JP2019207479A - 通信装置のためのコンピュータプログラムと通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象装置がインターネットを介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断するための仕組みを対象装置に設けずに済む技術を提供する。【解決手段】端末装置は、第1の通信方式を利用して、対象装置から、対象装置のIPアドレスである対象IPアドレスを受信し、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を利用して、インターネットを介して、対象IPアドレスを送信先IPアドレスとして含む第1の信号を送信し、第2の通信方式を利用して、インターネットを介して、対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む第2の信号が受信されたのか否かを判断する。端末装置は、第2の信号が受信されたと判断される場合に、対象装置のセキュリティに関連するセキュリティ処理を実行する。【選択図】図3

Description

本明細書では、対象装置のセキュリティに関連する処理を実行可能な通信装置に関する技術を開示する。
特許文献1には、MFPとサーバとを備える情報処理システムが開示されている。サーバは、MFPがグローバルネットワークに接続するために用いたグローバルIPアドレス(以下ではMFP公開アドレスと呼ぶ)を管理する。MFPは、MFPのIPアドレスがプライベートIPアドレスであるのか否かを判断し、IPアドレスがプライベートIPアドレスでないと判断する場合に、リクエストデータをサーバに送信し、サーバからMFP公開アドレスを含むレスポンスデータを受信する。MFPは、MFPのIPアドレスとレスポンスデータ内のMFP公開アドレスとが一致する場合に、MFPがインターネットに公開されているのでインターネット上の機器から不正にアクセスされる可能性があることを示す警告を表示する。
特開2016−212832号公報
特許文献1の技術では、MFPがインターネットを介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断するための仕組みをMFPに設ける必要がある。
本明細書では、対象装置がインターネットを介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断するための仕組みを対象装置に設けずに済む技術を提供する。
本明細書は、通信装置のためのコンピュータプログラムを開示する。当該コンピュータプログラムは、前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、第1の通信方式を利用して、前記通信装置とは異なる対象装置から、前記対象装置のIPアドレスである対象IPアドレスを受信する第1の受信部と、前記対象装置からグローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信された後に、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を利用して、インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信先IPアドレスとして含む第1の信号を送信する第1の送信部と、前記第1の信号が送信されることに応じて、前記第2の通信方式を利用して、前記インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む第2の信号が受信されたのか否かを判断する第1の判断部と、前記第2の信号が受信されたと判断される場合に、前記対象装置のセキュリティに関連するセキュリティ処理を実行する処理実行部であって、前記第2の信号が受信されなかったと判断される場合に、前記セキュリティ処理は実行されない、前記処理実行部と、として機能させる。
上記の構成によると、通信装置は、第1の通信方式を利用して、対象装置からグローバルIPアドレスである対象IPアドレスを受信した後に、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を利用して、インターネットを介して、対象IPアドレスを送信先IPアドレスとして含む第1の信号を送信する。そして、通信装置は、対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む第2の信号が受信されたのか否かを判断する。これにより、通信装置は、対象装置がインターネットを介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断することができる。従って、当該判断を実行するための仕組みを対象装置に設けずに済む。そして、通信装置は、対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む第2の信号が受信されたと判断する場合、即ち、対象装置がインターネットを介して不正にアクセスされる可能性があると判断する場合には、対象装置のセキュリティに関連するセキュリティ処理を実行する。これにより、対象装置がインターネットを介して不正にアクセスされることを抑制し得る。
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体、及び、通信装置そのものも、新規で有用である。また、上記の通信装置と他の装置(例えば対象装置)とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 アプリ処理のフローチャートを示す。 セキュリティ判断処理のフローチャートを示す。 第1実施例のシーケンス図を示す。 第2実施例のサーバ要求処理のフローチャートを示す。 第2実施例のシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、端末装置10とプリンタ50とを備える。端末装置10及びプリンタ50のそれぞれは、Wi−Fi方式に従った接続(以下では「Wi−Fi接続」と呼ぶ)を同じAP6と確立しており、AP6を介して相互に通信可能である。
(端末装置10の構成)
端末装置10は、据置型のデバイスであってもよいし、可搬型のデバイスであってもよい。可搬型のデバイスは、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートPC、タブレットPC等を含む。端末装置10は、操作部12と、表示部14と、Wi−Fiインタフェース(以下ではインタフェースを「I/F」と記載する)16と、セルラーI/F18と、制御部20と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を端末装置10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部14は、操作部としても機能する。
Wi−FiI/F16は、Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「Wi−Fi通信」と呼ぶ)を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers、 Inc.の略)の802.11の規格に準ずる方式であり、例えば、802.11a、11b、11g、11n、11ac等を含む。
セルラーI/F18は、Wi−FiI/F16とは別体に構成されており、セルラー方式に従った無線通信(以下では「セルラー通信」と呼ぶ)を実行するためのI/Fである。セルラー方式は、端末装置10が利用されるエリア内の各区画(即ちセル)に設けられている各基地局との接続(以下では「セルラー接続」と呼ぶ)を利用する方式であり、例えば、3G、4G、LTE(Long Term Evolutionの略)、5G等を含む。セルラー方式で利用される周波数(約0.7GHz〜約2GHz、約3.5GHz)は、Wi−Fi方式で利用される周波数(即ち2.4GHz又は5.0GHz)とは異なる。端末装置10は、セルラー接続を確立している状況では、インターネット8を介した通信を実行可能である。
上述したように、端末装置10は、Wi−Fi通信とセルラー通信との双方を実行可能である。ただし、端末装置10は、Wi−Fi接続とセルラー接続との双方を同時的に確立することができない。即ち、端末装置10は、Wi−Fi接続が確立されている状態において、セルラー通信を実行すべき状況では、Wi−Fi接続を切断した後に、セルラー接続を確立する。また、端末装置10は、セルラー接続が確立されている状態において、Wi−Fi通信を実行すべき状況では、セルラー接続を切断した後に、Wi−Fi接続を確立する。
制御部20は、CPU22とメモリ24とを備える。メモリ24は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。CPU22は、メモリ24に格納されている各プログラム26,28に従って、様々な処理を実行する。OS(Operation Systemの略)プログラム26は、端末装置10の種々の基本的な動作を制御するためのプログラムである。プリンタアプリケーション(以下では単に「アプリ」と記載する)28は、プリンタ50のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから端末装置10にインストールされる。アプリ28は、プリンタ50の情報を登録してプリンタ50に印刷を実行させるためのアプリケーションである。また、本実施例では、アプリ28は、プリンタ50のセキュリティに関連する処理を実行可能である。
(プリンタ50の構成)
プリンタ50は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えば端末装置10の周辺装置)である。プリンタ50には、プリンタ50を識別する情報であるデバイス名「Dpr」が割り当てられている。また、プリンタ50は、IPアドレス「IPpr」とMACアドレス「Mpr」とを有する。
IPアドレス「IPpr」としては、プライベートIPアドレス又はグローバルIPアドレスが割り当てられる。インターネット8を介した通信にはグローバルIPアドレスが必要である。従って、IPアドレス「IPpr」がプライベートIPアドレスである場合には、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされない。一方、IPアドレス「IPpr」がグローバルIPアドレスである場合には、IPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含む信号がインターネット8側のデバイスから送信され得る。この場合、AP6のファイヤウォール機能が有効化されていれば、当該信号はプリンタ50によって受信されることはなく、この結果、プリンタ50への不正アクセスは起こらない。ただし、AP6のファイヤウォール機能が有効化されていなければ、当該信号はプリンタ50によって受信され得る。即ち、プリンタ50への不正アクセスが起こり得る。本実施例では、プリンタ50への不正アクセスの可能性があるのか否かが端末装置10のアプリ28によって判断され、当該不正アクセスを抑制することを実現する。
(アプリ処理;図2)
続いて、図2を参照して、端末装置10のCPU22がアプリ28に従って実行する処理を説明する。図2の処理は、端末装置10とAP6との間のWi−Fi接続が確立されている状況で開始される。
アプリ28を起動させるための操作がユーザによって実行される場合に、CPU22は、ホーム画面200を表示部14に表示する。ホーム画面200は、プリンタの情報をメモリ24(即ちアプリ28)に登録するための登録ボタン202と、登録済みプリンタに印刷を実行させるための印刷ボタン204と、登録済みプリンタのデバイス名を表示するための表示領域210と、を含む。ここでは、プリンタの情報がまだ登録されていない状況を想定しているので、印刷ボタン204は選択不可能な態様で表示されており、表示領域210にはプリンタの情報が表示されていない。CPU22は、登録ボタン202を選択する操作を受け付ける場合に、図2の処理を開始する。
S10では、CPU22は、Wi−FiI/F16を利用して、インターネット8を介さずに、プリンタを検索するための検索信号をブロードキャストによってAP6に送信する。これにより、検索信号は、AP6に接続されている1個以上のプリンタのそれぞれによって受信される。
S12では、CPU22は、上記の1個以上のプリンタのそれぞれから、インターネット8を介さずに、Wi−FiI/F16を利用して、応答信号を受信する。応答信号は、送信元のプリンタのデバイス名、IPアドレス、及び、MACアドレスを含む。
S20では、CPU22は、S12で受信された1個以上の応答信号に含まれる1個以上のデバイス名を含む選択画面220を表示部14に表示する。
S22では、CPU22は、選択画面220内のデバイス名を選択する操作を受け付けることを監視する。CPU22は、デバイス名を選択する操作を受け付ける場合に、S22でYESと判断してS30に進む。以下では、プリンタ50のデバイス名「Dpr」が選択される状況を例として、説明を続ける。
S30では、CPU22は、S22で選択されたプリンタ50の情報をメモリ24(即ちアプリ28)に登録する。プリンタ50の情報は、S22で選択されたデバイス名「Dpr」と、S12でプリンタ50から受信された応答信号に含まれるIPアドレス「IPpr」と、当該応答信号に含まれるMACアドレス「Mpr」と、を含む。
CPU22は、S30を実行すると、選択可能な態様を有する印刷ボタン204と、プリンタ50のデバイス名「Dpr」を含む表示領域210と、を含むホーム画面200を表示部14に表示する。これにより、CPU22は、印刷ボタン204を選択する操作を受け付ける場合に、Wi−FiI/F16を利用して、登録済みIPアドレス「IPpr」を送信先として、印刷対象の画像を表わす印刷データをプリンタ50に送信することができる。この結果、当該画像の印刷をプリンタ50に実行させることができる。
S40では、CPU22は、セキュリティ判断処理(図3参照)を実行する。当該処理は、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断するための処理である。プリンタ50が購入されてAP6に接続された直後に、プリンタ50の情報を端末装置10に登録するための操作(即ち登録ボタン202の操作等)がユーザによって実行される可能性が高い。従って、プリンタ50の情報を端末装置10に登録する際にセキュリティ判断処理を実行すると、プリンタ50がAP6に接続された直後にセキュリティ判断処理が実行され得る。この結果、プリンタ50への不正アクセスが起こり得る状態が長時間に亘って維持されるのを抑制し得る。S40が終了すると、図2の処理が終了する。
(セキュリティ判断処理;図3)
続いて、図3を参照して、図2のS40のセキュリティ判断処理の内容を説明する。S50では、CPU22は、プリンタ50のIPアドレス「IPpr」(即ち図2のS30で登録されたIPアドレス)がグローバルIPアドレス(以下では「GIP」と呼ぶことがある)であるのか否かを判断する。GIPを管理する団体であるJPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)では、GIPがクラスA〜クラスCに分類されている。クラスAのGIPの範囲は、「1.0.0.0〜9.255.255.255」及び「11.0.0.0〜126.255.255.255」であり、クラスBのGIPの範囲は、「128.0.0.0〜172.15.255.255」及び「172.32.0.0〜191.255.255.255」であり、クラスCのGIPの範囲は、「192.0.0.0〜192.167.255.255」及び「192.169.0.0〜223.255.255.255」である。CPU22は、IPアドレス「IPpr」が上記のGIPの範囲内のアドレスである場合に、IPアドレス「IPpr」がGIPであると判断し(S50でYES)、S52に進む。一方、CPU22は、IPアドレス「IPpr」が上記のGIPの範囲内のアドレスでない場合に、IPアドレス「IPpr」がGIPでない(即ちプライベートIPアドレスである)と判断し(S50でNO)、S52以降の処理をスキップして図3の処理を終了する。IPアドレス「IPpr」がプライベートIPアドレスである場合には、プリンタ50への不正アクセスが起こらないので、S52以降の処理が実行されない。これにより、処理負荷を軽減することができる。
S52では、CPU22は、確認画面240を表示部14に表示する。確認画面240は、プリンタ50のセキュリティを確認する処理を実行するのか否かをユーザに問い合わせるための画面である。以降の処理では、通常、ユーザに対する課金の対象であるセルラー通信が実行されるので、S52において、以降の処理の実行の有無をユーザに問い合わせる。
S54では、CPU22は、確認画面240内のYESボタンを選択する操作が実行されたのか否かを判断する。CPU22は、確認画面240内のYESボタンを選択する操作が実行される場合に、S54でYESと判断し、S60に進み、確認画面240内のNOボタンを選択する操作が実行される場合に、S54でNOと判断し、以降の処理をスキップして図3の処理を終了する。
S60では、CPU22は、端末装置10が利用すべき通信方式をWi−Fi方式からセルラー方式に切り替える。具体的には、CPU22は、Wi−Fi接続を切断し、その後、セルラーI/F18を利用して、基地局とのセルラー接続を確立する。これにより、端末装置10がセルラー接続を利用してインターネット8を介した通信を実行可能な状態になる。
S62では、CPU22は、セルラーI/F18を利用して、インターネット8を介して、プリンタ50のIPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含むPING信号を送信する。
次いで、CPU22は、S64において、PING信号に対する応答信号の受信を判断すること、及び、S66において、PING信号の送信からの所定時間の経過を判断すること、を繰り返す。これにより、CPU22は、PING信号が送信されてから所定時間以内に、インターネット8を介して、セルラーI/F18を利用して、IPアドレス「IPpr」を送信元IPアドレスとして含む応答信号が受信されたのか否かを判断する。ここで、応答信号が受信されるということは、プリンタ50への不正アクセスが起こる可能性があることを意味する。CPU22は、応答信号が受信されたと判断する場合(S64でYES)に、S70に進み、応答信号が受信されなかったと判断する場合(S66でYES)に、S72に進む。
S70では、CPU22は、端末装置10が利用すべき通信方式をセルラー方式からWi−Fi方式に切り替える。具体的には、CPU22は、セルラー接続を切断し、その後、Wi−FiI/F16を利用して、Wi−Fi接続を再確立する。これにより、端末装置10がWi−Fi接続を利用してAP6を介した通信を実行可能な状態に戻る。S70が終了すると、S80に進む。また、S72は、S70と同様である。S72が終了すると、S80及びS82をスキップして図3の処理が終了する。
S80では、CPU22は、応答信号に含まれる送信元MACアドレスがプリンタ50のMACアドレス「Mpr」(即ち図2のS30で登録されたMACアドレス)に一致するのか否かを判断する。例えば、同じグローバルIPアドレスがプリンタ50と別のデバイスとの双方に割り当てられ得る。この場合、S64で受信された応答信号の送信元デバイスがプリンタ50ではなく上記の別のデバイスであり得る。応答信号の送信元デバイスがプリンタ50であるのか否かを判断するために、S80において、送信元MACアドレスとMACアドレス「Mpr」との一致判断が実行される。これにより、応答信号の送信元デバイスが上記の別のデバイスである場合、即ち、プリンタ50への不正アクセスが起こる可能性がない場合に、後述の警告画面(S82参照)を表示せずに済む。CPU22は、送信元MACアドレスとMACアドレス「Mpr」とが一致すると判断する場合(S80でYES)、即ち、応答信号の送信元デバイスがプリンタ50であると判断する場合に、S82に進む。また、CPU22は、送信元MACアドレスとMACアドレス「Mpr」とが一致しないと判断する場合(S80でNO)、即ち、応答信号の送信元デバイスがプリンタ50でないと判断する場合に、S82をスキップして図3の処理を終了する。
S82では、CPU22は、警告画面を表示部14に表示する。警告画面は、インターネット8からプリンタ50にアクセス可能であることを示すメッセージと、プリンタ50のセキュリティを確認すべきことを示すメッセージと、を含む。
(具体的なケース;図4)
続いて、図4を参照して、図2及び図3の処理によって実現される具体的なケースを説明する。本ケースでは、プリンタ50には、グローバルIPアドレスであるIPアドレス「IPpr」が割り当てられている。また、AP6のファイヤウォール機能は無効化されている。図4では、実線矢印がWi−Fi通信を示し、破線矢印がセルラー通信を示す。
端末装置10は、T0において、ホーム画面200内の登録ボタン202を選択する操作を受け付ける場合(図2の処理のトリガ)に、T10において、AP6を介して検索信号をプリンタ50に送信し(S10)、T12において、プリンタ50からAP6を介して応答信号を受信する(S12)。応答信号は、プリンタ50のデバイス名「Dpr」、IPアドレス「IPpr」、及び、MACアドレス「Mpr」を含む。
端末装置10は、T20において、デバイス名「Dpr」を含む選択画面220を表示し(S20)、T22において、デバイス名「Dpr」を選択する操作を受け付ける(S22でYES)。この場合、端末装置10は、T24において、プリンタ50の情報を登録する(S30)。
端末装置10は、IPアドレス「IPpr」がグローバルIPアドレスであると判断し(図3のS50でYES)、T30において、確認画面240を表示する(S52)。端末装置10は、T32において、確認画面240内のYESボタンを選択する操作を受け付ける場合(S54でYES)に、T40において、通信方式をWi−Fi方式からセルラー方式に切り替える(S60)。この結果、T42において、端末装置10とAP6との間のWi−Fi接続が切断される。
端末装置10は、T50において、セルラー通信を利用して、IPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含むPING信号を送信する(S62)。本ケースでは、AP6のファイヤウォール機能が無効化されているので、PING信号がプリンタ50によって受信される。このために、端末装置10は、T52において、プリンタ50から、IPアドレス「IPpr」を送信元IPアドレスとして含むと共にMACアドレス「Mpr」を送信元MACアドレスとして含む応答信号を受信する(S64でYES)。
端末装置10は、T60において、通信方式をセルラー方式からWi−Fi方式に切り替える(S70)。この結果、T62において、端末装置10とAP6との間のWi−Fi接続が再確立される。そして、端末装置10は、応答信号に含まれる送信元MACアドレス「Mpr」がT24で登録されたMACアドレス「Mpr」に一致すると判断し(S80でYES)、T82において、警告画面を表示する。これにより、ユーザは、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされ得ることを知ることができる。このために、ユーザは、例えば、プリンタ50のIPアドレスをグローバルIPアドレスからプライベートIPアドレスに変更したり、AP6のファイヤウォール機能を有効化したりすることができる。また、ユーザは、例えば、プリンタ50の通信設定を変更して(例えば通信ポートを無効化して)、プリンタ50への不正アクセスが起こらない状態にすることができる。
(本実施例の効果)
本実施例によると、端末装置10は、Wi−Fi方式を利用して、プリンタ50からグローバルIPアドレスであるIPアドレス「IPpr」を受信した後に(即ちT12の後に)、セルラー方式を利用して、インターネット8を介して、IPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含むPING信号を送信する(T50)。そして、端末装置10は、IPアドレス「IPpr」を送信元IPアドレスとして含む応答信号が受信されたのか否かを判断する。これにより、端末装置10は、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断することができる。従って、当該判断を実行するための仕組みをプリンタ50に設けずに済む。このために、プリンタ50の構成を簡易化することができる。そして、端末装置10は、IPアドレス「IPpr」を送信元IPアドレスとして含む応答信号が受信されたと判断する場合、即ち、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があると判断する場合には、警告画面を表示する(T70)。これにより、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされることを抑制し得る。
(対応関係)
端末装置10、プリンタ50が、それぞれ、「通信装置」、「対象装置」の一例である。IPアドレス「IPpr」、MACアドレス「Mpr」が、それぞれ、「対象IPアドレス」、「対象識別情報」の一例である。Wi−Fi方式、セルラー方式が、それぞれ、「第1の通信方式」、「第2の通信方式」の一例である。図4のT50のPING信号、T52の応答信号が、それぞれ、「第1の信号」、「第2の信号」の一例である。図3のS82の処理が、「セキュリティ処理」の一例である。図2のS22でデバイス名「Dpr」を選択する操作が、「対象装置に関する情報を通信装置に登録するための指示」の一例である。
図2のS12の処理、図3のS50の処理、S60の処理、S62の処理、S64(及びS66)の処理、S70の処理、S80の処理、S82の処理が、それぞれ、「第1の受信部」、「第3の判断部」、「切断部」、「第1の送信部」、「第1の判断部」、「再確立部」、「第2の判断部」、「処理実行部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
続いて、第2実施例を説明する。第1実施例では、端末装置10がセルラー方式を利用可能であることが前提である。これに対し、本実施例では、端末装置10がセルラー方式を利用不可能であり得る。例えば、端末装置10がセルラーI/F18を備えていない場合には、端末装置10は、セルラー方式を利用不可能である。また、例えば、端末装置10がセルラーI/F18を備えているが、ユーザがセルラー通信を提供する事業者と契約していない場合、即ち、セルラーI/F18が無効化されている場合には、端末装置10は、セルラー方式を利用不可能である。本実施例では、端末装置10は、セルラー方式を利用不可能である場合に、インターネット8に接続されているサーバ100(図1参照)を利用して、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断する。
(サーバ100の構成;図1)
図1に示されるように、本実施例では、通信システム2は、さらに、インターネット8を介してプリンタ50にアクセス可能であるのか否かを確認するサーバ100を備える。サーバ100は、プリンタ50のベンダによってインターネット8に設置される。
サーバ100は、通信I/F112と制御部120とを備える。通信I/F112は、インターネット8に接続されている。制御部120は、CPU122とメモリ124とを備える。メモリ124は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。CPU122は、メモリ124に格納されているプログラム126に従って、様々な処理を実行する。
(セキュリティ判断処理;図3)
図3を参照して、本実施例のセキュリティ判断処理の内容を説明する。CPU22は、確認画面内のYESボタンを選択する操作を受け付ける場合(S54でYES)に、S100において、端末装置10がセルラー方式を利用可能であるのか否かを判断する。
CPU22は、端末装置10がセルラーI/F18を備えていない場合、又は、セルラーI/F18が無効化されている場合に、端末装置10がセルラー方式を利用可能でないと判断して(S100でNO)、S110において、サーバ要求処理(図5参照)を実行する。S110が終了すると、図3の処理が終了する。なお、変形例では、S100でNOの場合に、S110を実行せずに、図3の処理を終了してもよい。
また、CPU22は、端末装置10がセルラーI/F18を備えており、かつ、セルラーI/F18が有効化されている場合に、端末装置10がセルラー方式を利用可能であると判断して(S100でYES)、S60に進む。この場合、第1実施例と同様に、セルラー通信を利用して、プリンタ50への不正アクセスの可能性があるのか否かが判断される。
(サーバ要求処理;図5)
続いて、図5を参照して、図3のS110のサーバ要求処理の内容を説明する。S120では、CPU22は、Wi−FiI/F16を利用して、インターネット8を介して、プリンタ50のIPアドレス「IPpr」及びMACアドレス「Mpr」を含む要求信号をサーバ100に送信する。要求信号は、サーバ100に、プリンタ50から信号を受信することなく、インターネット8を介して、IPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含むPING信号の送信を実行させるための信号である。
S125では、CPU22は、サーバ100から、インターネット8を介して、Wi−FiI/F16を利用して、危険を示す情報が受信されたのか否かを判断する。CPU22は、サーバ100から危険を示す情報が受信されたと判断する場合(S125でYES)に、S130において、警告画面を表示部14に表示する。当該警告画面は、図3のS82の警告画面と同様である。一方、CPU22は、サーバ100から安全を示す情報が受信されたと判断する場合(S125でNO)に、S130をスキップして図5の処理を終了する。
(具体的なケース;図6)
続いて、図6を参照して、本実施例によって実現される具体的なケースを説明する。本ケースでは、端末装置10がセルラー方式を利用不可能である。また、プリンタ50の状態は、図4のプリンタ50の状態と同様である。
T0〜T32は、図4と同様である。端末装置10は、T32において、確認画面内のYESボタンを選択する操作を受け付ける場合(図3のS54でYES)に、端末装置10がセルラー方式を利用不可能であると判断し(S100でNO)、AP6及びインターネット8を介して、IPアドレス「IPpr」及びMACアドレス「Mpr」を含む要求信号をサーバ100に送信する(図5のS120)。
サーバ100は、T100において、端末装置10から要求信号を受信する場合に、T110において、IPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含むPING信号をプリンタ50に送信する。そして、サーバ100は、T112において、プリンタ50から、IPアドレス「IPpr」を送信元IPアドレスとして含むと共にMACアドレス「Mpr」を送信元MACアドレスとして含む応答信号を受信する。ここで、応答信号が受信されるということは、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があることを意味する。
サーバ100は、応答信号に含まれる送信元MACアドレスがT100の要求信号に含まれるMACアドレスに一致するのか否かを判断する。本ケースでは、サーバ100は、送信元MACアドレス「Mpr」が要求信号に含まれるMACアドレス「Mpr」に一致すると判断し、T120において、危険を示す情報を端末装置10に送信する。なお、サーバ100は、T112の応答信号を受信しない場合、又は、応答信号に含まれる送信元MACアドレスが要求信号に含まれるMACアドレス「Mpr」に一致しない場合には、安全を示す情報を端末装置10に送信する。
端末装置10は、T120において、サーバ100から、インターネット8及びAP6を介して、危険を示す情報を受信する場合(S125でYES)に、警告画面を表示する(S130)。これにより、ユーザは、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされ得ることを知ることができる。
(本実施例の効果)
本実施例によると、端末装置10は、セルラー方式を利用不可能である場合に、サーバ100を利用して、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があるのか否かを判断することができる。本実施例でも、当該判断を実行するための仕組みをプリンタ50に設けずに済む。
(対応関係)
T100の要求信号、T110のPING信号、T112の応答信号が、それぞれ、「要求信号」、「特定信号」、「応答信号」の一例である。危険を示す情報が、「特定情報」の一例である。図3のS100の処理、図5のS120の処理、S125の処理が、それぞれ、「第4の判断部」、「第2の送信部」、「第5の判断部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)通信システム2は、端末装置10に代えて、プリンタ50へのサービス(例えば消耗品の自動発注サービス)の提供を実行するサービス提供サーバ(以下では「SPサーバ」と呼ぶ)を備えていてもよい。この場合、例えば、SPサーバとプリンタ50との間にインターネット8を介したXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocolの略)接続(即ちいわゆる常時接続)が確立されると、SPサーバは、XMPP接続を利用して(即ちXMPPに従った通信方式を利用して)、インターネット8を介して、プリンタ50のIPアドレスの送信を要求するGET要求をプリンタ50に送信し、プリンタ50から、インターネット8を介して、IPアドレス「IPpr」を含むGET応答を受信する。この場合、SPサーバは、XMPP接続を利用せずに、HTTP(Hyper Text Transfer Protocolの一例)に従った通信方式を利用して、インターネット8を介して、IPアドレス「IPpr」を送信先IPアドレスとして含むHTTP要求を送信する。SPサーバは、プリンタ50から、インターネット8を介して、IPアドレス「IPpr」を送信元IPアドレスとして含むHTTP応答を受信する場合に、プリンタ50がインターネット8を介して不正にアクセスされる可能性があると判断する。この場合、SPサーバは、例えば、XMPP接続を利用して、警告画面の表示を指示するコマンドをプリンタ50に送信する。本変形例では、SPサーバが、「通信装置」の一例である。XMPPに従った通信方式、HTTPに従った通信方式が、それぞれ、「第1の通信方式」、「第2の通信方式」の一例である。HTTP要求、HTTP応答が、それぞれ、「第1の信号」、「第2の信号」の一例である。また、「第1の受信部」は、本変形例のように、対象装置から、インターネットを介して、対象IPアドレスを受信してもよい。
(変形例2)図3のS82において、端末装置10は、警告画面を表示する代わりに、警告画面の表示を指示するコマンドをプリンタ50に送信してもよい。別の変形例では、端末装置10は、プリンタ50の管理者のメールアドレスを送信先として、プリンタ50への不正アクセスの可能性があることを示す電子メールを送信してもよい。また、別の変形例では、端末装置10は、インターネット8から信号を受信するための通信ポートを無効化する指示をプリンタ50に送信してもよい。いずれの変形例も、「セキュリティ処理」の一例である。
(変形例3)端末装置10は、AP6を介さずに、WFD(Wi-Fi Directの略)又はSoftAPに従って、プリンタ50とのWi−Fi接続を確立してもよい。即ち、上記の第1及び第2実施例では、端末装置10とプリンタ50との間にAP6を介して確立されているWi−Fi接続が、「通信装置と対象装置との間に確立されている接続(以下では単に「接続」と記載する)」の一例であるが、本変形例では、端末装置10とプリンタ50との間に直接的に確立されているWi−Fi接続が、「接続」の一例である。
(変形例4)端末装置10は、Wi−Fi接続とセルラー接続とを同時的に確立可能であってもよい。この場合、端末装置10は、図3のS60及びS70を実行しなくてよい。本変形例では、「切断部」及び「再確立部」を省略可能である。なお、Wi−FiI/F16及びセルラーI/F18は、別体に構成されていなくてもよく、一体に構成されていてもよい(即ち1個のチップによって実現されてもよい)。
(変形例5)「第1の通信方式」は、Wi−Fi方式に限られず、BlueTooth(登録商標)方式、NFC方式、TransferJet方式等であってもよい。本変形例では、端末装置10とプリンタ50との間に直接的に確立されているBlueTooth等の接続が、「接続」の一例である。
(変形例6)プリンタ50は、AP6とのWi−Fi接続を確立していなくてもよい。端末装置10は、BlueTooth方式に従った通信を実行して、プリンタ50からIPアドレス「IPr」を受信する。そして、端末装置10は、Wi−Fi通信を利用して、AP6を介して、IPアドレス「IPr」を送信先IPアドレスとして含む信号をインターネット8に送信してもよい。本変形例では、Wi−Fi方式が、「第2の通信方式」の一例である。
(変形例7)図3のS50が実行されずに、S52以降の処理が必ず実行されてもよい。本変形例では、「第3の判断部」を省略可能である。
(変形例8)図3のS80が実行されなくてもよい。本変形例では、「第2の受信部」及び「第2の判断部」を省略可能である。
(変形例9)図2のS40のセキュリティ判断処理(即ち図3の処理)が実行されるタイミングは、プリンタ50の情報を端末装置10に登録するタイミングに限られない。例えば、プリンタ50の情報が登録された後に、ユーザによって所定の操作が実行されたタイミングでセキュリティ判断処理が実行されてもよい。また、例えば、アプリ28は、プリンタ50をAP6に接続するためのプログラムを含んでいてもよく、この場合、プリンタ50をAP6に接続するタイミングでセキュリティ判断処理が実行されてもよい。なお、当該プログラムは、Wi−Fi Allianceによって策定される予定であるDPP(Device Provisioning Protocolの略)方式に従ってAP6に接続するためのプログラムであってもよい。DPP方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書のドラフトである「DRAFT Device Provisioning Protocol Technical Specification Version 0.2.11」に記述されている。
(変形例10)「対象識別情報(又は送信元識別情報)」は、MACアドレスに限られず、デバイス名、シリアル番号等の他の識別情報であってもよい。
(変形例11)「対象装置」は、プリンタ50に限られず、スキャナ、コピー機、多機能機、サーバ、PC、スマートフォン等のあらゆるデバイスを含む。
(変形例12)「通信装置」は、端末装置10に限られず、スキャナ、プリンタ等であってもよい。
(変形例13)上記の実施例では、端末装置10によって実行される各処理がソフトウェア(即ちアプリ28)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:端末装置、12:操作部、14:表示部、16:Wi−FiI/F、18:セルラーI/F、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、26:OSプログラム、28:プリンタアプリケーション、50:プリンタ、100:サーバ

Claims (12)

  1. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
    第1の通信方式を利用して、前記通信装置とは異なる対象装置から、前記対象装置のIPアドレスである対象IPアドレスを受信する第1の受信部と、
    前記対象装置からグローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信された後に、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を利用して、インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信先IPアドレスとして含む第1の信号を送信する第1の送信部と、
    前記第1の信号が送信されることに応じて、前記第2の通信方式を利用して、前記インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む第2の信号が受信されたのか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第2の信号が受信されたと判断される場合に、前記対象装置のセキュリティに関連するセキュリティ処理を実行する処理実行部であって、前記第2の信号が受信されなかったと判断される場合に、前記セキュリティ処理は実行されない、前記処理実行部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。
  2. 前記第1の受信部は、前記対象装置から、前記インターネットを介さずに、前記対象IPアドレスを受信する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記第1の受信部は、前記通信装置と前記対象装置との間に確立されている接続であって、前記第1の通信方式に従った前記接続を利用して、前記対象装置から前記対象IPアドレスを受信し、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記対象装置から前記対象IPアドレスが受信された後に、前記接続を切断する切断部として機能させ、
    前記第1の送信部は、前記接続が切断された後に、前記第1の信号を送信する、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記第2の信号が受信されたのか否かに関する前記判断が終了した後に、前記接続を再確立する再確立部として機能させる、請求項3に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記第1の通信方式を利用して、前記対象装置から、前記対象装置を識別する識別情報である対象識別情報を受信する第2の受信部と、
    前記第2の信号が受信されたと判断される場合に、前記第2の信号に含まれる送信元識別情報が前記対象識別情報に一致するのか否かを判断する第2の判断部と、
    として機能させ、
    前記処理実行部は、前記第2の信号が受信されたと判断され、かつ、前記送信元識別情報が前記対象識別情報に一致すると判断される場合に、前記セキュリティ処理を実行し、
    前記第2の信号が受信されたと判断され、かつ、前記送信元識別情報が前記対象識別情報に一致しないと判断される場合に、前記セキュリティ処理は実行されない、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記第1の判断部は、
    前記第1の信号が送信されてから所定時間が経過するまでに前記第2の信号が受信された場合に、前記第2の信号が受信されたと判断し、
    前記第1の信号が送信されてから前記所定時間が経過しても前記第2の信号が受信されない場合に、前記第2の信号が受信されなかったと判断する、請求項1から5のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記対象装置から前記対象IPアドレスが受信された後に、前記対象IPアドレスが前記グローバルIPアドレスであるのか否かを判断する第3の判断部として機能させ、
    前記第1の送信部は、前記対象IPアドレスが前記グローバルIPアドレスであると判断される場合に、前記第1の信号を送信し、
    前記対象IPアドレスが前記グローバルIPアドレスでないと判断される場合に、前記第1の信号は送信されない、請求項1から6のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記第1の通信方式は、IEEE802.11に準ずる方式であり、
    前記第2の通信方式は、セルラー方式である、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記通信装置が前記第2の通信方式を利用可能であるのか否かを判断する第4の判断部として機能させ、
    前記第1の送信部は、前記対象装置から前記グローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信され、かつ、前記通信装置が前記第2の通信方式を利用可能であると判断される場合に、前記第1の信号を送信し、
    前記対象装置から前記グローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信され、かつ、前記通信装置が前記第2の通信方式を利用可能でないと判断される場合に、前記第1の信号は送信されない、請求項1から8のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記対象装置から前記グローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信され、かつ、前記通信装置が前記第2の通信方式を利用可能でないと判断される場合に、前記インターネットを介して、前記対象IPアドレスを含む要求信号をサーバに送信する第2の送信部であって、前記要求信号は、前記サーバに、前記対象装置から信号を受信することなく、前記インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信先IPアドレスとして含む特定信号の送信を実行させるための信号である、前記第2の送信部と、
    前記要求信号が前記サーバに送信された後に、前記サーバから、前記インターネットを介して、特定情報が受信されたのか否かを判断する第5の判断部であって、前記特定信号が前記サーバから送信されることに応じて、前記対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む応答信号が前記サーバによって受信される場合に、前記サーバから前記特定情報が受信され、前記特定信号が前記サーバから送信されることに応じて、前記応答信号が前記サーバによって受信されない場合に、前記サーバから前記特定情報が受信されない、前記第5の判断部と、として機能させ、
    前記処理実行部は、さらに、前記特定情報が受信されたと判断される場合に、前記セキュリティ処理を実行し、
    前記特定情報が受信されなかったと判断される場合に、前記セキュリティ処理は実行されない、請求項1から9のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記第1の送信部は、前記対象装置からグローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信され、かつ、前記対象装置に関する情報を前記通信装置に登録するための指示がユーザから与えられた後に、前記第1の信号を送信する、請求項1から10のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  12. 通信装置であって、
    第1の通信方式を利用して、前記通信装置とは異なる対象装置から、前記対象装置のIPアドレスである対象IPアドレスを受信する第1の受信部と、
    前記対象装置からグローバルIPアドレスである前記対象IPアドレスが受信された後に、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を利用して、インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信先IPアドレスとして含む第1の信号を送信する第1の送信部と、
    前記第1の信号が送信されることに応じて、前記第2の通信方式を利用して、前記インターネットを介して、前記対象IPアドレスを送信元IPアドレスとして含む第2の信号が受信されたのか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第2の信号が受信されたと判断される場合に、前記対象装置のセキュリティに関連するセキュリティ処理を実行する処理実行部であって、前記第2の信号が受信されなかったと判断される場合に、前記セキュリティ処理は実行されない、前記処理実行部と、
    を備える通信装置。
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