JP4781907B2 - デッキ材、デッキ構造、デッキ組み立て方法およびデッキフロア - Google Patents
デッキ材、デッキ構造、デッキ組み立て方法およびデッキフロア Download PDFInfo
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Description
(1)デッキ連結具(ジョイント)の規制爪によって、デッキ材同士の間隔を適正に保つことができ、水が、デッキの下側に流れ落ちるための流路が確実に確保されるため、水はけがよい。
(2)作業者の熟練に頼ることなく簡単に、上記(1)のデッキフロアを構築できるため、デッキ組立の作業効率が向上する。
(3)雨水等の吸水によって木質系デッキ材が膨張して過剰な圧力が加わったときは、デッキ連結具(ジョイント)の規制爪が降伏して、その圧力を効果的に吸収するため、デッキ材の破壊が生じることがなく、よって、安全性、信頼性が向上する。
(4)雨水の流路を構成するデッキ材の一部が、コイン等の落下を防止する突条(落下阻止片)としても機能するため、デッキ材同士の間隔を適正に保って上記(1)の効果を得ると同時に、コインがデッキ下に落ちることを効果的に防止でき、したがって、利用者の基本的な利便性が向上する。
(5)デッキ材同士の接続部分の下部には、デッキ材の幅方向(接続方向とは垂直な方向)に沿って中空の溝が形成され、この溝は、デッキ連結具(ジョイント)を、表面に出ないように埋設する働きをもつと共に、デッキ下に落ちた雨水を排水するための排水路としても機能し、したがって、デッキ下に雨水が滞留することがない。
(6)本発明によって、高品質で、水はけがよく、信頼性が高く安全であり(膨張による破壊が生じない)、耐久性に富み、かつ組み立て容易な、アウトドアに適したデッキ構造ならびにデッキフロアが実現される。
本実施形態では、デッキ材の構造について説明する。
本実施形態では、デッキ連結具の構造について説明する。
本実施形態では、図1.図2のデッキ材を、図3,図4のデッキ連結具(ジョイント)によって相互に連結して構成される本発明のデッキ構造と、その組み立て方法について説明する。
図8は、本発明のデッキ材を2次元に配置して構成されるデッキフロアの平面図である。
(1)デッキ連結具(ジョイント)の規制爪によって、デッキ材同士の間隔を適正に保つことができ、水が、デッキの下側に流れ落ちるための流路が確実に確保されるため、水はけがよい。
(2)作業者の熟練に頼ることなく簡単に、上記(1)のデッキフロアを構築できるため、デッキ組立の作業効率が向上する。
(3)雨水等の吸水によって木質系デッキ材が膨張して過剰な圧力が加わったときは、デッキ連結具(ジョイント)の規制爪が降伏して、その圧力を効果的に吸収するため、デッキ材の破壊が生じることがなく、よって、安全性、信頼性が向上する。
(4)雨水の流路を構成するデッキ材の一部が、コイン等の落下を防止する突条(落下阻止片)としても機能するため、デッキ材同士の間隔を適正に保って上記(1)の効果を得ると同時に、コインがデッキ下に落ちることを効果的に防止でき、したがって、利用者の基本的な利便性が向上する。
(5)デッキ材同士の接続部分の下部には、デッキ材の幅方向(接続方向とは垂直な方向)に沿って中空の溝が形成され、この溝は、デッキ連結具(ジョイント)を、表面に出ないように埋設する働きをもつと共に、デッキ下に落ちた雨水を排水するための排水路としても機能し、したがって、デッキ下に雨水が滞留することがない。
(6)本発明によって、高品質で、水はけがよく、信頼性が高く安全であり(膨張による破壊が生じない)、耐久性に富み、かつ組み立て容易な、アウトドアに適したデッキ構造ならびにデッキフロアが実現される。
101 中空部
102 脳天ビス
104 根太材
106 デッキ連結具(ジョイント)
107 ビス
108 切り欠き(空洞部、排水路)
109 第1の側面における内側に後退した側面
110,112 嵌合溝
113 突出片
114 突出片(コイン落下防止用突出片)
200 コイン
500 デッキフロア
k デッキ材の上面
s デッキ材の底面
a デッキ連結具の固定部
b デッキ連結具の縦条部
c 第1の係止部
d 第2の係止部
e 規制爪
Y1,Y2 デッキ連結具のビス固定用穴
Claims (7)
- デッキ材同士を連結するためのデッキ連結具が、
根太材に固定される固定部と、
この固定部から略垂直に立ち上がる縦条部と、
この縦条部の先端の一部を、一方向に略水平に折り曲げた形状の第1の係止部と、
前記縦条部の先端の他部を前記第1の係止部とは反対方向に折り曲げた形状の第2の係止部と、
前記固定部に連接し、かつ傾斜して立ち上がり、その先端部によって隣接するデッキ材の位置を規制する機能をもつ規制爪と、
を、有する一方、
このデッキ連結具における前記第1または第2の係止部と嵌合する嵌合溝が、第1の側面と、この第1の側面の反対側の第2の側面に、設けられており、かつ、木質系材料からなると共に、
隣接するデッキ材同士を連結した場合に、それらのデッキ材の接続部の下側に、排水路が形成されており、
前記隣接するデッキ材同士の接続部に形成される前記水を下に落とすための隙間は、入り組んだ形状の流路を形成しており、これによって、前記隙間へのコインの落下が防止されることを特徴とするデッキ材。 - 請求項1記載のデッキ材におけるデッキ連結具が、
前記規制爪は、前記デッキ材の組み立て時の作業圧力によっては降伏せず、前記デッキ材の吸水による膨張に起因する膨張圧力によっては、降伏し得る特性を有することを特徴とするデッキ材。 - 請求項1または2記載のデッキ材であって、
隣接するデッキ材同士を連結した場合に、水を下に落とすための隙間が形成されることを特徴とするデッキ材。 - 請求項1〜請求項3のいずれか記載のデッキ材であって、
このデッキ材の前記第1の側面と第2の側面の断面形状は同じではなく、
前記第1の側面は、そのデッキ材の上端部よりも内側に後退した側面をもつと共に、その後退した側面において前記嵌合溝が形成されており、
一方、前記第2の側面は、前記デッキ材の上端部よりも外側に突出する2つの突出片をもち、その2つの突出片は上下の位置関係をもって配置され、その2つの突出片に挟まれて前記嵌合溝が形成され、また、前記2つの突出片のうちの上側に位置する突出片がコイン落下防止用の突出片として機能し、また、下側に位置する突出片の下には、側面を内側に大きく後退させることによって切り欠き部が形成されており、
かつ、第1のデッキ材の前記第1の側面と、この第1のデッキ材に隣接する第2のデッキ材の前記第2の側面と、を、請求項1または請求項2記載のデッキ連結具を挟んで対向させ、そのデッキ連結具を根太材に固定すると共に、その第1および第2の側面に設けられている嵌合溝に、前記デッキ連結具の第1および第2の係止部を嵌合させ、この際、前記デッキ連結具の規制爪で一方のデッキ材の位置を規制し、これによって、前記隣接する第1および第2のデッキ材同士を連結した場合には、前記水を下に落とすための入り組んだ隙間が形成され、前記コイン落下防止用の突出片によってコイン落下が防止され、また、前記切り欠き部によって前記排水路が形成される、ことを特徴とするデッキ材。 - デッキ材同士を連結するためのデッキ連結具が、
根太材に固定される固定部と、
この固定部から略垂直に立ち上がる縦条部と、
この縦条部の先端の一部を、一方向に略水平に折り曲げた形状の第1の係止部と、
前記縦条部の先端の他部を前記第1の係止部とは反対方向に折り曲げた形状の第2の係止部と、
前記固定部に連接し、かつ傾斜して立ち上がり、その先端部によって隣接するデッキ材の位置を規制する機能をもつ規制爪と、
を、有する一方、
根太材上に固定された、このデッキ連結具の前記第1および第2の係止部の各々に対して、隣接する2つのデッキ材の側面の前記嵌合溝を嵌合させ、この際、前記デッキ連結具の規制爪で一方のデッキ材の位置を規制し、これによって、各デッキ材の接続部分において、水を下に落とすための隙間を構築しつつ、デッキ材同士を連結してなるデッキ構造であって、
前記隣接する2つのデッキ材の接続部の下側には排水路が形成されており、かつ、
前記隣接するデッキ同士の接続部の上側では、コイン落下防止用の突出片が張り出し、これによって、コインの落下が防止されることを特徴とするデッキ構造。 - 請求項1〜請求項4のいずれか記載のデッキ材同士を連結するデッキ構造の組み立て方法であって、
前記デッキ材におけるデッキ連結具の固定部を、根太材に固定する第1の工程と、
前記デッキ連結具の第1および第2の係止部に対して、デッキ材の側面の前記嵌合溝を合わせて押し込み、嵌合させる第2の工程と、
前記第1および第2の工程を繰り返すことによって連結された一連のデッキ材の終端にあたる部分を、根太材に固定する第3の工程と、を含むことを特徴とするデッキ構造の組み立て方法。 - 請求項6記載のデッキ構造の組み立て方法を用いて構築された、複数個のデッキ材を二次元に配置してなるデッキフロア。
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JP2006142555A JP4781907B2 (ja) | 2006-05-23 | 2006-05-23 | デッキ材、デッキ構造、デッキ組み立て方法およびデッキフロア |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006142555A JP4781907B2 (ja) | 2006-05-23 | 2006-05-23 | デッキ材、デッキ構造、デッキ組み立て方法およびデッキフロア |
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JP2007314947A JP2007314947A (ja) | 2007-12-06 |
JP4781907B2 true JP4781907B2 (ja) | 2011-09-28 |
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Family Applications (1)
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JP2006142555A Active JP4781907B2 (ja) | 2006-05-23 | 2006-05-23 | デッキ材、デッキ構造、デッキ組み立て方法およびデッキフロア |
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JP2002206276A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-07-26 | Sekisui Chem Co Ltd | デッキ |
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