JP5673436B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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    • H04W8/005Discovery of network devices, e.g. terminals

Description

本明細書によって開示される技術は、無線ネットワークの親局として動作する無線通信装置に関する。
特許文献1には、Wi-Fi Allianceによって策定されたWPS(Wi-Fi Protected Setup)のPINコード方式又はプッシュボタン方式を利用して、クライアントデバイスをアクセスポイント(AP)に無線接続することが開示されている。
特開2009−89230号公報
本明細書では、対象デバイスを、無線ネットワークの子局として適切に動作させ得る技術を提供する。
本明細書によって開示される無線通信装置は、無線ネットワークの親局として動作する無線通信装置である。無線通信装置は、第1の受信制御部と、記憶制御部と、第2の受信制御部と、パケット送信制御部と、プロファイル送信制御部と、を備える。第1の受信制御部は、無線ネットワークの子局として動作すべき対象デバイスから、対象デバイスを識別するための対象デバイス識別情報を含む第1種のパケットを受信する。記憶制御部は、対象デバイスから受信される第1種のパケットが、第1の所定情報を含まない場合に、対象デバイス識別情報を含む第1の特定情報をメモリに記憶させ、対象デバイスから受信される第1種のパケットが、第1の所定情報を含む場合に、第1の特定情報をメモリに記憶させない。第2の受信制御部は、第1種のパケットが受信された後に、第1の外部デバイスから、第1の外部デバイスを識別するための第1の外部デバイス識別情報を含む第2種のパケットを受信する。パケット送信制御部は、第1の特定情報がメモリに記憶され、かつ、第1の外部デバイスから第2種のパケットが受信される場合において、第1の特定情報に含まれる対象デバイス識別情報と、第1の外部デバイス識別情報と、が一致する第1の場合に、第1の外部デバイスが無線ネットワークの子局として動作することを許可するための第3種のパケットを、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに送信し、第1の特定情報に含まれる対象デバイス識別情報と、第1の外部デバイス識別情報と、が一致しない第2の場合に、第3種のパケットを、対象デバイスに一致しない第1の外部デバイスに送信しない。パケット送信制御部は、第1の特定情報がメモリに記憶されず、かつ、第1の外部デバイスから第2種のパケットが受信される場合に、第3種のパケットを、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに送信する。プロファイル送信制御部は、第3種のパケットが第1の外部デバイスに送信される場合に、第1の外部デバイスが無線ネットワークの子局として動作するために必要な無線プロファイルを、第1の外部デバイスに送信する。
上記の技術では、無線通信装置は、対象デバイスから受信される第1種のパケットが、第1の所定情報を含む場合に、第1の特定情報をメモリに記憶させない。この場合、無線通信装置は、第1の外部デバイスから第2種のパケットが受信されると、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに第3種のパケットを送信して、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに無線プロファイルを送信する。この結果、対象デバイスを、無線ネットワークの子局として適切に動作させ得る。また、無線通信装置は、対象デバイスから受信される第1種のパケットが、第1の所定情報を含まない場合に、第1の特定情報をメモリに記憶させる。この場合、無線通信装置は、メモリ内の第1の特定情報に含まれる対象デバイス識別情報と、第1の外部デバイス識別情報と、が一致すると(第1の場合)、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに第3種のパケットを送信して、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに無線プロファイルを送信する。この結果、対象デバイスを、無線ネットワークの子局として適切に動作させ得る。一方において、無線通信装置は、メモリ内の第1の特定情報に含まれる対象デバイス識別情報と、第1の外部デバイス識別情報と、が一致しないと(第2の場合)、第1の外部デバイスに第3種のパケットを送信しない。これにより、対象デバイスとは異なるデバイスに第3種のパケットが送信される結果として、対象デバイスが無線ネットワークの子局として動作することができなくなるという事象が発生するのを抑制し得る。このために、対象デバイスを、無線ネットワークの子局として適切に動作させ得る。
なお、上記の無線通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成の一例を示す。 G/O処理のフローチャートを示す。 WFD非対応PIN接続処理のフローチャートを示す。 WFD非対応PBC接続処理のフローチャートを示す。 WFD対応接続処理のフローチャートを示す。 比較例の各機器の動作を説明するシーケンス図を示す。 実施例の各機器の動作(ケースA1)を説明するシーケンス図を示す。 実施例の各機器の動作(ケースA2)を説明するシーケンス図を示す。 実施例の各機器の動作(ケースB)を説明するシーケンス図を示す。 実施例の各機器の動作(ケースC)を説明するシーケンス図を示す。
(実施例)
(システムの構成:図1)
図1に示すように、通信システム2は、プリンタ10(PC60、70、80の周辺機器)と、PC60、70、80と、を備える。プリンタ10及びPC70は、それぞれ、後述のWi-Fi Directに従った無線通信機能を実行可能である。なお、以下では、Wi-Fi Directのことを「WFD」と呼び、WFDに従った無線通信機能のことを「WFD機能」と呼ぶ。プリンタ10とPC70とは、WFDに従って無線接続を確立可能である。プリンタ10とPC70との間で無線接続が確立されることにより、無線ネットワークが構築される。この結果、プリンタ10とPC70とは、印刷データ等の通信対象の対象データの無線通信を実行可能になる。以下では、プリンタ10、PC70のように、WFD機能を実行可能な機器を「WFD対応機器」と呼ぶ。
これに対し、PC60、80は、WFD機能を実行不可能であるが、通常の無線通信の機能を実行可能である。即ち、PC60、80は、公知のAP(アクセスポイント)との間で無線接続を確立可能である。詳しくは後述するが、APとして機能するG/O状態のプリンタ10とPC60、80との間で無線接続が確立されることにより、無線ネットワークが構築される。この結果、プリンタ10とPC60、80とは、印刷データ等の通信対象の対象データの無線通信を実行可能になる。以下では、PC60、80のように、WFD機能を実行不可能な機器を「WFD非対応機器」と呼ぶ。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、表示部12と、操作部14と、無線インターフェイス16と、印刷実行部18と、制御部20と、を備える。上記の各部12〜20は、バス線(符号省略)に接続されている。表示部12は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。操作部14は、複数のキーによって構成される。ユーザは、操作部14を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に与えることができる。無線インターフェイス16は、無線通信を実行するためのインターフェイスである。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備え、制御部20からの指示に従って印刷を実行する。
制御部20は、CPU30とメモリ32とを備える。CPU30は、メモリ32に格納されているプログラム34に従って、様々な処理を実行する。メモリ32は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。メモリ32は、上記のプログラム34の他に、後述の管理リスト36を格納する。CPU30が上記のプログラム34に従って処理を実行することによって、第1の受信制御部40、記憶制御部42、第2の受信制御部44、パケット送信制御部46、プロファイル送信制御部48、及び、表示制御部50の各機能が実現される。
(PC60、70、80の構成)
PC60は、図示省略のCPU、メモリ、ディスプレイ等を備える。PC60のメモリは、プリンタ10のためのプリンタドライバプログラムを格納している。PC60のCPUは、プリンタドライバプログラムを利用して、印刷対象の印刷データを生成することができる。プリンタ10とPC60との間に無線接続が確立されている状態では、PC60は、印刷データをプリンタ10に無線で送信可能である。なお、PC70は、WFD機能を実行可能であることを除けば、PC60と同様の構成を備える。PC80は、PC60と同様の構成を備える。
(WFD)
上述したように、プリンタ10とPC70とは、それぞれ、WFD機能を実行可能である。WFDは、Wi-Fi Allianceによって策定された規格である。WFDは、Wi-Fi Allianceによって作成された「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている。
WFDでは、機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD対応機器(即ち、プリンタ10、PC70等)は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。なお、WFD非対応機器(即ち、PC60、80等)は、クライアント状態のみで動作する。
G/O状態の機器とクライアント状態の機器とによって、1個の無線ネットワークが構成される。1個の無線ネットワークでは、G/O状態の機器が1個しか存在し得ないが、クライアント状態の機器が1個以上存在し得る。G/O状態の機器は、1個以上のクライアント状態の機器を管理する。具体的に言うと、G/O状態の機器は、1個以上のクライアント状態の機器のそれぞれの識別情報(即ちMACアドレス)が記述された管理リスト(図1の符号36参照)を記憶する。G/O状態の機器は、クライアント状態の機器(WFD対応機器とWFD非対応機器のいずれも含む)が無線ネットワークに新たに参加すると、当該機器の識別情報を管理リストに追加し、クライアント状態の機器が無線ネットワークから離脱すると、当該機器の識別情報を管理リストから削除する。
G/O状態の機器は、管理リストに登録されている機器、即ち、クライアント状態の機器との間で、通信対象の対象データ(例えば、OSI参照モデルのネットワーク層の情報を含むデータ(印刷データ等))の無線通信を実行可能である。しかしながら、G/O状態の機器は、管理リストに登録されていない機器との間で、無線ネットワークに参加するためのデータ(例えば、ネットワーク層の情報を含まないデータ(Probe Requestパケット、Probe Responseパケット等の物理層のデータ))の無線通信を実行可能であるが、上記の対象データの無線通信を実行不可能である。例えば、G/O状態のプリンタ10は、管理リスト36に登録されているPC70(即ちクライアント状態のPC70)から印刷データを無線で受信可能であるが、管理リスト36に登録されていないPCから印刷データを無線で受信不可能である。
また、G/O状態の機器は、複数個のクライアント状態の機器の間の対象データ(印刷データ等)の無線通信を中継可能である。例えば、クライアント状態のPC60がクライアント状態の他のプリンタに印刷データを無線で送信すべき場合には、PC60は、まず、印刷データをG/O状態のプリンタ10に無線で送信し、プリンタ10は、印刷データを上記の他のプリンタに無線で送信する。即ち、G/O状態の機器は、無線ネットワークのAP(アクセスポイント)の機能を実行可能である。
なお、無線ネットワークに参加していないWFD対応機器(即ち、管理リストに登録されていないWFD対応機器)が、デバイス状態の機器である。デバイス状態の機器は、無線ネットワークに参加するためのデータの無線通信を実行可能であるが、当該無線ネットワークを介して対象データ(印刷データ等)の無線通信を実行不可能である。
(無線接続を実行するための方式)
本実施例では、一対の機器の間で無線接続を実行するための方式として、WPS(Wi-Fi Protected Setup)の無線接続方式が利用される。各デバイス10、60、70、80は、WFD対応機器であるかWFD非対応機器であるかに関わらず、WPSの無線接続方式を利用可能である。WPSの無線接続方式は、PIN(Personal Identification Number)コード方式と、PBC(Push Button Configuration)方式と、を含む。
(G/O処理:図2)
続いて、図2を参照して、G/O状態のプリンタ10によって実行されるG/O処理の内容について説明する。G/O処理が実行される前提条件として、プリンタ10がG/O状態であることが必要である。プリンタ10を無線ネットワークのG/Oとして動作させるためには、プリンタ10と、他の機器(以下では「特定機器」と呼ぶ)と、を含む無線ネットワークを構築する際に、プリンタ10の動作状態を、G/O状態以外の状態(デバイス状態又はクライアント状態)からG/O状態に移行させる必要がある。
例えば、特定機器がWFD対応機器である場合には、デバイス状態のプリンタ10とデバイス状態の特定機器との間で、G/Oネゴシエーションが実行される。G/Oネゴシエーションでは、プリンタ10と特定機器とのどちらがG/Oになるのかが決定される。例えば、プリンタ10と特定機器とのそれぞれについて、G/Oになるべき優先度が予め決められている場合には、優先度が高い方の機器(例えばプリンタ10)が、G/Oとして決定され、優先度が低い方の機器(例えば特定機器)が、クライントとして決定されてもよい。また、例えば、抽選によってG/Oが決定されてもよい。
G/Oネゴシエーションでプリンタ10がG/Oとして決定されると、プリンタ10は、デバイス状態からG/O状態に移行し、特定機器は、デバイス状態からクライアント状態に移行する。この場合、プリンタ10は、特定機器が無線ネットワークのクライントとして動作するために必要な無線プロファイル(認証方式、暗号化方式等)を、特定機器に送信する。この結果、プリンタ10及び特定機器は、同じ無線プロファイルを利用して、上記の対象データの無線通信を実行可能になる(即ち、無線ネットワークが構築される)。なお、プリンタ10は、G/O状態に移行する際に、上記の特定機器の識別情報を管理リスト36に書き込む。
また、例えば、特定機器がWFD非対応機器である場合には、特定機器は、クライアント状態のみで動作可能である。そのため、デバイス状態のプリンタ10は、G/O状態に移行する。この場合も、プリンタ10は、無線プロファイル(認証方式、暗号化方式等)を特定機器に送信して、無線ネットワークを構築する。さらに、プリンタ10は、上記の特定機器の識別情報を管理リスト36に書き込む。
ユーザは、プリンタ10がG/Oとして動作している無線ネットワークに、他の機器をクライントとして参加させることを望む場合に、プリンタ10の操作部14を操作して、PINコード方式とPBC方式のうちのどちらかを選択するための方式選択操作を実行する。さらに、ユーザは、上記の他の機器の操作部14を操作して、PINコード方式とPBC方式のうちのどちらかを選択するための方式選択操作(通常、プリンタ10での方式選択操作と同じものが選択される)を実行する。
図2のS10では、制御部20は、ユーザによってプリンタ10での方式選択操作が実行されることを監視する。ユーザが方式選択操作を実行すると、制御部20は、S10でYESと判断し、S12に進む。
S12では、制御部20は、プリンタ10を待ち受け状態に移行させる。待ち受け状態は、プリンタ10が他の機器からProbe Requestパケット及び接続要求パケットを受信可能な状態である。
次いで、S14では、第1の受信制御部40(図1参照)は、Probe Requestパケットを受信することを監視する。以下では、Probe Requestパケットの送信元の機器のことを「第1の対象機器」と呼ぶ。例えば、ユーザが第1の対象機器(即ち、無線ネットワークにクライントとして参加させるべき機器)の操作部を操作して方式選択操作を実行すると、第1の対象機器は、G/O状態の機器(APとして動作する機器)を検索するために、Probe Requestパケットを無線で送信する。この場合、第1の受信制御部40は、第1の対象機器からProbe Requestパケットを無線で受信する。
Probe Requestパケットは、第1の対象機器のMACアドレスと、IE(Information Element)と、を含む。第1の対象機器がWFD対応機器である場合には、IEは、第1の対象機器がWFD対応機器であることを示すP2P(Peer-to-Peer)情報を含む。一方において、第1の対象機器がWFD非対応機器である場合には、IEは、P2P情報を含まない。また、第1の対象機器においてPBC方式が選択された場合には、IEは、第1の対象機器がPBC方式に従って無線ネットワークに参加することを示すPBC情報を含む。一方において、第1の対象機器においてPINコード方式が選択された場合には、IEは、PBC情報を含まない。
S14でYESの場合(第1の受信制御部40がProbe Requestパケットを受信する場合)、パケット送信制御部46(図1参照)は、Probe Responseパケットを第1の対象機器に無線で送信する。Probe Responseパケットは、プリンタ10のMACアドレスと、プリンタ10がG/O状態であることを示す情報と、を含む。その結果、第1の対象機器は、G/O状態で動作する(即ちAPとして動作する)プリンタ10を見つけることができる。Probe Responseパケットが第1の対象機器に送信されると、S16に進む。
S16では、記憶制御部42(図1参照)は、第1の対象機器から受信されたProbe RequestパケットがP2P情報を含むか否かを判断する。S16でYESの場合(Probe RequestパケットがP2P情報を含む場合)、S22に進む。なお、S16でYESの場合、第1の対象機器はWFD対応機器である。S22では、制御部20は、WFD対応接続処理(図5)を実行する。
一方、S16でNOの場合(Probe RequestパケットがP2P情報を含まない場合)、S18に進む。S16でNOの場合、第1の対象機器はWFD非対応機器である。
S18では、記憶制御部42は、第1の対象機器から受信されたProbe RequestパケットがPBC情報を含むか否かを判断する。S18でYESの場合(Probe RequestパケットがPBC情報を含む場合)、S19に進む。なお、S18でYESの場合、第1の対象機器は、WFD非対応機器であり、かつ、第1の対象機器の操作部でPBC方式が選択された機器である。以下、このような機器を「WFD非対応PBC機器」と呼ぶ。S19では、制御部20は、WFD非対応PBC接続処理(図4)を実行する。
一方、S18でNOの場合(Probe RequestパケットがPBC情報を含まない場合)、S20に進む。S18でNOの場合、第1の対象機器は、WFD非対応機器であり、かつ、第1の対象機器の操作部でPINコード方式が選択された機器である。以下、このような機器を「WFD非対応PIN機器」と呼ぶ。S20では、制御部20は、WFD非対応PIN接続処理(図3)を実行する。
(WFD非対応PIN接続処理:図3)
続いて、図3を参照して、WFD非対応PIN接続処理(図2のS20の処理)の内容を説明する。S30では、記憶制御部42は、第1の対象機器(即ちWFD非対応PIN機器)から受信されたProbe Requestパケットに含まれるMACアドレスを、メモリ32に記憶させる。なお、S30の時点において、第1の対象機器とは異なる他の機器のMACアドレスがメモリ32に既に記憶されている場合には、記憶制御部42は、上記の他の機器のMACアドレスに代えて、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させる。
次いで、S32では、第2の受信制御部44(図1参照)は、接続要求パケットを受信することを監視する。以下では、接続要求パケットの送信元の機器のことを「第2の対象機器」と呼ぶ。接続要求パケットは、プリンタ10を含む無線ネットワークに参加することを要求するためのパケットである。例えば、第1の対象機器が、プリンタ10からProbe Responseパケットを受信した後に、プリンタ10に接続要求パケットを送信する可能性がある。この場合、第1の対象機器は、第2の対象機器に一致する。より具体的に言うと、第1の対象機器では、プリンタ10からProbe Responseパケットが受信されると、プリンタ10を示す情報を含むデバイスリストが第1の対象機器の表示部で表示される。ユーザは、第1の対象機器の操作部を操作して、デバイスリストからプリンタ10を選択する。この場合、第1の対象機器(即ち、第2の対象機器)は、接続要求パケットをプリンタ10に送信する。この場合、S32でYESと判断される。なお、この接続要求パケットは、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。
また、例えば、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークに第1の対象機器を参加させることを望むユーザとは異なるユーザが、第1の対象機器に一致しない第2の対象機器において、方式選択操作を実行せずに、プリンタ10に接続要求パケットを送信するための操作(以下では「直接接続操作」と呼ぶ)を実行する可能性がある。この場合、第2の対象機器は、Probe Requestパケットを送信してProbe Responseパケットを受信することなく、接続要求パケットのみをプリンタ10に送信する。この場合も、S32でYESと判断される。以下では、接続要求パケットのみをプリンタ10に送信する第2の対象機器のことを「直接接続機器」と呼ぶ。
上述したように、第1の対象機器に一致する第2の対象機器から受信される接続要求パケットは、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。そして、直接接続機器である第2の対象機器(即ち、第1の対象機器に一致しない第2の対象機器)から受信される接続要求パケットも、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。従って、第2の対象機器から受信される接続要求パケットに含まれるIEの内容を解析しても、第2の対象機器が、第1の対象機器に一致するものであるのか、第1の対象機器に一致しない直接接続機器であるのか、を判断することはできない。
S32でYESの場合(第2の受信制御部44が接続要求パケットを受信する場合)、S34に進む。一方、S32でNOの場合(第2の受信制御部44が接続要求パケットを受信しない場合)、S46に進む。
S46では、第1の受信制御部40は、第1の対象機器とは異なる他の機器からProbe Requestパケットを受信したか否かを判断する。S46でNOの場合、S32に戻る。一方、S46でYESの場合、図2のS16に戻る。その場合、記憶制御部42は、他の機器から受信されたProbe Requestパケットについて、図2のS16、S18の判断を実行する。
S34では、パケット送信制御部46は、メモリ32に記憶されている第1の対象機器のMACアドレスと、接続要求パケットに含まれる第2の対象機器のMACアドレスと、が一致するか否かを判断する。S34でYESの場合(第1の対象機器のMACアドレスと、第2の対象機器のMACアドレスと、が一致する場合)、S36に進む。S34でYESの場合、第1の対象機器と第2の対象機器とが一致する。上述したように、パケット送信制御部46は、第2の対象機器から受信された接続要求パケットに含まれるIEの内容に基づいて、第2の対象機器が第1の対象機器に一致するのか否かを判断することができない。そのため、S34では、パケット送信制御部46は、メモリ32に記憶されている第1の対象機器のMACアドレスと、接続要求パケットに含まれる第2の対象機器のMACアドレスと、が一致するか否かを判断することにより、第2の対象機器と第1の対象機器とが一致するのか否かを判断する。
S36では、パケット送信制御部46は、第1の対象機器に一致する第2の対象機器に、OKパケットを送信する。OKパケットは、接続要求パケットに対する応答パケット(即ち、接続要求パケットに対する肯定的な応答パケット)である。
一方、S34でNOの場合(第1の対象機器のMACアドレスと、第2の対象機器のMACアドレスと、が一致しない場合)、S32に戻る。S34でNOの場合、第1の対象機器と第2の対象機器とが一致しない。この場合、パケット送信制御部46は、第1の対象機器に一致しない第2の対象機器(即ち直接接続機器)にOKパケットを送信しない。
次いで、S38では、表示制御部50(図1参照)は、PINコードを入力するための入力画面を表示部12に表示させる。なお、第2の対象機器の表示部には、PINコードを表示するための表示画面が表示される。一般的に知られているAPを含む無線ネットワークにWFD非対応PIN機器を参加させる際には、APの表示部に入力画面が表示され、WFD非対応PIN機器の表示部に表示画面が表示される。本実施例では、このような一般的なルールに従って、S38において、表示制御部50は、G/O状態のプリンタ10(即ちAPとして機能するプリンタ10)の表示部12に入力画面を表示させる。ユーザは、第2の対象機器で表示されている表示画面が示すPINコードを知ることができ、プリンタ10の操作部14を操作して、プリンタ10で表示されている入力画面に当該PINコードを入力する。入力画面上でPINコードが入力されると、S40に進む。
S40では、プロファイル送信制御部48(図1参照)は、第2の対象機器との間でWPSネゴシエーションを実行する。具体的には、例えば、プロファイル送信制御部48は、プリンタ10に入力されたPINコードを用いて、特定のデータ(例えば、プリンタ10と第2の対象機器との間で最後に通信されたパケットデータ)をハッシュコードに変換する。一方、第2の対象機器は、第2の対象機器で表示されたPINコードを用いて、上記の特定のデータをハッシュコードに変換する。プリンタ10(プロファイル送信制御部48)又は第2の対象機器は、プリンタ10で生成されたハッシュコードと、第2の対象機器で生成されたハッシュコードと、が一致するのか否かを判断する。
2つのハッシュコードが一致した場合、即ち、PINコードの認証に成功した場合には、プロファイル送信制御部48は、プリンタ10を含む無線ネットワークのクライントとして動作するために必要な無線プロファイル(SSID、認証方式、暗号化方式、パスワード等)を、第2の対象機器に送信する。ここで送信される無線プロファイルは、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークで現在利用されている無線プロファイルである。
次いで、S42では、制御部20は、第2の対象機器との間で、無線プロファイルを用いて接続処理を実行する。即ち、制御部20は、第2の対象機器との間で、無線プロファイルを用いて、Authentication Request、Authentication Response、Association Request、Association Response、及び、4way handshakeの無線通信を実行する。
次いで、S44では、記憶制御部42は、メモリ32内の管理リスト36に、クライアント状態である第2の対象機器のMACアドレスを登録する。この結果、第2の対象機器(即ち、第1の対象機器)は、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークにクライアントとして参加することができる。即ち、第2の対象機器は、上記の無線プロファイルを利用して、印刷データ等をプリンタ10に無線で送信することができる。S44を終えると、WFD非対応PIN接続処理が終了する。
(WFD非対応PBC接続処理:図4)
続いて、図4を参照して、WFD非対応PBC接続処理(図2のS19の処理)の内容を説明する。WFD非対応PIN接続処理とは異なり、記憶制御部42は、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させない(即ち、図3のS30の処理を実行しない)。
S62では、第2の受信制御部44は、第2の対象機器から接続要求パケットを受信することを監視する。上述したように、第1の対象機器では、プリンタ10を示す情報を含むデバイスリストが表示される。ユーザは、第1の対象機器の操作部を操作して、デバイスリストからプリンタ10を選択する。この場合、第1の対象機器(即ち、第2の対象機器)は、接続要求パケットをプリンタ10に送信する。S62でYESの場合(第2の受信制御部44が接続要求パケットを受信する場合)、S64に進む。S62でNOの場合(第2の受信制御部44が接続要求パケットを受信しない場合)、S74に進む。S74の処理は、上記の図3のS46の処理と同様である。
S64では、パケット送信制御部46は、接続要求パケットがPBC情報を含むか否かを判断する。S64でYESの場合(接続要求パケットがPBC情報を含む場合)、S66に進む。WFD非対応PBC機器は、通常、PBC情報を含むProbe Requestパケットをプリンタ10に送信した後に(図2のS18でYES)、PBC情報を含む接続要求パケットをプリンタ10に送信する(図4のS64でYES)。そのため、S64でYESの場合、第2の対象機器は、第1の対象機器に一致する。一方、S64でNOの場合(接続要求パケットがPBC情報を含まない場合)、S62に戻る。S64でNOの場合、第1の対象機器は、第2の対象機器に一致しない。例えば、上記の直接接続機器である第2の対象機器から受信される接続要求パケットは、PBC情報を含まないために、S64でNOと判断される。この場合、S66以降の処理が実行されず、パケット送信制御部46は、第1の対象機器に一致しない第2の対象機器(即ち直接接続機器)にOKパケットを送信しない。
S66では、パケット送信制御部46は、第2の対象機器にOKパケットを送信する。なお、WFD非対応PBC接続処理では、WFD非対応PIN接続処理とは異なり、表示制御部50は、PINコードを入力するための入力画面を表示部12に表示させない。また、第2の対象機器の表示部には、PINコードを表示するための表示画面が表示されない。S68〜S72の処理は、図3のS40〜S44とほぼ同様である。ただし、S68では、プリンタ10(プロファイル送信制御部48)及び第2の対象機器は、予め決められているPINコードを用いて、上記の特定のデータをハッシュコードに変換する。その他の点は、図3のS40〜S44と同様である。
(WFD対応接続処理:図5)
続いて、図5を参照して、WFD対応接続処理(図2のS22の処理)の内容を説明する。WFD非対応PIN接続処理とは異なり、記憶制御部42は、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させない(即ち、図3のS30の処理を実行しない)。
S82では、記憶制御部42は、第1の対象機器から受信されたProbe RequestパケットがPBC情報を含むか否かを判断する。S82でYESの場合(Probe RequestパケットがPBC情報を含む場合)、S84、S86をスキップしてS88に進む。S82でYESの場合、第1の対象機器は、WFD対応機器であり、かつ、第1の対象機器の操作部でPBC方式が選択された機器である。以下では、このような機器を「WFD対応PBC機器」と呼ぶ。
一方、S82でNOの場合(Probe RequestパケットがPBC情報を含まない場合)、S84に進む。S82でNOの場合、第1の対象機器は、WFD対応機器であり、かつ、第1の対象機器の操作部でPINコード方式が選択された機器である。以下、このような機器を「WFD対応PIN機器」と呼ぶ。
S84では、制御部20は、第1の対象機器との間でプロビジョニング処理を実行する。上述したように、第1の対象機器では、プリンタ10を示す情報を含むデバイスリストが表示される。ユーザは、第1の対象機器の操作部を操作して、デバイスリストからプリンタ10を選択する。さらに、ユーザは、第1の対象機器の操作部を操作して、PINコードを表示するための表示画面と、PINコードを入力するための入力画面と、のどちらの画面を、第1の対象機器に表示させるのかを選択する。第1の対象機器は、表示画面と入力画面とのどちらが選択されたのかを示すProvision Discovery Requestパケットを、プリンタ10に送信する。Provision Discovery Requestパケットが表示画面を示す場合には、プリンタ10(制御部20)は、プリンタ10で入力画面が表示されることを示すProvision Discovery Responseパケットを、第1の対象機器に送信する。一方、Provision Discovery Requestパケットが入力画面を示す場合には、プリンタ10(制御部20)は、プリンタ10で表示画面が表示されることを示すProvision Discovery Responseパケットを、第1の対象機器に送信する。
次いで、S86では、表示制御部50は、S62のプロビジョニング処理の結果に応じて、入力画面と表示画面とのどちらかを、表示部12に選択的に表示させる。即ち、プリンタ10で入力画面が表示されることを示すProvision Discovery Responseパケットが第1の対象機器に送信された場合、S86では、表示制御部50は、入力画面を表示部12に表示させる。一方、プリンタ10で表示画面が表示されることを示すProvision Discovery Responseパケットが第1の対象機器に送信された場合、S86では、表示制御部50は、表示画面を表示部12に表示させる。S86を終えると、S88に進む。
S88では、第2の受信制御部44は、第2の対象機器から接続要求パケットを受信することを監視する。S88でYESの場合(第2の受信制御部44が接続要求パケットを受信する場合)、S90に進む。S88でNOの場合(第2の受信制御部44が接続要求パケットを受信しない場合)、S100に進む。S100の処理は、上記の図3のS46の処理と同様である。
S90では、パケット送信制御部46は、接続要求パケットがP2P情報を含むか否かを判断する。S90でYESの場合(接続要求パケットがP2P情報を含む場合)、S92に進む。WFD対応機器(WFD対応PBC機器又はWFD対応PIN機器)は、通常、P2P情報を含むProbe Requestパケットをプリンタ10に送信した後に(図2のS16でYES)、P2P情報を含む接続要求パケットをプリンタ10に送信する(図5のS90でYES)。そのため、S90でYESの場合、第2の対象機器は、第1の対象機器に一致する。一方、S90でNOの場合(接続パケットがP2P情報を含まない場合)、S88に戻る。S90でNOの場合、第1の対象機器は、第2の対象機器に一致しない。例えば、上記の直接接続機器である第2の対象機器から受信される接続要求パケットは、P2P情報を含まないために、S90でNOと判断される。この場合、S92以降の処理が実行されず、パケット送信制御部46は、第1の対象機器に一致しない第2の対象機器(即ち直接接続機器)にOKパケットを送信しない。
S92では、パケット送信制御部46は、第2の対象機器にOKパケットを送信する。ここで、プリンタ10の表示部12又は第2の対象機器の表示部に表示された入力画面(S86参照)に、PINコードが入力されている場合には、S94に進む。なお、S82でYESの場合(第1の対象機器がWFD対応PBC機器である場合)、PINコードが入力されず、S94に進む。
S94〜S98の処理は、図3のS40〜S44(第1の対象機器がWFD対応PIN機器である場合)又は図4のS68〜S72(第1の対象機器がWFD対応PBC機器である場合)と同様である。
(比較例の各機器で実行される処理:図6)
図6を参照して、比較例の各機器で実行される処理の内容を説明する。図6では、G/O(AP)として動作するプリンタ110とPC160との間で、WPSのPINコード方式で無線接続が確立されるべき状況を想定している。図6のプリンタ110は、WFD対応機器である。PC160、180は、WFD非対応機器である。
ユーザは、プリンタ110の操作部において、PINコード方式を選択するための方式選択操作を実行する。ユーザは、さらに、PC160の操作部において、PINコード方式を選択するための方式選択操作を実行する。この場合、PC160は、PINコードを表示するための表示画面を、PC160の表示部に表示させる。
PC160は、Probe Requestパケットをプリンタ110に無線で送信する。Probe Requestパケットは、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。プリンタ110は、Probe Requestパケットを受信すると、Probe ResponseパケットをPC160に送信する。PC160は、プリンタ110からProbe Responseパケットを受信すると、プリンタ110に関する情報を示すデバイスリストを、PC160の表示部に表示させる。ユーザは、PC160の操作部において、デバイスリストからプリンタ110を選択する。
PC160においてプリンタ110が選択される前に、他のユーザが、PC180の操作部において、プリンタ110に接続要求パケットを送信するための上記の直接接続操作を実行する。この場合、PC180(即ち直接接続機器)は、プリンタ110に接続要求パケットを無線で送信する。プリンタ110は、PC180から接続要求パケットを受信すると、OKパケットをPC180に無線で送信する。
プリンタ110は、PC180にOKパケットを送信すると、入力画面を表示部に表示させる。しかしながら、この場合、PC180の表示部には表示画面が表示されない。PC180では、直接接続操作が実行され、PINコード方式を選択するための方式選択操作が実行されていないからである。そのため、ユーザは、プリンタ110に表示された入力画面にPINコードを入力することができない。
この状態で、さらに、ユーザが、PC160に表示されたデバイスリストからプリンタ110を選択すると、PC160は、プリンタ110に接続要求パケットを無線で送信する。ただし、プリンタ110は、PC160から接続要求パケットを受信しても、PC160との間で無線接続を確立するためのシーケンスに進むことができない。プリンタ110は、PC160から接続要求パケットを受信する前に、PC180から接続要求パケットを受信してOKパケットを送信しており、この結果、PC180との間で無線接続を確立するためのシーケンス(即ち、PC180との間で無線接続を確立するための通信のみを許容するシーケンス)に進んでしまうからである。この結果、PC160を無線ネットワークに参加させることができない。即ち、比較例の構成では、ユーザが、プリンタ110を含む既存の無線ネットワークに、WFD非対応PIN機器であるPC160を参加させることを望んでいる場合に、プリンタ110が、直接接続機器であるPC180から接続要求パケットを受信すると、無線ネットワークにPC160を適切に参加させることができない。なお、上述したように、プリンタ110にPINコードを入力することができないために、PC180を無線ネットワークに参加させることもできない。
(本実施例の各機器で実行される処理(ケースA1):図7)
図7では、G/Oとして動作するプリンタ10とPC60(WFD非対応機器)との間で、WPSのPINコード方式で無線接続が確立されるべき状況を想定している。
比較例と同様に、ユーザは、プリンタ10の操作部14において、PINコード方式を選択するための方式選択操作を実行する。さらに、ユーザは、PC60の操作部において、PINコード方式を選択するための方式選択操作を実行する。この場合、PC60は、PINコードを表示するための表示画面を、PC60の表示部に表示させる。次いで、PC60は、Probe Requestパケットをプリンタ10に無線で送信する。
PC60から受信されるProbe Requestパケットは、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。従って、プリンタ10は、図2のS16でNOと判断し、S18でNOと判断する。この結果、プリンタ10は、Probe Requestパケットに含まれるPC60のMACアドレスをメモリ32に記憶させる(図3のS30)。
比較例と同様に、PC60は、プリンタ10からProbe Responseパケットを受信すると、プリンタ10に関する情報を示すデバイスリストを、PC60の表示部に表示させる。
PC60においてプリンタ10が選択される前に、他のユーザが、PC80の操作部において、上記の直接接続操作を実行する。この場合、PC80は、プリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する。
プリンタ10は、PC80から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットに含まれるPC80のMACアドレスと、メモリ32に記憶されているPC60のMACアドレスと、が一致しないと判断する(図3のS34でNO)。この場合、プリンタ10は、PC80にOKパケットを送信しない。このために、プリンタ10は、PC80との間で無線接続を確立するためのシーケンスに進まずに、PC60から接続要求パケットを受信するのを監視することができる。
次いで、PC60においてプリンタ10が選択されると、PC60は、プリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する。プリンタ10は、PC60から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットに含まれるPC60のMACアドレスと、メモリ32に記憶されているPC60のMACアドレスと、が一致すると判断する(図3のS34でYES)。そのため、プリンタ10は、PC60にOKパケットを送信する(図3のS36)。プリンタ10は、PC60にOKパケットを送信すると、入力画面を表示部に表示させる(図3のS38)。
ユーザは、PC60に表示されたPINコードを、プリンタ10に表示された入力画面に入力する。この結果、プリンタ10とPC60との間で、WPSネゴシエーション及び無線接続が実行される(図3のS40、S42)。これにより、PC60は、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークのクライントとして動作することができる。本ケースによると、直接接続機器であるPC80からプリンタ10に接続要求パケットが送信されても、プリンタ10は、PC80にOKパケットを送信しないために、PC80と無線接続を確立するためのシーケンスに進まない。このために、WFD非対応PIN機器であるPC60からプリンタ10に接続要求パケットが送信される場合に、プリンタ10は、PC60にOKパケットを送信して、PC60と無線接続を確立するためのシーケンス(図3のS38〜S44)に進むことができる。この結果、WFD非対応PIN機器であるPC60を、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークのクライントとして適切に動作させることができる。
(本実施例の各機器で実行される処理(ケースA2):図8)
図8でも、ケースA1(図7参照)と同様に、G/Oとして動作するプリンタ10とPC60(WFD非対応機器)との間で、WPSのPINコード方式で無線接続が確立されるべき状況を想定している。
ケースA2では、プリンタ10でPINコード方式を選択するための方式選択操作が行われた後に、PC60で方式選択操作が実行されるべきところ、ユーザが誤ってPC80で方式選択操作を実行する場合を想定している。この場合、PC80は、表示画面をPC80の表示部に表示させた後に、Probe Requestパケットをプリンタ10に無線で送信する。
PC80から受信されるProbe Requestパケットは、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。従って、プリンタは、Probe Requestパケットに含まれるPC80のMACアドレスをメモリ32に記憶させる(図3のS30)。PC80は、プリンタ10からProbe Responseパケットを受信すると、プリンタ10に関する情報を示すデバイスリストを、PC80の表示部に表示させる。
ユーザは、誤ってPC80で方式選択操作を実行したことに気づき、PC60で方式選択操作を実行する。この場合、PC60は、PINコードを表示する表示画面を表示部に表示させ、Probe Requestパケットをプリンタ10に無線で送信する。
PC60から受信されるProbe Requestパケットも、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない。従って、プリンタ10は、Probe Requestパケットに含まれるPC60のMACアドレスをメモリ32に記憶させる(図3のS30)。この際、プリンタ10は、既にメモリ32に記憶されているPC80のMACアドレスに代えて、PC60のMACアドレスをメモリ32に記憶させる(書き換える)。PC60は、プリンタ10からProbe Responseパケットを受信すると、プリンタ10に関する情報を示すデバイスリストをPC60の表示部に表示させる。
次いで、PC60においてプリンタ10が選択されると、PC60は、プリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する。プリンタ10は、PC60から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットに含まれるPC60のMACアドレスと、メモリ32に記憶されているPC60のMACアドレスと、が一致すると判断する(図3のS34でYES)。そのため、プリンタ10は、PC60にOKパケットを送信する(図3のS36)。以降の各処理は、ケースA1と同様である(図3のS38〜S44)。
本ケースでは、ユーザが、誤ってPC80で方式選択操作を実行し、その後、PC60で方式選択操作を実行する場合に、PC60を、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークのクライアントとして適切に動作させることができる。
(本実施例の各機器で実行される処理(ケースB):図9)
図9では、G/Oとして動作するプリンタ10とPC60(WFD非対応機器)との間で、WPSのPBC方式で無線接続が確立されるべき状況を想定している。
ユーザは、プリンタ10の操作部14において、PBC方式を選択するための方式選択操作を実行する。さらに、ユーザは、PC60の操作部において、PBC方式を選択するための方式選択操作を実行する。この場合、PC60は、Probe Requestパケットをプリンタ10に無線で送信する。なお、この際に、PC60は、表示部に表示画面を表示させない。
PC60から受信されるProbe Requestパケットは、P2P情報を含まないが、PBC情報を含む。従って、プリンタ10は、図2のS16でNOと判断し、S18でYESと判断する。この結果、プリンタ10は、PC60のMACアドレスをメモリ32に記憶させない。PC60は、プリンタ10からProbe Responseパケットを受信すると、プリンタ10に関する情報を示すデバイスリストをPC60の表示部に表示させる。
PC60においてプリンタ10が選択される前に、他のユーザが、PC80において、上記の直接接続操作を実行する。この場合、PC80は、プリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する。
プリンタ10は、PC80から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットにPBC情報が含まれていないと判断する(図4のS64でNO)。この場合、プリンタ10は、PC80にOKパケットを送信しない。このために、プリンタ10は、PC80との間で無線接続を確立するためのシーケンスに進まずに、PC60から接続要求パケットを受信するのを監視することができる。
次いで、PC60においてプリンタ10が選択されると、PC60は、プリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する。プリンタ10は、PC60から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットにPBC情報が含まれると判断する(図4のS64でYES)。この場合、プリンタ10は、PC60にOKパケットを送信する(図4のS66)。PC60にOKパケットを送信すると、プリンタ10とPC60との間で、WPSネゴシエーション及び無線接続が実行される(図4のS68、S42)。これにより、WFD非対応PBC機器であるPC60を、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークのクライアントとして適切に動作させることができる。
(本実施例の各機器で実行される処理(ケースC):図10)
図10では、G/Oとして動作するプリンタ10とデバイス状態のPC70(WFD対応機器)との間で、WPSのPINコード方式で無線接続が確立されるべき状況を想定している。
ケースCでも、ユーザは、プリンタ10でPINコード方式を選択するための方式選択操作を実行する。さらに、ユーザは、PC70でPINコード方式を選択するための方式選択操作を実行する。この場合、PC70は、Probe Requestパケットをプリンタ10に無線で送信する。
PC70から受信されるProbe Requestパケットは、P2P情報を含むが、PBC情報は含まない。従って、プリンタ10は、図2のS16でYESと判断する。この結果、プリンタ10は、プリンタ10は、PC70のMACアドレスをメモリ32に記憶させない。PC70は、プリンタ10からProbe Responseパケットを受信すると、プリンタ10に関する情報を示すデバイスリストをPC70の表示部に表示させる。
次いで、PC70においてプリンタ10が選択されると、PC70は、自機の状態をデバイス状態からクライアント状態に移行させる。次いで、PC70は、表示/入力選択画面をPC70の表示部に表示させる。表示/入力選択画面は、PINコードを表示するための表示画面と、PINコードを入力するための入力画面と、のどちらを、PC70の表示部に表示させるのかをユーザに選択させる画面である。ユーザは、PC70の操作部を操作して、表示画面を表示させることを選択する選択操作を実行する。
次いで、PC70とプリンタ10との間で、プロビジョニング処理(図5のS84)が行われる。プロビジョニング処理が終了すると、プリンタ10は、PINコードを入力するための入力画面を表示部12に表示させる。一方、PC70は、PINコードを表示するための表示画面を表示部に表示させる。
PC70がプリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する前に、PC80において直接接続操作が行われる。この場合、PC80は、プリンタ10に、接続要求パケットを無線で送信する。
プリンタ10は、PC80から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットにP2P情報が含まれていないと判断する(図5のS90でNO)。この場合、プリンタ10は、PC80にOKパケットを送信しない。このために、プリンタ10は、PC80との間で無線接続を確立するためのシーケンスに進まずに、PC70から接続要求パケットを受信するのを監視することができる。
次いで、PC70は、プリンタ10に接続要求パケットを無線で送信する。プリンタ10は、PC70から接続要求パケットを受信すると、接続要求パケットにP2P情報が含まれると判断する(図5のS90でYES)。この場合、プリンタ10は、PC70にOKパケットを送信する(図5のS92)。この結果、プリンタ10とPC70との間で、WPSネゴシエーション及び無線接続が実行される(図5のS94、S96)。これにより、WFD対応機器であるPC70を、プリンタ10を含む既存の無線ネットワークのクライントとして適切に動作させることができる。
(本実施例の効果)
本実施例では、プリンタ10は、第1の対象機器から受信されるProbe Requestパケットが、P2P情報とPBC情報のどちらか一方を含む場合(図2のS16でYES又はS18でYESの場合)に、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させない。この場合、プリンタ10は、第2の対象機器から接続要求パケットが受信されると(図4のS62でYES又は図5のS88でYES)、第1の対象機器に一致する第2の対象機器にOKパケットを送信して(図4のS66又は図5のS92)、第1の対象機器に一致する第2の対象機器に無線プロファイルを送信する(図4のS68又は図5のS94)。この結果、第1の対象機器を、無線ネットワークのクライアントとして適切に動作させることができる。
また、プリンタ10は、第1の対象機器から受信されるProbe Requestパケットが、P2P情報とPBC情報のどちらも含まない場合(図2のS16でNO及びS18でNOの場合)に、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させる(図3のS30)。この場合、プリンタ10は、メモリ32内の第1の対象機器のMACアドレスと、第2の対象機器のMACアドレスと、が一致すると(図3のS34でYESの場合)、第1の対象機器に一致する第2の対象機器にOKパケットを送信して(図3のS36)、対象デバイスに一致する第1の外部デバイスに無線プロファイルを送信する(図3のS40)。この結果、第1の対象機器を、無線ネットワークのクライアントとして適切に動作させることができる。一方において、プリンタ10は、メモリ32内の第1の対象機器のMACアドレスと、第2の対象機器のMACアドレスと、が一致しないと(図3のS34でNOの場合)、第2の対象機器にOKパケットを送信しない。これにより、第1の対象機器とは異なる機器にOKパケットが送信された結果として、第1の対象機器が無線ネットワークのクライアントとして動作することができなくなるという事象(図6の比較例の事象)が発生するのを抑制することができる。このために、第1の対象機器を、無線ネットワークのクライアントとして適切に動作させることができる。
また、本実施例では、図7に示されるように、プリンタ10は、第1の対象機器(PC60)のMACアドレスがメモリ32に記憶される場合には、第2の対象機器(PC60)から接続要求パケットが受信された後に、入力画面を表示部12に表示させる。一方、図10に示されるように、プリンタ10は、第1の対象機器(PC70)のMACアドレスがメモリ32に記憶されない場合には、第2の対象機器(PC70)から接続要求パケットが受信される前に、入力画面と表示画面とのどちらか一方を、表示部12に選択的に表示させる。即ち、プリンタ10は、第1の対象機器のMACアドレスがメモリ32に記憶されるのか否かに応じて、入力画面を表示させるのか、入力画面と表示画面とのどちらか一方を選択的に表示させるのか、を変える。従って、プリンタ10は、適切な画面を適切なタイミングで表示部12に表示させることができる。
(対応関係)
本実施例と本発明の対応関係を説明する。プリンタ10が「無線通信装置」の一例である。また、第1の対象機器が「対象デバイス」の一例である。第2の対象機器が「第1の外部デバイス」及び「第2の外部デバイス」の一例である。また、PC60のMACアドレスが「第1の特定情報」及び「対象デバイス識別情報」の一例である。即ち、本実施例では、「第1の特定情報」と「対象デバイス識別情報」とが一致する。また、図8において、PC80のMACアドレスが「第2の特定情報」の一例である。PINコードが「認証情報」の一例である。PBC情報、P2P情報が、それぞれ、「第1の所定情報」、「第2の所定情報」の一例である。図3のS34でYESの場合、S34でNOの場合が、それぞれ、「第1の場合」、「第2の場合」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の実施例では、記憶制御部42は、第1の対象機器から受信されるProbe Requestパケットが、P2P情報とPBC情報とのどちらも含まない場合に、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させる。これに代えて、記憶制御部42は、第1の対象機器から受信されるProbe Requestパケットが、P2P情報を含むが、PBC情報を含まない場合に、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させてもよい。この場合、図5のS90において、パケット送信制御部46は、第1の対象機器のMACアドレスと第2の対象機器のMACアドレスとが一致するのか否かを判断してもよい。この場合、PBC情報が「第1の所定情報」の一例である。また、記憶制御部42は、第1の対象機器から受信されるProbe Requestパケットが、PBC情報を含むが、P2P情報を含まない場合に、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させてもよい。この場合、図4のS64において、パケット送信制御部46は、第1の対象機器のMACアドレスと第2の対象機器のMACアドレスとが一致するのか否かを判断してもよい。この場合、P2P情報が「第1の所定情報」の一例である。
(変形例2)上記の実施例では、記憶制御部42は、Probe Requestパケットが、P2P情報とPBC情報のいずれか一方を含む場合には、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させない。これに代えて、記憶制御部42は、Probe RequestパケットがP2P情報又はPBC情報を含むか否かに関わらず、第1の対象機器のMACアドレスをメモリ32に記憶させてもよい。その場合、第1の対象機器のMACアドレスに対応付けて、第1の対象機器が、「WFD非対応PIN機器」、「WFD非対応PBC機器」、「WFD対応PIN機器」、及び、「WFD対応PBC機器」のいずれの種類の機器であるのかを示す情報をメモリ32に記憶させてもよい。さらに、パケット送信制御部46は、メモリ32にMACアドレスと「WFD非対応PIN機器」であることを示す情報との組み合わせが記憶されている場合に、第2の対象機器のMACアドレスと、メモリ32に記憶されたMACアドレスと、が一致するか否かの判断(図3のS34の判断)を実行し、メモリ32にMACアドレスと他の種類の機器であることを示す情報との組み合わせが記憶されている場合に、上記の判断を実行しなくてもよい。この変形例では、MACアドレスと「WFD非対応PIN機器」であることを示す情報との組み合わせが「第1の特定情報」及び「第2の特定情報」の一例である。そして、MACアドレスが「対象デバイス識別情報」の一例である。一般的に言うと、「第1の特定情報」は、「対象デバイス識別情報」のみを含んでいてもよいし(実施例)、「対象デバイス識別情報」のみならず他の情報(例えば、機器の種類を示す情報)を含んでいてもよい(本変形例)。
(変形例3)第1の対象機器のMACアドレスがメモリ32に記憶される場合に、入力画面を表示部12に表示させるタイミングは、第2の対象機器から接続要求パケットが受信された後(図7参照)に限られず、第2の対象機器から接続要求パケットが受信される前であってもよい。また、第1の対象機器のMACアドレスがメモリ32に記憶されない場合に、入力画面と表示画面とのどちらか一方を表示部12に選択的に表示させるタイミングは、第2の対象機器から接続要求パケットが受信される前(図10参照)に限られず、第2の対象機器から接続要求パケットが受信された後であってもよい。一般的に言うと、表示制御部は、第1の特定情報がメモリに記憶される場合に、入力画面を表示部に表示させ、第1の特定情報がメモリに記憶されない場合に、入力画面と表示画面とのどちらか一方を表示部に選択的に表示させればよい。
(変形例4)上記の実施例では、プリンタ10は、WFD対応機器であるが、WFD非対応機器であってもよい。一般的に言うと、「無線通信装置」は、WFD対応機器であってもよいし、一般的なAPのようなWFD非対応機器であってもよい。
(変形例5)「無線通信装置」は、プリンタ10に限られず、無線通信可能な他の機器(例えば、携帯電話、PDA、PC、サーバ、FAX装置、コピー機、スキャナ、多機能機等)であってもよい。
(変形例6)上記の実施例では、プリンタ10のCPU30がソフトウェアに従って処理を実行することによって、各部40〜50が実現される。これに代えて、各部40〜50のうちの少なくとも一部は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:プリンタ、60:PC、70:PC、80:PC

Claims (9)

  1. 無線ネットワークの親局として動作する無線通信装置であって、
    前記無線ネットワークの子局として動作すべき対象デバイスから、前記対象デバイスを識別するための対象デバイス識別情報を含む第1種のパケットを受信する第1の受信制御部と、
    前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、第1の所定情報を含まない場合に、前記対象デバイス識別情報を含む第1の特定情報をメモリに記憶させ、前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、前記第1の所定情報を含む場合に、前記第1の特定情報を前記メモリに記憶させない記憶制御部と、
    前記第1種のパケットが受信された後に、第1の外部デバイスから、前記第1の外部デバイスを識別するための第1の外部デバイス識別情報を含む第2種のパケットを受信する第2の受信制御部と、
    前記第1の特定情報が前記メモリに記憶され、かつ、前記第1の外部デバイスから前記第2種のパケットが受信される場合において、
    前記第1の特定情報に含まれる前記対象デバイス識別情報と、前記第1の外部デバイス識別情報と、が一致する第1の場合に、前記第1の外部デバイスが前記無線ネットワークの子局として動作することを許可するための第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致する前記第1の外部デバイスに送信し、
    前記第1の特定情報に含まれる前記対象デバイス識別情報と、前記第1の外部デバイス識別情報と、が一致しない第2の場合に、前記第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致しない前記第1の外部デバイスに送信せず、
    前記第1の特定情報が前記メモリに記憶されず、かつ、前記第1の外部デバイスから前記第2種のパケットが受信される場合に、前記第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致する前記第1の外部デバイスに送信する、パケット送信制御部と、
    前記第3種のパケットが前記第1の外部デバイスに送信される場合に、前記第1の外部デバイスが前記無線ネットワークの子局として動作するために必要な無線プロファイルを、前記第1の外部デバイスに送信するプロファイル送信制御部と、
    を備える無線通信装置。
  2. 前記第2の受信制御部は、前記第2の場合に、さらに、前記第1の外部デバイスとは異なる第2の外部デバイスから、前記第2の外部デバイスを識別するための第2の外部デバイス識別情報を含む前記第2種のパケットを受信し、
    前記パケット送信制御部は、前記第1の特定情報に含まれる前記対象デバイス識別情報と、前記第2の外部デバイス識別情報と、が一致する場合に、前記第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致する前記第2の外部デバイスに送信し、
    前記プロファイル送信制御部は、前記第3種のパケットが前記第2の外部デバイスに送信される場合に、前記無線プロファイルを、前記第2の外部デバイスに送信する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の特定情報が前記メモリに記憶される場合に、認証情報を入力するための入力画面を、前記無線通信装置の表示部に表示させ、前記第1の特定情報が前記メモリに記憶されない場合に、前記入力画面と、前記認証情報を表示するための表示画面と、のどちらか一方を、前記表示部に選択的に表示させる表示制御部をさらに備える、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記第1の特定情報が前記メモリに記憶される場合に、前記第1の外部デバイスから前記第2種のパケットが受信された後に、前記入力画面を前記表示部に表示させ、
    前記第1の特定情報が前記メモリに記憶されない場合に、前記第1の外部デバイスから前記第2種のパケットが受信される前に、前記入力画面と前記表示画面とのどちらか一方を、前記表示部に選択的に表示させる、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1の受信制御部は、前記対象デバイスから前記第1種のパケットを受信する前に、他のデバイスから、前記他のデバイスを識別するための他のデバイス識別情報を含む前記第1種のパケットを受信し、
    前記記憶制御部は、前記他のデバイスから受信される前記第1種のパケットが、前記第1の所定情報を含まない場合に、前記他のデバイス識別情報を含む第2の特定情報を前記メモリに記憶させ、
    前記記憶制御部は、前記メモリ内に前記第2の特定情報が記憶されている場合であり、かつ、前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、前記第1の所定情報を含まない場合に、前記メモリ内の前記第2の特定情報に代えて、前記第1の特定情報を前記メモリに記憶させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記記憶制御部は、
    前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、前記第1の所定情報と、前記第1の所定情報とは異なる第2の所定情報と、のどちらも含まない場合に、前記第1の特定情報を前記メモリに記憶させ、
    前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、前記第1の所定情報と前記第2の所定情報との少なくとも一方を含む場合に、前記第1の特定情報を前記メモリに記憶させない、請求項1から5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 前記第1の所定情報は、前記対象デバイスが、プッシュボタン方式に従って前記無線ネットワークに参加することを示すPBC情報であり、
    前記第2の所定情報は、前記対象デバイスが、Wi-Fi Directに基づく前記無線ネットワークへの参加方式に従って、前記無線ネットワークに参加することを示すWFD情報である、請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記第1種のパケットは、Probe Requestパケットであり、
    前記第2種のパケットは、接続要求パケットであり、
    前記第3種のパケットは、前記接続要求パケットに対する応答パケットであるOKパケットである、請求項1から7のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  9. 無線ネットワークの親局として動作する無線通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記無線通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記無線ネットワークの子局として動作すべき対象デバイスから、前記対象デバイスを識別するための対象デバイス識別情報を含む第1種のパケットを受信する第1の受信制御処理と、
    前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、第1の所定情報を含まない場合に、前記対象デバイス識別情報を含む第1の特定情報をメモリに記憶させ、前記対象デバイスから受信される前記第1種のパケットが、前記第1の所定情報を含む場合に、前記第1の特定情報を前記メモリに記憶させない記憶制御処理と、
    前記第1種のパケットが受信された後に、第1の外部デバイスから、前記第1の外部デバイスを識別するための第1の外部デバイス識別情報を含む第2種のパケットを受信する第2の受信制御処理と、
    前記第1の特定情報が前記メモリに記憶され、かつ、前記第1の外部デバイスから前記第2種のパケットが受信される場合において、
    前記第1の特定情報に含まれる前記対象デバイス識別情報と、前記第1の外部デバイス識別情報と、が一致する第1の場合に、前記第1の外部デバイスが前記無線ネットワークの子局として動作することを許可するための第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致する前記第1の外部デバイスに送信し、
    前記第1の特定情報に含まれる前記対象デバイス識別情報と、前記第1の外部デバイス識別情報と、が一致しない第2の場合に、前記第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致しない前記第1の外部デバイスに送信せず、
    前記第1の特定情報が前記メモリに記憶されず、かつ、前記第1の外部デバイスから前記第2種のパケットが受信される場合に、前記第3種のパケットを、前記対象デバイスに一致する前記第1の外部デバイスに送信する、パケット送信制御処理と、
    前記第3種のパケットが前記第1の外部デバイスに送信される場合に、前記第1の外部デバイスが前記無線ネットワークの子局として動作するために必要な無線プロファイルを、前記第1の外部デバイスに送信するプロファイル送信制御処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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