが設けられている。
ここで、第1、第2基部211,212の間隔W3は、大引き12の係合部12B間の幅寸法W2よりも僅かに大きい。従って、取付部材20を大引き12上に設置する際には、設置したい所望の位置において、第1、第2基部211,212間内に大引き12の上面が入り込むように取付部材20を上方から落とし込んだ後、取付部材20全体を大引き12の幅方向に沿ってずらし、図5(B)に示すように、第1基部211の内側の辺縁をこれに近接する大引き12の一方の係合部12Bに係合させる。
立面部22においては、間隔規制部30には第1実施形態のようなスリットや凹部が隣接して形成されていない。このことは、本実施形態の取付部材20がアルミ製であることから、間隔規制部30の上下に沿ってスリットや凹部を形成していなくとも、プレス加工などによって容易に間隔規制部30を形成可能なことによる。なお、間隔規制部30の上下は、面状部分から切断されており、間隔規制部30は、両端部分のみで面状部分と連続している。
第1係合片231および第2係合片232はそれぞれ、立面部22の面状部分の上部全域にわたって設けられている。第1、第2係合片231,232の押圧部23Aは、ハーフパンチ加工あるいはエンボス加工等により下方に突出して設けられている。押圧部23Aが一対ずつ設けられているのは、デッキ材13が長手方向に沿って連設された際に、その境界部分を跨ぐように取付部材20が設置された場合でも、押圧部23Aにて両方のデッキ材13を確実に押圧するためである。また、第1係合片231の両側付近には、ピン16挿通用の丸孔23Bが設けられている。
このような取付部材20は断面「エ」字形状のアルミ製の押出形材を基材とし、この基材に適宜な機械加工を施すことで製作される。その他の構成は、間隔規制部30の形状を含め、第1実施形態と略同じである。
このような本実施形態では、第1実施形態で説明した(1)、(2)、(4)、(5)、(7)の効果を同様に得ることができ、加えて以下の(9)の効果がある。
(9)取付部材20の第1、第2基部211,212が大引き12の長手方向、すなわち立面部22の表裏方向の両側に延設され、第1、第2係合片231,232が立面部22の全域にわたって設けられているので、取付部材20を押出形材からなる基材から製作できる。
なお、本発明は以上の各実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記第1、第2実施形態の取付部材20では、第1、第2係合片231,232に押圧部23Aが設けられていたが、このような押圧部がない場合でも本発明に含まれる。そして、そのような場合には、上方に突出した押圧部をデッキ材側に設けることが望ましく、こうすることで、前述した(7)の効果を同様に得ることができる。
前記第1、第2実施形態において、間隔規制部30には、平坦な当接面31と立面部22の面状部分とを連続させる傾斜面32が曲面にて形成されていたが、このような曲面の代わりに平坦面で形成してもよい。また、間隔規制部全体を連続した曲面で形成してもよい。
前記第1、第2実施形態では、間隔規制部30は第2方向である一方のデッキ材13側に突出して設けられていたが、間隔規制部を第1方向に突出して設けてもよいし、第1、第2方向の両方(両方のデッキ材13)に対して突出するように複数設けてもよい。また、間隔規制部を大引き12の幅方向に沿って間隔を空けて一対設けてもよい。
前記第1、第2実施形態では、用いられるデッキ材13が全て小口を揃えて並設されていた。しかし、デッキ10全体の一辺の長さが所定寸法よりも大きい場合、デッキ材13としては、各列において、複数のデッキ材13を長手方向に沿って連設される。この際には、連設方向(デッキ材13の長手方向に同じ)でのデッキ材13間の小口同士の境界部分(デッキ材13の短辺同士が対向する部分)は、隣の列の同様な境界部分に対して連設方向にずれるよう、デッキ材13を千鳥状に配置することも可能である。そして、そのような境界部分では、2本のデッキ材13の互いに突き合わされた小口部分が1つの同じ取付部材20を介して大引き12に取り付けられることになる。
10…デッキ、12…大引き、13…デッキ材、20…取付部材、21…基部22…立面部、23…係合片、30…間隔規制部、31…当接面、32…傾斜面、211…第1基部、212…第2基部、231…第1係合片、232…第2係合片。

Claims (4)

  1. 大引き上に架け渡される複数のデッキ材を前記大引きに取り付けるための取付部材であって、
    基部と、前記基部から立設された板状の立面部とを備え、
    前記立面部には、該立面部の面状部分に直交する第1方向およびこれとは反対方向の第2方向に延出した第1係合片および第2係合片と、前記第1方向および前記第2方向の少なくともいずれかの方向に突出した弾性変形可能な間隔規制部と、前記間隔規制部よりも下方に位置する切欠開口と、前記間隔規制部よりも上方に位置する開口部とが設けられ、
    前記間隔規制部は、前記立面部の前記面状部分において互いに離間した位置から延出され、かつ延出するに従って互いに近づく方向に傾斜した一対の傾斜面と、前記一対の傾斜面間を連結するとともに、前記デッキ材と当接する当接面とを有し、
    前記立面部の長さ方向に沿った前記切欠開口および前記開口部の長さ寸法は、前記間隔規制部の長さ寸法よりも長い寸法とされ、
    前記切欠開口は、前記間隔規制部の基端部分よりも下部側に臨んで位置し、
    前記開口部は、前記間隔規制部の基端部分よりも上部側に臨んで位置する
    ことを特徴とするデッキ材の取付部材。
  2. 前記当接面は、前記面状部分と平行な平坦面で形成され、
    前記傾斜面は、外側に膨らんだ曲面で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のデッキ材の取付部材。
  3. 前記間隔規制部は、前記傾斜面の基端部のみが前記面状部分に連続している
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデッキ材の取付部材。
  4. 間隔を空けて配置された大引きと、
    前記立面部の面状部分が前記大引きの幅方向に沿う向きで前記大引きに取り付けられた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の取付部材と、
    長手方向の側面に形成された凹部が前記取付部材の各係合片に係合して取り付けられたデッキ材とを備える
    ことを特徴とするデッキ。
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