JP3261412B2 - 簡易クレーン - Google Patents

簡易クレーン

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JP3261412B2
JP3261412B2 JP09616494A JP9616494A JP3261412B2 JP 3261412 B2 JP3261412 B2 JP 3261412B2 JP 09616494 A JP09616494 A JP 09616494A JP 9616494 A JP9616494 A JP 9616494A JP 3261412 B2 JP3261412 B2 JP 3261412B2
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茂雄 大野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場でパネル等を
吊り上げる簡易クレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場でALC板等のパネルを壁材と
して建物躯体に取付けるには、例えば簡易クレーンを床
に設置し、その簡易クレーンでパネルを吊り上げて建物
躯体の取付位置まで運搬して取付けている。
【0003】このようなパネルを吊り上げる簡易クレー
ンとしては機体にクレーン支柱を旋回自在に設け、この
クレーン支柱に伸縮ブームを上下揺動自在に取付けたも
のが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる簡易クレーンは
機体に車輪を取付けて床に沿って走行できるようにして
あるが、上下の階の床に移動する時にはエレベータを利
用するか、階段を利用することになるが、エレベータが
無かったり、エレベータに乗せることが出来ない場合に
は作業者が手で持って階段を昇り、降りして運搬してい
る。しかしながら、簡易クレーンは重量物であるから作
業者が手で持って階段を昇り、降りして運搬することは
大変な重労働となる。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決するた
めに一般に市販されている階段を昇り降りできる履帯式
走行機を使用した簡易クレーンを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】機体1にクレーン支柱3
を取付け、このクレーン支柱3に伸縮ブーム4を起伏用
シリンダ8で上下揺動自在に取付け、前記クレーン支柱
3に一般に市販されている階段を昇り降りできる履帯式
走行機50を伸縮ブーム4と反対側に向けて取付けた簡
易クレーン。
【0007】
【作 用】履帯式走行機50を接地して走行すること
で階段でも自走して昇り、降りできるし、その履帯式走
行機50が伸縮ブーム4と反対側であるから、その履帯
式走行機50をクレーン作業時のカウンタウエイトとし
て利用できる。
【0008】
【実 施 例】図1と図2に示すように、機体1には旋
回機構2を介してクレーン支柱3が旋回自在に取付けら
れ、このクレーン支柱3には伸縮ブーム4に固着した左
右一対の縦板5がピン6によりほぼ180度上下揺動自
在に取付けてあり、そのクレーン支柱3の下部のブラケ
ット7に起伏用シリンダ8がピン9で枢着され、この起
伏用シリンダ8の可動部が前記左右一対の縦板5,5間
にピン10で連結されている。
【0009】前記伸縮ブーム4は固定ブーム11と、複
数の可動ブーム12と、伸縮用シリンダ13より成り、
その伸縮用シリンダ13を伸縮することで可動ブーム1
2が伸縮する。
【0010】前記クレーン支柱3の左右両側部には固定
筒体14に固着したブラケット15がピン16で上下回
動自在にそれぞれ連結され、この各固定筒体14に複数
の可動筒体17が伸縮自在に順次嵌挿されて伸縮筒体1
8を構成していると共に、その最先端の可動筒体17の
先端部は横材17aで連結され、その横材17aに支持
板19が取付けられ、固定筒体14のブラケット15と
最基端の可動筒体17に亘ってシリンダ20が連結され
て天井突張り機構21を構成し、前記伸縮ブーム4の固
定ブーム11に取付けた支持部材、例えば支持ローラ2
2に伸縮筒体18が接するようにしてある。前記可動筒
体17は事前に天井と横材17aとが若干のクリアラン
スがある程度の長さにセットされているので、シリンダ
20のストロークはそのクリアランスを若干越える程度
のストロークであれば良い。
【0011】このようであるから、図1の仮想線で示す
ように伸縮ブーム4を上下に揺動することで支持ローラ
22を介して伸縮筒体18が同時に上下に回動するの
で、天井突張り機構21を伸縮ブーム4を利用して起立
姿勢と下向き姿勢に上下揺動できる。
【0012】なお、天井突張り機構21で天井を突張る
には伸縮筒体18をほぼ水平姿勢として可動ブーム17
を伸ばしてピンで固定する。この作業は伸縮筒体18が
ほぼ水平姿勢であるから小さな力で容易にできる。この
状態で伸縮筒体18を起立姿勢としてロックピン等で固
定し、シリンダ20を伸ばして最基端の可動ブーム17
を伸ばして支持板19を天井に押しつける。
【0013】図3に示すように、前記機体1には4つの
伸縮脚30が90度間隔で左右方向と前後方向に向けて
それぞれ取付けられ、この各伸縮脚30の先端部に接地
沓31がそれぞれ取付けられてアウトリガ32をそれぞ
れ構成している。
【0014】前記伸縮脚30は図4に示すように、機体
1に固定した固定筒体33と、この固定筒体33に固着
した一対の縦板34,34間にピン35で上下回動自在
に連結した回転筒体36と、この回転筒体36と固定筒
体33に摺動自在に嵌挿した第1可動筒体37と、その
第1可動筒体37に順次嵌挿した第2可動筒体38、第
3可動筒体39より成り、その第3可動筒体39に接地
沓31を取付け、回転筒体36に前記ピン35が挿通す
る長手方向の長孔40を形成してある。
【0015】このようであるから、第1可動筒体37を
固定筒体33に嵌合した時には長孔40の一端部40a
がピン35に接近して回転筒体36が第1可動筒体37
に支持されて回転しないようになり、第1可動筒体37
を固定筒体33より引き抜くと長孔40の他端部40b
がピン35に接近すると共に、第1可動筒体37は可動
筒体36とともに縦板34に対して上下回動自在とな
り、その状態で第1可動筒体37を上方に回動して垂直
姿勢とすると回転筒体36も90度回転し、自重によっ
て長孔40をガイドとしてピン35に沿って下方に移動
して長孔40の一端部40aがピン35に接することで
第1可動筒体37を図2に示すように垂直姿勢に保持で
きる。
【0016】前記クレーン支柱3の伸縮ブーム4と反対
側には履帯式走行機50が取付けてあり、この履帯式走
行機50は図5と図6と図7と図8に示すように、左右
一対の縦材51,51を複数の横材52で連結した機枠
53を備え、この各縦材51にブラケット56を介して
取付けたフレーム57に駆動輪55と従動輪58をそれ
ぞれ取付け、その駆動輪55と従動輪58に亘って履帯
59をそれぞれ巻掛けてある。前記各縦材51の下部外
側面に固着したブラケット54に平坦地走行用の車輪6
0が取付けられ、この車輪60と駆動輪55は同一回転
中心となっている。なお、履帯59には帯条体59aに
突起59bが間隔を置いて多数設けられ、帯条体59a
が駆動輪55で回転駆動されると共に、車輪60は帯条
体59aの駆動輪55巻掛け部の外径よりも若干大径と
なり、突起59bは車輪60より突出している。
【0017】前記フレーム57には支持アーム61がピ
ン62で上下回動自在に支承され、この支持アーム61
には車輪63が取付けてあると共に、この支持アーム6
1と前記機体53に設けたブラケット64に亘って伸縮
ロッド65が連結してあり、この伸縮ロッド65は固定
ロッド66に可動ロット67を摺動自在に嵌挿してピン
68で固定できるようにしてあると共に、前記支持アー
ム61にはカウンターウエイト用アーム69がボルト又
はピン等により着脱自在に取付けられ、このカウンター
ウエイト用アーム69にカウンターウエイト70が取付
けてある。
【0018】前記クレーン支柱3の上下に取付けたブラ
ケット71,71に取付けフレーム72が連結してあ
り、この取付けフレーム72は左右一対の縦フレーム7
3,73を上下横フレーム74,75で連結して成り、
この上下横フレーム74,75に設けた左右一対のブラ
ケット76と前記ブラケット71に亘って横軸77が嵌
挿されて取付けフレーム72がクレーン3に連結されて
いる。
【0019】前記取付けフレーム72の上下横材74,
75には左右一対のローラ78がそれぞれ取付けられ、
この各ローラ78が機体53の縦材51に沿って上下動
自在に支承されて機枠53は取付けフレーム72に沿っ
て上下に移動できるようにしてあり、機体53の縦材5
1間に横架した横材80にモータ81が取付けられ、取
付フレーム72の上下横材74,75にナット部材82
が取付けられ、このナット部材82に螺合した送りネジ
杆83が前記モータ81の出力側に連結され、モータ8
1で送りネジ杆83を回転すると機枠53が取付フレー
ム72に対して上下に移動するようにしてある。
【0020】次に作動を説明する。クレーン作業時には
図1、図2、図3に示すように、履帯式走行機50の機
枠53を下降して履帯59を接地して機体1を上昇さ
せ、この状態で伸縮脚30を伸ばし、この後に機体53
を上昇して機体1を相対的に下降し接地沓31を床に接
地させる。これにより、機体1が図3に示すように4つ
の接地沓31で支持されるので安定化する。
【0021】前述の状態で起伏用シリンダ8を伸長して
図1の仮想線で示すaの状態からbの状態cの状態とし
て前述のように天井突張り機構21の伸縮筒体18を起
立姿勢とし、押え板19を天井に押しつける。これによ
り、前記4つの接地沓31とによって機体1を床と天井
によって支持する。なお、吊り荷の重さとクレーンの作
業状態によっては天井突張り機構21を使用しなくとも
良い。
【0022】この状態で起伏用シリンダ8と伸縮用シリ
ンダ13を伸縮して伸縮ブーム4を上下揺動及び伸縮し
てパネルを吊り上げて取付位置まで運搬して取付ける。
【0023】この作業時に履帯式走行機50がカウンタ
ウエイトの役目を果すから機体1の転倒を防止できる
が、必要に応じて図5と図6に示すように支持アーム6
1をほぼ水平姿勢に揺動することでカウンターウエイト
用アーム69が後方に突出するのでそのカウンターウエ
イト用アーム69に取付けてあるカウンターウエイト7
0によってさらに機体1の転倒を防止できる。
【0024】簡易クレーンを階段上を移動する時には図
9に示すように各伸縮脚30を前述のようにしてほぼ垂
直姿勢に回動して機体1の4隅にクレーン支柱3とほぼ
平行に保持すると共に、伸縮ブーム4を縮めて下向姿勢
に揺動して天井突張り機構21とともに伸縮ブーム4を
クレーン支柱3とほぼ平行とする。これによってクレー
ン支柱3、伸縮ブーム4、天井突張り機構21と伸縮脚
30がほぼ平行となってコンパクトとなる。
【0025】この状態でモータ81を駆動して履帯式走
行機50の機体53を取付けフレーム72に沿って下降
して履帯59を接地すると共に、機体53を斜めとし、
この状態で履帯59を駆動して走行移動する。これによ
って階段を自由に昇り・降りできる。
【0026】また、簡易クレーンを平坦地上を走行する
場合には、図10に示すように前述のようにして履帯5
9を接地することで平坦地走行用の車輪60を接地する
と共に、機体53を斜めとし、伸縮ロッド65を伸長し
て支持アーム61を下方に揺動して車輪63を接地し、
その車輪63と平坦地走行用の車輪60により走行す
る。この時、履帯59は突起59bが車輪60の接地面
から外れて接地しないように回転位置決めされている。
またカウンターウエイト70が邪魔になるのであればカ
ウンターウエイト用アーム69を外す。
【0027】次に他の実施例を説明する。図11と図1
2に示すように、機体1の履帯式走行機50側の一端面
1aにはブラケット90を介して一対の車輪91が回転
自在に設けてある。
【0028】このようにすることで、図13に示すよう
に車輪63を地面と離隔し、平坦地走行用の車輪60と
車輪91を接地して平坦地を走行できるから、機体53
の垂直に対する傾倒角度Q1 が図10に示す場合よりも
小さく、簡易クレーンの水平方向の大きさL1 が図10
に示す場合よりも小さくなるから、簡易クレーンを階段
のおどり場などの狭い場所で旋回でき、しかも簡易クレ
ーンの重心位置Gが車輪60と車輪91との中間位置と
なるから簡易クレーンを容易に旋回できる。
【0029】図14と図15に示すように、機体1のブ
ーム側となる他端面1bには一対のキャスタ輪92が上
下揺動自在にそれぞれ取付けてある。つまり、機体1の
他端面1bにはヒンジ93を介して横板94が上下揺動
自在に取付けられ、この横板94にキャスタ輪92が旋
回可能に取付けてあり、その横板94に縦板状の連結部
材95を上向きに固着し、機体1の他端面1b寄り上面
に固着した縦板状の受部材96に第1ピン孔97と第2
ピン孔98を前記ヒンジ93を中心とする円弧状位置に
おいて上下に位置をずらして形成し、前記連結部材95
を第1ピン孔97に嵌合するピン99で受部材96に連
結するとキャスタ輪92が機体1の下面1cより上方の
格納姿勢となり、第2ピン孔98に嵌合するピン99で
受部材96を連結するとキャスタ輪92が機体1の下面
1cより下方に突出した突出姿勢となるようにしてあ
る。
【0030】このようにすれば、図16に示すようにキ
ャスタ輪92と平坦地走行用の車輪60を接地すること
で簡易クレーンが垂直姿勢となるし、アウトリガの伸縮
脚30を仮想線で示すように水平姿勢としても接地沓3
1が路面より離れ、アウトリガの伸縮脚30を張り出し
た状態で簡易クレーンを走行して移動できる。したがっ
て、簡易クレーンを移動した時にアウトリガの位置(伸
縮脚30に設けた接地沓31の位置)が目視確認でき、
アウトリガ(接地沓31)を接地できない位置に簡易ク
レーンを移動することを未然に防止できるし、仮想線で
示すように伸縮ブーム4が水平であるから、その伸縮ブ
ーム4の先端位置を予測でき、所望の位置に走行して停
止できる。
【0031】つまり、図10や図13に示すように機体
53(簡易クレーン)を垂直に対して斜めの姿勢で移動
する場合にはアウトリガの伸縮脚30が水平に対して斜
めとなるから、下向きとなった伸縮脚30が走行面と干
渉するのでその伸縮脚30を格納して走行しなければな
らないし、他の伸縮脚30が斜めとなるからアウトリガ
の先端位置(接地沓31)の予測がむずかしく接地でき
ない位置に移動することがあり、しかも伸縮ブーム4も
水平に対して斜めとなるから伸縮ブーム4の先端位置の
予測がむずかしく所望の位置に正確に停止できないこと
がある。
【0032】次に前述のように簡易クレーンを垂直姿勢
とする動作を説明する。アウトリガを接地して機体1を
支持しているクレーン作業状態ではキャスタ輪92を格
納姿勢とする。この状態より図17に示すように機枠5
3とともに履帯式走行体50を下降して一方の接地沓3
1を支点として機体1を水平に対して斜めとし、図18
に示すようにキャスタ輪92を突出姿勢として機枠53
とともに履帯式走行体50を上昇して機体1を水平とし
て図16に示すようにキャスタ輪92と平坦地走行用の
車輪60で機体1を水平に支持する。この後アウトリガ
32を上方に回動して収納する。 このようになった状態
で先に説明したようにキャスタ輪92と車輪60で平地
走行を行い、狭い場所では車輪60と車輪91により旋
回走行を行うことができる。
【0033】図19に示すように、伸縮ブーム4におけ
る最先端可動ブーム12の先端面12aは垂直に対して
斜めとなり、かつその両側縦面12bには一対のアーム
120が垂直に対して斜めにそれぞれ固着され、その各
アーム120の先端部120aは最先端可動ブーム12
の上面12cよりも上方に突出し、かつピン121が横
架連結してあり、そのピン121にチェーン又はワイヤ
等の索条122が吊下げられ、その索条122の下端部
に吊りフック123が連結してある。
【0034】このようにすれば、吊りフック123で荷
物を吊下げた状態でその荷物を最先端の可動ブーム12
に対して移動できるから、その荷物の位置決めが容易と
なるし、吊りフック123を荷物に係止する作業が容易
となる。
【0035】次に簡易クレーンの操作装置について説明
する。図20に示すように、クレーン支柱3に制御機器
を内臓した制御箱100を取付け、この制御箱100の
コネクタ101には図21に示すように有線操作ボック
ス102のリード線103に設けた接続コネクタ104
と、受光器105のリード線106に設けた接続コネク
タ107がそれぞれ着脱自在となり、簡易クレーンを有
線式でも無線式でも操作できるようにしてある。
【0036】前記受光器105は、取付板108の裏面
に赤外線受光素子109を設けて送信器110よりの操
作信号を受信して制御箱100内の制御機器に送るよう
になり、その取付板108の裏面には磁石111が設け
られて図20の仮想線で示すように制御箱100、固定
ブーム11の左右両側面等に選択的に取付けでき、これ
によってオペレータは作業に適した位置から簡易クレー
ンを無線式に操作できる。
【0037】アウトリガ32は図22と図23に示すよ
うに構成しても良い。つまり、回転筒体36を固定筒体
33にヒンジ130で上下回転自在とし、第1可動筒体
37を回転筒体36と固定筒体33に挿入、引き出し自
在とし、回転筒体36の上面にロックピン131が上下
動自在で図示しないスプリングで下方に付勢して設けら
れ、前記第1可動筒体37の基端寄りには折り畳み用の
第1穴132と固定用の第2穴133が長手方向に間隔
を置いて形成してあり、ロックピン131を上方に移動
して第1・第2穴132,133より抜き出すことで第
1可動筒体37を回転筒体36に挿入したり、抜き出し
できるようにしてある。
【0038】このようにすることで、簡易クレーンを所
定位置に走行してアウトリガ32で支持する際に図23
に示すように床上に部材aがある場合には、第1可動筒
体37を床と部材aとの間の隙間より回転筒体36に挿
入することでアウトリガ32によって機体1を支持でき
る。つまり、第1可動筒体37を上下に回動するだけで
あると部材aが邪魔になって接地沓31を接地できない
から、アウトリガ32で機体1を支持できない。
【0039】前記ロックピン131を第1穴132に嵌
合すると第1可動筒体37の基端部が固定筒体33より
抜け出し、第1可動筒体37を回転筒体36とともに上
下に回転でき、ロックピン131を第2穴133に嵌合
すると第1可動筒体37の基端部が固定筒体33に嵌合
して支持されるから機体1を支持できる。
【0040】図22に示すように第1可動筒体37には
被係止杆134が設けられ、クレーン支柱3側には被係
止部134が係脱自在なる係止部材135が設けてあ
り、これによって第1可動筒体37を上方に回転してほ
ぼ垂直な格納姿勢とすると被係止杆134が係止部材1
35に係止して第1可動筒体37を格納姿勢に保持でき
る。
【0041】
【発明の効果】履帯式走行機50を接地して走行するこ
とで階段でも自走して昇り、降りできるし、その履帯式
走行機50が伸縮ブーム4と反対側であるから、その履
帯式走行機50をクレーン作業時のカウンタウエイトと
して利用できる。また、階段のおどり場等狭い場所にお
いては車輪60と車輪91により旋回走行させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】アウトリガ取付状態を示す平面図である。
【図4】伸縮脚の分解斜視図である。
【図5】履帯式走行機の正面図である。
【図6】履帯式走行機の機体取付部の右側面図である。
【図7】図5のA−A断面図である。
【図8】図5のB−B断面図である。
【図9】階段走行状態の正面図である。
【図10】平坦地走行状態の正面図である。
【図11】平坦地走行用の車輪を取付けた実施例の平面
図である。
【図12】その車輪取付部の正面図である。
【図13】平坦地走行状態の正面図である。
【図14】キャスタ輪を取付けた状態の実施例を示す平
面図である。
【図15】そのキャスタ輪取付部の正面図である。
【図16】平坦地走行状態の正面図である。
【図17】キャスタ輪の動作説明図である。
【図18】キャスタ輪の動作説明図である。
【図19】吊りフックの取付け状態を示す斜視図であ
る。
【図20】操作装置の説明用斜視図である。
【図21】その操作装置の詳細説明用の斜視図である。
【図22】アウトリガの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図23】分解した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1…機体、3…クレーン支柱、4…伸縮ブーム、8…起
伏用シリンダ、18…伸縮筒体、19…支持板、21…
天井突張り機構、22…支持ローラ、30…伸縮脚、3
1…接地沓、32…アウトリガ、50…履帯式走行機、
53…機枠、59…履帯、72…取付けフレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−71045(JP,A) 特開 昭63−222982(JP,A) 実開 昭58−87791(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/00 - 23/94

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1にクレーン支柱3を取付け、この
    クレーン支柱3に伸縮ブーム4を起伏用シリンダ8で上
    下揺動自在に取付け、前記クレーン支柱3に履帯式走行
    機50を伸縮ブーム4と反対側に向けて取付けたことを
    特徴とする簡易クレーン。
  2. 【請求項2】 前記履帯式走行機50に車輪60を取付
    けると共に、その履帯式走行機50をクレーン支柱3に
    沿って上下動自在とし、前記機体1における履帯式走行
    機50側の下部に平坦地走行用の車輪91を取付けた請
    求項1記載の簡易クレーン。
  3. 【請求項3】 前記機体1に履帯式走行機50と反対側
    の下部にキャスタ輪92を、機体1の下面より上方の格
    納姿勢と機体1の下面より下方の突出姿勢に亘って移動
    自在に取付けた請求項1又は2記載の簡易クレーン。
  4. 【請求項4】 前記履帯式走行機50を、クレーン支柱
    3に取付けた取付けフレーム72と、この取付けフレー
    ム72に昇降自在に取付けた機枠53と、この機枠53
    に回転自在に取付けた履帯59より構成した請求項1又
    は2又は3記載の簡易クレーン。
  5. 【請求項5】 前記機体1に、伸縮脚30に接地沓31
    を取付けた複数のアウトリガ32を取付けた請求項1又
    は2又は3又は4記載の簡易クレーン。
  6. 【請求項6】 前記機枠53にカウンターウエイト用ア
    ーム69を上向姿勢とほぼ水平姿勢に上下揺動自在に取
    付け、このカウンターウエイト用アーム69の先端部に
    カウンターウエイト70を取付けた請求項4記載の簡易
    クレーン。
  7. 【請求項7】 機体1に伸縮脚30を水平姿勢とクレー
    ン支柱3とほぼ平行な垂直姿勢に亘って上下回動自在に
    取付けた請求項5記載の簡易クレーン。
  8. 【請求項8】 前記クレーン支柱3に伸縮筒体18を上
    下回動自在に連結し、その伸縮筒体18の先端部に支持
    板19を取付けて天井突張り機構21とし、この伸縮筒
    体18を前記伸縮ブーム4に設けた支持部材上に接する
    構成とした請求項1又は2又は3又は4又5又は6又は
    7記載の簡易クレーン。
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