JP3214681B2 - 簡易移動式クレーン - Google Patents

簡易移動式クレーン

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JP3214681B2
JP3214681B2 JP31481693A JP31481693A JP3214681B2 JP 3214681 B2 JP3214681 B2 JP 3214681B2 JP 31481693 A JP31481693 A JP 31481693A JP 31481693 A JP31481693 A JP 31481693A JP 3214681 B2 JP3214681 B2 JP 3214681B2
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mobile crane
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豊彦 養安
大介 井口
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場で外部柱裏面
にパネルを取付ける作業等に用いる簡易移動式クレーン
に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場で外部柱裏面にパネルを取付け
る作業に用いる簡易移動式クレーンとしては、例えば実
開昭63−104390号公報に示すように、台車にク
レーンブームを伸縮自在に設け、台車に設けたホイスト
に巻掛けたワイヤをクレーンブームより垂れ下げると共
に、台車に反力支柱を取付け、そのクレーンブームを伸
ばして建物床より外部に突出して建物外部にパネルを吊
り下げると共に、反力支柱を天井の突部に押しつけて台
車が倒れないように支持するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる簡易移動式クレ
ーンであれば前述のように建物外部にパネルを吊り下げ
て揚重できるから、外部柱裏面にパネルを取付ける作業
に用いることができる。しかしながら、前述の簡易移動
式クレーンは台車の転倒を反力支柱を天井の突部に押し
つけて防止しているので、天井あるいは突部のない天井
の場合には台車の転倒を防止できずに汎用性が悪いもの
となる。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした簡易移動式クレーンを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】台車4に昇降機構8を取
付け、この昇降機構8の可動体7にアーム13を前方に
向けて取付け、このアーム13の先端寄りにアウトリガ
20を取付け、前記アーム13の先端部に揚重機構30
をアウトリガ20より前方に突出して取付けた簡易移動
式クレーン。
【0006】
【作 用】台車4よりも揚重機構30が前方に突出し
ているし、その揚重機構30と台車4との中間にアウト
リガ20が位置しているから、アウトリガ20を床等に
接地することでそのアウトリガ20を境として揚重機構
30の重量と吊り荷重による前回りモーメントを台車4
側の重量によって支持でき、天井がなくとも、凸部のな
い天井であっても揚重機構30を床より外部に突出して
クレーン作業できるし、その時の転倒を防止できて汎用
性が優れたものとなる。また、アーム13を上下動する
ことでアウトリガ20を接地したり、浮かしたりできる
から、台車4の移動が容易となるし、アウトリガ20を
上下動する機構を設けなくとも良く構造が簡単となる。
【0007】
【実 施 例】図1と図2に示すように、車体1に駆動
輪2、キャスタ輪3が取付けられて台車4を構成し、そ
の車体1に動力機器5とマスト6が取付けてあり、この
マスト6に沿って昇降体7が図示しないリフトシリン
ダ、チェーン等を介して昇降自在に取付けられて昇降機
構8を構成し、この昇降体7には可動体9が横移動用シ
リンダ10によって左右方向に移動自在に設けてあり、
その可動体9に固定アーム11が前方に向けて水平に取
付けられて、その固定アーム11に可動アーム12が摺
動自在に嵌合して伸縮式のアーム13を構成している。
【0008】前記可動アーム12の先端部にはブラケッ
ト14が取付けられ、このブラケット14と固定アーム
11とに亘って伸縮用シリンダ15が連結してあり、前
記ブラケット14に上部横材16、下部横材17を介し
て縦材18が取付けられて取付体19を構成している。
【0009】前記取付体19の下部横材17にはアウト
リガ20が取付けてあり、このアウトリガ20は縦材2
1と横材22と一対の接地沓23,23を備え、その接
地沓23は横材22にハンドル24を回転することで上
下動するように取付けてある。例えば接地沓23に回転
自在に支承したネジ杆25を横材22のナットに螺合
し、そのネジ杆25にハンドル24が取付けてある。
【0010】前記取付体19の縦材18には揚重機構3
0が取付けてあり、この揚重機構30は縦材18のブラ
ケット31に横行レール32を縦軸33で左右揺動自在
に取付け、この横行レール32に電動式のウインチより
成る吊り上げ機34が移動自在に設けてあり、前記横行
レール32の先端部と縦材18のブラケット35に亘っ
て支持部材36がと取付けてある。なお、吊り上げ機は
チェーンブロックでも良い。
【0011】次に作動を説明する。図3と図4に示すよ
うに、床Aの外部寄りに接地沓23を接地して揚重機構
30を床Aよりも外部に突出する。吊り上げ機34のワ
イヤ37を繰り出して下の階の床A上のパネルBに連結
し、そのワイヤ37を巻き取ってパネルBを床Aの外部
で吊り下げ、横ガイドレール32を旋回して図4に示す
ようにパネルBを外部柱Cの裏面Dまで移動して取付け
る。
【0012】図5は第2実施例を示し、アウトリガ20
をシリンダ26で接地沓23を上下動自在としてあり、
このようにすれば工場用の簡易移動式クレーンとして利
用できる。
【0013】
【発明の効果】台車4よりも揚重機構30が前方に突出
しているし、その揚重機構30と台車4との中間にアウ
トリガ20が位置しているから、アウトリガ20を床等
に接地することでそのアウトリガ20を境として揚重機
構30の重量と吊り荷重による前回りモーメントを台車
4側の重量によって支持でき、天井がなくとも、凸部の
ない天井であっても揚重機構30を床より外部に突出し
てクレーン作業できるし、その時の転倒を防止できて汎
用性が優れたものとなる。また、アーム13を上下動す
ることでアウトリガ20を接地したり、浮かしたりでき
るから、台車4の移動が容易となるし、アウトリガ20
を上下動する機構を設けなくとも良く構造が簡単とな
る。また、旋回する横行レール32に吊り上げ機34を
移動自在に設けて揚重機構30とすることで、床の外部
に吊り下げたパネルを横行レール32に沿って移動する
と共に、横行レール32を旋回することによってパネル
を床側に移動でき、外部柱の裏面にパネルを取付ける作
業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】動作説明正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】第2実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
4…台車、8…昇降機構、7…昇降体、13…ブーム、
20…アウトリガ、23…接地沓、30…揚重機構、3
2…横行レール、34…吊り上げ機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−223786(JP,A) 特開 平5−179813(JP,A) 実開 昭63−104390(JP,U) 実開 昭58−147989(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/00 - 23/94

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車4に昇降機構8を取付け、この昇降
    機構8の可動体7にアーム13を前方に向けて取付け、
    このアーム13の先端寄りにアウトリガ20を取付け、
    前記アーム13の先端部に揚重機構30をアウトリガ2
    0より前方に突出して取付けたことを特徴とする簡易移
    動式クレーン。
  2. 【請求項2】 前記揚重機構30を、アーム13の先端
    部に取付けた横行レール32に吊り上げ機34を移動自
    在に設けたものとした請求項1記載の簡易移動式クレー
    ン。
  3. 【請求項3】 前記横行レール32を水平方向に揺動自
    在とした請求項2記載の簡易移動式クレーン。
JP31481693A 1993-12-15 1993-12-15 簡易移動式クレーン Expired - Fee Related JP3214681B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5037456B2 (ja) * 2008-08-27 2012-09-26 鹿島建設株式会社 鉄道桁移動設置装置、鉄道桁移動設置方法および鉄道桁撤去方法

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