JP6000054B2 - 乗客コンベアの自動監視装置、および乗客コンベアの自動監視方法 - Google Patents

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本発明は、レーザ光を走査させて2次元距離データを測定する測域センサを用いることにより、ステップのクリートおよびクシ板のクシの損傷の有無を自動監視する乗客コンベアの自動監視装置、および乗客コンベアの自動監視方法に関するものである。
従来の乗客コンベアにおけるクリートおよびクシの損傷の監視方法としては、作業者が現場での定期点検時に、目視で損傷の有無を確認するのが一般的であった。このため、定期点検時にしか損傷状態を発見できず、また、点検作業に時間を必要とし、さらには、見落としによる点検漏れが発生するといった課題があった。
これらの課題を解決するための従来の乗客コンベアの自動監視装置としては、乗客コンベアにカメラを設置して撮影した映像を画像認識することにより、クリートおよびクシの損傷の有無を自動監視する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−27790号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1の乗客コンベアの自動監視装置は、監視対象であるクリートおよびクシの損傷を自動判定するために、カメラで撮影した画像を用いている。このため、周囲が暗くて光量が十分でない場合には、撮影した画像の輪郭がぼやけてしまい、検出の精度が低下するという課題があった。
また、クシが汚れてステップと同じような色となってしまった場合には、撮影した画像において、クシとステップの境界が曖昧になり、クシが損傷していると誤検出する可能性があった。
また、クシまたはステップの一部、特に上部のみが損傷して、上方から撮影した画像で変化がない場合には、損傷の有無が検出できないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ステップおよびクシの損傷の有無を、従来よりも高精度に検出できる乗客コンベアの自動監視装置、および乗客コンベアの自動監視方法を得ることを目的とする。
本発明に係る乗客コンベアの自動監視装置は、乗客コンベアのステップに設けられたクリート、および乗降部のクシ板に設けられたクシの損傷の有無を検出する乗客コンベアの自動監視装置であって、クリートがクシの間を通過する領域を監視するようにレーザ光を走査させることで、クリートおよびクシまでの2次元距離データを測定する測域センサと、2次元距離データから作成した監視時における形状イメージと、クリートおよびクシに損傷がない状態で予め作成した基準形状イメージとを比較解析することによりクリートおよびクシの損傷の有無を判断する制御演算部とを備えるものである。
また、本発明に係る乗客コンベアの自動監視方法は、乗客コンベアのステップに設けられたクリート、および乗降部のクシ板に設けられたクシの損傷の有無を検出するために、クリートがクシの間を通過する領域を監視するようにレーザ光を走査させることで、クリートおよびクシまでの2次元距離データを測定する測域センサと、2次元距離データから作成した監視時における形状イメージと、クリートおよびクシに損傷がない状態で予め作成した基準形状イメージとを比較解析することによりクリートおよびクシの損傷の有無を判断する制御演算部とを備えた乗客コンベアの自動監視装置で用いられる乗客コンベアの自動監視方法であって、制御演算部において、予め作成した基準形状イメージを記憶しておくステップと、監視時に測域センサが測定した2次元距離データから形状イメージを作成するステップと、基準形状イメージと監視時に作成した形状イメージとを比較解析することによりクリートおよびクシの損傷の有無を判断するステップとを備えるものである。
本発明によれば、クリートがクシの間を通過する領域を監視するようにレーザ光を走査させることで、クリートおよびクシまでの2次元距離データを測定する測域センサを設置している。さらに、2次元距離データから作成した監視時における形状イメージと、クリートおよびクシに損傷がない状態で予め作成した基準形状イメージとを比較解析することによりクリートおよびクシの損傷の有無を判断している。この結果、ステップおよびクシの損傷の有無を従来よりも高精度に検出できる乗客コンベアの自動監視装置、および乗客コンベアの自動監視方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における、乗客コンベアの機構部の構成を含む乗客コンベアの自動監視装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における、クリートおよびクシの監視時の例示図である。 本発明の実施の形態1における、ステップ境界部の監視時の例示図である。 本発明の実施の形態1における、クリートまたはクシが損傷した場合の形状イメージの例示図である。 本発明の実施の形態1における、クリートおよびクシの損傷を検出する一連処理を示したフローチャートである。
以下、本発明における、乗客コンベアの自動監視装置、および乗客コンベアの自動監視方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における、乗客コンベアの機構部の構成を含む乗客コンベアの自動監視装置の構成図である。図1に示す、乗客コンベアの自動監視装置は、測域センサ1、および制御演算部2を備えて構成される。
また、図1に示す、乗客コンベアの機構部は、ステップ3、クシ板4、およびハンドレール5を備えて構成される。ここで、ステップ3は、複数のクリート31を有している。また、乗客コンベアの乗降部に設けられているクシ板4は、複数のクシ41を有している。
図1に示すステップ3は、乗客を上階または下階に運ぶための踏台である。ステップ3は、乗り口のクシ板4の下から現れ、斜め上方または斜め下方に移動し、降り口のクシ板4の下から乗客コンベアの内部に入り込む。その後、ステップ3は、乗客コンベアの帰路を通り、再び乗り口のクシ板4の下から現れる。
ステップ3の表面およびクシ板4の端部には、図1に示すような細かい溝が存在する。これらは、それぞれクリート31、クシ41と呼ばれる。クリート31およびクシ41は、ステップ3がクシ板4の下に入り込む降り口において、モノの巻き込みを防ぐためのものであり、クリート31がクシ41の間を通過する構造となっている。
また、測域センサ1は、クリート31およびクシ41を監視するためのものである。測域センサ1は、クリート31がクシ41の間を通過する場所であるクシ板4の端部を上方から監視できる場所、例えば、図1に示すような、ハンドレール5付近に設置される。
測域センサ1は、光センサを応用した測定器である。測域センサ1は、レーザ光11の反射波を利用して測定対象物までの距離を測定することができる。さらに、測域センサ1から出力されるレーザ光11を、図1に示す検知エリア12内で走査させることにより、ステップ3の全幅にわたるクリート31およびクシ41の形状を、2次元距離データとして得ることができる。
また、制御演算部2は、測域センサ1を走査制御するとともに、測域センサ1が出力する2次元距離データを処理することで、クリート31およびクシ41の形状に対応する形状イメージ13(図2参照)を作成する。
さらに、制御演算部2は、この形状イメージ13を解析することで、クリート31およびクシ41の損傷の有無を検出して監視室に異常を通知する。
このように、本実施の形態1における乗客コンベアの自動監視装置は、従来技術と異なり、測域センサ1を用いた距離データに基づいて、損傷の有無を判断している点を技術的特徴としている。このように距離データに基づく2次元的な形状イメージ13を解析することで、クリート31およびクシ41の損傷を、より高精度に検出できるようになる。
次に、制御演算部2が作成する形状イメージ13について具体的に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における、クリート31およびクシ41の監視時の例示図である。より具体的には、図2(a)は、クリート31およびクシ41の監視時の斜視図であり、また、図2(b)は、図2(a)の状態を測域センサ1で測定して、制御演算部2が処理することによって得られる形状イメージ13(1)を示している。
図2において、クリート31およびクシ41に損傷がない場合には、図2(b)に示すような、クリート31とクシ41の形状を重ね合わせた正常時の形状イメージ13(1)が得られる。
なお、正常時の形状イメージ13は、図2(b)に示した形状イメージ13(1)以外にも、もう一つ存在する。これは、ステップ3と隣のステップ3の境界部(以下、ステップ境界部と略す)を測定した際に得られるものである。ステップ境界部には、クリート31が存在しないため、この場合の形状イメージ13には、クリート31の形状が現れない。
図3は、本発明の実施の形態1における、ステップ境界部の監視時の例示図である。より具体的には、図3(a)は、ステップ境界部の監視時の斜視図であり、また、図3(b)は、図3(a)の状態を測域センサ1で測定して、制御演算部2が処理することによって得られる形状イメージ13(2)を示している。
図3において、ステップ境界を測定した場合には、図3(b)に示すような、クリート31の形状が存在せず、クシ41の形状のみが存在する正常時の形状イメージ13(2)が得られる。
ここまでは、クリート31およびクシ41に損傷がない場合の形状イメージ13を説明した。ここからは、監視時において、クリート31およびクシ41に損傷がある場合に得られる形状イメージ13を説明する。
図4は、本発明の実施の形態1における、クリート31またはクシ41が損傷した場合の形状イメージ13の例示図である。図4(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、以下の内容を示している。
図4(a):クリート31のみが損傷した場合の形状イメージ13(3)
図4(b):クシ41のみが損傷した場合の形状イメージ13(4)
図4(c):クリート31とクシ41が両方損傷した場合の形状イメージ13(5)
図4(d):クリート31およびクシ41以外が損傷した場合の形状イメージ13(6)
なお、図4(a)〜(d)は、先の図2で示したような、ステップ境界部でない部分を測定した場合に得られる形状イメージ13である。このため、これらの形状イメージ13のクリート31およびクシ41の損傷は、図2の正常時の形状イメージ13(1)と比較することにより検出される。以下、図4(a)〜(d)のそれぞれの場合における、クリート31およびクシ41の損傷の検出方法を説明する。
まず、図4(a)の場合には、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13(3)と正常時の形状イメージ13(1)を比較する。この結果、形状イメージ13(3)の点線部のクリート31部に変化があることが分かる。したがって、制御演算部2は、クリート31が損傷していると判断することができる。
次に、図4(b)の場合には、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13(4)と、正常時の形状イメージ13(1)を比較する。この結果、形状イメージ13(4)の点線部のクシ41部に変化があることが分かる。したがって、制御演算部2は、クシ41が損傷していると判断することができる。
次に、図4(c)の場合には、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13(5)と、正常時の形状イメージ13(1)を比較する。この結果、形状イメージ13(5)の点線部のクリート31部とクシ41部の両方に変化があることが分かる。したがって、制御演算部2は、クリート31とクシ41の両方が損傷していると判断することができる。
最後に、図4(d)の場合には、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13(6)と、正常時の形状イメージ13(1)を比較する。この結果、形状イメージ13(6)の点線部のクリート31部とクシ41部の間(すなわち、クリート31およびクシ41以外の部分)に変化があることが分かる。したがって、制御演算部2は、クリート31とクシ41以外の個所で、損傷があるか、あるいは異物が存在していると判断することができる。
このように、予め用意した正常時の形状イメージ13(以下、基準形状イメージと呼ぶ)である形状イメージ13(1)と、監視時に測定して得られる形状イメージ(13(3)〜13(6)に相当)を比較解析することにより、クリート31とクシ41、さらには図4(d)に示すようなクリート31およびクシ41以外の個所での損傷の有無を検出することができる。
また、基準形状イメージ13として、形状イメージ13(1)だけでなく、さらに、形状イメージ13(2)を含めることで、ステップ境界部を測定した際にクリート31が損傷していると誤って判断することを防ぐことができる。
また、本実施の形態1で採用する測域センサ1は、自分自身で光を出してその反射光を検出するアクティブ型のセンサである。このため、周囲が暗くて光量が十分でない場合でも、撮影した画像の輪郭がぼやけて検出の精度が低下するということがなく、周りの明るさに左右されずに、より高精度に対象物の形状を得ることができるようになる。
さらに、本実施の形態1で採用する測域センサ1は、通常のカメラとは違い、色の違いではなく、形状の違いで測定対象物までの距離を測定する。このため、クシ41が汚れてステップ3と同じような色となった場合でも、クシ41とステップ3の境界が曖昧になり、クシ41が損傷していると誤検出するといったことがなく、より高精度にクシ41の損傷を検出できるようになる。
図5は、本発明の実施の形態1における、クリート31およびクシ41の損傷を検出する一連処理を示したフローチャートである。以下、この図5を用いて、クリート31およびクシ41の損傷の検出方法を具体的に説明する。
まず、ステップS1において、制御演算部2は、乗客コンベアが監視を開始する前に、予め作成した図2(b)の形状イメージ13(1)と図3(b)の形状イメージ13(2)を基準形状イメージ13として記憶しておく。
次に、ステップS2において、制御演算部2は、監視時において、測域センサ1を走査制御し、測域センサ1が測定した監視時におけるクリート31およびクシ41の2次元距離データを得る。
次に、ステップS3において、制御演算部2は、ステップS2で得られた2次元距離データを処理して、監視時における形状イメージ13を作成する。
次に、ステップS4において、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13と基準形状イメージ13(1)とをパターンマッチングにより比較する。そして、両者が一致した場合(所定値以上の一致度が得られた場合)には、制御演算部2は、クリート31およびクシ41に異常はないと判断する。
一方、ステップS4において、監視時の形状イメージ13と基準形状イメージ13(1)が一致しなかった場合(一致度が所定値未満である場合)には、制御演算部2は、ステップS5において、さらに形状イメージ13と基準形状イメージ13(2)とを比較する。そして、両者が一致した場合(所定値以上の一致度が得られた場合)には、制御演算部2は、ステップ境界部の正常な形状イメージ13が得られたため、クリート31およびクシ41に異常はないと判断する。
ステップS4またはステップS5のいずれかにおいて、クリート31およびクシ41に異常はないと判断した場合には、制御演算部2は、最初のステップS1に戻って、次の監視時刻における測定を繰り返す。
一方、ステップS4とステップS5のいずれにおいても、監視時の形状イメージ13と基準形状イメージ13とが一致しなかった場合には、制御演算部2は、クリート31またはクシ41に損傷があると判断する。そして、さらに、損傷個所の特定を行うために、ステップS6以降の処理を行う。
ステップS6において、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13と基準形状イメージ13(1)との不一致箇所を検出する。この結果、不一致個所がクリート31部に存在する場合(監視時に、図4(a)に示した形状イメージ13(3)が得られた場合に相当)には、制御演算部2は、クリート31が損傷したと判断し、クリート損傷フラグをセットした後にステップS7に進む。
また、ステップS7において、制御演算部2は、監視時の形状イメージ13と基準形状イメージ13(1)との不一致個所がクシ41部に存在する場合(監視時に、図4(b)に示した形状イメージ13(4)が得られた場合に相当)には、クシ41が損傷したと判断し、クシ損傷フラグをセットした後にステップS8に進む。
最後に、ステップS8において、制御演算部2は、クリート損傷フラグおよびクシ損傷フラグの情報に基づいてクリート31およびクシ41の損傷状態を判断し、判断結果を管理室に通知する。
より具体的には、クリート損傷フラグのみがセットされている場合には、制御演算部2は、図4(a)の形状イメージ13(3)のような、クリート31の部分のみが損傷したと判断する。一方、クシ損傷フラグのみがセットされている場合には、制御演算部2は、図4(b)の形状イメージ13(4)のような、クシ41の部分のみが損傷したと判断する。
また、クリート損傷フラグおよびクシ損傷フラグのいずれもがセットされている場合には、制御演算部2は、図4(c)の形状イメージ13(5)のような、クリート31とクシ41の両方の部分が損傷したと判断する。
さらに、クリート損傷フラグまたはクシ損傷フラグのいずれもセットされていない場合には、制御演算部2は、図4(d)の形状イメージ13(6)のような、クリート31とクシ41以外の部分が損傷した(あるいは異物等が存在する)と判断する。
このように、監視時における測定対象物(クリート31あるいはクシ41)までの距離の測定結果に基づいて一連処理を行うことで、制御演算部2は、クリート31またはクシ41の一部が損傷して上方から見て変化がない場合でも、従来よりも高精度にクリート31またはクシ41の損傷を検出できるようになる。
また、このように、図2(b)に示した形状イメージ13(1)だけでなく、図3(b)に示した形状イメージ13(2)も、基準形状イメージ13に含めることにより、クリート31が存在しないステップ境界部を測定した際にクリート31が損傷していると誤って判断することを防ぐことができる。
以上のように、実施の形態1によれば、クリートがクシの間を通過する領域を監視するようにレーザ光を走査させることで、クリートおよびクシまでの2次元距離データを測定する測域センサを設置している。さらに、2次元距離データから作成した監視時における形状イメージと、クリートおよびクシに損傷がない状態で予め作成した基準形状イメージとを比較解析することによりクリートおよびクシの損傷の有無を判断している。
この結果、周囲の光量の影響、あるいは測定対象物の汚れなどの影響を受けることなく、クリートおよびクシの損傷の有無を従来よりも高精度に検出できる乗客コンベアの自動監視装置、および乗客コンベアの自動監視方法を得ることができる。
なお、以上の説明では、測域センサ1はハンドレール5付近に設置されるとした。しかしながら、測域センサ1の設置場所は、クリート31およびクシ41を上方から監視できる場所であればどこでも構わない。例えば、クシ板4の上方の天井に設置しても同様の効果が得られる。
1 測域センサ、2 制御演算部、3 ステップ、4 クシ板、5 ハンドレール、11 レーザ光、12 検知エリア、13、13(1)〜13(6) 形状イメージ、31、31a、31b クリート、41、41a、41b クシ。

Claims (3)

  1. 乗客コンベアのステップに設けられたクリート、および乗降部のクシ板に設けられたクシの損傷の有無を検出する乗客コンベアの自動監視装置であって、
    前記クリートが前記クシの間を通過する領域を監視するようにレーザ光を走査させることで、前記クリートおよび前記クシまでの2次元距離データを測定する測域センサと、
    前記2次元距離データから作成した監視時における形状イメージと、前記クリートおよび前記クシに損傷がない状態で予め作成した基準形状イメージとを比較解析することにより前記クリートおよび前記クシの損傷の有無を判断する制御演算部と
    を備えたことを特徴とする乗客コンベアの自動監視装置。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアの自動監視装置において、
    前記制御演算部は、前記クリートが存在しない部分が、損傷がない状態での前記クシの間を通過した際の2次元距離データから予め作成した第2の基準形状イメージをさらに有し、監視時における前記形状イメージ前記第2の基準形状イメージとの比較結果が所定値以上の一致度を有する場合には、前記クリートおよび前記クシに損傷がないと判断する
    ことを特徴とする乗客コンベアの自動監視装置。
  3. 乗客コンベアのステップに設けられたクリート、および乗降部のクシ板に設けられたクシの損傷の有無を検出するために、
    前記クリートが前記クシの間を通過する領域を監視するようにレーザ光を走査させることで、前記クリートおよび前記クシまでの2次元距離データを測定する測域センサと、
    前記2次元距離データから作成した監視時における形状イメージと、前記クリートおよび前記クシに損傷がない状態で予め作成した基準形状イメージとを比較解析することにより前記クリートおよび前記クシの損傷の有無を判断する制御演算部と
    を備えた乗客コンベアの自動監視装置で用いられる乗客コンベアの自動監視方法であって、
    前記制御演算部において、
    予め作成した前記基準形状イメージを記憶しておくステップと、
    監視時に前記測域センサが測定した2次元距離データから前記形状イメージを作成するステップと、
    前記基準形状イメージと監視時に作成した前記形状イメージとを比較解析することにより前記クリートおよび前記クシの損傷の有無を判断するステップと
    を備えたことを特徴とする乗客コンベアの自動監視方法。
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