JP7388275B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械に関する。
クレーン等の建設機械として、車体、及びこの車体に配設される一対のクローラを有する下部走行体と、上記車体から上方に延びる支柱と、運転席を有し、上記支柱に旋回可能に取り付けられる上部旋回体とを備えるものが用いられている。
このような建設機械では、上部旋回体に駆動装置によって昇降される昇降用梯子を設けることが提案されている(特開2001-348183号公報参照)。
特開2001-348183号公報
上記建設機械では、昇降用梯子が全体として昇降されるため、その昇降に大きな駆動力を要するおそれがある。加えて上記建設機械では、駆動装置によって昇降用梯子が昇降されるため、電気的なトラブルが発生した場合、作業者が上部旋回体から降りられないおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、比較的小さい操作力で比較的安全に階段部材を昇降することが可能な建設機械を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、車体及びこの車体に配設される一対のクローラを有する下部走行体と、上記車体から上方に配設される支柱と、上記支柱の上端部に旋回可能に取り付けられる上部旋回体と、複数段の踏板を有し、上記上部旋回体から斜め下方に配設される階段部材であって、上記上部旋回体に取り付けられる上側階段部、及びこの上側階段部に上下方向に回転可能に連結される下側階段部を有する階段部材と、上記下側階段部を昇降するように回転させる昇降機構とを備え、上記昇降機構が、上記下側階段部に回転可能に連結される第1連結部材と、この第1連結部材に回転可能に連結され、かつ上記上部旋回体に回転可能に取り付けられるレバー部材とを有し、上記レバー部材を手動で回転させることで上記第1連結部材を介して上記下側階段部を回転させるよう構成される。
当該建設機械によれば、階段部材の全体ではなく、下側階段部を昇降させるため、階段部材全体を昇降させる場合よりも比較的小さい操作力(手動)で上記下側階段部を昇降させることができる。加えて、手動によりレバー部材を回転させることで、電力を必要とする駆動装置を用いる場合よりも比較的安全に上記下側階段部を昇降させることができる。従って、比較的小さい操作力で比較的安全に階段部材を昇降することが可能となる。
上下方向に視て、上記階段部材が、上記一対のクローラ及び上記車体が占める領域内に位置するよう配設されるとよい。
このように、上記階段部材が上記領域内に位置するよう配設されることで、階段部材が当該建設機械の周囲に位置する部材等と干渉(衝突)する危険性を低減し得る。また、作業者が上記階段部材に対して上記車体又はクローラからより確実に乗り降りすることができる。よって、作業者の上記階段部材に対する乗り降りがより安全となる。
上下方向に視て、上記階段部材が、上記上部旋回体が上記一対のクローラの長手方向を向いている状態で、上記階段部材の最下端の踏板が上記一対のクローラのいずれか一方が占める領域内に位置するよう配設されるとよい。
このように、上記状態で上記階段部材の最下端の踏板が上記領域内に位置するよう配設されることで、作業者が上記階段部材に対して上記クローラから確実に乗り降りすることができる。よって、作業者の上記階段部材に対する乗り降りがより安全となる。
当該建設機械が、下端部が上記下側階段部における下端側に回転可能に連結され、上端部が上記上部旋回体に回転可能に連結され、かつ中央部が折れ曲がり可能に形成される第2連結部材をさらに備えるとよい。
このように、当該建設機械が上記第2連結部材を備えることで、この第2連結部材は、上記下側階段部の上昇に伴って折れ曲がり、上記下側階段部の下降に伴って伸びることができる。この第2連結部材が設けられることで、上記上部旋回体が旋回する際に、階段部材のガタツキや振動を低減することができる。加えて、上記下側階段部が下降した状態で、作業者が上記第2連結部材を手摺りとして利用することができるため、上記階段部材に対してより安全に乗り降りすることができる。
上記第2連結部材における長手方向の少なくとも一部の横断面の形状が円形状であるとよい。
このように、上記第2連結部材の上記横断面の形状が円形状であることで、作業者が上記第2連結部材を手摺りとして使用する際に掴み易くなる。よって、作業者が上記階段部材に対してより安全に乗り降りすることができる。
上記第2連結部材が、長手方向における少なくとも一部の周面に樹脂を主成分とする被覆層を有するとよい。
このように、上記第2連結部材が上記被覆層を有することで、作業者がこの被覆層を介して上記連結部材を掴み易くなり、加えて掴む際に滑り難くなる。よって、作業者が上記階段部材に対してより安全に乗り降りすることができる。
以上説明したように、本発明の建設機械を用いることで、比較的小さい操作力で比較的安全に階段部材を昇降することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る建設機械を示す模式的側面図である。 図2は、図1の建設機械において、昇降機構により階段部材の下側階段部が下降した状態を部分的に示す模式的斜視図であって、支柱側から外側に斜め下方に視た模式的斜視図である。 図3は、図1の建設機械における階段部材及び昇降機構をその周辺と共に上方から視た模式的平面図である。 図4は、図1の建設機械において、昇降機構により階段部材の下側階段部が下降した状態を部分的に示す模式的側面図である。 図5は、図1の建設機械において、昇降機構により階段部材の下側階段部が上昇した状態を部分的に示す模式的斜視図であって、支柱側から外側に斜め下方に視た模式的斜視図である。 図6は、図1の建設機械において、昇降機構により階段部材の下側階段部が上昇した状態を部分的に示す模式的側面部である。
以下、本発明の一実施形態に係る建設機械について図面を参照しつつ説明する。
図1に示す建設機械100は、車体70及びこの車体70に配設される一対のクローラ80を有する自走可能な下部走行体1と、上記車体70から上方に配設される支柱2と、上記支柱2の上端部に旋回可能に取り付けられる上部旋回体3と上部旋回体3に起伏可能に取り付けられるクレーンアタッチメント4とを備える。
図1~図6に示すように、当該建設機械100は、上記上部旋回体3から斜め下方に配設される階段部材20をさらに備える。この階段部材20は、複数段の踏板27を有する。この階段部材20は、上部旋回体3に取り付けられる上側階段部21、及びこの上側階段部21に上下方向に回転可能に連結される下側階段部23を有する。当該建設機械100は、階段部材20の下側階段部23を昇降するように回転させる昇降機構40をさらに備える。建設機械100は、第2連結部材60をさらに備える。この第2連結部材60は、その下端部が下側階段部23における下端側に回転可能に連結され、その上端部が上部旋回体3に回転可能に連結され、かつその中央部が折れ曲がり可能に形成される。
[下部走行体]
下部走行体1は、支柱2を介して上部旋回体3を支持する車体(カーボディ)70と、この車体70に取り付けられた一対のクローラ80とを主に有する。下部走行体1は、当該建設機械100に自走能力を付与し、例えば現場内での移動を可能とする。
(車体)
車体70は、上部旋回体3を支持するフレーム等を有する。
(クローラ)
一対のクローラ80は、車体70の幅方向両端部に、互いに車幅方向に離間して配設される。各クローラ80は、不図示の駆動装置によって回転する。この回転により、下部走行体1が自走することができる。
[支柱]
支柱2は、上部旋回体3を車体70の上面よりも高い位置で支持するものである。支柱2は、下部走行体1の車体70上に設けられる。支柱2は、その下端部が下部走行体1の車体70上に固定される。支柱2は、車体70よりも高い位置にある上端部を有する。この上端部に例えば旋回ベアリングを介して上部旋回体3が回転可能に取り付けられる。支柱の上下方向の長さは、操縦者の頭部が上部旋回体3に接触することなくこの操縦者が車体70上を移動できるような長さに設定される。支柱2は、例えば円筒形状を有する。
[上部旋回体]
上部旋回体3は、支柱2に旋回可能に設けられる床部11と、操縦者用キャビン(運転席)13と、操縦者用キャビン13の一方側に配設された歩行用の通路15とを主に備える。また、図示はしていないが、上部旋回体3は、クレーンアタッチメント4のブームを起伏させる起伏装置、エンジン、このエンジンによって駆動される油圧ポンプ等をさらに備える。操縦者用キャビン13は、床部11上に設けられる。通路15は、床部11から水平方向に突出し、かつ一対のクローラ80の長手方向(図1の左右方向)に沿うように設けられる。床部11における操縦用キャビン13の後方に、クレーンアタッチンメント4が配設される。
通路15は、その骨格をなす通路用フレーム15aと、この通路用フレーム15a上に配設される板状部材(不図示)とを有する。この通路15には、操縦者等の作業者が通過可能な開口19が、通路用フレーム15aの隙間として形成される。通路用フレーム15aには、作業者の転落を防止するための複数の柵部17が配設される。通路用フレーム15aには、後述する昇降機構40のレバー部材43が配設される。
[クレーンアタッチメント]
クレーンアタッチメント4は、例えば直接荷を吊って作業をする部分である。クレーンアタッチメント4は、例えばラチスブームの先端にフックを取り付けた構成とされる。
[階段部材]
階段部材20は、複数段の踏板27を有する。階段部材20は、上部旋回体3から斜め下方に配設される。具体的に、階段部材20は、上部旋回体3の床部11の通路15に形成された開口19の周縁に位置する通路用フレーム15aの部分から斜め下方に配設される。階段部材20は、上部旋回体3に取り付けられる上側階段部21と、この上側階段部21に上下方向に回転可能に連結される下側階段部23とを有する。階段部材20は、上側階段部21と下側階段部23とを回転可能に連結する第1軸部材25をさらに有する。
上側階段部21は、複数の固定用部材31によって上部旋回体3の通路用フレーム15aに取り付けられる。具体的には、各固定用部材31の上端部が通路用フレーム15aに固定され、各固定用部材31の下端部が上側階段部21に固定される。
上側階段部21の下端部には、下側階段部23の一方の端部(図2及び図4では上端部)が、第1軸部材25によって回転可能に連結される。上側階段部21が上部旋回体3に固定されることから、上側階段部21に対して下側階段部23が第1軸部材25の周りを上下方向に回転する。
下側階段部23は、上側階段部21との連結部分から、最下端の踏板27aと反対の側に突出する突出部23aを有する。この突出部23aに、後述する第1連結部材41の一端部(図2及び図4では下端部)が連結される。このように突出部23aと第1連結部41とが連結されることにより、第1連結部材41を下方に移動させることで下側階段部23を上昇するよう回転させることができる。このように回転させることは、第1連結部材41を上方に移動させることで下側階段部23を上昇するように回転させる場合よりも比較的小さい力で行うことができるため、下側階段部23を上昇させることが容易となる。
突出部23aの長手方向(下側階段部23の長手方向)長さは、特に限定されず、適宜設定される。例えば、突出部23aの長手方向長さが、下側階段部23における上側階段部21との連結部分と、下側階段部23の下端部との間の部分(以下、下側階段部23の他の部分ともいう。)の長手方向長さよりも小さくすることが好ましい。このように突出部23aの長手方向長さを下側階段部23の他の部分よりも小さくすることで、後述するように比較的小さい回転量で下側階段部23を上昇(及び下降)させることができるため、下側階段部23の昇降がより容易となる。なお、突出部23aの長手方向長さの詳細については後述する。
上側階段部21は、その幅方向両端部にそれぞれ、作業者の落下を防止する機能と、手摺りとしての機能とを有する複数の第1手摺り部33を有する。下側階段部23は、その幅方向両端部にそれぞれ、作業者の落下を防止する機能と、手摺りとしての機能とを有する複数の第2手摺り部35を有する。各第1手摺り部33及び第2手摺り部35には、紐部材37が架け渡される。
階段部材20の大きさ及び傾斜の程度は、特に限定されず、適宜設定される。例えば、階段部材20が、上下方向に視て(すなわち平面視で)、上記一対のクローラ80及び上記車体70が占める領域内に位置するよう配設され得る。
このように、階段部材20が上記領域内に位置するよう配設されることで、階段部材20が当該建設機械100の周囲に位置する部材等と干渉(衝突)する危険性を低減し得る。また、作業者が、階段部材20に対して車体70又はクローラ80からより確実に乗り降りすることができる。よって、作業者の階段部材20に対する乗り降りがより安全となる。
また、例えば、上下方向に視て(すなわち平面視で)、上記階段部材20が、上記上部旋回体3が上記一対のクローラ80の長手方向を向いている状態で、すなわち、操縦者用キャビン13が上記一対のクローラ80の長手方向を向いている状態で、上記階段部材20の最下端の踏板27aが、上記一対のクローラ80のいずれか一方が占める領域内に位置するよう配設され得る。
このように、上記状態で階段部材20の最下端の踏板27aが上記領域内に位置するよう配設されることで、作業者が階段部材20に対してクローラ80から確実に乗り降りすることができる。よって、作業者の階段部材20に対する乗り降りがより安全となる。
[昇降機構]
昇降機構40は、下側階段部23を昇降するように第1軸部材25の周りに回転させる。この昇降機構40は、下側階段部23に回転可能に連結される第1連結部材41と、この第1連結部材41に回転可能に連結され、かつ上部旋回体3に回転可能に取り付けられるレバー部材43とを有する。昇降機構40は、レバー部材43を手動で回転させることで第1連結部材41を介して下側階段部23を回転させるよう構成される。
具体的には、第1連結部材41の下端部が、下側階段部23の突出部23aに回転可能に連結される。第1連結部材41の上端部が、レバー部材43に回転可能に連結される。第1連結部材41の形状は、特に限定されず、例えば長手を有する板状、棒状等の形状に形成される。
突出部23aに対する第1連結部材41の連結位置は、特に限定されず、適宜設定され得る。例えば、上記連結位置が第1軸部材25から離れる程、第1軸部材25を中心としたテコの原理が働き易くなる傾向にある。具体的には例えば、上記連結位置と第1連結部材25との間の第1距離が、下側階段部23の重心位置と第1軸部材25との間の第2距離と同じである場合、下側階段部25の質量と釣り合う力で第1連結部材41を押し下げる必要がある。そして、第1距離が第2距離よりも大きい場合には、上記釣り合う力よりも小さい力で第1連結部材41を押し下げることが可能になる。このようにテコの原理の観点を考慮すれば、上記連結位置が第1軸部材25よりも離れている程、好ましい。すなわち、上記第1距離が大きい程、好ましい。また、上記第1距離が上記第2距離よりも大きいことが好ましい。
一方、上記連結位置が第1軸部材25から離れる程、それに伴って突出部23aの長手方向長さが大きくなり、その分、突出部23aの質量も大きくなる傾向にある。また、突出部23aが上側階段部21よりも長くなると、床部11等に干渉し、下側階段部23を下降させること(会談部材20を伸ばすこと)が不可能になる。このように軽量化、及び昇降機能のより適切な発揮という観点を考慮すれば、上記連結位置が第1軸部材25に近い程、好ましい。すなわち、上記第1距離が小さい程、好ましい。
よって、上記のように、軽量化を図ると共により適切に昇降機能を発揮させるという観点から、例えば突出部23aの長手方向長さ(第1長さ)が、上側階段部21の長手方向長さ(第2長さ)以下であることが好ましい。
この突出部23aの好ましい長手方向長さに対応して、上記第1距離が上記第2長さ以下であることが好ましい。換言すれば、上記連結位置が第1軸部材25から離れる程度の上限としては、上記第2長さが好ましい。
一方、上記テコの原理を発揮させるためには、少なくとも上記連結位置が第1軸部材25から離れている必要がある。また、上記の通り、上記連結位置が第1軸部材25から離れる程、すなわち、上記第1距離が大きい程、テコの原理が働き易いため、好ましい。このようにテコの原理を発揮させるという観点から、例えば上記第1距離は、0mm超であり、上記第2距離と同じであることが好ましく、上記第2距離よりも大きいことがより好ましい。なお、下側階段部23の重心位置は、当該建設機械100の仕様等に応じて適宜設定され得る。
レバー部材43の形状は、特に限定されず、適宜設定される。例えばレバー部材43は、中央部43cで2つに折れ曲がった形状(例えばV字状)に設定される。レバー部材43の折れ曲がった一方は、掴むことができる把持部43aを構成する。レバー部材43の折れ曲がった他方は、第1連結部材41と連結され、この第1連結部材41に力を作用させる作用部43bを構成する。中央部43cは、上部旋回体3の床部11に設けられた支持部材47に例えば第2軸部材45等によって回転可能に支持される。
これにより、作業者が把持部43aを掴んでレバー部材43aを回転させると、作用部43bが中央部43c(第2軸部材45)の周りを回転する。作用部43bには、第1連結部材41の上端部が回転可能に連結されるため、以下のように下側階段部23が回転する。
すなわち、図2及び図4に示すように下側階段部23が下降した状態から、作業者が把持部43aを掴んでレバー部材43を第1回転向き(図2の時計周り、図4の反時計回り)に回転させると、作用部43bも同方向に回転し、この作用部43bの回転に伴って第1連結部材41が下方に移動する。この第1連結部材41の下方への移動に伴って、下側階段部23がレバー部材43と同方向(図2の時計周り、図4の反時計回り)に回転する。この回転により、図5及び図6に示すように、下側階段部43が上昇した状態となる。
一方、このように下側階段部23が上昇した状態から、作業者が把持部43aを掴んでレバー部材43を上記第1回転向きとは反対の第2回転向き(図5の反時計周り、図6の時計周り)に回転させると、作用部43bも同方向に回転し、この作用部43bの回転に伴って第1連結部材41が上方に移動する。この第1連結部材41の上方への移動に伴って、下側階段部23がレバー部材43と同方向(図5の反時計周り、図6の時計周り)に回転する。この回転により、図2及び図4に示すように、下側階段部23が下降した状態となる。
図示は省略するが、支持部材47は、レバー部材43aの回転を規制する規制部を有してもよい。この規制部は、例えば下側階段部23が上昇した状態でレバー部材43の回転を規制し、かつ下側階段部23が下降した状態でレバー部材43の回転を規制するように構成される。この規制部としては、ピンやラッチといった従来公知の係合手段又は係合機構等が挙げられる。
[第2連結部材]
第2連結部材60は、その下端部が下側階段部23の下端側に回転可能に連結され、その上端部が上部旋回体3に回転可能に連結され、かつその中央部が折れ曲がり可能に形成される。具体的には、本実施形態では、下側階段部23の下端縁における幅方向両端部に2の第2連結部材60が配設される。第2連結部材60は、上部旋回体3と回転可能に連結される上側連結部60aと、下側階段部23bの下端部と回転可能に連結される下側連結部60bと、上側連結部60a及び下側連結部60bを回転可能に連結する第3軸部材60cとを有する。上側連結部60aと下側連結部60bとの連結部分が、第2連結部材60の中央部を構成する。
この第2連結部材60は、図2及び図4に示すように、階段部材20の下側階段部23が下降した状態で、上下方向に折れ曲がりが伸ばされている状態にある。この状態から、図5及び図6に示すように下側階段部23が上昇すると、この上昇に伴って第3軸部材60cを中心として第2連結部材60が折れ曲がり、上側連結部60aと下側連結部60bとが互いに近づくように回転する。これにより、第2連結部材60が折れ曲がった状態となる。一方、この状態から、図2及び図4に示すように、下側階段部23が下降すると、この下降に伴って第2連結部材60の折れ曲がりが伸ばされた状態となる。
このように、第2連結部材60は、下側階段部23の上昇に伴って折れ曲がり、下側階段部23の下降に伴って伸びることができる。この第2連結部材60が設けられることで、上部旋回体3が旋回する際に、階段部材20のガタツキ、振動等を低減することができる。加えて、下側階段部23が下降した状態で、作業者が第2連結部材60を手摺りとして利用することができるため、階段部材20に対してより安全に乗り降りすることができる。
第2連結部材60の形状は、特に限定されず、適宜設定され得る。例えば、第2連結部材60における長手方向の少なくとも一部の横断面の形状を円形状にすることができる。具体的には例えば、第2連結部材60の上側連結部60aの横断面の形状を円形状にすることができる。円形状には、楕円形状も含まれる。第2連結部材60は、筒状(中空)であってもよく、柱状(中実)であってもよい。
このように、第2連結部材60の上記横断面の形状が円形状であることで、作業者が第2連結部材60を手摺りとして使用する際に掴み易くなる。よって、作業者が階段部材20に対してより安全に乗り降りすることができる。
例えば、第2連結部材60が、長手方向における少なくとも一部の周面に樹脂を主成分とする被覆層(不図示)を有することができる。具体的には例えば、第2連結部材60が、上側連結部60aの少なくとも一部の周面に上記被覆層を有することができる。
このように、第2連結部材60が上記被覆層を有することで、作業者がこの被覆層を介して第2連結部材60を掴み易くなり、加えて掴む際に滑り難くなる。よって、作業者が階段部材20に対してより安全に乗り降りすることができる。
[階段部材の下側階段部を昇降する操作]
上述したように、例えば図2及び図4に示すように下側階段部23が下降した状態から、作業者が把持部43aを掴んでレバー部材43を第1回転向き(図2の時計周り、図4の反時計回り)に回転させると、作用部43bも同方向に回転し、この作用部43bの回転に伴って、第1連結部材41が下方に移動する。この第1連結部材41の下方への移動に伴って、下側階段部23がレバー部材43と同方向(図2の時計周り、図4の反時計回り)に回転する。この回転により、図5及び図6に示すように、下側階段部23が上昇した状態となる。加えて、この回転により、第2連結部材60が伸びた状態から折れ曲がった状態となる。
一方、このように下側階段部23が上昇した状態から、操縦者がレバー部材43aを掴んで上記第1回転向きとは反対の第2回転向き(図5の反時計周り、図6の時計周り)に回転させると、作用部43bも同方向に回転し、この作用部43bの回転に伴って、第1連結部材41が上方に移動する。この第1連結部材41の上方への移動に伴って、下側階段部23がレバー部材43と同方向(図5の反時計周り、図6の時計周り)に回転する。この回転により、下側階段部23が下降した状態となる。加えて、この回転により、図2及び図4に示すように、第2連結部材60が折れ曲がった状態から伸びた状態となる。
[利点]
当該建設機械100を用いることで、比較的小さい操作力で比較的安全に階段部材20を昇降することができる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では下側階段部23の突出部23aに第1連結部材41を連結する態様を示したが、その他、第1連結部材23の他の部分に第1連結部材41を連結させてもよい。
例えば上記実施形態では、第2連結部材60の下端部を下側階段部23の下端部に連結する場合について示すが、第2連結部材60の下端部を下側階段部23の下端側の他の部分に連結する態様を採用することができる。
例えば上記実施形態では、当該建設機械が第2連結部材を備える場合について説明したが、この第2連結部材を備えない態様も採用し得る。
本発明の建設機械を用いることで、比較的小さい操作力で比較的安全に階段部材を昇降することができる。従って、建設機械を用いて作業する際、その作業が容易かつ安全となる。
100 建設機械
1 下部走行体
2 支柱
3 上部旋回体
4 クレーンアタッチメント
11 床部
13 操縦者用キャビン
15 通路
15a 通路用フレーム
17 柵部
19 開口
20 階段部材
21 上側階段部
23 下側階段部
23a 突出部
25 第1軸部材
27 踏板
27a 最下端の踏板
31 固定用部材
33 第1手摺り部
35 第2手摺り部
37 紐部
40 昇降機構
41 第1連結部材
43 レバー部材
43a 把持部
43b 作用部
43c 中央部
45 第2軸部材
47 支持部材
60 第2連結部材
60a 上側連結部
60b 下側連結部
60c 第3軸部材
70 車体
80 クローラ

Claims (6)

  1. 車体及びこの車体に配設される一対のクローラを有する下部走行体と、
    上記車体から上方に配設される支柱と、
    上記支柱の上端部に旋回可能に取り付けられる上部旋回体と、
    複数段の踏板を有し、上記上部旋回体から斜め下方に配設される階段部材であって、上記上部旋回体に取り付けられる上側階段部、及びこの上側階段部に上下方向に回転可能に連結される下側階段部を有する階段部材と、
    上記下側階段部を昇降するように回転させる昇降機構と
    を備え、
    上記昇降機構が、上記下側階段部に回転可能に連結される第1連結部材と、この第1連結部材に回転可能に連結され、かつ上記上部旋回体に回転可能に取り付けられるレバー部材とを有し、
    上記レバー部材を手動で回転させることで上記第1連結部材を介して上記下側階段部を回転させるよう構成される建設機械。
  2. 上下方向に視て、上記階段部材が、上記一対のクローラ及び上記車体が占める領域内に位置するよう配設される請求項1に記載の建設機械。
  3. 上下方向に視て、上記階段部材が、上記上部旋回体が上記一対のクローラの長手方向を向いている状態で、上記階段部材の最下端の踏板が上記一対のクローラのいずれか一方が占める領域内に位置するよう配設される請求項1又は請求項2に記載の建設機械。
  4. 下端部が上記下側階段部における下端側に回転可能に連結され、上端部が上記上部旋回体に回転可能に連結され、かつ中央部が折れ曲がり可能に形成される第2連結部材をさらに備える請求項1、請求項2又は請求項3に記載の建設機械。
  5. 上記第2連結部材における長手方向の少なくとも一部の横断面の形状が円形状である請求項4に記載の建設機械。
  6. 上記第2連結部材が、長手方向における少なくとも一部の周面に樹脂を主成分とする被覆層を有する請求項4又は請求項5に記載の建設機械。

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