JP6782217B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆるハイポストタイプの作業機械やハイキャブタイプの作業機械、運転室が可動式の作業機械等、視認性向上のために標準機よりも高位置に運転室を配置した特殊な作業機械に関する。
本願明細書では、ポストを介さずにトラックフレーム上に旋回装置を介して旋回フレームが設けられ、かつ架台を介さずに旋回フレーム上に運転室が固定的に設けられた作業機械を標準機と記載する。
視界確保のために標準機に比べて高い位置に運転室を設けた作業機械がある(特許文献1等参照)。運転室を支持する旋回体の旋回フレームをポスト上に設けたもの(以下「ハイポスト作業機」)や旋回体の旋回フレーム上に架台を介して運転室を設けたもの(以下「ハイキャブ作業機」)が代表例である。その他、旋回フレーム上にリフト装置等の可動機構を介して運転室が設けられ、旋回フレームに対して運転室が昇降し標準機よりも運転室が高い位置に移動するものもある。
この種の作業機械は、例えば産廃処理現場の集積場(スクラップヤード)において、作業機によるスクラップの分別や搬出入の作業の際、高位置で視認性の良い運転席から作業場所を俯瞰できるメリットがある。作業機は、例えばブーム、アーム等からなる作業腕と、バケット、グラップル等の作業具等からなる。この作業機による縦穴の掘削や排土の作業や通常の掘削作業でも、視認性が求められる場合にはこの種の作業機械が用いられる場合がある。
実公平7−21644号公報
前述したような運転室の配置が高い作業機械では、運転室に乗降等するための乗降路が運転室のサイドに設置される場合が多い。しかしこのような作業機械の稼働現場では塵埃が多く舞っており乗降路には塵埃が積もり易く、積もった塵埃に降雨等により水分が含まれると乗降路が滑り易くなる。運転室の配置が高い作業機械にあっては乗降路が滑り易い状態は、例えば高所を苦手とする作業者にとって心理的負担になる可能性がある。
本発明の目的は、標準機に比べて高位置に配置された運転室に乗降等する際に利用する乗降路に塵埃が積もることを抑制し、乗降等の際の作業者の心理的な負担を軽減することができる作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、基礎構造体と、前記基礎構造体上に設けた旋回体と、前記旋回体の旋回フレーム上に配置され、左右方向の一方側に乗降口及び前記乗降口の開閉扉を有する運転室と、前記旋回体に連結された作業機と、前記旋回フレームと前記運転室との間に介在した架台、前記基礎構造体と前記旋回フレームとの間に介在したポスト、及び前記運転室を支持するベッドを前記旋回フレームに対して連結するリンクの少なくとも一つと、前記運転室の左右方向の一方側に位置するように前記旋回フレーム又は前記架台に設けた乗降路と、前記乗降路に設けた柵とを備えた作業機械において、前記柵の上部に固定されて前記柵の上部から上方に延びるサポートと、前記運転室の上部に固定されて左右方向の一方側に展開し前記乗降路の少なくとも一部を覆うように設けた通路屋根と、前記サポートに対して前記通路屋根を弾性的に連結する連結機構とを備える。
本発明によれば、運転室の乗降口付近において通路屋根でカバーすることによって乗降路への塵埃の堆積を抑制することができる。従って高位置に配置された運転室付近の乗降路において降雨等によって足元が滑り易い状態になり難く、例えば高所を苦手とする作業者の心理的負担を軽減することができる。
加えて、旋回体には機械振動源である原動機等が搭載され、また運転室が風通しの良い高所に配置されることから、通路屋根を単純に固定する支持構造とすると機械振動や風による外力を受け易い。そこで運転室に固定した通路屋根を乗降路の柵から立ち上げたサポートに対して連結機構で弾性的に連結することで、通路屋根に加わる振動や外力を吸収しつつ、通路屋根を両持ち支持構造で確りと安定に支えることができる。
本発明の第1実施形態に係る作業機械の全体構造を表す左側面図である。 図1に示した作業機械の全体構造を表す正面図である。 図1に示した作業機械の全体構造を表す平面図である。 図1に示した作業機械に備えられた通路屋根のサポートの支持構造を側方から見た図 図1に示した作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図 図5に示した連結機構に備えられた第1弾性部材の水平断面図 本発明の第2実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図 本発明の第3実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図 本発明の第4実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図 本発明の第5実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図 本発明の第6実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図 本発明の第7実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を上方から見た図 本発明の第7実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
−作業機械−
図1は本発明の第1実施形態に係る作業機械の全体構造を表す左側面図、図2はその正面図、図3はその平面図である。以降、運転席に着いた作業者の前側(図1中の左側)、後側(同右側)、左側(図1中紙面直交方向の手前側)、右側(同奥側)を作業機械の前、後、左、右とする。正面図は前から見た図、平面図は上から見た図である。なお、図2及び図3においては、繁雑防止のため後述する作業機30を図示省略してある。
図1〜図3に例示した作業機械100は、作業機30を備えた旋回体20の旋回フレーム21上に架台26を介して運転室22を設置したハイキャブ仕様機である。ハイキャブ仕様機は、標準機に比べて運転室の配置が高く、視認性の良い運転席から作業場所を俯瞰できるのがメリットである。この他の運転室が標準機よりも高位置に配置される作業機械の代表例としては、円柱状のポストを介して旋回体20を基礎構造体上に設けたハイポスト仕様機が挙げられる。ポストは基礎構造体と旋回フレームとの間に介在し、長さ(高さ寸法)は用途によるが通常は少なくとも自己の直径より長い。ハイポスト仕様機については、特開2017−145649号公報等に記載されている。また、運転室が旋回体のベースフレーム(旋回フレーム)にリンクを用いた可動機構を介して連結され、油圧シリンダ(不図示)によって高さや傾斜角度が変更可能な可動キャブ仕様の作業機械も存在する。この可動キャブ仕様機も場面によって運転室が標準機よりも高所に位置する。可動キャブ仕様機については特開2013−014914号公報等に記載されている。またハイキャブ仕様機、ハイポスト仕様機、可動キャブ仕様機の各特徴を適宜併せ持つ作業機械も存在する。なお、本願明細書にいう標準機とは、前述した通り、ポストを介さずにトラックフレーム上に直接旋回装置を介して旋回フレームが設けられ、かつ架台を介さずに旋回フレーム上に固定的に運転室が設けられた作業機械のことである。このような標準機に比べて運転室が高位置に配置された作業機械に本発明は特に好適に適用される。図1〜図3に示した作業機械100は油圧ショベルをベースマシンとしたものであり、基礎構造体10、旋回体20及び作業機30を備えている。
−基礎構造体−
基礎構造体10は地面に固定された架台で構成される場合もあるが、本実施形態では走行体で構成されている。作業機械100はこの走行体により走行して移動することができる。基礎構造体10はホイール式の走行体でも良いが本実施形態ではクローラ式の走行体であり、トラックフレーム13、従動輪(アイドラ)14、駆動輪15、クローラ(履帯)16及び走行駆動装置17を備えている。トラックフレーム13は、図示していないが上から見てH型に形成されており、左右両側の前部に従動輪14、後部に駆動輪15を回転自在に支持している。左右の駆動輪15の軸にはそれぞれ走行駆動装置17の出力軸が連結されている。走行駆動装置17は走行用油圧モータと減速機等からなる。クローラ16は左右両側において従動輪14及び駆動輪15に掛け回されている。また、トラックフレーム13の中央部には上部に旋回装置25を介して旋回フレーム21が旋回可能に設けられている。走行駆動装置17や旋回装置25は運転室22内の操作レバー装置(不図示)の操作に応じて駆動される。
−旋回体−
旋回体20は、旋回フレーム21、運転室22、カウンタウェイト23、動力室24等を備えている。
旋回フレーム21は旋回体20のベースフレームであり、旋回装置25を介してポスト12の上部に設けられており、旋回体20が鉛直な旋回中心Cを中心にして基礎構造体10に対して旋回可能である。旋回装置25は旋回輪と旋回モータ(不図示)を備えており、旋回フレーム21に搭載した旋回モータの出力軸が旋回輪に設けた歯車と噛み合うことで、基礎構造体10に対して旋回体20が旋回する。旋回モータには油圧モータ、電動モータ又はその双方を用いることができる。
運転室22は旋回中心Cに対して左右方向の一方側(本実施形態では左側)にオフセットした位置に配置されている。運転室22と旋回フレーム21との間には架台26が介在しており、運転室22は旋回フレーム21上に架台26を介して嵩上げして設けられている。このとき、旋回体20は後述する原動機や油圧ポンプ等が振動源となって振動するため、運転室22はゴム等の防振部材29(図2)を介して架台26に弾性的に支持されている。旋回フレーム21の上面から架台26の上面までの高さは、旋回フレーム21の上面から動力室24の上面までの高さと同程度の場合もあるが、本実施形態ではそれよりも高い。運転室22の左右方向の一方側(本実施形態では左側つまり旋回中心Cと反対側)の側面には、図1に示したように乗降口27及びこの乗降口27の開閉扉28が備わっている。また、架台26の前面には、例えば運転室22の前窓を清掃したりするための足場である作業フロア49が設けられている。作業フロア49は運転室22の前側で運転室22の幅と同程度の範囲で左右に延在している。なお、架台26がないハイポスト仕様機を適用対象とする場合は、旋回フレームに防振部材を介して運転室が支持される。可動キャブ仕様機の場合は、旋回フレームに対してリンクを介して昇降可能に連結されたベッドに防振部材を介して運転室が支持される。
カウンタウェイト23は作業機30との重量のバランスをとるための錘であり、旋回フレーム21の後端に設けられている。動力室24は架台26とカウンタウェイト23の間に位置している。動力室24には、原動機(エンジン又は電動機)やこの原動機で駆動される油圧ポンプ、ラジエータやオイルクーラ等の熱交換器、油圧アクチュエータに供給する圧油の流れを制御するバルブユニット、作動油タンクや燃料タンク等が収容されている。
−作業機−
作業機30は、作業腕31及び作業具である作業具32を含む多関節型のフロント作業装置である。作業腕31は、ブーム33、アーム34、ブームシリンダ35、アームシリンダ36及び作業具シリンダ37を備えている。ブーム33は旋回体20の前部に上下方向に回動可能に連結され、アーム34はブーム33の先端に、作業具32はアーム34の先端に、それぞれ回動可能に連結されている。ブームシリンダ35は旋回体20及びブーム33に、アームシリンダ36はブーム33及びアーム34に、それぞれ両端が連結されている。作業具シリンダ37は、基端がアーム34に連結される一方、先端がリンク38,39を介してそれぞれアーム34の先端部及び作業具32に連結されている。ブームシリンダ35、アームシリンダ36及び作業具シリンダ37はいずれも油圧シリンダである。本実施形態では作業具32として標準的なバケットを作業腕31に装着した場合を例示しているが、グラップルやマグネット、クラムシェルバケット等が用いられることもある。
−乗降路−
作業機械100には地上と運転室22との間を歩いて上り下りするための乗降路40が設置されている。乗降路40は、階段41、通路42、階段43及びフロア44を含んでいる。階段41は旋回体20の右前部の段差を利用して構成したものであり、図3等に示したように各段の上面に設けた滑り止めを踏み面としている。通路42は動力室24の上面に設けられており、例えば作業機30の後側で左右に渡っている。この通路42の経路上にも間欠的に滑り止めが設けられている。階段43は動力室24の上面(通路42)とこれよりも高く配置されたフロア44とを連絡するステップであり、運転室22の後側でフロア44の右側に位置している。
フロア44は、運転室22の左右方向の一方側(本実施形態では左側つまり乗降口27のある側)に設けられている。フロア44は床板45とこれを支持する枠体46で構成されている。床板45は、グレーチング、パンチングメタル又はエキスパンドメタル等の複数の貫通孔を有する例えばメッシュ状の板材によって平面視で矩形状に形成されている。床板45は運転室22の乗降口27の下端よりも上面が低くなるように配置されている(図1参照)。枠体46は、例えば運転室22を支持する架台26に固定されている。また枠体46には、この枠体46から上方に立ち上がる柵47が取り付けられている。柵47は、枠体46の運転室22に対向する右向きの端面を除く3つの側面を覆っている。フロア44の後部は運転室22の後面よりも後側まで延びており、この後部の右側を連絡部として作業者は通路42からフロア44に上り下りできるようになっている。他方、フロア44の前部は運転室22の前面よりも前側まで延びている。フロア44の前部の側部(この例では右側)から左右方向の他方側(本実施形態では右側)に上記の作業フロア49が延びている。
−通路屋根−
作業機械100は、サポート61、通路屋根62、連結機構63を備えている。サポート61は通路屋根62の先端側を支持する支えであり、複数(本実施形態では3本)設けられている。各サポート61は、柵47の上部(前後に延びる棒状の手摺部分)から上方に延びて立ち上がる。各サポート61の下部は、図4に示したように前方又は後方に折れ曲がっており、この部分が柵47の上部(手摺部分)に留め具64で固定されている。本実施形態では留め具64にクランプを採用している。通路屋根62は上から見て四角形状の薄板で構成された部材であり、基端側(本実施形態では右辺側)が運転室22の上部における通路屋根62側の縁部にボルト等の固定具で固定されている。この通路屋根62は運転室22に固定された基端から左右方向の一方側(本実施形態では左側)に展開し(延び)、運転室22の乗降口27に対応する位置を含んでフロア44の一部を覆っている。本実施形態では、図3に示したように通路屋根62がフロア44の左右方向の全幅を覆っている。前後方向には通路屋根62はフロア44の一部を覆っている。この通路屋根62には、先端側の縁部(本実施形態では左辺)付近に前後方向に複数(本実施形態では3つ)の円孔である貫通孔65(図5)が備わっている。
図5は図1に示した作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図である。連結機構63は通路屋根62の貫通孔65に対応して複数(本実施形態では3つ)設けられており、同図に示したように、第1弾性部材67、上下一対の第2弾性部材68、支柱69、拘束部材71、ケーシング66をそれぞれ備えている。第1弾性部材67は図6に水平断面を表したように中心に孔の開いたドーナツ型の部材であり、弾性材料(本実施形態ではゴム)で形成されている。この第1弾性部材67は、厚みが通路屋根62の肉厚と同程度かそれよりも僅かに薄く、通路屋根62の各貫通孔65にそれぞれ収容されている。上下一対の第2弾性部材68は第1弾性部材67と同様に水平断面がドーナツ型の部材であり、弾性材料(本実施形態ではゴム)で形成されている。これら第2弾性部材68は通路屋根62の貫通孔65よりも径が大きく、また本実施形態では通路屋根62の肉厚よりも厚く、通路屋根62を上下から挟み込むように配置されている。支柱69は本実施形態では六角ボルトで構成してあり、第1弾性部材67及び第2弾性部材68を上下方向に貫通しサポート61の上部(上面に穿ったネジ穴)に固定されている(ねじ込まれている)。この支柱69に対して、第1弾性部材67及び通路屋根62と共に上下の第2弾性部材68が上下の拘束部材71により拘束されている。拘束部材71は支柱69に取り付けたナットであり、支柱69に対して上下方向に位置調整可能である。なお本実施形態では、第1弾性部材67及び第2弾性部材68は、前から見てコの字状のケーシング66で囲われており、このケーシング66と共に支柱69に取り付けられ、サポート61に支持されている。ケーシング66はボルトである支柱69に取り付けられたナット72でサポート61との間に下壁が挟み込まれることで固定されている。
このような連結機構63により、サポート61に対して通路屋根62が弾性的に連結されている。具体的には、例えば通路屋根62がサポート61に対して水平方向(前後方向及び左右方向を含む平面方向)に相対して動く場合、この相対動作が第1弾性部材67の弾性変形により許容されると同時に弾性的に拘束される。また、通路屋根62がサポート61に対して鉛直方向に相対して動く場合、この相対動作が上下の第2弾性部材68の弾性変形により許容されると同時に弾性的に拘束される。サポート61に対する通路屋根62の全方位への移動が第1弾性部材67及び第2弾性部材68の弾性変形の範囲で許容されると同時に当該範囲に拘束される構成である。
−効果−
(1)本実施形態によれば、運転室22の乗降口27付近において通路屋根62でカバーすることによって乗降路40への塵埃の堆積を抑制することができる。従って高位置に配置された乗降口27付近の乗降路40において降雨等によって足元が滑り易い状態になり難く、例えば高所を苦手とする作業者の心理的負担を軽減することができる。また、運転室22に乗降する際に開閉扉28の開け閉め等で立ち止まる乗降口27付近に通路屋根62があることで、作業者を雨や日差しから保護することもできる。
このとき、旋回体20には原動機等の機械振動が搭載され、また運転室22が風通しの良い高所に配置されていることから、単純な固定支持構造とすると通路屋根62は機械振動や風による外力を受け易い。特に本実施形態では、前述した通り運転室22は原動機等の機械振動が伝達されることを抑えるために防振部材29を介して架台26に支持されており、運転中は架台26に対して運転室22が振動的に小さく相対変位する。従って、架台26に支持された乗降路40(フロア44)と固定関係にあるサポート61に対し、運転室22と固定関係にある通路屋根62も振動的に小さく相対変位する。
そこで本実施形態では、サポート61と通路屋根62とを連結機構63で弾性的に連結することで、サポート61に対する通路屋根62の相対変位を許容し、振動を吸収することができる。また、通路屋根62は運転室22及びサポート61による両持ち支持構造で確りと安定に支持することができる。
このとき、サポート61と柵47とを弾性的に連結する構造も考えられるが、この場合は柵47に対してサポート61が振動的に小さく相対変位することになる。この場合、フロア44に立つ作業者から見たサポート61の振動が目立つ可能性があるが、サポート61と通路屋根62との連結部で振動を吸収する構造とすることでフロア44上の作業者から見たサポート61の振動を抑えることができる。
(2)旋回体20に設けた通路屋根62の振動方向は場面により異なり、通路屋根62は全方位に振動し得る。例えば風に煽られて通路屋根62に上下方向に力が加わる場合もあれば、作業機械100の走行動作や旋回動作の加減速等で通路屋根62に前後左右方向に力が加わる場合もある。それに対し、本実施形態では第1弾性部材67により水平方向の振動を吸収し、上下の第2弾性部材68により上下方向の振動を吸収することができる。
(3)通路屋根62とサポート61を別部材としたため製作が容易であるが、別部材であるために製造誤差等でサポート61に対する通路屋根62の上下の位置にばらつきが生じる場合がある。これに対しては、連結機構63が支柱69に対する拘束部材71の上下方向の位置が調整できる構造であるため、サポート61に対する通路屋根62の上下位置のばらつきを許容することができる。
但し、第2弾性部材68の弾性変形の範囲で余裕を持って通路屋根62の上下位置のばらつきを許容することができるような場合には、拘束部材71が位置調整可能である必要は必ずしもない。
(4)第1弾性部材67と第2弾性部材68が単純なドーナツ型の部品であるため、部品製作が容易であることもメリットである。
(5)サポート61を柵47に留め具64で連結する構造としたので、サポート61を柵47に後付けすることができ、既存の作業機械に対する通路屋根62の設置が容易である。柵47に対するサポート61の位置調整も容易である。また留め具64にクランプを用いたことにより、柵47に対するサポート61の着脱が迅速にできる。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図である。本実施形態において第1実施形態と同一又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、第1弾性部材67が第2弾性部材68と一体である、言い換えれば第1弾性部材67が第2弾性部材68の一部である点である。
本実施形態における各連結機構63も、第1実施形態と同様、第1弾性部材67、第2弾性部材68、支柱69、拘束部材71、ケーシング66をそれぞれ備えている。但し、第1弾性部材67は独立した要素ではなく、第2弾性部材68の一部である。上下の第2弾性部材68は水平方向から見ると互いの対向面の中央が段差になって突出した形状に構成されており、この突出した部分がそれぞれ第1弾性部材67を構成する。本実施形態の連結機構63は、通路屋根62を上下から挟み込んだ一対の第2弾性部材68の一部(第1弾性部材67)を通路屋根62の貫通孔65に入り込ませた構造である。通路屋根62の上下方向の振動は第2弾性部材68(本体部)で、水平方向の振動は第1弾性部材67(一部)で吸収される。本実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様である。このような構成でも第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第1弾性部材67と第2弾性部材68が一体であるため、部品点数が少なくなることもメリットである。
(第3実施形態)
図8は本発明の第3実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図である。本実施形態において第1実施形態と同一又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、第2弾性部材68がばね(本実施形態ではコイルばね)で構成されている点である。
第2弾性部材68であるばねには支柱69が通っている。上下の第2弾性部材68と第1弾性部材67及び通路屋根62との間にはワッシャ73がそれぞれ介在している。ワッシャ73には、通路屋根62の貫通孔65の径よりも外径が大きく、第2弾性部材68の径よりも内径が小さなものを用いる。ワッシャ73と通路屋根62の対向面の間には一定の摺動性が確保されている。本実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様である。このような構成でも第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第2弾性部材68に規格品のばねを用いることができるので、より製作が容易になるメリットもある。
(第4実施形態)
図9は本発明の第4実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図である。本実施形態において第1実施形態と同一又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、ケーシング66及びこれを固定するナット72が省略されている点である。また、支柱69には寸切りボルト(全ねじ)が用いてある。本実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様である。本実施形態のようにケーシング66を省略しても第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1〜第3実施形態のように支柱69に六角ボルトを用いると第1弾性部材67等に上から支柱69を挿し込む構造となる。そのため、先に連結機構63を通路屋根62に組み付け、その後にサポート61に対して支柱69であるボルトをねじ込む組立手順になる。
それに対し、本実施形態の連結機構63では支柱69に寸切りボルトが用いてある。この場合、最初にサポート61に支柱69を立てておき、この支柱69に対して配置の低い部品から順次組み付けていくことができる。先ずサポート61に支柱69を立ててから、拘束部材71(下)、第2弾性部材68(下)、通路屋根62及び第1弾性部材67、第2弾性部材68(上)、拘束部材71(上)と順次組み付けていけるので、各部品の位置合わせが容易になる。これにより組立の作業性が向上するメリットがある。
(第5実施形態)
図10は本発明の第5実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図である。本実施形態において第1実施形態と同一又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、通路屋根62を貫通する支柱69が省略されている点である。
本実施形態の連結機構63は、上下一対ずつの弾性部材74及びアジャスタ75、並びにケーシング66からなる。上下一対の弾性部材74は通路屋根62との接触面が曲面で構成されたゴム製の部材であり、通路屋根62を上下から挟み込むように配置されている。上下のアジャスタ75は対応する弾性部材74の繰り出し量(上下方向の移動量)を調整する機構であり、それぞれネジ軸76とナット77を備えている。上下のネジ軸76はそれぞれ同軸上で上下に延び、先端(通路屋根62側の端部)は弾性部材74に固定され、基端(反対側の端部)はケーシング66にねじ込まれている。また下側のネジ軸76の基端はケーシング66の下面から突出しサポート61の上面にねじ込まれている。ナット77は上下のネジ軸76にそれぞれ取り付けられている。
本実施形態では、ケーシング66に対してネジ軸76を回転させることで弾性部材74の繰り出し量を調整し上下の弾性部材74で通路屋根62を挟み込み、その状態でナット77を回してケーシング66に押し付けてアジャスタ75を固定する。このようにして連結機構63は、アジャスタ75でケーシング66に対して一対の弾性部材74を支持し、通路屋根62とサポート61とを弾性的に連結している。本実施形態において通路屋根62には貫通孔65は設けられておらず、連結機構63は上下の弾性部材74で通路屋根62の平坦面を挟み込むことで通路屋根62に連結されている。本実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様である。このような構成でも第1実施形態と同様の効果が得られる。また、通路屋根62の貫通孔65な不要である等、第1実施形態に対して構造が簡素、部品点数が少ない等の特徴もある。
また、連結機構63の位置が通路屋根62の貫通孔65の位置に制約されないので、連結機構63の位置を柔軟に変更できる点もメリットである。
(第6実施形態)
図11は本発明の第6実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を前方から見た図である。本実施形態は第5実施形態において通路屋根62に上下のネジ軸76と同軸の貫通孔78を設けた例である。上下の弾性部材74は、先端の一部が貫通孔78に入り込んでいる。通路屋根62に貫通孔78を設けた点を除いて本実施形態は第5実施形態と同様の構成であり、第5実施形態と同一又は対応する要素には図10と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態においても第5実施形態と同様の効果が得られる。加えて、通路屋根62に貫通孔78を設けることで、上下の弾性部材74の先端の一部を貫通孔78に入り込ませ、弾性部材74による通路屋根62の水平面方向の保持力を向上させることができる。なお、貫通孔78を通路屋根62の上下の面に設けた窪み(非貫通の凹部)に代えても良い。
(第7実施形態)
図12は本発明の第7実施形態に係る作業機械に備えられた通路屋根とサポートの連結機構を上方から見た図、図13は前方から見た図である。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、連結機構63が、通路屋根62に対する位置を調整する位置調整機構80を備えている点である。第1実施形態と同一又は対応する要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
位置調整機構80は、複数の連結機構63と同数(本実施形態では2つ)設けられており、それぞれプレート81、ボルト82及びナット83を備えている。本実施形態においては、第1弾性部材67を収容する貫通孔65がプレート81に設けられており、第1弾性部材67や第2弾性部材68等を含む要素が第1実施形態と同様の態様でプレート81に取り付けられている。また、本実施形態では、通路屋根62には複数の貫通孔(円孔)65の代わりに、フロア44の延在方向(前後方向)に延びる長穴84が設けられている。プレート81には長穴84に沿って2つずつ貫通孔(不図示)が設けられており、これら貫通孔にそれぞれボルト82が挿し込まれている。これらボルト82は長穴84を通っている。ナット83はプレート81及び通路屋根62をボルト82との間に挟んで締め込まれ、これによりプレート81が通路屋根62に固定されている。本実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態によれば、通路屋根62に固定した位置調整機構80が第1弾性部材67と第2弾性部材68により弾性的に支持され、第1実施形態と同様の効果が得られる。更には、ボルト82及びナット83を緩めて位置調整機構80を長穴84に沿って移動させ、任意の位置でナット83を締め込んで固定することができる。サポート61も前述した構成により柵47に対して位置が調整できる。柵47に対して固定し易い位置が作業機械100によって異なる場合でも、サポート61の固定位置に応じて通路屋根62に対する連結機構63の位置を柔軟に調整することができる。従って設置対象となる作業機械100によって通路屋根62等の設計を変更しなくても、汎用的に通路屋根62を設置できるメリットがある。
本実施形態では第1実施形態に位置調整機構80を適用した場合を例示したが、第2〜第6実施形態にも位置調整機構80は適用可能であり、同様の効果が得られる。
10…基礎構造体、20…旋回体、21…旋回フレーム、22…運転室、26…架台、27…乗降口、28…開閉扉、29…防振部材、30…作業機、44…フロア(乗降路)、47…柵、61…サポート、62…通路屋根、63…連結機構、65…貫通孔、66…ケーシング、67…第1弾性部材、68…第2弾性部材、69…支柱、71…拘束部材、74…弾性部材、75…アジャスタ、80…位置調整機構、100…作業機械

Claims (6)

  1. 基礎構造体と、
    前記基礎構造体の上部に設けた旋回体と、
    前記旋回体の旋回フレームの上部に配置され、左右方向の一方側に乗降口及び前記乗降口の開閉扉を有する運転室と、
    前記旋回体に連結された作業機と、
    前記旋回フレームと前記運転室との間に介在した架台、前記基礎構造体と前記旋回フレームとの間に介在したポスト、及び前記運転室を支持するベッドを前記旋回フレームに対して連結するリンクの少なくとも一つと、
    前記運転室の左右方向の一方側に位置するように前記旋回フレーム又は前記架台に設けた乗降路と、
    前記乗降路に設けた柵とを備えた作業機械において、
    前記柵の上部に固定されて前記柵の上部から上方に延びるサポートと、
    前記運転室の上部に固定されて左右方向の一方側に展開し前記乗降路の少なくとも一部を覆うように設けた通路屋根と、
    前記サポートに対して前記通路屋根を弾性的に連結する連結機構とを備えたことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、前記架台、前記ポスト又は前記ベッドに対して前記運転室を弾性的に支持する防振部材を備えていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、前記連結機構は、前記通路屋根の上下方向、前後方向及び左右方向の動きを弾性的に拘束するように構成されていることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項3に記載の作業機械において、
    前記通路屋根は貫通孔を備えており、
    前記連結機構は、前記貫通孔に収容した第1弾性部材、前記通路屋根を上下から挟み込む一対の第2弾性部材、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材を上下方向に貫通し前記サポートに固定された支柱、及び前記支柱に対して前記第2弾性部材を拘束し上下位置が調整可能な拘束部材を備えていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項3に記載の作業機械において、
    前記連結機構は、前記通路屋根を上下から挟み込む一対の弾性部材、前記サポートに支持されたケーシング、及び前記ケーシングに対して前記一対の弾性部材をそれぞれ支持すると共に前記ケーシングに対する前記一対の弾性部材の繰り出し量を調整するアジャスタを備えていることを特徴とする作業機械。
  6. 請求項1に記載の作業機械において、前記連結機構は、前記通路屋根に対する位置を調整する位置調整機構を備えていることを特徴とする作業機械。
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