JP6002616B2 - 建設機械用手摺り - Google Patents

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Description

本発明は建設機械用手摺りに係り、特にキャブ後方の機械室上部に配設して好適な建設機械用手摺りに関する。
従来の建設機械用手摺りの例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の建設機械では、機械室のカバー上に設けられる手摺りの高さを変更可能とし、かつ建設機械から分離せずに運搬可能なように、手摺りを上側手すりと下側手すりに分割し、運搬時には上側手すりを折りたたむまたは上下手すりを入れ子状にして収納して運搬するようにしている。また、上下手すりを入れ子状にし、一方の手摺りの先端に形成した雄ねじを、テーパナットを介して雌ねじで締め付けるようにして高さ調整を可能にしている。
従来の建設機械用手摺りの他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の建設機械では、保守・点検・整備作業に利用でき、運転時に周囲構造と干渉する恐れがない手摺りとして、使用時には手摺りの支柱を手摺り位置に保持し、未使用時には手摺り解除位置にすることが記載されている。
特開平9−242122号公報 特開2011−58267号公報
建設機械では、運転前及び運転後に建設機械の上部旋回体の機械室上部に作業者が登り、保守作業や点検作業、整備作業を実行する。そこで転落防止等の安全を確保するため、キャブ後方を含め上部旋回体の周縁部には安全柵または手摺りが設けられる。
一方、建設機械の作業者にとっては、建設機械の後方の監視も重要であり、運転中に後方の視界が遮られることがないことが望ましい。安全性確保のために設けた安全柵や手摺りを堅固に作成すればするほど、視界が遮られて運転に支障をきたす場合も生じる。そこで、上部旋回体上での作業中は安全柵または手摺りを設け、建設機械の運転中はそれらを取り外すまたは所定か所に収納するようにすることが提案されている。
しかしながら、安全柵または手摺りを取り外すようにすると、運転時とメンテナンス作業時とでそれらの取り付け、取り外し作業や、取り外した安全柵、手摺りの保管が煩雑になる。そこで、上記特許文献1では、車両から分離しないで手摺りを運搬できるように、手摺りを2段に折り曲げる構造としている。しかし、この公報に記載の手摺りの形状がパイプを折り曲げてΠの字状に形成し、Πの字の足元部を建設機械に固定する構造であるから、Πの字の上辺部に加わる荷重が手摺りの根元部に大きなモーメント荷重として作用する。このモーメント荷重に耐えるためには、手摺りの根元部を補強する必要が生じる。
また、上記特許文献2に記載の手摺りでは、手摺りを構成する支柱の根元部にピンを挿入して手摺りを保持しているだけであり、手摺りの上辺に生じた荷重が手摺りの根元部でモーメント荷重として作用することについては、考慮されていない。特に根元部にピンを挿入するためには手摺りに孔を形成する必要があり、それだけ手摺りの剛性が低下する。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、建設機械において、キャブ後方に設けた手摺を分離形状とすることなく、上部旋回体上での作業中は手摺りとして使用でき、建設機械の運転中には作業者の視野を妨げることがないようにすることであり、さらに手摺りとして使用中に手摺りに負荷が加わっても、手摺りの根元部に過大な力またはモーメント荷重が作用するのを回避することにある。本発明の他の目的は、上記目的に加え、手摺りとして使用しない建設機械の運転中は、手摺りを建設機械に適正に収容できるようにすることにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に搭載され、作業者が搭乗可能なキャブを有する上部旋回体と、一端部がこの上部旋回体に接続されたフロントとを有する建設機械用手摺りにおいて、前記手摺りは、上部旋回体の上部の縁部であってキャブの背面側に設けられたパイプ折り曲げ形状の手摺り本体と、この手摺り本体の脚部を固定し、前記手摺り本体を車体内側方向へ折りたたみ可能に保持するヒンジ構造からなる手摺り固定手段と、前記車体内側方向へ折りたたみ可能な前記手摺り本体を前記キャブに保持するために前記キャブの背面側に取り付けた手摺り保持手段とを備えことにある。
そしてこの特徴において、前記手摺り本体を折りたたんだときに前記手摺り本体を前記上部旋回体の上面に保持する係止手段を設けてもよい。
本発明によれば、建設機械のキャブの背面側に手摺りを保持する手段を設けると共に、手摺りを折りたたむ構成としたので、手摺りは常時キャブに保持され、建設機械から分離する形状とする必要がない。また、上部旋回体上での作業中は手摺りとして使用できるとともに、建設機械の運転中には作業者の視野を妨げることがないように折りたたむことが可能である。さらに手摺りとして使用中に手摺りに負荷が加わっても、キャブ背面側の保持手段が荷重を負担するので、手摺りの根元部に過大な力またはモーメント荷重が作用するのを回避できる。さらにまた、手摺りとして使用しない建設機械の運転中は、手摺りを建設機械の上部旋回体上面に収容できる。
本発明に係る建設機械の一実施例の斜視図である。 図1に示した建設機械のキャブ背面の斜視図である。 図1に示した建設機械のキャブ背面の斜視図である。 手摺り保持手段の一実施例の斜視図である。 手摺りの基礎部の一実施例の斜視図である。 手摺り係止用ピンの一実施例の正面図とその使用状態を説明する断面図である。 手摺り係止用ピンの他の実施例の斜視図及びその使用状態を説明する断面図である。 手摺りの基礎部の他の実施例の分解斜視図である。
以下、本発明に係る建設機械の一実施例を、図面を用いて説明する。なお、以下の記載においては建設機械として小型の油圧ショベルを取り上げているが、建設機械は油圧ショベルに限るものではなく、本発明はホイールローダや各種の道路機械等、油圧駆動の各種建設機械に適用できる。
図1に本発明に係る油圧ショベル1の側面図を、図2に油圧ショベル1の上面図をそれぞれ示す。油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2とともに油圧ショベル1の車体を構成する上部旋回体3と、この上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられたフロント4とを備えている。そして、この油圧ショベル1は、土砂の掘削作業等に用いられる。
上部旋回体3は、旋回の中心となる旋回フレーム5と、この旋回フレーム5の上側であって前方側に搭載されるキャブ6と、旋回フレームの上側であって後方側に搭載されるカウンタ・ウエイト8と、キャブ6とカウンタ・ウエイト8間に位置するエンジンとを有している。エンジンの外気吸込み側には、熱交換器が配置されており、排気側には油圧ポンプユニットが配置されている。エンジン等が配置されている部分は機械室を構成しており、この機械室の一部は機械室カバー17で覆われている。一方、油圧ショベル1のキャブ6後方側の側面部は、建屋カバー11で覆われている。
上述したように、建設機械1の各部点検及び補修作業等のために、上部旋回体3の上面に作業者が昇り、機械室カバー17やクーラー点検窓15(図2参照)を開けて作業する場合がある。この場合、建設機械1からの転落防止のために保護柵として手摺りを、上部旋回体3の周縁部に設けている。例えば、キャブ6の後方の建屋カバー11のほぼ上方に、鋼製のパイプをΠ字型に折り曲げた手摺り本体30を設けている。以下、手摺り本体30及び手摺り保持手段20、手摺り固定手段を含む手摺りの詳細を、図2以下を用いて説明する。
図2に、キャブ6の背面の上部旋回体3の上面側を、斜視図で示す。この図2は、手摺り本体30を使用中の状態を示す図である。上部旋回体3の左側の側面縁部であって、キャブ6の背面にわずかな隙間を持って、手摺り本体30の一方の脚部30aが位置している。手摺り本体30の他方の脚部30aは、本実施例では、前後方向位置が機械室カバー17の前端に近い場所に位置している。手摺り本体30の両脚部30a、30aの上端部および中間部は、手摺り本体30の補強及び安全性の向上のために、横柵部30b、横柵30cで連結されている。
手摺り本体30の両脚部30a、30aの根元部は、詳細を後述する手摺り固定手段40で固定保持されている。一方、手摺り本体30の前側の脚部30aの中間部であって横柵30cより上の部分を、キャブ6の背面に固定した手摺り保持手段20に固定する。また、手摺り本体30の折り曲げ部であって水平に延びる横柵部30bの中間部には、貫通する嵌合穴31が形成されている。この嵌合穴31に係止する止めピン32が、横柵部30bの中間部に設けたリング32aにチェーン32bを介して取り付けられている。さらに、上部旋回体3の天井板には、止めピンが嵌合する係止用穴33が形成されている。
図3に、建設機械1の作業中であって手摺り本体30を使用しない状態を、図2と同様の斜視図で示す。建設機械1の作業中は、キャブ6の後方視界を妨げないように、手摺り本体30は根元部に設けた手摺り固定手段40の固定を解除し、ほぼ90度根元から倒して上部旋回体3の上面に保持される。そして、手摺り本体30の横柵部30bに形成した嵌合孔31孔及び上部旋回体3の天井板に形成した係止用穴33に、止めピン32が嵌合している。この止めピン32により、建設機械1が作業中に手摺り本体30に振動が加えられても、手摺り本体30が振動したりばたついたりしないようになっている。
このように構成した手摺り本体30と手摺り本体30を保持するための各手段の詳細を、図4ないし図8を用いて説明する。図4は、キャブ6の背面側に設けられる手摺り保持手段20の斜視図である。手摺り保持手段20は鋼製パイプである脚部30aが当接する当接部24を有する直方体状の当接ブロック21と、この当接ブロック21の切り欠き部である当接部24を閉塞する押え板22と、当接ブロック21を保持するとともにキャブ6に取り付ける取り付け部が形成された取付板23とを有している。
手摺り保持手段20をキャブ6に取り付けるために、取付板23の取付部には穴が形成されている。ボルト26をこの孔に貫挿して、手摺り保持手段20をキャブ6にボルト止めする。なお、当接ブロック21と取付板23とは、本実施例では溶接固定されているが、ボルト止め等であってもよい。また、手摺り保持手段20をキャブ6にボルトで係止しているが、溶接固定してもよい。いずれの場合でも、手摺り本体30に加わる荷重を負担できる強度を取付部が有する必要がある。
当接ブロック21と押え板22とは、ボルト25で取り外し可能に固定される。手摺り本体30を使用しないときには、ボルト25を緩めて手摺り本体30の脚部30aを当接部24から取り外すので、押え板22は当接ブロック21から取り外し可能になっている。なお、部品の遺失を防止するために、ボルト25に抜け止め等を施すのが好ましい。また、手摺り保持手段20は、手摺り本体30に加わる荷重及びモーメントを負担するから、取付板22の取付部(ボルト25部)には、最大人間の重量程度が負荷される可能性がある。取付板22の取付部(ボルト25部)はその荷重に耐え得るように構成されている。
次に、手摺り本体30の根元に設ける手摺り固定手段40の詳細を、図5に示す。図5は、手摺り本体30の根元部の斜視図である。手摺り本体30は鋼製のパイプを切断して折り曲げて構成されているので、脚部30aの端部は円筒形状をしている。そこで、この脚部30aの端部が嵌合する鋼製のパイプ41と、このパイプ41が溶接されたヒンジ42で、手摺り固定手段40を構成する。ヒンジ42は蝶番形状であり、一方端部をリング状にした2枚の平板部材42a、42bのリング状部分を、軸42dに取り付けて形成されている。なお図示を省略したが、鋼製のパイプ41に脚部30aを嵌合した後には、鋼製のパイプと脚部30aを、ボルト及びナットまたは溶接で固定する。
一方の平板部材42bには複数の貫通孔が形成されており、固定用ボルト42cで上部旋回体3の天井に固定される。他方の平板部材42aは、幅方向の中間部でパイプ41の側面に溶接固定されている。したがって、ヒンジ42を折りたたむと、パイプ41が前記他方の平板部材42aとともに、前記平板部材42bに重なる。この時、パイプ41に貫挿された手摺り本体30の脚部30aの端部も一緒に重なり、手摺り本体30は垂直位置から水平位置へその姿勢を変える。
次に図6に、手摺り本体30を未使用時に安定して建設機械1に保持するための止めピン32の一実施例を示す。図6(a)は、止めピン32の正面図であり、図6(b)は止めピン32を手摺及び上部旋回体3の天井板3aに係止した断面図である。止めピン32は大径の頭部32cと小径の軸部32dとから構成される。
上述した様に手摺り本体30の横柵部30bの長さ方向中間部には貫通する嵌合孔31が形成されているので、この嵌合孔31に止めピン32を嵌合する。上部旋回体3の天井板3aには、手摺り本体30を横倒ししたときに嵌合孔31が位置する場所に対応した位置に、係止用孔33が形成されている。止めピン32が天井板3aを貫通できまたは嵌合できるので、止めピン32を介して天井板に止めピンが保持され、建設機械1の作業中に手摺り本体30が振動したりがたつくのを防止できる。なお、止めピン32を単独で取り外せるようにすると遺失し易いので、止めピン32を手摺り本体30にチェーン32b等でつないでおく。そのため、止めピン32には係止用の孔等を設けるのが望ましい。
なお、キャブ6が、旋回フレーム5上に防振部材を介して取り付けられる場合には、キャブ6(手摺り保持手段20)の振動系と手摺り本体30との振動系が異なることになるため、手摺り保持手段20の当接ブロック21と手摺り本体30の脚部30aとの間に緩衝材等を介在させて脚部30aを完全に拘束せずに、ある程度の変位を許容するように固定するようにしてもよい。
次に、止めピンの他の例を、図7を用いて説明する。図7(a)は止めピン50の斜視図であり、図7(b)は手摺り本体30を未使用時に、手摺り本体30を保持する様子を説明する断面図である。止めピン50は、頭部50aと軸部50bから構成される。頭部50aは、円板の周方向一部を厚さ方向に少し切り欠いた形状の蓋部51と、この蓋部51の切り欠き部に係止するハンドル部52と、ハンドル部52を蓋部51に90度程度回動可能に取り付ける軸53とを有している。すなわち、ハンドル部を図7(a)に示すように軸53周りに約90°回動させれば、この止めピン50全体を持ち上げたり回動させたりする際のハンドルとして使用できる。
一方、このハンドル部52を図7(a)の状態から約90°回動させて蓋部51上に寝かせれば、蓋部51の上面は突起のない状態となる。したがって、ハンドル部52を寝かせた状態で、上部旋回体3に形成した止めピン50用の係止用穴33に保持すれば、例えば手摺り本体30を所定手順で立て掛け、キャブ6の背面に設けた手摺り保持手段20に手摺り本体30を保持した後の状態でも、作業者の作業の妨げにならない。この場合、作業者が上部旋回体3の上面を歩き回るが、止めピン50の上面に突起がないので、躓く恐れがない。
軸部50bには、上下に2か所、180°ピッチで2個の突起54、55が形成されている。上側の突起54は、手摺り本体30を使用中に、止めピン50を上部旋回体3の天井板3aに保持して、止めピン50の遺失を防ぐためのものである。一方下側の突起55は図7(b)に示すように、手摺り本体30を未使用時に、手摺り本体30を上部旋回体3の天井板3aに保持するためのものである。上部旋回体3の天井板3aには、図示しないが、この止めピン50の形状に合わせた円形の孔と、この孔の周方向2か所に180°ピッチで細長い溝とが形成されている。
したがって、上部旋回体3の天井板3aに形成した溝に止めピン50の突起55を嵌合し、そのまま止めピン50を押し込んで天井板3aの下方に突起55が達したら止めピン50全体をハンドル部52でほぼ90°回転させる。これにより、手摺り本体30の横柵部31bは止めピン50を介して強固に上部旋回体3の天井板3aに保持される。本実施例の止めピンの場合には、図6に示した実施例の場合よりも確実に手摺りを上部旋回体に保持できる。
次に、図8を用いて参考例を説明する。上記各実施例では、未使用時には手摺り本体30を横に寝かせてキャブ6の視界から外すようにしていたが、この参考例では、未使用時に手摺り本体30の高さを変えて、キャブの視界を妨げないようにしている。
すなわち、手摺り本体30の両脚部30a、30aに、水平方向に貫通する複数の孔30dを、高さを変えて形成する。一方、上部旋回体3の天井板3aには、手摺り本体30の脚部30aが貫通可能な図示しない孔が形成されており、この孔の上面に脚部30aを保持する基礎部45をボルトで固定する。基礎部45は、中央部に貫通孔が形成されたベースプレート45bと、このベースプレート45bに直立するように溶接固定されたガイド管45aとを有している。ガイド管45aには、水平方向に貫通する貫通孔45cが形成されている。ベースプレート45bには固定用のボルト穴45dが複数形成されている。手摺り本体30の脚部30aの端部には、ねじ30fが形成されている。
このように構成した本参考例の手摺り本体30では、基礎部のガイド管45aに手摺り本体30の脚部30aを挿入し、未使用時には脚部30aに形成した貫通穴30dの中で上側の貫通孔30dが、ガイド管45aの貫通孔45cと合致したときに、ピン47を水平方向に挿入して、手摺り本体30の高さを低くする。同様に、使用時には脚部30aの下側の貫通孔30dをガイド管の貫通孔45cに合致させ、ピン47をこれらの孔30d、45cに挿入する。これによ、手摺り本体30は高い状態で固定される。なお図示は省略したが、本実施例においても手摺り本体30の使用時には、手摺り本体30をキャブ6の背面に取り付けた手摺り保持手段20で保持する。また、手摺り本体30の脚部30aがガイド管45aから抜け出るのを防止するために、脚部30aを上部旋回体3の天井板3a内部まで貫通させたら、脚部30aの端部に形成したねじ部にナット46を螺合する。これにより、脚部30aがガイド管45aから抜け出るのを防止できる。ナット46はダブルナットが望ましい。
上記いずれの実施例においても、手摺り使用時にはキャブ背後に設けた手摺り保持手段でも手摺りを保持するようにしたので、手摺りに加わる力及びモーメントを分散でき、手摺りの信頼性が向上する。また、未使用時には手摺りを折りたたむまたは手摺りを上部旋回体内に引き込むようにしたので、作業者のキャブからの視界を妨げる恐れがない。
さらに、ピンの形状については上記実施例に限るものではなく、手摺りを上部旋回体に保持できる形状であれば、全て利用可能である。また、キャブに取り付ける手摺り保持手段20も実施例に示したものに限るものではなく、ワイヤ等の手段であってもよい。
1…建設機械(油圧ショベル)、2…下部走行体、3…上部旋回体、3a…天井板、4…フロント、5…旋回フレーム、6…キャブ、8…カウンタ・ウエイト、11…建屋カバー、15…クーラー点検窓、17…機械室カバー、20…手摺り保持手段、21…当接ブロック、22…押え板、23…取付板、24…当接部、25…ボルト、26…ボルト、30…手摺り本体、30a…脚部、30b…横柵部、30c…横柵、30d…、30f…ねじ、31…嵌合穴、32…止めピン、32a…リング、32b…チェーン、33…係止用穴、40…手摺り固定手段、41…パイプ、42…ヒンジ(蝶番)、42a…平板部材、42b…平板部材、42c…固定用ボルト、42d…軸、45…基礎部、45a…ガイド管、45b…ベースプレート、45c…貫通孔、45d…ボルト穴、46…ナット、47…ピン、50…止めピン、51…蓋部、52…ハンドル部、53…軸、54、55…突起

Claims (2)

  1. 下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に搭載され、作業者が搭乗可能なキャブを有する上部旋回体と、一端部がこの上部旋回体に接続されたフロントとを有する建設機械用手摺りにおいて、
    前記手摺りは、上部旋回体の上部の縁部であってキャブの背面側に設けられたパイプ折り曲げ形状の手摺り本体と、
    この手摺り本体の脚部を固定し、前記手摺り本体を車体内側方向へ折りたたみ可能に保持するヒンジ構造からなる手摺り固定手段と、
    前記車体内側方向へ折りたたみ可能な前記手摺り本体を前記キャブに保持するために前記キャブの背面側に取り付けた手摺り保持手段とを備えことを特徴とする建設機械用手摺り。
  2. 前記手摺り本体を折りたたんだときに前記手摺り本体を前記上部旋回体の上面に保持する係止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械用手摺り。
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