JP4377801B2 - 移動台車用アウトリガ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投光機や発電機などの重量物を積載して移動させる移動台車に搭載される移動台車用アウトリガ装置に関する。
従来、重量物である投光機などの移動を容易に行わせるために、車台に投光機を載置した移動台車が存在している。例えば、この移動台車に積載した投光機を利用する際には、投光機に備えられた伸縮支柱の伸張時に生じる重心の移動や、風や地面などの影響によって移動台車が転倒することを防止するための張出杆を備えたアウトリガ装置が使用される。
この移動台車用アウトリガ装置は、通常、棒状部材で形成された張出杆の基端部を移動台車本体に回動自在に軸支し、先端部を地面方向に張り出して接地できるように構成されている。このような移動台車は、停車時や移動台車に備えた投光機などの使用時に、ペダル式ブレーキによって移動台車を停止させるととともに、張出杆を地面に接地させて、移動台車を水平状態に維持して転倒を防止している。
従来の移動台車用アウトリガ装置としては、例えば、移動台車に回動自在な張出杆を設け、この張出杆の先端が接地面近傍に位置したときに、張出杆が張出状態にロックされるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3037651号明細書(段落0009〜0014、図1〜図3)
しかしながら、前記特許文献1のような従来の移動台車用アウトリガ装置では、張出杆の先端部を接地させて移動台車を地面に対して固定するときに、張出杆が移動台車側の方向に回動するのを防止するストッパ片を、張出杆の基端部の張出杆基材の両側に設置している。このストッパ片は、ピンによって回動自在に軸支されて、張出杆の先端部を接地面近傍の位置に回動させたとき(以下、「張出状態」という)と、張出杆の先端部が上方向を向くように回動させたとき(以下「収納状態」という)に、作業者が手で張出杆と2つのストッパ片を回動してロック状態にしたり、アンロック状態にしたりする必要がある。このため、従来の移動台車用アウトリガ装置では、張出杆を張出状態および収納状態にするのに操作が複雑で時間がかかるという問題点があった。
また、前記張出杆基材の前後に配設された2つのストッパ片と、このストッパ片を軸支するためのピンが必要なため、部品点数や組付工数や部品管理工数が多くなり、コストアップになるという問題点があった。
そこで、本発明は、張出杆を張出状態および収納状態にするときの張出杆の操作が簡単であり、かつ、構造が簡素で安価な移動台車用アウトリガ装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明の移動台車用アウトリガ装置は、車台から外側に向けて張り出された張出杆の先端を接地させて移動台車を安定させる移動台車用アウトリガ装置であって、前記張出杆の基端部に固着された張出杆基材を回動自在に軸支する支軸を有し、前記車台に固定されたブラケットと、前記ブラケットに回動自在に軸支されるとともに、前記張出杆基材に摺接するガイドと、前記ガイドに一体に設けられてともに回動するレバーと、一端が前記レバーに係止され、他端が前記ブラケットに係止されて前記ガイドを前記張出杆基材に圧接させるための弾性部材と、を備え、前記張出杆基材は、前記張出杆を前記車台側に収納したときに、前記ガイドに形成された係合部が係合する切欠部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、移動台車用アウトリガ装置は、張出杆を車台側に収納状態にしたときに、張出杆の基端部に固着された張出杆基材の切欠部が、ガイドに形成された係合部に係合することにより、張出杆の収納状態が保持される。この切欠部と係合部との係合状態は、弾性部材がばね力によってガイドを張出杆基材に圧接させることにより、ガイドが切欠部に圧接して、しっかりとこの係合状態が保持される。このため、張出杆は、移動台車が移動するときの振動などでがたつくことがない。
一方、張出杆を車台から外側に張出状態にするときには、操作者が手で張出杆を車台の外側に回動させる。すると、張出杆は、張出杆基材がガイドに圧接しながら支軸を中心として下方向(地面方向)に回動して、張出杆の先端部が地面に接地される。このとき、張出杆基材は、弾性部材のばね力によってガイドが張出杆基材に圧接していることにより、張出杆が車台の外側に張り出した状態が保持されて、ロック状態になる。これにより、張出杆は、移動台車を安定した状態に保持するができる。
そして、張出状態の張出杆を車台側に収納するときは、レバーを弾性部材のばね力に抗する方向に回動させて、張出杆基材に圧接しているガイドを離間させる。これにより、張出杆は、張出杆基材の支軸を中心として上方向に容易に回動して、張出杆の先端部が地面から離れ、元の収納状態になる。
このように、移動台車用アウトリガ装置は、張出杆を張出状態にするときには、張出杆を下方向(地面方向)に回動させるだけで張出状態に保持され、また、張出杆を収納状態にするときには、レバーを引いてガイドを張出杆基材のロック状態から解除し、張出杆を上方向に回動すれば収納状態が保持されることにより、複雑な操作が不要となるため、操作時間が短縮できるとともに、張出杆の張出および収納の操作が簡単である。また、移動台車用アウトリガ装置は、従来のように張出杆の張出状態と収納状態を保持する複数のストッパ片やこのストッパ片を軸支するピンなどが不要となることにより、部品点数や組付工数や部品管理工数が削減されて、構造が簡素で、安価な移動台車用アウトリガ装置を提供することが可能となる。
請求項2に記載の移動台車用アウトリガ装置は、請求項1に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、前記ガイドは、前記レバーに設けられた把手部、および前記係合部より下側に回動軸を配設し、前記支軸は、前記回動軸より前記車台の外側の上方に配置され、前記弾性部材は、前記一端が前記回動軸と前記把手部との間の位置に配設されるとともに、前記他端が前記一端より下方で前記回動軸より前記車台の外側に配設されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、弾性部材は、一端がレバーの回動軸と把手との間に配置され、他端がその一端より下方で回動軸より車台の外側に配置されていることにより、張出杆に一体の張出杆基材とレバーに一体のガイドとが互いに回動した場合であっても、弾性部材がばね力によってガイドを張出杆基材に常に圧接させている。これにより、張出杆基材と一体の張出杆は、弾性部材で付勢されたガイドによって、収納状態と張出状態とに保持されるようになる。そして、レバーを弾性部材のばね力に抗して引っ張れば、ガイドが張出杆基材から離間して、張出杆を張出状態(ロック状態)から解除させることができる。
請求項3に記載の移動台車用アウトリガ装置は、請求項2に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、前記係合部は、前記張出杆基材に摺接する外側摺接面と上側摺接面とからなり、前記張出杆基材は、前記支軸を中央に配置した略四角形からなり、先端側に前記ガイドに摺接する先端面を有し、一方の側面側に前記張出杆が収納されたときに前記係合部に係合する前記切欠部が設けられ、他方の側面側に前記張出杆が張り出されたときに前記上側摺接面から離間した状態で対向した状態になるロック面が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、移動台車用アウトリガ装置は、張出杆の収納状態のとき、張出杆基材の切欠部に、弾性部材に付勢され外側摺接面と上側摺接面とからなる係合部が圧接して、収納状態が保持される。
この収納状態から張出杆を張出状態の方向(地面方向)に回動させると、略四角形の張出杆基材が支軸を中心として回動して、切欠部が係合部から抜け出し、順次に、張出杆基材の先端面がガイドの外側摺接面に、張出杆基材のロック面の端部が上側摺接面に圧接するとともに、ロック面が上側摺接面から離間して対向した状態で張出状態になる。
そうすると、張出杆基材のロック面は、端部が上側摺接面に圧接して、ロック面が上側摺接面から離間して対向した状態になることにより、弾性部材がガイドの上側摺接面を張出杆基材のロック面に接触し合う方向に付勢するため、張出杆が常に接地方向に付勢された状態になる。したがって、張出杆は、張出状態のとき、弾性部材によって地面方向に弾性力を有するため、がたつくことがない。
請求項4に記載の移動台車用アウトリガ装置は、請求項3に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、前記張出杆基材は、前記先端面と前記ロック面との間に、面取り状に形成された斜面を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、張出杆を収納状態から張出状態の方向に回動させると、張出杆基材が支軸を中心として回動して、切欠部が係合部から抜け出し、張出杆基材がガイドに摺接する箇所が切欠部から先端面、斜面に順次に移り変わる。そして、斜面がガイドの係合部に圧接しながら摺動するときに、張出杆基材とガイドとが摺接する箇所から支軸までの距離が変化することによって、張出杆基材とガイドとの摺接する圧力が変化するため、張出杆を張出状態の方向に操作する操作力がカクカクと変化して、節度感(クリック感)が得られる。したがって、作業者は、張出杆を収納状態から張出状態の方向に回動操作したとき、その節度感によって、張出杆が収納状態から張出状態に切換わったことを手で感じ取ることができる。
そして、張出杆基材は、前記のように略四角形に形成されて、先端面の角に斜面が形成されているため、張出杆基材がガイドに摺接する箇所において、斜面が支軸から一番遠い箇所に形成される。これにより、ガイドは、張出杆基材が回動して、摺接箇所が斜面を乗り越えると、弾性部材に付勢されて、上側摺接面が斜面の端部に摺接しながらロック面側に移動して、張出杆基材が収納方向(上方向)に回動するのを阻止するロック状態になる。張出杆は、先端部が接地面近傍の位置に回動したときに、張出杆基材のロック面側に、弾性部材に付勢されたガイドの上側摺接面が入り込んで、張出杆基材(張出杆)が地面と逆の方向(収納状態の方向)に回動することを防止する張出杆ロック機構を構成するようになる。したがって、移動台車は、張出杆によって、台車を確実に接地面に固定することが可能となる。
請求項5に記載の移動台車用アウトリガ装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、前記張出杆基材は、前記張出杆が収納位置に収納されたときに、前記ブラケットの外周部に当接するストッパを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、張出杆基材は、張出杆が収納位置に収納されたときに、ブラケットの外周部に当接するストッパを有することにより、張出杆が所定の収納状態以上に回動することがストッパによって阻止される。
本発明に係る移動台車用アウトリガ装置によれば、張出杆を張出状態および収納状態にするときの張出杆の操作が簡単であり、かつ、構造が簡素で安価な移動台車用アウトリガ装置を提供することができる。
次に、図1〜図7を参照して、発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)を説明する。
なお、本実施形態において、移動台車用アウトリガ装置において、張出杆は、取り付ける場所や取り付け方向によって向きが変化するため、その方向は任意であるが、説明の便宜上、図1および図2に示す方向とする。そして、「前」は投光機が設置される側、「後」はハンドルが設置される側、「右」および「左」は車輪が設置される側とする。
図1は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を備えた投光機を示す側面図である。図2は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を備えた投光機を示す背面図である。図3は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を備えた投光機を示す底面図である。
≪移動台車≫
図1に示すように、移動台車1は、投光機2などの機械を搭載して移動させるための車両である。移動台車1は、車台3と、この車台3の前後左右に配設された車輪4と、移動台車1の旋回方向を変更するためのハンドル5と、ブレーキペダル6(図2参照)と、車台3の後側の左右に配設されたアウトリガ装置7とを備えている。
以下、本発明の実施形態の一例として、車台3の後側の左右に配設したアウトリガ装置7を説明する。
≪投光機≫
投光機2は、夜間、道路工事現場などの暗い作業場所を照明する装置であり、車台3に搭載されたエンジン発電機2aによって発電されて照明するように構成されている。
≪車台≫
車台3は、移動台車1の本体フレームを構成するものであり、例えば、鋼板および型鋼などを用いて製作されている。図2に示すように、車台3には、後記するハンドル5と一体に連結された連結シャフト8を回動自在に支持する筒体11を保持する固定部材9(図4参照)と、後記するアウトリガ装置7を車台3に固定するためのブラケット10,10とが固定されている。
≪車輪、ブレーキペダル≫
図2および図3に示すように、車輪4は、車台3を支持するようにその四隅の前後に回転自在に設置されている。
ブレーキペダル6は、後側の車輪4の回転を停止させるためのものであり、車台3の後側に設置されている。
≪ハンドル≫
ハンドル5は、このハンドル5を操作することによって、前側の車輪4を操作に応じて転舵して移動台車1の旋回方向を変更するための部材であり、鋼管材よって形成されている。図2に示すように、このハンドル5は、車幅方向に向けて延設された把手5bと、この把手5bの中央部から下側方向に向けて延設された筒状のハンドルシャフト5aとを一体に形成した略T字型のものからなる。
図3に示すように、ハンドル5は、把手5bを回動させることにより、ハンドルシャフト5aと一体に設けられた連結シャフト8がリンク部材12を介して車軸13の支軸部材14を傾かせることにより、車輪4を転舵させる。
図4は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を搭載した移動台車のハンドルの取付部の構造を示す要部拡大分解斜視図である。
<ハンドルシャフト>
図4に示すように、ハンドルシャフト5aの下端部には、このハンドルシャフト5aの中に挿入される連結シャフト8に穿設された貫通孔8aに合致してともに、ボルト15が挿通される貫通孔5cと、この貫通孔5cに直交して設けられるとともに、連結シャフト8に穿設されたねじ孔8bに合致してともに止めねじ17が螺合されるねじ孔5dと、が穿設されている。ハンドルシャフト5aと連結シャフト8とは、ボルト15を貫通孔5c,8aに挿通させてナット16を螺合させることにより連結されるとともに、止めねじ17をねじ孔5d,8bに螺合させることによって、さらに、がたつきなく連結されている。
≪連結シャフト≫
連結シャフト8には、ハンドル5を左右の限界操舵角まで回動操作したときに、左右の端部がそれぞれ車台3の後端面3aに当接して、ハンドル5の操作可能な操舵角および車輪4の転舵角を規制するV字状の操舵角規制板18が固定されている。連結シャフト8の下端部には、先端をリンク部材12に連結した腕部8cが一体に形成されている。
≪固定部材≫
固定部材9は、連結シャフト8を回動自在に軸支する筒体11を側面に溶接して、この筒体11を車台3に固定するための部材であり、平面視して略コ字状の金属製板部材からなる。この固定部材9は、車台3の後端上に溶接されている。
図5は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を示す要部拡大分解斜視図である。図6は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を示す図であり、(a)張出杆が張出状態のときを示す要部拡大背面図、(b)は張出杆が張出状態のときを示す要部拡大右側面図である。
次に、図5および図6(a)、(b)を参照してアウトリガ装置7を説明する。
≪アウトリガ装置≫
図5に示すアウトリガ装置7は、投光機2(図1参照)を使用するときに、車台3から後側(外側)に向けて張り出された張出杆71の先端を接地させて車台3を安定させるための装置であり、例えば、車台3の後側の左右端部にそれぞれ設置されている。このアウトリガ装置7は、張出杆71と、張出杆基材72と、ブラケット73と、ガイド74と、係止片75cを有するレバー75と、弾性部材SPと、係止部材79と、支軸76とを備えてなる。
なお、車台3の左右に設置されるアウトリガ装置7,7は、左右対称な形状をしており(図2参照)、以下、車台3の右側に設置されるアウトリガ装置7を説明して、左側に設置されるアウトリガ装置7の構造の説明は省略する。
≪張出杆≫
図5に示す張出杆71は、張出状態のときに、車台3の後端部の左右からハ字状に開いた状態でそれぞれ接地されて、車台3を水平に保持させる支えとなる部材であり、例えば、鋼管などからなる(図2参照)。この張出杆71は、略く字状に折り曲げた状態に形成されて、基端部は張出杆基材72に溶接され、先端部にはキャップ77が嵌着されている(図6(a)、(b)参照)。なお、張出杆71は、下(地面)方向に回動したときに、地面に当接する程度の長さに形成されている。
≪張出杆基材≫
張出杆基材72は、張出杆71を、支軸76を介してブラケット73に回動自在に軸支されるとともに、張出杆71が収納状態および張出状態のときにガイド74に係止される部材である。この張出杆基材72は、支軸76を略中央に配置するための軸孔72gを穿設した略四角形の金属製厚板材からなり、レバー75の回動軸75bより後側(外側)の上方に配置されている。張出杆基材72は、張出杆71の基端部に溶接されて、軸孔72gより先端側がガイド74に圧接するようにブラケット73に軸支され、その軸孔72gより張出杆71側には、ストッパ72eが配設されている。張出杆基材72は、張出杆71を回動したときにガイド74がそれぞれ圧接する先端面72bと、この先端面72bに対して一方の側面側(ロック面72d側)に形成された斜面72cと、一方の側面を成すロック面72dと、他方の側面側に形成された切欠部72aと、を有している。
<切欠部、山部>
切欠部72aは、張出杆71が車台3側に収納されたときに、ガイド74に形成された係合部74aが係合して、張出杆71が車台3に対して上方向に立った状態を保持する箇所である。切欠部72aは、略三角形の溝からなり、この切欠部72aと先端面72bとの間の角に、湾曲形状の山部72iが形成されている。
山部72iは、張出杆71を回動したときに、ガイド74の外側摺接面74bを押圧して、ガイド74およびレバー75を回動させる箇所である(図7(b)〜(d)参照)。
<先端面、斜面、端部>
先端面72bは、張出杆基材72の先端に形成されて、ガイド74に摺接する平らな面である。
斜面72cは、張出杆71を矢印E,F方向(張出状態の方向および収納状態の方向)に回動したときに、張出杆基材72の外側摺接面74bに面接触することにより、レバー75を一時的に支持して節度感を付与させるための箇所である。また、斜面72cは、レバー75を回動操作したときに、ガイド74の頂部74dに摺接する箇所でもある(図7(e)参照)。この斜面72cは、先端面72bとロック面72dとの間に形成された面取り状の面からなる。
なお、斜面72cの両側の端部72f,72jは、張出杆基材72がガイド74と摺接する箇所において、軸孔72gから一番遠い位置に形成されて、弾性部材SPに付勢されたガイド74が一番強く圧接される箇所である。
<ロック面>
ロック面72dは、張出杆71が張出状態のときに、上側摺接面74cから離間した状態で対向した状態になる面であり、この状態でレバー75を介してガイド74が張出杆基材72に付勢されることにより、張出杆基材72に矢印E方向(地面方向)に回動する回動力を付与する(図7(f)参照)。また、ロック面72dは、張出杆71を矢印E方向(地面方向)に回動したとき、ガイド74の上側摺接面74cに面接触することで、張出杆71がそれ以上矢印E方向に回動することを阻止する。張出杆71が張出状態になったときに、張出杆基材72のロック面72d側には、弾性部材SPに付勢されたガイド74の上側摺接面74cが入り込んで、張出杆基材72(張出杆71)が接地面と逆の方向に回動することを防止する張出杆ロック機構を構成する。
<ストッパ>
ストッパ72eは、張出杆71が収納状態に回動されたときに、ブラケット73の上端面73gに当接して、張出杆基材72と一体の張出杆基材72が所定角度以上に矢印A方向(前方向)に回動をすることを阻止する部材である(図7(a)参照)。ストッパ72eは、例えば、張出杆基材72の切欠部72aがある側面近傍に嵌着されたピンからなる。なお、ストッパ72eは、張出杆基材72に固定されたものであれば、特に形状などは限定されない。
なお、ブラケット73の上端面73gは、特許請求の範囲に記載の「ブラケットの外周部」に相当する。
≪支軸≫
図5に示すように、支軸76は、張出杆基材72を支持板部73b,73c間に回動自在に軸支される部材であり、例えば、頭部を有する軸支ピン76aと、この軸支ピン76aに形成された環状溝76cに嵌着される止め輪76bとからなる。支軸76は、張出杆基材72の軸孔72gをブラケット73の軸孔73dに一致させて支持板部73b,73c間に張出杆基材72を挿入した状態で、軸孔73d,72gに挿通して、環状溝76cに止め輪76bを嵌着することにより、張出杆基材72をブラケット73に回動自在に軸支する。この支軸76は、回動軸75bより車台3の後側(外側)の上方に配置され、かつ、係止部材79の上方に設置されている。
≪ブラケット≫
ブラケット73は、アウトリガ装置7を車台3に設置するための部材であり、例えば、車台3の左右後端部にねじ部材N1,N2,N3などによって固定される金属製板部材からなる。このブラケット73は、車台3の上面3bおよび後端面3aに被着されるL字板状の被着部73aと、この被着部73aの上面から上側に立設された一対の支持板部73b,73cと、を溶接して一体に形成されている。
<被着部>
被着部73aは、略長方形の金属製板材をL字状に折曲した金属製板部材からなり、座金部材を介してねじ部材N1〜N3によって、車台3の後端面3aおよび上面3bに固定されている。被着部73aの上面側には、一対の支持板部73b,73cが平行に立設された状態で溶接されている。
<支持板部、係止部材、固定ピン>
支持板部73b,73cは、張出杆基材72、ガイド74およびレバー75を回動自在に支持するための部材である。この支持板部73bには、張出杆基材72を回動自在に軸支する支軸76と、ボルト78によってガイド74に固定されたレバー75の回動軸75bと、弾性部材SPの下端部を支持する係止部材79と、固定ピン73eと、前記被着部73aとが設けられている。
支持板部73bの軸孔73dの下方で、軸孔73fの後側(外側)には、係止部材79が固定されている。この係止部材79は、弾性部材SPの下端部を支持する部材であり、例えば、支持板部73bの側面に溶接などによって固定されるナットと、このナットに螺着されるボルトからなる。なお、この係止部材79の形状は、特に限定されず、支持板部73bに固定されて、弾性部材SPを支持するものであればよい。
固定ピン73eは、支持板部73b,73cを平行に保持するための部材であり、両端部が支持板部73b,73cの上端部に溶接されている。
≪ガイド≫
図5に示すように、ガイド74は、このガイド74と一体に回動するレバー75に設置した弾性部材SPのばね力で張出杆基材72に圧接することによって、張出杆基材72の回動に伴って摺接回動し、張出杆71の収納状態と張出状態を保持するための部材である。すなわち、ガイド74は、後記する係合部74aが、張出杆基材72の切欠部72aに係合することにより、張出杆71の収納状態(張出杆71が上方向に回動した状態)を保持する。
一方、ガイド74は、張出杆基材72が斜め下側に傾く張出状態のとき、ロック面72dの下側に頂部74dが圧接して、上側摺接面74cが、ロック面72dから離間し、対向した状態になって、張出杆71の張出状態を保持する部材である。この張出杆71の張出状態のとき、上側摺接面74cは、ロック面72dから離間した状態で対向した状態になることにより、張出杆71が接地面と逆の方向(矢印F方向)に回動することを阻止して、ロックする。
ガイド74は、側面視して略四角形の金属製厚板部材からなり、下側中央部にはレバー75の回動軸75bが挿入される軸止孔74eが穿設され、この軸止孔74eに直交してボルト78が螺着されるねじ孔74fが穿設されている。これにより、レバー75は、回動軸75bを軸止孔74eに挿入して、この回動軸75bに穿設された貫通孔75dに、ボルト78を挿通し、このボルト78をねじ孔74fに螺着することにより、ガイド74に一体に固定される。その結果、ガイド74は、レバー75を矢印A,B方向に回動操作すると、回動軸75bを中心として支持板部73b,73c間をレバー75と一体に矢印C,D方向に回動して、前記張出杆基材72の外周面に摺接する。
なお、ガイド74は、このガイド74と一体に回動するレバー75に設けられた把手部75a、係止片75cおよび係合部74aより下側に回動軸75bを配置している。
<係合部>
係合部74aは、ガイド74が張出杆基材72の外周部に摺接する面であり、外側摺接面74bと、外側摺接面74bと、上側摺接面74cと外側摺接面74bとの間に形成された頂部74dと、からなる。係合部74aは、張出杆71が収納状態のときに、切欠部72aに係合される(図7(a)参照)。
なお、外側摺接面74bと上側摺接面74cとがなす頂部74dの角度は、鈍角となっている。
外側摺接面74bは、張出杆71が上方向から斜め上方向の間を向いているときに、張出杆基材72の山部72iが摺接する箇所である(図7(b)〜(d)参照)。
頂部74dは、張出杆71が後方向(外側方向)からやや下側に回動したときに、張出杆基材72の斜面72cが摺接する(図7(e)参照)。
上側摺接面74cは、張出杆71が張出状態のときに、張出杆基材72の端部72fが摺接して、ロック面72dが面接触せず、離間した状態になるように形成されている(図7(f)参照)。このとき、ガイド74は、弾性部材SPのばね力により、張出杆基材72側に付勢されて、上側摺接面74cが端部72fを押圧してロック面72dに面接触する方向の付勢力を有する。この付勢力により、張出杆基材72および張出杆71が押圧されて、張出杆71には、地面の方向に回動する弾性力が備えられている。
≪レバー≫
図5に示すように、レバー75は、作業者が把手部75aを手で掴んで、回動軸75bを中心として把手部75aを矢印A方向(前方向)に回動させることにより、ガイド74を張出杆基材72から離間させて、ロック状態を解除させるための部材である。このレバー75は、例えば、丸棒状の金属からなり、上端部には右側(外側)に向けてL字状に折曲してなる把手部75aが形成され、下端部には車台3側に向けてL字状に折曲してなる回動軸75bが形成され、中央部には、弾性部材SPの上端部が係止される係止片75cが溶接されている。上側摺接面74cは、張出杆71の張出状態からさらに矢印E方向(地面方向)に回動したときに、ロック面72dに面接触して、張出杆71の回動を阻止させる役目を有する。
<回動軸、係止片>
回動軸75bは、支持板部73b,73cの軸孔73f、およびガイド74の軸止孔74eに挿通し、この回動軸75bに直交する方向からガイド74のねじ孔74f、および回動軸75bの貫通孔75dに挿入し、ねじ孔74fにボルト78を螺合して、支持板部73b,73cに回動自在に軸支されている。このため、前記レバー75は、ボルト78によってガイド74に一体に設けられて、ガイド74ともに回動軸75bを中心として回動する。回動軸75bは、図6(b)に示すように、支持板部73b,73c(図5参照)において、支軸76より下側で、前側(車台3側)に配置されている。
係止片75cは、レバー75の中央部の支軸76側に設置されたL字状の金属片からなり、弾性部材SPに端部に設けられた略C字状の掛止部が挿入される貫通孔が穿設されている。
≪弾性部材≫
弾性部材SPは、ガイド74を張出杆基材72に圧接させて、張出杆71の張出状態と収納状態を保持させるためのばね部材である。すなわち、弾性部材SPは、張出杆71が張出状態のとき、張出杆71の先端部が接地する方向に回動する回動力を付与して、車台3を接地面上に安定性良く固定させる。一方、弾性部材SPは、張出杆71が収納状態のとき、ガイド74を付勢させて、係合部74aを切欠部72aに圧接させるとともに、張出杆基材72に設けたストッパ72eがブラケット73の上端面73g(外周部)に圧接する方向に回動する回動力を付与して、張出杆71が車台3に振動や衝撃が加えられたときでもがたつくことがないようにする。この弾性部材SPは、例えば、引張りコイルばねからなり、一端がレバー75に係止され、他端がブラケット73に係止されている。そして、弾性部材SPは、前記一端が回動軸75bと把手部75aとの間の位置に配置されるとともに、他端が前記一端より下方で回動軸75bより後側(車台3の外側)に配設されている。すなわち、弾性部材SPは、図6(b)に示すように、側面視して、支軸76と回動軸75bとを結ぶ線に対して、交差する対角線のように配置されている。
<キャップ>
図6(a)、(b)に示すように、キャップ77は、張出杆71の先端部に嵌着されて接地面との滑りを防止する滑り止め部材であり、合成樹脂または合成ゴムからなる有底円筒状の部材である。
≪作用≫
次に、図7(a)〜(f)を主に各図を参照しながら、移動台車用アウトリガ装置7における作用を説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を示す図であり、(a)は張出杆が収納状態のときの様子を示す要部拡大側面図、(b)ないし(e)は張出杆が収納状態から張出状態になるときの状態を順次に示す要部拡大側面図(弾性部材を省略)、(f)は張出杆が張出状態のときの様子を示す要部拡大側面図である。
アウトリガ装置7を未使用のときは、図7(a)に示すように、張出杆71は、車台3から上方向を向いた略垂直状態(収納状態)にあり、地面から離れていて移動台車1が移動するのに支障を来たすことがない。
このとき、弾性部材SPには、レバー75の中央部にある係止片75cを後側斜め下方(矢印G方向)に引っ張る力が働いている。このため、レバー75およびガイド74は、弾性部材SPの引張力によって、ガイド74が張出杆基材72に圧接する方向(矢印B方向)に付勢されている。
張出杆基材72の切欠部72aは、前方向を向いた状態にあり、この切欠部72aに、弾性部材SPに付勢されたガイド74の係合部74aが係合して、張出杆71の収納状態が保持されている。
張出杆基材72の切欠部72aは、この切欠部72aより角度が大きい鈍角の係合部74aが係合したことにより、弾性部材SPのばね力で、上側摺接面74cと外側摺接面74bとが切欠部72aの切口端に圧接した状態になるため、がたつきなく保持される。また、張出杆基材72は、ストッパ72eがブラケット73の上端面73gに圧接して、矢印F方向(上方向)に回動できない状態にある。これにより、張出杆71は、移動台車1を移動させても、走行中の振動などによってがたつくことがない。
そして、移動台車1を夜間工事現場などに移動し、投光機2を使用するときには、アウトリガ装置7を張出状態にして車台3を安定させてから、投光機2のライトを上昇させて、照明する方向に向ける。
アウトリガ装置7を張出状態にするときには、張出杆71を握って矢印E方向(後(外)方向)に回動させる。すると、張出杆71および張出杆基材72が支軸76を中心として回動する。張出杆基材72は、まず、山部72iがガイド74の外側摺接面74bを押圧して、ガイド74およびレバー75を回動軸75bを中心として、矢印A方向(前方向)に回動させる。切欠部72aに係合していた係合部74aは、図7(b)に示すように、切欠部72aから抜け出す。
さらに張出杆71を矢印E方向(後(外)方向)に回動させると、張出杆基材72の山部72iがガイド74の外側摺接面74bを、図7(c)および図7(d)に示すように摺動しながら押圧して、ガイド74およびレバー75を矢印A方向(前方向)に回動させる。
さらに張出杆71を矢印E方向(後(外)方向)に回動させると、順次、張出杆基材72の先端面72b、斜面72c、端部72fが係合部74aに摺接して、張出杆71が張出状態になる。
すなわち、図7(d)に示す状態からさらに張出杆71を矢印E方向(地面方向)に回動させたときには、まず、張出杆基材72の先端面72bとガイド74の外側摺接面74bとが面接触する。この位置状態で張出杆71の回動操作を停止させたときには、平らな先端面72bと外側摺接面74bとが圧接することにより、この状態が保持されて、張出杆71およびレバー75が斜めに傾いた状態に保つことができる。
さらに、張出杆71を矢印E方向(地面方向)に回動すると、張出杆基材72の先端面72bと斜面72cとの間にある端部72jが外側摺接面74bに摺接してガイド74を矢印A方向に回動させる。なお、端部72jは、張出杆基材72において、支軸76から先端面72b側に一番遠い位置あり、この端部72jがガイド74の頂部74dに圧接したときに、ガイド74およびレバー75が矢印A方向(前方向)に一番傾いた状態になる。この状態が過ぎると、図7(e)に示すように、張出杆基材72の斜面72cと頂部74dとが摺接して、ガイド74およびレバー75が僅かに矢印B方向(後(外)方向)に回動する。
そして、さらに張出杆71を矢印E方向(地面方向)に回動させると、斜面72cと外側摺接面74bとが面接触する。この位置で張出杆71の回動操作を停止させたときには、平らな斜面72cと外側摺接面74bとが圧接することにより、この状態が保持されて、張出杆71およびレバー75が斜めに傾いた状態に保つことができるとともに、張出杆71を収納状態から張出状態にする途中のこの位置状態を通過するときに、節度感が得られる。
さらに張出杆71を矢印E方向(地面方向)に回動させると、端部72fが外側摺接面74b、頂部74dと順次に摺接して、この端部72fが頂部74dを乗り越えると、弾性部材SPのばね力により、端部72fが上側摺接面74c上を摺動して、自動的に図6(f)に示す張出状態になる。このため、作業者は、張出杆71を収納状態から張出状態の方向に回動操作したとき、前記節度感によって、張出杆71が収納状態から張出状態に切換わったことを手で感じ取ることができる。
この状態においても、弾性部材SPには、レバー75およびガイド74を矢印B方向(後方向)に回動させる引張力が働いている。したがって、ガイド74には、上側摺接面74cが張出杆基材72の端部72fを矢印H方向に押す力が作用して、張出杆71を矢印E方向(地面方向)に回転させる(図7(f)参照)。この弾性部材SPのばね力によって、張出杆71の先端部を接地面に押さえ付ける力が作用することになり、接地摩擦力が大となるため、移動台車1を確実に地面に固定させることができる。
張出杆71を元に収納状態にするときには、レバー75を弾性部材SPのばね力に抗して矢印A方向(前方向)に回動させる。すると、レバー75とともにガイド74が矢印A方向に同回転して、係合部74aが張出杆基材72から離間して、張出杆71を矢印F方向(上方向)に回動させることが可能となり、張出杆71を手で握って元の収納状態の位置まで回動して収納させる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、アウトリガ装置7が搭載される移動台車1は、投光機2が搭載される車両の車台3に限定されるものでなく、様々なタイプの車両の台車に搭載可能である。
アウトリガ装置7は、その一例として車台3の左右後端部に設置したものを説明したが、車台3の前後左右の四隅に配設してもよい。このようにすることにより、さらに車台3を安定した状態に保持することができるようになる。
また、前記実施形態では、アウトリガ装置7を車台3の後側の左右端部にそれぞれ設置して、張出杆71が後方向に回動するようにしたが、アウトリガ装置7を車台3の左右側の前後端部にそれぞれ設置して、張出杆71が左右外方向に回動するようにしてもよい。
さらに、アウトリガ装置7は、車台3の前後左右の端部に、張出杆71が斜め外側後方、および斜め外側前方に向かって回動して、張出状態になるようにそれぞれ設置してもよい。
なお、図5に示す張出杆基材72の斜面72cは、なくてもよい。この場合には、斜面72cを形成した箇所を曲面状に形成する。このように形成することにより、ガイド74に圧接する張出杆基材72の回動がスムーズになって、張出杆71を張出状態および収納状態に回動操作したときに、節度感のない動きとなる。
本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を備えた投光機を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を備えた投光機を示す背面図である。 本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を備えた投光機を示す底面図である。 本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を搭載した移動台車のハンドルの取付部の構造を示す要部拡大分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を示す要部拡大分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を示す図であり、(a)張出杆が張出状態のときを示す要部拡大背面図、(b)は張出杆が張出状態のときを示す要部拡大右側面図である。 本発明の実施形態に係る移動台車用アウトリガ装置を示す図であり、(a)は張出杆が収納状態のときの様子を示す要部拡大側面図、(b)ないし(e)は張出杆が収納状態から張出状態になるときの状態を順次に示す要部拡大側面図、(f)は張出杆が張出状態のときの様子を示す要部拡大側面図である。
符号の説明
1 移動台車
3 車台
7 アウトリガ装置
71 張出杆
72 張出杆基材
72a 切欠部
72b 先端面
72c 斜面
72d ロック面
72e ストッパ
73 ブラケット
73g 上端面(外周部)
74 ガイド
74a 係合部
74b 外側摺接面
74c 上側摺接面
75 レバー
75a 把手部
75b 回動軸
76 支軸
SP 弾性部材

Claims (5)

  1. 車台から外側に向けて張り出された張出杆の先端を接地させて移動台車を安定させる移動台車用アウトリガ装置であって、
    前記張出杆の基端部に固着された張出杆基材を回動自在に軸支する支軸を有し、前記車台に固定されたブラケットと、
    前記ブラケットに回動自在に軸支されるとともに、前記張出杆基材に摺接するガイドと、
    前記ガイドに一体に設けられてともに回動するレバーと、
    一端が前記レバーに係止され、他端が前記ブラケットに係止されて前記ガイドを前記張出杆基材に圧接させるための弾性部材と、を備え、
    前記張出杆基材は、前記張出杆を前記車台側に収納したときに、前記ガイドに形成された係合部が係合する切欠部を有すること
    を特徴とする移動台車用アウトリガ装置。
  2. 請求項1に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、
    前記ガイドは、前記レバーに設けられた把手部、および前記係合部より下側に回動軸を配設し、
    前記支軸は、前記回動軸より前記車台の外側の上方に配置され、
    前記弾性部材は、前記一端が前記回動軸と前記把手部との間の位置に配設されるとともに、前記他端が前記一端より下方で前記回動軸より前記車台の外側に配設されていること
    を特徴とする移動台車用アウトリガ装置。
  3. 請求項2に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、
    前記係合部は、前記張出杆基材に摺接する外側摺接面と上側摺接面とからなり、
    前記張出杆基材は、前記支軸を中央に配置した略四角形からなり、
    先端側に前記ガイドに摺接する先端面を有し、
    一方の側面側に前記張出杆が収納されたときに前記係合部に係合する前記切欠部が設けられ、
    他方の側面側に前記張出杆が張り出されたときに前記上側摺接面から離間した状態で対向した状態になるロック面が形成されていること
    を特徴とする移動台車用アウトリガ装置。
  4. 請求項3に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、
    前記張出杆基材は、前記先端面と前記ロック面との間に、面取り状に形成された斜面を有すること
    を特徴とする移動台車用アウトリガ装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の移動台車用アウトリガ装置であって、
    前記張出杆基材は、前記張出杆が収納位置に収納されたときに、前記ブラケットの外周部に当接するストッパを有すること
    を特徴とする移動台車用アウトリガ装置。
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