JP5995619B2

JP5995619B2 - 冷蔵庫

Info

Publication number: JP5995619B2
Application number: JP2012196516A
Authority: JP
Inventors: 佐藤　周; 周佐藤; 直之福田
Original assignee: Aqua Co Ltd
Current assignee: Aqua Co Ltd
Priority date: 2012-09-06
Filing date: 2012-09-06
Publication date: 2016-09-21
Anticipated expiration: 2032-09-06
Also published as: WO2014036838A1; JP2014052131A

Description

本発明は、冷蔵室の前面開口を開閉する開閉扉裏面に物品を収納する収納ラックを備えた冷蔵庫に関する。

この種の冷蔵庫における卵収納容器は、例えば特許文献１に示すように、卵を個別に収納したり、また卵を収納した卵パックごと収納できる卵収納容器が提案されている。

特開２０１１−４３２９６号公報

しかしながら、卵や卵パックばかりか、その他容器入り調味料、容器入り飲料なども収納できるようにできることが望まれてきている。

そこで本発明は、卵や卵パックばかりか、その他容器入り調味料も収納できるようにできる冷蔵庫を提供することを目的とする。

このため本発明は、冷蔵室の前面開口を開閉する開閉扉裏面に物品を収納する収納ラックを備えた冷蔵庫において、前記収納ラックに配設される卵収納容器に、個別にバラの状態で挿入された卵を係止して収納する複数の係止孔及び前記収納ラックに該卵収納容器を寝せて配設したときでも立てて配設したときでも容器入り調味料を収納できる収納凹部を形成すると共に、前記収納ラックに該卵収納容器を立てて配設するときに前記収納ラックに係止する係止部を設け、前記収納ラックに前記係止部を係止して立てて配設したときに前記収納ラックの壁面との間の空間内に卵を収納する卵パックを収納できるようにしたことを特徴とする。

本発明によれば、卵や卵パックばかりか、その他容器入り調味料も収納でき、誠に使い勝手が良い冷蔵庫を提供することができる。

開閉扉を開いた状態の冷蔵庫の正面図である。寝せた状態の卵収納容器の斜視図である。立てた状態の卵収納容器の斜視図である。収納ラック内に卵収納容器を立てた状態で配設した開閉扉の部分裏面図である。図４のＡ−Ａ断面図である。図４のＢ−Ｂ断面図である。収納ラック内に卵収納容器を寝せた状態で配設した開閉扉の部分裏面図である。収納ラック内に卵収納容器を寝せた状態で配設した開閉扉の部分裏面図で、収納ラックの利用についての参考図である。収納ラック内に卵収納容器を立てた状態で配設した開閉扉の部分裏面図で、収納ラックの利用についての第１の参考図である。収納ラック内に卵収納容器を立てた状態で配設した開閉扉の部分裏面図で、収納ラックの利用についての第２の参考図である。

以下、本発明の冷蔵庫の実施形態について、図面を参照しながら説明する。先ず、図１において、冷蔵庫１は、前方に開口する鋼板製の外箱２と、硬質合成樹脂製の内箱３間に発泡ポリウレタン断熱材を現場発泡方式により充填して成る断熱箱体により構成されている。そして、この断熱箱体の庫内は、それぞれ水平に設けられた仕切板によって上下に区画され、上から冷蔵室５、野菜などを収納するための野菜室７、第１冷凍室８、第２冷凍室９が設けられている。

上下複数段の棚１４が配設された前記冷蔵室８の前面開口は回動式の開閉扉１０にて開閉自在に閉塞され、この冷蔵室８の背部には冷蔵用冷却器及び冷気循環送風機が配設された冷蔵室ダクトが上下に亘って形成されている。

そして、野菜容器を収納する前記野菜室７の手前上部には前記冷蔵室５と野菜室７とを連通する冷気連通口が形成され、この野菜室７の前面開口は引き出し式の開閉扉１１により開閉自在に閉塞される。そして、前記冷蔵室ダクトの上端部に形成された吹出口から前記冷蔵室５内に吹出されてこの冷蔵室５内を冷却した後、前記冷気連通口を介して野菜室７内を冷却して、冷気戻り口を介して前記冷蔵室ダクト内に戻るという経路で冷却する。

前記第１冷凍室８の背部には仕切板により冷却室が形成されており、この冷却室内には冷凍用冷却器が配設されると共に、この冷凍用冷却器の上方には送風機が設置されている。

この第１冷凍室８及び第２冷凍室９の前面開口は引き出し式の開閉扉１２、１３により開閉自在に閉塞される。そして、冷凍用冷却器で生成された冷気は送風機により吹出口を介して第１冷凍室８内に供給され、この第１冷凍室８内を冷却した後、冷気戻り口を介して前記冷却室に戻るという経路で冷却する。

一方、前記断熱箱体の底壁は後部が階段状に立ち上がる形状とされており、この底壁の下方及び後方外側には機械室が形成されている。そして、この機械室内には冷凍サイクルを構成する圧縮機、放熱器としての凝縮器が設置される。

以上の構成により、前記圧縮機が運転されると、この圧縮機からは高温高圧のガス冷媒が吐出され、前記凝縮器に流入して放熱して凝縮され、この凝縮器から出た冷媒はキャピラリチューブにて減圧された後、冷凍用冷却器、冷蔵用冷却器に入って蒸発し、再び前記圧縮機に吸い込まれる。

そして、前述の如く冷凍用冷却器、冷蔵用冷却器にて冷却された冷気は、両送風機の運転により吸引され、両吹出口より冷蔵室５、第１冷凍室８内に吹出され、冷蔵室８、野菜室７、第１冷凍室８、第２冷凍室９内を冷却する。

そして、前記開閉扉１０の内側裏面に内方（庫内方向）へ突出して形成した両縦取付壁１０Ａ、１０Ｂ間に、物品を収納する上下三段の収納ラック１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃが着脱可能に取付けられる。この収納ラック１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃは、透明な合成樹脂材料で作製されて、上面のみ開口した箱状を呈している。各収納ラック１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃはほぼ同じ構造であり、最上段の収納ラック１５Ａを例として説明すると、この収納ラック１５Ａは上面が開口した箱状を呈して、奥壁１５Ａ１、左右側壁１５Ａ２、１５Ａ３、前壁１５Ａ４及び底壁１５Ａ５とから構成される。

なお、この収納ラック１５Ａの左右側壁１５Ａ２、１５Ａ３は、その前後の中間位置において段差部が形成されており、前部より後部が内側寄りに窄まっている。このため、その段差面が前記開閉扉１０の前記縦取付壁１０Ａ、１０Ｂの前端面と向かい合うように、前記収納ラック１５Ａは前記開閉扉１０の裏面に取り付けられることとなる（図６参照）。

そして、前記収納ラック１５Ａ内には、図２及び図３に示すような卵収納容器１６が配設されて取付けられるが、次段の収納ラック１５Ｂに配設してもよい。この合成樹脂製の卵収納容器１６は上壁１６Ａと、左右側壁１６Ｂ、１６Ｃ、前壁１６Ｄ及び奥壁１６Ｅとからなり、上壁１６Ａ、左右側壁１６Ｂ、１６Ｃ及び奥壁１６Ｅは同じ高さを有し、前壁１６Ｄの高さはその他の壁よりも短い。

そして、図４に示すように、この卵収納容器１６を前記収納ラック１５Ａ内に立てて利用する場合に、その上壁１６Ａの左奥部に前記開閉扉１０裏面に取付けられた収納ラック１５Ａの奥壁１５Ａ１に上方から着脱可能に引っ掛け係止することができる第１係止部１７が形成されると共に、前記収納ラック１５Ａの右側壁１５Ａ３に形成された横断平面がＬ字形状の被係止溝１９内に着脱可能に嵌合する横断平面がＬ字形状の第２係止部１８が右側壁１６Ｃの段差部に奥方へ延在するように形成される（図５及び図６参照）。

なお、前記卵収納容器１６は、前記第１係止部１７により前記収納ラック１５Ａ内での上下方向及び前後方向の位置が定まり、前記第２係止部１８により左右方向の位置が定まるが、この上下方向、前後方向及び左右方向の位置決め、固定のための係止部の形態はこれらの形態の係止部に限らず、種々の形態が考えられ、その数も２個に限られない。

また、前記卵収納容器１６には、卵ＴＭを個別に係止して収納できるように、縦断面形状が楕円形状の卵ＴＭの短径より狭い外径を有する複数の係止孔２０を開設し、即ち一列が５個の係止孔２０を二列、三列目に２個の係止孔２０を開設する。そして、この三列目の係止孔２０の隣には、容器入り調味料ＹＣを立てて収納できる４個の収納凹部２１が形成される。この収納凹部２１は上面及び前面に開口２１Ａ、２１Ｂが形成されるが、その他の仕切り壁２１Ｃ、奥壁２１Ｅ及び底壁２１Ｆとで形成される。

従って、図７に示すように、前記収納ラック１５Ａ内にこの収納ラック１５Ａの底壁１５Ａ５上に前記卵収納容器１６を寝せて収納した場合には、図８に示すように、複数の前記係止孔２０に個別にバラの状態で挿入された卵ＴＭを係止して浮かした状態で収納できると共に、前記収納凹部２１の底壁２１Ｆ上に容器入り調味料ＹＣを載置させて立てて収納できる。

また、前記奥壁１６Ｅを前記収納ラック１５Ａの底壁１５Ａ５上に載置して、前記上壁１６Ａ表面が前記開閉扉１０に向くように前記収納ラック１５Ａ内に、前記卵収納容器１６を立てて収納することもできる。即ち、図５及び図６に示すように、前記卵収納容器１６を立てた状態にして、前記開閉扉１０裏面に取付けられた前記収納ラック１５Ａの奥壁１５Ａ１に前記上壁１６Ａの左奥部に形成された前記第１係止部１７を上方から係止すると共に、前記収納ラック１５Ａの右側壁１５Ａ３に形成された前記被係止溝１９内に前記第２係止部１８を上方から係止させる。

従って、前述したように、前記卵収納容器１６を前記収納ラック１５Ａ内に立てて収納すると、図９に示すように、前壁１６Ｄは高さが短いので、前記各収納凹部２１内に開口２１Ｂを介して各容器入り調味料ＹＣを立てて収納することができる。また、この前記卵収納容器１６と前記収納ラック１５の前壁１５Ａ４との間の空間Ｓ内に卵を収納した卵包装容器である卵パックＴＰを収納することができる。

また同様に、前記卵収納容器１６を前記収納ラック１５Ａ内に立てて収納すると、図１０に示すように、前記各収納凹部２１内に開口２１Ｂを介して各容器入り調味料ＹＣを立てて収納することができると共に、前記卵収納容器１６と前記収納ラック１５の前壁１５Ａ４との間の空間Ｓ内に複数本の容器入り飲料ＹＤを収納することができる。

以上のように、前記収納ラック１５Ａ内にこの収納ラック１５Ａの底壁１５Ａ５上に前記卵収納容器１６を寝せて収納したり、又は立てて収納することによって、個々の卵ＴＭや卵パックＴＰばかりか、その他容器入り調味料ＹＣ、容器入り飲料ＹＤなどを、収納ラック１５Ａ内に収納することができて、誠に使い勝手が良い。

以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。

１冷蔵庫
１０開閉扉
１５Ａ収納ラック
１５Ａ１奥壁
１５Ａ３右側壁
１５Ａ４前壁
１６卵収納容器
１７第１係止部
１８第２係止部
２０係止孔
２１収納凹部
ＴＭ卵
ＹＣ容器入り調味料
ＴＰ卵パック
Ｓ空間

Claims

冷蔵室の前面開口を開閉する開閉扉裏面に物品を収納する収納ラックを備えた冷蔵庫において、前記収納ラックに配設される卵収納容器に、個別にバラの状態で挿入された卵を係止して収納する複数の係止孔及び前記収納ラックに該卵収納容器を寝せて配設したときでも立てて配設したときでも容器入り調味料を収納できる収納凹部を形成すると共に、前記収納ラックに該卵収納容器を立てて配設するときに前記収納ラックに係止する係止部を設け、前記収納ラックに前記係止部を係止して立てて配設したときに前記収納ラックの壁面との間の空間内に卵を収納する卵パックを収納できるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。