JP6874381B2 - 通信装置 - Google Patents

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    • H04W84/20Master-slave selection or change arrangements

Description

本明細書では、通信装置及び外部装置を同じ無線ネットワークに所属させるための技術を開示する。
通信装置が、外部装置が親局である無線ネットワークに子局として参加して、当該無線ネットワークを利用した無線通信を外部装置と実行する技術が広く知られている。
特開2013−214803号公報
通信装置は、第1の外部装置が親局である無線ネットワークに子局として参加している状態では、通常、他の無線ネットワークに所属することができない。
本明細書では、第1の外部装置が親局である第1の無線ネットワークに子局として参加している状態に代えて、第2の無線ネットワークに所属することができる通信装置を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、第1の無線インタフェースと、前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと、前記通信装置が、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行するための第1の無線ネットワークであって、第1の外部装置が親局である前記第1の無線ネットワークに子局として参加している所定状態において、前記第2の無線インタフェースを介した第1の無線接続が前記第1の外部装置とは異なる第2の外部装置と確立される場合に、前記通信装置の動作状態を、前記第1の無線ネットワークの前記子局として動作する子局状態から、前記子局状態とは異なる特定状態に移行させる第1の移行部と、前記通信装置の動作状態が前記特定状態に移行した後に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から要求信号を受信する受信部であって、前記要求信号は、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続の確立を前記通信装置に要求するための信号である、前記受信部と、前記第2の外部装置から前記要求信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記第2の外部装置と確立して、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行するための第2の無線ネットワークに所属する第1の確立部と、を備える。
上記の構成によると、通信装置は、第1の外部装置が親局である第1の無線ネットワークに子局として参加している状態において、第1の無線接続が第2の外部装置と確立される場合に、子局状態から特定状態に移行する。このため、通信装置は、第2の外部装置から要求信号を受信すると、第1の無線インタフェースを介した第2の無線接続を第2の外部装置と確立して、第2の無線ネットワークに所属することができる。従って、通常装置は、第1の外部装置が親局である第1の無線ネットワークに子局として参加している状態に代えて、第2の無線ネットワークに所属することができる。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と第1及び/又は第2の外部装置を備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 MFPがCL状態に移行するシーケンス図を示す。 MFPが実行する処理のフローチャートを示す。 Wi−Fi接続処理のフローチャートを示す。 携帯端末が実行するMFPアプリ処理のフローチャートを示す。 携帯端末とMFPとの間にNFCリンクが確立されるケースのシーケンス図を示す。 第2実施例のMFPが実行する処理のフローチャートを示す。 第2実施例のWi−Fi接続処理のフローチャートを示す。 第2実施例において、携帯端末とMFPとの間にNFCリンクが確立されるケースのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、多機能機10(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)と、携帯端末100と、を備える。MFP10及び携帯端末100は、Wi−Fi方式に従った無線通信であるWi−Fi通信を相互に実行可能であると共に、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信であるNFC通信を相互に実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺装置(例えばPC200等の周辺装置)である。MFP10には、MACアドレス「AAA」及びデバイス名「XXX」が割り当てられている。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、Wi−Fiインタフェース(以下ではインタフェースを「I/F」と記載する)20と、NFCI/F22と、制御部30と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部14は、操作部としても機能する。以下では、操作部12及び表示部14を総称して「MFP操作部」と呼ぶことがある。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
Wi−FiI/F20は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers、 Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に基づく無線通信方式である。Wi−FiI/F20は、特に、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.5」に記述されている無線通信方式である。
MFP10は、WFD方式のGroup Owner状態、Client状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態で動作することができる。以下では、Group Owner、Clientのことを、それぞれ、「G/O」、「CL」と記載する。MFP10がG/O状態で動作する場合には、MFP10は、MFP10が親局(即ちG/O)として動作するWFDネットワーク(以下では「WFDNW」と記載する)を形成する。そして、MFP10は、外部機器とのWi−Fi接続を確立して、外部機器をWFDNWに子局として参加させることができる。例えば、外部機器がWFD方式をサポートしている機器(以下では「WFD機器」と呼ぶ)である場合には、当該外部機器は、CL状態で動作して、WFDNWに子局(即ちCL)として参加する。MFP10が親局として動作するWFDネットワークに参加可能な子局の数の上限数が2以上である場合には、MFP10は、1個の外部機器が子局としてWFDNWに参加している状態において、他の外部機器とのWi−Fi接続をさらに確立して、当該他の外部機器をWFDNWに子局として参加させることできる。また、外部機器がG/O状態で動作する場合には、MFP10は、CL状態で動作する。そして、MFP10は、外部機器とのWi−Fi接続を確立して、当該外部機器によって形成されたWFDNWに子局(即ちCL)として参加することができる。MFP10は、外部機器によって形成されたWFDNWに子局として参加している状態において、他の外部機器とのWi−Fi接続をさらに確立することができない。なお、デバイス状態は、G/O状態及びCL状態のどちらでもない状態、即ち、MFP10が外部機器との接続を確立していない状態である。
また、Wi−FiI/F20は、Wi−Fi Allianceによって策定されたWPS(Wi-Fi Protected Setupの略)をサポートしている。WPSは、いわゆる自動無線設定又は簡単無線設定と呼ばれるものであり、Wi−Fi方式に従った無線接続(以下では「Wi−Fi接続」と呼ぶ)を確立するための無線設定情報(例えば、パスワード、認証方式、暗号化方式等)がユーザによって入力されなくても、一対の機器の間に簡単にWi−Fi接続を確立することができる技術である。特に、Wi−FiI/F20は、WPSのPBC(Push Button Configurationの略)方式をサポートしている。PBC方式は、一対の機器のそれぞれにユーザによって無線接続操作(例えばボタンを押す操作)が実行される場合に、一対の機器の間にWi−Fi接続を確立するための方式である。
NFCI/F22は、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC14443、15693、18092などの国際標準規格に基づく無線通信方式である。なお、NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイス(NFC Forum Device)と呼ばれるI/Fと、NFCフォーラムタグと呼ばれるI/Fと、が知られている。NFCI/F22は、NFCフォーラムデバイスであり、P2P(Peer To Peerの略)モード、R/W(Reader/Writerの略)モード、及び、CE(Card Emulationの略)モードのいずれかで選択的に動作可能なI/Fである。
次いで、Wi−FiI/F20とNFCI/F22との間の相違点を説明しておく。Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F22を介したNFC通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFCI/F22を介したNFC通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFCI/F22を介したNFC通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。
(携帯端末100の構成)
携帯端末100は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末100には、MACアドレス「BBB」が割り当てられている。携帯端末100は、操作部112と、表示部114と、Wi−FiI/F120と、NFCI/F122と、制御部130と、を備える。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示を携帯端末100に入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部114は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部114は、操作部としても機能する。以下では、操作部112及び表示部114を総称して「端末操作部」と呼ぶことがある。Wi−FiI/F120、NFCI/F122は、それぞれ、MFP10のWi−FiI/F20、NFCI/F22と同様である。
制御部130は、CPU132と、メモリ134と、を備える。CPU132は、メモリ134に格納されているOS(Operation Systemの略)プログラム136に従って、様々な処理を実行する。OSプログラム136は、携帯端末100の種々の基本的な動作を制御するためのソフトウェアである。また、メモリ134は、MFPアプリケーション138を格納する。MFPアプリケーション138は、MFP10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末100にインストールされる。MFPアプリケーション138は、携帯端末100とMFP10の間にWi−Fi接続を確立させたり、携帯端末100とMFP10の間でWi−Fi接続を利用して対象データ(例えば印刷データ、スキャンデータ)の通信を実行させたりするためのアプリケーションである。以下では、MFPアプリケーション138のことを単に「MFPアプリ138」と呼ぶ。
本実施例では、さらに、PC200がMFP10の周囲に存在する。PC200は、WFD機器である。PC200は、リモートUI(User Interfaceの略)アプリケーション210(以下では、「UIアプリ210」と呼ぶ)を有する。UIアプリ210は、MFP操作部に対する操作と同様の操作をPC200で実行するためのアプリケーションである。PC200とMFP10とが同じWFDNWに所属している状態において、UIアプリ210が起動されると、PC200には、MFP10の表示部14に表示される画面と同様の画面が表示される。この状態において、画面内のボタンが操作されると、PC200は、Wi−Fi接続を利用して、当該ボタンが操作されたことを示す情報をMFP10に送信する。この結果、MFP10は、当該ボタンに割り当てられている機能を実行する。
(MFP10とPC200との間のWi−Fi接続確立;図2)
続いて、図2を参照して、MFP10とPC200との間にWi−Fi接続が確立される様子を説明する。図2の初期状態では、MFP10は、デバイス状態で動作している。
T10において、ユーザによってサーチ操作がPC200に実行されると、T12において、PC200は、ブロードキャストによってProbe要求を送信する。
MFP10は、T12において、PC200からProbe要求を受信すると、T14において、デバイス名「XXX」を含むProbe応答をPC200に送信する。
PC200は、T14において、MFP10からProbe応答を受信すると、T16において、当該Probe応答に含まれるデバイス名「XXX」を含む選択画面を表示し、T18において、デバイス名「XXX」の選択を受け付ける。そして、PC200は、T20において、ネゴシエーション要求をMFP10に送信する。ネゴシエーション要求は、G/Oネゴシエーションと呼ばれる通信を実行することを要求するための信号である。G/Oネゴシエーションは、MFP10及びPC200のどちらが親局(即ちG/O)として動作すべきかを決定するための動作決定通信である。
MFP10は、T20において、PC200からネゴシエーション要求を受信すると、T22において、接続確認画面を表示部14に表示する。接続確認画面は、PC200とのWi−Fi接続を確立するのか否かをユーザに確認するための画面である。MFP10は、T24において、接続確認画面内のOKボタンが選択されることを受け付ける。
T30において、MFP10及びPC200は、G/Oネゴシエーションを実行する。この結果、PC200がG/Oとして動作することが決定される。このために、PC200がデバイス状態からG/O状態に移行し、MFP10がデバイス状態からCL状態に移行する。
PC200は、PC200が親局(即ちG/O)として動作する第1のWFDNWで利用されるべき第1の無線設定情報(即ち、SSID「YYY1」、パスワード「PPP1」等)を生成し、第1の無線設定情報をMFP10に送信する。
MFP10は、PC200から第1の無線設定情報を受信すると、第1の無線設定情報を利用してPC200とのWi−Fi接続を確立して、第1のWFDNWに子局(即ちCL)として参加する。
(MFP10が実行する処理;図3)
続いて、図3を参照して、MFP10のCPU32がプログラム36に従って実行する処理の内容を説明する。MFP10がCL状態に移行すると、図3の処理が開始される。以下では、MFP10が、PC200が親局(即ちG/O)として動作する第1のWFDNWに子局(即ちCL)として参加している状態を例として、図3の処理の内容を説明する。
S10において、CPU32は、MFP10と携帯端末100との間にNFCリンクが確立されることを監視する。ユーザが携帯端末100をMFP10に近づけると、携帯端末100のNFCI/F122とMFP10のNFCI/F22との間の距離が、NFCリンクを確立可能な最大の距離(例えば10cm)よりも小さくなる。この結果、MFP10と携帯端末100との間のNFCリンクが確立される。CPU32は、NFCI/F22からNFCリンクが確立されたことを示す確立情報を取得する場合に、S10でYESと判断して、S12に進む。
S12において、CPU32は、確立済みのNFCリンクを利用して(即ちNFCI/F22を介して)、MFP10のMACアドレス「AAA」を携帯端末100に送信する。
S14において、CPU32は、PC200とのWi−Fi通信を実行中であるのか否かを判断する。CPU32は、OSI参照モデルのデータリンク層よりも上位層(即ち、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、及び、アプリケーション層)を利用したTCP/IP通信をPC200と実行している場合に、PC200とのWi−Fi通信を実行中であると判断し(S14でYES)、S30に進む。例えば、PC200から印刷対象の画像を表わす印刷データを受信している場合、又は、スキャンによって生成されたスキャンデータをPC200に送信している場合には、S14でYESと判断される。一方、CPU32は、TCP/IP通信をPC200と実行していない場合には、PC200とのWi−Fi通信を実行中でないと判断し(S14でNO)、S16に進む。従って、CPU32は、データリンク層以下の層のみを利用した通信(例えばビーコン信号の通信)をPC200と実行していても、PC200とのWi−Fi通信を実行中でないと判断する。
S30において、CPU32は、MFP10とのWi−Fi接続を確立することが不可能であることを示すエラー画面を表示部14に表示させる。S30が終了すると、図3の処理を終了する。即ち、CPU32は、MFP10をCL状態からデバイス状態に移行させず(即ちS40を実行せず)、PC200とのWi−Fi接続を切断しないと共に、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立しない。
また、S16において、CPU32は、PC200とのWi−Fi通信が実行されていない時間(以下では「未通信時間」と呼ぶ)が第1の所定時間よりも大きいのか否かを判断する。未通信時間は、PC200との最後のWi−Fi通信が完了してからの経過時間である。CPU32は、未通信時間が第1の所定時間以下であると判断する場合(S16でNO)に、S30に進み、MFP10をCL状態からデバイス状態に移行させずに、図3の処理を終了する。例えば、ユーザがPC200内の複数のドキュメントをMFP10に印刷させることを望んでいる場合には、第1のドキュメント(即ち印刷データ)のWi−Fi通信が完了してから第2のドキュメントのWi−Fi通信が開始するまでの間に、未通信時間が発生する。そして、ユーザがPC200内の複数のドキュメントの印刷を望んでいる場合には、第2のドキュメントのWi−Fi通信は、通常、第1のドキュメントのWi−Fi通信の完了から比較的に短時間のうちに開始される。仮に、第1のドキュメントのWi−Fi通信と第2のドキュメントのWi−Fi通信との間の未通信時間内において、PC200とのWi−Fi接続を切断すると、全てのドキュメントの印刷をMFP10に実行させることができなくなる事象が起こり得る。このような事象が発生するのを抑制するために、未通信時間が第1の所定時間以下であると判断する場合(S16でNO)には、PC200とのWi−Fi接続を切断しない構成を採用している。
S18において、CPU32は、PC200との通信実績があるのか否かを判断する。CPU32は、MFP10が第1のWFDNWに参加した後に、PC200とのWi−Fi通信が1回以上実行されている場合に、PC200との通信実績があると判断し(S18でYES)、S20に進む。一方、CPU32は、PC200とのWi−Fi通信が未だに実行されていない場合に、PC200との通信実績がないと判断し(S18でNO)、S30に進み、MFP10をCL状態からデバイス状態に移行させずに、図3の処理を終了する。PC200のユーザは、MFP10とのWi−Fi接続が確立された後に、MFP10とPC200との間で何らかのWi−Fi通信を実行することを望む。従って、PC200との通信実績がない状況では、Wi−Fi通信を実行するための操作がユーザによってPC200に実行される可能性が高い。仮に、このような状況において、PC200とのWi−Fi接続を切断すると、ユーザが所望しているWi−Fi通信を実行することができなくなる。このような事象が発生するのを抑制するために、PC200との通信実績がないと判断する場合(S18でNO)には、PC200とのWi−Fi接続を切断しない構成を採用している。
S20において、CPU32は、PC200からUIアプリ210を利用したアクセスを受付中であるのか否かを判断する。PC200からUIアプリ210を利用したアクセスを受け付けると、MFP10のメモリ34は、アクセスを受付中であることを示す情報(以下では「アクセス情報」と呼ぶ)を格納する。なお、PC200からUIアプリ210の利用を終了する旨の情報が受信されると、メモリ34からアクセス情報が消去される。CPU32は、アクセス情報がメモリ34に格納されていない場合に、UIアプリ210を利用したアクセスを受付中でないと判断し(S20でNO)、S40に進む。一方、CPU32は、アクセス情報がメモリ34に格納されている場合に、UIアプリ210を利用したアクセスを受付中であると判断し(S20でYES)、S30に進み、MFP10をCL状態からデバイス状態に移行させずに、図3の処理を終了する。PC200がUIアプリ210を利用してMFP10にアクセスしている状態において、MFP10の表示部14に表示される画面内のボタンがユーザによって操作される場合に、PC200とMFP10とのWi−Fi通信が実行される。即ち、UIアプリ210がPC200で起動されている状況では、ボタン操作を示す情報がPC200からMFP10に断続的に送信され得る。このような状況において、仮に、PC200とのWi−Fi接続を切断すると、ユーザが所望している動作をMFP10で実行させることができなくなる事象が起こり得る。このような事象が発生するのを抑制するために、UIアプリ210を利用したアクセスを受付中である場合(S20でYES)には、PC200とのWi−Fi接続を切断しない構成を採用している。
S40において、CPU32は、MFP10をCL状態からデバイス状態に移行させる。これにより、MFP10とPC200との間のWi−Fi接続が切断され、MFP10は第1のWFDNWから離脱する。
S42において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、携帯端末100からProbe要求を受信する。当該Probe要求は、携帯端末100からブロードキャストによって送信される信号(即ち宛先が特定されていない信号)であり、Wi−Fi接続を確立可能な装置を検索するための信号である。CPU32は、Probe要求を受信すると、Wi−FiI/F20を介して、MACアドレス「AAA」及びデバイス名「XXX」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する。
S44において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、携帯端末100からProbe要求を受信する。当該Probe要求は、MFP10のMACアドレス「AAA」を含む。即ち、当該Probe要求は、携帯端末100からユニキャストによって送信される信号(即ち宛先が特定されている信号)であり、Wi−Fi接続の確立をMFP10に要求するための信号である。CPU32は、Probe要求を受信すると、Wi−FiI/F20を介して、MACアドレス「AAA」及びデバイス名「XXX」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する。これにより、MFP10は、MFP10とのWi−Fi接続を確立可能であることを携帯端末100に知らせることができる。
S46において、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、Persistentフラグを含むInvitation要求を携帯端末100から受信することを監視する。Invitation要求は、携帯端末100が親局(即ちG/O)として動作するWFDNWに参加することを要求するための信号である。Persistentフラグは、WPS処理を実行せずにPersistent情報を利用してWi−Fi接続を確立することを要求するための「ON」と、WPS処理を実行してWi−Fi接続を確立することを要求するための「OFF」と、のどちらかの値に設定される。Persistent情報は、MFP10と携帯端末100との間にWi−Fi接続を過去に確立するために利用された無線設定情報、即ち、携帯端末100によって過去に形成されたWFDNWで利用された無線設定情報である。例えば、MFP10が携帯端末100によって形成された第2のWFDNWに参加した実績があるのであれば、MFP10のメモリ34は、携帯端末100のMACアドレス「BBB」と、第2のWFDNWのSSID「YYY2」と、第2のWFDNWで利用されるパスワード「PPP2」と、を含むPersistent情報を格納している。CPU32は、Invitation要求を受信する場合(S46でYES)に、S50において、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立するためのWi−Fi接続処理を実行する。S50が終了すると、図3の処理を終了する。
また、CPU32は、S46の監視と同時的に、S48において、MFP10がCL状態からデバイス状態に移行してから第2の所定時間が経過することを監視する。CPU32は、Invitation要求を受信することなく、第2の所定時間が経過すると、S48でYESと判断し、S60に進む。なお、変形例では、CPU32は、S42のProbe要求の受信を監視し、当該Probe要求を受信することなく第2の所定時間が経過する場合に、S60に進んでもよい。また、別の変形例では、CPU32は、S44のProbe要求の受信を監視し、当該Probe要求を受信することなく第2の所定時間が経過する場合に、S60に進んでもよい。
S60において、CPU32は、PC200とのWi−Fi接続を再確立する。具体的には、CPU32は、Wi−FiI/F20を介して、Wi−Fi接続の確立を要求するための信号(例えばProbe要求等)をPC200に送信する。上述のように、MFP10とPC200との間のWi−Fi接続は過去に確立されており、MFP10のメモリ34は、PC200のMACアドレス「CCC」と、第1のWFDNWのSSID「YYY1」と、第1のWFDNWで利用されるパスワード「PPP1」と、を含むPersistent情報を格納している。このために、CPU32は、メモリ34内のPersistent情報(即ち第1の無線設定情報)を利用して、PC200とのWi−Fi接続を再確立することができる。この結果、MFP10は、PC200が親局(即ちG/O)として動作する第1のWFDNWに子局(即ちCL)として参加する。S60が終了すると、図3の処理を終了する。
(Wi−Fi接続処理;図4)
続いて、図4を参照して、図3のS50で実行されるWi−Fi接続処理を説明する。
S110において、CPU32は、図3のS46で受信されるInvitation要求内のPersistentフラグが「OFF」を示すのか否かを判断する。CPU32は、当該フラグが「OFF」を示す場合(S110でYES)に、S120に進み、当該フラグが「ON」を示す場合(S110でNO)に、S130に進む。なお、以下では、「ON(又はOFF)」を示すPersistentフラグを含むInvitation要求のことを、「Invitation要求(ON(又はOFF))」と記載する。
S120において、CPU32は、WPS処理を実行可能であることを示すOK情報を含むInvitation応答を携帯端末100に送信する。
S122において、CPU32は、WPS処理を実行する。WPS処理は、親局(即ちG/O)として動作する携帯端末100とのWi−Fi接続を確立するための無線設定情報を受信する処理を含む。従って、CPU32は、携帯端末100から、携帯端末100のMACアドレス「BBB」と、携帯端末100によって形成される第2のWFDNWのSSID「YYY2」と、当該WFDNWのパスワード「PPP2」と、を含む第2の無線設定情報を受信する。
S124において、CPU32は、デバイス状態からCL状態に移行し、S122で受信された第2の無線設定情報を利用して、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。これにより、MFP10は、携帯端末100が親局(即ちG/O)として動作する第2のWFDNWに子局(即ちCL)として参加することができる。
S126において、CPU32は、S122で受信された第2の無線設定情報をPersistent情報としてメモリ34に保存する。
図示省略しているが、S126が終了すると、CPU32は、S124で確立されたWi−Fi接続を利用して(即ち第2のWFDNWを利用して)、様々なデータの通信を携帯端末100と実行することができる。例えば、CPU32は、携帯端末100から能力情報要求を受信し、能力情報応答を携帯端末100に送信する。能力情報応答は、MFP10が印刷機能及びスキャン機能を実行可能であることを示す情報を含む。これにより、携帯端末100は、MFP10の能力を知ることができる。また、例えば、CPU32は、携帯端末100から印刷対象の画像を表わす印刷データを受信したり、原稿のスキャンによって得られるスキャンデータを携帯端末100に送信したりすることができる。そして、CPU32は、MFP10とのWi−Fi接続を切断するための操作が携帯端末100に実行される場合に、携帯端末100から切断要求を受信する。これにより、MFP10と携帯端末100との間のWi−Fi接続が切断される。
また、S130において、CPU32は、図3のS46で受信されたInvitation要求(ON)内の携帯端末100のMACアドレス「BBB」を含むPersistent情報がメモリ34に保存されているのか否かを判断する。CPU32は、当該Persistent情報がメモリ34に保存されていると判断される場合(S130でYES)に、S140に進み、当該Persistent情報がメモリ34に保存されていないと判断される場合(S130でNO)に、S120に進む。即ち、当該Persistent情報がメモリ34に保存されていない場合には、CPU32は、WPS処理を実行して、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立することができる(S122、S124)。
S140において、CPU32は、Persistent情報を利用したWi−Fi接続を確立可能であることを示すOK情報を含むInvitation応答を携帯端末100に送信する。
S142において、CPU32は、デバイス状態からCL状態に移行し、WPS処理を実行することなく、メモリ34内のPersistent情報(即ち第2の無線設定情報)を利用して、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。即ち、CPU32は、携帯端末100から第2の無線設定情報を受信しなくても、メモリ34内の第2の無線設定情報を利用して、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立することができる。WPS処理が実行されないので、MFP10と携帯端末100との間のWi−Fi接続が迅速に確立される。これにより、MFP10は、携帯端末100が親局(即ちG/O)として動作する第2のWFDNWに子局(即ちCL)として参加することができる。
図示省略しているが、S142が終了すると、CPU32は、S142で確立されたWi−Fi接続を利用して(即ち第2のWFDNWを利用して)、印刷データ、スキャンデータ等の様々なデータの通信を携帯端末100と実行することができる。そして、CPU32は、MFP10とのWi−Fi接続を切断するための操作が携帯端末100に実行される場合に、携帯端末100から切断要求を受信する。これにより、MFP10と携帯端末100との間のWi−Fi接続が切断される。
(図5;携帯端末100が実行するMFPアプリ処理)
次いで、図5を参照して、携帯端末100のCPU132がMFPアプリ138に従って実行する処理の内容を説明する。MFPアプリ138を起動させるための操作が端末操作部に実行される場合に、CPU132は、図5の処理を開始する。なお、以下では、説明の便宜上、CPU132を主体として記載せずに、CPU132がMFPアプリ138に従って実行する処理の主体、CPU132がOSプログラム136に従って実行する処理の主体を、それぞれ、「アプリ138」、「OS136」と記載する。
S210において、アプリ138は、MFP10と携帯端末100との間にNFCリンクが確立されることを監視する。アプリ138は、NFCI/F122からNFCリンクが確立されたことを示す情報を取得する場合に、S210でYESと判断して、S212に進む。
S212において、アプリ138は、NFCI/F122を介して、MFP10から、MFP10のMACアドレス「AAA」を受信する。
S220において、アプリ138は、ブロードキャストによってProbe要求を送信するための指示をOS136に供給する。この場合、OS136は、当該指示をWi−FiI/F120に供給する。OS136は、Probe要求の送信に応じて、Wi−FiI/F120を介して、MFP10から、MFP10のMACアドレス「AAA」と、MFP10のデバイス名「XXX」と、を含むProbe応答を受信する。そして、OS136は、MACアドレスと、デバイス名と、をアプリ138に供給する。
S222において、アプリ138は、携帯端末100の動作状態をデバイス状態からG/O状態に移行させる。この結果、OS136は、携帯端末100が親局(即ちG/O)として動作する第2のWFDNWを形成し、第2のWFDNWで利用されるべき第2の無線設定情報(即ち、SSID「YYY2」、「PPP2」等)を生成する。なお、変形例では、アプリ138は、携帯端末100の動作状態を、SoftAPが起動されていない状態から、SoftAPが起動されている状態に移行させてもよい。この場合も、携帯端末100が親局として動作する無線ネットワークが形成される。
S224において、アプリ138は、接続要求指示をOS136に供給する。接続要求指示は、S212で受信されたMACアドレス「AAA」を含むProbe要求を送信するための指示と、Invitation要求を送信するための指示と、を含む。OS136は、接続要求指示を取得すると、MACアドレス「AAA」を含むProbe要求を送信するための指示をWi−FiI/F120に供給する。OS136は、Probe要求の送信に応じて、Wi−FiI/F120を介して、MFP10からProbe応答を受信する。そして、OS136は、MFP10のMACアドレス「AAA」を含むPersistent情報がメモリ134に記憶されているのか否かを判断する。OS136は、当該Persistent情報が記憶されていると判断する場合に、Persistentフラグ「ON」を含むInvitation要求を送信するための指示をWi−FiI/F120に供給し、当該Persistent情報が記憶されていないと判断する場合に、Persistentフラグ「OFF」を含むInvitation要求を送信するための指示をWi−FiI/F120に供給する。OS136は、Invitation要求の送信に応じて、Wi−FiI/F120を介して、MFP10からInvitation応答を受信する。
その後、OS136は、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための処理を実行する。例えば、OS136は、MFP10のMACアドレス「AAA」を含むPersistent情報が記憶されていない場合には、WPS処理を実行して、MFP10とのWi−Fi接続を確立する。この場合、OS136は、MACアドレス「AAA」と、S420で生成された第2の無線設定情報と、を含むPersistent情報をメモリ134に記憶させる。また、例えば、OS136は、MFP10のMACアドレス「AAA」を含むPersistent情報が記憶されている場合には、WPS処理を実行することなく、Persistent情報を利用して、MFP10とのWi−Fi接続を確立する。S224が終了すると、図5の処理が終了する。
その後、図示省略しているが、アプリ138は、Wi−Fi接続を利用して、能力情報要求をMFP10に送信してMFP10から能力情報応答を受信したり、印刷データ又はスキャンデータの通信を携帯端末100と実行したりすることができる。
(具体的なケース)
続いて、図6を参照して、図3〜図5の処理によって実現される具体的なケースについて説明する。図6において、太線の矢印はNFC通信を示し、細線の矢印はWi−Fi通信を示す。
図6は、図2の処理が実行された後の状態、即ち、MFP10とPC200とのWi−Fi接続が確立されている状態であり、MFP10は、子局(即ちCL)として第1のWFDNWに参加している。また、MFP10は、印刷データ、スキャンデータ等のWi−Fi通信をPC200と実行済みである。また、MFP10とPC200との間で最後のWi−Fi通信が完了してから第1の所定時間が経過している。また、MFP10は、UIアプリ210を利用したアクセスを受付中でない。また、MFP10と携帯端末100との間にWi−Fi接続が確立された実績はなく、MFP10と携帯端末100とのどちらにもPersistent情報が格納されていない。
T110において、ユーザが携帯端末100をMFP10に近づけると、T120において、MFP10と携帯端末100との間のNFCリンクが確立される(図3のS10でYES、図5のS210でYES)。
MFP10は、T122において、NFCリンクを利用して、MACアドレス「AAA」を携帯端末100に送信する(図3のS12)。そして、MFP10は、PC200とのWi−Fi通信を実行中でないと判断し(S14でNO)、未通信時間が第1の所定時間よりも大きいと判断し(S16でYES)、PC200との通信実績が有ると判断し(S18でYES)、UIアプリ210を利用したアクセスを受付中でないと判断する(S20でNO)。そして、MFP10は、T124において、CL状態からデバイス状態に移行し(S40)、T126において、MFP10とPC200との間のWi−Fi接続が切断される。
携帯端末100は、T130において、ブロードキャストによってProbe要求を送信する(図5のS220)。
MFP10は、T130において、携帯端末100からProbe要求を受信すると、T132において、MACアドレス「AAA」及びデバイス名「XXX」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する(図3のS42)。
携帯端末100は、T132において、MFP10からProbe応答を受信すると(図5のS220)、T140において、G/O状態に移行する(S222)。これにより、携帯端末100は、第2のWFDNWを形成し、当該WFDNWで利用されるべき第2の無線設定情報(即ち、SSID「YYY2」、パスワード「PPP2」等)を生成する。そして、携帯端末100は、T150において、MACアドレス「AAA」を含むProbe要求をMFP10に送信する(S224)。
MFP10は、T150において、携帯端末100からProbe要求を受信すると、T152において、MACアドレス「AAA」及びデバイス名「XXX」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する(図3のS44)。
携帯端末100は、T152において、MFP10からProbe応答を受信すると、MFP10のMACアドレス「AAA」を含むPersistent情報が保存されていないと判断し、T160において、Invitation要求(OFF)をMFP10に送信する(図6のS224)。
MFP10は、T160において、携帯端末100からInvitation要求(OFF)を受信すると(図3のS46でYES)、Persistentフラグが「OFF」であると判断し(図4のS110でYES)、T162において、OK情報を含むInvitation応答を携帯端末100に送信する(S120)。
T170において、MFP10と携帯端末100との間でWPS処理が実行される(図4のS122)。具体的には、MFP10は、携帯端末100から、第2のWFDNWのSSID「YYY2」と当該WFDNWのパスワード「PPP2」と、を含む第2の無線設定情報を受信する。そして、T172において、MFP10と携帯端末100の間で4-way Handshake等の通信が実行され、Wi−Fi接続が確立される(S124)。これにより、MFP10は、携帯端末100が親局として動作する第2のWFDNWに子局として参加する。
T174において、MFP10は、携帯端末100のMACアドレス「BBB」と、T170で受信された第2の無線設定情報と、を含むPersistent情報をメモリ34に保存する(図4のS126)。
また、携帯端末100は、T176において、MFP10のMACアドレス「AAA」と、T170で送信された第2の無線設定情報と、を含むPersistent情報をメモリ134に保存する。そして、携帯端末100は、T180において、Wi−Fi接続を利用して、MFP10が実行可能な機能を確認するための能力情報要求をMFP10に送信し、T182において、Wi−Fi接続を利用して、MFP10から、印刷機能及びスキャン機能を実行可能であることを示す能力情報応答を受信する。
携帯端末100は、T190において、Wi−Fi接続を利用して、切断要求をMFP10に送信し、T192において、Wi−Fi接続を利用して、MFP10から切断応答を受信する。これにより、T200において、MFP10と携帯端末100との間のWi−Fi接続が切断される。
(第1実施例の効果)
MFP10は、PC200が親局である第1のWFDNWに子局として参加している状態では、携帯端末100が所属する第2のWFDNWに所属することができない。即ち、MFP10が第1のWFDNWに子局として参加している状態において、MFP10と携帯端末100との間のWi−Fi接続を確立することができない。本実施例によると、MFP10は、PC200が親局である第1のWFDNWに子局として参加している状態において、携帯端末100とのNFCリンクが確立される場合に、CL状態からデバイス状態に移行する。そして、MFP10は、携帯端末100からInvitation要求を受信すると、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi接続を携帯端末100と確立して、第2のWFDNWに所属することができる。従って、PC200が親局である第1のWFDNWに子局としてMFP10が参加している状態に代えて、MFP10と携帯端末100とが同じ第2のWFDNWに所属することができる。
(対応関係)
MFP10、PC200、携帯端末100、が、それぞれ、「通信装置」、「第1の外部装置」「第2の外部装置」の一例である。Wi−FiI/F20、NFCI/F22が、それぞれ「第1の無線インタフェース」、「第2の無線インタフェース」の一例である。リモートUIアプリケーション210が、「特定のアプリケーション」の一例である。
図6のT124のデバイス状態が、「特定状態」の一例である。第1のWFDNW、第2のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。NFCリンク、Wi−Fi接続が、「第1の無線接続」、「第2の無線接続」の一例である。Invitation要求が、「要求信号」の一例である。エラー画面が、「所定画面」の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、MFP10は、図3、図4に代えて、図7、図8の処理を実行する。また、図5の携帯端末100が実行するMFPアプリ処理が第1実施例とは異なる。なお、実施例間で共通する処理については、同じ符号を付して説明を省略する。
(MFP10が実行する処理;図7)
図7を参照して、MFP10のCPU32がプログラム36に従って実行する処理の内容を説明する。
S340において、CPU32は、MFP10をCL状態からG/O状態に移行させる。具体的には、CPU32は、MFP10をCL状態からデバイス状態に移行させ、さらに、MFP10をデバイス状態からG/O状態に移行させる。これにより、MFP10とPC200との間のWi−Fi接続が切断され、MFP10は第1のWFDNWから離脱する。そして、MFP10は、第3のWFDNWを形成し、当該WFDNWで利用されるべき、第3の無線設定情報(即ち、SSID「YYY3」パスワード「PPP3」)を生成する。そして、CPU32は、S42、S44が終了すると、S350において、Wi−Fi接続処理(図8)を実行する。なお、S42、44において、CPU32は、SSID「YYY3」を含むProbe応答を携帯端末100に送信する。
(Wi−Fi接続処理;図8)
続いて、図8を参照して、図7のS350で実行されるWi−Fi接続処理を説明する。
S410において、CPU32は、携帯端末100からAssociation要求を受信するのか否かを判断する。携帯端末100は、WPS処理を実行せずにPersistent情報を利用してWi−Fi接続を確立することを要求する場合に、Association要求をMFP10に送信する。即ち、携帯端末100は、MFP10と携帯端末100との間の接続が過去に確立されており、Persistent情報が携帯端末100のメモリ134に格納されている場合に、Association要求をMFP10に送信する。CPU32は、携帯端末100からAssociation要求を受信しない場合(S410でNO)に、S420に進む。一方、CPU32は、携帯端末100からAssociation要求を受信する場合(S410でYES)に、S430に進む。
S420において、CPU32は、WPS処理を実行する。当該WPS処理は、親局(即ちG/O)として動作するMFP10とWi−Fi接続を確立するための第3の無線設定情報(即ち、SSID「YYY3」、パスワード「PPP3」等)を携帯端末100に送信する処理を含む。
S422において、CPU32は、第3の無線設定情報を利用して、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。これにより、MFP10は、携帯端末100を第3のWFDNWに子局(即ちCL)として参加させることができる。
S424において、CPU32は、S422で送信した第3の無線設定情報をPersistent情報としてメモリ34に保存する。
また、S430において、CPU32は、WPS処理を実行することなく、メモリ34内のPersistent情報(即ち第3の無線設定情報)を利用して、携帯端末100とのWi−Fi接続を確立する。これにより、MFP10は、携帯端末100を第3のWFDNWに子局(即ちCL)として参加させることができる。
(図5;携帯端末100が実行するMFPアプリ処理)
次いで、図5を参照して、本実施例の携帯端末100のCPU132がMFPアプリ138に従って実行する処理の内容を説明する。本実施例において、アプリ138は、S220が終了すると、S222を省略して、S224に進む。即ち、アプリ138は、携帯端末100の動作状態をデバイス状態から移行させない。
S224において、アプリ138は、接続要求指示をOS136に供給する。接続要求指示は、S212で受信されたMACアドレス「AAA」を含むProbe要求を送信するための指示と、Association要求を送信するための指示と、を含む。OS136は、接続要求指示を取得すると、MACアドレス「AAA」を含むProbe要求を送信するための指示をWi−FiI/F120に供給する。OS136は、Probe要求の送信に応じて、Wi−FiI/F120を介して、MFP10からProbe応答を受信する。そして、OS136は、MFP10のMACアドレス「AAA」を含むPersistent情報がメモリ134に記憶されているのか否かを判断する。OS136は、当該Persistent情報が記憶されていると判断する場合に、Association要求を送信するための指示をWi−FiI/F120に供給する。その後、OS136は、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための処理を実行する。一方、OS136は、当該Persistent情報が記憶されていないと判断する場合、OS136は、Association要求を送信するための指示をWi−FiI/F120に供給することなく、MFP10とのWi−Fi接続を確立するための処理を実行する。S224が終了すると、図5の処理が終了する。
(具体的なケース)
続いて、図9を参照して、図5、図7、図8の処理によって実現される具体的なケースについて説明する。図9の初期状態は、図6の初期状態と同様である。
T210〜T226は、図6のT110〜T126と同様である。T228において、MFP10は、デバイス状態からG/O状態に移行する(図7のS340)。これにより、MFP10は、第3のWFDNWを形成し、当該WFDNWで利用されるべき第3の無線設定情報(即ち、SSID「YYY3」、パスワード「PPP3」等)を生成する。T230、T240は、図6のT130、T150と同様であり、T232、242は、SSID「YYY3」がProbe応答に含まれる点を除いて、T132、T152と同様である。
T250において、MFP10は、Association要求を受信することなく、携帯端末100とWPS処理を実行する。具体的には、MFP10は、第3のWFDNWのSSID「YYY3」と、当該WFDNWのパスワード「PPP3」と、を含む第3の無線設定情報を携帯端末100に送信する。そして、T252において、MFP10と携帯端末100の間で4-way Handshake等の通信が実行され、Wi−Fi接続が確立される(図8のS422)。これにより、MFP10は、携帯端末100を第3のWFDNWに子局として参加させる。T254〜T280は、図6のT174〜T200と同様である。
(第2実施例の効果)
本実施例によると、MFP10は、PC200が親局である第1のWFDNWに子局として参加している状態において、携帯端末100とのNFCリンクが確立される場合に、CL状態からG/O状態に移行する。そして、MFP10は、ユニキャストによって送信されるProbe要求を受信すると、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi接続を携帯端末100と確立することができる。従って、PC200が親局である第1のWFDNWに子局としてMFP10が参加している状態に代えて、MFP10と携帯端末100とが同じ第3のWFDNWに所属することができる。
(対応関係)
図9のT228のG/O状態が、「特定状態」の一例である。第1のWFDNW、第3のWFDNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。ユニキャストで送信されるProbe要求が、「要求信号」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)携帯端末100、MFP10が、それぞれ、「通信装置」、「第2の外部装置」であってもよい。この場合、携帯端末100は、PC200が親局として動作する第1のWFDNWの子局として動作している状態において、MFP10とのNFCリンクが確立される場合に、携帯端末100をCL状態からデバイス状態に移行させる。そして、CPU132は、携帯端末100がデバイス状態に移行した後に、Wi−FiI/F120を介して、MFP10が親局として動作する第3のWFDNWに参加することを要求するためのInvitation要求が受信される場合に、MFP10とのWi−Fi接続を確立する。これにより、携帯端末100とMFP10とが同じ第3のWFDNWに所属することができる。
(変形例2)図3のS14〜S30を省略し、S12が終了すると、S40が実行されてもよい。本変形例では、「第1の判断部」、「第2の判断部」、「第3の判断部」、「第4の判断部」、及び「表示制御部」を省略可能である。
(変形例3)図3のS48及びS60を省略してもよい。この場合、「第2の確立部」を省略可能である。
(変形例4)「第2の無線インタフェース」は、NFC通信を実行するためのI/Fでなくてもよく、例えば、BlueTooth(登録商標)、赤外線、トランスファージェット等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。
(変形例5)「通信装置」は、MFP10でなくてもよく、印刷機能のみを実行可能なプリンタ、スキャン機能のみを実行可能なスキャナ、PC、携帯端末等であってもよい。
(変形例6)上記の実施例では、MFP10のCPU32がプログラム36(即ちソフトウェア)を実行することによって、図3、図4、図7、図8の処理が実現される。これに代えて、図3、図4、図7、図8の処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18:スキャン実行部、20:Wi−FiI/F、22:NFCI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、100:携帯端末、112:操作部、114:表示部、120:Wi−FiI/F、122:NFCI/F、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、136:OSソフトウェア、138:MFPアプリケーション、200:PC、210:リモートUIアプリケーション

Claims (9)

  1. 通信装置であって、
    第1の無線インタフェースと、
    前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと、
    前記通信装置が、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行するための第1の無線ネットワークであって、第1の外部装置が親局である前記第1の無線ネットワークに子局として参加している特定の状況において、前記第2の無線インタフェースを介した第1の無線接続が前記第1の外部装置とは異なる第2の外部装置と確立される場合に、前記通信装置が未通信状態であるのか否かを判断する第3の判断部であって、前記未通信状態は、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークに参加してから、前記第1の無線ネットワークを利用した無線通信を未だに実行していない状態である、前記第3の判断部と、
    前記通信装置が前記未通信状態でないと判断される場合に、前記通信装置の動作状態を、前記第1の無線ネットワークの前記子局として動作する子局状態から、前記子局状態とは異なる特定状態に移行させる第1の移行部であって、前記通信装置が前記未通信状態であると判断される場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させない、前記第1の移行部と、
    前記通信装置の動作状態が前記特定状態に移行した後に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から要求信号を受信する受信部であって、前記要求信号は、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続の確立を前記通信装置に要求するための信号である、前記受信部と、
    前記第2の外部装置から前記要求信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記第2の外部装置と確立して、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行するための第2の無線ネットワークに所属する第1の確立部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記通信装置は、さらに、
    前記特定の状況において前記第1の無線接続が前記第2の外部装置と確立される場合に、前記第1の無線ネットワークを利用した無線通信を実行中であるのか否かを判断する第1の判断部を備え、
    前記第1の移行部は、
    前記第1の無線ネットワークを利用した無線通信を実行中でないと判断される場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させ、
    前記第1の無線ネットワークを利用した無線通信を実行中であると判断される場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させない、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、さらに、
    前記特定の状況において前記第1の無線接続が前記第2の外部装置と確立される場合に、未通信時間が第1の所定時間より大きいのか否かを判断する第2の判断部であって、前記未通信時間は、前記通信装置が前記第1の無線ネットワークを利用した最後の無線通信が完了してからの経過時間である、前記第2の判断部を備え、
    前記第1の移行部は、
    前記未通信時間が前記第1の所定時間よりも大きいと判断される場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させ、
    前記未通信時間が前記第1の所定時間以下であると判断される場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させない、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、さらに、
    前記特定の状況において前記第1の無線接続が前記第2の外部装置と確立される場合に、特定のアプリケーションを備える前記第1の外部装置が、前記特定のアプリケーションを利用して、前記通信装置にアクセスしているのか否かを判断する第4の判断部を備え、
    前記第1の移行部は、
    前記第1の外部装置が前記通信装置にアクセスしていないと判断する場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させ、
    前記第1の外部装置が前記通信装置にアクセスしていると判断する場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させない、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置は、さらに、
    前記特定の状況において前記第1の無線接続が前記第2の外部装置と確立されても、前記通信装置の動作状態が前記子局状態から前記特定状態に移行しない場合に、前記通信装置と前記第2の外部装置との間に前記第1の無線インタフェースを介した無線接続を確立不可能であることを示す所定画面を前記通信装置の表示部に表示させる表示制御部を備える、請求項2からのいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、さらに、
    前記通信装置の動作状態が前記子局状態から前記特定状態に移行してから第2の所定時間が経過しても、前記第2の外部装置から前記要求信号が受信されない場合に、前記第1の無線インタフェースを介した第3の無線接続を前記第1の外部装置と確立して、前記第1の外部装置が前記親局である前記第1の無線ネットワークに前記子局として再び参加する第2の確立部を備える、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の確立部は、前記第1の無線インタフェースを介した前記第2の無線接続を前記第2の外部装置と確立して、前記第2の外部装置が親局である前記第2の無線ネットワークに子局として参加する、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記特定状態は、前記第2の無線ネットワークの親局として動作する親局状態であり、
    前記第1の確立部は、前記第1の無線インタフェースを介した前記第2の無線接続を前記第2の外部装置と確立して、前記通信装置が前記親局として動作する前記第2の無線ネットワークに前記第2の外部装置を子局として参加させる、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 通信装置のためのプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータを、
    前記通信装置が、前記通信装置の第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行するための第1の無線ネットワークであって、第1の外部装置が親局である前記第1の無線ネットワークに子局として参加している特定の状況において、前記第1の無線インタフェースとは異なる前記通信装置の第2の無線インタフェースを介した第1の無線接続が前記第1の外部装置とは異なる第2の外部装置と確立される場合に、前記通信装置が未通信状態であるのか否かを判断する第3の判断部であって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な距離よりも小さく、前記未通信状態は、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークに参加してから、前記第1の無線ネットワークを利用した無線通信を未だに実行していない状態である、前記第3の判断部と、
    前記通信装置が前記未通信状態でないと判断される場合に、前記通信装置の動作状態を、前記第1の無線ネットワークの前記子局として動作する子局状態から、前記子局状態とは異なる特定状態に移行させる第1の移行部であって、前記通信装置が前記未通信状態であると判断される場合に、前記通信装置の動作状態を前記子局状態から前記特定状態に移行させない、前記第1の移行部と、
    前記通信装置の動作状態が前記特定状態に移行した後に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から要求信号を受信する受信部であって、前記要求信号は、前記第1の無線インタフェースを介した無線接続の確立を前記通信装置に要求するための信号である、前記受信部と、
    前記第2の外部装置から前記要求信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記第2の外部装置と確立して、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行するための第2の無線ネットワークに所属する第1の確立部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。
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