JP2909948B2 - 船尾管軸封装置 - Google Patents

船尾管軸封装置

Info

Publication number
JP2909948B2
JP2909948B2 JP5131061A JP13106193A JP2909948B2 JP 2909948 B2 JP2909948 B2 JP 2909948B2 JP 5131061 A JP5131061 A JP 5131061A JP 13106193 A JP13106193 A JP 13106193A JP 2909948 B2 JP2909948 B2 JP 2909948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
pressure
stern
sliding surface
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5131061A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06323439A (ja
Inventor
政利 江田
昇 峠
昌巳 赤津
潔 内山
裕治 千代田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIGURU KOGYO KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
IIGURU KOGYO KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IIGURU KOGYO KK, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical IIGURU KOGYO KK
Priority to JP5131061A priority Critical patent/JP2909948B2/ja
Publication of JPH06323439A publication Critical patent/JPH06323439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2909948B2 publication Critical patent/JP2909948B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船尾管の船尾側に装着
されてプロペラ軸の外周で海水と潤滑油の相互間をシー
ルする船尾管軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の船尾管軸受は、油潤滑のものと水
潤滑のものがあり、このため、船尾管軸封装置も、水潤
滑用と油潤滑用の2種類がある。水潤滑式の船尾管軸受
は、負荷容量が小さいため、その使用は中・小型船舶に
限られるが、油潤滑式の船尾管軸受は水潤滑式のものに
比較して負荷容量が大きいため、小型船舶から大型船舶
まで広く使用されている。水潤滑式船尾管軸受は、船内
から軸受面に海水を送水して船外へ排出する潤滑構造で
あるため、水潤滑用の船尾管軸封装置は、海水が軸受内
から機関室に侵入しないように、船尾管軸受の船首側で
プロペラ軸が貫通している隔壁の軸孔部にのみ設けられ
る。これに対し、油潤滑用の船尾管軸封装置は、潤滑油
が機関室内及び船外へ流出するのを防止する必要から、
船尾管軸受の船首側及び船尾側の2箇所に設けられる。
【0003】図5は、油潤滑式船尾管軸受の船尾側に装
着される船尾管軸封装置の従来例を示すものである。こ
の船尾管軸封装置は、ケーシング100の内周に、内径
端部がプロペラ軸105のライナ106の外周面に摺接
する4個のエラストマー製リップ型シール101〜10
4を備えている。このうち、最も船尾側にあって船尾側
を向いた第一のリップ型シール101とその内側にあっ
て船首側を向いた第二のリップ型シール102の間の第
一のチャンバ107には、プロペラ軸105の軸心位置
から海面までの吃水高さによって第一のリップ型シール
101に作用する海水圧力(以下、吃水圧という)より
も高圧の空気が加圧空気供給ライン110を通じて常時
供給されており、この第一のチャンバ107内の空気圧
を保持するために、第二のリップ型シール102とその
内側にあって船尾側を向いた第三のリップ型シール10
3の間の第二のチャンバ108に、第一のチャンバ10
7に供給される空気よりもさらに高圧の油が油循環ライ
ン111を通じて供給されており、第三のリップ型シー
ル103と最も船首側(軸受側)の第四のリップ型シー
ル104の間の第三のチャンバ109には油が封入され
ていて、その圧力は軸心吃水圧もしくはそれ以下となっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この船尾管軸封装置に
よると、第一のチャンバ107に供給される空気圧によ
って、最も船尾側の第一のリップ型シール101からの
海水の侵入を完全に阻止することができる。しかしなが
ら、その効果を実現するためには第二のチャンバ108
の油圧をさらに高圧にする必要があるため、第三のリッ
プ型シール103に押し付け力として作用する第二のチ
ャンバ108と第三のチャンバ109の圧力差が大きく
なり、第三のリップ型シール103は、過酷な摺動条件
を受容しなければならない。したがって、この第三のリ
ップ型シール103は早期摩耗や発熱等によってシール
性が損なわれる恐れがあり、その場合は第二のチャンバ
108の油圧が低下することによって、第一のチャンバ
107の空気圧を海水圧よりも高圧に保持することがで
きなくなるといった問題がある。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、海水と潤
滑油の相互間を確実にシールすると共に、耐久性の向上
を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明は、船尾管の船尾側にプロペラ軸の外周を取り囲
むように配置されたケーシングの内周に、対海水用シー
ルと、対潤滑油用シールを備えた船尾管軸封装置におい
て、前記対海水用シールが、前記プロペラ軸側に定着さ
れた内径ボス部と前記ケーシングの内径フランジの船尾
側径方向面に摺接する内径側摺動面及び外径側摺動面が
形成された外径鍔部とを有する弾性体製シールリングか
らなり、前記ケーシングに、前記対潤滑油用シールと隣
り合う前記シールリングの内径側摺動面と外径側摺動面
の間に画成された圧力室へ吃水圧よりも高圧のフラッシ
ング水を供給する給水路と、前記シールリングと対潤滑
油用シールの間から導出されたドレン回収路とを有する
ものである。また、この場合、対海水用シールが、前記
シーリングを二個以上含み、吃水圧よりも高圧のフラッ
シング水を、前記対海水用シールと隣り合うシールリン
グの船尾側のチャンバにも供給することができる。
【0007】
【作用】対海水用シールである弾性体製シールリングの
外径鍔部は、吃水圧もしくはそれよりも僅かに高くなる
背面側の圧力と、このシールリングと対潤滑油用シール
との間の空間の圧力との圧力差によって、船首側を向い
た内径側摺動面及び外径側摺動面がケーシングの内径フ
ランジの径方向面に押し付けられるが、前記内径側摺動
面と外径側摺動面の間の圧力室に吃水圧よりも高圧のフ
ラッシング水を供給することによって、潤滑及び負荷の
軽減がなされる。前記圧力室に供給されたフラッシング
水は、前記外径側摺動面を前記内径フランジの径方向面
から押し開くようにして船外の海水中へ流出し、これに
よって船内への海水の侵入を阻止する。また、このシー
ルリングから侵入する海水あるいは前記フラッシング水
と、対潤滑油用シールから船尾側へ漏洩する船尾管の潤
滑油は、前記シールリングと対潤滑油用シールとの間か
ら延在されたドレン回収路によって回収される。
【0008】また、吃水圧よりも高圧のフラッシング水
を、前記対海水用シールと隣り合うシールリングの船尾
側のチャンバにも供給した場合、このチャンバ内の圧力
は前記シールリングの圧力室内のフラッシング水の圧力
と拮抗し、その船尾側のケーシング内径フランジとこれ
に摺接するシールリングとの間から船外の海水中へ流出
する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る船尾管軸封装置の第一
の実施例を示すもので、符号10は船体の船尾部分の一
部であり、20は船体1の船尾下部に設けた図示しない
船尾管軸受を貫通してその船尾側へ突出したプロペラ
軸、21はプロペラ軸2の外端部に固定したプロペラボ
スである。船尾管軸受から船尾側へ突出した部分におけ
るプロペラ軸20には、耐蝕性及び耐摩耗性に優れた高
クロム鋼からなるライナ22がパッキン23を介して水
密的に装着されている。このライナ22が装着されたプ
ロペラ軸20の外周側は、軸方向に水密的に接合された
複数のリング部材31〜35からなるケーシング30で
取り囲まれており、その最も船首側のリング部材35が
船体10に水密的に接合されている。
【0010】ケーシング30における最も船尾側のリン
グ部材31の内周と、その船首側に接合されたリング部
材32の内周には、それぞれ対海水用シールとして、エ
ラストマーからなるシールリング40,50が配置され
ている。このシールリング40,50は、それぞれ環状
のガータスプリング43,53により締め付け力が付加
されてライナ22の外周面に密嵌状態に定着された内径
ボス部41,51と、船首側の端面に環状の内径側摺動
面42a,52a及び外径側摺動面42b,52bが同
心的に形成された外径鍔部42,52とからなる。船尾
側のシールリング40は、その内径側摺動面42a及び
外径側摺動面42bがリング部材32の内径フランジ3
2aの船尾側径方向面32bと当接しており、船首側の
シールリング50は、その内径側摺動面52a及び外径
側摺動面52bがリング部材33の内径フランジ33a
の船尾側径方向面33bと当接している。
【0011】船首側シールリング50が摺接するリング
部材33とその船首側に接合されたリング部材34の内
径部間、及びこのリング部材34と最も船首側のリング
部材35の内径部間には、それぞれ対潤滑油用シールと
して、弾性体からなるオイルシール60,70が装着さ
れている。このオイルシール60,70は、船首側へ向
けて延びると共にガータスプリング62,72で締め付
け力が付加された内径端部61,71がライナ22の外
周面と当接している。
【0012】対潤滑油用の船尾側オイルシール60と隣
り合う対海水用の船首側シールリング50の外径鍔部5
2は、図2にも示すように、その船首側を向いた内径側
摺動面52aと外径側摺動面52bの間に画成され円周
方向に連続した溝状の圧力室54を有する。また、内径
側摺動面52aの外径端部には、圧力室54側へ延在さ
れたリップ部52cが形成されている。
【0013】ケーシング30内には、そのリング部材3
3〜35間に跨がって、給水路36及びドレン回収路3
7が形成されている。給水路36は、リング部材33の
船尾側径方向面33bに船首側シールリング50の圧力
室54との対応する位置に臨んで開口しており、この圧
力室54に、吃水圧よりも0.3kgf/cm2 程度高
圧のフラッシング水Fを、図示しない船内の加圧給水源
から供給するものである。ドレン回収路37は、シール
リング50とオイルシール60の間のチャンバS2 に臨
んでリング部材33の内周面に開口しており、すなわち
対海水用のシールリング50からの漏洩水と、対潤滑油
用のオイルシール60からの漏洩油を、船内の図示しな
い回収部に回収するものである。オイルシール60,7
0間のチャンバS3 内には潤滑油が封入されており、オ
イルシール70の正面のチャンバS4 には、船尾管軸受
に供給された0.3kgf/cm2 程度の圧力の潤滑油
が充満している。
【0014】上述の構成において、対海水用のシールリ
ング40,50は、プロペラ軸20と共に回転し、ケー
シング30におけるリング部材32,33の船尾側径方
向面32b,33bと摺接することによって、船外の海
水が船内の船尾管軸受側へ侵入するのを阻止する。ま
た、対潤滑油用のオイルシール60,70は非回転であ
って、その内径端部61,71が、回転するプロペラ軸
20のライナ22の外周面に摺接されることによって、
船尾管軸受に供給された潤滑油が海水側へ漏洩するのを
阻止する。
【0015】給水路36を通じて対海水用の船首側シー
ルリング50の圧力室54に供給された高圧のフラッシ
ング水Fは、その殆どが外径側摺動面52bを通過し
て、このシールリング50と船尾側シールリング40の
間のチャンバS1 に流出する。これは、圧力室54内の
フラッシング水Fに作用する遠心力と、フラッシング水
Fの圧力によるリップ部52cの封水作用によって、内
径側への流出が阻止されるからである。チャンバS1
充満したフラッシング水Fは、さらに船尾側シールリン
グ40の摺動面42a,42bをリング部材32の船尾
側径方向面32bから押し開いて海水中へ流出する。こ
のため、図3に示すように船尾側シールリング40の圧
力負荷はマイナスとなり、チャンバS1 内の圧力は、リ
ング部材32の船尾側径方向面32bに対する船尾側シ
ールリング40の外径鍔部42のエラストマー弾性によ
る押圧力と、その摺動面42a,42bをフラッシング
水Fが通過する際の圧力損失分だけ、船外の海水による
軸心位置における吃水圧よりも僅かに高くなる。一方、
シールリング50とオイルシール70の間のチャンバS
2 は、ドレン回収路37が開設されていることによっ
て、大気圧もしくはそれ以下の低圧となっている。この
ため、船首側シールリング50の外径鍔部52をリング
部材33の船尾側径方向面33bに押し付ける背圧とし
て作用するチャンバS1 とS2 の圧力差は大きなものと
なるが、圧力室54に供給される吃水圧よりも高圧のフ
ラッシング水Fの圧力が前記背圧と対抗して作用するの
で、内径側摺動面52a及び外径側摺動面52bの面圧
は軽減される。
【0016】船首側シールリング50における封水作用
についてさらに詳しく説明すると、圧力室54から外径
側へのフラッシング水Fの噴出によって、リング部材3
3の船尾側径方向面33bに対する外径側摺動面52b
の面圧がほぼ0となり、したがってこの外径側摺動面5
2bにおいては、圧力室54からのフラッシング水Fの
噴出によってその外周側からの水の侵入を阻止する。一
方、内径側摺動面52aも圧力室54内の圧力によって
面圧が軽減されるが、フラッシング水Fが圧力室54か
ら内径側へは殆ど通過しないため、リング部材33の船
尾側径方向面33bに対する密接状態が維持され、これ
によって封水作用を発揮する。また、このシールリング
50からチャンバS2 へ侵入したフラッシング水Fや海
水と、対潤滑油用のオイルシール60,70からチャン
バS2 へ漏洩したチャンバS3 ,S4 の潤滑油は、ドレ
ン回収路37を通じて回収される。このため、給水路3
6から圧力室54を介してフラッシング水Fが供給され
る高圧のチャンバS1 と、ドレン回収路37による低圧
のチャンバS2 によって、船外の海水と船内のチャンバ
3 ,S4 の潤滑油が完全に分離される。
【0017】なお、上記実施例においては対海水用シー
ルとして二個のシールリング40,50を設けたものに
ついて説明したが、圧力室54にフラッシング水Fが供
給されるシールリング50のみでも十分な効果を発揮す
ることができる。また、フラッシング水Fは例えば濾過
された清澄な海水等を使用する。
【0018】図4は、本発明に係る船尾管軸封装置の第
二の実施例を示すもので、すなわち上記第一の実施例の
構成に加えて、ケーシング30内にそのリング部材32
〜35間に跨がって延びる第二の給水路38が形成され
ている。この第二の給水路38は、リング部材32の内
径フランジ32aの内周面に開口し、吃水圧よりも高圧
のフラッシング水Fを、シールリング50の圧力室54
内のほか、シールリング40,50間のチャンバS1
にも供給するものである。したがって、この実施例によ
れば、チャンバS1 内の圧力は圧力室54内のフラッシ
ング水Fの圧力とほぼ拮抗し、主に第二の給水路38か
ら供給されるフラッシング水Fが船尾側シールリング4
0の摺動面から海水中へ流出することによって、船内へ
の海水の侵入を確実に遮断する。
【0019】
【発明の効果】本発明の船尾管軸封装置によると、海水
中へ流出される高圧のフラッシング水と、ドレン回収路
が設けられたことによって低圧になる前記シールリング
と対潤滑油用シールの間のチャンバによって、船外の海
水と船内の潤滑油が完全に分離されるので、潤滑油の漏
洩による海洋汚染を確実に防止することができ、しかも
前記フラッシング水とチャンバによる前記シールリング
の両側の圧力差が大きくなるにも拘らず、このシールリ
ングの圧力負荷を軽減することができるので、優れたシ
ール性が長期間維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る船尾管軸封装置を
プロペラ軸の軸線を通る平面で切断した断面図である。
【図2】上記実施例における船首側シールリングを示す
説明図である。
【図3】上記実施例における各シールリング及び各オイ
ルシールが受ける圧力負荷を示す説明図である。
【図4】本発明の第二の実施例に係る船尾管軸封装置を
プロペラ軸の軸線を通る平面で切断した断面図である。
【図5】船尾管軸封装置の典型的な従来例を示すプロペ
ラ軸の軸線を通る平面で切断した半断面図である。
【符号の説明】
20 プロペラ軸 30 ケーシング 32a,33a 内径フランジ 32b,33b 船尾側径方向面 36 給水路 37 ドレン回収路 38 第二の給水路 40,50 シールリング(対海水用シール) 41,51 内径ボス部 42,52 外径鍔部 52a 内径側摺動面 52b 外径側摺動面 54 圧力室 60,70 オイルシール(対潤滑油用シール)
フロントページの続き (72)発明者 赤津 昌巳 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグ ル工業株式会社埼玉工場内 (72)発明者 内山 潔 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグ ル工業株式会社埼玉工場内 (72)発明者 千代田 裕治 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグ ル工業株式会社埼玉工場内 (56)参考文献 実開 昭49−27197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 15/32 311 B63H 23/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船尾管の船尾側にプロペラ軸の外周を取
    り囲むように配置されたケーシングの内周に、対海水用
    シールと、対潤滑油用シールを備えた船尾管軸封装置に
    おいて、前記対海水用シールが、前記プロペラ軸側に定
    着された内径ボス部と前記ケーシングの内径フランジの
    船尾側径方向面に摺接する内径側摺動面及び外径側摺動
    面が形成された外径鍔部とを有する弾性体製シールリン
    グからなり、前記ケーシングに、前記対潤滑油用シール
    と隣り合う前記シールリングの内径側摺動面と外径側摺
    動面の間に画成された圧力室へ吃水圧よりも高圧のフラ
    ッシング水を供給する給水路と、前記シールリングと対
    潤滑油用シールの間から導出されたドレン回収路とを有
    することを特徴とする船尾管軸封装置。
  2. 【請求項2】 船尾管の船尾側にプロペラ軸の外周を取
    り囲むように配置されたケーシングの内周に、対海水用
    シールと、対潤滑油用シールを備えた船尾管軸封装置に
    おいて、前記対海水用シールが、それぞれ前記プロペラ
    軸側に定着された内径ボス部と前記ケーシングの内径フ
    ランジの船尾側径方向面に摺接する内径側摺動面及び外
    径側摺動面が形成された外径鍔部とを有する二個以上の
    弾性体製シールリングからなり、前記ケーシングに、対
    潤滑油用シールと隣り合う前記シールリングの内径側摺
    動面と外径側摺動面の間に画成された圧力室へ吃水圧よ
    りも高圧のフラッシング水を供給する給水路と、前記シ
    ールリングと対潤滑油用シールの間から延びるドレン回
    収路と、前記対海水用シールと隣り合うシールリングの
    船尾側のチャンバに吃水圧よりも高圧のフラッシング水
    を供給する第二の給水路とを有することを特徴とする船
    尾管軸封装置。
JP5131061A 1993-05-10 1993-05-10 船尾管軸封装置 Expired - Fee Related JP2909948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5131061A JP2909948B2 (ja) 1993-05-10 1993-05-10 船尾管軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5131061A JP2909948B2 (ja) 1993-05-10 1993-05-10 船尾管軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06323439A JPH06323439A (ja) 1994-11-25
JP2909948B2 true JP2909948B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=15049096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5131061A Expired - Fee Related JP2909948B2 (ja) 1993-05-10 1993-05-10 船尾管軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2909948B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014155582A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 三菱重工業株式会社 船尾管シール装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066757A (ja) 2000-08-07 2001-03-16 Seiko Epson Corp 露光方法
JP2002340199A (ja) * 2001-05-11 2002-11-27 Eagle Ind Co Ltd 船尾管軸封装置
JP4577822B2 (ja) * 2004-10-01 2010-11-10 Kemel株式会社 船尾管軸受用軸封装置
DK1998089T3 (da) * 2007-05-30 2009-11-16 Freudenberg Carl Kg Tætningsindretning, tætningsring og anvendelse af disse
DE102013008967B4 (de) * 2013-05-22 2017-01-26 Skf Blohm + Voss Industries Gmbh Vorrichtung zum Abdichten einer Schiffspropellerwelle sowie Verfahren zur Herstellung einer derartigen Vorrichtung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014155582A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 三菱重工業株式会社 船尾管シール装置
CN105189285A (zh) * 2013-03-27 2015-12-23 三菱重工业株式会社 船尾管密封装置
JPWO2014155582A1 (ja) * 2013-03-27 2017-02-16 三菱重工業株式会社 船尾管シール装置
CN105189285B (zh) * 2013-03-27 2017-03-22 三菱重工业株式会社 船尾管密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06323439A (ja) 1994-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4448425A (en) Shaft seal assembly with inflatable annular member
US5624290A (en) Seal arrangement for propeller shafts of ships
US4344631A (en) Pressure insensitive lip seal
US3934952A (en) Leakproof seal for bearings
JP3479328B2 (ja) 2本の同心的に配置された二重反転プロペラシャフトを備えた船舶のプロペラ駆動機構のパッキンに対する潤滑装置
JPH026384B2 (ja)
KR20200055769A (ko) 선박용 이중 반전 프로펠러 장치의 축 씰링 장치
US3400937A (en) Sealing arrangement
JP2909948B2 (ja) 船尾管軸封装置
KR860001696B1 (ko) 스턴튜브 시일장치
JP2003026094A (ja) 水潤滑型の船尾管シール装置
JP2017180534A (ja) リップシール及び密封構造
JPH0710084A (ja) 船尾管軸封装置
JP3668709B2 (ja) ポッドプロペラ推進システムのシール装置
JPH0710085A (ja) 二重反転プロペラ装置における船尾管の給水および軸封・給水装置
JPH06323440A (ja) 船尾管軸封装置
JP2005041348A (ja) 船舶用推進軸の軸封装置及び軸封方法
JPH0717488A (ja) 船尾管軸封装置
JP2000065219A (ja) 油潤滑式船尾管軸受の船首側軸封装置
CN113825921A (zh) 密封装置
JPH08156888A (ja) 船舶推進軸用軸封装置
JPH07242197A (ja) 船尾管シール装置
CN217762061U (zh) 一种游轮舵浆密封装置
JP2515300Y2 (ja) 舶用二重反転プロペラのシ−ル潤滑装置
EP3781847B1 (en) Emergency seal

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990216

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees