JPH0710085A - 二重反転プロペラ装置における船尾管の給水および軸封・給水装置 - Google Patents

二重反転プロペラ装置における船尾管の給水および軸封・給水装置

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JPH0710085A
JPH0710085A JP5179793A JP17979393A JPH0710085A JP H0710085 A JPH0710085 A JP H0710085A JP 5179793 A JP5179793 A JP 5179793A JP 17979393 A JP17979393 A JP 17979393A JP H0710085 A JPH0710085 A JP H0710085A
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政利 江田
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Kunio Sagi
邦夫 佐木
Kiyoshi Uchiyama
潔 内山
Masami Akatsu
昌巳 赤津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重反転プロペラ装置において、内軸軸受の
シール装置として端面型シールを用いた場合の給水上の
問題点の解決。 【構成】 二重反転プロペラ装置の後部内軸シール装置
11において、前方プロペラ4の船尾側端面にシールケー
シング11aを取付け、内軸1に嵌挿したシールライナ11
fに、略L字状の断面形状の端面シール11b,11cを取
付け、シールケーシング11aの垂直状摺動面11l,11m
に摺接する端面シールの各垂直面に圧力室11h,11jを
形成し、圧力室11h,11jにフラッシング水F1,F2
供給する通水路17,18を外軸の内部に配設することによ
り、簡単な構成で端面シール11b,11cへのフラッシン
グ水の供給を確実に行なえるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重反転プロペラ船に
おいて、船尾管の船首側に装備される内軸船尾側軸封装
置および同軸封装置にフラッシング水を供給する給水装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、二重反転プロペラ船が実用化され
てきており、その軸系装置を図9により説明すると、図
9においてて、符号135は後方プロペラを示しており、
この後方プロペラ135は内軸137の後端部に接続され主機
関130により駆動されるようになっている。一方、前方
プロペラ134は外軸136の後端部に接続され、反転ギア13
2により主機関130と逆方向に回転されるようになってい
る。なお、反転ギア132の歯面を主機関130のトルク変動
から保護するために、弾性継手131が主機関130と反転ギ
ア132との間に装備される。内軸137は外軸136の内面に
装着された内軸軸受142,145により支持される。
【0003】一方外軸136にかかる重量は船体133に装着
された外軸軸受143,144により支承されている。また、
各軸受の端部にはシール装置138,139,140,141が装着
されている。このシール装置138〜141には、従来の船舶
に多く採用されているリップ型シールが用いられてい
る。また、船尾管軸封装置として図10に示すようなもの
が提案されている。すなわち、図10において、符号11
4,115はプロペラ軸113を支持するための船体116に装着
された船尾管軸受を示しており、船尾管軸受114,115は
潤滑油を用いているので、この潤滑油117の外部への流
出を防ぐ目的から船尾管軸受114,115の船首側と船尾側
の2ケ所に船尾管軸封装置が設けられる。
【0004】船尾管軸封装置は、船体116の船尾管前端
部と後端部とにプロペラ軸113の外周を包囲するように
設けられた軸封装置のケーシング100,109の内周に、内
径端部がプロペラ軸113のライナー105,112の外周面に
摺接するラバー製のリップ型シール101〜104,110〜111
をそなえており、各リップ型シール間には摺動部を潤滑
するために潤滑油が封入されている。そして多くの船舶
には、リップ型シールの変換が比較的難しい船尾側軸封
装置のリップ型シールの耐久性を確保するために、非常
用配管106を装備している。
【0005】また、船尾軸受114,115を潤滑した潤滑油
を排油するためのパイプ108に弁107が装備されていて、
正常時この弁107を“開”とすることにより、リップ型
シール103と104との間の油圧が配管106によって船尾管
軸受114,115付近と同じとなり、結果的にリップ型シー
ル104をフリー状態として、リップ型シール103が機能す
るようになっている。リップ型シール103が損耗する等
の異常時には、弁107を“閉”とすることでリップ型シ
ール103と104との間の圧力が低くなり、リップ型シール
104が機能し始める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のリッ
プ型シールは、シールリップ先端とシールライナ外周面
との間で摺動により機能しているが、次の欠点を持って
いる。 摺動熱は船内の潤滑油やシールライナを通じて放出さ
れるが、一般にシールリップ間に潤滑油を封入されてお
り、また潤滑方式の場合でもその循環油量が限られてい
ることから、十分な冷却作用が期待できない。 シールライナには耐食性や耐摩耗性に優れた高クロム
鋼材が使用されているが、熱伝導率が低いため、シール
ライナを通じての放熱が十分ではない。 シールリップ材には耐熱性に優れたバイトン材などが
使用されているが、耐摩耗性すなわち耐久性を考慮する
と、材質の変向のみでは必ずしも十分な対策にはなって
いない。 シールリップ間には、潤滑油を封入もしくは微量循環
しているために、少量の潤滑油は自然的に船外へ流出
し、海洋汚染防止の観点から好ましくない。
【0007】このような欠点を解消するための1つの方
策として、端面型シールの採用が考えられるが、この端
面型シールは、通常の1軸船には容易に適用できるが、
二重反転プロペラ船の内軸シールとして使用する場合に
は、フラッシング水を供給するための給水装置が必要と
なり、この給水装置および配管方法に未解決の問題点が
ある。本発明は、上述の未解決の問題点を解決しようと
するもので、二重反転プロペラ船の内軸シールに端面シ
ールを採用した場合において、端面型シールにフラッシ
ング水を給水するための新規な給水装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の二重反転プロペラ装置に
おける船尾管の給水装置は、二重反転プロペラ装置にお
いて、後端部に前方プロペラを取り付けられるとともに
船体に回転可能に取り付けられた外軸と、同外軸を回転
可能に支承すべく上記船体に取り付けられた前部外軸軸
受および後部外軸軸受と、後端部に後方プロペラを取り
付けられるとともに上記外軸の内部に回転可能に配設さ
れた内軸と、同内軸を回転可能に支承すべく上記外軸の
内部に取り付けられた前部内軸軸受および後部内軸軸受
とをそなえ、同後部内軸軸受の後方に後部内軸シール装
置が配設され、同後部内軸シール装置が、上記前方プロ
ペラのボス部に上記内軸を取り囲むように取り付けられ
たシールケーシングと上記内軸に取り付けられて上記シ
ールケーシングの内部に配設されたシールライナとをそ
なえるとともに、略L字状の断面形状をもちその垂直面
に上記シールケーシングの垂直状摺動面と摺動する内外
の摺動面とそれらの間に形成された圧力室とをそなえた
端面型シールがその水平面で上記シールライナに取り付
けられ、同端面型シールの圧力室にフラッシング水を供
給するための通水管が上記外軸の内部に配設されるとと
もに、上記フラッシング水の排水管が上記外軸の内部に
配設されていることを特徴としている。
【0009】また同2に記載の二重反転プロペラ装置に
おける船尾管の軸封・給水装置は、請求項1に記載の二
重反転プロペラ装置における船尾管の給水装置におい
て、上記前部外軸軸受が、上記船体に後端面を取り付け
られたシールケーシングと同シールケーシングの内側に
配設されて上記外軸の外周面に嵌合されたシールライナ
と協動してシール機能を行なう略L字状の断面形状をも
つ端面型シールとをそなえるとともに、上記シールケー
シング内部に給水室が形成され、上記シールケーシング
を貫通して上記フラッシング水の供給管が上記給水室に
開口するように取り付けられる一方、上記通水管がその
基端部を上記給水室に開口するように取り付けられて、
上記前部外軸軸受に給水装置と前部外軸シール装置とが
併設されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上述の本発明の二重反転プロペラ装置における
船尾管の給水および軸封・給水装置では、端面型シール
に対するフラッシング水の供給ならびに排水が確実に行
なわれる。また、前部外軸軸受に、給水装置と前部外軸
シール装置とを併設してことにより、スペースの有効利
用がはかれる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
二重反転プロペラ装置における船尾管の給水および軸封
・給水装置について説明すると、図1〜図6は第1実施
例を示しており図1はその断面図、図2は図1のA矢視
部の拡大図、図3は図1のB矢視断部の拡大図、図4は
その変形例の断面図、図5は図4のC矢視部の拡大図、
図6は図4のD矢視部の拡大図であり、図7,8は第2
実施例を示しており図7はその給水装置の断面図、図8
はその変形例の断面図である。
【0012】まず図1〜6により第1実施例を説明す
る。図1において、符号3は後方プロペラを示してお
り、この後方プロペラ3は主機関(図示せず)に接続さ
れた内軸1の後端部に取付けられている。一方前方プロ
ペラ4が反転ギア(図示せず)に接続された外軸2の後
端部に取り付けられていて両プロペラ3,4は互いに反
転駆動されるようになっている。内軸1の重量は外軸2
の内面に装着された前部内軸軸受6と前方プロペラ4の
ボス内部に装着された後部内軸軸受7とにより支持され
ており、外軸2にかかる重量は船体5に装備された前部
および後部外軸軸受8,9により支持されるようにはな
っている。
【0013】各軸受6〜9に供給される潤滑油が船外や
船内に流出すねのを防止するために、前部および後部内
軸シール装置10,11および前部および後部外軸シール装
置12,13が設けられ、さらに、上記潤滑油は排油管16を
通じて潤滑油タンク(図示せず)へ回収されるようにな
っている。図2に示すように、前方プロペラ4の後端面
にケーシング11aが取付けられ、このケーシング11aの
内部で内軸1に取付けられたシールライナ11fに、後部
内軸シール装置11の一部を構成する2個の端面型シール
11b,11cが装着されており、このうちの前方の端面型
シール11cへフラッシング水F1を供給するための通水
路17と、後部シール装置11からドレンを排出するための
排水路19が、外軸2の内周面に沿って布設されている。
【0014】なお通水路17および排水路19は、前部外軸
シール12の前方の外軸2の外周面に装備された給水装置
14に接続されている。図3に示した変形例では、後部内
軸シール装置11のそれぞれの端面型シール11b,11c
に、フラッシング水F1,F2が独自の通水路17,18を介
して供給されるようになっており、さらに前部シール装
置12と後述の給水装置22とを併設した軸封・給水装置15
が前部外軸軸受8の前方で外軸2の外周面に装備されて
いる。
【0015】次に、図2,図5により後部内軸シール装
置11の具体的構造を説明する。内軸1の外周面にはシー
ルライナ11fが装着される。シールケーシング11aは前
方プロペラ4のプロペラボス後端面に装着されており、
シールケーシング11aの内周面にはリップ型シール11
d,11eが装備されるとともに、シールライナ11fの外
周面に断面略L字状の2個の端面型シール11b,11cが
それらの水平面を固着されて前後方向に配設されてい
る。各端面型シール11b,11cの垂直面にはシールケー
シング11aの垂直状摺動面11l,11mと摺接する内外の
摺動面とそれらの間に形成された圧力室11hをそなえて
いる。
【0016】フラッシング水F1,F2が各々の通水路1
7,18を介して各端面型シール11b,11cの垂直面に形
成されてシールケーシング11aの垂直状摺動面11l,11
mに開口するる圧力室11h,11jに供給されるようにな
っている。そして、端面型シールの圧力室11h,11jに
フラッシング水が供給されると、内側の摺動面がシール
ケーシング11aの摺動面11l,11mに押し付けられてシ
ール作用が行なわれ、このときの摺動熱はフラッシング
水により、海中へ排出される。
【0017】さらに、端面型シールへの給水装置につい
て説明すると、図3および図6は給水装置を示してお
り、図3は図2に示したフラッシング水F1の通水路17
が1本のものに対応し、図6は図5に示したフラッシン
グ水F1,F2が2本のものに対応する。図3および図6
において、外軸2の外周面に端面型シール14b,14c
(図3)および22b,22c,22d,22e(図6)が装着
されている。船体(図示せず)に固定されたシールケー
シング14aおよび22aの両端に、チェックリング14eお
よび22fが取付けられ、またシールケーシング14aおよ
び22aの内周面には、各端面型シールの垂直面が摺接す
る垂直状摺動面とチェックリング14dとをそなえてい
る。
【0018】フラッシング水F1,F2は、シールケーシ
ング14a,22aの外部から、流量調整装置21,24を介し
て各シールケーシング内へ供給される。その後通水路17
のみあるいは通水路17,18を通って後部内軸シール装置
11へ導かれる。一方、内軸シール装置11からのドレンD
は、排水路19により給水装置14,22のある区画に導か
れ、給水装置14,22の端面型シール14b,14cおよび22
b〜22eの漏洩水を回収するドレン管20のドレンと共に
排出される。
【0019】さらに図7および図8を用いて、第2実施
例を説明する。図7は、フラッシング水F1の通水路17
が1本のみの場合を示し、図8はフラッシング水F1
2の通路が2本の変形例を示している。図7,図8に
おいて、外軸2の外周面には、軸封・給水装置23(図
7),15(図8)のそれぞれの一部を構成するシールライ
ナ23h(図7),15h(図8)が嵌合され、シールライ
ナ15h,23hの外周面に、軸封・給水装置15(図8),23
(図7)のそれぞれのその外の一部を構成する端面型シ
ール15b〜15e(図8)および23b,23c(図7)が装
着されている。
【0020】シールケーシング15a,23a(これらも軸
封・給水装置23,15の一部である)の後端面は船体5に
取付けられ、前端面にはチェックリング15f,23eが装
着される。さらにシールケーシング15a,23aの内周面
には各端面型シールのための垂直状摺動面やチェックリ
ング23dを有している。加えて船尾側の内周面、つまり
前部外軸軸受8の前方にはリップ型シール15g,23fが
装備されている。そして、フラッシング水F1,F2の供
給管17a,18aがシールケーシング15a,23aを貫通し
て内部の給水室25,26に開口し、一方通水路17,18も給
水室25,26に開口して、フラッシング水F1,F2の供給
が行なえるようになっている。これにより前部外軸シー
ル装置12が単独の給水装置14もしくは給水装置22を兼用
した構造となっている。なおその他の構造は図3,図6
と同様である。
【0021】ここで、図4,図5において、2個の端面
型シール11b,11cを前後方向に配設し、それらの圧力
室11h,11jに独自の通水路18,17をそれぞれ連通させ
たのは、次の理由による。すなわち、次の操作を行なう
ことにより、2個の端面型シールを切換使用してシール
装置自体の信頼性を大幅に向上させるためである。 通常は、船首側の端面型シール11cの圧力室11jに
フラッシング水を供給してこの端面型シールを機能させ
る。一方、船尾側の端面型シール11bには通水を行なわ
ず、船首側の端面型シール11cを冷却したフラッシング
水が船尾側の端面型シール11bの内側の摺動面の内側か
ら流入することによって同シールの両摺動面はフリーの
状態となる。このことで予備シールとして使える。 船首側の端面型シール11cの異常時には、このシー
ルには通水しないか微量通水する。一方、船尾側の端面
型シール11bの圧力室11hへのフラッシング水を供給す
ることで、この端面型シールが機能し始める。
【0022】このようにして、2個の端面型シールを使
い分けできるので、シール装置の実用性と信頼性を大幅
に向上させることができる。また、図1,図2におい
て、船尾側の端面型シール11hの圧力室にも独自にフラ
ッシング水供給用の通水管を接続し、図4,図5と同様
の作用効果を奏させるようにしてもよく、また図3,図
6,図7および図8等における各端面型シール14c,14
c,22b〜22e,23b,23c,15b,〜15eについても
同様である。なお、図2〜図8中の符号25a,25b,24
a,24bはいずれも各端面型シールの水平面をシールラ
イナに押し付けるガータスプリングを示している。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の二重反転
プロペラ装置における船尾管の給水および軸封・給水装
置によれば、次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 後部内軸シール装置によるシールが確実に行なえる
と共に、シール作用に伴う摺動熱がフラッシング水によ
り海中へ排出できるため、端面型シールの耐久性を向上
させることができる。 (2) 端面型シールの圧力室にフラッシング水を供給する
ための通水管を外軸の内部に配設したことにより、簡単
な構造で確実フラッシング水の供給を行なうことができ
る。 (3) 前部外軸軸受に給水装置と前部外軸シール装置とし
て併設することにより、スペースの有効活用をはかるこ
とができ、特に軸系装置の長さ方向にスペース制限があ
る場合に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての二重反転プロペラ
装置における船尾管の給水および軸封・給水装置の断面
図。
【図2】図1のA矢視部の拡大図。
【図3】図1のB矢視部の拡大図。
【図4】同変形例の断面図。
【図5】図4のC矢視部の拡大図。
【図6】図4のD矢視部の拡大図。
【図7】本発明の第2実施例としての二重反転プロペラ
装置における船尾管の給水および軸封・給水装置におけ
る給水装置の断面図。
【図8】同変形例の断面図。
【図9】従来の二重反転プロペラ船の軸系装置の1例の
断面図。
【図10】従来の船尾管軸封装置の断面図。
【符号の説明】
1 内軸 2 外軸 3 後方プロペラ 4 前方プロペラ 5 船体 6 前部内軸軸受 7 後部内軸軸受 8 前部外軸軸受 9 後部外軸軸受 10 前部内軸シール装置 11 後部外軸シール装置 11a シールケーシング 11b,11c 端面型シール 11d,11e リップ型シール 11f シールライナ 12 前部外軸シール装置 13 後部外軸シール装置 14,22 給水装置 15,23 軸封・給水装置 17 通水路 19 排水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 隆 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 佐木 邦夫 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 内山 潔 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグル 工業株式会社内 (72)発明者 赤津 昌巳 埼玉県坂戸市大字片柳1500番地 イーグル 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重反転プロペラ装置において、後端部
    に前方プロペラを取り付けられるとともに船体に回転可
    能に取り付けられた外軸と、同外軸を回転可能に支承す
    べく上記船体に取り付けられた前部外軸軸受および後部
    外軸軸受と、後端部に後方プロペラを取り付けられると
    ともに上記外軸の内部に回転可能に配設された内軸と、
    同内軸を回転可能に支承すべく上記外軸の内部に取り付
    けられた前部内軸軸受および後部内軸軸受とをそなえ、
    同後部内軸軸受の後方に後部内軸シール装置が配設さ
    れ、同後部内軸シール装置が、上記前方プロペラのボス
    部に上記内軸を取り囲むように取り付けられたシールケ
    ーシングと上記内軸に取り付けられて上記シールケーシ
    ングの内部に配設されたシールライナとをそなえるとと
    もに、略L字状の断面形状をもちその垂直面に上記シー
    ルケーシングの垂直状摺動面と摺動する内外の摺動面と
    それらの間に形成された圧力室とをそなえた端面型シー
    ルがその水平面で上記シールライナに取り付けられ、同
    端面型シールの圧力室にフラッシング水を供給するため
    の通水管が上記外軸の内部に配設されるとともに、上記
    フラッシング水の排水管が上記外軸の内部に配設されて
    いることを特徴とする、二重反転プロペラ装置における
    船尾管の給水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の二重反転プロペラ装置
    における船尾管の給水装置において、上記前部外軸軸受
    が、上記船体に後端面を取り付けられたシールケーシン
    グと同シールケーシングの内側に配設されて上記外軸の
    外周面に嵌合されたシールライナと協動してシール機能
    を行なう略L字状の断面形状をもつ端面型シールとをそ
    なえるとともに、上記シールケーシング内部に給水室が
    形成され、上記シールケーシングを貫通して上記フラッ
    シング水の供給管が上記給水室に開口するように取り付
    けられる一方、上記通水管がその基端部を上記給水室に
    開口するように取り付けられて、上記前部外軸軸受に給
    水装置と前部外軸シール装置とが併設されていることを
    特徴とする、二重反転プロペラ装置における船尾管の軸
    封・給水装置。
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