JP5040949B2 - 通信装置とアクセスポイントとアドレス提供システム。 - Google Patents

通信装置とアクセスポイントとアドレス提供システム。 Download PDF

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Description

本発明は、IPアドレスを通信装置に設定するための技術に関する。
例えば、特許文献1には、IPアドレスを通信装置に設定するための技術が開示されている。この通信装置は、まず、アクセスポイントを介してDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバと無線通信することを試行する。通信装置は、DHCPサーバからIPアドレスを取得することができる場合には、そのIPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する。通信装置は、DHCPサーバから自己のIPアドレスを取得することができない場合には、いわゆるAutoIP(例えばAPIPA(Automatic Private IP Addressing))を利用して自己のIPアドレスを設定する。即ち、通信装置は、予め決められたIPアドレスの範囲(例えば「169.254.0.0」〜「169.254.0.16」)から1つの仮のIPアドレスを生成し、当該仮のIPアドレスを他のデバイスが利用していない場合に当該仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する。
特開2007−6190号公報 特開2007−81497号公報 特開2007−228578号公報
AutoIPによって設定されるIPアドレスが、ネットワークに存在する他のデバイスと通信するために利用することができない場合がある。例えば、ネットワーク内の一部のデバイスがDHCPサーバによってIPアドレスが設定され、他の一部のデバイスがAutoIPによってIPアドレスが設定される場合には、前者のデバイスと後者のデバイスとの間で通信することができない。従って、上記の特許文献1の技術を利用してAutoIPによってIPアドレスが設定された通信装置は、ネットワーク内に存在する他のデバイスと通信することができない場合がある。
本明細書では、ネットワークに存在する他のデバイスと通信するために利用可能なIPアドレスを通信装置に設定し得る技術を開示する。
本発明は、自動無線設定モードを有する通信装置であって、前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、外部からの無線信号に含まれる第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを、自己のIPアドレスが新たに設定される前に、取得する第1取得部と、前記第1のIPアドレスを用いて仮のIPアドレスを生成し、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして利用可能である場合に、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして新たに設定する設定部と、を備える通信装置である。
本明細書によって開示される一つの形態の技術は、通信装置である。この通信装置は、第1取得部と設定部とを備える。第1取得部は、外部からの無線信号に含まれる第1のIPアドレスであって、特定デバイスに設定されている第1のIPアドレスを、自己のIPアドレスが新たに設定される前に、取得する。なお、上記の「特定デバイス」という用語は、例えば、「ローカルネットワーク内に存在する特定デバイス」と言い換えてもよいし、「無線ネットワーク内に存在する特定デバイス」と言い換えてもよい。また、上記の「ローカルネットワーク」及び「無線ネットワーク」は、例えば、「通信装置が参加すべきローカルネットワーク(無線ネットワーク)」と言い換えてもよい。さらに、上記の「特定デバイスに設定されている第1のIPアドレス」は、例えば、「特定デバイスが通信で利用する第1のIPアドレス」と言い換えてもよい。設定部は、第1のIPアドレスを用いて仮のIPアドレスを生成し、その仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして利用可能である場合に、その仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定する。なお、上記の「仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定する」という文章は、例えば、「通信装置が通信で利用するIPアドレスが記憶される所定の記憶領域に仮のIPアドレスを記憶させる」と言い換えてもよい。
上記の構成によると、通信装置は、特定デバイスに設定されている第1のIPアドレスに応じた適切なIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。この結果、通信装置は、新たに設定されたIPアドレスを用いて、ネットワークに存在する他のデバイスと通信することができる。
第1取得部は、自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、外部からの上記の無線信号に含まれる第1のIPアドレスを取得してもよい。なお、上記の「自動無線設定モード」という用語は、通信装置に設定されるべき無線通信方式(例えば暗号化方式及び/又は認証方式)をユーザが手動で入力(選択)する必要がある手動無線設定モードに対立する概念である。上記の「自動無線設定モード」という用語は、例えば、「通信装置に設定されるべき無線通信方式を他のデバイスから取得して設定するためのモード」と言い換えてもよい。
なお、上記の無線通信方式は、認証方式及び暗号化方式を含んでいてもよい。例えば、上記の無線通信方式は、通信装置が参加すべき無線ネットワークで現在使用されている認証方式及び暗号化方式を含んでいてもよい。
また、外部からの上記の無線信号は、無線通信方式(例えば認証方式及び暗号化方式)をさらに含んでいてもよい。この場合、設定部は、外部からの上記の無線信号に含まれる無線通信方式を自己の無線通信方式として新たに設定してもよい。
通信装置は、自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、IPアドレス割り当てサーバから第2のIPアドレスを取得する第2取得部をさらに備えていてもよい。設定部は、第2取得部が第2のIPアドレスを取得することができる第1の場合に、第2のIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定してもよい。設定部は、第2取得部が第2のIPアドレスを取得することができない第2の場合に、第1のIPアドレスを用いて仮のIPアドレスを生成し、仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして利用可能である場合に、仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定してもよい。この構成によると、通信装置は、IPアドレス割り当てサーバから第2のIPアドレスを取得することができない場合に、特定デバイスに設定されている第1のIPアドレスに応じた適切なIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。
第1取得部は、さらに、外部からの上記の無線信号に含まれるサブネットマスクであって、上記の特定デバイスに設定されているサブネットマスクを取得してもよい。なお、上記の「特定デバイスに設定されているサブネットマスク」は、例えば、「特定デバイスが通信で利用するサブネットマスク」と言い換えてもよい。設定部は、第1のIPアドレスとサブネットマスクとを用いて、仮のIPアドレスを生成してもよい。この構成によると、通信装置は、取得されたサブネットマスクを参照することによって、例えば、マスクされている第1部分(例えば前半の16ビット)と、マスクされていない第2部分(例えば後半の16ビット)と、を特定することができる。通信装置は、例えば、第1のIPアドレスの上記の第1部分の数値を変えず、第1のIPアドレスの上記の第2部分の数値を変えることによって、仮のIPアドレスを生成することができる。この例を採用すると、上記の特定デバイスに設定されているネットワークアドレス(マスクされている部分の数値)と一致するネットワークアドレスを含むIPアドレスを通信装置に新たに設定することができる。
なお、第1のIPアドレスとサブネットマスクとを用いて仮のIPアドレスを生成する場合、以下の構成を採用してもよい。即ち、設定部は、第1のIPアドレスとサブネットマスクとを用いて、自己に設定し得るIPアドレスの範囲(例えば、上記の特定デバイスに設定されているネットワークアドレスと一致するネットワークアドレスを含むIPアドレスの範囲)を決定してもよい。設定部は、上記のIPアドレスの範囲内に属する特定のIPアドレスを選択することによって仮のIPアドレスを生成してもよい。
設定部は、仮のIPアドレスが他のデバイスに設定されていない場合に、仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定してもよい。この構成によると、通信装置は、他のデバイスに設定されていないIPアドレスを、自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。同じIPアドレスが2以上のデバイスに重複して設定されることを防止することができる。
設定部は、仮のIPアドレス宛に問合せ信号を送信し、問合せ信号に対する応答が受信されない場合に、仮のIPアドレスを自己の新たなIPアドレスとして設定してもよい。この構成によると、通信装置は、他のデバイスに設定されていないIPアドレスを、自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。
設定部は、上記のIPアドレスの範囲内から2以上のIPアドレスを順次選択することによって仮のIPアドレスを順次生成し、順次生成される仮のIPアドレス宛に問合せ信号を順次送信し、応答が受信されなかった問合せ信号の宛先であった仮のIPアドレスを自己の新たなIPアドレスとして設定してもよい。
上記の特定デバイスは、アクセスポイントと通信可能なデバイスであってもよい。なお、上記の特定デバイスは、アクセスポイントと無線で通信可能に接続されていてもよいし、有線で通信可能に接続されていてもよい。第1取得部は、アクセスポイントからの上記の無線信号に含まれる第1のIPアドレスであって、特定デバイスに設定されており、特定デバイスから送信されてアクセスポイントによって中継される第1のIPアドレスを取得してもよい。
また、上記の特定デバイスは、アクセスポイントであってもよい。第1取得部は、アクセスポイントからの上記の無線信号に含まれる第1のIPアドレスであって、アクセスポイントに設定されている第1のIPアドレスを取得してもよい。
上記の通信装置を実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。また、上記の通信装置と上記の特定デバイスとを含む通信システムも、新規で有用である。
本発明は、自動無線設定モードを有する通信装置と通信可能なアクセスポイントであって、前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、前記通信装置が自己のIPアドレスを新たに設定するために参照する第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する前記アクセスポイントに設定されている前記第1のIPアドレスを含む無線信号を、前記通信装置に送信する無線信号通信部を備えるアクセスポイントである。
また、本発明は、自動無線設定モードを有する通信装置にIPアドレスを提供するためのアドレス提供システムであって、アクセスポイントと、前記アクセスポイントと通信可能な特定デバイスと、を備え、前記アクセスポイントは、前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、前記通信装置が自己のIPアドレスを新たに設定するために参照する第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する前記特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを含む無線信号を、前記通信装置に送信する無線信号通信部を備え、前記無線信号通信部は、前記特定デバイスから、前記特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを受信する受信部と、前記第1のIPアドレスを含む前記無線信号を、前記通信装置に送信する送信部と、を備えるアドレス提供システムである。
本明細書によって開示される一つの形態の技術は、自動無線設定モードを有する通信装置と通信可能なアドレス提供装置である。このアドレス提供装置は、通信装置が自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、通信装置が自己のIPアドレスを新たに設定するために参照する第1のIPアドレスであって、アドレス提供装置に設定されている第1のIPアドレスを含む無線信号を、通信装置に送信する無線信号通信部を備える。この構成によると、通信装置が自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、アドレス提供装置は、自身に設定されている第1のIPアドレスを通信装置に提供することができる。
アドレス提供装置は、上記の無線信号通信部を備えるアクセスポイントと、アクセスポイントと通信可能な特定デバイスとを備えていてもよい。即ち、アドレス提供装置は、アクセスポイントと特定デバイスとを含む少なくとも2つのデバイスによって構成されてもよい。この場合、アクセスポイントの無線信号通信部は、特定デバイスから、特定デバイスに設定されている第1のIPアドレスを受信する受信部と、第1のIPアドレスを含む上記の無線信号を、通信装置に送信する送信部と、を備えていてもよい。この構成によると、アクセスポイントと通信可能な特定デバイスに設定されている第1のIPアドレスを通信装置に提供することができる。
一方において、アドレス提供装置は、アクセスポイントのみによって構成されてもよい。この場合、アクセスポイント(アドレス提供装置)の無線信号通信部は、アクセスポイントに設定されている第1のIPアドレスを含む上記の無線信号を通信装置に送信してもよい。この構成によると、アクセスポイントに設定されている第1のIPアドレスを通信装置に提供することができる。
なお、上記のアドレス提供装置を実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。また、上記のアドレス提供装置がアクセスポイントと特定デバイスとによって構成される場合には、その特定デバイスの単体、その特定デバイスを実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。
第1実施例のネットワークシステムの構成の一例を示す。 各デバイスが実行する処理のシーケンス図を示す。 APが実行する処理のフローチャートを示す。 多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 PCが実行する処理のフローチャートを示す。 第4実施例の各デバイスが実行する処理のシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(システムの構成)
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例のネットワークシステム2の概略図を示す。ネットワークシステム2は、多機能機10とアクセスポイント(以下ではAPと呼ぶ)50とPC80等を備える。図1では図示省略しているが、図2に示されるように、本実施例では、AP50とPC80とは、ローカルネットワーク130(図2参照)に属している。なお、図2では、ローカルネットワーク130は、AP50とPC80のみを含むように図示しているが、他のPC等をさらに含んでいてもよい。AP50は、ルータ120に有線で接続されている。ローカルネットワーク130は、ルータ120を介して、インターネット140に接続されている。ローカルネットワーク130は、インフラストラクチャの無線ネットワーク135を含む。無線ネットワーク135は、AP50とPC80とを含む。PC80は、AP50と無線通信可能である。なお、図2では、無線ネットワーク135は、AP50とPC80のみを含むように図示しているが、他のPC等をさらに含んでいてもよい。後で詳しく説明するが、多機能機10は、無線ネットワーク135に参加することを試行する。
(多機能機10の構成)
図1を参照しながら、多機能機10の構成について詳しく説明する。多機能機10は、操作部12と表示部16と印刷部18と制御部20と無線通信インターフェイス22と記憶部24等を備える。
操作部12は、ユーザによって操作されるべき複数のボタンによって構成されている。図1では、操作部12を構成する自動無線設定ボタン14が示されている。自動無線設定ボタン14は、自動無線設定モードに従って、無線通信方式(後述の認証方式28と暗号化方式30)を多機能機10に設定するためのボタンである。なお、自動無線設定モードに対立する概念として、手動無線設定モードが存在する。手動無線設定モードを利用する場合、ユーザは、多機能機10に設定されるべき無線通信方式を、操作部12を操作して入力する必要がある。例えば、ユーザは、複数種類の認証方式の中から1種類の認証方式を選択し、さらに、複数種類の暗号化方式から1種類の認証方式を選択する必要がある。詳しくは後述するが、自動無線設定モードを利用すると、ユーザは、簡単な操作を実行することにより、多機能機10に無線通信方式を設定することができる。
なお、本実施例では、自動無線設定は、Wi−Fiアライアンスによって策定されたWPS(Wi-Fi Protected Setup)に従った手法を想定しているが、他の自動無線設定手法であるAOSS(登録商標)やSES等も適用可能である。
表示部16は、様々な情報を表示する。印刷部18は、外部からの印刷データ、又は、多機能機10が備える図示省略のスキャナによって生成されたスキャンデータを印刷媒体に印刷する。制御部20は、記憶部24に記憶されているプログラム(例えばEnrollee(エンローリ)機能プログラム36)に従って、様々な処理を実行する。無線通信インターフェイス22は、外部(例えばAP50)と無線通信するためのインターフェイスである。
記憶部24は、無線通信方式記憶領域26とIPアドレス記憶領域31とを備える。無線通信方式記憶領域26は、多機能機10が無線通信を行なう際に使用すべき認証方式28と暗号化方式30とを記憶するための記憶領域である。多機能機10が無線ネットワーク135に参加する前の段階では、無線通信方式記憶領域26に情報28,30が記憶されていない。IPアドレス記憶領域31は、多機能機10が無線通信を行なう際に使用すべきIPアドレス32とサブネットマスク34とを記憶するための記憶領域である。多機能機10が無線ネットワーク135に参加する前の段階では、IPアドレス記憶領域31に情報32,34が記憶されていない。
記憶部24は、制御部20によって実行されるべきプログラムを記憶している。図1では、Enrollee機能プログラム36のみを示しているが、他にも、印刷処理や表示処理等を実行するためのプログラムが記憶されている。Enrollee機能プログラム36は、Enrolleeとして機能するためのプログラムである。Enrolleeは、無線ネットワークへの参加を望む、換言すれば、無線ネットワークのメンバとして機能する予定のデバイス(参加予定デバイス)を意味する。なお、Enrolleeを無線ネットワークに参加させるデバイスは、後述するように、Registrar(レジストラ)と呼ばれる。記憶部24は、さらに、上記の各情報28等以外の情報を記憶するための記憶領域38を備える。記憶領域38には、例えば、多機能機10のパスワード等が記憶される。
(AP50の構成)
AP50は、無線通信インターフェイス52と制御部54と記憶部56等を備える。なお、図1では、AP50の構成要素として有線通信インターフェイス70が示されているが、これは、後述の第3実施例で利用される。
無線通信インターフェイス52は、外部(例えば多機能機10、PC80)と無線通信するためのインターフェイスである。制御部54は、記憶部56に記憶されているプログラム(例えばAP機能プログラム58等)に従って、様々な処理を実行する。記憶部56は、制御部54によって実行されるべきプログラム58,60を記憶している。AP機能プログラム58は、AP50が無線通信の中継装置として機能するためのプログラムである。DHCPサーバ機能プログラム60は、AP50がDHCPサーバとして機能するためのプログラムである。なお、図1では、Registrar機能プログラム62も示されているが、これは、後述の第4実施例で利用される。
記憶部56は、AP50のIPアドレス64を記憶する。なお、AP50のIPアドレス64は、例えば、ユーザによってAP50に予め設定されている。また、記憶部56は、Subscribe情報記憶領域66を備える。Subscribe情報記憶領域66は、無線ネットワーク135においてRegistrarとして機能するデバイスに関する情報(以下ではSubscribe情報と呼ぶ)を記憶する。本実施例では、PC80がRegistrarとして機能する。従って、Subscribe情報記憶領域66には、PC80に関する情報(例えばPC80のIPアドレス100)が記憶されている。記憶部56は、さらに、上記の各情報58等以外の情報を記憶するための記憶領域68を備える。記憶領域68には、例えば、AP50のサブネットマスク等が記憶される。
(PC80の構成)
PC80は、無線通信インターフェイス82と制御部84と操作部88と表示部90と記憶部92等を備える。なお、図1では、PC80の構成要素として有線通信インターフェイス86が示されているが、これは、後述の第3実施例で利用される。
無線通信インターフェイス82は、外部(例えばAP50)と無線通信するためのインターフェイスである。制御部84は、記憶部92に記憶されているプログラム(例えばRegistrar機能プログラム104)に従って、様々な処理を実行する。操作部88は、マウスとキーボードとによって構成されている。表示部90は、様々な情報を表示する。
記憶部92は、無線通信方式記憶領域94とIPアドレス記憶領域99とを備える。無線通信方式記憶領域94は、認証方式96と暗号化方式98とを記憶している。無線通信方式記憶領域94に記憶されている無線通信方式96,98は、無線ネットワーク135で現在使用されている無線通信方式である。なお、無線通信方式96,98は、AP50とPC80との図示省略の通信を経て、PC80に予め設定されている。IPアドレス記憶領域99は、PC80のIPアドレス100とサブネットマスク102とを記憶している。例えば、PC80のIPアドレス100とサブネットマスク102は、ユーザによって予め設定されている。なお、例えば、PC80は、AP50が備えるDHCPサーバ機能を利用して、PC80に設定されるべきIPアドレス100とサブネットマスク102とを取得し、それらの情報100,102をIPアドレス記憶領域99に記憶させてもよい(即ちIPアドレス100とサブネットマスク102とを設定してもよい)。
記憶部92は、制御部84によって実行されるべきプログラムを記憶している。図1では、Registrar機能プログラム104のみを示しているが、他にも、様々なアプリケーションプログラムが記憶されている。Registrar機能プログラム104は、Registrarとして機能するためのプログラムである。Registrarは、Enrolleeを無線ネットワークに参加させる、換言すれば、Enrolleeを無線ネットワークのメンバとして登録させるデバイス(登録デバイス)を意味する。記憶部24は、さらに、上記の各情報96等以外の情報を記憶するための記憶領域106を備える。
(各デバイスが実行する処理)
図2を参照しながら、各デバイス10,50,80が実行する処理の概要について説明する。例えば、ユーザは、PC80の操作部88(図1参照)を操作することによって、Registrar機能を実行するようにPC80に指示することができる。この場合、PC80は、AP50にSubscribe150を送信する(S2)。Subscribe150は、PC80のIPアドレス100を含む。AP50は、Subscribe150に含まれるPC80のIPアドレス100をSubscribe情報記憶領域66(図1参照)に記憶させる。
AP50は、自身の周囲の所定範囲にBeacon152を定期的に送信する。多機能機10は、上記の所定範囲内に存在しており、Beacon152を受信する。ユーザは、多機能機10を無線ネットワーク135に参加させるために、自動無線設定ボタン14(図1参照)を操作することができる(S4)。この場合、多機能機10は、Beacon152の送信元(即ちAP50)にProbe154を送信する。
AP50は、Probe154を受信すると、Subscribe情報記憶領域66(図1参照)に記憶されているPC80のIPアドレス100を特定する。AP50は、特定されたIPアドレス100(即ちPC80)にEvent156を送信する(S6)。さらに、AP50は、Probe154に対するレスポンス158を多機能機10に送信する。
PC80は、Event156を受信すると、パスワードの入力画面を表示部90(図1参照)に表示させる。ユーザは、PC80の操作部88(図1参照)を操作することによって、多機能機10に設定されているパスワード(よち具体的にはPINコード)を入力することができる(S8)。PC80は、S8で入力されたパスワードの認証処理を実行する。例えば、PC80は、AP50を介してパスワードを多機能機10に送信する。多機能機10は、受信されたパスワードが自身に設定されているパスワード(例えば記憶領域38(図1参照)に記憶されている)に一致するのか否かを判断し、AP50を介して判断結果をPC80に送信する。多機能機10が肯定的に判断した場合には、各デバイス10,50,80は、以下の通信処理を実行する。
PC80とAP50との間では、UPnP(Universal Plug and Play)を利用してデータ通信160が行なわれる。また、多機能機10とAP50との間では、WPSのEAP(Extensible Authentication Protocol)を利用してデータ通信162が行なわれる。これらのデータ通信160,162において、多機能機10とPC80との間で様々なデータが通信される。通信されるデータの一つが、設定情報170である。PC80は、AP50を介して、設定情報170を多機能機10に送信する。設定情報170は、PC80に設定されているIPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98を含む。なお、図2では、設定情報170にサブネットマスク102が含まれるように示されているが、これは、後述の第2実施例で使用される。上述したように、本実施例では、EAPの通信160において、IPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98が通信される。即ち、本実施例のEAPの通信160では、従来のEAPにおいて通信される認証方式96及び暗号化方式98のみならず、IPアドレス100がさらに通信される。
多機能機10は、設定情報170に含まれる認証方式96と暗号化方式98を、無線通信方式記憶領域26(図1参照)に記憶させる。これにより、多機能機10に認証方式28と暗号化方式30とが設定される。さらに、多機能機10は、設定情報170に含まれるPC80のIPアドレス100を用いて仮のIPアドレスを生成し、その仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する処理を実行する。この点については、後で詳しく説明する。
(AP50の制御部54が実行する処理)
続いて、AP50の制御部54(図1参照)が実行する処理について詳しく説明する。図3は、AP50の制御部54が実行する処理のフローチャートを示す。制御部54は、定期的にBeacon152(図2参照)を送信する(S10)。多機能機10は、Beacon152の送信元であるAP50にProbe154を送信する。AP50は、Probe154を受信する(S12)。
多機能機10からのProbeが受信された場合、AP50の制御部54は、Subscribe情報記憶領域66(図1参照)に記憶されているPC80のIPアドレス100にEvent156(図2参照)を送信する(S14)。さらに、制御部54は、多機能機10にProbe Response158を送信する(S16)。次いで、制御部54は、プロキシ(Proxy)として機能する(S18)。即ち、制御部54は、多機能機10とPC80との間で行なわれるデータ通信160,162を中継する。ここで制御部54が中継するデータは、図2に示される設定情報170(PC80に設定されているIPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98)を含む。この結果、多機能機10に認証方式28及び暗号化方式30が設定される。多機能機10に認証方式28及び暗号化方式30(図1参照)が設定されると、多機能機10とAP50との間でデータリンク層の無線接続を確立することができる(S20)。ここで確立された無線接続を利用して、後述するように、多機能機10は、AP50のDHCPサーバ機能を利用する。
(多機能機10の制御部20が実行する処理)
続いて、多機能機10の制御部20(図1参照)が実行する処理について詳しく説明する。図4は、多機能機10の制御部20が実行する処理のフローチャートを示す。多機能機10は、AP50からBeacon152(図2参照)を受信する(S40)。制御部20は、自動無線設定ボタン14(図1参照)が操作されることを監視している。この操作が実行されると、制御部20は、AP50にProbe154を送信する(S42)。この結果、AP50は、Probe Response156を多機能機10に送信する。多機能機10は、Probe Response156を受信する(S44)。制御部20は、EAPを利用して、AP50を介して、PC80とデータ通信160,162を実行する(S46)。これにより、PC80は、AP50を介して、PC80に設定されているIPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98を含む設定情報170を送信する。制御部20は、設定情報170を受信することによって、PC80に設定されているIPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98を取得する。
後で詳しく述べるが、PC80は、図2のS8で入力されたパスワードを用いて、設定情報170を暗号化する。多機能機10の制御部20は、暗号化された設定情報170を、記憶領域38に記憶されているパスワードを用いて復号化する。次いで、制御部20は、設定情報170に含まれる認証方式96及び暗号化方式98を特定する。制御部20は、特定された認証方式96及び暗号化方式98を無線通信方式記憶領域26(図1参照)に記憶させる(S47)。これにより、認証方式28及び暗号化方式30が多機能機10に設定される。即ち、無線ネットワーク135(図2参照)で現在利用されている無線通信方式が、多機能機10に設定される。制御部20は、認証方式28及び暗号化方式30を利用して、AP50とデータリンク層の無線接続を確立する(S48)。S50以降の通信処理では、制御部20は、S48で確立された無線接続を利用する。
制御部20は、DHCP DiscoverをAP50に送信する(S50)。この結果、AP50のDHCPサーバ機能プログラム60(図1参照)が機能し、AP50は、DHCP OFFERを多機能機10に送信する。AP50がDHCPサーバとして機能する場合、AP50は、多機能機10に設定されるべきIPアドレスを決定する。即ち、AP50は、ローカルネットワーク130に存在する各デバイス(例えばAP50、PC80等)に設定されていないIPアドレス(即ちローカルネットワーク130で現在使用されていないIPアドレス)を決定する。ここでのIPアドレスの決定処理は、公知のDHCPサーバが実行する処理であり、詳しい説明を省略する。
制御部20は、DHCP OFFERを受信することを監視している(S52)。ここでYESの場合、制御部20は、多機能機10に設定されるべきIPアドレスをDHCPサーバ(即ちAP50)から取得する(S54)。次いで、制御部20は、DHCPサーバから取得されたIPアドレスを、IPアドレス記憶領域31(図1参照)に記憶させる(S62)。これにより、IPアドレス32が多機能機10に設定される。なお、S54では、制御部20は、サブネットマスクをDHCPサーバからさらに取得してもよい。この場合、S62では、制御部20は、取得されたサブネットマスクも、IPアドレス記憶領域31(図1参照)に記憶させる。次いで、制御部20は、IPアドレス32を用いて、他のデバイス(例えばPC80等)とIP層の接続を確立する(S64)。即ち、制御部20は、無線ネットワーク135(図2参照)に参加する。
AP50がDHCPサーバとして機能しない可能性がある。例えば、AP50のDHCPサーバ機能がOFFされている場合、AP50は、DHCPサーバとして機能しない。AP50がDHCPサーバとして機能しない場合、多機能機10の制御部20によって送信されたDHCP Discover(S50参照)に対して、AP50は、DHCP OFFERを送信しない。この場合、S52でNOと判断され、S56に進む。
S56では、制御部20は、S46で受信されたPC80に設定されているIPアドレスを用いて、仮のIPアドレスを生成する。例えば、PC80のIPアドレスが「AAA.BBB.CCC.DDD」である場合、制御部20は、最後の8ビットの「DDD」を、0〜255の範囲内の「DDD」以外の数値に変更することによって、仮のIPアドレスを生成する。次いで、制御部20は、S56で生成された仮のIPアドレスを送信先として、ARP(Address Resolution Protocol)を利用してARP信号を送信する(S58)。制御部20は、ARP信号に対するレスポンスを受信することを監視する(S60)。
S56で生成された仮のIPアドレスと同じIPアドレスが設定されている他のデバイスがローカルネットワーク130内に存在する場合、そのデバイスは、S58で送信されたARP信号に対するレスポンスを送信する。この場合、制御部20は、S60でYESと判断し、S56に戻る。制御部20は、最後の8ビットを別の数値(「DDD」以外の数値であって、過去のS56の処理で使用されていない数値)に変更することによって、新たな仮のIPアドレスを生成する。次いで、制御部20は、新たな仮のIPアドレスを送信先としてARP信号を送信し(S58)、そのレスポンスの有無を監視する(S60)。制御部20は、ARP信号に対するレスポンスが受信されず、S60でNOと判断するまで、S56〜S60の処理を繰り返し実行する。
S60でNOの場合、制御部20は、レスポンスが受信されなかったARP信号の送信先であった仮のIPアドレスを、IPアドレス記憶領域31に記憶させる(S62)。これにより、IPアドレス32が多機能機10に設定される。なお、この場合、制御部20は、適切なサブネットマスク34をIPアドレス記憶領域31に記憶させてもよい。例えば、制御部20は、前半の16ビット又は24ビットをマスクするサブネットマスク34をIPアドレス記憶領域31に記憶させてもよい。なお、S64の処理は、上述したように実行される。
(PC80の制御部84が実行する処理)
続いて、PC80の制御部84(図1参照)が実行する処理について詳しく説明する。図5は、PC80の制御部84が実行する処理のフローチャートを示す。PC80は、AP50から送信されるEvent156(図2参照)を受信する(S80)。この場合、制御部84は、PC80に設定されているIPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98を含む設定情報170を生成する(S82)。制御部84は、上記の設定情報170を含む無線パケットを生成する。本実施例では、無線パケットがベンダ拡張領域(例えばVender Extension)を含んでおり、このベンダ拡張領域に設定情報170が挿入される。
次いで、制御部84は、上記の無線パケットを、図2のS8で入力されたパスワードを用いて暗号化する。続いて、制御部84は、S82で生成された暗号化された設定情報170を、AP50を介して、多機能機10に送信する(S84)。この結果、多機能機10において、無線通信方式28,30とIPアドレス32とが設定される(図4のフローチャート参照)。
本実施例のネットワークシステム2について詳しく説明した。本実施例によると、ユーザは、多機能機10に無線通信方式28,30(図1参照)を設定すべき際に、自動無線設定ボタン14を操作することによって、Registrarとして機能するPC80から無線通信方式を簡単に取得することができる。即ち、ユーザは、PC80において多機能機10のパスワードを入力するのみによって(図2のS8参照)、多機能機10に無線通信方式28,30を設定することができる。
さらに、多機能機10は、自動無線設定モードに従って無線通信方式28,30を設定する際に、自己のIPアドレスを新たに設定することができる。即ち、多機能機10は、PC80からAP50を介して送信される設定情報170(図2参照)に含まれるPC80に設定されているIPアドレス100を、自己のIPアドレスが新たに設定される前に、取得する。多機能機10は、DHCPサーバを利用してIPアドレスを取得することができない場合に、IPアドレス100を用いて仮のIPアドレスを生成し(S56)、その仮のIPアドレスを利用可能である場合に、その仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして新たに設定する。多機能機10は、PC80に設定されているIPアドレス100に応じた適切なIPアドレス32を、自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。新たに設定されたIPアドレス32は、PC80に設定されているIPアドレス100から生成されたものであり、AutoIPを利用して設定されるIPアドレスではない。従って、新たに設定されたIPアドレス32は、ローカルネットワーク130内に存在する他のデバイス(例えばPC80)と通信するために利用することができる。なお、新たに設定されたIPアドレス32は、ローカルネットワーク130外に存在する他のデバイス(例えばインターネット140上のデバイス)と通信するためにも利用することができる。多機能機10は、新たに設定されたIPアドレス32を用いて、ローカルネットワーク130の内外に存在する他のデバイスと通信することができる。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点について説明する。第1実施例では、PC80からAP50を介して多機能機10に送信される設定情報170(図2参照)に、PC80に設定されているIPアドレス100が含まれるが、PC80に設定されているサブネットマスク102は含まれない。本実施例では、設定情報170にPC80のサブネットマスク102が含まれる点が、第1実施例と異なる。
図5のS82において、PC80の制御部84は、PC80のIPアドレス100、サブネットマスク102、認証方式96、及び、暗号化方式98を含む設定情報170を生成する。ここで生成された設定情報170(図2参照)が多機能機10に送信される(S84)。図4のS46において、多機能機10の制御部20は、設定情報170を受信することによって、PC80のIPアドレス100、サブネットマスク102、認証方式96、及び、暗号化方式98を取得する。また、制御部20は、図4のS56において、PC80のIPアドレス100とサブネットマスク102とを用いて、仮のIPアドレスを生成する。本実施例のS56の処理の内容について、以下に詳しく説明する。
多機能機10の制御部20は、まず、PC80のサブネットマスク102においてマスクされている部分(例えば先頭から12ビット等)を特定する。次いで、制御部20は、特定された部分に対応する数値を、PC80のIPアドレス100から特定する。例えば、PC80のIPアドレスが「AAA.BBB.CCC.DDD」であり、かつ、先頭から24ビットがマスクされている場合、制御部20は、「AAA.BBB.CCC」を特定する。続いて、制御部20は、マスクされていない部分(上記の例では最後の8ビット)の数値範囲を特定する。例えば、最後の8ビットがマスクされていない場合、制御部20は、0〜255の数値範囲を特定する。また、例えば、後半の16ビットがマスクされていない場合、制御部20は、最後から2番目の8ビットに対応する0〜255の数値範囲と、最後の8ビットに対応する0〜255の数値範囲と、を特定する。
制御部20は、特定された数値範囲の中から、PC80のIPアドレス100に設定されている数値以外の1つの数値を選択する(例えばランダムに選択する)。制御部20は、マスクされている部分の数値(例えば「AAA.BBB.CCC」)と、選択された数値(例えば「001」)と、を組み合わせることによって、仮のIPアドレス(例えば「AAA.BBB.CCC.001」)を生成する。なお、後半の16ビットがマスクされていない場合、制御部20は、最後から2番目の8ビットに対応する数値範囲と、最後の8ビットに対応する数値範囲と、のそれぞれの中から、1つずつ数値を選択する。この場合、制御部20は、マスクされている部分の数値(例えば「AAA.BBB」)と、選択された2つの数値(例えば「001」と「002」)と、を組み合わせることによって、仮のIPアドレス(例えば「AAA.BBB.001.002」)を生成する。
なお、制御部20は、S56で生成された仮のIPアドレスを送信先として送信されたARP信号に対するレスポンスが受信された場合(S60でYESの場合)、上記の数値範囲から別の数値を選択することによって、新たな仮のIPアドレスを生成する。なお、本実施例では、S62において、制御部20は、PC80のサブネットマスク102と同じサブネットマスクをIPアドレス記憶領域31に記憶させる。これにより、多機能機10にサブネットマスク34が設定される。
本実施例によると、多機能機10は、図4のS56において、ローカルネットワーク130のネットワークアドレス(例えば「AAA.BBB.CCC」)と一致するネットワークアドレスを含む仮のIPアドレスを生成することができる。
(第3実施例)
上記の各実施例と異なる点について説明する。上記の各実施例ではAP50とPC80との間で無線通信によって設定情報170(図2参照)が通信されるが、本実施例では、AP50とPC80との間で有線通信によって設定情報170が通信される。
図1に示されるように、本実施例のAP50は、有線通信インターフェイス70を備える。有線通信インターフェイス70には、LANケーブル72が接続されている。また、本実施例のPC80は、有線通信インターフェイス86を備える。有線通信インターフェイス86には、LANケーブル72が接続されている。なお、LANケーブル72は、ルータ120(図2参照)に接続されている。従って、本実施例でも、AP50とPC80とを含むローカルネットワーク130が構成されている。
PC80は、Registrarとして機能する。従って、本実施例でも、PC80の無線通信方式記憶領域94には、認証方式96及び暗号化方式98が記憶されている。ここで記憶されている認証方式96及び暗号化方式98は、他のデバイス(例えばAP50、他のPC等)によって構成されている無線ネットワーク135で現在使用されている無線通信方式であり、PC80とAP50との間の図示省略の通信を経て、PC80に予め設定されている。
各デバイス10,50,80が実行する処理については、上記の各実施例と同様である。ただし、図5のS84において、PC80の制御部84は、PC80に設定されているIPアドレス100、認証方式96、及び、暗号化方式98を含む設定情報170を、有線通信を利用して、AP50に送信する。AP50は、PC80から送信される上記の設定情報170を、無線通信を利用して、多機能機10に送信する。
本実施例によっても、多機能機10は、PC80からAP50を介して送信される設定情報170(図2参照)に含まれるPC80のIPアドレス100を、自己のIPアドレス32が新たに設定される前に、取得することができる。多機能機10は、PC80に設定されているIPアドレス100に応じた適切なIPアドレス32を、自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。
なお、本実施例でも、設定情報170は、さらに、PC80に設定されているサブネットマスク102を含んでいてもよい。この場合、多機能機10は、上記の第2実施例の手法を利用して、仮のIPアドレスを生成する。
(第4実施例)
上記の各実施例と異なる点について説明する。上記の各実施例では、多機能機10は、PC80のIPアドレス100を取得し(図4のS46参照)、IPアドレス100から仮のIPアドレスを生成する(図4のS56参照)。本実施例では、多機能機10は、PC80のIPアドレス100の代わりに、AP50のIPアドレス64(図1参照)を取得する。
図1に示されるように、本実施例のAP50は、Registrar機能プログラム62を備える。即ち、AP50は、Registrarとして機能する。さらに、記憶部56の記憶領域68には、AP50を含む無線ネットワーク135で現在使用されている認証方式190及び暗号化方式192(これらは図6に示されている)が記憶されている。
図6は、本実施例において、多機能機10とAP50が実行する処理のシーケンス図を示す。AP50は、Beacon180を定期的に送信する。自動無線設定ボタン14(図1参照)が操作されると、多機能機10は、Probe182をAP50に送信する。AP50は、Probe182に対するレスポンス184を多機能機10に送信する。
例えば、ユーザは、AP50が備える図示省略の操作部を操作することによって、多機能機10に設定されているパスワードを入力することができる(S9)。また、例えば、ユーザは、PC80を介して(即ちPC80の操作部88を操作することによって)、AP50にパスワードを入力することができる。
AP50は、S9で入力されたパスワードの認証処理を実行する。パスワードの認証が成功すると、多機能機10とAP50との間では、EAPを利用してデータ通信186が行なわれる。この通信186を利用して、AP50は、設定情報200を多機能機10に送信する。設定情報200は、AP50に設定されているIPアドレス64、認証方式190、及び、暗号化方式192(これらの情報190,192は記憶領域68(図1参照)に記憶されている)を含む。なお、図6に示されるように、設定情報200は、さらに、AP50に設定されているサブネットマスク188(この情報188は記憶領域68(図1参照)に記憶されている)を含んでいてもよい。
多機能機10は、設定情報200に含まれる認証方式190と暗号化方式192を、無線通信方式記憶領域26(図1参照)に記憶させる。これにより、多機能機10に認証方式28と暗号化方式30とが設定される。さらに、多機能機10は、設定情報200に含まれるAP50のIPアドレス64を用いて仮のIPアドレスを生成し、その仮のIPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する処理を実行可能である。この点は、上記の第1実施例における図4の処理と同様である。なお、設定情報200にAP50のサブネットマスク188も含まれる場合、多機能機10は、上記の第2実施例の手法を利用して、仮のIPアドレスを生成する。
本実施例によると、多機能機10は、AP50から送信される設定情報200(図6参照)に含まれるAP50のIPアドレス64を、自己のIPアドレス32が設定される前に、取得することができる。多機能機10は、AP50に設定されているIPアドレス64に応じた適切なIPアドレス32を、自己のIPアドレスとして新たに設定することができる。
上記の説明から明らかなように、各実施例の多機能機10が本発明における通信装置に対応し、第1〜第3実施例のPC80と第4実施例のAP50とのそれぞれが本発明における特定デバイスに対応する。また、第1〜第3実施例のAP50及びPC80を含むシステムと第4実施例のAP50とのそれぞれが本発明におけるアドレス提供装置に対応する。多機能機10の制御部20が実行する図4のS46の処理が、本発明における第1取得部が実行する処理に対応し、図4のS52,S54の処理が、第2取得部が実行する処理に対応し、図4のS56〜S62の処理が、設定部が実行する処理に対応する。アクセスポイント50の制御部54が実行する図3のS18の処理(PC80のIPアドレス100を含む設定情報170(図2参照)を受信して、多機能機10に送信する処理)が本発明における受信部、送信部が実行する処理に対応する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、AP50がDHCPサーバ機能を有するが、DHCPサーバは、AP50と別体に構成されていてもよい。
(2)なお、上記の実施例では、多機能機10とPC80は、AP50を介して、設定情報170(図2参照)を通信する。しかしながら、多機能機10とPC80は、AP50を介さずに(即ちアドフォック通信を実行することによって)、設定情報170を通信してもよい。
(3)また、上記の実施例の技術は、多機能機10がEnrolleeとして機能するシステム2のみならず、PC、サーバ、プリンタ、スキャナ、電話機、ファクシミリ等の他の通信装置がEnrolleeとして機能するシステムにも適用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:ネットワークシステム、10:多機能機、14:自動無線設定ボタン、20:制御部、22:無線通信インターフェイス、26:無線通信方式記憶領域、28:認証方式、30:暗号化方式、31:アドレス記憶領域、32:多機能機のIPアドレス、36:Enrollee機能プログラム、50:アクセスポイント、52:無線通信インターフェイス、54:制御部、60:DHCPサーバ機能プログラム、64:APのIPアドレス、80:PC、82:無線通信インターフェイス、84:制御部、94:無線通信方式記憶領域、96:認証方式、98:暗号化方式、99:IPアドレス記憶領域、100:PCのIPアドレス、102:サブネットマスク、104:Registrar機能プログラム、120:ルータ、135:無線ネットワーク、130:ローカルネットワーク、140:インターネット、170,200:設定情報

Claims (9)

  1. 自動無線設定モードを有する通信装置であって、
    前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、外部からの無線信号に含まれる第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを、自己のIPアドレスが新たに設定される前に、取得する第1取得部と、
    前記第1のIPアドレスを用いて仮のIPアドレスを生成し、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして利用可能である場合に、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして新たに設定する設定部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って前記無線通信方式を設定する際に、IPアドレス割り当てサーバから第2のIPアドレスを取得する第2取得部をさらに備え、
    前記設定部は、
    前記第2取得部が前記第2のIPアドレスを取得することができる第1の場合に、前記第2のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして新たに設定し、
    前記第2取得部が前記第2のIPアドレスを取得することができない第2の場合に、前記第1のIPアドレスを用いて前記仮のIPアドレスを生成し、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして利用可能である場合に、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして新たに設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 前記第1取得部は、さらに、外部からの前記無線信号に含まれるサブネットマスクであって、前記特定デバイスに設定されている前記サブネットマスクを取得し、
    前記設定部は、前記第1のIPアドレスと前記サブネットマスクとを用いて、前記仮のIPアドレスを生成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記設定部は、
    前記第1のIPアドレスと前記サブネットマスクとを用いて、自己に設定し得るIPアドレスの範囲を決定し、
    前記IPアドレスの範囲内に属する特定のIPアドレスを選択することによって前記仮のIPアドレスを生成し、
    前記仮のIPアドレスが他のデバイスに設定されていない場合に、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして新たに設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  5. 前記特定デバイスは、アクセスポイントと通信可能なデバイスであり、
    前記第1取得部は、前記アクセスポイントからの前記無線信号に含まれる前記第1のIPアドレスであって、前記特定デバイスに設定されており、前記特定デバイスから送信されて前記アクセスポイントによって中継される前記第1のIPアドレスを取得する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記特定デバイスは、アクセスポイントであり、
    前記第1取得部は、前記アクセスポイントからの前記無線信号に含まれる前記第1のIPアドレスであって、前記アクセスポイントに設定されている前記第1のIPアドレスを取得する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の通信装置。
  7. 自動無線設定モードを有する通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、外部からの無線信号に含まれる第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを、自己のIPアドレスが新たに設定される前に、取得する取得処理と、
    前記第1のIPアドレスを用いて仮のIPアドレスを生成し、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして利用可能である場合に、前記仮のIPアドレスを前記自己のIPアドレスとして新たに設定する設定処理と、
    を前記通信装置に実行させるコンピュータプログラム。
  8. 自動無線設定モードを有する通信装置と通信可能なアクセスポイントであって、
    前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、前記通信装置が自己のIPアドレスを新たに設定するために参照する第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する前記アクセスポイントに設定されている前記第1のIPアドレスを含む無線信号を、前記通信装置に送信する無線信号通信部
    を備えるアクセスポイント
  9. 自動無線設定モードを有する通信装置にIPアドレスを提供するためのアドレス提供システムであって、
    クセスポイントと、
    前記アクセスポイントと通信可能な特定デバイスと、
    を備え、
    前記アクセスポイントは、
    前記通信装置が前記自動無線設定モードに従って無線通信方式を設定する際に、前記通信装置が自己のIPアドレスを新たに設定するために参照する第1のIPアドレスであって、レジストラ機能を有する前記特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを含む無線信号を、前記通信装置に送信する無線信号通信部を備え、
    記無線信号通信部は、
    前記特定デバイスから、前記特定デバイスに設定されている前記第1のIPアドレスを受信する受信部と、
    前記第1のIPアドレスを含む前記無線信号を、前記通信装置に送信する送信部と、
    を備えるアドレス提供システム
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