JP2019536364A - パケット転送 - Google Patents

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Abstract

本発明は、パケット転送方法及びネットワーク機器を提供する。当該方法の例示によると、ネットワーク機器は、第1トンネルの宛先機器の前ホップ機器であるときに、第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信する。第1通知メッセージには、第1トンネルに関する情報が付加されている。当該ネットワーク機器は、転送エントリを構成する。当該転送エントリのマッチフィールドは、第1トンネルに関する情報を含む。カプセル化されたデータパケットを受信した後、当該カプセル化されたデータパケットが当該転送エントリにマッチングした場合に、当該ネットワーク機器は、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行ってから第1トンネルの宛先機器へ転送する。【選択図】図1

Description

[関連技術の相互引用]
本願は、出願日が2016年11月18日であり、出願番号が201611034213.1であり、発明名称が「パケット転送方法および装置」である中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全文が引用により本願に組み込まれる。
GRE(Generic Routing Encapsulation、ジェネリックルーティングカプセル化)プロトコルは、あるプロトコル(例えば、IP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)、MPLS(Multiprotocol Label Switching、マルチプロトコルラベルスイッチング)、イーサネット(登録商標)等)のデータパケットに対してカプセル化を行うために用いられる。このように、これらのカプセル化されたデータパケットは、別のネットワーク層プロトコルを利用して伝送され得る。カプセル化されたデータパケットがネットワークに伝送されるパスは、GREトンネルと呼称される。GREトンネルは、仮想のポイントツーポイント接続であり、その両端に位置する機器は、それぞれデータパケットに対してGREカプセル化およびデカプセル化を行う。
本発明の1つの例示的な実施例に示すパケット転送方法のフローチャートである。
本発明の1つの例示的な実施例に示すネットワーク構造模式図である。
図2における各機器のインタラクションのフローチャートである。
本発明の1つの例示的な実施例に示すkeepalive要求パケットのフォーマットの模式図である。
本発明の1つの例示的な実施例に示すネットワーク機器の構造模式図である。
本発明の1つの例示的な実施例に示すネットワーク機器の別の構造模式図である。
本発明の1つの例示的な実施例に示すネットワーク機器の更に別の構造模式図である。
ここで、例示的な実施例を詳細に説明する。その例示は、図面に示される。以下の記述は、図面に係る際、別途示さない限り、異なる図面における同じ符号が同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施例に記述される実施形態が本発明と一致する全ての実施形態を代表するわけではない。逆に、それらは、単に添付する特許請求の範囲に詳細に記述されるような、本発明の幾つかの態様に一致する装置及び方法の例である。
本発明で使用される用語は、単に特定の実施例を記述する目的であり、本発明を制限するためのものではない。本発明及び添付する特許請求の範囲で使用される単数形式の「一種」、「前記」及び「当該」も、文脈から他の意味を明瞭で分かる場合でなければ、複数の形式を含むことを意図する。理解すべきことは、本文で使用される用語「および/または」が、1つまたは複数の関連する列挙項目を含む如何なるまたはいは全ての可能な組み合わせを指す。
理解すべきことは、本発明において第1、第2、第3等という用語を用いて各種の情報を記述するが、これらの情報は、これらの用語に限定されるものではない。これらの用語は、単に同一のタイプの情報同士を区分するために用いられる。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限り、第1情報が第2情報と呼称されてもよく、類似的に、第2情報が第1情報と呼称されてもよい。これは、コンテキストに依存する。例えば、ここで使用される言葉「場合」は、「…とき」や「…ときに」あるいは「特定の状況に応じて」として解釈されてもよい。
GREカプセル化の過程は、下記のようになる。オリジナルパケットは、14バイトのレイヤ2ヘッダ、20バイトの元のIPヘッダ、および30バイトのペイロード(payload)を含む。GREカプセル化の過程において、オリジナルパケットに4バイトのGREヘッダと20バイトの新たなIPヘッダとが追加される。このように、オリジナルパケットに比べると、GREカプセル化後のパケットの長さは、24バイト増加する。そのため、GREトンネルでの各リンクのデータ流量が増加し、リンク帯域幅が多く占用される。
本発明の以下の実施例は、パケット転送方法や、当該方法を適用可能なネットワーク機器を提供する。本発明の実施例の方法は、ルータ等のネットワーク機器によって実行され得る。記述の便宜上、以下では、本発明の実施例のパケット転送方法を実行するネットワーク機器は、第1機器と呼称される。
図1に示すように、第1機器で実行されるパケット転送方法は、以下のステップを含む。
ステップS101では、第1機器は、第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信する。第1通知メッセージには、第1トンネルに関する情報が付加され、第1機器は、第1トンネルの宛先機器の前ホップ機器である。
第1トンネルに関する情報は、第1トンネルのソース機器のIPアドレス、第1トンネルの宛先機器のIPアドレスおよび第1トンネルの所属するプロトコルのID(識別子)を含む。
第1トンネルは、GREトンネル、PPPoE(Point−to−Point Protocol over Ethernet(登録商標)、イーサネット(登録商標)におけるポイントツーポイントプロトコル)トンネル、L2TP(Layer2 Tunneling Protocol、レイヤ2トンネルプロトコル)トンネル等であってもよく、本発明の実施例は、これについて限定しない。
ステップS102では、第1機器は、転送エントリを構成する。ただし、当該転送エントリのマッチフィールドは、第1トンネルに関する情報を含む。
ただし、第1機器は、ソフトウェア面またはハードウェア面で上記転送エントリを構成してもよく、ソフトウェア面で転送エントリのマッチフィールドを構成し、且つハードウェアで動作フィールドを構成してもよく、または、ハードウェア面で転送エントリのマッチフィールドを構成し、且つソフトウェア面で動作フィールドを構成してもよい。本発明の実施例は、これについて限定しない。
1つの実施形態では、第1通知メッセージから第1トンネルに関する情報を取得した後、第1機器は、表1に示す転送エントリを1つ構成する。
Figure 2019536364
ステップS103では、第1機器は、カプセル化されたデータパケットを受信した後、当該カプセル化されたデータパケットを、表1に示す転送エントリとマッチングし、マッチングした場合に、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行い、デカプセル化されたデータパケットを取得し、その後、デカプセル化のデータパケットを第1トンネルの宛先機器へ転送する。
ステップS103では、カプセル化されたデータパケットを受信した後、第1機器は、当該カプセル化されたデータパケットを、ソフトウェア面またはハードウェア面での当該転送エントリのマッチフィールドとマッチングし、マッチングした場合に、ソフトウェア面またはハードウェア面での当該転送エントリの動作フィールドに応じて、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行ってオリジナルデータパケットを取得し、当該オリジナルデータパケットを第1トンネルの宛先機器へ転送する。
上記実施例の方法において、トンネルの宛先機器は、当該宛先機器の前ホップ機器へ通知メッセージを送信する。当該通知メッセージには、当該トンネルに関する情報が付加されている。当該前ホップ機器は、当該通知メッセージを受信した後、マッチフィールドが当該トンネルに関する情報を含む転送エントリを一つ構成する。その後、当該前ホップ機器はカプセル化されたデータパケットを受信した後、当該カプセル化されたデータパケットが当該転送エントリにマッチングした場合に、当該前ホップ機器は当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行ってからトンネル宛先機器へ転送する。このように、トンネルの宛先機器の前ホップ機器は、早まってカプセル化されたデータパケットをデカプセル化し、デカプセル化されたオリジナルデータパケットを宛先機器へ転送する。これにより、宛先機器のデカプセル化の処理負担が軽減され、ソース機器と宛先機器の間で複数のトンネルが確立されたとき、一部のトンネルのパケットデカプセル化処理作業を前ホップ機器に分担させる。その一方、前ホップ機器と宛先機器の間のリンクに、オリジナルデータパケットを伝送すればよく、カプセル化されたデータパケットを伝送する必要がないため、リンクのデータ流量が減少され、リンク帯域幅が節約される。
また、転送エントリのためにエージングメカニズムが提供される。具体的に、所定時間内で第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信しなかった場合に、第1機器は、表1に示す転送エントリを削除する。このように、第1機器は、第1トンネルのソース機器からのカプセル化されたデータパケットを受信した後、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行わずに、直接第1トンネルの宛先機器へ転送する。その後、当該宛先機器からの第1通知メッセージを再度受信したときに、第1機器は、図1に示す方法を実行し、転送エントリを改めて構成し、当該転送エントリに基づいて、パケットをデカプセル化した後で第1トンネルの宛先機器へ転送する操作を実行する。
トンネルの宛先機器が当該宛先機器の前ホップ機器へ通知メッセージを送信できるように、本発明の実施例では、トンネルkeepalive(キープアライブ)メカニズムが利用される。例えば、GREトンネルのkeepaliveメカニズムでは、GREのkeepalive機能がオンにされた後、ソース機器は、周期的にGREトンネルを介して宛先機器へkeepalive要求パケットを送信する。所定数のkeepalive要求パケットを連続して送信した後、宛先機器からkeepalive応答パケットをまだ受信しなかった場合に、ソース機器は、GREトンネルの状態をdown(利用不可能)に切り替える。GREトンネルの状態がdownであるとき、宛先機器からkeepalive応答パケットを受信した場合に、ソース機器は、GREトンネルの状態をup(利用可能)に切り替え、そうでなければ、down状態のままにする。同様に、PPPoEトンネルとL2TPトンネル等のトンネルにも、類似するkeepaliveメカニズムが存在する。
上記トンネルkeepaliveメカニズムの利用により、第1トンネルの宛先機器は、ソース機器によって第1トンネルを介して送信されたkeepalive要求パケットを受信した後、当該keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器(即ち、第1機器)へ、第1トンネルに関する情報が付加される第1通知メッセージを送信することにより、第1機器に図1に示す操作ステップを実行させる。実際の実施過程では、命令が構成されてもよく、当該命令に従って、第1機器は、第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信した後、自機に転送エントリを構成し、または、プロトコル標準において対応する規定を定める。本発明の実施例は、これについて限定しない。
同様に、第1機器は、あるトンネルの宛先機器としてもよい。このように、第1機器は、例えば第2トンネルの宛先機器とするときに、ソース機器によって第2トンネルを介して送信されたkeepalive要求パケットを受信した後、当該keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ第2通知メッセージを送信する。第2通知メッセージには、第2トンネルに関する情報が付加されている。第2トンネルに関する情報は、第1機器のIPアドレス、当該ソース機器のIPアドレス、及び、第2トンネルの所属するプロトコルのIDを含む。第2トンネルは、GREトンネル、PPPoEトンネル、L2TPトンネル等であってもよい。本発明の実施例は、これについて限定しない。
本発明の実施例では、上記通知メッセージ(第1通知メッセージと第2通知メッセージを含む)のプロトコルおよびパケットフォーマットが具体的に限定されなく、トンネルに関する情報を付加して通知の役割を果たすということができればよい。ここでは、1種の通知メッセージは、TTL(Time To Live、生存時間)が1であるkeepalive応答パケットである。当該TTLは、データパケットがネットワークにおいて転送できる最大ホップ数を指示する。具体的に、第1機器は、第2トンネルの宛先機器とするときに、ソース機器からのkeepalive要求パケットを受信した後、トンネルkeepaliveメカニズムに従ってソース機器へkeepalive応答パケットを返信してもよい。また、第1機器は、当該keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ、TTL=1のkeepalive応答パケットを通知メッセージとして送信してもよい。このように、当該前ホップ機器が図1に示す操作ステップを実行することは便利になる。TTLを1に設定することは、2つの役割を果たせる。1つは、当該keepalive応答パケットが継続転送されずに、当該前ホップ機器に終端する。もう1つは、通知メッセージの識別子とする。即ち、TTL=1は、当該keepalive応答パケットが通知メッセージであることを示すために用いられる。
本発明の実施例では、トンネルkeepaliveメカニズムが利用され、トンネル宛先機器は、keepalive要求パケットを受信した後、当該keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ、TTL=1のkeepalive応答パケットを別途送信することにより、当該前ホップ機器に転送エントリを構成するよう通知する。このように、後のカプセル化されたデータパケットは、早まって当該前ホップ機器でデカプセル化される。また、TTL=1のkeepalive応答パケットを通知メッセージとして使用すると、新たなメッセージタイプを定義する必要がなく、keepalive応答パケットのフォーマットを変更する必要もないため、応用範囲は広くなる。
以下では、図2に示す実際のネットワークを例として上記実施例の方法を詳細に説明する。図2に示すように、機器R_A 201と機器R_D 204の間でGREトンネルが確立されている。機器R_A 201は、当該GREトンネルのソース機器であり、機器R_D 204は、当該GREトンネルの宛先機器であり、機器R_C 203は、宛先機器の前ホップ機器である。機器R_A 201のIPアドレスは、IP−Aであり、MACアドレスは、MAC−Aであり、機器R_C 203のIPアドレスは、IP−Cであり、MACアドレスは、MAC−Cであり、機器R_D 204のIPアドレスは、IP−Dであり、MACアドレスは、MAC−Dである。
その際のパケット転送方法は、図3に示すように、具体的に、以下のステップを含む。
ステップS301では、機器R_A 201は、GREトンネルを介して機器R_D 204へkeepalive要求パケットを送信する。
keepalive要求パケットのフォーマットは、図4に示すように、レイヤ2ヘッダ、外側IPヘッダ、外側GREヘッダ、内側IPヘッダ、および内側GREヘッダを含む。ステップS301では、当該keepalive要求パケットの外側IPヘッダにおけるソースIPアドレスがIP−Aであり、宛先IPアドレスがIP−Dであり、内側IPヘッダにおけるソースIPアドレスがIP−Dであり、宛先IPアドレスがIP−Aである。
ステップS302では、機器R_D 204は、当該keepalive要求パケットを受信した後、当該keepalive要求パケットに対してデカプセル化を行い、その後、2つのkeepalive応答パケット、即ち、keepalive応答パケット1とkeepalive応答パケット2を構築する。
具体的に、機器R_D 204は、当該keepalive要求パケットを受信した後、当該keepalive要求パケットの入力ポートをPort21と記録し、当該keepalive要求パケットのレイヤ2ヘッダにおけるソースMACアドレスをMAC−C、且つ宛先MACアドレスをMAC−Dと解析する。その後、機器R_D 204は、当該keepalive要求パケットの外側IPヘッダと外側GREヘッダを除去し、残りのレイヤ2ヘッダ、即ち、内側IPヘッダ及び内側GREヘッダを取得し、これらのヘッダを利用してkeepalive応答パケット1とkeepalive応答パケット2を構築する。
keepalive応答パケット1を構築する過程は、IPヘッダにおけるTTLを1に設定し、レイヤ2ヘッダにおけるソースMACアドレスMAC−Cと宛先MACアドレスMAC−Dとを入れ替える(即ち、MAC−DをソースMACアドレスとし、MAC−Cを宛先MACアドレスとする)ことである。このように、構築されたkeepalive応答パケット1のレイヤ2ヘッダにおけるソースMACアドレスは、MAC−Dであり、宛先MACアドレスは、MAC−Cであり、IPヘッダにおけるTTL=1である。keepalive応答パケット1は、通知メッセージそのものである。
keepalive応答パケット2は、TTLが1でないkeepalive応答パケットであり、当該パケットのレイヤ2ヘッダにおけるソースMACアドレスは、MAC−Dであり、宛先MACアドレスは、keepalive応答パケット2が転送される次ホップ機器のMACアドレスであり、IPヘッダにおけるTTL=254である。機器R_A 201のIPアドレスIP−Aに基づいてIPルーティングテーブルから対応する次ホップ情報を検索すると、keepalive応答パケット2の出力ポートおよび次ホップ機器のMACアドレス等の情報は、取得可能である。
ステップS303では、機器R_D 204は、Port21を介してkeepalive応答パケット1を機器R_C 203へ送信する。
IP−Aに基づいて検索された次ホップ機器が機器R_C 203でない可能性があるため、ステップS303において、IPルーティングテーブルから検索された出力ポートを介してkeepalive応答パケット1を送信するのではなく、keepalive要求パケットの入力ポートPort21を介してkeepalive応答パケット1を送信する。これにより、keepalive応答パケット1を機器R_C 203へ送信することは、確保可能にする。
ステップS304では、機器R_D 204は、IPルーティングテーブルから検索された出力ポートを介して、keepalive応答パケット2を機器R_A 201へ送信する。
ステップS302〜ステップS304から分かるように、keepalive応答パケット1とkeepalive応答パケット2とのIPヘッダにおけるTTL値が異なり、出力ポートを特定する方式も異なる。keepalive応答パケット1のTTLは、254ではなく、1に設定される。その目的は、keepalive応答パケット1が1ホップのみ転送され、継続転送されないままで、機器R_C 203に終端する一方、TTL=1により、keepalive応答パケット1が通知メッセージであることを認識することにある。また、keepalive応答パケット1の出力ポートが、IP−Aに基づいて検索された出力ポートではなく、keepalive要求パケットの入力ポートPort21であると特定した原因は、下記のようになる。keepalive応答パケット1は、keepalive要求パケットに応答する転送パス(即ち、機器R_A 201→機器R_B 202→機器R_C 203→機器R_D 204)における後ろから2ホップ目の機器、即ち、機器R_C 203である。このため、keepalive要求パケットの入力ポートから発信されざるを得ない。その一方、keepalive応答パケット2が機器R_A 201へ送信されるため、GREトンネルkeepaliveメカニズムに従って、機器R_A 201のIPアドレスIP−Aに基づいてIPルーティングテーブルから対応する出力ポートを検索し、当該出力ポートを介して機器R_A 201へ転送すればよい。
実際の実施過程に、keepalive応答パケット1とkeepalive応答パケット2とは、特定の送信前後順を有さない。keepalive応答パケット1は、機器R_C 203に対して転送エントリを構成するように通知することにより、パケットを早まってデカプセル化する機能を実現するために用いられる通知メッセージであり、keepalive応答パケット2は、キープアライブメンテナンスメッセージである。1つの実施形態では、ステップS303を実行してからステップS304を実行してもよい。別の実施形態では、ステップS304を実行してからステップS303を実行してもよい。
ステップS305では、機器R_A 201は、keepalive応答パケット2を受信した後、GREトンネルの状態をupに維持する。
その後、機器R_A 201は、所定送信時間間隔に達したときに、ステップS301を再度実行する。
ステップS306では、機器R_C 203は、keepalive応答パケット1を受信した後、IPヘッダにおけるTTL=1と解析すると、直接CPUへ送信して処理させる。CPUは、当該keepalive応答パケット1のIPヘッダからソースIPアドレスIP−D、宛先IPアドレスIP−AとプロトコルIDを取得し、その後ハードウェア面で表2に示す転送エントリを構成する。
Figure 2019536364
また、機器R_C 203は、上記keepalive応答パケット1を受信すると、タイマを起動して0から計時を開始し、その後、keepalive応答パケット1を受信する度に、タイマを再起動することで、タイマに改めて0から計時を開始させ、タイマの計時時間が所定時間Tに達し、且つ機器R_C 203が新たなkeepalive応答パケット1を受信しなかった場合に、当該転送エントリを削除する。
ステップS307では、機器R_C 203は、機器R_A 201からのGREカプセル化されたデータパケットを受信した後、当該GREカプセル化されたデータパケットを表2に示す転送エントリとマッチングし、当該エントリにヒットしたときに、当該転送エントリの動作フィールドに応じて、当該GREカプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行った後で機器R_D 204へ転送する。
図3に示す方法から分かるように、本発明の実施例の方法では、GREトンネルのkeepaliveメカニズムが利用され、GREトンネルの宛先機器R_D 204は、ソース機器R_A 201からのkeepalive要求パケットを受信した後、応答する際に、当該keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器R_C 203へ、TTL=1のkeepalive応答パケットを1つ別途送信する。このように、機器R_C 203は、転送エントリを構成でき、当該エントリに基づいて機器R_A 201からのカプセル化されたデータパケットを早まってデカプセル化した後で機器R_D 204へ転送可能である。これにより、トンネル宛先機器R_D 204のデカプセル化処理負担が軽減されつつ、GREトンネルのリンクのオーバーヘッドが低減される。
また、機器R_C 203は、表2に示す転送エントリに基づいてカプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行うとき、トンネルの安全認証処理もサポート可能である。例えば、GREトンネルは、識別キーワード(Key)検証、ピアツーピア検証の2種の安全認証メカニズムをサポートする。
(1)Key検証
ステップS306において機器R_C 203は、機器R_D 204からのkeepalive応答パケット1を受信した後、機器R_D 204からGREトンネルのKeyを取得して保存し、または、keepalive応答パケット1にKeyが付加され、機器R_C 203は、直接keepalive応答パケット1からKeyを取得して保存する。
機器R_C 203は、Keyを取得した後、転送エントリを構成する。その際の転送エントリの動作フィールドは、カプセル化されたデータパケットに付加されるKeyがローカルに保存されたKeyに一致すると判断されたときに、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行った後で機器R_D 204へ転送することである。
このように、ステップS307において、機器R_C 203は、機器R_A 201からのGREカプセル化のデータパケットを受信した後、当該GREカプセル化のデータパケットを転送エントリとマッチングし、当該エントリにヒットしたときに、当該転送エントリの動作フィールドに応じて、当該GREカプセル化されたデータパケットに付加されるKeyがローカルに保存されたKeyに一致するか否かを判断し、一致する場合に、当該GREカプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行った後で機器R_D 204へ転送する。
(2)ピアツーピア検証
keepalive応答パケット1には、チェック指示子、例えばチェックサム(checksum)が付加されている。ステップS306において機器R_C 203がkeepalive応答パケット1を受信した後、当該チェック指示子に基づいて、転送エントリを構成する。転送エントリの動作フィールドは、カプセル化されたデータパケットのチェックサムを算出し、算出されたチェックサムが当該カプセル化されたデータパケットに付加されるチェックサムに一致すると判断したときに、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行った後で機器R_D 204へ転送することである。
このように、ステップS307において、機器R_C 203は、機器R_A 201からのGREカプセル化されたデータパケットを受信した後、当該GREカプセル化されたデータパケットを転送エントリとマッチングし、当該エントリにヒットしたときに、当該転送エントリの動作フィールドに応じて、当該GREカプセル化されたデータパケットのチェックサムを算出し、当該チェックサムが当該GREカプセル化されたデータパケットに付加されるチェックサムに一致するか否かを判断し、一致する場合に、当該GREカプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行った後で機器R_D 204へ転送する。
明らかに、図3に示す方法は、keepaliveメカニズムをサポートする他のトンネル、例えば、PPPoEトンネルとL2TPトンネル等にも適用する。本発明の実施例は、これについて限定しない。
上記パケット転送方法の実施例に対応し、本発明は、ネットワーク機器の実施例を更に提供する。
図5を参照すると、本発明の実施例のネットワーク機器は、受信手段501、構成手段502と送信手段503を備える。
受信手段501は、第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信する。前記ネットワーク機器は、前記第1トンネルの宛先機器の前ホップ機器であり、前記第1通知メッセージには、第1トンネルに関する情報が付加されている。
構成手段502は、受信手段501で第1通知メッセージが受信された後、転送エントリを構成する。転送エントリのマッチフィールドは、第1トンネルに関する情報を含む。
送信手段503は、受信手段501が第1トンネルを介してカプセル化されたデータパケットを受信された後、カプセル化されたデータパケットが転送エントリにマッチングした場合に、当該カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行い、デカプセル化されたデータパケットを取得し、デカプセル化されたデータパケットを第1トンネルの宛先機器へ転送する。
受信手段501は、更に、当該ネットワーク機器を第2トンネルの宛先機器とするときに、第2トンネルのソース機器によって第2トンネルを介して送信されたキープアライブ(keepalive)要求パケットを受信する。
送信手段503は、更に、受信手段501でkeepalive要求パケットが受信された後、当該keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ第2通知メッセージを送信する。第2通知メッセージには、第2トンネルに関する情報が付加されている。
また、図6に示すように、上記ネットワーク機器は、削除手段504を更に備える。受信手段501は、第1通知メッセージの受信から所定時間内で第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信したか否かを判断する。前記第3通知メッセージには、第1トンネルに関する情報が付加されている。受信手段501が所定時間内で第3通知メッセージを受信しなかった場合に、削除手段504は、当該ネットワーク機器から転送エントリを削除する。
受信手段501は、第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信したときに、タイマを起動して計時を開始し、タイマの計時時間が所定時間に達しても第3通知メッセージを受信しなかった場合に、所定時間内で第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信しなかったと特定する。
受信手段501で受信された第1通知メッセージと、送信手段503から送信された第2通知メッセージとは、TTLが1のkeepalive応答パケットである。
上記第1トンネルに関する情報は、第1トンネルの両端の機器のIPアドレスと、第1トンネルの所属するプロトコルの識別子(ID)とを含む。上記第2トンネルに関する情報は、第2トンネルの両端の機器のIPアドレスと、第2トンネルの所属するプロトコルの識別子(ID)とを含む。具体的に、第1トンネルの両端の機器は、第1トンネルのソース機器と宛先機器であり、第2トンネルの両端の機器は、当該ネットワーク機器と第2トンネルのソース機器である。
上記第1トンネルまたは第2トンネルは、GREトンネル、PPPoEトンネルおよびL2TPトンネルのうちの1つである。
上記装置における各手段の機能及び作用の実現手順は、上記方法の対応ステップの実現手順を詳細に参照すればよいため、ここで繰り返し説明しない。
図7を参照し、図7は、本発明で例示されるネットワーク機器のハードウェアの構造模式図である。当該ネットワーク機器は、プロセッサ701と、機器の実行可能な指令を記憶する機器読み取り可能な記憶媒体702とを備える。プロセッサ701と機器読み取り可能な記憶媒体702とは、システムバス703を介して互いに通信する。また、プロセッサ701は、機器読み取り可能な記憶媒体702における機器の実行可能な指令を読み取って実行することにより、上述したパケット転送方法を実行可能である。通常、当該ネットワーク機器の実際の機能に応じて、当該ネットワーク機器は、他のハードウェアを更に備えてもよいが、ここで繰り返し説明しない。
本文で言及される機器読み取り可能な記憶媒体702は、如何なる電気的なもの、磁気的なもの、光学的なものまたは他の物理的記憶装置であってもよく、情報(例えば、実行可能な指令、データ等)を含むか記憶可能である。例えば、機器読み取り可能な記憶媒体は、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、記憶ドライバ(例えば、ハードディスクドライバ)、ソリッド・ステート・ディスク、如何なるタイプの記憶ディスクであってもよい。
例えば、プロセッサ701が機器読み取り可能な記憶媒体702における機器の実行可能な指令を読み取って実行するとき、当該プロセッサ701は、
第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信し、前記ネットワーク機器は、前記第1トンネルの宛先機器の前ホップ機器であり、前記第1通知メッセージには、前記第1トンネルに関する情報が付加されることと、
転送エントリを構成し、前記転送エントリのマッチフィールドは、前記第1トンネルに関する情報を含むことと、
前記ネットワーク機器が受信したカプセル化されたデータパケットは前記転送エントリにマッチングした場合に、前記カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行い、デカプセル化されたデータパケットを取得することと、
前記デカプセル化されたデータパケットを前記第1トンネルの宛先機器へ転送することとを実行させる。
1つの例示では、プロセッサ701は、更に、前記機器の実行可能な指令により、
第2トンネルのソース機器によって前記第2トンネルを介して送信されたキープアライブ(keepalive)要求パケットを受信し、前記ネットワーク機器は、前記第2トンネルの宛先機器であることと、
前記keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ第2通知メッセージを送信し、前記第2通知メッセージには、前記第2トンネルに関する情報が付加されることと、を実行させる。
1つの例示では、プロセッサ701は、更に、前記機器の実行可能な指令により、
前記第1通知メッセージの受信から所定時間内で、前記第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信したか否かを判断し、前記第3通知メッセージには、前記第1トンネルに関する情報が付加されることと、
前記所定時間内で前記第3通知メッセージを受信しなかった場合に、前記転送エントリを削除することと、を実行させる。
1つの例示では、プロセッサ701は、更に、前記機器の実行可能な指令により、
前記第1トンネルの宛先機器からの前記第1通知メッセージを受信したときに、タイマを起動して計時を開始することと、
前記タイマの計時時間が前記所定時間に達しても前記第3通知メッセージを受信しなかった場合に、前記所定時間内で前記第1トンネルの宛先機器からの前記第3通知メッセージを受信しなかったと特定することと、を実行させる。
1つの例示では、前記第1通知メッセージおよび前記第2通知メッセージは、生存時間(TTL)が1であるkeepalive応答パケットである。
1つの例示では、前記第1トンネルに関する情報は、前記第1トンネルの両端の機器のインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記第1トンネルの所属するプロトコルの識別子(ID)とを含み、
前記第2トンネルに関する情報は、前記第2トンネルの両端の機器のインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記第2トンネルの所属するプロトコルの識別子(ID)とを含む。
装置実施例は、方法実施例に基本的に対応するため、その関連箇所が方法実施例部分の説明を参照すればよい。上述した装置実施例は、単に例示であり、その中、分離部品として説明される手段が物理的に分離されるものであってもよくでなくてもよい。また、手段として表示される部品は、物理手段であってもでなくてもよい。更に、それらの手段は、1箇所に位置してもよく、複数のネットワークセルに分散してもよい。実際の需要に応じてその中の一部または全部のモジュールを選択して本実施例の目的を果たすことが可能である。当業者は、進歩性に値する労働をせずに、理解して実施可能である。
説明すべきことは、本文に、第1と第2等のような関係用語は、単に1つの実体や操作を別の実体や操作と区分させるために用いられ、これらの実体や操作の間になんらかの実際的な関係や順序が存在するとは必ずしも要求やヒントすることではない。用語「含む」、「備える」またはほかの何れかの同義語が非排他的含有をカバーすることを狙う。このように、一シリーズの要素を有する手順、方法、物品または機器は、それらの要素を有するだけではなく、明確に挙げられていない他の要素も有し、またはこのような手順、方法、物品または機器に固有の要素も有する。更なる制限がない限り、語句「1つの…を含む」で限定される要素は、前記要素を有する手順、方法、物品または機器に他の同じ要素を更に有することをあえて排除しない。
以上では、本発明の実施例に供される方法と装置を詳細に説明した。本文では、具体的な例を用いて本発明の原理及び実施形態を説明したが、以上の実施例の説明が単に本発明の方法およびその要旨を容易に理解するために用いられる。それとともに、当業者であれば、本発明の思想に基づいて具体的な実施形態及び応用範囲を変更可能である。したがって、本明細書の内容は、本発明に対する制限として理解されるべきではない。

Claims (12)

  1. ネットワーク機器は第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信し、前記ネットワーク機器は、前記第1トンネルの宛先機器の前ホップ機器であり、前記第1通知メッセージには、前記第1トンネルに関する情報が付加されることと、
    前記ネットワーク機器は転送エントリを構成し、前記転送エントリのマッチフィールドは、前記第1トンネルに関する情報を含むことと、
    前記ネットワーク機器が受信したカプセル化されたデータパケットは前記転送エントリにマッチングした場合に、前記ネットワーク機器は前記カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行い、デカプセル化されたデータパケットを取得することと、
    前記ネットワーク機器は前記デカプセル化されたデータパケットを前記第1トンネルの宛先機器へ転送することと、を含むことを特徴とするパケット転送方法。
  2. 前記ネットワーク機器は、第2トンネルのソース機器によって前記第2トンネルを介して送信されたキープアライブ(keepalive)要求パケットを受信し、前記ネットワーク機器は、前記第2トンネルの宛先機器であることと、
    前記ネットワーク機器は、前記keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ第2通知メッセージを送信し、前記第2通知メッセージには、前記第2トンネルに関する情報が付加されることと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のパケット転送方法。
  3. 前記ネットワーク機器は、前記第1通知メッセージの受信から所定時間内で前記第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信したか否かを判断し、前記第3通知メッセージには、前記第1トンネルに関する情報が付加されることと、
    前記所定時間内で前記第3通知メッセージを受信しなかった場合に、前記ネットワーク機器は前記転送エントリを削除することと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のパケット転送方法。
  4. 前記所定時間内で前記第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信したか否かを判断することは、
    前記第1トンネルの宛先機器からの前記第1通知メッセージを受信したときに、前記ネットワーク機器はタイマを起動して計時を開始することと、
    前記タイマの計時時間が前記所定時間に達しても前記第3通知メッセージを受信しなかった場合に、前記ネットワーク機器は、前記所定時間内で前記第1トンネルの宛先機器からの前記第3通知メッセージを受信しなかったと特定することとを含むことを特徴とする請求項3に記載のパケット転送方法。
  5. 前記第1通知メッセージおよび前記第2通知メッセージは、生存時間(TTL)が1であるkeepalive応答パケットであることを特徴とする請求項2に記載のパケット転送方法。
  6. 前記第1トンネルに関する情報は、前記第1トンネルの両端の機器のインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記第1トンネルの所属するプロトコルの識別子(ID)とを含み、
    前記第2トンネルに関する情報は、前記第2トンネルの両端の機器のIPアドレスと、前記第2トンネルの所属するプロトコルのIDとを含むことを特徴とする請求項2に記載のパケット転送方法。
  7. ネットワーク機器であって、
    プロセッサと、
    機器の実行可能な指令を記憶する非一時的な機器読み取り可能な記憶媒体と、を備え、
    前記プロセッサは、前記機器の実行可能な指令を実行することにより、
    第1トンネルの宛先機器からの第1通知メッセージを受信し、前記ネットワーク機器は、前記第1トンネルの宛先機器の前ホップ機器であり、前記第1通知メッセージには、前記第1トンネルに関する情報が付加されることと、
    転送エントリを構成し、前記転送エントリのマッチフィールドは、前記第1トンネルに関する情報を含むことと、
    前記ネットワーク機器が受信したカプセル化されたデータパケットは前記転送エントリにマッチングした場合に、前記カプセル化されたデータパケットに対してデカプセル化を行い、デカプセル化されたデータパケットを取得することと、
    前記デカプセル化されたデータパケットを前記第1トンネルの宛先機器へ転送することと、を実行させることを特徴とするネットワーク機器。
  8. 前記プロセッサは、更に、前記機器の実行可能な指令により、
    第2トンネルのソース機器によって前記第2トンネルを介して送信されたキープアライブ(keepalive)要求パケットを受信し、前記ネットワーク機器は、前記第2トンネルの宛先機器であることと、
    前記keepalive要求パケットを送信した前ホップ機器へ第2通知メッセージを送信し、前記第2通知メッセージには、前記第2トンネルに関する情報が付加されることと、を実行させることを特徴とする請求項7に記載のネットワーク機器。
  9. 前記プロセッサは、更に、前記機器の実行可能な指令により、
    前記第1通知メッセージの受信から所定時間内で、前記第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信したか否かを判断し、前記第3通知メッセージには、前記第1トンネルに関する情報が付加されることと、
    前記所定時間内で前記第3通知メッセージを受信しなかった場合に、前記転送エントリを削除することと、を実行させることを特徴とする請求項7に記載のネットワーク機器。
  10. 前記所定時間内で前記第1トンネルの宛先機器からの第3通知メッセージを受信したか否かを判断するときには、前記プロセッサは、更に、前記機器の実行可能な指令により、
    前記第1トンネルの宛先機器からの前記第1通知メッセージを受信したときに、タイマを起動して計時を開始することと、
    前記タイマの計時時間が前記所定時間に達しても前記第3通知メッセージを受信しなかった場合に、前記所定時間内で前記第1トンネルの宛先機器からの前記第3通知メッセージを受信しなかったと特定することと、を実行させることを特徴とする請求項9に記載のネットワーク機器。
  11. 前記第1通知メッセージおよび前記第2通知メッセージは、生存時間(TTL)が1であるkeepalive応答パケットであることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク機器。
  12. 前記第1トンネルに関する情報は、前記第1トンネルの両端の機器のインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記第1トンネルの所属するプロトコルの識別子(ID)とを含み、
    前記第2トンネルに関する情報は、前記第2トンネルの両端の機器のIPアドレスと、前記第2トンネルの所属するプロトコルのIDとを含むことを特徴とする請求項8に記載のネットワーク機器。
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