JP5997360B2 - 統合アンテナ、及び、その製造方法 - Google Patents

統合アンテナ、及び、その製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5997360B2
JP5997360B2 JP2015503059A JP2015503059A JP5997360B2 JP 5997360 B2 JP5997360 B2 JP 5997360B2 JP 2015503059 A JP2015503059 A JP 2015503059A JP 2015503059 A JP2015503059 A JP 2015503059A JP 5997360 B2 JP5997360 B2 JP 5997360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
loop antenna
radiating element
annular radiating
integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015503059A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014133155A1 (ja
Inventor
佑一郎 山口
佑一郎 山口
千葉 洋
洋 千葉
博育 田山
博育 田山
官 寧
寧 官
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5997360B2 publication Critical patent/JP5997360B2/ja
Publication of JPWO2014133155A1 publication Critical patent/JPWO2014133155A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3275Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle mounted on a horizontal surface of the vehicle, e.g. on roof, hood, trunk
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/52Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0087Apparatus or processes specially adapted for manufacturing antenna arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/30Combinations of separate antenna units operating in different wavebands and connected to a common feeder system
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • H01Q5/385Two or more parasitic elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

本発明は、複数のアンテナを統合した統合アンテナに関する。特に、少なくとも2つのループアンテナを統合した統合アンテナに関する。また、その製造方法に関する。
無線通信の用途拡大に伴い、種々の周波数帯域で動作するアンテナが求められている。例えば、自動車等の車両に搭載される車載用アンテナとしては、FM/AM放送、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service)、DAB(Digital Audio Broadcast)、DTV(Digital Television)、GPS(Global Positioning System)、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)、ETC(Electronic Toll Collection)等の周波数帯域で動作するアンテナが求められている。
従来、相異なる周波数帯域で動作するアンテナは、別体のアンテナ装置として実現されることが多かった。例えば、FM/AM放送用のアンテナは、ルーフトップに載せ置くホイップアンテナとして実現され、地上デジタル放送用のアンテナは、フロントガラスに貼り付けるフィルムアンテナとして実現されるといった具合である。
しかし、自動車においてアンテナ装置を取り付け可能な部位は限られている。また、取り付けるアンテナ装置の個数が増えると、意匠が損なわれたり、取り付けコストが増大したりするといった問題を生じる。このような問題を回避するためには、統合アンテナの使用が効果的である。ここで、統合アンテナとは、相異なる周波数帯域で動作する複数のアンテナを備えたアンテナ装置のことを指す。
このような統合アンテナとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の統合アンテナは、SDARSアンテナとGPSアンテナとを統合したものである。特許文献1に記載の統合アンテナにおいては、平面アンテナとして構成されたSDARSアンテナ及びGPSアンテナを、アンテナベース上に横並びに配置する構成が採用されている。
米国特許出願公開第2008/0055171号明細書
少なくとも2つのループアンテナを統合した統合アンテナには、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載の統合アンテナに習って、これら2つのループアンテナを横並びに配置する構成を採用した場合、統合アンテナの水平方向の大型化が避けられないという問題があった。
一方、これらの2つのループアンテナを縦並びに配置する(積層する)構成を採用した場合、統合アンテナの垂直方向の大型化が避けられないという問題があった。また、SDARSアンテナとGPSアンテナとのように、同一方向(この場合にはいずれも天頂方向)から到来する電磁波を受信する2つのアンテナを積層した場合、下層側のアンテナの特性が悪化する懸念があった。何故なら、下層側のアンテナで受信するべき電磁波の一部が上層側のアンテナによって遮蔽されてしまうからである。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、少なくとも2つのループアンテナを統合した統合アンテナにおいて、各ループアンテナの特性を悪化させることなく、その小型化を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る統合アンテナは、第1の環状放射素子を有する第1のループアンテナと、第2の環状放射素子を有する第2のループアンテナであって、共振周波数が上記第1のループアンテナの共振周波数よりも低い第2のループアンテナと、を備えており、上記第2の環状放射素子は、上記第1の環状放射素子を取り囲むように、上記第1の環状放射素子と同一面上に配置されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、各ループアンテナの特性を悪化させることなく、従来よりも小型の統合アンテナを実現することができる。
本発明の一実施形態に係る統合アンテナの構成を示す平面図である。 (a)は、第1のループアンテナに2.35GHzの高周波電流を入力した場合に形成される電流分布(シミュレーション結果)を示す斜視図である。(b)は、第2のループアンテナに1.575GHzの高周波電流を入力した場合に得られる電流分布(シミュレーション結果)を示す斜視図である。 (a)は、第1のループアンテナのVSWR特性(シミュレーション結果)を示すグラフである。(b)は、第2のループアンテナのVSWR特性(シミュレーション結果)を示すグラフである。 実験に用いた統合アンテナの写真である。 (a)は、第1のループアンテナのVSWR特性(実験結果)と第2のループアンテナのVSWR特性(実験結果)と示すグラフである。(b)は、第2のループアンテナの放射パターン(円偏波放射利得の方向依存性)を示すグラフである。(c)は、第1のループアンテナの放射パターン(円偏波放射利得の方向依存性)を示すグラフである。 第1のループアンテナの放射パタン(右旋円偏波放射利得及び左旋円偏波放射利得の方向依存性)を示すグラフである。(a)及び(b)は、第2のループアンテナと統合された状態における放射パタン(実施例)であり、(c)及び(d)は、第2のループアンテナと統合されていない状態における放射パタン(比較例)である。なお、(a)及び(c)は、yz面における放射パタンであり、(b)及び(d)は、zx面における放射パタンである。 本発明の実施例に係る統合アンテナの構成を示す平面図である。(a)は、変形前の統合アンテナの構成を示し、(b)は、第1のループアンテナの内周側に変形を施した統合アンテナの構成を示し、(c)は、第1のループアンテナの内周側及び外周側に変形を施した統合アンテナの構成を示し、(d)は、第2のループアンテナの外周側に変形を施した統合アンテナの構成を示している。 本発明の実施例に係る統合アンテナの構成を示す平面図である。(a)は、変形前の統合アンテナの構成を示し、(b)は、第1のループアンテナの内周側に変形を施した統合アンテナの構成を示している。 統合アンテナを搭載可能な車載用のアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
本実施形態に係る統合アンテナについて、図面に基づいて説明すれば以下のとおりである。
〔ループアンテナの構成〕
本実施形態に係る統合アンテナ1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、統合アンテナ1の構成を示す平面図である。
図1に示すように、統合アンテナ1は、第1のループアンテナ11、第1の無給電素子12、第2のループアンテナ13、及び第2の無給電素子14を備えている。本実施形態において、第1のループアンテナ11、第1の無給電素子12、第2のループアンテナ13、及び第2の無給電素子14は、導体箔(例えば、銅箔)により構成され、誘電体フィルム(不図示)の表面(同一面)上に形成される。
第1のループアンテナ11は、第1の環状放射素子11aを有する。本実施形態においては、第1の環状放射素子11aとして、円(楕円であってもよい)上を通る帯状導体を用いる。第1の環状放射素子11aは、上記円の中心から見て9時の方向(x軸負方向)が開いた開ループを構成する。すなわち、第1の環状放射素子11aの両端は、上記円の中心から見て9時の方向において互いに対向する。
本実施形態において、第1のループアンテナ11は、更に、2つの給電路11b〜11cと、2つの短絡部11d〜11eとを有する。
第1の給電路11bは、環状放射素子11aの一端(y軸正方向側の端)から、上記円の略中心に向かって伸びる帯状導体により構成される。第1の給電路11bの先端には、同軸ケーブル(例えば、その内側導体)が接続される第1の給電点11qが配置される。
第2の給電路11cは、環状放射素子11aの他端(y軸負正向側の端)から、上記円の略中心に向かって伸びる帯状導体により構成される。第2の給電路11cの先端には、同軸ケーブル(例えば、その外側導体)が接続される第2の給電点11pが配置される。
第1の短絡部11dは、環状放射素子11a上の点、特に、上記円の中心から見て0時の方向(y軸正方向)に位置する点と、上記第1の給電路11bの先端とを短絡するための構成であり、直線的な帯状導体により構成される。
第2の短絡部11eは、環状放射素子11a上の点、特に、上記円の中心から見て6時の方向(y軸負方向)に位置する点と、上記第2の給電路11cの先端とを短絡するための構成であり、直線的な帯状導体により構成される。
これら2つの短絡部11d〜11eを設けることによって、第1のループアンテナ11上に形成される電流路のバリエーションが増加し、その結果、第1のループアンテナ11の動作帯域の帯域幅が拡大する。
第1のループアンテナ11は、第1の無給電素子12を伴っている。本実施形態において、第1の無給電素子12は、1つの導体片により構成され、第1のループアンテナ11の外側(第2のループアンテナ13の内側)に配置される。第1の無給電素子12の内周は、上記円の中心から見て0時から3時までの方向及び6時から9時までの方向において、第1の環状放射素子11aの外周と対向(容量結合)する。
第2のループアンテナ13は、第1の環状放射素子11aを取り込むように、第1の環状放射素子11aと同一平面上に配置された第2の環状放射素子を有する(第2のループアンテナ13の構成要素は、第2の環状放射素子のみなので、以下、第2の環状放射素子にも符号13を付す)。本実施形態においては、第2の環状放射素子13として、正方形(長方形であってもよい)上を通る帯状導体を用いる。第2の環状放射素子13は、上記正方形の中心から見て0時の方向が開いた開ループを構成する。すなわち、第2の環状放射素子13の両端は、上記正方形の中心から見て0時の方向において互いに対向する。
換言すると、第2の環状放射素子13は、(1)x軸負方向に伸びる第1の直線部13aと、(2)第1の直線部13aの終端からy軸負方向に伸びる第2の直線部13bと、(3)第2の直線部13bの終端からx軸正方向に伸びる第3の直線部13cと、(4)第3の直線部13cの終端からy軸正方向に伸びる第4の直線部13dと、(5)第4の直線部13dの終端からx軸負方向に伸びる第5の直線部13eとにより構成される。第1の直線部13aと第5の直線部13eとは、同一の直線上に配置され、第1の直線部13aの始端と第5の直線部13eの終端とは、互いに対向する。
第2の環状放射素子13の一端(x軸負方向側の端)には、同軸ケーブル(例えば、その内側導体)が接続される第1の給電点13pが配置される。また、第2の環状放射素子13の他端(x軸正方向側の端)には、同軸ケーブル(例えば、その外側導体)が接続される第2の給電点13qが配置される。
第2のループアンテナ13は、第2の無給電素子14を伴っている。本実施形態において、第2の無給電素子14は、第2の環状放射素子13の外側に配置された2つの導体片14a〜14bにより構成される。第1の導体片14aの内周は、第2の環状放射素子13を構成する直線部のうち、第1の直線部13a及び第2の直線部13bの外周と対向(容量結合)する。第2の導体片14bの内周は、第2の環状放射素子13を構成する直線部のうち、第3の直線部13c(の一部)及び第4の直線部13dの外周と対向(容量結合)する。
第1のループアンテナ11は、例えば、SDARS帯(2320MHz以上2345MHz以下)に共振周波数を有するSDARSアンテナとして利用することができる。この場合、第1のループアンテナ11は、約42mm×42mmの矩形領域内に配置することができる。
また、第2のループアンテナ13は、例えば、GPS帯(1575.42±1MHz)に共振周波数を有するGPSアンテナとして利用することができる。この場合、第2のループアンテナ13は、約54mm×54mmの矩形領域内に配置することができる。
〔統合アンテナの特性〕
次に、発明者らがシミュレーションにより明らかにした統合アンテナ1の特性について、図2〜図3を参照して説明する。
図2(a)は、給電点11p〜11qから2.35GHzの高周波電流を入力した場合に形成される電流分布を示す斜視図である。
給電点11p〜11qから2.35GHzの高周波電流を入力した場合、図2(a)に示すように、第1のループアンテナ11に強い電流分布が形成される。このことから、第1のループアンテナがSDARS帯に共振周波数を有すること、すなわち、SDARSアンテナとして機能することが確かめられる。
なお、給電点11p〜11qから2.35GHzの高周波電流を入力した場合、図2(a)に示すように、第2のループアンテナ13に形成される電流分布は十分に弱い。これは、第1のループアンテナ11をSDARSアンテナとして機能させる上で、第2のループアンテナ13の影響が十分に小さいことを意味する。
図2(b)は、給電点13p〜13qから1.575GHzの高周波電流を入力した場合に得られる電流分布を示す斜視図である。
給電点13p〜13qから1.575GHzの高周波電流を入力した場合、図2(b)に示すように、第2のループアンテナ13に強い電流分布が形成される。このことから、第2のループアンテナがGPS帯に共振周波数を有すること、すなわち、GPSアンテナとして機能することが確かめられる。
なお、給電点13p〜13qから1.575GHzの高周波電流を入力した場合、図2(b)に示すように、第1のループアンテナ11に形成される電流分布は十分に弱い。これは、第2のループアンテナ13をGPSアンテナとして機能させる上で、第1のループアンテナ11の影響が十分に小さいことを意味する。
図3(a)は、第1のループアンテナ11のVSWR特性を示すグラフである。図3(a)に示すグラフにおいて、黒丸で示したプロットは、第2のループアンテナ13と統合された状態でのVSWR特性であり、白三角で示したプロットは、第2のループアンテナ13と統合されていない状態でのVSWR特性である。
第1のループアンテナ11においては、第2のループアンテナ13と統合するか否かに拠らずSDARS帯におけるVSWR値が4以下に抑えられていることが、図3(a)から確かめられる。すなわち、第1のループアンテナ11は、SDARS帯を動作帯域とし、かつ、この性質は、第2のループアンテナ13と統合してもなお損なわれないことが、図3(a)から確かめられる。
図3(b)は、第2のループアンテナ13のVSWR特性を示すグラフである。図3(b)に示すグラフにおいて、黒丸で示したプロットは、第1のループアンテナ11と統合された状態でのVSWR特性であり、白三角で示したプロットは、第1のループアンテナ11と統合されていない状態でのVSWR特性である。
第2のループアンテナ13においては、第1のループアンテナ11と統合するか否かに拠らずSDARS帯におけるVSWR値が3以下に抑えられていることが、図3(b)から確かめられる。すなわち、第2のループアンテナ13は、GPS帯を動作帯域とし、かつ、この性質は、第1のループアンテナ11と統合してもなお損なわれないことが、図3(b)から確かめられる。
次に、発明者らが実験により明らかにした統合アンテナ1の特性について、図4〜図5を参照して説明する。
図4は、実験に用いた統合アンテナ1の写真である。図4に示すように、実験に用いた統合アンテナ1は、図1に示す統合アンテナ1と全く同様に構成されている。
図5(a)は、第1のループアンテナ11のVSWR特性(同図において「SDARS」と表記)と、第2のループアンテナ13のVSWR特性(同図において「GPS」と表記)とを示すグラフである。これらのグラフは、何れも他方のループアンテナと統合された状態で得られたものである。
図5(a)からは、(1)第1のループアンテナ11に関して、実際にSDARS帯におけるVSWR値が3以下に抑えられていること、及び、(2)第2のループアンテナ13に関して、実際にGPS帯におけるVSWR値が4以下に抑えられていることが確かめられる。
図5(b)は、第2のループアンテナ13のyz面(図1参照)における円偏波放射利得の方向依存性を示すグラフである。図5(b)において、θは、z軸正方向(図1参照)との成す角であり、円偏波放射利得の単位は、dBicである。
図5(b)からは、第2のループアンテナ13の円偏波放射利得が略全ての方向において十分に高い値(実用に耐える値)を有することが確かめられる。
図5(c)は、第1のループアンテナ11のyz面(図1参照)における円偏波放射利得の方向依存性を示すグラフである。図5(c)において、θは、z軸正方向(図1参照)との成す角であり、円偏波放射利得の単位は、dBicである。
図5(c)からは、第1のループアンテナ11の円偏波放射利得が全ての方向において十分に高い値(実用に耐える値)を有することが確かめられる。
〔統合の効果〕
上述したように、第1のループアンテナ11は、SDARS帯を動作帯域とし、かつ、この性質は、第2のループアンテナ13と統合してもなお損なわれない。また、第2のループアンテナ13は、GPS帯を動作帯域とし、かつ、この性質は、第1のループアンテナ11と統合してもなお損なわれない。
しかしながら、このことは、第1のループアンテナ11の存在が第2のループアンテナ13の特性に影響すること、及び、第2のループアンテナ13の存在が第1のループアンテナ11の特性に影響することを否定するものではない。実際、第1のループアンテナ11の軸比は、第2のループアンテナ13と統合することによって改善される。すなわち、第1のループアンテナ11と第2のループアンテナ13とを図1に示すように組わせることによって、第1のループアンテナ11の軸比が改善されるという新たな効果を奏する。
この点ついて、図6を参照して説明する。
図6(a)〜図6(b)は、第2のループアンテナ13と統合された状態で得られた、2340MHzにおける第1のループアンテナ11の円偏波放射利得の方向依存性を示すグラフである。特に、図6(a)は、zx面(図1参照)における左旋円偏波利得(LHCP)及び右旋円偏波利得(RHCP)を示し、図6(b)は、yz面(図1参照)における左旋円偏波利得(LHCP)及び右旋円偏波利得(RHCP)を示す。
一方、図6(c)〜図6(d)は、第2のループアンテナ13と統合されていない状態で得られた、2340MHzにおける第1のループアンテナ11の円偏波放射利得の方向依存性を示すグラフである。特に、図6(c)は、zx面(図1参照)における左旋円偏波利得(LHCP)及び右旋円偏波利得(RHCP)を示し、図6(d)は、yz面(図1参照)における左旋円偏波利得(LHCP)及び右旋円偏波利得(RHCP)を示す。
図6(a)に示すグラフと図6(c)に示すグラフとを比較すると、第2のループアンテナ13と統合することによって、第1のループアンテナ11のzx面における円偏波放射利得に関して、左旋円偏波放射利得を略一定に保ったまま、右旋円偏波放射利得を低下させ得ることが分かる。すなわち、第2のループアンテナ13と統合することによって、第1のループアンテナ11のzx面における円偏波放射利得に関して、軸比が改善されることが分かる。
また、図6(b)に示すグラフと図6(d)に示すグラフとを比較すると、第2のループアンテナ13と統合することによって、第1のループアンテナ11のyz面における円偏波放射利得に関して、左旋円偏波放射利得を略一定に保ったまま、右旋円偏波放射利得を低下させ得ることが分かる。すなわち、第2のループアンテナ13と統合することによって、第1のループアンテナ11のyz面における円偏波放射利得に関して、軸比が改善されることが分かる。
このように第1のループアンテナ11の軸比が改善される理由としては、第2のループアンテナ13が第1のループアンテナ11にとっての無給電素子として機能し、その結果、
第1のループアンテナ11における縦電流と横電流との位相差が調整されることなどが考えられる。
〔共振周波数の調整〕
統合アンテナ1においては、第1のループアンテナ11の放射素子と第2のループアンテナ13の放射素子との間に第1の無給電素子12が介在している。このため、第1のループアンテナ11の共振周波数を調整するために、第1のループアンテナ11の放射素子の内周側及び/又は外周側を変形しても、その影響が第2のループアンテナ13の共振周波数に及ぶ懸念がない。同様に、第2のループアンテナ13の共振周波数を調整するために、第2のループアンテナ13の放射素子の外周側を変形しても、その影響が第1のループアンテナ11の共振周波数に及ぶ懸念がない。したがって、統合アンテナ1には、第1のループアンテナ11の共振周波数と第2のループアンテナ13の共振周波数とを互いに独立に調整することができるという、製造上のメリットがある。以下、この点について、図7を参照して確認する。
図7は、本発明の実施例に係る統合アンテナ1の構成を示す平面図であり、図7(a)は、変形前の統合アンテナ1の構成を示している。図7(a)に示す統合アンテナ1において、第1のループアンテナ11の共振周波数は、1.90GHzであり、第2のループアンテナ13の共振周波数は、1.96GHzであった。
図7(b)は、第1のループアンテナ11の内周側に変形を施した統合アンテナ1の構成を示している。具体的には、図7(b)に示すように、第1のループアンテナ11の放射素子の内周側に導体片11fを付加する変形を施した。図7(b)に示す統合アンテナ1において、第1のループアンテナ11の共振周波数は、2.11GHzであり、第2のループアンテナ13の共振周波数は、1.96GHzであった。すなわち、上記の変形によって、第1のループアンテナ11の共振周波数を変化させても、第2のループアンテナ13の共振周波数は変動しないことが確かめられた。
図7(c)は、第1のループアンテナ11の内周側及び外周側に変形を施した統合アンテナ1の構成を示している。具体的には、図7(c)に示すように、第1のループアンテナ11の放射素子の外周側にその一部が突出する導体片11fを付加する変形を施した。図7(c)に示す統合アンテナ1において、第1のループアンテナ11の共振周波数は、1.69GHzであり、第2のループアンテナ13の共振周波数は、1.96GHzであった。すなわち、上記の変形によって、第1のループアンテナ11の共振周波数を変化させても、第2のループアンテナ13の共振周波数は変動しないことが確かめられた。
図7(d)は、第2のループアンテナ13の外周側に変形を施した統合アンテナ1の構成を示している。具体的には、図7(d)に示すように、第2のループアンテナ13の放射素子の外周側に導体片13f及び導体片13gを付加する変形を施した。図7(d)に示す統合アンテナ1において、第2のループアンテナ13の共振周波数は、1.82GHzであり、第1のループアンテナ11の共振周波数は、1.90GHzであった。すなわち、上記の変形によって、第2のループアンテナ13の共振周波数を変化させても、第1のループアンテナ11の共振周波数は変動しないことが確かめられた。
第1のループアンテナ11の放射素子と第2のループアンテナ13の放射素子との間に第1の無給電素子12が介在していない場合であっても、以下の効果を得ることができる。すなわち、第1のループアンテナ11の共振周波数を調整するために、第1のループアンテナ11の放射素子の内周側を変形しても、その影響が第2のループアンテナ13の共振周波数に及ぶことはない。以下、この点について、図8を参照して確認する。
図8は、本発明の実施例に係る統合アンテナ1の構成を示す平面図であり、図8(a)は、変形前の統合アンテナ1の構成を示している。図8に示す統合アンテナ1は、第1の無給電素子12及び第2の無給電素子14を備えていない点を除き、図7に示す統合アンテナ1と同様の構成である。図8(a)に示す統合アンテナ1において、第1のループアンテナ11の共振周波数は、1.50GHzであり、第2のループアンテナ13の共振周波数は、1.30GHzであった。
図8(b)は、第1のループアンテナ11の内周側に変形を施した統合アンテナ1の構成を示している。具体的には、図8(b)に示すように、第1のループアンテナ11の放射素子の内周側に導体片11f、導体片11g、及び導体片11hを付加する変形を施した。図8(b)に示す統合アンテナ1において、第1のループアンテナ11の共振周波数は、0.79GHzであり、第2のループアンテナ13の共振周波数は、1.30GHzであった。すなわち、上記の変形によって、第1のループアンテナ11の共振周波数を変化させても、第2のループアンテナ13の共振周波数は変動しないことが確かめられた。
〔アンテナ装置〕
統合アンテナ1は、車載用のアンテナ装置への搭載に好適である。このようなアンテナ装置2について、図9を参照して説明する。図9は、このようなアンテナ装置2の概略構成を示す斜視図である。
アンテナ装置2は、図9に示すように、ベース部21、スペーサ22、及びレドーム23を備えている。なお、図9においては、アンテナ装置2の内部構造を明らかにするために、レドーム23を取り外した状態のアンテナ装置2を示している。
ベース部21は、上面及び下面が四角形の板状部材であり、アルミ等の金属により構成される。アンテナ装置2を車両に搭載する場合、ベース部21は、その対角線が当該車両の進行方向と平行になるように、当該車両のルーフ上に配置される。
ベース部21の上面には、スペーサ22が載置されている。スペーサ22は、例えば、樹脂からなる柱状部材であり、ベース部21からアンテナを離間させるための構成である。
スペーサ22の上面には、アンテナを貼り付けるための3つの領域A1、A2、A3が設けられている。統合アンテナ1は、スペーサ22の上面中央に設けられた正方形の領域A1に貼り付けられている。
レドーム23は、例えば、樹脂からなる船底状部材であり、上面にアンテナが貼り付けられたスペーサ22を覆い隠すための構成である。ベース部21とレドーム23とにより形成される密閉空間内に収容されたアンテナは、雨水に晒されることがない。
アンテナ装置2において、統合アンテナ1が貼り付けられる領域Aは、その対角線が車両の進行方向と平行になるように、すなわち、その対角線がベース部21の上面の対角線と平行になるように配置される。これにより、アンテナ装置2のサイズを徒に大型化することなく、アンテナ装置2のフォルムを前方が尖った流線型のフォルムとすることができる。
なお、アンテナ装置2には、DAB用アンテナやLTE用アンテナなどの統合アンテナ1以外のアンテナを搭載することも可能である。スペーサ22の上面に設けられたL字型の領域A2,A3は、そのようなアンテナを貼り付けるための領域である。アンテナ装置2への搭載に適した統合アンテナ1以外のアンテナとしては、例えば、モノポールアンテナや逆Fアンテナなどが挙げられる。
この場合、領域A2に貼り付けられるアンテナは、その一部がスペーサ22の側面S1及び/又は側面S2に貼り付けられていても構わない。同様に、領域A3に貼り付けられるアンテナは、その一部がスペーサ22の側面S3及び/又は側面S4に貼り付けられていても構わない。また、ベース部21が金属製である場合、これを地板として利用しても構わない。
〔付記事項1〕
上述した実施形態においては、第1の無給電素子12を第1の環状放射素子11aの外側(第2の環状放射素子13との間)に配置する構成を示したが、本発明は、これに限定されない。すなわち、第1の無給電素子12を第1の環状放射素子11aの内側に配置する構成も可能である。
また、上述した実施形態においては、第2の無給電素子14を第2の環状放射素子13の外側に配置する構成を示したが、本発明は、これに限定されない。すなわち、第2の無給電素子14を第2の環状放射素子13の内側(第1の環状放射素子11aとの間)に配置する構成も可能である。
〔まとめ〕
以上のように、本実施形態に係る統合アンテナは、第1の環状放射素子を有する第1のループアンテナと、第2の環状放射素子を有する第2のループアンテナであって、共振周波数が上記第1のループアンテナの共振周波数よりも低い第2のループアンテナと、を備えており、上記第2の環状放射素子は、上記第1の環状放射素子を取り囲むように、上記第1の環状放射素子と同一面上に配置されている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、上記第2の環状放射素子が上記第1の環状放射素子を取り囲むように配置されているので、2つのループアンテナを横並びに配置する構成が抱えている問題、すなわち、統合アンテナの水平方向のサイズが大型化するという問題を回避することができる。また、上記の構成によれば、上記第1の環状放射素子と上記第2の環状放射素子とが同一面上に配置されているので、2つのループアンテナを積層する構成が抱えている問題、すなわち、統合アンテナの垂直方向のサイズが大型化するという問題、及び、下層側のループアンテナの特性が悪化するという問題を回避することができる。すなわち、上記の構成によれば、各ループアンテナの特性を悪化させることなく、従来よりも小型の統合アンテナを実現することができる。
更に、上記第2の環状放射素子を上記第1の環状放射素子を取り囲むように配置することによって、上記第1のループアンテナの軸比が改善することが発明者らの行った実験により明らかになった。すなわち、上記の構成によれば、各ループアンテナの特性を悪化させないという消極的効果に留まらず、上記第1のループアンテナの軸比を改善するという積極的効果も奏する。
本実施形態に係る統合アンテナは、上記第1の環状放射素子と上記第2の環状放射素子との間に配置された第1の無給電素子であって、その内周の少なくとも一部が上記第1の環状放射素子の外周の少なくとも一部と対向する第1の無給電素子を更に備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記第1の無給電素子の作用により、上記第1のループアンテナをSDARS等の円偏波の受信に適したアンテナとして機能させることができる。しかも上記第1の無給電素子は、上記第1の環状放射素子の外側に配置されているので、上記環状放射素子の内側に給電路や短絡部などの構成を付加することが可能になる。
更に、上記の構成によれば、上記第2の環状放射素子と上記第1の環状放射素子との間に上記第1の無給電素子が介在しているので、上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子を変形しても、上記第2のループアンテナの共振周波数が大きく変動することはない。また、上記第2のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第2の環状放射素子を変形しても、上記第1のループアンテナの共振周波数が大きく変動することはない。したがって、上記の構成によれば、上記第1のループアンテナの共振周波数と上記第2のループアンテナの共振周波数とを互いに独立に(すなわち、容易に)調整することが可能な統合アンテナを実現することができる。
本実施形態に係る統合アンテナにおいて、上記第1のループアンテナは、互いに対向する上記第1の環状放射素子の両端の各々から上記第1の環状放射素子により取り囲まれる領域の中心に向かって伸びる2本の給電路と、上記2本の給電路の各々の先端と上記第1の環状放射素子上の点を短絡する2本の短絡部とを更に有している、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記2本の給電路の先端に同軸ケーブルを接続することできる。これにより、上記第1の環状放射素子の両端に同軸ケーブルを接続する場合に生じ得る問題、すなわち、同軸ケーブルが上記第1の環状放射素子の近傍を通ることによって、第1のループアンテナの特性が悪化するという問題を回避することができる。
また、上記の構成によれば、上記2本の短絡部を設けたことによって、上記第1のループアンテナ上に形成される電流路のバリエーションが増加する。その結果、上記第1のループアンテナの動作帯域(VSRW値と所定の閾値以下となる帯域)の帯域幅を拡大することができる。
本実施形態に係る統合アンテナは、上記第2の環状放射素子の外側に配置された第2の無給電素子であって、その内周の少なくとも一部が上記第2の環状放射素子の外周の少なくとも一部と対向する第2の無給電素子を更に備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記第2の無給電素子の作用により、上記第2のループアンテナをGPS等の円偏波の受信に適したアンテナとして機能させることができる。
以上のように、本実施形態に係る統合アンテナによれば、各ループアンテナの特性を悪化させることなく、従来よりも小型の統合アンテナを実現することができる。
また、本実施形態に係る統合アンテナの製造方法は、上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子を変形する工程を含んでいる。
上記の統合アンテナにおいては、上記第2の環状放射素子と上記第1の環状放射素子との間に上記第1の無給電素子が介在している。したがって、上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子を変形する工程を実施しても、上記第2のループアンテナの共振周波数が殆ど変動することはない。したがって、上記の構成によれば、上記第1のループアンテナの共振周波数と上記第2のループアンテナの共振周波数とを互いに独立に(すなわち、容易に)調整することができる。
また、本実施形態に係る統合アンテナの製造方法は、上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子の内周側を変形する工程を含んでいる。
上記の統合アンテナにおいては、上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子の内周側の形状を変形する工程を実施しても、上記第2のループアンテナの共振周波数が殆ど変動することはない。したがって、上記の構成によれば、上記第1のループアンテナの共振周波数を、上記第2のループアンテナとは独立に(すなわち、容易に)調整することができる。
〔付記事項2〕
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、相異なる2つ以上の帯域で動作する統合アンテナに広く適用することができる。例えば、自動車等の車両に搭載する車載用アンテナとして好適に利用することができる。
1 統合アンテナ
11 第1のループアンテナ
11a 第1の環状放射素子
11b〜11c 給電路
11d〜11e 短絡部
12 第1の無給電素子
13 第2のループアンテナ,第2の環状放射素子
13a〜13e 直線部
14 第2の無給電素子

Claims (4)

  1. 第1の環状放射素子を有する第1のループアンテナと、第2の環状放射素子を有する第2のループアンテナであって、共振周波数が上記第1のループアンテナの共振周波数よりも低い第2のループアンテナと、を備えており、
    上記第2の環状放射素子は、上記第1の環状放射素子を取り囲むように、上記第1の環状放射素子と同一面上に配置されており、
    上記第1の環状放射素子と上記第2の環状放射素子との間に配置された第1の無給電素子であって、その内周の少なくとも一部が上記第1の環状放射素子の外周の少なくとも一部と対向する第1の無給電素子を更に備え、
    上記第1のループアンテナは、互いに対向する上記第1の環状放射素子の両端の各々から上記第1の環状放射素子により取り囲まれる領域の中心に向かって伸びる2本の給電路と、上記2本の給電路の各々の先端と上記第1の環状放射素子上の点を短絡する2本の短絡部とを更に有している、
    ことを特徴とする記載の統合アンテナ。
  2. 上記第2の環状放射素子の外側に配置された第2の無給電素子であって、その内周の少なくとも一部が上記第2の環状放射素子の外周の少なくとも一部と対向する第2の無給電素子を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の統合アンテナ。
  3. 請求項に記載の統合アンテナの製造方法であって、
    上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子を変形する工程を含んでいる、ことを特徴とする統合アンテナ装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の統合アンテナの製造方法であって、
    上記第1のループアンテナの共振周波数を調整するために上記第1の環状放射素子の内周側を変形する工程を含んでいる、ことを特徴とする統合アンテナ装置の製造方法。
JP2015503059A 2013-03-01 2014-02-28 統合アンテナ、及び、その製造方法 Expired - Fee Related JP5997360B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013041254 2013-03-01
JP2013041254 2013-03-01
PCT/JP2014/055146 WO2014133155A1 (ja) 2013-03-01 2014-02-28 統合アンテナ、及び、その製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5997360B2 true JP5997360B2 (ja) 2016-09-28
JPWO2014133155A1 JPWO2014133155A1 (ja) 2017-02-09

Family

ID=51428413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015503059A Expired - Fee Related JP5997360B2 (ja) 2013-03-01 2014-02-28 統合アンテナ、及び、その製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9935372B2 (ja)
EP (1) EP2963737B1 (ja)
JP (1) JP5997360B2 (ja)
CN (1) CN104969413B (ja)
WO (1) WO2014133155A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9847576B2 (en) * 2013-11-11 2017-12-19 Nxp B.V. UHF-RFID antenna for point of sales application
US10194714B2 (en) * 2017-03-07 2019-02-05 Adidas Ag Article of footwear with upper having stitched polymer thread pattern and methods of making the same
JP6429924B2 (ja) * 2017-03-29 2018-11-28 Kddi株式会社 電波測定装置及び電波測定方法
JP7045008B2 (ja) * 2017-10-26 2022-03-31 Tdk株式会社 ショットキーバリアダイオード
WO2019175995A1 (ja) 2018-03-14 2019-09-19 凸版印刷株式会社 ループアンテナ、ループアンテナユニット、及び電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118268A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Fujitsu Ten Ltd アンテナ
JP2011071936A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Brother Industries Ltd 通信装置
JP2011101412A (ja) * 2011-01-13 2011-05-19 Fujitsu Ten Ltd 無指向性アンテナ

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5198826A (en) * 1989-09-22 1993-03-30 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Wide-band loop antenna with outer and inner loop conductors
JPH118511A (ja) 1997-06-18 1999-01-12 Taiyo Musen Kk 円偏波アンテナ
JP3420233B2 (ja) * 2001-11-28 2003-06-23 日本アンテナ株式会社 複合アンテナ
EP1517403A3 (en) * 2003-08-29 2006-04-12 Fujitsu Ten Limited Circular polarization antenna and composite antenna including this antenna
FR2866987A1 (fr) 2004-03-01 2005-09-02 Thomson Licensing Sa Antenne planaire multibandes
JP4249090B2 (ja) * 2004-05-31 2009-04-02 マスプロ電工株式会社 ループアンテナ及びアンテナ装置
KR100652229B1 (ko) * 2005-05-27 2006-11-30 충남대학교산학협력단 유에이치에프 대역 알에프아이디 태그 안테나
JP4286813B2 (ja) 2005-07-08 2009-07-01 富士通株式会社 アンテナ及びこれを搭載するrfid用タグ
JP4749219B2 (ja) * 2005-11-28 2011-08-17 富士通テン株式会社 ループアンテナ、ループアンテナの車両への取付方法、及びループアンテナを備える車両のリヤガラス
US7728785B2 (en) 2006-02-07 2010-06-01 Nokia Corporation Loop antenna with a parasitic radiator
JP4798368B2 (ja) 2006-09-04 2011-10-19 ミツミ電機株式会社 複合アンテナ装置
US8056819B2 (en) * 2008-10-14 2011-11-15 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co., Ltd. Miniature and multi-band RF coil design
JP5630499B2 (ja) * 2010-03-31 2014-11-26 株式会社村田製作所 アンテナ装置及び無線通信デバイス
JP5767578B2 (ja) * 2011-12-20 2015-08-19 株式会社フジクラ アンテナ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118268A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Fujitsu Ten Ltd アンテナ
JP2011071936A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Brother Industries Ltd 通信装置
JP2011101412A (ja) * 2011-01-13 2011-05-19 Fujitsu Ten Ltd 無指向性アンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
US20160013554A1 (en) 2016-01-14
US9935372B2 (en) 2018-04-03
EP2963737A4 (en) 2016-02-10
CN104969413B (zh) 2017-09-29
EP2963737B1 (en) 2017-07-26
EP2963737A1 (en) 2016-01-06
WO2014133155A1 (ja) 2014-09-04
JPWO2014133155A1 (ja) 2017-02-09
CN104969413A (zh) 2015-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10819000B2 (en) Composite antenna device
US9490541B2 (en) Loop antenna
JP5997360B2 (ja) 統合アンテナ、及び、その製造方法
KR101633844B1 (ko) 차량용 다중대역안테나
US8681052B2 (en) Low profile wideband antenna
WO2018074099A1 (ja) アンテナ装置
CN110574233A (zh) 天线装置
KR20110015407A (ko) 2주파 안테나
JP6181498B2 (ja) アンテナ装置
JP2013198090A (ja) アンテナ装置
WO2014129632A1 (ja) 逆f型アンテナ及び車載用複合アンテナ装置
JP5767578B2 (ja) アンテナ装置
JP2006186549A (ja) 台形型エレメントアンテナ
JP2014082547A (ja) アンテナ装置、アンテナ構造、および設置方法
JP2014011692A (ja) 統合アンテナ装置
JP5663117B2 (ja) 逆f型アンテナ
JP2011077826A (ja) アンテナ装置
KR20170004863A (ko) 차량용 안테나 장치
JP2015139210A (ja) 統合アンテナ装置
JP2015023405A (ja) ループアンテナ
TWM406818U (en) Vehicle antenna device and vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160825

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5997360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees