JP4795943B2 - 無線子機 - Google Patents

無線子機 Download PDF

Info

Publication number
JP4795943B2
JP4795943B2 JP2006514728A JP2006514728A JP4795943B2 JP 4795943 B2 JP4795943 B2 JP 4795943B2 JP 2006514728 A JP2006514728 A JP 2006514728A JP 2006514728 A JP2006514728 A JP 2006514728A JP 4795943 B2 JP4795943 B2 JP 4795943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
wireless
terminal
frame
wireless slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006514728A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005125113A1 (ja
Inventor
修一 佐藤
康男 濱本
裕司 林野
和廣 太田
陽介 浮田
宏典 中江
良隆 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006514728A priority Critical patent/JP4795943B2/ja
Publication of JPWO2005125113A1 publication Critical patent/JPWO2005125113A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4795943B2 publication Critical patent/JP4795943B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/06Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/26Network addressing or numbering for mobility support
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/22Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks with access to wired networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線親機が管理する無線ネットワークのエリア内において、他の無線子機と無線ネットワーク通信を行い、有線接続されている端末と有線ネットワーク通信を行う無線子機に関する。
図24は、無線親機と、複数の無線子機と、LAN(Local Area Network)ケーブルで各無線子機に接続された複数の端末とで構成される通信ネットワークの一例を示す図である。
無線親機2600は、「アクセスポイント」とも呼ばれ、エリア2604内の無線LANを管理し、エリア2604内に存在する無線子機間のデータ転送を中継する。
また、無線親機2600は、各無線子機から無線送信された無線フレームを無線受信し、その無線フレームに含まれる各無線子機及び端末のMAC(Media Access Control)アドレスを検出して、無線子機2601、2602にそれぞれ有線接続されている端末のMACアドレスと、無線子機2601、2602それぞれのMACアドレスとを対応付けたテーブルを記憶し管理している。
なお、無線親機2600は、このテーブル管理において、一度検出されてから所定時間以内に再び検出されなかったMACアドレスをテーブルから削除する処理を行っている。
無線子機2601、2602は、「ステーション」とも呼ばれ、無線親機2600を介して、無線でお互いにデータのやり取りを行うことができる。
また、無線子機2601、2602にはそれぞれ有線ハブ機能が備わっており、LANケーブルで複数の端末と接続することで、無線子機を中心とする有線ネットワークを構築することができる。
端末2611〜2616は、具体的には、パソコン、AV機器等であり、LAN接続端子を備える。端末2611〜2613は、それぞれ、LANケーブル2621〜2623を介して無線子機2601と接続されており、端末2614〜2616は、それぞれ、LANケーブル2624〜2626を介して無線子機2602と接続されている。
端末2611〜2616はそれぞれ、無線子機2601、2602及び無線親機2600を介して、データのやり取りを行うことができる。
無線子機2601及び端末2611〜2613間の有線通信と、無線子機2602及び端末2614〜2616間の有線通信は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3規格に準拠している。また、無線親機2600、無線子機2601、2602間の無線通信は、IEEE802.11規格に準拠している。
ここで、無線子機2601に有線接続されている端末2611が、無線子機2602に有線接続されている端末2614にフレームを送信する場合の各機器の動作について簡単に説明する。
端末2611が送信するフレームには、送信元を示す自機のMACアドレスと、送信先である端末2614のMACアドレスと、中継を行う無線子機2601、2602のMACアドレスが記載されている。
無線子機2601が端末2611から送信された前記フレームを検出すると、無線子機2601は無線チャネルの使用状況を確認し、無線チャネルが空いていれば、前記フレームを無線フレームに変換して、当該無線フレームを無線親機2600に無線送信する。
無線親機2600が、無線子機2601から無線送信された端末2614宛ての前記無線フレームを受信すると、当該無線フレームに含まれるMACアドレスを読み出して、管理しているテーブルと照合する。
送信先である端末2614のMACアドレスと一致するMACアドレスが、無線子機2602のMACアドレスと対応付けてテーブルに記憶されていれば、無線親機2600は、当該無線フレームを無線子機2602宛てに無線送信する。もし、端末2614のMACアドレスがテーブルに記憶されていなければ、無線親機2600は、当該無線フレームを破棄する。
無線親機2600から前記無線フレームが無線送信されると、これを無線受信した無線子機2602は、有線用のフレームに変換して端末2614に有線送信する。
以上述べた各機器の動作については、特開2002−94516号公報(第4−7頁、図2、図8)に開示されている。
ところで、上述の通信ネットワークにおいて、端末2611が端末2614宛てにフレームを送信した際に、無線子機2602と有線接続されていた端末2614が切断されている場合がある。例えば、端末2614がノートパソコンの場合、ユーザは、端末2614を常時LANケーブル2624で無線子機2602と有線接続し続けているとは限らない。
この場合、無線子機2601は、端末2614が切断されていることがわからないので、上述したのと同様に、無線チャネルの使用状況を確認し、無線チャネルが空いていれば、前記フレームを無線フレームに変換して無線親機2600に送信することになる。
また、無線子機2601から送信された無線フレームを受信した無線親機2600は、管理しているテーブルから端末2614のMACアドレスが削除されていなければ、当該無線フレームを無線子機2602に送信することになる。
すなわち、端末2614が切断されているのにも関わらず、無駄な無線通信が行われるという問題が起こる。
無線LANは、有線LANに比べると通信速度が遅いので、無線LANと有線LANが混在する通信ネットワークでは、無線通信がボトルネックになりやすく、上述のような無駄な無線通信を抑えたいという要望がある。
そこで、本発明は、それぞれ異なる無線子機に有線接続された端末間の通信において発生する無駄な無線通信を抑えることができる無線子機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る無線子機は、無線親機が管理する無線ネットワークのエリア内において、自機と有線接続されている端末と有線ネットワーク通信を行い、他の端末と有線接続されている他の無線子機と無線ネットワーク通信を行う無線子機であって、前記他の端末のMACアドレスを含む通知フレームを無線受信する無線受信部と、無線受信した前記通知フレームに含まれる前記他の端末のMACアドレスを記憶する記憶部と、自機と有線接続されている端末から送信された送信先MACアドレスを含むフレームを有線受信する有線受信部と、有線受信した前記フレームの送信先MACアドレスが、前記記憶部に記憶されているMACアドレスと一致しない場合、当該フレームを破棄するフィルタリング部とを備える。
上記構成の無線子機を用いれば、当該無線子機に有線接続されている端末から、他の無線子機に有線接続されている端末にフレームを送信する場合、前記記憶部に送信先端末のMACアドレスが記憶されていなければ、当該送信先端末は前記他の無線子機に有線接続されていないものとして、当該フレームを無線送信することなく破棄するので、無駄な無線通信を抑えることができる。
ここで、前記無線子機は、更に、前記無線受信部が、新たに無線受信した通知フレームに基づいて、前記記憶部に記憶されているMACアドレスを更新する第1制御部と、前記有線受信部により有線受信したフレームに含まれる、自機と有線接続されている端末のMACアドレスを記憶する第2記憶部と、所定の条件に基づいて前記第2記憶部に記憶されているMACアドレスを削除する第2制御部と、前記第2記憶部からMACアドレスの削除があった場合、又は新たなMACアドレスが当該第2記憶部に追加記憶された場合に、前記第2記憶部に記憶されているMACアドレスを含む通知フレームを作成する通知フレーム作成部と、作成された前記通知フレームを他の無線子機に無線送信する無線送信部とを備えるとしてもよい。
この構成により、前記記憶部には、他の無線子機の最新の有線接続状況が反映されたMACアドレスが記憶されることになり、切断された端末宛ての無駄な無線通信を抑えることができる。また、他の無線子機に対しては、自機に有線接続されている端末の最新の接続状況を通知するので、他の無線子機と無線親機との間の無駄な無線通信を抑えることができる。
ここで、前記無線子機は、更に、前記他の無線子機に通知フレームの送信を要求するための要求フレームを作成する要求フレーム作成部と、作成された前記要求フレームを前記他の無線子機に無線送信する無線送信部とを備え、前記無線受信部は、前記無線送信された要求フレームに応じて前記他の無線子機から無線送信された通知フレームを無線受信するとしてもよい。
この構成により、他の無線子機に有線接続されている端末の接続状況を必要とする際に、要求フレームを作成して他の無線子機に無線送信することで、通知フレームの無駄な無線送信を抑えることができる。
ここで、前記要求フレーム作成部は、前記無線受信部が前記他の無線子機から無線送信された通知フレームを無線受信して、一定時間経過した後に、当該他の無線子機宛ての要求フレームを作成するとしてもよい。すなわち、定期的に要求フレームを作成して、他の無線子機に無線送信することで、他の無線子機と無線親機との間の無駄な無線通信を抑えることができる。
ここで、前記無線受信部は、更に、他の無線子機から無線送信された要求フレームを無線受信し、前記無線子機は、更に、前記有線受信部により有線受信したフレームに含まれる、自機と有線接続されている端末のMACアドレスを記憶する第2記憶部と、前記要求フレームを無線受信した場合に、前記第2記憶部に記憶されているMACアドレスを含む通知フレームを作成する通知フレーム作成部とを備えるとしてもよい。
この構成により、他の無線子機から送信された要求フレームに応じて、通知フレームを他の無線子機に無線送信するので、通知フレームの無駄な無線送信を抑えることができる。
ここで、前記無線受信部が無線受信する通知フレームは、他の無線子機に有線接続されている他の端末のMACアドレスを含む付加情報が付加されたARPパケットであるとしてもよい。
この構成により、既存のプロトコルであるARPパケットを利用して、他の無線子機に対して、自機に有線接続されている端末のMACアドレスを通知することができる。
ここで、前記有線受信部は、自機と有線接続されている端末から送信された、前記他の無線子機に有線接続されている他の端末宛てのARPパケットを有線受信し、前記無線子機は、更に、前記第2記憶部に記憶されているMACアドレスを含む付加情報を、前記ARPパケットに付加する付加手段と、前記付加情報が付加されたARPパケットを無線送信する無線送信手段とを備えるとしてもよいし、前記無線親機が管理する無線ネットワークは、IEEE802.11e規格に準拠しており、前記無線子機は、更に、前記有線受信部が有線受信したフレームの送信先MACアドレスが、前記記憶部に記憶されているMACアドレスと一致した場合、前記無線親機を介さずに前記他の無線子機と自機との間で直接無線通信するための設定を行う設定部を備えるとしてもよい。
また、本発明に係る無線子機は、無線親機が管理する無線ネットワークのエリア内において、自機と有線接続されている端末と有線ネットワーク通信を行い、他の端末と有線接続されている他の無線子機と無線ネットワーク通信を行う無線子機であって、前記他の無線子機に有線接続されていたが、その後切断された端末のMACアドレスを含む通知フレームを無線受信する無線受信部と、無線受信した前記通知フレームに含まれる前記MACアドレスを記憶する記憶部と、自機と有線接続されている端末から送信された送信先MACアドレスを含むフレームを有線受信する有線受信部と、有線受信したフレームの送信先MACアドレスが、前記記憶部に記憶されている端末のMACアドレスと一致する場合、当該フレームを破棄するフィルタリング部とを備える。
この構成により、当該無線子機に有線接続されている端末から、他の無線子機に有線接続されている端末にフレームを送信する場合、前記記憶部に送信先端末のMACアドレスが記憶されていれば、当該送信先端末は前記他の無線子機に有線接続されていないものとして、当該フレームを無線送信することなく破棄するので、無駄な無線通信を抑えることができる。
ここで、前記無線子機は、更に、前記有線受信部により有線受信されたフレームに含まれる、自機と有線接続されている端末のMACアドレスを記憶する第2記憶部と、自機と有線接続されていた端末が切断されたことを検出する検出部と、前記第2記憶部に記憶されているMACアドレスのうち、前記検出部により切断が検出された端末のMACアドレスを含む通知フレームを作成する通知フレーム作成部と、作成された前記通知フレームを前記他の無線子機に無線送信する無線送信部とを備えるとしてもよい。
この構成により、他の無線子機に対して、自機に有線接続されていたが、その後切断した端末を通知するので、他の無線子機と無線親機との間の無駄な無線通信を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
<実施の形態1>
<概要>
図1は、無線親機と、複数の無線子機と、LANケーブルで各無線子機に接続された複数の端末とで構成される通信ネットワークの一例を示す図である。
無線親機1は、背景技術で述べた無線親機2600と同じである。
無線子機2、3、4は、無線親機1を介して、お互いにデータのやり取りを行うことができる。
また、無線子機2、3、4にはそれぞれ有線ハブ機能が備わっており、LANケーブルで複数の端末と接続することで、無線子機を中心とする有線ネットワークを構築することができる。
端末11〜19は、具体的にはパソコン、AV機器等でありLAN接続端子を備える。
端末11〜13はLANケーブル21〜23を介して無線子機2と接続され、端末14〜16はLANケーブル24〜26を介して無線子機3と接続され、端末17〜19はLANケーブル27〜29を介して無線子機3と接続されている。
端末11〜19はそれぞれ、無線子機2〜4及び無線親機1を介して、データのやり取りを行うことができる。
無線子機2及び端末11、12、13間の有線通信と、無線子機3及び端末14、15、16間の有線通信と、無線子機4及び端末17、18、19間の有線通信は、IEEE802.3規格に準拠している。また、無線親機1、無線子機2〜4間の無線通信は、IEEE802.11規格に準拠している。
ここで、各無線子機の動作の概要を簡単に説明する。
各無線子機は、有線接続されている端末からフレームを有線受信すると、当該フレームに含まれる端末のMACアドレスを取得する。各無線子機は、取得したMACアドレスをそれぞれに備わっている第1テーブル記憶部に記憶する。
また、各無線子機は、有線接続されていた端末が切断されると、第1テーブル記憶部から該当端末のMACアドレスを削除する。
各無線子機は、第1テーブル記憶部の記憶内容を更新すると、記憶されている端末のMACアドレスと、自機のMACアドレスとを含む通知フレームを作成し、他の無線子機宛てで無線送信する。
各無線子機が無線送信した通知フレームは、無線親機1を介して他の各無線子機に無線受信される。
各無線子機は、無線受信した通知フレームに含まれる他の無線子機のMACアドレスと端末のMACアドレスとを対応付けて第2テーブル記憶部に記憶する。
各無線子機はフィルタリング部を備えており、フィルタリング部は、有線接続されている端末から送信されたフレームを受信すると、前記第2テーブル記憶部を参照して、そのフレームの宛先が、他の無線子機に有線接続されている端末のMACアドレスと一致しない場合、当該フレームを破棄する。
図2は、無線子機3の機能構成を示す図である。
無線子機2及び4は、無線子機3と同様の構成であるため、説明を省略する。
無線子機3は、有線送受信部120、無線送受信部121、無線フレーム変換部122、フレーム変換部123、取得部124、第1テーブル記憶部125、第1テーブル制御部126、通知部127、アンテナ128、通知フレーム取得部129、第2テーブル制御部110、フィルタリング部111、及び第2テーブル記憶部112を備える。
有線送受信部120は、端末14〜16より受信した有線フレームに対しIEEE802.3規格に準拠したPHY(physical layerの略称。)/MAC(Media Access Control layerの略称。)処理を行い、処理後のフレームを無線フレーム変換部122及び取得部へ出力する。
また、フレーム変換部123よりフレームを入力し、IEEE802.3規格に準拠したPHY/MAC処理を行い、端末14〜16へ送信する。
ここで、有線送受信部120の内部動作について図3を用いて詳しく説明する。
<有線送受信部120>
図3は、有線送受信部120の構成を示す図である。
同図に示すように有線送受信部120は、接続I/Fである入出力ポート130a〜d、PHY/MAC処理部131a〜d、スイッチ制御部132、MAC処理部133、入力端子134及び出力端子135〜137を備える。
PHY/MAC処理部131aは、入出力ポート130aを介して端末14より受信した有線フレームを入力とし、入力された有線フレームに対しIEEE802.3規格に準拠したPHY/MAC処理を行い、内部処理用フレームをスイッチ制御部132へ出力する。
内部処理用フレームには、データとともに送信元MACアドレスや宛先MACアドレスについての情報が記載されている。
また、PHY/MAC処理部131aは、スイッチ制御部132から出力された内部処理用フレームを入力とし、IEEE802.3規格に準拠したPHY/MAC処理を行い、入出力ポート130aを介して端末14へ送信する。
スイッチ制御部132は、PHY/MAC処理部131aから出力された内部処理用フレームが入力されると、PHY/MAC処理部131b〜d及びMAC処理部133に中継する。
そして、スイッチ制御部132は、内部処理用フレームを中継する際、入出力ポート130aから入力された内部処理用フレームであることを示すポート番号を、出力端子136へ出力する。また、スイッチ制御部132は、入出力ポート130a〜dの接続状態を示す接続状態信号を出力端子137へ出力する。
接続状態信号は、入出力ポート130a〜d別に接続状態を判断するための信号である。
MAC処理部133は、スイッチ制御部132より中継された内部処理用フレームからMACフレーム(以下、単にフレームと言う。)を作成し、出力端子135へ出力する。
また、MAC処理部133は、入力端子134から入力されたフレームを入力とし、内部処理用フレームをスイッチ制御部132に出力する。
以上の動作により、有線送受信部120は有線フレームの送受信を行う。
ここで、図2に戻って他の機能部について説明する。
無線フレーム変換部122は、入力されたフレームをIEEE802.11規格に準拠した無線フレームに変換し、無線送受信部121へ出力する。
無線送受信部121は、無線フレーム変換部122より入力された無線フレームにデジタル変調を施し、無線伝送する周波数帯の送信信号に変換して、アンテナ128より無線送信する。
また、無線送受信部121は、アンテナ128を介して無線受信した無線信号を入力とし、入力された無線信号を復調し、無線フレームをフレーム変換部123及び通知フレーム取得部129へ出力する。
無線送受信部121より入力された無線フレームは、フレーム変換部123によって有線用のフレームに変換され、有線送受信部120に入力される。
取得部124は、有線送受信部120から出力されたフレーム、ポート番号、接続状態信号を入力とする。
取得部124は、入力されたフレーム、ポート番号、接続状態信号を用いて、更新情報(ポート番号、更新データ)及び更新要求信号を出力する。
ここで、取得部124の内部動作について図4を用いて詳しく説明する。
図4は、取得部124の構成を示す図である。
同図に示すように取得部124は、接続検出部140、ポート状態記憶部141、登録制御部142、送信元アドレス取得部143、登録情報通知部144、切断検出部145、削除情報通知部146、入力端子147〜149、及び出力端子150〜152を備える。
接続検出部140は、入力端子149からの接続状態信号を入力とし、入力された接続状態信号より有線送受信部120の入出力ポート130a〜dへの新規接続を検出する。
例えば、接続状態信号として、未接続時を「0」として定義し、接続時を「1」として定義しているとした場合、「0」から「1」への変化を検出することで、新規接続を検出することができる。
接続検出部140は、入出力ポート130a〜dへの新規接続を検出すると、新規接続を検出した入出力ポート130a〜dのポート番号と接続検出信号をポート状態記憶部141に出力する。
ポート状態記憶部141は、接続検出部140から出力されたポート番号と接続検出信号を入力とし、有線送受信部120の各入出力ポート130a〜dの接続状態を記憶する。
具体的には、図5に示すように入出力ポート130a〜dのポート番号とポート状態と関連付けして記憶する。
ポート状態は「0」又は「1」の値を持つ。
「1」は新規接続状態を表し、「0」はそれ以外の状態を意味する。
また、ポート状態記憶部141は、2種類の入力信号によってポート状態の値を遷移させる。1つは接続検出部140より入力される接続検出信号、もう1つは登録制御部142より入力される制御信号である。
ポート状態記憶部141は、接続検出信号の入力を確認すると、同時に接続検出部140より入力されたポート番号に対応するポート状態を「1」に遷移させる。
また、ポート状態記憶部141は、制御信号として「1」の入力を確認すると、同時に登録制御部142より入力されたポート番号に対応するポート状態を「0」に遷移させる。
更に、ポート状態記憶部141は、記憶している各ポート番号のポート状態を登録制御部142に出力する。
登録制御部142は、入力端子148よりポート番号を、ポート状態記憶部141よりポート状態を入力とし、入力されたポート番号とポート状態より制御信号を作成し、ポート番号と作成した制御信号を出力する。
登録制御部142が出力する制御信号は、入力したポート番号に対するポート状態が「1」ならば処理実行を指示する「1」の信号を出力し、ポート状態が「0」ならば未処理を指示する「0」の信号を出力する。
登録制御部142より出力されたポート番号と制御信号は、登録情報通知部144及びポート状態記憶部141に入力される。
登録制御部142のポート番号と制御信号の出力と平行して、送信元アドレス取得部143は、入力端子147より入力されたフレームから送信元MACアドレスを取得し、取得したMACアドレスを登録情報通知部144へ出力する。
登録情報通知部144は、登録制御部142から出力された制御信号とポート番号と、送信元アドレス取得部143から出力されたMACアドレスとを入力とする。
登録情報通知部144は、登録制御部142から入力した制御信号が「1」ならば、登録制御部142から入力したポート番号を出力端子150へ出力し、送信元アドレス取得部143から入力したMACアドレスを更新データとして出力端子151へ出力し、更新要求信号を出力端子152へ出力する。
切断検出部145は、入力端子149より接続状態信号を入力とし、入力された接続状態信号から、有線送受信部120の各入出力ポート130a〜dに接続されていた各端末の切断を検出することができる。
例えば、接続状態信号が、「1」から「0」に変化したことを検出することで、切断を検出することができる。
切断検出部145は、切断を検出すると、該当の入出力ポート130a〜dのポート番号を、切断ポート番号として削除情報通知部146に出力する。
削除情報通知部146は、切断検出部145から出力された切断ポート番号を入力とし、切断ポート番号が入力されると、該当するポート番号を出力端子150へ出力し、「未接続」と定義されるデータを更新データとして出力端子151へ出力し、更新要求信号を出力端子152へ出力する。
なお、登録情報通知部144と削除情報通知部146が同時に処理を実行しないように、登録情報通知部144と削除情報通知部146との間でWait信号を送受信している。
登録情報通知部144と削除情報通知部146は各々処理を行う前に、Wait信号の受信を確認する。Wait信号を受信していなければ、処理を実行するとともに処理実行中Wait信号を送信する。また、処理を行う前にWait信号の受信を確認した場合、Wait信号の受信が終了するまで待機する。
Wait信号受信終了後、処理の実行とともに処理実行中Wait信号を送信する。
以上の動作により、取得部124は入力されたフレーム、ポート番号、接続状態信号を用いて、第1テーブル制御部126に更新情報(ポート番号、更新データ)及び更新要求信号を出力する。また、更新要求信号は通知部127にも出力される。
第1テーブル制御部126は、取得部124から出力されたポート番号、更新データ、更新要求信号を入力とし、更新要求信号の入力を検出すると、同じく入力されたポート番号、更新データに基づいて、テーブル記憶部125に対する書込み処理を行う。
第1テーブル記憶部125は、例えば、図6に示すようなテーブルを表すテーブルデータを記憶している。
図6は、第1テーブル記憶部125に記憶されているテーブルデータのテーブル内容の一例を示す図である。
同図に示すテーブルは、ポート番号と端末MACアドレスで構成されており、ポート番号は、有線送受信部120の入出力ポート130a〜dに対応しており、各々の入出力ポート130a〜dと接続された端末のMACアドレスが、端末MACアドレスとして記録される。
また、未接続時には「未接続」と定義されるデータが記録される。
具体的には第1テーブル記憶部125では、各ポート番号に対応してメモリアドレスとMACアドレスを記憶するメモリ領域が割当てられており、各入出力ポート130a〜dに接続された端末のMACアドレスを該当する領域に記憶する。
また、第1テーブル制御部126は、通知部127から出力されたデータ要求信号を入力とし、データ要求信号の入力を検出すると、第1テーブル記憶部125に記憶されたMACアドレスを順次読込み、テーブルデータとして出力し、テーブルデータの出力開始と同時に出力開始信号を出力する。
ここで、第1テーブル制御部126の内部動作について図7を用いて詳しく説明する。
図7は、第1テーブル制御部126の構成を示す図である。
同図に示すように第1テーブル制御部126は、メモリアドレス変換部160、書込み処理部161、メモリアドレス発行部162、読込み処理部163、入力端子164〜167及び出力端子168、169を備える。また、図示していないが第1テーブル制御部126と第1テーブル記憶部125はバスを介して接続されている。
メモリアドレス変換部160は、入力端子166からのポート番号を入力とし、入力されたポート番号に対して、第1テーブル記憶部125において当該ポート番号が割当てられているメモリアドレスを出力する。メモリアドレス変換部160から出力されたメモリアドレスは、書込み処理部161に入力される。
書込み処理部161は、入力端子164からの更新要求信号と、入力端子165からの更新データと、メモリアドレス変換部160からのメモリアドレスを入力とし、入力された更新要求信号を検出すると、同じく入力されたメモリアドレス宛に更新データの書込み処理を第1テーブル記憶部125に行う。
以上のメモリアドレス変換部160、書込み処理部161の動作により、テーブル記憶部126は第1テーブル記憶部125に対して書込み処理を行う。
メモリアドレス発行部162は、入力端子167からのデータ要求信号を入力とし、データ要求信号を検出すると、第1テーブル記憶部125において全ポート番号について割当てられているメモリアドレスを読込み処理部163に出力する。
読込み処理部163は、入力端子164からのデータ要求信号と、メモリアドレス発行部162からのメモリアドレスとを入力とし、データ要求信号を検出すると、メモリアドレス発行部162より入力されたメモリアドレス上のデータを、第1テーブル記憶部125から順次読込み、読込み完了後、テーブルデータとして出力端子168へ出力し、テーブルデータ出力開始と同期して出力開始信号を出力端子169へ出力する。
以上のメモリアドレス発行部162、読込み処理部163の動作により第1テーブル制御部126は第1テーブル記憶部125に対して読込み処理を行う。
なお、書込み処理部161は、書込み処理を実行する間、読込み処理部163にWait信号を出力する。読込み処理部163は、Wait信号が入力される間、第1テーブル記憶部125からのデータ読込み処理を中断する。このようにして第1テーブル記憶部125への書込み処理と読込み処理が同時に行われないようにしている。
第1テーブル制御部126から出力されるテーブルデータと出力開始信号は通知部127に入力される。
通知部127は、取得部124から出力された更新要求信号を入力とし、入力された更新要求信号よりデータ要求信号を作成して、第1テーブル制御部126に出力する。
また、通知部127は、第1テーブル制御部126から出力されたテーブルデータと出力開始信号を入力とし、出力開始信号を検出すると、テーブルデータの内容を含む通知フレームを作成し、無線送受信部121へ出力する。
図8は、通知部127で作成される通知フレームの構成を示したものである。
通知フレームはIEEE802.11規格に準拠したフレームフォーマットにより構成されており、宛先MACアドレスはブロードキャスト宛に設定されている。
データを格納するFrameBodyは、通知フレーム識別情報175、管理情報176、端末テーブルデータ177で構成されている。
通知フレーム識別情報175は、固定長のデータであり、通知フレームであることを相手が識別することができるデータが記載されている。
管理情報176は、固定長のデータであり、無線子機3のMACアドレスが記載されている。
端末テーブルデータ177は、固定長のデータであり、ポート番号「1」から順に、全ポート番号のMACアドレスが記載されている。
有線送受信部120は、4つの入出力ポート130a〜dを有しており、4つのMACアドレスが記載することが可能である。
ここで、通知部127の内部動作について図9を用いて詳しく説明する。
図9は、通知部127の構成を示す図である。
同図に示すように通知部127は、遅延回路180〜182、識別情報作成部183、管理情報作成部184、通知フレーム作成部185、入力端子186〜188、及び出力端子189、190を備える。
遅延回路180は、入力端子186からの更新要求信号を入力とし、入力された更新要求信号を遅延させ、データ要求信号として出力端子189へ出力する。
出力されたデータ要求信号は上述した第1テーブル制御部126に入力される。
取得部124から送られてきた更新要求信号をそのままデータ要求信号として使用せず、遅延回路180によって遅延させることで、第1テーブル制御部126内の書込み処理と読込み処理の同時発生を回避している。
識別情報作成部183は、入力端子187からの出力開始信号を入力とし、出力開始信号を検出すると、通知フレームの通知フレーム識別情報175を作成し、通知フレーム作成部188へ出力する。
また、出力開始信号は、遅延回路182を介して管理情報作成部184に入力され、遅延回路182は、識別情報作成部183が通知フレーム識別情報175を通知フレーム作成部185に入力完了する時間まで出力開始信号を遅延させる。
管理情報作成部184は、遅延回路182を介して入力した出力開始信号を検出すると、管理情報176(無線子機3のMACアドレス)を作成し、通知フレーム作成部185に出力する。
遅延回路181は、入力端子188からのテーブルデータを入力とし、遅延処理を行い、遅延させたテーブルデータを通知フレーム作成部185へ出力する。
遅延回路181が行う遅延処理は、遅延回路182で設定された遅延時間に加え、管理情報作成部184が管理情報176を、通知フレーム作成部185に入力完了する時間分、テーブルデータを遅延させる。
通知フレーム作成部185は、識別情報作成部183から入力された通知フレーム識別情報175、管理情報作成部184から入力された管理情報176及び遅延回路181から入力されたテーブルデータを入力順に結合し、結合により作成されたデータをFrameBodyとする通知フレームを作成し、出力端子190へ出力する。
以上の動作により、通知部127は、第1テーブル記憶部125に記憶されているMACアドレスを含む通知フレームを作成し、作成された通知フレームを出力する。
通知部127から出力された通知フレームは無線送受信部121に入力され、無線送受信部121はその通知フレームにデジタル変調を施し、無線伝送する周波数帯の送信信号に変換してアンテナ128より無線送信する。
通知フレーム取得部129は、無線送受信部121から出力された無線フレームを入力とし、入力された無線フレームが通知フレームであるかを判定し、判定の結果、通知フレームである場合、当該通知フレームに含まれる管理情報176と端末テーブルデータ177とを取得する。
更に取得した情報をもとに通知フレーム取得部129は、更新データ、テーブル取得元アドレス、更新要求信号を出力する。
ここで、通知フレーム取得部129の内部動作について図10を用いて詳しく説明する。
図10は、通知フレーム取得部129の構成を示す図である。
同図に示すように通知フレーム取得部129は、通知フレーム検出部211、更新要求部212、スイッチ213、入力端子214、及び出力端子215〜217を備える。
通知フレーム検出部211は、入力端子214からの無線フレームを入力とし、入力された無線フレームに通知フレーム識別情報175が含まれているかどうかを確認することで、通知フレームであるか否かを判定する。
判定の結果、通知フレームであると判定された場合、検出信号を更新要求部212へ出力する。また、通知フレーム検出部211は、通知フレームに含まれる管理情報176と端末テーブルデータ172を読み出して、これらを更新データとして出力端子215及びスイッチ213へ出力する。
更新要求部212は、通知フレーム検出部211から検出信号が入力されると、更新要求信号を出力端子217へ出力し、制御信号をスイッチ213へ出力する。
スイッチ213は、制御信号に従って、入力された更新データのうち管理情報176であるテーブル取得元アドレスのみを出力端子216へ出力する。
以上の動作により、通知フレーム取得部129は、無線フレームが通知フレームか否かを判定し、通知フレームであれば、更新データ、テーブル取得元アドレス及び更新要求信号を第2テーブル制御部110に出力する。
第2テーブル制御部110は、更新要求信号を検出すると、同じく入力された更新データとテーブル取得元アドレスをもとに、第2テーブル記憶部112に対して書込み処理を行う。
第2テーブル記憶部112は、例えば、図12に示すようなテーブルを表すテーブルデータを記憶している。
図12は、第2テーブル記憶部112に記憶されているテーブルデータのテーブル内容の一例を示す図である。
同図に示すテーブルは、固定サイズの行列データによって構成されており、第2テーブル記憶部112内で第1行目の1列目から順に、2列目、3列目、4列目、5列目、2行目の1列目といった順に固定サイズのメモリ領域とメモリアドレスが割当てられている。
同図に示すテーブルでは、行単位で取得した端末テーブルを記憶することが可能であり、各行には5つのMACアドレスを記憶することができる。1番目の列のメモリ領域には、端末テーブルを取得したテーブル取得元MACアドレス、すなわち、他の無線子機のMACアドレスが記憶される。
続いて2番目の列から順に、端末テーブルとして4つのMACアドレスを順次記憶することができる。例えば、無線子機2の端末テーブルには、端末11〜13の各MACアドレスが記憶されることになる。
なお、第2テーブル記憶部112に記憶されているテーブルには、初期値として、第1行目に無線親機1のMACアドレスが記録されている。
第2テーブル制御部110は、フィルタリング部111からのデータ要求信号を入力とし、データ要求信号の入力を確認すると、第2テーブル記憶部112に記憶されているMACアドレスを順次読込んで、フィルタリング部111に出力し、MACアドレスの出力と同時に出力Enable信号を出力する。
ここで、第2テーブル制御部110の内部動作について図11を用いて詳しく説明する。
図11は、第2テーブル制御部110の構成を示す図である。
同図に示すように第2テーブル制御部110は、メモリアドレス管理部230、書込み先アドレス発行部231、書込み処理部232、読込み先アドレス発行部233、読込み処理部234、入力端子235〜238、及び出力端子239、240を備える。
図示していないが、第2テーブル制御部110と第2テーブル記憶部112はバスを介して接続されている。
まず、第2テーブル制御部110の書込み処理を説明する。
メモリアドレス管理部230は、第2テーブル記憶部112において、各テーブル取得元MACアドレスに割当てられたメモリアドレスと当該メモリアドレスの領域に記憶されているMACアドレスの値とを対応付けて管理している。
メモリアドレス管理部230は、入力端子236からテーブル取得元MACアドレスを、入力端子237から更新要求信号をそれぞれ入力とし、更新要求信号を検出すると、同じく入力されたテーブル取得元アドレスの値が記憶されているメモリアドレスを書込み先アドレス発行部231に出力する。
例えば、第2テーブル記憶部112に記憶されている記憶状況が、図12に示す状況である場合に、テーブル取得元アドレスとして無線子機3のMACアドレスである「STA(3)」の値がメモリアドレス管理部230に入力されたとする。
このときメモリアドレス管理部230は「STA(3)」の値が記憶されているメモリ領域のメモリアドレス(同図に示すテーブルにおいて、「STA(3)」の行のテーブル取得元MACアドレスに割当てられたメモリアドレス)を出力する。
もし、入力されたテーブル取得元アドレスが同テーブルに未記録であった場合、新規にメモリアドレスを割当てて、当該メモリアドレスを出力する。そして、出力したメモリアドレスと入力されたテーブル取得元アドレス(MACアドレス)を対応付けて管理する。
例えば、第2テーブル記憶部112に記憶されている記憶状況が、図12示す状況である場合に、テーブル取得元アドレスとして「STA(5)」の値が入力された場合、「NO ENTRY」となっている5行目のテーブル取得元MACアドレスに割当てられたメモリアドレスを出力する。
書込み先アドレス発行部231は、メモリアドレス管理部230よりメモリアドレスを入力されると、そのメモリアドレスと共に、テーブルデータ(1)、テーブルデータ(2)、テーブルデータ(3)、テーブルデータ(4)に割当てられている第2テーブル記憶部112のメモリアドレスを順次、書込み処理部232へ出力する。
書込み処理部232は、入力端子237より更新要求信号が、入力端子235より更新データが、書込み先アドレス発行部231よりメモリアドレスがそれぞれ入力され、更新要求信号の入力を検出すると、同じく入力されたメモリアドレス宛に更新データの書込み処理を順次実行する。
以上のメモリアドレス管理部230、書込み先アドレス発行部231、書込み処理部232の動作により、第2テーブル制御部110は書込み処理を行う。
次に第2テーブル制御部110の読込み処理を説明する。
メモリアドレス管理部230は、入力端子238からのデータ要求信号を入力とし、データ要求信号の入力を検出すると、第2テーブル記憶部112において最後に新規記録されたテーブル取得元MACアドレスに割当てられたメモリアドレスを、読込み先アドレス発行部233に出力する。
例えば、第2テーブル記憶部112に記憶されている記憶状況が、図12示す状況である場合に、「STA(4)」の値が記憶されているメモリアドレスを読込み先アドレス発行部233へ入力する。
読込み先アドレス発行部233は、入力端子238よりデータ要求信号が、メモリアドレス管理部230よりメモリアドレスが入力され、データ要求信号の入力を検出すると、メモリアドレス管理部230より入力されたメモリアドレスをテーブル取得元MACアドレスとする行まで、テーブル取得元MACアドレス、テーブルデータ(1)、テーブルデータ(2)、テーブルデータ(3)、テーブルデータ(4)に割当てられたメモリアドレスを順次、読込み処理部234へ出力する。
読込み処理部234は、入力端子238からデータ要求信号が入力され、読込み先アドレス発行部233からメモリアドレスが入力される。
読込み処理部234がデータ要求信号を検出すると、同じく入力されたメモリアドレス上のデータ(MACアドレス)を第2テーブル記憶部112より順次読込む。
読込み完了後、読込み処理部234は読み出したMACアドレスを出力端子239へ出力し、読み出したMACアドレスの出力と同期してデータEnable信号を出力端末240へ出力する。
なお、データEnable信号は、MACアドレスの出力開始とともに「0」から「1」の値に変化し、出力中「1」を保持し、出力完了とともに「1」から「0」へと変化する信号である。
以上のメモリアドレス管理部230、読込み先アドレス発行部233、読込み処理部234の動作により、第2テーブル制御部110は読込み処理を行う。
なお、書込み処理部232は、書込み処理を実行している間、読込み処理部234へWait信号を出力する。一方、読込み処理部234は、Wait信号が「1」で入力されている間は第2テーブル記憶部112へデータ読込み処理を中断する。このようにして第2テーブル記憶部112への書込み処理と読込み処理が同時に行われないようにしている。
第2テーブル制御部110が出力するMACアドレスとデータEnable信号はフィルタリング部111に入力される。
フィルタリング部111には、有線送受信部120からフレームが入力され、当該フレームをバッファに格納し、当該フレームの宛先MACアドレスが第2テーブル記憶部112に記憶されているかどうかを判定する。判定の結果、記録されていれば、バッファに格納したフレームを出力し、判定の結果、記録されていなければ、バッファに格納したフレームを破棄する。
ここで、フィルタリング部111の内部動作について図13を用いて詳しく説明する。
図13は、フィルタリング部111の構成を示す図である。
同図に示すようにフィルタリング部111は、バッファ制御部250、バッファ251、宛先アドレス取得部252、比較部253、送信制御部254、スイッチ255、入力端子256、258、259、及び出力端子257、260を備える。
バッファ制御部250は、入力端子256を介して入力されたフレームを検出すると、バッファ251に格納するとともに、宛先アドレス取得部252へフレームを出力し、データ要求信号を出力端子257へ出力する。
バッファ制御部250より出力されたデータ要求信号は、第2テーブル制御部110へ出力され、第2テーブル制御部110は、第2テーブル記憶部112に記憶されているMACアドレスの読込み処理を実行する。そして、読込まれたMACアドレスは、第2テーブル制御部110から、入力端子258を介して、比較部253に入力される。また、データEnable信号が、入力端子259を介して送信制御部254に入力される。
宛先アドレス取得部252は、バッファ制御部250より入力されたフレームから宛先MACアドレスを取得し比較部253へ出力する。
比較部253は、宛先アドレス取得部252より入力された宛先MACアドレスと入力端子258を介して入力されたMACアドレスとを順次比較する。
比較部253は、比較した結果を「0」又は「1」の比較結果信号として送信制御部254へ出力する。例えば、一致した場合に「1」の信号が、不一致の場合に「0」の信号を出力する。
送信制御部254は、入力端子259よりデータEnable信号が入力される。
送信制御部254は、入力されたデータEnable信号が「0」から「1」に変化したことをトリガとして、比較部253より入力される比較結果信号の監視を開始し、データEnable信号が「1」から「0」に変化するまで監視を続ける。
前記監視の結果、比較結果信号が「1」となる状態(比較結果が一致)があれば、スイッチ255を「ON」にするとともに、バッファ制御部250に対してバッファ251内のフレームの出力を命令する。
一方、監視の結果、比較結果信号が「1」となる状態が無ければ、バッファ制御部250に対してバッファ251が格納しているフレームを破棄する廃棄命令を行う。
バッファ制御部250は、送信制御部254からの出力命令又は破棄命令に従って処理を行う。すなわち、バッファ制御部250は、送信制御部254より出力命令を受けると、バッファ251に格納するフレームを取出し、フレームを出力する。バッファ制御部250より出力されたフレームはスイッチに入力され、「ON」状態のスイッチ255を介して出力端子260へ出力される。
またバッファ制御部250は、送信制御部254より廃棄命令を受けると、バッファ251に格納するフレームを出力せずに廃棄する。
以上の動作により、フィルタリング部111は有線送受信部120より入力されたフレームに対してフィルタリングを行う。
フィルタリング部111より出力されたフレームは、無線フレーム変換部122に入力される。
無線フレーム変換部122は、入力されたフレームをIEEE802.11規格に準拠した無線フレームに変換し無線送受信部121へ出力する。
無線送受信部121は無線フレーム変換部122より入力した無線フレームにデジタル変調を施し、無線伝送する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ128より送信する。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図14は、無線親機と、複数の無線子機と、LANケーブルで各無線子機に接続された複数の端末とで構成される通信ネットワークの一例を示す図である。
実施の形態2が、実施の形態1と異なる点は、各無線子機が、他の無線子機に対して、他の無線子機に有線接続されている端末のMACアドレスを要求する要求フレームを無線送信する点である。
要求フレームを無線受信した各無線子機は、要求フレームを無線送信した無線子機に対して、実施の形態1で説明した通知フレームを無線送信する。
同図に示す無線子機2A〜4A以外は、実施の形態1で説明した内容と同じであるので、以下、異なる点についてのみ説明する。
図15は、無線子機3Aの構成を示す図である。
無線子機2A及び4Aは、無線子機3Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
また、実施の形態1と同じ構成要素については同じ番号を付け、詳しい説明を省略する。
無線子機3Aは、有線送受信部120、無線送受信部121、無線フレーム変換部122、フレーム変換部123、取得部124、第1テーブル記憶部125、第1テーブル制御部126、通知部127A、アンテナ128、通知フレーム取得部129、第2テーブル制御部110、フィルタリング部111、第2テーブル記憶部112、要求フレーム生成部311、要求フレーム検出部330を備える。
要求フレーム生成部311は、タイマーを備え、周期的なタイミングで、要求フレーム300を作成する。
図16は、要求フレーム生成部311により作成される要求フレームの構成を示す図である。
同図に示す要求フレームは、IEEE802.11規格に準拠したフレームフォーマットにより構成されており、宛先MACアドレスはブロードキャスト宛に設定されている。
また、データを格納するFrameBodyは、要求フレーム識別情報320、要求元MACアドレス321で構成される。
要求フレーム識別情報320は、固定長のデータであり、この無線フレームが要求フレームであることを識別するデータが記載されている。
要求元MACアドレス321は、固定長のデータであり、自機のMACアドレスが記載されている。
要求フレーム生成部311により作成された要求フレームは無線送受信部121へ入力され、無線送受信部121は、入力された要求フレームにデジタル変調を施し、無線伝送する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ128より送信する。
要求フレーム検出部330は、無線送受信部121からの無線フレームを入力とし、入力された無線フレームに要求フレーム識別情報320が含まれているか否かを確認して、当該無線フレームが要求フレームであるか否かを判定する。
判定の結果、要求フレームであると判定された場合、要求フレームから要求元MACアドレス321を取得し、通知先MACアドレスとして出力する。また要求フレーム検出部330は、データ要求信号を通知部127Aに出力する。
通知部127Aは、データ要求信号をそのまま、第1テーブル制御部126に出力する。
第1テーブル制御部126は、データ要求信号の入力を検出すると、第1テーブル記憶部125に記憶されているMACアドレスを順次読込み、テーブルデータとして、通知部127Aに出力する。
後の動作は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
以上の動作により、通知部127Aは、第1テーブル記憶部125に記憶されているMACアドレスを含む通知フレームを作成し、作成した通知フレームを無線送受信部121に出力する。
無線送受信部121は、通知部127Aより入力された通知フレームにデジタル変調を施し、無線伝送する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ128より無線送信する。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
実施の形態3が実施の形態1と異なる点は、各無線子機が、有線接続されていた端末のうち、その後切断された端末のMACアドレス(以下、「切断端末MACアドレス」という。)を通知フレームに含ませて、他の無線子機に無線送信する点と、当該通知フレームを無線受信した各無線子機は、当該通知フレームを送信した無線子機のMACアドレスと当該通知フレームに含まれる切断端末MACアドレスとを対応付けて第2テーブル記憶部112に記憶し、有線接続されている端末からのフレームを有線受信すると、当該フレームの宛先MACアドレスが、第2テーブル記憶部112に記憶されている切断端末MACアドレスと一致すれば、当該フレームを破棄するフィルタリングを行う点である。
図17は、実施の形態3における通知フレームの構成を示す図である。
同図に示す通知フレームは、IEEE802.11規格に準拠したフレームフォーマットにより構成されており、宛先MACアドレスはブロードキャスト宛に設定されている。
また、データを格納するFrameBodyは、通知フレーム識別情報322、切断端末MACアドレス323で構成されている。
通知フレーム識別情報322は、固定長のデータであり、通知フレームであることが他の無線子機に識別可能なデータが記載される。
切断端末MACアドレス323は、固定長のデータであり、無線子機から切断した端末のMACアドレスが記載されている。
図18は、各無線子機が無線受信した通知フレームに基づいて、第2テーブル記憶部112に記憶している切断端末MACアドレスのテーブルの一例を示す図である。
例えば、同図に示すテーブルを記憶している無線子機が、有線接続されている端末から、MACアドレス(1)を宛先とするフレームを有線受信した場合、当該無線子機に備わるフィルタリング部は、第2テーブル記憶部に、MACアドレス(1)が切断端末MACアドレスとして記憶されているので、当該フレームを破棄する。
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
実施の形態4が実施の形態1と異なる点は、無線子機が他の無線子機に通知していた通知フレームの内容を、ARP(Address Resolution Protocol)パケットに付加することで、他の無線子機に通知するようにした点と、実施の形態4における無線LANは、IEEE802.11e規格に準拠しており、無線親機を介さずに直接無線子機間で無線通信を行うことが可能であるという点である。
図示していないが、図1に示す無線子機2〜4を、無線子機2B〜4Bと読み替えて、実施の形態4に係る無線子機2B〜4Bを説明する。
図19は、無線子機3Bの構成を示す図である。
無線子機2B及び4Bは、無線子機3Bと同様の構成であるため、説明を省略する。
また、実施の形態1と同じ構成要素については同じ番号を付け、詳しい説明を省略する。
無線子機3Bは、有線送受信部120、無線送受信部121、接続情報解析部400、接続情報付加部401、接続情報記憶部402、パケット識別部403、帯域設定パケット処理部404、無線リンク設定管理部405、及びDirect Link判定部406を備える。
有線送受信部120及び無線送受信部121については、実施の形態1と同様である。
パケット識別部403は、無線送受信部121または有線送受信部120を介して入力されたデータから帯域設定パケットとARP(Address Resolution Protocol)パケットを識別する機能を有する。
接続情報解析部400は、パケット識別部403から転送されたARPパケットに含まれる無線子機間直接通信の設定に必要な情報を解析する機能を有する。
接続情報付加部401は、接続情報解析部400から転送されたARPパケットに無線子機間直接通信に必要な情報を付加する機能を有する。
図20は、IETF(Internet Engineering Task Force)で規定されている通信プロトコルであるARPパケットのデータ構造を示す図であり、図21は、ARPパケットに付加する接続情報のデータ構造を示す図である。
接続情報は、無線親機のMACアドレス、自機(無線子機)のMACアドレス及びARPパケットを発行した端末のMACアドレスの3つから構成される。
無線親機のMACアドレスは、どこのBSS内に所属しているかの識別に利用され、自機のMACアドレスとARPパケットを発行した端末のMACアドレスは、どの無線子機と端末が有線ネットワークを介して接続されているかの識別に利用される。
接続情報記憶部402は、接続情報解析部400からの指示に基づいて端末の接続状態を管理するテーブルを記憶する。
帯域設定パケット処理部404は、パケット識別部403から転送された無線帯域の確保及び解放の要求のパケットを解析する機能を有する。
Direct Link判定部406は、帯域設定パケット処理部404から転送された帯域設定要求に含まれた情報を受けると、接続情報記憶部402で保持しているテーブルに基づいて端末の接続状態を判定する機能を有する。
無線リンク設定管理部405は、Direct Link判定部406での判定結果に基づいて無線リンクの帯域設定を行う機能を有する。
ここで、無線子機2Bと有線接続されている端末11と、無線子機3Bと有線接続されている端末14間の通信において、無線子機間直接通信を行う場合の動作について説明する。
図22は、無線子機間直接通信を行う場合の通信フローを示すシーケンス図である。
図22においてIEEE802.11e規格に準じた通信フローのシーケンスを破線で示しており、それ以外を実線で示している。
本実施の形態では、無線子機間直接通信の通信フローを開始するきっかけとして、帯域予約型の通信プロトコルを用いている。
例えば、帯域予約型の通信プロトコルとしてIETFで規定されたST2(Internet STream Protocol Version 2)や、RSVP(Resource reSerVation Protocol)などが挙げられる。
図22における帯域設定要求及び帯域設定応答は、帯域予約型の通信プロトコルの通信フローとする。
まず、端末14から端末11へのデータ伝送に先立ち、必要な帯域を確保する帯域設定要求(9)(図面では、9を○で囲んで示している。以下において、数字を( )で囲んだものは、図面中の数字を○で囲んだものに相当している。)を端末14が、無線子機3Bに対して送信する前に、端末14は、既知である端末11に割り当てられているIPアドレスを含むARP Requestパケット(1)をブロードキャスト送信して、端末11のMACアドレスの取得を試みる。
例えば、UPnP(Universal Plug and Play)AVを利用して、端末11と端末14とがデータ伝送を行う場合は、各端末がネットワーク接続時に自機アドレスを決定する時、または端末間でコンテンツリストの交換を行う時にARPパケットをブロードキャスト送信する。
無線子機3Bの有線送受信部120は、端末14から送信されたARP Requestパケット(1)を受信すると、これをパケット識別部403に転送する。
パケット識別部403は、ARP Requestパケットが入力されると接続情報解析部400へ転送する。
接続情報解析部400は、ARP Requestパケットが入力されると内容を解析し、接続情報が付加されているか調べる。
ここでは、接続情報が付加されていないため、そのままARP Requestパケットを接続情報付加部401に転送する。
接続情報付加部401は、ARP Requestパケットが入力されると接続情報を付加する。
無線子機3Bは、接続情報付加部401でARP Requestパケットに接続情報を付加すると、無線送受信部121を介して無線親機1にARP Requestパケット(2)を無線送信する。
無線親機1は、ARP Requestパケット(2)を無線受信すると、これを、無線転送(3)する。
無線子機2Bの無線送受信部121は、無線親機1から転送されたARP Requestパケット(3)を無線受信すると、これをパケット識別部403に転送する。
パケット識別部403は、ARP Requestパケットが入力されると、接続情報解析部400に転送する。
接続情報解析部400は、ARP Requestパケットが入力されるとその内容を解析し、接続情報が付加されているかどうかを調べる。
その結果、ARP Requestパケットに接続情報が付加されていることが判明すれば、その接続情報に含まれる無線親機1のMACアドレスから、同一のBSS(Basic Service Set)内の無線子機で付加された接続情報かどうかを識別する。
同一BSS内の無線子機で付加された接続情報であることが識別された場合、当該接続情報に含まれる無線子機のMACアドレス(ここでは無線子機3BのMACアドレス)とARPパケットを発行した端末のMACアドレス(ここでは端末14のMACアドレス)を接続情報記憶部402に転送する。
接続情報記憶部402では、他の無線子機のMACアドレスと、その無線子機に有線接続されている端末のMACアドレスとを対応付けたテーブルで記憶しており、新たなMACアドレスが、接続情報解析部400から転送されてくると、テーブル更新を行う。
接続情報解析部400は、接続情報が付加されたARP Requestパケットから当該接続情報を削除して、有線送受信部120に出力し、有線送受信部120は、接続情報が付加されていないARP Requestパケット(4)を有線送信する。
端末11は、無線子機2BからARP Requestパケットを受信すると、自機のMACアドレスを当該パケットに書き込み、ARP Responseパケット(5)として、返信する。
無線子機2Bの有線送受信部120が、端末11から有線送信されたARP Responseパケット(5)を受信すると、これをパケット識別部403に転送する。
パケット識別部403は、ARP Responseパケットが入力されると接続情報解析部400へ転送する。
接続情報解析部400は、ARP Responseパケットが入力されるとその内容を解析し、接続情報が付加されているかどうかを調べる。
ここでは、接続情報が付加されていないため、そのままARP Responseパケットを接続情報付加部401に転送する。
接続情報付加部401は、ARP Responseパケットが入力されると接続情報を付加する。
無線子機2Bは、接続情報付加部401でARP Responseパケットに接続情報を付加すると、無線送受信部121を介して無線親機1にARP Responseパケット(6)を無線送信する。
無線親機1は、ARP Responseパケット(6)を無線受信すると、無線子機3BにARP Responseパケット(7)を無線転送する。
無線子機3Bの無線送受信部121は、無線親機1から転送されたARP Responseパケット(7)を無線受信すると、これをパケット識別部403に転送する。
パケット識別部403は、ARP Responseパケットが入力されると、接続情報解析部400に転送する。
接続情報解析部400は、ARP Responseパケットが入力されるとその内容を解析し、接続情報が付加されているかどうかを調べる。
その結果、ARP Responseパケットに接続情報が付加されていることが判明すれば、その接続情報に含まれる無線親機1のMACアドレスから、同一のBSS内の無線子機で付加された接続情報かどうかを識別する。
同一BSS内の無線子機で付加された接続情報であることが識別された場合、当該接続情報に含まれる無線子機のMACアドレス(ここでは無線子機2BのMACアドレス)とARPパケットを発行した端末のMACアドレス(ここでは端末11のMACアドレス)を接続情報記憶部402に転送する。
接続情報記憶部402は、新たなMACアドレスが接続情報解析部400から転送されてくると、テーブル更新を行う。
接続情報解析部400は、接続情報が付加されたARP Responseパケットから当該接続情報を削除して、有線送受信部120に出力し、有線送受信部120は、接続情報が付加されていないARP Responseパケット(8)を有線送信する。
ARP Responseパケットを受信した端末14は、ARP Responseパケットに含まれる端末11のMACアドレスを取得する。
続いて端末14は、安定した通信品質(QoS:Quarity of Service)を確保するために、必要な帯域確保量を記した帯域設定要求(9)を、先ほど取得した端末11のMACアドレスを宛先として送信する。
この帯域設定要求には、データ伝送に必要な要求帯域の値の他に、データを識別できる識別子(例えば、端末のMACアドレス及びIPアドレス、TCPやUDPのポート番号)が含まれる。
無線子機3Bは、有線送受信部120で端末14から送信された帯域設定要求を受信すると、パケット識別部403へ帯域設定要求を転送する。
パケット識別部403は、帯域設定要求が入力されると帯域設定パケット処理部404に転送する。
帯域設定パケット処理部404は、帯域設定要求が入力されると、帯域設定要求の内容を解析し、Direct Link判定部406に帯域設定要求の内容を転送する。
Direct Link判定部406は、帯域設定要求の内容が入力されると、接続情報記憶部402を参照し、端末11が無線子機2Bに接続されていることを認識する。
次に、Direct Link判定部406は、自機がデータ受信側であるため、HCCA設定は行わないと判断する。これは、IEEE802.11e規格において、データ送信側の無線子機からAddTs Requestを送信すると規定しているからである。
次に、無線リンク設定管理部405は、DLS設定のためのDLS Requestを作成して、無線送受信部121から無線親機1経由で無線子機2B宛てに無線送信する。
無線子機2Bは、無線親機1経由でDLS Requestを無線受信すると、自機がDLSをサポートしているため、DLS可能という判定を示す情報を記載したDLS Responseを無線親機1経由で無線子機3B宛てに返信する。
無線子機3Bは、無線親機1経由でDLS Responseを受信すると、無線リンク設定管理部405は、DLS設定の判定結果を調べる。
その判定結果が「DLS可能」であった場合、次に、無線子機間直接通信が可能であるかどうかを調べるために、DLSテスト要求(10)を無線子機2Bに無線子機間直接通信で無線送信する。
無線子機2Bは、DLSテスト要求を無線受信すると、DLSテスト応答(11)を返信する。
なお、DLS Responseに含まれる結果が「DLS不可能」であった場合、またはDLSテスト応答が、予め設定した時間内に戻ってこない場合は、無線子機3Bは、Down linkでHCCA(Hybrid Coordination Function Controlled Channel Access)設定を行う。
無線子機3Bは、DLSテスト応答を無線受信すると、帯域設定要求(12)を無線子機間直接通信で無線子機2Bに転送する。
無線子機2Bは、帯域設定要求を無線受信すると、無線マネジメントフレームであるAddTs Requestを無線親機1に対して無線送信する。
無線親機1は、AddTs Requestを無線受信すると無線ネットワーク21の帯域割当の判定を行い、その判定結果を含むAddTs Responseを無線子機2Bに返信する。
ここでは、無線親機1での帯域割当の判定結果は「成功」とする。
無線子機2Bは、AddTs Responseを受信すると、その判定結果を付加した帯域設定要求(13)を端末11に転送する。
端末11は、帯域設定要求を有線受信すると、帯域設定要求の情報を含む帯域設定応答(14)を端末14を宛先として返信する。
帯域設定応答は、無線子機2Bと無線子機3Bによって転送され(15、16)、端末14は、これを受信する。
以上説明した通信フローは、データの受信側である端末14が、データの送信側である端末11のMACアドレスが不明である場合に、無線子機間直接通信を成立させるための通信フローであったが、反対に、データの送信側である端末11が、データの受信側である端末14のMACアドレスが不明である場合に、無線子機間直接通信を成立させるための通信フローについて、図23を用いて簡単に説明する。
まず、端末11は、ARP Requestパケット(1)を送信して端末14のMACアドレスの取得を試みる。
ARP Requestパケットを受信した無線子機2Bは、無線親機1のMACアドレスと、自機のMACアドレス及び端末11のMACアドレスを含む接続情報を付加し、接続情報が付加されたARP Requestパケット(2)を無線親機1に無線送信する。
無線親機1は、ARP Requestパケット(2)を無線受信すると、これを無線子機3Bに転送する。
無線子機3Bは、無線親機1からARP Requestパケット(3)を無線受信すると、これに付加されている付加情報に含まれる端末11のMACアドレスと、無線子機2BのMACアドレスとを対応付けて接続情報記憶部402に記憶する。そして、付加情報を削除したARP Requestパケット(4)を端末14に有線送信する。
端末14は、ARP Requestパケット(4)を受信すると、自機のMACアドレスを書き込みARP Responseパケット(5)を端末11を宛先として返信する。
ARP Responseパケット(5)を受信した無線子機3Bは、無線親機1のMACアドレスと、自機のMACアドレス及び端末14のMACアドレスを含む接続情報を付加し、接続情報が付加されたARP Responseパケット(6)を無線親機1に無線送信する。
無線親機1は、ARP Responseパケット(6)を無線受信すると、これを無線子機2Bに転送する。
無線子機2Bは、無線親機1からARP Responseパケット(7)を無線受信すると、これに付加されている付加情報に含まれる端末14のMACアドレスと、無線子機2BのMACアドレスとを対応付けて接続情報記憶部402に記憶する。そして、付加情報を削除したARP Responseパケット(8)を端末11に有線送信する。
ARP Responseパケットを受信した端末11は、ARP Responseパケットに含まれる端末14のMACアドレスを取得する。
続いて端末11は、安定した通信品質(QoS:Quarity of Service)を確保するために、必要な帯域確保量を記した帯域設定要求(9)を、先ほど取得した端末14のMACアドレスを宛先として送信する。
無線子機2Bは、端末11から送信された帯域設定要求を受信すると、DLS設定のためのDLS Requestを作成して、無線親機1経由で無線子機2B宛てに無線送信する。
無線子機3Bは、無線親機1経由でDLS Requestを無線受信すると、自機がDLSをサポートしているため、DLS可能という判定を示す情報を記載したDLS Responseを無線親機1経由で無線子機2B宛てに返信する。
無線子機2Bは、無線親機1経由でDLS Responseを受信すると、DLS設定の判定結果を調べる。
その判定結果が「DLS可能」であった場合、次に、無線子機間直接通信が可能であるかどうかを調べるために、DLSテスト要求(10)を無線子機3Bに無線子機間直接通信で無線送信する。
無線子機3Bは、DLSテスト要求を無線受信すると、DLSテスト応答(11)を返信する。
無線子機2Bは、DLSテスト応答を無線受信すると、無線マネジメントフレームであるAddTs Requestを無線親機1に対して無線送信する。
無線親機1は、AddTs Requestを無線受信すると無線ネットワーク21の帯域割当の判定を行い、その判定結果を含むAddTs Responseを無線子機2Bに返信する。
ここでは、無線親機1での帯域割当の判定結果は「成功」とする。
無線子機2Bは、AddTs Responseを受信すると、その判定結果を付加した帯域設定要求(12)を無線子機間直接通信で無線子機3Bに無線送信する。
無線子機3Bは、帯域設定要求を無線受信すると、これを端末14に転送する。
端末14は、帯域設定要求(13)を有線受信すると、帯域設定要求の情報を含む帯域設定応答(14)を端末11を宛先として返信する。
帯域設定応答は、無線子機2Bと無線子機3Bによって転送され(15、16)、端末11は、これを受信する。
以上説明したIEEE802.11e準拠の無線子機2B、3Bは、帯域設定要求を受信する前に、他の無線子機に有線接続されている相手端末がどの無線子機に接続されているかを接続情報記憶部402を参照することで判定できるので、自機に有線接続されている端末から帯域設定要求を受信した時点で、DLS設定を行うかどうかの可否判定が可能となる。
また、既存のプロコトル(ARP)を利用して自機に有線接続されている端末のMACアドレスを、他の無線子機に通知するので、余分な無線リソースを消費しない。
更に、比較的高価な無線親機1を変更することなく、比較的安価な無線子機2B、3Bを導入するだけで、無駄な無線通信を削減することができるので、ユーザは、これらの無線子機2B、3Bを導入しやすい。
<補足>
なお、本発明は、上述の各実施の形態に限定されないことは勿論である。以下のものも含まれる。
(1)上述の各実施の形態では、無線子機に有線接続することが可能な端末は4台としていたが、これに限られず、1台でも5台でもよい。
(2)第1テーブル記憶部125の記録内容の更新方法として、第1テーブル記憶部125に記録された各MACアドレス宛にRARP(Reverse Address Resolution Protocol)などの当該宛先端末から応答を要求する有線フレームを送信し、応答の有無に基づいて更新する方法を用いてもよい。
(3)実施の形態4では、ARPを用いて接続情報を接続情報付加部で付加し、接続情報管理テーブルを作成したが、無線中継装置が発信するパケット及び中継するパケットに接続情報を付加し、接続情報管理テーブルを作成する構成としてもよい。
(4)実施の形態4では、無線子機間直接通信の通信フローを開始するきっかけとして、帯域予約型通信プロトコルの通信フローである帯域設定要求及び帯域設定応答を用いたが、本発明の無線子機間直接通信の設定はこの場合に限定されるものではない。
(5)実施の形態4で説明した接続情報解析部400は、ARPパケットに付加された他の無線子機の接続情報の有無を解析し、その結果に基づいて次の動作を起こしていたが、ARPパケットを有線送受信部120又は無線送受信部121のどちらで受信したかを判断し、次の動作を起こすとしてもよい。例えば、ARPパケットを有線送受信部120で受信した場合、接続情報解析部400はARPパケットを接続情報付加部401に転送する。逆に、無線送受信部121で受信した場合、接続情報解析部400はARPパケットに付加された接続情報を接続情報記憶部402に転送し、付加された接続情報を削除したARPパケットを有線送受信部120に転送するとしてもよい。
(6)通知フレーム、要求フレーム及び接続情報は、図8、16、17、21に示すデータ構造に限定されるものではない。
(7)無線親機1のMACアドレスをBSSID(Basic Service Set Identifier)としてもよい。
(8)上述の各実施の形態の構成は、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)で実現されているとしてもよい。これらは、個別に1チップ化されていてもよいし、全ての構成又は一部の構成を含むように1チップ化されていてもよい。集積回路は、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。また、集積回路化の手法は、LSIに限定されるものではなく、専用回路又は汎用プロセッサを用いて実現してもよい。更に、FPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成することができるリコンフィギュアラブル・プロセッサを利用してもよい。
更に、半導体技術の進歩により、又は派生する別技術により現在の半導体技術に置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。例えば、バイオ技術の応用等が考えられる。
本発明は、無線親機が管理する無線ネットワークのエリア内において、端末と有線接続されている他の無線子機と無線ネットワーク通信を行い、自機と有線接続されている端末と有線ネットワーク通信を行う無線子機に適用することができる。
有線及び無線を含む通信ネットワークの一例を示す図である。 実施の形態1の無線子機3の構成を示す図である。 有線送受信部120の構成を示す図である。 取得部124の構成を示す図である。 ポート状態記憶部141で扱うデータを示す図である。 第1テーブル記憶部125に記憶されているテーブルデータのテーブル内容の一例を示す図である。 第1テーブル制御部126の構成を示す図である。 通知部127で作成される通知フレームの構成を示したものである。 通知部127の構成を示す図である。 通知フレーム取得部129の構成を示す図である。 第2テーブル制御部110の構成を示す図である。 第2テーブル記憶部112に記憶されているテーブルデータのテーブル内容の一例を示す図である。 フィルタリング部111の構成を示す図である。 有線及び無線を含む通信ネットワークの一例を示す図である。 実施の形態2の無線子機3Aの構成を示す図である。 要求フレーム生成部311により作成される要求フレームの構成を示す図である。 実施の形態3における通知フレームの構成を示す図である。 各無線子機が、第2テーブル記憶部112に記憶している切断端末MACアドレスのテーブルの一例を示す図である。 実施の形態4の無線子機3Bの構成を示す図である。 ARPパケットのデータ構造を示す図である。 接続情報のデータ構造を示す図である。 無線子機間直接通信を行う場合の通信フローを示すシーケンス図の一例である。 無線子機間直接通信を行う場合の通信フローを示すシーケンス図の一例である。 有線及び無線を含む通信ネットワークの一例を示す図である。
符号の説明
1、2600 無線親機
2〜4、2A〜4A、3B 無線子機
21〜29、2621〜2626 LANケーブル
11〜19、2611〜2616 端末
5、2604 エリア
6 通知フレーム
7 要求フレーム
110 第2テーブル制御部
111 フィルタリング部
112 第2テーブル記憶部
120 有線送受信部
121 無線送受信部
122 無線フレーム変換部
123 フレーム変換部
124 取得部
125 第1テーブル記憶部
126 第1テーブル制御部
127、127A 通知部
128 アンテナ
129 通知フレーム取得部
130a〜d 入出力ポート
131a〜d PHY/MAC処理部
132 スイッチ制御部
133 MAC処理部
134、147〜149、164〜167、186〜188、214、235〜238、256、258、259、337〜339 入力端子
135〜137、150〜152、168、169、189、190、215〜217、239、240、257、260、340 出力端子
140 接続検出部
141 ポート状態記憶部
142 登録制御部
143 送信元アドレス取得部
144 登録情報通知部
145 切断検出部
146 削除情報通知部
160 メモリアドレス変換部
161、232 書込み処理部
162 メモリアドレス発行部
163、234 読込み処理部
175 通知フレーム識別情報
176 管理情報
177 端末テーブルデータ
180〜182、332、333 遅延回路
183、334 識別情報作成部
184、335 管理情報作成部
185、336 通知フレーム作成部
213,255 スイッチ
230 メモリアドレス管理部
231 書込み先アドレス発行部
233 読込み先アドレス発行部
250 バッファ制御部
251 バッファ
252 宛先アドレス取得部
253 比較部
254 送信制御部
311 要求フレーム生成部
320 要求フレーム識別情報
321 要求元MACアドレス
322 通知フレーム識別情報
323 切断端末MACアドレス
330 要求フレーム検出部
400 接続情報解析部
401 接続情報付加部
402 接続情報記憶部
403 パケット識別部
404 帯域設定パケット処理部
405 無線リンク設定管理部
406 Direct Link判定部

Claims (5)

  1. 無線親機が管理する無線ネットワークにおいて前記無線親機と無線ネットワーク通信を行い、自機と有線接続されている端末と有線ネットワーク通信を行う無線子機であって、
    前記無線ネットワークに属する他の無線子機に有線接続された他の端末から自機と有線接続された端末宛に送信された、前記他の端末のアドレスを示す情報を含む第1フレームのデータと、当該第1フレームを中継した前記他の無線子機が付加した前記他の無線子機のアドレスを示す接続情報と、がFrameBodyに格納された無線フレームを、前記他の無線子機と自機との間を中継する前記無線親機から無線受信する無線受信部と、
    無線受信した前記無線フレームに含まれる前記他の無線子機のアドレスと前記他の端末のアドレスとを対応付けて記憶する記憶部と、
    自機と有線接続されている端末から送信された送信先アドレスを含む第2フレームを有線受信する有線受信部と、
    前記有線受信部が有線受信した前記第2フレームの送信先アドレスが前記記憶部に記憶されている前記他の端末のアドレスと一致した場合、前記他の端末のアドレスと対応付けられた前記他の無線子機のアドレスを指定して、前記無線親機を介さずに直接無線通信するための設定を行う設定部と、
    を備える無線子機。
  2. 前記無線フレームは、前記他の無線子機が属する無線親機のアドレスまたはBSSID(Basic Service Set Identifier)を示す情報をさらに含み、
    前記記憶部は、前記無線親機のアドレスまたはBSSIDが自機の属する無線親機のアドレスまたはBSSIDと一致する場合に、前記無線フレームに含まれる前記他の無線子機のアドレス及び前記他の端末のアドレスとを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1記載の無線子機。
  3. 前記無線フレームは、前記他の端末が前記端末宛に送信したARP(Address Resolution Protocol) RequestパケットまたはARP Responseパケットに、当該ARP RequestパケットまたはARP Responseパケットを中継する前記他の無線子機が、前記他の無線子機のアドレスと前記他の無線子機が属する無線親機のアドレスまたはBSSIDを示す情報を付加したものであることを特徴とする請求項2記載の無線子機。
  4. 前記無線子機は、前記有線受信した前記第2フレームの種類を識別するパケット識別部をさらに備え、
    前記設定部は、前記パケット識別部が前記有線受信した前記第2フレームはデータ伝送に必要な通信品質を確保するために前記端末が前記他の端末宛に送信した帯域設定要求であると判定した場合に、前記他の端末のアドレスと対応付けられた前記他の無線子機のアドレスを指定して、前記無線親機を介さずに直接無線通信するための設定を行うことを特徴とする請求項3記載の無線子機。
  5. 前記無線子機は、前記設定部が前記他の無線子機との直接無線通信の設定に成功した場合に前記帯域設定要求を前記他の無線子機に対して直接無線通信で送信する無線送信部をさらに備える請求項4記載の無線子機。
JP2006514728A 2004-06-16 2005-06-13 無線子機 Expired - Fee Related JP4795943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006514728A JP4795943B2 (ja) 2004-06-16 2005-06-13 無線子機

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177858 2004-06-16
JP2004177858 2004-06-16
JP2005032141 2005-02-08
JP2005032141 2005-02-08
PCT/JP2005/010781 WO2005125113A1 (ja) 2004-06-16 2005-06-13 無線子機
JP2006514728A JP4795943B2 (ja) 2004-06-16 2005-06-13 無線子機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005125113A1 JPWO2005125113A1 (ja) 2008-04-17
JP4795943B2 true JP4795943B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=35510105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006514728A Expired - Fee Related JP4795943B2 (ja) 2004-06-16 2005-06-13 無線子機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8588131B2 (ja)
JP (1) JP4795943B2 (ja)
WO (1) WO2005125113A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007037481A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線通信システム
CN101026393B (zh) * 2007-02-12 2011-08-31 雷柏元 一种实现对等设备之间通讯的方法及装置
US7843958B2 (en) * 2007-05-30 2010-11-30 Cisco Technology, Inc. Resolving a layer 3 address in a processor system with a unified IP presence
JP4679616B2 (ja) * 2008-08-19 2011-04-27 株式会社バッファロー 無線lan中継装置、無線lan中継方法およびコンピュータプログラム
JP4490499B2 (ja) * 2008-11-26 2010-06-23 パナソニック株式会社 通信端末、中継機器、無線通信システム、無線通信制御方法、及びプログラム
JP5440123B2 (ja) 2009-11-24 2014-03-12 ソニー株式会社 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法およびプログラム
US8842678B2 (en) * 2010-08-27 2014-09-23 Htc Corporation Mobile communication device and communicative transmission method
JP5562801B2 (ja) * 2010-10-25 2014-07-30 株式会社バッファロー 通信装置
JP4759097B2 (ja) * 2011-01-28 2011-08-31 株式会社バッファロー 無線lan中継装置、無線lan中継方法およびコンピュータプログラム
US20140211801A1 (en) * 2011-09-12 2014-07-31 Solomon Trainin Multiple media access control (mac) address resolution vertical travel
US9483997B2 (en) 2014-03-10 2016-11-01 Sony Corporation Proximity detection of candidate companion display device in same room as primary display using infrared signaling
US9696414B2 (en) 2014-05-15 2017-07-04 Sony Corporation Proximity detection of candidate companion display device in same room as primary display using sonic signaling
US10070291B2 (en) 2014-05-19 2018-09-04 Sony Corporation Proximity detection of candidate companion display device in same room as primary display using low energy bluetooth
US20160088124A1 (en) * 2014-09-24 2016-03-24 Ajith Sankar Jayasankar Techniques for validating packets
JP6691298B2 (ja) * 2016-08-15 2020-04-28 富士通株式会社 パケット解析プログラム、パケット解析方法およびパケット解析装置
JP7442980B2 (ja) * 2019-05-30 2024-03-05 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、およびプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164155A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Nec Corp Lanシステムの通信方式
JPH0846636A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Hitachi Ltd Lan間接続装置
JPH08274804A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Fujitsu Denso Ltd Lan間中継装置
JPH11355318A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Kokusai Electric Co Ltd 無線ネットワークシステム
JP2002094516A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Yamaha Corp フレーム通信方法、フレーム通信装置および記録媒体
JP2003318938A (ja) * 2002-04-22 2003-11-07 Kansai Denki Kk 無線ブリッジ装置
JP2004104793A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Thomson Licensing Sa 無線ネットワークを少なくとも1つの他のネットワークへ接続する装置
JP2004147159A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線lanシステム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3349853B2 (ja) * 1994-12-27 2002-11-25 富士通株式会社 ワイヤレスlanシステム
JP3349861B2 (ja) * 1995-03-17 2002-11-25 富士通株式会社 ワイヤレスlanシステム
US6940831B1 (en) * 1999-11-29 2005-09-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd Wireless communications system
JP4337232B2 (ja) * 2000-05-02 2009-09-30 ヤマハ株式会社 ネットワーク装置およびコンピュータネットワーク
JP3719993B2 (ja) * 2002-02-22 2005-11-24 株式会社東芝 無線端末局および無線通信システム
JP2003332963A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Toshiba Corp 無線通信システム及び無線通信装置
EP1406414A1 (en) * 2002-09-12 2004-04-07 Thomson Licensing S.A. Method and device for connection of a device to a wireless network
US7330456B2 (en) * 2003-12-19 2008-02-12 Mediatek, Inc. Method and apparatus for wireless relay within a network environment

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164155A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Nec Corp Lanシステムの通信方式
JPH0846636A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Hitachi Ltd Lan間接続装置
JPH08274804A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Fujitsu Denso Ltd Lan間中継装置
JPH11355318A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Kokusai Electric Co Ltd 無線ネットワークシステム
JP2002094516A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Yamaha Corp フレーム通信方法、フレーム通信装置および記録媒体
JP2003318938A (ja) * 2002-04-22 2003-11-07 Kansai Denki Kk 無線ブリッジ装置
JP2004104793A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Thomson Licensing Sa 無線ネットワークを少なくとも1つの他のネットワークへ接続する装置
JP2004147159A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線lanシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20090161600A1 (en) 2009-06-25
WO2005125113A1 (ja) 2005-12-29
JPWO2005125113A1 (ja) 2008-04-17
US8588131B2 (en) 2013-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4795943B2 (ja) 無線子機
US8233424B2 (en) Wireless communication system, connection device, relay device and registering method
JP5053835B2 (ja) 中継装置
US20100146157A1 (en) Multi-radio interfacing and direct memory access based data transferring methods and sink node for performing the same in wireless sensor network
US8139589B2 (en) Gateway apparatus for providing multi-channel functionality in sensor network, and method and apparatus for interfacing using serial peripheral interface in the gateway apparatus
WO2005076889A2 (en) Generic client for communication devices
JP2008017315A (ja) 無線ブリッジ通信機
US7417997B2 (en) Method for communication in coordinator-based wireless network and method for communication between coordinator-based wireless networks connected through backbone network
US20090010258A1 (en) Packet prioritization in ad hoc networks
JP2004336716A (ja) アドホックネットワークにおけるパスmtu発見システム及び方法
JP2006128949A (ja) 無線通信装置、通信システム、無線通信方法、及びコンピュータプログラム
CN115361704A (zh) 基于基站mac子层直接传输的c2d通信系统及i/o数据通信方法
JPWO2005034433A1 (ja) 無線lanシステムにおけるアクセス制御システム
JP2019165513A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP4760306B2 (ja) 通信装置およびデータ削除方法
WO2006016740A2 (en) Method for transceiving data in coordinator-based wireless network and wireless network device employing the same
CN100574243C (zh) 无线从设备
CN111510929B (zh) Iab网络中进行lcid扩展的方法及装置
KR100654453B1 (ko) 조정자 기반 무선 네트워크에서 데이터를 송수신하는 방법및 이를 이용한 무선 네트워크 장치
JP2004135047A (ja) 無線通信システム
JP4741401B2 (ja) 情報転送装置
JP2004274608A (ja) 通信機器
WO2020246053A1 (ja) 中継装置及び中継プログラム
JP2006324869A (ja) ネットワークシステムにおける通信処理方法および通信機器
JP2007013250A (ja) 無線端末、無線基地局及び無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4795943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees