JP5991563B2 - 刃先交換式回転切削工具及び工具ボデー - Google Patents

刃先交換式回転切削工具及び工具ボデー Download PDF

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Description

本発明は、刃先交換式回転切削工具及び工具ボデーに関する。より詳細には、本発明は、複数の切削インサートが着脱自在に装着された刃先交換式ラフィングエンドミル及び該エンドミルに適用される工具ボデーに関する。
従来、高能率加工を目的とする刃先交換式回転切削工具の一つとして、刃先交換式ラフィングエンドミルが存在している。刃先交換式ラフィングエンドミルは、円筒状の工具ボデーの外周面に基端側から先端側に向かって複数の溝が形成され、それらの溝にそって複数の切削インサートが着脱自在に取り付けられてなる。このようなラフィングエンドミルにおいては、工具ボデーの回転中心軸方向に配列された複数のインサートが切削に関与することで、工具としての切込深さが非常に大きくなる。したがって、大きな切込み深さを維持したままで工具を被削材に対して水平に送ることにより、高能率の切削加工を行うことができる。しかしながら、刃先交換式ラフィングエンドミルでは、切削加工中に発生する切削工具と被削材との接触箇所が通常の工具よりも増えるため、切削加工中に発生する振動(切削振動)の共振により振動(びびり)が発生しやすく、これによって被削材の加工表面の面粗さが悪くなったり、切削インサートの切れ刃にチッピングが生じやすくなったりする問題があった。
上記のような振動の問題を解決するために、様々な提案がなされてきた。例えば、特許文献1に開示されている刃先交換式ラフィングエンドミルにおいては、工具ボデーに設けられた4つのらせん溝に複数の切削インサートを刃列パターンAと刃列パターンBの2種類の配列で配置し、工具ボデーの側面展開図にて同一のらせん溝内で隣接する切削インサートが工具軸線となす角度を配列角としたときに、刃列パターンAと配列パターンBのそれぞれにおいて、切削インサート間の配列角を適切に調整する工夫を施している。これによって、切削に関与する複数の切削インサートと被削材との接触の時間的な間隔をずらすことを可能としている。したがって、上記特許文献1の刃先交換式ラフィングエンドミルにおいては、共振を抑制することでびびりを抑制する効果を得ることができる、とされている。
特開2012−20394号公報
確かに、特許文献1に記載の刃先交換式ラフィングエンドミルでも、一定度のびびり抑制効果を得ることはできるものの、まだ十分とは言えない。なぜなら、昨今においては、被削材の加工表面のさらなる平滑化が求められており、そのためにはびびりの発生をより確実に抑制することが求められているからである。
本発明は、従来の刃先交換式ラフィングエンドミル以上にびびりの発生を抑制することが可能な刃先交換式回転切削工具及び工具ボデーを提供することを目的とする。
本発明は、回転中心軸(O)を有する略円柱形状の工具ボデー(20)と、該工具ボデー(20)に装着された切削インサート(40)と、を有し、
前記工具ボデー(20)の外周面(23)には複数のらせん溝(28)が形成され、該らせん溝(28)内には複数のインサート座(30)が形成されており、
前記切削インサート(40)は、前記インサート座(30)に着脱自在に配置されている、
刃先交換式回転切削工具(10)において、
各々の前記らせん溝(28)内に配置されている切削インサート(40)の位置を、前記工具ボデー(20)の先端面(22)側から基端面(21)側に向かって順に、一段目からn段目(nは2以上の整数)と定義するとき、
前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、各々の前記らせん溝(28)の一段目の切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(β1,・・・,βm:mは2以上の整数)は、互いに全て異なっており、且つ、
前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記らせん溝(28)内に配置された一段目の切削インサート(40)と最終段である前記n段目の切削インサート(40)の間の角度(αt)は、前記線分間の角度(β1,・・・,βm:mは2以上の整数)のいずれとも異なる構成を備える。
そして、前記一段目の切削インサート(40)と前記n段目の切削インサート(40)の間の角度(αt)と、前記回転中心軸(O)と各々の前記らせん溝(28)の一段目の切削インサート(40)とを結んだ前記線分間の角度(β1,・・・,βm:mは2以上の整数)と、の差分の絶対値が、
前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、隣り合う前記切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(α1,・・・,αn−1:n−1≧2)よりも小さく、
前記工具ボデー(20)の側面視にて、前記回転中心軸(O)方向における該工具ボデー(20)の先端面(22)から各々の前記切削インサート(40)までの距離(L1,・・・,Ln:nは2以上の整数)が全ての前記らせん溝(28)の各段について等しいとともに、
各々の前記らせん溝(28)において、前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、隣り合う前記切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(α1,・・・,αn−1:n−1≧2)が全て等しい、
ことを特徴とする。
また、本発明は、上記刃先交換式回転切削工具(10)に適用される工具ボデー(20)であって、それぞれ前記切削インサート(40)を着脱自在に配置するための複数のインサート座(30)が外周面(23)に形成された前記らせん溝(28)を複数備えたことを特徴とする。
本発明によれば、切削インサートが被削材に食いつくタイミングを不規則にするとともに、複数の切削インサートが同時に被削材に食いつかないように構成することによって、びびりを抑制することができる。
図1は、本発明の刃先交換式回転切削工具の一実施形態の斜視図を示す。 図2は、図1の切削工具に適用される本発明の工具ボデーの一実施形態の斜視図を示す。 図3Aは、図2の工具ボデー第1端面(基端面)を示す図である。 図3Bは、図2の工具ボデーの第2端面(先端面)を示す図である。 図2に記載の工具ボデーの側面図を示す。 図5Aは、図1の切削工具に適用可能な切削インサートの一実施形態を示す斜視図である。 図5Bは、その切削インサートの上面図である。 図5Cは、その切削インサートの側面図である。 図5Dは、その切削インサートの下面図である。 図1に示した刃先交換式回転切削工具の側面図を示す。 図7Aは、図1に記載されている刃先交換式回転切削工具のらせん溝における複数の切削インサートの配置態様を説明するために、工具ボデーの第2端面(先端面)を示した図である。 図7Bは、図7Aにおいて、1つのらせん溝に配置された一連の切削インサートのみを記載した概念図を示す。 図8は、図1に記載されている刃先交換式回転切削工具のらせん溝同士の角度関係を説明するために、工具ボデーの第2端面(先端面)を示した図である。 図9は、図8に示したようにらせん溝同士の角度関係を定めたときの効果を説明するために、図1に記載されている刃先交換式切削工具の側面図を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の刃先交換式回転切削工具10は、図1に示されているように、複数のインサート座30を有する略円筒形状の工具ボデー20と、それらインサート座30に装着された複数の切削インサート40と、から基本的に構成されている。
工具ボデー20は、図2から図4に示されているように、略円形形状を有する第1端面21と、第1端面21に対向して配置され且つ第1端面21と同様の略円形形状を有する第2端面22と、それら端面間を接続する外周面23と、から構成された円筒形状を有している。工具ボデー20は、第1端面21の中心点と第2端面22の中心点とを通る回転中心軸Oを有する。この回転中心軸Oを基準として、刃先交換式回転切削工具10は回転する。第1端面21は工具ボデー20の基端側に配置されている端面であり、以下では基端面としても参照される。ここにおいて、工具ボデー20の基端側とは、工作機械に装着される側のことを指す。第2端面22は工具ボデー20の先端側に配置されている端面であり、以下では先端面としても参照される。ここにおいて、工具ボデー20の先端側とは、被削材に近接する側のことを指す。工具ボデー20には、第1端面21から第2端面22まで回転中心軸Oに沿って形成された貫通孔24と、クーラントが流れる複数のクーラント供給孔25と、が設けられている。貫通孔24には、工具ボデー20を工作機械に固定するときに使用される取付ボルト(不図示)が第2端面22側から挿入される。第1端面21には、取付ボルトの先端を工作機械側のねじ穴に受容および係合させるための貫通孔24の開口部と、クーラント供給孔25の開口部と、工作機械側のキーと係合して工作機械から伝達される回転力を受けるためのキー溝26と、が形成されている。また、第2端面22には、取付ボルトの挿入を受容する貫通孔24の開口部と、後述する一段目の切削インサートのためのインサート座30に対応した切欠きが形成されている。
工具ボデー20の外周面23には、第1端面21と第2端面22との間において、複数のらせん溝28が形成されている。らせん溝28は一定の幅及び深さを有しており、基端側から先端側に向かって、工具ボデー20の先端面視にて反時計回りに回転するように形成されている。らせん溝28は、工具ボデー20の第1端面21の近くの外周面23の部分から始まって、第2端面22にまで達している。図面に示す本実施形態において、らせん溝28の数は4本であるが、これに限定されることはなく、2本以上設けられていればよい。らせん溝28の工具回転方向K前方を向く領域には、らせん溝28に沿って複数のインサート座30が形成されている。図面に示す本実施形態において、インサート座30は、1本のらせん溝28につき5つ設けられているが、これに限定されることなく、2つ以上設けられていればよい。但し、いずれのらせん溝についても、第2端面22の部分には1つのインサート座が位置するようにされている。一方、らせん溝28の工具回転方向Kの反対方向を向く領域には、クーラントを噴出するための複数のクーラント噴出口27が設けられている。クーラント噴出口27は、前述したクーラント供給孔25に連通している。クーラント噴出口27の数や配置箇所等は、求められる冷却性能等に鑑みて適宜変更することが可能である。
インサート座30は、切削インサート40の着座面(下面)42と当接する平坦な底面31と、切削インサート40の外周面43の一部と当接する2つの平坦な側面32,33から基本的に構成されている。インサート座30の底面31は、取り付ける切削インサート40の着座面42とおおよそ同様の形状及び寸法を有している。本実施形態の場合、その形状は略三角形である。また、底面31の略中央部には、切削インサート40をインサート座30にねじ止めするための固定穴34が設けられている。インサート座30の側面32,33は、工具基端側及び外周面側を向いた第1側面32と、工具先端側及び外周面側を向いた第2側面33と、から構成されており、第1側面32と第2側面33とは約60°で交差する。また、底面31と第1側面32及び第2側面33とは鈍角に交差している。これらインサート座30の底面31や側面32,33の形状、数又は位置関係に関しては、装着する切削インサート40の形状等に鑑みて必要に応じ適宜変更することが可能である。
本実施形態において使用されている切削インサート40は、図5A〜図5Dに示されているように、平面視したときに扁平な略正三角柱の形状を呈するもの、すなわち、略正三角形状の上面(第1面)41と、上面41に対向して配置され略正三角形状の下面(インサート座30への着座面となる第2面)42と、上面41と下面42とを接続する外周面43と、から基本的に構成されている。より正確には、本実施形態に適用される切削インサート40の上面41は、三角形の頂点近傍の部位が面取りされたような六角形状を有している。その六角形は、元の三角形の辺に属していた長辺部分と、上記部位に現れる短辺部分とが交互に形成され、且つ長辺部分と短辺部分とは順次略直角又は鈍角に交差している形状となっている。
上面41と外周面43との交差稜線部の一部を切れ刃として機能させることができる。具体的には、長辺部分には主切れ刃45が形成され、短辺部分には副切れ刃46が形成され、長辺部分と短辺部分とが略直角に交差するコーナ部にはコーナ切れ刃47が形成されている。上面41と外周面43とのなす角度は鋭角であり、下面42と外周面43とのなす角度は鈍角となっている。すなわち、この切削インサート40は、いわゆる、ポジタイプである。また、上面41及び下面42の略中央部を貫通するように、インサート座30に対し切削インサート40を着脱可能に取り付けるための固定ネジ50を受容する取付孔44が設けられている。したがって、本実施形態の切削インサート40は、主切れ刃45と副切れ刃46とコーナ切れ刃47からなる組を3つ有するので、取り付け位置を変えて切れ刃の組を順々に使用すること、すなわち1つの切削インサート40でありながら3つの位置を切削加工に関与させることができる。しかしながら、本発明の刃先交換式回転切削工具10に使用する切削インサート40の形状及び構成はこれに限定されることはなく、必要に応じて適宜変更することが可能である。例えば、切削インサート40は、外郭形状が四角形や五角形といった他の多角形であってもよく、また、上面及び下面が外周面に対して90°に交差するネガタイプのものであってもよい。
このような切削インサート40は、固定ネジ50によって工具ボデー20のインサート座30に装着される。その際、切削インサート40の下面42とインサート座30の底面31とが当接する。また、切削インサート40の外周面43とインサート座30の第1側面32及び第2側面33とが当接する。このとき、切削インサート40は、主切れ刃45が工具ボデー20の外周面23から突出し且つ平行な位置関係で配置され、副切れ刃46が工具ボデー20の先端面22側に向き(但し最先端に装着される切削インサートでは先端面22から突出し)且つ先端面22と平行な(中心軸線Oに直交する)位置関係で配置されるように装着されている。切削インサート40を固定ネジ50によって工具ボデー20に固定されるようにすることで、くさびや押さえ駒などで切削インサート40を固定する場合と比較して、らせん溝28内への突起物をなくすことができるので、切りくずの排出性が高められる。
なお、切削インサート40は、超硬合金、サーメット、セラミック、これらにコーティングを施した材料又はダイヤモンドあるいは立方晶窒化硼素を含有する超高圧焼結体、立方晶窒化硼素を含有する超高圧焼結体にコーティングを施した材料といった硬質材料から作製することができる。
工具ボデー20の側面視において、工具ボデー20の先端面22から各々の切削インサート40までの回転中心軸O方向の距離(詳細には、それぞれの切削インサート40のコーナ切れ刃47までの距離)は、全てのらせん溝28において全て等しい。すなわち、図6に示されているように、先端側から基端側に向けて、らせん溝28において工具の最も先端側に位置している切削インサート401を一段目、次の切削インサート402を二段目、その次の切削インサート403を三段目、その次の切削インサート404を四段目、最基端側の切削インサート405を五段目または最終段と定義するとき、一段目の切削インサート401は、全てのらせん溝28において、工具先端面からの距離L1が等しい位置となるように装着される。一段目の切削インサート401だけでなく、本実施形態においては、それぞれのらせん溝28における二段目、三段目、四段目及び五段目の切削インサート402,403,404,405も、全てのらせん溝28において先端面からのそれぞれの距離L2,L3,L4,L5が等しい位置に形成されている。なお、切削インサート40の段数は2段以上であればよい。また、本実施形態においては、1つのらせん溝28内にある切削インサート40の数を5つとしたため、工具ボデー20の先端面22から各々の切削インサート40までの回転中心軸O方向の距離はL1,L2,L3,L4,L5の5つが定義されるけれども、当然ながら切削インサート40の数にしたがってこの数は変化する。そして、切削インサート40の数が変化しても、上記の関係は満たされている。また、本実施形態では、1つのらせん溝28において、回転中心軸O方向における隣接する切削インサート40間の距離(正確には、コーナ切れ刃47間の距離)は、全て等しく設定されている。しかしながら、これに限定されることはなく、回転中心軸O方向における隣接する切削インサート40間の距離は、必要に応じてそれぞれ変化させることが可能である。
さらに、1つのらせん溝28にある5つの切削インサート40は、工具ボデー20の先端面視において、回転中心軸Oと切削インサート40のコーナ切れ刃47とを結んだ線分間における角度が全て等しい。すなわち、図7(b)に示されているように、工具ボデー20の先端側から基端側に向かって並んでいる一段目から五段目の切削インサート401,402,403,404,405において、一段目の切削インサート401と二段目の切削インサート402と間の角度α1と、二段目の切削インサート402と三段目の切削インサート403との間の角度α2と、三段目の切削インサート403と四段目の切削インサート404との間の角度α3と、四段目の切削インサート404と五段目の切削インサート405との間の角度α4は、全て同じ角度になるように構成されている。また、角度α1,α2,α3,α4は、全てのらせん溝28に配置された切削インサート40において共通である。換言すると、同一のらせん溝28内において隣り合う切削インサート40間の角度は、全てのらせん溝28において一定である。本実施形態の場合、この角度αは23.5°であるが、この数値に限定されることはない。また、本実施形態においては、1つのらせん溝28内に5つの切削インサート40が装着されるようにしたため、切削インサート40間の角度はα1,α2,α3,α4の4つ定義されるけれども、当然ながら切削インサート40の数にしたがってこの数は変化する。そして、切削インサート40の数が変化しても、上記の関係は満たされている。
切削インサート40間の角度については、別の実施形態として、一段目の切削インサート401と二段目の切削インサート402との間の角度α1を、二段目以降の切削インサート402,403,404,405間の角度α2,α3,α4よりも大きく設定してもよい。このとき、二段目以降の角度(本実施形態においては、α2,α3,α4)については、全て同一の角度である。
以上のように、α1〜α4の関係は、α1≧α2=α3=α4であればよい。
本実施形態において、4本のらせん溝28は、工具ボデー20の周方向に均等なピッチで設けられてはいない。すなわち、図8に示されているように、工具ボデー20の先端面視において、工具ボデー20の回転中心軸Oと各々のらせん溝28の一段目の切削インサート401のコーナ切れ刃47とを結んだ線分間の角度、すなわち周方向に隣り合うらせん溝28間の角度β1,β2,β3,β4が互いに異なるように構成されている。これは、本発明が属する技術分野において、「不等ピッチ」と称されている配列である。本実施形態の場合、β1が90.2°、β2が88.0°、β3が89.8°、β4が92°となっているが、具体的な角度はこれに限定されることはなく適宜変更することが可能である。また、本実施形態においては、らせん溝28の数を4本としたため、らせん溝28間の角度はβ1,β2,β3,β4の4つが定義されるけれども、当然ながららせん溝28の数にしたがってこの数は変化する。そして、らせん溝28の数が変化しても、不等ピッチである関係は満たされている。
さらに、本発明の大きな特徴として、工具ボデー20の先端面視において、1つのらせん溝28内における一段目の切削インサート401と最終段(本実施形態では、五段目)の切削インサート405の間の角度は、隣り合うらせん溝28間の角度のいずれとも一致しない。すなわち、1つのらせん溝28内において隣り合う切削インサート40間の角度α1,α2,α3,α4の合計値αt(図7(b)参照)は、隣り合うらせん溝28間の角度β1,β2,β3,β4のいずれとも一致していないという構成を有している。この関係を一般化すると、次のように表現することができる。
各々のらせん溝28内に配置されている切削インサート40の位置を、工具ボデー20の先端面22側から基端面21側に向かって順に、一段目からn段目(nは2以上の整数)と定義するとき、工具ボデー20の先端面視にて、回転中心軸Oと、各々のらせん溝28の一段目の切削インサート40と、を結んだ線分間の角度β1,・・・,βm(mは2以上の整数)は、互いに全て異なっており、1つのらせん溝28内における一段目の切削インサート40とn段目の切削インサート40の間の角度αtは、線分間の角度β1,・・・,βm(mは2以上の整数)のいずれとも異なっている。α1〜α4を全て23.5°に等しくした本実施形態においては、αtが94.0°であるのに対して、β1が90.2°、β2が88.0°、β3が89.8°、β4が92°であることから、上記の関係性が満たされている。
また、工具ボデー20の側面視において、全ての切削インサート40は、インサート座30に装着された状態で、回転中心軸Oに対して特定の角度で正方向に傾斜するように配置される。言い換えるならば、切削インサート40には、正のアキシャルレーキ角が設定される。本実施形態において、この角度は6.5°としたが、これに限定されることはない。また、他の実施形態として、一段目の切削インサート40のアキシャルレーキ角よりも、二段目以降の切削インサート40のアキシャルレーキ角の方が大きくなるように設定することもできる。このとき、二段目から五段目までの切削インサート40のアキシャルレーキは全て同一の角度である。しかしながら、これらに限定されることはなく、装着する切削インサート40の形状に鑑みてアキシャルレーキは負角に設定されていてもよいし、全ての段においてアキシャルレーキ角が異なるように設定してもよい。
前述したように、本実施形態では、工具ボデー20の各らせん溝28につき5つ装着される切削インサート40は、全てが図5A〜図5Dに示したような同一種類(すなわち寸法及び形状が等しい)のものである。しかしこれに限定されることはなく、複数種類の切削インサートを装着することが可能な構成であっても構わない。本実施形態の構成においては、最も工具先端側に配置されている1段目の切削インサート40は、主切れ刃45が被削材加工側面の切削に関与し、副切れ刃46が被削材加工底面の切削に関与し、コーナ切れ刃47が被削材加工隅部の切削に関与する。これに対し、2段目から5段目の切削インサート40においては、主切れ刃45は被削材加工側面の切削に関与するけれども、副切れ刃46及びコーナ切れ刃47は切削に関与することがない。したがって、例えば、一段目の切削インサートと二段目以降の切削インサートとに、形状や切れ刃の個数などが異なるものを用いる構成であっても構わない。また、装着される切削インサートの種類によらず、本発明で規定する条件が満たされるように工具ボデー20のインサート座30の寸法及び形状が定められることは勿論である。
また、各切削インサート40は、図6に示されているように、工具ボデー20の側面視において、1つのらせん溝28内で回転中心軸O方向に重畳して配置されるように装着される。より詳細には、1つのらせん溝28内で隣り合う切削インサート40の主切れ刃45同士が、回転中心軸O方向において重なり合っている。このため、被削材加工側面に削り残しの領域が生じることはない。
次に、本実施形態の刃先交換式回転切削工具10の作用及び効果について説明する。
本実施形態の刃先交換式回転切削工具10は、前述したように、各々のらせん溝28内に配置されている切削インサート40の位置を、工具ボデー20の先端面22側から基端面21側に向かって順に、一段目からn段目(nは2以上の整数)と定義するとき、工具ボデー20の先端面視にて、回転中心軸Oと、各々のらせん溝28の一段目の切削インサート40と、を結んだ線分間の角度β1,・・・,βm(mは2以上の整数)は、互いに全て異なっており、1つのらせん溝28内における一段目の切削インサート40とn段目の切削インサート40の間の角度αtは、線分間の角度β1,・・・,βm(mは2以上の整数)のいずれとも異なること、を特徴的な構成として有している。このような構成によって、以下の効果を奏することが可能となる。
まず、隣接するらせん溝28間の角度β1,・・・,βmを不等にすること(すなわち、不等ピッチにすること)によって、刃先交換式回転切削工具10が回転しながら切削加工を行うときにおける、切削インサート40の主切れ刃45が被削材に接触するタイミングが規則的でなくなり複雑化する。これにより、刃先交換式回転切削工具10に生じる振動の波形が乱れることで、共振が生じにくくなる。
さらに、1つのらせん溝28内における一段目の切削インサート40と最終段の切削インサート40の間の角度αtを、隣接するらせん溝28間の角度β1,・・・,βmのいずれとも一致しないようにすることによって、あるらせん溝28に装着された切削インサートと、他のらせん溝に装着された切削インサートとが、工具ボデー20の側面に沿って回転中心軸Oの方向に整列しないようになり、被削材に対し複数の切削インサートが接触し始めるタイミングをずらすことができる。
より具体的に言えば、先端面視において、らせん溝が90゜の角度で4つ設けられ、各らせん溝には切削インサートが90゜の範囲に5つ設けられる構成に対し、本実施形態では4つのらせん溝28は不等ピッチで設けられ、且つ5つの切削インサート40は94゜の範囲に配置されている。したがって、図9に示されているように、1つのらせん溝28の最終段(五段目)の切削インサート405と、そのらせん溝28の工具回転方向Kの反対方向に関して隣り合うらせん溝28の一段目の切削インサート401と、の間には回転中心軸Oに垂直な方向において位置のずれΔDが生じることから、同時に被削材に接触し始めることがなくなる。すなわち、後列(工具回転方向Kに関して後行する)のらせん溝の切削インサート401が前列(工具回転方向Kに関して先行する)のらせん溝の切削インサート405よりも早く被削材に接触し始めることになる。
この関係性は、角度αtを角度β1,・・・,βmのいずれとも一致しないようにしたことによって、全ての隣接するらせん溝28に配される切削インサート間において成り立つ。これにより、切削に関与するらせん溝が次から次へと移り変わる瞬間に発生していた大きな衝撃を抑制することが可能となるため、振動の発生自体を低減することができる。以上のように、本発明は、(1)共振の発生を抑制する、(2)振動の発生自体を低減する、という2つの効果の相乗作用によって、大きなびびり抑制効果を発揮することが可能である。
また、一段目の切削インサート40と最終段の切削インサート40の間の角度αtと、隣接するらせん溝28間の角度β1,・・・,βmと、の差分の絶対値を、切削インサート40間の角度α1,・・・,αn−1(nは2以上の整数)よりも小さくすることによって、共振の発生を一層抑制することが可能である。すなわち、1つのらせん溝28の最終段(五段目)の切削インサート405と、そのらせん溝28の工具回転方向Kに関して反対方向にあるらせん溝28の一段目の切削インサート401と、の間の角度(すなわち、前述した差分の絶対値)が、切削インサート40間の角度α1,・・・,αn−1よりも小さいので、各々の切削インサート40が被削材に食い込むタイミングが、隣接するらせん溝28間にわたって同じ間隔(すなわち、同一の角度であるα1,・・・,αn−1)で連続することがない。このため、共振がさらに抑制されて、上記のびびり防止効果が一層増大される。
また、この実施形態では、一定のねじれ角を有するらせん溝に対し、工具ボデー20の側面視にて、工具ボデー20の先端面22から各々の切削インサート40までの回転中心軸O方向の距離L1,・・・,Lnを全てのらせん溝28について等しく設定している。これともに、工具ボデー20の先端面視において、回転中心軸Oと切削インサート40とを結んだ線分間における角度α1,・・・,αn−1を全て等しく設定する構成としている。切削によって生じた切りくずはらせん溝28を通って排出されるため、このようにらせん溝28が一定のねじれ角であると、切りくずの流れがらせん溝28の壁面によって阻害されることなくスムーズに排出される。したがって、らせん溝28内における切りくずの詰まりが発生しにくくなる。これによって、らせん溝28内における切りくずの詰まりによって刃先交換式回転切削工具10の回転が阻害されて振動が発生する現象を抑制することができるとともに、切りくずの擦過による被削材表面の面粗さの低下を防ぐこともできる。
一方、切削インサート40間の角度α1,・・・,αn−1については、一段目の切削インサート40と二段目の切削インサート40との間の角度α1を、二段目以降の切削インサート40間の角度α2,・・・,αn−1(n−1≧3)よりも大きく設定した実施形態では、一段目の切削インサート40のみ工具ボデー20のバックメタル部分の厚さ(すなわち、インサート座30の底面31側における工具ボデーの20厚さ)を一層大きくすることも可能である。これによって、被削材への食いつき時に最も大きな衝撃が加えられる一段目の切削インサート40を確実に支持することができるため、一段目の切削インサート40のぐらつきに起因する振動の発生や破損を防止することが可能である。なお、この実施形態においては、二段目以降の切削インサート40間の角度α2,・・・,αn−1(n−1≧3)については、角度α1より小であるという条件を満たしていれば適宜定めることができ、例えばα2,・・・,αn−1を全て等しくすることができる。このとき、回転中心軸O方向における隣接する切削インサート40間の距離に関しては、一段目と二段目の切削インサート40間の距離が、二段目以降の隣接する切削インサート40間の距離よりも大きい。
また、バックメタル部分の厚さを大きくする構成は、上記のらせん溝28の角度α1を角度α2〜αn−1と等しくする構成と組み合わせて実現することができる。さらには、一段目の切削インサート40と二段目の切削インサート40との間の角度α1を、二段目以降の切削インサート40間の角度α2〜αn−1より大きくしながらも、回転中心軸O方向における隣接する切削インサート40間の距離が全て等しくなるように設定することも可能である。これらの場合、らせん溝28の一段目と二段目の間のねじれ角と二段目以降のねじれ角とが異なる(一段目と二段目の間のねじれ角よりも二段目以降のねじれ角が大きくなる)ことになるので切りくず排出性はある程度低下するが、それでもねじれ角が適切に変化するようにすれば、十分な切りくず排出性を維持しながらも一段目の切削インサート40を強固に支持することができるという効果を得る。
また、一段目の切削インサート40のアキシャルレーキ角よりも、二段目以降の切削インサート40のアキシャルレーキ角を正側に大きくする実施形態においては、次の効果を得ることができる。全体としては、切削インサート40のアキシャルレーキ角を正側に大きく設定することによって、主切れ刃45が被削材を切削するときの切削抵抗が低下し、振動の発生が大きく抑制される。さらに、切りくずが排出される方向がらせん溝28に沿った方向になるため、切りくず排出性が向上するという効果もある。しかしながら、一段目の切削インサート40は、副切れ刃46が被削材の加工底面の切削に関与する唯一のものであり、一段目の切削インサート40のアキシャルレーキ角を正側に大きくし過ぎると切削インサート40の外周面(逃げ面)43と被削材とが接触し、加工表面の表面粗さが低下する場合がある。したがって、一段目の切削インサート40は他の切削インサート40とは異なり、アキシャルレーキ角を正側に大きく設定しない方が好ましい。これに対し、二段目以降の切削インサート40については、副切れ刃46が切削に関与することがないため、アキシャルレーキ角を大きく正側に設定することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態及び随所で述べた他の実施形態位又は変形例で例示された構成に限定されることはなく、例えば、ヘッド交換式の刃先交換式ラフィングエンドミルに適用することも可能であるし、アーバと一体型の刃先交換式ラフィングエンドミルなどに適用することも可能である。
このように、本発明は種々の変更が可能であり、本願の請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、置換、変更が可能である。

Claims (5)

  1. 回転中心軸(O)を有する略円柱形状の工具ボデー(20)と、該工具ボデー(20)に装着された切削インサート(40)と、を有し、
    前記工具ボデー(20)の外周面(23)には複数のらせん溝(28)が形成され、該らせん溝(28)内には複数のインサート座(30)が形成されており、
    前記切削インサート(40)は、前記インサート座(30)に着脱自在に配置されている、
    刃先交換式回転切削工具(10)において、
    各々の前記らせん溝(28)内に配置されている切削インサート(40)の位置を、前記工具ボデー(20)の先端面(22)側から基端面(21)側に向かって順に、一段目からn段目(nは2以上の整数)と定義するとき、
    前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、各々の前記らせん溝(28)の一段目の切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(β1,・・・,βm:mは2以上の整数)は、互いに全て異なっており、且つ、
    前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記らせん溝(28)内に配置された一段目の切削インサート(40)と最終段である前記n段目の切削インサート(40)の間の角度(αt)は、前記線分間の角度(β1,・・・,βm:mは2以上の整数)のいずれとも異なり、
    前記一段目の切削インサート(40)と前記n段目の切削インサート(40)の間の角度(αt)と、前記回転中心軸(O)と各々の前記らせん溝(28)の一段目の切削インサート(40)とを結んだ前記線分間の角度(β1,・・・,βm:mは2以上の整数)と、の差分の絶対値は、
    前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、隣り合う前記切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(α1,・・・,αn−1:n−1≧2)よりも小さく、
    前記工具ボデー(20)の側面視にて、前記回転中心軸(O)方向における該工具ボデー(20)の先端面(22)から各々の前記切削インサート(40)までの距離(L1,・・・,Ln:nは2以上の整数)が全ての前記らせん溝(28)の各段について等しいとともに、
    各々の前記らせん溝(28)において、前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、隣り合う前記切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(α1,・・・,αn−1:n−1≧2)が全て等しい、
    ことを特徴とする刃先交換式回転切削工具(10)。
  2. 前記工具ボデー(20)の先端面視にて、前記回転中心軸(O)と、少なくとも1つの前記らせん溝(28)に配置された隣り合う各々の前記切削インサート(40)と、を結んだ線分間の角度(α1,・・・,αn−1:n−1≧3)に関し、一段目の切削インサート(40)と二段目の切削インサート(40)との間の角度(α1)が、二段目以降において隣り合う切削インサート(40)間の角度(α2,・・・,αn−1:n−1≧3)よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の刃先交換式回転切削工具(10)。
  3. 前記工具ボデー(20)の側面視にて、前記回転中心軸(O)方向における該工具ボデー(20)の先端面(22)から各々の前記切削インサート(40)までの距離(L1,・・・,Ln:nは2以上の整数)が全てのらせん溝(28)の各段について等しいとともに、
    前記二段目以降において隣り合う切削インサート(40)間の角度(α2,・・・,αn−1:n−1≧3)は全て等しい、
    ことを特徴とする請求項に記載の刃先交換式回転切削工具(10)。
  4. 少なくとも1つの前記らせん溝(28)において、一段目の前記切削インサート(40)のアキシャルレーキ角よりも、二段目以降の前記切削インサート(40)のアキシャルレーキ角の方が正側に大きい、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の刃先交換式回転切削工具(10)。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の刃先交換式回転切削工具(10)に適用され、それぞれ前記切削インサート(40)を着脱自在に配置するための複数のインサート座(30)が外周面(23)に形成された前記らせん溝(28)を複数備えたことを特徴とする工具ボデー(20)。
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