JP2005218035A - 無線ネットワークシステム - Google Patents
無線ネットワークシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005218035A JP2005218035A JP2004025597A JP2004025597A JP2005218035A JP 2005218035 A JP2005218035 A JP 2005218035A JP 2004025597 A JP2004025597 A JP 2004025597A JP 2004025597 A JP2004025597 A JP 2004025597A JP 2005218035 A JP2005218035 A JP 2005218035A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- wireless communication
- recording medium
- condition
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】 利便性を向上できる情報通信システムを提供する。
【解決手段】 相互に無線通信可能な第1、第2の情報通信機器2,1を含む無線ネットワークシステムであって、第1の情報通信機器2は、所定の記録媒体に無線通信に関する条件情報を書き込み、第2の情報通信機器1は、当該記録媒体に書き込まれた条件情報を読み出して、当該読み出した条件情報を用いて第1の情報通信機器2との間での無線通信を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 相互に無線通信可能な第1、第2の情報通信機器2,1を含む無線ネットワークシステムであって、第1の情報通信機器2は、所定の記録媒体に無線通信に関する条件情報を書き込み、第2の情報通信機器1は、当該記録媒体に書き込まれた条件情報を読み出して、当該読み出した条件情報を用いて第1の情報通信機器2との間での無線通信を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線回線を介して情報を送受する情報通信機器を含む無線ネットワークシステムに関する。
近年、ネットワークを利用した情報の送受信が普及している。また、パーソナルコンピュータの小型化に伴い、外出先でノート型のパーソナルコンピュータ等を用いて無線にてネットワークに接続可能としているケースもある。
こうした無線通信の一つとして、既存のネットワーク技術を利用しながら、その通信の物理的媒体を無線とする、いわゆる無線LAN技術がある。具体的に、この無線LANとしては、IEEE802.11b等の規格が策定されており、最近ではその高速化が図られているところである。
なお、PHS電話機間相互での無線回線の接続のための識別情報をメモリカードより入手し、以降のPHS電話機間相互接続時の識別情報に使用するという技術が特許文献1に開示されている。
特開平9−84137号公報
しかしながら、上記従来の無線LANによる通信では、例えばアドホックモードやインフラストラクチャモードなど複数の通信形態や、通信チャネル、識別子(SSID)、暗号化設定(WEP)など、多くの通信条件に関する情報を設定しなければならない。
また、特定の通信先に対して情報を送信したい場合に、当該通信先を識別する方法が限られているため、アドレス情報などの設定も別途必要になる。
このように、上記従来の無線LANによる通信では、通信の条件に関する設定が煩雑で、利便性が低いという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、利便性を向上できる情報通信システムを提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、相互に無線通信可能な第1、第2の情報通信機器を含む無線ネットワークシステムであって、前記第1の情報通信機器は、所定の記録媒体に無線通信に関する条件情報を書き込み、前記第2の情報通信機器は、前記所定の記録媒体に書き込まれた条件情報を読み出して、当該読み出した条件情報を用いて前記第1の情報通信機器との間での無線通信を行う、ことを特徴としている。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、情報通信機器であって、他の情報通信機器との間で、予め定められた条件に従って無線通信を行う手段と、所定の記録媒体に対して、前記無線通信に係る条件の情報を書き込む書込手段と、を有することを特徴としている。ここで前記書込手段は、さらに、所定の付加的情報を前記記録媒体に対して書き込むこととしてもよい。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、情報通信機器であって、所定の記録媒体を受け入れて、当該記録媒体に書き込まれている、無線通信に係る条件の情報を読み出す読出手段と、前記読み出した条件に従って無線通信を行う通信手段と、を有することを特徴としている。
ここでさらに、無線通信に係る条件の情報を記憶する記憶手段と、前記読出手段が前記所定の記録媒体から前記条件の情報を読出したときに、前記記憶手段に格納されている条件の情報を退避して記録し、前記読出手段によって読出された条件の情報を前記記憶手段に格納する制御手段と、をさらに含み、前記通信手段は、前記記憶手段に格納された条件に従って無線通信を行うこととしてもよい。
また、前記制御手段は、前記読出手段に前記記録媒体が受け入れられているか否かを監視し、記録媒体が受け入れられていない状態となったときに、前記退避した条件の情報を、前記記憶手段に格納し、前記通信手段は、当該退避されていた条件に従って無線通信を行うこととしてもよい。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、情報通信機器の制御方法であって、情報通信機器に対し、他の情報通信機器との間で予め定められた条件に従って無線通信を行うために、所定の記録媒体に対して、前記無線通信に係る条件の情報を書き込ませることを特徴としている。
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、無線通信機器の制御方法であって、所定の記録媒体に書き込まれている、無線通信に係る条件の情報を読み出させ、前記読み出した条件に従って無線通信を行わせることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、他の情報通信機器との間で予め定められた条件に従って無線通信を行う手順と、所定の記録媒体に対して、前記無線通信に係る条件の情報を書き込む手順と、を実行させることを特徴としている。
さらに本発明の別の態様に係るプログラムは、コンピュータに、所定の記録媒体に書き込まれている、無線通信に係る条件の情報を読み出す手順と、前記読み出した条件に従って無線通信を行う手順と、を実行させることを特徴としている。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る無線ネットワークシステムは、図1に示すように、情報通信機器としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCと呼ぶ)1及びプリンタ装置2を含んで構成されている。これらの情報通信機器は具体的には図2に示すように、制御部11と、記憶部12と、無線LANインタフェース13と、メモリカードリーダライタ14と、操作部15と、表示部16とを含んで構成されている。
制御部11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作しており、メモリカードを介して無線通信に係る条件の情報(以下、無線設定情報と呼ぶ)を提供する側の処理と、メモリカードを介して無線設定情報を受け入れる側の処理と、の少なくとも一方を実行している。これらの処理の具体的内容については後に詳しく述べる。ここで無線設定情報には、通信モード(アドホック/インフラストラクチャの別)や通信チャネル、識別子(SSID)、暗号化設定(WEP)などが含まれる。
記憶部12はハードディスクやメモリ等であり、制御部11によって実行されるプログラムを格納するコンピュータ可読な記録媒体である。また、この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作しており、また、無線設定情報を格納する領域(以下、設定情報格納領域と呼ぶ)を含む。
無線LANインタフェース13は、制御部11から入力される指示に従い、無線設定情報に示される設定内容に応じてデータを送出し、またデータを受信する処理を行っている。この無線LANインタフェース13は、受信したデータを制御部11に出力する。メモリカードリーダライタ14は、制御部11から入力される指示に従って、例えばメモリスティックやSDカードなどの半導体メモリデバイス(メモリカード)に対して情報を書込み、又は当該メモリカードから情報を読み出して制御部11に出力する。なお以下の説明では、このメモリカードが本発明の記憶媒体に相当するものとして説明するが、記憶媒体は情報をディスク上に固定するFDや、MO(光磁気ディスク)などであってもよい。また、例えばFeliCaなどの非接触型のカードであっても構わない。
操作部15は、例えばキーボードやマウス(PC1等の場合)、操作ボタン(プリンタ装置2等の場合)であり、表示部16は、液晶ディスプレイなどである。操作部15は、利用者が行った操作の内容を制御部11に伝達する。表示部16は、制御部11から入力される指示に従って情報を利用者に提示する。
ここで制御部11による無線設定情報を提供する側の処理と、無線設定情報を受け入れる側の処理とについて説明する。まず、無線設定情報を提供する側の処理について説明する。この無線設定情報を提供する側の処理を行う制御部11を含んだ装置が本発明の第1の情報通信機器に相当する。
制御部11は、操作部15から、無線設定情報を書き出すべき旨の操作が行われたときに、現在記憶部12の設定情報格納領域に格納されている無線設定情報をメモリカードリーダライタ14に挿入されているメモリカードに対して書込む。
また制御部11は、このとき付加的な情報を併せてメモリカードに書込んでもよい。ここで付加的な情報とは、例えばプリンタ装置2であれば、当該プリンタ装置2に適合したプリンタドライバソフトウエアや、取扱説明書のドキュメントなどである。
さらに制御部11は、無線設定情報とともに、ネットワークに関係する情報をメモリカードに書込んで、提供することとしてもよい。具体的にネットワークに関係する情報としては、無線LANインタフェース13に設定されている自己のIPアドレスやサブネットマスクの情報などがある。また、一般にネットワークを介して通信を行う場合、例えばTCP/IPを用いた通信を行う場合などにおいては、プロトコルに対応したアドレス情報を設定する必要があるので、無線設定情報の提供先に対して、当該提供先となった情報通信機器で利用するべきアドレス情報を発行して提供することとしてもよい。
例えば、制御部11はDHCP(Dynamic Host Cofiguration Protocol)サーバが行うのと同様の方法によってIPアドレスを発行してもよいし、次のようにしてIPアドレスの発行処理を行ってもよい。すなわち、制御部11は、自己の無線LANインタフェース13に設定されているIPアドレスとサブネットマスクとを取得し、当該IPアドレスを構成するビット列のうち、ネットワーク部分のビット列と、サブネットを表すビット列部分とを取り出す。そして、サブネットを表すビット列部分の値をインクリメント(又はデクリメント)して、上記ネットワーク部分のビット列に合成して新たなIPアドレスを発行する。
なお、制御部11はこの新たに発行したIPアドレスが既に他の装置に割当てられたものでないことを確認する処理を行う。この処理は例えば過去に発行したIPアドレスのリストを記憶部12に格納しておき、過去に発行したIPアドレスと同じIPアドレスである場合は、さらに、サブネットを表すビット列部分の値をインクリメントする処理から繰返して実行して別の新たなIPアドレスを発行させて、過去に発行したものとは異なるIPアドレスが発行されるまで処理を繰返すこととしてもよい。ここで過去に発行したものとは異なるIPアドレスが発行されたときには、その新たなIPアドレスをメモリカードに書込む。
また、新たに発行したIPアドレスに対してピン(PING)パケットを送出し、それに対する応答の有無を調べ、応答がある場合(新たなIPアドレスが既に他の装置に割当てられていた場合)には、さらに、サブネットを表すビット列部分の値をインクリメントする処理から繰返して実行するようにしてもよい。この場合、ピンパケットに対する応答がない場合に、当該ピンパケットの送出先となった新たなIPアドレスをメモリカードに書込むことになる。
次に、制御部11による無線設定情報を受け入れる側の処理について説明する。この処理を行う制御部11を含んだ装置が本発明の第2の情報通信機器に相当する。
無線設定情報を受け入れる場合、制御部11は、メモリカードリーダライタ14に挿入されたメモリカードから無線設定情報を読み出して、記憶部12の設定情報格納領域に格納する。そして制御部11は、当該記憶部12に格納した条件に従って無線通信を行う。
また制御部11は、メモリカードから読出した無線設定情報を格納する前に、記憶部12の設定情報格納領域に格納されていた無線設定情報(変更前情報)を記憶部12の別の領域に退避して格納しておき、後の所定のタイミングでこれを設定情報格納領域に書き戻すこととしてもよい。
例えば、制御部11は、メモリカードリーダライタ14に挿入されたメモリカードから無線設定情報を読み出したときに、記憶部12の設定情報格納領域に格納されている変更前情報を記憶部12の別の領域(退避領域)に写して格納する。そしてその後に、メモリカードから読出した情報を設定情報格納領域に格納する。この場合において制御部11はさらに、メモリカードリーダライタ14からメモリカードが取り出され、アクセスができなくなったことを検出すると、退避領域に格納した変更前情報を設定情報格納領域に書き戻す。
なお、メモリカードが取り出されたか否かは、当該メモリカードへのアクセスができなくなったことを検出する方法のほか、電源ピンの接続状態の変化などを監視する方法などもある。
さらに制御部11は、ネットワークに関係する情報がメモリカードに格納されているときには、当該ネットワークに関係する情報に基づいて各部の設定を行ってもよい。例えば、ネットワークに関係する情報として、IPアドレスとサブネットマスクとが格納されているときには、これらを読出して無線LANインタフェース13に当該IPアドレスとサブネットマスクとを設定する。そして無線LANインタフェース13は、新たに設定されたIPアドレスとサブネットマスクとに基づく通信を開始することとなる。
この場合も制御部11は、メモリカードから読出した当該IPアドレスとサブネットマスクとを無線LANインタフェース13に設定する前に、それまでに無線LANインタフェース13に設定されていたIPアドレスやサブネットマスクを退避しておき、メモリカードリーダライタ14からメモリカードが取り出されたときに、退避しておいたIPアドレスやサブネットマスクを無線LANインタフェース13に設定し戻すこととしてもよい。
次に、本実施の形態の無線ネットワークシステムの動作について説明する。なお、以下では説明のため、プリンタ装置2が設置されている場所の近傍に、PC1を所持した利用者が来訪し、PC1内のドキュメントをプリンタ装置2によって印刷させる場合の動作について図3を参照しながら説明する。また、PC1とプリンタ装置2とは、アクセスポイントを介さずに直接、いわゆるアドホックモードで相互通信を行うものとする。なお、以下では区別のため、PC1側の各部の符号にaを付して、制御部11a…と呼ぶこととし、プリンタ装置2側の各部の符号にはbを付して、制御部11b…と呼ぶこととする。
利用者が、プリンタ装置2側に接続されたメモリカードリーダライタ14bにメモリカードを挿入し、利用者がプリンタ装置2の操作部15bを操作して、無線設定情報を書込むべき旨の指示を入力すると(指示受け入れ;S1)、プリンタ装置2は、無線設定情報をメモリカードに書込む(S2)。この場合、プリンタ装置2は、通信モードがアドホックモードである旨の情報を含む無線設定情報を書込むことになる。
またプリンタ装置2は、自己に設定されているIPアドレスをメモリカードに書込み、さらにPC1側に設定するべきIPアドレスを発行して(S3)、当該発行したIPアドレスとサブネットマスクの情報とをネットワーク関係情報としてメモリカードに書込む(S4)。プリンタ装置2は、書込みが完了したことを表示部16bに表示するなどして利用者に報知する(S5)。
ここで発行されるIPアドレスは、例えばプリンタ装置2の無線LANインタフェース13bに設定されているIPアドレスが192.168.0.100であり、サブネットマスクが255.255.255.0である場合、次のようになる。この例ではサブネット部分は、上記IPアドレスのうち最後のオクテット部分(「100」の部分)である。そこでプリンタ装置2は、この部分をインクリメントして「101」とし、ネットワークアドレス部分(「192.168.0」)と合成して新たなIPアドレス192.168.0.101を生成する。そしてプリンタ装置2は、この新たなIPアドレスに対してピンパケットを送信して、それに対する応答がない場合に、このIPアドレスをメモリカードに書込む。なお、ここではサブネット部分をインクリメント又はデクリメントとして新たなIPアドレスを生成しているが、当該サブネット部分をランダムに生成してもよい。
利用者は、メモリカードへの書込みが完了したことを表す報知を受けてメモリカードを取り出し、PC1に接続されているメモリカードリーダライタ14aに当該メモリカードを挿入する。するとPC1の制御部11aが、記憶部12aに格納されている現在の無線設定情報や、無線LANインタフェース13aに設定されているIPアドレス等を退避し(S6)、メモリカードに格納されているIPアドレス等や無線設定情報を読み出して、当該読出した無線設定情報を記憶部12aの設定情報格納領域に格納する。さらにPC1は、読出したIPアドレス等を無線LANインタフェース13aに設定する。このようにして、受け入れたメモリカード内の無線設定情報やIPアドレス等の情報を各部に設定し、制御部11は以下、これらのネットワーク設定や無線設定情報に基づく通信を開始する(S8)。
具体的にここではプリンタ装置2がアドホックモードである旨の情報等を含む無線設定情報を書込んでいるので、PC1側の制御部11aは、アドホックモードでの通信を行うことになる。また、通信チャネルやSSID、WEPの設定など、さらにはネットワークアドレスであるIPアドレスについても同様に受渡されて設定されるので、PC1とプリンタ装置2との間での通信が可能な状態となる。
この状態でPC1の制御部11aが、利用者からプリンタ装置2を用いてドキュメントを印刷するべき旨の指示を受けると、メモリカードからプリンタ装置2のIPアドレスを読出し、当該プリンタ装置2のIPアドレス宛に印刷対象となっているドキュメントの印刷データを無線LANインタフェース13aを介して送出する。プリンタ装置2側の無線LANインタフェース13bは、このドキュメントの印刷データを受信して、制御部11bに出力し、制御部11bが予め定められた印刷処理に従ってプリンタ部(不図示)に対してドキュメントを印刷するべき指示を出力することになる。
やがて利用者がメモリカードリーダライタ14aからメモリカードを取り出すと、制御部11aがアクセスができなくなったことを検出し、退避領域に格納した元の無線設定情報、並びにIPアドレス等の情報をそれぞれ記憶部12aの設定情報格納領域や無線LANインタフェース13aに書き戻して設定し直す。
また、ここまでの説明では、プリンタ装置2側から提供される情報は、無線ネットワークを介した通信を確立するために必要な情報であるとしていたが、プリンタ装置2はこうした情報に加えて、当該プリンタ装置2に適合したプリンタドライバソフトウエアや、取扱説明書のドキュメントなどを付加的情報としてメモリカードに書込むこととしてもよい。
PC1側では、これらの付加的情報を読み出して、例えばプリンタドライバのインストール等を実行する。この場合に当該プリンタ装置2など、移動先の無線ネットワークで一時的に利用する情報であれば、メモリカードが取外されたことを検出したときに、当該情報をPC1内の記憶部12から除去する処理を行ってもよい。この場合、例えばプリンタドライバをアンインストールする処理等を行うことになる。
さらに付加的情報として、プリンタ装置2などが備えている機能の情報などを付加的情報として提供してもよい。具体的にプリンタ装置2の場合、両面印刷の可否、面付け印刷の可否、拡大・縮小などのサービス機能の有無などの情報を提供してもよい。この情報は、例えばPC1側で参照可能な状態(例えばPDF(Portable Document Format)などのファイル)で提供され、利用者は、この情報を参照して当該プリンタ装置2が、所望の性能を有しているか否かを調べることができる。なお、プリンタドライバの提供は、例えばプリンタ装置2側からダウンロード提供することとしてもよい。具体的にはプリンタ装置2がウエブサーバとして動作し、PC1側から当該ウエブサーバに対してアクセスしてプリンタドライバをダウンロードするようにしてもよい。
さらにここまでの説明において、メモリカードが取り出されたときに、PC1の制御部11aが、無線設定情報やIPアドレス、プリンタドライバ等の設定状態をメモリカード挿入前の状態に戻すとして説明したが、利用者の指示等に応じて、設定状態を元へ戻さないように制御してもよい。この場合、変更前の情報を退避しておく必要はなくなる。
またプリンタ装置2など、無線設定情報の提供側において無線設定情報をメモリカードに格納する場合に、利用者から当該無線設定情報の受け入れ側のPC1の機種やOS(Operating System)等を特定する情報の入力を受け、当該情報に基づいて無線設定情報のフォーマットや内容、格納先のファイル名などを変更してもよい。
また上述の説明では無線設定情報の提供側でIPアドレスを発行していたが、これに代えて、サブネットマスクの情報とネットワークアドレス部分の情報とをメモリカードに書込み、PC1側でIPアドレスを発行してもよい。この場合のIPアドレスの発行処理は、サブネットマスクの情報からサブネットのビット数を調べ、当該ビット数のランダムな数値を生成し、メモリカード内のネットワークアドレス部分に合成してIPアドレスを発行すればよい。この場合もピンパケットなどの送出により、競合するアドレスが他の装置に設定されていないことを確認する。
さらに、ここではプリンタ装置2など、固定設置されている装置側からPC1等、利用者が運搬する移動可能な装置に対して無線設定情報等を提供する例について説明したが、逆に利用者が運搬する装置から固定設置されている装置に対して無線設定情報を提供するようにしてもよい。この場合、固定設置されている装置側のIPアドレスをも提供する場合は、予め提供側の装置のIPアドレスとサブネットマスクとに基づいて、通信可能なIPアドレスを予測し、この予測IPアドレスとサブネットマスクとを提供する。
固定設置されている装置側では、提供されたIPアドレス等が実際に利用可能なアドレスであるか否かを調べ、利用可能なアドレスであれば、当該IPアドレス等を無線LANインタフェース13に設定し、利用可能なアドレスでなければ、当該提供されたIPアドレスとネットワークアドレス部分を共通にするIPアドレスであって利用可能なものを選択して無線LANインタフェース13に設定し、通信を開始する。
なおプリンタ装置2の制御部11bは、メモリカードリーダライタ14bに挿入されたメモリカードに印刷対象となるドキュメントのデータが格納されている場合は、利用者からの指示操作に応じて、当該データに基づいて印刷処理を行うこととしてもよい。
また、本発明の情報通信機器は、パーソナルコンピュータやプリンタに限られない。例えばPC1の代りにPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末であっても構わないし、プリンタ装置2の代りに、スキャナ等の入出力デバイスであっても構わない。
1 パーソナルコンピュータ、2 プリンタ装置、11 制御部、12 記憶部、13 無線LANインタフェース、14 メモリカードリーダライタ、15 操作部、16 表示部。
Claims (10)
- 相互に無線通信可能な第1、第2の情報通信機器を含む無線ネットワークシステムであって、
前記第1の情報通信機器は、所定の記録媒体に無線通信に関する条件情報を書き込み、
前記第2の情報通信機器は、前記所定の記録媒体に書き込まれた条件情報を読み出して、当該読み出した条件情報を用いて前記第1の情報通信機器との間での無線通信を行う、
ことを特徴とする無線ネットワークシステム。 - 他の情報通信機器との間で、予め定められた条件に従って無線通信を行う手段と、
所定の記録媒体に対して、前記無線通信に係る条件の情報を書き込む書込手段と、
を有することを特徴とする情報通信機器。 - 請求項2に記載の情報通信機器であって、
前記書込手段は、さらに、所定の付加的情報を前記記録媒体に対して書き込むことを特徴とする情報通信機器。 - 所定の記録媒体を受け入れて、当該記録媒体に書き込まれている、無線通信に係る条件の情報を読み出す読出手段と、
前記読み出した条件に従って無線通信を行う通信手段と、
を有することを特徴とする情報通信機器。 - 請求項4に記載の情報通信機器であって、
無線通信に係る条件の情報を記憶する記憶手段と、
前記読出手段が前記所定の記録媒体から前記条件の情報を読出したときに、前記記憶手段に格納されている条件の情報を退避して記録し、前記読出手段によって読出された条件の情報を前記記憶手段に格納する制御手段と、をさらに含み、
前記通信手段は、前記記憶手段に格納された条件に従って無線通信を行うことを特徴とする情報通信機器。 - 請求項5に記載の情報通信機器であって、
前記制御手段は、前記読出手段に前記記録媒体が受け入れられているか否かを監視し、記録媒体が受け入れられていない状態となったときに、前記退避した条件の情報を、前記記憶手段に格納し、
前記通信手段は、当該退避されていた条件に従って無線通信を行うことを特徴とする情報通信機器。 - 情報通信機器に対し、他の情報通信機器との間で予め定められた条件に従って無線通信を行うために、所定の記録媒体に対して、前記無線通信に係る条件の情報を書き込ませることを特徴とする情報通信機器の制御方法。
- 所定の記録媒体に書き込まれている、無線通信に係る条件の情報を読み出させ、前記読み出した条件に従って無線通信を行わせることを特徴とする情報通信機器の制御方法。
- コンピュータに、
他の情報通信機器との間で予め定められた条件に従って無線通信を行う手順と、
所定の記録媒体に対して、前記無線通信に係る条件の情報を書き込む手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
所定の記録媒体に書き込まれている、無線通信に係る条件の情報を読み出す手順と、
前記読み出した条件に従って無線通信を行う手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004025597A JP2005218035A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 無線ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004025597A JP2005218035A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 無線ネットワークシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005218035A true JP2005218035A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34907938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004025597A Pending JP2005218035A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 無線ネットワークシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005218035A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007312088A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Ricoh Co Ltd | 動作要求受付装置、プログラム、記録媒体、動作要求受付装置の制御方法、通信システム及び通信システムの運用方法 |
JP2008078990A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Nec Access Technica Ltd | ネットワークシステム、アクセスポイント端末、アドレス決定方法、及びプログラム |
JP2009124302A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Mega Chips Corp | 無線lanシステム |
JP2009194897A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-08-27 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、記憶媒体、画像表示システム及びネットワーク設定方法 |
JP2010213088A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Seiko Epson Corp | 通信システム、通信装置、通信方法 |
JP2010239281A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Brother Ind Ltd | 通信装置とアドレス提供装置 |
JP2015126400A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | Kddi株式会社 | 通信ネットワーク設定サービス装置、通信ネットワーク設定サービス方法およびコンピュータプログラム |
-
2004
- 2004-02-02 JP JP2004025597A patent/JP2005218035A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007312088A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Ricoh Co Ltd | 動作要求受付装置、プログラム、記録媒体、動作要求受付装置の制御方法、通信システム及び通信システムの運用方法 |
US8218163B2 (en) | 2006-05-18 | 2012-07-10 | Ricoh Co., Ltd. | Operating apparatus, controlling operating apparatus, communication system, and managing communication system |
JP2008078990A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Nec Access Technica Ltd | ネットワークシステム、アクセスポイント端末、アドレス決定方法、及びプログラム |
JP4516945B2 (ja) * | 2006-09-21 | 2010-08-04 | Necアクセステクニカ株式会社 | ネットワークシステム、アクセスポイント、通信端末、アドレス決定方法、及びプログラム |
JP2009124302A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Mega Chips Corp | 無線lanシステム |
JP2010198609A (ja) * | 2008-01-17 | 2010-09-09 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、記憶媒体、画像表示システム及びネットワーク設定方法 |
JP2010181876A (ja) * | 2008-01-17 | 2010-08-19 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、記憶媒体、画像表示システム及びネットワーク設定方法 |
JP2011146045A (ja) * | 2008-01-17 | 2011-07-28 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、記憶媒体、画像表示システム及びネットワーク設定方法 |
US7991900B2 (en) | 2008-01-17 | 2011-08-02 | Seiko Epson Corporation | Image display device, storage device, image display system and network setup method |
JP2009194897A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-08-27 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置、記憶媒体、画像表示システム及びネットワーク設定方法 |
US8423655B2 (en) | 2008-01-17 | 2013-04-16 | Seiko Epson Corporation | Image display device, storage device, image display system and network setup method |
US8725884B2 (en) | 2008-01-17 | 2014-05-13 | Seiko Epson Corporation | Image display device, storage device, image display system and network setup method |
JP2010213088A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Seiko Epson Corp | 通信システム、通信装置、通信方法 |
JP2010239281A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Brother Ind Ltd | 通信装置とアドレス提供装置 |
JP2015126400A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | Kddi株式会社 | 通信ネットワーク設定サービス装置、通信ネットワーク設定サービス方法およびコンピュータプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9906672B2 (en) | Function performing apparatus | |
US10389408B2 (en) | Communication device | |
CN107682844B (zh) | 通信装置 | |
JP4684888B2 (ja) | 通信装置及び電力制御方法 | |
JP2006254301A (ja) | Ipアドレス設定システム | |
JP2006333103A (ja) | 携帯型記憶装置、制御プログラム、及び接続設定方法 | |
US9423993B2 (en) | Non-transitory computer-readable medium storing communication program including external device type judging and communication device including external device type judging | |
US20040102218A1 (en) | Communication method and apparatus | |
JP2015231155A (ja) | 通信システム、情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム | |
US8171149B2 (en) | Communication system, terminal device, and method of controlling terminal devices in communication system | |
JP2005218035A (ja) | 無線ネットワークシステム | |
JP2023155375A (ja) | 通信機器 | |
JP2007088726A (ja) | デバイス、無線lan設定システムおよび無線lan設定方法 | |
JP2010213088A (ja) | 通信システム、通信装置、通信方法 | |
US10524207B2 (en) | Communication apparatus capable of changing operating state of wireless interface | |
JP2016178686A (ja) | 通信機器 | |
JP2009111769A (ja) | 無線通信装置及びその制御方法並びにプリンタ装置 | |
JP2018107831A (ja) | 通信機器 | |
JP2004206162A (ja) | 通信装置および画像形成装置 | |
JP2004240869A (ja) | 制御ソフトウェアインストール方法 | |
JP2009034868A (ja) | 通信装置、プリンタ、プログラム | |
JP2018099824A (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
JP2018157572A (ja) | 機能実行機器 | |
JP2019186954A (ja) | 通信機器 | |
JP2019110549A (ja) | 通信機器 |