JP6915414B2 - 通信装置 - Google Patents

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    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Description

本明細書では、外部装置との無線接続を確立することが可能な通信装置を開示する。
従来、一対の機器の間にWi−Fi方式に従った無線接続を簡単に確立するための技術であるWPS(Wi-Fi Protected Setupの略)が存在する。例えば、一方の機器は、他方の機器から接続要求を受信すると、ユーザ操作(例えば、プッシュボタン操作)を待機するための待機画面を表示する。待機画面が表示されている状態でユーザ操作が実行されると、一対の機器の間で、WPSに従った通信、即ち、無線接続を確立するための無線設定情報の遣り取りが実行され、Wi−Fi方式に従った無線接続が確立される。このようにユーザは、例えばプッシュボタン操作のような簡単な操作を実行するだけで、一対の機器の間に無線接続を確立させることができる。
また、一対の機器の間で、例えばNFC(Near Field Communicationの略)通信のような近距離無線通信が実行されることに応じて、WPSに従った通信が実行されて、Wi−Fi方式に従った無線接続が確立される技術も存在する。なお、WPS、およびNFC通信が実行されることに応じてWPSに従った通信が実行されてWi−Fi方式に従った無線接続が確立される点については、例えば非特許文献1に開示されている。
Wi-Fi Peer to Peer (P2P) Technical Specification Version 1.5 (Wi-Fi Alliance, 2014)
ところで従来の通信装置では、前述のような第1の外部装置からの接続要求の受信と、前述のような第2の外部装置との近距離無線通信の確立とが、近いタイミングで起こる場合について考慮されていなかった。本明細書では、このような状況において、通信装置が適切な外部装置と無線接続を確立するための技術を提供する。
本明細書に開示する通信装置は、第1の無線インタフェースと、第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい、前記第2の無線インタフェースと、表示部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の無線インタフェースを介して第1の外部装置から接続要求を受信する受信部と、前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記接続要求が受信される場合に、前記第1の外部装置の第1のユーザによる操作部への操作を待機するための待機画面を前記表示部に表示させる第1の表示制御部と、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される第1の場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第1の外部装置と確立する第1の確立制御部と、前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記接続要求が受信されず、前記待機画面が前記表示部に表示されていない状態で、前記第1の外部装置とは異なる第2の外部装置の第2のユーザによる前記第2の外部装置への操作に応じて、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と確立される第2の場合に、前記待機画面を前記表示部に表示させることなく、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立する第2の確立制御部と、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行されずに、前記第2の外部装置の前記第2のユーザによる前記第2の外部装置への前記操作に応じて、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と確立される第3の場合において、さらに、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立せずに、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第1の外部装置と確立する第3の確立制御部と、を備える。
通信装置において、第2の無線インタフェースを介した第1の外部装置からの接続要求に応じて待機画面が表示されている状態で、第1のユーザによる操作部への操作が実行される前に、第2のユーザによる第2の外部装置への操作に応じて、第1の無線インタフェースを介した無線接続が第2の外部装置と確立される状況を想定する。このような状況において、待機画面が表示されている状態で、第1のユーザによる操作部への操作が実行される場合、第1のユーザは第1の外部装置と通信装置との無線接続を所望する可能性が高い。通信装置は、このような状況において、第2の外部装置ではなく、第1の外部装置と第2の無線インタフェースを介した無線接続を確立する。このように、通信装置は、第2の外部装置との第1の無線インタフェースを介した無線接続の確立よりも先に、第1の外部装置から第2の無線インタフェースを介して接続要求を受信する場合には、第1の外部装置及び第2の外部装置のうち、先に受信された接続要求の送信元である第1の外部装置との無線接続を適切に確立することができる。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と外部装置(第1及び/又は第2の外部装置)とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 多機能機がデバイス状態である状況における各ケースX1,X2,X3のシーケンス図を示す。 デバイス状態の多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 第1の待機処理のフローチャートを示す。 多機能機がG/O状態である状況における各ケースY1,Y2,Y3のシーケンス図を示す。 G/O状態の多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 第2の待機処理のフローチャートを示す。 多機能機がデバイス状態である状況において、待機画面へのユーザ操作が実行されるケースAのシーケンス図を示す。 多機能機がデバイス状態である状況において、NFC接続が確立されるケースBのシーケンス図を示す。 多機能機がデバイス状態である状況において、待機画面が表示されている状態でNFC接続が確立されるケースCのシーケンス図を示す。 比較例1のシーケンス図を示す。 多機能機がG/O状態である状況において、待機画面へのユーザ操作が実行されるケースDのシーケンス図を示す。 多機能機がG/O状態である状況において、NFC接続が確立されるケースEのシーケンス図を示す。 多機能機がG/O状態である状況において、待機画面が表示されている状態でNFC接続が確立されるケースFのシーケンス図を示す。 比較例2のシーケンス図を示す。 第2実施例の多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 多機能機がデバイス状態である状況において、待機画面が表示されている状態でNFC接続が確立される第2実施例のケースGのシーケンス図を示す。 多機能機がG/O状態である状況において、待機画面が表示されている状態でNFC接続が確立される第2実施例のケースHのシーケンス図を示す。 多機能機がデバイス状態である状況において、待機画面が表示されている状態でNFC接続が確立される第3実施例のケースIのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、多機能機10(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)と、携帯端末100と、携帯端末200と、を備える。各デバイス10,100,200は、Wi−Fi方式に従った無線通信であるWi−Fi通信と、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信であるNFC通信と、を実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺装置である。
MFP10には、MACアドレス「M10」及びデバイス名「D10」が割り当てられている。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、Wi−Fiインタフェース(以下ではインタフェースを「I/F」と記載する)20と、NFCI/F22と、制御部30と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネル(即ち、操作部)としても機能する。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
Wi−FiI/F20は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers、 Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に基づく無線通信方式である。Wi−FiI/F20は、特に、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.5」に記述されている無線通信方式である。
MFP10は、WFD方式のG/O(Group Ownerの略)状態、CL(Clientの略)状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態で動作することができる。MFP10がG/O状態で動作する場合には、MFP10は、MFP10が親局(即ちG/O)として動作すると共に外部装置が子局として動作するWFDネットワーク(以下では「WFDNW」と記載する)を形成することができる。また、外部装置がG/O状態で動作する場合には、MFP10は、CL状態で動作して、当該外部装置によって形成されたWFDNWに子局(即ちCL)として参加することができる。なお、デバイス状態は、G/O状態及びCL状態のどちらでもない状態、即ち、MFP10が外部装置との接続を確立していない状態である。
また、Wi−FiI/F20は、Wi−Fi Allianceによって策定されたWPS(Wi-Fi Protected Setupの略)をサポートしている。WPSには、いわゆる自動無線設定または簡単無線設定と呼ばれるものであり、Wi−Fi方式に従った無線接続(以下では「Wi−Fi接続」と呼ぶ)を確立するための無線設定情報(例えば、パスワード、認証方式、暗号化方式等)がユーザによって入力されなくても、一対の機器の間に簡単にWi−Fi接続を確立することができる技術である。特に、Wi−FiI/F20は、WPSのPBC(Push Button Configurationの略)方式をサポートしている。PBC方式は、一対の機器のそれぞれにユーザによって無線接続操作(例えば、ボタンを押す操作)が実行される場合に、一対の機器の間にWi−Fi接続を確立するための方式である。
NFCI/F22は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC14443、15693、18092などの国際標準規格に基づく無線通信方式である。なお、NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイス(NFC Forum Device)と呼ばれるI/Fと、NFCフォーラムタグと呼ばれるI/Fと、が知られている。本実施例では、NFCI/F22は、NFCフォーラムタグである。ただし、変形例では、NFCI/F22は、NFCフォーラムデバイスであってもよい。
次いで、Wi−FiI/F20とNFCI/F22との間の相違点を説明しておく。Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F22を介したNFC通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信における搬送波の周波数(例えば、2.4GHz帯または5.0GHz帯)は、NFCI/F22を介したNFC通信における搬送波の周波数(例えば、13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信を実行可能な最大の距離(例えば、最大で約100m)は、NFCI/F22を介したNFC通信を実行可能な最大の距離(例えば、最大で約10cm)よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。
(携帯端末100の構成)
携帯端末100は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の携帯端末である。携帯端末100には、MACアドレス「M100」及びデバイス名「D100」が割り当てられている。携帯端末100は、操作部112と、表示部114と、Wi−FiI/F120とNFCI/F122と、制御部130と、を備える。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示を携帯端末100に入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部114は、いわゆるタッチパネル(即ち、操作部)としても機能する。Wi−FiI/F120は、MFP10のWi−FiI/F20と同様である。NFCI/F122は、NFCフォーラムデバイスであり、P2P(Peer to Peerの略)モード、Reader/Writerモード、及び、CE(Card Emulationの略)モードのうちのいずれかで動作可能である。特に、本実施例では、NFCI/F122は、Readerモードで動作して、MFP10のNFCI/F22から情報を読み出す(即ち情報を受信する)ことができる。また、NFCI/F122は、Writerモードで動作して、MFP10のNFCI/F22に情報を書き込む(即ち情報を送信する)ことができる。
制御部130は、CPU132と、メモリ134と、を備える。CPU132は、メモリ134に格納されている各プログラム136,138に従って、様々な処理を実行する。OS(Operation Systemの略)プログラム136は、携帯端末100の種々の基本的な動作を制御するためのプログラムである。また、メモリ134は、MFPアプリケーション138を格納する。MFPアプリケーション138は、MFP10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末100にインストールされる。MFPアプリケーション138は、携帯端末100とMFP10との間にWi−Fi接続を確立させたり、携帯端末100とMFP10の間で対象データ(例えば、印刷データ、スキャンデータ等)の通信を実行させたりするためのアプリケーションである。以下では、MFPアプリケーション138のことを単に「アプリ138」と呼ぶ。
携帯端末200は、MACアドレス「M200」及びデバイス名「D200」が割り当てられている点を除いて、携帯端末100と同様の構成を備える。
(ケースX1〜X3;図2)
続いて、図2を参照して、MFP10の動作状態がデバイス状態である状況において、MFP10が各携帯端末100,200との無線接続を確立する各ケースX1〜X3について簡易的に説明する。各ケースX1〜X3は、後述する図3及び図4の説明の理解を容易にするためのものである。したがって、実際には、各ケースX1〜X3に含まれない一又は複数の処理が実行され得る。また、以下では、理解の容易化のため、各デバイス10,100,200の各CPU32,132等が実行する動作を、CPUを主体として記載せずに、デバイス(即ち、MFP10、各携帯端末100,200)を主体として記載する。また、以降の各図では、NFC通信を太線矢印で示し、Wi−Fi通信を細線矢印で示す。
ケースX1では、携帯端末100の操作部112にWFD接続操作が実行される場合に、デバイス状態のMFP10と携帯端末100との間にWi−Fi接続が確立される。携帯端末100は、T10において、操作部112へのWFD接続操作がユーザによって実行されると、T12において、G/O Negotiation要求をMFP10に送信する。
MFP10は、T12において、携帯端末100からG/O Negotiation要求を受信すると、T14において、待機画面を表示部14に表示する。そして、MFP10は、T16において、携帯端末100のユーザから待機画面内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けると、T18において、携帯端末100とG/O Negotiationを実行する。
本ケースでは、G/O Negotiationの結果、MFP10がG/Oとなることが決定され、MFP10は、T20において、デバイス状態からG/O状態に移行する。その後、MFP10は、携帯端末100との接続処理を実行する。この結果、T22において、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。
ケースX2では、NFC接続をトリガとして、MFP10と携帯端末200との間にWi−Fi接続が確立される。T30において、ユーザが携帯端末200をMFP10に近づけると、T32において、携帯端末200のNFCI/F(不図示)とMFP10のNFCI/F22との間にNFC接続が確立される。
MFP10は、T32において、NFC接続が確立されると、T34において、NFC接続を利用して、自身のMACアドレス「M10」と情報「OK」とを携帯端末200に送信する。情報「OK」は、外部装置とのNFC接続をトリガとしてWi−Fi接続を確立可能であることを示す情報である。次いで、MFP10は、T36において、G/O Negotiationを実行することなく、デバイス状態からG/O状態に移行する。その後、MFP10は、携帯端末200との接続処理を実行する。この結果、T38において、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立する。
ケースX3では、ケースX1においてMFP10に待機画面が表示されている状態で、MFP10と携帯端末200との間にNFC接続が確立される。T40〜T44は、ケースX1のT10〜T14と同様である。そして、待機画面が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、T46において、ユーザが携帯端末200をMFP10に近づけると、T48において、携帯端末200のNFCI/F(不図示)とMFP10のNFCI/F22との間にNFC接続が確立される。
MFP10は、T48において、NFC接続が確立されると、T50において、NFC接続を利用して、自身のMACアドレス「M10」及び情報「NG」を携帯端末200に送信する。情報「NG」は、外部装置とのNFC接続をトリガとしてWi−Fi接続を確立不可能であることを示す情報である。
その後、T52において、MFP10は、携帯端末100のユーザから待機画面内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けると、T54において、携帯端末100とG/O Negotiationを実行する。T54〜T58は、ケースX1のT18〜T22と同様である。このように、MFP10は、携帯端末200とのNFC接続の確立よりも先に、携帯端末100からG/O Negotiation要求を受信する場合には、携帯端末100及び携帯端末200のうち、先に受信されたG/O Negotiation要求の送信元の携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。
(デバイス状態のMFP10が実行する処理;図3及び図4)
続いて、図3及び図4を参照して、MFP10の動作状態がデバイス状態である場合に、MFP10のCPU32がプログラム36に従って実行する処理の内容を説明する。図3及び図4の処理によって図2のケースX1〜X3が実現される。
MFP10は、WFD機能が無効化されている状態(即ち、G/O状態、CL状態、及び、デバイス状態のいずれでもない状態)において、WFD機能を有効化するための操作が操作部12に実行される場合に、デバイス状態で動作する。CPU32は、WFD機能が無効化されている状態では、WFD方式に従ったWi−Fi接続を確立するための処理(例えば後述のS10等の処理)を実行せず、デバイス状態で動作する場合には、当該処理を実行する。また、CPU32は、WFD機能が無効化されている状態からデバイス状態に移行する場合に、MFP10のMACアドレス「M10」及び情報「OK」をNFCI/F22に供給して、MACアドレス「M10」及び情報「OK」をNFCI/F22のメモリ(図示省略)に記憶させる。
S10において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、携帯端末(例えば携帯端末100)からProbe要求を受信することを監視する。当該Probe要求は、携帯端末からブロードキャストによって送信される信号(即ち、宛先が特定されていない信号)であり、Wi−Fi接続を確立可能な装置を検索するための信号である。CPU32は、Probe要求を受信すると(S10でYES)、S20において、Wi−FiI/F20を介して、MACアドレス「M10」とデバイス名「D10」とを含むProbe応答を携帯端末に送信する。以下では、S10のProbe要求の送信元の携帯端末のことを「第1携帯端末」と呼ぶ。
S30において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、第1携帯端末からG/O Negotiation要求を受信することを監視する。G/O Negotiation要求は、Wi−Fi接続の確立をMFP10に要求するための信号であり、具体的には、G/O Negotiationと呼ばれる通信を実行することを要求するための信号である。G/O Negotiationは、MFP10及び第1携帯端末のどちらが親局(即ち、G/O)として動作すべきかを決定するための通信である。CPU32は、G/O Negotiation要求を受信すると(S30でYES、図2のT12,T42参照)、S40において、Wi−FiI/F20を介して、G/O Negotiation応答を第1携帯端末に送信する。当該G/O Negotiation応答は、G/O Negotiationを実行不可能であることを示す情報「Failure」を含む。したがって、この時点では、MFP10がG/O及びCLのどちらとして動作すべきかが決定されない。
S50において、CPU32は、待機画面を表示部14に表示させる(図2のT14,T44参照)。待機画面は、第1携帯端末とのWi−Fi接続を確立するためのユーザ操作を待機するための画面である。具体的には、待機画面は、第1携帯端末とのWi−Fi接続を確立するのか否かをユーザに問い合わせるためのメッセージと、OKボタンと、を含む。
S60において、CPU32は、情報「NG」をNFCI/F22に供給して、情報「OK」に代えて情報「NG」をNFCI/F22のメモリに記憶させる。そして、S70において、CPU32は、第1の待機処理(図4参照)を実行する。
また、CPU32は、S10において、第1携帯端末からProbe要求を受信することを監視するとともに、S80において、NFCI/F22を介したNFC接続が携帯端末(例えば携帯端末200)と確立されることを監視する。ユーザが携帯端末をMFP10に近づけると、携帯端末のNFCI/FとMFP10のNFCI/F22との間の距離が、NFC接続を確立可能な最大の距離(例えば、10cm)よりも小さくなる。この結果、MFP10と携帯端末との間のNFC接続が確立される(図2のT32参照)。CPU32は、NFC接続が確立されたことを示す情報をNFCI/F22から取得する場合に、S80でYESと判断して、S90に進む。以下では、S80のNFC接続が確立された携帯端末のことを「第2携帯端末」と呼ぶ。なお、NFCI/F22は、確立済みのNFC接続を利用して、NFCI/F22のメモリに記憶されているMACアドレス「M10」及び情報「OK」を第2携帯端末に送信する(図2のT34参照)。これにより、MFP10は、NFC接続をトリガとして、MACアドレス「M10」を有するMFP10とのWi−Fi接続を確立可能であることを第2携帯端末に知らせることができる。
S90において、CPU32は、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる(図2のT36参照)この際に、CPU32は、SSID(Service Set Identifierの略)、パスワード等を生成する。SSIDは、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWを識別するための識別子である。パスワードは、当該WFDNWで認証及び暗号化に利用される。
そして、S100において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、第2携帯端末との接続処理を実行する。具体的には、CPU32は、第2携帯端末からブロードキャストによって送信されたProbe要求を受信することに応じて、MACアドレス「M10」と、生成済みのSSIDと、を含むProbe応答を第2携帯端末に送信する。S80でMACアドレス「M10」が第2携帯端末に送信されているので、当該MACアドレス「M10」を含むProbe応答を第2携帯端末に送信すれば、接続対象のMFP10が存在することを第2携帯端末に知らせることができる。次いで、CPU32は、第2携帯端末からProvision Discovery要求を受信することに応じて、Provision Discovery応答を第2携帯端末に送信する。Provision Discovery要求は、Wi−Fi接続を確立することを要求するための信号である。次いで、CPU32は、第2携帯端末からProbe要求を受信することに応じて、生成済みのSSIDと情報「Device Password ID = 0x0004」とを含むProbe応答を第2携帯端末に送信する。当該Probe要求は、S80のNFC接続を利用して第2携帯端末に送信されたSSIDを含む。即ち、当該Probe要求は、第2携帯端末からユニキャストによって送信される信号(即ち、宛先が特定されている信号)であり、Wi−Fi接続の確立をMFP10に要求するための信号である。また、情報「Device Password ID = 0x0004」は、WPSに従ったWi−Fi接続処理を実行可能であることを意味する情報である。これにより、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であることを第2携帯端末に知らせることができる。その後、CPU32は、WPSのPBC方式に従った通信であるWSC Exchangeにおいて、SSID及びパスワードを第2携帯端末に送信する。そして、CPU32は、Authentication、Association、4-way Handshake等の通信の過程において、第2携帯端末からSSID及びパスワードを受信し、これらの情報の認証を実行する。この結果、MFP10は、第2携帯端末とのWi−Fi接続を確立して、MFP10が親局(即ち、G/O)として動作するWFDNWに第2携帯端末を子局(即ち、CL)として参加させることができる(図2のT38参照)。
続いて、図4を参照して、図3のS70の第1の待機処理について説明する。CPU32は、S110において、NFCI/F22を介したNFC接続が携帯端末(例えば携帯端末200)と確立されることを監視する。CPU32は、NFCI/F22を介したNFC接続が携帯端末と確立されても(S110でYES、図2のT48参照)、特に処理を実行しない。以下では、S110のNFC接続を確立された携帯端末のことを「第3携帯端末」と呼ぶ。なお、NFCI/F22は、S110のNFC接続を利用して、NFCI/F22のメモリに記憶されているMACアドレス「M10」及び情報「NG」(図3のS60参照)を第3携帯端末に送信する(図2のT50参照)。これにより、NFC接続をトリガとして、MACアドレス「M10」を有するMFP10とのWi−Fi接続を確立不可能であることを第3携帯端末に知らせることができる。従って、第3携帯端末がWi−Fi接続の確立のための信号(例えばProbe要求等)をMFP10に送信しないので、MFP10と第3携帯端末との間にWi−Fi接続が確立されない。
また、CPU32は、S110において、NFC接続が第3携帯端末と確立されることを監視するとともに、S120において、第1携帯端末のユーザによる待機画面内のOKボタンへのユーザ操作が入力されることを監視する。S120において、CPU32は、OKボタンへのユーザ操作が入力されると(S120でYES、図2のT16,T52参照)、S130において、待機画面の表示を終了する。
S140において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、G/O Negotiation要求を第1携帯端末に送信して、Wi−FiI/F20を介して、第1携帯端末からG/O Negotiation応答を受信する(図2のT18,T54参照)。当該G/O Negotiation要求は、MFP10のG/Oへのなり易さを示す指標値であるIntent値を含む。当該G/O Negotiation応答は、第1携帯端末のG/Oへのなり易さを示す指標値であるIntent値を含む。CPU32は、それらのIntent値を比較して、MFP10及び第1携帯端末のどちらがG/Oになるべきかを決定する。この結果、MFP10がG/OまたはCLとして動作することが決定される。そして、当該決定に基づいて、S150において、MFP10は、G/O状態またはCL状態に移行する。そして、S160において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、第1携帯端末との接続処理を実行する。
具体的には、CPU32は、S150でG/O状態に移行する場合(図2のT54参照)には、SSID、パスワード等を生成する。その後、CPU32は、CPU32は、第1携帯端末から、MFP10のMACアドレス「M10」を含むProbe要求(即ちユニキャストによって送信されるProbe要求)を受信することに応じて、生成済みのSSIDと情報「Device Password ID = 0x0004」とを含むProbe応答を第1携帯端末に送信する。そして、CPU32は、図3のS100と同様に、WSC Exchange、Authentication、Association、4-way Handshake等の通信を実行する。この結果、MFP10は、第1携帯端末とのWi−Fi接続を確立して、MFP10が親局(即ち、G/O)として動作するWFDNWに第1携帯端末を子局(即ち、CL)として参加させることができる(図2のT58参照)。
一方、CPU32は、S150でCL状態に移行する場合には、第1携帯端末のMACアドレス「M100」を含むProbe要求を第1携帯端末に送信することに応じて、第1携帯端末からSSIDと情報「Device Password ID = 0x0004」とを含むProbe応答を受信する。当該SSIDは、第1携帯端末がG/Oとして動作するWFDNWを識別するための識別子であり、第1携帯端末によって生成される。次いで、CPU32は、WSC Exchangeにおいて、第1携帯端末からSSID及びパスワードを受信し、Authentication、Association、4-way Handshake等の通信の過程において、これらの情報を第1携帯端末に送信して第1携帯端末に認証を実行させる。この結果、MFP10は、第1携帯端末とのWi−Fi接続を確立して、第1携帯端末が親局(即ち、G/O)として動作するWFDNWに子局(即ち、CL)として参加することができる。
続いて、図5を参照して、MFP10の動作状態がG/O状態である状況において、MFP10が各携帯端末100,200との無線接続を確立する各ケースY1〜Y3について簡易的に説明する。各ケースY1〜Y3は、後述する図6及び図7の説明の理解を容易にするためのものである。したがって、実際には、各ケースY1〜Y3に含まれない一又は複数の処理が実行され得る。
ケースY1では、携帯端末100の操作部112にWFD接続操作が実行される場合に、G/O状態のMFP10と携帯端末100との間にWi−Fi接続が確立される。携帯端末100は、T60において、WFD接続操作がユーザによって実行されると、T62において、Provision Discovery要求をMFP10に送信する。
MFP10は、T62において、携帯端末100からProvision Discovery要求を受信すると、T64において、待機画面を表示部14に表示する。そして、MFP10は、T66において、携帯端末100のユーザから待機画面内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける。その後、MFP10は、T68において、携帯端末100からProbe要求を受信することに応じて、T70において、Probe応答を携帯端末100に送信する。そして、MFP10は、G/O Negotiationを実行することなく、G/O状態を維持しながら、携帯端末100との接続処理を実行する。この結果、T72において、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。
ケースY2では、NFC接続をトリガとして、MFP10と携帯端末200との間にWi−Fi接続が確立される。T74において、ユーザが携帯端末200をMFP10に近づけると、T76において、携帯端末200のNFCI/F(不図示)とMFP10のNFCI/F22との間にNFC接続が確立される。
MFP10は、T76においてNFC接続が確立されると、T78において、NFC接続を利用して、自身のMACアドレス「M10」と情報「OK」とを携帯端末200に送信する。次いで、MFP10は、T80において、携帯端末200からProbe要求を受信することに応じて、T82において、Probe応答を携帯端末200に送信する。そして、MFP10は、G/O Negotiationを実行することなく、G/O状態を維持しながら、携帯端末200との接続処理を実行する。この結果、T84において、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立する。
ケースY3では、ケースY1においてMFP10に待機画面が表示されている状態で、MFP10と携帯端末200との間にNFC接続が確立される。T90〜T94は、ケースY1のT60〜T64と同様である。そして、待機画面が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、T96において、ユーザが携帯端末200をMFP10に近づけると、T98において、携帯端末200のNFCI/F(不図示)とMFP10のNFCI/F22との間にNFC接続が確立される。
MFP10は、T99において、NFC接続が確立されると、T100において、NFC接続を利用して、自身のMACアドレス「M10」及び情報「NG」を携帯端末200に送信する。その後、T102において、MFP10は、携帯端末100のユーザから待機画面内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける。T104〜T108は、ケースY1のT68からT72と同様である。このように、MFP10は、携帯端末200とのNFC接続の確立よりも先に、携帯端末100からProvision Discovery要求を受信する場合には、携帯端末100及び携帯端末200のうち、先に受信されたProvision Discovery要求の送信元の携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。
(G/O状態のMFP10が実行する処理;図6及び図7)
続いて、図6及び図7を参照して、MFP10の動作状態がG/O状態である場合に、MFP10のCPU32がプログラム36に従って実行する処理の内容を説明する。図6及び図7の処理によって図5のケースY1〜Y3が実現される。
MFP10は、デバイス状態で動作している間に、G/O状態に移行するための操作が操作部12に実行されると、G/O状態に移行する。この際に、MFP10は、MFP10が親局(即ち、G/O)として動作するWFDNWで利用されるべきSSID、パスワード等を生成する。
S310の処理は、図3のS10の処理と同様である。S320の処理は、デバイス名「D10」を含むProbe応答に代えて、SSIDを含むProbe応答を第1携帯端末に送信する点を除いて、図3のS20の処理と同様である。
S330において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、第1携帯端末からProvision Discovery要求を受信することを監視する。CPU32は、Provision Discovery要求を受信すると(S330でYES、図5のT62,T92参照)、S340において、Wi−FiI/F20を介して、Provision Discovery応答を第1携帯端末に送信する。S350及びS360の処理は、図3のS50及びS60の処理と同様である(図5のT64,T94参照)。そして、S370において、CPU32は、第2の待機処理(図7参照)を実行する。
また、CPU32は、S310において、第1携帯端末からProbe要求を受信することを監視するとともに、S380において、NFCI/F22を介したNFC接続が第2携帯端末と確立されることを監視する。S380及びS390は、図3のS80及びS100と同様である。即ち、図3のS90は実行されない。MFP10は、既にG/O状態で動作しているからである。この結果、MFP10は、G/O状態を維持しながら、第2携帯端末とのWi−Fi接続を確立して、MFP10が親局(即ち、G/O)として動作するWFDNWに第2携帯端末を子局(即ち、CL)として参加させることができる(図5のT76〜T84参照)。
続いて、図7を参照して、図6のS370の第2の待機処理について説明する。CPU32は、S400において、Wi−FiI/F20を介して、第1携帯端末からユニキャストによって送信されるProbe要求、即ち、図6のS320で送信されたSSIDを宛先として含むProbe要求を受信することを監視する。CPU32は、Probe要求を受信すると(S400でYES)、S410において、Wi−FiI/F20を介して、Probe応答を第1携帯端末に送信する。図6のS350で表示された待機画面へのユーザ操作がまだ入力されていないので、当該Probe応答は、情報「Device Password ID = 0x0004」を含まない。これにより、MFP10は、MFP10とのWi−Fi接続を確立不可能であることを第1携帯端末に知らせることができる。したがって、MFP10と第1携帯端末との間において、WPSに従った接続処理は開始されない。
S420は図4のS110と同様であり、CPU32は、NFCI/F22を介したNFC接続が第3携帯端末と確立されても(S420でYES、図5のT98参照)、特に処理を実行しない。MFP10と第3携帯端末との間にWi−Fi接続が確立されない。
また、S430及びS440は、図4のS120及びS130と同様である。S450及びS460の処理は、情報「Device Password ID = 0x0004」を含まないProbe応答に代えて、当該情報を含むProbe応答を第1携帯端末に送信する点を除いて、S400及びS410の処理と同様である(図5のT104,T106参照)。これにより、MFP10は、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であることを第1携帯端末に知らせることができる。そして、S470において、CPU32は、G/O Negotiationを実行することなく、G/O状態を維持しながら、第1携帯端末との接続処理(WSC Exchange、Authentication、Association、4-way Handshake等の通信)を実行する。これらの通信は、図4のS150でG/O状態に移行する場合におけるS160で実行される通信と同様である。この結果、MFP10は、第1携帯端末とのWi−Fi接続を確立して、MFP10が親局(即ち、G/O)として動作するWFDNWに第1携帯端末を子局(即ち、CL)として参加させることができる(図5のT108参照)。
(MFP10がデバイス状態である状況での具体的なケース;図8〜図10)
続いて、図8〜図10を参照して、MFP10がデバイス状態である状況において、図3及び図4の処理によって実現される具体的なケースを説明する。
(ケースA;図8)
ケースAでは、携帯端末100の操作部112にWFD接続操作が実行される場合に、デバイス状態のMFP10と携帯端末100との間にWi−Fi接続が確立される。携帯端末100は、T210において、操作部112へのWFD接続操作がユーザによって実行されると、T212において、Probe要求をブロードキャストによって送信する。
MFP10は、T212において、携帯端末100からProbe要求を受信すると(図3のS10でYES)、T214において、デバイス名「D10」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する(S20)。
携帯端末100は、T214において、MFP10からProbe応答を受信すると、T216において、当該Probe応答に含まれるデバイス名「D10」を含む選択画面SS1を表示部114に表示する。携帯端末100は、MFP10とは異なる通信装置(不図示)からもProbe応答を受信し得るので、選択画面SS1は、MFP10のデバイス名「D10」のみならず、当該異なる通信装置のデバイス名「D20」、当該異なる通信装置によって形成されている無線ネットワークのSSID「X30」等も含み得る。T218において、携帯端末100は、選択画面SS1においてデバイス名「D10」の選択を受け付ける。この場合、携帯端末100は、T220において、携帯端末100のIntent値を含むG/O Negotiation要求をMFP10に送信する。
MFP10は、T220において、携帯端末100からG/O Negotiation要求を受信すると(S30でYES)、T222において、情報「failure」を含むG/O Negotiation応答を携帯端末100に送信する(S40)。次いで、MFP10は、T224において、待機画面SS2を表示する(S50)。MFP10は、T226において、携帯端末100のユーザから待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けると(図4のS120でYES)、T227において、待機画面SS2の表示を終了する(S130)。この場合、MFP10は、T228において、MFP10のIntent値を含むG/O Negotiation要求を携帯端末100に送信する(S140)。
携帯端末100は、T228において、MFP10からG/O Negotiation要求を受信すると、T230において、携帯端末100のIntent値を含むG/O Negotiation応答をMFP10に送信する。これにより、MFP10と携帯端末100との間でG/O Negotiationが実行される。
本ケースでは、G/O Negotiationの結果、MFP10がG/Oとなることが決定される。したがって、MFP10は、T232において、デバイス状態からG/O状態に移行する(S150)。この際に、MFP10は、T233において、SSID「X10」、パスワード等を生成する(S150)。
MFP10は、T234において、携帯端末100からMACアドレス「M10」を含むProbe要求を受信すると、T236において、SSID「X10」と情報「Device Password ID = 0x0004」とを含むProbe応答を携帯端末100に送信する(S160)。次いで、T238では、MFP10は、携帯端末100との接続処理(WSC Exchange、Authentication、Association、4-way Handshake等の通信)を実行する(S160)。この結果、T240において、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
(ケースB;図9)
ケースBでは、NFC接続をトリガとして、MFP10と携帯端末200との間にWi−Fi接続が確立される。携帯端末200は、T310において、アプリ138を起動させるための操作がユーザによって実行されると、アプリ138を起動する。その後、T315において、ユーザが携帯端末200をMFP10に近づけると、T320において、携帯端末200のNFCI/F(不図示)とMFP10のNFCI/F22との間にNFC接続が確立される。
MFP10は、T320において、NFC接続が確立されると(図3のS80でYES)、T322において、NFC接続を利用して、MACアドレス「M10」と情報「OK」とを携帯端末200に送信する。次いで、MFP10は、T324において、デバイス状態からG/O状態に移行する(S90)。この際に、MFP10は、T325において、SSID「X10」、パスワード等を生成する。
MFP10は、T326において、携帯端末200からProbe要求を受信すると、T328において、MACアドレス「M10」とSSID「X10」とを含むProbe応答を携帯端末200に送信する(S100)。
携帯端末200は、T322において、MFP10からMACアドレス「M10」を受信している。このために、携帯端末200は、T328において、MFP10を含む複数個の装置から複数個のProbe応答を受信する場合に、複数個のProbe応答の中から、MACアドレス「M10」を含むProbe応答を特定することができる。そして、携帯端末200は、特定済みのProbe応答に含まれるSSID「X10」、即ち、携帯端末200が参加すべきWFDNWのSSID「X10」を知ることができる。即ち、携帯端末200は、G/O状態であるMFP10を認識することができる。このために、携帯端末200は、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための以降の各処理を実行することができる。
MFP10は、T330において、携帯端末200からProvision Discovery要求を受信すると、T332において、Provision Discovery応答を携帯端末200に送信する(S100)。T334〜T340は、それぞれ、図8のT234〜T240と同様である。ただし、T334のProbe要求は、図8のT234とは異なり、SSID「X10」を宛先として含む。
(ケースC;図10)
ケースCでは、図8のケースAにおいてMFP10に待機画面SS2が表示されている状態で、MFP10と携帯端末200との間にNFC接続が確立される。まず、MFP10は、図8のT210〜T224と同様の処理を実行する。これにより、MFP10の表示部14に待機画面SS2が表示される。T426及びT428は、図9のT310〜T320と同様である。本ケースでは、MFP10に待機画面SS2が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、T428のNFC接続が確立される。この場合、MFP10は、T430において、NFC接続を利用して、MACアドレス「M10」と情報「NG」とを携帯端末200に送信する(図4のS110でYES)。
携帯端末200は、T430において、MFP10から情報「NG」を受信することによって、MFP10が待機画面SS2を表示中であること、即ち、他の装置とのWi−Fi接続を確立するための待機状態であること、を知ることができる。したがって、携帯端末200は、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための処理(例えば、図9のT326のProbe要求の送信)を実行しない。
MFP10は、T431において、携帯端末100のユーザから待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける(S120でYES)。その後、MFP10は、図8のT227〜T240と同様の処理を実行する(S130〜S160)。この結果、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
(比較例1;図11)
続いて、図11を参照して、比較例1のMFP1000が携帯端末100とのWi−Fi接続の確立に失敗するケースを説明する。MFP1000には、MACアドレス「M1000」及びデバイス名「D1000」が割り当てられている。
まず、MFP1000は、図8のT210〜T224と同様の処理を実行する。ただし、T214のProbe応答は、デバイス名「D1000」を含み、T216では、デバイス名「D1000」を含む選択画面が表示され、T218では、デバイス名「D1000」が選択される。T1426及びT1428は、図10のT426及びT428と同様である。T1430では、MFP1000は、NFC接続を利用して、MACアドレス「M1000」を携帯端末200に送信する。ここで情報「NG」を携帯端末200に送信しない点が、本実施例のMFP10とは異なる。そして、MFP1000は、T1434において、デバイス状態からG/O状態に移行し、T1435において、SSID、パスワード等を生成する。G/O状態に移行してSSID等を生成する点が、本実施例のMFP10とは異なる。
その後、MFP1000は、T1436において、携帯端末100のユーザから待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける。MFP1000は、T1434において既にデバイス状態からG/O状態に移行しているので、G/O Negotiationを実行することができず、この結果、G/O Negotiation要求(図4のS140参照)を携帯端末100に送信することができない。即ち、図8のT228以降の処理が実行されず、MFP1000と携帯端末100との間のWi−Fi接続の確立が失敗する。その後、MFP1000は、図9のT326〜T340と同様の処理を実行し、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立する。
これに対し、本実施例では、図10に示されるように、MFP10は、待機画面SS2が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、携帯端末200とのNFC接続が確立されると、T430において、NFC接続を利用して情報「NG」を携帯端末200に送信し、G/O状態に移行せずにデバイス状態を維持する。この結果、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立しない。そして、MFP10は、待機画面SS2のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けることに応じて(T431参照)、G/O Negotiation要求を携帯端末100に送信し(図8のT228)、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する(図8のT240)。このように、本実施例によれば、MFP10は、携帯端末100からのG/O Negotiation要求に応じて待機画面SS2を表示している状態で、携帯端末200とのNFC接続が確立されても、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立しない。即ち、MFP10は、携帯端末200とのNFC接続の確立よりも先に、携帯端末100からG/O Negotiation要求を受信する場合には、携帯端末100及び携帯端末200のうち、先に受信されたG/O Negotiation要求の送信元の携帯端末100とのWi−Fi接続を適切に確立することができる。
(MFP10がG/O状態である状況での具体的なケース;図12〜図14)
続いて、図12〜図14を参照して、MFP10がG/O状態である状況において、図6及び図7の処理によって実現される具体的なケースを説明する。これらのケースでは、MFP10は、G/O状態に移行する際に、SSID「X10」、パスワード等を生成済みである。
(ケースD;図12)
ケースDでは、携帯端末100の操作部112にWFD接続操作が実行される場合に、G/O状態のMFP10と携帯端末100との間にWi−Fi接続が確立される。
T510及びT512は、図8のT210及びT212と同様である。MFP10は、T512において、携帯端末100からProbe要求を受信すると(図6のS310でYES)、T514において、MACアドレス「M10」とSSID「X10」とを含むProbe応答を携帯端末100に送信する(S320)。
携帯端末100は、T514において、MFP10からProbe応答を受信すると、T516において、当該Probe応答に含まれるSSID「X10」を含む選択画面SS3を表示部114に表示する。T518において、携帯端末100は、選択画面SS3においてSSID「X10」の選択を受け付ける。この場合、T520において、携帯端末100は、Provision Discovery要求をMFP10に送信する。
MFP10は、T520において、携帯端末100からProvision Discovery要求を受信すると(S330でYES)、T522において、Provision Discovery応答を携帯端末100に送信する(S340)。次いで、MFP10は、T524において、待機画面SS2(図8参照)を表示する(S350)。
MFP10は、T526において、SSID「X10」を宛先として含むProbe要求を受信すると(図7のS400でYES)、T528において、Probe応答を携帯端末100に送信する(S410)。この段階では、待機画面SS2へのユーザ操作がまだ入力されていないので、当該Probe応答は、情報「Device Password ID = 0x0004」を含まない。このため、携帯端末100とMFP10との間において、WPSに従った接続処理が開始されない。
MFP10は、T530において、待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けると(S430でYES)、T531において、待機画面SS2の表示を終了する(S440)。その後、MFP10は、T532において、携帯端末100からSSID「X10」を含むProbe要求を受信すると(S450でYES)、T534において、情報「Device Password ID = 0x0004」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する(S460)。このため、携帯端末100とMFP10との間において、WPSに従った接続処理が開始される。T536及びT538は、図8のT238及びT240と同様である(S470)。この結果、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
(ケースE;図13)
ケースEでは、NFC接続をトリガとして、MFP10と携帯端末200との間にWi−Fi接続が確立される。本ケースは、MFP10が最初からG/O状態で動作している点を除いて、図9のケースBと同様である。具体的には、T610〜T640は、図9のT324及びT325を実行しない点を除いて、図9のT310〜T340と同様である。
(ケースF;図14)
ケースFでは、図12のケースDにおいてMFP10に待機画面SS2が表示されている状態で、MFP10と携帯端末200との間にNFC接続が確立される。まず、MFP10は、図12のT510〜T528と同様の処理を実行する。これにより、MFP10の表示部14に待機画面SS2が表示される。T730及びT732は、図13のT610〜T620と同様である。本ケースでは、MFP10に待機画面SS2が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、T732のNFC接続が確立される。この場合、MFP10は、T734において、NFC接続を利用して、MACアドレス「M10」と情報「NG」とを携帯端末200に送信する(図7のS420でYES)。
携帯端末200は、T734において、MFP10から情報「NG」を受信することによって、MFP10が待機画面SS2を表示中であること、即ち、他の装置とのWi−Fi接続を確立するための待機状態であること、を知ることができる。したがって、携帯端末200は、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための処理(例えば、図13のT626のProbe要求の送信)を実行しない。
MFP10は、T736において、携帯端末100のユーザから待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける(S430でYES)。その後、MFP10は、図12のT531〜T538と同様の処理を実行する(S440〜S470)。この結果、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
(比較例2;図15)
続いて、図15を参照して、比較例2のMFP1000が携帯端末100とのWi−Fi接続の確立に失敗するケースを説明する。MFP1000は、G/Oとして動作しており、SSID「X1000」を生成済みである。
まず、MFP10は、図12のT510〜T528と同様の処理を実行する。ただし、T514のProbe応答は、SSID「X1000」を含み、T516では、SSID「X1000」を含む選択画面が表示され、T518では、SSID「X1000」が選択される。T1730及びT1732は、図14のT730及びT732と同様である。T1734では、MFP1000は、NFC接続を利用して、MACアドレス「M1000」を携帯端末200に送信する。ここで情報「NG」を携帯端末200に送信しない点が、本実施例のMFP10とは異なる。そして、MFP1000は、T1738において、携帯端末100のユーザから待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける。この場合、MFP1000は、T1740において、携帯端末100からSSID「X1000」を含むProbe要求を受信すると、T1742において、情報「Device Password ID = 0x0004」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する。この場合、MFP1000は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立するために、図12のT536及びT538と同様の処理を実行する。
一方、MFP1000は、T1752において、携帯端末200からProbe要求を受信すると、T1754において、SSID「X1000」を含むProbe応答を携帯端末200に送信する。この場合、MFP1000は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立するために、図13のT630〜T640と同様の処理を実行する。
しかしながら、Wi−Fi Allianceの規格においては、MFP1000が2個以上のデバイスとの接続処理を並行して実行しようとすると、いずれの接続処理(即ち、WPSに従った通信)も中止される。このため、MFP1000では、携帯端末100とのWi−Fi接続のための接続処理と、携帯端末200とのWi−Fi接続のための接続処理と、の双方が中止される。即ち、MFP1000は、携帯端末100,200のいずれとのWi−Fi接続も確立することができない。なお、携帯端末100とのT1740以降の処理と、携帯端末200とのT1752以降の処理と、のどちらが先に開始されても、または、同じタイミングで開始されても、双方の接続処理が中止される。
これに対し、本実施例では、図14に示されるように、MFP10は、待機画面SS2が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、携帯端末200とのNFC接続が確立されると、T734において、NFC接続を利用して情報「NG」を携帯端末200に送信する。これにより、携帯端末200とのWi−Fi接続のための接続処理が開始されない。即ち、待機画面SS2が表示されている状態では、携帯端末200との接続処理が開始されないので、携帯端末100との接続処理が中止されることを防止することができる、そして、MFP10は、待機画面SS2のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けることに応じて(T736参照)、携帯端末100からのProbe要求に対して情報「Device Password ID = 0x0004」を含むProbe応答を携帯端末100に送信し(図12のT534)、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する(図12のT538)。このように、本実施例によれば、MFP10は、携帯端末100からのProvision Discovery要求に応じて待機画面SS2を表示している状態で、携帯端末200とのNFC接続が確立されても、携帯端末200とのWi−Fi接続のための接続処理を開始しないので、携帯端末100との接続処理が中止されることを防止することができる。このために、MFP10は、携帯端末200とのNFC接続の確立よりも先に、携帯端末100からProvision Discovery要求を受信する場合には、携帯端末100及び携帯端末200のうち、先に受信されたProvision Discovery要求の送信元の携帯端末100とのWi−Fi接続を適切に確立することができる。
(対応関係)
MFP10、携帯端末100、携帯端末200が、それぞれ「通信装置」、「第1の外部装置」、「第2の外部装置」の一例である。NFCI/F22、Wi−FiI/F20が、それぞれ、「第1の無線インタフェース」、「第2の無線インタフェース」の一例である。携帯端末100のユーザ、携帯端末200のユーザが、それぞれ、「第1のユーザ」、「第2のユーザ」の一例である。G/O Negotiation要求及びProvision Discovery要求が、「接続要求」の一例である。G/O Negotiation要求、Provision Discovery要求が、それぞれ、「第1種の接続要求」、「第2種の接続要求」の一例である。待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作が、「第1のユーザによる操作部への操作」の一例である。携帯端末200をMFP10に近づける操作が、「第2のユーザによる第2の外部装置への操作」の一例である。MFP10と携帯端末100との間で確立されるWi−Fi接続が、「第1の外部装置と確立される第2の無線インタフェースを介した無線接続」の一例である。MFP10と携帯端末200との間で確立されるNFC接続が、「第1の無線インタフェースを介した無線接続」の一例である。MFP10と携帯端末200との間で確立されるWi−Fi接続が、「第2の外部装置と確立される第2の無線インタフェースを介した無線接続」の一例である。図3のS100で受信されるProbe要求及び図6のS390で受信されるProbe要求が、「第1の信号」の一例である。情報「OK」が、「第1の情報」の一例である。情報「NG」が、「第2の情報」の一例である。G/O状態、CL状態、デバイス状態が、それぞれ、「親局状態」、「子局状態」、「特定状態」の一例である。G/O Negotiationが、「決定通信」の一例である。図4のS120で肯定判断される場合が、「通信装置の状態が特定状態である状況での第1の場合」の一例である。図7のS430で肯定判断される場合が、「通信装置の状態が親局状態である状況での第1の場合」の一例である。図3のS80で肯定判断される場合が、「通信装置の状態が特定状態である状況での第2の場合」の一例である。図6のS380で肯定判断される場合が、「通信装置の状態が親局状態である状況での第2の場合」の一例である。図4のS110で肯定判断される場合が、「通信装置の状態が特定状態である状況での第3の場合」の一例である。図7のS420で肯定判断される場合が、「通信装置の状態が親局状態である状況での第3の場合」の一例である。なお、「インタフェース」は、Wi−FiI/F20、NFCI/F22等のアンテナ及びCPUにより構成されるハードウェアをいう。
図3のS30及び図6のS330が、「受信部」によって実行される処理の一例である。図3のS50及び図6のS350が、「第1の表示制御部」によって実行される処理の一例である。図4のS160及び図7のS470が、「第1の確立制御部」によって実行される処理の一例である。図3のS100及び図6のS390が、「第2の確立制御部」によって実行される処理の一例である。図4のS160及び図7のS470が、「第3の確立制御部」によって実行される処理の一例である。なお、「受信部」は、インタフェースから情報を受信する制御部30内の構成をいう。
(第2実施例)
本実施例では、MFP10に待機画面が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、MFP10と第3携帯端末との間にNFC接続が確立される場合(図4のS110でYES、図7のS420でYES)に、CPU32は、図16の処理を実行する。
(MFP10が実行する処理;図16)
図16に示すように、CPU32は、S500において、待機画面に代えて選択画面SS4を表示部14に表示させる。選択画面SS4は、第3携帯端末とのWi−Fi接続を確立すべきか否かを第3携帯端末のユーザに選択させるための画面である。具体的には、選択画面SS4は、MFP10とのWi−Fi接続の確立を待機している他のデバイスが存在することを示すメッセージと、第3携帯端末とのWi−Fi接続を確立するか否かをユーザに問い合わせるためのメッセージと、YESボタンと、NOボタンと、を含む。
S510において、CPU32は、第3携帯端末のユーザから選択画面SS4内のYESボタンとNOボタンのいずれへの選択の入力を受け付けたかを判断する。
CPU32は、YESボタンへの選択の入力を受け付けたと判断する場合(S510でYES)には、S520において、情報「OK」をNFCI/F22に供給して、情報「NG」に代えて情報「OK」をNFCI/F22のメモリに記憶させる。
次いで、S530において、CPU32は、NFCI/F22を介したNFC接続が第3携帯端末と再び確立されることを監視する。CPU32は、第3携帯端末とのNFC接続が確立される場合(S530でYES)に、S540に進む。この際に、NFCI/F22は、確立済みのNFC接続を利用して、NFCI/F22のメモリに記憶されているMACアドレス「M10」及び情報「OK」を第3携帯端末に送信する。これにより、MFP10は、NFC接続をトリガとして、MACアドレス「M10」を有するMFP10とのWi−Fi接続を確立可能であることを第3携帯端末に知らせることができる。
S540において、CPU32は、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。この際に、CPU32は、SSID、パスワード等を生成する。なお、図4のS110でYESを介した場合には、S540の処理が実行されるが、図7のS420でYESを介した場合には、MFP10の動作状態が既にG/O状態であるので、S540の処理が実行されない。そして、CPU32は、S550において、Wi−FiI/F20を介して、第3携帯端末との接続処理を実行する。S550の処理は、図3のS100の処理と同様である。
一方、CPU32は、S510において、NOボタンへの選択の入力を受け付けたと判断する場合(S510でNO)には、S560において、選択画面SS4に代えて待機画面を表示部14に再表示させる。そして、CPU32は、図4のS110でYESを介した場合には、図4のS110及びS120の監視へ戻り、図7のS420を介した場合には、図7のS400,S420,S430の監視へ戻る。
(MFP10がデバイス状態である状況での具体的なケースG;図17)
続いて、図17を参照して、MFP10がデバイス状態である状況において、本実施例によって実現される具体的なケースを説明する。
まず、MFP10は、図8のT210〜T224と同様の処理を実行する。これにより、MFP10の表示部14に待機画面SS2が表示される。T826〜T829は、それぞれ、図10のT426〜T430と同様である。MFP10は、T832において、待機画面SS2に代えて選択画面SS4を表示する(図16のS500)。そして、T834において、MFP10は、携帯端末200のユーザから選択画面SS4内のYESボタンまたはNOボタンへの選択の入力を受け付ける(S510)。
MFP10は、T834において、NOボタンへの選択の入力を受け付ける場合(S510でNO)には、T836において、選択画面SS4に代えて待機画面SS2を再表示する(S560)。そして、T838において、MFP10は、携帯端末100のユーザから待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付ける(図4のS120でYES)。その後、MFP10は、図8のT227〜T240と同様の処理を実行する。この結果、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
一方、MFP10は、T834において、YESボタンへの選択の入力を受け付ける場合(S510でYES)には、T839において、ユーザが携帯端末200をMFP10に再び近づけることに応じて、T840において、携帯端末200とのNFC接続を再び確立する。この場合、T842において、MFP10は、NFC接続を利用して、MACアドレス「M10」及び情報「OK」を携帯端末200に送信する(S520、S530でYES)。即ち、MFP10は、T829において、情報「NG」を携帯端末200に送信することによって、MFP10とのWi−Fi接続を確立不可能であることを携帯端末200に通知していたが、T842において、情報「OK」を携帯端末200に送信することによって、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であることを携帯端末200に通知することができる。従って、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立するための処理を実行することができる。即ち、MFP10は、T844において、G/O状態に移行し(S540)、T846において、SSID等を生成する。そして、MFP10は、図9のT326〜T340と同様の処理を実行する(S550)。この結果、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末200をCLとして参加させる。
(MFP10がG/O状態である状況での具体的なケースG;図18)
続いて、図18を参照して、MFP10がG/O状態である状況において、本実施例によって実現される具体的なケースを説明する。
まず、MFP10は、図12のT510〜T528と同様の処理を実行する。これにより、MFP10の表示部14に待機画面SS2が表示される。T926〜T932は、それぞれ、図17のT826〜T832と同様である。
MFP10は、T934において、NOボタンへの選択の入力を受け付ける場合(S510でNO)には、T936及びT938の処理を実行する。T936及びT938は、図17のT836及びT838と同様である。その後、MFP10は、図12のT531〜T538と同様の処理を実行する。この結果、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
一方、MFP10は、T934において、YESボタンへの選択の入力を受け付ける場合(S510でYES)には、T940及びT942の処理を実行する。T940及びT942は、図17のT840及びT842と同様である。その後、MFP10は、図13のT626〜T640と同様の処理を実行する。この結果、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末200をCLとして参加させる。
このように、本実施例では、待機画面SS2が表示されている状態で(即ち、OKボタンへのユーザ操作が入力される前に)、携帯端末200とのNFC接続が確立されると、MFP10は、待機画面SS2に代えて選択画面SS4を表示する(図17のT832、図18のT932)。これにより、携帯端末200のユーザは、MFP10とのWi−Fi接続の確立を待機している他のデバイス(即ち携帯端末100)が存在することを知ることができる。そして、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立すべきでないことが携帯端末200のユーザによって選択される場合(図17のT834又は図18のT934の選択操作で「NO」の場合)には、MFP10は、選択画面SS4に代えて待機画面SS2を再表示する(図17のT836、図18のT936)。このために、携帯端末100のユーザは、待機画面SS2内のOKボタンへの操作を実行することができ(図17のT838、図18のT938)、MFP10は、当該操作に応じて、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立することができる。また、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立すべきことが携帯端末200のユーザによって選択される場合(図17のT834又は図18のT934の選択操作で「YES」の場合)、MFP10は、携帯端末200とのNFC接続を再確立することに応じて、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立することができる。このように、MFP10は、携帯端末200のユーザの意図に応じて、携帯端末100又は携帯端末200とのWi−Fi接続を確立することができる。
(対応関係)
図16のS500で肯定判断される場合が、「第4の場合」の一例である。S500が、「第2の表示制御部」によって実行される処理の一例である。S560が、「第3の表示制御部」によって実行される処理の一例である。S550が、「第4の確立制御部」によって実行される処理の一例である。
(第3実施例)
本実施例では、MFP10がNFC接続を利用して情報「NG」を送信しない点が、第1及び第2実施例とは異なる。
(MFP10が実行する処理;図3及び図4)
本実施例では、図3のS60の処理が実行されない。したがって、図4に示すように、MFP10と第3携帯端末との間にNFC接続が確立されると(S110でYES)、NFCI/F22は、MACアドレス「M10」及び情報「OK」を第3携帯端末に送信する。
CPU32は、S110でYESの場合に、S600において、MFP10の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。そして、CPU32は、S610において、待機画面内のOKボタンへのユーザ操作が入力されることを監視する。CPU32は、OKボタンへのユーザ操作が入力されると(S610でYES)、S620において、待機画面の表示を終了する。次いで、S630において、CPU32は、MFP10の動作状態をG/O状態からデバイス状態に移行させる。その後、S140〜S160の処理が実行される。これにより、MFP10は、第1携帯端末とのWi−Fi接続を確立することができる。
一方、CPU32は、S110でNOの場合(即ち、待機画面内のOKボタンへのユーザ操作が入力されない場合)には、S640において、第3携帯端末とのWi−Fi接続を確立する。S640の処理は、図3のS100と同様である。
(MFP10がデバイス状態である状況での具体的なケースK;図19)
続いて、図19を参照して、MFP10がデバイス状態である状況において、本実施例によって実現される具体的なケースを説明する。
まず、MFP10は、図8のT210〜T224と同様の処理を実行する。これにより、MFP10の表示部14に待機画面SS2が表示される。MFP10は、T1026において、携帯端末200がMFP10に近づけられることに応じて、T1028において、携帯端末200とのNFC接続が確立されると(図4のS110でYES)、T1030において、MACアドレス「M10」及び情報「OK」を携帯端末200に送信する。ここで情報「OK」を送信する点が、第1実施例の図10のT430とは異なる。これにより、携帯端末200は、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための処理を開始する。そして、MFP10は、T1032において、デバイス状態からG/O状態に移行する(S600)。
上述したように、MFP10と携帯端末200との間でWi−Fi接続を確立するための処理(図9のT326〜T340)が開始される。ただし、Wi−Fi接続の確立が完了するまでには、ある程度の時間がかかる。MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続の確立が完了する前に、T1034において、待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けることに応じて(S610でYES)、T1036において、待機画面SS2の表示を終了する(S620)。次いで、T1038において、MFP10は、G/O状態からデバイス状態に移行する(即ち、デバイス状態に戻る)(S630)。これにより、MFP10と携帯端末200との間でWi−Fi接続を確立するための処理が中止され、携帯端末200とのWi−Fi接続が確立されない。その後のT1422及びT1424は、図8のT228及びS230と同様である。そして、MFP10は、図8のT232〜T240と同様の処理を実行する。この結果、MFP10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立して、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末100をCLとして参加させる。
このように、本ケースでは、待機画面SS2が表示されている状況において、携帯端末200とのNFC接続が確立したことに応じて、MFP10の動作状態がデバイス状態からG/O状態に移行する。その後、MFP10は、携帯端末200とのWi−Fi接続の確立が完了する前に、待機画面SS2内のOKボタンへのユーザ操作の入力を受け付けることに応じて、G/O状態からデバイス状態に戻るので、携帯端末200とのWi−Fi接続を確立しない。このために、MFP10は、携帯端末100とG/O Negotiationを実行することが可能となり、携帯端末100とのWi−Fi接続を適切に確立することができる。
(対応関係)
図4のS600が、「第1の移行制御部」によって実行される処理の一例である。S630が、「第2の移行制御部」によって実行される処理の一例である。S640が、「第5の確立制御部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「待機画面」は、OKボタンへの操作を待機するための画面(即ちWPSのPBC方式の待機画面)でなくてもよく、PINコード方式の待機画面でもよい。例えば、MFP10にPINコードが表示され、携帯端末の操作部にPINコードが入力される場合には、MFP10に表示されるPINコードの表示画面が、「待機画面」の一例である。この場合、ユーザ操作(即ちPINコードの入力操作)は、携帯端末の操作部に実行される。即ち、MFP10は、携帯端末から、MFP10に表示されたPINコードに一致する入力済みのPINコードを含む特定の信号を受信する場合に、図4のS130〜S160の処理及び/又は図7のS440〜S470の処理及び/又はS620〜S630の処理を実行する。この場合、S120、S430及びS610は「特定の信号を受信?」と読み替えればよい。この場合、携帯端末100の操作部112が、「操作部」の一例である。また、例えば、携帯端末にPINコードが表示され、MFP10にPINコードが入力される場合には、MFP10に表示されるPINコードの入力画面が、「待機画面」の一例である。この場合、ユーザ操作(即ちPINコードの入力操作)は、MFP10に実行される。また、別の変形例では、WPSに従ったユーザ操作を受け付けるための画面が表示されなくてもよく、他の方式(例えばAOSS(登録商標))に従ったユーザ操作を受け付けるための画面が表示されてもよい。
(変形例2)デバイス状態のMFP10が実行する処理と、G/O状態のMFP10が実行する処理と、の一方のみを実行するようにCPU32を構成してもよい。即ち、CPU32は、図3(及び図4)の処理と、図6(及び図7)の処理と、の一方のみを実行してもよい。後者の場合、「第1の移行制御部」、「第2の移行制御部」及び「第5の確立制御部」を省略可能である。
(変形例3)MFP10は、第2携帯端末とNFC接続が確立された後(図3のS80でYES)にG/O状態に移行した際(S90)、または、第3携帯端末とNFC接続が確立された後(図4のS110でYES)にG/O状態に移行した際(第2実施例における図16のS540)、SSID等を生成したが、これに限られず、MFP10がG/Oとして動作するWFDNWで利用されるべきSSID等を予め生成してもよい。この場合、NFCI/F22は、図3のS80、図4のS110及び図16のS530において、確立済みのNFC接続を利用して、MACアドレスに代えて予め生成済みのSSIDを送信してもよい。即ち、図9のT325は実行されなくてもよく、T322において、MFP10は、「M10」に代えて「X10」を携帯端末200に送信してもよい。図10のT430、図17のT829及びT842、図19のT1030についても同様である。また、図6のS380及び図7のS420においても、NFCI/F22は、確立済みのNFC接続を利用して、MACアドレスに代えて予め生成済みのSSIDを送信してもよい。即ち、図13のT622において、MFP10は、「M10」に代えて「X10」を携帯端末200に送信してもよい。図14のT734、図18のT929及びT942についても同様である。
(変形例4)第1及び第2実施例において、NFCI/F22は、情報「OK」を送信せずに、情報「NG」のみを送信してもよい。即ち、NFCI/F22は、図3のS80において第2携帯端末とのNFC接続が確立された際に、NFC接続を利用して情報「OK」を第2携帯端末に送信しなくてもよい。この場合、NFCI/F22から情報「NG」が送信されないことをもって、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であると判断するように、第2携帯端末を構成してもよい。図6のS380においても同様である。また、第1及び第2実施例において、NFCI/F22は、情報「NG」を送信せずに、情報「OK」のみを送信してもよい。即ち、NFCI/F22は、図4のS110において第3携帯端末とのNFC接続が確立された際に、NFC接続を利用して情報「NG」を第3携帯端末に送信しなくてもよい。この場合、NFCI/F22から情報「OK」が送信されないことをもって、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であると判断するように、第3携帯端末を構成してもよい。図7のS420においても同様である。また、第3実施例において、NFCI/F22は、NFC接続を利用して、情報「OK」を送信しなくてもよい。即ち、NFCI/F22は、図3のS80及び図4のS110において第2携帯端末及び第3携帯端末とのNFC接続が確立された際に、NFC接続を利用して情報「OK」を送信しなくてもよい。この場合、MFP10とのNFC接続が確立されることに応じて、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であると判断するように、第2携帯端末及び第3携帯端末を構成してもよい。
(変形例5)「第1の無線インタフェース」は、NFCI/Fでなくてもよく、BlueTooth(登録商標)通信、赤外線通信、又は、TransferJet(登録商標)通信を実行するためのインタフェースであってもよい。
(変形例6)「第2の無線インタフェースを介した無線接続」は、WFD方式に従った無線接続でなくてもよく、SoftAPに従った無線接続でもよい。
(変形例7)「通信装置」は、多機能機でなくてもよく、印刷機能のみを実行可能なプリンタ、スキャン機能のみを実行可能なスキャナ、PC、携帯端末等であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18:スキャン実行部、20:Wi−FiI/F、22:NFCI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、100:携帯端末、112:操作部、114:表示部、120:Wi−FiI/F、122:NFCI/F、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、136:プログラム、138:MFPアプリケーション、200:携帯端末


Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    第1の無線インタフェースと、
    第2の無線インタフェースであって、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと、
    表示部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第2の無線インタフェースを介して第1の外部装置から接続要求を受信する受信部と、
    前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記接続要求が受信される場合に、前記第1の外部装置の第1のユーザによる操作部への操作を待機するための待機画面を前記表示部に表示させる第1の表示制御部と、
    前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される第1の場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第1の外部装置と確立する第1の確立制御部と、
    前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記接続要求が受信されず、前記待機画面が前記表示部に表示されていない状態で、前記第1の外部装置とは異なる第2の外部装置の第2のユーザによる前記第2の外部装置への操作に応じて、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と確立される第2の場合に、前記待機画面を前記表示部に表示させることなく、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立する第2の確立制御部と、
    前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行されずに、前記第2の外部装置の前記第2のユーザによる前記第2の外部装置への前記操作に応じて、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と確立される第3の場合において、さらに、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立せずに、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第1の外部装置と確立する第3の確立制御部と、を備える、
    通信装置。
  2. 前記第1の無線インタフェースは、前記第3の場合に、第1の信号の送信を前記第2の外部装置に実行させないための第1の情報を前記第2の外部装置に送信し、
    前記第1の信号は、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を確立するための信号であり、
    前記3の確立制御部は、前記第3の場合に、前記第2の無線インタフェースを介して前記第2の外部装置から前記第1の信号を受信しない、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の無線インタフェースは、前記第2の場合に、第1の信号の送信を前記第2の外部装置に実行させるための第2の情報を前記第2の外部装置に送信し、
    前記第1の信号は、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を確立するための信号であり、
    前記第2の確立制御部は、前記第2の場合に、前記第2の無線インタフェースを介して前記第2の外部装置から前記第1の信号を受信することに応じて、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第2の外部装置と確立する、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、さらに、
    前記第3の場合に、前記待機画面に代えて選択画面を前記表示部に表示させる第2の表示制御部であって、前記選択画面は、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を確立すべきか否かを前記第2の外部装置の前記第2のユーザに選択させるための画面である、前記第2の表示制御部と、
    前記選択画面において、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を確立すべきでないことが前記第2のユーザによって選択される場合に、前記選択画面に代えて前記待機画面を前記表示部に再表示させる第3の表示制御部と、
    前記選択画面において、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を確立すべきことが前記第2のユーザによって選択される第4の場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立する第4の確立制御部と、を備え、
    前記第3の確立制御部は、前記選択画面において、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を確立すべきでないことが前記第2のユーザによって選択され、かつ、前記待機画面が前記表示部に再表示されている状態で、前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立せずに、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立する、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記第1の無線インタフェースは、前記第3の場合に、第1の信号の送信を前記第2の外部装置に実行させないための第1の情報を前記第2の外部装置に送信し、
    前記第1の信号は、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を確立するための信号であり、
    前記第1の無線インタフェースは、前記第4の場合において、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と再び確立される場合に、前記第1の信号の送信を前記第2の外部装置に実行させるための第2の情報を前記第2の外部装置に送信し、
    前記第4の確立制御部は、前記第4の場合において、前記第1の無線インタフェースを介した前記無線接続が前記第2の外部装置と再び確立される場合に、前記第2の無線インタフェースを介して前記第2の外部装置から前記第1の信号を受信することに応じて、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第2の外部装置と確立する、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、無線ネットワークの親局として動作すべき親局状態と、無線ネットワークの子局として動作すべき子局状態と、前記親局状態及び子局状態とは異なる特定状態と、を含む複数の状態のうちのいずれかの状態で動作可能であり、
    前記受信部は、前記通信装置の状態が前記特定状態である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から第1種の前記接続要求を受信し、
    前記第1の表示制御部は、前記通信装置の状態が前記特定状態である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記第1種の接続要求が受信される場合に、前記待機画面を前記表示部に表示させ、
    前記第1の確立制御部は、
    前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第1の場合に、前記第2の無線インタフェースを介して、前記通信装置が前記親局及び前記子局のどちらとして動作すべきかを決定するための決定通信を前記第1の外部装置と実行し、
    前記決定通信において、前記通信装置が前記親局として動作すべきと決定される場合に、前記通信装置の状態を前記特定状態から前記親局状態に移行させて、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立し、
    前記決定通信において、前記通信装置が前記子局として動作すべきと決定される場合に、前記通信装置の状態を前記特定状態から前記子局状態に移行させて、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立し、
    前記第3の確立制御部は、
    前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第3の場合において、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記第2の無線インタフェースを介して、前記決定通信を前記第1の外部装置と実行し、
    前記決定通信において、前記通信装置が前記親局として動作すべきと決定される場合に、前記通信装置の状態を前記特定状態から前記親局状態に移行させて、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立し、
    前記決定通信において、前記通信装置が前記子局として動作すべきと決定される場合に、前記通信装置の状態を前記特定状態から前記子局状態に移行させて、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立する、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第3の確立制御部は、前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第3の場合に、前記通信装置の状態を前記特定状態から前記親局状態に移行させない、請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、さらに、
    前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第3の場合に、前記通信装置の状態を前記特定状態から前記親局状態に移行させる第1の移行制御部と、
    前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第3の場合において、前記通信装置の状態が前記特定状態から前記親局状態に移行した後に、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記通信装置の状態を前記親局状態から前記特定状態に移行させる第2の移行制御部と、
    前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第3の場合において、前記通信装置の状態が前記特定状態から前記親局状態に移行した後に、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行されない場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立する第5の確立制御部と、を備え、
    前記第3の確立制御部は、前記通信装置の状態が前記特定状態である状況での前記第3の場合において、前記通信装置の状態が前記特定状態から前記親局状態に移行した後に、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記通信装置の状態が前記親局状態から前記特定状態に移行した後に、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第2の外部装置と確立せずに、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立する、請求項6に記載の通信装置。
  9. 前記受信部は、前記通信装置の状態が、無線ネットワークの親局として動作すべき親局状態である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から第2種の前記接続要求を受信し、
    前記第1の表示制御部は、前記通信装置の状態が前記親局状態である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記第2種の接続要求が受信される場合に、前記待機画面を前記表示部に表示させ、
    前記第1の確立制御部は、前記通信装置の状態が前記親局状態である状況での前記第1の場合に、前記通信装置の状態を前記親局状態に維持して、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立し、
    前記第2の確立制御部は、前記通信装置の状態が前記親局状態である状況での前記第2の場合に、前記通信装置の状態を前記親局状態に維持して、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第2の外部装置と確立し、
    前記第3の確立制御部は、前記通信装置の状態が前記親局状態である状況での前記第3の場合において、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記通信装置の状態を前記親局状態に維持して、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第2の外部装置と確立せずに、前記第2の無線インタフェースを介した前記無線接続を前記第1の外部装置と確立する、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作は、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)のプッシュボタン操作に相当する操作である、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は、さらに、前記操作部を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. 通信装置のためのプログラムであって、
    前記通信装置のコンピュータを、
    第2の無線インタフェースを介して第1の外部装置から接続要求を受信する受信部であって、第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記受信部と、
    前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記接続要求が受信される場合に、前記第1の外部装置の第1のユーザによる操作部への操作を待機するための待機画面を前記通信装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、
    前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される第1の場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第1の外部装置と確立する第1の確立制御部と、
    前記第2の無線インタフェースを介して前記第1の外部装置から前記接続要求が受信されず、前記待機画面が前記表示部に表示されていない状態で、前記第1の外部装置とは異なる第2の外部装置の第2のユーザによる前記第2の外部装置への操作に応じて、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と確立される第2の場合に、前記待機画面を前記表示部に表示させることなく、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立する第2の確立制御部と、
    前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行されずに、前記第2の外部装置の前記第2のユーザによる前記第2の外部装置への前記操作に応じて、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続が前記第2の外部装置と確立される第3の場合において、さらに、前記待機画面が前記表示部に表示されている状態で、前記第1の外部装置の前記第1のユーザによる前記操作部への前記操作が実行される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第2の外部装置と確立せずに、前記第2の無線インタフェースを介した無線接続を前記第1の外部装置と確立する第3の確立制御部と、
    して機能させる、プログラム。
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