JPH118511A - 円偏波アンテナ - Google Patents
円偏波アンテナInfo
- Publication number
- JPH118511A JPH118511A JP19629297A JP19629297A JPH118511A JP H118511 A JPH118511 A JP H118511A JP 19629297 A JP19629297 A JP 19629297A JP 19629297 A JP19629297 A JP 19629297A JP H118511 A JPH118511 A JP H118511A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- diameter
- output
- circularly polarized
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】短波、超短波帯で使用される水平面無指向性の
円偏波アンテナを提供することを目的とする。 【構成】垂直ダイポールアンテナと水平ループアンテナ
を、それぞれの出力端で並列に接続し、ダイポールアン
テナの出力キャパシタンスと、ループアンテナの出力イ
ンダクタンスが共振するようにしたことを特徴とする円
偏波アンテナ
円偏波アンテナを提供することを目的とする。 【構成】垂直ダイポールアンテナと水平ループアンテナ
を、それぞれの出力端で並列に接続し、ダイポールアン
テナの出力キャパシタンスと、ループアンテナの出力イ
ンダクタンスが共振するようにしたことを特徴とする円
偏波アンテナ
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、送信電波を受信する
際、その偏波面による影響を受け難い、円偏波アンテナ
に関するものである。
際、その偏波面による影響を受け難い、円偏波アンテナ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から短波、超短波帯で用いられ円偏
波アンテナとして、交差ダイポールアンテナが良く知ら
れている。この交差アンテナは周知のようにアンテナの
交差面に垂直方向に指向性を持ち、垂直方向からずれる
と次第に楕円偏波の性質が強くなる。このような指向特
性があるため、不特定の方向から入射する電波を同一特
性で受信することはできない。このため、通常は送受信
の位置関係を特定した状態で使用される。
波アンテナとして、交差ダイポールアンテナが良く知ら
れている。この交差アンテナは周知のようにアンテナの
交差面に垂直方向に指向性を持ち、垂直方向からずれる
と次第に楕円偏波の性質が強くなる。このような指向特
性があるため、不特定の方向から入射する電波を同一特
性で受信することはできない。このため、通常は送受信
の位置関係を特定した状態で使用される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】短波、超短波での通信
には、特殊な場合を除き直線偏波が使用されるが、特に
移動通信の場合、伝播経路の状況やアンテナの動揺で偏
波面が変化して、受信点まで必ずしも一定の偏波面が保
持されているとは限らない。受信アンテナには通常、水
平面無指向性の直線偏波アンテナが使用されるので、受
信電波の偏波の動揺によって、受信状態が大きく変化し
て受信品質が低下するという問題がある。このような場
合、偏波面に無関係に受信することのできる円偏波アン
テナである交差ダイポールアンテナを使用することが考
えられるが、上記のように指向性が鋭く、水平面の全方
向を受信の対象とすることはできない。本発明はこのよ
うな問題を解決するためになされたもので、水平面無指
向性の円偏波アンテナを提供することを目的とする。
には、特殊な場合を除き直線偏波が使用されるが、特に
移動通信の場合、伝播経路の状況やアンテナの動揺で偏
波面が変化して、受信点まで必ずしも一定の偏波面が保
持されているとは限らない。受信アンテナには通常、水
平面無指向性の直線偏波アンテナが使用されるので、受
信電波の偏波の動揺によって、受信状態が大きく変化し
て受信品質が低下するという問題がある。このような場
合、偏波面に無関係に受信することのできる円偏波アン
テナである交差ダイポールアンテナを使用することが考
えられるが、上記のように指向性が鋭く、水平面の全方
向を受信の対象とすることはできない。本発明はこのよ
うな問題を解決するためになされたもので、水平面無指
向性の円偏波アンテナを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明における円偏波ア
ンテナは、垂直ダイポールアンテナと、水平ループアン
テナを各々の出力端で並列に合成する。このとき、各ア
ンテナの実効高が等しくなるように、また、ループアン
テナの出力インダクタンスとダイポールアンテナの出力
キャパシタンスが共振するように調整する。
ンテナは、垂直ダイポールアンテナと、水平ループアン
テナを各々の出力端で並列に合成する。このとき、各ア
ンテナの実効高が等しくなるように、また、ループアン
テナの出力インダクタンスとダイポールアンテナの出力
キャパシタンスが共振するように調整する。
【０００５】
【作用】波長に比して小さい垂直ダイポールアンテナは
垂直偏波に対し、水平ループアンテナは水平偏波に対
し、共に水平面内無指向性であり、垂直面内は８字型指
向性を持っている。また、受信した信号の搬送波位相は
互いに９０度の位相を持っている。したがって、これら
両アンテナの実効高を揃えてそのまま合成すれば水平面
内無指向性の円偏波アンテナを得ることができる。
垂直偏波に対し、水平ループアンテナは水平偏波に対
し、共に水平面内無指向性であり、垂直面内は８字型指
向性を持っている。また、受信した信号の搬送波位相は
互いに９０度の位相を持っている。したがって、これら
両アンテナの実効高を揃えてそのまま合成すれば水平面
内無指向性の円偏波アンテナを得ることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明による円偏波アンテナの一実施
例について、図面を参照して説明する。図１は本発明の
一実施例の構造を示す図である。図において、１は垂直
ダイポールアンテナであって、アンテナの全長は使用周
波数の１／２波長より短くし、その出力インピーダンス
を容量性にしてある。２は水平ループアンテナで、その
円周長は使用周波数の１／３波長より短くし、水平面無
指向性を保つようにしてある。３はブームであって、内
部に図２、または図３に示す回路を組み込んであり、同
軸接栓４から出力を取り出すようにしてある。
例について、図面を参照して説明する。図１は本発明の
一実施例の構造を示す図である。図において、１は垂直
ダイポールアンテナであって、アンテナの全長は使用周
波数の１／２波長より短くし、その出力インピーダンス
を容量性にしてある。２は水平ループアンテナで、その
円周長は使用周波数の１／３波長より短くし、水平面無
指向性を保つようにしてある。３はブームであって、内
部に図２、または図３に示す回路を組み込んであり、同
軸接栓４から出力を取り出すようにしてある。
【０００７】１／２波長より短い全長Ｌのダイポールア
ンテナの実効高はＬ／２であり、直径Ｌで、円周長が１
／３波長のループアンテナの実効高も、その周波数でほ
ぼ、Ｌ／２となる。また、ダイポールアンテナの出力キ
ャパシタンスは、アンテナ素子の直径とアンテナ長の比
の関数であり、ループアンテナの出力インダクタンス
は、導体の直径とアンテナの直径の比の関数であるか
ら、アンテナ長と直径を一定にした場合、それぞれの素
子導体の径を適当に採れば上記周波数で共振させること
ができる。
ンテナの実効高はＬ／２であり、直径Ｌで、円周長が１
／３波長のループアンテナの実効高も、その周波数でほ
ぼ、Ｌ／２となる。また、ダイポールアンテナの出力キ
ャパシタンスは、アンテナ素子の直径とアンテナ長の比
の関数であり、ループアンテナの出力インダクタンス
は、導体の直径とアンテナの直径の比の関数であるか
ら、アンテナ長と直径を一定にした場合、それぞれの素
子導体の径を適当に採れば上記周波数で共振させること
ができる。
【０００８】本実施例ではダイポールアンテナ長、及び
ループアンテナ径を２０ｃｍ、各導体径を１．６ｃｍと
し、１５０ＭＨｚで並列共振させている。図２はブーム
に内蔵された整合回路を示した図であって、５は回路の
Ｑを決める抵抗であり、変成器６で伝送線７の特性イン
ピーダンスとの整合される。
ループアンテナ径を２０ｃｍ、各導体径を１．６ｃｍと
し、１５０ＭＨｚで並列共振させている。図２はブーム
に内蔵された整合回路を示した図であって、５は回路の
Ｑを決める抵抗であり、変成器６で伝送線７の特性イン
ピーダンスとの整合される。
【０００９】図３はダイポールアンテナ長をループアン
テナ径よりも大きくした場合の回路構成を示す図であっ
て、８はコンデンサ減衰器で、ダイポールアンテナ１の
実効高の増加分を、ループアンテナ２の実効高と合わせ
ると同時に、出力キャパシタンスをループアンテナ２の
インダクタンスと共振するようにしてある。
テナ径よりも大きくした場合の回路構成を示す図であっ
て、８はコンデンサ減衰器で、ダイポールアンテナ１の
実効高の増加分を、ループアンテナ２の実効高と合わせ
ると同時に、出力キャパシタンスをループアンテナ２の
インダクタンスと共振するようにしてある。
【００１０】以上、円偏波アンテナとして説明したが、
使用目的によっては厳密に円偏波アンテナでなくてもよ
い場合もある。このような場合には実効高、共振等の設
計条件を緩くしても楕円偏波となるだけで大方の目的を
達することができる。
使用目的によっては厳密に円偏波アンテナでなくてもよ
い場合もある。このような場合には実効高、共振等の設
計条件を緩くしても楕円偏波となるだけで大方の目的を
達することができる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば水
平面内無指向性の円偏波アンテナを構成できるので、不
特定の方向から到来する電波を、偏波に関係なく等感度
で受信することができる。また、本発明のアンテナを用
いて方位測定用アンテナアレィを構成すると、偏波面に
無関係に電波の到来方向を測定することが可能になる。
平面内無指向性の円偏波アンテナを構成できるので、不
特定の方向から到来する電波を、偏波に関係なく等感度
で受信することができる。また、本発明のアンテナを用
いて方位測定用アンテナアレィを構成すると、偏波面に
無関係に電波の到来方向を測定することが可能になる。
【図１】本発明による円偏波アンテナの一実施例の構造
を示す図である。
を示す図である。
【図２】本発明による円偏波アンテナの整合回路の一例
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図３】本発明による円偏波アンテナの整合回路の他の
例の構成を示す図である。
例の構成を示す図である。
【符号の説明】 １；垂直ダイポールアンテナ ２；水平ループアンテナ ３；ブーム ４；同軸接栓 ５；抵抗器 ６；変成器 ７；伝送線 ８；コンデンサ減衰器
Claims (1)
- 【請求項１】 垂直ダイポールアンテナと、水平ループ
アンテナとで構成したことを特徴とする円偏波アンテナ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19629297A JPH118511A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 円偏波アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19629297A JPH118511A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 円偏波アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH118511A true JPH118511A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16355385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19629297A Pending JPH118511A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 円偏波アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH118511A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4863737A (en) * | 1985-05-01 | 1989-09-05 | University Of Utah | Compositions and methods of manufacture of compressed powder medicaments |
| JP2001068928A (ja) * | 1999-08-27 | 2001-03-16 | Yrp Kokino Idotai Tsushin Kenkyusho:Kk | 偏波ダイバーシチアンテナ |
| JP2015089054A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | アンテナ、通信装置および電子機器 |
| CN104969413A (zh) * | 2013-03-01 | 2015-10-07 | 株式会社藤仓 | 集成天线及其制造方法 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP19629297A patent/JPH118511A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4863737A (en) * | 1985-05-01 | 1989-09-05 | University Of Utah | Compositions and methods of manufacture of compressed powder medicaments |
| JP2001068928A (ja) * | 1999-08-27 | 2001-03-16 | Yrp Kokino Idotai Tsushin Kenkyusho:Kk | 偏波ダイバーシチアンテナ |
| CN104969413A (zh) * | 2013-03-01 | 2015-10-07 | 株式会社藤仓 | 集成天线及其制造方法 |
| US9935372B2 (en) | 2013-03-01 | 2018-04-03 | Fujikura Ltd. | Integrated antenna, and manufacturing method thereof |
| JP2015089054A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | アンテナ、通信装置および電子機器 |
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