JP6387698B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、外部装置との無線接続を確立する通信装置を開示する。
特許文献1の技術では、多機能機は、Probe Request信号を送信して、各AP(Access Point の略)からSSID(Service Set Identifierの略)を含むProbe Response信号を取得し、各SSIDのリストを表示する。多機能機は、ユーザによって選択されるSSIDを含むProbe Request信号が、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)方式をサポートしていることを示す情報を含む場合に、WPS方式に従った無線設定、即ち、自動無線設定モードに従った無線設定を実行する。
特開2011−234205号公報
ところで、例えば、通信装置が、WPS方式等のいわゆる自動無線接続方式に従って、目的の外部装置との無線接続を確立すべき状況において、仮に、目的の外部装置とは異なる外部装置から接続要求信号を受信すると、上記の異なる外部装置との無線接続を確立し得る。この結果、通信装置が目的の外部装置との無線接続を確立することができない可能性がある。本明細書では、通信装置が目的の外部装置との無線接続を適切に確立するための技術を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、受信部と、判断部と、送信部と、確立部と、を備える。受信部は、外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する。判断部は、特定の外部装置から接続要求信号が受信される場合に、接続要求信号に基づいて、特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する。送信部は、特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を特定の外部装置に送信し、特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、応答信号を特定の外部装置に送信しない。確立部は、応答信号が特定の外部装置に送信される場合に、所定の無線接続方式に従って、特定の外部装置との無線接続を確立する。所定の無線接続方式は、通信装置と特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、通信装置と特定の外部装置との間に無線接続を確立するための方式である。判断部は、接続要求信号が所定の無線接続方式に従った要求であるという第1の条件と、接続要求信号内の特定領域であって、通信装置と特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続で利用されるべき識別子に関連する関連文字列が記述され得る特定領域内の状態が所定の状態であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、第1の条件と第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する。
上記の構成によると、通信装置は、無線接続操作が実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する場合に、接続要求信号に基づいて、特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する。具体的には、通信装置は、接続要求信号がパスワードの入力が不要である所定の無線接続方式に従った要求であるという第1の条件と、関連文字列が記述され得る特定領域内の状態が所定の状態であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断する。この場合、通信装置は、特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を特定の外部装置に送信して、所定の無線接続方式に従って、特定の外部装置との無線接続を確立する。即ち、通信装置は、特定の外部装置が目的の外部装置である場合に、目的の外部装置との無線接続を確立することができる。一方において、通信装置は、第1の条件と第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断し、応答信号を特定の外部装置に送信しない。即ち、通信装置は、特定の外部装置が目的の外部装置でない場合に、特定の外部装置との無線接続を確立しない。このように、通信装置は、目的の外部装置とは異なる外部装置との無線接続を確立することを抑制することができ、この結果、目的の外部装置との無線接続を適切に確立することができる。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と上記の特定の外部装置とを備えるシステムも、新規で有用である。
多機能機の構成を示す。 第1実施例の多機能機の処理のフローチャートを示す。 第1実施例のシーケンス図を示す。 第2実施例の多機能機の処理のフローチャートを示す。 第2実施例のシーケンス図を示す。 第3実施例の多機能機の処理のフローチャートを示す。 第3実施例のケースAのシーケンス図を示す。 第3実施例のケースBのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(多機能機10の構成;図1)
多機能機10(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺機器(即ち端末装置TDa等の周辺機器)である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、ネットワークインターフェース20と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーによって構成される。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
ネットワークI/F20は、Wi−Fi方式の無線通信を実行するためのインターフェースである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格又はそれに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従った無線通信方式である。
より具体的に言うと、ネットワークI/F20は、Wi−Fi Allianceによって策定されたWPS方式をサポートしている。WPS方式は、自動無線接続方式又は簡単無線接続方式と呼ばれるものであり、一対の機器のそれぞれにおいて、無線接続を確立するための情報(例えば、パスワード、認証方式、暗号化方式)がユーザによって入力されなくても、一対の機器の間に無線接続を自動的に確立するための方式である。特に、ネットワークI/F20は、WPS方式のPBC(Push- Button Configurationの略)方式をサポートしている。PBC方式は、一対の機器のそれぞれにおいて、無線接続を確立するための上記の情報がユーザによって入力されなくても、一対の機器のそれぞれにユーザによって無線接続操作(例えばボタンを押す操作)が実行される場合に、一対の機器の間に無線接続を確立するための方式である。
ネットワークI/F20は、さらに、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Directの略)方式をサポートしている。従って、制御部30は、WFD方式の無線ネットワーク(以下では「WFDNW」と呼ぶ)を利用して、ネットワークI/F20を介して、Wi−Fi通信を実行することができる。WFD方式は、WPS方式を利用して、一対の機器の間に無線接続を確立するための方式である。特に、WFD方式は、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)で動作する機器と、Client状態(以下では「CL状態」と呼ぶ)で動作する機器と、の間に無線接続が確立されているWFDNWを形成するための方式である。また、WFD方式は、G/O状態及びCL状態のいずれでもないデバイス状態である一対の機器が無線接続を確立すべき際に、G/Oネゴシエーションと呼ばれる無線通信が実行される方式である。G/Oネゴシエーションは、一対の機器の動作状態(即ちG/O状態又CL状態)を決定するための無線通信である。なお、以下では、G/O状態で動作する機器、CL状態で動作する機器のことを、それぞれ、「G/O機器」、「CL機器」と呼ぶ。WFD方式の詳細は、Wi−Fi Allianceによって作成された「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている。また、米国特許出願公開第2013/0260683号公報にも、WFD方式の詳細が開示されており、当該文献を参照して引用する。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。
(端末装置TDa〜TDd)
各端末装置TDa〜TDdは、携帯電話、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置である。ただし、変形例では、各端末装置TDa〜TDdは、デスクトップPC等の据置型の端末装置であってもよい。各端末装置TDa〜TDdは、異なる通信プログラムを備える。具体的には、端末装置TDa,TDb,TDc,TDdは、それぞれ、第1の通信プログラム、第2の通信プログラム、第3の通信プログラム、第4の通信プログラムを備える。第1及び第3の通信プログラムがWFD方式をサポートしているので、各端末装置TDa,TDcは、WFD方式をサポートしているWFD機器である。第2及び第4の通信プログラムがWFD方式をサポートしていないので、各端末装置TDb,TDdは、WFD方式をサポートしていない非WFD機器である。なお、通信プログラムが異なるとは、例えば、OS(Operation Systemの略)プログラムが異なることであってもよいし、アプリケーションプログラムが異なることであってもよい。
(MFP10が実行する処理;図2)
続いて、図2を参照して、MFP10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。図2の処理は、MFP10のユーザによってMFP10の電源がONされることをトリガとして開始される。MFP10の電源がONされた時点では、MFP10の動作状態は、WFD方式のデバイス状態である。
S2では、CPU32は、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。即ち、CPU32は、G/Oネゴシエーションを実行することなく、MFP10の動作状態をG/O状態に自発的に移行させる。これにより、G/O機器であるMFP10のみが所属しているWFDNWが形成される。
S2では、CPU32は、さらに、WFDNWで利用されるべき無線設定情報をメモリ34に記憶させる。無線設定情報は、SSIDと、認証方式と、暗号化方式と、パスワードと、を含む。CPU32は、WFDNWを識別するための識別子であるSSIDとして、文字列「DIRECT−AAA」を生成する。当該SSIDは、G/O機器であるMFP10によって生成されるので、G/O機器(即ちMFP10)を識別するための識別子であるとも言える。なお、図1のメモリ34には、SSID「DIRECT−AAA」が記憶されている様子が示されている。SSID「DIRECT−AAA」のうちの前半の文字列「DIRECT−」は、MFP10がG/O機器として動作するWFDNWのみならず、MFP10とは異なる機器がG/O機器として動作するWFDNWにおいても、通常利用される文字列である。即ち、WFDNWのSSIDは、通常、文字列「DIRECT−」を含む。これに対し、SSID「DIRECT−AAA」のうちの後半の文字列「AAA」は、MFP10によって任意に決定される文字列である。本実施例では、文字列「AAA」は、MFP10のプログラムにおいて予め決められている文字列である。即ち、SSIDのうち、「DIRECT−」よりも後ろの文字列は、通常、WFDNW毎に異なる。また、CPU32は、予め決められている認証方式及び暗号化方式をメモリ34に記憶させる。また、CPU32は、例えばランダムに文字列を生成することによってパスワードを生成し、当該パスワードをメモリ34に記憶させる。当該パスワードは、WFDNWを利用したデータ通信(例えば、印刷データ、スキャンデータ等の通信)が実行されるべき際に、データの暗号化に利用される。
S4では、CPU32は、MFP10の周囲に存在する端末装置(例えばTDa〜TDd)である特定の端末装置からProbe Request信号を受信することを監視する。CPU32は、Probe Request信号を受信する場合(S4でYES)に、S6に進む。なお、以下では、Requestのことを「Req.」と記載する。
Probe Req.信号は、送信元記述領域50と、送信先記述領域52と、WPS情報記述領域54と、能力情報記述領域56と、を備える。送信元記述領域50は、Probe Request信号の送信元である特定の端末装置のMACアドレスが記述される領域である。送信先記述領域52は、Probe Request信号の送信先であるMFP10のMACアドレスが記述され得る領域である。特定の端末装置がMFP10との通信を実行したことがある場合には、MFP10のMACアドレスを既に取得済みであるため、当該MACアドレスが送信先記述領域52に記述される。ただし、特定の端末装置がMFP10との通信を実行したことがない場合には、MFP10のMACアドレスを取得していないため、当該MACアドレスが送信先記述領域52に記述されない。即ち、この場合、特定の宛先を示さない情報が送信先記述領域52に記述される。以下では、この状態をnull状態と呼ぶ。
WPS情報記述領域54は、特定の端末装置がWPS方式をサポートしていることを示すWPS情報が記述され得る領域である。特定の端末装置がWPS方式をサポートしている場合には、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述される。特に、特定の端末装置がWPS方式のPBC方式をサポートしている場合には、WPS情報記述領域54には、PBC方式をサポートしていることを示すWPS情報が記述される。特定の端末装置がWPS方式をサポートしていない場合には、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されない。即ち、この場合、WPS情報記述領域54は空欄である。なお、特定の端末装置に搭載されている通信プログラムに依存するが、送信先記述領域52がnull状態である状態では、特定の端末装置がWPS方式をサポートしていても、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されないことがある。例えば、特定の端末装置が第1の通信プログラムを搭載している場合には、送信先記述領域52がnull状態である状態では、特定の端末装置がWPS方式をサポートしていても、WPS情報記述領域54は空欄である。また、例えば、特定の端末装置が第2の通信プログラムを搭載している場合には、送信先記述領域52がnull状態である状態でも、特定の端末装置がWPS方式をサポートしている場合には、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述される。
能力情報記述領域56は、特定の端末装置がWFD方式をサポートしていることを示す能力情報が記述され得る領域である。特定の端末装置がWFD方式をサポートしている場合には、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述される。特定の端末装置がWFD方式をサポートしていない場合には、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されない。なお、特定の端末装置がWFD方式をサポートしていない場合には、通常、能力情報記述領域56は空欄である。ただし、例えば、特定の端末装置が上記の第2の通信プログラムを搭載している場合には、特定の端末装置がWFD方式をサポートしていなくても、能力情報記述領域56に所定の文字列(例えば後述の図3のT20の文字列「XXX」参照)が記述される。上述したように、文字列「DIRECT−」は、S2で生成されるWFDNWのSSID「DIRECT−AAA」に含まれる文字列である。そして、詳しくは後述するが、MFP10と特定の端末装置との間に無線接続が確立される際(後述のS14参照)には、SSID「DIRECT−AAA」が利用される。従って、文字列「DIRECT−」は、MFP10と特定の端末装置との間に確立されるべき無線接続で利用されるSSIDに関連する文字列である言える。即ち、能力情報記述領域56は、SSIDに関連する文字列が記述され得る領域であると言える。
S6では、CPU32は、MFP10のMACアドレスと、S2で生成されたSSID「DIRECT−AAA」と、を含むProbe Response信号を、特定の端末装置に送信する。S6が終了すると、S4に戻る。即ち、CPU32は、S4,S6でループしている状況では、特定の端末装置からProbe Req.信号を受信する場合に、特定の端末装置がいかなる端末装置であっても、Probe Response信号を特定の端末装置に送信する。なお、以下では、Responseのことを「Res.」と記載する。
S8では、CPU32は、WFD接続操作がユーザによってMFP10の操作部12に実行されることを監視する。WFD接続操作は、MFP10と他の機器との間にWFD方式に従った無線接続(即ちWFD接続)を確立するための操作であり、PBC方式のプッシュボタン操作に対応する。特に、本実施例では、WFD接続操作は、G/O機器であるMFP10によって形成されているWFDNWに、CL機器である他の機器を参加させるための操作である。CPU32は、WFD接続操作が実行される場合(S8でYES)に、S10に進む。
S10では、CPU32は、WPS情報記述領域54、能力情報記述領域56に、それぞれ、WPS情報、文字列「DIRECT−」が記述されているProbe Req.信号を、特定の端末装置から受信することを監視する。CPU32は、当該Probe Req.信号を特定の端末装置から受信する場合(S10でYES)に、S12において、Probe Res.信号を特定の端末装置に送信する。ここで送信されるProbe Res.信号は、S6で送信されるProbe Res.信号と同じものである。一方において、CPU32は、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されていないProbe Req.信号を受信する場合、又は、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されていないProbe Req.信号を受信する場合には、S10でNOと判断して、S12に進まない(即ちProbe Res.信号を送信しない)。以下では、CPU32がS10の監視処理を実行している間に受信されるProbe Req.信号に関して、S10でYESと判断されるProbe Req.信号、S10でNOと判断されるProbe Req.信号のことを、それぞれ、「正規信号」、「非正規信号」と呼ぶ。即ち、S10では、CPU32は、Probe Req.信号に基づいて、当該Probe Req.信号が正規信号であるのか非正規信号であるのかを判断する。即ち、CPU32は、S10が実行される状況(即ち、S8でWFD接続操作が実行された後)では、特定の端末装置からProbe Req.信号を受信する場合に、当該Probe Req.信号に記述されている情報に依存して(即ち、特定の端末装置の種類に依存して)、Probe Response信号を特定の端末装置に送信するのか否かが変わる。
S14では、CPU32は、WFD接続を確立するための様々な信号(即ち、Provision Discovery Req. / Res.信号、WSC Exchange、4-Way Handshake)の通信を特定の端末装置と実行して、特定の端末装置とのWFD接続を確立する。具体的には、CPU32は、上記の様々な信号の通信の過程において、S2で生成された無線設定情報(即ち、SSID「DIRECT−AAA」、認証方式、暗号化方式、パスワード)を特定の端末装置に送信する。なお、WSC Exchange、4-Way Handshakeの通信は、WPS方式に従って実行される。これにより、特定の端末装置は、MFP10が利用する無線設定情報と同じ無線設定情報を利用して、MFP10とのWFD接続を確立することができ、この結果、MFP10がG/O機器として動作するWFDNWにCL機器として参加することができる。S14が終了すると、S4に戻る。
(具体的なケース;図3)
続いて、図3を参照して、図2のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。MFP10のユーザは、MFP10と端末装置TDaとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。
T2では、ユーザは、MFP10の電源をONする(図2のトリガ)。これにより、T4では、MFP10は、デバイス状態からG/O状態に移行する(S2)。これにより、G/O機器であるMFP10のみが所属しているWFDNWが形成される。
T6では、ユーザは、端末装置TDaの周囲に存在するG/O機器及びデバイス機器をサーチするためのサーチ操作を端末装置TDaに実行する。これにより、T8では、端末装置TDaは、Probe Req.信号を送信する。T8のProbe Req.信号内の各領域50〜54は、以下の状態である。即ち、送信元記述領域50には、端末装置TDaのMACアドレス(以下では「MACa」と呼ぶ)が記述される。端末装置TDaがMFP10のMACアドレス(以下では「MACm」と呼ぶ)を取得していないので、送信先記述領域52はnull状態である。端末装置TDaには上記の第1の通信プログラムが搭載されているので、送信先記述領域52がnull状態である場合には、WPS情報記述領域54も空欄である。また、端末装置TDaがWFD機器であるので、能力情報記述領域56には、文字列「DIRECT−」が記述される。
MFP10は、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信すると(S4でYES)、T10において、MACmとSSID「DIRECT−AAA」とを含むProbe Res.信号を端末装置TDaに送信する(S6)。
端末装置TDaは、MFP10からProbe Res.信号を受信すると、T12において、SSID「DIRECT−AAA」を含むサーチ結果を端末装置TDaの表示部(図示省略)に表示させる。ここで、例えば、MFP10とは異なるG/O機器又はデバイス機器が携帯端末TDaの周囲に存在する場合には、これらの機器のSSID又はデバイス名を含むサーチ結果が表示される。T14では、ユーザは、当該サーチ結果の中から、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」を選択する。ここで、MFP10のSSIDを選択する操作は、MFP10と端末装置TDaとの間にWFD接続を確立するための操作であり、PBC方式のプッシュボタン操作に対応する。また、T16では、ユーザは、WFD接続操作(即ちPBC方式のプッシュボタン操作)をMFP10に実行する(S8でYES)。
T18では、端末装置TDbのユーザは、接続操作を端末装置TDbに実行する。端末装置TDbは、MFP10がWFD接続を確立すべき目的の端末装置(即ちTDa)ではない。例えば、端末装置TDbのユーザは、端末装置TDbと、MFP10とは異なるG/O機器又はAPと、の間に無線接続を確立することを望む場合に、T18の接続操作を実行する。
T20では、端末装置TDbは、Probe Req.信号を送信する。T20のProbe Req.信号内の各領域50〜54は、以下の状態である。即ち、送信元記述領域50には、端末装置TDbのMACアドレスMACbが記述される。端末装置TDbがMFP10のMACアドレスMACmを取得していないので、送信先記述領域52はnull状態である。端末装置TDbには上記の第2の通信プログラムが搭載されているので、送信先記述領域52がnull状態である場合でも、WPS情報記述領域54には、WPS情報が記述される。また、端末装置TDbが非WFD機器であるので、能力情報記述領域56には、文字列「DIRECT−」が記述されない。端末装置TDbには上記の第2の通信プログラムが搭載されているので、能力情報記述領域56には、予め決められている文字列「XXX」が記述される。
MFP10は、端末装置TDbからProbe Req.信号を受信すると、T22において、当該Probe Req.信号が非正規信号である(即ち、端末装置TDbとの無線接続を確立すべきでない)と判断する(S10でNO)。当該Probe Req.信号内のWPS情報記述領域54にはWPS情報が記述されているが、能力情報記述領域56には、文字列「XXX」が記述されており、文字列「DIRECT−」が記述されていないからである。
T24では、端末装置TDaは、Probe Req.信号をMFP10に送信する。T24のProbe Req.信号内の各領域50〜5は、以下の状態である。即ち、送信元記述領域50には、端末装置TDaのMACアドレス(即ちMACa)が記述される。端末装置TDaは、T10のProbe Req.信号を受信しているので、MACmを取得している。このために、送信先記述領域52には、MACmが記述される。端末装置TDaがWPS方式をサポートしているので、WPS情報記述領域54には、WPS情報が記述される。端末装置TDaがWFD方式をサポートしているので、能力情報記述領域56には、文字列「DIRECT−」が記述される。
MFP10は、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信すると、T26において、当該Probe Req.信号が正規信号である(即ち、端末装置TDaとのWFD接続を確立すべき)と判断する(図2のS10でYES)。当該Probe Req.信号内のWPS情報記述領域54にWPS情報が記述されていると共に、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されているからである。次いで、T28において、MFP10は、MACmとSSID「DIRECT−AAA」とを含むProbe Res.信号を端末装置TDaに送信し(S12)、T30において、Provision Discovery Req. / Res.信号、WSC Exchange、4-Way Handshakeの通信を端末装置TDaと実行する(S14)。これにより、MFP10と端末装置TDaとの間にWFD接続が確立される。即ち、MFP10は、MFP10がG/O機器として動作するWFDNWに端末装置TDaをCL機器として参加させることができる。
上述したように、MFP10と端末装置TDaとが同じWFDNWに所属している状態では、以下の通信が実行され得る。例えば、MFP10は、WFDNWを利用して(即ちWFD接続を利用して)、端末装置TDaから画像ファイルを受信して、当該画像ファイルによって表わされる画像の印刷を実行することができる。また、例えば、MFP10は、原稿のスキャンを実行することによってスキャンデータを生成し、WFDNWを利用して(即ちWFD接続を利用して)、当該スキャンデータを端末装置TDaに送信することができる。
(第1実施例の効果)
図3に示されるように、MFP10は、MFP10へのWFD接続操作(T16)が実行された後に、目的の端末装置TDaとは異なる端末装置TDbからProbe Req.信号を受信する(T20)。ここで、仮に、MFP10がProbe Res.信号を端末装置TDbに送信して端末装置TDbとの無線接続を確立してしまうと、WFD接続操作がMFP10に再び実行されない限り、MFP10は、目的の端末装置TDaとのWFD接続を確立することができない。本実施例では、MFP10は、当該Probe Req.信号内の能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されていないので、端末装置TDbとのWFD接続を確立すべきでないと判断し(T22)、Probe Res.信号を端末装置TDbに送信しない。このために、MFP10は、端末装置TDbとのWFD接続を確立しない。このように、MFP10は、目的の端末装置TDaとは異なる端末装置TDbとのWFD接続を確立することを抑制することができ、この結果、以下のように、目的の端末装置TDaとのWFD接続を適切に確立することができる。即ち、MFP10は、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信する場合(T24)には、当該Probe Req.信号内のWPS情報記述領域54、能力情報記述領域56に、それぞれ、WPS情報、文字列「DIRECT−」が記述されているので、端末装置TDaとのWFD接続を確立すべきと判断し(T26)、Probe Res.信号を端末装置TDaに送信する(T28)。これにより、MFP10は、目的の端末装置TDaとのWFD接続を適切に確立することができる(T30)。
(対応関係)
MFP10が「通信装置」の一例である。端末装置TDa,TDbが「特定の外部装置」の一例である。G/O機器、CL機器が、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。WFD接続、WFD接続操作が、それぞれ、「無線接続」、「無線接続操作」の一例である。図3において、T20及びT24のProbe Req.信号、T28のProbe Res.信号が、それぞれ、「接続要求信号」、「応答信号」の一例である。WPS方式が、「所定の無線接続方式」の一例である。能力情報記述領域56が、「特定領域」の一例である。SSID「DIRECT−AAA」、文字列「DIRECT−」が、それぞれ、「親局識別子」、「関連文字列」の一例である。WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されること、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されること、がそれぞれ、「第1の条件」、「第2の条件」の一例である。
図2のS10の処理が、「受信部」及び「判断部」によって実行される処理の一例である。S12の処理、S14の処理が、それぞれ、「送信部」、「確立部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、WFD接続操作がMFP10に実行された後に、特定の端末装置から所定の条件を満たすProvision Discovery Req.信号が受信される場合に、特定の端末装置とのWFD接続が確立される点が、第1実施例とは異なる。また、本実施例では、MFP10と、第3の通信プログラムを搭載している端末装置TDcと、の間にWFD接続を確立すべき状況を想定している。
(MFPが実行する処理;図4)
図4を参照して、本実施例のMFP10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。S102〜S108の処理は、図2のS2〜8の処理と同様である。S110では、CPU32は、所定の条件を満たすProvision Discovery Req.信号を特定の端末装置から受信することを監視する。
Provision Discovery Req.信号は、送信元記述領域60と、送信先記述領域62と、SSID記述領域64と、を備える。送信元記述領域60は、Provision Discovery Req.信号の送信元である特定の端末装置のMACアドレスが記述される領域である。送信先記述領域62は、Provision Discovery Req.信号の送信先であるMFP10のMACアドレスが記述される領域である。SSID記述領域64は、Provision Discovery Req.信号の送信元である特定の端末装置が参加すべきWFDNWを識別するためのSSID(例えば、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」)が記述される領域である。
Provision Discovery Req.信号は、Probe Req.信号とは異なり、WPS情報記述領域を備えていない。しかしながら、Provision Discovery Req.信号は、WFD方式をサポートしているWFD機器から送信される信号であり、WFD方式は、WPS方式を利用する無線接続方式である。従って、Provision Discovery Req.信号は、WPS方式をサポートしている機器から送信される信号であり、この結果、Provision Discovery Req.信号そのものが、WPS方式をサポートしているWPS情報であると言える。
S110では、CPU32は、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」がSSID記述領域64に記述されているProvision Discovery Req.信号を特定の端末装置から受信する場合に、当該Provision Discovery Req.信号が正規信号であると判断する(S110でYES)。この場合、S112において、CPU32は、Provision Discovery Res.信号を特定の端末装置に送信する。一方において、CPU32は、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」とは異なるSSIDがSSID記述領域64に記述されているProvision Discovery Req.信号、又は、Probe Req.信号を受信する場合には、当該信号が非正規信号であると判断し(S110でNO)、S112に進まない(即ち、Provision Discovery Res.信号を送信しない)。
S114は、図2のS14と同様であり、S2で生成された無線設定情報(即ち、SSID「DIRECT−AAA」、認証方式、暗号化方式、パスワード)が特定の端末装置に送信される。ただし、図2のS14とは異なり、CPU32は、Provision Discovery Req. / Res.信号の通信を特定の端末装置と実行しない。S114が終了すると、S104に戻る。
(具体的なケース;図5)
続いて、図5を参照して、図4のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。MFP10のユーザは、MFP10と端末装置TDcとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。
T102〜T122は、図3のT2〜T22と同様である。端末装置TDcは、第3の通信プログラムを搭載している。そして、第3の通信プログラムでは、第1の通信プログラムとは異なり、T114において、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」が選択された後に、Probe Req.信号(図3のT24参照)ではなく、Provision Discovery Req.信号が送信される。従って、T124では、端末装置TDcは、Provision Discovery Req.信号をMFP10に送信する。T124のProvision Discovery Req.信号内の各領域60〜64は、以下の状態である。送信元記述領域60には、端末装置TDcのMACアドレス(即ちMACc)が記述される。送信先記述領域62には、MACmが記述される。SSID記述領域64には、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」が記述される。
MFP10は、端末装置TDcからProvision Discovery Req.信号を受信すると、T126において、当該Provision Discovery Req.信号が正規信号である(即ち、端末装置TDcとのWFD接続を確立すべき)と判断する(図4のS110でYES)。当該Provision Discovery Req.信号内のSSID記述領域64にSSID「DIRECT−AAA」が記述されているからである。そして、MFP10は、T128において、Provision Discovery Res.信号を端末装置TDcに送信し(S112)、T130において、WSC Exchange、4-Way Handshakeの通信を特定の端末装置と実行する(S114)。これにより、CPU32は、端末装置TDcとのWFD接続を確立して、MFP10がG/O機器として動作するWFDNWに端末装置TDcをCL機器として参加させることができる。
(第2実施例の効果)
本実施例でも、第1実施例と同様の効果が得られる。即ち、図5に示されるように、MFP10は、目的の端末装置TDcとは異なる端末装置TDbからProbe Req.信号を受信しても(T120)、Probe Res.信号を端末装置TDbに送信せず(T122)、端末装置TDbとのWFD接続を確立しない。このために、MFP10は、目的の端末装置TDcからProvision Discovery Req.信号を受信する場合(T124)に、目的の端末装置TDcとのWFD接続を適切に確立することができる(T130)。
(対応関係)
端末装置TDb,TDcが、「特定の外部装置」の一例である。図5のT124のProvision Discovery Req.信号が、「接続要求信号」の一例である。SSID記述領域64が、「特定領域」の一例である。SSID「DIRECT−AAA」が「関連文字列」の一例である。
受信される信号がProvision Discovery Req.信号であること、SSID記述領域64にSSID「DIRECT−AAA」)が記述されること、がそれぞれ、「第1の条件」、「第2の条件」の一例である。図4のS110の処理が、「受信部」及び「判断部」によって実行される処理の一例である。S112の処理、S114の処理が、それぞれ、「送信部」、「確立部」によって実行される処理の一例である。
(第3実施例)
本実施例では、MFP10の電源がONされた際に、MFP10がG/O状態に移行しない点が、第1実施例とは異なる。また、本実施例では、第1実施例と同様に、MFP10は、第1の通信プログラムを搭載しているWFD機器である端末装置TDaとのWFD接続を確立することもできるが、さらに、第4の通信プログラムを搭載している非WFD機器(いわゆるレガシー機器)である端末装置TDdとのWFD接続を確立することもできる。
(MFPが実行する処理;図6)
図6を参照して、本実施例のMFP10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。図6の処理は、MFP10のユーザによってMFPの電源がONされることをトリガとして開始される。MFP10の電源がONされても、MFP10の動作状態は、G/O状態に移行せず、WFD方式のデバイス状態が維持される。
S202では、CPU32は、WFD接続操作(即ちPBC方式のプッシュボタン操作)がユーザによってMFP10の操作部12に実行されることを監視する。CPU32は、WFD接続操作が実行される場合(S202でYES)に、S204に進む。
S204では、CPU32は、第1種又は第2種の正規信号を特定の端末装置から受信することを監視する。第1種の正規信号は、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述され、かつ、能力情報記述領域56が空欄であるProbe Req.信号である。第2種の正規信号は、WPS情報記述領域54、能力情報記述領域56に、それぞれ、WPS情報、文字列「DIRECT−」が記述されているProbe Req.信号である。CPU32は、第1種又は第2種の正規信号を特定の端末装置から受信する場合(S204でYES)に、S206に進む。一方において、CPU32は、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されていないProbe Req.信号を受信する場合、又は、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」以外の文字列が記述されているProbe Req.信号を受信する場合には、S204でNOと判断して、S206に進まない。即ち、CPU32は、当該Probe Req.信号を非正規信号であると判断し、Probe Res.信号を特定の端末装置に送信しない。
S206では、CPU32は、S204で受信されたProbe Req.信号内の能力情報記述領域56に文字列が記述されているか否かを判断する。CPU32は、当該Probe Req.信号内の能力情報記述領域56が空欄である場合(即ち、当該Probe Req.信号が第1種の正規信号である場合)(S206でYES)、即ち、特定の端末装置がWFD方式をサポートしていない場合には、S208に進む。また、CPU32は、当該Probe Req.信号内の能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されている場合(即ち、当該Probe Req.信号が第2種の正規信号である場合)(S206でNO)、即ち、特定の端末装置がWFD方式をサポートしている場合には、S214に進む。
S208では、CPU32は、G/Oネゴシエーションを実行することなく、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。S208は、図2のS2と同様である。
S210では、CPU32は、第1種の正規信号を特定の端末装置から受信することを監視する。CPU32は、第1種の正規信号を特定の端末装置から受信する場合(S210でYES)に、S212に進む。一方において、CPU32は、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されていないProbe Req.信号を受信する場合、又は、能力情報記述領域56に何らかの文字列が記述されているProbe Req.信号を受信する場合には、S210でNOと判断して、S212に進まない。即ち、CPU32は、当該Probe Req.信号を非正規信号であると判断し、Probe Res.信号を特定の端末装置に送信しない。
S212では、CPU32は、MFP10のMACアドレスと、S208で生成されたSSID「DIRECT−AAA」と、を含むProbe Res.信号を特定の端末装置に送信する。
S213では、CPU32は、WFD接続を確立するための様々な信号(即ち、WSC Exchange、4-Way Handshake)の通信を特定の端末装置と実行して、特定の端末装置とのWFD接続を確立する。S213では、Provision Discovery Req. / Res.信号の通信が実行されない。特定の端末装置がWFD方式をサポートしていないからである。S213が終了すると、図6の処理が終了する。
一方において、S214では、CPU32は、MFP10のMACアドレスを含むProbe Res.信号を特定の端末装置に送信する。当該Probe Res.信号は、SSIDを含まない。この段階では、MFP10の動作状態はデバイス状態であり、MFP10のSSIDがまだ生成されていないからである。
S216では、CPU32は、特定の端末装置とG/Oネゴシエーションを実行する。G/Oネゴシエーションでは、CPU32は、MFP10のG/O優先度を示す情報(より具体的に言うとIntent値)を特定の端末装置に送信し、特定の端末装置のG/O優先度を示す情報を特定の端末装置から受信する。MFP10のG/O優先度は、MFP10がG/O状態になるべき程度を示す指標であり、MFP10において予め決められている。同様に、特定の端末装置のG/O優先度は、特定の端末装置がG/O状態になるべき程度を示す指標であり、特定の端末装置において予め決められている。CPU32は、MFP10のG/O優先度と特定の端末装置のG/O優先度とを比較して、優先度が高い方の機器がG/O状態になることを決定し、優先度が低い方の機器がCL状態になることを決定する。
S218では、CPU32は、S216のG/Oネゴシエーションの結果に応じて、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態又はCL状態に移行させる。MFP10がG/O状態に移行する場合には、CPU32は、S208と同様に、無線設定情報(即ちMFP10のSSID「DIRECT−AAA」)をメモリ34に記憶させる。一方において、MFP10がCL状態に移行する場合には、CPU32は、無線設定情報をメモリ34に記憶させない。この場合、WFDNWは、G/O機器である特定の端末装置によって生成されるので、特定の端末装置によって無線設定情報が準備される。
S220は、S213と同様である。S220では、Provision Discovery Req. / Res.信号の通信が実行されない。G/Oネゴシエーションを経てWFD接続を確立すべき場合には、Provision Discovery Req. / Res.信号の通信が不要であるからである。CPU32は、MFP10がG/O機器である場合には、S218で生成された無線設定情報を特定の端末装置に送信して、特定の端末装置とのWFD接続を確立する。これにより、CPU32は、MFP10がG/O機器であるWFDNWにCL機器として特定の端末装置を参加させることができる。一方において、CPU32は、MFP10がCL機器である場合には、特定の端末装置から無線設定情報を受信して、特定の端末装置とのWFD接続を確立する。これにより、CPU32は、特定の端末装置がG/O機器であるWFDNWにCL機器としてMFP10を参加させることができる。S220が終了すると、図6の処理が終了する。
なお、図6の処理では、図示省略しているが、CPU32は、S202の前に、図2のS4,S6と同様の処理を実行している。ただし、MFP10がデバイス状態であるため、S6のProbe Res.信号は、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」に代えて、MFP10のデバイス名を含む。図6の処理においては、CPU32は、S4でYESと判断すると、S6に進み、次いでS4に戻る。一方において、CPU32は、S4でNOと判断すると、S202に進む。
(具体的なケース;図7)
続いて、図7を参照して、図6のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。図7のケースAでは、MFP10のユーザは、MFP10と非WFD機器である端末装置TDdとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。MFP10は、電源がONされた後に、デバイス状態を維持している。T204では、ユーザは、WFD接続操作をMFP10に実行する(S202でYES)。
T206,T208は、それぞれ、図3のT18,T20と同様である。MFP10は、端末装置TDbからProbe Req.信号を受信すると、T210において、当該Probe Req.信号が非正規信号であると判断する(図6のS204でNO)。
T212では、ユーザは、WPS接続操作を端末装置TDdに実行する。WPS接続操作は、端末装置TDdに表示されるサーチ結果の中から、MFP10のSSIDを選択する操作(図3のT14参照)ではない。WPS接続操作は、端末装置TDdの周囲に存在するデバイス状態のWFD機器(即ちMFP10)とのWFD接続を確立するための操作であり、PBC方式のプッシュボタン操作に相当する。T214では、端末装置TDdは、Probe Req.信号を送信する。当該Probe Req.信号内の各領域50〜56(図2参照)は、以下の状態である。送信元記述領域50には、端末装置TDdのMACアドレス(以下では「MACd」と呼ぶ)が記述される。端末装置TDdがMACmを取得していないので、送信先記述領域52はnull状態である。端末装置TDdには上記の第4の通信プログラムが搭載されており、第4の通信プログラムでは、送信先記述領域52がnull状態である場合に、WPS情報記述領域54にWPS情報が記述される。また、端末装置TDdが非WFD機器であるので、能力情報記述領域56は空欄である。
MFP10は、端末装置TDdからProbe Req.信号を受信すると、T216において、当該Probe Req.信号が第1種の正規信号であると判断する(図6のS204でYES、S206でYES)。MFP10は、端末装置TDdから第1種の正規信号を受信することによって、端末装置TDdが非WFD機器であると判断することができ、この結果、端末装置TDdがG/Oネゴシエーションを実行不可能であると判断することができる。このために、T218では、MFP10は、G/Oネゴシエーションを実行することなく、デバイス状態からG/O状態に自発的に移行する(S208)。これにより、G/O機器であるMFP10のみが所属しているWFDNWが形成される。
T220は、T214と同様である。MFP10は、端末装置TDdからProbe Req.信号を受信すると、T222において、当該Probe Req.信号が第1種の正規信号であると判断する(図6のS210でYES)。T224,T226は、それぞれ、図3のT28,図5のT130と同様である。これにより、MFP10は、端末装置TDdとのWFD接続を確立して、MFP10がG/O機器として動作するWFDNWに端末装置TDdを参加させることができる。端末装置TDdは、非WFD機器であるので、CL機器としてWFDNWに参加するわけではない。ただし、MFP10は、端末装置TDdをCL機器と同様に扱って、端末装置TDdをWFDNWに参加させる。
(ケースB;図8)
図8では、MFP10のユーザは、MFP10とWFD機器である端末装置TDaとの間にWFD接続を確立することを望んでいる。T306,T308は、それぞれ、図3のT6,T8と同様である。MFP10は、デバイス状態であるため、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信すると、T310において、MACmとMFP10のデバイス名とを含むProbe Res.信号を端末装置TDaに送信する。
端末装置TDaは、MFP10からProbe Res.信号を受信すると、T312において、MFP10のデバイス名を含むサーチ結果を端末装置TDaの表示部(図示省略)に表示させる。T314では、ユーザは、当該サーチ結果の中から、MFP10のデバイス名を選択する。ここで、MFP10のデバイス名を選択する操作は、MFP10と端末装置TDaとの間にWFD接続を確立するための操作であり、PBC方式のプッシュボタン操作に対応する。T318〜322は、図3のT18〜22と同様である。
T324では、端末装置TDaは、Probe Req.信号を送信する。当該Probe Req.信号内の各領域50〜5(図2参照)は、以下の状態である。即ち、送信元記述領域50にはMACaが記述される。端末装置TDaがMACmを取得していないので、送信先記述領域52はnull状態である。端末装置TDaがWPS方式をサポートしているので、WPS情報記述領域54には、WPS情報が記述される。端末装置TDaがWFD方式をサポートしているので、能力情報記述領域56には、文字列「DIRECT−」が記述される。
MFP10は、端末装置TDaからProbe Req.信号を受信すると、T326において、当該Probe Req.信号が第2種の正規信号であると判断する(図6のS204でYES、S206でNO)。MFP10は、端末装置TDaから第2種の正規信号を受信することによって、端末装置TDがWFD機器であると判断することができ、この結果、端末装置TDaがG/Oネゴシエーションを実行可能であると判断することができる。このために、MFP10は、T328において、MACmを含むProbe Res.信号を端末装置TDaに送信し(S214)、T330において、端末装置TDaとG/Oネゴシエーションを実行する(S216)。この結果、T332では、MFP10は、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる(S218)。T334では、端末装置TDaは、端末装置TDaの動作状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。T336では、MFP10は、WSC Exchange及び4-Way Handshakeの通信を端末装置TDaと実行する(S220)。これにより、MFP10は、端末装置TDaとのWFD接続を確立して、MFP10がG/O機器として動作するWFDNWに端末装置TDaをCL機器として参加させることができる。
なお、MFP10は、T336で端末装置TDaとのWFD接続を確立した後に、以下の処理を繰り返すことによって、端末装置TDaとは異なる別の端末装置とのWFD接続を確立することができる。具体的には、MFP10と別の端末装置とは、T306〜T310を実行する。ただし、T310では、MFP10が、既にG/O状態であるために、Probe Res.信号は、MFP10のデバイス名に代えて、MFP10のSSID「DIRECT−AAA」を含む。そして、MFP10は、図3のT12,T14,T24〜T30と同様の処理を実行する。
(第3実施例の効果)
本実施例でも、第1実施例と同様の効果が得られる。即ち、図7に示されるように、MFP10は、目的の端末装置TDdとは異なる端末装置TDbからProbe Req.信号を受信しても(T208)、Probe Res.信号を端末装置TDbに送信せず(T210)、端末装置TDbとのWFD接続を確立しない。このために、MFP10は、目的の端末装置TDdからProbe Req.信号を受信する場合(T214、T220)に、目的の端末装置TDdとのWFD接続を適切に確立することができる(T226)。また、図8に示されるように、MFP10は、目的の端末装置TDaからProbe Req.信号を受信する場合(T324)に、目的の端末装置TDaとのWFD接続を適切に確立することができる(T336)。また、本実施例では、MFP10は、目的の端末装置がWFD機器(即ち端末装置TDa)であるのか非WFD機器(即ち端末装置TDd)であるのかに応じて、WFD接続を確立するための処理を適切に切り替えることができる(図6のS208〜S213又はS214〜S220)。
(対応関係)
端末装置TDa,TDb,TDdが、「特定の外部装置」の一例である。G/Oネゴシエーションが、「所定の無線通信」の一例である。WPS情報記述領域54にWPS情報が記述されることが「第1の条件」の一例である。能力情報記述領域56が空欄であること、又は、能力情報記述領域56に文字列「DIRECT−」が記述されていることが、「第2の条件」の一例である。図6のS204の処理が、「受信部」によって実行される処理の一例である。S204及びS210の処理が、「判断部」によって実行される処理の一例である。S212及びS214の処理が、「送信部」によって実行される処理の一例である。S213及びS220の処理が、「確立部」によって実行される処理の一例である。S208の処理が、「状態移行部」によって実行される処理の一例である。S216の処理が、「決定部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、「所定の無線接続方式」は、WPS方式であるが、他の自動無線設定方式(例えばAOSS(AirStation One-Touch Secure Systemの略))であってもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、「通信装置」は、印刷機能及びスキャン機能を実行可能な多機能機(即ちMFP10)に限られず、印刷機能及びスキャン機能のうちの印刷機能のみを実行可能なプリンタであってもよいし、印刷機能及びスキャン機能のうちのスキャン機能のみを実行可能なスキャナであってもよい。また、「通信装置」は、印刷機能及びスキャン機能とは異なる機能(例えば、画像の表示機能、データの演算機能)を実行する装置(例えば、PC、サーバ、携帯端末(携帯電話、スマートフォン、PDA等))であってもよい。即ち、「通信装置」は、所定の無線接続方式に従って、無線接続を確立可能なあらゆるデバイスを含む。また、特定の外部装置」は、端末装置TDa〜TDdに限られず、無線接続を確立可能なあらゆるデバイスを含む。
(変形例3)上記の各実施例では、MFP10のCPU32がプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2、図4、及び、図6の各処理が実現される。これに代えて、図2、図4、及び、図6の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下に、本明細書に記載の技術の特徴を列挙する。
(項目1)
通信装置であって、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信部と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断部と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信部と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、所定の無線接続方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立部と、を備え、
前記所定の無線接続方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するための方式であり、
前記判断部は、
前記接続要求信号が前記所定の無線接続方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続で利用されるべき識別子に関連する関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が所定の状態であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
通信装置。
(項目2)
前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちの一方が親局として動作すると共に他方が子局として動作するための無線接続であり、
前記所定の状態は、前記親局を識別するための親局識別子の一部である部分文字列を含む前記関連文字列が前記特定領域内に記述されていることを含む、項目1に記載の通信装置。
(項目3)
前記判断部は、前記部分文字列のみを含む前記関連文字列が前記特定領域内に記述されている場合に、前記第2の条件を満たすと判断する、項目2に記載の通信装置。
(項目4)
前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記通信装置は、さらに、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信された後に、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちのどちらが前記親局として動作すべきかを決定するための所定の無線通信を前記特定の外部装置と実行して、前記通信装置が前記親局及び前記子局のどちらとして動作すべきかを決定する決定部を備える、項目2又は3に記載の通信装置。
(項目5)
前記受信部は、前記通信装置が前記親局として動作している状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記判断部は、前記親局として動作する前記通信装置を識別するための前記親局識別子の全部を含む前記関連文字列が前記特定領域内に記述されている場合に、前記第2の条件を満たすと判断する、項目2に記載の通信装置。
(項目6)
前記所定の状態は、前記関連文字列が前記特定領域内に記述されていないことを含む、項目1に記載の通信装置。
(項目7)
前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
前記通信装置は、さらに、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記通信装置の状態を、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態から、前記通信装置が前記親局として動作する状態に移行させる状態移行部を備え、
前記送信部は、前記通信装置の状態が前記親局として動作する状態に移行した後に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信する、項目6に記載の通信装置。
(項目8)
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信処理と、
前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断処理と、
前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信処理と、
前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、所定の無線接続方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立処理と、を実行させ、
前記所定の無線接続方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するための方式であり、
前記判断処理では、
前記接続要求信号が前記所定の無線接続方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続で利用されるべき識別子に関連する関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が所定の状態であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
コンピュータプログラム。



10:多機能機(MFP)、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18:スキャン実行部、20:ネットワークI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、50:送信元記述領域、52:送信先記述領域、54:情報記述領域、56:能力情報記述領域、60:送信元記述領域、62:送信先記述領域、64:記述領域、TDa〜TDd:端末装置

Claims (7)

  1. 通信装置であって、
    外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信部と、
    前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断部と、
    前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信部と、
    前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立部と、を備え、
    前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
    前記判断部は、
    前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域、前記無線接続で利用されるべき識別子の一部である部分文字列であって、前記特定の外部装置が前記Wi−Fi Direct方式をサポートしていることを示す前記部分文字列のみを含む文字列が記述されているという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
    前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
    通信装置。
  2. 前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちの一方が親局として動作すると共に他方が子局として動作するための無線接続であり、
    前記部分文字列は、前記親局を識別するための親局識別子の一部である、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
    前記通信装置は、さらに、
    前記応答信号が前記特定の外部装置に送信された後に、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちのどちらが前記親局として動作すべきかを決定するための所定の無線通信を前記特定の外部装置と実行して、前記通信装置が前記親局及び前記子局のどちらとして動作すべきかを決定する決定部を備える、請求項に記載の通信装置。
  4. 通信装置であって、
    外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信部と、
    前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断部と、
    前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信部と、
    前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立部と、を備え、
    前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
    前記判断部は、
    前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記無線接続で利用されるべき識別子に関連するとともに前記Wi−Fi Direct方式がサポートされていることを示す関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が空欄であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
    前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
    通信装置。
  5. 前記通信装置と前記特定の外部装置との間に確立されるべき無線接続は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのうちの一方が親局として動作すると共に他方が子局として動作するための無線接続であり、
    前記受信部は、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態で、前記特定の外部装置から前記接続要求信号を受信し、
    前記通信装置は、さらに、
    前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記通信装置の状態を、前記通信装置が前記親局又は前記子局として動作しない状態から、前記通信装置が前記親局として動作する状態に移行させる状態移行部を備え、
    前記送信部は、前記通信装置の状態が前記親局として動作する状態に移行した後に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信する、請求項に記載の通信装置。
  6. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信処理と、
    前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断処理と、
    前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信処理と、
    前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立処理と、を実行させ、
    前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
    前記判断処理では、
    前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記無線接続で利用されるべき識別子の一部である部分文字列であって、前記特定の外部装置が前記Wi−Fi Direct方式をサポートしていることを示す前記部分文字列のみを含む文字列が記述されているという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
    前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
    コンピュータプログラム。
  7. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    外部装置との無線接続を確立するための無線接続操作が前記通信装置に実行された後に、特定の外部装置から接続要求信号を受信する受信処理と、
    前記特定の外部装置から前記接続要求信号が受信される場合に、前記接続要求信号に基づいて、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきか否かを判断する判断処理と、
    前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断される場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立するための応答信号を前記特定の外部装置に送信し、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断される場合に、前記応答信号を前記特定の外部装置に送信しない送信処理と、
    前記応答信号が前記特定の外部装置に送信される場合に、Wi−Fi Direct方式に従って、前記特定の外部装置との無線接続を確立する確立処理と、を実行させ、
    前記Wi−Fi Direct方式は、前記通信装置と前記特定の外部装置とのそれぞれにおいて、ユーザによってパスワードが入力されることなく、前記通信装置と前記特定の外部装置との間に無線接続を確立するためのWPS(Wi−Fi Protected Setupの略)方式を利用する方式であり、
    前記判断処理では、
    前記接続要求信号が前記WPS方式に従った要求であるという第1の条件と、前記接続要求信号内の特定領域であって、前記無線接続で利用されるべき識別子に関連するとともに前記Wi−Fi Direct方式がサポートされていることを示す関連文字列が記述され得る前記特定領域内の状態が空欄であるという第2の条件と、の双方を満たす場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきと判断し、
    前記第1の条件と前記第2の条件とのうちの少なくとも一方を満たさない場合に、前記特定の外部装置との無線接続を確立すべきでないと判断する、
    コンピュータプログラム。
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