JP5549412B2 - 通信装置と通信システム - Google Patents

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この発明は、通信装置と通信システムに関する。
例えば、無線ローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)において、アクセスポイント(無線LANで装置間を接続するための装置)や、無線LANとイーサネット(Ethernet、登録商標)のブリッジ(ネットワークにおいて、データを中継する装置)を行うイーサネットコンバータ(無線アクセスポイントの機能に特化させた装置)を含む通信装置(「無線LAN機器」「無線通信装置」とも呼ぶ)では、パーソナルコンピュータ(PC)、プリンタ、複写機、複合機(「MFP」と略称する)を含む情報処理装置との無線接続を確立させるために無線LANに関わる各種パラメータ(例えば、ESSID、802.11a/g等)や、暗号化の設定を含む装置設定(「機器設定」とも呼ぶ)を行う必要がある。
それらの装置設定を行うために通信装置に予めWebサーバを内蔵し、ユーザインターフェース(以下「UI」と略称する)を持つ情報処理装置から通信装置のIPアドレスを選択することで、情報処理装置のウェブ(Web)ブラウザ上で通信装置の装置設定を行う技術が知られている。
しかし、情報処理装置から通信装置のIPアドレスを選択してウェブブラウザ上で装置設定を行う場合、まず、情報処理装置と通信装置間で通信ができるように、IPアドレスの設定やサブネットマスクの設定を行う必要がある。
ところで、通信装置には、初期状態で何らかのIPアドレスの設定がされている。
そのため、最初に通信装置の設定を行う場合、通信装置の設定にあわせて情報処理装置のIPアドレスの設定を変更しなければならない。
例えば、既にネットワークが構築されている環境で新たにイーサネットコンバータを追加導入する場合、次の3つの手順を取らなければならず、非常に手間がかかるという問題があった。
1:情報処理装置のアドレス設定をイーサネットコンバータの初期設定にあわせ、イーサネットコンバータに接続する。
2:イーサネットコンバータのIPアドレス等を既存のネットワークの設定にあわせて変更する。
3:情報処理装置のIPアドレスを元に戻す。
そこで従来、装置設定の変更が可能な動作モードと、通常のデータ送受信を行う動作モードの2つの動作モードを切り替えられるようにした機能を備え、装置設定の変更が可能な動作モード時に、PCのブラウザ上で任意のURIを入力し、PCがDNSに名前解決リクエストを送信した場合、その名前解決リクエストの内容によらず、PCと通信可能なIPアドレスを自身に割り当てた後、自身のIPアドレス情報の返答を行い、PCから上記IPアドレスのWebサーバのリクエストを受信すると、PCに設定変更用のフォームを返信するようにして、ユーザがブラウザ上で任意のURIを入力するだけで、IPアドレス等の設定を意識することなく、装置設定を変更できるようにした通信装置(例えば、特許文献1参照)があった。
しかしながら、上述したような従来の通信装置では、装置設定が可能な動作モード時には、外部からのすべてのDNSリクエストに対して反応してしまうため、装置設定をする情報処理装置と通信装置とを1対1の通信状態にしなければネットワークに悪影響を及ぼすという問題があった。
また、ユーザが通信装置に対して装置設定が変更可能な動作モードに変更しなくてはならないので操作が煩雑になり、ユーザが通信装置の装置設定を容易な操作で変更できず、ユーザの操作負担が増加するという問題もあった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、情報処理装置で無線通信するために設ける通信装置の装置設定の変更操作についてユーザ負担を軽減できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、ネットワーク上の通信パケットを送受信する通信手段と、自装置の装置設定情報を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶している装置設定情報に対して設定する設定手段を備え、通信装置の機器毎に固有の第1のアドレス及び通信装置の各機器で共通の第2のアドレスが付与された通信装置において、上記通信手段によって上記第2のアドレスを宛先にした上記装置設定情報の設定要求の通信パケットを受信した場合、上記通信手段によって上記記憶手段に記憶されている装置設定情報を上記通信パケットの送信元に送信し、上記通信手段によって上記第2のアドレスを宛先にした上記装置設定情報の設定内容の通信パケットを受信した場合、上記設定手段によって上記記憶手段に記憶されている装置設定情報に対して上記受信した装置設定情報の設定内容を設定する制御をする制御手段を設けた通信装置を提供する。
また、上記制御手段は、上記受信した通信パケットに予め定められた第3のアドレスが含まれていた場合にのみ、上記制御を実行する手段を有するようにするとよい。
さらに、上記制御手段は、上記受信した通信パケットに予め登録されている識別情報が含まれていた場合にのみ、上記制御を実行する手段を有するようにするとよい。
また、通信装置と、その通信装置と通信する情報処理装置とを備えた通信システムであって、上記通信装置は、ネットワーク上の通信パケットを送受信する通信手段と、自装置の装置設定情報を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶している装置設定情報に対して設定する設定手段とを備え、通信装置の機器毎に固有の第1のアドレス及び通信装置の各機器で共通の第2のアドレスが付与された通信装置であって、上記通信手段によって上記第2のアドレス宛ての通信パケットを受信した場合、上記通信手段によって上記第1のアドレスをその通信パケットの送信元に通知する手段と、上記通信手段によって上記第1のアドレスを宛先にした上記装置設定情報の設定要求の通信パケットを受信した場合、上記通信手段によって上記記憶手段に記憶されている装置設定情報をその通信パケットの送信元に送信し、上記通信手段によって上記第1のアドレスを宛先にした上記装置設定情報の設定内容の通信パケットを受信した場合、上記設定手段によって上記記憶手段に記憶されている装置設定情報に対して上記受信した装置設定情報の設定内容を設定する制御をする制御手段とを備えるものであり、上記情報処理装置は、自情報処理装置のアドレスを、上記通信装置から受信した上記第1のアドレスの装置と通信が行えるアドレスに変更する変更手段を有するようにするとよい。
さらに、上記のような通信システムにおいて、上記情報処理装置に、上記ネットワークへの接続を検出した場合、上記第2のアドレスを宛先にした上記装置設定情報の設定要求の通信パケットを送信し、予め設定した一定時間以内に上記通信パケットに対する応答があったときは上記通信装置が接続されていると判断し、上記一定時間を超えても上記通信パケットに対する応答がなかったときは上記通信装置が接続されていないと判断する判断手段を設けるとよい。
さらにまた、上記のような通信システムにおいて、上記情報処理装置に、上記一定時間を変更する手段を設けるとよい。
この発明による通信装置は、情報処理装置で無線通信するために設ける通信装置の装置設定の変更操作についてユーザ負担を軽減することができる。
図2に示すイーサネットコンバータと情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 この発明の一実施形態であるネットワークシステムの構成例を示す図である。 図1に示す情報処理装置によってイーサネットコンバータの装置設定を変更する処理を示すタイミングチャート図である。 図1に示す情報処理装置におけるイーサネットコンバータの接続の有無の判断に係る処理を示すフローチャート図である。 図1に示すイーサネットコンバータが通信パケットを受信した場合の処理を示すフローチャート図である。
図1に示すイーサネットコンバータが通信パケットを受信した場合の他の処理例を示すフローチャート図である。 図1に示すイーサネットコンバータが通信パケットを受信した場合のまた他の処理例を示すフローチャート図である。 図1に示す情報処理装置によってイーサネットコンバータの装置設定を変更するさらにまた他の処理例を示すタイミングチャート図である。 図1に示す情報処理装置におけるイーサネットコンバータの接続の有無の判断に係る他の処理を示すフローチャート図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、この発明の一実施形態である通信システムの構成例を示す図である。
この通信システム(「ネットワークシステム」とも呼ぶ)は、イーサネット(Ethernet、登録商標)を用いた通信システムであり、イーサネットケーブルによってイーサネットコンバータ1を接続した情報処理装置2と、無線LANアクセスポイント3と他の多数の情報処理装置4を接続したネットワーク5とからなる。
なお、図2には、情報処理装置4を1台だけ図示し、その他の図示を省略している。
イーサネットコンバータ1は、発明に係る通信装置に相当し、例えば、IEEE802.11a/gを含む無線LAN規格によって無線LANアクセスポイント3と無線接続し、イーサネットのデータを無線LANのデータに変換し、無線LANのデータをイーサネットのデータに変換するブリッジ機能を有し、情報処理装置2の無線データ通信を実現する。
情報処理装置2は、PC、プリンタ、複写機、複合機(MFP)を含む装置であり、発明の情報処理装置に相当する。
一方、インターネット、社内LANを含むネットワークで使用されるプロトコルのTCP/IPを使用したネットワーク5には、無線LANアクセスポイント3と複数のPC、プリンタ、複写機、MFPを含む情報処理装置4がそれぞれイーサネットケーブルで接続されている。
無線LANアクセスポイント3は、イーサネットコンバータ1との間で無線通信し、情報処理装置2と4との間での無線LANによる接続をする装置である。
この通信システムでは、イーサネットコンバータ1と無線LANアクセスポイント3とが無線通信を行うことにより、情報処理装置2が、イーサネットコンバータ1を介してネットワーク5上の各情報処理装置4と相互に無線によるデータ通信をすることができる。
図1は、図2に示したイーサネットコンバータ1と情報処理装置2のハードウェア構成例を示すブロック図である。
イーサネットコンバータ1は、CPU部10、RAM部11、不揮発性メモリ部12、イーサネットインタフェース(I/F)部13、無線LANインタフェース(LAN・I/F)部14、アンテナ部15を備えている。
CPU部10は、イーサネットコンバータ1の全体の制御、及び各種のデータ処理を行う。
RAM部11は、不揮発性メモリ部12に記憶されたCPU部10の展開と、プログラム実行時の各種の演算結果の一時保存に使用する記憶装置である。
不揮発性メモリ部12は、CPU部10が実行するプログラム、情報処理装置2との無線接続を確立させるために無線LANに関わる各種パラメータ(例えば、ESSID、802.11a/g等)や、無線LAN通信時のデータの暗号化の設定を含むイーサネットコンバータ1の装置設定情報(「機器設定情報」とも呼ぶ)を記憶して保存する記憶装置である。
イーサネットI/F部13は、イーサネットのLAN規格に基づいて、情報処理装置2との間でイーサネットケーブルを介したデータの入出力を行う機能を有する。
無線LAN・I/F部14は、例えば、IEEE802.11a/gを含む規格に則り、アンテナ部15を使用して外部の無線LANアクセスポイント3と無線によるデータの送受信機能を有する。
このイーサネットコンバータ1において、上記イーサネットI/F部13が発明の通信手段の機能を果たし、上記不揮発性メモリ部12が発明の記憶手段の機能を果たし、上記CPU部10が発明の変更手段と制御手段の機能を果たす。
一方、情報処理装置2は、制御部20、入力部21、表示部22、イーサネットI/F部23を備えている。
制御部20は、CPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータによって実現され、この情報処理装置2の全体の制御を司り、発明に係る機能も実現する。
入力部21は、キーボード、ポインティングデバイスを含む入力装置であり、ユーザが後述するイーサネットコンバータ1の装置設定画面に対する入力を含む各種の操作情報を入力する。
表示部22は、LCDを含む表示装置であり、後述するイーサネットコンバータ1の装置設定画面を含むユーザに各種の作業画面を表示する。
イーサネットI/F部23は、イーサネットのLAN規格に基づいて、イーサネットコンバータ1との間でイーサネットケーブルを介したデータの入出力を行う。
この情報処理装置2において、上記制御部20が発明の変更手段と判断手段の各機能を果たし、上記制御部20と上記入力部21とが発明の一定時間を変更する手段の機能を果たす。
次に、上記情報処理装置2によって上記イーサネットコンバータ1の装置設定を変更する処理を説明する。
この処理を実行するにあたって、イーサネットコンバータ1は、不揮発性メモリ部12に、予めイーサネットコンバータ1のMACアドレスを記憶しておく。
このMACアドレスは、他のイーサネットコンバータ(図示を省略)と、無線LANアクセスポイント3、各情報処理装置4、他の図示を省略した全ての装置と重複の無い機器固有のMACアドレス(発明の第1のアドレスに相当し、以下「固有のMACアドレス」と呼ぶ)と、イーサネットコンバータ1の各機器で共通のMACアドレス(発明の第2のアドレスに相当し、以下「共通のMACアドレス」と呼ぶ)とからなる。
また、イーサネットコンバータ1は、情報処理装置2に共通のMACアドレスを通知する手段として、イーサネットコンバータ1の設定専用のアプリケーションプログラムを実行可能に記憶している。
そして、イーサネットコンバータ1は、上記設定専用のアプリケーションプログラムの実行により、イーサネットコンバータ1の共通のMACアドレスを予め情報処理装置2に通知する。
したがって、情報処理装置2上では、イーサネットコンバータ1の共通のMACアドレスが既知である。
さらに、共通のMACアドレスはイーサネットコンバータ1の装置設定時にのみ使用し、それ以外では固有のMACアドレスを使用するものとする。
また、イーサネットコンバータ1で設定する装置設定情報としては、イーサネットコンバータ1のIPアドレス、無線の暗号化設定を含む各種の設定情報があげられる。
図3は、上記情報処理装置2によって上記イーサネットコンバータ1の装置設定を変更する処理を示すタイミングチャート図である。
情報処理装置2は、アプリケーション上でイーサネットコンバータ1の装置設定画面を開く(ステップ(図中「S」で示す)1)。
ステップ1の処理では、図1の制御部20が、ユーザの操作によって入力部21からイーサネットコンバータ1の装置設定情報の設定(変更も含む)用の画面である装置設定画面を開き、表示部22に装置設定画面を表示する。
次に、情報処理装置2は、イーサネットコンバータ1の各機器で共通のMACアドレスにリクエストをイーサネットコンバータ1に送信する(ステップ2)。
ステップ2の処理では、図1の制御部20が、イーサネットを利用して、イーサネットI/F部23によってイーサネット上に共通のMACアドレスを宛先にしてリクエスト(発明の装置設定情報の設定要求に相当する)の通信パケットを送信する。
次に、イーサネットコンバータ1は、上記共通のMACアドレスが宛先にされたリクエストの通信パケットを受信すると、情報処理装置2へ装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータ(装置設定情報)を送信する(ステップ3)。
ステップ3の処理では、図1のCPU部10が、イーサネットI/F部13によって通信パケットを受信すると、その通信パケットの宛先が共通のMACアドレスであり、リクエストの通信パケットであることを確認すると、不揮発性メモリ部12に記憶された装置設定画面のデータ(例えば、ブラウザに表示する画面データ)と現在の装置設定情報のデータ(装置設定情報)を読み出し、イーサネットI/F部13によって装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータを情報処理装置2へ送信する。
次に、情報処理装置2は、装置設定画面を表示する(ステップ4)。
ステップ4の処理では、制御部20は、イーサネットI/F部23によって装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータを受信すると、その各データに基いて表示部22に装置設定画面を表示し、その装置設定画面にイーサネットコンバータ1の現在の装置設定情報を表示する。
次に、情報処理装置2は、アプリケーション上で設定値の入力を受け付ける(ステップ5)。
ステップ5の処理では、制御部20は、入力部21から装置設定画面に対する装置設定情報の操作入力と設定、又は変更の実行の入力を受け付ける。
次に、情報処理装置2は、装置設定情報のデータをイーサネットコンバータ1へ送信する(ステップ6)。
ステップ6の処理では、制御部20は、入力部21から装置設定画面に対する操作入力と設定、又は変更の実行の入力があると、イーサネットI/F部23によって装置設定情報のデータ(装置設定情報)を、共通のMACアドレスを宛先にした通信パケットにしてイーサネット上に送信する。
次に、イーサネットコンバータ1は、上記装置設定情報のデータに基いて、自装置に対して新しい装置設定を反映させる(ステップ7)。
ステップ7の処理では、CPU部10は、イーサネットI/F部13によって受信した通信パケットの宛先が共通のMACアドレスであり、装置設定情報のデータの通信パケットであることを確認すると、不揮発性メモリ部12の装置設定情報を、受信した装置設定情報に変更する。
次に、イーサネットコンバータ1は、情報処理装置2へ更新データ(上記装置設定情報のデータを反映させた後のデータ)を送信する(ステップ8)。
ステップ8の処理では、CPU部10は、イーサネットI/F部13によって上記変更した装置設定情報(更新データ)を新しい設定値として情報処理装置2へ送信する。
次に、情報処理装置2は、装置設定画面を更新して表示する(ステップ9)。
ステップ9の処理では、制御部20は、イーサネットI/F部23によってイーサネットコンバータ1の新しい設定値を受信すると、表示部22に表示した装置設定画面の装置設定情報の内容を更新して表示する。
次に、情報処理装置2は、アプリケーション上で設定値のさらなる入力を受け付ける(ステップ10)。
このようにして、上述の処理を繰り返すことにより、情報処理装置2を操作するユーザは、イーサネットコンバータ1のIPアドレスの情報を意識せずに、イーサネットコンバータ1の装置設定情報の値を所望の内容に変更することが容易にできる。
したがって、イーサネットコンバータ1の装置設定情報の設定又は変更について、ユーザの作業負担を軽減することができる。
次に、上記情報処理装置2における上記イーサネットコンバータ1の接続の有無の判断に係る処理について説明する。
図4は、上記情報処理装置2における上記イーサネットコンバータ1の接続の有無の判断に係る処理を示すフローチャート図である。
情報処理装置2の制御部20は、アプリケーション上でイーサネットコンバータ1の設定画面を開き(ステップ11)、各機器共通のMACアドレスを宛先にしてリクエストを送信し(ステップ12)、所定時間内にイーサネットコンバータ1から応答があったか否かを判断し(ステップ13)、応答があったらイーサネットコンバータ1の設定画面へ移行し(ステップ14)、応答がなかったらイーサネットコンバータ1が接続されていないと判断し(ステップ15)、この処理を終了する。
ステップ11の処理では、図1の制御部20が、ユーザの操作によって入力部21からイーサネットコンバータ1の装置設定情報を設定(変更も含む)用の画面である装置設定画面を開き、表示部22に装置設定画面を表示する。
ステップ12の処理では、図1の制御部20が、イーサネットを利用して、イーサネットI/F部23によってイーサネット上に共通のMACアドレスを宛先にしてリクエストの通信パケットを送信する。
ステップ13の処理では、図1の制御部20が、予め設定した所定時間(例えば、不揮発性メモリ部12に保存するとよい)内にイーサネットコンバータ1から上記通信パケットに対する応答があったか否かを判断する。上記所定時間内にイーサネットコンバータ1からの応答として、装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータを受信すると、上記応答があったと判断して、ステップ14へ進み、上記所定時間を超えてもイーサネットコンバータ1からの応答が無く、上記応答がなかったと判断した場合、ステップ15へ進む。
ステップ14の処理では、図1の制御部20が、イーサネットコンバータ1の装置設定画面に移行し、以後は図3に基いて説明した処理内容にしたがって、イーサネットコンバータ1の装置設定情報の設定(変更を含む)を行う。
また、ステップ15の処理では、図1の制御部20が、イーサネットコンバータ1が接続されていないと判断して、表示部22にユーザに接続していない旨のメッセージを表示し、そのメッセージを知らせた後に処理を終了する。
次に、上記イーサネットコンバータ1が通信パケットを受信した場合の処理について説明する。
図5は、上記イーサネットコンバータ1が通信パケットを受信した場合の処理を示すフローチャート図である。
CPU部10は、イーサネットI/F部13によって通信パケットを受信すると(ステップ21)、その通信パケットの宛先のMACアドレスを参照し(ステップ22)、宛先のMACアドレスが、共通のMACアドレスと一致するか否かを判断し(ステップ23)、共通のMACアドレスに一致しなかったと判断した場合(固有のMACアドレスであった場合を含む)、通常動作を行い(ステップ27)、この処理を終了する。
上記通常動作とは、無線LAN・I/F部14からデータを受信した場合はイーサネットで使用できるデータに、イーサネットI/F部13からデータを受信した場合は、無線LANで使用できるデータにそれぞれ変換を行うブリッジ動作である。
一方、CPU部10は、ステップ23で、共通のMACアドレスに一致したと判断した場合、通信パケットの内容が装置設定情報の更新データ(設定のデータの場合も含む)であるか否かを判断し(ステップ24)、装置設定情報の更新データと判断した場合、その更新データに従い装置設定情報の更新を行い(ステップ25)、更新後の現在の装置設定情報のデータを送信元の情報処理装置2へレスポンスとして送信し(ステップ26)、この処理を終了する。
一方、CPU部10は、ステップ24で、装置設定情報の更新データではないと判断した場合(リクエストと判断した場合)、装置設定画面用のデータ(現在の装置設定情報も含む)を送信し(ステップ28)、現在の装置設定情報のデータを送信元の情報処理装置2へレスポンスとして送信して、送信元の情報処理装置2から装置設定情報の変更が可能になるようにし(ステップ26)、この処理を終了する。
一般に、ネットワーク機器(この実施形態の場合は情報処理装置2)は通信相手(この実施形態の場合はイーサネットコンバータ1)のMACアドレスの値を知るために、通信相手のIPアドレスの値を何らかの手段で知り、その後ARPプロトコルという規定されたプロトコルを使用する。
しかし、この実施形態では、イーサネットコンバータ1に予め各機器に共通のMACアドレスを割り当て、情報処理装置2に予め上記共通のMACアドレスを設定することにより、情報処理装置2は、上記の動作を行わずにイーサネットコンバータ1との装置設定に係る通信が可能になる。
次に、上記イーサネットコンバータ1が通信パケットを受信した場合の他の処理について説明する。
上記情報処理装置2に共通のMACアドレスに加え、予め装置設定用のIPアドレス(発明の第3のアドレスに相当する)を設定しておき、イーサネットコンバータ1は、上記2つのアドレスが含まれる通信パケットを受信した場合、装置設定のモードに移行するようにしてもよい。
そこで、イーサネットコンバータ1には、予め装置設定モードに入るために共通のMACアドレスに加えて、装置設定モードに入るためのIPアドレス(第3のアドレスに相当する)を割り当てている。また、上記IPアドレス(第3のアドレスに相当する)は、専用アプリケーション等を通して情報処理装置2にも通知され、情報処理装置2に予め設定されている。
図6は、上記イーサネットコンバータ1が通信パケットを受信した場合の他の処理例を示すフローチャート図である。
CPU部10は、イーサネットI/F部13によって通信パケットを受信すると(ステップ31)、その通信パケットの宛先のMACアドレスを参照し(ステップ32)、宛先のMACアドレスが、共通のMACアドレスと一致するか否かを判断し(ステップ33)、共通のMACアドレスに一致しなかったと判断した場合(固有のMACアドレスであった場合を含む)、通常動作を行い(ステップ39)、この処理を終了する。
上記通常動作とは、無線LAN・I/F部14からデータを受信した場合はイーサネットで使用できるデータに、イーサネットI/F部13からデータを受信した場合は、無線LANで使用できるデータにそれぞれ変換を行うブリッジ動作である。
一方、CPU部10は、ステップ33で、共通のMACアドレスに一致したと判断した場合、通信パケットに予め登録されたIPアドレス(第3のアドレス)が含まれているか否かを判断し(ステップ34)、含まれていなかった場合、受信した通信パケットを破棄して(ステップ38)、この処理を終了する。
また、通信パケットに予め登録されたIPアドレス(第3のアドレス)が含まれていた場合、通信パケットの内容が装置設定情報の更新データ(設定のデータの場合も含む)であるか否かを判断し(ステップ35)、装置設定情報の更新データと判断した場合、その更新データに従い装置設定情報の更新を行い(ステップ36)、更新後の現在の装置設定情報のデータを送信元の情報処理装置2へレスポンスとして送信し(ステップ37)、この処理を終了する。
一方、CPU部10は、ステップ35で、装置設定情報の更新データではないと判断した場合(リクエストと判断した場合)、装置設定画面用のデータ(現在の装置設定情報も含む)を送信し(ステップ40)、現在の装置設定情報のデータを送信元の情報処理装置2へレスポンスとして送信して、送信元の情報処理装置2から装置設定情報の変更が可能になるようにし(ステップ37)、この処理を終了する。
このようにして、イーサネットコンバータ1は、共通のMACアドレスに加えて、装置設定用のIPアドレスも判定に加えることにより、共通のMACアドレスを使用した場合でも装置設定モードには容易に入り難くすることができる。
また、上記IPアドレスを判定に加えることにより、共通のMACアドレス宛の通信パケットを受け取っただけでは、現在の装置設定情報を送信元の情報処理装置2にレスポンスとして返すことはしないので、意図しない形で共通のMACアドレス宛てに通信パケットを受信した場合にネットワーク上に余計な通信パケットを送信してしまうことがなく、装置設定情報を簡単に外部へ送信しないのでセキュリティ上もよくなる。
次に、上記イーサネットコンバータ1が通信パケットを受信した場合のまた他の処理について説明する。
上記IPアドレスに代えて、送信元のMACアドレスのベンダコード(ベンダID、発明の識別情報に相当する)を用いるようにしてもよい。
イーサネットでは、MACアドレスは48ビット(bit)の信号で表現され、一般に16進数表現で、aa−bb−cc−dd−ee−ffのように表現している。
そこで、MACアドレスの最初の24bit(上記のaa−bb−ccの部分)は、ベンダIDであり、そのベンダIDの値から製造元を特定することができる。
図7は、上記イーサネットコンバータ1が通信パケットを受信した場合のまた他の処理例を示すフローチャート図である。
CPU部10は、イーサネットI/F部13によって通信パケットを受信すると(ステップ51)、その通信パケットの宛先のMACアドレスを参照し(ステップ52)、宛先のMACアドレスが、共通のMACアドレスと一致するか否かを判断し(ステップ53)、共通のMACアドレスに一致しなかったと判断した場合(固有のMACアドレスであった場合を含む)、通常動作を行い(ステップ59)、この処理を終了する。
上記通常動作とは、無線LAN・I/F部14からデータを受信した場合はイーサネットで使用できるデータに、イーサネットI/F部13からデータを受信した場合は、無線LANで使用できるデータにそれぞれ変換を行うブリッジ動作である。
一方、CPU部10は、ステップ53で、共通のMACアドレスに一致したと判断した場合、通信パケットに予め登録されたベンダID(識別情報)が含まれているか否かを判断し(ステップ54)、含まれていなかった場合、受信した通信パケットを破棄して(ステップ58)、この処理を終了する。
また、通信パケットに予め登録されたベンダID(識別情報)が含まれていた場合、通信パケットの内容が装置設定情報の更新データ(設定のデータの場合も含む)であるか否かを判断し(ステップ55)、装置設定情報の更新データと判断した場合、その更新データに従い装置設定情報の更新を行い(ステップ56)、更新後の現在の装置設定情報のデータを送信元の情報処理装置2へレスポンスとして送信し(ステップ57)、この処理を終了する。
一方、CPU部10は、ステップ55で、装置設定情報の更新データではないと判断した場合(リクエストと判断した場合)、装置設定画面用のデータ(現在の装置設定情報も含む)を送信し(ステップ60)、現在の装置設定情報のデータを送信元の情報処理装置2へレスポンスとして送信して、送信元の情報処理装置2から装置設定情報の変更が可能になるようにし(ステップ57)、この処理を終了する。
例えば、情報処理装置2として、MFP等の組込機器の場合、オプション機器としてイーサネットコンバータ1が設定されている場合、MFP等の組込機器はイーサネットコンバータ1の共通のMACアドレスを事前に知ることができる。
同様に、イーサネットコンバータ1も接続する組込機器が想定できるため、接続機器のMACアドレスのベンダIDを事前に知ることができる。
そこで、ベンダIDを装置設定の可否の判定に使用することにより、イーサネットコンバータ1に対して装置設定モードに入り難くすることができる。
したがって、意図しない形で共通のMACアドレス宛ての通信パケットを受信した場合であっても、ネットワーク上に余計な通信パケットを送信してしまうということがない。
また、共通のMACアドレスに通信パケットを送っただけで、イーサネットコンバータ1の装置設定情報をレスポンスで返すということがなくなるため、セキュリティを向上させることもできる。
次に、上記情報処理装置2によって上記イーサネットコンバータ1の装置設定を変更するさらに他の処理例を説明する。
上記イーサネットコンバータ1が、共通のMACアドレス宛へのリクエストの通信パケットを受信した場合、現在の自装置のIPアドレスを送り返すようにしてもよい。
情報処理装置2は、イーサネットコンバータ1とイーサネットで接続されており、情報処理装置2は、イーサネットコンバータ1の装置設定を変更するアプリケーションが導入されている。
図8は、上記情報処理装置2によって上記イーサネットコンバータ1の装置設定を変更するさらにまた他の処理例を示すタイミングチャート図である。
情報処理装置2は、アプリケーション上でイーサネットコンバータの装置設定画面を開く(ステップ(図中「S」で示す)71)。
ステップ71の処理では、図1の制御部20が、ユーザの操作によって入力部21からイーサネットコンバータ1の装置設定情報を設定(変更も含む)用の画面である装置設定画面を開き、表示部22に装置設定画面を表示する。
次に、情報処理装置2は、イーサネットコンバータ1の各機器で共通のMACアドレスにリクエストをイーサネットコンバータ1に送信する(ステップ72)。
ステップ72の処理では、図1の制御部20が、イーサネットを利用して、イーサネットI/F部23によってイーサネット上に共通のMACアドレスを宛先にしてリクエスト(発明の装置設定情報の設定要求に相当する)の通信パケットを送信する。
次に、イーサネットコンバータ1は、上記共通のMACアドレスが宛先にされたリクエストの通信パケットを受信すると、情報処理装置2へ自イーサネットコンバータ1のIPアドレス(第1のアドレスに相当する)及びサブネットマスクの情報を送信する(ステップ73)。
ステップ73の処理では、図1のCPU部10が、イーサネットI/F部13によって通信パケットを受信すると、その通信パケットの宛先が共通のMACアドレスであり、リクエストの通信パケットであることを確認すると、不揮発性メモリ部12に記憶された自イーサネットコンバータ1のIPアドレス(第1のアドレスに相当する)及びサブネットマスクの情報を読み出し、イーサネットI/F部13によって情報処理装置2へ送信する。
次に、情報処理装置2は、受信したイーサネットコンバータ1のIPアドレス等の情報をもとに、一時的に自身のIPアドレス等をイーサネットコンバータ1と通信が行える設定値に自動的に書き換えた後、イーサネットコンバータ1のIPアドレスへリクエストを送信する(ステップ74)
ステップ74の処理では、図1の制御部20が、イーサネットを利用して、イーサネットI/F部23によってイーサネット上にイーサネットコンバータ1のIPアドレスを宛先にしてリクエスト(発明の装置設定情報の設定要求に相当する)の通信パケットを送信する。
次に、イーサネットコンバータ1は、上記IPアドレスが宛先にされたリクエストの通信パケットを受信すると、情報処理装置2へ装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータ(装置設定情報)を送信する(ステップ75)。
ステップ75の処理では、図1のCPU部10が、イーサネットI/F部13によって通信パケットを受信すると、その通信パケットの宛先が自装置のIPアドレスであり、リクエストの通信パケットであることを確認すると、不揮発性メモリ部12に記憶された装置設定画面のデータ(例えば、ブラウザに表示する画面データ)と現在の装置設定情報のデータ(装置設定情報)を読み出し、イーサネットI/F部13によって装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータを情報処理装置2へ送信する。
次に、情報処理装置2は、装置設定画面を表示する(ステップ76)。
ステップ76の処理では、制御部20は、イーサネットI/F部23によって装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータを受信すると、その各データに基いて表示部22に装置設定画面を表示し、その装置設定画面にイーサネットコンバータ1の現在の装置設定情報を表示する。
次に、情報処理装置2は、アプリケーション上で設定値の入力を受け付ける(ステップ77)。
ステップ77の処理では、制御部20は、入力部21から装置設定画面に対する装置設定情報の操作入力と設定、又は変更の実行の入力を受け付ける。
次に、情報処理装置2は、装置設定情報のデータをイーサネットコンバータ1へ送信する(ステップ78)。
ステップ78の処理では、制御部20は、入力部21から装置設定画面に対する操作入力と設定、又は変更の実行の入力があると、イーサネットI/F部23によって装置設定情報のデータ(装置設定情報)を、共通のMACアドレスを宛先にした通信パケットにしてイーサネット上に送信する。
次に、イーサネットコンバータ1は、上記操作設定情報に基づいて自装置に対して新しい装置設定を反映させる(ステップ79)。
ステップ79の処理では、CPU部10は、イーサネットI/F部13によって受信した通信パケットの宛先が自装置のIPアドレスであり、装置設定情報のデータの通信パケットであることを確認すると、不揮発性メモリ部12の装置設定情報を、受信した装置設定情報に変更することにより、自装置に対して新しい装置設定を反映させる。
次に、イーサネットコンバータ1は、情報処理装置2へ更新データを送信する(ステップ80)。
ステップ80の処理では、CPU部10は、イーサネットI/F部13によって上記変更した装置設定情報(更新データ)を新しい設定値として情報処理装置2へ送信する。
次に、情報処理装置2は、装置設定画面を更新して表示する(ステップ81)。
ステップ81の処理では、制御部20は、イーサネットI/F部23によってイーサネットコンバータ1の新しい設定値を受信すると、表示部22に表示した装置設定画面の装置設定情報の内容を更新して表示する。
次に、情報処理装置2は、アプリケーション上で設定値のさらなる入力を受け付ける(ステップ82)。
このようにして、上述の処理を繰り返すことにより、情報処理装置2を操作するユーザは、イーサネットコンバータ1のIPアドレスの情報を意識せずに、イーサネットコンバータ1の装置設定情報の値を所望の内容に変更することが容易にできる。
したがって、イーサネットコンバータ1の装置設定情報の設定又は変更について、ユーザの作業負担を軽減することができる。
上述の処理において、情報処理装置2のIPアドレス等の設定は、イーサネットコンバータ1とデータ送受信を行うときのみイーサネットコンバータ1の値にあわせ、それ以外のときは元の設定値に戻す。
次に、上記情報処理装置2における上記イーサネットコンバータ1の接続の有無の判断に係る他の処理について説明する。
情報処理装置2は、イーサネット越しに他のネットワーク機器との接続が確認されると(ネットワークとのリンクを検出すると)、機器共通のMACアドレスに向けて通信パケットを送信し、その通信パケットに対する応答の有無によってイーサネットコンバータ1が接続されているかを判断し、応答が無かった場合、情報処理装置2上でのイーサネットコンバータ1の装置設定が行えないようにするとよい。
情報処理装置2は、専用のアプリケーションを使用してイーサネットコンバータ1の装置設定を行う。
また、情報処理装置2は、イーサネットI/F部23に、他のネットワーク機器と接続しているか否かを電気的に検知する検知手段を有している。
図9は、上記情報処理装置2における上記イーサネットコンバータ1の接続の有無の判断に係る他の処理を示すフローチャート図である。
情報処理装置2の制御部20は、他のネットワーク機器と接続されたことを検知すると(ステップ91)、アプリケーション上でイーサネットコンバータ1の設定画面を開き、各機器共通のMACアドレスを宛先にしてデータ(リクエストデータ)を送信し(ステップ92)、所定時間内にイーサネットコンバータ1から応答があったか否かを判断し(ステップ93)、応答があったらイーサネットコンバータ1が接続されていると判断し(ステップ94)、応答がなかったらイーサネットコンバータ1が接続されていないと判断し(ステップ95)、情報処理装置2の電源がオフにされて新たにオンにされるまで、又は、イーサネットケーブルの抜き差しがあるまで、情報処理装置2上でイーサネットコンバータ1の装置設定が行えないようにし(ステップ96)、この処理を終了する。
ステップ91の処理では、図1の制御部20が、イーサネットI/F部23の検知手段により、ネットワーク上のリンク、ネットワーク上の他のネットワーク機器の接続を検知する。
ステップ92の処理では、図1の制御部20が、イーサネットを利用して、イーサネットI/F部23によってイーサネット上に共通のMACアドレスを宛先にしてリクエストの通信パケットを送信する。
ステップ93の処理では、図1の制御部20が、予め設定した所定時間(例えば、不揮発性メモリ部12に保存するとよい)内にイーサネットコンバータ1から上記通信パケットに対する応答があったか否かを判断する。上記所定時間内にイーサネットコンバータ1からの応答として、装置設定画面のデータと現在の装置設定情報のデータを受信すると、上記応答があったと判断して、ステップ94へ進み、上記所定時間を超えてもイーサネットコンバータ1からの応答が無く、上記応答がなかったと判断した場合、ステップ95へ進む。
上記一定時間は、応答までの待機時間であり、入力部21からの操作でユーザが事前に設定又は変更することができる。
ネットワークの状態によっては、情報処理装置2の通信に対してイーサネットコンバータ1が応答するまでに時間を要することがあるため、イーサネットコンバータ1の応答時間に対して待ち時間が短い場合、イーサネットコンバータ1が接続されているにも関わらず、情報処理装置2が接続されていないと誤検知してしまうことを防ぐことができる。
ステップ94の処理では、図1の制御部20が、イーサネットコンバータ1が接続されていると判断し、この処理を終了する。
その後、イーサネットコンバータ1の装置設定画面に移行し、以後は図3又は図8に基いて説明した処理内容にしたがって、イーサネットコンバータ1の装置設定情報の設定(変更を含む)を行う。
また、ステップ95の処理では、図1の制御部20が、イーサネットコンバータ1が接続されていないと判断する。その際、表示部22にユーザに接続していない旨のメッセージを表示してもよい。
ステップ96の処理では、図1の制御部20が、情報処理装置2からのイーサネットコンバータ1の装置設定を行わないように制御し、その制御を、電源の再投入、又はイーサネットケーブルの再接続がされるまで継続する。また、電源の再投入、又はイーサネットケーブルの再接続がされると、図9の処理を実行する。
このようにして、情報処理装置2が、イーサネットコンバータ1の接続の有無を検知することにより、イーサネットコンバータ1が接続されていないにも関わらず、ユーザがイーサネットコンバータ1の装置設定操作を行えることを防ぐことができる。
この実施形態によれば、イーサネットコンバータ1に、予め各機器固有のMACアドレスに加えて、各機器で共通のMACアドレスを割り当てておき、情報処理装置2は、イーサネットコンバータ1の機器設定を変更する際に共通のMACアドレスを使用してイーサネットコンバータ1と通信を行うことで、情報処理装置2のIPアドレスに関わらず、情報処理装置2はイーサネットコンバータ1と通信が可能となるので、情報処理装置2とイーサネットで接続されたイーサネットコンバータ1の機器設定を行う際に、ユーザが情報処理装置2のIPアドレス等のネットワーク設定を変更することなく容易にイーサネットコンバータ1の機器設定の変更ができる。
なお、上述の実施形態では、イーサネットを用いた場合を説明したが、その他のネットワーク規格についても、イーサネットと同様の規格のネットワークを用いた場合も上述と同様にして実施することができる。
この発明による通信装置と通信システムは、コンピュータ、プリンタ、複写機、複合機を含む情報処理装置を無線通信可能にする通信装置と、その通信装置と情報処理装置を含むネットワークシステムにおいて適用することができる。
1:イーサネットコンバータ 2、4:情報処理装置 3:無線LANアクセスポイント 5:ネットワーク 10:CPU部 11:RAM部 12:不揮発性メモリ部 13、23:イーサネットI/F部 14:無線LAN・I/F部 15:アンテナ部 20:制御部 21:入力部 22:表示部
特開2008−61106号公報

Claims (6)

  1. ネットワーク上の通信パケットを送受信する通信手段と、
    自装置の装置設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶している装置設定情報に対して設定する設定手段とを備え、
    通信装置の機器毎に固有の第1のアドレス及び通信装置の各機器で共通の第2のアドレスが付与された通信装置において、
    前記通信手段によって前記第2のアドレスを宛先にした前記装置設定情報の設定要求の通信パケットを受信した場合、前記通信手段によって前記記憶手段に記憶されている装置設定情報を前記通信パケットの送信元に送信し、前記通信手段によって前記第2のアドレスを宛先にした前記装置設定情報の設定内容の通信パケットを受信した場合、前記設定手段によって前記記憶手段に記憶されている装置設定情報に対して前記受信した装置設定情報の設定内容を設定する制御をする制御手段を設けたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記受信した通信パケットに予め定められた第3のアドレスが含まれていた場合にのみ、前記制御を実行する手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記受信した通信パケットに予め登録されている識別情報が含まれていた場合にのみ、前記制御を実行する手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 通信装置と、該通信装置と通信する情報処理装置とを備えた通信システムであって、
    前記通信装置は、
    ネットワーク上の通信パケットを送受信する通信手段と、
    自装置の装置設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶している装置設定情報に対して設定する設定手段とを備え、
    通信装置の機器毎に固有の第1のアドレス及び通信装置の各機器で共通の第2のアドレスが付与された通信装置であって、
    前記通信手段によって前記第2のアドレス宛ての通信パケットを受信した場合、前記通信手段によって前記第1のアドレスを該通信パケットの送信元に通知する手段と、
    前記通信手段によって前記第1のアドレスを宛先にした前記装置設定情報の設定要求の通信パケットを受信した場合、前記通信手段によって前記記憶手段に記憶されている装置設定情報を該通信パケットの送信元に送信し、前記通信手段によって前記第1のアドレスを宛先にした前記装置設定情報の設定内容の通信パケットを受信した場合、前記設定手段によって前記記憶手段に記憶されている装置設定情報に対して前記受信した装置設定情報の設定内容を設定する制御をする制御手段とを備えるものであり、
    前記情報処理装置は、自情報処理装置のアドレスを、前記通信装置から受信した前記第1のアドレスの装置と通信が行えるアドレスに変更する変更手段を有することを特徴とする通信システム。
  5. 前記情報処理装置に、前記ネットワークへの接続を検出した場合、前記第2のアドレスを宛先にした前記装置設定情報の設定要求の通信パケットを送信し、予め設定した一定時間以内に前記通信パケットに対する応答があったときは前記通信装置が接続されていると判断し、前記一定時間を超えても前記通信パケットに対する応答がなかったときは前記通信装置が接続されていないと判断する判断手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 前記情報処理装置に、前記一定時間を変更する手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の通信システム。
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