JP5998174B2 - 船舶のプロペラシャフトを密閉するための装置及びそのような装置の製造方法 - Google Patents

船舶のプロペラシャフトを密閉するための装置及びそのような装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部分に従う、船舶のプロペラシャフトを外部の水と潤滑剤室の間で密閉するための装置、並びに、そのような装置の製造方法に関するものである。
船舶のプロペラシャフトを外部の水(以下「外水」と称する)と潤滑剤室の間で密閉するための装置は、例えば特許文献1に示されている。当該装置は多重密閉部を有しており、それは外水へ指向された二つのシールリング及び潤滑剤室ヘ指向された二つのシールリングを有している。隣り合うシールリングの間には、密閉室が形成されおり、密閉室内にはそれぞれの媒体ラインを介して流体が導入可能であり、また、密閉室からはそれぞれの媒体ラインを介して流体が排出可能である。
潤滑剤室から外水の方向に見ると、この既知の装置では、最前部或いは第一の密閉空間はオイル、第二の或いは中間の密閉空間は空気、そして第三の或いは後部の密閉空間は外水、による作用を受けている。多重密閉部は船体外部に配設されているので、媒体ラインは、舶用機関の設計に応じて部分的に、例えば船尾管部(Stevenrohrabschnitt)のような又はゴンドラハウジング(Gondelgehaeuse)のような強固なハウジングを通って導かれている。これらのハウジングを通って導かれるライン部は、通常では、単独の孔であり、それらはそれぞれ、技術的な要求が多くまた多くの時間を要する穿孔方法で、形成される。そして特に、多重密閉部が更なる密閉空間或いは媒体ラインの周りで拡張されるべきである場合、穿孔作業は、ドックにおける船舶の長期の停泊期間を導く。しかしながら、この長期の停泊期間はコスト面での理由から極力避けられなければならない。
DE443424704
本発明の課題は、船舶のプロペラシャフト(以下、単に「プロペラシャフト」と称する)を外水と潤滑剤室の間で密閉するための装置にして、上述の欠点を取り除き、そして、多重密閉部の媒体ラインの迅速な形成を可能にするような装置を開発することである。本発明の課題は更に、そのような装置を製造するための方法を開発することである。
この課題は、特許請求の範囲の請求項1の特徴を有する装置、及び、特許請求の範囲の請求項10の特徴を有する方法により、解決される。
プロペラシャフトを外水と潤滑剤室の間で密閉するための、本発明に従う装置は、多重密閉部を有しており、この多重密閉部は、少なくとも一つの外水に指向されたシールリング及び少なくとも一つの潤滑剤室に指向されたシールリングを有しており、その際、二つの隣り合ったシールリングの間には密閉空間が形成されており、この密閉空間へは少なくともそれぞれ一つの媒体ラインを介して流体が導入可能であり、また、この密閉空間からは少なくともそれぞれ一つの媒体ラインを介して流体が排出可能である。本発明に従い、少なくとも二つの媒体ラインが部分的に互いの中へ(一方が他方の内部へ)導かれており、その際、一方の媒体ラインは孔部として設計されたライン部分を有しており、他方の媒体ラインは孔部内を延びるパイプ部として設計されたライン部分を有している。
流体ラインを部分的に互いの内部に導くことは、特に強固なハウジングの場合に、例えば、更なる媒体ラインの周りで多重密閉部を拡張する場合に、多くの時間を要しまた技術的な要求が多い新たなハウジング孔部の形成の必要がない、という長所を有している。現存するハウジング孔部内へパイプ部を組み込むことは、追加のハウジング孔部を形成することに比べると、技術的に簡潔でありまた迅速に実行出来る。必要であれば、現存するそしてパイプ部を収容するハウジング孔部のみが、ハウジング孔部の残された流れ断面を介する所定の貫流量を維持するために、穿孔(拡張)される。
好ましくは、パイプ部は孔部の中央に配設されている。これにより同軸な配置が達成され、それをもってリング状で且つ特には軸対称である孔の流れ断面が形成される。これにより、孔部を通って流れる流体内での乱流が避けられるので、孔部を通る一様化された液流が達成される。
パイプ部が孔内部にてパイプ支持部と接触していない場合、それにより孔部内でパイプ支持部の領域での乱流が避けられるので、孔部内の液流は更に一様化される。このためにパイプ部は例えば孔部を貫通していてもよく、そして、端部側において孔部の外側で支えられていてもよい。
実施例の一つにおいては、孔部を有する媒体ライン及びパイプ部を有する媒体ラインは、ガスライン又は液体ラインとして形成されている。
代わりの実施例においては、孔部を有する媒体ラインはガスラインであり、そして、パイプ部を有する媒体ラインは液体ラインである。
更なる実施例においては、孔部を有する媒体ラインは液体ラインであり、そして、パイプ部を有する媒体ラインはガスラインである。
多重密閉部が特には追加的に複数の媒体ラインで補われるべきである場合、孔部内には複数の媒体ラインが部分的に導かれていてもよい。これにより、追加の媒体ラインを形成するための、技術的及び時間的なコストを、僅かに抑えることが出来る。場合によっては、現存しそしてパイプ部を収容するハウジング孔部のみが、所定の貫流量を維持するために、穿孔される。
実施例の一つにおいては、複数のパイプ部が、互いの中へ、そして、孔部の中央に導かれている。パイプ部は従って相互にそして孔に対して同軸に配設されている、それにより、個々のリング状の液流部内での乱流及び従って流れ損が避けられる、或いは、少なくとも大きく減少される。
代わりの実施例においては、パイプ部は並んで孔内に配設されている。それにより、パイプ部の組み立てコストは、上述の同軸の配置に対して減少される。
本発明に従う装置を製造するための好ましい方法では、装置の第1の媒体ラインのハウジング孔部内に、少なくとも、装置の第2の媒体ラインのパイプ部が組み込まれる。現存するハウジング孔部内にパイプ部を組み込むことによって、装置の多重密閉部は、技術的に容易に且つ迅速に、少なくとも一つの更なる媒体ラインで補われる。
ハウジング孔部を通してパイプ部を組み込んだ後も十分な液量が導かれ得ることを保証するために、ハウジング孔はパイプ部の組み込みの前に口径を拡張することが出来る。
本発明のその他の有利な実施例は、更なる下部請求項の構成である。
以下において、本発明の有利な実施例が、非常に簡略化された概略図を用いて、詳細に説明される。
本装置の範囲の縦断面を示す。 異なる断面での、複数のラインを用いた原理的な解説のための、図1に従う詳細図。
図1の描写に従えば、船舶のプロペラ2を収容するプロペラシャフト4を外水6とプロペラシャフト側の潤滑剤室8の間で密閉するための、本発明に従う例示的な装置1は、多重密閉部10、及び、複数の密閉液を多重密閉部10へ導入及び排出するための、複数の媒体ライン12、14、を有している。図示された実施例では、プロペラシャフト4は、船尾管方式で、船体部16を貫いている。当然、プロペラシャフト4及び従って装置1は、ゴンドラハウジング(ナセル部)或いはポッドドライブの場合、サイドスラスタ或いはスラスタの場合、及びそれらに類似のものの場合にも、組み込むことが出来る。
プロペラシャフト4は、回転不能な強固なハウジング18を通って、船体部16内に導かれる、その際、ハウジング18は潤滑剤室8を半径方向外側で画成し、その中ではプロペラシャフト4が軸受け20を用いて半径方向で支持されている。
ハウジング18はシリンダ形状をしており、また、その互いに背けられた端面においてそれぞれネジ固定されたリングアダプタ21、23を備えている。リングアダプタ21、23は、図2を先取りすると、ハウジング18内に形成された媒体ライン12の軸方向孔部62の端部側を密閉するために、並びに、孔部62に組み入れられた媒体ライン14のパイプ部72或いはパイプ収容部74、76の端部側を密閉するために、利用される。加えて、リングアダプタ21、23は、非図示の更なる潤滑油空間画成部の船体側での接続のため、或いは、多重密閉部10の外水側での接続のために、利用される。
船体部16から導かれそしてそれに伴いハウジング18から外水側に突出しているプロペラシャフト4のシャフト部22には、シリンダスリーブ24が配設されている。シリンダスリーブ24は、シリンダ部26及び船舶プロペラ2にネジ固定するためのリングフランジ28を有しており、このシリンダ部26を用いて、シリンダスリーブ24はシャフト部22に導かれている。
多重密閉部10は船体部16の外側に配設されている。多重密閉部10は、リングフランジ30及び図2に見られる複数部分からなるシリンダ部32を有しており、当該リングフランジ30を用いて多重密閉部10は回転不能にプロペラ側のリングアダプタ23に固定されており、また、当該シリンダ部32を用いて多重密閉部10はシリンダスリーブ24のシリンダ部26の周囲を把持する。
多重密閉部10内には、複数のシールリング34、36、38、40が配設されており、それらの間には、それぞれ、密閉室42、44、46が配設されている。図示されている実施例では、4つのシールリング34、36、38、40が設けられており、それらによって、ハウジング18からプロペラ2の方向に見て、第一或いは前部シールリング34及び第二或いは中央前部シールリング36は、潤滑剤室8に向けられており、また、第三或いは中央後部シールリング38並びに第四或いは後部シールリング40は外水6に向けられている。従って、第一及び第二シールリング34、36は、第三及び第四シールリング38、40に対して互いに対向して指向されており、その際、両方の中央シールリング36、38は背面側で直近で向かい合っている。
ハウジング18から船舶プロペラ部2の方向に見て、第一或いは前部密閉室42は、前部シールリング34及び中央前部シールリング36の間で形成されている。第二或いは中央密閉室44は、中央シールリング36、38の間に形成されている。第三或いは後部密閉空間46は、中央後部シールリング38及び後部シールリング40の間に形成されている。
前部密閉室42は、環状空間48を軸方向前方に置き、環状空間48は、潤滑剤室8に対して端部側で開かれており、また、前部シールリング34によって前部密閉室42から分離されている。後部密閉室46は、環状空間50を軸方向後方に置き、環状空間50は、端部側の環状空隙を介して外水6に対して開かれており、また、後部シールリング40によって後部密閉室46から分離されている。
密閉室42、44には、導入側の媒体ライン12、14及び排出側の媒体ラインが割り当てられている。密閉室42、44から延びている非図示の排出側の媒体ラインは、多重密閉部10及びハウジング部18の下部周辺領域を通って延伸している。全ての或いは個別の供給側の媒体ライン12、14が下部周辺領域に配設されていてもよいこと、及び、全ての或いは個別の排出側の媒体ラインが多重密閉部10の上部周辺領域に配設されていてもよいこと、は自明である。基本的に、排出側の媒体ラインは個々の密閉液或いは循環内の流体の案内を可能にするので、タンク52から取り出される流体は、適切な処理の後、例えば、個々の密閉空間42、44内に含まれるゴミ粒子或いは汚染物質を除去した後、再度タンク52へ供給される。
導入側の媒体ライン12、14は、タンク52から延び、また、ハウジング18を通って多重密閉部10へ導かれており、その際、それらは、曲孔系54、56としてのリングフランジ30及びシリンダ部32を通り、そして、前部密閉室42或いは中央密閉室44へ合流する。媒体ライン12、14は共通のタンク52に割り当てられているので、前部密閉室42及び中央密閉室44は、ここで示されている実施例では、同一の流体を用いて、作用される或いは洗い流されている。例えば、この流体は、液体、特にはオイルである。媒体ライン12、14を開閉制御するために、個々の媒体ライン12、14内に弁装置58、60が配設されている。
図2の詳細図内で示されているように、前部密閉室42の導入側媒体ライン12は、ハウジング部18を軸方向に通過するために、孔部62として形成されたライン部分を有する。
孔部62は、図1内に示される船舶プロペラシャフト4の回転軸Wに関連して、軸方向にハウジング18を通って延びている。孔部62は、リングアダプタ21、23の内に入っているが、それらを貫通してはいない。従って孔部62は、リングアダプタ21、23によって、端部側で閉じられる。図1に図示された媒体ライン12のタンク側のライン部分64との孔部62の液体接続のために、タンク側のリングアダプタ21に半径方向接続孔部66が組み込まれており、これは半径方向で孔部62に合流する。多重密閉部10内の曲孔系54との孔部62の液体接続のために、多重密閉部側のリングアダプタ23に半径方向孔部68が取り入れらており、これは孔部62から半径方向内側に延び且つリングアダプタ23内に取り入れられた軸方向孔部70に合流する。軸方向孔70は片側では端部側でリングアダプタ23から出ており、また、曲孔系54に密閉接続されている。半径方向孔68はその半径方向外側の端部部分にて、閉止要素或いは接続部材71を用いて、栓をされている。
中央密閉室42の導入側の媒体ライン14は、図2に示されているように、ハウジング部18を軸方向に貫通するために、パイプ部72として形成されたライン部分を有する。パイプ部72は軸方向に延びている。有利には、パイプ部70及び孔部62は互いに同心に配設されている。
孔部62の全流れ断面がパイプ部72によって塞がれるのを防ぐため、パイプ部72は、孔の内径よりも小さな外形を有している。パイプ部を組み入れた際に孔62を通って必要とされる貫流量を保証するために、孔62をパイプ部72を取り入れる前に穿孔(ボーリング)する、ことが必要とされ得る。
パイプ部72は、端部側で孔部62を超えて延伸しており、また、リングアダプタ21、23内に形成されたそれぞれのパイプ収容部74、76内で終端している。従って、パイプ部72は孔部62内部ではパイプ支持部から独立しており、そして、従って孔部内では支えれていない。パイプ収容部74、76は、リングアダプタ21、23内で、端部側で孔62から延伸するそれぞれの通過孔部として実施されている。タンク側のリングアダプタ21内に形成されたパイプ収容部或いは通過孔74は、半径方向接続孔78に合流しており、これは、図1に図示されたタンク側の媒体ライン14のライン部分80とのパイプ部72の流体接続のためのものである。多重密閉部側のリングアダプタ23内に形成されたパイプ収容部或いは通過孔72は、リングアダプタ側の半径方向孔82に合流しており、この半径方向孔82はリングアダプタ23内に組み入れられた軸方向孔部84に合流しており、この軸方向孔部84は片側では端部側でリングアダプタ23から出ており、また、曲孔系56に多重密閉部10内で密閉接続されている。半径方向孔82からの流体の流出を避けるために、これは、その半径方向外側の端部部分で閉止要素を用いて液密に閉じられている。
媒体ライン12及び媒体ライン14の間でのパイプ収容部74、76を通っての流体の交換が行われることを避けるために、パイプ部72は、パイプ収容部74、76内で、その周囲を掴持するリングシール88、90によって液密に、収容されており、これらはリングアダプタ21、23の符号を付されてはいないリング溝内に組み入れられている。
図1及び図2が異なって表された場合でも、媒体ライン12、14は多重密閉部側のリングアダプタ23にて、製造技術的な理由から周方向にずらされて互いに配設されることが、指摘される。前部密閉室42に対する媒体ライン12の半径方向孔68及び軸方向孔70は、従って、中央密閉室44に対して、図示されたように、媒体ライン14の軸方向孔84及び半径方向孔82のように同じ切断面ではなく、位置決めされている。
本発明は特に、少なくともひとつの追加の媒体ラインの周りで、船舶プロペラシャフトを密閉するための既存の装置の多重密閉部10を、技術的に容易且つ迅速に拡張或いは増強するために適している。追加の媒体ライン14の部分として、存在する媒体ライン12の既存のハウジング孔部62内に押し入れられたパイプ部72を用いて、ハウジング18は、大きな軸方向拡張部を用いて、リングアダプタ21、23に関連して、例えば容易に架橋されるが、このために追加の孔部がハウジング内に組み込まれる必要はない。
多重密閉部を用いて外水及び潤滑剤室の間で船舶のプロペラシャフトを密閉するための装置にして、媒体ラインが部分的にハウジング孔として形成されており、また、他の媒体ラインの少なくとも一つのライン部分がパイプ部としてハウジング孔を通って案内されている装置、並びに、そのような装置の製造方法が開示されている。
1 装置
4 船舶のプロペラシャフト
6 外水
8 潤滑剤室
10 多重密閉部
12 媒体ライン
14 媒体ライン
34 シールリング
36 シールリング
38 シールリング
40 シールリング
42 密閉室
44 密閉室
46 密閉室
62 孔部
72 パイプ部

Claims (11)

  1. 多重密閉部(10)を用いて、船舶のプロペラシャフト(4)を外水(6)と潤滑剤室(8)の間で密閉するための装置にして、
    多重密閉部(10)が、少なくとも1つの外水(6)に対して指向されたシールリング(38、40)及び少なくとも1つの潤滑剤室(8)に対して指向されたシールリング(34、36)を有しており、その際、各々の互いに隣接する2つのシールリング(34、36、38、40)の間に密閉室(42、44、46)が形成されており、密閉室(42、44、46)内へは少なくともそれぞれ1つの媒体ライン(12、14)を介して流体を導入可能であり、また、密閉室(42、44、46)からは少なくともそれぞれ1つの媒体ライン(12、14)を介して流体を排出可能である装置において、
    少なくとも二つの媒体ライン(12、14)のうちの一つの媒体ラインが、部分的に少なくとも二つの媒体ライン(12、14)のうちの別の媒体ラインの内部に、導かれており、その際、一方の媒体ライン(12)は孔部(62)として設計されたライン部分を有しており、また、他方の媒体ライン(14)は、孔部(62)内を延伸するパイプ部(72)として設計されたライン部分を有していることを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    パイプ部(72)が孔部(62)の中央を通ることを特徴とする装置。
  3. 請求項1又は2に記載の装置において、
    パイプ部(72)が孔部(62)の内部ではパイプ支持部と接触していないことを特徴とする装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の装置において、
    孔部(62)を有する媒体ライン(12)、及び、パイプ部(72)を有する媒体ライン(14)が、ガスラインとして、又は、液体ラインとして、形成されていることを特徴とする装置。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の装置において、
    孔部(62)を有する媒体ライン(12)がガスラインとして、また、パイプ部(72)を有する媒体ライン(14)が液体ラインとして、形成されていることを特徴とする装置。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の装置において、
    孔部(62)を有する媒体ライン(12)が液体ラインとして、また、パイプ部(72)を有する媒体ライン(14)がガスラインとして、形成されていることを特徴とする装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の装置において、
    複数の媒体ライン(14)がライン部分として形成された複数のパイプ部(72)を有し、それらが孔部(62)内に案内されていることを特徴とする装置。
  8. 請求項7に記載の装置において、
    複数のパイプ部(72)の1つが、複数のパイプ部(72)の別の1つの中を案内されており、またその際、それらのパイプが孔部(62)内中央で案内されていることを特徴とする装置。
  9. 請求項7又は8に記載の装置において、
    複数のパイプ部(72)が、孔部(62)内に並存して案内されていることを特徴とする装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の装置を製造するための方法において、
    装置の第1の媒体ライン(12)のハウジング孔部(62)内に、装置の第2の媒体ライン(14)の少なくとも1つのパイプ部(72)が取り入れられることを特徴とする方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、
    ハウジング孔部(62)がパイプ部(72)を取り入れる前に穿孔されることを特徴とする方法。
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