JP2006195606A - 分散印刷システム、クライアント、分散印刷制御装置、印刷ジョブ進捗状況表示方法 - Google Patents
分散印刷システム、クライアント、分散印刷制御装置、印刷ジョブ進捗状況表示方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 分散印刷制御装置が分散先印刷装置を決定する場合、クライアントにおいて分散先印刷装置を知ることができず、分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するのが大変面倒であった。
【解決手段】 分散印刷制御装置は印刷ジョブを受信すると、分散先印刷装置を決定してその識別情報を記憶すると共に、分散先印刷装置に印刷ジョブを分散し、分散印刷制御装置はクライアントからの要求に応じて、分散先印刷装置に対して印刷ジョブ関連情報の送信を要求すると共に、印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、印刷ジョブ関連情報を分散先印刷装置の識別情報と対応付けてクライアントに送信し、クライアントは、受信した識別情報及び印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示する分散印刷システム。
【選択図】 図1
【解決手段】 分散印刷制御装置は印刷ジョブを受信すると、分散先印刷装置を決定してその識別情報を記憶すると共に、分散先印刷装置に印刷ジョブを分散し、分散印刷制御装置はクライアントからの要求に応じて、分散先印刷装置に対して印刷ジョブ関連情報の送信を要求すると共に、印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、印刷ジョブ関連情報を分散先印刷装置の識別情報と対応付けてクライアントに送信し、クライアントは、受信した識別情報及び印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示する分散印刷システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワークに接続された複数の印刷装置に印刷ジョブを分散する分散印刷システムに関し、特に、各分散先の印刷装置を簡便な方法で特定して、各分散先印刷装置毎に分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を表示する技術に関する。
近年、複数の印刷装置を同一ネットワークに接続し、ユーザが複数の印刷装置を使い分けることができる印刷システムが普及しつつある。そして、このような印刷システムにおいて印刷ジョブを各印刷装置に分散して並行処理することにより、短時間で印刷を完了する、いわゆる分散印刷も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前述の分散印刷を行う分散印刷システムとして、互いにネットワークに接続された複数のプリンタ,印刷ジョブを生成するクライアント,分散印刷制御装置を備えて、この分散印刷制御装置が、クライアントから印刷ジョブを受信した後に、複数のプリンタの中からオンライン状態である等の所定の条件を満たすプリンタを分散先プリンタとして決定し、決定した分散先プリンタに印刷ジョブを分散するシステムが提案されている。
このような分散印刷システムでは、分散先プリンタが決定されるのが分散印刷制御装置において印刷ジョブを受信した後であるため、ユーザは、複数のプリンタのうち、いずれのプリンタが分散先プリンタとして決定されたのかを知ることができなかった。
その結果、各分散先プリンタに分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を確認したい場合に、ユーザは、まず、ネットワークに接続された各プリンタ毎に、それぞれのプリンタドライバが提供する印刷ジョブの処理の進捗状況等を確認するためのウィンドウをクライアントが備えるディスプレイに表示し、印刷ジョブが分散されているか否かをチェックして分散先プリンタを特定しなければならず大変面倒であった。
その結果、各分散先プリンタに分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を確認したい場合に、ユーザは、まず、ネットワークに接続された各プリンタ毎に、それぞれのプリンタドライバが提供する印刷ジョブの処理の進捗状況等を確認するためのウィンドウをクライアントが備えるディスプレイに表示し、印刷ジョブが分散されているか否かをチェックして分散先プリンタを特定しなければならず大変面倒であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、分散印刷制御装置により決定された分散先印刷装置を簡便な方法で特定して、各分散先印刷装置毎に、分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を表示することが可能な技術を提供することを目的とする。
前述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の分散印刷システムは、互いにネットワークに接続されたクライアントと、複数の印刷装置と、分散印刷制御装置と、を備え、前記分散印刷制御装置が、前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブを、前記複数の印刷装置のうち分散先となる複数の分散先印刷装置に対して分散することが可能な分散印刷システムであって、前記分散印刷制御装置は、前記印刷ジョブを受信した場合に、前記分散先印刷装置を決定して、決定した前記分散先印刷装置の識別情報を記憶すると共に、決定した前記分散先印刷装置に対して前記印刷ジョブを分散し、前記分散印刷制御装置は、前記クライアントからの要求に応じて、記憶している前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求すると共に、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記印刷ジョブ関連情報を、前記印刷ジョブ関連情報の送信元である前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けて前記クライアントに送信し、前記クライアントは、前記分散印刷制御装置から、前記識別情報と対応付けられた前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示することを要旨とする。
このような構成とすることで、第1の分散印刷システムにおいて、分散印刷制御装置は、分散先印刷装置の識別情報を記憶するので、クライアントからの要求に応じて、この記憶している識別情報に基づき、分散先印刷装置に対して印刷ジョブ関連情報の送信を要求することができる。また、分散印刷制御装置は、分散先印刷装置から印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した印刷ジョブ関連情報を、この印刷ジョブ関連情報を送信した分散先印刷装置の識別情報と対応付けてクライアントに送信するので、クライアントにおいて、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、各分散先印刷装置における印刷ジョブ関連情報を取得することが可能となる。
そして、クライアントは、受信した識別情報及び印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示するので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示されたこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
そして、クライアントは、受信した識別情報及び印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示するので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示されたこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
なお、上記第1の分散印刷システムにおいて、前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことが好ましい。
このような構成とすることで、印刷ジョブ関連情報が分散先印刷装置の動作状態を示す情報を含む場合に、第1の分散印刷システムにおいて、クライアントは、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、例えば、「印刷中」や「紙詰まり」といった、各分散先印刷装置の動作状態を表示することが可能となる。また、印刷ジョブ関連情報が分散された前記印刷ジョブが印刷部数情報に含まれる印刷部数情報を含む場合に、クライアントは、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷すべき部数を表示することが可能となる。また、印刷ジョブ関連情報が分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報を含む場合に、クライアントは、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷が完了した部数を表示することが可能となる。
本発明の第1のクライアントは、印刷ジョブの分散先となる複数の分散先印刷装置の決定と、決定した前記分散先印刷装置への前記印刷ジョブの分散と、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の、前記分散先印刷装置からの取得と、が可能な分散印刷制御装置に対し、ネットワークを介して接続されたクライアントであって、受信部と、制御部と、表示部と、を備え、前記受信部は、前記分散印刷制御装置から送信される、前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けられた前記印刷ジョブ関連情報を受信し、前記制御部は、前記受信部が受信した前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を前記表示部に表示させることを要旨とする。
このような構成とすることで、第1のクライアントにおいて、制御部は、分散印刷制御装置から送信される識別情報及び印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を示す情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示部に表示させるので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示部に表示されるこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
なお、上記第1のクライアントにおいて、前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことが好ましい。
このように構成することで、前記印刷ジョブ関連情報が、分散先印刷装置の動作状態を示す情報を含む場合に、第1のクライアントにおける表示部は、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、例えば、「印刷中」や「紙詰まり」といった、各分散先印刷装置の動作状態を表示することが可能となる。また、前記印刷ジョブ関連情報が、分散された前記印刷ジョブが印刷部数情報に含まれる印刷部数情報を含む場合に、第1のクライアントにおける表示部は、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷すべき部数を表示することが可能となる。また、前記印刷ジョブ関連情報が、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報を含む場合に、第1のクライアントにおける表示部は、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷が完了した部数を表示することが可能となる。
また、上記第1のクライアントにおいて、前記印刷ジョブ関連情報は、少なくとも、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、を含み、前記制御部は、各分散先印刷装置を特定する情報及び前記進捗状況を示す情報の他に、前記印刷ジョブ関連情報に基づき、前記印刷部数情報の示す部数の総和を示す情報と、前記印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を前記表示部に表示させることが好ましい。
このように構成することで、第1のクライアントにおける受信部が、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、を受信するので、制御部は、これらの情報に基づき、印刷部数情報の総和を示す情報と、印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を表示部に表示させることができる。
ここで、印刷部数情報の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷すべき部数の総和を表し、また、印刷が完了した部数の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷が完了した部数の総和を表す。従って、ユーザは、表示部に表示された、これらを見ることで、分散前の印刷ジョブとしての処理の進捗状況を簡単に確認することが可能となる。
ここで、印刷部数情報の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷すべき部数の総和を表し、また、印刷が完了した部数の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷が完了した部数の総和を表す。従って、ユーザは、表示部に表示された、これらを見ることで、分散前の印刷ジョブとしての処理の進捗状況を簡単に確認することが可能となる。
本発明の分散印刷制御装置は、ネットワークを介して送信される印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された複数の印刷装置のうち、分散先となる複数の分散先印刷装置に対して分散することが可能な分散印刷制御装置であって、前記印刷ジョブを受信した場合に、前記分散先印刷装置を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記分散先印刷装置の識別情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から前記識別情報を読み出し、読み出した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、前記印刷ジョブを分散する分散部と、前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求することが可能な要求部と、制御部と、を備え、前記要求部は、外部からの要求に応じて、前記記憶部から前記識別情報を読み出し、読み出した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、前記印刷ジョブ関連情報の送信を要求すると共に、前記制御部は、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、前記外部の要求元に対して、受信した前記印刷ジョブ関連情報を、前記印刷ジョブ関連情報の送信元である前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けて送信することを要旨とする。
このように構成することで、上記分散印刷制御装置において、記憶部は、分散先印刷装置の識別情報を記憶するので、外部より印刷ジョブ関連情報の送信を要求された場合に、要求部は、前述の記憶部から識別情報を読み出すことで、分散先印刷装置を特定することができ、この分散先印刷装置に対して印刷ジョブ関連情報の送信を要求することができる。
また、上記分散印刷制御装置において、制御部は、分散先印刷装置から受信した印刷ジョブ関連情報を、この印刷ジョブ関連情報を送信した分散先印刷装置の識別情報と対応付けてクライアントに送信するので、クライアントにおいて、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、各分散先印刷装置における印刷ジョブ関連情報を取得することが可能となる。
また、上記分散印刷制御装置において、制御部は、分散先印刷装置から受信した印刷ジョブ関連情報を、この印刷ジョブ関連情報を送信した分散先印刷装置の識別情報と対応付けてクライアントに送信するので、クライアントにおいて、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、各分散先印刷装置における印刷ジョブ関連情報を取得することが可能となる。
本発明の第2の分散印刷システムは、互いにネットワークを介して接続されたクライアントと、複数の印刷装置と、分散印刷制御装置と、を備え、前記分散印刷制御装置が、前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブを、前記複数の印刷装置のうち分散先となる複数の分散先印刷装置に分散することが可能な分散印刷システムであって、前記分散印刷制御装置は、前記印刷ジョブを受信した場合に、前記分散先印刷装置を決定して、決定した前記分散先印刷装置の識別情報を記憶すると共に、決定した前記分散先印刷装置に対して前記印刷ジョブを分散し、前記分散印刷制御装置は、前記クライアントから前記識別情報の送信を要求された場合に、記憶している前記識別情報を前記クライアントに送信し、前記クライアントは、前記分散印刷制御装置から前記識別情報を受信した場合に、受信した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求し、前記クライアントは、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示することを要旨とする。
このような構成とすることで、第2の分散印刷システムにおいて、分散印刷制御装置は、分散先印刷装置の識別情報を記憶するので、クライアントから識別情報の送信を要求された場合に、記憶している識別情報をクライアントに送信することができる。従って、クライアントにおいて、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、分散印刷制御装置から受信する識別情報によって分散先印刷装置を特定でき、印刷ジョブ関連情報の送信を要求することが可能となる。
また、クライアントは、分散先印刷装置から印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を示す情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示するので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示されたこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
また、クライアントは、分散先印刷装置から印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を示す情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示するので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示されたこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
なお、上記第2の分散印刷システムにおいて、前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことが好ましい。
このように構成することで、印刷ジョブ関連情報が、分散先印刷装置の動作状態を示す情報を含む場合に、第2の分散印刷システムにおいて、クライアントは、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、例えば、「印刷中」や「紙詰まり」といった、各分散先印刷装置の動作状態を表示することが可能となる。また、印刷ジョブ関連情報が、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報を含む場合に、クライアントは、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷すべき部数を表示することが可能となる。また、印刷ジョブ関連情報が、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報を含む場合に、クライアントは、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷が完了した部数を表示することが可能となる。
本発明の第2のクライアントは、印刷ジョブの分散先となる複数の分散先印刷装置の決定と、決定した前記分散先印刷装置の識別情報の記憶と、前記分散先印刷装置への前記印刷ジョブの分散と、を行うことが可能な分散印刷制御装置に対し、ネットワークを介して接続されたクライアントであって、制御部と、表示部と、前記分散印刷制御装置に対して、前記識別情報の送信を要求する第1の要求部と、前記第1の要求部による要求の結果、前記分散印刷制御装置から前記識別情報を受信した場合に、受信した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求する第2の要求部と、前記第2の要求部による要求の結果、前記分散先印刷装置から送信される前記印刷ジョブ関連情報を受信する受信部と、を備え、前記制御部は、前記受信部が受信した前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を前記表示部に表示させることを要旨とする。
このように構成することで、第1の要求部から分散印刷制御装置に対して分散先印刷装置の識別情報の送信を要求した場合に、分散印刷制御装置は、記憶している識別情報を送信するので、第2のクライアントにおいて、第2の要求部は、受信した識別情報により分散先印刷装置を特定して、印刷ジョブ関連情報の送信を要求することが可能となる。
また、第2のクライアントにおいて、制御部は、分散先印刷装置から送信される印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を示す情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示部に表示するので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示部に表示されるこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
また、第2のクライアントにおいて、制御部は、分散先印刷装置から送信される印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を示す情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された印刷ジョブの進捗状況を示す情報と、を表示部に表示するので、ユーザは、印刷ジョブがいずれの印刷装置に分散されているか分からないような場合でも、表示部に表示されるこれらの情報を見ることで、分散先印刷装置を簡単に特定して、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
なお、本発明の第2のクライアントにおいて、前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことが好ましい。
このように構成することで、前記印刷ジョブ関連情報が、分散先印刷装置の動作状態を示す情報を含む場合に、第2のクライアントにおける表示部は、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、例えば、「印刷中」や「紙詰まり」といった、各分散先印刷装置の動作状態を表示することが可能となる。また、前記印刷ジョブ関連情報が、分散された前記印刷ジョブが印刷部数情報に含まれる印刷部数情報を含む場合に、第2のクライアントにおける表示部は、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷すべき部数を表示することが可能となる。また、前記印刷ジョブ関連情報が、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報を含む場合に、第2のクライアントにおける表示部は、印刷ジョブの進捗状況を示す情報として、各分散先印刷装置において印刷が完了した部数を表示することが可能となる。
また、本発明の第2のクライアントにおいて、前記印刷ジョブ関連情報は、少なくとも、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、を含み、前記制御部は、各分散先印刷装置を特定する情報及び前記進捗状況を示す情報の他に、前記印刷ジョブ関連情報に基づき、前記印刷部数情報の示す部数の総和を示す情報と、前記印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を前記表示部に表示させることが好ましい。
このように構成することで、第2のクライアントにおける受信部が、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、を受信するので、制御部は、これらの情報に基づき、印刷部数情報の総和を示す情報と、印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を表示部に表示させることができる。
ここで、印刷部数情報の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷すべき部数の総和を表し、また、印刷が完了した部数の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷が完了した部数の総和を表す。従って、ユーザは、表示部に表示された、これらの情報を見ることで、分散前の印刷ジョブとしての処理の進捗状況を簡単に確認することが可能となる。
ここで、印刷部数情報の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷すべき部数の総和を表し、また、印刷が完了した部数の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷が完了した部数の総和を表す。従って、ユーザは、表示部に表示された、これらの情報を見ることで、分散前の印刷ジョブとしての処理の進捗状況を簡単に確認することが可能となる。
本発明の第3のクライアントは、ネットワークに接続された複数の印刷装置に対して、或る印刷ジョブが分散されている場合に、前記印刷装置における前記印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するためのユーザインタフェースを備えたクライアントであって、
前記ユーザインタフェースは、前記印刷装置を特定する情報の一覧と、各印刷装置にそれぞれ対応する、印刷装置に分散されている前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を1つの画面で表示することを要旨とする。
前記ユーザインタフェースは、前記印刷装置を特定する情報の一覧と、各印刷装置にそれぞれ対応する、印刷装置に分散されている前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を1つの画面で表示することを要旨とする。
このように構成することで、第3のクライアントにおいて、前記印刷装置を示す情報の一覧が表示されるので、ユーザは、この一覧を見ることで、いずれの印刷装置に対して印刷ジョブが分散されているのかを簡単に特定することができる。また、この一覧と、各印刷装置にそれぞれ対応する、印刷装置に分散されている前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、が1つの画面で表示されるので、ユーザは、この画面を見ることで、各分散先印刷装置毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
なお、上記第3のクライアントにおいて、前記印刷装置を示す情報の一覧及び前記進捗状況を特定する情報の他に、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数の総和を示す情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を1つの画面で表示することが好ましい。
印刷部数情報の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷すべき部数の総和を表し、印刷が完了した部数の総和を示す情報は、分散前の印刷ジョブとして印刷が完了した部数の総和を表す。従って、第2のクライアントにおいて、これらの総和が表示されるので、ユーザは、表示されるこれらの情報を見ることで、分散前の印刷ジョブとしての処理の進捗状況を簡単に確認することが可能となる。
また、上記第3のクライアントにおいて、前記進捗状況を示す情報は、前記印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つであることが好ましい。
このように構成することで、進捗状況を示す情報が、分散先印刷装置の動作状態を示す情報である場合に、上記第3のクライアントにおいて、例えば、「印刷中」や「紙詰まり」といった、各分散先印刷装置の動作状態を表示することが可能となる。また、進捗状況を示す情報が、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報である場合に、上記第3のクライアントにおいて、各分散先印刷装置において印刷すべき部数が表示することが可能となる。また、進捗状況を示す情報が、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報である場合に、上記第3のクライアントにおいて、各分散先印刷装置において印刷が完了した部数が表示することが可能となる。
なお、本発明は、上記した分散印刷システム,クライアント,分散印刷制御装置としての構成の他、上記した分散印刷制御装置を内蔵する印刷装置としても構成することができる。また、これらの装置発明の態様に限ることなく、印刷ジョブ進捗状況表示方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。さらには、それら方法や装置を構成するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様や、上記コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など、種々の態様で実現することも可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、クライアントまたは分散印刷制御装置を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符合が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
A1.分散印刷システムの概要構成と分散印刷処理の概要:
A2.プリンタ及びクライアントの概要構成:
A3.MIB値設定処理の概要:
A4.印刷ジョブ進捗状況表示処理の具体的な動作:
A5.実施例の効果:
B.第2の実施例:
B1.印刷ジョブ進捗状況表示処理の具体的な動作:
B2.実施例の効果:
C.変形例:
A.第1の実施例:
A1.分散印刷システムの概要構成と分散印刷処理の概要:
A2.プリンタ及びクライアントの概要構成:
A3.MIB値設定処理の概要:
A4.印刷ジョブ進捗状況表示処理の具体的な動作:
A5.実施例の効果:
B.第2の実施例:
B1.印刷ジョブ進捗状況表示処理の具体的な動作:
B2.実施例の効果:
C.変形例:
A.第1の実施例:
A1.分散印刷システムの概要構成と分散印刷処理の概要:
図1は、本発明の第1の実施例としての分散印刷システムの構成を示す説明図である。この分散印刷システムでは、図示するように、クライアントPC(以下、クライアントと略す)CL、複数のプリンタPRT1〜PRT3を備えており、クライアントCL及びプリンタPRT1〜PRT3は、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されている。これらの各機器には、それぞれ、IPアドレスが予め固定で割り振られている。説明の便宜上、クライアントCLには「IPc」、プリンタPRT1〜PRT3には、それぞれ「IP1」〜「IP3」なるアドレスが設定されているものとする。なお、厳密に言えば、これらIPアドレスは、クライアントCL,プリンタPRT1〜PRT3自体に設定されているわけではなく、IPのネットワークから見た場合のノード(すなわち、ネットワークボードなど)に設定されている。
A1.分散印刷システムの概要構成と分散印刷処理の概要:
図1は、本発明の第1の実施例としての分散印刷システムの構成を示す説明図である。この分散印刷システムでは、図示するように、クライアントPC(以下、クライアントと略す)CL、複数のプリンタPRT1〜PRT3を備えており、クライアントCL及びプリンタPRT1〜PRT3は、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されている。これらの各機器には、それぞれ、IPアドレスが予め固定で割り振られている。説明の便宜上、クライアントCLには「IPc」、プリンタPRT1〜PRT3には、それぞれ「IP1」〜「IP3」なるアドレスが設定されているものとする。なお、厳密に言えば、これらIPアドレスは、クライアントCL,プリンタPRT1〜PRT3自体に設定されているわけではなく、IPのネットワークから見た場合のノード(すなわち、ネットワークボードなど)に設定されている。
これらプリンタのうち、プリンタPRT1には、カスタムネットワークボードCNBが取り付けられている。このカスタムネットワークボードCNBは、受信した印刷ジョブを他のプリンタに分散して、分散印刷を実行するための分散印刷制御機能を備えており、請求項における分散印刷制御装置に相当する。一方、他のプリンタには、それぞれ、標準のネットワークボード(図示せず)が取り付けられている。
一例として図中には、クライアントCLからプリンタPRT1に、印刷ジョブを含む通信データDT0が送信される場合を例示した。
この通信データDT0は、ヘッダと、印刷ジョブデータと、から成り、ヘッダには、送信先IPアドレスとして、通信データDT0の送信先であるプリンタPRT1のIPアドレス「IP1」が、プリンタPRT1における送信先ソフトウェアを特定するポート番号(送信先ポート番号)として「19100」が、それぞれ記載されている。また、印刷ジョブデータには、印刷部数情報である印刷部数を表すQT値として「30」が、クライアントにおいて印刷ジョブを識別するために設定されたジョブID「04」が、それぞれ記載されている。
この通信データDT0は、ヘッダと、印刷ジョブデータと、から成り、ヘッダには、送信先IPアドレスとして、通信データDT0の送信先であるプリンタPRT1のIPアドレス「IP1」が、プリンタPRT1における送信先ソフトウェアを特定するポート番号(送信先ポート番号)として「19100」が、それぞれ記載されている。また、印刷ジョブデータには、印刷部数情報である印刷部数を表すQT値として「30」が、クライアントにおいて印刷ジョブを識別するために設定されたジョブID「04」が、それぞれ記載されている。
本実施例では、印刷プロトコルとして無手順プロトコルを用いている。無手順プロトコルでは、通常、ポート番号として「9100」が割り振られているが、本実施例では、クライアントCLから分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1に印刷ジョブを送信する際、ポート番号として通常の「9100」ではなく「19100」を用いる。
プリンタPRT1のカスタムネットワークボードCNBは、この通信データDT0を受信すると、ポート番号「19100」に待機しているソフトウェアに、印刷ジョブデータを渡す。本実施例では、ポート「19100」には、分散印刷制御機能を実現するための分散印刷ソフトウェアが待機している。それにより、その分散印刷ソフトウェアに従ってCPUにより実現される機能部が、まず、印刷ジョブデータを印刷ジョブ格納部(図示せず)に格納する。そして、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されているプリンタの中から、オンライン状態であり、かつ、プリンタPRT1と同一機種のプリンタを検索し、分散先プリンタを決定する。そして、例えば、その分散先プリンタとして、プリンタPRT2,PRT3の他、自己のプリンタPRT1が決定されたとすると、上記機能部は、プリンタPRT1〜PRT3の3台で上記30部を分散させて印刷させるために、印刷ジョブデータに含まれるQT値を「10部」に変更すると共に、送信先ポート番号を「19100」ではなく、「9100」に変更し、プリンタPRT1〜PRT3に対して、通信データDT1〜DT3を送信する。
従って、例えば、通信データDT2には、送信先IPアドレスとして「IP2」が、送信先ポート番号として「9100」が、QT値として「10」が、それぞれ記載されている。
従って、例えば、通信データDT2には、送信先IPアドレスとして「IP2」が、送信先ポート番号として「9100」が、QT値として「10」が、それぞれ記載されている。
一方、プリンタPRT2の標準ネットワークボードは、前述の通信データDT2を受信すると、ポート番号「9100」に待機しているソフトウェアに、印刷ジョブデータを渡す。ポート番号「9100」は、前述したとおり、印刷プロトコルである無手順プロトコルに対して、通常割り当てられているポート番号であるので、印刷ジョブデータは、プリンタPRT2内の印刷制御ソフトウェアに渡されて、その印刷ジョブに従った印刷が実行される。
他のプリンタPRT3はもちろんのこと、分散印刷制御機能を有するプリンタPRT1においても、同様に、送信された印刷ジョブに従った印刷が実行される。
従って、各プリンタPRT1〜PRT3では、各「10部」ずつの印刷が実行されることになり、システム全体で、合計「30部」の分散印刷が実行されることになる。
A2.プリンタ及びクライアントの概要構成:
図2は図1におけるプリンタPRT1の構成を示す説明図である。プリンタPRT1は、プリンタ本体PRBと、上述したカスタムネットワークボードCNBと、を備えている。このうち、プリンタ本体PRBは、主として、プリンタエンジン41と、プリンタコントローラ42と、メモリ43と、を備えている。プリンタエンジン41は、実際に印刷を行う機構部分である。メモリ43は、プリンタエンジン41で印刷すべき印刷ジョブデータを一時的に格納する印刷ジョブ格納部43aと、プリンタ本体PRBの動作状態(ステータス)や印刷ジョブの処理の進捗状況などの管理情報を示すMIB(Management Information Base)を格納するMIB格納部43bと、を備えている。
図2は図1におけるプリンタPRT1の構成を示す説明図である。プリンタPRT1は、プリンタ本体PRBと、上述したカスタムネットワークボードCNBと、を備えている。このうち、プリンタ本体PRBは、主として、プリンタエンジン41と、プリンタコントローラ42と、メモリ43と、を備えている。プリンタエンジン41は、実際に印刷を行う機構部分である。メモリ43は、プリンタエンジン41で印刷すべき印刷ジョブデータを一時的に格納する印刷ジョブ格納部43aと、プリンタ本体PRBの動作状態(ステータス)や印刷ジョブの処理の進捗状況などの管理情報を示すMIB(Management Information Base)を格納するMIB格納部43bと、を備えている。
前述のプリンタコントローラ42は、カスタムネットワークボードCNBから印刷ジョブデータを受け取って印刷格納部43aに格納すると共に、印刷格納部43aから格納した印刷ジョブを読み出して、その印刷ジョブに従ってプリンタエンジン41を制御して印刷を実行させる。また、プリンタコントローラ42は、プリンタ本体PRBのステータスや印刷ジョブの処理状況(例えば、「1部印刷終了」等)などを検出し、これらの情報をMIB格納部43bに格納されているMIBに設定すると共に、後述する分散印刷ジョブ管理部24からの要求に応じて、MIB格納部43bに格納されているMIBの、各管理項目に設定された値(以下、「MIB値」と呼ぶ。)を分散印刷ジョブ管理部24に送信する。
一方、カスタムネットワークボードCNBは、主として、CPU20と、メモリ30と、を備えている。また、この他、実際にはネットワーク通信を行うための通信用インタフェースなども備えているが、説明の便宜上、省略されている。
このうち、メモリ30は、クライアントCLから送信された印刷ジョブデータを一時的に格納する印刷ジョブ格納部30aと、カスタムネットワークボードCNBのステータスや分散された印刷ジョブに関する情報(例えば、分散先プリンタのIPアドレス等)などの管理情報を示すMIB(以下、「分散印刷MIB」と呼ぶ。)を格納するMIB格納部30bと、を備えている。
このうち、メモリ30は、クライアントCLから送信された印刷ジョブデータを一時的に格納する印刷ジョブ格納部30aと、カスタムネットワークボードCNBのステータスや分散された印刷ジョブに関する情報(例えば、分散先プリンタのIPアドレス等)などの管理情報を示すMIB(以下、「分散印刷MIB」と呼ぶ。)を格納するMIB格納部30bと、を備えている。
CPU20は、メモリ30より、前述の分散印刷ソフトウェアや分散された印刷ジョブを管理するためのソフトウェア等のプログラムを読み出して実行することにより、図示した各機能ブロックとして機能する。ここで、各機能ブロック間の矢印はデータの流れを示している。なお、各機能ブロックをハードウェア的に構築しても構わない。
これら機能ブロックのうち、TCP/IP解釈部21は、TCP/IPプロトコルを解釈して、ネットワークを介して外部との通信を行う。具体的には、受信した通信データに含まれる送信先IPアドレスや送信先ポート番号を検出したり、送信する通信データに送信先IPアドレスや送信先ポート番号を付与したりする。分散先決定部23は、ローカルエリアネットワークLAN1上のプリンタから分散先プリンタを決定する。分散処理部22は、クライアントCLから受信した印刷ジョブデータを印刷ジョブ格納部30aに格納すると共に、格納した印刷ジョブの印刷部数を示すQT値を書き換えた上で、各分散先プリンタに対して印刷ジョブデータを分配する。
そして、本発明の特徴部分である分散印刷ジョブ管理部24は、クライアントCLからの要求に従い、各分散先プリンタからMIB値を取得して、取得したMIB値と、分散印刷MIBの各MIB値と、に基づき、所定のMIB値をクライアントCLに送信する。
ここで、分散印刷ジョブ管理部24と各分散先プリンタとの間においては、SNMP(Simple Network Management Protocol)プロトコルを用いてデータが送受信される。そこで、SNMP解釈部26は、このSNMPプロトコルを解釈して、分散先プリンタから送信されたデータについては分散印刷ジョブ管理部24に渡し、分散先プリンタに送信すべきデータについてはUDP/IP解釈部27に渡す。このUDP/IP解釈部27は、UDP/IPプロトコルを解釈して、ネットワークを介して外部との通信を行う。
ここで、分散印刷ジョブ管理部24と各分散先プリンタとの間においては、SNMP(Simple Network Management Protocol)プロトコルを用いてデータが送受信される。そこで、SNMP解釈部26は、このSNMPプロトコルを解釈して、分散先プリンタから送信されたデータについては分散印刷ジョブ管理部24に渡し、分散先プリンタに送信すべきデータについてはUDP/IP解釈部27に渡す。このUDP/IP解釈部27は、UDP/IPプロトコルを解釈して、ネットワークを介して外部との通信を行う。
なお、プリンタPRT1は、上述した機能ブロックの他、印刷プロトコルである無手順プログラムを解釈する無手順プログラム解釈部等を備えているが、説明の便宜上、省略されている。
図1に示すプリンタPRT2,PRT3については、上述したプリンタPRT1におけるプリンタ本体PRBとほぼ同一の機能や構成を有している。具体的には、プリンタエンジン,プリンタコントローラ,メモリ(印刷格納部及びMIB格納部を有する)の他、機能ブロックとして、TCP/IP解釈部,UDP/IP解釈部,SNMP解釈部,無手順プロトコル解釈部を備えている。
図3は、本発明の第1の実施例におけるクライアントの概要構成を示す説明図である。
クライアントCLは、コンピュータ100と、コンピュータ100にデータを入力する装置として、キーボード111及びマウス112と、データを出力する装置としてディスプレイ110と、を備えている。
コンピュータ100は、主として、CPU101,メモリ102,ハードディスク103,及び入出力インタフェース部104を備えており、それぞれ内部バス105に接続されている。ここで、入出力インタフェース部104は、コンピュータ100に対して、前述のキーボード111,マウス112,ディスプレイ110、及びローカルエリアネットワークLAN1をそれぞれ接続するためのインタフェース群から成る。
クライアントCLは、コンピュータ100と、コンピュータ100にデータを入力する装置として、キーボード111及びマウス112と、データを出力する装置としてディスプレイ110と、を備えている。
コンピュータ100は、主として、CPU101,メモリ102,ハードディスク103,及び入出力インタフェース部104を備えており、それぞれ内部バス105に接続されている。ここで、入出力インタフェース部104は、コンピュータ100に対して、前述のキーボード111,マウス112,ディスプレイ110、及びローカルエリアネットワークLAN1をそれぞれ接続するためのインタフェース群から成る。
クライアントCLでは、所定のオペレーティングシステムの下、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムが実行される。なお、オペレーティングシステムには、各種ドライバが組み込まれ、前述のキーボード111,マウス112,ディスプレイ110が、それぞれ制御される。
そして、前述のアプリケーションプログラムが起動され、メモリ102にロードされると、CPU101は、このアプリケーションプログラムを実行することにより、ジョブ管理部101a及び画面生成部101bとして機能することになる。
そして、前述のアプリケーションプログラムが起動され、メモリ102にロードされると、CPU101は、このアプリケーションプログラムを実行することにより、ジョブ管理部101a及び画面生成部101bとして機能することになる。
なお、クライアントCLは、機能ブロックとして、前述のジョブ管理部101a及び画面生成部101bの他に、無手順プロトコル解釈部,TCP/IP解釈部,印刷ジョブ生成部を備えているが、説明の便宜上、省略されている。
なお、この印刷ジョブ生成部は、例えば、ユーザがクライアントCLに対して印刷部数「30部」として印刷命令を出すと、印刷部数を示すQT値を「30」に設定し、また、ジョブID(例えば「04」)を設定した印刷ジョブを生成して、無手順プロトコル解釈部及びTCP/IP解釈部を介して、印刷ジョブデータをプリンタPRT1に送信する。このとき、TCP/IP解釈部は、送信先IPアドレス及び送信先ポート番号として、それぞれ、「IP1」及び「19100」を指定するので、図1に示す通信データDT0が送信されることになる。
なお、この印刷ジョブ生成部は、例えば、ユーザがクライアントCLに対して印刷部数「30部」として印刷命令を出すと、印刷部数を示すQT値を「30」に設定し、また、ジョブID(例えば「04」)を設定した印刷ジョブを生成して、無手順プロトコル解釈部及びTCP/IP解釈部を介して、印刷ジョブデータをプリンタPRT1に送信する。このとき、TCP/IP解釈部は、送信先IPアドレス及び送信先ポート番号として、それぞれ、「IP1」及び「19100」を指定するので、図1に示す通信データDT0が送信されることになる。
前述のメモリ102には、送信ジョブリスト102aが予め記憶されている。この送信ジョブリスト102aには、プリンタPRT1に送信した印刷ジョブについての、ジョブID,文書名,印刷部数,印刷ジョブの生成を指示したユーザ名等が記載される。そして、前述の印刷ジョブ生成部は、印刷ジョブを生成してプリンタPRT1に送信する度に、送信した印刷ジョブについてのジョブID等の情報を、この送信ジョブリスト102aに追加して書き込む。
A3.MIB値設定処理の概要:
上述したカスタムネットワークボードCNBの分散印刷MIB及び各分散先プリンタのMIBのうち、本発明に係る管理項目に対してMIB値を設定する処理を、図4を用いて説明する。
上述したカスタムネットワークボードCNBの分散印刷MIB及び各分散先プリンタのMIBのうち、本発明に係る管理項目に対してMIB値を設定する処理を、図4を用いて説明する。
図4は、カスタムネットワークボードCNBのMIB格納部30bに格納されている分散印刷MIBと、分散先プリンタのメモリに格納されているMIBと、を模式的に示す説明図である。なお、図4では、分散先プリンタのメモリに格納されているMIBとして、プリンタPRT2のMIBを一例として示す。
図4において、左側は分散印刷MIBを示し、右側はプリンタPRT2のMIBを示す。なお、これら分散MIB及びプリンタPRT2のMIBは、説明の便宜上、一部分を抜粋して示している。
図4において、左側は分散印刷MIBを示し、右側はプリンタPRT2のMIBを示す。なお、これら分散MIB及びプリンタPRT2のMIBは、説明の便宜上、一部分を抜粋して示している。
図4に示す分散印刷MIB及びプリンタPRT2のMIBにおいて、左側は管理項目を、右側はそれぞれの管理項目に設定されているMIB値を示す。
そして、図4に示す分散印刷MIBにおいて、項目A1は、各分散先プリンタのIPアドレスの項目を示し、項目A2は、分散された各印刷ジョブに設定されたQT値の項目を示し、項目A3は、各分散先プリンタにおいて分散された印刷ジョブに対して設定されたジョブインデックス番号の項目を示し、項目A4は、分散された各印刷ジョブの処理の結果、印刷が完了した部数の項目を示し、項目A5は、各分散先プリンタにおけるステータスの項目を示す。
一方、プリンタPRT2のMIBにおいて、項目B1は、印刷ジョブの送信元のIPアドレスの項目を示し、項目B2は、印刷ジョブのQT値の項目を示し、項目B3は、印刷が完了した部数の項目を示し、項目B4は、プリンタPRT2のステータスの項目を示す。
そして、図4に示す分散印刷MIBにおいて、項目A1は、各分散先プリンタのIPアドレスの項目を示し、項目A2は、分散された各印刷ジョブに設定されたQT値の項目を示し、項目A3は、各分散先プリンタにおいて分散された印刷ジョブに対して設定されたジョブインデックス番号の項目を示し、項目A4は、分散された各印刷ジョブの処理の結果、印刷が完了した部数の項目を示し、項目A5は、各分散先プリンタにおけるステータスの項目を示す。
一方、プリンタPRT2のMIBにおいて、項目B1は、印刷ジョブの送信元のIPアドレスの項目を示し、項目B2は、印刷ジョブのQT値の項目を示し、項目B3は、印刷が完了した部数の項目を示し、項目B4は、プリンタPRT2のステータスの項目を示す。
各分散先プリンタに印刷ジョブが分散された場合、図2に示す分散印刷ジョブ管理部24は、まず、分散印刷MIBに項目A1,A2を追加すると共に、それぞれの項目に対応するMIB値を設定する。
具体的には、前述のように、クライアントCLからジョブID「04」の印刷ジョブがプリンタPRT1に送信され、プリンタPRT1〜PRT3に、それぞれQT値「10」の印刷ジョブが分散された場合、分散印刷ジョブ管理部24は、まず、分散された3つの印刷ジョブに対して、それぞれ「04.1」〜「04.3」のジョブインデックス番号を付与する。ここで、このジョブインデックス番号は、クライアントCLから受信した印刷ジョブのジョブIDと関連付けて付与される。そして、分散印刷ジョブ管理部24は、それぞれのジョブインデックス番号の印刷ジョブについて、項目A1,A2を追加すると共に、分散先プリンタのIPアドレス「IP1」〜「IP3」を項目A1のMIB値として設定し、それぞれのQT値(この場合、それぞれ「10」)を項目A2のMIB値として設定する。
具体的には、前述のように、クライアントCLからジョブID「04」の印刷ジョブがプリンタPRT1に送信され、プリンタPRT1〜PRT3に、それぞれQT値「10」の印刷ジョブが分散された場合、分散印刷ジョブ管理部24は、まず、分散された3つの印刷ジョブに対して、それぞれ「04.1」〜「04.3」のジョブインデックス番号を付与する。ここで、このジョブインデックス番号は、クライアントCLから受信した印刷ジョブのジョブIDと関連付けて付与される。そして、分散印刷ジョブ管理部24は、それぞれのジョブインデックス番号の印刷ジョブについて、項目A1,A2を追加すると共に、分散先プリンタのIPアドレス「IP1」〜「IP3」を項目A1のMIB値として設定し、それぞれのQT値(この場合、それぞれ「10」)を項目A2のMIB値として設定する。
一方、プリンタPRT2では、プリンタPRT1から分散された印刷ジョブを受信すると、プリンタPRT2において印刷ジョブを識別するためのジョブインデックス番号が新たに付与される。そして、プリンタコントローラは、プリンタPRT2のMIBに項目B1〜B3を追加すると共に、それぞれの項目に対応するMIB値を追加する。具体的には、ジョブインデックス番号として、例えば「123」が付与された場合、このジョブインデックス番号「123」の印刷ジョブの送信元であるプリンタPRT1のIPアドレス「IP1」を項目B1のMIB値として設定し、QT値「10」を項目B2のMIB値として設定する。また、項目B3のMIB値は、初期状態で「0部終了」が設定され、以後、印刷が実行され1部印刷が完了する度に、「1部終了」,「2部終了」,...と更新されて設定される。なお、図4では、5部の印刷が完了している場合を示し、「5部終了」が設定されている。
ここで、図2に示す分散印刷ジョブ管理部24は、分散処理部22が印刷ジョブを分散先プリンタに送信すると直ぐに、各分散先プリンタに対してSNMPプロトコルにおいて規定されるコマンドを送信し、分散先プリンタにおいて付与された最新のジョブインデックス番号を取得する。
ここで、各分散先プリンタでは、ジョブインデックス番号を、1ずつ増加する整数として受信した印刷ジョブ毎に順次付与するため、前述のように、印刷ジョブの送信直後に分散先プリンタから取得する最新のジョブインデックス番号は、この送信した印刷ジョブに対して付与されたジョブインデックス番号となる。そして、分散印刷ジョブ管理部24は、この取得したジョブインデックス番号を、分散印刷MIBの項目A3において、カスタムネットワークボードCNBが付与したジョブインデックス番号に対応付けて、MIB値として設定する。
ここで、各分散先プリンタでは、ジョブインデックス番号を、1ずつ増加する整数として受信した印刷ジョブ毎に順次付与するため、前述のように、印刷ジョブの送信直後に分散先プリンタから取得する最新のジョブインデックス番号は、この送信した印刷ジョブに対して付与されたジョブインデックス番号となる。そして、分散印刷ジョブ管理部24は、この取得したジョブインデックス番号を、分散印刷MIBの項目A3において、カスタムネットワークボードCNBが付与したジョブインデックス番号に対応付けて、MIB値として設定する。
具体的には、例えば、図4に示すように、プリンタPRT2において分散された印刷ジョブに対してジョブインデックス番号「123」が付与された場合、分散印刷ジョブ管理部24は、このジョブインデックス番号「123」を取得して、カスタムネットワークボードCNBで付与したジョブインデックス番号「04.2」に対応付けて項目A3のMIB値として設定する。
なお、図4に示す、プリンタPRT2のMIBの項目B4については、プリンタPRT2の現在のステータス(「印刷中」「紙詰まり」等)が、MIB値として設定される。また、図4に示す、分散印刷MIBの破線で囲んだ項目A4,A5については、後ほど説明する。
A4.印刷ジョブ進捗状況表示処理の具体的な動作:
今、クライアントCLからプリンタPRT1に、ジョブID「01」〜「05」の印刷ジョブを含む通信データが、この順番で送信完了しており、そのうち、ジョブID「01」〜「03」の印刷ジョブについては分散先プリンタに分散されて、各分散先プリンタにおいて印刷が完了しており、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、プリンタPRT1〜PRT3に分散されて、各プリンタPRT1〜PRT3において処理中である。なお、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、分散先プリンタが決定しておらず未だ分散されていない。そして、ユーザは、クライアントCLから送信した各印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するために、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムを起動する。このアプリケーションプログラムが起動されると、本発明の特徴部分である印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始される。
今、クライアントCLからプリンタPRT1に、ジョブID「01」〜「05」の印刷ジョブを含む通信データが、この順番で送信完了しており、そのうち、ジョブID「01」〜「03」の印刷ジョブについては分散先プリンタに分散されて、各分散先プリンタにおいて印刷が完了しており、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、プリンタPRT1〜PRT3に分散されて、各プリンタPRT1〜PRT3において処理中である。なお、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、分散先プリンタが決定しておらず未だ分散されていない。そして、ユーザは、クライアントCLから送信した各印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するために、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムを起動する。このアプリケーションプログラムが起動されると、本発明の特徴部分である印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始される。
図5は、第1の実施例における印刷ジョブ進捗状況表示処理の手順を示すフローチャートである。
図5において、左側はクライアントCLにおけるフローチャートを、中央はプリンタPRT1におけるフローチャートを、右側は分散先プリンタにおけるフローチャートを、それぞれ示している。なお、前述のように、分散先プリンタがプリンタPRT1〜PRT3である場合、プリンタPRT1については、中央及び右側の両方のフローチャートに記載された処理を実行することになるが、プリンタPRT1のうち、カスタムネットワークボードCNBが中央のフローチャートに記載された処理を、プリンタ本体PRBが右側のフローチャートに記載された処理を、それぞれ実行する。
図5において、左側はクライアントCLにおけるフローチャートを、中央はプリンタPRT1におけるフローチャートを、右側は分散先プリンタにおけるフローチャートを、それぞれ示している。なお、前述のように、分散先プリンタがプリンタPRT1〜PRT3である場合、プリンタPRT1については、中央及び右側の両方のフローチャートに記載された処理を実行することになるが、プリンタPRT1のうち、カスタムネットワークボードCNBが中央のフローチャートに記載された処理を、プリンタ本体PRBが右側のフローチャートに記載された処理を、それぞれ実行する。
図5に示す印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始されると、まず、図3に示すクライアントCLにおいて、ジョブ管理部101aは、メモリ102から送信ジョブリスト102aを読み出し、読み出した送信ジョブリスト102aに記載されているジョブIDを指定して、ジョブ情報取得要求をTCP/IP解釈部を介してプリンタPRT1に送信する(ステップS202)。
前述のように、ジョブID「01」〜「05」の印刷ジョブがプリンタPRT1に送信完了である場合、送信ジョブリスト102aには、これらジョブIDが記載されているので、プリンタPRT1は、ジョブID「01」〜「05」を指定してジョブ情報取得要求を送信する。
前述のように、ジョブID「01」〜「05」の印刷ジョブがプリンタPRT1に送信完了である場合、送信ジョブリスト102aには、これらジョブIDが記載されているので、プリンタPRT1は、ジョブID「01」〜「05」を指定してジョブ情報取得要求を送信する。
ここで、ジョブ情報とは、クライアントCLからプリンタPRT1に送信した各印刷ジョブについての進捗状況を表示するために必要な情報である。具体的には、図4に示す分散印刷MIBの項目A1(分散先プリンタのIPアドレス),A2(分散された印刷ジョブに設定されたQT値),A4(各分散先プリンタの印刷完了部数),A5(各分散先プリンタのステータス)に対し、それぞれ設定されたMIB値を意味する。
一方、図2に示すプリンタPRT1では、分散印刷ジョブ管理部24が、TCP/IP解釈部21を介して、前述のジョブ情報取得要求を受信し、指定されたジョブIDをメモリ30に記憶させる(ステップS302)。次に、分散印刷ジョブ管理部24は、クライアントCLから指定されたジョブIDをメモリ30から読み出し、読み出したジョブIDの印刷ジョブについての分散先プリンタのIPアドレスを、MIB格納部30bに格納されている分散印刷MIBに基づき特定する(ステップS304)。
具体的には、例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、分散印刷ジョブ管理部24は、図4に示す分散印刷MIBの項目A1に基づき、分散先プリンタのIPアドレス「IP1」〜「IP3」を特定する。
次に、分散印刷ジョブ管理部24は、特定したIPアドレスを指定して、SNMP解釈部26及びUDP/IP解釈部27を介して、全てのMIB値の送信要求を、SNMPプロトコルに規定されたコマンド(Get-Next-Requestコマンド)として各分散先プリンタに送信する(ステップS306)。
各分散先プリンタでは、UDP/IP解釈部及びSNMP解釈部を介して、プリンタコントローラが前述のMIB値の送信要求を受信する(ステップS402)。そして、プリンタコントローラは、MIB格納部に格納されているMIBの全てのMIB値を、それぞれの管理項目に対応付けて、SNMP解釈部及びUDP/IP解釈部を介して、SNMPプロトコルで規定されたコマンド(Get-Responseコマンド)としてプリンタPRT1に送信する(ステップS404)。
一方、プリンタPRT1では、分散印刷ジョブ管理部24が、UDP/IP解釈部27及びSNMP解釈部26を介して、各分散先プリンタからGet-Responseコマンドにより送信されたMIB値を受信し、受信したMIB値に基づき、分散印刷MIBに「各分散先プリンタの印刷完了部数」及び「各分散先プリンタのステータス」を示す管理項目を追加すると共に、それぞれの項目に対し、受信した全MIB値の中から対応するMIB値を特定して設定し、分散印刷MIBを更新する(ステップS308)。
上述したように、各分散先プリンタにおいて付与されたジョブインデックス番号と、カスタムネットワークボードCNBにおいて付与されたジョブインデックス番号と、は分散印刷MIBにおいて対応付けられている。従って、分散印刷ジョブ管理部24は、各分散先プリンタから受信した全MIB値の中から、新たに追加する項目に対応したMIB値を特定して設定することができる。
例えば、前述のように、プリンタPRT2から、図4に示すプリンタPRT2のMIBの各MIB値が各管理項目と対応付けられて送信された場合に、分散印刷ジョブ管理部24は、図4に示す分散印刷MIBに、項目A4(各分散先プリンタの印刷完了部数)及び項目A5(各分散先プリンタのステータス)を追加すると共に、それぞれの項目において、カスタムネットワークボードCNBにおいて付与されたジョブインデックス番号「04.2」に対応するMIB値として、プリンタPRT2において付与されたジョブインデックス番号「123」に対応するMIB値「5部終了」及び「印刷中」を、受信した全MIB値からそれぞれ特定して設定する。
次に、分散印刷ジョブ管理部24は、クライアントCLから指定されたジョブIDをメモリ30から読み出し、この指定されたジョブIDの印刷ジョブについての、ジョブ情報として送信すべき管理項目に設定されたMIB値を分散印刷MIBから抽出して、ジョブ情報として、TCP/IP解釈部21を介してクライアントCLに送信する(ステップS310)。
例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、図4に示す分散印刷MIBの項目A1,A2,A4,A5に設定されたMIB値を、分散印刷MIBから抽出して、それぞれの管理項目に対応付けてクライアントCLに送信する。
例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、図4に示す分散印刷MIBの項目A1,A2,A4,A5に設定されたMIB値を、分散印刷MIBから抽出して、それぞれの管理項目に対応付けてクライアントCLに送信する。
なお、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、未だ分散されていないので、分散印刷MIBにおいて、この印刷ジョブについての管理項目はいずれも追加されていない。従って、ジョブID「05」の印刷ジョブについてはジョブ情報として何も送信されない。
一方、クライアントCLでは、ジョブ管理部101aがTCP/IP解釈部を介してジョブ情報を受信し、受信したジョブ情報をメモリ102に記憶させる(ステップS204)。次に、画面生成部101bはメモリ102から、送信ジョブリスト102a及びジョブ情報を読み出し、読み出した送信ジョブリスト102a及びジョブ情報に基づき、分散印刷一覧表示ウィンドウを生成して、ディスプレイ110に表示させる(ステップS206)。
図6は、画面生成部101bにより生成された分散印刷一覧表示ウィンドウを示す説明図である。
図6に示すように、分散印刷一覧表示ウィンドウW1には、送信ジョブリスト102aに記載されているジョブID,文書名,印刷部数,ユーザ名の他、「ジョブ状態」が一覧表示されている。また、分散印刷一覧表示ウィンドウW1は、詳細表示ボタンBT1及び「閉じる」ボタンを備えている。
図6に示すように、分散印刷一覧表示ウィンドウW1には、送信ジョブリスト102aに記載されているジョブID,文書名,印刷部数,ユーザ名の他、「ジョブ状態」が一覧表示されている。また、分散印刷一覧表示ウィンドウW1は、詳細表示ボタンBT1及び「閉じる」ボタンを備えている。
前述の「ジョブ状態」については、プリンタPRT1から受信したジョブ情報に基づいて表示される。
具体的には、例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、画面生成部101bは、プリンタPRT1から受信したジョブ情報のうち、図4に示す分散印刷MIBの項目A2のMIB値と、項目A4のMIB値と、を比較することで、全ての分散先プリンタにおいて印刷が完了していないと判定して「印刷中」と表示する。なお、同様にして、ジョブID「01」〜「03」の印刷ジョブについては、全ての分散先プリンタにおいて印刷が完了したと判定して「印刷終了」と表示し、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、項目A2,A4共に存在しないので、未だ分散されていないと判定して「待機中」と表示する。
具体的には、例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、画面生成部101bは、プリンタPRT1から受信したジョブ情報のうち、図4に示す分散印刷MIBの項目A2のMIB値と、項目A4のMIB値と、を比較することで、全ての分散先プリンタにおいて印刷が完了していないと判定して「印刷中」と表示する。なお、同様にして、ジョブID「01」〜「03」の印刷ジョブについては、全ての分散先プリンタにおいて印刷が完了したと判定して「印刷終了」と表示し、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、項目A2,A4共に存在しないので、未だ分散されていないと判定して「待機中」と表示する。
そして、この分散印刷一覧表示ウィンドウW1において、図3に示すマウス112又はキーボード111を用いて、ジョブIDを指定して詳細表示ボタンBT1を押下すると、画面生成部101bは、メモリ102から読み出したジョブ情報に基づき、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成してディスプレイ110に表示させる。
図7は、画面生成部101bにより生成された分散印刷詳細表示ウィンドウを示す説明図である。
図6に示すように、分散印刷一覧表示ウィンドウW1においてジョブID「04」を指定して詳細表示ボタンBT1が押下された場合、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2が表示される。この分散印刷詳細表示ウィンドウW2には、分散先プリンタであるプリンタPRT1〜PRT3に対応して、IPアドレス「IP1」〜「IP3」,プリンタPRT1〜PRT3のステータス(「印刷中」または「紙詰まり」),分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を示すプログレスバーPB1〜PB3,印刷完了部数表示部D1〜D3が、それぞれ表示されている。また、ジョブID「04」の印刷ジョブ全体としての、進捗状況を示すプログレスバーPBA及び印刷完了部数表示部DAも表示されている。
図6に示すように、分散印刷一覧表示ウィンドウW1においてジョブID「04」を指定して詳細表示ボタンBT1が押下された場合、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2が表示される。この分散印刷詳細表示ウィンドウW2には、分散先プリンタであるプリンタPRT1〜PRT3に対応して、IPアドレス「IP1」〜「IP3」,プリンタPRT1〜PRT3のステータス(「印刷中」または「紙詰まり」),分散された印刷ジョブの処理の進捗状況を示すプログレスバーPB1〜PB3,印刷完了部数表示部D1〜D3が、それぞれ表示されている。また、ジョブID「04」の印刷ジョブ全体としての、進捗状況を示すプログレスバーPBA及び印刷完了部数表示部DAも表示されている。
このうち、プログレスバーPB1〜PB3は、各分散先プリンタにおいて印刷すべき部数のうち、何部が印刷完了しているかを濃い色で示す。このプログレスバーPB1〜PB3は1部数毎の目盛りを有し、最も左が0部数を、最も右が印刷すべき部数を、それぞれ示す。そして、上述のように、各プリンタPRT1〜PRT3に分散された印刷ジョブに、それぞれQT値「10」が設定された場合、ジョブ情報としてメモリ102に記憶されている「分散された印刷ジョブに設定されたQT値」に基づき、プログレスバーPB1〜PB3の最左下には「0」が、また、最右下には「10」が表示される。
そして、ジョブ情報としてメモリ102に記憶されている「各分散先プリンタの印刷完了部数」に基づき、画面生成部101bは、プログレスバーPB1〜PB3の濃い部分の領域を定めて表示し、印刷完了部数表示部D1〜D3に、それぞれの完了部数を表示する。
そして、ジョブ情報としてメモリ102に記憶されている「各分散先プリンタの印刷完了部数」に基づき、画面生成部101bは、プログレスバーPB1〜PB3の濃い部分の領域を定めて表示し、印刷完了部数表示部D1〜D3に、それぞれの完了部数を表示する。
プログレスバーPBAは、ジョブID「04」の印刷ジョブ全体として印刷すべき部数のうち、何部が印刷完了しているかを濃い色で示す。このプログレスバーPBAは、プログレスバーPB1〜PB3と同様に、1部数毎の目盛りを有し、最も左側が0部数を、最も右側が印刷すべき部数を、それぞれ示している。そして、上述のように、各プリンタPRT1〜PRT3に分散された印刷ジョブに、それぞれQT値「10」が設定された場合、ジョブ情報としてメモリ102に記憶されている「分散された印刷ジョブに設定されたQT値」に基づき、画面生成部101bは、各QT値の総和を算出し、算出した値(30部)をプログレスバーPBAの最右上に、また、「0」をプログレスバーPBAの最左上に表示させる。
そして、ジョブ情報としてメモリ102に記憶されている「各分散先プリンタの印刷完了部数」に基づき、画面生成部101bは、各完了部数の総和を算出し、算出した値(9部)に基づき、プログレスバーPBAの濃い部分の領域を定めて表示し、印刷完了表示部DAにこの算出した値(9部)を表示させる。
そして、ジョブ情報としてメモリ102に記憶されている「各分散先プリンタの印刷完了部数」に基づき、画面生成部101bは、各完了部数の総和を算出し、算出した値(9部)に基づき、プログレスバーPBAの濃い部分の領域を定めて表示し、印刷完了表示部DAにこの算出した値(9部)を表示させる。
なお、図6に示す分散印刷一覧表示ウィンドウW1においてジョブID「01」〜「03」のいずれかを指定して詳細表示ボタンBT1が押下された場合、これらジョブについては、全ての分散先プリンタにおいて印刷が完了しているので、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2において、プログレスバーPBA及び各分散先プリンタに対応するプログレスバーは全て濃い色で示される。また、印刷完了表示部DAには、例えば、クライアントからプリンタPRT1に送信した印刷ジョブに設定されたQT値が「50」であれば、印刷が完了しているので「50部」が表示される。一方、分散印刷一覧表示ウィンドウW1においてジョブID「05」が指定された場合には、図6に示す詳細表示ボタンBT1はグレーアウトして押下できないようになるため、分散印刷詳細ウィンドウは表示されない。
図5に戻って、プリンタPRT1における分散印刷ジョブ管理部24は、ステップS206の処理において、図6に示す分散印刷一覧表示ウィンドウW1が表示されると、再びステップS202〜ステップS206の処理を実行する。
これに伴い、プリンタPRT1では、ジョブ情報取得要求をクライアントCLから受信することで印刷ジョブ進捗状況表示処理が再び開始され、分散先プリンタでは、プリンタPRT1からGet-Next-Requestコマンドを受信することで印刷ジョブ進捗状況表示処理が再び開始される。
そして、この場合、クライアントCLでは、ステップS204の処理において最新のジョブ情報を受信し、このジョブ情報に基づいて分散印刷一覧表示ウィンドウが表示される。なお、前回実行したステップS206の処理の結果、クライアントCLのディスプレイ110に分散印刷詳細表示ウィンドウが表示されている場合、画面生成部101bは、再度実行するステップS206の処理では、分散印刷一覧表示ウィンドウに代えて、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して、更新して表示させるようにする。
これに伴い、プリンタPRT1では、ジョブ情報取得要求をクライアントCLから受信することで印刷ジョブ進捗状況表示処理が再び開始され、分散先プリンタでは、プリンタPRT1からGet-Next-Requestコマンドを受信することで印刷ジョブ進捗状況表示処理が再び開始される。
そして、この場合、クライアントCLでは、ステップS204の処理において最新のジョブ情報を受信し、このジョブ情報に基づいて分散印刷一覧表示ウィンドウが表示される。なお、前回実行したステップS206の処理の結果、クライアントCLのディスプレイ110に分散印刷詳細表示ウィンドウが表示されている場合、画面生成部101bは、再度実行するステップS206の処理では、分散印刷一覧表示ウィンドウに代えて、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して、更新して表示させるようにする。
このようにして、分散印刷詳細表示ウィンドウが更新して表示されることで、各分散先プリンタにおいて、分散された印刷ジョブの処理が進み、印刷完了部数が増えたような場合には、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2におけるプログレスバーPB1〜3や印刷完了部数表示部D1〜D3、及びプログレスバーPBAや印刷完了部数表示部DAが、更新されて表示されることになる。
A5.実施例の効果:
以上説明したように、プリンタPRT1は、クライアントCLから受信した印刷ジョブを分散した場合、分散先プリンタのIPアドレス等をMIB値として記憶している。
従って、プリンタPRT1に対してジョブ情報の取得要求を送信することで、プリンタPRT1は、このMIB値として記憶しているIPアドレスに基づき、各分散先プリンタに対してGet-Requestコマンドを送信してMIB値を取得し、取得したMIB値に基づいてジョブ情報をクライアントCLに送信することができる。その結果、クライアントにおいて、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、ジョブ情報を取得することが可能となる。
以上説明したように、プリンタPRT1は、クライアントCLから受信した印刷ジョブを分散した場合、分散先プリンタのIPアドレス等をMIB値として記憶している。
従って、プリンタPRT1に対してジョブ情報の取得要求を送信することで、プリンタPRT1は、このMIB値として記憶しているIPアドレスに基づき、各分散先プリンタに対してGet-Requestコマンドを送信してMIB値を取得し、取得したMIB値に基づいてジョブ情報をクライアントCLに送信することができる。その結果、クライアントにおいて、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、ジョブ情報を取得することが可能となる。
そして、このジョブ情報は、分散先プリンタのIPアドレス,分散された印刷ジョブに設定されたQT値,各分散先プリンタの印刷完了部数,各分散先プリンタのステータスの、それぞれのMIB値から成るので、クライアントCLでは、プリンタPRT1から取得したジョブ情報に基づき、各分散先プリンタ毎に、IPアドレス,印刷ジョブの処理の進捗状況を示すプログレスバー,印刷完了部数表示部を表示する分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して表示することができる。従って、ユーザは、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、分散先プリンタを簡単に特定して、各分散先プリンタ毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
また、クライアントCLでは、取得したジョブ情報に基づき、各分散先プリンタ毎の印刷完了部数の総和と、各分散先プリンタ毎の分散された印刷ジョブに設定されたQT値の総和と、を算出し、印刷ジョブ全体としてのプログレスバー及び印刷完了部数表示部を表示するようにしているので、ユーザは、クライアントCLから送信した印刷ジョブ全体としての処理の進捗状況を簡単に確認することができる。
B.第2の実施例:
上述した第1の実施例では、プリンタPRT1が各分散先プリンタに対してGet-Next-Requestコマンドを送信してMIB値を取得していたが、本実施例においては、クライアントCLが各分散先プリンタに対してGet-Next-Requestコマンドを送信する。
なお、分散印刷システム及びプリンタPRT1〜PRT3の構成については、それぞれ、図1及び図2に示す構成と同じであるので説明を省略する。クライアントCLの構成については、機能ブロックとしてSNMP解釈部及びUDP/IP解釈部が追加される以外は、図3に示す構成と同じであるので説明を省略する。また、MIB値設定処理についても、上述した第1の実施例と同じであるので説明を省略する。
上述した第1の実施例では、プリンタPRT1が各分散先プリンタに対してGet-Next-Requestコマンドを送信してMIB値を取得していたが、本実施例においては、クライアントCLが各分散先プリンタに対してGet-Next-Requestコマンドを送信する。
なお、分散印刷システム及びプリンタPRT1〜PRT3の構成については、それぞれ、図1及び図2に示す構成と同じであるので説明を省略する。クライアントCLの構成については、機能ブロックとしてSNMP解釈部及びUDP/IP解釈部が追加される以外は、図3に示す構成と同じであるので説明を省略する。また、MIB値設定処理についても、上述した第1の実施例と同じであるので説明を省略する。
B1.印刷ジョブ進捗状況表示処理の具体的な動作:
今、上述した第1の実施例と同様に、クライアントCLからプリンタPRT1に、ジョブID「01」〜「05」の印刷ジョブを含む通信データが、この順番で送信完了しており、そのうち、ジョブID「01」〜「03」の印刷ジョブについては分散先プリンタに分散されて、各分散先プリンタにおいて印刷が完了しており、ジョブID「04」の印刷ジョブについてプリンタPRT1〜プリンタPRT3に分散されて、各プリンタPRT1〜PRT3において処理中である。なお、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、分散先プリンタが決定しておらず未だ分散されていない。そして、ユーザは、クライアントCLから送信した各印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するために、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムを起動する。このアプリケーションプログラムが起動されると、本発明の特徴部分である印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始される。
今、上述した第1の実施例と同様に、クライアントCLからプリンタPRT1に、ジョブID「01」〜「05」の印刷ジョブを含む通信データが、この順番で送信完了しており、そのうち、ジョブID「01」〜「03」の印刷ジョブについては分散先プリンタに分散されて、各分散先プリンタにおいて印刷が完了しており、ジョブID「04」の印刷ジョブについてプリンタPRT1〜プリンタPRT3に分散されて、各プリンタPRT1〜PRT3において処理中である。なお、ジョブID「05」の印刷ジョブについては、分散先プリンタが決定しておらず未だ分散されていない。そして、ユーザは、クライアントCLから送信した各印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するために、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムを起動する。このアプリケーションプログラムが起動されると、本発明の特徴部分である印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始される。
図8は、第2の実施例における印刷ジョブ進捗状況表示処理の手順を示すフローチャートである。
図8において、左側はクライアントCLにおけるフローチャートを、中央はプリンタPRT1におけるフローチャートを、右側は分散先プリンタにおけるフローチャートを、それぞれ示している。なお、上述した第1の実施例と同様に、プリンタPRT1のうち、カスタムネットワークボードCNBが中央のフローチャートに記載された処理を、プリンタ本体PRBが右側のフローチャートに記載された処理を、それぞれ実行する。
図8において、左側はクライアントCLにおけるフローチャートを、中央はプリンタPRT1におけるフローチャートを、右側は分散先プリンタにおけるフローチャートを、それぞれ示している。なお、上述した第1の実施例と同様に、プリンタPRT1のうち、カスタムネットワークボードCNBが中央のフローチャートに記載された処理を、プリンタ本体PRBが右側のフローチャートに記載された処理を、それぞれ実行する。
図8に示す印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始されると、まず、図3に示すクライアントCLにおいて、ジョブ管理部101aは、メモリ102から送信ジョブリスト102aを読み出し、読み出した送信ジョブリスト102aに記載されているジョブIDを指定して、分散先プリンタのIPアドレス及び分散先プリンタにおいて付与されているジョブインデックス番号の送信要求をTCP/IP解釈部を介してプリンタPRT1に送信する(ステップS502)。
一方、図2に示すプリンタPRT1では、分散印刷ジョブ管理部24が、TCP/IP解釈部21を介して、クライアントから送信されたIPアドレス及びジョブインデックス番号の送信要求を受信し、指定されたジョブIDをメモリ30に記憶させる(ステップS602)。次に、分散印刷ジョブ管理部24は、指定されたジョブIDをメモリから読み出し、読み出したジョブIDの印刷ジョブについての、分散先プリンタのIPアドレスと、分散先プリンタにおいて付与されたジョブインデックス番号と、を、MIB格納部30bに格納されている分散印刷MIBから特定し、特定したIPアドレスとジョブインデックス番号とをTCP/IP解釈部21を介してクライアントCLに送信する(ステップS604)。
具体的には、例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、分散印刷ジョブ管理部24は、図4に示す分散印刷MIBの項目A1及びA3に、それぞれ設定されたMIB値(「IP1」〜「IP3」及び「500」「123」「75」)を特定し、クライアントCLに送信する。
クライアントCLでは、ジョブ管理部101aが、TCP/IP解釈部を介してプリンタPRT1から送信された、分散先プリンタのIPアドレス及びジョブインデックス番号を受信してメモリ102に記憶させる(ステップS504)。次に、ジョブ管理部101aは、メモリ102から分散先プリンタのIPアドレスを読み出し、読み出したIPアドレスを指定して、SNMP解釈部及びUDP/IP解釈部を介して、全てのMIB値の送信要求を、Get-Next-Requestコマンドとして各分散先プリンタに送信する(ステップS506)。
各分散先プリンタでは、上述した第1の実施例と同様に、プリンタコントローラが、UDP/IP解釈部及びSNMP解釈部を介して前述のMIB値の送信要求を受信し(ステップS702)、プリンタコントローラは、MIB格納部に格納されているMIBの全てのMIB値を、それぞれの管理項目に対応付けて、SNMP解釈部及びUDP/IP解釈部を介して、Get-ResponseコマンドとしてクライアントCLに送信する(ステップS704)。
一方、クライアントCLでは、ジョブ管理部101aが、UDP/IP解釈部及びSNMP解釈部を介して、各分散先プリンタから送信されたMIB値をメモリ102に記憶させる(ステップS508)。
次に、画面生成部101bは、プリンタPRT1から受信した分散先プリンタのIPアドレス及びジョブインデックス番号と、各分散先プリンタから受信したMIB値と、をメモリ102から読み出し、読み出したIPアドレス,ジョブインデックス番号,MIB値に基づき、分散印刷一覧表示ウィンドウを生成して、ディスプレイ110に表示させる(ステップS510)。
次に、画面生成部101bは、プリンタPRT1から受信した分散先プリンタのIPアドレス及びジョブインデックス番号と、各分散先プリンタから受信したMIB値と、をメモリ102から読み出し、読み出したIPアドレス,ジョブインデックス番号,MIB値に基づき、分散印刷一覧表示ウィンドウを生成して、ディスプレイ110に表示させる(ステップS510)。
なお、このとき表示される分散印刷一覧表示ウィンドウは、図6に示す分散印刷一覧表示ウィンドウW1と同じである。また、上述した第1の実施例と同様に、図6に示す分散印刷一覧表示ウィンドウW1において、詳細表示ボタンBT1が押下されると、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2と同じウィンドウが表示される。
例えば、ジョブID「04」の印刷ジョブについては、前述のように、図4に示す分散印刷MIBの項目A1及びA3に設定されたMIB値がメモリ102に記憶されている。
従って、プリンタPRT2から図4に示すプリンタPRT2のMIBの各MIB値を受信した場合、画面生成部101bは、上述した第1の実施例における分散印刷ジョブ管理部24と同様に、図4に示す分散印刷MIBの項目A4,A5に設定されたMIB値に相当する値を知ることができる。また、画面生成部101bは、図4に示す分散印刷MIBの項目A2に設定されたMIB値に相当する値については、プリンタPRT2から受信する、プリンタPRT2のMIBの項目B2に設定されたMIB値から知ることができる。
その結果、上述した第1の実施例と同様にして、画面生成部101bは、図6に示す分散印刷一覧表示ウィンドウW1における「ジョブ状態」を表示したり、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2におけるプログレスバーPB1〜PB3や印刷完了部数表示部D1〜D3、及びプログレスバーPBAや印刷完了部数表示部DAを表示したりすることができる。
従って、プリンタPRT2から図4に示すプリンタPRT2のMIBの各MIB値を受信した場合、画面生成部101bは、上述した第1の実施例における分散印刷ジョブ管理部24と同様に、図4に示す分散印刷MIBの項目A4,A5に設定されたMIB値に相当する値を知ることができる。また、画面生成部101bは、図4に示す分散印刷MIBの項目A2に設定されたMIB値に相当する値については、プリンタPRT2から受信する、プリンタPRT2のMIBの項目B2に設定されたMIB値から知ることができる。
その結果、上述した第1の実施例と同様にして、画面生成部101bは、図6に示す分散印刷一覧表示ウィンドウW1における「ジョブ状態」を表示したり、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2におけるプログレスバーPB1〜PB3や印刷完了部数表示部D1〜D3、及びプログレスバーPBAや印刷完了部数表示部DAを表示したりすることができる。
図8に戻って、クライアントCLにおけるジョブ管理部101aは、ステップS510の処理において、前述の分散印刷一覧表示ウィンドウW1が表示されると、再びステップS506〜ステップS510の処理を実行する。また、これに伴い、各分散先プリンタでは、印刷ジョブ進捗状況表示処理が再び開始され、ステップS702及びステップS704の処理が実行される。
なお、前回実行したステップS510の処理の結果、クライアントCLのディスプレイ110に前述の分散印刷詳細表示ウィンドウが表示されている場合、上述した第1の実施例と同様に、画面生成部101bは、再度実行するステップS510の処理では、分散印刷一覧表示ウィンドウに代えて、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して、更新して表示するようにする。
なお、前回実行したステップS510の処理の結果、クライアントCLのディスプレイ110に前述の分散印刷詳細表示ウィンドウが表示されている場合、上述した第1の実施例と同様に、画面生成部101bは、再度実行するステップS510の処理では、分散印刷一覧表示ウィンドウに代えて、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して、更新して表示するようにする。
このようにして、クライアントCL及び分散先プリンタにおいて、それぞれ、ステップS506〜ステップS510及びステップS702〜ステップS703が再度実行されることで、分散先プリンタからクライアントCLに対し、最新のMIB値が送信されることになる。従って、上述した第1の実施例と同様に、分散印刷詳細表示ウィンドウW2におけるプログレスバーPB1〜PB3や印刷完了部数表示部D1〜D3、及びプログレスバーPBAや印刷完了部数表示部DAの表示が更新されることになる。
B2.実施例の効果:
以上説明したように、プリンタPRT1は、クライアントCLから受信した印刷ジョブを分散した場合、分散先プリンタのIPアドレス等をMIB値として記憶している。
従って、プリンタPRT1に対して、分散先プリンタのIPアドレス等の送信を要求することで、クライアントCLにおいて、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、分散先プリンタのIPアドレスを取得することが可能となる。
そして、クライアントCLは、プリンタPRT1から取得した分散先プリンタのIPアドレスに基づき、各分散先プリンタに対してGet-Requestコマンドを送信してMIB値を取得することができ、各分散先プリンタのステータスや、分散された印刷ジョブについての印刷完了部数等を、MIB値として得ることができる。
従って、クライアントCLは、これらのMIB値に基づき、第1の実施例と同様に、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して表示することができるので、ユーザは、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、分散先プリンタを簡単に特定して、各分散先プリンタ毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
以上説明したように、プリンタPRT1は、クライアントCLから受信した印刷ジョブを分散した場合、分散先プリンタのIPアドレス等をMIB値として記憶している。
従って、プリンタPRT1に対して、分散先プリンタのIPアドレス等の送信を要求することで、クライアントCLにおいて、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、分散先プリンタのIPアドレスを取得することが可能となる。
そして、クライアントCLは、プリンタPRT1から取得した分散先プリンタのIPアドレスに基づき、各分散先プリンタに対してGet-Requestコマンドを送信してMIB値を取得することができ、各分散先プリンタのステータスや、分散された印刷ジョブについての印刷完了部数等を、MIB値として得ることができる。
従って、クライアントCLは、これらのMIB値に基づき、第1の実施例と同様に、分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して表示することができるので、ユーザは、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、分散先プリンタを簡単に特定して、各分散先プリンタ毎の印刷ジョブの処理の進捗状況を確認することが可能となる。
C.変形例:
なお、本発明は、前述の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
なお、本発明は、前述の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上述した第1及び第2の実施例において、プリンタPRT1は、分散先プリンタのIPアドレス,分散先プリンタで付与されたジョブインデックス番号,分散先プリンタにおける印刷完了部数等を、MIB値としてMIBに設定してメモリ30に記憶させるようにしていたが、本発明はこれに限定するものではなく、それぞれのMIB値に相当する値から成るリストを生成し、MIBとは別にメモリ30に記憶させるようにしてよい。
上述した第1及び第2の実施例において、プリンタPRT1は、分散先プリンタのIPアドレス,分散先プリンタで付与されたジョブインデックス番号,分散先プリンタにおける印刷完了部数等を、MIB値としてMIBに設定してメモリ30に記憶させるようにしていたが、本発明はこれに限定するものではなく、それぞれのMIB値に相当する値から成るリストを生成し、MIBとは別にメモリ30に記憶させるようにしてよい。
C2.変形例2:
上述した第1の実施例では、ステップS202の処理において、クライアントCLがジョブ情報取得要求をプリンタPRT1に送信することで、プリンタPRT1において印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始されることとなっていたが、本発明はこれに限定するものではない。分散先プリンタに印刷ジョブを分散することで、プリンタPRT1において印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始されるようにしてもよい。
上述した第1の実施例では、ステップS202の処理において、クライアントCLがジョブ情報取得要求をプリンタPRT1に送信することで、プリンタPRT1において印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始されることとなっていたが、本発明はこれに限定するものではない。分散先プリンタに印刷ジョブを分散することで、プリンタPRT1において印刷ジョブ進捗状況表示処理が開始されるようにしてもよい。
具体的には、図2に示す分散処理部22が印刷ジョブを分散したことを契機として、プリンタPRT1が、分散先プリンタに対してGet-Requestコマンドを送信し(ステップS306)、各分散先プリンタからMIB値を取得すると(ステップS308)、分散印刷ジョブ管理部24が分散印刷MIBを更新して、ジョブ情報をクライアントCLに送信する(ステップS310)。ただし、この場合、クライアントCLからジョブIDが指定されていないので、プリンタPRT1は、全てのジョブについてのジョブ情報をクライアントCLに送信することになる。なお、このステップS306〜ステップS310の処理、及び分散先プリンタにおけるステップS402及びステップS404の処理は繰り返し実行するようにする。
そして、クライアントCLでは、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムが起動されると、まず、プリンタPRT1から送信されるジョブ情報をメモリに記憶し(ステップS204)、このジョブ情報の中から、クライアントCLから送信した印刷ジョブを、送信ジョブリスト102aに記載されたジョブIDをキーとして抽出して、分散印刷一覧表示ウィンドウまたは分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して表示する。なお、プリンタPRT1から繰り返しジョブ情報を受信することになるので、クライアントCLでは、その都度、上述した処理を実行するようにすればよい。
そして、クライアントCLでは、印刷ジョブの進捗状況を表示するためのアプリケーションプログラムが起動されると、まず、プリンタPRT1から送信されるジョブ情報をメモリに記憶し(ステップS204)、このジョブ情報の中から、クライアントCLから送信した印刷ジョブを、送信ジョブリスト102aに記載されたジョブIDをキーとして抽出して、分散印刷一覧表示ウィンドウまたは分散印刷詳細表示ウィンドウを生成して表示する。なお、プリンタPRT1から繰り返しジョブ情報を受信することになるので、クライアントCLでは、その都度、上述した処理を実行するようにすればよい。
以上のように構成した場合も、上述した第1及び第2の実施例と同様に、クライアントCLにおいて、送信した印刷ジョブがいずれのプリンタに分散されているか分からないような場合でも、ジョブ情報を取得することが可能となる。また、各分散先プリンタにおいて、分散された印刷ジョブの処理が進み、印刷完了部数が増えたような場合には、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2におけるプログレスバーPB1〜3や印刷完了部数表示部D1〜D3、及びプログレスバーPBAや印刷完了部数表示部DAの表示が更新されることになる。
C3.変形例3:
上述した第1及び第2の実施例では、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2において、各分散先プリンタをIPアドレスで示していたが、IPアドレスに代えて、プリンタ名やMAC(Media Access Control)アドレスなど、他の識別情報で示すようにしてもよい。
上述した第1及び第2の実施例では、図7に示す分散印刷詳細表示ウィンドウW2において、各分散先プリンタをIPアドレスで示していたが、IPアドレスに代えて、プリンタ名やMAC(Media Access Control)アドレスなど、他の識別情報で示すようにしてもよい。
C4.変形例4:
上述した第1及び第2の実施例では、分散印刷制御装置を、プリンタPRT1に内蔵されたカスタムネットワークボードCNBとして構成するようにしていたが、本発明は、この構成に限定するものではなく、分散印刷制御装置をプリンタPRT1と別体とし、USB接続,IEEE1394接続,パラレル接続,シリアル接続などの有線接続や、ブルートゥース接続,無線LAN接続,赤外線接続などの無線接続でプリンタPRT1に接続するような構成でも構わない。また、プリンタPRT1と別体として、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されたサーバを分散印刷制御装置とする構成であってもよい。
上述した第1及び第2の実施例では、分散印刷制御装置を、プリンタPRT1に内蔵されたカスタムネットワークボードCNBとして構成するようにしていたが、本発明は、この構成に限定するものではなく、分散印刷制御装置をプリンタPRT1と別体とし、USB接続,IEEE1394接続,パラレル接続,シリアル接続などの有線接続や、ブルートゥース接続,無線LAN接続,赤外線接続などの無線接続でプリンタPRT1に接続するような構成でも構わない。また、プリンタPRT1と別体として、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されたサーバを分散印刷制御装置とする構成であってもよい。
CL...クライアント
DT0〜DT3...通信データ
CNB...カスタムネットワークボード
LAN1...ローカルエリアネットワーク
PRT1〜PRT3...プリンタ
PRB...プリンタ本体
20,101...CPU
21...TCP/IP解釈部
22...分散処理部
23...分散先決定部
24...分散印刷ジョブ管理部
25...部数決定部
26...SNMP解釈部
27...UDP/IP解釈部
30,43,102...メモリ
30a,43a...印刷ジョブ格納部
30b,43b...MIB格納部
41...プリンタエンジン
42...プリンタコントローラ
100...コンピュータ
101a...ジョブ管理部
101b...画面生成部
103...ハードディスク
104...入出力インタフェース部
105...内部バス
110...ディスプレイ
111...キーボード
112...マウス
W1...分散印刷一覧表示ウィンドウ
W2...分散印刷詳細表示ウィンドウ
BT1...詳細表示ボタン
D1〜D3,DA...印刷完了部数表示部
PB1〜PB3,PBA...プログレスバー
DT0〜DT3...通信データ
CNB...カスタムネットワークボード
LAN1...ローカルエリアネットワーク
PRT1〜PRT3...プリンタ
PRB...プリンタ本体
20,101...CPU
21...TCP/IP解釈部
22...分散処理部
23...分散先決定部
24...分散印刷ジョブ管理部
25...部数決定部
26...SNMP解釈部
27...UDP/IP解釈部
30,43,102...メモリ
30a,43a...印刷ジョブ格納部
30b,43b...MIB格納部
41...プリンタエンジン
42...プリンタコントローラ
100...コンピュータ
101a...ジョブ管理部
101b...画面生成部
103...ハードディスク
104...入出力インタフェース部
105...内部バス
110...ディスプレイ
111...キーボード
112...マウス
W1...分散印刷一覧表示ウィンドウ
W2...分散印刷詳細表示ウィンドウ
BT1...詳細表示ボタン
D1〜D3,DA...印刷完了部数表示部
PB1〜PB3,PBA...プログレスバー
Claims (21)
- 互いにネットワークに接続されたクライアントと、複数の印刷装置と、分散印刷制御装置と、を備え、前記分散印刷制御装置が、前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブを、前記複数の印刷装置のうち分散先となる複数の分散先印刷装置に対して分散することが可能な分散印刷システムであって、
前記分散印刷制御装置は、前記印刷ジョブを受信した場合に、前記分散先印刷装置を決定して、決定した前記分散先印刷装置の識別情報を記憶すると共に、決定した前記分散先印刷装置に対して前記印刷ジョブを分散し、
前記分散印刷制御装置は、前記クライアントからの要求に応じて、記憶している前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求すると共に、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記印刷ジョブ関連情報を、前記印刷ジョブ関連情報の送信元である前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けて前記クライアントに送信し、
前記クライアントは、前記分散印刷制御装置から、前記識別情報と対応付けられた前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示することを特徴とする分散印刷システム。 - 請求項1に記載の分散印刷システムであって、
前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする分散印刷システム。 - 印刷ジョブの分散先となる複数の分散先印刷装置の決定と、決定した前記分散先印刷装置への前記印刷ジョブの分散と、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の、前記分散先印刷装置からの取得と、が可能な分散印刷制御装置に対し、ネットワークを介して接続されたクライアントであって、
受信部と、制御部と、表示部と、を備え、
前記受信部は、前記分散印刷制御装置から送信される、前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けられた前記印刷ジョブ関連情報を受信し、
前記制御部は、前記受信部が受信した前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を前記表示部に表示させることを特徴とするクライアント。 - 請求項3に記載のクライアントであって、
前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とするクライアント。 - 請求項3に記載のクライアントであって、
前記印刷ジョブ関連情報は、少なくとも、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、を含み、
前記制御部は、各分散先印刷装置を特定する情報及び前記進捗状況を示す情報の他に、前記印刷ジョブ関連情報に基づき、前記印刷部数情報の示す部数の総和を示す情報と、前記印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を前記表示部に表示させることを特徴とするクライアント。 - ネットワークを介して送信される印刷ジョブを、前記ネットワークに接続された複数の印刷装置のうち、分散先となる複数の分散先印刷装置に対して分散することが可能な分散印刷制御装置であって、
前記印刷ジョブを受信した場合に、前記分散先印刷装置を決定する決定部と、
前記決定部が決定した前記分散先印刷装置の識別情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部から前記識別情報を読み出し、読み出した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、前記印刷ジョブを分散する分散部と、
前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求することが可能な要求部と、
制御部と、
を備え、
前記要求部は、外部からの要求に応じて、前記記憶部から前記識別情報を読み出し、読み出した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、前記印刷ジョブ関連情報の送信を要求すると共に、
前記制御部は、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、前記外部の要求元に対して、受信した前記印刷ジョブ関連情報を、前記印刷ジョブ関連情報の送信元である前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けて送信することを特徴とする分散印刷制御装置。 - 請求項6に記載の分散印刷制御装置を内蔵することを特徴とする印刷装置。
- 互いにネットワークを介して接続されたクライアントと、複数の印刷装置と、分散印刷制御装置と、を備え、前記分散印刷制御装置が、前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブを、前記複数の印刷装置のうち分散先となる複数の分散先印刷装置に分散することが可能な分散印刷システムであって、
前記分散印刷制御装置は、前記印刷ジョブを受信した場合に、前記分散先印刷装置を決定して、決定した前記分散先印刷装置の識別情報を記憶すると共に、決定した前記分散先印刷装置に対して前記印刷ジョブを分散し、
前記分散印刷制御装置は、前記クライアントから前記識別情報の送信を要求された場合に、記憶している前記識別情報を前記クライアントに送信し、
前記クライアントは、前記分散印刷制御装置から前記識別情報を受信した場合に、受信した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求し、
前記クライアントは、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示することを特徴とする分散印刷システム。 - 請求項8に記載の分散印刷システムであって、
前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする分散印刷システム。 - 印刷ジョブの分散先となる複数の分散先印刷装置の決定と、決定した前記分散先印刷装置の識別情報の記憶と、前記分散先印刷装置への前記印刷ジョブの分散と、を行うことが可能な分散印刷制御装置に対し、ネットワークを介して接続されたクライアントであって、
制御部と、
表示部と、
前記分散印刷制御装置に対して、前記識別情報の送信を要求する第1の要求部と、
前記第1の要求部による要求の結果、前記分散印刷制御装置から前記識別情報を受信した場合に、受信した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求する第2の要求部と、
前記第2の要求部による要求の結果、前記分散先印刷装置から送信される前記印刷ジョブ関連情報を受信する受信部と、
を備え、
前記制御部は、前記受信部が受信した前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を前記表示部に表示させることを特徴とするクライアント。 - 請求項10に記載のクライアントであって、
前記印刷ジョブ関連情報は、前記分散先印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とするクライアント。 - 請求項10に記載のクライアントであって、
前記印刷ジョブ関連情報は、少なくとも、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、を含み、
前記制御部は、各分散先印刷装置を特定する情報及び前記進捗状況を示す情報の他に、前記印刷ジョブ関連情報に基づき、前記印刷部数情報の示す部数の総和を示す情報と、前記印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を前記表示部に表示させることを特徴とするクライアント。 - ネットワークに接続された複数の印刷装置に対して、或る印刷ジョブが分散されている場合に、前記印刷装置における前記印刷ジョブの処理の進捗状況を確認するためのユーザインタフェースを備えたクライアントであって、
前記ユーザインタフェースは、前記印刷装置を特定する情報の一覧と、各印刷装置にそれぞれ対応する、印刷装置に分散されている前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を1つの画面で表示することを特徴とするクライアント。 - 請求項13に記載のクライアントであって、
前記印刷装置を示す情報の一覧及び前記進捗状況を特定する情報の他に、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数の総和を示す情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数の総和を示す情報と、を1つの画面で表示することを特徴とするクライアント。 - 請求項13または請求項14に記載のクライアントであって、
前記進捗状況を示す情報は、前記印刷装置の動作状態を示す情報と、分散された前記印刷ジョブに含まれる印刷部数情報と、分散された前記印刷ジョブの処理において印刷が完了した部数を示す情報と、のうち、少なくとも1つであることを特徴とするクライアント。 - ネットワークを介して送信される印刷ジョブについて、分散印刷制御装置において前記印刷ジョブの分散先となる分散先印刷装置が決定され、決定された前記分散先印刷装置に前記印刷ジョブが分散されている場合に、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を、クライアントにおいて表示するための印刷ジョブ進捗状況表示方法であって、
(a)前記分散印刷制御装置において、前記分散先印刷装置の識別情報を、前記分散印刷制御装置が備える記憶部に記憶させる工程と、
(b)前記分散印刷制御装置において、前記記憶部から前記識別情報を読み出し、読み出した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求する工程と、
(c)前記分散印刷制御装置において、前記分散先印刷装置から受信した前記印刷ジョブ関連情報を、前記印刷ジョブ関連情報の送信元である前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けて前記クライアントに送信する工程と、
(d)前記クライアントにおいて、前記分散印刷制御装置から前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示する工程と、
を備える印刷ジョブ進捗状況表示方法。 - ネットワークを介して送信される印刷ジョブについて、分散印刷制御装置において前記印刷ジョブの分散先となる分散先印刷装置が決定され、決定された前記分散先印刷装置に前記印刷ジョブが分散されている場合に、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を、クライアントにおいて表示するための印刷ジョブ進捗状況表示方法であって、
(a)前記分散印刷制御装置において、前記分散先印刷装置の識別情報を、前記分散印刷制御装置が備える記憶部に記憶させる工程と、
(b)前記クライアントにおいて、前記分散印刷制御装置に対して、前記識別情報の送信を要求する工程と、
(c)前記クライアントにおいて、前記分散印刷制御装置から前記識別情報を受信した場合に、受信した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求する工程と、
(d)前記クライアントにおいて、前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、受信した前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を表示する工程と、
を備える印刷ジョブ進捗状況表示方法。 - ネットワークを介して送信される印刷ジョブについて、分散印刷制御装置において前記印刷ジョブの分散先となる分散先印刷装置が決定され、決定された前記分散先印刷装置に前記印刷ジョブが分散されている場合に、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況をコンピュータが備える表示部に表示させるためのコンピュータプログラムであって、
前記分散印刷制御装置から送信される、前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けられた、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報を受信する機能と、
受信した前記識別情報及び前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を前記表示部に表示させる機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。 - ネットワークを介して送信される印刷ジョブについて、分散印刷制御装置において、前記印刷ジョブの分散先となる分散先印刷装置が決定されて前記分散先印刷装置の識別情報が記憶されると共に、前記分散印刷制御装置により、前記分散先印刷装置に対して前記印刷ジョブが分散されている場合に、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況をコンピュータが備える表示部に表示させるためのコンピュータプログラムであって、
前記分散印刷制御装置に対して、前記識別情報の送信を要求する機能と、
前記分散印刷制御装置から前記識別情報を受信した場合に、受信した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報の送信を要求する機能と、
前記分散先印刷装置から送信される前記印刷ジョブ関連情報を受信する機能と、
受信した前記印刷ジョブ関連情報に基づき、各分散先印刷装置を特定する情報と、各分散先印刷装置に対応する、各分散先印刷装置に分散された前記印刷ジョブの処理の進捗状況を示す情報と、を前記表示部に表示させる機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。 - ネットワークを介して送信される印刷ジョブについて、前記印刷ジョブの分散先となる分散先印刷装置を決定し、前記分散先印刷装置に前記印刷ジョブを分散するコンピュータにおいて、外部からの要求に応じて、各分散先印刷装置毎の、分散された前記印刷ジョブの処理に関する印刷ジョブ関連情報を、前記外部の要求元に対して送信するためのコンピュータプログラムであって、
前記分散先印刷装置の識別情報を、前記コンピュータが備える記憶部に記憶させる機能と、
前記外部からの要求があった場合に、前記記憶部から前記識別情報を読み出し、読み出した前記識別情報により特定される前記分散先印刷装置に対して、前記印刷ジョブ関連情報の送信を要求する機能と、
前記分散先印刷装置から前記印刷ジョブ関連情報を受信した場合に、前記外部の要求元に対して、受信した前記印刷ジョブ関連情報を、前記印刷ジョブ関連情報の送信元である前記分散先印刷装置の識別情報と対応付けて送信する機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。 - 請求項18ないし請求項20のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2005004720A JP2006195606A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 分散印刷システム、クライアント、分散印刷制御装置、印刷ジョブ進捗状況表示方法 |
US11/794,232 US20080123130A1 (en) | 2005-01-05 | 2005-12-27 | Distributed Printing System and Distributed Printing Control Device |
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JP2005004720A JP2006195606A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 分散印刷システム、クライアント、分散印刷制御装置、印刷ジョブ進捗状況表示方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019096022A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
JP2019215619A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷工程管理装置及び印刷工程管理プログラム |
JP7562998B2 (ja) | 2020-06-15 | 2024-10-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成システム |
-
2005
- 2005-01-12 JP JP2005004720A patent/JP2006195606A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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