JP5999310B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品の製造方法に関し、詳しくは、集合基板から個基板を分割することにより電子部品を製造する方法に関する。
従来、電子部品を製造する方法として、集合基板上に構成要素を含む電気回路を複数形成した後、集合基板を分割して、少なくとも1つの電気回路を含む個基板を取り出すことが知られている。例えば図11の平面図に示すように、圧電基板1上に複数個の弾性表面波素子2を形成した後、個々の弾性表面波素子2に分割する(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平11−127051号公報 特開平3−293808号公報 特開2009−206183号公報
集合基板の状態のときに構成要素を検査して、不良の構成要素を含む個基板を後工程に流さないようにすると、不良品を使って製造を続けるという無駄を無くすことができる。集合基板の状態のときに検査するため、構成要素に接触すると、接触箇所の傷等から不良品が発生する可能性がある。
そこで、構成要素に接続された検査用パッドを集合基板に追加しておき、検査用パッドを介して構成要素を検査することが考えられる。集合基板から取り出す個基板の個数をできるだけ多くするため、検査用パッドは、集合基板を個基板に分割する分割線に重なるように形成することが好ましい。この場合、接触面積を確保する必要がある検査用パッドは、集合基板を分割線に沿って切断するときの切り代の両側にはみ出る。
検査用パッドが切り代の両側にはみ出ていると、集合基板の分割時に、検査用パッドが不規則に切断されてバリが発生したり、集合基板から剥離してめくれが発生したりする。検査用パッドのバリやめくれは、個基板の不良となる。
本発明は、かかる実情に鑑み、集合基板に検査用パッドを設けても不良個基板の発生を抑制することができる電子部品の製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した電子部品の製造方法を提供する。
電子部品の製造方法は、(i)構成要素を含む電気回路が複数形成された集合基板を準備する第1の工程と、(ii)前記集合基板を分割線に沿って分割することにより、少なくとも1つの前記電気回路を含む個基板を形成する第2の工程とを備える。前記第1の工程において準備する前記集合基板の主面に、前記構成要素と電気的に接続され、かつ、前記分割線と重なる位置に形成される検査用パッドが、導電材料を用いて複数形成されている。前記検査用パッドは、主要部と、該主要部に囲まれた隣接部とを含む。前記隣接部には、前記分割線と重なる位置に前記導電材料を含まない空白部、又は前記導電材料の厚みが前記主要部よりも薄い凹部が形成されている。少なくとも、前記第2の工程により分割された前記個基板に電極パッドと、相対的に面積が小さな検査用パッドの一部と、相対的に面積が大きな前記検査用パッドの一部と、が残っている。前記相対的に面積が小さなパッドの一部は、前記電極パッドと電気的に接続されている。前記相対的に面積が大きなパッドの一部は、前記電極パッドと電気的に絶縁して形成されている。
上記方法によれば、検査用パッドに空白部又は凹部が形成されているため、第2の工程において分割線に沿って検査用パッドが切断されるときに、検査用パッドのバリやめくれが発生しにくい。そのため、検査用パッドのバリやめくれによる不良品発生が抑制される。
検査用パッドは、主要部や隣接部が不規則なパターンであっても構わないが、規則的な形状であれば容易に形成できる。
好ましい第1の態様において、前記検査用パッドの前記主要部は、間隔を設けて互いに平行に配置された第1の要素と、間隔を設けて互いに平行に配置され前記第1の要素と交差(好ましくは直交)する第2の要素とを含む。前記検査用パッドの前記隣接部は、前記第1の要素と前記第2の要素とに囲まれた部分に形成される。
この場合、格子状の検査用パッドを容易に形成できる。
好ましい第2の態様において、前記検査用パッドの前記主要部は、間隔を設けて互いに平行に配置された第1の要素と、隣接する前記第1の要素間を接続する第2の要素とを含む。前記第1の要素と前記第2の要素とが接続されている位置がすべて異なる。前記検査用パッドの前記隣接部は、前記第1の要素と前記第2の要素とに囲まれた部分に形成される。
この場合、階段状の検査用パッドを容易に形成できる。
好ましい第3の態様において、前記検査用パッドの前記主要部は、互いに平行に配置された一対の第2の要素と、互いに平行に配置され前記第2の要素間を接続する複数の第1要素とを含む。前記検査用パッドの前記隣接部は、前記第1の要素と前記第2の要素とに囲まれた部分に形成される。
この場合、すだれ状の検査用パッドを容易に形成できる。
好ましくは、前記第1乃至第3の態様において、前記検査用パッドの前記主要部の前記第1の要素が、前記分割線と直交する。
この場合、第2の工程において第1の要素と直交する方向に第1の要素が切断されるため、バリやめくれの発生をより抑制することができる。
好ましい第4の態様において、前記検査用パッドは、前記主要部の主要部要素と前記隣接部が2方向に交互に配置され、隣接する前記主要部要素が互いに接続されている。
この場合、千鳥格子状の検査用パッドを容易に形成できる。
上記の本発明の方法により製造された電子部品は、以下のように構成される。
電子部品は、(a)構成要素を含む電気回路が形成された基板と、(b)前記基板の外周縁の互いに対向する位置に、該基板と同じ基板をつなげて並べたときに隣接する該外周縁で外形形状のパターンが連続するよう、導電材料を用いて形成された一対のパッド跡とを備える。前記一対のパッド跡は、面積が異なる。前記一対のパッド跡のうち相対的に面積が小さい前記パッド跡は、前記電気回路に含まれる電極パッドと電気的に接続されている。前記一対のパッド跡のうち相対的に面積が大きい前記パッド跡は、前記電極パッドと電気的に絶縁されている。前記パッド跡は、主要部と、該主要部に囲まれた隣接部とを含む。前記隣接部には、前記導電材料を含まない空白部、又は前記導電材料の厚みが前記主要部よりも薄い凹部が少なくとも前記基板の外周縁に形成される。
本発明によれば、集合基板に検査用パッドを設けても、不良個基板の発生を抑制することができる。
集合基板の構成を概念的に示す要部平面図である。(実施例1) 個基板の構成を概念的に示す平面図である。(実施例1) 個基板が組み込まれた電子部品の断面図である。(実施例1) パッド配置を模式的に示す集合基板の要部平面図である。(実施例1) 集合基板の構成を概念的に示す要部平面図である。(実施例2) 集合基板の構成を概念的に示す要部平面図である。(実施例3) 集合基板の構成を概念的に示す要部平面図である。(実施例4) 集合基板の構成を概念的に示す要部平面図である。(実施例5) 個基板の構成を示す平面図である。(実施例6) 集合基板の構成を示す要部平面図である。(実施例6) 集合基板の平面図である。(従来例)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の電子部品の製造方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、集合基板10の構成を概念的に示す要部平面図である。図2は、個基板の構成を概念的に示す平面図である。図3は、個基板が組み込まれた電子部品の断面図である。図4は、パッド配置を模式的に示す集合基板10の要部平面図である。
まず、第1の工程として、図1に示す集合基板10を準備する。図1に示すように、集合基板10の主面10sには、電気回路の構成要素16と検査用パッド20が形成されている。構成要素16は、鎖線で示した直交する分割線12x,12yによって矩形に区画された個基板領域14内に形成されている。検査用パッド20は、分割線12yに重なるように形成されている。検査用パッド20は、直接、あるいは不図示の配線などを介して、構成要素16に電気的に接続されている。図1では、個基板領域14ごとに1個の構成要素16及び1個の検査用パッド20を図示しているが、構成要素16や検査用パッド20の個数は、個基板領域14ごとに複数個であっても構わない。
例えば、集合基板10は圧電基板であり、構成要素16は、互いに間挿し合う櫛歯状のIDT(Interdigital Transducer)電極を含む弾性表面波素子である。構成要素16及び検査用パッド20は、集合基板10の主面10sに導体パターンを形成する工程で同時に形成することが好ましい。検査用パッド20は、図1のように規則的な形状であると、容易に形成できる。
検査用パッド20の主要部は、第1の要素20xと第2の要素20yとにより格子状に形成されている。第1の要素20xは、分割線12yに直交し、かつ互いに平行である。第2の要素20yは、分割線20yと平行であり、かつ互いに平行である。検査用パッド20の矩形の外形の内側には、第1の要素20xと第2の要素20yとに囲まれた空白部21が形成されている。空白部21からは、集合基板10の主面10sが露出している。
検査用パッド20は、集合基板10を分割する前に、個基板領域14に形成された構成要素16について検査を行うために用いる。これにより、個基板領域14に形成された構成要素16の良否を検査し、不良の構成要素16を含む個基板領域14から形成される個基板が、後工程に流れないようにする。これにより、不良品の個基板を用いて、最終的に不良品となる電子部品の製造を続ける無駄を無くすことができる。
次いで、第2の工程として、集合基板10を分割線12x,12yに沿って分割する。集合基板10は、分割線12x,12yを中心として、一定幅で切断される。集合基板10の分割により、図2に示す個基板30が形成される。図2に示すように、個基板30は、構成要素16を含む。また、個基板30の外周縁30a,30bの互いに対向する位置には、検査用パッド20の一部であるパッド跡22a,22bが形成されている。パッド跡22a,22bは、第1の要素20xと第2の要素20yを含み、第1の要素20xと第2の要素20yにより囲まれた空白部21を含む。
例えば、集合基板10をダイシングやブレーキングによって分割する場合、分割線12yを横断する検査用パッド20の第1の要素20xは、第1の要素20xに直交する方向に切断される。このとき、第1の要素20xの幅が小さく、しかも第1の要素20xの間に間隔があるため、バリやめくれが発生しにくい。すなわち、第1の要素20xの幅が小さいため、バリが発生しても、バリの幅が小さい。また、めくれが発生しても、第1の要素20xと第2の要素20yとの交差部分で力が分散されるため、めくれの進行は交差部分で途切れる。そのため、個基板の不良品発生が抑制される。
レーザー加工によって集合基板10を分割する場合には、検査用パッド20に空白部21が形成されていないと、レーザー光線が検査用パッド20を横断するときに、検査用パッド20から構成要素16への熱伝達は略一定のレベルで連続する。
これに対し、分割線20yを横断する第1の要素20xが間隔を設けて配置され、検査用パッド20に空白部21が形成されていると、レーザー光線が検査用パッド20を横断するときに、検査用パッド20から構成要素16への熱伝達は増減を繰り返す。そのため、構成要素16への熱伝達が抑制されるので、個基板の不良品発生が抑制される。
検査用パッド20は、測定プローブ等との導通を確保するため、一定以上の面積が必要となる。一方、集合基板10を分割線12x,12yに沿って分割するときの切り代の幅はできるだけ狭くすることが好ましい。そのため、個基板30の外周縁30a,30bに沿って、検査用パッド20の一部20i,20jが残り、パッド跡22a,22bが形成される。
通常、集合基板10の各個基板領域14には、同一導体パターンが同じ向きに配置される。この場合、図1及び図2に示すように、検査用パッド20の一部20iであるパッド跡22aと、検査用パッド20の他の一部20jであるパッド跡22bとは、個基板30の外周縁30a,30bの互いに対向する位置に形成される。
分割された個基板30は、電子部品の製造に用いられる。例えば図3に示す電子部品40のように、個基板30は、バンプ44を介して実装基板42の内部端子42aに実装され、樹脂46で封止される。電子部品40には、内部端子42とビアホール導体42cを介して接続された外部端子42bが形成されている。個基板30に形成された構成要素16(図2参照)は、電子部品40に構成される電気回路の構成要素となる。
具体的には、例えば図4に示すように、集合基板の主面に、一つの個基板領域14pについて、電極パッド32〜37と、配線42,44,46と、検査用パッド22,24,26と、電極パッド32〜37に接続された不図示の構成要素(例えば、IDT電極)とが形成されている。検査用パッド22,24,26は、配線42,44,46を介して電極パッド33,35,36に接続されている。
集合基板の状態で検査するとき、電極パッド33,35,36の代わりに検査用パッド22,24,26に接触して、電極パッド33,35,36に接続された不図示の構成要素について、導通の有無や抵抗値を測定する。
個基板領域14p内には、隣接する個基板領域14s,14t,14qについての検査用パッド22,24,26の一部が配置される。これらは、個基板領域14pから分割された個基板において、構成要素と接続されていないパッド跡となる。
検査用パッドと電極パッドとを接続する配線が、分割線と重なったり交差したりしており、集合基板の分割時に切断される場合、配線に接続されていた検査用パッドは、分割後の個基板の構成要素との接続されていない。このような場合には、個基板の外周縁の互いに対向する位置に配置された一対のパッド跡の両方が、個基板の構成要素と電気的に絶縁される。
以上のように、集合基板10に格子状の検査用パッド20を形成することにより、個基板には検査用パッドのバリやめくれが発生にくいため、不良個基板の発生を抑制することができる。
<実施例2> 実施例2の電子部品の製造方法について、図5を参照しながら説明する。以下、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用い、実施例1との相違点を中心に説明する。
図5は、実施例2において用いる集合基板10aの構成を模式的に示す要部平面図である。図5に示すように、検査用パッド20aの構成が実施例1と異なる。
すなわち、実施例1と同様に、検査用パッド20aの主要部は、互いに直交する第1の要素20pと第2の要素20qとにより格子状に形成されている。しかし、実施例1と異なり、第1の要素20pと第2の要素20qとは、検査用パッド20aが重なる分割線20yに斜めに交差している。検査用パッド20aの矩形の外形の内側には、第1の要素20pと第2の要素20qとに囲まれた空白部21aが形成されている。
集合基板10aは、個基板の不良品発生が抑制される。すなわち、集合基板10aをダイシングやブレーキングによって分割する場合、検査用パッド20aにはバリやめくれが発生しにくい。レーザー加工によって集合基板10aを分割する場合には、検査用パッド20aから構成要素16への熱伝達が抑制される。
<実施例3> 実施例3の電子部品の製造方法について、図6を参照しながら説明する。
図6は、実施例3において用いる集合基板10bの構成を模式的に示す要部平面図である。図6に示すように、検査用パッド20bの構成が実施例1と異なり、階段状に形成されている。
すなわち、検査用パッド20bは、互いに平行に配置された第1の要素20sと、隣接する第1の要素20s間を接続する第2の要素20tとにより主要部が構成されている。第1の要素20sは、検査用パッド20bが重なる分割線20yに直交する。第2の要素20tは、第1の要素20sの両側に、互い違いに接続されている。検査用パッド20bの略矩形の外形の内側には、第1の要素20sと第2の要素20tとに囲まれた空白部21bが形成されている。
集合基板10bは、個基板の不良品発生が抑制される。すなわち、集合基板10bをダイシングやブレーキングによって分割する場合、検査用パッド20bにはバリやめくれが発生しにくい。レーザー加工によって集合基板10bを分割する場合には、検査用パッド20bから構成要素16への熱伝達が抑制される。
<実施例4> 実施例4の電子部品の製造方法について、図7を参照しながら説明する。
図7は、実施例4において用いる集合基板10cの構成を模式的に示す要部平面図である。図7に示すように、検査用パッド20cの構成が実施例1と異なり、千鳥格子状に形成されている。
すなわち、検査用パッド20cは、導電材料により形成され主要部を構成する矩形の主要部要素20kと、導電材料を含まない矩形の空白部21cとが、分割線20x,20yと平行な2方向に交互に配置されている。互いに隣接する主要部要素20kの角同士が互いに接続されている。
集合基板10cは、個基板の不良品発生が抑制される。すなわち、集合基板10cをダイシングやブレーキングによって分割する場合、検査用パッド20cにはバリやめくれが発生しにくい。レーザー加工によって集合基板10cを分割する場合には、検査用パッド20bから構成要素16への熱伝達が抑制される。
<実施例5> 実施例5の電子部品の製造方法について、図8を参照しながら説明する。
図8は、実施例5において用いる集合基板10dの構成を模式的に示す要部平面図である。図8に示すように、検査用パッド20dの構成が実施例1と異なり、すだれ状に形成されている。
すなわち、検査用パッド20dは、互いに平行に配置された一対の第2の要素20vと、第2の要素20v間を接続する第1の要素20uとにより主要部が構成されている。第1の要素20uは、互いに平行に配置され、検査用パッド20dが重なる分割線20yと直交する。検査用パッド20dの矩形の外形の内側には、第1の要素20uと第2の要素20vとに囲まれた空白部21dが形成されている。
集合基板10dは、個基板の不良品発生が抑制される。すなわち、集合基板10dをダイシングやブレーキングによって分割する場合、検査用パッド20dにはバリやめくれが発生しにくい。レーザー加工によって集合基板10dを分割する場合には、検査用パッド20bから構成要素16への熱伝達が抑制される。
<実施例6> 実施例6の電子部品の製造方法について、図9及び図10を参照しながら説明する。
図9は、個基板51の構成を示す平面図である。図10は、個基板51を分割する前の集合基板50の構成を示す要部平面図である。図10に示す分割線50x,50yに沿って集合基板50を分割することによって、図9に示す個基板51が形成される。
図9及び図10に示すように、個基板51の圧電基板52上及び集合基板50の圧電基板52上に導体パターンが形成されている。すなわち、入力信号を伝達する電極パッド60と出力信号を伝達する電極パッド62とグランド電位に接続される電極パッド64との間に、3つの弾性表面波共振子54a,54b,54cが、太い実線で図示した配線58を介して接続されてラダー型弾性表面波フィルタを形成する。弾性表面波共振子54a,54b,54cは、それぞれ、IDT電極55の弾性表面波の伝搬方向の両側に反射器56が配置されている。電極パッド60,62,64のほかに、個基板51の実装が安定するように、ダミー電極66が圧電基板52上に形成されている。なお、ラダー型弾性表面波フィルタに代えて、縦結合共振子型弾性表面波フィルタを形成してもよい。
さらに、図10に示す集合基板50の状態のとき、圧電基板52上には検査用パッド70,72,74が形成されている。検査用パッド70,72,74は、配線58を介してそれぞれ電極パッド60,62,64と電気的に接続され、分割線50x,50yに重なるように配置されている。具体的には矩形状である個基板51の状態のとき、検査用パッド70,72,74が、互い対向する個基板51の第1と第2の外周縁51a,51cおよび第3と第4の外周縁51b,51dによって分割される一対のパッド跡70a,70b;72a,72b;74a,74bを形成する。例えば、個基板51である圧電基板52上に、弾性表面波共振子54aと第1の外周縁51aとの間の相対的に小さな空き面積があり、弾性表面波共振子54aと第2の外周縁51cとの間に相対的に大きな空き面積がある場合、一対のパッド跡70a,70b(検査用パッド70)のうち、第1の外周縁51aに沿って形成される相対的に小さなパッド跡70aを電極パッド60と電気的に接続して、第2の外周縁51cに沿って形成される相対的に大きなパッド跡70bを電極パッド60と電気的に絶縁して形成する。この場合、個基板51を並べた集合基板50の状態で、互いに隣接したパッド跡70a,70bを導通させれば一対のパッド跡70a,70b(検査用パッド70)として測定用プローブと電気的に接続ができる。そのため、圧電基板52上のパッド跡(検査用パッド)の配置や、電気配線を引き回す自由度を高めることができる。
なお、グランド電位に接続される電極パッド64は、集合基板50の状態で共通の配線(図示しない)を介して互いに電気的に接続され、共通の配線に電気的に接続される1つの検査用パッドとして形成することもできる。ただし、測定時のノイズを抑制する観点においては、各ラダー型弾性表面波フィルタのグランド電位に接続される電極パッドに導通する検査用パッドが集合基板50の状態で互いに絶縁される方が好ましい。
また、集合基板50の状態における検査用パッド、あるいは個基板51の状態における一対のパッド跡の外周を囲む包絡線内の面積は、それぞれの検査用パッドあるいは一対のパッド跡と電気的に接続された電極パッドの外周を囲む包絡線内の面積より大きい方が好ましい。電極パッドに比べ面積の大きい検査用パッドに測定プローブを接触させて電気特性が測定できれば、電極パッドを用いた測定より測定プローブの位置合わせ精度が低くできる。そのため、小型の電子部品であっても電気特性が容易に測定でき、さらに電気特性の測定時、測定プローブとの接触による電極パッドの損傷がなくなる。
図示を省略しているが、検査用パッド70,72,74は、実施例1〜5の検査用パッドと同様に主要部と空白部を含む。主要部は導電材料を含み、空白部は導電材料を含まなくてもよい。具体的には、主要部と空白部とを含む検査用パッドが格子状やすだれ状などに形成されてもよく、空白部は、主要部が形成される圧電基板52が露出するように形成されることが好ましい。
検査用パッドが主要部と空白部とを含む構造によって切削抵抗を低下させることで、集合基板50を個基板51に分割する場合に発生する検査用パッドのバリやめくれが防止できる。このような検査用パッドを用いれば、検査用パッドの配置及び電気配線を引き回す自由度が高く、検査用パッドのバリやめくれが少なく、電気特性の測定が容易で、かつ電極パッドの損傷が小さい電子部品を提供することができる。さらに、検査用パッドを格子状に形成すれば、接合強度が高い格子の交点でバリやめくれの拡大が止められ、バリやめくれの拡散が抑制できるため好ましい。
検査用パッド70,72,74は、分割線50x,50yに沿って分割されるため、図9に示すように、個基板51には、電極パッド60,62,64に配線58を介して接続された一方のパッド跡70a,72a,74aと、いずれの電極パッド60,62,64,66とも接続されていない他方のパッド跡70b,72b,74bとが形成される。一方のパッド跡70a,72a,74aと、他方のパッド跡70b,72b,74bとは、個基板51の外周縁51a〜51dの互いに対向する位置51p,51q;51s,51t;51u,51vに沿って形成されている。
同じ個基板51をつなげて並べたときに、一対のパッド跡70a,70b;72a,72b;74a,74bは、隣接する外周縁51a,51c;51b,51dで外形形状のパターンが連続する。
集合基板50の状態のとき、検査用パッド70,72,74に接触して、共振子素子54a,54b,54cや配線58の断線、短絡、インピーダンス不良などを検査することができる。実施例1〜5と同様に、検査用パッド70,72,74は主要部と空白部を含むため、集合基板50は、個基板の不良品発生が抑制される。
<まとめ> 以上に説明したように検査用パッドを形成すると、集合基板に検査用パッドを設けても不良個基板の発生を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、検査用パッドは、種々の形状することができる。散点状に空白部を形成したり、不規則な方向に延在する要素が重なり合った綿状に導電部を形成したり、不規則な形状の空白部が形成してりすることができる。
検査用パッドは、集合基板の内部に形成されたビアホール導体等を介して、構成要素と接続されても構わない。
空白部の代わりに、導電部よりも導電材料の厚が小さい凹部を形成しても構わない。この場合も、バリやめくれが発生しにくく、構成要素への熱伝達が抑制されるので、個基板不良の発生を抑制することができる。
10,10a〜10d 集合基板
10s 主面
12x,12y 分割線
14,14p,14q,14s,14t 個基板領域
16 構成要素
20,20a〜20d 検査用パッド
20k 主要部要素(主要部)
20p 第1の要素(主要部)
20q 第2の要素(主要部)
20s 第1の要素(主要部)
20t 第2の要素(主要部)
20u 第1の要素(主要部)
20v 第2の要素(主要部)
20x 第1の要素(主要部)
20y 第2の要素(主要部)
21,20a〜20d 空白部(隣接部)
22,24,26 検査用パッド
22a,22b パッド跡
30 個基板
30a,30b 外周縁
33,35,36 電極パッド
40 電子部品
50 集合基板
50x,50y 分割線
51 個基板
51a〜51d 外周縁
51p,51q 互いに対向する位置
51s,51t 互いに対向する位置
51u,51v 互いに対向する位置
52 圧電基板
54a〜54c 共振子素子
55 IDT電極
56 反射器
60,62,64,66 電極パッド
70 検査用パッド
70a,70b パッド跡
72 検査用パッド
72a,72b パッド跡
74 検査用パッド
74a,74b パッド跡

Claims (7)

  1. 構成要素を含む電気回路が複数形成された集合基板を準備する第1の工程と、
    前記集合基板を分割線に沿って分割することにより、少なくとも1つの前記電気回路を含む個基板を形成する第2の工程と、
    を備え、
    前記第1の工程において準備する前記集合基板の主面に、前記構成要素と電気的に接続され、かつ、前記分割線と重なる位置に形成される検査用パッドが、導電材料を用いて複数形成され、
    前記検査用パッドは、主要部と、該主要部に囲まれた隣接部とを含み、
    前記隣接部には、前記分割線と重なる位置に前記導電材料を含まない空白部、又は前記導電材料の厚みが前記主要部よりも薄い凹部が形成され、
    少なくとも、前記第2の工程により分割された前記個基板に電極パッドと、相対的に面積が小さな検査用パッドの一部と、相対的に面積が大きな検査用パッドの一部と、が残っており
    前記相対的に面積が小さなパッドの一部は、前記電極パッドと電気的に接続され、
    前記相対的に面積が大きなパッドの一部は、前記電極パッドと電気的に絶縁して形成されていることを特徴とする、電子部品の製造方法。
  2. 前記検査用パッドの前記主要部は、間隔を設けて互いに平行に配置された第1の要素と、間隔を設けて互いに平行に配置され前記第1の要素と交差する第2の要素とを含み、
    前記検査用パッドの前記隣接部は、前記第1の要素と前記第2の要素とに囲まれた部分に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記検査用パッドの前記主要部は、間隔を設けて互いに平行に配置された第1の要素と、隣接する前記第1の要素間を接続する第2の要素とを含み、
    前記第1の要素と前記第2の要素とが接続されている位置がすべて異なり、
    前記検査用パッドの前記隣接部は、前記第1の要素と前記第2の要素とに囲まれた部分に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記検査用パッドの前記主要部は、互いに平行に配置された一対の第2の要素と、互いに平行に配置され前記第2の要素間を接続する複数の第1要素とを含み、
    前記検査用パッドの前記隣接部は、前記第1の要素と前記第2の要素とに囲まれた部分に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記検査用パッドの前記主要部の前記第1の要素が、前記分割線と直交することを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか一つに記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記検査用パッドは、前記主要部の主要部要素と前記隣接部が2方向に交互に配置され、隣接する前記主要部要素が互いに接続されていることを特徴とする、請求項1に電子部品の製造方法。
  7. 構成要素を含む電気回路が形成された基板と、
    前記基板の外周縁の互いに対向する位置に、該基板と同じ基板をつなげて並べたときに隣接する該外周縁で外形形状のパターンが連続するよう、導電材料を用いて形成された一対のパッド跡と、
    を備え、
    前記一対のパッド跡は、面積が異なり、
    前記一対のパッド跡のうち相対的に面積が小さい前記パッド跡は、前記電気回路に含まれる電極パッドと電気的に接続されおり、
    前記一対のパッド跡のうち相対的に面積が大きい前記パッド跡は、前記電極パッドと電気的に絶縁されており、
    前記パッド跡は、主要部と、該主要部に囲まれた隣接部とを含み、
    前記隣接部には、前記導電材料を含まない空白部、又は前記導電材料の厚みが前記主要部よりも薄い凹部が少なくとも前記基板の外周縁に形成されることを特徴とする、電子部品。
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