JP6458512B2 - 通信機器 - Google Patents

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本明細書では、外部機器との無線接続を確立可能な通信機器を開示する。
特許文献1には、多機能機と、ネットワークに所属する外部装置と、が開示されている。多機能機は、外部装置との接続を確立して上記のネットワークに所属した後に、上記のネットワークを利用して、外部装置から、多機能機の機能実行のためのパケットを受信する。多機能機は、上記のネットワークの種類(即ち、有線ネットワーク、Local Area Network、Personal Area Network)に応じて、受信済みのパケットによって示される機能を実行するのか否かを判断する。
特開2011−054135号公報 特開2006−094004号公報
特許文献1の技術では、ネットワークの種類のみに応じて、機能が制限される。これにより、多機能機のセキュリティが維持され得る。しかしながら、ネットワークの種類のみに応じて機能が制限されてしまうために、多機能機の利用が許可されてもよい状況でも、多機能機の利用が許可されない場合があった。このため、多機能機のセキュリティを維持しつつ、外部機器のユーザの利便性を満たすための手法が要望されていた。本明細書では、通信機器が、外部機器から無線接続要求を受信する場合に、通信機器の状況に応じて、通信機器のセキュリティと外部機器のユーザの利便性とが考慮された適切な処理を実行し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される通信機器は、要求受信部と、第1の決定部と、所定処理実行部と、を備える。要求受信部は、外部機器から無線接続要求を受信する。第1の決定部は、外部機器から無線接続要求が受信される場合に、通信機器と外部機器との間の無線接続を利用した特定の通信処理の実行を外部機器に許容するのか否かを決定する。所定処理実行部は、決定の結果に応じた所定処理を実行する。第1の決定部は、予め決められている高セキュリティ条件が満たされない状況では、無線接続要求に含まれる機器識別情報が通信機器のメモリに記憶されているか否かに関わらず、特定の通信処理の実行を外部機器に許容することを決定し、高セキュリティ条件が満たされており、かつ、機器識別情報がメモリに記憶されている状況では、特定の通信処理の実行を外部機器に許容することを決定し、高セキュリティ条件が満たされており、かつ、機器識別情報がメモリに記憶されていない状況では、特定の通信処理の実行を外部機器に許容しないことを決定する。高セキュリティ条件は、(1)通信機器が、通信機器とは異なる認証サーバを備えるネットワークに所属していること、(2)通信機器が、通信機器とは異なるプロキシサーバを備えるネットワークに所属していること、(3)通信機器が、通信機器とは異なるIPアドレス割当サーバを備えるネットワークに所属しており、かつ、通信機器が、IPアドレス割当サーバから、ネットワークに所定のサーバが所属していることに関係する所属関係情報を受信済みであること、及び、(4)前記通信機器が、前記通信機器の各ユーザに対応する各機能情報に従って、前記各ユーザが利用可能な前記通信機器の機能を制限すべき状況であること、のうちの少なくとも1個の条件を含む。
上記の構成によると、通信機器は、外部機器から無線接続要求を受信する場合に、特定の通信処理の実行を外部機器に許容するのか否かを決定する。具体的には、通信機器は、高セキュリティ条件が満たされない状況、即ち、通信機器のセキュリティを維持する必要性が低い状況では、機器識別情報が通信機器のメモリに記憶されているか否かに関わらず、特定の通信処理の実行を外部機器に許容することを決定する。通信機器のセキュリティを維持する必要性が低いために、外部機器による上記の特定の通信処理の実行を制限する必要がない。そのため、外部機器のユーザの利便性を向上させ得る。一方、通信機器は、高セキュリティ条件が満たされる状況、即ち、通信機器のセキュリティを維持する必要性が高い状況では、外部機器の機器識別情報がメモリに記憶されているか否かに応じて、特定の通信処理の実行を外部機器に許容するのか否かを決定する。具体的には、通信機器は、外部機器の機器識別情報がメモリに記憶されている状況、即ち、外部機器が高い信頼性を有する機器である状況では、特定の通信処理の実行を外部機器に許容する。これにより、通信機器のセキュリティを維持しつつ、外部機器のユーザの利便性を向上させ得る。また、通信機器は、外部機器の機器識別情報がメモリに記憶されていない状況、即ち、外部機器が高い信頼性を有する機器であるのか否かが不明である状況では、特定の通信処理の実行を外部機器に許容しない。これにより、通信機器のセキュリティを維持することができる。
上記の通信機器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信機器と外部機器とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 無線接続処理のフローチャートを示す。 機能制御処理のフローチャートを示す。 様々な状況に応じたプリンタの動作を示す。 様々な状況に応じたプリンタの動作を示す。 通知処理のフローチャートを示す。 高セキュリティ条件が満たされないケースAのシーケンス図を示す。 端末機器の認証が失敗するケースBのシーケンス図を示す。 未登録機器との無線接続が確立されないケースCのシーケンス図を示す。 端末機器の認証が成功するケースDのシーケンス図を示す。 通知画面が表示されるケースEのシーケンス図を示す。
(実施例)
(システム構成;図1)
図1には、有線ネットワークが示されている。以下では、「ネットワーク」のことを「NW」と呼ぶことがある。有線NWは、端末機器90を備える。有線NWは、さらに、認証サーバ100、プロキシサーバ110、NetBIOS Nameサーバ120、SNTP(Simple Network Time Protocolの略)サーバ130、及び、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocolの略)サーバ140のうちの少なくとも1個を備え得る。プリンタPRは、有線NWに所属し得る。また、プリンタPRは、複数個の端末機器70,80のそれぞれとの無線接続を確立し得る。
(認証サーバ100の構成)
認証サーバ100は、機器(例えばプリンタPR)の認証を実行するためのサーバである。認証サーバ100において認証が成功した機器のみが、認証サーバ100を備える有線NWに所属することができる。換言すると、認証サーバ100を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。
認証サーバ100を備える有線NWの管理者は、対象機器のための認証情報(即ちユーザIDとパスワード)を認証サーバ100に登録する。そして、対象機器のユーザ(上記の管理者でもよいし他の者でもよい)は、対象機器の有線I/Fに有線ケーブル4を接続し、次いで、認証情報を対象機器に入力する。この場合、対象機器は、有線I/F20を介して認証情報を認証サーバ100に送信して、対象機器の認証を認証サーバ100に実行させる。認証サーバ100は、対象機器から受信された認証情報に一致する認証情報が認証サーバ100に登録されている場合に、認証が成功したことを示す成功通知を対象機器に送信する。この場合、対象機器は、認証サーバ100を備える有線NWに所属することができる。
(プロキシサーバ110の構成)
プロキシサーバ110は、有線NWに所属する対象機器と、有線NWの外部に存在する機器(例えばインターネット上の機器)と、の間の通信を中継する中継サーバである。例えば、プロキシサーバ110は、有線NWに所属する対象機器から有線NWの外部に存在する機器にパケットが送信されるべき際に、当該パケット内の送信元識別情報(例えば対象機器のIPアドレス等)をプロキシサーバ110の識別情報に変更して、当該パケットを有線NWの外部に送信する。これより、有線NWの外部においてパケット内の送信元識別情報が参照されても、対象機器を特定するのが困難であり、この結果、対象機器が有線NWの外部から不正にアクセスされるのを抑制することができる。換言すると、プロキシサーバ110を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。
(NetBIOS Nameサーバ120の構成)
NetBIOS Nameサーバ120は、名前解決のために利用されるNetBIOS Nameを割り当てるためのサーバである。具体的には、NetBIOS Nameサーバ120は、有線NWに所属する各機器にNetBIOS Nameを割り当てる。NetBIOS Nameサーバ120を備える有線NWは、多数の機器が所属する比較的に大規模な有線NWである可能性が高い。比較的に大規模な有線NWの管理者は、通常、高いセキュリティ意識を有する。
(SNTPサーバ130の構成)
SNTPサーバ130は、時刻を管理するためのサーバである。具体的には、SNTPサーバ130は、有線NWに所属する各機器から時刻問合信号を受信して、現在の時刻を示す時刻情報を各機器に送信する。これにより、各機器は、時刻情報によって示される時刻を利用することができる。即ち、SNTPサーバ130は、各機器で利用される時刻を同期させることができる。SNTPサーバ130を備える有線NWでは、各機器で正確な時刻が利用されるべき比較的に高いセキュリティを有する認証方式を採用可能である。また、当該有線NWでは、正確な時刻を利用してアクセスログを記録することができるので、当該有線NW内の通信を適切に監視することができる。従って、SNTPサーバ130を備える有線NWでは、セキュリティが比較的高く維持されている可能性が高い。換言すると、SNTPサーバ130を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。
(DHCPサーバ140の構成)
DHCPサーバ140は、有線NWに所属する各機器にIPアドレスを割り当てるためのサーバである。各機器は、IPアドレス以外にも、DHCPサーバ140から様々な情報を受信し得る。例えば、NetBIOS Nameサーバ120とDHCPサーバ140とを備える有線NWに所属している各機器は、DHCPサーバ140から、NetBIOS Nameサーバ120に関係する関係情報(即ちNetBIOS Nameサーバ120を識別する識別情報等)を受信し得る。換言すると、DHCPサーバ140から当該関係情報が受信されることは、有線NWがNetBIOS Nameサーバ120を備えることを意味する。
また、例えば、SNTPサーバ130とDHCPサーバ140とを備える有線NWに所属している各機器は、DHCPサーバ140から、SNTPサーバ130に関係する関係情報(即ちSNTPサーバ130を識別する識別情報等)を受信し得る。換言すると、DHCPサーバ140から当該関係情報が受信されることは、有線NWがSNTPサーバ130を備えることを意味する。
また、例えば、プロキシサーバ110とDHCPサーバ140とを備える有線NWに所属している各機器は、DHCPサーバ140から、WPAD(Web Proxy Auto-Discovery Protocolの略)情報を受信し得る。WPAD情報は、プロキシ設定を自動化するためのプロトコルに関係する情報である。DHCPサーバ140からWPAD情報が受信されることは、有線NWがプロキシサーバ110を備えることを意味する。
(プリンタPRの構成)
プリンタPRは、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ち端末機器70,80,90等の周辺機器)である。プリンタPRは、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、有線インターフェース20と、無線インターフェース22と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーによって構成される。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタPRに入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。有線I/F20は、有線通信を実行するためのI/Fである。有線I/F20には、有線ケーブル4が接続され得る。
無線I/F22は、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Directの略)方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。プリンタPRは、プリンタPRがWFD方式の無線NWに所属している場合に、無線NWを利用して、無線I/F22を介して、無線通信を実行することができる。WFD方式の無線NWは、G/O(Group Ownerの略)状態で動作する機器(以下では「G/O機器」と呼ぶ)によって形成される。G/O機器は、複数個の機器のそれぞれとの無線接続を確立することによって、Client状態で動作する各機器(以下では「CL機器」と呼ぶ)を無線NWに参加させることができる。一方、CL機器は、通常、G/O機器との無線接続を確立している状態を維持しながら、他の機器との無線接続を確立することができない。WFD方式の詳細は、Wi−Fi Allianceによって作成された「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている。また、米国特許出願公開第2013/0260683号公報にも、WFD方式の詳細が開示されており、当該文献を参照して引用する。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、RAM、ROM等によって構成される。メモリ34は、プログラム36の他に、さらに、登録機器リスト38と、無線接続拒否フラグ40と、認証サーバフラグ41aと、プロキシサーバフラグ42aと、関係情報フラグ44aと、SFLフラグ(Secure Function Lockの略)45aと、SFLテーブル45bと、を記憶する。メモリ34は、さらに、認証サーバ情報41bと、プロキシサーバ情報42bと、関係情報44bと、を記憶し得る。
登録機器リスト38には、端末機器(例えば、端末機器70,80等)のデバイス名が登録される。プリンタPRの管理者は、端末機器のデバイス名をプリンタPRに入力することによって、当該端末機器のデバイス名を登録機器リスト38に登録させることができる。例えば、管理者は、プリンタPRとの通信を実行させるべき端末機器を登録機器リスト38に登録させることができる。このために、登録機器リスト38に登録されている端末機器は、信頼性が高い機器である。以下では、登録機器リスト38に登録されている機器、登録されていない機器を、それぞれ、「登録機器」、「未登録機器」と呼ぶ。一般的に言うと、登録機器は、信頼性が高い機器であり、未登録機器は、信頼性が低い機器である。なお、変形例では、端末機器のデバイス名に代えて、端末機器のMACアドレスが登録機器リスト38に登録されていてもよい。一般的に言うと、端末機器を識別するための情報が登録機器リスト38に登録されればよい。
無線接続拒否フラグ40は、プリンタPRの管理者によって「ON」又は「OFF」に設定されるフラグである。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す状況では、プリンタPRと端末機器との間の無線接続の確立が制限され得る。無線接続拒否フラグ40が「OFF」を示す状況では、当該無線接続の確立が制限されない。
認証サーバフラグ41aは、認証サーバ情報41bがメモリ34に記憶されている場合に「ON」を示し、認証サーバ情報41bがメモリ34に記憶されていない場合に「OFF」を示す。認証サーバ情報41bは、認証サーバ100を識別する識別情報と、認証サーバ100を備えるネットワークを利用するための認証情報と、を含む。認証サーバ情報41bは、プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属している場合に、メモリ34に記憶され得る。具体的には、CPU32は、プリンタPRの認証を認証サーバ100に実行させて、認証サーバ100から成功通知を受信する場合に、認証サーバ情報41bをメモリ34に記憶させ、認証サーバフラグ41aを「OFF」から「ON」に変更する。一方、CPU32は、プリンタPRの認証を認証サーバ100に実行させて、認証サーバ100から失敗通知を受信する場合に、認証サーバ情報41bをメモリ34に記憶させず、認証サーバフラグ41aを「OFF」に維持する。
上述したように、認証サーバ100を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。従って、認証サーバフラグ41aが「ON」を示す場合、即ち、プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属している場合には、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高いといえる。
プロキシサーバフラグ42aは、プロキシサーバ情報42bがメモリ34に記憶されている場合に「ON」を示し、プロキシサーバ情報42bがメモリ34に記憶されていない場合に「OFF」を示す。プロキシサーバ情報42bは、プロキシサーバ110を識別する識別情報を含む。プロキシサーバ情報42bは、プリンタPRがプロキシサーバ110を備える有線NWに所属している場合に、メモリ34に記憶され得る。具体的には、CPU32は、プリンタPRの管理者によってプロキシサーバ情報42bがメモリ34に記憶される場合には、プロキシサーバフラグ42aを「OFF」から「ON」に変更する。
上述したように、プロキシサーバ110を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。従って、プロキシサーバフラグ42aが「ON」を示す場合、即ち、プリンタPRがプロキシサーバ110を備える有線NWに所属している場合には、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高いといえる。
関係情報フラグ44aは、関係情報44bがメモリ34に記憶されている場合に「ON」を示し、関係情報44bがメモリ34に記憶されていない場合に「OFF」を示す。関係情報44bは、NetBIOS Nameサーバ120に関係する情報、SNTPサーバ130に関係する情報、及び、プロキシサーバ110に関係するWPAD情報のうちの少なくとも1個を含み得る。プリンタPRが所属している有線NWがサーバ110,120,130のうちの少なくとも1個を備え、さらに、当該有線NWがDHCPサーバ140を備える場合に、関係情報44bがDHCPサーバ140から受信され得る。この場合、CPU32は、関係情報44bをメモリ34に記憶させ、関係情報フラグ44aを「OFF」から「ON」に変更する。
上述したように、プロキシサーバ110、NetBIOS Nameサーバ120、及び、SNTPサーバ130のうちの少なくとも1個を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。従って、関係情報フラグ44aが「ON」を示す場合、即ち、プリンタPRがサーバ110,120,130のうちの少なくとも1個を備える有線NWに所属している場合には、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高いといえる。
SFLフラグ45aは、SFLテーブル45bに1個以上のSFL情報が登録されている場合に「ON」を示し、SFLテーブル45bに1個のSFL情報も登録されていない場合に「OFF」を示す。SFL情報は、プリンタPRの各ユーザについて、当該ユーザのユーザ名と、当該ユーザのパスワードと、当該ユーザで利用可能な機能(例えば印刷機能)を示す機能情報と、が関連付けられた情報である。例えば、プリンタPRの管理者は、操作部12を操作して、各ユーザのための各SFL情報をSFLテーブル45bに登録する。SFLテーブル45bにSFL情報が登録されている状況では、プリンタPRのセキュリティが維持されている。換言すると、プリンタPRの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。即ち、SFLフラグ45aが「ON」を示す場合には、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高いといえる。なお、変形例では、SFLテーブル45bは、プリンタPRに記憶されていなくてもよく、例えば、有線NWに所属しているサーバに記憶されていてもよい。
(端末機器70〜90の構成)
端末機器70〜90は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の機器であってもよいし、デスクトップPC、テレビ等の据置型の機器であってもよい。端末機器70及び80のそれぞれは、プリンタPRと同様に、WFD方式をサポートしている。
(無線接続処理;図2)
続いて、図2を参照して、プリンタPRのCPU32が実行する無線接続処理の内容について説明する。無線接続処理は、プリンタPRの動作状態がデバイス状態又はG/O状態である状況で実行される。デバイス状態は、G/O状態及びCL状態とは異なり、プリンタPRが無線NWに所属していない状態である。プリンタPRの動作状態がG/O状態である状況では、プリンタPRのみが無線NWに所属しているか、プリンタPRと1個以上のCL状態の端末機器とが無線NWに所属している。なお、プリンタPRの動作状態がCL状態である状況では、プリンタPRは、端末機器との無線接続を確立することができない。このために、図2の無線接続処理では、プリンタPRの動作状態がデバイス状態又はG/O状態である状況が対象になっている。
S10では、CPU32は、無線I/F22を介して、端末機器(例えば、端末機器70,80等)から、端末機器のデバイス名を含むProbe Request信号を受信することを監視する。Probe Request信号は、端末機器において、端末機器との無線接続を確立すべき対象である機器を検索するためのサーチ操作がユーザによって実行される場合に、端末機器から送信される信号である。CPU32は、無線I/F22を介して、端末機器からProbe Request信号を受信する場合(S10でYES)に、S11に進む。なお、以下では、Requestのことを「Req.」と記載する。また、図2等で説明するプリンタPRと端末機器との間で実行される全ての通信は、無線I/F22を介して実行されるので、「無線I/F22を介して」という説明を省略する。
S11では、CPU32は、メモリ34内の無線接続拒否フラグ40が「ON」を示すのか否かを判断する。CPU32は、無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す場合に(S11でYES)、S12に進み、無線接続拒否フラグ40が「OFF」を示す場合に(S11でNO)、S12,S14をスキップしてS16に進む。この場合、CPU32は、後述の高セキュリティ条件が満たされているのか否かに関わらず、かつ、端末機器が登録機器であるのか否かに関わらず、端末機器との無線接続を確立する(後述のS22,S28)。
S12では、CPU32は、高セキュリティ条件が満たされているのか否かを判断する。高セキュリティ条件は、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高いのか否かを判断するための条件である。高セキュリティ条件が満たされている場合には、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高く、高セキュリティ条件が満たされていない場合には、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が低い。高セキュリティ条件は、以下の第1〜第4の条件を含む。より具体的には、CPU32は、第1〜4の条件の少なくとも1個が満たされている場合には、高セキュリティ条件が満たされていると判断し、第1〜第4の条件のいずれも満たされていない場合には、高セキュリティ条件が満たされていないと判断する。
第1の条件は、プリンタPRが認証サーバ100を備えるネットワークに所属していることである。CPU32は、認証サーバフラグ41aが「ON」を示す場合には、第1の条件が満たされていると判断し、認証サーバフラグ41aが「OFF」を示す場合には、第1の条件が満たされていないと判断する。
第2の条件は、プリンタPRがプロキシサーバ110を備えるネットワークに所属していることである。CPU32は、プロキシサーバフラグ42aが「ON」を示す場合には、第2の条件が満たされていると判断し、プロキシサーバフラグ42aが「OFF」を示す場合には、第2の条件が満たされていないと判断する。
第3の条件は、プリンタPRが、DHCPサーバ140を備えるネットワークに所属しており、かつ、DHCPサーバ140から関係情報44bを受信済みであることである。CPU32は、関係情報フラグ44aが「ON」を示す場合には、第3の条件が満たされていると判断し、関係情報フラグ44aが「OFF」を示す場合には、第3の条件が満たされていないと判断する。
第4の条件は、SFL情報がSFLテーブル45bに登録されていることである。CPU32は、1個以上のSFL情報がSFLテーブル45bに登録されている場合には、第4の条件が満たされていると判断し、1個のSFL情報もSFLテーブル45bに登録されていない場合には、第4の条件が満たされていないと判断する。
CPU32は、第1〜第4条件の少なくとも1個が満たされていると判断する場合(S12でYES)に、S14に進む。一方、CPU32は、第1〜4条件のいずれも満たされていないと判断する場合(S12でNO)に、S14をスキップしてS16に進む。この場合、CPU32は、端末機器が登録機器であるのか否かに関わらず、端末機器との無線接続を確立する(後述のS22,S28)。即ち、CPU32は、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が低い場合には、端末機器が未登録機器であっても(即ち端末機器の信頼性が低くても)、端末機器との無線接続を確立して、端末機器との無線通信を実行する。これにより、端末機器のユーザの利便性を向上させ得る。
S14では、CPU32は、S10のProbe Req.信号の送信元である端末機器が登録機器であるのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、S10のProbe Req.信号に含まれるデバイス名に一致するデバイス名が、登録機器リスト38に登録されている場合(S14でYES)に、S16に進む。この場合、CPU32は、端末機器との無線接続を確立する(後述のS22,S28)。即ち、CPU32は、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合において、端末機器が登録機器であれば(即ち端末機器の信頼性が高ければ)、端末機器との無線接続を確立し、端末機器との無線通信を実行する。これにより、プリンタPRのセキュリティを維持しつつ、端末機器のユーザの利便性を向上させ得る。一方、CPU32は、S10のProbe Req.信号に含まれるデバイス名に一致するデバイス名が、登録機器リスト38に登録されていない場合(S14でNO)に、以降の処理を実行せずにS10に戻る。この場合、CPU32は、端末機器との無線接続を確立しない。即ち、CPU32は、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合において、端末機器が未登録機器であれば(即ち端末機器の信頼性が低ければ)、端末機器との無線接続を確立しない。これにより、CPU32は、プリンタPRのセキュリティを維持することができる。
S16では、CPU32は、プリンタPRがデバイス機器であるのか否かを判断する。CPU32は、プリンタPRがデバイス機器である場合(S16でYES)に、S18に進み、プリンタPRがG/O機器である場合(S16でNO)に、S24に進む。
CPU32は、S18において、プリンタPRのデバイス名を含むProbe Response信号を端末機器に送信し、S20において、G/O Negotiation Req.信号を端末機器から受信する。なお、以下では、Response、Negotiationのことを、それぞれ、「Res.」、「Nego.」と記載する。
S21では、CPU32は、G/O Nego.を端末機器と実行する。CPU32は、G/O Nego.の結果として、プリンタPRの動作状態を、デバイス状態からG/O状態又はCL状態に移行させる。CPU32は、プリンタPRの動作状態がG/O状態に移行する場合、即ち、プリンタPRが無線NWを形成する場合には、さらに、当該無線NWで利用される無線プロファイルを準備して、無線プロファイルをメモリ34に記憶させる。無線プロファイルは、無線NWを識別する識別子であるSSIDと、認証及び暗号化のために利用される情報と、を含む。なお、端末機器も、G/O Nego.の結果として、デバイス状態からCL状態又はG/O状態に移行する。端末機器は、G/O状態に移行する場合には、無線プロファイルを準備して記憶する。
S22では、CPU32は、端末機器との無線接続を確立する。プリンタPRがG/O機器である場合には、S22の過程で、CPU32は、S21で準備された無線プロファイルを端末機器に送信する。一方、プリンタPRがCL機器である場合には、S22の過程で、CPU32は、端末機器によって準備された無線プロファイルを端末機器から受信して、無線プロファイルをメモリ34に記憶させる。S22が実行されると、プリンタPRと端末機器とが所属する無線NWが形成される。例えば、CPU32は、形成済みの無線NWを利用して、端末機器からデータ(例えば印刷対象の画像を表わすデータ)を受信することができる。換言すると、CPU32は、データをプリンタPRに送信する処理の実行を端末機器に許容する。また、例えば、CPU32は、形成済みの無線NWを利用して、ファイルを端末機器に送信することができる。換言すると、CPU32は、プリンタPRからデータを受信する処理の実行を端末機器に許容する。S22が終了すると、S30に進む。
上述したように、プリンタPRがG/O機器である状況では、CPU32によって準備された無線プロファイルがメモリ34に記憶されている。そして、CPU32は、プリンタPRがG/O機器であると判断する場合(S16でNO)には、S24において、無線プロファイル内のSSID(以下では「プリンタPRのSSID」と呼ぶ)を含むProbe Res.信号を端末機器に送信する。
CPU32は、S26において、Provision Discovery Req.信号を端末機器から受信し、S28において、端末機器との無線接続を確立する。プリンタPRがG/O機器であるので(S16でNO)、S28の過程で、CPU32は、メモリ34内の無線プロファイルを端末機器に送信する。これにより、CPU32は、端末機器との無線接続を確立して、プリンタPRがG/O機器として動作する無線NWに端末機器を参加させることができる。この結果、S22の場合と同様に、CPU32は、データをプリンタPRに送信する処理の実行と、プリンタPRからデータを受信する処理の実行と、を端末機器に許容する。S28が終了すると、S30に進む。
S30は、S12と同様である。S32では、CPU32は、無線NWで利用されるべき通信プロトコルとして、比較的に高いセキュリティを有する高セキュリティプロトコルを決定する。高セキュリティプロトコルは、SNMPv3(Simple Network Management Protocol version 3の略)、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)、SSH(Secure Shellの略)、及び、SFTP(SSH File Transfer Protocol)を含む。SNMPは、ネットワークに所属する機器を監視及び制御するための通信に利用されるプロトコルである。SNMPv3では、通信内容の認証及び暗号化に関する機能が、SNMPv1(又はv2)よりも強化されている。従って、SNMPv3は、SNMPv1(又はv2)よりも高いセキュリティを有する。HTTPSは、暗号化に関する技術であるSSL(Secure Sockets Layer)がHTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に導入されたプロトコルである。従って、HTTPSは、HTTPよりも高いセキュリティを有する。SSHは、ネットワークに所属している機器を遠隔操作するためのプロトコルであり、暗号化を利用するプロトコルである。従って、SSHは、比較的に高いセキュリティを有する。SFTPは、SSHを利用して、ネットワーク内でファイルを転送するためのプロトコルである。従って、SFTPは、比較的に高いセキュリティを有する。このように、CPU32は、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合(即ちS30でYES)に、比較的に高いセキュリティを有する通信プロトコルを利用して、無線通信を実行することができる。これにより、プリンタPRのセキュリティを向上させ得る。
なお、変形例では、CPU32は、S32において、さらに、以下の処理を実行してもよい。即ち、CPU32は、プリンタPRの設定を、プッシュボタン方式及びPINコード方式を利用可能な設定から、プッシュボタン方式を利用不可能であり、かつ、PINコード方式のみを利用可能な設定に変更する。また、CPU32は、SFLテーブル45bに登録されているSFL情報を利用するための設定が「OFF」を示す場合に、当該設定を「ON」に変更する。また、CPU32は、プリンタPRにログインするためのパスワード等を設定すべきことをユーザに促すためのメッセージを表示部14に表示させる。また、CPU32は、無線接続拒否フラグ40が「OFF」を示す場合に、無線接続拒否フラグ40を「ON」に変更する。CPU32は、上記の各処理を実行することによって、プリンタPRのセキュリティを向上させ得る。
S34では、CPU32は、無線NWで利用されるべき通信プロトコルとして、比較的に低いセキュリティを有する低セキュリティプロトコルを決定する。低セキュリティプロトコルは、SNMPv1(又はv2)、HTTP、Telnet(Teletype networkの略)、FTP(File Transfer Protocolの略)、及び、TFTP(Trivial File Transfer Protocolの略)を含む。Telnetは、SSHと同様に、ネットワークに所属している機器を遠隔操作するためのプロトコルであるが、暗号化が利用されない。このために、Telnetは、SSHよりも低いセキュリティを有する。FTP及びTFTPは、SFTPと同様に、ネットワーク内でファイルを転送するためのプロトコルであるが、SSHが利用されない。このために、FTP及びTFTPは、SFTPよりも低いセキュリティを有する。プリンタPRが高セキュリティプロトコルを利用するためには、ユーザによって様々な設定がプリンタPRに実行される必要があり、当該設定のためのユーザの負荷が高い。これに対し、プリンタPRが低セキュリティプロトコルを利用するためには、設定のためのユーザの負荷が低く、ユーザの利便性が高い。このように、CPU32は、プリンタPRのセキュリティを維持する必要性が低い場合(即ちS30でNO)に、低セキュリティプロトコルを利用することを決定して、ユーザの利便性を向上させる。
(機能制御処理;図3)
続いて、図3を参照して、プリンタPRのCPU32が実行する機能制御処理の内容について説明する。機能制御処理は、端末機器との無線接続が確立されること(図2のS22,S28参照)をトリガとして実行される処理であり、ルーティング機能及びCL中継機能を「ON」又は「OFF」に設定することを決定するための処理である。ルーティング機能は、プリンタPRが有線NWに所属する機器と端末機器との間の通信を中継する機能である。ルーティング機能の「ON」又は「OFF」は、プリンタPRとの無線接続が確立された端末機器毎に設定される。即ち、例えば、プリンタPRが2個の端末機器との無線接続を確立している状況では、一方の端末機器のためのルーティング機能が「ON」に設定され、他方の端末機器のためのルーティング機能が「OFF」に設定され得る。CL中継機能は、プリンタPRがG/O機器であり、かつ、プリンタPRが2個以上のCL機器との無線接続を確立している場合に、プリンタPRが2個以上のCL機器の間の無線通信を中継する機能である。CL中継機能は、端末機器毎に設定されず、プリンタPRとの無線接続が確立された全ての端末機器に対して共通に設定される。なお、プリンタPRがCL機器である場合、又は、プリンタPRがG/O機器であり、かつ、プリンタPRが1個のCL機器のみとの無線接続を確立している場合には、仮に、CL中継機能が「ON」に設定されたとしても、プリンタPRは、CL中継機能を実行することができない。
図4及び図5には、プリンタPRの状況に応じたルーティング機能及びCL中継機能の設定が示されている。以下の図3の機能制御処理の説明では、図4及び図5を適宜参照する。図3のS110は、図2のS12と同様である。S112では、CPU32は、プリンタPRが、認証サーバ100を備える有線NWに所属しているのか否かを判断する。CPU32は、認証サーバフラグ41aが「ON」を示す場合に、S112でYESと判断し、S116に進む。一方、CPU32は、認証サーバフラグ41aが「OFF」を示す場合に、S112でNOと判断し、S114に進む。
S112でNOと判断される場合では、認証サーバ100が端末機器の認証を実行することはなく、端末機器の信頼性が確実に保証されているとは言えない。このために、S114では、CPU32は、端末機器のためのルーティング機能を「OFF」に設定すると共に、CL中継機能を「OFF」に設定する。これにより、プリンタPRが有線NWに所属している場合には、有線NWのセキュリティを維持することができ、2個以上のCL機器が無線NWに所属している場合には、無線NWのセキュリティを維持することができる。S114の処理は、図4の(d)、(f)、図5の(p)、(q)、(r)、(s)に対応する。S114が終了すると、図3の処理が終了する。
S116では、CPU32は、端末機器から認証情報を受信することを監視する。プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属する場合には、端末機器のユーザは、端末機器の認証情報(即ちユーザIDとパスワード)を端末機器に入力する。この場合、CPU32は、端末機器から認証情報を受信して(S116でYES)に、S118に進む。
S118では、CPU32は、有線NWを利用して、有線I/F20を介して、受信済みの認証情報を認証サーバ100に送信する。これにより、CPU32は、端末機器の認証を認証サーバ100に実行させる。例えば、有線NWの管理者は、端末機器のための認証情報を認証サーバ100に予め登録する。認証サーバ100は、プリンタPRから受信された認証情報が認証サーバ100に登録されている場合には、成功通知をプリンタPRに送信し、プリンタPRから受信された認証情報が認証サーバ100に登録されていない場合には、失敗通知をプリンタPRに送信する。
S120では、CPU32は、有線NWを利用して、有線I/F20を介して、認証サーバ100から成功通知を受信するのか否かを判断する。CPU32は、認証サーバ100から成功通知を受信する場合(S120でYES)に、S122に進む。一方、CPU32は、認証サーバ100から失敗通知を受信する場合(S120でNO)に、S121に進む。
S120でNOと判断される場合では、認証サーバ100での端末機器の認証が失敗しているので、端末機器の信頼性が確実に保証されているとはいえない。このために、S121では、CPU32は、端末機器のためのルーティング機能を「OFF」に設定すると共に、CL中継機能を「OFF」に設定する。これにより、プリンタPRが所属している有線NW(即ち認証サーバ100を備える有線NW)のセキュリティを維持することができ、2個以上のCL機器が無線NWに所属している場合には、無線NWのセキュリティを維持することができる。S121の処理は、図4の(b)、図5の(m)、(o)に対応する。S121が終了すると、図3の処理が終了する。
一方、S120でYESと判断される場合には、認証サーバ100での端末機器の認証が成功しているので、端末機器の信頼性が保証されている。このために、S122では、CPU32は、端末機器のためのルーティング機能を「ON」に設定する。これにより、CPU32は、端末機器と、有線NWに所属する機器と、の間の通信を中継することができる。
次いで、S124では、CPU32は、プリンタPRがG/O機器であり、かつ、プリンタPRとの無線接続を確立している全てのCL機器の認証が成功しているのか否かを判断する。CPU32は、プリンタPRとの無線接続を確立している全てのCL機器についてS120でYESと判断済みである場合には、S124でYESと判断し、S127において、CL中継機能を「ON」に設定する。即ち、全てのCL機器の信頼性が保証されているので、2個以上のCL機器の間の無線通信の実行を制限する必要がない。このために、CPU32は、2個以上のCL機器の間の無線通信を中継する。この結果、各CL機器のユーザの利便性を向上させ得る。S127が終了すると、図3の処理が終了する。
一方、CPU32は、プリンタPRとの無線接続を確立している少なくとも1個のCL機器についてS120でNOと判断済みである場合には、S124でNOと判断し、S128において、CL中継機能を「OFF」に設定する。即ち、全てのCL機器の信頼性が保証されていないので、2個以上のCL機器の間の無線通信の実行を制限する。この結果、無線NWのセキュリティを維持することができる。S122、S127、及び、S128の処理は、図4の(a)、図5の(l)、(n)に対応する。S127が終了すると、図3の処理が終了する。
続いて、高セキュリティ条件が満たされていないと判断される場合(S110でNO)について説明する。S130では、CPU32は、CL中継機能を「ON」に設定して、2個以上のCL機器の間の無線通信の実行を制限しない。高セキュリティ条件が満たされていない場合(S110でNO)には、プリンタPRの管理者のセキュリティの意識がそれほど高くないことが予想される。従って、CL中継機能が「ON」に設定されることに起因して無線NWのセキュリティが低下し得るが、プリンタPRの管理者のセキュリティポリシーに背く結果になる可能性が低い。CL中継機能が「ON」に設定されるので、各CL機器のユーザの利便性を向上させ得る。
次いで、S132では、CPU32は、プリンタPRが有線NWに所属しているのか否かを判断する。CPU32は、有線ケーブル4が有線I/F20に接続されている状態(即ちリンクアップ状態)である場合に、S132でYESと判断し、S134において、端末機器のためのルーティング機能を「ON」に設定する。従って、ルーティング機能が「ON」に設定されることに起因して有線NWのセキュリティが低下し得るが、プリンタPRの管理者のセキュリティポリシーに背く結果になる可能性が低い。ルーティング機能が「ON」に設定されるので、端末機器のユーザの利便性を向上させ得る。S130及びS134の処理は、図4の(h)、(i)図5の(t)、(u)に対応する。S134が終了すると、図3の処理が終了する。
一方、CPU32は、有線ケーブル4が有線I/F20に接続されていない状態(即ちリンクダウン状態)である場合に、S132でNOと判断し、S136において、端末機器のためのルーティング機能を「OFF」に設定する。プリンタPRが有線NWに所属していないために、ルーティング機能を「ON」に設定する必要がないからである。S130及びS136の処理は、図4の(j)、(k)図5の(v)、(w)に対応する。S136が終了すると、図3の処理が終了する。
なお、図4の(c)、(e)、(g)では、端末機器との無線接続が確立されないので、図3の無線接続処理が実行されない。このために、図4の(c)、(e)、(g)では、ルーティング機能及びCL中継機能が設定されない。
(通知処理;図6)
続いて、図6を参照して、プリンタPRのCPU32が実行する通知処理の内容について説明する。通知処理は、未登録機器のデバイス名を登録機器リスト38に登録させることをユーザに促すための処理である。通知処理は、端末機器との無線接続が確立されること(図2のS22,S28参照)をトリガとして実行される。
S210は、図3のS112と同様である。CPU32は、プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属していると判断する場合(S210でYES)に、S216に進み、プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属していないと判断する場合(S210でNO)に、以降の処理を実行せずに図6の処理を終了する。
プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属している状況(S210でYES)では、上述したように、図3のS112でYESと判断されて、S116〜S120が実行される。図3のS120でYESと判断される場合には、図4のS216において、CPU32は、認証サーバ100から成功通知を受信したと判断し(S216でYES)、S218に進む。一方、図3のS120でNOと判断される場合には、図4のS216において、CPU32は、認証サーバ100から失敗通知を受信したと判断し(S216でNO)、以降の処理を実行せずに図6の処理を終了する。
S218では、CPU32は、無線接続拒否フラグ40が「OFF」を示すのか否かを判断する。CPU32は、無線接続拒否フラグ40が「OFF」を示す場合(S218でYES)に、S220に進み、無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す場合(S218でNO)に、以降の処理を実行せずに図6の処理を終了する。
S220では、CPU32は、端末機器が未登録機器であるのか否かを判断する。CPU32は、図2のS10のProbe Req.信号に含まれるデバイス名に一致するデバイス名が、登録機器リスト38に登録されていない場合(S220でYES)に、S222に進む。一方、CPU32は、図2のS10のProbe Req.信号に含まれるデバイス名に一致するデバイス名が、登録機器リスト38に登録されている場合(S220でNO)に、以降の処理を実行せずに図6の処理を終了する。
S222では、CPU32は、端末機器のデバイス名を登録機器リスト38に登録することを促すメッセージを含む通知画面を表示部14に表示させる。ユーザは、通知画面を見ることによって、端末機器のデバイス名を登録機器リスト38に登録すべきことを知ることができ、そのための操作を実行し得る。即ち、未登録機器である端末機器が登録機器に変更され得る。S222が終了すると、図6の処理が終了する。
上記の通知処理では、認証サーバ100での端末機器の認証が成功しているので(S216でYES)、端末機器の信頼性が保証されている。それにも関わらず、端末機器が登録機器リスト38に登録されていないので(S220でYES)、端末機器のデバイス名を登録機器リスト38に登録することをユーザに促す(S222)。これにより、未登録機器である端末機器が登録機器に変更され得る。従って、この後、無線接続拒否フラグ40が「OFF」から「ON」に変更され、さらに、端末機器との無線接続が一旦切断されて当該無線接続が再び確立されるべき際に、端末機器との無線接続を適切に確立することができる(図2のS11でYES、S12でYES、S14でYES)。
(具体的なケース;図7〜図11)
続いて、図7〜図11を参照して、図2、図3、及び、図6のフローチャートに従って実現される具体的なケースA〜Eの内容を説明する。
(ケースA;図7)
本ケースでは、プリンタPRは、端末機器90を備える有線NWに所属している。また、G/O機器として動作するプリンタPRと、CL機器として動作する端末機器80と、が所属する無線NWが形成されている。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す。有線NWは、各サーバ100〜140を備えていない(即ち、認証サーバフラグ41a、プロキシサーバフラグ42a、及び、関係情報フラグ44aは、「OFF」を示す)。SFLフラグ45aは、「OFF」を示す。従って、高セキュリティ条件が満たされていない。端末機器70は、未登録機器であり、端末機器80は、登録機器である。
T10では、ユーザは、端末機器70にサーチ操作を実行する。この場合、プリンタPRは、T12において、端末機器70からProbe Req.信号を受信する(図2のS10でYES)。プリンタPRは、無線接続拒否フラグ40が「ON」を示していると判断し(S11でYES)、高セキュリティ条件が満たされていないと判断し(S12でNO)、プリンタPRがG/O機器であると判断する(S16でNO)。T14では、プリンタPRは、無線NWのSSID「AAA」を含むProbe Res.信号を端末機器70に送信する(S24)。
T16では、端末機器70は、プリンタPRから受信されたSSID「AAA」を含む選択画面を表示する。T18では、ユーザは、選択画面からSSID「AAA」を選択する操作を端末機器70に実行する。
プリンタPRは、T20において、端末機器70からProvision Discovery Req.信号を受信し(S26)、T22において、CL状態で動作する端末機器70との無線接続を確立する(S28)。これにより、プリンタPRは、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容することができる。
T23では、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていないと判断し(図3のS110でNO)、CL中継機能を「ON」に設定する(S130)。さらに、プリンタPRは、プリンタPRが有線NWに所属していると判断し(S132でYES)、端末機器70のためのルーティング機能を「ON」に設定する(S134)。
ルーティング機能が「ON」に設定されるので、プリンタPRは、T24において、無線NWを利用して、端末機器90が送信先として指定されているファイルを端末機器70から受信して、T26において、有線NWを利用して、当該ファイルを端末機器90に送信することができる。また、CL中継機能が「ON」に設定されるので、プリンタPRは、T28において、無線NWを利用して、端末機器80が送信先として指定されているファイルを端末機器70から受信して、T30において、無線NWを利用して、当該ファイルを端末機器80に送信することができる。
(ケースAの効果)
ケースAによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていないことに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が低い状況において、未登録機器である端末機器70との無線接続を確立して、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容する。これにより、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
また、プリンタPRは、ルーティング機能を「ON」に設定すると共に、CL中継機能を「ON」に設定する(T23)。これにより、プリンタPRは、端末機器70と端末機器90との間の通信を中継する(T24,T26)と共に、2個のCL機器である端末機器70,80の間の無線通信を中継する(T28,T30)。これにより、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
(ケースB;図8)
本ケースでは、プリンタPRは、端末機器90と認証サーバ100とを備える有線NWに所属している(即ち認証サーバフラグ41aが「ON」を示す)。また、G/O機器として動作するプリンタPRと、CL機器として動作する端末機器80と、が所属する無線NWが形成されている。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す。プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属しているので、高セキュリティ条件が満たされている。端末機器70,80は、登録機器である。
T110,T112は、図7のT10,T12と同様である。プリンタPRは、無線接続拒否フラグ40が「ON」を示すと判断し(図2のS11でYES)、高セキュリティ条件が満たされていると判断し(S12でYES)、端末機器70が登録機器であると判断し(S14でYES)、プリンタPRがG/O機器であると判断する(S16でNO)。T114では、プリンタPRは、SSID「AAA」を含むProbe Res.信号を端末機器70に送信する(S24)。T116〜T122は、図7のT16〜T22と同様である。T124では、ユーザは、端末機器70に認証情報を入力する。
プリンタPRは、T126において、端末機器70から認証情報を受信して(図3のS116でYES)、T128において、有線NWを利用して、認証情報を認証サーバ100に送信する(S118)。T130では、認証サーバ100において、認証情報を利用した端末機器70の認証が失敗する。
プリンタPRは、T132において、有線NWを利用して、認証サーバ100から失敗通知を受信する(図3のS120でNO)。このために、プリンタPRは、端末機器70のためのルーティング機能を「OFF」に設定すると共に、CL中継機能を「OFF」に設定する(S121)。
ルーティング機能が「OFF」に設定されるので、プリンタPRは、T134において、無線NWを利用して、端末機器90が送信先として指定されているファイルを端末機器70から受信しても、T136において、有線NWを利用して、当該ファイルを端末機器90に送信しない。また、CL中継機能が「OFF」に設定されるので、プリンタPRは、T138において、無線NWを利用して、端末機器80が送信先として指定されているファイルを端末機器70から受信しても、T140において、無線NWを利用して、当該ファイルを端末機器80に送信しない。
(ケースBの効果)
ケースBによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていることに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合に、比較的に高い信頼性を有する登録機器である端末機器70との無線接続を確立して、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容する。これにより、プリンタPRのセキュリティを維持しつつ、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
上述したように、端末機器70が登録機器であるので、端末機器70の信頼性が比較的に高いが、認証サーバ100での端末機器70の認証が失敗するので(T132)、端末機器70の信頼性が確実に保証されているとはいえない。このために、プリンタPRは、ルーティング機能を「OFF」に設定すると共に、CL中継機能を「OFF」に設定する(T133)。これにより、プリンタPRは、有線NW及び無線NWのセキュリティを維持することができる。
(ケースC;図9)
本ケースでは、プリンタPRは、端末機器90とプロキシサーバ110とを備える有線NWに所属している(即ちプロキシサーバフラグ42aが「ON」を示す)。また、G/O機器として動作するプリンタPRと、CL機器として動作する端末機器80と、が所属する無線NWが形成されている。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す。プリンタPRがプロキシサーバ110を備える有線NWに所属しているので、高セキュリティ条件が満たされている。端末機器70は、未登録機器であり、端末機器80は、登録機器である。
T210,T212は、図7のT10,T12と同様である。プリンタPRは、無線接続拒否フラグ40が「ON」を示すと判断し(図2のS11でYES)、高セキュリティ条件が満たされていると判断し(S12でYES)、端末機器70が登録機器ではないと判断する(S14でNO)。このために、T214では、プリンタPRは、Probe Res.信号を端末機器70に送信しない。この結果、プリンタPRは、端末機器70との無線接続を確立しない。
(ケースCの効果)
ケースCによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていることに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合に、比較的に低い信頼性を有する未登録機器である端末機器70との無線接続を確立しない。これにより、プリンタPRは、有線NWのセキュリティとプリンタPRのセキュリティとを維持することができる。
(ケースD;図10)
本ケースの初期状態は、図8のケースBと同様である。T310〜T328は、図8のT110〜T128と同様である。T330では、認証サーバ100において、端末機器70の認証が成功する。
プリンタPRは、T332において、有線NWを利用して、認証サーバ100から成功通知を受信し(図3のS120でYES)、T333において、端末機器70のためのルーティング機能を「ON」に設定する(S122)。また、プリンタPRは、各端末機器70,80の認証が成功済みであるので(図3のS124でYES)、CL中継機能を「ON」に設定する(S127)。
ルーティング機能が「ON」に設定されるので、プリンタPRは、T334及びT336において、端末機器70から端末機器90へのファイルの送信を中継する。また、CL中継機能が「ON」に設定されるので、T338及びT340において、プリンタPRは、端末機器70から端末機器80へのファイルの送信を中継する。
(ケースDの効果)
ケースDによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていることに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合に、比較的に高い信頼性を有する登録機器である端末機器70との無線接続を確立して、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容する。これにより、プリンタPRのセキュリティを維持しつつ、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
また、認証サーバ100での端末機器70の認証が成功するので、端末機器70の信頼性が保証されている。このために、プリンタPRは、端末機器70と端末機器90との間の通信を中継する(T334,T336)と共に、2個のCL機器である端末機器70,80の間の無線通信を中継する(T338,T340)。これにより、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
(ケースE;図11)
本ケースの初期状態は、無線接続拒否フラグがOFFである点と、端末機器70が未登録機器である点と、を除いて、図10のケースDと同様である。T410〜T433は、図10のT310〜T333と同様である。ただし、図10のケースDとは異なり、プリンタPRは、無線接続拒否フラグがOFFであると判断した後に(図2のS11でNO)、T414の処理を実行する。T434では、プリンタPRは、端末機器70のデバイス名を登録機器リスト38に登録することを促すメッセージを含む通知画面を表示する(図6のS222)。T436〜T442は、図10のT334〜T340と同様である。
(ケースEの効果)
認証サーバ100での端末機器70の認証が成功しているので(T432)、端末機器70の信頼性が保証されている。それにも関わらず、端末機器70が登録機器リスト38に登録されていないので、端末機器70のデバイス名を登録機器リスト38に登録することをユーザに促す(T434)。これにより、未登録機器である端末機器70が登録機器に変更され得る。従って、この後、無線接続拒否フラグ40が「OFF」から「ON」に変更され、さらに、端末機器70との無線接続(T422)が一旦切断されて当該無線接続が再び確立されるべき際に、端末機器70との無線接続を適切に確立することができる。
(対応関係)
プリンタPR、端末機器70、DHCPサーバ140が、それぞれ、「通信機器」、「外部機器」、「IPアドレス割当サーバ」の一例である。プロキシサーバ110、NetBIOS Nameサーバ120、及び、SNTPサーバ130が、「所定のサーバ」の一例である。G/O機器、CL機器が、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。
図7〜図11の有線NWが、「特定のネットワーク」の一例である。デバイス名、SFL情報が、それぞれ、「機器識別情報」、「機能情報」の一例である。図2のS10のProbe Req.信号が、「無線接続要求」の一例である。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す状態、「OFF」を示す状態が、それぞれ、「第1の動作モード」、「第2の動作モード」の一例である。低セキュリティプロトコル、高セキュリティプロトコルが、「第1の通信プロトコル」、「第2の通信プロトコル」の一例である。図7のT24,T28、図8のT134,T138、図10のT334,T338、図11のT436,T440において、端末機器70がファイルを送信する処理が、「特定の通信処理」の一例である。図2のS18〜S28の処理が、「所定処理」及び「接続処理」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)プリンタPRは、無線I/F22とは異なる無線I/Fを備えていてもよい。この場合、プリンタPRは、当該異なる無線I/Fを利用してアクセスポイントとの無線接続を確立して、当該アクセスポイントを備える無線ネットワークに所属してもよい。無線ネットワークは、さらに、各サーバ100〜140を備えていてもよい。一般的に言うと、「特定ネットワーク」は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。
(変形例2)上記の実施例では、プリンタPRは、図2のS21において、G/O Nego.を実行して、プリンタPRの動作状態を、デバイス状態からG/O状態又はCL状態に移行させる。これに代えて、プリンタPRは、G/O Nego.を実行せずに、自発的にG/O状態に移行して、プリンタPRがG/O機器(即ち「親局」の一例)として動作する無線ネットワークを形成してもよい。その後、プリンタPRは、端末機器との無線接続を確立して、端末機器を子局として無線ネットワークに参加させてもよい。また、プリンタPRは、G/O Nego.を実行せずに、いわゆるSoftAPを起動させて、プリンタPRがアクセスポイント(即ち「親局」の一例)として動作する無線ネットワークを形成してもよい。その後、プリンタPRは、端末機器との無線接続を確立して、端末機器を子局として無線ネットワークに参加させてもよい。即ち、「無線ネットワーク」は、G/O Nego.が実行されて形成されるネットワークであってもよいし、G/O Nego.が実行されずに形成されるネットワークであってもよい。
(変形例3)上記の実施例では、高セキュリティ条件は、第1〜第4の条件を含むが、変形例では、第1〜4の条件のうちの1個以上の条件を含んでいればよい。例えば、変形例の一態様では、プリンタPRは、第1及び第2の条件の少なくとも1個が満たされている場合に、高セキュリティ条件が満たされていると判断し、第1及び第2の条件のいずれも満たされていない場合に、高セキュリティ条件が満たされていないと判断してもよい。
(変形例4)上記の実施例では、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされている場合(図2のS12でYES)に、端末機器が登録機器であるのか否かに応じて、端末機器との無線接続を確立するのか否かを変える。これに代えて、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされている場合(S12でYES)に、端末機器が登録機器であるのか否かに関わらず、端末機器との無線接続を確立してもよい。そして、プリンタPRは、端末機器が登録機器である場合には、無線NWで利用されるべき通信プロトコルとして、低セキュリティプロトコルを決定し、端末機器が未登録機器である場合には、無線NWで利用されるべき通信プロトコルとして、高セキュリティプロトコルを決定してもよい。即ち、プリンタPRは、端末機器が登録機器である場合には、低セキュリティプロトコルを利用した無線通信の実行を端末機器に許容し、端末機器が未登録機器である場合には、低セキュリティプロトコルを利用した無線通信の実行を端末機器に許容しなくてもよい。
本変形例では、低セキュリティプロトコルを利用した無線通信を実行する処理が、「特定の通信処理」の一例である。低セキュリティプロトコルを決定する処理が、「所定処理」の一例である。一般的に言うと、「所定処理」は、「接続処理」でなくてもよい。
(変形例5)上記の実施例では、プリンタPRは、ルーティング機能を「ON」に設定する場合がある(図3のS134等)。変形例では、プリンタPRは、どのような状況でも、ルーティング機能を「OFF」に設定してもよい。本変形例では、プリンタPRは、有線NWのセキュリティをより高く維持することができる。即ち、「第1の中継部」は省略可能である。
(変形例6)上記の実施例では、プリンタPRは、CL中継機能を「ON」に設定する場合がある(図3のS127等)。変形例では、プリンタPRは、どのような状況でも、CL中継機能を「OFF」に設定してもよい。本変形例では、プリンタPRは、無線NWのセキュリティをより高く維持することができる。即ち、「第2の中継部」は省略可能である。
(変形例7)上記の実施例では、無線接続拒否フラグ40がメモリ34に記憶されているが、変形例では、記憶されていなくてもよい。本変形例では、プリンタPRは、図2のS11の処理を実行せず、S12に進んでもよく、図6の通知処理を実行しなくてもよい。即ち、「モード設定部」及び「表示制御部」は省略可能である。
(変形例8)上記の実施例では、プリンタPRは、図2のS30〜S34において、高セキュリティ条件が満たされているのか否かに応じて、高セキュリティプロトコル又は低セキュリティプロトコルを決定する。変形例では、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされているのか否かに関わらず、高セキュリティプロトコルを決定してもよい。この場合、プリンタPRは、無線NWを利用して、セキュリティが高い通信プロトコルを利用した無線通信を実行することができる。別の変形例では、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされているのか否かに関わらず、低セキュリティプロトコルを決定してもよい。この場合、プリンタPRは、無線NWを利用して、利便性が高いプロトコルを利用した無線通信を実行することができる。即ち、「第2の決定部」は省略可能である。
(変形例9)「通信機器」は、プリンタPRに限られず、例えば、スキャナ、多機能機、PC、サーバ、携帯端末(携帯電話、スマートフォン、PDA等)等であってもよい。即ち、「通信機器」は、ネットワークに所属可能であり、かつ、他の機器との無線接続を確立可能なあらゆる機器を含む。
(変形例10)上記の各実施例では、プリンタPRのCPU32がプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2、図3、図6の各処理が実現される。これに代えて、図2、図3、図6の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
4:有線ケーブル、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、20:有線インターフェース、22:無線インターフェース、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:登録機器リスト、40:無線接続拒否フラグ、41a:認証サーバフラグ、41b:認証サーバ情報、42a:プロキシサーバフラグ、42b:プロキシサーバ情報、44a:関係情報フラグ、44b:関係情報、45a:SFLフラグ、45b:SFLテーブル、70,80,90:端末機器、100:認証サーバ、100:認証サーバ、110:プロキシサーバ、120:NetBIOS Nameサーバ、130:SNTPサーバ、140:DHCPサーバ、PR:プリンタ

Claims (10)

  1. 通信機器であって、
    外部機器から無線接続要求を受信する要求受信部と、
    前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記通信機器と前記外部機器との間の無線接続を利用した特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容するのか否かを決定する第1の決定部と、
    前記決定の結果に応じた所定処理を実行する所定処理実行部と、を備え、
    前記第1の決定部は、
    予め決められている高セキュリティ条件が満たされない状況では、前記無線接続要求に含まれる機器識別情報が前記通信機器のメモリに記憶されているか否かに関わらず、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていない状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことを決定し、
    前記高セキュリティ条件は、
    (1)前記通信機器が、前記通信機器とは異なる認証サーバを備えるネットワークに所属していること、
    (2)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるプロキシサーバを備えるネットワークに所属していること、
    (3)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるIPアドレス割当サーバを備えるネットワークに所属しており、かつ、前記通信機器が、前記IPアドレス割当サーバから、前記ネットワークに所定のサーバが所属していることに関係する所属関係情報を受信済みであること、及び、
    (4)前記通信機器が、前記通信機器の各ユーザに対応する各機能情報に従って、前記各ユーザが利用可能な前記通信機器の機能を制限すべき状況であること、
    のうちの少なくとも1個の条件を含む、通信機器。
  2. 前記所定処理実行部は、
    前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することが決定される場合に、前記外部機器との前記無線接続を確立するための接続処理である前記所定処理を実行し、
    前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことが決定される場合に、前記接続処理である前記所定処理を実行しない、請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記通信機器は、さらに、
    前記通信機器が特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から前記無線接続要求が受信され、かつ、前記高セキュリティ条件が満たされない状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記特定ネットワークに所属している特定機器と、前記外部機器と、の間の通信を中継し、
    前記通信機器が前記特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から前記無線接続要求が受信され、かつ、前記高セキュリティ条件が満たされる状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記特定機器と前記外部機器との間の通信を中継しない第1の中継部を備える、請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記通信機器は、さらに、
    前記通信機器が前記認証サーバを備える前記特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から認証情報が受信される場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証情報を前記認証サーバに送信する認証情報送信部と、
    前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功する場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから成功通知を受信し、
    前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功しない場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから前記成功通知を受信しない成功通知受信部と、を備え、
    前記第1の中継部は、
    前記通信機器が前記認証サーバを備える前記特定ネットワークに所属していることに起因して前記高セキュリティ条件が満たされる状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立され、かつ、前記成功通知が受信される場合に、前記特定機器と前記外部機器との間の通信を中継し、
    前記通信機器が前記認証サーバを備える前記特定ネットワークに所属していることに起因して前記高セキュリティ条件が満たされる状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立され、かつ、前記成功通知が受信されない場合に、前記特定機器と前記外部機器との間の通信を中継しない、請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記通信機器は、さらに、
    前記通信機器が前記認証サーバを備える特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から認証情報が受信される場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証情報を前記認証サーバに送信する認証情報送信部と、
    前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功する場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから成功通知を受信し、
    前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功しない場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから前記成功通知を受信しない成功通知受信部と、
    前記外部機器との前記無線接続が確立されることに応じて前記通信機器が親局として動作すると共に前記外部機器が子局として動作する無線ネットワークが構築され、かつ、前記認証サーバから前記成功通知が受信される場合に、前記無線ネットワークの子局として動作する2個以上の子局機器の間の無線通信を中継し、
    前記外部機器との前記無線接続が確立されることに応じて前記通信機器が前記親局として動作すると共に前記外部機器が前記子局として動作する前記無線ネットワークが構築され、かつ、前記認証サーバから前記成功通知が受信されない場合に、前記2個以上の子局機器の間の無線通信を中継しない第2の中継部と、
    を備える、請求項2から4のいずれか一項に記載の通信機器。
  6. 前記通信機器は、さらに、
    前記通信機器の動作モードとして、第1の動作モードと、前記第1の動作モードとは異なる第2の動作モードと、のうちの一方を設定するモード設定部を備え、
    前記第1の決定部は、
    前記第1の動作モードが設定されている状態で、前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記高セキュリティ条件と前記機器識別情報とに基づいて、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容するのか否かを決定し、
    前記第2の動作モードが設定されている状態で、前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記高セキュリティ条件が満たされるのか否かに関わらず、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されているのか否かに関わらず、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定する、請求項2から5のいずれか一項に記載の通信機器。
  7. 前記通信機器は、さらに、
    前記通信機器が前記認証サーバを備える特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から認証情報が受信される場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証情報を前記認証サーバに送信する認証情報送信部と、
    前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功する場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから成功通知を受信し、
    前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功しない場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから前記成功通知を受信しない成功通知受信部と、
    前記第2の動作モードが設定されており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていない状況で、前記認証サーバから前記成功通知が受信される場合に、前記機器識別情報を前記メモリに記憶させることを促すメッセージを前記通信機器の表示部に表示させ、
    前記第2の動作モードが設定されており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況で、前記認証サーバから前記成功通知が受信される場合に、前記メッセージを前記表示部に表示させない表示制御部と、
    を備える、請求項6に記載の通信機器。
  8. 前記通信機器は、さらに、
    前記高セキュリティ条件が満たされていない状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記外部機器との通信で利用されるべき通信プロトコルとして、第1の通信プロトコルを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記外部機器との通信で利用されるべき通信プロトコルとして、前記第1の通信プロトコルよりもセキュリティが高い第2の通信プロトコルを決定する第2の決定部を備える、請求項2から7のいずれか一項に記載の通信機器。
  9. 前記第1の決定部は、
    前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記高セキュリティ条件が満たされているのか否かを判断する条件判断部と、
    前記高セキュリティ条件が満たされていると判断される場合に、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されているのか否かを判断する情報判断部と、
    を備え、
    前記第1の決定部は、
    前記高セキュリティ条件が満たされないと判断される場合に、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされると判断され、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていると判断される場合に、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされると判断され、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていないと判断される場合に、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことを決定する、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信機器。
  10. 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    部機器から無線接続要求を受信する要求受信処理と、
    前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記通信機器と前記外部機器との間の無線接続を利用した特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容するのか否かを決定する第1の決定処理と、
    前記決定の結果に応じた所定処理と、を実行させ、
    前記第1の決定処理では、
    予め決められている高セキュリティ条件が満たされない状況では、前記無線接続要求に含まれる機器識別情報が前記通信機器のメモリに記憶されているか否かに関わらず、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
    前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていない状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことを決定し、
    前記高セキュリティ条件は、
    (1)前記通信機器が、前記通信機器とは異なる認証サーバを備えるネットワークに所属していること、
    (2)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるプロキシサーバを備えるネットワークに所属していること、
    (3)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるIPアドレス割当サーバを備えるネットワークに所属しており、かつ、前記通信機器が、前記IPアドレス割当サーバから、前記ネットワークに所定のサーバが所属していることに関係する所属関係情報を受信済みであること、及び、
    (4)前記通信機器が、前記通信機器の各ユーザに対応する各機能情報に従って、前記各ユーザが利用可能な前記通信機器の機能を制限すべき状況であること、
    のうちの少なくとも1個の条件を含む、コンピュータプログラム。
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