JP6387698B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
(多機能機10の構成;図1)
多機能機10(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺機器(即ち端末装置TDa等の周辺機器)である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、ネットワークインターフェース20と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
各端末装置TDa〜TDdは、携帯電話、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置である。ただし、変形例では、各端末装置TDa〜TDdは、デスクトップPC等の据置型の端末装置であってもよい。各端末装置TDa〜TDdは、異なる通信プログラムを備える。具体的には、端末装置TDa,TDb,TDc,TDdは、それぞれ、第1の通信プログラム、第2の通信プログラム、第3の通信プログラム、第4の通信プログラムを備える。第1及び第3の通信プログラムがWFD方式をサポートしているので、各端末装置TDa,TDcは、WFD方式をサポートしているWFD機器である。第2及び第4の通信プログラムがWFD方式をサポートしていないので、各端末装置TDb,TDdは、WFD方式をサポートしていない非WFD機器である。なお、通信プログラムが異なるとは、例えば、OS(Operation Systemの略)プログラムが異なることであってもよいし、アプリケーションプログラムが異なることであってもよい。
続いて、図2を参照して、MFP10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。図2の処理は、MFP10のユーザによってMFP10の電源がONされることをトリガとして開始される。MFP10の電源がONされた時点では、MFP10の動作状態は、WFD方式のデバイス状態である。
続いて、図3を参照して、図2のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。MFP10のユーザは、MFP10と端末装置TDaとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。
図3に示されるように、MFP10は、MFP10へのWFD接続操作(T16)が実行された後に、目的の端末装置TDaとは異なる端末装置TDbからProbe Req.信号を受信する(T20)。ここで、仮に、MFP10がProbe Res.信号を端末装置TDbに送信して端末装置TDbとの無線接続を確立してしまうと、WFD接続操作がMFP10に再び実行されない限り、MFP10は、目的の端末装置TDaとのWFD接続を確立することができない。本実施例では、MFP10は、当該Probe Req.信号内の能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されていないので、端末装置TDbとのWFD接続を確立すべきでないと判断し(T22)、Probe Res.信号を端末装置TDbに送信しない。このために、MFP10は、端末装置TDbとのWFD接続を確立しない。このように、MFP10は、目的の端末装置TDaとは異なる端末装置TDbとのWFD接続を確立することを抑制することができ、この結果、以下のように、目的の端末装置TDaとのWFD接続を適切に確立することができる。即ち、MFP10は、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信する場合(T24)には、当該Probe Req.信号内のWPS情報記述領域54、能力情報記述領域56に、それぞれ、WPS情報、文字列「DIRECT−」が記述されているので、端末装置TDaとのWFD接続を確立すべきと判断し(T26)、Probe Res.信号を端末装置TDaに送信する(T28)。これにより、MFP10は、目的の端末装置TDaとのWFD接続を適切に確立することができる(T30)。
MFP10が「通信装置」の一例である。端末装置TDa,TDbが「特定の外部装置」の一例である。G/O機器、CL機器が、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。WFD接続、WFD接続操作が、それぞれ、「無線接続」、「無線接続操作」の一例である。図3において、T20及びT24のProbe Req.信号、T28のProbe Res.信号が、それぞれ、「接続要求信号」、「応答信号」の一例である。WPS方式が、「所定の無線接続方式」の一例である。能力情報記述領域56が、「特定領域」の一例である。SSID「DIRECT−AAA」、文字列「DIRECT−」が、それぞれ、「親局識別子」、「関連文字列」の一例である。WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されること、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されること、がそれぞれ、「第1の条件」、「第2の条件」の一例である。
本実施例では、WFD接続操作がMFP10に実行された後に、特定の端末装置から所定の条件を満たすProvision Discovery Req.信号が受信される場合に、特定の端末装置とのWFD接続が確立される点が、第1実施例とは異なる。また、本実施例では、MFP10と、第3の通信プログラムを搭載している端末装置TDcと、の間にWFD接続を確立すべき状況を想定している。
図4を参照して、本実施例のMFP10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。S102〜S108の処理は、図2のS2〜S8の処理と同様である。S110では、CPU32は、所定の条件を満たすProvision Discovery Req.信号を特定の端末装置から受信することを監視する。
続いて、図5を参照して、図4のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。MFP10のユーザは、MFP10と端末装置TDcとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。
本実施例でも、第1実施例と同様の効果が得られる。即ち、図5に示されるように、MFP10は、目的の端末装置TDcとは異なる端末装置TDbからProbe Req.信号を受信しても(T120)、Probe Res.信号を端末装置TDbに送信せず(T122)、端末装置TDbとのWFD接続を確立しない。このために、MFP10は、目的の端末装置TDcからProvision Discovery Req.信号を受信する場合(T124)に、目的の端末装置TDcとのWFD接続を適切に確立することができる(T130)。
端末装置TDb,TDcが、「特定の外部装置」の一例である。図5のT124のProvision Discovery Req.信号が、「接続要求信号」の一例である。SSID記述領域64が、「特定領域」の一例である。SSID「DIRECT−AAA」が「関連文字列」の一例である。
受信される信号がProvision Discovery Req.信号であること、SSID記述領域64にSSID「DIRECT−AAA」)が記述されること、がそれぞれ、「第1の条件」、「第2の条件」の一例である。図4のS110の処理が、「受信部」及び「判断部」によって実行される処理の一例である。S112の処理、S114の処理が、それぞれ、「送信部」、「確立部」によって実行される処理の一例である。
本実施例では、MFP10の電源がONされた際に、MFP10がG/O状態に移行しない点が、第1実施例とは異なる。また、本実施例では、第1実施例と同様に、MFP10は、第1の通信プログラムを搭載しているWFD機器である端末装置TDaとのWFD接続を確立することもできるが、さらに、第4の通信プログラムを搭載している非WFD機器(いわゆるレガシー機器)である端末装置TDdとのWFD接続を確立することもできる。
図6を参照して、本実施例のMFP10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。図6の処理は、MFP10のユーザによってMFPの電源がONされることをトリガとして開始される。MFP10の電源がONされても、MFP10の動作状態は、G/O状態に移行せず、WFD方式のデバイス状態が維持される。
続いて、図7を参照して、図6のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。図7のケースAでは、MFP10のユーザは、MFP10と非WFD機器である端末装置TDdとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。MFP10は、電源がONされた後に、デバイス状態を維持している。T204では、ユーザは、WFD接続操作をMFP10に実行する(S202でYES)。
図8では、MFP10のユーザは、MFP10とWFD機器である端末装置TDaとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。T306,T308は、それぞれ、図3のT6,T8と同様である。MFP10は、デバイス状態であるため、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信すると、T310において、MACmとMFP10のデバイス名とを含むProbe Res.信号を端末装置TDaに送信する。
本実施例でも、第1実施例と同様の効果が得られる。即ち、図7に示されるように、MFP10は、目的の端末装置TDdとは異なる端末装置TDbからProbe Req.信号を受信しても(T208)、Probe Res.信号を端末装置TDbに送信せず(T210)、端末装置TDbとのWFD接続を確立しない。このために、MFP10は、目的の端末装置TDdからProbe Req.信号を受信する場合(T214、T220)に、目的の端末装置TDdとのWFD接続を適切に確立することができる(T226)。また、図8に示されるように、MFP10は、目的の端末装置TDaからProbe Req.信号を受信する場合(T324)に、目的の端末装置TDaとのWFD接続を適切に確立することができる(T336)。また、本実施例では、MFP10は、目的の端末装置がWFD機器(即ち端末装置TDa)であるのか非WFD機器(即ち端末装置TDd)であるのかに応じて、WFD接続を確立するための処理を適切に切り替えることができる(図6のS208〜S213又はS214〜S220)。
端末装置TDa,TDb,TDdが、「特定の外部装置」の一例である。G/Oネゴシエーションが、「所定の無線通信」の一例である。WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されることが「第1の条件」の一例である。能力情報記述領域56が空欄であること、又は、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されていることが、「第2の条件」の一例である。図6のS204の処理が、「受信部」によって実行される処理の一例である。S204及びS210の処理が、「判断部」によって実行される処理の一例である。S212及びS214の処理が、「送信部」によって実行される処理の一例である。S213及びS220の処理が、「確立部」によって実行される処理の一例である。S208の処理が、「状態移行部」によって実行される処理の一例である。S216の処理が、「決定部」によって実行される処理の一例である。
以下に、本明細書に記載の技術の特徴を列挙する。
(項目1)
通信装置であって、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信部と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断部と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信部と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、所定の無線接続方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立部と、を備え、
前記所定の無線接続方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するための方式であり、
前記判断部は、
前記接続要求信号が前記所定の無線接続方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続で利用されるべき識別子に関連する関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が所定の状態であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
通信装置。
(項目2)
前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちの一方が親局として動作すると共に他方が子局として動作するための無線接続であり、
前記所定の状態は、前記親局を識別するための親局識別子の一部である部分文字列を含む前記関連文字列が前記特定領域内に記述されていることを含む、項目1に記載の通信装置。
(項目3)
前記判断部は、前記部分文字列のみを含む前記関連文字列が前記特定領域内に記述されている場合に、前記第2の条件を満たすと判断する、項目2に記載の通信装置。
(項目4)
前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記通信装置は、さらに、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信された後に、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちのどちらが前記親局として動作すべきかを決定するための所定の無線通信を前記特定の外部装置と実行して、前記通信装置が前記親局及び前記子局のどちらとして動作すべきかを決定する決定部を備える、項目2又は3に記載の通信装置。
(項目5)
前記受信部は、前記通信装置が前記親局として動作している状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記判断部は、前記親局として動作する前記通信装置を識別するための前記親局識別子の全部を含む前記関連文字列が前記特定領域内に記述されている場合に、前記第2の条件を満たすと判断する、項目2に記載の通信装置。
(項目6)
前記所定の状態は、前記関連文字列が前記特定領域内に記述されていないことを含む、項目1に記載の通信装置。
(項目7)
前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記通信装置は、さらに、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記通信装置の状態を、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態から、前記通信装置が前記親局として動作する状態に移行させる状態移行部を備え、
前記送信部は、前記通信装置の状態が前記親局として動作する状態に移行した後に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信する、項目6に記載の通信装置。
(項目8)
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信処理と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断処理と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信処理と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、所定の無線接続方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立処理と、を実行させ、
前記所定の無線接続方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するための方式であり、
前記判断処理では、
前記接続要求信号が前記所定の無線接続方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続で利用されるべき識別子に関連する関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が所定の状態であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
コンピュータプログラム。
Claims (7)
- 通信装置であって、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信部と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断部と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信部と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立部と、を備え、
前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
前記判断部は、
前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域に、前記無線接続で利用されるべき識別子の一部である部分文字列であって、前記特定の外部装置が前記Wi−Fi Direct方式をサポートしていることを示す前記部分文字列のみを含む文字列が記述されているという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
通信装置。 - 前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちの一方が親局として動作すると共に他方が子局として動作するための無線接続であり、
前記部分文字列は、前記親局を識別するための親局識別子の一部である、請求項1に記載の通信装置。 - 前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記通信装置は、さらに、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信された後に、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちのどちらが前記親局として動作すべきかを決定するための所定の無線通信を前記特定の外部装置と実行して、前記通信装置が前記親局及び前記子局のどちらとして動作すべきかを決定する決定部を備える、請求項2に記載の通信装置。 - 通信装置であって、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信部と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断部と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信部と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立部と、を備え、
前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
前記判断部は、
前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記無線接続で利用されるべき識別子に関連するとともに前記Wi−Fi Direct方式がサポートされていることを示す関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が空欄であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
通信装置。 - 前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちの一方が親局として動作すると共に他方が子局として動作するための無線接続であり、
前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記通信装置は、さらに、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記通信装置の状態を、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態から、前記通信装置が前記親局として動作する状態に移行させる状態移行部を備え、
前記送信部は、前記通信装置の状態が前記親局として動作する状態に移行した後に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信する、請求項4に記載の通信装置。 - 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信処理と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断処理と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信処理と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立処理と、を実行させ、
前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
前記判断処理では、
前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記無線接続で利用されるべき識別子の一部である部分文字列であって、前記特定の外部装置が前記Wi−Fi Direct方式をサポートしていることを示す前記部分文字列のみを含む文字列が記述されているという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
コンピュータプログラム。 - 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信処理と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断処理と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信処理と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立処理と、を実行させ、
前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
前記判断処理では、
前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記無線接続で利用されるべき識別子に関連するとともに前記Wi−Fi Direct方式がサポートされていることを示す関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が空欄であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
コンピュータプログラム。
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