JP5990851B2 - 車輪の回転停止装置及びこの装置を付設した台車又はワゴン - Google Patents

車輪の回転停止装置及びこの装置を付設した台車又はワゴン Download PDF

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この発明は、車輪の回転停止装置に関するものであり、とくに足で容易に操作できる車輪の回転停止装置に関するものである。また、この発明は、上記の車輪回転停止装置を付設した台車及びワゴンに関するものである。
乳母車や車椅子には、車輪の回転停止装置を付設したものが多い。ところが、台車やワゴンでは車輪の回転停止装置を付設したものが少ない。それは、台車やワゴンでは車輪の状態が乳母車や車椅子とは全く異なるからである。すなわち、乳母車や車椅子では、車輪が大きく、目視できるところに付設されているが、台車やワゴンでは車輪が小さく、通常、台板又は台枠の下にかくれているからである。従って、乳母車や車椅子の車輪回転停止装置をそのまま台車やワゴンの車輪の回転を停止するのに使用することは困難である。
作業台車では、台車の移動を防ぐのに、車輪に回転停止装置をつけないで、代わりに台車底部にストッパーを付設することが提案された。この提案は特開2003−137102号公報に記載されている。この公報によれば、台車フレームの底部に、水平軸周りに揺動自在なストッパーを設け、ストッパーの先に摩擦片を付設しておき、作業者がストッパーを踏むと、摩擦片が床に押しあてられて作業台を固定することができる、というのである。しかし、これでは台車の停止を確実にすることができない。
他方、台車やワゴンにおいて、車輪が回転するのを停止させる装置も知られている。それは例えば特開2007−210579号公報に記載されている。この装置は、運搬台車の車輪に常時ブレーキを掛けておき、台車を走行させるときに解除レバーを押してブレーキを解除するという機構のものである。この装置は手で操作しなければならないから、機構が複雑である。
上述のように、これまでは足で操作して、台車やワゴンの車輪の回転を停止したり、停止を解除したりする装置は提供されなかった。
特開2003−137102号公報 特開2007−210579号公報
この発明は、足で操作して台車やワゴンの車輪の回転を停止したり、停止を解除したりすることが、容易な車輪の回転停止装置を提供するものである。
この発明者は、台車やワゴンの下部に足踏板を付設し、足踏板を足で踏むと、リンク機構によって足踏板に付設した車輪への当接部が車輪の外周を押圧して車輪の回転を止めるようにしようと企てた。その前提として、初め車輪は進む方向が固定されているものを対象とした。
このため、この発明者は、リンク機構として、初め図1及び図2に示したような装置を考えた。図1はその装置の側面図である。図2は図1の装置を矢印X方向から見たときの正面図である。図1及び図2において、Bは足踏板であり、Aは足踏板を支持するための外箱であり、CとDとはリンク材である。
詳しく云えば、外箱Aは金属板を断面コの字状に折曲しただけのものである。足踏板Bは矩形の金属板の両側を起立させたもので、起立部はリンク材を軸着するためのものである。リンク材CとDとは金属の短冊状小片である。
足踏板Bは長手方向を傾斜させて外箱Aの中に配置され、足踏板Bの高い位置にある端B1は外箱Aから突出している。足踏板Bには端B1がわに両側対称にリンク材Cの一端が軸着C2され、リンク材Cの他端は外箱Aに軸着C1される。その軸着C1の位置は、軸着C2よりも低く、且つ、外箱Aの中央寄りの位置とする。従って、リンク材Cは、軸C1を中心として円弧を描いて回動するが、その円弧は外箱Aの外側へ向かうこととなる。
足踏板Bの低い方の端B2がわには、両側対称にリンク材Dの一端が軸着D2され、リンク材Dの他端は外箱Aに軸着D1される。軸着D1の位置は、軸着D2よりも高く、且つ外箱Aの中央寄りの位置とされる。従って、リンク材Dは、軸D1を中心として円弧を描いて回動するが、その円弧は矢印Y方向に向かうことになる。
図1及び図2に示した装置において、足踏板Bの端B1を足で踏んで降下させると、リンク材Cが軸C1を中心として回動するため、足踏板Bは図1に点線で示した位置まで移動する。このとき、足踏板Bの他端B2は、リンク材Dに制約されて軸D1を中心として円弧を描いて矢印Y方向に移動する。こうして、足踏板Bの端B1を降下させることにより足踏板Bの端B2は矢印Y方向に移動させることができる。
そこで、この発明者は、足踏板Bの端B2に車輪への当接部を設けておくと、足踏板Bの端B1の降下により、当接部を車輪の外周に接触させることができ、従って車輪の回転を止めることができると考えた。この発明は、上述のようなリンク機構を利用して車輪の回転を停止させる装置を提供するものである。
図1及び図2では足踏板Bを支持するのに、コの字状の外箱Aを用いたが、支持物はコの字状の外箱に限定する必要はない。支持物は、枠状のものであってもよく、要するに、足踏板を固定するための固定部材であればよい。また、足踏板Bとして両側を起立させた板を用いたが、足踏板は板である必要はなく、長方形の枠であってもよいから、足踏部材であればよい。
こうして、この発明は、足踏部材を固定部材の中で傾斜した状態で配置し、傾斜により高い位置にある足踏部材の端を固定部材から突出させ、足踏部材の高い部分と低い部分とにそれぞれ第1のリンク材と第2のリンク材とを何れも両側対称に軸着し、第1のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置よりも低い位置で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で固定部材に軸着し、第2のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より上方で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で軸着し、足踏部材の低い方の端に車輪への当接部を設けたことを特徴とする、車輪の回転停止装置を提供するものである。
また、この発明は、上記の車輪回転停止装置を付設した台車又はワゴンを提供するものである。その台車及びワゴンは、足踏部材を固定部材の中で傾斜した状態で配置し、傾斜により高い位置にある足踏部材の端を固定部材から突出させ、足踏部材の高い部分と低い部分とにそれぞれ第1のリンク材と第2のリンク材とを何れも両側対称に軸着し、第1のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より低い位置で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で固定部材に軸着し、第2のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より上方で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で軸着し、足踏部材の低い方の端に車輪への当接部を設けて作られた車輪の回転停止装置を用い、上記固定部材を台車又はワゴンの下部にある台板又は台枠の下方に固定し、上記足踏部材の上記突出した端を台板又は台枠から突出されたことを特徴とするものである。
この発明では、足踏部材を固定部材の中で傾斜した状態で配置し、傾斜により高い位置にある足踏部材の部分と低い位置にある足踏部材の部分とに、それぞれ第1のリンク材と第2のリンク材とを何れも両側対称に軸着し、第1のリンク材及び第2のリンク材をそれぞれ固定部材に軸着したので、足踏部材は固定部材の中で上下方向及び傾斜方向に移動できる。
しかも、第1のリンク材は、固定部材への軸着位置を足踏部材への軸着位置より低い位置で且つ足踏部材の中央寄りの位置としたので、第1のリンク材は固定部材への軸着位置を中心として固定部材から飛び出る方向に円弧を描いて、回動することとなる。従って、足踏部材の高い位置にある端を降下させると、足踏部材は高い位置にある端の方向へ移行することとなる。
また、第2のリンク材は固定部材への軸着位置を足踏部材への軸着位置より上方で且つ足踏部材の中央寄りの位置としたので、第2のリンク材は固定部材への軸着位置を中心として足踏部材を高い位置にある端の方向へ移動させることとなる。従って、第2のリンク材は第1のリンク材による移動方向への移動を助けることとなり、矢印Y方向への移動を確実にする。
そこで、足踏部材の低い位置にある端に車輪への当接部を付設することにより、当接部を車輪の外周に押圧して、車輪を停止させることができる。しかも、この発明では、高い位置にある端を固定部材から突出させたので、高い位置にある端を足で踏むことが容易である。また、逆に降下した端を足で上昇させることも容易である。降下した端を上昇させると、さきに降下させたときと全く反対の移動が行われて、当接部を車輪から離して停止を解除することができる。
こうして、この発明は足で足踏部材の突出した端を降下させたり上昇させたりして、車輪の回転を停止させたり、停止を解除させたりすることができる。しかも、その回転停止と停止の解除は、足だけで容易に行うことができるので非常に便利である。この発明はこのような利益をもたらすものである。
図1は、この発明で用いるリンク機構を説明する側面図である。 図2は、図1に示したリンク機構の正面図である。 図3は、この発明に係る車輪の回転停止装置の停止解除状態を示した一側面図である。 図4は、図3で用いた足踏部材の平面図である。 図5は、図3に示した車輪の回転停止装置の停止作動時の側面図である。 図6は、図5に示した車輪の回転停止装置を付設した台車の一部切欠底面図である。 図7は、この発明に係る車輪の回転停止装置を付設した台車の一部切欠側面図である。 図8は、自在キャスターの斜視図である。 図9は、ロック手段を備えた自在キャスターの斜視図である。 図10は、回り止めの斜視図である。 図11は、台車に図10に示した回り止めを取り付ける状態を示した斜視図である。
この発明を実施するにあたっては、固定部材としては、金属板を断面コの字状に折曲してコの字の開口を下方に位置させ、中央片を台車又はワゴンへの固定部とすることが好ましい。また、足踏部材としては、金属板で作るよりも、金属管を折曲して矩形の枠にしたものを用いることが好ましい。リンク材は、短冊状の金属板小片を用いることが好ましい。
この発明を実施の一例について図面に基づき説明すると、次のとおりである。
図3は、この発明に係る車輪の回転停止装置の側面図であって、回転停止の解除状態を示している。図3において、1は固定部材であり、2は足踏部材であり、3は第1のリンク材であり、4は第2のリンク材である。
図3において、固定部材1は、上述のように、金属板を断面コの字状に折曲して、コの字の中央面を上方に位置させて、下方を解放している。
足踏部材2は、図4に示したように、金属管23をコの字状に折曲し、コの字の開口部に同じような金属管24を溶接して矩形の枠としたものである。図4に示した足踏部材2は、金属管24の両端をさらに外方へ延ばし、延長部を第2のリンク材4の軸着42に使用し、さらにその先に車輪への当接部の固定片51を溶接している。
固定片51は外面が六角柱状のナットからなり、ナットのネジ孔を停止させようとする車輪に向けて配置し、六角柱の一面を金属管24の表面に当接した状態として溶接される。
足踏部材2は、図3に示すように、固定部材1の中で傾斜した状態に配置され、高い方の端21を固定部材1から突出させている。
図3において、第1のリンク材3は、短冊状の金属板小片で作られている。第1のリンク材3は、一端が足踏部材2の高い位置に軸着32され、他端が固定部材1に軸着31される。軸着31の位置は、軸着32よりも低い位置にあって、且つ足踏部材2の中心寄りの位置とされる。そのため、足踏部材2の端21を降下させると、第1のリンク材3は、軸31を中心にして回動し、軸32が矢印Y方向に突出した円弧を描くように、足踏部材2を矢印Y方向に移動させる。
図3において、第2のリンク材4は、第1のリンク材3と同じような短冊状の金属板小片で作られている。第2のリンク材4は、一端が足踏部材2の低い位置に軸着42され、他端が固定部材1に軸着41される。軸着41の位置は、軸着42よりも高い位置にあって、且つ足踏部材2の中心寄りの位置とされる。そのため、足踏部材2の端21を降下させると、第2のリンク材4は軸41を中心にして軸42が矢印Yの方向へ向かう円弧を描くように回動し、足踏部材2を矢印Y方向へ移動させる。
このように、足踏部材2の端21を降下させると、第1のリンク材3も第2のリンク材4も何れも足踏部材2を矢印Yの方向へ移動させることになる。この発明では、図3に示したように、足踏部材2の低い方の端22に車輪Fに向かう当接部5を付設したので、端21の降下により、図5に示したように当接部5は車輪Fの外周に接触し、外周を押圧することになる。こうして車輪Fの回転を停止することができる。
車輪への当接部5は図4に示した足踏部材2について既に一部説明したように、足踏部材2の低い方の端にまず六角柱状の外面を持ったナット51を付設する。このとき、ナット51は、その中のネジ孔を停止させようとする車輪に向けて足踏部材2を溶接する。
次いで、図3及び図5に示したように、車輪の存在するがわからナット51のネジ孔内にボルト52をネジ込んで、ボルトの頭が車輪の外周面と向き合うようにする。このようにすると、ボルト52の頭と車輪の外周面との距離をボルト52の締め加減により容易に調節することができ、またボルト52の頭が摩損したときには、ボルト52の交換により容易に修復することができるので、便利である。
なお、図3及び図5では、ナット51に対してボルト52がゆるむのを避けるために、ナット51にさらに別のナット53を嵌めてナット51とボルト52との結合も堅固にしている。
また、図3及び図5では、固定部材1の下端で第1のリンク材3寄りの部分に停止棒6を固定している。停止棒6は、足踏部材2の降下の下限を規制するためのものである。
また、図3及び図5では、固定部材1と第2のリンク材4との間につるまきバネ7を付設している。このバネ7は、足踏部材2の端21が降下した状態から上昇状態に移行するのを容易にするためのものである。バネ7は第2のリンク材4の下部を固定部材1のバネ付設位置へ引っ張って、当接部5が車輪Fから離れるように付勢している。
図7は、この発明に係る車輪の回転停止装置を台車に取り付けた場合の台車の一部切欠側面図を示している。図7では、台車の台板の下面に断面がコの字状の取付板8が溶接によって固定されている。取付板8は、もともと、図6に示したように、車輪Fを台板にネジ止めするために設けられたものである。この発明に係る車輪の回転停止装置はこの取付板8を利用して台車に取り付けることが好ましい。すなわち、図6及び図7に示したように、固定部材1を取付板8にネジ9により直接固定することが好ましい。
以上、台車を例にとって説明したが、ワゴンにおいても全く同様に車輪の回転停止を行うことができる。
一般に、台車又はワゴンの車輪は固定キャスター又は自在キャスターと呼ばれて市販されているものをそのまま取り付けていることが多い。この発明に係る車輪の回転停止装置は、固定キャスター、すなわち車輪の進む方向が固定されているものに対しては、そのまま適用することができる。しかし、車輪の進む方向が自在に変化する自在キャスターには、そのまま適用することができない。自在キャスターは、これを一時的に固定キャスターの状態にして、この発明に係る車輪回転停止装置を付設する必要がある。
一般に、自在キャスターは、図8に示したように、車輪10を軸11によって回転可能に支持する外殻12と、外殻12を取付軸13の周りに回動可能に支持する固定板14とからなり、取付軸13は軸11と交わらない位置にあって、且つ軸11に対して垂直に延びるように配置されて構成されている。こうして作られた自在キャスターは外殻12が固定板14に対して回動自在となっている。このような自在キャスターは、取付軸13を台車又はワゴンの下部にねじ込んで取り付けられる。
このような自在キャスターの中には、外殻12が取付軸13の周りに回動するのを一時的に止めるロック手段を備えたものがある。ロック手段には色々なものがあるが、例えば、図9に示したようなロック手段つきの自在キャスターが市販されている。
図9に示した自在キャスターは、外殻12がわに突出部16が付設され、突出部16には矢印方向に摺動する係止片17が付設されている。他方、固定板14がわには、係止片17に近接して板15が付設され、板15は係止片17の先端にある突起19を受け入れる窪みを備えている。
そこで、係止片17を摺動させて突起19を板15の窪みに進入させると、外殻12は固定板14に対して回動できなくなる。こうして、自在キャスターは一時的に固定キャスターとなる。この状態で、この発明に係る車輪回転停止装置を付設する。
ロック手段を備えていない自在キャスターでは、図10に示したような回り止めSを用いて、一時的に固定キャスターの状態にすることが好ましい。図10に示した回り止めSは、図8に示した自在キャスターの固定板14に重なる円形部100と、円形部100の延長上にあって自在キャスターの車輪10を支える外殻12の一部12aに外接する部分101とで構成されている。円形部100は中央に自在キャスターの取付軸13を通すための貫通孔102を備えるとともに、貫通孔102の周りの上方に非円形、例えば六角形の切欠103を備えている。図10では、切欠103を設けるのに、切欠103を備えた別板104を円形版100に溶接している。外接部分101は断面コの字を呈して、下方に向かって開口している。
図10に示した回り止めSに、六角形の切欠103を設けたのは、以下に述べるような理由による。一般に、台車やワゴンなどでは、自在キャスターを付設するのに、支柱又は台板の下端に外面が六角のナットTを突出した状態で溶接し、ナットTに自在キャスターの取付軸をねじ込んで取り付けることが多い。これは、製作容易で且つ経済的だからである。そこで、ナットTの六角外面を利用して、回り止めを固定するために、六角形の切欠103を設けることとしたのである。
自在キャスターに回り止めSを付設するには次のようにする。図10に示したように、まず、一旦自在キャスターを外し、次いで自在キャスターの取付軸13を回り止めSの貫通孔102に通し、回り止めSの外接部分101を自在キャスターの車輪支持部12aに外接させる。この状態で自在キャスターの取付軸13を台板又は台板の下方に突設されているナットTにねじ込む。すると、回り止めSは、切欠103内にナットTを収容するので、支柱に対して回動できなくなる。従って、自在キャスターの外殻も支柱に対して回動できなくなる。こうして、自在キャスターは一時的に固定キャスターとなる。この状態で、この発明に係る車輪回転停止装置を付設する。
この発明に係る車輪回転停止装置は、上述のように、本来は固定キャスターに対してのみ設置することができるものであるが、回り止めを付設することにより、自在キャスターに対しても付設することができる。従って、この発明に係る車輪回転停止装置は、広く使用でき、簡単且つ確実に車輪の回転を停止させることができるという点で、実用上の価値が大きい。
A、1 固定部材
B、2 足踏部材
C、3 第1のリンク材
D、4 第2のリンク材
F 車輪
B1、21 足踏部材の傾斜による高い位置の端
B2、22 足踏部材の傾斜による低い位置の端
C1、31 第1のリンク材の固定部材への軸着部
C2、32 第1のリンク材の足踏部材への軸着部
D1、41 第2のリンク材の固定部材への軸着部
D2、42 第2のリンク材の足踏部材への軸着部
5 車輪への当接部
51 足踏部材への固定ナット
52 ボルト
53 ゆるみ止めナット
6 停止棒
7 つるまきバネ
8 取付板
9 ネジ
10 自在キャスターの車輪
11 自在キャスターの軸
12 自在キャスターの外殻
13 自在キャスターの取付軸
14 自在キャスターの固定板
15 固定板14がわに付設された板
16 外殻12がわに付設された突出部
17 自在キャスターの係止片
19 係止片17の突起
S 回り止め
T ナット
100 円形部
101 外接部分
102 貫通孔
103 切欠
104 別板

Claims (14)

  1. 足踏部材を固定部材の中で傾斜した状態で配置し、傾斜により高い位置にある足踏部材の端を固定部材から突出させ、足踏部材の高い部分と低い部分とにそれぞれ第1のリンク材と第2のリンク材とを、何れも両側対称に軸着し、第1のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より低い位置で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で固定部材に軸着し、第2のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より上方で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で軸着し、足踏部材の低い方の端に車輪への当接部を設けたことを特徴とする車輪の回転停止装置。
  2. 前記車輪への当接部が、第2のリンク材と足踏部材とを軸着している軸の延長上に、ナットのネジ孔を車輪に向けて固定し、頭を車輪に向けたボルトをナットに通して構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の車輪の回転停止装置。
  3. 前記固定部材には、足踏部材の下降を限定する停止棒を付設したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の車輪の回転停止装置。
  4. 足踏部材の低い方の端を、車輪の回転停止状態から停止解除状態に戻すよう付勢するバネを足踏部材に付設したことを特徴とする、請求項1−3の何れか1つの項に記載の車輪の回転停止装置。
  5. 前記車輪が固定キャスター又は自在キャスターに組み込まれたものであることを特徴とする、請求項1−4の何れか1つの項に記載の車輪の回転停止装置。
  6. 前記自在キャスターが、車輪の進む方向を一時的に固定できるロック手段を備えたものであることを特徴とする、請求項5に記載の車輪の回転停止装置。
  7. 足踏部材を固定部材の中で傾斜した状態で配置し、傾斜により高い位置にある足踏部材の端を固定部材から突出させ、足踏部材の高い部分と低い部分とにそれぞれ第1のリンク材と第2のリンク材とを、何れも両側対称に軸着し、第1のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より低い位置で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で固定部材に軸着し、第2のリンク材の他端を足踏部材への軸着位置より上方で、且つ足踏部材の中央寄りの位置で軸着し、足踏部材の低い方の端に車輪への当接部を設けて作られた車輪の回転停止装置を用い、上記固定部材を台車又はワゴンの下部にある台板又は台枠の下方に固定し、足踏部材の上記突出した端を台板又は台枠から突出させたことを特徴とする台車又はワゴン。
  8. 前記車輪への当接部が、第2のリンク材と足踏部材とを軸着している軸の延長上に、ナットのネジ孔を車輪に向けて固定し、頭を車輪に向けたボルトをナットに通して構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の台車又はワゴン。
  9. 前記固定部材には、足踏部材の下降を限定する停止棒を付設したことを特徴とする、請求項7又は8に記載の台車又はワゴン。
  10. 足踏部材の低い方の端を、車輪の回転停止状態から停止解除状態に戻すよう付勢するバネを足踏部材に付設したことを特徴とする、請求項7−9の何れか1つの項に記載の台車又はワゴン。
  11. 前記車輪が固定キャスター又は自在キャスターに組み込まれたものであることを特徴とする、請求項7−10の何れか1つの項に記載の台車又はワゴン。
  12. 前記自在キャスターが車輪の進む方向を一時的に固定できるロック手段を備えたものであることを特徴とする、請求項11に記載の台車又はワゴン。
  13. 前記自在キャスターがロック手段を備えていないものである場合に、前記台板又は台枠と自在キャスターとの間に回り止めを付設して、車輪の進む方向を一時的に固定できるようにしたことを特徴とする、請求項11又は12に記載の台車又はワゴン。
  14. 前記回り止めが、自在キャスターの車輪を支持している外殻に外接する外接部分と、自在キャスターの取付用ボルトを貫通させる貫通孔と、貫通孔の周りに台板又は台枠の下端に突設したナット外面に密接する切欠を備えたものであることを特徴とする、請求項13に記載の台車又はワゴン。
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