JP5992824B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受信データに送信元の装置の識別情報に応じた処理を施す情報処理装置に関するものである。
無線子機(第1無線子機)に有線接続されている端末(第1端末)が、第1無線子機を経由してデータを送受信する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、他の端末(第2端末)に有線接続されている他の無線子機(第2無線子機)と無線ネットワーク通信を行い、且つ、第1端末と有線ネットワーク通信を行う第1無線子機を説明している。この第1無線子機は、第2端末のMACアドレスと第2無線子機のMACアドレスとを含む通知フレームを無線受信する無線受信部と、無線受信した前記通知フレームに含まれる第2無線子機のMACアドレスと第2端末のMACアドレスとを対応付けて記憶する記憶部と、第1端末から送信されたフレームを有線受信する有線受信部と、有線受信したフレームの送信先MACアドレスが、記憶部に記憶されているMACアドレスと一致しない場合、当該フレームを破棄するフィルタリング部とを備えている。
国際公開WO2005/125113(要約、図2)
しかしながら、上記第1無線子機は、送信するパケットのフィルタリング機能を備えているが、受信するパケットのフィルタリング機能を備えていない。このため、無線ネットワーク通信によって第1無線子機が受信したパケットは、フィルタリングされずに第1端末に送信されることになり、受信する必要の無いパケット又は受信させたくないパケットが第1端末で処理されることになる。
そこで、本発明の目的は、受信したデータをフィルタリングする機能を備えると共に、特定の装置からのデータをフィルタリングの対象外とすることができる情報処理装置を提供することである。
本発明に係る情報処理装置は、無線子機と有線接続がなされ、該無線子機を経由してデータを受信する情報処理装置であって、前記データを受信する受信部と、記憶部と、無線子機の識別情報のユーザ入力を受け付ける設定部と、前記有線接続を検出し、前記有線接続が検出された無線子機の識別情報、又は前記設定部で受け付けられた無線子機の識別情報を前記記憶部に格納する制御部と、前記受信部により受信されたデータの送信元の装置の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記受信されたデータを破棄せず、前記受信部により受信されたデータの送信元の装置の識別情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記受信されたデータを破棄する処理部とを備える。
本発明によれば、受信したデータをフィルタリングする機能を備えると共に、特定の装置からのデータをフィルタリングの対象外とすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末を含むネットワーク構成の一例を概略的に示す図である。 図1に示される有線LAN端末の構成を概略的に示すブロック図である。 図2に示されるMACアドレスフィルタリングテーブルの一例を示す図である。 図1に示される無線子機の構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態に係る有線LAN端末に無線子機を有線接続したときの、無線子機の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態において無線子機から有線LAN端末に送信される端末検出パケットを含むフレームのデータ構造の一例を示す図である。 第1の実施形態において無線子機から有線LAN端末に送信される端末検出応答パケットを含むフレームのデータ構造の一例を示す図である。 第1の実施形態において無線ブリッジ開始パケットを含むフレームのデータ構造の一例を示す図である。 第1の実施形態において無線ブリッジ開始応答パケットを含むフレームのデータ構造の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末に無線子機を有線接続したときの、有線LAN端末の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における無線子機による無線フレームとイーサネットフレームの変換を示す図である。 第1の実施形態においてMACアドレスフィルタリング実施時の有線LAN端末による動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態においてMACアドレスフィルタリングテーブルの登録内容の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末を含むネットワーク構成の一例を概略的に示す図である。 図14に示される有線LAN端末の構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末に無線子機を有線接続したときの、有線LAN端末の動作を示すフローチャートである。 図16に示されるMACアドレス登録処理の工程を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、有線LAN端末に無線子機を有線接続する前のMACアドレスフィルタリングテーブルの登録内容の一例を示す図である。 第2の実施形態において、固定モードの有線LAN端末に無線子機を有線接続する前のMACアドレスフィルタリングテーブルの登録内容の一例を示す図である。 第2の実施形態において、追加モードの有線LAN端末に無線子機を有線接続する前のMACアドレスフィルタリングテーブルの登録内容の一例を示す図である。
《1》第1の実施形態
《1−1》第1の実施形態の構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末10を含むネットワーク構成の一例を概略的に示す図である。図1に示されるネットワークは、有線LAN端末10と、無線子機30と、無線端末40,50と、無線子機30及び無線端末40,50の相互間のデータ転送を中継する無線LANアクセスポイントである無線親機60とを有する。第1の実施形態では、有線LAN端末10を、無線子機30と有線ネットワーク(例えば、LANケーブル20)で接続することによって、有線LAN端末10が無線ネットワーク61に接続される例について説明する。無線子機30と無線端末40,50と無線親機60との間の無線通信は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11規格に準拠した方式で行われる。また、有線LAN端末10は、無線子機30と有線LANケーブル20を介して接続される。有線LAN端末10と無線子機30との間の通信は、例えば、IEEE802.3規格に準拠した方式で行われる。例えば、無線子機30は、イーサネット(登録商標)のフレームを無線LANのフレームに変換し、及び、無線LANのフレームをイーサネット(登録商標)のフレームに変換し、無線親機60を経由して他の無線端末40,50との間で無線通信を行う。なお、図1には、1台の有線LAN端末10が示されているが、有線ネットワークには複数の有線LAN端末が接続されてもよい。また、図1には、2台の無線端末40,50が示されているが、無線端末の台数は1台又は3台以上であってもよい。
図2は、図1に示される有線LAN端末10の構成を概略的に示すブロック図である。図2に示されるように、有線LAN端末10は、ネットワーク通信処理部11と、無線制御通信処理部12と、有線送受信部15と、MACアドレス(Media Access Control Address)フィルタリング部13と、MACアドレスフィルタリング部13を含む有線送受信部15と、MACアドレスフィルタリングテーブル14と、設定部16とを有する。
ネットワーク通信処理部11は、送受信するデータであるパケットの処理を行う部分であり、ネットワークプロトコルとして、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いる。
無線制御通信処理部12は、無線制御用プロトコルを用いて、無線子機30の検出を行い、無線子機30の制御を行う部分である。無線制御用プロトコル用のパケットは、MACフレームに含まれており、フレームタイプとして無線制御用プロトコルを示す値が設定されている。
MACアドレスフィルタリング部13は、有線送受信部15が受信したデータとしてのフレームについて、送信元の装置の識別情報であるMACアドレスに基づいて、受信したデータにフィルタリングを行う部分である。
MACアドレスフィルタリングテーブル14は、許可対象となるMACアドレスを記憶する部分であり、例えば、記憶部としての不揮発性メモリに相当する部分である。図3は、図2に示されるMACアドレスフィルタリングテーブル14の一例を示す図である。図3に示されるように、MACアドレスフィルタリングテーブル14は、「MACアドレスの種類」欄141と「許可MACアドレス」欄142とから成る1又は複数のレコードから構成される。ここで、「MACアドレスの種類」欄141には、ユーザ操作に基づいてMACアドレスが当該MACアドレスフィルタリングテーブル14に設定登録されたことを示す「ユーザ設定」、無線子機のMACアドレスが当該MACアドレスフィルタリングテーブル14に設定登録されたことを示す「無線子機」等が格納される。「許可MACアドレス」欄142には、許可対象となる(フィルタリングされない)MACアドレスの値が格納される。「MACアドレスの種類」と「許可MACアドレス」とは対応付けられて記憶されている。
MACアドレスフィルタリング部13は、MACアドレスフィルタリングテーブル14に従ってフィルタリングを行う。有線送受信部15が、無線子機30からフレームを受信したときに、MACアドレスフィルタリング部13は、フレームの送信元の装置のMACアドレスがMACアドレスフィルタリングテーブル14に存在するか否かをチェックし、存在しない場合は、受信した当該フレームを破棄する。また、MACアドレスフィルタリングテーブル14にMACアドレスが一つも設定されていない場合は、MACアドレスフィルタリング部13は、受信した当該フレームにフィルタリングを実施せず、ネットワーク通信処理部11又は無線制御通信処理部12などの他の構成に転送する。
有線送受信部15は、有線接続された他の有線LAN端末や無線子機30とフレームの送受信を行う部分である。
設定部16は、通信を許可する端末のMACアドレスをユーザが任意に設定するための入力操作部であり、例えば、ユーザが操作するオペレーションパネルなどで構成される。
図4は、図1に示される無線子機30の構成を概略的に示すブロック図である。図4に示されるように、無線子機30は、有線送受信部31と、無線制御通信処理部32と、無線送受信処理部33と、無線送受信部34とを有している。有線送受信部31は、接続された有線LAN端末10とフレームの送受信を行う部分である。無線制御通信部32は、無線制御用プロトコルを用いて、有線LAN端末10の検出を行う部分である。無線送受信処理部33は、イーサネット(登録商標)のフレームと無線フレームの間で変換を行う部分である。無線送受信部34は、無線親機60と無線フレームの送受信を行う部分である。
《1−2》第1の実施形態の動作
図5は、有線LAN端末10に無線子機30を有線接続したときの、無線子機30の動作を示すフローチャートである。図5に示されるように、無線子機30を有線LAN端末10に接続し、イーサネット(登録商標)のフレームを送信するためのリンクが確立されると、無線制御通信処理部32は、有線送受信部31を介して端末検出パケットを含むフレームを送信する(ステップS100)。
図6は、無線子機30から送信される端末検出パケットを含むフレーム70のデータ構造の一例を示す図である。図6に示されるように、端末検出パケットを含むフレーム70は、宛先MACアドレス71と、送信元MACアドレス72と、フレームタイプ73と、データ74と、FCS(Frame Check Sequence)75とから構成される。宛先MACアドレス71には、ブロードキャストアドレスが設定され、送信元MACアドレス72には、無線子機30のMACアドレスが設定され、フレームタイプ73には、無線制御プロトコル用の値が設定される。また、データ74には、パケットが端末を検出したことを表す値が設定される。また、FCS(Frame Check Sequence)75には、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、長さ/タイプ、データの各フィールドから計算したCRC(Cyclic Redudancy Check)値が設定される。
図5のステップS100において無線子機30が端末検出フレームを送信した後、無線子機30は、有線LAN端末10からのフレームの受信待ち状態となる。無線子機30は、この状態でフレームを受信した後(ステップS101)、有線送受信部31において、受信されたフレームが無線制御通信用フレームであるか否かをチェックし(ステップS102)、無線制御通信用フレームであれば(ステップS102においてYES)、無線制御通信処理部32において端末検出応答パケットが含まれるかチェックする(ステップS103)。無線子機30は、受信されたフレームが無線制御通信用フレーム及び端末検出応答パケット以外であった場合は(ステップS102においてNO又はステップS103においてNO)、処理はステップS101に戻り、再度フレーム受信待ち状態となる。
図7は、無線子機30が有線LAN端末10から受信する端末検出応答パケットを含むフレームのテータ構造の一例を示す図である。図7に示されるように、端末検出応答パケットを含むフレーム80は、宛先MACアドレス81と、送信元MACアドレス82と、フレームタイプ83と、データ84と、FCS85とから構成される。宛先MACアドレス81には、無線子機30のMACアドレスが設定され、送信元MACアドレス82には、有線LAN端末10のMACアドレスが設定され、フレームタイプ83には、無線制御プロトコル用の値が設定される。また、データ84には、パケットが端末検出応答であることを表す値が設定され、FCS85には、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、長さ/タイプ、データの各フィールドから計算したCRC値が設定される。
図5のステップS103において、端末検出応答パケットを含むフレームを受信した無線子機30は(ステップS103においてYES)、有線LAN端末検出完了状態となり(ステップS104)、再度フレーム受信待ち状態となる(ステップS105)。無線子機30は、このフレーム待ち状態でフレームを受信した後(ステップS105)、有線送受信部31において、受信したフレームが無線制御通信用フレームであるか否かをチェックし(ステップS106)、無線制御通信用フレームであれば(ステップS106においてYES)、無線制御通信処理部32において無線ブリッジ開始パケットであるか否かをチェックする(ステップS107)。無線子機30は、無線制御通信用フレーム及び無線ブリッジ開始パケット以外であった場合は(ステップS106においてNO又はステップS107においてNO)、処理をステップS105に戻し、再度フレーム受信待ち状態となる。
図8は、無線子機30が受信する無線ブリッジ開始パケットを含むフレームのデータ構造の一例を示す図である。図8に示されるように、無線ブリッジ開始パケットを含むフレーム90は、宛先MACアドレス91と、送信元MACアドレス92と、フレームタイプ93と、データ94と、FCS95とから構成される。宛先MACアドレス91には、無線子機30のMACアドレスが設定され、送信元MACアドレス92には、有線LAN端末10のMACアドレスが設定され、フレームタイプ93には、無線制御プロトコル用の値が設定される。また、データ94には、無線ブリッジ開始であることを表す値が設定され、FCS95には、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、長さ/タイプ、データの各フィールドから計算したCRC値が設定される。
図5のステップS108において、無線ブリッジ開始パケットを含むフレームを有線送受信部31で受信した後、無線子機30は、無線ブリッジとしての処理を開始する(ステップS108)。無線ブリッジとしての処理を開始した後、有線LAN端末10に対して無線制御通信処理部32が生成した無線ブリッジ処理開始応答パケットを含むフレームを有線送受信部31より送信する(ステップS109)。
図9は、無線子機30が送信する無線ブリッジ開始応答パケット100を含むフレームのデータ構造の一例を示す図である。図9に示されるように、無線ブリッジ開始応答パケット100は、例えば、宛先MACアドレス101と、送信元MACアドレス102と、フレームタイプ103と、データ104と、FCC105とから構成される。無線ブリッジ開始応答パケット100には、有線LAN端末のMACアドレスが設定され、送信元MACアドレス102には無線子機のMACアドレスが設定され、フレームタイプ103には、無線制御プロトコル用の値が設定される。また、データ104には、無線ブリッジ開始応答であることを表す値が設定され、FCS105には、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、長さ/タイプ、データの各フィールドから計算したCRC値が設定される。
図10は、第1の実施形態に係る有線LAN端末10に無線子機30を有線接続したときの、有線LAN端末10の動作を示すフローチャートである。なお、ここでの有線LAN端末10は、初期状態とし、MACアドレスフィルタリングテーブル14には、MACアドレスが1つも登録されていないものとする。図10に示されるように、フレームを受信するためのリンクが確立されたらば、フレームを受信するためのリンクが確立された有線送受信部15は、フレーム受信待ち状態となる(ステップS200)。フレーム受信待ち状態である有線送受信部15がフレームを受信した後、有線送受信部15は、受信したフレームが無線制御通信用フレームであるか否かをチェックする(ステップS201)。
受信したフレームが無線制御通信用フレームである場合には、MACアドレスフィルタリングテーブル14にはMACアドレスが登録されていない状態であるため、MACアドレスフィルタリング部13は、受信されたフレームに対してフィルタリングを行わない。受信したフレームが無線制御通信用フレームで無い場合は(ステップS201においてNO)、フレームタイプに従いネットワーク通信処理部11で処理を行う(ステップS209)。受信したフレームが無線制御通信用フレームである場合は(ステップS201においてYES)、受信したフレームは、無線制御通信処理部12に送られる。
無線制御通信処理部12は、受信したフレームが端末検出パケットか否かをチェックする(ステップS202)。端末検出パケットである場合には(ステップS202においてYES)、無線制御通信処理部12は、送信元の装置のMACアドレスをMACアドレスフィルタリングテーブル14に設定する。この際、対応する種類としては、「無線子機」を設定する。
次に、無線制御通信処理部12は、端末検出応答パケットを有線送受信部15を経由して送信する(ステップS204)。次に、無線制御通信処理部12は、無線子機30による無線ブリッジ処理を開始させるための無線ブリッジ開始パケットを生成し、有線送受信部15を経由して無線ブリッジ開始パケットを送信する(ステップS205)。無線ブリッジ開始パケットの送信後に、有線送受信部15は、フレーム受信待ち状態となる(ステップS206)。
有線送受信部15は、フレーム受信待ち状態でフレームを受信した後、受信したフレームが無線制御通信用フレームであるか否かをチェックする(ステップS207)。ここで、MACアドレスフィルタリングテーブル14にMACアドレスが登録されているが、種類が無線子機のものだけであるため、MACアドレスフィルタリング部13は、フィルタリングを行わない。受信されたフレームが、無線制御通信用フレームで無い場合(ステップS207においてNOの場合)、フレームタイプに従いネットワーク通信処理部11で処理を行う(ステップS209)。無線制御通信用フレームである場合(ステップS207においてYESの場合)、無線制御通信処理部12に送られる。
無線制御通信処理部12は、受信したフレームが無線ブリッジ処理開始応答パケットであるか否かをチェックし(ステップS208)、受信したフレームが無線ブリッジ処理開始応答パケットであれば、処理を終了し(ステップS208においてYES)、処理したフレームが無線ブリッジ処理開始応答パケットで無ければ、再度無線ブリッジ開始パケットを生成し、有線送受信部15経由で送信する(ステップS205)。
次に、無線子機30による無線ブリッジ動作について説明する。無線ブリッジ動作が開始した後、有線送受信部31で受信した通信用無線制御フレーム以外のフレームは、無線送受信処理部33によって変換され無線送受信部34によって送信される。逆に、無線送受信部34によって受信された無線フレームは、無線送受信処理部33によって変換され、有線送受信部31で送信する。図11は、無線フレームとイーサネットフレームの変換を示す図であるである。図11において、双方向矢印で対応関係が示されるように、無線フレームとイーサネットフレームに含まれるそれぞれの宛先MACアドレス、送信元MACアドレスは、そのまま別フレームの宛先MACアドレス、送信元MACアドレスに設定される。
図12は、有線LAN端末10によるMACアドレスフィルタリング実施時の動作を示すフローチャートである。図12に示されるように、有線送受信部15でフレーム受信した後、MACアドレスフィルタリング部13は、MACアドレスフィルタリングテーブル14を参照する(ステップS300)。MACアドレスフィルタリング部13は、種類としてユーザ設定のMACアドレスが存在する場合は、MACアドレスフィルタリング処理を実施する(ステップS300においてYES)。MACアドレスフィルタリング部13は、種類としてユーザ設定のMACアドレスが存在しない場合、すなわちMACアドレスが1つも登録されていない場合又は種類が無線子機のMACアドレスだけ登録されている場合は、MACアドレスフィルタリング処理を実施しない(ステップS300においてNO)。
図13は、MACアドレスフィルタリングテーブルの登録内容の一例を示す図である。図13に示されるように、初期状態での無線子機接続時に自動で登録された、種類が無線子機のMACアドレスと、設定部16によりユーザに任意で設定されたユーザ設定1〜3のMACアドレスが登録されており、この登録内容の場合は、MACアドレスフィルタリング処理が実施されることとなる。
MACアドレスフィルタリング処理を実施する場合は、MACアドレスフィルタリング部13は、フレームの送信元MACアドレスをチェックし(ステップS301)、フィルタリングテーブル14に登録されているものと比較する(ステップS302)。フィルタリングテーブル14に送信元MACアドレスと同一の値が存在すれば(ステップS303)、MACアドレスフィルタリング部13は、フレームタイプをチェックし、フレームタイプが無線制御通信用であれば(ステップS303においてYES)、フレームを無線制御通信処理部12に送る(ステップS304)。フレームが無線制御通信用以外であれば(ステップS303においてNO)、MACアドレスフィルタリング部13は、フレームをネットワーク通信処理部11に送る(ステップS305)。MACアドレスフィルタリング部13は、フィルタリングテーブル14に送信元MACアドレスと同一の値が存在しなければ(ステップS302においてNO)、フレームを破棄する(ステップS306)。
《1−3》第1の実施形態の効果
以上に説明したように、第1の実施形態に係る有線LAN端末10によれば、無線子機30のMACアドレスをMACアドレスフィルタリングテーブル14に自動で登録することにより、ユーザが意識する必要なく、無線子機30からのデータをMACアドレスフィルタリング機能(例えば、廃棄)の対象外とすることができる。
なお、以上の説明では、有線LAN端末10は、初期状態とし、MACアドレスフィルタリングテーブル14には、MACアドレスが1つも登録されていないことが前提となっていたが、以下のような構成にしてもよい。即ち、無線子機30を接続してから、有線LAN端末10を起動することを前提とする。そして、有線LAN端末10の起動時は、MACアドレスフィルタリングテーブル14にMACアドレスが設定されている場合でも、フィルタリングは実施されない。このような構成にすることにより、有線LAN端末10の起動時に、MACアドレスフィルタリングテーブル14にMACアドレスが既に設定されている場合であっても、無線子機30からの無線制御通信用フレームは、破棄されない。
《2》第2の実施形態
《2−1》第2の実施形態の構成
図14は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末10aを含むネットワーク構成の一例を概略的に示す図である。第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と同じ又は対応する構成には、同じ符号を付与する。第2の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末10aでは、第1の実施形態と同様に、有線LAN端末10aを、無線子機30と接続して無線ネットワーク61に接続される一端末として説明する。
図15は、図14に示される有線LAN端末10aの構成を概略的に示すブロック図である。無線制御通信処理部112は、無線子機30からの端末検出パケットを受信した際のMACアドレスフィルタリングテーブル114にMACアドレスを設定する方法として、固定モードと追加モードの2種類のモードを持つ。ユーザは、2種類のモードを任意に変更することができ、設定部116によって変更可能である。MACアドレスフィルタリングテーブル114は、無線子機30のMACアドレスを複数設定することができる。
《2−2》第2の実施形態の動作
図16は、第2の実施形態に係る情報処理装置としての有線LAN端末10aに無線子機30を有線接続したときの、有線LAN端末10aの動作を示すフローチャートである。図16において、図10に示される工程と同じ工程には、同じステップ番号を付す。図14に示されるように、第2の実施形態においては、MACアドレスの登録ステップS400が、第1の実施形態のものと相違する。なお、図16において、無線子機30を接続したときに、ユーザ設定によるMACアドレスは、登録されておらずMACアドレスフィルタリング機能は、実施されないものとする。図16に示されるように、端末検出パケットを受信した際、無線制御通信処理部112は、無線子機30のMACアドレスを登録する(ステップS400)。
図17は、MACアドレス登録処理(ステップS400)を示すフローチャートである。図17に示されるように、無線制御通信処理部112は、設定方法が固定モードか追加モードかをチェックする(ステップS401)。固定モードの場合は(ステップS401においてYES)、無線制御通信処理部112は、MACアドレスフィルタリングテーブル114に設定されている種類が無線子機のMACアドレスを削除する(ステップS402)。後述する追加モードの設定によって複数の無線子機のMACアドレスが登録されている場合があり、この場合は、無線制御通信処理部112は、全てのMACアドレスを削除する。この後、無線制御通信処理部112は、端末検出パケットの送信元MACアドレスを、種類が無線子機のMACアドレスとして登録する(ステップS403)。この結果、MACアドレスフィルタリングテーブル114には、唯一つの無線子機のMACアドレスが登録されることとなる。
追加モードの場合は(ステップS401においてNO)、無線制御通信処理部112は、端末検出パケットの送信元MACアドレスがMACアドレスフィルタリングテーブル114に既に登録されているかチェックする(ステップS404)。存在している場合は(ステップS404においてYES)、登録不要のため何もせずに処理を終了する。存在しない場合は、無線制御通信処理部112は、端末検出パケットの送信元MACアドレスを種類が無線子機のMACアドレスとして追加登録する(ステップS405)。
図18は、第2の実施形態において、有線LAN端末10aに無線子機30を有線接続する前のMACアドレスフィルタリングテーブル114の登録内容の一例を示す図であり、図19は、第2の実施形態において、固定モードの有線LAN端末に無線子機を有線接続する前のMACアドレスフィルタリングテーブル114の登録内容の一例を示す図であり、図20は、第2の実施形態において、追加モードの有線LAN端末に無線子機を有線接続する前のMACアドレスフィルタリングテーブル114の登録内容の一例を示す図である。実際にそれぞれのモードでMACアドレスが登録された場合のMACアドレスフィルタリングテーブル114の登録内容の変化の例を示す。ここでは、接続する無線子機30のMACアドレスを「01:02:03:07:08:09」としている。図18には、MACアドレスフィルタリングテーブル114に、2種類の他の無線子機のMACアドレスが登録された状態を示している。図19には、固定モードで無線子機30を接続した後の、MACアドレスフィルタリングテーブル14が示されており、図18において存在していた2種類の他の無線子機のMACアドレスが削除され、無線子機30のMACアドレスのみ登録されている。図20には、追加モードで無線子機30を接続した後のMACアドレスフィルタリングテーブル114が示されており、図18に存在した2種類の他の無心子機のMACアドレスに加えて無線子機30のMACアドレスが登録されている。
《2−3》第2の実施形態の効果
以上に説明したように、第2の実施形態によれば、無線子機のMACアドレスの登録方法を設定する機能を持たせ、固定モードでは、最後に接続した無線子機以外の無線子機を接続できないようにし、追加モードでは、接続したことのある無線子機であれば接続できるようにするというように、MACアドレスフィルタリング機能で接続する無線子機の制限を行わせることができる。
また、第2の実施形態によれば、情報処理装置としての有線LAN端末10aが起動しているときに、無線子機を接続した場合であっても、フィルタリング機能が有効である場合には、途中で接続された無線子機についてのフィルタリングが可能となる。
《3》利用形態
本発明は、有線LAN接続可能な端末であれば、プリンタ、複写機、ファクシミリ、その他の電子機器に適用可能である。
10,10a 有線LAN端末(情報処理装置)、 11 ネットワーク通信処理部、 12,112 無線制御通信処理部、 13 MACアドレスフィルタリング部、 14,114 MACアドレスフィルタリングテーブル、 15 有線送受信部、 16,116 設定部、 20 LANケーブル、 30 無線子機、 31 有線送受信部、 32 無線制御通信処理部、 33 無線送受信処理部、 34 無線送受信部、 40,50 無線端末、 60 無線親機、 61 無線ネットワーク。

Claims (7)

  1. 無線子機と有線接続がなされ、該無線子機を経由してデータを受信する情報処理装置であって、
    前記データを受信する受信部と、
    記憶部と、
    無線子機の識別情報のユーザ入力を受け付ける設定部と、
    前記有線接続を検出し、前記有線接続が検出された無線子機の識別情報、又は前記設定部で受け付けられた無線子機の識別情報を前記記憶部に格納する制御部と、
    前記受信部により受信されたデータの送信元の装置の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記受信されたデータを破棄せず、前記受信部により受信されたデータの送信元の装置の識別情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記受信されたデータを破棄する処理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 送信データを送信する送信部を有し、
    前記無線子機は、外部から無線受信した無線通信データを有線通信データに変換して、前記受信部に有線送信し、前記送信部から有線受信した前記送信データを無線通信データに変換して、外部に無線送信する
    請求項1に記載の情報処装置。
  3. 前記データは、パケットを含む
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、データフレーム毎にデータを破棄するか否かの判定を行う
    請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記識別情報は、MACアドレスである
    請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、有線ネットワーク通信によって前記無線子機を検出し、該無線子機を無線ネットワークに接続し無線ネットワーク経由で他の装置とネットワーク通信を行うための要求を、前記有線ネットワーク通信によって行う
    請求項1からの何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記他の装置を有線接続したときに、前記記憶部に記憶されている全ての既存の識別情報を削除し、新たに接続された前記他の装置の識別情報を前記記憶部に格納する固定モードと、前記他の装置を有線接続したときに、前記記憶部に記憶されている既存の識別情報に加えて、新たに接続された前記他の装置の識別情報を前記記憶部に格納する追加モードとを有し、
    前記設定部は、前記固定モード又は前記追加モードの何れかの選択のためのユーザ操作を受け付ける
    請求項に記載の情報処理装置。
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