JP6758858B2 - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る通信システム30の構成例を示す図である。本実施形態の通信システム30は、通信装置10と、通信装置10に接続される通信装置20−1、通信装置20−2、・・・、通信装置20−nとを備える。本実施形態において、特別な説明がない場合は、通信装置20−1から通信装置20−nまでのn台の通信装置を区別せず通信装置20と記載する。通信装置10と通信装置20(他の通信装置)は有線及び/又は無線で接続され、相互に通信を行って静止画や動画等のコンテンツデータを送受信する。なお、本実施形態では通信装置10に複数の通信装置20が接続されている場合を中心に説明するが、通信装置10に接続される通信装置20は1台であってもよい。また、本実施形態では通信装置10と通信装置20とがTCP/IPに基づいて通信を行う場合を中心に説明するが、通信装置10と通信装置20は他のプロトコルに基づく通信を行ってもよい。
図2は、通信装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、通信装置20も通信装置10と同様のハードウェア構成である。通信装置10は、CPU111、ROM112、RAM113、補助記憶装置114、表示部115、操作部116、通信部117、及びバス118を備える。
図3は、本実施の形態に係る通信装置10の機能構成を示すブロック図である。なお、通信装置20も通信装置10と同様の機能構成である。通信装置10は、アプリケーション制御部101、データ通信部102、ネットワークバッファ管理部103、受信バッファ管理部104、送受信部105、コネクション管理部106、及び通信制御部107を備える。各構成要素は、CPU111がROM112に格納されたプログラムをRAM113に展開して後述のフローチャートに従った処理を実行することで実現される。また例えば、CPU111を用いたソフトウェア処理の代替としてハードウェアによる処理を行う場合には、ここで説明する各構成要素に対応させた演算部や回路を構成すればよい。
アプリケーション制御部101は、通信装置10のアプリケーション層における通信を制御する。具体的には、アプリケーション制御部101は、ユーザによる入力に基づく情報をデータ通信部102に受け渡す。また、アプリケーション制御部101は、データ通信部102から受け渡された情報に基づくコンテンツをユーザに対して出力する。データ通信部102は、プロトコルスタックに従って通信するために、上位のアプリケーション層と下位のデータリンク層及び物理層との間でのデータの中継や変換を行う。また、データ通信部102は、TCPコネクションを確立したり、TCP/IPが備えるウインドウ制御などの機能を実現したりする。なお、データ通信部102は、単一の通信装置20との間でコネクションを確立してもよいし、複数の通信装置20それぞれとの間でコネクションを確立してもよい。また、データ通信部102は、単一の通信装置20との間で複数のコネクションを確立してもよい。TCP/IPのウインドウ制御においては、データ通信部102が、送信を許可するデータ量を示すウインドウサイズを、通信装置20に通知する。通信装置20は、通知されたウインドウサイズ以下の量のデータを通信装置10に送信する。
まず、TCP/IPプロトコルに基づく通信における基本的な動作を説明する。TCP/IPのプロトコル処理を行う通信装置10及び通信装置20には、通信データのパケット化や再送処理のために、ネットワークバッファが用意されている。ネットワークバッファは複数のコネクションにおいて共用され、また送信処理と受信処理でも共用される。TCP/IPに基づく送信処理を行う通信装置20は、ソケットAPI(Application Programming Interface)の送信関数 sendによって指定したユーザデータを通信装置20のネットワークバッファにコピーし、MTU(maximum transmission unit、最大伝送単位)に分割する。そして、分割データと擬似ヘッダのチェックサムを計算し、TCPヘッダとIPヘッダが追加されたTCP/IPパケットを生成する。伝送経路がEthernet(登録商標)の場合、さらに、Ethernet(登録商標)ヘッダが付加されたEthernet(登録商標)フレームを生成して通信装置10に送信する。
S401では、データ通信部102が、受信したパケットが接続要求であるか否かを判定する。受信したパケットが接続要求である場合、S402に進み、コネクション管理部106は接続要求をbacklogキューに格納する。S403では、通信制御部107が、S402において格納された接続要求に対応する受信処理を開始するか否かを判定する。判定の方法については後述する。
102 データ通信部
106 コネクション管理部
107 通信制御部
Claims (11)
- 通信装置であって、
前記通信装置と第1の他の通信装置との間の通信路を確立する確立手段と、
前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と切断したことに応じて、
前記通信路の優先度が第1の優先度である場合には、前記確立手段による前記通信路の確立の際に通知するウインドウサイズとして第1の値を前記第1の他の通信装置に通知し、
前記通信路の優先度が第1の優先度よりも低い第2の優先度である場合には、前記確立手段による前記通信路の確立の際に通知するウインドウサイズとして第1の値よりも小さく、0よりも大きい第2の値を前記第1の他の通信装置に通知する第1の通知手段と、
前記第1の通知手段により通知したウインドウサイズに応じて前記第1の他の通信装置から送信されるデータを、前記通信路を介して受信する第1の受信手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記第1の通知手段は、前記確立手段が前記通信路を確立する際に前記第1の他の通信装置に対して送信される確認応答に前記ウインドウサイズの情報を含めることで、前記第1の他の通信装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記第1の他の通信装置から前記通信路を介して送信されるデータの送信単位であるセグメントの最大サイズを指定する情報を、前記第1の他の通信装置に通知する第2の通知手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記第1の他の通信装置からの接続要求を受信する第2受信手段を有し、
前記確立手段は、前記第2受信手段が受信した接続要求に応じて前記通信路を確立することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記通信路の優先度は、複数の通信路のうち、当該通信路が確立された順番に基づいて定まることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信装置。
- 前記第1の受信手段が受信したデータをバッファに記憶する記憶手段を有し、
前記第1の値は、前記バッファの空き容量に応じた値であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の通信装置。 - 前記通信装置が確立している通信路の数が閾値よりも多い場合に、前記確立手段が前記通信路を確立する場合、当該通信路の優先度は第2の優先度となることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の通信装置。
- 前記確立手段により確立される通信路は、TCPのコネクションであることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の通信装置。
- 前記第1の通知手段は、TCPのスリーウェイハンドシェイクにおいて送信されるパケットによりウインドウサイズを通知することを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の通信装置。
- 通信装置と第1の他の通信装置との間の通信路を確立する確立工程と、
前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と切断したことに応じて、
前記通信路の優先度が第1の優先度である場合には、前記確立工程における前記通信路の確立の際に通知するウインドウサイズとして第1の値を前記第1の他の通信装置に通知し、
前記通信路の優先度が第1の優先度よりも低い第2の優先度である場合には、前記確立工程における前記通信路の確立の際に通知するウインドウサイズとして第1の値よりも小さく、0よりも大きい第2の値を前記第1の他の通信装置に通知する通知工程と、
前記通知工程において通知したウインドウサイズに応じて前記第1の他の通信装置から送信されるデータを、前記通信路を介して受信する受信工程と、
を有することを特徴とする通信方法。 - コンピュータを請求項1から9の何れか1項に記載の通信装置として動作させるためのプログラム。
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