JP6458512B2 - 通信機器 - Google Patents
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(システム構成;図1)
図1には、有線ネットワークが示されている。以下では、「ネットワーク」のことを「NW」と呼ぶことがある。有線NWは、端末機器90を備える。有線NWは、さらに、認証サーバ100、プロキシサーバ110、NetBIOS Nameサーバ120、SNTP(Simple Network Time Protocolの略)サーバ130、及び、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocolの略)サーバ140のうちの少なくとも1個を備え得る。プリンタPRは、有線NWに所属し得る。また、プリンタPRは、複数個の端末機器70,80のそれぞれとの無線接続を確立し得る。
認証サーバ100は、機器(例えばプリンタPR)の認証を実行するためのサーバである。認証サーバ100において認証が成功した機器のみが、認証サーバ100を備える有線NWに所属することができる。換言すると、認証サーバ100を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。
プロキシサーバ110は、有線NWに所属する対象機器と、有線NWの外部に存在する機器(例えばインターネット上の機器)と、の間の通信を中継する中継サーバである。例えば、プロキシサーバ110は、有線NWに所属する対象機器から有線NWの外部に存在する機器にパケットが送信されるべき際に、当該パケット内の送信元識別情報(例えば対象機器のIPアドレス等)をプロキシサーバ110の識別情報に変更して、当該パケットを有線NWの外部に送信する。これより、有線NWの外部においてパケット内の送信元識別情報が参照されても、対象機器を特定するのが困難であり、この結果、対象機器が有線NWの外部から不正にアクセスされるのを抑制することができる。換言すると、プロキシサーバ110を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。
NetBIOS Nameサーバ120は、名前解決のために利用されるNetBIOS Nameを割り当てるためのサーバである。具体的には、NetBIOS Nameサーバ120は、有線NWに所属する各機器にNetBIOS Nameを割り当てる。NetBIOS Nameサーバ120を備える有線NWは、多数の機器が所属する比較的に大規模な有線NWである可能性が高い。比較的に大規模な有線NWの管理者は、通常、高いセキュリティ意識を有する。
SNTPサーバ130は、時刻を管理するためのサーバである。具体的には、SNTPサーバ130は、有線NWに所属する各機器から時刻問合信号を受信して、現在の時刻を示す時刻情報を各機器に送信する。これにより、各機器は、時刻情報によって示される時刻を利用することができる。即ち、SNTPサーバ130は、各機器で利用される時刻を同期させることができる。SNTPサーバ130を備える有線NWでは、各機器で正確な時刻が利用されるべき比較的に高いセキュリティを有する認証方式を採用可能である。また、当該有線NWでは、正確な時刻を利用してアクセスログを記録することができるので、当該有線NW内の通信を適切に監視することができる。従って、SNTPサーバ130を備える有線NWでは、セキュリティが比較的高く維持されている可能性が高い。換言すると、SNTPサーバ130を備える有線NWの管理者は、比較的に高いセキュリティ意識を有するといえる。
DHCPサーバ140は、有線NWに所属する各機器にIPアドレスを割り当てるためのサーバである。各機器は、IPアドレス以外にも、DHCPサーバ140から様々な情報を受信し得る。例えば、NetBIOS Nameサーバ120とDHCPサーバ140とを備える有線NWに所属している各機器は、DHCPサーバ140から、NetBIOS Nameサーバ120に関係する関係情報(即ちNetBIOS Nameサーバ120を識別する識別情報等)を受信し得る。換言すると、DHCPサーバ140から当該関係情報が受信されることは、有線NWがNetBIOS Nameサーバ120を備えることを意味する。
プリンタPRは、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ち端末機器70,80,90等の周辺機器)である。プリンタPRは、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、有線インターフェース20と、無線インターフェース22と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
端末機器70〜90は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の機器であってもよいし、デスクトップPC、テレビ等の据置型の機器であってもよい。端末機器70及び80のそれぞれは、プリンタPRと同様に、WFD方式をサポートしている。
続いて、図2を参照して、プリンタPRのCPU32が実行する無線接続処理の内容について説明する。無線接続処理は、プリンタPRの動作状態がデバイス状態又はG/O状態である状況で実行される。デバイス状態は、G/O状態及びCL状態とは異なり、プリンタPRが無線NWに所属していない状態である。プリンタPRの動作状態がG/O状態である状況では、プリンタPRのみが無線NWに所属しているか、プリンタPRと1個以上のCL状態の端末機器とが無線NWに所属している。なお、プリンタPRの動作状態がCL状態である状況では、プリンタPRは、端末機器との無線接続を確立することができない。このために、図2の無線接続処理では、プリンタPRの動作状態がデバイス状態又はG/O状態である状況が対象になっている。
続いて、図3を参照して、プリンタPRのCPU32が実行する機能制御処理の内容について説明する。機能制御処理は、端末機器との無線接続が確立されること(図2のS22,S28参照)をトリガとして実行される処理であり、ルーティング機能及びCL中継機能を「ON」又は「OFF」に設定することを決定するための処理である。ルーティング機能は、プリンタPRが有線NWに所属する機器と端末機器との間の通信を中継する機能である。ルーティング機能の「ON」又は「OFF」は、プリンタPRとの無線接続が確立された端末機器毎に設定される。即ち、例えば、プリンタPRが2個の端末機器との無線接続を確立している状況では、一方の端末機器のためのルーティング機能が「ON」に設定され、他方の端末機器のためのルーティング機能が「OFF」に設定され得る。CL中継機能は、プリンタPRがG/O機器であり、かつ、プリンタPRが2個以上のCL機器との無線接続を確立している場合に、プリンタPRが2個以上のCL機器の間の無線通信を中継する機能である。CL中継機能は、端末機器毎に設定されず、プリンタPRとの無線接続が確立された全ての端末機器に対して共通に設定される。なお、プリンタPRがCL機器である場合、又は、プリンタPRがG/O機器であり、かつ、プリンタPRが1個のCL機器のみとの無線接続を確立している場合には、仮に、CL中継機能が「ON」に設定されたとしても、プリンタPRは、CL中継機能を実行することができない。
続いて、図6を参照して、プリンタPRのCPU32が実行する通知処理の内容について説明する。通知処理は、未登録機器のデバイス名を登録機器リスト38に登録させることをユーザに促すための処理である。通知処理は、端末機器との無線接続が確立されること(図2のS22,S28参照)をトリガとして実行される。
続いて、図7〜図11を参照して、図2、図3、及び、図6のフローチャートに従って実現される具体的なケースA〜Eの内容を説明する。
本ケースでは、プリンタPRは、端末機器90を備える有線NWに所属している。また、G/O機器として動作するプリンタPRと、CL機器として動作する端末機器80と、が所属する無線NWが形成されている。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す。有線NWは、各サーバ100〜140を備えていない(即ち、認証サーバフラグ41a、プロキシサーバフラグ42a、及び、関係情報フラグ44aは、「OFF」を示す)。SFLフラグ45aは、「OFF」を示す。従って、高セキュリティ条件が満たされていない。端末機器70は、未登録機器であり、端末機器80は、登録機器である。
ケースAによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていないことに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が低い状況において、未登録機器である端末機器70との無線接続を確立して、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容する。これにより、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
本ケースでは、プリンタPRは、端末機器90と認証サーバ100とを備える有線NWに所属している(即ち認証サーバフラグ41aが「ON」を示す)。また、G/O機器として動作するプリンタPRと、CL機器として動作する端末機器80と、が所属する無線NWが形成されている。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す。プリンタPRが認証サーバ100を備える有線NWに所属しているので、高セキュリティ条件が満たされている。端末機器70,80は、登録機器である。
ケースBによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていることに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合に、比較的に高い信頼性を有する登録機器である端末機器70との無線接続を確立して、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容する。これにより、プリンタPRのセキュリティを維持しつつ、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
本ケースでは、プリンタPRは、端末機器90とプロキシサーバ110とを備える有線NWに所属している(即ちプロキシサーバフラグ42aが「ON」を示す)。また、G/O機器として動作するプリンタPRと、CL機器として動作する端末機器80と、が所属する無線NWが形成されている。無線接続拒否フラグ40が「ON」を示す。プリンタPRがプロキシサーバ110を備える有線NWに所属しているので、高セキュリティ条件が満たされている。端末機器70は、未登録機器であり、端末機器80は、登録機器である。
ケースCによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていることに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合に、比較的に低い信頼性を有する未登録機器である端末機器70との無線接続を確立しない。これにより、プリンタPRは、有線NWのセキュリティとプリンタPRのセキュリティとを維持することができる。
本ケースの初期状態は、図8のケースBと同様である。T310〜T328は、図8のT110〜T128と同様である。T330では、認証サーバ100において、端末機器70の認証が成功する。
ケースDによると、プリンタPRは、高セキュリティ条件が満たされていることに起因してプリンタPRのセキュリティを維持する必要性が高い場合に、比較的に高い信頼性を有する登録機器である端末機器70との無線接続を確立して、無線NWを利用した無線通信の実行を端末機器70に許容する。これにより、プリンタPRのセキュリティを維持しつつ、端末機器70のユーザの利便性を向上させることができる。
本ケースの初期状態は、無線接続拒否フラグがOFFである点と、端末機器70が未登録機器である点と、を除いて、図10のケースDと同様である。T410〜T433は、図10のT310〜T333と同様である。ただし、図10のケースDとは異なり、プリンタPRは、無線接続拒否フラグがOFFであると判断した後に(図2のS11でNO)、T414の処理を実行する。T434では、プリンタPRは、端末機器70のデバイス名を登録機器リスト38に登録することを促すメッセージを含む通知画面を表示する(図6のS222)。T436〜T442は、図10のT334〜T340と同様である。
認証サーバ100での端末機器70の認証が成功しているので(T432)、端末機器70の信頼性が保証されている。それにも関わらず、端末機器70が登録機器リスト38に登録されていないので、端末機器70のデバイス名を登録機器リスト38に登録することをユーザに促す(T434)。これにより、未登録機器である端末機器70が登録機器に変更され得る。従って、この後、無線接続拒否フラグ40が「OFF」から「ON」に変更され、さらに、端末機器70との無線接続(T422)が一旦切断されて当該無線接続が再び確立されるべき際に、端末機器70との無線接続を適切に確立することができる。
プリンタPR、端末機器70、DHCPサーバ140が、それぞれ、「通信機器」、「外部機器」、「IPアドレス割当サーバ」の一例である。プロキシサーバ110、NetBIOS Nameサーバ120、及び、SNTPサーバ130が、「所定のサーバ」の一例である。G/O機器、CL機器が、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。
Claims (10)
- 通信機器であって、
外部機器から無線接続要求を受信する要求受信部と、
前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記通信機器と前記外部機器との間の無線接続を利用した特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容するのか否かを決定する第1の決定部と、
前記決定の結果に応じた所定処理を実行する所定処理実行部と、を備え、
前記第1の決定部は、
予め決められている高セキュリティ条件が満たされない状況では、前記無線接続要求に含まれる機器識別情報が前記通信機器のメモリに記憶されているか否かに関わらず、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていない状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことを決定し、
前記高セキュリティ条件は、
(1)前記通信機器が、前記通信機器とは異なる認証サーバを備えるネットワークに所属していること、
(2)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるプロキシサーバを備えるネットワークに所属していること、
(3)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるIPアドレス割当サーバを備えるネットワークに所属しており、かつ、前記通信機器が、前記IPアドレス割当サーバから、前記ネットワークに所定のサーバが所属していることに関係する所属関係情報を受信済みであること、及び、
(4)前記通信機器が、前記通信機器の各ユーザに対応する各機能情報に従って、前記各ユーザが利用可能な前記通信機器の機能を制限すべき状況であること、
のうちの少なくとも1個の条件を含む、通信機器。 - 前記所定処理実行部は、
前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することが決定される場合に、前記外部機器との前記無線接続を確立するための接続処理である前記所定処理を実行し、
前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことが決定される場合に、前記接続処理である前記所定処理を実行しない、請求項1に記載の通信機器。 - 前記通信機器は、さらに、
前記通信機器が特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から前記無線接続要求が受信され、かつ、前記高セキュリティ条件が満たされない状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記特定ネットワークに所属している特定機器と、前記外部機器と、の間の通信を中継し、
前記通信機器が前記特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から前記無線接続要求が受信され、かつ、前記高セキュリティ条件が満たされる状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記特定機器と前記外部機器との間の通信を中継しない第1の中継部を備える、請求項2に記載の通信機器。 - 前記通信機器は、さらに、
前記通信機器が前記認証サーバを備える前記特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から認証情報が受信される場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証情報を前記認証サーバに送信する認証情報送信部と、
前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功する場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから成功通知を受信し、
前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功しない場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから前記成功通知を受信しない成功通知受信部と、を備え、
前記第1の中継部は、
前記通信機器が前記認証サーバを備える前記特定ネットワークに所属していることに起因して前記高セキュリティ条件が満たされる状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立され、かつ、前記成功通知が受信される場合に、前記特定機器と前記外部機器との間の通信を中継し、
前記通信機器が前記認証サーバを備える前記特定ネットワークに所属していることに起因して前記高セキュリティ条件が満たされる状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立され、かつ、前記成功通知が受信されない場合に、前記特定機器と前記外部機器との間の通信を中継しない、請求項3に記載の通信機器。 - 前記通信機器は、さらに、
前記通信機器が前記認証サーバを備える特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から認証情報が受信される場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証情報を前記認証サーバに送信する認証情報送信部と、
前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功する場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから成功通知を受信し、
前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功しない場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから前記成功通知を受信しない成功通知受信部と、
前記外部機器との前記無線接続が確立されることに応じて前記通信機器が親局として動作すると共に前記外部機器が子局として動作する無線ネットワークが構築され、かつ、前記認証サーバから前記成功通知が受信される場合に、前記無線ネットワークの子局として動作する2個以上の子局機器の間の無線通信を中継し、
前記外部機器との前記無線接続が確立されることに応じて前記通信機器が前記親局として動作すると共に前記外部機器が前記子局として動作する前記無線ネットワークが構築され、かつ、前記認証サーバから前記成功通知が受信されない場合に、前記2個以上の子局機器の間の無線通信を中継しない第2の中継部と、
を備える、請求項2から4のいずれか一項に記載の通信機器。 - 前記通信機器は、さらに、
前記通信機器の動作モードとして、第1の動作モードと、前記第1の動作モードとは異なる第2の動作モードと、のうちの一方を設定するモード設定部を備え、
前記第1の決定部は、
前記第1の動作モードが設定されている状態で、前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記高セキュリティ条件と前記機器識別情報とに基づいて、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容するのか否かを決定し、
前記第2の動作モードが設定されている状態で、前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記高セキュリティ条件が満たされるのか否かに関わらず、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されているのか否かに関わらず、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定する、請求項2から5のいずれか一項に記載の通信機器。 - 前記通信機器は、さらに、
前記通信機器が前記認証サーバを備える特定ネットワークに所属している状態で前記外部機器から認証情報が受信される場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証情報を前記認証サーバに送信する認証情報送信部と、
前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功する場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから成功通知を受信し、
前記認証サーバにおいて、前記認証情報を利用した前記外部機器の認証が成功しない場合に、前記特定ネットワークを利用して、前記認証サーバから前記成功通知を受信しない成功通知受信部と、
前記第2の動作モードが設定されており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていない状況で、前記認証サーバから前記成功通知が受信される場合に、前記機器識別情報を前記メモリに記憶させることを促すメッセージを前記通信機器の表示部に表示させ、
前記第2の動作モードが設定されており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況で、前記認証サーバから前記成功通知が受信される場合に、前記メッセージを前記表示部に表示させない表示制御部と、
を備える、請求項6に記載の通信機器。 - 前記通信機器は、さらに、
前記高セキュリティ条件が満たされていない状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記外部機器との通信で利用されるべき通信プロトコルとして、第1の通信プロトコルを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況で、前記外部機器との前記無線接続が確立される場合に、前記外部機器との通信で利用されるべき通信プロトコルとして、前記第1の通信プロトコルよりもセキュリティが高い第2の通信プロトコルを決定する第2の決定部を備える、請求項2から7のいずれか一項に記載の通信機器。 - 前記第1の決定部は、
前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記高セキュリティ条件が満たされているのか否かを判断する条件判断部と、
前記高セキュリティ条件が満たされていると判断される場合に、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されているのか否かを判断する情報判断部と、
を備え、
前記第1の決定部は、
前記高セキュリティ条件が満たされないと判断される場合に、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされると判断され、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていると判断される場合に、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされると判断され、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていないと判断される場合に、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことを決定する、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信機器。 - 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
外部機器から無線接続要求を受信する要求受信処理と、
前記外部機器から前記無線接続要求が受信される場合に、前記通信機器と前記外部機器との間の無線接続を利用した特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容するのか否かを決定する第1の決定処理と、
前記決定の結果に応じた所定処理と、を実行させ、
前記第1の決定処理では、
予め決められている高セキュリティ条件が満たされない状況では、前記無線接続要求に含まれる機器識別情報が前記通信機器のメモリに記憶されているか否かに関わらず、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されている状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容することを決定し、
前記高セキュリティ条件が満たされており、かつ、前記機器識別情報が前記メモリに記憶されていない状況では、前記特定の通信処理の実行を前記外部機器に許容しないことを決定し、
前記高セキュリティ条件は、
(1)前記通信機器が、前記通信機器とは異なる認証サーバを備えるネットワークに所属していること、
(2)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるプロキシサーバを備えるネットワークに所属していること、
(3)前記通信機器が、前記通信機器とは異なるIPアドレス割当サーバを備えるネットワークに所属しており、かつ、前記通信機器が、前記IPアドレス割当サーバから、前記ネットワークに所定のサーバが所属していることに関係する所属関係情報を受信済みであること、及び、
(4)前記通信機器が、前記通信機器の各ユーザに対応する各機能情報に従って、前記各ユーザが利用可能な前記通信機器の機能を制限すべき状況であること、
のうちの少なくとも1個の条件を含む、コンピュータプログラム。
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