JPH0341951Y2 - - Google Patents

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JPH0341951Y2
JPH0341951Y2 JP1985099074U JP9907485U JPH0341951Y2 JP H0341951 Y2 JPH0341951 Y2 JP H0341951Y2 JP 1985099074 U JP1985099074 U JP 1985099074U JP 9907485 U JP9907485 U JP 9907485U JP H0341951 Y2 JPH0341951 Y2 JP H0341951Y2
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ladder
rope
movable
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movable ladder
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大型建設機械に装備され、運転者や
作業者等が昇降する伸縮梯子に関する。
(従来の技術とその問題点) 大型の建設機械は、運転室等を有する上部旋回
体の高さが2m以上にも達するものもあるので、
運転者や作業員が上部旋回体や運転室に昇降する
ために梯子が設けられる。この梯子は上部旋回体
に取付けられるが、長尺の梯子は走行時や作業時
において、地上の岩石や構造物等に衝突させて破
損させるおそれがあり、かつ旋回動作の邪魔にな
ることがあるので、梯子を伸縮式に構成して不使
用時には梯子の伸縮部分を引上げておく構造が採
用される。このような建設機械用伸縮梯子とし
て、実開昭60−4649号に記載のように、バランス
ウエイトを梯子の昇降手段に用いたものがある。
しかし、このバランスウエイトを用いたものは、
これを昇降させるためのバランスウエイト走行部
を梯子昇降用の梯子フレームに設けなければなら
ないので、梯子フレームが大型の重量物にならざ
るをえないという問題点がある。また、実開昭58
−163000号に記載のように、固定梯子に沿つて昇
降自在に装着した可動梯子に、ねじりコイルばね
を巻いて回転力を付与したドラムを取付け、該ド
ラムにロープを巻き、そのロープを固定梯子の上
部に接続することにより、可動梯子に上昇力を与
えて可動梯子の押し上げが容易に行なえるように
したものがある。しかし、この従来構成によれ
ば、重量のあるねじりコイルばね使用のロープ巻
取機を可動梯子に取付けなければならないから、
梯子を剛性の大きな重量物とせざるを得ないとい
う前記と同様の問題点がある。また、ねじりコイ
ルばねを用いたものにおいては、可動梯子が最下
位置にあるときがねじりコイルばねのばね力が最
大に作用し、最上位置にあるときがばね力が最小
となるので、可動梯子を引き下げる力が均一でな
く、可動梯子が下方にあるときには、かなり大き
な力で引き下げる必要があるという問題点があ
る。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、軽量部材により安価に構成でき、かつ可動梯
子の位置に拘らず、小さくかつ均一な引き下げ力
で引き下げられる建設機械用伸縮梯子を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、建設機械の上部旋回体に固設した梯
子フレームに沿つて昇降自在に可動梯子を装着
し、該可動梯子の昇降手段として、該可動梯子に
接続されるロープを有するぜんまい内蔵のロープ
巻取機を備えると共に、該ロープ巻取機は、ロー
プが小径側から繰出されるロープ巻溝付円錐形ド
ラムを有するものでなり、該ロープ巻取機を前記
上部旋回体に取付け、前記ロープを前記梯子フレ
ームの上部に取付けたシーブに掛け回して前記可
動梯子に接続したことを特徴とするもので、前記
バランスウエイト走行部や巻上力付与用ドラムを
梯子に設ける必要がないので、軽量部材により梯
子を構成することができる。また、巻上力を付与
するドラムがロープ巻溝付円錐形ドラムでなるた
め、ぜんまいによる巻上力が大きな可動梯子の下
がつた状態においては、ドラムの大径部からロー
プが繰出されるから、巻上力が弱くなり、昇降の
全範囲について、均一な巻上力が得られる。
(実施例) 第5図は本考案による梯子を備えた大型建設機
械の一例を示し、上部旋回体1には運転室2を有
し、また、運転室2への通路3が設けてあり、本
例では通路3の後部となる位置に本考案による梯
子4が設けられている。
第1図は梯子4を拡大して示し、5は梯子フレ
ームであり、該梯子フレーム5は、手摺り部材5
Dを取付けた左右のフレーム5A,5Bと上フレ
ーム5Cとからなる門形をなし、左右のフレーム
5A,5Bの背面の下部および中間部にボルト穴
47aを有する取付け金具47を固着し、上部旋
回体1を構成する車体フレーム6に該各金具47
およびボルト7によつて固定することにより取付
けてある。8は可動梯子であり、該可動梯子8は
手摺り部材8Eを取付けた左右のフレーム8A,
8B間に複数本の足掛け部材8Cを一体に架設し
てなり、フレーム8A,8Bの最下部には円形ロ
ツド8Dを架設し、該円形ロツド8Dには、左右
のロープ9A,9Bに足掛け部材9Cを架設して
なる下部梯子9が垂下されている。
前記可動梯子8の左右フレーム8A,8Bの上
部の外面側には、第1図および第4図に示すよう
にガイドローラ10が上下に間隔を有して2個ず
つ取付けてあり、これらのガイドローラ10は、
前記梯子フレーム5の左右のフレーム5A,5B
の相互の対向面に固定したガイドレール11(第
3図参照)に転動自在に装着され、これにより可
動梯子8が梯子フレーム5に沿つて昇降自在とな
つている。また、梯子フレームの左右のフレーム
5A,5Bの対向面には、ガイドレール11の上
限、下限近傍に位置する所に、可動梯子8の上端
に設けた係止片12に当接させる上限ストツパ1
3と下限ストツパ14とを固定し、可動梯子8の
昇降範囲を規制している。
15A,15Bは可動梯子8に引上げ方向に力
を加えて梯子4の不使用時には可動梯子8を引上
げておくスプリング内蔵のロープ巻取機であり、
車体フレーム6にボルト43によりロープ巻取機
15A,15Bの取付け金具44を固定し、該取
付け金具44に固定したピン45にハンガー16
を掛けることにより、前記上部旋回体1の車体フ
レーム6にロープ巻取機15A,15Bを取付
け、これらにより巻取られるロープ20を前記梯
子フレーム5の上部の上フレーム5Cに取付けた
シーブ46に掛け回わし、ロープ20の先端に取
付けたフツク28を前記可動梯子8の左右のハン
ガー21に掛けたものである。
ロープ巻取機15A,15Bは、第6図に示す
ように、前記ハンガー16および補助ハンガー1
8,19を有するケース31に軸22の一端を回
動可能に支承させ、軸22の他端には軸22の回
動角表示用円形目盛板23を嵌着し、該目盛板2
3を前記ケース31の開口面にボルト24により
固定したカバー25の円形開口部25aに回動自
在に嵌合し、軸22には軸受26を介して回転自
在に溝付きの円錐形ドラム27を取付け、該ドラ
ム27にロープ20を溝に沿つて巻付け、ロープ
20の一端部をドラム27の大径側端部にボルト
(図示せず)により固定し、ロープ20がドラム
27の小径側から繰出されるようにして該ロープ
20の垂下端には前記フツク28以外に緩衝用ゴ
ム29を取付け、前記ドラム27の大径側端部に
ぜんまいケース32をボルト33により固定し、
該ぜんまいケース32にはぜんまい30を収容す
ると共に該ぜんまい30の外周端を固定し、ぜん
まい30の内周端はブツシユ34を介して軸22
に結合している。軸22の一端にはウオームホイ
ール35を嵌着してケース31に装着したばね力
調整用ウオーム36と噛合させることにより、軸
22をある回動角の範囲にわたつて回動させるこ
とができ、かつ回動角が前記目盛板23に表示さ
れるように構成され、また、軸22をケース31
に固定するロツク機構(図示せず)が設けてあ
る。
第3図に符号37で示すものは可動梯子8のロ
ツク装置であり、これは概略次のように構成され
る。すなわち、上下の取付け金具38,39に上
下動可能に取付けられた操作ロツド40の上端ま
たは下端の把み部40a,40bを把んで下げる
(上げる)ことにより、リンク機構42を介して
ストツパピン41を可動梯子8のフレーム8Aに
向けて突出(退避)させ、該フレーム8Aに設け
たストツパ穴(図示せず)にストツパピン41を
挿入(離脱)させて可動梯子8を梯子フレーム5
に固定(可動)とするロツク装置であつて、走
行、作業時における可動梯子8をロツクしておく
ことにより、可動梯子8が上下にガタつくことを
防ぐものである。
この梯子4は、運転者等が上部旋回体1上に乗
る時にはロツク装置37による可動梯子8のロツ
クを解き、下部梯子9あるいは可動梯子8の足掛
け部材9Cまたは8Cを持つて係止片12が下限
ストツパ14に当接するまで第2図に示すように
引き降ろす。ここで、ロープ巻取機15A,15
Bは、ロープ20が繰出されるに伴なつて、すな
わちぜんまい30のばね力が強くなるに従つてロ
ープ20がドラム27の小径側溝から大径側溝へ
と移動するように構成されているので、可動梯子
8を梯子フレーム5の上部から下部へと降ろす全
範囲にわたつて等しい力で引き降ろすことができ
る。可動梯子8を降ろして運転者等が可動梯子8
を介して通路3に上がつた後、可動梯子8を手か
ら離すと、可動梯子8はぜんまい30の力により
引き上げられ、係止片12が上限ストツパ13に
当接することによつて止まる。可動梯子8を引き
上げた状態でロツク装置37の操作ロツド40を
引き上げてストツパピン41を可動梯子8のフレ
ーム8Aのストツパ穴に挿入することにより、可
動梯子8が梯子フレーム5に固定される。
ロープ巻取機15A,15Bのぜんまい30の
ばね力を調整する場合は、軸22のロツクを外し
てウオーム36を回し、ケース31に対して軸2
2を回すことにより調整する。なお、従来のバラ
ンスウエイトを昇降手段として用いたものは、バ
ランスウエイトを梯子フレームから外してバラン
スウエイトの着脱を行なわなければならないが、
上記例のようなばね力の調整手段を有することに
より、可動梯子8の引き上げ力の調整を容易に行
なうことができる。
また、梯子フレーム5の上フレーム5Cに重量
のあるロープ巻取機15A,15Bを取付ける必
要がなく、上フレーム5Cをさらに軽量小型の部
材で構成することができ、また、ロープ巻取機1
5A,15Bの重量を梯子フレーム5によつて支
持する必要がないので、左右のフレーム5A,5
Bの剛性も小さくてすみ、梯子フレーム5をより
小型軽量化できる。
また、本考案を実施する場合、ロープ巻取機を
1台備えて可動梯子8の昇降機構を構成すること
もできるが、上記の各実施例に示したように、ロ
ープ巻取機を左右2台備えることにより、梯子フ
レーム5の左右フレーム5A,5B間に昇降者が
通る空間を容易に確保することができると共に、
ロープ巻取機15A,15Bに小型のものを用い
ることができるという利点がある。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案の建設機械用伸縮梯
子は、該可動梯子の昇降手段として、該可動梯子
に接続されるロープを有するスプリング内蔵のロ
ープ巻取機を備えたので、梯子フレームが小型軽
量化され、安価に製作できる。また、巻上力を付
与するドラムがロープ巻溝付円錐形ドラムでなる
ため、ぜんまいによる巻上力が大きな可動梯子の
下がつた状態においては、ドラムの大径部からロ
ープが繰出されるから、巻上力が弱くなり、昇降
の全範囲について、均一な巻上力が得られる。そ
の結果、可動梯子を引き下ろす際、均一な力で容
易に引き下ろすことができ、また、押し上げの際
にも巻上力が上部でとだえることなく、均一に作
用し、昇降操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の伸縮梯子の一実施例を取付
け状態にて示す側面図、同BはAの正面図、同C
はAの梯子フレームの一部背面図、第2図は該実
施例を梯子伸長状態にて示す正面図、第3図は該
実施例の梯子フレームを内面側から見た図、第4
図は第1図BのE−E拡大断面図、第5図は本考
案を適用した建設機械の側面図、第6図は本発明
において用いるロープ巻取機の一例を示す断面図
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建設機械の上部旋回体に固設した梯子フレーム
    に沿つて昇降自在に可動梯子を装着し、該可動梯
    子の昇降手段として、該可動梯子に接続されるロ
    ープを有するぜんまい内蔵のロープ巻取機を備え
    ると共に、該ロープ巻取機は、ロープが小径側か
    ら繰出されるロープ巻溝付円錐形ドラムを有する
    ものでなり、該ロープ巻取機を前記上部旋回体に
    取付け、前記ロープを前記梯子フレームの上部に
    取付けたシーブに掛け回して前記可動梯子に接続
    したことを特徴とする建設機械用伸縮梯子。
JP1985099074U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0341951Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985099074U JPH0341951Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JP1985099074U JPH0341951Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JPS628137U JPS628137U (ja) 1987-01-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604649B2 (ja) * 1981-05-25 1985-02-05 昭和電線電纜株式会社 ケ−ブル接続部における接地線引出部の防水処理方法

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