JP2012151784A - ネットワークシステムとネットワークシステムの通信方法 - Google Patents

ネットワークシステムとネットワークシステムの通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信装置が無線ネットワークとの接続を開始する前の段階で、通信装置に対する初期設定を容易にできるようにする。
【解決手段】 情報処理装置2は、自装置に登録されている無線ブリッジ1のホスト名に組み合わされているデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスと無線ブリッジ1のMACアドレスとを宛先にして、無線ブリッジ1に対する無線接続を行うための無線LAN設定情報を含む無線LAN設定情報フレームを生成し、その無線LAN設定情報フレームを無線ブリッジ1へ送信する。一方、無線ブリッジ1は、情報処理装置2から上記無線LAN設定情報フレームを受信したとき、その無線LAN設定情報フレームに含まれている無線ブリッジ1に対する無線LAN設定情報に基いて、無線LAN接続のための処理を行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ネットワーク内で有線及び無線によるデータ通信を行うネットワークシステムとそのネットワークシステムの通信方法に関する。
従来、第1のネットワークインタフェースにWebサーバを接続し、第2のネットワークインタフェースにPCを接続し、Webサーバからのパケットを受信したときにWebサーバのIPアドレスを自機器内部に登録して、第2のネットワークインタフェースによってPCからのHTTPのパケットを受信したとき、パケットの宛先IPアドレスが第1のネットワークインタフェースに接続されたWebサーバのIPアドレスであれば、所定の処理を実行することにより、自装置に対する設定を容易にした通信装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
一方、無線によるデータ通信が多用されており、有線ネットワーク(「有線LAN」と呼ぶ)と無線ネットワーク(「無線LAN」と呼ぶ)との間でデータフレームを中継する通信装置(「無線ブリッジ」と呼ぶ)において、SSIDや無線通信の暗号化等の無線部の設定を行う手段として、無線ブリッジ内にウェブ(Web)サーバを内蔵し、無線ブリッジと有線ネットワークで接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(「端末装置」とも呼ぶ)のブラウザから設定を行う技術が知られている。
しかしながら、従来の無線ブリッジでは、無線ブリッジに固有のIPアドレスを割り当てて、そのIPアドレスで動作するWebサーバの機能を有しているにすぎなかった。
具体的に説明すると、無線ブリッジには固有のIPアドレスが必要なため、予め工場出荷時の時点で、ある特定のIPアドレスを初期値として設定してから出荷する。
そこで、無線ブリッジを既存の有線ネットワークに導入する段階で無線部の設定を行うときには、無線ブリッジが初期値として持っているIPアドレスに合わせて、既存の有線ネットワークに存在する無線ブリッジの設定を行うための情報処理装置のIPアドレスを一時的に変更し、無線ブリッジと無線ブリッジの設定を行うための情報処理装置のネットワークアドレスを同じにしなければならなかった。
そのため、無線ブリッジを既存の有線ネットワークに導入する時に、無線ブリッジが無線LANの接続を開始する前の段階で、無線ブリッジに対する有線ネットワークからの初期設定がわずらわしいという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、有線ネットワークと無線ネットワークとの間の通信を中継する通信装置について、通信装置が無線ネットワークとの接続を開始する前の段階で、通信装置に対する初期設定を容易にできるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、情報処理装置と、その情報処理装置と有線で接続する第1の通信装置と、その第1の通信装置と無線で接続する第2の通信装置と、その第2の通信装置と有線で接続し、上記第2の通信装置とネットワークとを接続する第3の通信装置とを有し、上記情報処理装置が、上記第1の通信装置と上記第2の通信装置と上記第3の通信装置とを介して上記ネットワーク上の他の情報処理装置と通信を行うネットワークシステムにおいて、上記情報処理装置と上記第1の通信装置がそれぞれ次の特徴を備えているネットワークシステムを提供する。
上記情報処理装置は、入力手段と、登録手段と、通信手段と、上記登録手段に、上記第1の通信装置の識別情報と、上記第3の通信装置の第1のアドレスと、上記第1の通信装置の第2のアドレスとを組み合わせて登録し、上記入力手段から上記第1の通信装置の識別情報が入力された場合、上記登録手段に登録されている上記入力された上記第1の通信装置の識別情報に組み合わされている上記第3の通信装置の第1のアドレスと上記第1の通信装置の第2のアドレスとを宛先にして、上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むデータを生成し、その生成されたデータを、上記通信手段によって上記第1の通信装置へ送信する制御手段を備えている。
上記第1の通信装置は、通信手段と、上記通信手段によって上記情報処理装置から上記第3の通信装置の第1のアドレスと上記第1の通信装置の第2のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、その受信したデータに上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むか否かを判断し、上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むと判断した場合、上記受信したデータに含まれる上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報に基いて、当該第1の通信装置における無線接続を行うための設定をし、上記通信手段によって上記情報処理装置から上記第1の通信装置の第2のアドレス以外のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、その受信したデータを上記第2の通信装置へ出力する制御手段を備えている。
また、上記のようなネットワークシステムにおいて、上記情報処理装置の上記制御手段が、上記入力手段から上記第3の通信装置の第1のアドレスが入力された場合、上記登録手段に登録されている上記入力された上記第3の通信装置の第1のアドレスに組み合わされている上記第1の通信装置の識別情報と上記第1の通信装置の第2のアドレスとを宛先にして、上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むデータを生成し、その生成されたデータを、上記通信手段によって上記第1の通信装置へ送信する手段を有するようにするとよい。
さらに、上記のようなネットワークシステムにおいて、上記情報処理装置の上記制御手段は、上記情報処理装置が上記第3の通信装置と有線で接続された場合、上記第3の通信装置から上記第3の通信装置の第1のアドレスを取得し、その取得した上記第3の通信装置の第1のアドレスを記憶する記憶手段を有し、上記記憶手段は、上記情報処理装置の電源が切られても上記第3の通信装置の第1のアドレスが消えないように記憶する手段にするとよい。
また、上記のようなネットワークシステムにおいて、上記情報処理装置の上記登録手段に登録された上記第1の通信装置の識別情報を、上記情報処理装置の出荷前に予め登録された情報にするとよい。
さらに、上記のようなネットワークシステムにおいて、上記情報処理装置の上記制御手段が、上記第1の通信装置とのみ通信を行うモードを示す情報と、上記第1の通信装置を探索するためのデータであることを示す情報とを含む探索データを、上記通信手段によって上記第1の通信装置へ送信する手段と、上記通信手段によって上記探索データに対する応答データを受信した場合、上記応答データに含まれる上記第1の通信装置の識別情報を上記登録手段に登録する手段を有し、上記第1の通信装置の上記制御手段が、上記通信手段によって上記情報処理装置から上記探索データを受信した場合、上記情報処理装置に対して上記第1の通信装置の識別情報を含めた応答データを送信する手段を有するようにするとよい。
また、上記のようなネットワークシステムにおいて、上記情報処理装置は、表示手段を備え、上記情報処理装置の制御手段は、上記入力手段によって上記第1の通信装置に対する設定を指示する入力があった場合、上記表示手段に上記第3の通信装置の第1のアドレスを入力する画面を表示する手段を有するようにするとよい。
さらに、入力手段と登録手段と通信手段を備えた情報処理装置と、その情報処理装置と有線で接続し、通信手段を備えた第1の通信装置と、その第1の通信装置と無線で接続する第2の通信装置と、その第2の通信装置と有線で接続し、上記第2の通信装置とネットワークとを接続する第3の通信装置とを有し、上記情報処理装置が、上記第1の通信装置と上記第2の通信装置と上記第3の通信装置とを介して上記ネットワーク上の他の情報処理装置と通信を行うネットワークシステムの通信方法において、上記情報処理装置と上記第1の通信装置がそれぞれ次の動作をすることを特徴とするネットワークシステムの通信方法を提供する。
上記情報処理装置は、上記登録手段に上記第1の通信装置の識別情報と、上記第3の通信装置の第1のアドレスと、上記第1の通信装置の第2のアドレスとを組み合わせて登録し、上記入力手段から上記第1の通信装置の識別情報が入力された場合、上記登録手段に登録されている上記入力された上記第1の通信装置の識別情報に組み合わされている上記第3の通信装置の第1のアドレスと上記第1の通信装置の第2のアドレスとを宛先にして、上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むデータを生成し、その生成されたデータを、上記通信手段によって上記第1の通信装置へ送信する。
上記第1の通信装置は、上記第1の通信装置の上記通信手段によって上記情報処理装置から上記第3の通信装置の第1のアドレスと上記第1の通信装置の第2のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、その受信したデータに上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むか否かを判断し、上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むと判断した場合、上記受信したデータに含まれる上記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報に基いて、当該第1の通信装置における無線接続を行うための設定をし、上記通信手段によって上記情報処理装置から上記第1の通信装置の第2のアドレス以外のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、その受信したデータを上記第2の通信装置へ出力する。
この発明によるネットワークシステムとネットワークシステムの通信方法は、有線ネットワークと無線ネットワークとの間の通信を中継する通信装置について、通信装置が無線ネットワークとの接続を開始する前の段階で、通信装置に対する初期設定を容易にできるようにすることができる。
この発明の一実施形態のネットワークシステムの構成例を示す図である。 図1に示すデフォルトゲートウェイと情報処理装置の間に既存の有線LANが有った場合、その有線LANを無線LANに変更する場合の問題点について説明する図である。 図1に示す無線ブリッジと情報処理装置の間の通信シーケンス図である。
図3の続きの通信シーケンス図である。 図1に示す情報処理装置が保持する無線ブリッジ情報テーブルの一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置が保持するARPテーブルの一例を示す図である。
図1に示す無線ブリッジと情報処理装置の間でやり取りするイーサネットフレームのデータ内容の一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置が送信する無線ブリッジ探索フレームのデータ内容の一例を示す図である。
図1に示す無線ブリッジが送信する無線ブリッジ応答フレームのデータ内容の一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置が送信する無線LAN設定モード要求フレームのデータ内容の一例を示す図である。
図1に示す情報処理装置が送信する無線LAN設定情報フレームのデータ内容の一例を示す図である。 図1に示す無線ブリッジが無線LAN設定情報フレームに対して送信する応答フレームのデータ内容の一例を示す図である。
図1に示す無線ブリッジが送信する無線LAN設定モード終了通知フレームのデータ内容の一例を示す図である。 図1に示す無線ブリッジの構成の主要な部分について示すブロック図である。 図1に示す情報処理装置の構成の主要な部分について示すブロック図である。
図1に示す情報処理装置が無線ブリッジに無線LAN設定して通信を開始するまでの処理を示すフローチャート図である。 図16の続きの処理を示すフローチャート図である。 図17の続きの処理を示すフローチャート図である。
図1に示す無線ブリッジが情報処理装置からの無線LAN設定によって通信を開始するまでの処理を示すフローチャート図である。 図19の続きの処理を示すフローチャート図である。 図20の続きの処理を示すフローチャート図である。
図21の続きの処理を示すフローチャート図である。 図1に示す情報処理装置の表示部に表示される無線LAN設定モードに移行するための操作画面の一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置がデフォルトゲートウェイのIPアドレスを記憶部に格納する処理を示すフローチャート図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態のネットワークシステムの構成例を示す図である。
このネットワークシステムは、無線ブリッジ1が有線LAN7を介して情報処理装置2に接続されている。
また、無線ブリッジ1は、情報処理装置2からの無線接続を行うための無線LAN設定操作により、無線LAN8を介して無線通信によってアクセスポイント3と接続される。
上記アクセスポイント3は、有線LAN6を介してデフォルトゲートウェイ4と接続されており、そのデフォルトゲートウェイ4には外部ネットワーク5が接続されている。
さらに、有線LAN6には、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ9が接続されている。
上記有線LAN7は、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間を有線で接続し、有線によるデータ通信可能なローカルエリアネットワーク(LAN)を構成している。
また、上記無線LAN8は、無線ブリッジ1とアクセスポイント3との間を無線で接続し、無線によるデータ通信可能なLANを構成する。
さらに、上記有線LAN6は、上述と同様に、アクセスポイント3とデフォルトゲートウェイ4との間の有線によるデータ通信可能なLANを構成している。
上記LANとしては、例えば、イーサネット(Ethernet、登録商標)規格に基づくデータ通信のネットワークであり、この実施形態では、イーサネット規格に基づくデータ通信を利用した場合について説明する。
このネットワークシステムでは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)によって、ネットワーク上の情報処理装置2が、無線ブリッジ1、アクセスポイント3、及びデフォルトゲートウェイ4を介して外部ネットワーク5上の図示を省略した他の情報処理装置、画像形成装置(例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、複合機等の装置)、サーバプリンタを含む端末装置と互いにデータ通信を行う。
そのデータ通信のため、情報処理装置2、無線ブリッジ1、アクセスポイント3、デフォルトゲートウェイ4、及び端末装置には、ネットワークシステム上でそれぞれユニークなアドレスが割り振られており、そのアドレスを宛先にして互いにデータ通信を行う。
このアドレスのことをIPアドレス(Internet Protocol address)と呼ぶ。
このネットワークシステムでは、例えば、情報処理装置2には、IPアドレス「10.10.10.10」が、アクセスポイント3には、IPアドレス「10.10.10.20」が、デフォルトゲートウェイ4には、IPアドレス「10.10.10.1」が、それぞれ割り当てられ、それぞれの装置に設定されている場合を示している。
無線ブリッジ1については、工場からの出荷時にIPアドレスの初期値が設定されている場合があるが、この実施形態では、IPアドレスが設定されていない場合を示す。
さらに、このネットワークシステム上の各装置のネットワークインタフェースには、それぞれ工場からの出荷時に、MACアドレス(Media Access Control address)が設定されている。
このMACアドレスとは、イーサネットで用いられるデータリンク層のアドレスであり、ベンダ(製造元)又は装置の機種毎に固有のアドレスである。
このMACアドレスは、無線ブリッジ1、アクセスポイント3、デフォルトゲートウェイ4が、ネットワーク上をやり取りされるデータを受信した場合、そのデータ中に含まれたMACアドレスによって自装置に対して送信されたデータであるか否かを認識するためにも用いられる。
そして、装置のネットワークインタフェースに、予めMACアドレスがそれぞれ割り振られており、通常は装置のROMなどの不揮発性メモリに書き込まれており、ユーザが勝手に変更できないようにしている。
この実施形態のネットワークシステムでは、以下の説明に必要な、無線ブリッジ1とデフォルトゲートウェイ4とを示している。
無線ブリッジ1には、例えば、MACアドレス「aa:aa:aa:aa:aa:aa」が、デフォルトゲートウェイ4には、例えば、MACアドレス「bb:bb:bb:bb:bb:bb」がそれぞれ設定されている場合を示している。
上記IPアドレスは発明の「第1のアドレス」に、上記MACアドレスは発明の「第2のアドレス」にそれぞれ相当する。
無線ブリッジ1は、発明の「第1の通信装置」に相当し、CPU、ROM、RAMを含むマイクロコンピュータによって実現される通信装置であって、有線LAN7によって情報処理装置2と接続されており、無線LAN8によってアクセスポイント3と接続することにより、情報処理装置2とアクセスポイント3との間のデータ通信を中継する。
情報処理装置2は、発明の「情報処理装置」に相当し、CPU、ROM、RAMを含むマイクロコンピュータによって実現されるパーソナルコンピュータ等の装置であり、無線ブリッジ1以外のネットワーク機器とは直接に接続されていない。
アクセスポイント3は、発明の「第2の通信装置」に相当し、有線LAN6と接続され、無線LAN8と有線LAN6との間の通信を中継する。
デフォルトゲートウェイ4は、発明の「第3の通信装置」に相当し、外部ネットワーク5と接続され、有線LAN6と外部ネットワーク5の間のデータ通信を中継する。また、ウェブ(Web)機能を内蔵しており、ユーザがデフォルトゲートウェイ4の設定を行うときには、ブラウザから設定を行う。
外部ネットワーク5は、有線LAN7、無線LAN8、有線LAN6とはサブネットが異なる別のネットワークである。
また、上記情報処理装置2は、通常のイーサネット通信を行う通常モードと、無線ブリッジ1に対して無線LAN設定を行う専用のモードである無線LAN設定モードの二つのモードにそれぞれ切り替えることができる。
一方、上記無線ブリッジ1は、情報処理装置2から無線LAN設定が行われる際には無線LAN設定モードに切り替わる。
DHCPサーバ9は、有線LAN6に接続されており、情報処理装置2に対して、情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスの配布を行う。
なお、情報処理装置2が、情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを他の方法で取得できるのならば、DHCPサーバ9を設けていないネットワークシステムでも実施することができる。
次に、上記のようなネットワークシステムにおいて、ユーザがデフォルトゲートウェイ4と情報処理装置2の間で、図1には図示を省略した既存の有線LANを有している場合、ユーザが通常の作業によって有線LANを無線LANに変更しようとするときの問題点について説明する。
図2は、図1に示したデフォルトゲートウェイ4と情報処理装置2の間に既存の有線LAN40が有った場合、その有線LAN40を無線LANに変更する場合の問題点について説明する図である。
図2の(a)に示すように、IPアドレス「10.10.10.1」のデフォルトゲートウェイ4と、IPアドレス「10.10.10.10」の情報処理装置2とが有線LAN40で接続されている。
DHCPサーバ9は、有線LAN40に接続されており、情報処理装置2に対して、情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスの配布を行う。
この有線LAN40を無線LANに代える場合、図2の(b)に示すように、デフォルトゲートウェイ4と情報処理装置2の間を無線LANで構成するため、デフォルトゲートウェイ4には有線LAN6を介してIPアドレス「10.10.10.20」のアクセスポイント3を接続し、情報処理装置2には有線LAN7を介してIPアドレス「192.168.0.1」の無線ブリッジ1を接続する。
このように、ユーザが無線ブリッジ1を購入したとき、通常は無線ブリッジ1の内部にはIPアドレスの初期値として例えば「192.168.0.1」が登録されている。
そのため、無線ブリッジ1と情報処理装置2ではIPアドレスのサブネットが異なるため、このままのIPアドレスでは無線ブリッジ1と情報処理装置2の間で、TCP/IPによる通信ができない。
そこで、ユーザが無線ブリッジ1の設定を行うときには、情報処理装置2と無線ブリッジ1が通信できるように、ユーザは無線ブリッジ1のIPアドレスを、無線ブリッジ1を設定するための情報処理装置2のIPアドレスのサブネットに合うように設定する必要がある。
例えば、図2の(c)に示すように、無線ブリッジ1のIPアドレスを「10.10.10.21」に変更し、情報処理装置2からチャンネル設定又はSSID設定により、無線ブリッジ1に対してアクセスポイント3との間で無線通信できるように無線LAN設定することにより、図2の(d)に示すように、無線ブリッジ1とアクセスポイント3間の無線LAN8による無線通信により、情報処理装置2はデフォルトゲートウェイ4を介した通信を行えるが、上述のユーザが無線ブリッジ1を設定するための情報処理装置2のIPアドレスを変更する作業を含めて、無線通信を行えるようにするための設定に手間がかかる。
そこで、この実施形態のネットワークシステムでは、有線ネットワークと無線ネットワークとの間でデータ通信を中継する通信装置に対して、無線LANの接続を開始する前の段階でのユーザによる初期設定を容易にしている。
次に、この実施形態のネットワークシステムにおける上記無線ブリッジ1と上記情報処理装置2の間の通信シーケンスについて説明する。
図3と図4は、図1に示した無線ブリッジ1と情報処理装置2の間の通信シーケンス図である。
ユーザが無線ブリッジ1と情報処理装置2をイーサネットケーブルで接続すると、ネットワークシステムの無線ブリッジ1と情報処理装置2は、図3に示した通信シーケンスを実行する。
図3に示すように、情報処理装置2は、イーサネットケーブルを介して接続された相手先装置と互いに交わされる信号に基づいてイーサネットで相手装置と正常にリンクしたことを検知することにより、無線ブリッジ1との間でイーサネットがリンクアップ(UP)の状態になると(図中「a1」)、情報処理装置2は図1の有線LAN7にイーサネットのブロードキャストで無線ブリッジ探索フレームを送信する(a2)。
この無線ブリッジ探索フレームは、有線LAN7で接続された相手装置に無線ブリッジ1が存在するか否かを調べるためのイーサネットフレームであり、宛先アドレスとしてイーサネットのブロードキャストアドレスが、送信元アドレスとして情報処理装置2のMACアドレスがそれぞれ含まれている。
一方、無線ブリッジ1は、有線LAN7から無線ブリッジ探索フレームを受信すると、有線LAN7に情報処理装置2への無線ブリッジ応答フレームを送信する(a3)。
この無線ブリッジ応答フレームは、情報処理装置2に応答するためのイーサネットフレームであり、宛先アドレスとして情報処理装置2のMACアドレスが、送信元アドレスとして無線ブリッジ1のMACアドレスがそれぞれ含まれている。
このように、無線ブリッジ1は、無線ブリッジ応答フレームによって自装置のMACアドレスを含めるようにすれば、この無線ブリッジ応答フレームを受信した情報処理装置2では、無線ブリッジ1のMACアドレスを自動的に取得して自装置に記憶することができる。
情報処理装置2は、有線LAN7から無線ブリッジ応答フレームを受信すると、有線LAN7に接続された相手装置として無線ブリッジ1が接続されたことを認識し、有線LAN7に無線ブリッジ1へのデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを含むフレームを送信する(a4)。
このデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスの送信の際も、宛先アドレスを無線ブリッジ1のMACアドレスにしたイーサネットフレームで送信するとよい。
無線ブリッジ1は、有線LAN7から自装置宛のデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを受信すると、そのデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを自装置内に登録し、有線LAN7に情報処理装置2への応答フレームを送信する(a5)。
この応答フレームは、情報処理装置2に対してデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを受信したことを知らせるためのイーサネットフレームである。
情報処理装置2は、有線LAN7から自装置宛の応答フレームを受信すると、情報処理装置2内部の無線ブリッジ情報テーブル(例えば、メモリに記憶する)に、無線ブリッジ1のホスト名(「第1の通信装置の識別情報」に相当する)、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス(「第3の通信装置のIPアドレス」に相当する)、無線ブリッジ1のMACアドレス(「第1の通信装置のMACアドレス」に相当する)を組み合わせて登録する(a6)。
上記無線ブリッジ1のホスト名は予め情報処理装置2が保持している場合を想定しており、例えば、ユーザによって入力されたものでよい。
また、情報処理装置2の出荷時に予め図15に示すRAM22などに登録するようにしてもよい。
さらに、情報処理装置2のCPUが、後述の無線ブリッジ探索フレームに含まれる無線ブリッジ1のホスト名を自動的にRAM22などに登録するようにしてもよい。
また、上記デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスも予め情報処理装置2が保持しているものであり、例えば、有線LANで接続していたときに取得して保持していた場合などを想定している。
さらに、上記無線ブリッジ1のMACアドレスは上述したように無線ブリッジ1から取得したものである。
このようにして、情報処理装置2が、無線ブリッジ情報テーブルに無線ブリッジ1のホスト名、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス、無線ブリッジ1のMACアドレスを組み合わせて登録する処理を自動で行うことができる。
上述した図3に示した通信シーケンスの処理が済み、ユーザが情報処理装置2のブラウザを使って無線ブリッジ1に対して無線通信するための無線LANの設定を行うとき、図4に示す通信シーケンスの処理を実行して、情報処理装置2は、無線ブリッジ1に対して無線通信するための設定を行う。
この設定とは、情報処理装置2が、無線ブリッジ1を使って外部ネットワーク5上の図示を省略した他の情報処理装置、画像形成装置(例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、複合機等の装置)、サーバプリンタを含む端末装置と互いに無線によるデータ通信を行うための各種の設定である。
情報処理装置2は、ユーザから無線ブリッジ1に対する設定の指示があった場合、表示部にブラウザによって無線ブリッジ1のホスト名を入力する画面を表示し、図4に示すように、そのブラウザのアドレス入力部に、無線ブリッジ1のホスト名が入力されると(a7)、情報処理装置2は、自装置に登録されている無線ブリッジ情報テーブルを参照し、入力されたホスト名に対応する無線ブリッジ1のMACアドレスを含む情報を読み出し、宛先アドレスを無線ブリッジ1のMACアドレスにした無線LAN設定モード要求のイーサネットフレーム(図中では「無線LAN設定モード要求フレーム」と記載する)を作成し、図1の有線LAN7に無線LAN設定モード要求フレームを送信する(a8)。
この無線LAN設定モード要求フレームは、無線ブリッジ1に対して無線LANの設定のための無線LAN設定モードへ移行を要求するイーサネットフレームである。
一方、無線ブリッジ1は、有線LAN7から自装置宛の無線LAN設定モード要求フレームを受信すると、有線LAN7に情報処理装置2への応答フレームを送信し(a9)、無線ブリッジ1は無線LAN設定モードに移行して無線LAN設定モードで動作する。
この無線LAN設定モードでは、無線ブリッジ1は、情報処理装置2からの無線LAN設定情報に基づく処理を行って情報処理装置2が無線ブリッジ1を介して外部ネットワーク5との通信を行えるようにする。
情報処理装置2は、有線LAN7から無線ブリッジ1の応答フレームを受信すると、宛先アドレスを無線ブリッジ1のMACアドレスにした無線LAN設定画面情報の要求のイーサネットフレーム(図中では「無線LAN設定画面情報要求フレーム」と記載する)を作成し、有線LAN7に無線LAN設定画面情報要求フレームを送信する(a10)。
この無線LAN設定画面情報要求フレームは、無線ブリッジ1に無線LAN設定をするための設定画面(ブラウザに表示するウェブ画面)の表示のための情報を要求するイーサネットフレームである。
無線ブリッジ1は、有線LAN7から情報処理装置2の無線LAN設定画面情報要求フレームを受信すると、有線LAN7に情報処理装置2への無線LAN設定画面情報フレームを送信する(a11)。
この無線LAN設定画面情報フレームは、自装置に保存されている無線LAN設定画面情報(無線ブリッジ1に対して無線LAN設定をするための設定画面の表示のための情報)を含めたイーサネットフレームであり、無線LAN設定画面情報要求フレームに応じて作成する。
情報処理装置2は、有線LAN7から受信した無線LAN設定画面情報フレームに含まれる無線LAN設定画面情報に基づいてブラウザに無線LAN設定画面を表示し、その無線LAN設定画面に、無線ブリッジ1に対する無線LAN設定情報が入力されると(a12)、有線LAN7に無線ブリッジ1への無線LAN設定情報フレームを送信する(a13)。
この無線LAN設定情報フレームは、無線ブリッジ情報テーブルを参照し、送信先MACアドレスを無線ブリッジ1のMACアドレスにし、送信先IPアドレスをデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスにし、上記入力された無線LAN設定情報を含む無線LAN設定情報を送るためのイーサネットフレームである。
無線ブリッジ1は、上述の処理で自装置内に予めデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを格納しており、有線LAN7から無線LAN設定情報フレームを受信すると、その無線LAN設定情報フレームの送信先IPアドレスがデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスであることによって無線LAN設定情報を受信したと判断し、有線LAN7に無線LAN設定情報を受信したことを知らせる応答フレームを送信し(a14)、無線LAN設定情報フレームに含まれている無線LAN設定情報を自装置に設定し、その無線LAN設定情報を含む情報に基づいてアクセスポイント3に対して無線LANの接続認証を開始する(a15)。
無線ブリッジ1は、アクセスポイント3との間で無線LANの接続認証が完了すると(a16)、アクセスポイント3との間の無線LANでの通信が可能となり、無線LANでの接続を開始し(a17)、有線LAN7に情報処理装置2への無線LAN設定モード終了通知を知らせるイーサネットフレーム(図中「無線LAN設定モード終了通知フレーム」と記載する)を送信する(a18)。
情報処理装置2は、有線LAN7から無線ブリッジ1の無線LAN設定モード終了通知フレームを受信すると、無線ブリッジ1を介した無線LAN通信が可能になったと判断し、有線LAN7に無線ブリッジ1への応答フレームを送信する(a19)。
一方、無線ブリッジ1は、有線LAN7から情報処理装置2の応答フレームを受信すると、無線LAN設定モードを解除し、無線LAN設定モードでの動作を終了する。
こうして、情報処理装置2は、無線ブリッジ1の無線通信を用いて外部ネットワーク5上の各装置とのネットワーク通信が可能になる。
その後、情報処理装置2は、外部ネットワーク5との間で、図1の無線LAN8を経由してパケットの送受信が可能となり、通常のイーサネットフレームを用いてパケットを送受信する(a20、a21)。
次に、情報処理装置2の無線ブリッジ情報テーブルについて説明する。
図5は、図1に示した情報処理装置2が保持する無線ブリッジ情報テーブルの一例を示す図である。
無線ブリッジ情報テーブルには、無線ブリッジ1のホスト名「musenb1」と、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス「10.10.10.1」と、無線ブリッジ1のMACアドレス「aa:aa:aa:aa:aa:aa」とが組み合わされて登録される。
上記無線ブリッジ1のホスト名「musenb1」は、情報処理装置2に予め固定値として出荷時に登録されたものでもよいし、ユーザによって入力されたものを登録したものでもよいし、無線ブリッジ1から送信されるデータ(例えば、無線ブリッジ応答フレーム)に含まれるものでもよい。
上述した無線LAN設定モード要求フレームの作成時には、この無線ブリッジ情報テーブルを参照することにより、無線ブリッジ1のホスト名に対応する無線ブリッジ1のMACアドレスを読み出して、その無線ブリッジ1のMACアドレスを宛先アドレスにしたイーサネットフレームを作成する。
また、無線LAN設定画面情報要求フレーム、無線LAN設定情報フレームの作成時には、この無線ブリッジ情報テーブルを参照することにより、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスと無線ブリッジ1のMACアドレスとを読み出し、その無線ブリッジ1のMACアドレスを宛先MACアドレスに、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを宛先IPアドレスにしたイーサネットフレームを作成する。
次に、情報処理装置2のARPテーブルについて説明する。
図6は図1に示した情報処理装置2が保持するARPテーブルの一例を示す図である。
情報処理装置2が保持するARPテーブルには、情報処理装置2が通常モードの時、図6の(a)に示すように、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス「10.10.10.1」とMACアドレス「bb:bb:bb:bb:bb:bb」を登録している。
また、情報処理装置2が、図3のa6で無線ブリッジ情報テーブルに、無線ブリッジ1のホスト名、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス、無線ブリッジ1のMACアドレスを組み合わせて登録した後、図6の(b)に示すように、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス「10.10.10.1」と、無線ブリッジ1のMACアドレス「aa:aa:aa:aa:aa:aa」を登録する。
そして、情報処理装置2は、無線ブリッジモードの時、無線ブリッジ1に対して無線LAN設定情報を設定するときは、無線ブリッジモード時のARPテーブルを参照し、送信先MACアドレスを無線ブリッジ1のMACアドレス「aa:aa:aa:aa:aa:aa」、送信先IPアドレスをデフォルトゲートウェイ4のIPアドレス「10.10.10.1」にしたイーサネットフレームである無線LAN設定情報フレームを作成して送信する。
次に、上記無線ブリッジ1と上記情報処理装置2の間でやり取りするイーサネットフレームのデータ内容について説明する。
無線ブリッジ1と情報処理装置2の間の通信には、イーサネットフレームを使用するが、そのフォーマットは通常の通信時と同じであり、無線ブリッジ1と情報処理装置2の間でのみ係わりがあることを示すために、TCP/IPなどの標準的なプロトコルではなく、特別なデータを設定して送受信する。
図7は、図1に示した無線ブリッジ1と情報処理装置2の間でやり取りするイーサネットフレームのデータ内容の一例を示す図である。
例えば、図7に示したイーサネットフレーム内の長さ/タイプのフィールド(2byte)に、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。このプロトコル番号「9999」は一例であり、その他のものと重複しない番号ならば他の番号でもよい。
なお、図7に示した、宛先アドレスと送信元アドレスとイーサネットデータの詳細な内容は後述し、プリアンブル、スタートフレームデリミタ(Start Frame Delimiter:SFD)、フレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence:FCS)の各フィールドについてはそれぞれ公知なので詳細な説明を省略する。
次に、上記無線ブリッジ探索フレームのデータ内容例を説明する。
図8は、図1に示した情報処理装置2が送信する無線ブリッジ探索フレームのデータ内容の一例を示す図である。
上記情報処理装置2がイーサネットのブロードキャストで、有線LAN7に無線ブリッジ1が存在するか否かを調べるために送信する無線ブリッジ探索フレームでは、図8に示すように、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、イーサネットのブロードキャストアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、情報処理装置2のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールド(「イーサネットデータ部」とも呼ぶ)には、そのフィールドの先頭2byteに、このフレームが無線ブリッジ探索フレームであることを示す無線ブリッジ探索コマンド「1111(16進数)」を設定する。
したがって、無線ブリッジ1では、図1の有線LAN7から受信したイーサネットフレームの上記情報処理装置2のMACアドレスとプロトコル番号「9999」と無線ブリッジ探索コマンド「1111」を参照することにより、このイーサネットフレームが情報処理装置2からの無線ブリッジ探索フレームであると判断することができる。
次に、上記無線ブリッジ応答フレームのデータ内容例を説明する。
図9は、図1に示した無線ブリッジ1が送信する無線ブリッジ応答フレームのデータ内容の一例を示す図である。
上記無線ブリッジ1が上記無線ブリッジ探索フレームを受信した後、情報処理装置2に応答するために送信する無線ブリッジ応答フレームでは、図9に示すように、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、無線ブリッジ探索フレームから取得した情報処理装置2のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、自装置(無線ブリッジ1)のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、そのフィールドの先頭2byteに、無線ブリッジ探索コマンド「1111」を設定する。
したがって、情報処理装置2では、図1の有線LAN7から受信したイーサネットフレームの上記無線ブリッジ1のMACアドレスとプロトコル番号「9999」と無線ブリッジ探索コマンド「1111」を参照することにより、このイーサネットフレームが無線ブリッジ探索フレームに対する無線ブリッジ1からの応答フレームであると判断することができる。
次に、上記デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを送信するフレームについては、図示を省略するが、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、無線ブリッジ1のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、情報処理装置2のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、無線ブリッジ情報テーブルから読み出したデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを設定する。なお、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを含むことを示すコマンド又は識別情報を含めるようにすれば、無線ブリッジ1でそのコマンド又は識別情報に基づいてデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスの送付のフレームであることを容易に識別することができる。
したがって、無線ブリッジ1では、図1の有線LAN7から受信したイーサネットフレームの上記無線ブリッジ1のMACアドレスと情報処理装置2のMACアドレスとプロトコル番号「9999」とにより、このイーサネットフレームが情報処理装置2からの自装置(無線ブリッジ1)に対するフレームであると判断し、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを読み出して自装置に登録する。
そして、無線ブリッジ1では、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを受領したことを情報処理装置2へ通知するための応答フレームとして、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスに情報処理装置2のMACアドレスを、送信元アドレスに自装置(無線ブリッジ1)のMACアドレスを、長さ/タイプのフィールドにプロトコル番号「9999」を設定し、イーサネットデータのフィールドに、情報処理装置2に対してデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを受領したことを示す情報を含めたフレームを作成し、そのフレームを情報処理装置2へ送信する。
次に、上記無線LAN設定モード要求フレームのデータ内容例を説明する。
図10は、図1に示した情報処理装置2が送信する無線LAN設定モード要求フレームのデータ内容の一例を示す図である。
上記情報処理装置2が送信する無線LAN設定モード要求フレームでは、図10に示すように、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、無線ブリッジ1のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、情報処理装置2のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、そのフィールドの先頭2byteに、このフレームが無線LAN設定モード要求フレームであることを示す無線LAN設定モード要求コマンド「3333(16進数)」を設定する。
したがって、無線ブリッジ1では、図1の有線LAN7から受信したイーサネットフレームの上記無線ブリッジ1のMACアドレスと情報処理装置2のMACアドレスとプロトコル番号「9999」と無線LAN設定モード要求コマンド「3333」を参照することにより、このイーサネットフレームが情報処理装置2からの自装置(無線ブリッジ1)に対する無線LAN設定モードへの移行を要求するフレームであると判断することができる。そして、この判断に基づいて自装置を無線LAN設定モードに移行させる。
次に、図示を省略するが、上記無線LAN設定モード要求フレームに対する応答フレームのデータ内容例を説明する。
上記無線ブリッジ1が上記無線LAN設定モード要求フレームを受信した後、情報処理装置2に応答するために送信する応答フレームでは、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、情報処理装置2のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、自装置(無線ブリッジ1)のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、そのフィールドの先頭2byteに、無線LAN設定モード要求コマンド「3333」を設定する。
したがって、情報処理装置2では、図1の有線LAN7から受信したイーサネットフレームの上記無線ブリッジ1のMACアドレスとプロトコル番号「9999」と無線LAN設定モード要求コマンド「3333」を参照することにより、このイーサネットフレームが無線LAN設定モード要求フレームに対する無線ブリッジ1からの応答フレームであると判断することができる。そして、この無線LAN設定モード要求に対する応答フレームを受信したことによって無線ブリッジ1が無線LAN設定モードに移行したと判断できる。
次に、図示を省略するが、上記無線LAN設定画面情報要求フレームと、それに対する上記無線LAN設定画面情報フレームのデータ内容例を説明する。
上記無線LAN設定画面情報要求フレームでは、上述の各フレームと同様にして、宛先アドレスに無線ブリッジ1のMACアドレスを、送信元アドレスに情報処理装置2のMACアドレスを、長さ/タイプのフィールドにプロトコル番号「9999」をそれぞれ設定し、イーサネットデータのフィールドに無線LANの設定をするための画面をブラウザに表示するための無線LAN設定画面情報を要求するコマンドを含めたフレームにする。
また、上記無線LAN設定画面情報フレームでは、宛先アドレスに情報処理装置2のMACアドレスを、送信元アドレスに無線ブリッジ1のMACアドレスを、長さ/タイプのフィールドにプロトコル番号「9999」をそれぞれ設定し、イーサネットデータのフィールドに無線LAN設定画面情報を含めたフレームにする。
次に、上記無線LAN設定情報フレームのデータ内容例を説明する。
図11は、図1に示した情報処理装置2が送信する無線LAN設定情報フレームのデータ内容の一例を示す図である。
上記情報処理装置2が、無線ブリッジ1に対して無線LAN設定を行うために有線LAN7に送信する無線LAN設定情報フレームでは、図11に示すように、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、宛先MACアドレスとして無線ブリッジ1のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、送信元MACアドレスとして情報処理装置2のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドの先頭2byteに、イーサネットの上位レイヤのプロトコル番号を設定する。
例えば、IPv4のプロトコル番号「0800(16進数)」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、宛先IPアドレスとしてデフォルトゲーウェイ4のIPアドレスを設定し、送信元IPアドレスとして情報処理装置のIPアドレスを設定する。さらに、イーサネットデータのフィールドには、IPアドレスを除く残りのIPヘッダ部とTCPヘッダ部とTCPデータを設定する。そのTCPデータに、情報処理装置2の無線LAN設定画面で設定された無線LAN設定情報が含まれる。
そして、無線ブリッジ1では、図1の有線LAN7から受信した無線LAN設定情報フレームから無線LAN設定情報を取得して自装置に設定し、無線LAN通信のための処理を実行する。
次に、上記無線LAN設定情報フレームに対する応答フレームのデータ内容例を説明する。
図12は、図1に示す無線ブリッジ1が無線LAN設定情報フレームに対して送信する応答フレームのデータ内容の一例を示す図である。
上記無線ブリッジ1が、情報処理装置2から受信した無線LAN設定情報フレームに対して返信する応答フレームでは、図12に示すように、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、宛先MACアドレスとして情報処理装置2のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、送信元MACアドレスとして無線ブリッジ1のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドの先頭2byteに、イーサネットの上位レイヤのプロトコル番号を設定する。
例えば、IPv4のプロトコル番号「0800(16進数)」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、宛先IPアドレスとして情報処理装置2のIPアドレスを設定し、送信元IPアドレスとしてデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを設定する。さらに、イーサネットデータのフィールドには、IPアドレスを除く残りのIPヘッダ部とTCPヘッダ部とTCPデータを設定する。
したがって、情報処理装置2では、図12の応答フレームを受信することにより、無線ブリッジ1が無線LAN設定情報を受け取ったことを認識することができる。
次に、上記無線LAN設定モード終了通知フレームのデータ内容例を説明する。
図13は、図1に示した無線ブリッジ1が送信する無線LAN設定モード終了通知フレームのデータ内容の一例を示す図である。
上記無線ブリッジ1が送信する無線LAN設定モード終了通知フレームでは、図13に示すように、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、情報処理装置2のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、無線ブリッジ1のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、情報処理装置2と無線ブリッジ1との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、そのフィールドの先頭2byteに、このフレームが無線LAN設定モード終了通知フレームであることを示す無線LAN設定モード終了コマンド「4444(16進数)」を設定する。
したがって、情報処理装置2では、図13の無線LAN設定モード終了通知フレームを受信することにより、無線ブリッジ1を介して外部ネットワーク5の装置との通信が開始できると判断することができる。
次に、図示を省略するが、上記無線LAN設定モード終了通知フレームに対する応答フレームのデータ内容例を説明する。
上記情報処理装置2が上記無線LAN設定モード終了通知フレームを受信した後、無線ブリッジ1に応答するために送信する応答フレームでは、イーサネットフレーム内において、宛先アドレスのフィールドに、無線ブリッジ1のMACアドレスを設定し、送信元アドレスのフィールドに、自装置(情報処理装置2)のMACアドレスを設定し、長さ/タイプのフィールドに、無線ブリッジ1と情報処理装置2との間でのみデータをやり取りする通信用であることを示す特別なプロトコル番号「9999」を設定する。
また、イーサネットデータのフィールドには、そのフィールドの先頭2byteに、無線LAN設定モード終了コマンド「4444」を設定する。
そして、無線ブリッジ1では、この応答フレームを受信することにより、情報処理装置2からの通信について待機する。
次に、上記無線ブリッジ1の構成の主要な部分について説明する。
図14は、図1に示した無線ブリッジ1の構成の主要な部分について示すブロック図である。
無線ブリッジ1は、ROM11に記憶された各種のプログラムを実行し、この無線ブリッジ1の全体を制御すると共に、発明に係る各種の処理を実行するCPU10(第1の通信装置の制御手段の機能を果たす)と、CPU10に接続されたバス15と、バス15に接続され、CPU10が実行するプログラムを記憶する不揮発性メモリであるROM11と、バス15に接続され、CPU10がプログラムを実行時に作業領域として使用すると共に各種のデータを記憶する不揮発性メモリであるRAM12を備えている。
また、バス15に接続され、情報処理装置2と有線LANで接続する有線ネットワークインタフェース13(第1の通信装置の通信手段に相当する)と、バス15に接続され、アクセスポイント3と無線LANで接続する無線ネットワークインタフェース14とを備えている。
上記RAM12に、予め登録された無線ブリッジ1のホスト名を記憶し、無線ブリッジ1に割り当てられたIPアドレスも記憶する。また、ユーザが変更不可能なMACアドレスは、上記ROM11に記憶されている。
次に、上記情報処理装置2の構成の主要な部分について説明する。
図15は、図1に示した情報処理装置2の構成の主要な部分について示すブロック図である。
情報処理装置2は、ROM21に記憶された各種のプログラムを実行し、この情報処理装置2の全体を制御すると共に、発明に係る各種の処理を実行するCPU20(情報処理装置の制御手段に相当する)と、CPU20に接続されたバス27と、バス27に接続され、CPU20が実行するプログラムを記憶する不揮発性メモリであるROM21と、バス27に接続され、CPU20がプログラムを実行時に作業領域として使用すると共に、無線ブリッジ情報テーブルを含む各種のデータを記憶する不揮発性メモリであるRAM22(情報処理装置の記憶手段に相当する)を備えている。
また、バス27に接続され、無線ブリッジ1と有線LANで接続する有線ネットワークインタフェース23(情報処理装置の通信手段に相当する)と、ユーザが各種の操作情報を入力するキーボード、ポインティングデバイスを含む入力装置である入力部24(情報処理装置の入力手段に相当する)と、ユーザに各種の操作画面やメッセージを表示するLCDを含む表示装置である表示部25(情報処理装置の表示手段に相当する)と、CPU20が実行するプログラムとCPU20が処理対象にする各種のデータを記憶するHDDを含む記憶装置である記憶部26(情報処理装置の登録手段と記憶手段に相当する)とを備えている。
上記無線ブリッジ情報テーブルと上記ARPテーブルと、上記デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスとMACアドレスと、情報処理装置2に割り当てたIPアドレスは、RAM22又は記憶部26に保存することができるが、以下の説明では、記憶部26に保存した場合を説明する。上記表示部25には、ブラウザによって無線ブリッジ1のホスト名を入力する画面や無線LAN設定画面が表示される。
また、CPU20は、自装置が有線LANでデフォルトゲートウェイ4と接続されていた場合、そのデフォルトゲートウェイ4からデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを取得し、RAM22又は記憶部26に記憶する。このRAM22と記憶部26は不揮発性メモリなので、上記記憶されたデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスは、自装置の電源が切られても内容が消去されずに保存される。
さらに、DHCPサーバ9から配布された自装置のIPアドレスもRAM22又は記憶部26に記憶するようにすれば、そのIPアドレスも自装置の電源が切られても内容が消去されずに保存することができる。
次に、上記情報処理装置2のデータ通信の処理を説明する。
図16乃至図18は、図1に示した情報処理装置2が無線ブリッジ1に無線LAN設定して通信を開始するまでの処理を示すフローチャート図である。
情報処理装置2のCPU20は、図16のステップ(図中「S」で示す)1において、有線ネットワークインタフェース23によってイーサネットのリンクを検知すると、ステップ2において、有線ネットワークインタフェース23によってイーサネットのリンクが正常に行われたか否かを判断し、イーサネットのリンクが正常に行われれば(「Y」の場合)、ステップ3へ進み、それ以外であれば(「N」の場合)、ステップ1へ戻る。
ステップ3において、イーサネット上に無線ブリッジ1が存在するか否かを確認する無線ブリッジ探索のため、有線ネットワークインタフェース23を介して、有線LAN7に無線ブリッジ1が存在するか否かを調べるための無線ブリッジ探索フレームをイーサネットのブロードキャストで送信し、ステップ4へ進む。
ステップ4において、有線ネットワークインタフェース23によって無線ブリッジ1からの無線ブリッジ応答フレームを受信し、無線ブリッジ1から(無線ブリッジ応答フレーム内の送信元アドレスのフィールドに格納された)無線ブリッジ1のMACアドレスを正常に受信したか否かを判断し、無線ブリッジ1のMACアドレスを正しく受信したら(「Y」の場合)、ステップ5へ進み、それ以外であれば(「N」の場合)、ステップ3へ戻る。
ステップ5において、上記無線ブリッジ1のMACアドレスの受信によって、無線ブリッジ1との間が有線LAN7で接続されたことを認識すると、有線ネットワークインタフェース23を介して、無線ブリッジ1に情報処理装置2との間でのみ通信を行うことを示した(長さ/タイプのフィールドにプロトコル番号「9999」を設定した)フレームにデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを含めて送信し、ステップ6へ進む。
情報処理装置2のCPU20は、ステップ6では、無線ブリッジ1から応答があったか否かを判断し、有線ネットワークインタフェース23によってイーサネットフレームを受信し、そのイーサネットフレームが無線ブリッジ1からの応答フレームであれば、無線ブリッジから応答があったと判断し(「Y」の場合)、ステップ7へ進む。また、予め設定した所定時間が経過してもイーサネットフレームを受信しなかった場合、または、予め設定した所定時間内に受信したイーサネットフレームが無線ブリッジ1からの応答フレームでなかった場合、無線ブリッジ1から応答がなかったと判断し(「N」の場合)、ステップ6の判断を繰り返す。
ステップ7では、無線ブリッジ1のホスト名と、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスと、無線ブリッジ1のMACアドレスとを組み合わせてRAM22の無線ブリッジ情報テーブルに登録し、この処理を終了する。
図16に示した処理を終了すると、情報処理装置2のCPU20は、ユーザからの指示入力に基づいて、表示部25にブラウザを表示し、そのブラウザに無線LAN設定を行う無線ブリッジ1のホスト名を入力する画面を表示し、図17の処理を行う。
情報処理装置2のCPU20は、図17のステップ11で、ブラウザに無線ブリッジ1のホスト名の入力があったか否かを判断し、あったら(「Y」の場合)、ステップ12へ進み、なかったら(「N」の場合)、ステップ17へ進む。
ステップ12の無線ブリッジに無線LAN設定モード要求を送信する処理では、無線LAN設定モード要求フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7に無線LAN設定モード要求フレームを送信して、ステップ13へ進む。
ステップ13では、無線ブリッジから応答があったか否かを判断し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7からイーサネットフレームを受信した場合、そのイーサネットフレームが無線ブリッジ1からの応答フレームなら応答があったと判断して(「Y」の場合)、ステップ14へ進み、無線ブリッジ1からの応答フレームでなかったら応答がなかったと判断して(「N」の場合)、ステップ13の処理を繰り返す。
ステップ14の無線ブリッジ1に無線LAN設定画面情報の要求を送信する処理では、無線LAN設定画面情報要求フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7に無線LAN設定画面情報要求フレームを送信し、ステップ15へ進む。
ステップ15では、無線ブリッジ1から無線LAN設定画面情報を受信したか否かを判断し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7から受信したイーサネットフレームが無線LAN設定画面情報フレームなら、無線ブリッジ1から無線LAN設定画面情報を受信したと判断し(「Y」の場合)、ステップ16へ進み、無線LAN設定画面情報フレームでなければ、無線ブリッジ1から無線LAN設定画面情報を受信しなかったと判断し(「N」の場合)、ステップ14へ戻る。
ステップ16の無線LAN設定画面表示の処理では、無線LAN設定画面情報フレームによって取得した無線LAN設定画面情報に基づいて、表示部25にブラウザで無線LAN設定画面を表示し、この処理を終了する。
一方、ステップ11の判断で、ブラウザにホスト名の入力がなかったと判断したら、ステップ17で、無線LAN設定ボタンが押されたか否かを判断し、表示部25にブラウザで表示された無線LAN設定画面の無線LAN設定ボタンが押されたら(「Y」の場合)、ステップ18へ進み、無線LAN設定画面の無線LAN設定ボタンが押されなければ(「N」の場合)、ステップ11へ戻る。
ステップ18では、自装置の動作モードを無線LAN設定モードに移行し、ステップ19で、RAM22のARPテーブルを、無線LAN設定モード時の内容に書き替え、ステップ12へ進み、その後、上述したステップ12〜16の各処理を実行し、この処理を終了する。
上述の処理について、無線ブリッジ1のホスト名は、予めRAM22又は記憶部26に登録されているホスト名であり、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスも予めRAM22又は記憶部26に登録されている。また、無線ブリッジ1のMACアドレスは無線ブリッジ応答フレームに設定されたMACアドレスである。
また、上記ARPテーブルの通常モード時の内容を無線ブリッジモード時の内容に書き換える処理については、ARPテーブルに記憶されているデフォルトゲートウェイ4のIPアドレス「10.10.10.1」とMACアドレス「bb:bb:bb:bb:bb:bb」を、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレス「10.10.10.1」と無線ブリッジ1のMACアドレス「aa:aa:aa:aa:aa:aa」に書き替える。
上記のように、情報処理装置2は、無線ブリッジ1に対して設定をするためのパケットを送信するとき、その全てのパケットが無線ブリッジ1を経由するようにするため、情報処理装置2は、RAM22又は記憶部26のARPテーブルにデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスと、無線ブリッジ1のMACアドレスを組み合わせて設定する。
その設定を行うと、有線LAN7上に無線ブリッジ1と情報処理装置2の2つのネットワーク機器しか存在せず、これ以外のネットワーク機器がない状態であっても、情報処理装置2のARPテーブルには、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスと、無線ブリッジ1のMACアドレスが登録されているので、情報処理装置2は、イーサネット通信で無線ブリッジ1に対して、無線LAN8での接続を行うためのSSIDやチャンネルなどの無線LANで通信を行うための無線LAN設定情報のパケットを、無線ブリッジ1に送信することができる。
次に、図17の処理を終えると、情報処理装置2のCPU20は、図18の処理を実行する。
図18のステップ21では、無線LAN設定画面に無線LAN設定情報の入力があったか否かを判断し、入力がなかったらステップ21の判断を繰り返し、入力があったら、ステップ22へ進む。
ステップ22の無線ブリッジ1に無線LAN設定情報を送信する処理では、無線LAN設定情報を含んだ無線LAN設定情報フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7に送信し、ステップ23へ進む。
ステップ23では、無線ブリッジ1から応答があったか否かを判断し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7からイーサネットフレームを受信した場合、そのイーサネットフレームが無線ブリッジ1からの応答フレームなら応答があったと判断して(「Y」の場合)、ステップ24へ進み、無線ブリッジ1からの応答フレームでなかったら応答がなかったと判断して(「N」の場合)、ステップ23の処理を繰り返す。
ステップ24では、無線ブリッジ1から無線LAN設定モード終了通知を受信したか否かを判断し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7からイーサネットフレームを受信した場合、そのイーサネットフレームが無線ブリッジ1からの無線LAN設定モード終了通知フレームなら応答があったと判断して(「Y」の場合)、ステップ25へ進み、無線ブリッジ1からの無線LAN設定モード終了通知フレームでなかったら応答がなかったと判断して(「N」の場合)、ステップ24の処理を繰り返す。
ステップ25の無線ブリッジに応答を送信する処理では、無線LAN設定モード終了通知フレームに対する応答フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース23によって有線LAN7に送信し、ステップ26へ進む。
ステップ26では、自装置の動作モードは無線LAN設定モードか否かを判断し、無線LAN設定モードならステップ27へ進み、無線LAN設定モードでなければ、ステップ28へ進む。
ステップ27では、自装置の動作モードを通常モードに戻し、ステップ28では、ARPテーブルを通常モード時の内容に書き替え、ステップ29へ進む。
ステップ29では、外部ネットワーク上の装置とのパケットの送受信を開始し、この処理を終了する。
こうして、情報処理装置2は無線ブリッジ1による無線通信を介して外部ネットワーク5上の装置とのネットワーク通信を開始することができる。
このようにして、情報処理装置2から無線ブリッジ1に対して無線通信可能にするための設定をする場合、ユーザが設定した設定情報を、無線ブリッジ1のMACアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを用いたパケットデータに含めて無線ブリッジ1へ送信し、無線ブリッジ1ではパケットデータに基いて無線通信可能にするための設定を自動的に行うので、情報処理装置2のユーザは無線ブリッジ1のIPアドレスを設定するような煩雑な操作をせずに無線ブリッジ1による無線通信を行えるようにすることができる。
したがって、有線ネットワークと無線ネットワークとの間の通信を中継する無線ブリッジ1(通信装置に相当する)について、無線ブリッジ1が無線ネットワークとの接続を開始する前の段階で、無線ブリッジ1に対する初期設定を容易にすることができ、ユーザが情報処理装置2で無線によるデータ通信を開始する際の設定作業の負担を大幅に軽減することができる。
次に、上記無線ブリッジ1のデータ通信の処理を説明する。
図19乃至図22は、図1に示した無線ブリッジ1が情報処理装置2からの無線LAN設定によって通信を開始するまでの処理を示すフローチャート図である。
無線ブリッジ1のCPU10は、図19のステップ31で、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7から情報処理装置2の送信したデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを含むイーサネットフレームを受信すると、ステップ32で、そのデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを内部に登録し、この処理を終了する。デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスは、RAM12に記憶する。
次に、無線ブリッジ1のCPU10は、図20のステップ41で、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7から情報処理装置2の送信した無線LAN設定モード要求フレームで無線LAN設定モードの要求を受信すると、ステップ42の応答送信処理で、無線LAN設定モード要求フレームに対する情報処理装置2への応答フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7に情報処理装置2への応答フレームを送信し、ステップ43で、自装置の動作モードを無線LAN設定モードに移行し、この処理を終了する。
次に、無線ブリッジ1のCPU10は、図21のステップ51で、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7から情報処理装置2の送信した無線LAN設定画面情報要求フレームで無線LAN設定画面情報の要求を受信すると、ステップ52の無線LAN設定画面情報を送信で、無線LAN設定画面情報を含む無線LAN設定画面情報フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7に無線LAN設定画面情報フレームを送信し、この処理を終了する。
次に、無線ブリッジ1のCPU10は、図22のステップ61で、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7から情報処理装置2の送信した無線LAN設定情報フレームで無線LAN設定情報を受信すると、ステップ62で、無線LAN設定情報フレームに対する応答フレームを作成して、応答を送信し、ステップ63で、自装置に無線LAN設定情報を設定し、その無線LAN設定情報に基づいて無線ネットワークインタフェース14によってアクセスポイント3との無線LANの接続認証を開始し、ステップ64へ進む。
ステップ64で、アクセスポイント3との無線LANの接続認証を完了すると、ステップ65で、情報処理装置2への無線LAN設定モード終了通知フレームを作成し、有線ネットワークインタフェース13によって情報処理装置2へ無線LAN設定モード終了通知を送信し、ステップ66で、有線ネットワークインタフェース13によって有線LAN7から情報処理装置2の応答を受信すると、無線LAN設定モードでの処理を終了し、通常モードに戻して、情報処理装置2からパケットの受信待ちをする。
上記処理について、上記デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスは、無線ブリッジ1のRAM12に格納する。また、無線ブリッジ1が図示を省略した他のメモリ、例えば、HDD、不揮発性メモリを含む記憶部を備えている場合は、その記憶部に格納するとよい。
また、無線ブリッジ1のCPU10は、自装置のMACアドレス以外のアドレスを宛先にしたイーサネットフレームのデータを受信したとき、その受信したイーサネットフレームをアクセスポイント3へ出力する。
上述した図17のステップ17の処理では、図23に示す操作画面を表示部25に表示する。
ユーザが、情報処理装置2の操作画面30に表示されている無線LAN設定ボタン31を押すと、情報処理装置2のCPU20は、自装置の動作モードを無線LAN設定モードに移行し、その後、無線ブリッジ1への設定が終了して無線ブリッジ1から無線LAN設定モード終了通知を受信するまで、無線LAN設定モードで動作する。
図24は、図1に示した情報処理装置2がデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを記憶部に格納する処理を示すフローチャート図である。
情報処理装置2のCPU20は、ステップ71で、ネットワーク設定が自動設定であるか否かを判断し、自動設定であれば(「Y」の場合)、ステップ72へ進み、自動設定ではない(それ以外)であれば(「N」の場合)、ステップ74へ進む。
ステップ72では、DHCPサーバ9から情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを受信し、ステップ73へ進む。
一方、ステップ74では、ユーザによる手動入力により、情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスが入力され、ステップ73へ進む。
ステップ73では、情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを自装置内に登録し、この処理を終了する。
このようにして、情報処理装置2のRAM22又は記憶部26に情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスが記憶され、情報処理装置2の電源を切っても、情報処理装置2のIPアドレスとデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスの情報は消えることなく、情報処理装置2内部に登録されたままになる。
無線ブリッジ1と情報処理装置2との間の通信を、無線ブリッジモード用の特別なイーサネットフレームで全パケット(無線ブリッジ設定用パケットおよび通常のパケット)を送受信するようにすると、無線ブリッジ1は、いったん全イーサネットフレームを取り込み、通常のイーサネットフレームへの変換のために、宛先MACアドレスを付け替える作業が必要になり、イーサネット通信のスループットが落ちてしまうが、この実施例のネットワークシステムでは、無線LAN設定時のイーサネットフレームは、無線ブリッジ1への設定時(無線LAN設定モード時)のみ使い、通常のパケット送受信時は、通常のイーサネットフレームを使うため、スループットを落とさずに済む。
また、ユーザが情報処理装置2のブラウザを使って無線ブリッジ1に対して無線LAN設定を行うとき、デフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを入力するのみで無線LAN設定が表示されるので、ユーザが無線ブリッジ1のホスト名を忘れても、無線ブリッジに対する無線LAN設定が可能になる。
さらに、ユーザが情報処理装置2に接続されている有線LANを無線LANへ切り替えるときに、イーサネットケーブルを抜いたり、情報処理装置2の電源を切ったりしても、情報処理装置2内部に登録されているデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスが消えないため、情報処理装置2と無線ブリッジ1をイーサネットケーブルで接続して、ユーザが情報処理装置2のブラウザを使って無線ブリッジ1に対して無線LAN設定を行うとき、ユーザが手動でデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを情報処理装置2に設定する必要がなくなり、無線LAN設定時の作業を軽減することができる。
また、ユーザが情報処理装置2に対して、無線ブリッジ1のホスト名を登録する必要がなくなり、無線LAN設定時の作業を軽減することができる。
さらに、無線ブリッジ1のホスト名を無線ブリッジ1内部に登録しておき、無線ブリッジ応答フレームから無線ブリッジ1のホスト名を取得すれば、仕様が異なる複数種類の無線ブリッジが存在したときに、無線ブリッジ1のホスト名を容易に変えることができる。
さらにまた、ユーザは、情報処理装置2が現在は無線LAN設定モードで動作しているのか否かを意識することなく、1回のボタン操作を行うことによって、情報処理装置2は、無線LAN設定モードで動作し、その後ブラウザが起動するので、ユーザが無線ブリッジ1のホスト名を忘れた時、情報処理装置2のブラウザにデフォルトゲートウェイ4のIPアドレスを入力すると、無線ブリッジ1に対する設定が可能になり、ユーザが情報処理装置2を無線LAN設定モードへ遷移させる操作の手間が省け、無線LAN設定時の作業を軽減することができる。
この発明によるネットワークシステムとネットワークシステムの通信方法は、無線通信又は有線通信を用いたインターネット、ローカルエリアネットワークを含むネットワークの全般において適用することができる。
1:無線ブリッジ 2:情報処理装置 3:アクセスポイント 4:デフォルトゲートウェイ 5:外部ネットワーク 6、7、40:有線LAN 8:無線LAN 9:DHCPサーバ 10、20:CPU 11、21:ROM 12、22:RAM 13、23:有線ネットワークインタフェース 14:無線ネットワークインタフェース 15、27:バス 24:入力部 25:表示部 26:記憶部 30:操作画面 31:無線LAN設定ボタン
特開2009−44512号公報

Claims (7)

  1. 情報処理装置と、該情報処理装置と有線で接続する第1の通信装置と、該第1の通信装置と無線で接続する第2の通信装置と、該第2の通信装置と有線で接続し、前記第2の通信装置とネットワークとを接続する第3の通信装置とを有し、前記情報処理装置が、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置と前記第3の通信装置とを介して前記ネットワーク上の他の情報処理装置と通信を行うネットワークシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、入力手段と、登録手段と、通信手段と、前記登録手段に、前記第1の通信装置の識別情報と、前記第3の通信装置の第1のアドレスと、前記第1の通信装置の第2のアドレスとを組み合わせて登録し、前記入力手段から前記第1の通信装置の識別情報が入力された場合、前記登録手段に登録されている前記入力された前記第1の通信装置の識別情報に組み合わされている前記第3の通信装置の第1のアドレスと前記第1の通信装置の第2のアドレスとを宛先にして、前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むデータを生成し、該生成されたデータを、前記通信手段によって前記第1の通信装置へ送信する制御手段とを備え、
    前記第1の通信装置は、通信手段と、前記通信手段によって前記情報処理装置から前記第3の通信装置の第1のアドレスと前記第1の通信装置の第2のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、該受信したデータに前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むか否かを判断し、前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むと判断した場合、前記受信したデータに含まれる前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報に基いて、当該第1の通信装置における無線接続を行うための設定をし、前記通信手段によって前記情報処理装置から前記第1の通信装置の第2のアドレス以外のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、該受信したデータを前記第2の通信装置へ出力する制御手段とを備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記情報処理装置の前記制御手段は、前記入力手段から前記第3の通信装置の第1のアドレスが入力された場合、前記登録手段に登録されている前記入力された前記第3の通信装置の第1のアドレスに組み合わされている前記第1の通信装置の識別情報と前記第1の通信装置の第2のアドレスとを宛先にして、前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むデータを生成し、該生成されたデータを、前記通信手段によって前記第1の通信装置へ送信する手段を有することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 前記情報処理装置の前記制御手段は、前記情報処理装置が前記第3の通信装置と有線で接続された場合、前記第3の通信装置から前記第3の通信装置の第1のアドレスを取得し、該取得した前記第3の通信装置の第1のアドレスを記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段は、前記情報処理装置の電源が切られても前記第3の通信装置の第1のアドレスが消えないように記憶する手段であることを特徴とする請求項1又は2記載のネットワークシステム。
  4. 前記情報処理装置の前記登録手段に登録された前記第1の通信装置の識別情報は、前記情報処理装置の出荷前に予め登録された情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  5. 前記情報処理装置の前記制御手段は、前記第1の通信装置とのみ通信を行うモードを示す情報と、前記第1の通信装置を探索するためのデータであることを示す情報とを含む探索データを、前記通信手段によって前記第1の通信装置へ送信する手段と、前記通信手段によって前記探索データに対する応答データを受信した場合、前記応答データに含まれる前記第1の通信装置の識別情報を前記登録手段に登録する手段とを有し、
    前記第1の通信装置の前記制御手段は、前記通信手段によって前記情報処理装置から前記探索データを受信した場合、前記情報処理装置に対して前記第1の通信装置の識別情報を含めた応答データを送信する手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記情報処理装置は、表示手段を備え、前記情報処理装置の制御手段は、前記入力手段によって前記第1の通信装置に対する設定を指示する入力があった場合、前記表示手段に前記第3の通信装置の第1のアドレスを入力する画面を表示する手段を有することを特徴とする請求項2記載のネットワークシステム。
  7. 入力手段と登録手段と通信手段を備えた情報処理装置と、該情報処理装置と有線で接続し、通信手段を備えた第1の通信装置と、該第1の通信装置と無線で接続する第2の通信装置と、該第2の通信装置と有線で接続し、前記第2の通信装置とネットワークとを接続する第3の通信装置とを有し、前記情報処理装置が、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置と前記第3の通信装置とを介して前記ネットワーク上の他の情報処理装置と通信を行うネットワークシステムの通信方法において、
    前記情報処理装置は、前記登録手段に前記第1の通信装置の識別情報と、前記第3の通信装置の第1のアドレスと、前記第1の通信装置の第2のアドレスとを組み合わせて登録し、前記入力手段から前記第1の通信装置の識別情報が入力された場合、前記登録手段に登録されている前記入力された前記第1の通信装置の識別情報に組み合わされている前記第3の通信装置の第1のアドレスと前記第1の通信装置の第2のアドレスとを宛先にして、前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むデータを生成し、該生成されたデータを、前記通信手段によって前記第1の通信装置へ送信して、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置の前記通信手段によって前記情報処理装置から前記第3の通信装置の第1のアドレスと前記第1の通信装置の第2のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、該受信したデータに前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むか否かを判断し、前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報を含むと判断した場合、前記受信したデータに含まれる前記第1の通信装置に対する無線接続を行うための設定情報に基いて、当該第1の通信装置における無線接続を行うための設定をし、前記通信手段によって前記情報処理装置から前記第1の通信装置の第2のアドレス以外のアドレスを宛先にしたデータを受信したとき、該受信したデータを前記第2の通信装置へ出力することを特徴とするネットワークシステムの通信方法。
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