JP6291834B2 - 通信装置、通信方法および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信インタフェースを備え、少なくとも1つの通信インタフェースを選択して通信を行う通信装置、その通信方法およびその通信装置を含む通信システムに関する。
通信装置間の通信は、有線で行う場合はEthernet(登録商標)を使用し、無線で行う場合は3G/LTE(Long Term Evolution)やWi−Fiで知られる無線LANを使用して行われている。近年の技術進歩により、データサイズの大きい動画データ等の送受信が頻繁に行われ、また、通信装置の普及に伴い、多量のデータが送受信されるようになってきており、通信ネットワークの混雑や輻輳等の問題が顕著になってきている。
携帯型の通信装置やワイヤレス技術の普及により、無線通信が一般的になってきているが、LTEとWi−Fiの2.4GHz/5GHz帯両方の通信能力を有する通信装置において、その通信装置が非効率な通信動作をする場合がある。例えば、近距離で無線通信を行えるWi−Fi通信環境があるのに、遠距離での無線通信を行うLTEを使用する場合や、通信装置間において5GHz帯を使用して通信できるのに、わざわざ混雑している2.4GHz帯を使用して通信する場合等である。これらの通信動作は、パフォーマンス面、電波利用効率面において非効率である。
ところで、近年、SDN(Software-Defined Network)と呼ばれる概念が注目を集めている。これは、ソフトウェアによる記述でネットワークの動作を定義しようというもので、その技術要素として、ネットワーク仮想化とOpenFlow Switchingがある。ネットワーク仮想化は、物理ネットワーク機器、仮想ネットワーク部品、プロトコル技術の組み合わせによって物理的なネットワーク構成から論理的なネットワーク構成を仮想的に分離し、物理構成に縛られない柔軟なネットワーク構成を実現する技術である。
OpenFlow Switchingは、通信をエンド・ツー・エンドのフローと捉え、データの解析、転送先判断、決定制御の部分であるコントロールプレーンと、パケットの物理的な伝送を担う部分であるデータプレーンとを分離する技術である。この技術では、コントロールプレーンの処理をつかさどるOpenFlowコントローラ(OFC)が転送ルールを指示し、データプレーンの処理を担うOpenFlowスイッチ(OFS)がOFCからの指示に従ってパケットの転送を行う。より具体的には、OFCが追加、書き換えを行うOFSがもつフローテーブルに従ってパケットの転送を行う。この仕組みを採用することにより、ネットワーク仮想化を制御するためのツールとして活用することが可能となる。
SDN関連技術は、通信負荷が集中するWeb/クラウドデータセンタや通信キャリアバックボーン(大容量の通信回線網)等での活用が急拡大している。この技術の柔軟な最適化制御により、通信トラフィックの効率化、コストやエネルギーの低減等が実現されている。
上記のOpenFlow Switchingという技術を採用したものとして、それぞれ異なる物理ネットワークインタフェース(NIC)装置と接続された複数の仮想スイッチの中から選択し、それをパケット送信に用いる技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術では、ユーザが経路制御情報を設定しなくても、不具合の生じない物理ネットワークインタフェース装置を選択することができるようになっている。
SDNによる通信の最適化は、Web/クラウドデータセンタ等の通信負荷が集中する側では進んでいるが、それと通信を行う端末側では、同様の仮想ネットワーク部品等を活用できる状況であるにもかかわらず、進んでいない。ワイヤレス化が進む端末の通信において、高解像度の動画データの伝送等、パケット通信量の急速な拡大が見込まれる中で、各端末の通信の最適化が行われないと、周波数共用型である無線通信の特性上、周辺の他の端末の通信にも悪影響を与えてしまう。これでは、各端末の通信性能を損なうことになる。
上記の特許文献1に記載の技術は、単に送信先に応じて送出先の物理NICを切り替えるという動作のみを行い、端末双方の利用可能な周波数チャネルや通信路のキャパシティに応じて柔軟に最適制御を行うようになってはいない。このため、上記の各端末の通信性能を損なう可能性があるという問題を解消することはできない。
そこで、上記センタや他の端末等の他の通信装置との間の通信において、双方が利用可能な周波数チャネルや通信路のキャパシティに応じて柔軟に最適制御を実現し、通信機能の性能を最大化させることができる通信装置や方法等の提供が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑み、他の通信装置と通信を行う通信装置であって、各々が異なる通信経路を使用して通信を行う複数の通信インタフェースと、通信装置および他の通信装置が利用可能な通信経路に関する情報を取得する情報取得部と、情報取得部により取得された通信経路に関する情報に基づき、他の通信装置との通信に使用する通信インタフェースを、複数の通信インタフェースから選択する制御部と、通信装置が通信に使用する通信インタフェースを、制御部により選択された通信インタフェースへ切り替える切替部とを含む、通信装置が提供される。
本発明によれば、通信の柔軟な最適制御を実現し、通信機能の性能を最大化させることができる。
本実施形態の通信装置を含む通信システムの構成例を示した図。 図1に示す通信装置のハードウェア構成を示した図。 図1に示す通信装置の機能ブロック図。 通信装置に実装される通信機能を、階層構造に分割したモデルで例示した図。 通信装置に実装可能なOpenFlow Switchingの概念について説明する図。 通信装置に実装可能なOpenFlow Switchingの概念について説明する図。 通信装置の具体的な実装例を示した図。 通信システムにおける通信装置と他の通信装置の動作の例を示した図。 図7に示す通信装置により実行される処理の流れを例示したフローチャート。
図1は、互いに通信を行う2つの通信装置を含む通信システムの構成例を示した図である。2つの通信装置を区別するために、1つを通信装置10とし、もう1つを通信相手となる他の通信装置11として参照する。なお、この通信システムは、2つの通信装置に限らず、3つ以上の通信装置を含んで構成されていてもよい。通信装置10と他の通信装置11は、無線通信により接続を確立し、その通信において情報の送受信を行うことができるように構成されている。無線通信は、直接および無線LANアクセスポイント(AP)12を介して行うことができる。また、スマートフォン等で利用される基地局を介して行うことも可能である。
AP12は、LAN(Local Area Network)等のローカルネットワーク13に接続されている。ローカルネットワーク13は、インターネット等のグローバルネットワーク14に接続され、グローバルネットワーク14にサーバ15等の他の機器が接続されている。このため、通信装置10や他の通信装置11は、AP12、ローカルネットワーク13、グローバルネットワーク14を介してサーバ15にアクセスすることができる。これにより、サーバ15が保持するデータをダウンロードしたり、サーバ15へデータをアップロードしたり、サーバ15に何らかの処理を実行させ、その結果を取得することができる。また、サーバ15は、通信装置10と他の通信装置11との間の通信を制御するために用いることもできる。
通信装置10と他の通信装置11は、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、プリンタ、MFP(Multi Function Peripheral)、デジタルカメラ、ゲーム機、スマートフォン等とすることができる。ただし、通信機能を備えるものであれば、いかなる機器であってもよい。したがって、通信装置10と他の通信装置11とは、同じノートPC等の同じ機器であってもよいし、ノートPCとMFP等の異なる機器であってもよい。なお、図1では、通信装置10および他の通信装置11として、タブレット端末が使用されている。
通信装置10と他の通信装置11は、それらが備える通信機能を使用し、特定の周波数帯を利用して直接通信を行い、また、別の周波数帯を利用し、AP12を介して通信を行うことができる。このように、通信装置10と他の通信装置11との間の通信では、複数の通信経路を使用して通信を行うことができるようになっている。
直接情報を送信する場合は、例えば、60GHzという周波数帯のミリ波を使用し、通信装置10が備える送信機から他の通信装置11が備える受信機へ情報を送信することができる。AP12を介して情報を送信する場合は、例えば、2.4GHzの周波数帯や5GHzの周波数帯を使用することができる。通信装置10は、受信機を備え、他の通信装置11は、送信機を備えており、他の通信装置11が備える送信機から送信された情報を、直接またはAP12を介して通信装置10が備える受信機により受信することができる。
ここで、送信機は、高周波信号を発生させる発信回路、その信号を増幅させる増幅回路、情報を高周波信号に乗せる変調回路、情報を乗せた高周波信号を電波として放射するアンテナとを備えることができる。また、受信機は、電波を受信するアンテナと、電波としてアンテナに入力された変調された高周波信号に同調してその信号を受信する同調回路、受信した信号を復調し、情報を取り出す変調回路とを備えることができる。
通信装置10は、他の通信装置11へ送信する送信情報および他の通信装置11から受信する受信情報として、通信の転送単位であるパケットを送受信し、そのパケットの送受信により通信を行う。パケットには、このパケットの発信元と送信先のアドレス、このパケットの種類やユーザ情報等が含まれる。アドレスは、TCP/IPを使用した通信で機器を識別するために使用されるIPアドレス、機器に一意に割り当てられる物理アドレスであるMACアドレス等である。パケットの種類には、トークンパケット、データパケット、ハンドシェイクパケット等がある。トークンパケットは、コマンドとして発行したり、リード/ライトを要求したりするときに使用されるパケットである。データパケットは、データを送受信するためのパケットである。ハンドシェイクパケットは、データを受け取ったかどうかを示すためのパケットである。具体的には、受信成功を示すACKパケット、受信失敗を示すNAKパケットがある。ユーザ情報は、ユーザ名やユーザID等である。
通信装置10は、ポートスキャンを行う等して、自機の各ポートの能力やステータス等の情報を取得することができる。また、通信装置10は、他の通信装置11との通信において、他の通信装置11の各ポートの能力やステータス等の情報も取得することができる。この情報の取得は、他の通信装置11からの通知により取得してもよいし、他の通信装置11へ要求して取得することも可能である。この情報は、通信装置10および他の通信装置11が利用可能な通信経路に関する情報であり、例えば、2.4GHz帯等の周波数帯域に割り当てられた周波数チャネルや、その周波数帯域を使用した通信経路の通信状況等の情報を含むことができる。
通信装置10は、取得した通信経路に関する情報に基づき、他の通信装置11との通信において、パケットを、どの通信経路を使用して送受信するのが最適かを判断し、その最適な通信経路を使用して送受信を行うように通信インタフェースを切り替える。例えば、2.4GHz帯より5GHz帯の方が最適であれば、2.4GHz帯を使用して通信を行う通信インタフェースから5GHz帯を使用して通信を行う通信インタフェースへ切り替える。このとき、通信装置10は、他の通信装置11へも通知し、同じ通信経路を使用する通信インタフェースに切り替えさせる。
このように自動で切り替えることにより、近距離で無線通信を行えるWi−Fi通信環境があれば、2.4GHz帯や5GHz帯を使用して、また、2.4GHz帯が混雑していれば、5GHz帯を使用して通信を行うことができる。このため、柔軟な最適制御を実現し、通信装置10が備える通信機能の性能を最大化させることができる。
通信装置10と他の通信装置11は、主要なハードウェア構成および機能がほぼ同じであるため、ここでは、通信装置10についてのみ、そのハードウェア構成および機能について説明する。図2は、通信装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。通信装置10は、通信装置10全体を制御するためのCPU20と、CPU20により読み出されるプログラムが記憶される記憶装置と、他の通信装置11等と有線や無線により通信を行う複数の通信インタフェース21とを含んで構成される。複数の通信インタフェース21の各々は、上述した送信機および受信機を備える送受信モジュール等とされる。
記憶装置は、読み出し専用のROM22と、CPU20が各種処理を行う際の作業領域を提供するRAM23と、アプリケーションや各種データ等を記憶するためのHDD24とを備える。ここではHDD24を使用しているが、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。また、通信装置10は、入力ボタンや操作パネルといった入力装置25および表示装置26を備えることができる。通信装置10は、これらの装置を互いに接続するバス27と、バス27と複数の通信インタフェース21との間に設けられる切替手段としてのスイッチ28とをさらに備えている。
通信装置10は、CPU20によりそのパケットを送信するために使用する通信インタフェース21を選択し、それをスイッチ28に通知し、スイッチ28がその選択した通信インタフェース21へ切り替える。このとき、通信相手である他の通信装置11へも通知し、同じ通信経路を提供する通信インタフェースへ切り替えさせる。その後、通信装置10は、HDD24に記憶されたプログラムをCPU20が読み出し実行することにより、所定の処理を行い、他の通信装置11へ送信するパケットを生成する。パケットは、ユーザからの送信要求を受けて、そのプログラムを実行するCPU20がスイッチ28によってバス27と接続されている1つの通信インタフェース21へ送り、その通信インタフェース21が他の通信装置11へ送信する。
図3に示す機能ブロックを参照し、通信装置10が備える機能について詳細に説明する。通信装置10は、複数の通信インタフェース21と、上記の通信経路に関する情報を取得する情報取得部30と、通信に使用する通信インタフェース21を選択する制御部31と、選択された通信インタフェース21へ切り替えるスイッチ28とを含む。図3では、それらに加えて、各機能を実現するためのアプリケーションを実行する複数の情報処理部32と、複数の情報処理部32に接続される情報転送部としての内部インタフェース33とを備えている。
複数の通信インタフェース21は、通信相手の機器と各々が異なる通信経路を使用して通信を行う。通信経路は、例えば2.4GHz帯、5GHz帯、60GHz帯等の異なる周波数帯域の通信路等である。ここでは、無線通信における通信路のみを例示しているが、有線通信における通信路を含むことも可能である。
情報取得部30は、通信装置10および他の通信装置11が利用可能な通信経路に関する情報を取得する。他の通信装置11が利用可能な通信経路に関する情報は、専用の外部インタフェースまたは上記複数の通信インタフェースの1つを使用して他の通信装置11との間で通信を確立し、その通信において他の通信装置11からの通知等により取得することができる。通信インタフェースの1つを使用する場合は、デフォルト等により予め決められた通信インタフェースを使用することができる。これに限られるものではなく、その通信を開始する直前まで使用していた通信インタフェースを使用してもよい。
制御部31は、情報取得部30により取得された通信経路に関する情報に基づき、他の通信装置11との通信に使用する通信インタフェース21を選択する。近距離で無線通信を行えるWi−Fi通信環境があれば、2.4GHz帯や5GHz帯を使用して通信を行う通信インタフェースを、2.4GHz帯が混雑していれば、5GHz帯を使用して通信を行う通信インタフェースを選択する。制御部31は、通信において送受信するパケットの種類等も考慮して、通信インタフェース21を選択することができる。例えば、ストリーミング用の映像や音声のデータを送信する場合、ストリーミング用インタフェースを選択することができる。
制御部31は、取得された情報に基づき、まず、通信装置10と通信相手である他の通信装置11が通信を行う際に利用できる通信インタフェースを探す。探した通信インタフェースが1つだけである場合は、その通信インタフェースを選択する。一方、2以上の通信インタフェースが利用可能である場合、効率的に通信を行うために、通信状況が良好であるもの、もしくはより近距離通信が行えるもの、またはその両方を満たすものを選択する。これらの基準は、予め設定しておくことができ、制御部31は、この基準に基づき判断することができる。この基準には、上記のようなパケットの種類等も含めておいてもよい。
情報取得部30が取得する通信経路に関する情報としては、例えば、近距離で無線通信が行える環境があるかどうかを判断するために、周波数チャネルの情報を含むことができる。また、混雑しているかどうかを判断するために、通信経路の通信状況の情報を含むことができる。これらの情報は一例であり、最適な通信制御を実現できるのであれば、その他の情報を含むことも可能である。
情報処理部32は、他の通信装置11へ送信するパケットを生成し、内部インタフェース33へ出力する。また、情報処理部32は、他の通信装置11からパケットを受信し、必要に応じて所定の処理を実行する。パケットが、任意の情報の表示要求であれば、情報処理部32は、そのパケットを受信すると、当該任意の情報を表示する処理を実行する。内部インタフェース33は、複数の情報処理部32とスイッチ28とに接続され、複数の情報処理部32が出力したパケットをスイッチ28へ転送し、通信インタフェース21が受信したパケットを、所定の情報処理部32へ転送する。
スイッチ28は、それまで通信に使用している通信インタフェース21を、制御部31により選択された通信インタフェース21へ切り替える。これにより、スイッチ28は、内部インタフェース33が転送するパケットを、その選択された通信インタフェース21へ、また、その選択された通信インタフェース21が受信したパケットを内部インタフェース33へ転送することができる。
複数の通信インタフェース21および内部インタフェース33は、その全部がコネクタとソフトウェアドライバとから構成される物理インタフェースであってもよい。また、その一部が、1つの物理インタフェースを複数に見せ掛ける、または複数の物理インタフェースを1つに見せ掛ける仮想インタフェースであってもよい。スイッチ28は、物理的にパケットの転送先や受信元を切り替える物理スイッチを用いることもできるし、1つの物理スイッチを複数のスイッチとして、また、複数の物理スイッチを1つのスイッチとして扱う仮想スイッチを用いることもできる。
図4を参照して、通信装置10に実装される通信機能について説明する。図4は、その通信機能を階層構造に分割したモデルで例示した図である。このモデルは、OSI(Open System Interconnection)参照モデルであり、第1層の物理層から第7層のアプリケーション層の7つの階層からなるモデルである。IPパケットを交換する現状の通信方式の主流は、第3層のIPを共通資産とし、各階層で各インタフェースが定義され、個別に実装し、また、入れ替えを行うことができる水平分業モデルとなっている。IPパケットベースのアプリケーションは、第4層のトランスポート層が規定するポートの概念で通信ピア同士のセッションを作り、各サービスのデータ通信を行っている。
サービスとしては、図4の第5層から第7層にかけて示されている、Web、XML Webサービス、メール、メッセージング、ファイル共有、ファイル転送等がある。これらのサービスを提供するアプリケーションは、第3層および第4層に示される、TCP/IPやUDP/IPを使用している限り、それ以下の第1層や第2層の通信層を意識する必要はない。このため、Webやクラウドのサービス開発は、従来の電話交換網のような垂直統合モデルに比して加速することができている。通信装置10も、基本的には、図4に示したIPパケットベースの通信アプリケーションを開発するための一般的なハードウェア/ソフトウェア構成とすることができる。
通信装置10は、図2および図3に示したような複数の通信インタフェース21を備えるだけではなく、それらを切り替えて使用する切替部としてのスイッチ28を備える。そのスイッチ28の一例として、OpenFlowスイッチ(OFS)を用いることができる。また、IPパケット通信アプリケーションもインタフェースを経由してOFSのポートに接続し、必要に応じてOpenFlowコントローラ(OFC)も動作させることができる。
OFCは、OFSに対してOpenFlowプロトコルを使用して通信を行う。このOpenFlowプロトコルがもつポート状態通知やスイッチ制御機能等を活用することで、IPパケット通信アプリケーションから独立した形で機器内部の仮想的な経路制御を柔軟に行うことができる。このため、通信装置10にOpenFlow Switching技術で使用されるOFS、OPCを実装することにより、通信インタフェースを柔軟かつ最適に選択し、通信装置10の通信機能の性能を最大化させることができる。
ここで、図5および図6を参照して、通信装置10に実装可能なOpenFlow Switchingの概念について説明しておく。通信装置10、他の通信装置11やサーバ15から送出されたIPパケットは、有線または無線通信における各中継装置を経由して目的の相手まで到達する。従来の方式では、図5(a)に示すように、各中継装置が経路制御を自立分散的に行い、パケットの転送先を決定している。すなわち、各スイッチ50が経路制御とパケット転送機能の両方を備え、各スイッチ50がパケットの転送先を決定する。このため、経路制御に関する情報は、各スイッチ50が自己学習し、他のスイッチへ通知されないので固定的なものとなる。また、各スイッチ50の機能については、機器ベンダーが開発した各種機能を利用しなければならず、カスタマイズすることはできない。
これに対し、OpenFlow Switchingでは、図5(b)に示すように、スイッチ50における経路制御機能が分離され、OFC51にその機能が実装される。このため、各スイッチ50としての各OFS52は、パケット転送機能のみを備えることになる。経路制御に関する情報は、OFC51がすべて管理し、このOFC51が、各OFS52の振る舞いを中央制御するので、より柔軟な制御が可能となっている。
このことは、図4に示したOSI参照モデルで言うと、第4層までの各種条件で自由に制御することが可能であることを示す。したがって、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)で一般的に使用されているTCPポート80番の通信であれば、経路を変えるという制御も可能となる。
図6に示す概念図を参照して、OpenFlow Switchingの具体的な仕組み等について説明する。この技術では、図6(a)に示すように、OFC51と複数のOFS52、53を用いる。OFC51は、経路制御等の複雑な処理を担当し、OFS52、53は、データを送る単位であるフレームの転送等の単純な処理のみを担当する。
OFC51は、OFS52、53がもつフローテーブルの情報の追加、削除、変更を指示する。OFS52、53は、このフローテーブルの情報に従って、フレームを転送する等の処理を行う。
フローテーブルは、図6(b)に示すように、フレームの制御ルールを表すフローエントリーを含む。そのフローエントリーを識別するための構成要素と、それに対応する条件、統計情報、処理という3種類の情報とが含まれる。構成要素は、互いに識別できるように「フローエントリー1」、「フローエントリー2」等が入力されるフィールドである。条件は、ヘッダフィールドであり、通信を識別し、特定するために、図6(c)に示すような情報が入力されるフィールドである。
統計情報は、条件に適合した通信がどのくらい発生し、どの程度処理したかを管理するフィールドである。処理は、フレームに対する処理を定義するフィールドである。処理としては、例えば、転送(Forward)、指定したキューに入れる(Enqueue)、廃棄(Drop)、指定したフィールドの値を書き換える(Modify-Field)等を挙げることができる。また、特別なグループ向けに予め指定した処理を実行(Group)、タグの追加や取り外し(Push-Tag、Pop-Tag)等も挙げることができる。さらに詳細に指定することもでき、上記の転送では、すべての物理ポートに転送、カプセル化してコントローラに送る、等を指定することができる。
条件は、図6(c)に示す4つの階層(レイヤ1〜4)の情報およびメタデータを挙げることができる。レイヤ1の情報としては、スイッチの物理ポート、レイヤ2の情報としては、宛先のMACアドレス、送信元のMACアドレス、イーサネット(登録商標)の種別、仮想LAN(VLAN)のID、仮想LANの優先度がある。レイヤ3の情報としては、宛先のIPアドレス、送信元のIPアドレス、プロトコル番号、IPパケットの優先度(ToS)があり、レイヤ4の情報としては、送信元TCP/UDPポート番号、宛先TCP/UDPポート番号がある。また、レイヤ2、3には、次のルーティング先を識別するためのMPLS(Multi-protocol Label Switching)ラベルやMPLSトラフィッククラスも含むことができる。
実際に、このOpenFlow Switchingを用いた通信装置10の具体的な実装例を、図7に示す。通信装置10において主機能を提供するアプリケーションは、IPパケット通信アプリケーションプログラム70〜72であり、図4に示したOSI参照モデルでは、第3層以上で実現されるものである。ここでは、3つのIPパケット通信アプリケーションプログラム70〜72が示されているが、サービスに応じて、1つもしくは2つであってもよいし、4つ以上のプログラムを実装していてもよい。
IPパケット通信アプリケーションプログラム70〜72は、外部通信向けのIPアドレスを保持しており、他の通信装置11と通信を行う際は、このIPアドレスが使用される。IPパケット通信アプリケーションプログラム70〜72は、図示しないCPUにより実行されることで、図3に示した情報処理部32として機能する。IPパケット通信アプリケーションプログラム70〜72は、第2層以下を担うIPパケット通信内部インタフェース73に接続され、このIPパケット通信内部インタフェース73を使用してデータ通信を行う。このIPパケット通信内部インタフェース73は、図3に示した内部インタフェース33に相当するものである。
IPパケット通信内部インタフェース73は、図3に示したスイッチ28として機能するOFS74のポートP0に接続されている。OFS74の他のポートP1、P2には、IPパケット通信外部インタフェース75、76が接続されている。
通信装置10は、OFCプログラム77と、OFCプログラム77と通信するための専用のOpenFlow外部インタフェース78とを備えている。OFCプログラム77は、CPU20により実行されて、図3に示した情報取得部30や制御部31として機能する。
OFS74および他の通信装置11が備えるOFSとOFCプログラム77との間で通信を行う場合、外部とのデータ通信とは分離されたTCP/IPでの通信を必要とする。このため、この通信では、外部とのデータ通信で使用するIPアドレスとは異なるOpenFlowチャネル用のIPアドレスが一般に使用される。OFS74および他の通信装置11が備えるOFSとOFCプログラム77とが近傍にある場合、DHCP等により適宜アサインした「192.168.0.1」のようなローカルアドレスを使用することができる。この場合、IPv6のローカルアドレスを使用することもできる。通信装置10内で動作するOFS74とOFCプログラム77とは、「127.0.0.1」のような内部Loopbackアドレスを使用して通信を行うことができる。
通信装置10は、通信経路に関する情報を取得する際、OFCプログラム77を実行し、OpenFlowチャネル用のIPアドレス、OpenFlow外部インタフェース78等を使用して通信を行い、その情報を取得することができる。
これらインタフェースやスイッチは、上記のように、すべてが物理インタフェースや物理スイッチであってもよいし、その一部が仮想インタフェースや仮想スイッチであってもよい。コストを考慮した場合、安価な一部を仮想インタフェースや仮想スイッチにすることが好ましい。また、通信パフォーマンスを向上させるために、データプレーン部分がハードウェアアクセラレーションされている構成であってもよい。スイッチは、NAT(Network Address Translation)ルータのような、ローカルIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する機能をもつ構成とされていてもよい。
図8を参照して、通信システムにおいて実際に通信装置10と他の通信装置11がどのように動作するかについて説明する。通信システムは、図1に示したように、通信装置10と、他の通信装置11と、AP12と、ローカルネットワーク13と、グローバルネットワーク14と、サーバ15とを含んで構成されている。通信装置10と他の通信装置11は、ほぼ同じハードウェアおよびソフトウェア構成とされていて、図7に示した実装例とほぼ同様の構成とされている。
通信装置10は、IPパケット通信アプリケーションプログラム80〜82、OFC83、OFS84、仮想インタフェース85〜87、物理インタフェース88、89を備えている。IPパケット通信アプリケーションプログラム80〜82は、OFS84に接続され、OFS84には、仮想インタフェース86、87が接続されている。OFS84は、内部Loopbackアドレスを使用してOFC83と通信を行うことができるようになっている。また、OFC83は、仮想インタフェース85と接続され、仮想インタフェース85は、仮想インタフェース86が接続される物理インタフェース88に接続されている。仮想インタフェース87は、物理インタフェース89に接続されている。
物理インタフェース88は、5GHz帯を使用して通信を行う無線通信インタフェースであり、AP12を介して他の通信装置11やサーバ15と通信を行うものとされている。物理インタフェース89は、60GHz帯を使用して至近距離の直接通信を行う無線通信インタフェースであり、至近距離にある他の通信装置11と直接通信を行うものとされている。
他の通信装置11は、OFCを備えていないことを除き、通信装置10と同様の、IPパケット通信アプリケーションプログラム90〜92、OFS93、仮想インタフェース94〜96、物理インタフェース97、98を備える構成とされている。各要素の詳細については、通信装置10の各要素と同様であるので、ここではその説明を省略する。
図8では、物理インタフェース88、97は、インターネット等の通常IPパケット通信用に使用する無線物理インタフェースとされ、物理インタフェース89、98は、映像、音声広帯域ストリーミング通信用の無線物理インタフェースとされている。仮想インタフェース85、94は、ローカルIPをアサインし、OpenFlowチャネル通信を行うインタフェースとされている。仮想インタフェース86、95は、グローバルIPアドレスをアサインし、企業内LANといったローカルネットワーク13や、インターネットサーバ等のサーバ15にアクセスすることができるインタフェースとされている。
通信装置10がストリーミングのためのコンテンツサーバとして動作し、他の通信装置11がクライアント端末として動作する場合、通信装置10のOFS84が内部Loopbackアドレスを使用してOFC83と接続を確立する。また、他の通信装置11のOFS93がOpenFlowチャネル用のIPアドレスを使用し、仮想インタフェース94、AP12、仮想インタフェース85を介してOFC83と接続を確立する。そして、OFS84およびOFS93から各ポートの能力やステータス等の通信経路に関する情報を取得する。このときの通信経路が、図8において破線で示されている。
通信装置10のOFC83は、取得した情報に基づき、どの通信インタフェースを使用するかを選択する。この選択は、通信装置10と他の通信装置11の両方について行う。OFC83は、選択した通信インタフェースの情報を、OFS84およびOFS93に対して通知し、その通信インタフェースへ切り替えさせる。図8では、通信装置10から他の通信装置11へ映像等のストリーミング配信を行うので、通信装置10に対しては、仮想インタフェース87、物理インタフェース89へ切り替える。また、他の通信装置11に対しては、仮想インタフェース96、物理インタフェース98へ切り替えさせる。これにより、一点鎖線で示されるような通信経路でストリーミング配信を行うことができる。
図8では、通信装置10に実装されたOFC83により通信経路の制御を行っているが、このOFC83は、他の通信装置11にも実装され、他の通信装置11により制御を行ってもよい。また、この制御は、AP12を介して通信可能なネットワークに接続されたサーバ15やその他の機器の1つの機能として実装され、これらの機器により実行されてもよい。ただし、この場合、通信装置10に実装されたOFC83は、その動作が無効になるように、動作OFFに設定される。
サーバ15やその他の機器が制御を行う場合、通信装置10へのOFC83の実装が不要と思われる。しかしながら、直接接続してストリーミングするPAN(Personal Area Network)のような接続形態では、通信装置10と他の通信装置11以外の第三の機器による制御を導入することは現実的ではない。このため、通信装置10または他の通信装置11のいずれか一方にOFCに相当する機能モジュールを実装することが必要である。
図9は、通信装置10により実行される処理の流れを例示したフローチャートである。ステップ900からこの処理を開始し、ステップ905では、OFC83が、OFS84および他の通信装置11が備えるOFS93からの接続要求を待ち、接続要求を受信し、OFS84、93との接続が確立したかどうかを判断する。OFS84は、内部Loopbackアドレスを使用して、OFS93は、OpenFlowチャネル用のIPアドレスを使用して接続要求をOFC83へ送信する。ステップ905の判断は、その接続が確立するまで繰り返される。
ステップ910では、その接続が確立すると、OFS84、93が各ポートの能力やステータス等の通信経路に関する情報を、OpenFlowの規定に沿ってOFC83に通知する。これにより、OFC83は、その情報を取得する。この例では、映像等のストリーミング通信を行うことから、ステップ915では、取得した情報に、ストリーミング用インタフェースが存在するかどうかを判断する。
ステップ915でストリーミング用インタフェースが、通信装置10と他の通信装置11の双方にある場合、ステップ920へ進み、いずれか一方のみにある場合やいずれにもない場合は、ステップ935へ進む。ステップ920では、ストリーミング用インタフェースが無線リンクできるかどうかをスキャンするように要求する。すなわち、そのインタフェースが無線通信を行うことができるかどうかを調べるように要求する。この要求を受けて、任意のパケットを送受信し、実際に無線通信を行うことができるかどうかを確認することができる。
ステップ925では、そのスキャンにより充分な電波強度が確認されたかどうかを判断する。例えば、電波強度に対して任意の閾値を設け、その閾値より電波強度が大きいか否かにより判断することができる。確認された場合は、ステップ930へ進み、確認されない場合は、ステップ935へ進む。ステップ930では、ストリーミング用インタフェースの使用準備が整ったことを示すReadyフラグを有効にする。
ステップ935では、ストリーミング通信を実行させるための要求を発生させる。ステップ940では、ストリーミング用インタフェースのReadyフラグが有効かどうかを判断する。有効である場合、使用準備が整っているので、ステップ945へ進み、OFS84、93に対してそれらが保持するフローテーブルに、ストリーミングデータを他の通信装置11へ転送するフローエントリーを書き込む。そして、OFS84、93の双方にストリーミング用インタフェースへ切り替えるように要求する。ステップ950では、その要求を受けて、OFS84、93がストリーミング用インタフェースに切り替える。
ステップ940でReadyフラグが有効でない場合、またはステップ950でストリーミング用インタフェースに切り替えた後、ステップ955へ進み、ストリーミング通信を実行する。このストリーミング通信では、映像データをパケットとして逐次送信し、他の通信装置11において再生させる。ステップ960では、ストリーミングが終了したかどうかを判断する。終了していない場合は、ステップ955へ戻り、ストリーミングを継続する。一方、終了した場合は、ステップ965へ進み、この処理を終了する。
ステップ940でストリーミング用インタフェースのReadyフラグが有効でない場合、ストリーミング用インタフェースへ切り替えられないため、通常のIPパケット通信用インタフェースを使用してストリーミングを行うことになる。図9では、ステップ960からステップ955へ戻るようになっているが、これに限られるものではなく、ステップ920へ戻るようになっていてもよい。この場合、充分な電波強度が確認されると、ストリーミング用インタフェースへ切り替え、また、確認されなくなると、元のIP通信用インタフェースに戻すことができる。
現在のOpenFlow仕様では、無線通信のポートステータス等が、取得するポートステータスに含まれていない。また、無線インタフェースの制御等も標準メッセージに定義されていない。このため、シンメトリックメッセージのベンダー拡張領域を使用し、もしくはOpenFlow仕様外の制御で行う必要がある。図9に示した処理フローは、OFC83が行う処理の一例を示したものであり、スイッチ制御や無線接続の確立の順番等については、ハードウェア制御の制約等により入れ替わる可能性がある。
本発明の通信装置およびその通信装置を使用した通信方法を提供することにより、通信装置双方のポートの状態や能力に応じて、IP通信アプリケーションとは独立して双方の通信装置内部の仮想的な通信経路を制御し、通信効率を最大化させることができる。その際、ストリーミング用のTCPポート番号等を、フローテーブルにおける条件(マッチング条件)にしたり、有線−無線ブリッジ動作のためにMACアドレスの書き換えを行う等、OpenFlowで制御しうる通信制御を最大限に活用することができる。これにより、想定する通信を実現することができる。
これまで本発明の通信装置および通信方法について図面に示した実施形態を参照しながら詳細に説明してきた。本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…通信装置、11…他の通信装置、12…AP、13…ローカルネットワーク、14…グローバルネットワーク、15…サーバ、20…CPU、21…通信インタフェース、22…ROM、23…RAM、24…HDD、25…入力装置、26…表示装置、27…バス、28…スイッチ、30…情報取得部、31…制御部、32…情報処理部、33…内部インタフェース、50…スイッチ、51…OFC、52、53…OFS、70〜72…IPパケット通信アプリケーションプログラム、73…IPパケット通信内部インタフェース、74…OFS、75、76…IPパケット通信外部インタフェース、77…OFCプログラム、80〜82…IPパケット通信アプリケーションプログラム、83…OFC、84…OFS、85〜87…仮想インタフェース、88、89…物理インタフェース、90〜92…IPパケット通信アプリケーションプログラム、93…OFS、94〜96…仮想インタフェース、97、98…物理インタフェース
再表2011/087085号公報

Claims (10)

  1. 他の通信装置と通信を行う通信装置であって、
    各々が異なる通信経路を使用して通信を行う複数の通信インタフェースと、
    前記通信装置および前記他の通信装置が利用可能な通信経路に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記通信経路に関する情報に基づき、前記他の通信装置との通信に使用する通信インタフェースを、前記複数の通信インタフェースから選択する制御部と、
    前記通信装置が通信に使用する通信インタフェースを、前記制御部により選択された通信インタフェースへ切り替える切替部とを含み、
    前記制御部が、OpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowコントローラである、通信装置。
  2. 前記情報取得部は、前記通信経路に関する情報として、前記通信装置および前記他の通信装置が利用可能な周波数チャネル、もしくは前記通信経路の通信状況、またはその両方の情報を取得する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、選択した前記通信インタフェースを前記他の通信装置に通知する、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記複数の通信インタフェースの一部が、仮想インタフェースである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記通信インタフェースを選択する処理を実行しないように動作を無効にすることが可能とされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記他の通信装置へ送信する送信情報を出力し、前記他の通信装置から受信した受信情報を受け付ける情報処理部と、前記切替部に接続され、前記情報処理部から前記選択された通信インタフェースへ前記送信情報を、前記選択された通信インタフェースから前記情報処理部へ前記受信情報を転送する内部インタフェースとをさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記切替部は、物理スイッチまたは仮想スイッチである、請求項に記載の通信装置。
  8. 前記切替部は、OpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowスイッチである、請求項に記載の通信装置。
  9. 他の通信装置と通信を行う通信装置により実行される通信方法であって、
    前記通信装置および前記他の通信装置が利用可能な通信経路に関する情報を取得するステップと、
    前記通信装置が備えるOpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowコントローラにより、取得された前記通信経路に関する情報に基づき、各々が異なる通信経路を使用して通信を行う複数の通信インタフェースから、前記他の通信装置との通信に使用する通信インタフェースを選択するステップと、
    前記通信装置が通信に使用する通信インタフェースを、選択された通信インタフェースへ切り替えるステップとを含む、通信方法。
  10. 第1の通信装置と第2の通信装置が通信を行う通信システムであって、
    前記第1の通信装置および第2の通信装置は、
    各々が異なる通信経路を使用して通信を行う複数の通信インタフェースを有し、
    前記第1の通信装置は、
    前記第1の通信装置および前記第2の通信装置が利用可能な通信経路に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記通信経路に関する情報に基づき、前記第2の通信装置との通信に使用する通信インタフェースを、前記複数の通信インタフェースから選択する制御部と、
    前記第1の通信装置が通信に使用する通信インタフェースを、前記制御部により選択された通信インタフェースへ切り替える切替部とを含み、
    前記制御部が、OpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowコントローラである、通信システム。
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