JP3941794B2 - 分散印刷制御装置及び印刷ジョブ分散方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークに接続された2以上の印刷装置に印刷ジョブを分散して、印刷を行う技術に関し、特に、前回印刷ジョブを分散した印刷装置には、次回分散する際に、できるだけ分散しないようにする技術に関する。
近年、複数のプリンタを同一ネットワークに接続し、ユーザが複数のプリンタを使い分けることができる印刷システムが普及しつつある。そして、このような印刷システムにおいて印刷ジョブを各プリンタに分散して並行処理することにより、短時間で印刷を完了する、いわゆる分散印刷も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−215368号公報
しかしながら、例えば、複数の印刷ジョブを複数のプリンタに分散して処理するような印刷システムでは、前回分散先プリンタとなっていないプリンタがあるにもかかわらず、このプリンタを選択せず、前回分散先プリンタとなったプリンタを、次回も分散先プリンタとして決定する場合があった。その結果、特定のプリンタに印刷ジョブが集中し、印刷ジョブの処理が滞るために、印刷を完了するまでに時間がかかるという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、分散印刷を行う際に、前回印刷ジョブを分散した印刷装置には、次回分散する際に、できるだけ分散しないようにすることで、特定の印刷装置に印刷ジョブが集中することを避け、印刷を短時間で完了することを目的とする。
前述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の分散印刷制御装置は、ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散することが可能な分散印刷制御装置であって、前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記印刷ジョブが特定のポート番号を指定して送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定のポート番号とは異なるポート番号を指定して前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させることを要旨とする。
このように、本発明における第1の分散印刷制御装置は、前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶するようにしているので、今回の分散先となる印刷装置を決定する際、この特定情報に基づくことにより、前回の分散先となった印刷装置を、今回の分散先となる印刷装置として決定することを避けることができる。従って、特定の印刷装置に印刷ジョブが集中することを避け、印刷を短時間で完了することができる。また、印刷ジョブが特定のポート番号を指定して送信されてきた場合に、この印刷ジョブを分散先となる印刷装置に送信するので、第1の分散印刷制御装置に対して、印刷ジョブの分散する/しないをポート番号によって指定することができ、コンピュータ等に特別なソフトウェアをインストールしたり、特別なコマンドを用意する必要がなく、印刷システムをシンプルに構成できる。また、分散先となる印刷装置では、特定のポート番号とは異なるポート番号を指定して印刷ジョブを受信するので、仮に、第1の分散印刷制御装置を内蔵する印刷装置が分散先と決定された場合に、かかる印刷装置において受信した印刷ジョブの再分散は行われず、従って、印刷ジョブが無限に分散されることを抑制することができる。
本発明の第2の分散印刷制御装置は、ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散することが可能な分散印刷制御装置であって、前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記印刷ジョブが特定の印刷プロトコルで送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定の印刷プロトコルとは異なる印刷プロトコルで前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった前記印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させることを要旨とする。
このように、本発明における第2の分散印刷制御装置は、前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶するようにしているので、今回の分散先となる印刷装置を決定する際、この特定情報に基づくことにより、前回の分散先となった印刷装置を、今回の分散先となる印刷装置として決定することを避けることができる。従って、特定の印刷装置に印刷ジョブが集中することを避け、印刷を短時間で完了することができる。また、印刷ジョブが特定の印刷プロトコルで送信されてきた場合に、この印刷ジョブを分散先となる印刷装置に送信するので、第2の分散印刷制御装置に対して、印刷ジョブの分散する/しないを印刷プロトコルによって指定することができ、コンピュータ等に特別なソフトウェアをインストールしたり、特別なコマンドを用意する必要がなく、印刷システムをシンプルに構成できる。また、分散先となる印刷装置では、特定の印刷プロトコルとは異なる印刷プロトコルで印刷ジョブを受信するので、仮に、第2の分散印刷制御装置を内蔵する印刷装置が分散先と決定された場合に、かかる印刷装置において受信した印刷ジョブの再分散は行われず、従って、印刷ジョブが無限に分散されることを抑制することができる。
このように、本発明の第3の分散印刷制御装置は、ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散することが可能な分散印刷制御装置であって、前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記分散印刷制御装置において分散先となり得る候補印刷装置が予め登録されており、前記制御部は、前記印刷ジョブが所定の条件に従って送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させ、前記制御部は、分散先となる印刷装置を決定しようとする度に、各候補印刷装置に機種を問い合わせて、特定印刷装置と異なる機種の印刷装置を前記候補印刷装置からはずして、前記特定印刷装置と同一機種の印刷装置の中から、分散先となる印刷装置を決定することを要旨とする。
このように本発明の第3の分散印刷制御装置は、前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶するようにしているので、今回の分散先となる印刷装置を決定する際、この特定情報に基づくことにより、前回の分散先となった印刷装置を、今回の分散先となる印刷装置として決定することを避けることができる。従って、特定の印刷装置に印刷ジョブが集中することを避け、印刷を短時間で完了することができる。また、第3の分散印刷制御装置では、候補印刷装置が予め登録されていると共に、分散先となる印刷装置を決定しようとする度に、各候補印刷装置に機種を問い合わせて、特定印刷装置と異なる機種の印刷装置を候補印刷装置からはずして、特定印刷装置と同一機種の印刷装置の中から、分散先となる印刷装置を決定するようにしているので、候補印刷装置として登録された印刷装置が、特定印刷装置と異なる機種の印刷装置に交換された場合に、この交換後の印刷装置を分散先として決定しないようにすることができる。それゆえ、候補印刷装置の機種変更に起因して、分散先となる印刷装置において、特定印刷装置とは異なる品質で印刷が実行されることを抑制することができる。また、分散先となる印刷装置で特定印刷装置と同じ品質で印刷を実行させるために、印刷ジョブのデータ変換などを行わずに済む。
上記第3の分散印刷制御装置は、前記特定印刷装置に、内蔵または接続されていてもよい。
このような構成とすることで、第3の分散印刷制御装置において、自己が内蔵されている又は接続されている印刷装置と同一機種の印刷装置を、分散先となる印刷装置として決定させることができる。従って、第3の分散印刷制御装置において、分散先となる印刷装置に送信する印刷ジョブについて、適正な印刷を実行させるためにデータ変換を行わずに済み、印刷を短時間で完了することができる。
なお、本発明は、上記した分散印刷制御装置のように装置発明の態様に限ることなく、印刷ジョブ分散方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。さらには、それら方法や装置を構成するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様や、上記コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など、種々の態様で実現することも可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、分散印刷制御装置を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符合が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
A1.システムの概要:
A2.プリンタの構成:
A3.通常印刷処理:
A4.分散印刷処理:
A5.実施例の効果:
B.第2の実施例:
B1.プリンタの構成:
B2.通常印刷処理:
B3.分散印刷処理:
B4.実施例の効果:
C.変形例
C1.変形例1:〜C12.変形例12:
A.第1の実施例:
A1.システムの概要:
図1は、本発明の第1の実施例としてのプリンタPRT1を備える印刷システムの構成を示す説明図である。この印刷システムでは、図示するように、クライアントPC(以下、クライアントと略す)CL、複数のプリンタPRT1〜PRT5を備えており、クライアントCL及びプリンタPRT1〜PRT4は、ローカルエリアネットワークLAN1に接続され、また、プリンタPRT5は、ローカルエリアネットワークLAN2に接続されている。そして、ローカルエリアネットワークLAN1、LAN2は、互いにルータRTで接続されている。
各機器間の通信は、TCP/IPプロトコルをベースとしているため、各機器には、それぞれ、IPアドレスが予め固定で割り振られている。説明の便宜上、クライアントCLには「IPc」、プリンタPRT1〜PRT4には、それぞれ「IP11〜IP14」、プリンタPRT5には「IP25」なるアドレスが設定されているものとする。なお、厳密に言えば、これらIPアドレスは、クライアントCL,プリンタPRT1〜PRT5自体に設定されているわけではなく、TCP/IPのネットワークから見た場合のノード(すなわち、具体的には、TCP/IP通信を行うためにネットワークに接続されているネットワークボードなど)に設定されている。
これらプリンタのうち、プリンタPRT1には、カスタムネットワークボードCNBが取り付けられている。このカスタムネットワークボードCNBは、受信した印刷ジョブを他のプリンタに分散して、分散印刷を実行するための分散印刷制御機能を備えており、請求項における分散印刷制御装置に相当する。一方、他のプリンタには、それぞれ、標準のネットワークボード(図示せず)が取り付けられている。
一例として図中には、クライアントCLからプリンタPRT1に、複数の通信データDT1〜DT4が、この順番に送信される場合を例示した。なお、これら通信データDT1〜DT4には、それぞれ別々の印刷ジョブが含まれている。
図2は、このような印刷ジョブを含む通信データの構成を概念的に示す説明図である。図2に示すように、通信データは、大きく分けて、ヘッダと、印刷ジョブデータと、に分かれている。
このうち、ヘッダには、その通信データの発信元である機器のIPアドレス(発信元IPアドレス)と、その機器内における発信元であるソフトウェアを特定するポート番号(発信元ポート番号)と、を含む他、その通信データの送信先である機器のIPアドレス(送信先IPアドレス)と、その機器内における送信先であるソフトウェアを特定するポート番号(送信先ポート番号)とを含んでいる。発信元である機器のソフトウェアから発信された通信データは、送信先IPアドレスに従って、そのIPアドレスを有する機器に送信され、更に、受信した機器内では、送信先ポート番号に従って、その番号のポートで待機しているソフトウェアに渡される。
なお、TCP/IP通信の場合、通信データは、通常、パケットとして通信される。従って、実際には、一連の印刷ジョブデータは、時分割された上で、各時分割データの前に上述のヘッダを付けたパケットとして、それぞれ、送信されることになる。
図1に戻って、通信データDT1には、送信先IPアドレスとして「IP11」が、送信先ポート番号として「19100」が、それぞれ記載されている。
本実施例では、印刷プロトコルとして無手順プロトコルを用いている。無手順プロトコルでは、通常、ポート番号として「9100」が割り当てられているが、本実施例では、クライアントCLから分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1に印刷ジョブを送信する際、ポート番号として通常の「9100」ではなく、「19100」を用いる。
本実施例におけるプリンタPRT1のカスタムネットワークボードCNBでは、ポート番号「19100」に分散印刷制御機能を実現するための分散印刷ソフトウェアが待機している。そして、上記通信データDT1を送信するためにクライアントCLから接続があると、この分散印刷ソフトウェアに従ってCPUにより実現される機能部が、まず、分散先指定ファイルFaを読み出し、記載されている全てのIPアドレスのプリンタに対して、オンライン状態かつプリンタPRT1と同一機種であるかを問い合わせて、このようなプリンタを抽出する。
次に、上記機能部は、先頭番号ファイルFbを読み出し、先頭番号ファイルFbに記載された順序番号に相当するIPアドレスのプリンタが、先に抽出されたプリンタの中にあるか否かを判定し、あると判定した場合には、そのプリンタを分散先プリンタとして決定する。そして、分散先プリンタを決定すると、上記機能部は、決定した分散先プリンタの次の順序のプリンタの順序番号を、先頭番号ファイルFbに上書きする。
具体的には、例えば、図1に示す分散先指定ファイルFaで指定されたプリンタPRT1〜PRT3及びPRT5が、全てオンライン状態かつプリンタPRT1と同一機種のプリンタとして抽出されたものとした場合、先頭番号ファイルFbに記載された順序番号「2」に対応するIPアドレス(IP12)のプリンタであるプリンタPRT2は、先に抽出されたプリンタの中にあるので、このプリンタPRT2を分散先プリンタとして決定する。そして、先頭番号ファイルFbに、プリンタPRT2の次の順序のプリンタPRT3の順序番号「3」を上書きする。
そして、上記機能部は、通信データDT1を受信すると、送信先ポート番号を「19100」ではなく、「9100」に変更した上で、決定した分散先プリンタであるプリンタPRT2に印刷ジョブを含む通信データDT1'を送信する。このとき、通信データDT1'には、送信先IPアドレスとして「IP12」が、送信先ポート番号として「9100」が、それぞれ記載される。
プリンタPRT2の標準ネットワークボードは、この通信データDT1'を受信すると、ポート番号「9100」に待機しているソフトウェアに、印刷ジョブデータを渡す。ポート番号「9100」は、前述したとおり、印刷プロトコルである無手順プロトコルに対して、通常割り当てられているポート番号であるので、印刷ジョブデータは、プリンタPRT2内の印刷制御ソフトウェアに渡されて、その印刷ジョブに従った印刷が実行される。
一方、プリンタPRT1の制御部は、前述のように、順序番号「3」を、先頭番号ファイルFbに上書きした後に、通信データDT2を送信するためにクライアントCLから次の接続があると、上述と同様に、分散先プリンタの決定の処理を開始する。そして、今回は、先頭番号ファイルFbに順序番号として、「3」と、3番が記載されているので、少なくとも順序番号「3」に対応するプリンタPRT3が、オンライン状態かつプリンタPRT1と同一機種のプリンタとして抽出された場合には、このプリンタPRT3を分散先プリンタとして決定することになる。そして、この場合、上記機能部は、図示するように、送信先IPアドレスとして「IP13」が、送信先ポート番号として「9100」が、それぞれ記載された通信データDT2'をプリンタPRT3に送信することになる。
そして、上記機能部は、その後に受信した通信データDT3、DT4についても同様にして、それぞれ分散先プリンタを決定することになるが、少なくともプリンタPRT5,PRT1が、それぞれオンライン状態かつプリンタPRT1と同一機種であれば、プリンタPRT5,PRT1を、それぞれ分散先プリンタとして決定し、図1に示すように、通信データDT3'、DT4'を送信することになる。
このようにして、前回印刷ジョブを分散したプリンタには、次回分散する際には、できるだけ分散しないようにして、複数の印刷ジョブを複数のプリンタに分散することになる。
A2.プリンタの構成:
図3は、図1におけるプリンタPRT1の構成を主として示す説明図である。プリンタPRT1は、プリンタ本体PRBと、上述したカスタムネットワークボードCNBと、を備えている。このうち、プリンタ本体PRBは、主として、プリンタエンジン41と、プリンタコントローラ42と、を備えている。プリンタエンジン41は、実際に印刷を行う機能部分である。プリンタコントローラ42は、カスタムネットワークボードCNBから印刷ジョブデータを受取り、その印刷ジョブに従ってプリンタエンジン41を制御し、印刷を実行させる。
一方、カスタムネットワークボードCNBは、主として、CPU20と、メモリ30と、を備えている。また、この他、実際にネットワーク通信を行うための通信用インタフェースなども備えているが、説明の便宜上、省略されている。
CPU20は、メモリ30より、上記した分散印刷ソフトウェアなどのプログラムを読み出して実行することにより、図示した各機能ブロックとして機能する。なお、各機能ブロックをハードウェア的に構築しても構わない。このようなCPU20が、請求項に記載の制御部に相当する。
これら機能ブロックのうち、TCP/IP解釈部21は、TCP/IPプロトコルを解釈して、ネットワークを介して外部との通信を行う。具体的には、受信した通信データに含まれる送信先IPアドレスや送信先ポート番号を検出したり、送信する通信データに送信先IPアドレスや送信先ポート番号を付与したりする。無手順プロトコル解釈部22A,22Bは、印刷プロトコルである無手順プロトコルを解釈する。本実施例では、説明の便宜上、通信データが、送信先ポート番号として通常の「9100」で送信されている場合には、無手順プロトコル解釈部22Bが機能し、特定の「19100」で送信されている場合には、無手順プロトコル解釈部22Aが機能するものとしている。
また、親タスク処理部23は、親タスクを実行する。具体的には、分散先プリンタを決定したり、後述する子タスク処理部を生成したりする。子タスク処理部は、子タスクを実行する。具体的には、クライアントCLから受信した印刷ジョブを、決定した分散先プリンタに転送する。この子タスク処理部は、初期状態では存在しないが、クライアントCLから接続がある度に、親タスク処理部23によって生成される。なお、図3では、2つの子タスク処理部24A,24Bが生成されたものとして例示している。
一方、メモリ30は、上記したプログラムを格納する他、前述の分散先指定ファイルFaや先頭番号ファイルFbなど各種データを記憶する。また、メモリ30内には、1つ1つの子タスク処理部に対応して、子タスク用ワークエリアが確保される。この子タスク用ワークエリアは、子タスク処理部が子タスクを実行する際に、ワークエリアとして用いられる。図3では、子タスク処理部24A,24Bに対応して、それぞれ、子タスク用ワークエリア31A,31Bが確保されたものとして例示している。
この子タスク用ワークエリアは、図示するように、接続情報格納部32、印刷ジョブ格納部33から成る。接続情報格納部32は、分散先プリンタのIPアドレスなどを格納するための格納部であり、印刷ジョブ格納部33は、クライアントCLから受信した印刷ジョブを一時的に格納するための格納部である。なお、この子タスク用ワークエリアは、子タスク処理部が処理を終えて消滅する際に解放されることになる。
さて、図3において、その他、クライアントCLにおいては、アプリケーション13の他、機能ブロックとして、無手順プロトコル解釈部12やTCP/IP解釈部11を備えている。また、プリンタPRT2においては、プリンタエンジン54やプリンタコントローラ53の他、機能ブロックとして、無手順プロトコル解釈部52やTCP/IP解釈部51を備えている。このうち、無手順プロトコル解釈部12,無手順プロトコル解釈部52は、プリンタPRT1において、送信先ポート番号として通常の「9100」で送信された通信データを扱う無手順プロトコル解釈部22Bと同じ機能を有している。また、TCP/IP解釈部11,51も、プリンタPRT1におけるTCP/IP解釈部21と、プリンタエンジン54やプリンタコントローラ53も、プリンタPRT1におけるプリンタエンジン41やプリンタコントローラ42と、それぞれ同一の機能や構成を有している。 また、プリンタPRT2は、図示せざるメモリを備えており、印刷中であっても、別の印刷ジョブを受信することができ、受信した印刷ジョブをこのメモリに格納する。
A3:通常印刷処理:
分散印刷処理を説明する前に、通常の印刷処理について簡単に説明する。なお、印刷ジョブをクライアントCLからプリンタPRT1に送信し、プリンタPRT1のみで印刷を実行する場合を例として説明する。この場合、印刷ジョブは、図3において、破線で示す経路をたどって転送される。なお、クライアントCLにおけるプリンタドライバ(図示せず)において、印刷プロトコルの設定は、無手順プロトコルに設定されているものとする。
ユーザがクライアントCLに印刷命令を出すと、クライアントCLでは、アプリケーション13が、印刷ジョブを、無手順プロトコル解釈部12,TCP/IP解釈部11を介してプリンタPRT1に送信する。このとき、無手順プロトコル解釈部12は、印刷プロトコルである無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データを送信し、また、TCP/IP解釈部11は、その通信データの送信先IPアドレスとして、プリンタPRT1の「IP11」を指定すると共に、送信先ポート番号として、無手順プロトコルに通常割り当てられている「9100」を指定する。
プリンタPRT1では、TCP/IP解釈部21が、通信データに含まれる送信先IPアドレス「IP11」に従って、その通信データを受信し、さらに、その通信データに含まれる送信先ポート番号が「9100」であるので、「9100」で送信された通信データを扱う無手順プロトコル解釈部22Bに渡す。無手順プロトコル解釈部22Bは、無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データを受取り、印刷ジョブをプリンタコントローラ42に渡す。プリンタコントローラ42は、受け取った印刷ジョブに従って、プリンタエンジン41に印刷を実行させる。
A4.分散印刷処理:
次に、分散印刷処理について詳細に説明する。まず、前提として、ユーザにより、プリンタPRT1の電源が投入されると、プリンタ本体PRB及びカスタムネットワークボードCNBが起動して、親タスク処理部23が、プリンタコントローラ42から、自己のプリンタPRT1の機種名を取得するものとする。具体的には、親タスク処理部23が、送信先IPアドレスとして、自己プリンタPRT1のIPアドレス「IP11」を指定して、SNMP(Simple Network Management Protocol)で機種名を問い合わせることにより、CPU20が、バスを介してプリンタコントローラ42に機種名を要求し、その応答を受け取ることにより、取得するものとする。このように、電源が投入されるたびに自己プリンタの機種名を問い合わせるようにしているのは、カスタムネットワークボードCNBは、プリンタに着脱可能であり、かつ、複数の種類のプリンタで使えるため、カスタムネットワークボードCNBが、異なる機種のプリンタに装着されることがあるからである。
また、プリンタPRT1のメモリ30には、前述した分散先指定ファイルFa及び先頭番号ファイルFbが、予め記憶されているものとする。ここで、分散先指定ファイルFa及び先頭番号ファイルFbについて詳細を説明する。
分散先指定ファイルFaは、ユーザが、分散先プリンタとして希望するプリンタと、このプリンタの順序と、をプリンタPRT1に指定するために用いられるファイルであり、図1に示すように、分散先プリンタとして希望するプリンタのIPアドレスが、これらプリンタの順序を示す順序番号と共に列挙して記載されている。そして、このような分散先指定ファイルFaは、以下のようにして生成され、プリンタPRT1のメモリ30に記憶される。
すなわち、ユーザが、ネットワークに接続された端末から、プリンタPRT1が備える図示せざるWWWサーバ部に接続すると、このWWWサーバ部は、分散先プリンタとして希望するプリンタを指定するためのホームページを端末に返し、ユーザはこのホームページ上で分散先プリンタとして希望するプリンタを指定することで、分散先指定ファイルFaが生成され、プリンタPRT1のメモリ30に格納される。
図4は、端末のブラウザウィンドウBWに表示された、分散先プリンタとして希望するプリンタを指定するためのホームページを示す説明図である。図4において(A)は、初期状態のホームページを示し、(B)は、1番目のプリンタを指定する時のホームページを示し、(C)は、プリンタの指定が完了した時のホームページを示す。このホームページは、指定するプリンタのIPアドレスを入力するIPアドレス入力欄L1〜L5の他、プルダウンボタンBP,検索ボタンBA,OKボタンBB等の各種ボタンを備えている。
図4(A)に示す初期状態のホームページが表示された後、ユーザが検索ボタンBAを押下すると、親タスク処理部23は、SNMPを用いて、ローカルエリアネットワークLAN1に接続された各機器に、機種名の問い合わせをブロードキャストし、応答のあった機器のうち、プリンタPRT1と同一機種のプリンタのIPアドレスをリストアップする。なお、ここでは、IP11〜IP14がリストアップされたものとする。
続いて、ユーザが、1番目の分散先プリンタとして希望するプリンタを指定するために、IPアドレス入力欄L1の横にあるプルダウンボタンBPを押下すると、図4(B)に示すように、ドロップダウンリストDLが表示される。このドロップダウンリストDLには、先にリストアップされたIPアドレスが表示されており、ユーザは、希望するプリンタのIPアドレスを選択することで、このIPアドレスをIPアドレス入力欄L1に入力する。そして、2番目の候補として希望するプリンタについては、同様にして、IPアドレス表示欄L2にIPアドレスを入力するといったように、IPアドレス表示欄を順次変えてIPアドレスを入力することで、分散先プリンタとして希望するプリンタの順序も併せて指定することができる。もちろん、検索してリストアップされたプリンタを選択しないこともできる。
なお、ローカルエリアネットワークLAN1とは別のローカルエリアネットワークLAN2に接続されたプリンタPRT5には、前述の機種名の問い合わせは、自分の属するLAN内へのブロードキャストであるために届かない。従って、プリンタPRT5は、この問い合わせに応答しないので、ドロップダウンリストDLには、プリンタPRT5のIPアドレス25は表示されない。そこで、プリンタPRT5を指定する場合には、IPアドレス表示欄に、IPアドレス(IP25)を直接入力するようにする。
そして、ユーザが、図4(C)に示すように、IPアドレスIP11,IP12,IP13,IP25のプリンタを、この順番で指定した後、OKボタンBBを押下すると、分散先指定ファイルFaが生成されて、メモリ30に記憶される。なお、この時の分散先指定ファイルFaの中身は、図1に示すごとくなる。
図5は、分散先指定ファイルFaで指定された、分散先プリンタとして希望するプリンタの順序を概念的に示す説明図である。なお、IPアドレスIP11,IP12,IP13,IP25と、これらIPアドレスのプリンタ(プリンタPRT1〜PRT3及びPRT5)の順序を分かり易く示すため、IPアドレスを円で囲んで各プリンタを示し、矢印で順序を示している。なお、かっこ内は、各プリンタの順序番号を示している。
前述のようにして、プリンタPRT1,PRT2,PRT3,PRT5を、この順番で指定した場合、順序番号1〜4は、希望するプリンタの優先順位を示すものではなく、図5に示すように、指定したプリンタ間の前後関係を示している。例えば、プリンタPRT1に着目すると、1つ前の順序のプリンタはプリンタPRT5であって、1つ後の順序のプリンタはプリンタPRT2であると、というプリンタ間の前後関係を示している。
一方、先頭番号ファイルFbは、親タスク処理部23が、分散先プリンタを1台決定するために用いられるファイルであり、図1に示すように、分散先指定ファイルFaに記載された1〜4までの順序番号のいずれか1つが記載されている。この記載されている順序番号は、初期値は「1」であるが、その後、親タスク処理部23によって、分散先プリンタが決定される度に書き換えられることになる。なお、先頭番号ファイルFbの書き換えについては、後ほど詳細を説明する。
以上の前提を踏まえた上で、複数の印刷ジョブをクライアントCLからプリンタPRT1に送信し、前回分散したプリンタには、次回分散する際に、できるだけ分散しないようにして、印刷ジョブを分散し、印刷を実行し得る場合を例として説明する。
分散印刷を行う際には、ユーザは、クライアントCLにおけるプリンタドライバにおいて、印刷プロトコルの設定が、無手順プロトコルに設定されていることを確認した上で、ポート番号の設定を、通常の「9100」から特定の「19100」に変更する。すなわち、本実施例では、ここでのポート番号の設定を切り換えることにより、通常の「9100」では通常印刷を、特定の「19100」では分散印刷を、それぞれ選択することになる。
そこで、ユーザがクライアントCLに、印刷命令を出すと、クライアントCLでは、アプリケーション13が、印刷ジョブを無手順プロトコル解釈部12,TCP/IP解釈部11を介して、プリンタPRT1に通信データDT1を送信する。ここで、この通信データDT1の送信に先立ち、クライアントCLのTCP/IP解釈部11は、プリンタPRT1のTCP/IP解釈部21に対して、クライアントCL〜プリンタPRT1間の接続を確立するために、ポート番号を「19100」とした接続要求を送信する。
一方、プリンタPRT1では、ポート番号「19100」の接続要求を受信すると、TCP/IP解釈部21は、クライアントCLからポート番号「19100」の接続要求があった旨を、ポート番号が「19100」なので、無手順プロトコル解釈部22Aを介して、親タスク処理部23に通知すると共に、クライアントCLのTCP/IP解釈部11に接続応答を返して、クライアントCL〜プリンタPRT1間の接続を確立する。
図6は、プリンタPRT1における親タスクの処理手順を示すフローチャートである。
親タスク処理部23は、ポート番号「19100」に接続があったか否かを判定しており(ステップS102)、上記のように、接続要求があった旨を通知されることで、接続があったと判定すると、分散先プリンタ決定処理を実行する(ステップS104)。この分散先プリンタ決定処理では、分散先プリンタが1台決定することになるが、後述するように、前回分散先プリンタとなったプリンタと同じプリンタをできるだけ選択しないようにしている。なお、分散先プリンタ決定処理の詳細については後ほど説明するが、ここでは、プリンタPRT2が分散先プリンタとして決定したものとする。
分散先プリンタを決定した後、親タスク処理部23は、子タスク処理部24Aを生成し、メモリ30に、子タスク用ワークエリア31Aを確保する(ステップS106)。
そして、親タスク処理部23は、この子タスク用ワークエリア31Aの接続情報格納部32に、分散先プリンタであるプリンタPRT2のIPアドレスIP12の他、クライアントCL〜プリンタPRT1間の接続を確立した際に得られた、クライアントCLのIPアドレスIPc及びポート番号(例えば、「40000」)と、プリンタPRT1のIPアドレスIP11及びポート番号「19100」と、から成る接続情報を格納する(ステップS108)。
ステップS108の処理が終わると、親タスク処理部23は、再びステップS102の処理に戻るので、クライアントCLから次の通信データDT2を送信するのに先立って、接続要求を受信すると、プリンタPRT1では、前述のようにして、先ほど生成した子タスク処理部24Aとは別に、新たに子タスク処理部24Bを生成することになる。このようにして、プリンタPRT1では、複数の子タスク処理部が生成されることになる。
前述のように、クライアントCL〜プリンタPRT1間の接続が確立された後、クライアントCLは、プリンタPRT1に通信データDT1を送信することになるが、このとき、クライアントCLの無手順プロトコル解釈部12は、印刷プロトコルである無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データを送信し、また、TCP/IP解釈部11は、その通信データの送信先IPアドレスとして、プリンタPRT1の「IP11」を指定すると共に、送信先ポート番号として、通常の「9100」ではなく、「19100」を指定する。これにより、通信データDT1には、送信先IPアドレスとして「IP11」が、送信先ポート番号として「19100」が、それぞれ記載されることになる。
プリンタPRT1では、TCP/IP解釈部21が、通信データDT1に含まれる送信先IPアドレス「IP11」に従って、その通信データを受信し、さらに、その通信データに含まれる送信先ポート番号が「19100」であるので、ポート番号「19100」で送信された通信データを扱う無手順プロトコル解釈部22Aに渡す。
一方、親タスク処理部23によって生成された前述の子タスク処理部24Aは、ポート番号「19100」に、印刷ジョブが着信するまで待機している。無手順プロトコル解釈部22Aは、無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データDT1を受け取ると、その印刷ジョブデータを、ポート番号「19100」に待機している子タスク処理部24Aに渡す。すると、子タスク処理部24Aは、子タスクの処理を実行することになる。
図7は、プリンタPRT1における子タスクの処理手順を示すフローチャートである。この子タスクは、子タスク処理部毎に実行される。
子タスク処理部24Aは、無手順プロトコル解釈部22Aから渡された印刷ジョブデータを印刷ジョブ格納部33に格納する(ステップS202)。
次に、親タスク処理部23によって接続情報格納部32に格納された分散先プリンタのIPアドレス及び接続情報を読み出して、プリンタPRT1〜分散先プリンタとの間の接続を確立した後、印刷ジョブ格納部33に格納した印刷ジョブを分散先プリンタに転送する(ステップS204)。
具体的には、プリンタPRT1〜分散先プリンタとの間の接続を確立した後、格納した印刷ジョブを無手順プロトコル解釈部22B,TCP/IP解釈部21を介して、分散先プリンタであるプリンタPRT2に送信することになる。このとき、無手順プロトコル解釈部22Bは、印刷プロトコルである無手順プロトコルに従って、その印刷ジョブを含む通信データを送信する。また、TCP/IP解釈部21は、その通信データの送信先IPアドレスとして、プリンタPRT2のIPアドレスIP12を指定すると共に、送信先ポート番号としては、受信した際のポート番号「19100」ではなく、無手順プロトコルで通常割り当てられるポート番号「9100」を指定する。従って、プリンタPRT1からプリンタPRT2に送信される通信データDT1'には、送信先IPアドレスとして「IP12」が、送信先ポート番号として「9100」が、それぞれ記載されることになる。
受信した全ての印刷ジョブを分散先プリンタに転送すると、子タスク処理部24Aは、子タスク用ワークエリア31Bを解放し、自分自身を消滅させる(ステップS206)。
同様にして、上記の子タスク処理部24Bも、次に決定された分散先プリンタに、クライアントCLから受信した通信データDT2に含まれる印刷ジョブを、通信データDT2'として転送することになる。
では、以下、本発明の特徴部分である、親タスク処理部23が実行する分散先決定処理について、詳細を説明する。
図8は、親タスク処理部23が実行する分散先プリンタ決定処理の手順を示すフローチャートである。
まず、親タスク処理部23は、後述するタイマ(図示せず)をリセットし、計時動作を開始する(ステップS302)。
次に、親タスク処理部23は、メモリ30に記憶された分散先指定ファイルFaを読み出し、記載されているプリンタのIPアドレスをリストアップする(ステップS304)。
そして、リストアップしたIPアドレスの機器に対して、SNMPを利用してその機種名を問い合わせ、自己プリンタPRT1と同一機種のプリンタを候補プリンタとして抽出する(ステップS306)。このように、自己プリンタPRT1と同一機種のプリンタを、分散先プリンタの候補として抽出するのは、分散印刷を行う際に、各分散先プリンタにおいて、印刷ジョブのデータ変換などをすることなく、適正な印刷を行わせるためである。この結果、各分散先プリンタでの印刷物の品質、例えば、解像度やフォントなどを統一することができる。
なお、既述したとおり、親タスク処理部23は、プリンタPRT1の電源投入時に、プリンタPRT1の機種名を既に取得しているので、それに基づいて、自己プリンタPRT1と同一機種のプリンタを抽出する。
また、分散先指定ファイルFaで指定されているIPアドレスの機器に対しても、機種名の問い合わせを行うのは、次の理由による。すなわち、分散先指定ファイルFa作成後に、機器の入れ替え等により、分散先指定ファイルFaに記載されていたIPアドレスが、自己プリンタPRT1と異機種のプリンタに割り振られたり、プリンタ以外の機器に割り振られたりする可能性があるので、自己プリンタPRT1と同一機種であるのかの確認を行うためである。更に、分散先指定ファイルで指定されているIPアドレスの機器が、実際に電源が投入されていて、オンライン状態である、つまり、ネットワーク経由で到達可能であるかも同時に確認するためである。
従って、候補プリンタとしては、
1)オンライン状態である。
2)自己プリンタPRT1と同一機種ある。
の2つの条件を全て満たすプリンタを選択することになる。
このうち、上記1)「オンライン状態である。」という条件を課すことにより、電源が投入されていないプリンタや、用紙切れやトナー切れ(あるいはインク切れ)、あるいは紙詰まりなど、エラーを発生していてすぐには印刷できないプリンタを、分散先プリンタの候補から排除することができる。既述したとおり、プリンタPRT1〜5は、印刷中であっても印刷ジョブデータを受信することができるので、「印刷ジョブデータを受信中」もしくは「印刷ジョブデータを印刷中」といった条件については課していない。
なお、自己プリンタPRT1も、上記1)の条件を満たせば、候補プリンタとして選択されることになる。
次に、親タスク処理部23は、1台以上候補プリンタが抽出されたか否かを判定し(ステップS308)、抽出されている場合には、親タスク処理部23は、メモリ30に記憶された先頭番号ファイルFbを読み出し、記載されている順序番号を確認する(ステップS310)。
次に、確認した順序番号に対応するプリンタが、候補プリンタの中にあるか否かを判定し(ステップS312)、あると判定した場合には、このプリンタを分散先プリンタとして決定する(ステップS316)。このように、先頭番号ファイルFbに記載された順序番号は、分散先プリンタを決定する際に、候補プリンタの中にあれば、つまり、「オンライン状態である。」「自己のプリンタPRT1と同一機種のプリンタである。」という2つの条件を満たしていれば、分散先プリンタとして決定すべきプリンタの順序番号を示している。
一方、確認した順序番号に対応するプリンタが、候補プリンタの中にないと判定した場合には、次の順序番号を確認し(ステップS314)、ステップS312に戻って、確認した次の順序番号に対応するプリンタが候補プリンタの中にあるか否かを判定する。こうして親タスク処理部23は、分散先プリンタを決定するまで、同様の処理を繰り返す。
そして、前述のように分散先プリンタを決定すると、親タスク処理部23は、決定した分散先プリンタの次の順序の順序番号を、分散先指定ファイルFaに上書きする(ステップS318)。従って、親タスク処理部23は、次に分散先プリンタを決定する際には、前回の分散先プリンタの次の順序のプリンタが候補プリンタの中にあれば、このプリンタを分散先プリンタとして決定することとなる。
ここで、分散先プリンタが決定される様子を具体的に説明する。
図9は、分散先プリンタが決定される様子を概念的に示す説明図である。図9において、(A)は、通信データDT1に含まれる印刷ジョブの分散先プリンタが決定される様子を示し、(B)は、通信データDT1の次に受信する通信データDT2に含まれる印刷ジョブの分散先プリンタが決定される様子を示す。
なお、図中に示す円や矢印は、図5と同様であるので説明を省略する。ただし、太線の円は、候補プリンタとして抽出されたプリンタを示し、破線の円は、候補プリンタとして抽出されなかったプリンタを示すものとする。
図9(A)に示すように、通信データDT1に含まれる印刷ジョブの分散先プリンタを決定する際に、親タスク処理部23が、候補プリンタとして、プリンタPRT1,2,4のプリンタを抽出し、先頭番号ファイルFbの順序番号「2」を確認した場合、順序番号「2」に対応するプリンタPRT2が候補プリンタの中にあると判定することになるので、このプリンタPRT2を分散先プリンタとして決定する。従って、ステップS318の処理において、親タスク処理部23は、先頭番号ファイルFbの順序番号を、分散先プリンタとして決定したプリンタPRT2の順序番号「2」の次の順序の「3」に上書きすることになる。
そして、図9(B)に示すように、上記通信データDT1の次の通信データDT2に含まれる印刷ジョブの分散先プリンタを決定する際、親タスク処理部23が、候補プリンタとして、前回と同様にプリンタPRT1,2,4のプリンタを抽出したものとする。そして、前述のように先頭番号ファイルFbに記載されている順序番号は「3」となっているので、親タスク処理部23は、この「3」を確認することとなる。従って、親プリンタ処理部23は、順序番号「3」に対応するプリンタPRT3が候補プリンタの中にないと判定するので、プリンタPRT3の次の順序番号の「4」を確認することとなる。そして、順序番号「4」に対応するプリンタPRT4は、候補プリンタの中にあるので、プリンタPRT4を分散先プリンタとして決定することになる。
そして、親タスク処理部23は、先頭番号ファイルFbの順序番号を、分散先プリンタとして決定したプリンタPRT4の順序番号「4」の次の順序の「1」に上書きすることになる。
以上のようにして、分散先プリンタが決定され、子タスク処理部によって、通信データDT1に含まれる印刷ジョブは、プリンタPRT2に送信され、通信データDT2に含まれる印刷ジョブは、図1と異なり、プリンタPRT4に送信され、それぞれのプリンタPRT2,PRT4で印刷が実行されることになる。
図8に戻って、ステップS308の処理において、1台も候補プリンタが抽出されないと判定した場合には、親タスク処理部23は、再度、分散先指定ファイルFaに記載されたIPアドレスの機器に対して機器名を問い合わせ、候補プリンタの抽出を実行するようにしているが、ほとんど時間が経っていない場合には、リストアップされたIPアドレスの機器が、用紙切れ等によりオフラインの状態のままである可能性が高いので、再び候補プリンタを抽出しない可能性がある。
そこで、1台も候補プリンタを抽出しない場合には、まず、一定時間(例えば、5秒など)待機する(ステップS320)。そして、親タスク処理部23は、タイマによる計時開始から、例えば5分など所定時間経過したか否かを判定し(ステップS322)、未だその時間を経過していなければ、ステップS304の処理に戻って、ステップS304及びステップS306の処理を実行し、候補プリンタの抽出を行う。こうして、親タスク処理部23は、候補プリンタとして1台以上抽出するまで、同様の処理を繰り返す。なお、この間、タイマの計時動作は継続させる。このように、所定の期間、上記の処理を繰り返すことにより、その期間中に、用紙切れだったプリンタに用紙が補充され、オンライン状態になったり、電源がオフ状態であったプリンタに電源が投入され、電源オンの状態になったりした場合には、これらのプリンタを候補プリンタとして抽出することが可能になる。
しかし、タイマによる計時開始から所定時間経過しても、候補プリンタとして1台のプリンタも選択できない場合には、親タスク処理部23は、自己のプリンタPRT1を、無条件で候補プリンタとして抽出する(ステップS324)。そして、次に親タスク処理部23は、前述したステップS318の処理を実行するので、この場合、自己プリンタPRT1の次のプリンタPRT2の順序番号「2」を先頭番号ファイルFbに上書きすることになる。
A5.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例において、分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1では、先頭番号ファイルFbに、前回分散先プリンタとして決定したプリンタの次の順序のプリンタを示す順序番号を記載するようにしている。そして、次回分散先プリンタを決定する際に、この先頭番号ファイルFbに記載された順序番号に対応するプリンタを、まず候補プリンタの中にあるかを判定するようにして、仮に候補プリンタの中にない場合には、前回の分散先プリンタが最後となる順序で、次々と他のプリンタについて判定するようにしている。
従って、前回の分散先プリンタは、次回分散する際には、できるだけ分散先プリンタとならないようにすることができるので、特定のプリンタに印刷ジョブが集中することを避け、印刷を短時間で完了することが可能となる。
また、上記プリンタPRT1では、分散先指定ファイルFaに記載されたIPアドレスのプリンタの中から候補プリンタを抽出するようにしているので、ユーザは、分散先プリンタとして希望するプリンタを、この分散先指定ファイルFaに記載することで、プリンタPRT1に対して指定することができる。
また、プリンタPRT1では、分散先プリンタを決定する前に、予め指定されたプリンタに対して、機器名を問い合わせるようにしているので、用紙切れ等の理由でオフライン状態であるプリンタや、プリンタ以外の機器を、分散先プリンタの候補から排除することができるので、このようなプリンタ又は機器を分散先プリンタとして選択することを避けることができる。従って、印刷を短時間で完了することが可能となる。
B.第2の実施例:
上記した第1の実施例においては、クライアントCLから分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1に印刷ジョブを送信する際と、プリンタRPT1から分散先プリンタに印刷ジョブを送信する際において、それぞれ、印刷プロトコルとして同じプロトコル(すなわち、無手順プロトコル)を用いるが、ポート番号として異なるポート番号(すなわち、「9100」と「19100」)を用いることにより、分散印刷を実現するようにしていたが、本実施例においては、クライアントCLから分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1に印刷ジョブを送信する際と、プリンタPRT1から分散先プリンタに印刷ジョブを送信する際において、それぞれ、印刷プロトコルとして異なるプロトコルを用いることによって、分散印刷を実現する。
B1.プリンタの構成:
図10は、本発明の第2の実施例としてのプリンタPRT1の構成を主として示す説明図である。本実施例において、図10に示す構成が、第1の実施例における図3に示した構成と異なる点は、無手順プロトコル解釈部22Aに代えて、LPR解釈部25を用いた点(ただし、無手順プロトコル解釈部22Bはそのまま)と、それに応じて、クライアントCLでも、LPR解釈部14を設けた点である。それ以外の構成は、図3に示した構成と同じである。
図10において、LPR解釈部25,14は、それぞれ、印刷プロトコルであるLPR(Line Printer daemon protocol)を解釈する。
B2.通常印刷処理:
分散印刷処理を説明する前に、通常の印刷処理について簡単に説明する。なお、印刷ジョブを、クライアントCLからプリンタPRT1に送信し、プリンタPRT1のみで印刷を実行する場合を例として説明する。この場合、印刷ジョブは、図10において、破線で示す経路をたどって転送される。なお、クライアントCLにおけるプリンタドライバ(図示せず)において、印刷プロトコルの設定は、無手順プロトコルに設定されているものとする。
ユーザがクライアントCLに印刷命令を出すと、クライアントCLでは、アプリケーション13が、印刷ジョブを、無手順プロトコル解釈部12,TCP/IP解釈部11を介して、プリンタPRT1に送信する。このとき、無手順プロトコル解釈部12は、印刷プロトコルである無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データを送信し、また、TCP/IP解釈部11は、その通信データの送信先IPアドレスとして、プリンタPRT1の「IP11」を指定する。
プリンタPRT1では、TCP/IP解釈部21が、通信データに含まれる送信先IPアドレス「IP11」に従って、その通信データを受信する。無手順プロトコル解釈部22Bは、無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データを受取り、印刷ジョブをプリンタコントローラ42に渡す。プリンタコントローラ42は、受け取った印刷ジョブに従って、プリンタエンジン41に印刷を実行させる。
B3.分散印刷処理:
次に、分散印刷処理について説明する。分散印刷を行う際には、ユーザは、クライアントCLにおけるプリンタドライバにおいて、印刷プロトコルの設定を、無手順プロトコルからLPRに変更する。すなわち、本実施例では、ここでの印刷プロトコルの設定を切り換えることにより、無手順プロトコルでは通常印刷を、LPRでは分散印刷を、それぞれ選択することになる。
そこで、ユーザがクライアントCLに、印刷命令を出すと、クライアントCLでは、アプリケーション13が、印刷ジョブをLPR解釈部14,TCP/IP解釈部11を介してプリンタPRT1に送信する。ここで、この印刷ジョブの送信に先立ち、クライアントCLのTCP/IP解釈部11は、プリンタPRT1のTCP/IP解釈部21に対して、クライアントCL〜プリンタPRT1間の接続を確立するために、接続要求を送信する。
一方、プリンタPRT1では、接続要求を受信すると、TCP/IP解釈部21は、クライアントCLから接続要求があった旨を、LPR解釈部25を介して親タスク処理部23に通知すると共に、クライアントCLのTCP/IP解釈部11に接続応答を返して、クライアントCL〜プリンタPRT1間の接続を確立する。
こうして、本実施例において、親タスク処理部23に、接続要求があった旨が通知してから、分散先プリンタが決定されて子タスク処理部が生成されるまでの処理については、第1の実施例と同様であるので、それらについての説明は省略する。なお、ここで、例えば、分散先プリンタとしてプリンタPRT2が決定され、子タスク処理部24Aが生成されたものとする。
その後、子タスク処理部24Aは、印刷ジョブ格納部33に格納した印刷ジョブを、LPR解釈部25ではなく、無手順プロトコル解釈部22B,TCP/IP解釈部21を介して、プリンタPRT2に送信する。このとき、無手順プロトコル解釈部22Bは、印刷プロトコルである無手順プロトコルに従って、その印刷ジョブを含む通信データを送信する。また、TCP/IP解釈部21は、その通信データの送信先IPアドレスとして、プリンタPRT2の「IP12」を指定する。
分散先プリンタであるプリンタPRT2では、図10に示すように、TCP/IP解釈部51が、通信データに含まれる送信先IPアドレス「IP12」に従って、その通信データを受信し、無手順プロトコル解釈部52に渡す。無手順プロトコル解釈部52は、無手順プロトコルに従って、印刷ジョブを含む通信データを受取り、印刷ジョブをプリンタコントローラ53に渡す。プリンタコントローラ53は、印刷ジョブに従って、プリンタエンジン54に印刷を実行させる。
以上のようにして、分散先プリンタであるプリンタPRT2において、印刷が実行されることになる。
なお、以上説明した処理以外の処理については、第1の実施例と同様であるので、それらについての説明は省略する。
B4.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例においては、第1の実施例と同様に、分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1では、先頭番号ファイルFbに、前回分散先プリンタとして決定したプリンタの次の順序のプリンタを示す順序番号を記載するようにしている。そして、次回分散先プリンタを決定する際に、この先頭番号ファイルFbに記載された順序番号に対応するプリンタを、まず候補プリンタの中にあるかを判定するようにして、仮に候補プリンタの中にない場合には、前回の分散先プリンタが最後となる順序で、次々と他のプリンタについて判定するようにしている。
従って、前回の分散先プリンタは、次回分散する際には、できるだけ分散先プリンタとならないようにすることができるので、特定のプリンタに印刷ジョブが集中することを避け、印刷を短時間で完了することが可能となる。
また、上記プリンタPRT1では、第1の実施例と同様に、分散先指定ファイルFaに記載されたIPアドレスのプリンタの中から候補プリンタを抽出するようにしているので、ユーザは、分散先プリンタとして希望するプリンタを、この分散先指定ファイルFaに記載することで、プリンタPRT1に対して指定することができる。
また、上記プリンタPRT1では、第1の実施例と同様に、分散先プリンタを決定する前に、予め指定されたプリンタに対して、機器名を問い合わせるようにしているので、用紙切れ等の理由でオフライン状態であるプリンタや、プリンタ以外の機器を、分散先プリンタの候補から排除することができるので、このようなプリンタ又は機器を分散先プリンタとして選択することを避けることができる。従って、印刷を短時間で完了することが可能となる。
C.変形例
なお、本発明は、前述の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
C1.変形例1:
前述の第1の実施例及び第2の実施例において、先頭番号ファイルFbには、前回の分散先プリンタとなったプリンタの次の順序のプリンタの順序番号を記載するようにしていたが、これに変えて、前回分散先プリンタとなったプリンタの順序番号を記載するようにしても構わない。この場合、図8に示すステップS312の処理において、親タスク処理部23は、先頭番号ファイルFbに記載されている順序番号の次の順序番号に対応するプリンタが候補プリンタの中にあるかを判定するようにすればよい。
なお、分散先プリンタを決定する際に、親タスク処理部23が、前回の分散先プリンタがどのプリンタであったかを確認することができればよいので、前回分散先プリンタの順序番号に代えて、前回の分散先プリンタのIPアドレスなど、前回の分散先プリンタを特定できる情報を先頭番号ファイルに記載するようにしても構わない。
C2.変形例2:
前述の第1の実施例及び第2の実施例において、前回の分散先プリンタとなったプリンタの次の順序のプリンタの順序番号を記載した先頭番号ファイルFbを、分散先指定ファイルFaとは別に設けていたが、これに代えて、分散先指定ファイルの中に、前回の分散先プリンタの次の順序のプリンタがどれであるかを示すようにして、先頭番号ファイルを設けないようにしてもよい。例えば、分散先プリンタが決定した後に、決定した分散先プリンタの次の順序のプリンタのIPアドレスが先頭となるように、分散先指定ファイルを書き換えるようにしてもよい。
C3.変形例3:
前述の第1の実施例及び第2の実施例において、候補プリンタの条件として、「オンライン状態である。」「分散印刷制御機能を有するプリンタと同一機種である。」という2つの条件を課していたが、これら2つの条件の他、「印刷中である」または「印刷ジョブデータが所定量以上格納されている。」といった条件を追加して課すようにしても構わない。このような条件を追加して課すことで、印刷ジョブの処理により早く着手する可能性の高いプリンタを、分散先プリンタとして決定することができ、印刷をより短時間で完了することが可能となる。
C4.変形例4:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、印刷システムとして、複数の印刷ジョブを複数のプリンタに分散して処理するものとしていたが、本発明は、1つの印刷ジョブを複数のプリンタに分散して処理する印刷システムに適用してもよい。このような印刷システムとして、例えば、複数部を印刷する印刷ジョブを受信すると、1部を印刷する印刷ジョブを複数生成して、これら新たに生成した印刷ジョブを複数のプリンタに分散するような部数分散システムの場合、この新たに生成した印刷ジョブの送信先となるプリンタを、本発明における分散先指定ファイル及び先頭番号ファイルを用いて複数個決定し、決定した複数個のプリンタに順次この新たに生成した印刷ジョブを送信するようにしてもよい。
C5.変形例5:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、図7に示すように、子タスク処理部は、受信した印刷ジョブデータを印刷ジョブ格納部に格納した後に、分散先プリンタとの間の接続を確立してから、格納した印刷ジョブを転送するようにしていたが、これに代えて、印刷ジョブを受信する前に、分散先プリンタとの接続を予め確立しておき、印刷ジョブを受信したら格納することなく、分散先プリンタに転送するようにしてもよい。
このようにすることで、印刷ジョブ格納部の容量を減すことができ、メモリ全体の容量を減らすことができる。
C6.変形例6:
前述の第1の実施例では、印刷プロトコルとして無手順プロトコルを用いたが、ポート番号の変更が可能であれば、LPR,IPP(Internet Printing Protocol),FTP(File Transfer Protocol),SMB(Server Message Block),AppleTalkなど、別の印刷プロトコルを用いるようにしてもよい。また、第2の実施例では、印刷プロトコルとして、LPRと無手順プロトコルの組み合わせで用いるようにしたが、互いに異なっていれば、別の印刷プロトコル同士の組み合わせで用いるようにしてもよい。
C7.変形例7:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、クライアントから分散印刷制御機能を有するプリンタであるプリンタPRT1に印刷ジョブを送信する際と、プリンタRPT1から分散先プリンタに印刷ジョブを送信する際において、それぞれ、異なるポート番号もしくは異なるプロトコルを用いることにより、分散印刷を実現するようにしていたが、印刷ジョブデータ内に含める印刷コマンドとして異なる印刷コマンドを用いたり、印刷プロトコル上で用いるコマンドとして、異なるコマンド(異なる属性(コマンドオプション等)を付加した同一コマンドを含む)を用いることにより、分散印刷を実現するようにしてもよい。
C8.変形例8:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、LANに接続されている各機器には、IPアドレスが固定で割り振られていたが、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバなどによって、動的にIPアドレスを割り振るようにしてもよい。ただし、前述の第1の実施例のように、ポート番号「19100」とポート番号「9100」を使い分けてIPアドレスでプリンタを特定する場合には、分散印刷制御機能を有するプリンタ(プリンタPRT1)には予めIPアドレスを固定で割り振っておいた方が好ましい。
C9.変形例9:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、送信先の指定や、候補プリンタの抽出や、分散先指定ファイルにおける分散先を希望するプリンタの指定などにおいて、IPアドレスを用いるようにしていたが、IPアドレスに代えて、MAC(Media Access Control)アドレスやWindows(登録商標)プリンタ名など、プリンタを特定するための他の情報を用いるようにしてもよい。このようにすることで、DHCP等により、動的にIPアドレスが割り振られる場合であっても、プリンタを特定することができるようになる。
C10.変形例10:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、分散先指定ファイルは、分散先として希望するプリンタのIPアドレスを、それぞれ指定するようにしていたが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、希望するプリンタのIPアドレスの範囲を指定するようにしてもよい。
C11.変形例11:
前述の実施例1及び実施例2では、カスタムネットワークボードCNBによる、自己プリンタPRT1の機種名取得は、プリンタPRT1の電源投入時に行っていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも、分散先プリンタを決定するのに際して、図8のステップS306の処理(オンラインかつ自己プリンタと同一機種のプリンタの抽出)よりも前に行っていればよい。従って、例えば、このステップS306の直前で、自己プリンタPRT1の機種名取得の処理を行うようにしてもよい。
C12.変形例12:
前述の第1の実施例及び第2の実施例では、分散印刷制御装置を、プリンタPRT1に内蔵されたカスタムネットワークボードCNBとして構成するようにしていたが、本発明は、これに限定されるものではなく、分散印刷制御装置をプリンタPRT1と別体とし、USB接続,IEEE1394バス接続,パラレル接続,シリアル接続などの有線接続や、ブルートゥース接続,無線LAN接続,赤外線接続などの無線接続で接続するようにしてもよい。
本発明の第1の実施例としてのプリンタPRT1を備える印刷システムの構成を示す説明図。 印刷ジョブを含む通信データの構成を概念的に示す説明図。 図1におけるプリンタPRT1の構成を主として示す説明図。 端末のブラウザウィンドウBWに表示された、分散先プリンタとして希望するプリンタを指定するためのホームページを示す説明図。 分散先指定ファイルFaで指定された、分散先プリンタとして希望するプリンタの順序を概念的に示す説明図。 プリンタPRT1における親タスクの処理手順を示すフローチャート。 プリンタPRT1における子タスクの処理手順を示すフローチャート。 親タスク処理部23が実行する分散先プリンタ決定処理の手順を示すフローチャート。 分散先プリンタが決定される様子を概念的に示す説明図。 本発明の第2の実施例としてのプリンタPRT1の構成を主として示す説明図。
符号の説明
11,21,51...TCP/IP解釈部
12,22A,22B,52...無手順プロトコル解釈部
13...アプリケーション
14,25...LPR解釈部
20...CPU
23...親タスク処理部
24A,24B...子タスク処理部
30...メモリ
31A,31B...子タスク用ワークエリア
32...接続情報格納部
33...印刷ジョブ格納部
41,54...プリンタエンジン
42,53...プリンタコントローラ
BA...検索ボタン
BB...OKボタン
BP...プルダウンボタン
BW...ブラウザウィンドウ
CL...クライアント
CNB...カスタムネットワークボード
Fa...分散先指定ファイル
Fb...先頭番号ファイル
L1〜L5...IPアドレス入力欄
DL...ドロップダウンリスト
PRB...プリンタ本体
PRT1〜PRT5...プリンタ

Claims (11)

  1. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散することが可能な分散印刷制御装置であって、
    前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記印刷ジョブが特定のポート番号を指定して送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定のポート番号とは異なるポート番号を指定して前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させることを特徴とする分散印刷制御装置。
  2. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散することが可能な分散印刷制御装置であって、
    前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記印刷ジョブが特定の印刷プロトコルで送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定の印刷プロトコルとは異なる印刷プロトコルで前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった前記印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させることを特徴とする分散印刷制御装置。
  3. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散することが可能な分散印刷制御装置であって、
    前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記分散印刷制御装置において分散先となり得る候補印刷装置が予め登録されており、
    前記制御部は、前記印刷ジョブが所定の条件に従って送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させ、
    前記制御部は、分散先となる印刷装置を決定しようとする度に、各候補印刷装置に機種を問い合わせて、特定印刷装置と異なる機種の印刷装置を前記候補印刷装置からはずして、前記特定印刷装置と同一機種の印刷装置の中から、分散先となる印刷装置を決定することを特徴とする分散印刷制御装置。
  4. 請求項3に記載の分散印刷制御装置であって、
    前記特定印刷装置に、内蔵または接続されていることを特徴とする分散印刷制御装置。
  5. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散するための印刷ジョブ分散方法であって、
    (a)前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を、記憶する工程と、
    (b)前記印刷ジョブが特定のポート番号を指定して送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定のポート番号とは異なるポート番号を指定して前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させる工程と、
    を備える印刷ジョブ分散方法。
  6. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散するための印刷ジョブ分散方法であって、
    (a)前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を、記憶する工程と、
    (b)前記印刷ジョブが特定の印刷プロトコルで送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定の印刷プロトコルとは異なる印刷プロトコルで前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させる工程と、
    を備える印刷ジョブ分散方法。
  7. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散するための印刷ジョブ分散方法であって、
    (a)前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を、記憶する工程と、
    (b)前記印刷ジョブが所定の条件に従って送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に前記送信されてきた印刷ジョブを送信する工程と、
    (c)分散先となり得る候補印刷装置を予め登録する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)において、分散先となる印刷装置を決定しようとする度に、各候補印刷装置に機種を問い合わせて、特定印刷装置と異なる機種の印刷装置を前記候補印刷装置からはずして、前記特定印刷装置と同一機種の印刷装置の中から、分散先となる印刷装置を決定することを特徴とする印刷ジョブ分散方法。
  8. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散するためのコンピュータプログラムであって、
    前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を、記憶する機能と、
    前記印刷ジョブが特定のポート番号を指定して送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定のポート番号とは異なるポート番号を指定して前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させる機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  9. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散するためのコンピュータプログラムであって、
    前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を、記憶する機能と、
    前記印刷ジョブが特定の印刷プロトコルで送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に対して、前記特定の印刷プロトコルとは異なる印刷プロトコルで前記送信されてきた印刷ジョブを送信すると共に、今回の分散先となった印刷装置を特定する情報を、前記特定情報として、前記記憶部に記憶させる機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  10. ネットワークを介して送信される複数の印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された2以上の印刷装置に分散するためのコンピュータプログラムであって、
    前記印刷装置のうち、少なくとも前回の分散先となった印刷装置を特定する特定情報を、記憶する機能と、
    前記印刷ジョブが所定の条件に従って送信されてきた場合に、前記特定情報に基づき、前記印刷装置のうち、前回の分散先となった印刷装置以外の印刷装置の中から今回の分散先となる印刷装置を決定し、決定した印刷装置に前記送信されてきた印刷ジョブを送信する機能と、
    分散先となり得る候補印刷装置を予め登録する機能と、
    分散先となる印刷装置を決定しようとする度に、各候補印刷装置に機種を問い合わせて、特定印刷装置と異なる機種の印刷装置を前記候補印刷装置からはずして、前記特定印刷装置と同一機種の印刷装置の中から、分散先となる印刷装置を決定する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  11. 請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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