JP6335430B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信したパケットに対して応答を行う通信装置に関する。
TCP(Transmission Control Protocol)には、データパケットの受信側が確認応答(ACK)を返送することで、送信側が受信側にデータパケットが到達したことを確認できる仕組みがある。
TCPでは、所定数(例えば、3つ)のパケットを受信すると、所定数分のデータパケットに対して1つのACKを送信する遅延ACKが規定されている。遅延ACKでは、所定数のデータパケットに満たない数のデータパケットを受信し、その後にデータパケットを受信しない場合であっても、最後にデータパケットを受信してから第1の所定時間が経過すると、ACKを送信することも規定されている。この第1の所定時間のことを遅延ACKタイマ値と呼ぶ。
一方、TCPでは、データパケットを送信してから第2の所定時間が経過しても当該データパケットに対するACKを受信しなかった場合に、当該データパケットを再送するデータ再送が規定されている。この第2の所定時間を再送タイマ値(RTO、Retransmission Time Out)と呼ぶ。
遅延ACKタイマ値と比べて再送タイマ値が小さいと、データパケットの送信に成功しているにも拘わらず、データパケットの再送(スプリアス再送)が頻発する虞があるため、再送タイマ値は遅延ACKタイマ値と比べて十分大きい値が設定される。
特開2008−219408
しかしながら、遅延ACKタイマ値は、相手装置によって様々な値が設定されている可能性があり、その値が不明であったため、再送タイマ値を必要以上に大きく設定する必要があった。これは、通信速度が低下する原因の一因となっていた。
上記を鑑み、本発明は、パケットを受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの時間情報を通知できるようにすることを目的とする。
上記を鑑み、本発明の通信装置は、他の通信装置からパケットを受信する受信手段と、前記受信手段がパケットを受信してから、当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間が経過すると、前記応答を前記他の通信装置に送信する送信手段と、前記遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置と通信するデータ種別もしくは前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて、前記他の通信装置に通知する通知手段とを有し、前記送信手段は、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記受信手段により所定数のパケットを受信した場合、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記応答を前記他の通信装置に送信する。
また本発明の別の側面の通信装置は、他の通信装置からパケットを受信する受信手段と、前記受信手段がパケットを受信してから、当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間が経過すると、前記応答を前記他の通信装置に送信する送信手段と、前記遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置とコネクションを確立するための要求信号に含めて、前記他の通信装置に通知する通知手段とを有し、前記送信手段は、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記受信手段により所定数のパケットを受信した場合、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記応答を前記他の通信装置に送信する。
また本発明の別の側面の通信装置は、他の通信装置にパケットを送信する送信手段と、前記送信手段により送信されたパケットを前記他の通信装置が受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置と通信するデータ種別もしくは前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて前記他の通信装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記送信手段がパケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行う判定手段と、を有する。
また本発明の別の側面の通信装置は、他の通信装置にパケットを送信する送信手段と、前記送信手段により送信されたパケットを前記他の通信装置が受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記通信装置と前記他の通信装置との間のコネクションを確立するための要求信号に含まれる情報として前記他の通信装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記送信手段がパケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行う判定手段と、を有する。
本発明によれば、パケットを受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの時間情報を通知することができる。
システム構成図。 通信装置101の構成図。 実施形態1の処理フロー アプリレベルで遅延ACK情報を交換する場合の処理ブロック 実施形態2の処理フロー 実施形態3の処理フロー
<実施形態1>
本実施形態では、各装置がEthernet(イーサネット)(登録商標)上でTCPに準拠した通信を行う場合の再送タイマ制御処理を説明する。ここで、TCPはOSI参照モデルのトランスポート層にあたるプロトコルであり、Transmission Control Protocolの略である。
本実施形態では、遅延ACK情報をTCPコネクション確立時にSYNフラグ付きのパケット(以下、SYNパケット)で相手装置に通知する方法について説明する。なお、SYNパケットとは、TCPコネクションの確立を要求する要求信号である。
図1に、本実施形態のシステム構成を示す。通信装置101と相手装置102とがLAN103上に存在する構成である。ここで、LAN103は、Ethernet(登録商標)に準拠したLocal Area Networkであり、以下、単にネットワークと称することもある。本実施形態では、通信装置101の一例としてデジタルカメラ、相手装置102の一例として画像保存用のPCであるものとして説明する。しかしながらこれに限らず、通信装置101と相手装置102は、デジタルカメラ、PC、プリンタ、ストレージ、携帯電話機(スマートフォンを含む)、PDA、サーバ等のいかなる組み合わせであってもよい。
図2に、通信装置101の構成図を示す。なお、図2に示された1つの機能ブロックを複数の機能ブロックによって実現してもよいし、図2に示された複数の機能ブロックを1つの機能ブロックとして実現してもよい。また、相手装置102も通信装置101と同様の構成を有しているため、ここでは説明を省略する。
TCP処理部201はTCPのプロトコル処理を行う。IP処理部202はIP(インターネットプロトコル)層のプロトコル処理を行う。ネットワークインタフェイス203はネットワーク上の端末へパケットを送信、およびネットワーク上の端末からパケットを受信する。本実施形態では、IP処理部202は、送信データをEthernet(登録商標)パケット化してEthernet(登録商標)へ送出する、または、Ethernet(登録商標)からEthernet(登録商標)パケットを受信してパケットからデータを取り出す、という処理を行う。ここで、Ethernet(登録商標)パケットとは、Ethernet(登録商標)の規格に準拠したパケットのことである。
アプリケーション処理部204はTCP/IP通信を行うアプリケーションを実施するものであって、例えば、画像転送アプリケーションや印刷データ送信アプリケーションである。
メモリ205はアプリケーション処理部103が扱うデータを記憶する。例えば、画像データや印刷データを記憶する。更に、メモリ104は後述するフローチャートを実現するためのプログラムも記憶している。
制御部206は通信装置101全体を制御する。例えば、アプリケーション処理部204がメモリ205に用意した画像データをTCP処理部201およびIP処理部202でTCP/IP処理し、ネットワークインタフェイス203からパケット送信する、という一連の動作を制御する。
TCP処理部201は、次のような処理ブロックで構成される。
コネクション処理部211はTCPコネクション確立および切断処理を行う。再送タイマ制御部212はTCP再送タイマの動作を制御する。具体的には、再送タイマ制御部212は、タイマ時間の設定、タイマの起動、停止を行う。再送タイマ時間であるRTO(Retransmission Time Out)値およびRTO最小値も再送タイマ制御部212で記憶される。なお、RTO値やRTO最小値の算出方法については後述する。
再送処理制御部213は再送タイマ制御部212において再送タイマがタイムアウトした場合にTCP再送処理を行う。RTT測定処理部214は送信されたパケットのパケット往復時間であるRTTを測定する。RTTとは、Round Trip Timeの略であり、送信したデータパケットに対する確認応答(ACK)の受信までの時間を測定することで得られる。
RTT偏差測定処理部215は、RTT測定処理部214が測定したRTTの測定結果のばらつきを測定する。具体的には、RTT偏差測定処理部215は平滑化されたRTT値であるRTT_smoothを算出する。さらに、RTT偏差測定処理部215はRTT_smoothの偏差の統計値(例えば分散値や標準偏差値)であるRTT_deviationを算出する。
遅延ACK情報作成部216は所定の書式に従って遅延ACKタイマ値を含む遅延ACK情報を作成する。なお、遅延ACK情報に、遅延ACK機能が有効か無効かを示す遅延ACK機能情報と、TCPデータパケットを何回受信するとACKパケットを1回送信するかを示す送信頻度情報を含めるようにしてもよい。
ここでは、TCPデータパケットを3つ受信する毎に、遅延ACKを送信するものとする。即ち、遅延ACKの送信頻度は3回に1回である。遅延ACKは3つ目のTCPデータパケットの受信に応答して送信される。また、受信を開始してから、もしくは、遅延ACKを送信した後に受信したTCPデータパケットが3つ未満であった場合には、最後にTCPデータパケットを受信してから遅延ACKタイマ時間が経過すると、遅延ACKが送信される。遅延ACKタイマ時間とは、遅延ACKタイマ値として設定された時間である。
遅延ACK情報送信処理部217は、遅延ACK情報作成部216によって作成された遅延ACK情報をTCPヘッダオプションとしてSYNパケットに付与する。遅延ACK情報受信処理部218は、SYNパケット受信時において、当該SYNパケットのTCPヘッダオプションに遅延ACK情報が付与されていた場合、遅延ACK情報を取得して記憶する。
RTO最小値決定部219は遅延ACK情報受信処理部218で記憶された遅延ACK情報から、通信相手装置の遅延ACKタイマ値を取得する。更に、RTO最小値決定部219はRTT偏差測定処理部215で得られたRTT_smoothとRTT_deviationを取得する。さらに、それらを用いて再送タイムアウト時間RTOの最小値を決定する。
ここで、RTO最小値は以下の式(1)を用いて計算する。
RTO最小値 = (RTT_smooth + 遅延ACKタイマ値) + RTT_deviation × K + α … 式(1)
ここで、Kは係数、αは定数である。なお、αを、「(RTT_smooth + 遅延ACKタイマ値) + RTT_deviation × K」部分の大きさに応じて決定するようにしても良い。決定されたRTO最小値は再送タイマ制御部212に通知され、再送タイマ制御部212にて記憶される。
なお、RTO最小値をより簡単に算出するために以下の式(2)を用いて計算しても良い。
RTO最小値 = 遅延ACKタイマ値 + β … 式(2)
ここではβは定数であるが、遅延ACKタイマ値の大きさに応じて決定するようにしても良い。
送信処理部220はTCPデータパケットの送信処理を行う。受信処理部221はTCPデータパケットの受信処理を行う。具体的には、受信処理部221は、TCPデータパケットの受信およびそれに応じたACKの送信処理を行う。なお、TCPデータパケットとは、TCPに準拠したデータパケットのことである。
図3に、通信装置101と相手装置102とがLAN110に接続された状態で、通信装置101の通信機能が起動された場合に、メモリ205に記憶されたプログラムを制御部206が読み出すことで実現されるフローチャートを示す。
通信装置101では、デジタルカメラ機能によって撮影して生成された複数の画像データをメモリ205に記憶しているものとする。この複数の画像データを相手装置102へ転送する処理について以下に説明する。
通信装置101の通信機能が起動されると、制御部206はRTO最小値の初期化を行う。この初期化において、制御部206は再送タイマ制御部212で記憶されるRTO最小値を設定する(S301)。ここでは、RTO最小値はデフォルト値として定められた1秒として設定する。
次に、アプリケーション処理部204により画像転送アプリケーションが実行されると、コネクション処理部211はアプリケーション処理部204からの要求に従い、相手装置102とTCPコネクション確立処理を開始する(S302)。ここでは、ユーザの指示により画像転送アプリケーションが開始されるものとする。
次に、コネクション処理部211は、メモリ205が予め記憶している遅延ACK情報をTCPヘッダオプションに含むSYNパケットを送信する(S303)。具体的には、まず、遅延ACK情報作成部216が通信装置101に設定されている遅延ACKタイマ値に基づいてTCPヘッダオプションの書式に準拠した遅延ACK情報を作成する。そして、遅延ACK情報送信処理部217がSYNパケットに遅延ACK情報を含むTCPヘッダオプションを付与する。そして、コネクション処理部211がこのSYNパケットを送信する。なお、実施形態において、遅延ACK情報には、遅延ACKタイマ値、遅延ACK機能の有無を示す情報、遅延ACKの送信頻度情報が含まれているものとする。これにより、通信装置101の遅延ACK情報が相手装置102に通知される。
このSYNパケットを受信した相手装置102は、同様に遅延ACK情報をTCPヘッダオプションに含むSYN+ACKパケットを送信する。ここで、SYN+ACKパケットとは、TCPコネクションの確立要求と、通信装置101からのSYNパケットの受信応答のための応答信号である。
通信装置101がSYN+ACKパケットを受信すると、遅延ACK情報受信処理部218は受信したパケットに含まれるTCPヘッダオプションから遅延ACK情報を取得して記憶する(S303)。
このようにして、SYNパケットを用いて通信装置101の遅延ACK情報と、相手装置102の遅延ACK情報とが、通信装置101と相手装置102との間で共有される。
SYN+ACKパケットを受信すると、コネクション処理部211は受信したSYN+ACKパケットに対してACKパケットを送信することで、TCPコネクション確立処理が完了する(S304)。TCPコネクションが確立されると、送信処理部220がアプリケーション処理部204から要求されたデータの送信を行うと共に、RTT測定処理部214がそのデータ送信に対するRTT測定を行う(S305)。
次に、アプリケーション処理部103はデータ送受信が完了したかどうかを判定する(S306)。ここでは、アプリケーション処理部103は、メモリ205に記憶された複数の画像データの送信が完了したかどうかを判定する。
データの送受信が完了したと判定された場合、コネクション処理部211は相手装置102とのTCPコネクション切断処理を行い(S307)、図3に示す処理フローを終了する。
一方、データの送受信が完了していないと判断された場合は、RTT偏差測定処理部215はRTT測定処理部214で測定されたRTT値のばらつきを計算する(S308)。具体的には、RTT偏差測定処理部215は、これまでのRTT測定結果から平滑化されたRTT値であるRTT_smoothを計算して保持する。更に、RTT偏差測定処理部215はRTT_smoothとの偏差の統計値(例えば分散値や標準偏差値)であるRTT_deviationを計算して保持する。
次に、RTO最小値決定部209は、S301における初期化の後にRTO最小値が更新されたか否かを判定する(S309)。ここでは、RTO最小値決定部209は、一度、更新された後の状態では、RTO最小値は更新済みであると判定する。しかしこれに限らず、所定時間後や、所定データ量転送後、RTT_smoothが所定値よりも大きくなったり、逆に小さくなったりした場合に、再度、RTO最小値を更新することができるようにしても良い。これにより、RTO最小値を通信状況に追従して更新することができるため、直近の通信状況にあったRTO最小値を用いて通信を行うことができる。
更新されていない場合、RTO最小値決定部209は、このタイミングにおいてRTO最小値を決定するかどうかを判定する。ここでは、RTO最小値決定部209は、RTT偏差測定処理部215で計算されるRTT_deviationが統計的に十分に信頼性のあるまでのサンプル数で計算されているかどうかを判定する。例えば、ここでは送信したパケットが10個に達していれば、RTO最小値決定を行うと判断する。RTO最小値決定を行うと判定した場合は、ステップS311へ進み、まだRTO最小値を決定しないと判断した場合は、ステップS305へ戻る。
RTO最小値を決定する場合、RTO最小値決定部209は遅延ACK情報受信処理部218で記憶された遅延ACK情報から、相手装置102の遅延ACKタイマ値を取得する。更に、RTO最小値決定部209は、RTT偏差測定処理部215で得られたRTT_smoothとRTT_deviationを取得する。
そして、RTO最小値決定部209は上述の式(1)または(2)を用いてRTO最小値を決定する。ここでは計算の結果、RTO最小値が250ミリ秒となったとする。このようにして決定されたRTO最小値をRTO最小値決定部209は再送タイマ制御部212に通知し、再送タイマ制御部212は当該RTO最小値を記憶する。また、RTO最小値は更新済みの状態となる。その後、ステップS305へ戻る。
また、RTO最小値の決定において式(2)を用いるようにする場合、RTT測定前にRTO最小値を決定することができるため、ステップS304の直後にRTO最小値を決定するようにしてもよい。
以上のようにして、相手装置102から遅延ACK情報を取得してRTO最小値を決定することができる。
これにより、RTO最小値を不必要に大きくすることなく、データ送信中に再送すべき状況が発生した場合に、速やかに再送を実施することが可能となり、再送が発生するような通信環境においてデータ通信性能が向上する。
更に、相手装置102から取得した遅延ACKタイマ値等の遅延ACK情報を不図示の表示部に表示できるようにしてもよい。これにより、ユーザは相手装置の遅延ACKタイマ値が分かり、例えば、通信速度が低下している場合の原因解明に役立てることができる。
<実施形態2>
実施形態1において説明した、Ethernet(イーサネット)(登録商標)を使ってネットワークへTCP送信を行う場合の再送タイマ制御処理において、遅延ACK情報をアプリケーションで通知する方法について説明する。
実施形態2におけるシステム構成は実施形態1と同様であり、図1に示されるものである。
図4に、実施形態2における通信装置101の機能ブロックを示す。なお、実施形態1と同様のブロックについては同じ符号を付し、実施形態1で示した図2と差異がある部分についてのみ説明する。
また、本実施形態においては、相手装置102も図4に示す機能ブロックで構成されているとする。
図2と図4の差異は、遅延ACK情報作成部401と遅延ACK情報送信処理部402と遅延ACK情報受信処理部403がTCP処理部400の外部にある点である。
遅延ACK情報作成部401はアプリケーション処理部204に従い、所定の書式に従って遅延ACKタイマ値を含む遅延ACK情報を作成する。また、遅延ACK情報には遅延ACK機能が有効か無効か分かる情報を持たせても良い。また、遅延ACK情報にはTCPデータパケットを何回受信するとACKパケットを1回送信するかを示す送信頻度情報を含めるようにしてもよい。
遅延ACK情報送信処理部402はアプリケーション処理部204に従い、遅延ACK情報をTCPデータとして送信する。遅延ACK情報受信処理部403はアプリケーション処理部204に従い、受信したTCPデータから遅延ACK情報を判別し、遅延ACK情報を取得して記憶する。
TCP処理部400は、実施形態1に示したTCP処理部201に含まれる機能ブロックのうち、遅延ACK情報作成部216、遅延ACK情報送信処理部217、遅延ACK情報送信処理部218を含まない構成である。
図5に、通信装置101と相手装置102とがLAN110に接続された状態で、通信装置101の通信機能が起動された場合に、メモリ205に記憶されたプログラムを制御部206が読み出すことで実現されるフローチャートを示す。なお、実施形態1で示した図3と同様の処理を行うステップについては同じ符号を付し、簡単に説明する。
まず、通信装置101の通信機能が起動されると、制御部206はRTO最小値の初期化を行う(S301)。次に、アプリケーション処理部204により画像転送アプリケーションが実行されると、コネクション処理部211はアプリケーション処理部204からの要求に従い、相手装置102とTCPコネクション確立処理を開始する(S501)。ここでは、コネクション処理部211は、通信装置101の遅延ACK情報を含まないSYNパケットを送信する。そして、相手装置102は相手装置102自身の遅延ACK情報を含まないSYN+ACKパケットを送信する。コネクション処理部211は、SYN+ACKパケットを受信すると、ACKを送信してTCPコネクションの確立を完了させる。
TCPコネクションが確立すると、アプリケーション処理部103は遅延ACK情報作成部111を用いて、所定の書式に従って遅延ACKタイマ値を含む遅延ACK情報をアプリケーションデータとして用意する(S502)。そして、アプリケーション処理部103は遅延ACK情報送信処理部112を用いて、遅延ACK情報をTCPデータとして送信する。
相手装置102においては、受信データから遅延ACK情報を取得し、また、相手装置102からもTCPデータとして相手装置102の遅延ACK情報を送信する。
TCPデータを受信すると、アプリケーション処理部103は遅延ACK情報受信処理部113を用いて受信データが遅延ACK情報であるかどうかを判別する。遅延ACK情報であると判別した場合、遅延ACK情報を取得し、記憶する。
このようにして、アプリケーションデータを用いて通信装置101の遅延ACK情報と、相手装置102の遅延ACK情報とが、通信装置101と相手装置102との間で共有される。
そして、実施形態1の図3で示したステップS305〜S311と同様にして、通信装置101は、共有した相手装置102の遅延ACK情報に基づいて、RTO最小値を計算し、更新する。
以上のようにして、相手装置102から遅延ACK情報を取得してRTO最小値を決定することができる。
これにより、RTO最小値を不必要に大きくすることなく、データ送信中に再送すべき状況が発生した場合に、速やかに再送を実施することが可能となり、再送が発生するような通信環境においてデータ通信性能が向上する。
<実施形態3>
実施形態1において説明した、Ethernet(イーサネット)(登録商標)を使ってネットワークへTCP送信を行う場合の再送タイマ制御処理において、遅延ACK情報をACKパケットに付加して通知する方法について説明する。
本実施形態のシステム構成は、実施形態1と同じであり、図1に示されるものである。また、通信装置101は実施形態1と同様に図2に示す機能ブロックで構成される。また本実施形態においては、相手装置102も図1に示す機能ブロックで構成されているとする。
なお、本実施形態では、遅延ACK情報送信処理部217は遅延ACK情報を所定の書式に従ってTCPのACKパケットに付与する。ここでは、TCPヘッダオプションをACKパケットに付与することで遅延ACK情報を付加する。また、遅延ACK情報受信処理部218はACKパケット受信時において、遅延ACK情報が付与されていた場合、遅延ACK情報を取得して記憶する。
図6に、通信装置101と相手装置102とがLAN110に接続された状態で、通信装置101の通信機能が起動された場合に、メモリ205に記憶されたプログラムを制御部206が読み出すことで実現されるフローチャートを示す。なお、実施形態1で示した図3や実施形態2で示した図5と同様の処理を行うステップについては同じ符号を付し、説明を省略する。
ステップS301、および、ステップS501を経て、TCPコネクションが確立すると、データ送信側であった場合、送信処理部220はアプリケーション処理部204から要求されたデータの送信を行い、そのデータ送信に対するRTT測定も行う。このとき、送信したデータに対するACKパケットを受信すると、遅延ACK情報受信処理部218は遅延ACK情報が付与されているかどうかを判別する。本実施形態においては、遅延ACK情報はTCPヘッダオプションとして付与されているので、TCPヘッダオプションを確認することで判別可能である。相手装置102の遅延ACK情報が付与されていると判別された場合、遅延ACK情報受信処理部218は、当該遅延ACK情報を取得して記憶する(S601)。
また、データ受信する側であった場合、受信処理部221はアプリケーション処理部204から要求されたデータの受信を行い、そのデータ受信に対するTCPのACKパケット送信を行う。このとき、遅延ACK情報送信処理部217は当該ACKパケットのTCPヘッダオプションとして遅延ACK情報を付与する(S601)。なお、データパケット受信において初めてACK送信であるときにのみ遅延ACK情報を付与するようにしても良い。また、定期的に付与するようにしても良い。また、一度付与した後で、遅延ACK情報が変更された場合に付与するようにしても良い。また、遅延ACKである場合に付与するようにしても良い。
また、遅延ACKの送信時に遅延ACK情報を通知するようにする場合、遅延ACK情報としては遅延ACKであることを示す情報を含むようにしても良い。こうすることで、遅延ACK情報の通知を受けた側ではどのACKが遅延ACKによるものかを判断することができるようになる。それにより、遅延ACKに対応するデータのRTT測定値をRTT_delayACKとして記憶し、以下の式(3)を用いてRTO最小値を計算することができるようになる。
RTO最小値 = RTT_delayACK − RTT_smooth … 式(3)
また、遅延ACKの送信時に遅延ACK情報を通知するようにする場合、遅延ACK情報としてはTCPデータパケットを何回受信するとACKパケットを1回送信する設定であるかの送信頻度情報を含むようにしても良い。こうすることで、遅延ACK情報の通知を受けた側では相手の端末に遅延ACKが発生するようなデータ送信パターンでデータ送信することができるようになる。これにより、どのACKが遅延ACKによるものかを判断することができるようになり、遅延ACKに対応するデータのRTT測定値をRTT_delayACKとして記憶し、上記の式(3)を用いてRTO最小値を計算することができるようになる。
以上のようにして、相手装置102から遅延ACK情報を取得してRTO最小値を決定することができる。
これにより、RTO最小値を不必要に大きくすることなく、データ送信中に再送すべき状況が発生した場合に、速やかに再送を実施することが可能となり、再送が発生するような通信環境においてデータ通信性能が向上する。
上述の実施形態1から3においては、通信装置101は遅延ACKタイマ値を相手装置102に通知した。しかしながら、通信装置101が遅延ACKタイマ値を相手装置102に通知するか否かを所定の条件に基づいて切替えるように構成してもよい。例えば、音声データや動画データ等、高速通信を行う場合には遅延ACKタイマ値を通知し、ドキュメントデータや静止画データ等、低速通信でもよい場合には遅延ACKタイマ値を通知しないようにする。これにより、高速通信を必要とするデータ種別を通信する場合には遅延ACKタイマ値を通知するので再送が発生した場合であってもデータ通信性能を向上させることができる。更に、高速通信を必要としないデータ種別を通信する場合には遅延ACKタイマ値を通知しないので、通信資源を節約することができる。
また、TCP層よりも上位層で利用されるプロトコルに応じて通信装置101が遅延ACKタイマ値を相手装置102に通知するようにしてもよい。例えば、高速通信が好ましいFTPを利用する場合には遅延ACKタイマ値を通知し、低速通信でも構わないSMTPを利用する場合には遅延ACKタイマ値を通知しないようにする。ここで、FTPとはFile Transfer Protocolの略であり、SMTPとはSimple Mail Transfer Protocolの略である。これにより、高速通信を必要とする場合には遅延ACKタイマ値を通知するので再送が発生した場合であってもデータ通信性能を向上させることができる。更に、高速通信を必要としない場合には遅延ACKタイマ値を通知しないので、通信資源を節約することができる。
また、ユーザの設定に応じて通信装置101が遅延ACKタイマ値を相手装置102に通知するようにしてもよい。これにより、ユーザはデータ通信性能の向上を優先させるか、通信資源の節約を優先させるかを選択することができる。
また、実施形態1から3で示した複数の方法で遅延ACK情報を通知するようにしてもよい。また、実施形態1から3において、相手装置102は遅延ACK情報を受信した場合に、遅延ACK情報を受信したことを示す情報を送信するようにしてもよい。
<実施形態4>
実施形態1から実施形態3において説明した、Ethernet(イーサネット)(登録商標)を使ってネットワークへTCP送信を行う場合の再送タイマ制御処理において、遅延ACK情報に遅延ACK機能が無効であることを示す情報が付加された場合の方法について説明する。
相手装置102より実施形態1から3で示される方法により通知された遅延ACK情報を取得し、そこに遅延ACK機能が無効であると判断できる情報が含まれていた場合、以下のようにしてRTO最小値を決定することができる。
それは、RTO最小値について下限値を設けないように制御する方法である。つまり、RTO値は常にRTT測定結果によって更新されるものであるが、RTO最小値について下限がないため、RTO値はRTT測定結果に応じて計算される値が小さくなる更新である場合に、それを制限しないようにする。
または、RTO最小値の初期値を1秒としていた場合、RTO最小値をより小さい値に変更する方法である。例えば、RTO最小値を100ミリ秒に変更する。
上記2つの方法が有効な理由は、そもそも相手装置102では遅延ACKタイマ動作がないため、遅延ACKタイマ動作に起因するスプリアス再送が発生せず、RTTのみを考慮した再送制御で良いからである。
以上のようにして、相手装置102から遅延ACK情報を取得してRTO最小値を決定することができる。
これにより、RTO最小値を不必要に大きくすることなく、データ送信中に再送すべき状況が発生した場合に、速やかに再送を実施することが可能となり、再送が発生するような通信環境においてデータ通信性能が向上する。
1 通信装置
2 相手装置
3 LAN

Claims (23)

  1. 通信装置であって、
    他の通信装置からパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段がパケットを受信してから、当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間が経過すると、前記応答を前記他の通信装置に送信する送信手段と、
    前記遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置と通信するデータ種別もしくは前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて、前記他の通信装置に通知する通知手段とを有し、
    前記送信手段は、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記受信手段により所定数のパケットを受信した場合、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記応答を前記他の通信装置に送信することを特徴とする通信装置。
  2. 前記遅延ACKタイマ時間の情報は、前記他の通信装置とコネクションを確立するための要求信号に含まれることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 前記遅延ACKタイマ時間の情報は、アプリケーションデータに含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記遅延ACKタイマ時間の情報は、前記受信手段が受信したパケットに対する応答に含まれることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 通信装置であって、
    他の通信装置からパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段がパケットを受信してから、当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間が経過すると、前記応答を前記他の通信装置に送信する送信手段と、
    前記遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置とコネクションを確立するための要求信号に含めて、前記他の通信装置に通知する通知手段とを有し、
    前記送信手段は、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記受信手段により所定数のパケットを受信した場合、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記応答を前記他の通信装置に送信することを特徴とする通信装置。
  6. 前記通知手段は、所定の条件に応じて前記遅延ACKタイマ時間の情報を前記他の通信装置に通知することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  7. 前記通知手段は、前記他の通信装置と通信するデータ種別に応じて前記遅延ACKタイマ時間の情報を前記他の通信装置に通知することを特徴とする請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 前記通知手段は、前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて前記遅延ACKタイマ時間の情報を前記他の通信装置に通知することを特徴とする請求項5または6に記載の通信装置。
  9. 前記要求信号は、TCPコネクションを確立するためのSYNパケットであることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記遅延ACKタイマ時間の情報は、TCPコネクションを確立するためのSYNパケットのTCPヘッダオプションに含まれることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記送信手段は、前記受信手段が受信したパケットに対する応答としてACKパケットを送信することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記通知手段は、ユーザの指示に基づいて前記遅延ACKタイマ時間の情報を前記他の通信装置に通知することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 信装置であって、
    の通信装置にパケットを送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信されたパケットを前記他の通信装置が受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置と通信するデータ種別もしくは前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて前記他の通信装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記送信手段がパケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行う判定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  14. 信装置であって、
    の通信装置にパケットを送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信されたパケットを前記他の通信装置が受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記通信装置と前記他の通信装置との間のコネクションを確立するための要求信号に含まれる情報として前記他の通信装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記送信手段がパケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行う判定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  15. 前記判定手段は、前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記送信手段がパケットを再送するまでの時間の最小値として用いる値を判定することを特徴とする請求項13または14に記載の通信装置。
  16. 前記送信手段がパケットを送信してから当該パケットに対する応答を受信するまでの時間を測定する測定手段を更に有し、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報と前記測定手段により測定された時間とに基づいて、前記送信手段がパケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行うことを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記取得手段により取得した前記遅延ACKタイマ時間の情報を表示部に表示させるための表示手段を更に有することを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 前記取得手段が前記遅延ACKタイマ時間の情報を取得した場合、前記遅延ACKタイマ時間の情報を取得したことを前記他の通信装置に通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項13から17のいずれか1項に記載の通信装置。
  19. 通信装置の制御方法であって、
    他の通信装置よりパケットを受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置と通信するデータ種別もしくは前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて、前記他の通信装置に通知する通知工程と、
    前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記他の通信装置より所定数のパケットを受信した場合には、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記応答を前記他の通信装置に送信し、
    前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記他の通信装置より前記所定数のパケットを受信していない場合には、前記他の通信装置よりパケットを受信してから前記遅延ACKタイマ時間が経過すると、前記応答を前記他の通信装置に送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  20. 通信装置の制御方法であって、
    他の通信装置よりパケットを受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置とコネクションを確立するための要求信号に含めて、前記他の通信装置に通知する通知工程と、
    前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記他の通信装置より所定数のパケットを受信した場合には、前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記応答を前記他の通信装置に送信し、
    前記遅延ACKタイマ時間が経過するより前に前記他の通信装置より前記所定数のパケットを受信していない場合には、前記他の通信装置よりパケットを受信してから前記遅延ACKタイマ時間が経過すると、前記応答を前記他の通信装置に送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  21. 通信装置の制御方法であって、
    他の通信装置に送信されたパケットを前記他の通信装置が受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記他の通信装置と通信するデータ種別もしくは前記他の通信装置との通信に用いるプロトコル種別に応じて前記他の通信装置から取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記他の通信装置へ前記パケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行う判定工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  22. 通信装置の制御方法であって、
    他の通信装置に送信されたパケットを前記他の通信装置が受信してから当該パケットに対する応答を送信するまでの待ち時間であってTCP(Transmission Control Protocol)で規定された遅延ACKタイマ時間の情報を、前記通信装置と前記他の通信装置との間のコネクションを確立するための要求信号に含まれる情報として前記他の通信装置から取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記遅延ACKタイマ時間の情報に基づいて、前記他の通信装置へ前記パケットを再送するまでの時間に関する判定処理を行う判定工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  23. コンピュータを請求項1から18のいずれか1項に記載の通信装置として動作させるためのプログラム。
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