JP5981820B2 - マイクロチャンネルプレート、マイクロチャンネルプレートの製造方法、及びイメージインテンシファイア - Google Patents

マイクロチャンネルプレート、マイクロチャンネルプレートの製造方法、及びイメージインテンシファイア Download PDF

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Description

本発明は、マイクロチャンネルプレート、マイクロチャンネルプレートの製造方法、及びイメージインテンシファイアに関する。
従来、電子の増倍に用いられるマイクロチャンネルプレートを備えたイメージインテンシファイアにおいては、マイクロチャンネルプレート内部からのCsや残留ガスのイオンによる光電面へのフィードバックがライフ特性を劣化させる要因として知られている。このような問題に対し、例えば特許文献1に記載のデバイスでは、マイクロチャンネルプレートの表面を覆うようにAlなどの金属膜(イオンバリア膜)を形成している。
米国特許第3742224号明細書
上述した従来の手法では、チャンネルの表面にイオンバリア膜を形成するにあたり、マイクロチャンネルプレートの表面全体に有機膜を形成している。そして、この有機膜を下地としてイオンバリア膜を形成し、イオンバリア膜の形成の後、焼成等によって有機膜を除去している。しかしながら、このような手法では、有機膜が金属膜とチャンネル表面との間に位置するため、有機膜がマイクロチャンネルプレートの表面に残留してしまうことがあった。そのため、残留有機膜によってイオンバリア膜の性能が低下し、マイクロチャンネルプレートのライフ特性が十分に向上しないおそれがあった。さらに、二次電子透過性を確保するためにはイオンバリア膜が薄いことが好ましいが、従来のイオンバリア膜を単純に薄くすると、機械的強度の観点で問題が生じていた。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、イオンフィードバックを抑制してライフ特性を十分に向上できるマイクロチャンネルプレート、マイクロチャンネルプレートの製造方法、及びイメージインテンシファイアを提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係るマイクロチャンネルプレートは、表面及び裏面を有する基体と、基体の表面から裏面にかけて貫通する複数のチャンネルと、チャンネルの内壁面に形成された電子放出膜と、チャンネルにおける基体の表面側の開口部を覆うように形成されたイオンバリア膜と、を備え、電子放出膜とイオンバリア膜とが同一の成膜工程によって一体的に形成されていることを特徴としている。
このマイクロチャンネルプレートでは、電子放出膜とイオンバリア膜とが同一の成膜工程によって一体的に形成されている。この構造では、電子放出膜とイオンバリア膜とが連続且つ強固な膜となるため、従来の構造と比較してイオンバリア膜を薄く形成できる。また、イオンバリア膜を有機膜の裏側(チャンネルの開口部側)に形成するので、有機膜の除去の際に有機膜を露出させておくことが可能となる。これにより、有機膜がマイクロチャンネルプレートの基体の表面に残留してしまうことが抑制され、残留有機膜によるイオンバリア膜の性能低下を抑えることができる。したがって、マイクロチャンネルプレートからのイオンフィードバックを抑制できる。
また、電子放出膜及びイオンバリア膜は、金属酸化物を含んで形成されていることが好ましい。金属酸化物は化学的な安定性に優れるので、金属酸化物を用いることにより、電子放出膜及びイオンバリア膜の経時変化を抑えられる。
また、電子放出膜及びイオンバリア膜は、原子層堆積法によって成膜されていることが好ましい。原子層堆積法を用いることにより、電子放出膜及びイオンバリア膜をより確実に強固且つ緻密な膜とすることができる。
また、イオンバリア膜上には、基体の表面を覆うように形成された金属膜が形成されていることが好ましい。この場合、金属膜がチャンネルIN側の電極(入力電極)を兼ねることができる。また、金属膜によって電子の供給が可能となり、イオンバリア膜の帯電を防止できる。
また、チャンネルの内壁面には、電子放出膜よりも内側に抵抗膜が形成されていることが好ましい。この場合、チャンネルIN側とOUT側との間に電圧が印加されたときに抵抗膜によって電位傾斜が形成され、電子増倍が可能となる。
また、抵抗膜は、電子放出膜及びイオンバリア膜と同一の成膜工程によって一体的に形成されていることが好ましい。これにより、抵抗膜を容易に形成できる。
また、チャンネルにおける基体の表面側の端部には、入力電極が形成され、チャンネルにおける基体の裏面側の端部には、出力電極が形成されていることが好ましい。この場合、電子放出膜として機能する領域を十分に確保できる。
また、出力電極は、前記電子放出膜よりも外側に形成されていることが好ましい。この場合、電子放出膜からの二次電子の出射角が制限されるので、分解能を向上できる。
また、本発明に係るマイクロチャンネルプレートの製造方法は、表面から裏面にかけて貫通する複数のチャンネルが形成された基体を準備する基体準備工程と、基体の表面を覆うように有機膜を形成する有機膜形成工程と、原子層堆積法を用いることにより、チャンネルの内壁面に電子放出膜を形成すると同時に、有機膜に重なるように前記チャンネルにおける基体の表面側の開口部を覆うイオンバリア膜を電子放出膜と一体的に形成する機能膜形成工程と、電子放出膜及びイオンバリア膜の形成の後、有機膜を前記基体の表面から除去する有機膜除去工程と、を備えたことを特徴としている。
このマイクロチャンネルプレートの製造方法では、電子放出膜とイオンバリア膜とを原子層堆積法によって一体的に形成している。これにより、電子放出膜とイオンバリア膜とが連続且つ強固な膜となるため、従来の方法と比較してイオンバリア膜を薄く形成できる。また、イオンバリア膜を有機膜の内側(チャンネルの開口部側)に形成するので、有機膜の除去の際に有機膜を露出させておくことが可能となる。これにより、有機膜がマイクロチャンネルプレートの基体の表面に残留してしまうことが抑制され、残留有機膜によるイオンバリア膜の性能低下を抑えることができる。したがって、マイクロチャンネルプレートからのイオンフィードバックを抑制できる。
また、有機膜除去工程の後、イオンバリア膜における基体と反対側の面を覆うように金属膜を形成する金属膜形成工程を更に備えたことが好ましい。この場合、金属膜がチャンネルIN側の電極(入力電極)を兼ねることができる。また、金属膜によって電子の供給が可能となり、イオンバリア膜の帯電を防止できる。
また、本発明に係るマイクロチャンネルプレートの製造方法は、表面から裏面にかけて貫通する複数のチャンネルが形成された基体を準備する基体準備工程と、基体の表面を覆うように有機膜を形成する有機膜形成工程と、有機膜における基体と反対側の面を覆うように金属膜を形成する金属膜形成工程と、金属膜の形成後に、有機膜を基体の表面から除去する有機膜除去工程と、有機膜除去工程の後に、原子層堆積法を用いることにより、チャンネルの内壁面に電子放出膜を形成すると同時に、金属膜に重なるようにチャンネルにおける基体の表面側の開口部を覆うイオンバリア膜を電子放出膜と一体的に形成する機能膜形成工程と、を備えたことを特徴としている。
このマイクロチャンネルプレートの製造方法では、電子放出膜とイオンバリア膜とを原子層堆積法によって一体的に形成している。これにより、電子放出膜とイオンバリア膜とが連続且つ強固な膜となるため、従来の方法と比較してイオンバリア膜を薄く形成できる。また、金属膜の形成後に有機膜を基体の表面から除去するので、有機膜がマイクロチャンネルプレートの基体の表面に残留してしまうことが抑制され、残留有機膜によるイオンバリア膜の性能低下を抑えることができる。したがって、マイクロチャンネルプレートからのイオンフィードバックを抑制できる。
また、有機膜形成工程に先立ち、チャンネルの内壁面に抵抗膜を形成する抵抗膜形成工程を更に備えたことが好ましい。このような抵抗膜により、チャンネルIN側とOUT側との間に電圧が印加されたときに抵抗膜によって電位傾斜が形成され、電子増倍が可能となる。
また、機能膜形成工程において、チャンネルの内壁面と電子放出膜との間に、電子放出膜及びイオンバリア膜と一体的に抵抗膜を形成することが好ましい。この場合、これにより、抵抗膜を容易に形成できる。
また、機能膜形成工程の後、チャンネルにおける基体の裏面側の端部に出力電極を形成する出力電極形成工程を更に備えたことが好ましい。この場合、電子放出膜からの二次電子の出射角が制限されるので、分解能を向上できる。
また、本発明に係るイメージインテンシファイアは、入射光を光電子に変換する光電陰極と、光電陰極から放出された光電子を増倍する上記のマイクロチャンネルプレートと、マイクロチャンネルプレートによって増倍された電子を受ける電子入射面と、を備えたことを特徴としている。
このイメージインテンシファイアでは、上記のマイクロチャンネルプレートを用いることにより、イオンフィードバックによる光電陰極の劣化が抑制されるため、ライフ特性を十分に向上できる。
本発明によれば、マイクロチャンネルプレートからのイオンフィードバックを抑制でき、イメージインテンシファイアのライフ特性を十分に向上できる。
本発明の一実施形態に係るイメージインテンシファイアを示す一部断面図である。 図1に示したイメージインテンシファイアの主要部を簡略化して示す断面図である。 図1に示したイメージインテンシファイアに内蔵されるマイクロチャンネルプレートの一例を示す斜視図である。 図3に示したマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。 図3に示したマイクロチャンネルプレートの製造工程を示す断面図である。 図5の後続の工程を示す断面図である。 変形例に係るマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。 図7に示したマイクロチャンネルプレートの製造工程を示す断面図である。 図8の後続の工程を示す断面図である。 別の変形例に係るマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。 更に別の変形例に係るマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。 更に別の変形例に係るマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。 本発明の効果確認試験における光源の条件を示す図である。 本発明の効果確認試験の結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るイクロチャンネルプレート、マイクロチャンネルプレートの製造方法、及びイメージインテンシファイアの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るイメージインテンシファイアを示す一部断面図である。また、図2は、図1に示したイメージインテンシファイアの主要部を簡略化して示す断面図である。図1及び図2に示すイメージインテンシファイア1は、筐体2の内部に、光電面(光電陰極)3、マイクロチャンネルプレート4、及び蛍光面5が近接して配置されたイメージインテンシファイアである。
イメージインテンシファイア1の内部は、略中空円柱状をなす筐体2の両端部を略円板状の入射窓11及び出射窓12で気密に封止することにより、高真空状態に保持されている。筐体2は、例えば略中空円筒状のセラミック製の側管13と、側管13の側部を被覆する略中空円柱状のシリコンゴム製のモールド部材14と、モールド部材14の側部及び底部を被覆する略中空円筒状のセラミック製のケース部材15とによって構成されている。
モールド部材14の両端部には、例えば2個の貫通孔がそれぞれ形成されている。ケース部材15の一端は解放された状態となっており、ケース部材15の他端には、モールド部材14の一方の貫通孔とその周縁を一致させた貫通孔が形成されている。モールド部材14の一端側において、モールド部材14の一方の貫通孔周辺の表面には、ガラス製の入射窓11が接合されている。入射窓11の真空側表面の略中央部分には、薄膜状の光電面3が設けられている。入射窓11は、例えば石英ガラスなどからなる板状部材であり、当該板状部材にKやNaなどのアルカリ金属を蒸着することによって光電面3が形成されている。
一方、モールド部材14の他端側において、モールド部材14の他方の貫通孔には、出射窓12が嵌合している。出射窓12の真空側表面の略中央部分には、薄膜状の蛍光面(電子入射面)5が設けられている。出射窓12は、例えば多数の光ファイバをプレート状に集束して構成されたファイバプレートである。ファイバプレートの各光ファイバは、光電面3に対して光軸が直交し、かつ、真空側端面が面一に整合した状態となっている。このファイバプレートの真空側表面に(ZnCd)S:Ag等の蛍光体を塗布することで蛍光面5が形成されている。蛍光面5から出射した光像は、ファイバプレートを通過後、一般にCCDカメラ等の撮像手段によって取得される。なお、この例では、マイクロチャンネルプレートで増倍された電子を電子入射面である蛍光体で光像に変えて最終的にCCDカメラで撮像しているが、電子入射面として電子打ち込み式固体イメージセンサ(例えばEBCCD)を使用して撮像することも可能である。
なお、蛍光面5の真空側表面には、メタルバック層と低電子反射率層とが順次積層されている。メタルバック層は、例えばAlの蒸着によって形成され、マイクロチャンネルプレート4を通過した光に対して比較的高い反射率を有し、かつマイクロチャンネルプレート4からの光電子に対して比較的高い透過率を有している。また、低電子反射率層は、例えばC,Be等の蒸着によって形成され、マイクロチャンネルプレート4からの光電子に対して比較的低い反射率を有している。
光電面3と蛍光面5との間には、略円板状のマイクロチャンネルプレート4が配置されている。マイクロチャンネルプレート4は、側管13の内壁に固定された取付部材21,22の内縁で支持され、光電面3及び蛍光面と所定の間隔をもって対向した状態となっている。マイクロチャンネルプレート4は、電子を増倍する増倍部として機能し、光電面3で生じた光電子を増倍した後、蛍光面5に向けて出力する。
入射窓11の真空側表面の周辺領域では、金属製の配線層(不図示)が光電面3に対して電気的に接続されている。この配線層と光電面3との接続にあたっては、側管13と入射窓11とで挟持された取付部材23がモールド部材14内に延びて固定されている。また、出射窓12の真空側表面の周辺領域では、金属製の別の配線層(不図示)が蛍光面5に対して電気的に接続されている。この配線層と蛍光面5との接続にあたっては、側管13とモールド部材14とで挟持された取付部材24がモールド部材14内に延びて固定されている。
取付部材21〜24の端部には、例えばコバール金属からなるリード線25〜28の一端がそれぞれ接続されている。リード線25〜28の他端は、モールド部材14及びケース部材15を気密に貫通して外部に突出し、外部電圧源(不図示)に電気的に接続されている。これにより、光電面3、マイクロチャンネルプレート4、及び蛍光面5には、外部電圧源からの所定の電圧が印加される。光電面3とマイクロチャンネルプレート4の入力面4a(図2参照)との間には、例えば200V程度の電位差が設定され、マイクロチャンネルプレート4の入力面4aと出力面4b(図2参照)との間には、例えば500V〜900V程度の電位差が可変に設定される。また、マイクロチャンネルプレート4の出力面4bと蛍光面5との間には、例えば6kV程度の電位差が設定される。
続いて、上述したマイクロチャンネルプレート4について、更に詳細に説明する。図3は、マイクロチャンネルプレートの一例を示す斜視図である。また、図4は、その膜構成を示す断面図である。
図3に示すように、マイクロチャンネルプレート4は、入力面(表面)4a及び出力面(裏面)4aを有する円板状の基体31を有している。基体31は、例えば鉛ガラスやアルマイト処理が施された酸化アルミ等の絶縁性材料によって形成されている。基体31には、入力面4a側から出力面4b側に至る断面円形状の複数のチャンネル32が形成されている。チャンネル32は、隣り合うチャンネル32との中心間距離が例えば数μm〜数十μmとなるように、平面視でマトリクス状に配置されている。また、基体31には、図4に示すように、機能的な膜として、抵抗膜33と、入力電極34と、出力電極35と、電子放出膜36と、イオンバリア膜37とが形成されている。
抵抗膜33は、チャンネル32の内壁面全体にわたって、電子放出膜36の内側に設けられている。抵抗膜33の厚さは、例えば100Å〜10000Å程度となっている。この抵抗膜33は、例えば基体31が鉛ガラスによって形成されている場合、基体31を真空炉に設置して高温の水素ガスを流入し、鉛ガラスの表面を還元することによって形成される。抵抗膜33の抵抗値は、真空炉の雰囲気温度、水素ガス濃度、還元時間などの制御によって所望の値に調整することができる。また、抵抗膜33は、後述する原子層堆積法によって形成することができる。原子層堆積法を用いる場合、例えばAl層とZnO層とをそれぞれ複数層堆積して抵抗膜33を形成できる。この場合の抵抗膜33の厚さは20Å〜400Åが好適である。
入力電極34及び出力電極35は、チャンネル32における入力面4a側の端部と出力面4b側の端部とにそれぞれ設けられている。入力電極34及び出力電極35は、例えばIn及びSnOからなるITO膜や、ネサ膜、ニクロム膜、インコネル(登録商標)膜などを蒸着することによって形成されている。蒸着を用いることにより、入力電極34は、入力面4aのうちチャンネル32の開口部32aを除いた領域と、チャンネル32の内壁面における入力面4a側の端部とにわたって形成され、出力電極35は、出力面4bのうちチャンネル32の開口部32bを除いた領域と、チャンネル32の内壁面における出力面4b側の端部とにわたって形成されている。入力電極34及び出力電極35の厚さは、例えば1000Å程度となっている。
電子放出膜36は、チャンネル32の内壁面全体にわたって、抵抗膜33、入力電極、及び出力電極35を覆うように設けられている。また、イオンバリア膜37は、チャンネル32における入力面4a側の開口部32aを覆うように形成されている。電子放出膜36及びイオンバリア膜37の厚さは、例えば10Å〜200Å程度となっている。これらの電子放出膜36及びイオンバリア膜37は、例えば原子法堆積法(ALD:Atomic Layer Deposition)を用いることにより、同一の工程で一体的に形成されている。
原子層堆積法は、化合物の分子の吸着工程、反応による成膜工程、及び余剰分子を除去するパージ工程を繰り返し行うことで、原子層を一層ずつ積層して薄膜を得る手法である。電子放出膜36及びイオンバリア膜37の形成材料には、化学的な安定性を得る観点から金属酸化物が用いられる。このような金属酸化物としては、例えばAl、MgO、BeO,CaO、SrO,BaO、SiO、TiO、RuO、ZrO、NiO、CuO、GaO、ZnO等が挙げられる。
次に、マイクロチャンネルプレート4の製造方法について説明する。
以上のような構成を有するマイクロチャンネルプレート4を製造する場合、まず、抵抗膜33、入力電極34、及び出力電極35を基体31にそれぞれ形成する。次に、図5に示すように、入力面4aを覆うように有機膜38を形成する。この有機膜38としては、例えばニトロセルロース膜が挙げられる。また、有機膜38の厚さは、例えば200Å〜400Å程度とすることが好ましい。有機膜の形成方法としては、公知の方法(例えば特公昭53−35433号公報の第4頁左欄2行目〜第4頁右欄8行目参照)を用いることができる。
有機膜38の形成の後、図6に示すように、原子法堆積法を用いて電子放出膜36及びイオンバリア膜37を同一の工程にて形成する。この工程では、電子放出膜36及びイオンバリア膜37の形成材料となる金属酸化物を含むガスを出力面4b側からチャンネル32内に流入させる。こうすることで、有機膜38がチャンネル32の入力面4a側を塞ぐ蓋の役目をなし、チャンネル32の内壁面に電子放出膜36が形成されると同時に、有機膜38の裏面側に重なるようにチャンネル32の入力面4a側の開口部32aを覆うようにイオンバリア膜37が形成される。
例えばAlを用いて電子放出膜36及びイオンバリア膜37を成膜する場合、反応ガスとして例えばトリメチルアルミを用いることができる。この場合、成膜工程には、HOの吸着工程、HOのパージ工程、トリメチルアルミの吸着工程、及びトリメチルアルミのパージ工程が含まれる。そして、電子放出膜36及びイオンバリア膜37が所望の厚さ(例えば10Å〜100Å)になるまでこれらの工程を繰り返すことで、電子放出膜36及びイオンバリア膜37が形成される。
電子放出膜36及びイオンバリア膜37の形成の後、所定時間の加熱を行い、有機膜38を入力面4aから除去する。これにより、マイクロチャンネルプレート4が得られる。
以上説明したように、イメージインテンシファイア1では、マイクロチャンネルプレート4の基体31に形成される電子放出膜36とイオンバリア膜37とが、原子層堆積法によって同一の成膜工程で一体的に形成されている。この構造では、電子放出膜36とイオンバリア膜37とが連続且つ強固な膜となるため、従来の構造と比較してイオンバリア膜37を薄く形成できる。また、イオンバリア膜37を有機膜38の裏側(チャンネル32の開口部32a側)に形成するので、有機膜38の除去の際に有機膜38を露出させておくことが可能となる。これにより、有機膜38がマイクロチャンネルプレート4の入力面4aに残留してしまうことが抑制され、残留有機膜がガス源となることによるイオンバリア膜37の性能低下を抑えることができる。したがって、マイクロチャンネルプレート4からのイオンフィードバックが抑制され、イメージインテンシファイア1のライフ特性を十分に向上できる。
また、マイクロチャンネルプレート4では、電子放出膜36及びイオンバリア膜37が金属酸化物を含んで形成されている。金属酸化物は化学的な安定性に優れるので、金属酸化物を用いることにより、電子放出膜36及びイオンバリア膜37の経時変化を抑えられる。
また、チャンネル32における入力面4a側の端部及び出力面4b側の端部には、電子放出膜36よりも内側に入力電極34及び出力電極35がそれぞれ形成されている。このように、入力電極34及び出力電極35が電子放出膜36よりも内側に形成されることで、チャンネル32内で電子放出膜36が露出する領域を十分に確保できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、種々の変形が可能である。図7は、変形例に係るマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。同図に示すマイクロチャンネルプレート41は、入力面4aを覆うようにイオンバリア膜37上に金属膜39が設けられている点で上記実施形態と異なっている。金属膜39は、例えばAlの蒸着によって形成され、金属膜39の厚さは例えば40Å〜120Å程度となっている。
このような構成を有するマイクロチャンネルプレート41を製造する場合、まず、抵抗膜33、入力電極34、及び出力電極35を基体31にそれぞれ形成する。次に、図8に示すように、入力面4aを覆うようにニトロセルロース膜等の有機膜38を形成し、次いで、有機膜38の表面を覆うように金属膜39を形成する。金属膜39の形成の後、所定時間の過熱を行い、有機膜38を入力面4aから除去する。
有機膜38の除去の後、図9に示すように、原子法堆積法を用いて電子放出膜36及びイオンバリア膜37を同一の工程にて形成する。この工程では、図6に示した場合と同様に、電子放出膜36及びイオンバリア膜37の形成材料となる金属酸化物を含むガスを出力面4b側からチャンネル32内に流入させる。これにより、チャンネル32の内壁面に電子放出膜36が形成されると同時に、金属膜39の裏面側に重なるようにチャンネル32の入力面4a側の開口部32aを覆うようにイオンバリア膜37が形成される。以上により、イオンバリア膜37上に金属膜39が位置することとなる。
このような形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。また、イオンバリア膜上の金属膜39によって電子の供給が可能となり、イオンバリア膜37の帯電を防止できる。さらに、イオンバリア膜37上の金属膜39がチャンネルIN側の電極(入力電極)を兼ねることができるので、図9における入力電極34の形成を省略することも可能となる。なお、金属膜39の形成方法は、上記方法に限られるものではない。例えば、電子放出膜36及びイオンバリア膜37を形成し、有機膜38を除去した後に、蒸着によってイオンバリア膜上に金属膜39を堆積させてもよい。
また、図10は、本発明の別の変形例に係るマイクロチャンネルプレートの膜構成を示す断面図である。同図に示すマイクロチャンネルプレート42は、基体31がSi等の半導体材料によって形成されている点で、基体31が絶縁性材料で形成されている上記実施形態と異なっている。この形態では、チャンネル32の内壁面に抵抗膜33を設ける必要はなく、入力電極34、出力電極35、及び電子放出膜36がチャンネル32の内壁面に直接形成されている。このような形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。また、抵抗膜33の製造工程を省けるため、製品コストを削減することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、電子放出膜36とイオンバリア膜37とを同一の成膜工程によって一体的に形成する場合について説明したが、更に抵抗膜33も同一の成膜工程によって一体的に形成してもよい。この場合、図11に示すように、例えば原子層堆積法を用いて抵抗膜33をAlとZnOとの複数積層膜で所定の厚さまで堆積した後、引き続きAlのみを更に所定の厚さで堆積して電子放出膜36及びイオンバリア膜37を形成する。このように作製されたマイクロチャンネルプレート52では、抵抗膜33によって電子を供給することが可能となり、イオンバリア膜37の帯電を防止できる。なお、二次電子透過性を考慮すると、抵抗膜33、電子放出膜36、及びイオンバリア膜37の総膜厚は400Å以下にすることが好ましい。
さらに、上記実施形態では、出力電極35を予め基体31に形成した後に電子放出膜36及びイオンバリア膜37を形成しているが、出力電極35の形成を、抵抗膜33、電子放出膜36、及びイオンバリア膜37を形成した後に行ってもよい。この場合、図12に示すマイクロチャンネルプレート62のように、チャンネル32における出力面4b側の端部で電子放出膜36上に出力電極35が形成される。この場合、電子放出膜36からの二次電子の放出角が制限されるため、イメージインテンシファイア1の分解能を向上できる。
続いて、本発明の効果確認試験について説明する。
この効果確認試験は、チャンネルに対して電子抵抗膜及びイオンバリア膜を同一の工程で一体的に設けたマイクロチャンネルプレートを搭載したイメージインテンシファイアのサンプル(実施例)と、イオンバリア膜を設けないマイクロチャンネルプレートを搭載したイメージインテンシファイアのサンプル(比較例)とをそれぞれ複数用意し、光を入射させたときの出力の相対的な変化をシリコンモニタの電流値で測定したものである。
試験の光源には、色温度が2856Kの光源を用いた。そして、図13に示すように、照度5400μlxで5秒間、照度540μlxで5分間、照度54lxで3秒間、照度540μlxで5分52秒間、電源オフ状態で1分間、の計12分を1サイクルとし、時間0の時点の出力を1として相対出力を測定した。
図14は、その試験結果を示す図である。同図に示すように、比較例に係る5つのサンプルA〜Eでは、時間の経過と共に相対出力が減少し、サンプルAでは、50時間経過前に相対出力が0.5程度に減少し、サンプルCでは、50時間経過後に相対出力が0.6程度となっている。また、サンプルB,D,Eでは、100時間経過後の相対出力が0.6以下となっている。これに対し、実施例に係る3つのサンプルF〜Hでは、測定の開始後に僅かに相対出力が上昇し、その後、150時間経過後も相対出力が0.6以上の値で維持されている。したがって、本発明の構成がライフ特性の向上に寄与していることが確認できた。
1…イメージインテンシファイア、3…光電面(光電陰極)、4,41,42,52,62…マイクロチャンネルプレート、4a…入力面、4b…出力面、5…蛍光面(電子入射面)、31…基体、32…チャンネル、32a…開口部、33…抵抗膜、34…入力電極、35…出力電極、36…電子放出膜、37…イオンバリア膜、38…有機膜、39…金属膜。

Claims (15)

  1. 表面及び裏面を有する基体と、
    前記基体の表面から裏面にかけて貫通する複数のチャンネルと、
    前記チャンネルの内壁面に形成された電子放出膜と、
    前記チャンネルにおける前記基体の表面側の開口部を覆うように形成されたイオンバリア膜と、を備え、
    前記電子放出膜と前記イオンバリア膜とが一体的に連続した膜となっていることを特徴とするマイクロチャンネルプレート。
  2. 前記電子放出膜及び前記イオンバリア膜は、金属酸化物を含ことを特徴とする請求項1記載のマイクロチャンネルプレート。
  3. 前記イオンバリア膜上には、前記基体の表面を覆金属膜が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のマイクロチャンネルプレート。
  4. 前記チャンネルの内壁面には、前記電子放出膜よりも内側に抵抗膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載のマイクロチャンネルプレート。
  5. 前記抵抗膜は、前記電子放出膜及び前記イオンバリア膜と一体的に連続した膜となっていることを特徴とする請求項記載のマイクロチャンネルプレート。
  6. 前記チャンネルにおける前記基体の表面側の端部には、入力電極が設けられ、前記チャンネルにおける前記基体の裏面側の端部には、出力電極が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載のマイクロチャンネルプレート。
  7. 前記出力電極は、前記チャンネルの内壁面側から見て前記電子放出膜よりも内側に設けられていることを特徴とする請求項6記載のマイクロチャンネルプレート。
  8. 前記出力電極は、前記チャンネルの内壁面側から見て前記電子放出膜よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項記載のマイクロチャンネルプレート。
  9. 表面から裏面にかけて貫通する複数のチャンネルが形成された基体を準備する基体準備工程と、
    前記基体の表面を覆うように有機膜を形成する有機膜形成工程と、
    原子層堆積法を用いることにより、前記チャンネルの内壁面に電子放出膜を形成すると同時に、前記有機膜に重なるように前記チャンネルにおける前記基体の表面側の開口部を覆うイオンバリア膜を前記電子放出膜と一体的に形成する機能膜形成工程と、
    前記電子放出膜及び前記イオンバリア膜の形成の後、前記有機膜を前記基体の表面から除去する有機膜除去工程と、を備えたことを特徴とするマイクロチャンネルプレートの製造方法。
  10. 前記有機膜除去工程の後、前記イオンバリア膜における前記基体と反対側の面を覆うように金属膜を形成する金属膜形成工程を更に備えたことを特徴とする請求項9記載のマイクロチャンネルプレートの製造方法。
  11. 表面から裏面にかけて貫通する複数のチャンネルが形成された基体を準備する基体準備工程と、
    前記基体の表面を覆うように有機膜を形成する有機膜形成工程と、
    前記有機膜における前記基体と反対側の面を覆うように金属膜を形成する金属膜形成工程と、
    前記金属膜の形成後に、前記有機膜を前記基体の表面から除去する有機膜除去工程と、
    前記有機膜除去工程の後に、原子層堆積法を用いることにより、前記チャンネルの内壁面に電子放出膜を形成すると同時に、前記金属膜に重なるように前記チャンネルにおける前記基体の表面側の開口部を覆うイオンバリア膜を前記電子放出膜と一体的に形成する機能膜形成工程と、を備えたことを特徴とするマイクロチャンネルプレートの製造方法。
  12. 前記有機膜形成工程に先立ち、前記チャンネルの内壁面に抵抗膜を形成する抵抗膜形成工程を更に備えたことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項記載のマイクロチャンネルプレートの製造方法。
  13. 前記機能膜形成工程において、前記チャンネルの内壁面と電子放出膜との間に、前記電子放出膜及び前記イオンバリア膜と一体的に抵抗膜を形成することを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項記載のマイクロチャンネルプレートの製造方法。
  14. 前記機能膜形成工程の後、前記チャンネルにおける前記基体の裏面側の端部に出力電極を形成する出力電極形成工程を更に備えたことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項記載のマイクロチャンネルプレートの製造方法。
  15. 入射光を光電子に変換する光電陰極と、
    前記光電陰極から放出された光電子を増倍する請求項1〜8のいずれか一項記載のマイクロチャンネルプレートと、
    前記マイクロチャンネルプレートによって増倍された電子を受ける電子入射面と、を備えたことを特徴とするイメージインテンシファイア。
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